WO2017037776A1 - 端末とネットワークノードと通信制御方法並びにプログラム - Google Patents

端末とネットワークノードと通信制御方法並びにプログラム Download PDF

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Definitions

  • the mobility management / session management protocol processing unit 1031 of the terminal 10 is not a part of an attach procedure (Attach (Procedure), for example, as a session management procedure, for example, a PDN connectivity request (PDN connectivity request) message (standalone Type) may be used to transmit information indicating whether the terminal 10 may be guided to the MEC service.
  • Attach procedure Attach (Procedure)
  • PDN connectivity request PDN connectivity request
  • standalone Type standalone Type
  • provision of MEC service can be selected on the terminal side.
  • a decrease in customer satisfaction can be avoided or reduced by providing the MEC service to a terminal that can continuously receive the MEC service.

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Abstract

本発明は、端末側でMECサービスの提供を受けるか否かを選択可能とする。端末はMECサービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報の入力を受け付けるユーザインタフェースと、ネットワークノードでMECサービスを提供することの判断に用いる情報をネットワークに通知する通知部を有する。

Description

端末とネットワークノードと通信制御方法並びにプログラム
 本発明は、端末とネットワークノードと通信制御方法並びにプログラムに関する。
 LTE(Long Term Evolution)基地局などのモバイル通信の基地局やアクセスポイントの近傍に、サーバを配置するモバイルエッジコンピューティング(Mobile Edge Computing:MEC)が提唱されている。例えばMECサーバをユーザに近接配置することで、通信遅延(レイテンシ)を削減し、バックホールの帯域を削減するなどのメリットが高いとして、様々なユースケースも提案されている(例えば非特許文献1)。非特許文献1には、例えば、カメラで撮影したビデオストリームをMECサーバでトランスコードし該MECサーバから低い帯域にてコア網に転送するというシステムや、コア網にキャッシュを備え、インターネット等のコンテンツ源からのパケットをコア網で一旦キャッシュし、該コア網から低い帯域のバックホール転送にてパケットをLTE基地局のMECサーバに送信してMECサーバのローカルキャッシュに格納し、端末に転送するシステムが提示されている。
 非特許文献2には、インターネットへのアクセスの経路を切り替え、オフロードする技術が記載されている。
 特許文献1には、会員端末は、共通サーバ装置からのホームページを受信して、LCD(Liquid Crystal Display)に表示し、表示されたホームページに含まれるサービス選択用アイコンから、この会員端末の使用者が目的とする情報提供サービスに対応するサービス選択用アイコンの選択入力を受付けて、選択された情報提供サービスの実行を共通サーバ装置に要求する。これによって、会員端末の使用者は、共通サーバ装置から目的とする情報提供サービスを受けることができるようにされている構成が開示されている。
特開平11-68823号公報
"Mobile Edge Computing - Introductory Technical White Paper"(インターネット[2015年7月1日検索]<URL:http://portal.etsi.org/Portals/0/TBpages/MEC/Docs/Mobile-edge_Computing_-_Introductory_Technical_White_Paper_V1%2018-09-14.pdf> インターネット白書2011、財団法人インターネット協会(監修)、インプレスジャパン 2011年7月29日刊、134ページ
 MECサービスにおいて、端末が移動するなどにより、サービスの継続性を確保できないことが課題となっている。例えば、基地局においてMECサービスが提供されており、端末が移動で基地局間をハンドオーバした際に、サービスの継続性が確保できない状況が発生し得る。このような状況で、端末にMECサービスを提供すると、サービスが途切れる、品質(例えばQoE(Quality of Experience))が下がる等の問題が発生し、顧客満足度を著しく低下させる可能性がある。
 サービスの継続性が高い場合に絞って、端末に対してMECサービスを提供することで、顧客満足の著しい低下を低減できる可能性がある(本願発明者等による知見)。
 本発明は、上記課題に鑑みて創案されたものであって、その主たる目的は、MECサービスの提供を受けるか否かを選択可能とした端末、該端末からの情報に応じてMECサービスの提供を制御するネットワークノードと通信制御方法、並びにプログラムを提供することにある。
 本発明の1つの側面によれば、MECサービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報の入力を受け付けるユーザインタフェースと、ネットワークノードでMECサービスを提供することの判断に用いる情報をネットワークに通知する通知部と、を有する端末が提供される。
 本発明の他の側面によれば、MECサービスを提供することの判断に用いる情報を端末から受信する受信部と、前記受信した情報から、MECサービスを提供する端末を判断する判断部と、前記MECサービスを提供する端末のコネクションを、MECサーバとの間で設定するコネクション設定部と、を有するネットワークノードが提供される。
 本発明のさらに別の側面によれば、端末と、ネットワークノードと、を備えたネットワークシステムにおける前記端末の通信制御方法であって、MECサービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報の入力を受け付け、ネットワークノードでMECサービスを提供することの判断に用いる情報を前記ネットワークに通知する、端末の通信制御方法が提供される。
 本発明のさらに別の側面によれば、端末と、ネットワークノードと、を備えたネットワークシステムにおける前記ネットワークノードの通信制御方法であって、MECサービスを提供することの判断に用いる情報を前記端末から受信し、前記受信した情報から、MECサービスを提供する端末を判断し、前記MECサービスを提供する端末のコネクションを、MECサーバとの間で設定するネットワークノードの通信制御方法が提供される。
 本発明のさらに別の側面によれば、端末を構成するコンピュータに、
 MECサービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報の入力を受け付ける処理と、
 ネットワークノードでMECサービスを提供することの判断に用いる情報をネットワークに通知する処理と、を実行させるプログラムが提供される。
 本発明のさらに別の側面によれば、ネットワークノードを構成するコンピュータに、
 MECサービスを提供することの判断に用いる情報を端末から受信する処理と、
 前記受信した情報から、MECサービスを提供する端末を判断する処理と、
 前記MECサービスを提供する端末のコネクションを、MECサーバとの間で設定する処理と、を実行させるプログラムが提供される。
 本発明によれば、前記プログラムを記録したコンピュータ読み出し可能な記録媒体(半導体メモリや、磁気記録媒体、CD(Compact Disk)-ROM(Read Only Memory)等のストレージ)が提供される。
 本発明によれば、端末側でMECサービスの提供を受けるか否かを選択可能としている。
本発明の例示的な一実施形態のシステムの一例を模式的に説明する図である。 本発明の例示的な一実施形態の端末の構成を説明する図である。 (A)乃至(D)は本発明の例示的な一実施形態の端末の表示画面の例を説明する図である。 (A)乃至(D)は本発明の例示的な一実施形態の端末の表示画面の例を説明する図である。 (A)本発明の例示的な一実施形態の端末の構成の一例を模式的に例示する図である。(B)はメモリに記憶される情報の一例を模式的に示す図である。 (A)、(B)は端末の通知部を例示する図である。(C)は、(B)の端末の動作を説明する図である。 本発明の例示的な一実施形態の基地局の構成の一例を模式的に例示する図である。 本発明の例示的な一実施形態の一例を模式的に例示する図である。 本発明の例示的な一実施形態の別の例を模式的に例示する図である。 本発明の例示的な一実施形態の別の例を模式的に例示する図である。 本発明の例示的な一実施形態のさらに別の例を模式的に例示する図である。 本発明の例示的な一実施形態のメッセージの一例を示す図である。 本発明の例示的な一実施形態のメッセージの別の例を示す図である。 本発明の例示的な一実施形態のメッセージのさらに別の例を示す図である。
 本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。本発明のいくつかの形態の一つによれば、端末側で、MECの利用の有無を設定可能としている。そして、MEC誘導可の端末を選択的にMECサービスへ誘導する構成としてもよい。以下に示される複数の実施形態は、LTE及びSAE(System Architecture Evolution)を収容するEvolved Packet System(EPS)を主な対象として説明される。しかしながら、これらの実施形態は、EPSに限定されるものではなく、他のモバイル通信ネットワーク又はシステム、例えば3GPP(3rd Generation Partnership Project) UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)、3GPP2 CDMA2000システム(1xRTT(Single-Carrier Radio Transmission Technology), HRPD (High Rate Packet Data))、global system for mobile communications(GSM(登録商標))/ General packet radio service(GPRS)システム、及びWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)システム等に適用されてもよい。
<システム構成>
 図1は、例示的な一実施形態のシステム構成の一例を模式的に示す図である。図1を参照すると、LTE対応の端末(User Equipment:UE)10は、LTEの基地局(evolved NodeB:eNodeB)20A、S―GW(Serving Cateway)23、P-GW(PDN(Packet Data Network) Gateway)24を介してパケットデータ網(PDN)30に接続する。端末10が、3G(3rd Generation)対応の場合、UTRAN(Universal Terrestrial Radio Access Network)の基地局(NodeB)/無線ネットワーク制御局(Radio Network Controller: RNC)20Bを介して、SGSN(Serving GPRS(General Packet Radio System) Support Node)22に接続し、SGSN22から、S―GW23、P-GW24を介して、パケットデータ網(PDN)30に接続する。図1において、MME(Mobility Management Entity)21は、加入者プロファイルを保持するHSS(Home Subscriber Server)25と連携してユーザの認証(authentication)や、端末10の移動管理(Mobility Management)やNAS(Non-Access Stratum)シグナリング等のセッション管理(Session Management)や、EPS(Evolved Packet System)ベアラ管理等を行う。S―GW23は基地局との間でユーザデータの送受信を行い、P―GW24との間の通信経路の設定・解放を行う。P―GW24はIMS(IP(Internet Protocol) Multimedia Subsystem)やインターネット等のパケットデータ網(PDN)30と接続する。またP-GW24は端末10に対するIP(Internet Protocol)アドレス(プライベートIPアドレス)の割当て等を行う。PCRF(Policy and Charging Rules Function)26はQoS(Quality of Service)等のポリシ制御や課金制御ルールを決定する。P―GW24及びS―GW23はPCRF26からの通知情報に基づき例えばパケット単位にポリシ制御を行う。なお、図1において、各ノード間の線の符号S1、S4、S5等はインタフェースを表している。各ノード間を結ぶ破線はコントロールプレーン(Control-Plane: C-Plane)、実線はユーザプレーン(User-Plane:U-Plane)の信号(データ)を表している。図1では、MECサーバとして、eNodeB20Aと、RNC/NodeB20Bにそれぞれ接続された二つのサーバ29A、29Bが図示されているが、いずれか一方に接続するようにしてもよいし、他のネットワークノードに接続してもよいことは勿論である。27AはLTE無線アクセス収容網、27Bは3G無線アクセス収容網、28はEPCのLTE無線アクセス収容網27Aと3G無線アクセス収容網27Bに共通のコア網である。
 本発明のいくつかの形態の一つによれば、端末10は、MECサービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報の入力を受け付け、ネットワークノードでMECサービスを提供することの判断に用いる情報をネットワークに通知するようにしてもよい。
 本発明のいくつかの形態の一つによれば、ネットワークノード(例えば基地局あるいはMME等のノード)は、MECサービスを提供することの判断に用いる情報を端末10から受信し、前記受信した情報から、MECサービスを提供する端末を判断し、前記MECサービスを提供する端末のコネクションを、MECサーバとの間で設定するようにしてもよい。
 本発明のいくつかの形態の一つによれば、端末10と通信接続するMECサーバ29A/29Bはコア網28を介してインターネット等のパケットデータ網30に接続するようにしてもよい。あるいは、MECサーバ29A/29Bはコア網28を介さずにインターネット等のパケットデータ網30に接続するようにしてもよい。
 さらに、MECサービスはパケットデータ網(PDN)に誘導されないものであってもよい。例えば、MECサーバ29A/29Bは、基地局に接続するキャリアのプライベートネットワーク内に配置されていても良い。この場合、端末―MECサーバ間の通信となり、コア網においてPDNへの接続のためのベアラ設定等は不要となる場合もある。例として、MECサーバ29A/29Bは、保持するコンテンツ等を端末10に配信するコンテンツ配信サービス(Content Delivery Service:CDS)を提供するサーバ(エッジサーバ)として機能するようにしてもよい。なお、MECサーバ29A/29Bにおいて、端末10から要求されたコンテンツを保持(キャッシュ)していない場合、インターネット上のオリジンサーバ等から取得した上で、キャッシュから端末10に配信する構成としてもよい。ただし、本発明において、MECサービスは、コンテンツ配信サービスに制限されるものでないことは勿論である。例えば、Augmented Reality(AR)サービスのためのサーバであっても良いし、ユーザの位置情報に応じて広告を提供するサービスのためのサーバであっても良いし、映像解析を行うサービスのためのサーバであっても良く、様々なサービスを提供するためのサーバとすることができる。
 以下では、まず、例示的な実施形態の端末について説明し、つづいてネットワークノード(例えば基地局)について説明する。
<端末の構成>
 図2は、例示的な実施形態の端末10の構成の一例を模式的に例示する図である。図2を参照すると、端末10は、不図示の基地局との間で情報を無線伝送するためのアンテナ101と、LTE又は3G対応の通信モジュール102と、MECサービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報の入力を受け付けるユーザインタフェース(ユーザIF)104と、ネットワークノードでMECサービスを提供することの判断に用いる情報をネットワークに通知する通知部103と、各種情報を記憶するメモリ105、とを備えている。通信モジュール102は、送信中間周波信号を周波数変換し電力増幅してアンテナ101から送信し、アンテナ101で受信した信号を増幅し中間周波信号への周波数変換を行うRF(Radio Frequency)送受信部(不図示)と、中間周波信号の変調・復調を行うベースバンド部(不図示)と、通信制御を行う通信コンローラ(不図示)等を含むようにしてもよい。なお、通信モジュール102はLTEと3Gのいずれかに切り替え設定自在な構成としてもよい。ネットワークノードが、基地局の場合、通知部103は、通信モジュール102から、MECサービスを提供することの判断に用いる情報を該基地局に送信する。
 なお、メモリ105は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等のROM(Read-Only Memory)等の半導体ストレージやHDD(Hard Disk Drive)等を備えた構成としてもよい。特に制限されないが、通知部103とユーザIF104の各処理の少なくとも一部をCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ106で実行されるプログラムで実現するようにしてもよい。この場合、特に制限されないが、該プログラムをメモリ105に記憶しておき、プロセッサ106で該プログラムを読み込み実行するようにしてもよい。
<ユーザIF>
 次に図3を参照して、図2のユーザIF104について、該ユーザIF104が出力するいくつかの表示画面を例に説明する(ただし、以下に制限されない)。
 図3(A)は、端末10の表示画面11にポップアップ111が表示された様子を例示した図である。ポップアップ(「ポップアップ画面」、「ポップアップウインドウ」ともいう)は、ウェブブラウザ等の画面上で最前面に別のウインドウ等を自動的に表示させること、及び表示された画面をいい、例えば、利用者にメッセージを伝えたり、特定の操作を促したりするために用いられる。なお、表示形態は、ポップアップ画面に制限されるものでないことは勿論である。
 図3(B)は、図3(A)のポップアップ111を例示した図である。図3(B)に示すように、ポップアップ111には、「MECを利用しますか?」のメッセージ112A等が表示されるようにしてもよい。端末10のユーザは、MECを利用する場合、「はい」のボタン113、MECを利用しない場合、「いいえ」のボタン114を選ぶ(タップする)。なお、この画面に配設されるボタンは、「はい」、「いいえ」に制限されるものでなく、例えば「キャンセル」ボタンを備えてもよい。
 特に制限されるものではないが、端末10の表示画面11にポップアップ111が出力されるタイミングとしては、例えば以下が挙げられる。端末10において、
・MECサービスの対象のアプリケーション(MECサーバから提供されるサービスを利用するアプリケーション)が立ち上がるとき。
・端末10の電源オン時。
・端末10が新たなセルに在圏した場合。
・端末10がトラッキングエリア(Tracking Area:TA)を移動した場合(UTRANでは、ルーティングエリア(Routing Area:RA)やロケーションエリア(Location Area : LA)を移動した場合)。
・端末10がトラッキングエリアリスト(Tracking Area List:TAL)外に移動して、TAU要求(Tracking Area Update Request)を上げるとき(UTRANではRAU要求やLAU要求)。
・PDN(Packet Data Network)コネクションの確立や、EPS(Evolved Packet System)ベアラが確立された時。
 なお、PDNコネクションは、端末10からP-GW24に至る論理的な通信路である。また、EPSベアラは、端末10毎に、P―GW24と端末10との間で確立され、IP(Internet Protocol)パケットを転送する論理パスをいう。
 特に制限されるものでないが、端末10に表示されるポップアップ111において、端末10の利用シーンの選択肢として、例えば図3(C)に示すように、「家」、「オフィス」、「徒歩」、「自転車」、「車」、「列車」などをメニューバー115に表示し、ユーザがいずれかを選択するようにしてもよい。この場合、自転車、車、列車等は端末10が移動する状況にあることを表している。
 あるいは、図3(D)に示すように、端末10に表示されるポップアップ111に、「移動しますか?」というメッセージ112Bが出力され、ユーザは「はい」のボタン113、又は「いいえ」のボタン114を選ぶようにしてもよい。この場合、ユーザが「はい」のボタン113を選択することは、端末10ではMECサービスの提供を受けないこと(MECサービスを利用しないこと)を選択したことに相当する。
 あるいは、ユーザIF104の別の表示形態として、例えば図4(A)に示すように、ネットワーク等のセットアップに用いられる設定画面(セットアップ画面)116上で、MECサーバを利用する、しない、などの設定項目を備えた構成としてもよい。
 あるいは、図4(B)に示すように、設定画面116において選択したエリア内に限り、MECサービスを利用するなどの設定をするようにしてもよい。なお、設定画面116のエリアボタン118をタップすると、図示されない、エリア選択メニューが画面に表示され、エリア選択メニューでは、都道府県、市町村等を適宜選択するようにしてもよい。
 さらに、図4(C)に示すように、設定画面116において、アクセスポイント名(Access Point Name:APN)の設定欄119を、MECサービス専用に用意しておき、端末10から、そのAPN(インターネットやIMS等に接続するPDN)を設定するようにしてもよい。設定画面で、APN名を設定し、設定を保存する。なお、APNは、パケットデータ網へのアクセスポイントを記述するDNS(Domain Name System)の命名方式である。
 また、図4(D)に示すように、アクセスポイントタイプ(Access Point Type)120を、MECサービス識別用に用意し、そのアクセスポイントタイプを設定するようにしてもよい。アクセスポイントタイプ(APN種別)は、APNに対して行う通信のタイプである。例えば、デフォルト設定、supl(secure user plane location)、agps(assisted gps(global positioning system))、mms(multi-media message)等がある。 
 次に、図5(A)を参照して、図2の端末10のユーザIF104の構成例について説明する。図5(A)を参照すると、端末10は、タッチパネル1041と、タッチパネル1041への入出力を制御する入出力部1042と、MECサービスを利用するアプリケーションであって入出力部1042を介して、例えば図3(B)乃至図3(D)に例示した画面を表示するアプリケーション1043と、図4(A)乃至図4(D)に例示した設定画面を表示し端末10でのネットワークの設定(セットアップ)等を行うセットアップ部1044と、アプリケーション1043と、セットアップ部1044の起動等を制御し、タッチパネル1041からの入力情報をメモリ105に記憶する制御を行う制御部107を備えている。図5(A)において、タッチパネル1041、入出力部1042、アプリケーション1043、セットアップ部1044は、図2のユーザIF104を構成している。
 制御部107は、端末10の電源オン時や、通信モジュール102で送受信した信号に基づき、端末10が新たなセルに在圏した場合、あるいは、端末10がトラッキングエリア(Tracking Area:TA)を移動した場合(UTRANでは、ルーティングエリア(Routing Area:RA)を移動した場合)、あるいは、端末10がトラッキングエリア更新要求(TAU(Tracking Area Update)Request)を送信するとき、あるいは、PDNコネクションの確立や、EPSベアラが確立されたときのいずれかの場合、アプリケーション1043を介して、あるいは、直接、図3(A)乃至図3(D)を参照して説明したポップアップ画面111を出力するように、入出力部1042を制御するようにしてもよい。また制御部107は、端末10の通信モジュール102からトラッキングエリア更新要求(TAU(Tracking Area Update)Request)あるいはアタッチ要求(Attach Request)等のNASメッセージを送信するときに、通知部103に対して、MECサービスを提供することの判断に用いる情報を、当該NASメッセージに挿入して通知する、ことを指示する構成としてもよい。あるいは、制御部107は、ネットワーク側からMECサービス提供可である旨の通知を受信した場合、アプリケーション1043を介して、あるいは、直接、図3(A)乃至図3(D)を参照して説明したポップアップ画面111を出力するように、入出力部1042を制御するようにしてもよい。
 図5(B)は、例えば図4(A)に例示した設定画面で設定されたMECサービスの利用の有無(フラグ情報)を記憶するメモリ105のデータフォーマットを例示した図である。メモリ105には、サービス種別と、設定情報とを関連付けて記憶する。
<端末:通知部>
 次に、端末10における通知部103(図2)について説明する。通知部103は、MECサービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報の入力を受け、MECサービスを提供することの判断に用いる情報をネットワークノード(例えば基地局)に通知する。より詳しくは、通知部103は、図5(A)のアプリケーション1043を介して入力したMECサービスに関する利用の有無の情報、又は、メモリ105に記憶されたMECサービスに関する利用の有無の情報(図5(B))を、制御部107を介して受け取り、所定のNASメッセージ等に該情報を含め、通信モジュール102、アンテナ101を介して、ネットワーク(基地局)に送信する。
 図6(A)は、図2の通知部103を、モビリティ管理(Mobility Management)/セッション管理(Session Management)プロトコル処理部1031で構成した例を示す図である。モビリティ管理とセッション管理はNAS(Non-Access Stratum)の二つの主たる機能である。NASレイヤでのメッセージは、端末とMME(SGSN)間で透過的に送受信される制御メッセージである。端末10からMME21(SGSN22)に送られるNASメッセージは、アタッチ要求、デタッチ要求、セッション(ベアラ)要求、及び位置更新要求などの要求メッセージを含む。EPS(Evolved Packet System)の場合、端末(UE)からのNAS要求メッセージは、例えば、
・アタッチ要求(Attach Request)、
・サービス要求(Service Request)、
・PDN接続性要求(PDN connectivity request)、
・ベアラリソース割り当て要求(Bearer Resource Allocation Request)、
・ベアラリソース修正要求(Bearer Resource Modification Request)、
・トラッキングエリア更新要求(TAU (Tracking Area Update) Request)、及び、
・ルーティングエリア更新要求(RAU (Routing Area Update) Request)
などのうち少なくとも1つを含む。
 一方、MME21(SGSN22)から端末10に送信されるNASメッセージは、これらのNAS要求メッセージに対する受諾(ACCEPT)メッセージ、拒絶(REJECT)メッセージを含む。E-UTRAN端末とネットワーク間のモビリティ管理はMMEのC-PlaneのNASレイヤのプロトコルで制御される。E-URANの端末とMME間のモビリティ管理の共通の手続きは、GUTI(Global Unique Temporary Identity:MMEが端末(UE)に割り当てる一時的な端末識別子)の割り当て、認証、セキュリティモード制御、端末(UE)識別等を含み、アタッチ、デタッチ、位置登録エリア更新(TAU)を含むほか、EMM(EPS Mobility Management)接続管理として、サービス要求、ページング、NASメッセージ転送等を含む。
 本実施形態では、端末10のモビリティ管理/セッション管理プロトコル処理部1031が、図3(B)乃至図3(D)に示した画面から、ユーザIF104に入力された情報を、トラッキングエリア更新要求(TAU Request)に載せるようにしてもよい。端末10が新たなトラッキングエリア(TA)に移動し、新たなトラッキングエリア(TA)が、端末に設定されたトラッキングエリアリスト(TA-List)に含まれない場合、端末は、基地局に、トラッキングエリア更新要求(TAU Request)メッセージを送信することで、TAU手順が開示される。ただし、端末が新しいトラッキングエリアに入ったとき、該トラッキングエリアが、端末に設定されているトラッキングエリアリスト(TA-List)に含まれている場合には、トラッキングエリア更新要求(TAU Request)を送信しないようにしてもよい。
 本実施形態によれば、トラッキングエリア更新要求(TAU Request)に、MECサービスの利用情報を送るためのフィールドを新たに設けるようにしてもよい。なお、TAU Requestメッセージには、UE Core Network Capability, MS Network Capability, old GUTI(Global Unique Temporary Identity), Old GUTI type, last visited TAI(Tracking Area Identity), active flag, EPS bearer status, P-TMSI(Packet-Temporary Mobile Subscriber Identity) Signature, additional GUTI, eKSI(Key Set Identifier in E-UTRAN), NAS sequence number, NAS-MAC(Message Authentication Code), KSI, Voice domain preference and UE's usage setting等の情報アイテム(Information Item :IE)が含まれる。
 端末10のモビリティ管理/セッション管理プロトコル処理部1031では、図3(B)乃至図3(D)に示した画面からユーザIF104に入力された情報は、MECサービスに誘導して良いか否かのみを示す1ビットを、トラッキングエリア更新(TAU)要求メッセージに設けるようにしてもよいし、例えば図3(C)に示したように、利用シーンを表すビット(利用シーンが8個の場合、3ビット)であっても良い。また、端末10内の例えば制御部107において、利用シーンの一部(例えば、移動が予想される徒歩、自転車、車、列車)についてMECサービスに誘導しないことを示すビットに、その他の利用シーンを、MECサービスに誘導して良いことを示すビットに変換して、メッセージに設定するようにしても良い。
 本実施形態において、モビリティ管理/セッション管理プロトコル処理部1031は、MECサービスの利用情報を送るために、TAU要求に代えて、アタッチ要求(Attach Request)メッセージを用いて、端末10をMECサービスに誘導して良いか否を示す情報を送信するようにしてもよい。アタッチ要求でMECサービスの利用の有無の情報を送信する場合は、端末10での設定画面(図4参照)で設定することが好適である。
 さらに、本実施形態において、モビリティ管理/セッション管理プロトコル処理部1031は、MECサービスの利用情報を送るために、サービス要求(Service Request)を用いてもよい。サービス要求(Service Request)は、端末10をネットワークに接続するEMM(EPS Mobility Management)接続管理手順であり、端末10側から開始されるか、又はネットワーク側からページングを端末10に送信することで開始され、NASシグナリング接続確立をスタートさせる。
 あるいは、本実施形態において、モビリティ管理/セッション管理プロトコル処理部1031が、NASメッセージに、端末10をMECサービスに誘導して良いか否を示すMECサービスの利用情報を載せるようにしてもよい。例えば、セッション管理プロトコルの処理の機能を変えなくとも、上記のアクセスポイント名(APN)やアクセスポイントタイプ(APN Type)の情報をセッション管理プロトコルのNASメッセージに載せることができる。
 本実施形態において、端末10のモビリティ管理/セッション管理プロトコル処理部1031は、セッション管理手順として、例えばアタッチ手順(Attach Procedure)の一部ではなく、例えばPDN接続性要求(PDN connectivity request)メッセージ(スタンドアロン型)を用いて、端末10をMECサービスに誘導して良いか否を示す情報を送信するようにしてもよい。
 端末10からのNASメッセージとしてMMEに送信されるPDN接続性要求(PDN connectivity request)には、APNやPDNアドレス等が含まれる。このAPNが、図3(C)のAPNと一致している場合、端末10のモビリティ管理/セッション管理プロトコル処理部1031は、MECサービスに誘導して良いか否を示す情報を送信するようにしてもよい。また端末10のモビリティ管理/セッション管理プロトコル処理部1031は、セッション管理手順として、ベアラリソース割り当て要求メッセージ等を用いて、端末10をMECサービスに誘導して良いか否を示す情報を送信するようにしてもよい。
 EPSでは、端末とPDN間のIP接続性を定義するために、PDNコネクションと、EPSベアラが導入されている。PDNコネクションは、PDNコネクション確立時に作成されるデフォルトEPSベアラのほか、特定のQoS(Quality of Service)等の扱いが必要な場合、専用EPSベアラが確立される。
 あるいは、図6(B)に示すように、NASメッセージ等による通信プロトコルではなく、例えば、端末10において、PDNコネクション確立後、アプリケーション1032で、一旦、パケットデータ網(PDN)のサーバ宛てに、端末10をMECサービスに誘導して良いか否を示す情報を送信し、当該サーバが、基地局に、何らかの手段で、端末10をMECサービスに誘導して良いか否を示す情報を通知するようにしてもよい。
 この場合、例えば図6(C)に示すように、端末10から、基地局20A、コア網28のS-GW23、P-GW24を介して、PDN30のサーバ31に対して、端末10をMECサービスに誘導して良いか否を示す情報(ユーザプレーン・データ)が送信される。サーバ31は、該情報を受信すると、基地局20Aに対して、端末10をMECサービスに誘導して良いか否を示す情報を通知するための制御データを送信する。その際、該サーバ31は、P-GW24等に対して該制御データを送信し、P-GW24から、S-GW23を介して、基地局(eNodeB)20Aに通知するようにしてもよい。
<ネットワークノード:基地局>
 図7は、ネットワークノードとしての基地局を説明する図である。図7を参照すると、基地局20は、アンテナ201、無線部とベースバンド処理部を備えた通信装置202、MEC情報受信部203、判断部204、コネクション設定部205、メモリ206を備え、MME21、S-GW22、MECサーバ29とそれぞれ接続するネットワークインタ(NW)フェース207、208、209を備えている。NWインタフェース207は、図1の基地局20AのMME21側のインタフェースである、コントロールプレーン(C-Plane)のS1-MMEに対応している。NWインタフェース208、209は、図1の基地局20AのS-GW23側のインタフェースであるS1-Uに対応している。
 MEC情報受信部203は、通信装置202が端末10から受信したデータから、MECサービスを提供することの判断に用いる情報を取得する。判断部204は、取得した情報から、MECサービスを提供する端末を判断する。コネクション設定部205は、判断部204で、MECサービスを提供する端末と判断した端末10と、MECサーバ29との間の接続を設定する。コネクション設定部205での設定により、MECサーバ29はネットワークインタフェース207を介して通信装置202に接続し、端末10との間でデータを送信又は受信する。基地局20は、MECサーバ29に接続していることの通知(MECサービス提供可である旨の通知)を端末に行うようにしてもよい。なお、図7では、基地局20とMECサーバ29は互いに別のユニットとして例示されているが、基地局20とMECサーバ29は一ユニット(一体)に統合してもよい。
 MEC情報受信部203は、例えば端末10から送信されたNASメッセージの予め定められた所定のビットフィールドを抽出し、MECサービスを提供することの判断に用いる情報を取得する。
 判断部204では、MECサービスを提供することの判断に用いる情報がMECサービスの提供の可否のフラグの場合には、該フラグの値にしたがって、MECサービス提供の有無を判断する。
 端末10から送信された情報が、利用シーンのように、単純な可否情報でない場合は、例えば、「家」、「オフィス」のユーザは、移動しないと判断し、MECサービス提供可と判断する。一方、「徒歩」、「自転車」、「車」、「電車」などの場合には、MECサービス提供否、と判断するようにしてもよい。また、C-RAN(Centralized Radio Access Network)のようになっていたり、あるいは、カバレージが広い基地局の場合は、「徒歩」、「自転車」の場合、MECサービス提供可と判断するようにしてもよい。なお、C-RANは、基地局の無線制御部(Base-Band Unit:BBU)を収容局(Central Office)にまとめ、例えば一つの無線制御部で複数の基地局の動作を制御するネットワーク(RAN)構成である。
 コネクション設定部205は、受信した情報から、MECサービスを利用させると判断した端末10を、ネットワークノード(例えば基地局)の近傍に設置、あるいは、一体化されたMECサーバ29と、端末10との間でコネクションを設定する。
 なお、メモリ206は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等のROM(Read-Only Memory)等の半導体ストレージや、HDD(Hard Disk Drive)、あるいはCD(Compact Disk)-ROM、DVD(Digital Versatile Disk)等を備えた構成としてもよい。特に制限されないが、MEC情報受信部203、判断部204、コネクション設定部205の各処理の少なくとも一部をCPU等のプロセッサ210で実行されるプログラムで実現するようにしてもよい。この場合、特に制限されないが、該プログラムをメモリ206に記憶しておき、プロセッサ210で該プログラムを読み込み実行するようにしてもよい。
 基地局20のMEC情報受信部203を、端末に関して図6(A)を参照して説明したモビリティ管理(Mobility Management)/セッション管理(Session Management)プロトコルの処理を行う構成とし、端末10から送信されるNASメッセージに含まれるMECサービス情報(端末がMECサービス利用可/不可等)を解析して、端末とMECサーバを接続する例のいくつかを以下に説明する。
<トラッキングエリア更新要求の例>
 図8に示すように、端末(UE)から基地局(eNodeB)に送信されたトラッキングエリア更新要求(TAU Request)の予め定められたフィールドを、基地局の例えば、MEC情報受信部203が解析してMECサービスを提供することの判断に用いる情報を取得するようにしてもよい。なお、図8の端末(UE)、基地局(eNodeB)、MECサーバ、MME、S-GW、P-GW、HSSは、図1の10、20A、29A、21、23、24、25にそれぞれ対応している(後述する図9-図11についても同様である)。
 図8では、端末(UE)のトラッキングエリア(TA)の移動により、MMEが新たなMMEになるが、S-GWが変わらない場合に対応している。端末(UE)がトラッキングエリア(TA)を移動する等、TAU手続開始のトリガが発生すると(S101)、端末(UE)は基地局(eNodeB)にTAU Requestを送信する(S102)。基地局(eNodeB)は、TAU Requestを新MMEに送信する(S103)。新MMEは、旧MMEにコンテキスト要求(Context Request)を送信して(S104)、旧MMEから端末(UE)の情報を取得し(S105)、コンテキストアクノリッジ(Context Acknowledge)を旧MMEに送信する(S106)。新MMEは、S-GWにベアラ更新要求(Create Session Request)を行い(S107)、S-GWとP-GW間のベアラを設定し(S108-S109)、S-GWからベアラ更新応答を受信する(S110)。さらに、新MMEはHSSに位置更新を要求し(S111-S114)、端末(UE)に、トラッキングエリア更新要求の受理を示すTAU Acceptを送信する(S115)。
 基地局(eNodeB)では、ステップS102で端末(UE)から送信されたTAU Requestに含まれる情報をメモリ206に記憶しておき、判断部204で、TAU Requestのビットフィールドを解析し、端末(UE)がMECサービス可の場合、端末(UE)とMECサーバとの接続を設定することができる(S116)。なお、基地局(eNodeB)における端末(UE)とMECサーバのコネクション設定処理は、TAU Acceptの送信の後に制限されるものでないことは勿論である。なお、提供するサービスに応じて、MECサーバは、コア網のP-GWを介してパケットデータ網(PDN)に接続するようにしてもよい。
 なお、図8において、ステップS103からS114のステップ(またはその一部)は、MECサービス可の場合は、基地局とMECサーバの間で仮想的に実行することで、S116の処理とするのが好適である。その理由は、MECサービス可の場合、実際のサービスがパケットデータ網(PDN)に誘導されないため、コア網での処理(またはその一部)は不要となるためである。冗長にはなるが、ステップS103からS114のステップ(またはその一部)も実行するが、同等の処理を、基地局とMECサーバの間で仮想的に実行するようにすることも可能である。前者の場合は、ステップS115のTAU Acceptを基地局(eNodeB)が新MMEに代わり、返すようにすることが好適である。
 なお、端末(UE)に対して、MECサービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報は、必ずしも基地局(eNodeB)が解析しなくても良く、例えば、TAU Requestを受け取った新MMEが解析し、基地局に通知するようにしても良い。この場合、この通知は、ステップS115のTAU Acceptに含めて送るようにしても良いし、別のメッセージとして通知しても良い。また、ステップS104からS114のステップ(またはその一部)は、MECサービス可の場合には、基地局とMECサーバの間で仮想的に実行するようにしても良い。その理由は、MECサービス可の場合には、実際のサービスがコア網(パケットデータ網)に誘導されないため、これらの処理(またはその一部)は不要となるためである。
<アタッチ要求の例>
 図9に示すように、端末(UE)から基地局(eNodeB)に送信されたアタッチ要求(Attach Request)メッセージの予め定められたフィールドを、基地局の例えば、MEC情報受信部203が解析して、MECサービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報を取得するようにしてもよい。アタッチ要求(Attach Request)(S203)の前に、端末は、基地局にRRC(Radio Resource Control)接続要求(RRC Connection Request)を送信し(S201)、基地局はRRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)を送信する(S202)ことで、端末と基地局間でRRC接続が行われる。
 端末(UE)は、アタッチ要求(Attach Request)をRRC接続セットアップ完了(RRC Connection Setup Complete)メッセージに含ませて、基地局(eNodeB)に送信する(S203)。
 基地局(eNodeB)は、MMEに送信するイニシャルUEメッセージ(Initial UE Message)にアタッチ要求を埋め込んでMMEに送信する(S204)。なお、イニシャルUEメッセージ(Initial UE Message)には、PDN接続性要求(PDN Connectivity Request)等も含まれる。ステップS204の結果、基地局(eNodeB)とMME間にS1 Signaling Connectionが確立する。その後、認証・セキュリティ手順が行われ(S205)、MMEはHSSへの位置登録要求(S206、S207)、S-GWに対してベアラ設定要求を行い(S208)、S-GWとP-GW間でベアラ設定要求、応答が行われ(S209、S210)、S-GWとP-GW間のS5ベアラが確立され、S-GWは、ベアラ設定応答をMMEに返し(S211)、MMEは、コンテキスト設定要求を基地局(eNodeB)に送信する(S212)。
 基地局(eNodeB)は、アタッチアクセプト(Attach Accept)を、RRC接続再設定(RRC Connection Reconfiguration)メッセージに含めて端末(UE)に送信する(S213)。端末(UE)と基地局(eNodeB)間のデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer: DRB)が確立し(S214)、基地局(eNodeB)はMMEにコンテキスト設定応答を返し(S215)、端末(UE)は、アタッチ完了(Attach Complete)をMMEに返す(S216)。MMEはS-GWとの間のS1ベアラを更新する(S217、S218)。
 以上により、ユーザプレーン(U-plane)において、端末と基地局間のデータ無線ベアラ、基地局とS-GW間のS1ベアラ、S-GWとP-GW間のS5ベアラが全て確立され、NASシグナリング接続(端末と基地局間のRRC Connection、基地局とMME間のS1 Signaling Connection)が確立する。
 基地局(eNodeB)は、例えばステップS203で端末(UE)から送信されたアタッチ要求(RRC Connection Setup Complete)に含まれるMECサービス情報をメモリ206に記憶しておき、端末(UE)がMECサービス対応可の場合、データ無線ベアラが設定された端末とMECサーバとを接続するようにしてもよい(S219)。なお、基地局(eNodeB)における端末(UE)とMECサーバのコネクション設定処理は、アタッチ完了(S216)等の後に制限されるものでなく、例えば端末(UE)と基地局(eNodeB)間のデータ無線ベアラ(DRB)が確立した後であれば、任意のタイミングで行うようにしてもよい。なお、提供するサービスに応じて、MECサーバは、コア網のP-GWを介してパケットデータ網に接続するようにしてもよい。
 なお、図9において、ステップS204からS212、S215、及びS217のステップ(またはその一部)は、MECサービス可の場合は、基地局とMECサーバの間で仮想的に実行することで、S219の処理とするのが好適である場合もある。その理由は、MECサービス可の場合は、実際のサービスがパケットデータ網(PDN)に誘導されないため、コア網での処理(またはその一部)は不要となるためである。冗長にはなるが、これらのコア網での処理(またはその一部)も実行するが、同等の処理を、基地局とMECサーバの間で仮想的に実行するようにすることも可能である。前者の場合は、ステップS216のアタッチ完了(Attach Complete)を基地局(eNodeB)がMMEに中継しないようにすることが好適である。
 なお、端末(UE)に対して、MECサービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報は、必ずしも基地局(eNodeB)が解析しなくても良く、例えば、Attach Requestを受け取ったMMEが解析し、基地局に通知するようにしても良い。この場合、基地局は、その後の処理を基地局とMECサーバの間で仮想的に実行するようにすることが好適である。
<サービス要求の例>
 あるいは、図10に示すように、端末(UE)から基地局(eNodeB)に送信されたサービス要求(Service Request)メッセージの予め定められたフィールドを解析してMECサービスを提供することの判断に用いる情報を取得するようにしてもよい。図10では、端末主導のサービス要求(UE triggered Service Request)の手順が例示されているが、ネットワーク側からのトリガによるサービス要求(Network triggered Service Request)についても同様にして適用される。
 端末(UE)からPDN側へデータを送信する場合、端末(UE)は、サービス要求(Service Request)を、RRC接続設定完了(RRC Connection Setup Complete)メッセージで基地局(eNodeB)に送信する(S303)。つづいて基地局(eNodeB)は、端末(UE)から送信されたサービス要求を例えばイニシャルUEメッセージ(Initial UE Massage)に含めて、MMEに送信する(S304)。
 端末(eNodeB)、MME、HSS間で認証・セキュリティ手順が行われ(S305)、MMEはコンテキスト設定要求を基地局に送信する(S306)。基地局(eNodeB)はRRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)を端末(UE)に送信する(S307)。データ無線ベアラが確立し(S308)、端末(UE)は、基地局(eNodeB)、S-GW、P-GWを介してPDNにデータを送信する(S309)。基地局(eNodeB)はMMEにコンテキスト設定応答を送信する(S310)。MMEはS-GWにベアラ更新要求を送信し(S311)、S-GWとの間のS1ベアラを設定し、S-GWはベアラ更新応答を返す(S312)。
 基地局(eNodeB)は、例えばステップS303で端末(UE)から送信されたサービス要求(RRC Connection Setup Complete)に含まれるMECサービス情報(MECサービスを提供することの判断に持ちる情報)をメモリ206に記憶しておき、端末(UE)がMECサービス対応可の場合、ステップS308でデータ無線ベアラが設定された端末とMECサーバとを接続するようにしてもよい(S313)。なお、提供するサービスに応じて、MECサーバは、コア網のP-GWを介してパケットデータ網に接続するようにしてもよい。
 なお、図10において、ステップS304からS307、S310及びS311のステップ(またはその一部)は、MECサービス可の場合は、基地局とMECサーバの間で仮想的に実行することで、S313の処理とするのが好適の場合もある。その理由は、MECサービス可の場合は、実際のサービスがパケットデータ網(PDN)に誘導されないため、コア網での処理(またはその一部)は不要となるためである。冗長にはなるが、これらのコア網での処理(またはその一部)も実行するが、同等の処理を、基地局とMECサーバの間で仮想的に実行するようにすることも可能である。前者の場合は、S309のアップリンクデータの送信後、例えば、ステップS310のコンテキスト設定応答を基地局(eNodeB)がMMEに送信しないようにすることが好適である。
 なお、端末(UE)に対して、MECサービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報は、必ずしも基地局(eNodeB)が解析しなくても良く、例えば、サービス要求(Service Request)を受け取ったMMEが解析し、基地局に通知するようにしても良い。この場合、基地局は、その後の処理を基地局とMECサーバの間で仮想的に実行するようにすることが好適である。
<PDN接続性要求の例>
 図11に示すように、端末(UE)から基地局(eNodeB)に送信されたPDN接続性要求(PDN Connectivity Request)メッセージのアクセスポイント名(APN)等から、MECサービスを提供することの判断に用いる情報を取得するようにしてもよい。図11は、端末により要求されたPDP接続性手順を例示する図である。端末(UE)は、E-UTRANを介してあるPDNに接続している場合であっても、さらに追加のPDNへの接続要求を行うことができる。
 端末(UE)からPDN接続性の更新を行う場合、端末(UE)はPDN接続性要求(PDN Connectivity Request)メッセージをMMEに送信する(S401、S402)。MMEは、PDN接続性要求(PDN Connectivity Request)で指定されたAPNに対応する新P-GWを選択し、新S-GWにベアラ設定要求を送信し(S403)、新S-GWと新P-GW間のS5ベアラを設定し(S404、S405)、新S-GWにベアラ設定応答を受けとる(S406)。MMEは基地局(eNodeB)にコンテキスト設定要求を送信し(S407)、基地局(eNodeB)は端末(UE)に、無線ベアラ設定要求(PDN Connectivity Accept)を送信する(S408)。端末(UE)は、無線ベアラ設定応答を基地局(eNodeB)に送信し(S409)、基地局(eNodeB)はMMEにコンテキスト設定応答を送信する(S410)。MMEは、S-GWにベアラ更新要求を送信し(S411)、S-GWとの間のS1ベアラを設定し、S-GWはベアラ更新応答を返す(S412)。
 基地局(eNodeB)は、ステップS401で端末(UE)から送信されたPDN接続性要求(PDN Connectivity Request)メッセージに含まれるアクセスポイント名(APN)等の情報要素を抽出する。本実施形態において、MECサービスを提供することの判断に用いる情報が、アクセスポイント名(APN)やアクセスポイントタイプ(APN Type)等である場合、MECサーバに紐付けされているアクセスポイント名(APN)やアクセスポイントタイプ(APN Type)を、予めメモリ(図7の206)に記憶しておく。基地局(eNodeB)は、例えば端末(UE)から送信されたPDN接続性要求(PDN Connectivity Request)メッセージに含まれるアクセスポイント名(APN)やアクセスポイントタイプ(APN Type)等が、予めメモリに記憶されている情報と一致する場合、MECサービス提供可と判断する。例えば、PDN接続性要求(PDN Connectivity Request)メッセージに含まれるAPNが、MECサービス提供可としてメモリに設定登録されたAPNである場合、端末(UE)とMECサーバとの接続を設定する(S413)。その際、基地局(eNodeB)は、端末(UE)から送信されたPDN接続性要求(PDN Connectivity Request)メッセージに含まれるアクセスポイント名(APN)から、端末(UE)とMECサーバとの接続を制御するだけでなく、PDN接続性要求(PDN Connectivity Request)に、端末(UE)からのMECサービス情報が含まれ、MECサービス利用可に設定されている場合に限り、端末(UE)とMECサーバとの接続を行うようにしてもよい。なお、提供するサービスに応じて、MECサーバは、コア網のP-GWを介してパケットデータ網(PDN)に接続するようにしてもよい。
 なお、図11において、ステップS402からS407、S410及びS411のステップ(またはその一部)は、MECサービス可の場合は、基地局とMECサーバの間で仮想的に実行することで、ステップS413の処理とするのが好適である場合がある。その理由は、MECサービス可の場合は、実際のサービスがパケットデータ網(PDN)に誘導されないため、コア網での処理(またはその一部)は不要となるためである。冗長にはなるが、これらのコア網での処理(またはその一部)も実行するが、同等の処理を、基地局とMECサーバの間で仮想的に実行するようにすることも可能である。前者の場合は、例えば、ステップS410のコンテキスト設定応答を基地局(eNodeB)がMMEに中継しないようにすることが好適である。 
 なお、端末(UE)に対して、MECサービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報は、必ずしも基地局(eNodeB)が解析しなくても良く、例えば、ステップS402でPDN接続性要求(PDN Connectivity Request)を受け取ったMMEが解析し、基地局に通知するようにしても良い。この場合、基地局は、その後の処理を基地局とMECサーバの間で仮想的に実行するようにすることが好適である。
 以上、端末10の通知部103(図2)が、ネットワークノードでMECサービスを提供することの判断に用いる情報を通知するためのメッセージの例をいくつかを説明したが、ネットワークノードでMECサービスを提供することの判断に用いる情報の通知は、上記したメッセージに制限されるものでないことは勿論である。例えば、端末10の通知部103は、専用のメッセージを用いて、MECサービスを提供することの判断に用いる情報を、ネットワークノードに通知してもよいことは勿論である。また、図7において、基地局20のMEC情報受信部203は、端末10から送信されたメッセージから、MECサービスを提供することの判断に用いる情報を取得する構成に限定されるものではない。基地局20のMEC情報受信部203は、例えば図6(C)に示したように、PDN30に接続するサーバ31から送信された情報(MECサービスを提供する端末を判断する情報)を受信するようにしてもよい。
 コネクション設定部205は、例えばSDN(Software Design Network)、NFV(Network Function Virtualization)など、サーバ仮想化技術により実現するようにしてもよい。
 以上、MECサービスを提供する端末を判断する情報を受信してMECサービスを提供する端末を判断し、端末とMECサーバとのコネクションを設定するネットワークノードとして、基地局を例に説明したが、該ネットワークノードは、基地局に制限されるものでなく、例えばMMEなどで実現するようにしてもよい。
 本実施形態において、ネットワークノードが、MECサービスを提供できるか否かを、下記のいずれかの無線通信プロトコルのシグナルで端末10に通知する構成としてもよい。いずれもMECサービス用に割り当てられたIDが付与される。例えば、上/下何ケタかのビットを1/0にする、あるレンジの値とする等。例えば、
・RRC Connection Reconfigurationメッセージに含まれるモビリティ制御情報(mobility Control IE:3GPP TS36.331 v8.21.0 5.3.5.4や6.3.4に規定される)に含まれる
・ECGI(E-UTRAN Cell Global Identifier) cellGlobalEUTRA
・Physical Cell ID physCellIdや、
・CSG(Closed Subscriber Group) ID
等の情報ビットのうちの予め定められた上/下何ケタかのビットをMECサービスが提供できる場合に1/0にすることなどができる。
 端末(UE)は、上記の通知で、端末が在圏する基地局がMECサービスをサポートする/しないことがわかったときに、端末の表示画面にポップアップ等の表示する、あるいは、ネットワークに対して、MECサービスを提供する端末を判断する情報を通知する、構成としてもよい。
 端末(UE)からネットワークへの情報の通知は、MECサービスの利用可の場合のみ、あるいは、MECサービスの利用可否の否の場合のみ、などとしてもよい。
 MMEが、MECサービス利用可の端末については、PDN ConnectionやEPSベアラの設定の際に、MECサーバの位置するPDNやAPNに変更することで、MECサーバと端末の間にコネクションやEPSベアラを設定するようにしてもよい。この場合、基地局でのコネクション設定手段は不要となる。ただし、PDNやAPNを、MECサーバ用に割り振ることが事前に必要である。MMEは、この情報(PDNやAPNの割り当て情報)を記憶しておき、通常のPDN/APNとMEC用のPDN/APNの対応関係も記憶しておくようにしてもよい。
 受信した情報から、MECサービスを利用させると判断したユーザを、ネットワークノード近傍に、設置/一体化されたMECサーバと、端末との間でコネクションを設定する。SDN、NFVなどにより、実現できるはずであるが、どうコネクションを設定するかの手段は問わない。基地局の傍などにあるMECか、インターネットの先かを選択するものである。
 無線線通信システムは、LTEを例とするが、W-CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)や5G(Fifth Generation)等であってもよい。その際、本願の実施形態で示されるシグナルやIE等は、等価なものに置き換えてもよい。
 端末10から基地局20へのRRC Connection Setup CompleteメッセージでMECサービスを提供することの判断に用いる情報が、ネットワークノードに通知されるようにしてもよい。
<MECサービスを提供する端末を判断する情報を転送するメッセージの設定例>
 上記したように、本実施形態では、MECサービスを提供することの判断に用いる情報を、例えば以下のメッセージに格納してネットワークに送信する(ただし、以下に制限されない)。
1.RRC connection establishment: 
 ・RRC Connection Request 
 ・RRC Connection Setup Complete
2.RRC Connection Reconfiguration Complete:
3.UE capability Information:
4.その他、「MECサービスを提供する端末を判断する情報を」を端末(UE)から基地局(eNodeB)へ送信するためのRRCメッセージが規定されてもよい。
 特に制限されるものではないが、MECサービスを提供することの判断に用いる情報として、例えば次の少なくともいずれかを含むようにしてもよい(IEはInformation Element)。
・端末がMECサービスを希望/要求すること⇒ mecServiceRequest-IE、
・端末がMECサービスを希望/要求しないこと⇒mecNoServiceRequest-IE、
・端末が所定のエリア(在圏セル)から移動しないこと⇒mecNoMobility-IE。
 図12を参照すると、端末(UE)から送信されたRRC Connection Setup Completeメッセージ(S503)にて、上記情報を受信した基地局(eNodeB)は、MECサービスのための構成情報(Configuration)を、端末(UE)へ送信するようにしてもよい。
 端末(UE)からE-UTRANネットワークノード(基地局)へ送信されるRRC Connection Requestメッセージ(S501)のEstablishment Cause(接続要求信号(RRC Connection Request)を発信した原因を示す情報要素)内の“MEC Service”が「MECサービスを希望/要求すること」を示す情報を設定するようにしてもよい。
 MECサービス有の場合、例えば3GPP TS 36.331 5.3.3.3にしたがって、RRC Connection Requestは、以下のように定義される([…]は省略箇所を表している)。
RRCConnectionRequest-r8-IEs ::=SEQUENCE {
ue-Identity  InitialUE-Identity,
 establishmentCause     EstablishmentCause,
 spare      BIT STRING (SIZE (1))
[…]
EstablishmentCause ::=   ENUMERATED {
           emergency, highPriorityAccess, mt-Access, mo-Signalling,
           mo-Data, delayTolerantAccess-v1020, MEC-Service}
}
 例えばMECサービス要求が有の場合、3GPP TS 36.331 5.3.3.4にしたがって、RRC Connection Setupを受信した端末(UE)でのRRC Connection Setup Completeメッセージ(S503)の設定を、例えば以下のように定義してもよい。
 RRC Connection Setup Completeメッセージの内容を、以下のようにセットする。
 上位層が、MECサービス要求(MEC Service Request)を備えていれば、上位層で提供されるmecServiceRequestを含める。
RRCConnectionSetupComplete message
[…]
RRCConnectionSetupComplete-vXXYY-IEs ::= SEQUENCE {
       mecServiceRequest-rXX ENUMERATED {true}       
}            OPTIONAL,
 また、図13を参照すると、E-UTRANネットワークノード(基地局)から端末(UE)へのRRC Connection Reconfigurationメッセージ(S601)が、モビリティ制御情報(mobilityControlInformation)を含み/含まず、端末がこのメッセージに含まれる構成に準拠(互換)する場合、端末(UE)は、RRC Connection Reconfiguration Completeメッセージ(S602)のコンテンツを、以下のように設定するようにしてもよい。
 端末(UE)が、MECサービス情報を有する場合、RRC Connection Reconfiguration Completeメッセージに、mecServiceRequestを含める。なお、RRC Connection Reconfiguration Completeメッセージは、RRC Connection Reconfigurationの成功完了を確認するために用いられる。
 例えばMECサービス要求が有の場合、3GPP TS 36.331 5.3.5.3にしたがって、RRC Connection Reconfigurationメッセージを受信した端末(UE)のRRC Connection Reconfiguration Completeメッセージの設定は、例えば以下のように定義してもよい。
 RRC Connection Reconfigurationメッセージが mobilityControlInformationを含む/含まず、端末(UE)が当該メッセージの構成に準拠する場合、RRC Connection Reconfiguration Completeメッセージを以下のようにセットしてもよい。
 端末がMECサービス情報を有する場合、mecServiceRequestを含める。
RRCConnectionReconfigurationComplete message
[…]
RRCConnectionSetupComplete-vXXYY-IEs ::= SEQUENCE {
 mecServiceRequest-rXX   ENUMERATED {true}       OPTIONAL,
 nonCriticalExtension    SEQUENCE {}     OPTIONAL
}
 図14を参照すると、端末(UE)からE-UTRANネットワークノード(基地局)に送信される端末能力情報(UE capability information)(S702)に、MECサービスを提供することの判断に用いる情報を設定して送信するようにしてもよい。端末能力情報(UE capability information)は、基地局(eNodeB)から端末に送信された端末能力問い合わせ(UE capability Enquiry)(S701)に応答して送信する。
 MECサービスを提供することの判断に用いる情報として、端末能力情報(UE capability information)内の“UE-EUTRA-Capability”内に、UEカテゴリ(“UE Category”)とMECパラメータ(“MEC parameters”)を含めて送信するようにしてもよい。UE Categoryは、MECサービスを利用可能な端末であることを表す。MEC parametersは、MECサービスを利用可能な端末内で使用可能なMECのパラメータを示す。MECサービス要求が有の場合、3GPP TS 36.331 5.6.3.3にしたがって、端末能力問い合わせ(UE capability Enquiry)を受信した端末(UE)の端末能力情報(UE capability information)の設定は、例えば以下のように定義してもよい。
UE-EUTRA-Capability information element
[…]
UE-EUTRA-Capability-vXXYY-IEs ::=    SEQUENCE {
 ue-Category-vXXYY     INTEGER      OPTIONAL,
 mec-Parameters      MEC-Parameters 
 nonCriticalExtension    SEQUENCE {}   OPTIONAL
}
 上記したいずれの実施形態においても、端末側でMECサービスの提供を選択可能としている。この結果、例えば、MECサービスを継続的に受けることができる端末に対して、MECサービスを提供することで、顧客満足の低下を回避又は低減可能としている。
 上記した各実施形態は例えば以下のように付記される(ただし、以下に制限されない)。
(付記1)    
 MEC(Mobile Edge Computing)サービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報の入力を受け付けるユーザインタフェースと、
 ネットワークノードでMECサービスを提供することの判断に用いる情報をネットワークに通知する通知部と、
 を有する端末。
(付記2)    
 前記ユーザインタフェースで情報の入力を受け付けるための画面を、
 MECサービスの対象のアプリケーションの動作時、
 前記端末の電源オン時、
 前記端末が新たなセルに在圏しているとき、
 前記端末が位置登録エリアを移動した場合、
 前記端末が位置登録更新要求を上げるとき、
 前記端末がパケットデータ網との間のコネクションの確立やコア網のベアラが確立された時、の少なくともいずれかに表示する、付記1記載の端末。
(付記3)
 前記ユーザインタフェースで情報の入力を受け付けるための画面として、前記端末の利用シーンを選択するための画面を表示し、選択された利用シーンの情報を、前記MECサービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報とする、付記1又は2記載の端末。
(付記4)
 前記ユーザインタフェースで情報の入力を受け付けるためのセットアップ画面を備えた、付記1記載の端末。
(付記5)
 前記MECサービスの利用、
 前記MECサービスを利用するエリア、
 前記MECサービスを利用するアクセスポイント名又はアクセスポイントタイプ、
 の少なくとも一つを選択するための画面を表示する、付記4記載の端末。
(付記6)
 前記通知部は、モビリティ管理又はセッション管理プロトコルの予め定められた要求又は応答メッセージに、前記ネットワークノードでMECサービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報を含めて、前記ネットワークに通知する、付記1乃至5のいずれか一に記載の端末。
(付記7)
 前記端末が前記ネットワーク側からの問い合わせに対して送信する端末能力情報に、前記ネットワークノードでMECサービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報を含めて送信する、付記1乃至6のいずれか一に記載の端末。
(付記8)
 前記MECサービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報が、
 前記端末が、MECサービスを希望/要求すること、
 前記端末がMECサービスを希望/要求しないこと、
 前記端末が所定のエリアから移動しないこと、
 の少なくともいずれかを含む、付記1乃至7のいずれか一に記載の端末。
(付記9)
 前記ネットワーク側からMECサービス提供可である旨の通知を受信する付記1乃至8のいずれか一に記載の端末。
(付記10)
 MECサービスを提供することの判断に用いる情報を端末から受信する受信部と、
 前記受信した情報から、MECサービスを提供する端末を判断する判断部と、
 前記MECサービスを提供する端末のコネクションを、MECサーバとの間で設定するコネクション設定部と、
 を有するネットワークノード。
(付記11)
 前記端末は、モビリティ管理又はセッション管理プロトコルの予め定められた要求又は応答メッセージに、ネットワークノードでMECサービスを提供することの判断に用いる情報を含めて、前記ネットワークノードに通知し、
 前記受信部は、前記要求又は応答メッセージから、前記MECサービスを提供することの判断に用いる情報を取得する、付記10記載のネットワークノード。
(付記12)
 前記端末は、前記ネットワークを介してパケットデータネットワークのサーバに、前記MECサービスを提供することの判断に用いる情報を通知し、
 前記受信部は、前記サーバから前記ネットワークノードに通知された、前記MECサービスを提供することの判断に用いる情報を受信する、付記11記載のネットワークノード。
(付記13)
 前記受信部は、前記端末から送信された端末能力情報を受信し、前記端末能力情報に含まれる、前記MECサービスを提供することの判断に用いる情報を取得する、付記10乃至12のいずれか一に記載のネットワークノード。
(付記14)
 前記MECサービスを提供することの判断に用いる情報が、
 前記端末がMECサービスを希望/要求すること、
 前記端末がMECサービスを希望/要求しないこと、
 前記端末が所定のエリアから移動しないこと、
 の少なくともいずれかを含む、付記10乃至13のいずれか一に記載のネットワークノード。
(付記15)
 端末と、ネットワークノードと、を備えたネットワークシステムであって、
 前記端末は、MECサービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報の入力を受け付け、前記情報を前記ネットワークに通知し、
 前記ネットワークノードは、前記MECサービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報を前記端末から受信し、前記受信した情報から、MECサービスを提供する端末を判断し、
 前記MECサービスを提供する端末のコネクションを、MECサーバとの間で設定する、ネットワークシステム。
(付記16)
 端末と、ネットワークノードと、を備えたネットワークシステムにおける通信制御方法であって、
 前記端末は、
 MECサービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報の入力を受け付け、ネットワークノードでMECサービスを提供することの判断に用いる情報をネットワークに通知し、
 前記ネットワークノードは、
 前記MECサービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報を前記端末から受信し、前記受信した情報から、MECサービスを提供する端末を判断し、
 前記MECサービスを提供する端末のコネクションを、MECサーバとの間で設定する、通信制御方法。
(付記17)
 端末と、ネットワークノードと、を備えたネットワークシステムにおける前記端末の通信制御方法であって、
 MECサービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報の入力を受け付け、
 前記ネットワークノードでMECサービスを提供することの判断に用いる情報をネットワークに通知する、端末の通信制御方法。
(付記18)
 端末と、ネットワークノードと、を備えたネットワークシステムにおける前記ネットワークノードの通信制御方法であって、
 MECサービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報を前記端末から受信し、前記受信した情報から、MECサービスを提供する端末を判断し、
 前記MECサービスを提供する端末のコネクションを、MECサーバとの間で設定するネットワークノードの通信制御方法。
(付記19)
 端末を構成するコンピュータに、
 MECサービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報の入力を受け付ける処理と、
 ネットワークノードでMECサービスを提供することの判断に用いる情報をネットワークに通知する処理と、を実行させるプログラム。
(付記20)
 ネットワークノードを構成するコンピュータに、
 MECサービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報を端末から受信する処理と、
 前記受信した情報から、MECサービスを提供する端末を判断する処理と、
 前記MECサービスを提供する端末のコネクションを、MECサーバとの間で設定する処理と、を実行させるプログラム。
(付記21)
 MECサービスを提供することの判断に用いる情報を端末から受信し、前記受信した情報から、MECサービスを提供する端末を判断するネットワークノードに接続されたサーバ装置であって、
 前記ネットワークノードによるコネクションの設定により、前記MECサービスを提供する端末に対して、MECサービスを提供するサーバ装置。
 なお、上記の特許文献1、非特許文献1、2の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各付記の各要素、各実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ乃至選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
10 端末
11 表示装置(表示画面)
20、20A 基地局
20B RNC/NodeB
21 MME
22 SGSN
23 S-GW
24 P-GW
25 HSS
26 PCRF
27A LTE無線アクセス収容網
27B 3G無線アクセス収容網
28 コア網(EPC)
29、29A、29B MECサーバ
30 PDN
31 サーバ
101 アンテナ
102 通信モジュール
103 通知部
104 ユーザインタフェース
105 メモリ
106 プロセッサ
107 制御部
111 ポップアップ画面(ウインドウ)
112A、112B メッセージ
113 ボタン(はい)
114 ボタン(いいえ)
115 メニューバー(利用シーン)
116 設定画面
117 スイッチ
118 エリアボタン
119 アクセスポイントネーム
120 アクセスポイントタイプ
201 アンテナ
202 通信装置
203 MEC情報受部
204 判断部
205 コネクション設定部
206 メモリ
207-209 ネットワークインタフェース
210 プロセッサ
1041 タッチパネル
1042 入出力部
1043 アプリケーション
1044 セットアップ部
1031 モビリティ管理/セッション管理プロトコル処理部
1032 アプリケーション

Claims (12)

  1.  MEC(Mobile Edge Computing)サービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報の入力を受け付けるユーザインタフェースと、
     ネットワークノードでMECサービスを提供することの判断に用いる情報をネットワークに通知する通知部と、
     を有する端末。
  2.  前記ユーザインタフェースで情報の入力を受け付けるための画面を、
     MECサービスの対象のアプリケーションの動作時、
     前記端末の電源オン時、
     前記端末が新たなセルに在圏しているとき、
     前記端末が位置登録エリアを移動した場合、
     前記端末が位置登録更新要求を上げるとき、
     前記端末がパケットデータ網との間のコネクションの確立やコア網のベアラが確立された時、の少なくともいずれかに表示する、請求項1記載の端末。
  3.  前記ユーザインタフェースで情報の入力を受け付けるための画面として、前記端末の利用シーンを選択するための画面を表示し、選択された利用シーンの情報を、前記MECサービスを提供することの判断に用いる情報とする、請求項1又は2記載の端末。
  4.  前記ユーザインタフェースで情報の入力を受け付けるためのセットアップ画面を備えた、請求項1記載の端末。
  5.  前記MECサービスの利用、
     前記MECサービスを利用するエリア、
     前記MECサービスを利用するアクセスポイント名又はアクセスポイントタイプ、
     の少なくとも一つを選択するための画面を表示する、請求項4記載の端末。
  6.  前記通知部は、モビリティ管理又はセッション管理プロトコルの予め定められた要求又は応答メッセージに、前記ネットワークノードでMECサービスを提供することの判断に用いる情報を含めて、前記ネットワークに通知する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の端末。
  7.  前記端末が前記ネットワーク側からの問い合わせに対して送信する端末能力情報に、前記ネットワークノードでMECサービスを提供することの判断に用いる情報を含めて送信する、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の端末。
  8.  MEC(Mobile Edge Computing)サービスを提供することの判断に用いる情報を端末から受信する受信部と、
     前記受信した情報から、MECサービスを提供する端末を判断する判断部と、
     前記MECサービスを提供する端末のコネクションを、MECサーバとの間で設定するコネクション設定部と、
     を有するネットワークノード。
  9.  端末と、ネットワークノードと、を備えたネットワークシステムにおける前記端末の通信制御方法であって、
     MEC(Mobile Edge Computing)サービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報の入力を受け付け、
     ネットワークノードでMECサービスを提供することの判断に用いる情報をネットワークに通知する、端末の通信制御方法。
  10.  端末と、ネットワークノードと、を備えたネットワークシステムにおける前記ネットワークノードの通信制御方法であって、
     前記ネットワークノードは、MECサービスを提供することの判断に用いる情報を前記端末から受信し、
     前記受信した情報から、MECサービスを提供する端末を判断し、
     前記MECサービスを提供する端末のコネクションを、MECサーバとの間で設定する、ネットワークノードの通信制御方法。
  11.  端末を構成するコンピュータに、
     MEC(Mobile Edge Computing)サービスの提供を受けるか否かの判断に用いる情報の入力を受け付ける処理と、
     ネットワークノードでMECサービスを提供することの判断に用いる情報をネットワークに通知する処理と、
     を実行させるプログラム。
  12.  ネットワークノードを構成するコンピュータに、
     MECサービスを提供することの判断に用いる情報を端末から受信する処理と、
     前記受信した情報から、MECサービスを提供する端末を判断する処理と、
     前記MECサービスを提供する端末のコネクションを、MECサーバとの間で設定する処理と、
     を実行させるプログラム。
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