WO2016136108A1

WO2016136108A1 - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Info

Publication number: WO2016136108A1
Application number: PCT/JP2015/085749
Authority: WO
Inventors: 翔太中村; るみ池澤
Original assignee: 日本電気株式会社
Priority date: 2015-02-27
Filing date: 2015-12-22
Publication date: 2016-09-01

Abstract

　情報処理装置（１０）は、精算対象として登録された商品の精算情報または該精算情報を識別する精算識別情報の送信時刻、該精算情報または該精算識別情報の可搬型媒体への出力時刻、または、該精算情報を用いて精算処理を行う精算装置による該可搬型媒体の読取時刻から所定時間が経過しても、精算装置において精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されないことを検出する検出部（１１０）と、検出部（１１０）による検出結果に応じて、所定の出力を行う出力部（１２０）と、を備える。

Description

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

　本発明は、精算装置の操作に手間取る顧客を検出する技術に関する。

　スーパーマーケット等の店舗におけるレジ端末では、（１）精算対象の商品を登録する処理（バーコードの読み取りなど）及び（２）登録された商品の精算を行う処理（代金の受け取りやおつりの返却など）という２つの処理が行われる。

　そして、このようなレジ端末の機能を２つの装置に分離し、（１）の処理と（２）の処理とを異なる装置で行うという運用方法がある。例えば特許文献１は、（１）の処理に用いられる登録装置と、（２）の処理に用いられる会計装置とが分離して設けられている販売管理システムを開示している。店員は、登録装置を用いて商品の登録を行う。そして、商品の登録が完了すると、登録装置が登録レシートを発行する。購入客はその登録レシートを持って会計装置へ移動し、その登録レシートを会計装置に読み取らせる。すると、登録レシートの内容に基づく会計処理が行える状態となるため、購入客は会計装置を操作（代金を投入するなど）して会計を行う。

　上述の運用方法では、購入客が自由に精算を行う会計装置を選ぶことができる。これに対して、店員が、登録装置に表示される画面を操作することで購入客に精算させる会計装置を指定する方法がある。この場合は、下記特許文献１に記載されるような登録レシートは必要とされず、店員は、指定した会計装置を、口頭又は顧客用ディスプレイ等を介して顧客に知らせる。顧客は、指定された会計装置の所まで行き、当該会計装置を操作して登録装置で登録された商品を精算する。

特開２０１３－１８６４９５号公報

　上述したような運用方法では、レジ端末で行われていた処理の一部の精算処理を顧客の会計装置（本明細書では精算装置と表記する）に対する操作に任せることになる。このような運用において、例えば精算装置の扱いに不慣れな顧客は、精算装置の操作に手間取ってしまい、商品の精算が完了するまで長い時間を要する可能性がある。この場合、その他の顧客が精算装置を使えず、精算装置の利用待ちの顧客が滞留し、顧客満足度の低下といった悪影響を及ぼしかねない。

　本発明の目的は、精算装置の操作に手間取る顧客を検出する技術を提供することにある。

　本発明によれば、
　　精算対象として登録された商品の精算情報または該精算情報を識別する精算識別情報の送信時刻、該精算情報または該精算識別情報の可搬型媒体への出力時刻、または、該精算情報を用いて精算処理を行う精算装置による該可搬型媒体の読取時刻から所定時間が経過しても、前記精算装置において前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されないことを検出する検出手段と、
　前記検出手段による検出結果に応じて、所定の出力を行う出力手段と、
　を備える情報処理装置が提供される。

　本発明によれば、
　コンピュータが、
　精算対象として登録された商品の精算情報または該精算情報を識別する精算識別情報の送信時刻、該精算情報または該精算識別情報の可搬型媒体への出力時刻、または、該精算情報を用いて精算処理を行う精算装置による該可搬型媒体の読取時刻から所定時間が経過しても、前記精算装置において前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されないことを検出し、
　前記検出の結果に応じて、所定の出力を行う、
　ことを含む情報処理方法が提供される。

　本発明によれば、
　コンピュータを、
　精算対象として登録された商品の精算情報または該精算情報を識別する精算識別情報の送信時刻、該精算情報または該精算識別情報の可搬型媒体への出力時刻、または、該精算情報を用いて精算処理を行う精算装置による該可搬型媒体の読取時刻から所定時間が経過しても、前記精算装置において前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されないことを検出する検出手段、
　前記検出手段による検出結果に応じて、所定の出力を行う出力手段、
　として機能させるためのプログラムが提供される。

　本発明によれば、精算装置の操作に手間取る顧客を検出することができる。

　上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。

第１実施形態における情報処理システムの処理構成を概念的に示すブロック図である。第１実施形態における情報処理装置の処理構成を概念的に示すブロック図である。情報処理システムに含まれる情報処理装置のハードウエア構成を概念的に示す図である。第１実施形態における情報処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。第２実施形態における情報処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。

　以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。

　以下の各実施形態において、特許文献１のように、精算装置が、顧客により持ち運ばれる特定の媒体から得られる情報を利用して、精算処理を行う運用方法を「会計券方式」と表記する。また、以下の各実施形態において、商品登録装置又は他の装置自身、若しくは、それら装置のオペレータにより指定された精算装置が精算処理を行う運用方法を「指定方式」と表記する。

　［第１実施形態］
　〔処理構成〕
　図１は、第１実施形態における情報処理システム１の処理構成を概念的に示すブロック図である。情報処理システム１は、ネットワーク５０を介して互いに通信可能に接続された、情報処理装置１０と、商品登録装置２０と、精算装置３０と、店員用端末４０とを含む。但し、情報処理システム１の構成は本図の例に制限されない。例えば、複数の商品登録装置２０、複数の精算装置３０、複数の店員用端末４０が、情報処理装置１０と通信可能に接続されていてもよい。

　情報処理システム１は、商品登録装置２０及び精算装置３０によって、顧客が購入する商品の精算を行う。まず、商品登録装置２０を用いて、精算対象の商品が登録される。そして、精算装置３０を用いて、精算対象として登録された商品の精算（代金の支払いなど）が行われる。

　商品登録装置２０は、精算対象の商品の登録業務を行う店員が操作する端末である。商品登録装置２０は、店員の操作に応じて精算対象の商品の登録処理を行い、精算情報を生成する。精算情報は、精算対象として登録された商品の精算処理に関する情報である。精算情報は、精算処理の対象として登録された各商品のＩＤ（Identifier）や金額、取引番号、及び合計金額などを含む。

　指定方式では、商品登録装置２０は、生成した精算情報を、精算処理を行わせる精算装置３０の識別情報（以下、装置識別情報とも表記）と共に情報処理装置１０に出力する。また、商品登録装置２０は、精算情報の送信後に、その精算情報の識別情報と共にその精算情報の送信先である精算装置３０の識別情報（以下、精算識別情報とも表記）を情報処理装置１０に出力してもよい。情報処理装置１０は、商品登録装置２０から取得した精算情報を、その精算情報と共に取得した装置識別情報によって識別される精算装置３０に向けて出力する。また、商品登録装置２０は、生成した精算情報を精算装置３０に直接出力してもよい。

　会計券方式では、商品登録装置２０は、生成した精算情報を、その精算情報を一意に識別する固有のＩＤといった、各精算情報を識別する識別情報と共に情報処理装置１０に出力する。商品登録装置２０は、精算識別情報をエンコードした１次元コードまたは２次元コードなどを紙媒体といった可搬型媒体にさらに出力する。また、商品登録装置２０は、顧客を識別する識別情報を精算識別情報として取得し、その顧客の識別情報と共に精算情報を情報処理装置１０に出力してもよい。この場合、商品登録装置２０は、顧客の識別情報を可搬型媒体にさらに出力する。また会計券方式において、商品登録装置２０は、精算情報そのものをエンコードした２次元コードなどを可搬型媒体に出力してもよい。

　ここで可搬型媒体は、商品登録装置２０に設けられた又は接続された印刷装置（図示せず）から出力される紙媒体、温度に応じて消色または発色する塗料等を用いた書き換え可能なカード（例えば会員カードなど）、顧客が所有するスマートフォンといった携帯端末を含む。但し、可搬型媒体はこれらの例に制限されない。

　精算装置３０は、顧客が操作する端末である。精算装置３０は、精算情報を用いて商品登録装置２０で精算対象として登録された商品の精算処理を行う。

　指定方式の場合、精算装置３０は、商品登録装置２０での指定操作に応じて情報処理装置１０または商品登録装置２０から送信されてきた精算情報を取得する。

　会計券方式の場合は、精算装置３０は、顧客が有する可搬型媒体から各精算情報固有のＩＤや顧客の識別情報といった精算識別情報を取得し、取得した情報を含めて精算情報の送信要求を情報処理装置１０に対して送信する。情報処理装置１０は精算装置３０からの送信要求に含まれる精算識別情報から、精算装置３０に送信すべき精算情報を特定し、該特定された精算情報を精算装置３０に対して送信する。これにより、精算装置３０は、精算情報を情報処理装置１０から取得することができる。また、可搬型媒体に精算情報そのものが含まれている場合、精算装置３０は当該可搬型媒体から精算情報を直接取得することができる。

　店員用端末４０は、商品登録装置２０以外の端末装置であり、店員が操作する端末装置である。店員用端末４０は、例えば、サービス窓口などで接客業務を行う店員やサッカー台周辺で顧客を監視する店員などが利用する据え置き型の端末装置または携帯端末装置である。

　図２は、第１実施形態における情報処理装置１０の処理構成を概念的に示すブロック図である。情報処理装置１０は、例えば、商品登録装置２０、精算装置３０、および店員用端末４０と連動して各種処理を実行するサーバ装置である。図２に示されるように、本実施形態の情報処理装置１０は、検出部１１０および出力部１２０を備える。

　検出部１１０は、精算対象として登録された商品の精算情報またはその精算情報を識別する精算識別情報の送信時刻から所定時間が経過しても、精算装置３０において当該精算情報を用いた精算処理が完了しないことまたは開始しないことを検出する。また詳しくは後述するが、会計方式の場合、検出部１１０は、送信時刻の代わりに、精算情報または精算識別情報が可搬型媒体へ出力された時刻（出力時刻）または可搬型媒体が精算装置３０によって読み取られた時刻（読取時刻）を用いてもよい。精算装置３０が複数存在する場合、検出部１１０は、精算情報を送信した精算装置３０毎に、当該送信時刻から所定時間の経過、及び、送信された精算情報を用いた精算処理の完了を監視する。

　例えば、検出部１１０は、情報処理装置１０または商品登録装置２０が情報処理装置１０または精算装置３０に対して精算情報を送信した時刻を「送信時刻」として扱う。また例えば、精算装置３０が精算情報を受信した時刻を「送信時刻」として扱ってもよい。精算情報の送受信にかかる時間が短ければ、精算情報が送信元の装置から送信された時刻と、精算情報が受信先の装置（精算装置３０）で受信された時刻との間には有意な差がない。ただし、これらの間に有意な差がある場合であっても、検出部１１０は上記受信時刻を精算情報の送信時刻として扱ってもよい。

　具体的には、指定方式では、検出部１１０は、例えば情報処理装置１０または商品登録装置２０が精算装置３０に対して精算情報を送信した時刻、または、精算装置３０が情報処理装置１０または商品登録装置２０から受信した時刻を「送信時刻」として用いることができる。また、指定方式では、検出部１１０は、商品登録装置２０が情報処理装置１０に対して精算情報を送信した時刻、または、情報処理装置１０が商品登録装置２０から精算情報を受信した時刻を「送信時刻」として用いることもできる。

　会計券方式では、例えば情報処理装置１０が精算装置３０からの送信要求に応じて精算情報を精算装置３０に送信した時刻、または、送信要求に応じて情報処理装置１０から送信された精算情報を精算装置３０が受信した時刻を「送信時刻」として用いることができる。

　ここで、「精算情報が精算装置３０に送信される」ということは、「商品を購入するための一連の処理が、店員の操作に基づく処理（商品登録装置２０における処理）から顧客の操作に基づく処理（精算装置３０における処理）に移行される」ということを表すともいえる。そのため、ある精算情報の送信時刻は、精算装置３０においてその精算情報に基づく精算処理が開始される時刻で表されてもよい。例えば検出部１１０は、精算情報に基づく精算処理を開始するために顧客が精算装置３０を操作した時刻（精算処理の開始ボタンが押下された時刻など）を、その精算情報の「送信時刻」として扱ってもよい。

　また、可搬型媒体に精算情報または精算識別情報を出力した時刻（出力時刻）は、送信時刻と同様に、「商品を購入するための一連の処理が、店員の操作に基づく処理（商品登録装置２０における処理）から顧客の操作に基づく処理（精算装置３０における処理）に移行される」ということ示し得る。よって、検出部１１０は、送信時刻に代えてこの出力時刻を用いてもよい。この場合、商品登録装置２０は精算情報または精算識別情報と共にその出力時刻を可搬型媒体に出力し、精算装置３０が可搬型媒体から精算情報または精算識別情報と出力時刻とを読み取る。そして、検出部１１０は、精算装置３０で可搬型媒体から読み取られた出力時刻を精算装置３０から取得する。他にも、商品登録装置２０から精算情報と出力時刻とを情報処理装置１０に対して送信することにより、検出部１１０が商品登録装置２０から精算情報と出力時刻とを取得可能に構成されていてもよい。

　また、可搬型媒体に出力された精算情報または精算識別情報が精算装置３０によって読み取られた時刻（読取時刻）も、送信時刻と同様に、「商品を購入するための一連の処理が、店員の操作に基づく処理（商品登録装置２０における処理）から顧客の操作に基づく処理（精算装置３０における処理）に移行される」ということ示し得る。よって、検出部１１０は、送信時刻に代えてこの読取時刻を用いてもよい。この場合、精算装置３０が、例えば可搬型媒体から精算情報または精算識別情報を読み取った時刻を「読取時刻」として取得し、検出部１１０は、その読取時刻を精算装置３０から取得する。

　また、ここでの「所定時間」とは、顧客が精算装置３０の操作に手間取っているか否かを判断するための情報である。この「所定時間」は、適切な値に設定および変更され得る。例えば、実際に測定した精算処理の平均時間や予め決定された閾値時間などが「所定時間」として設定され得る。

　また、「精算処理が完了しない」とは、例えば顧客が精算対象の商品の代金を精算装置３０に投入し終えていない、または、顧客が精算装置３０の操作を始めていない等の理由で、精算対象の商品が未精算（未決済）のままとなっている状態を示す。精算処理が完了したか否かは、例えば、精算装置３０が、精算対象の商品の代金の投入完了、精算を完了するボタンの押下、釣銭の払出、レシートの発行といったイベントの実行を検知したか否かによって判断できる。検出部１１０は、精算装置３０からその検出結果を取得すればよい。

　出力部１２０は、検出部１１０による検出結果に応じて、所定の出力を行う。ここでの「所定の出力」とは、精算装置３０の操作に手間取っている顧客の存在を店員などの周囲の人物に通知するための出力であり、その具体的な出力内容は制限されない。

　出力部１２０は、送信時刻から所定時間が経過しても精算情報を用いた精算処理が完了しない又は開始されない精算装置３０の出力装置に上記所定の出力を行う。精算装置３０の出力装置は、精算装置３０が有する表示装置（図示せず）であってもよいし、精算装置３０に対応する表示灯装置（図示せず）であってもよい。精算装置３０に対応する表示灯装置は、精算装置３０毎に接続された表示灯装置、又は精算装置３０の状態を表示するように精算装置３０の近傍に設置された表示灯装置であってもよい。例えば、出力部１２０は、店員の呼出要否を問う表示画面（メッセージ等）を、所定時間が経過しても精算処理が完了しない又は開始されない精算装置３０の表示装置に出力してもよい。

　また、出力部１２０は、送信時刻、出力時刻、または読取時刻から所定時間が経過しても精算情報を用いた精算処理が完了しない又は開始されない精算装置３０に対応する表示灯装置を、送信時刻、出力時刻、または読取時刻から所定時間が経過しても精算情報を用いた精算処理が完了しない又は開始されないことを示す所定の点灯状態で点灯させることもできる。この場合、出力部１２０は、表示灯装置を上記所定の点灯状態で点灯させる点灯命令を、その精算装置３０又はその精算装置３０に対応する表示灯装置に出力する。

　他の例として、出力部１２０は、所定時間が経過しても精算処理が完了しない又は開始されない精算装置３０の存在を知らせる通知を、商品登録装置２０や店員用端末４０に出力してもよい。商品登録装置２０に通知を行う場合、出力部１２０は、対象の精算装置３０に送られた精算情報を生成した商品登録装置２０を記憶しておけばよい。

　〔ハードウエア構成〕
　図３は、情報処理システム１に含まれる情報処理装置１０のハードウエア構成を概念的に示す図である。

　図３に示されるように、情報処理装置１０は、ＣＰＵ１０１、メモリ１０２、ストレージ１０３、入出力インターフェース（Ｉ／Ｆ）１０４、および通信モジュール１０５などを備える。ＣＰＵ１０１、メモリ１０２、ストレージ１０３、入出力Ｉ／Ｆ１０４、および通信モジュール１０５は、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路で接続されている。

　メモリ１０２は、例えばＲＡＭ（Random Access Memory）やＲＯＭ（Read Only Memory）などのメモリである。ストレージ１０３は、例えばハードディスク、ＳＳＤ（Solid State Drive）、又はメモリカードなどの記憶装置である。ストレージ１０３は、情報処理装置１０の各処理部（検出部１１０、出力部１２０）の機能を実現するためのプログラムモジュールを記憶している。ＣＰＵ１０１は、これら各プログラムモジュールを実行することで、各処理部の機能をそれぞれ実現する。ＣＰＵ１０１は、上記各モジュールを実行する際、これらのモジュールをメモリ１０２上に読み出してから実行してもよいし、メモリ１０２上に読み出さずに実行してもよい。

　入出力Ｉ／Ｆ１０４は、図示しない表示装置や入力装置などと接続される。表示装置は、ＬＣＤ（Liquid Crystal Display）やＣＲＴ（Cathode Ray Tube）ディスプレイのような、ＣＰＵ１０１やＧＰＵ（Graphics Processing Unit）（図示せず）等により処理された描画データに対応する画面を表示する装置である。入力装置は、ユーザの操作による入力を受け付ける装置であり、例えば、キーボード、マウス、タッチセンサ等として実現される。表示装置及び入力装置は一体化され、タッチパネルとして実現されていてもよい。

　通信モジュール１０５は、情報処理装置１０と外部の装置等との間でデータを送受信するために用いられる。情報処理装置１０は、通信モジュール１０５を介して他の装置（例えば、商品登録装置２０、精算装置３０、および店員用端末４０）と接続される。なお、通信モジュール１０５を介して情報処理装置１０と外部の装置とを接続する方法は様々である。例えばこの接続は、バス回線（例えばＵＳＢ（Universal Serial Bus）回線）を介したバス接続や、ネットワーク回線を介したネットワーク接続などである。なお、ネットワーク回線は無線回線であってもよいし有線回線であってもよい。

　なお、情報処理装置１０のハードウエア構成は図３に示される構成に制限されない。

　また、商品登録装置２０、精算装置３０、及び店員用端末４０も、情報処理装置１０と同様のハードウエア構成を有する。商品登録装置２０の入出力Ｉ／Ｆには、精算対象の商品の登録処理に必要な各種装置（バーコードリーダなど読取装置やディスプレイ装置など）が接続される。また、精算装置３０の入出力Ｉ／Ｆには、精算処理に必要な各種装置（金銭投入装置、釣銭払出装置、またはディスプレイ装置など）が接続される。また、精算装置３０には、表示灯装置が接続されていてもよい。表示灯装置は、各々所定の色で発光する複数のＬＥＤ（Light Emitting Diode）やフルカラーＬＥＤなど、複数の色を表現できる発光部を有し、制御信号に応じて当該発行部を所望の点灯状態（例えば、所望の色、所望の点滅状態（点滅／非点滅）など）で点灯させる。表所等装置は、精算装置３０を介さずに、精算装置３０の近傍に設けられていてもよい。この場合、表示灯装置は、情報処理装置１０、商品登録装置２０、精算装置３０などの他の装置と、ネットワーク５０を介して通信可能に接続される。

　〔動作例〕
　図４を用いて、本実施形態の情報処理システム１の具体的な処理の流れを説明する。図４は、第１実施形態における情報処理装置１０の処理の流れを示すフローチャートである。

　情報処理装置１０は、商品登録装置２０で生成された精算情報を受け取った後、当該精算情報を精算装置３０に送信する。ここで、情報処理装置１０の検出部１１０は精算情報の「送信時刻」を取得する（Ｓ１０１）。

　ここでの「送信時刻の取得」とは、精算情報が送信されたものとする時刻を検出部１１０が決めてデータ化すること、または、検出部１１０を備える装置と通信可能な他の装置によって決定およびデータ化された時刻を検出部１１０が取得することを意味する。指定方式の場合、情報処理装置１０の検出部１１０は、商品登録装置２０から精算情報を受信した時刻を「送信時刻」と決めてデータ化してもよいし、精算装置３０に精算情報を送信した時刻を「送信時刻」と決めてデータ化してもよい。また、指定方式の場合、商品登録装置２０が当該商品登録装置２０から情報処理装置１０に精算情報を送信した時刻を「送信時刻」としてデータ化し、情報処理装置１０の検出部１１０は、商品登録装置２０によりデータ化された「送信時刻」を精算情報と共に商品登録装置２０から取得してもよい。また、指定方式の場合、精算処理中に、次に処理されるべき精算情報が精算装置の待機キューに随時入れられる場合もある。そのため、精算情報を用いた精算処理が開始された時刻を精算装置３０が「送信時刻」としてデータ化し、情報処理装置１０の検出部１１０は、精算装置３０によりデータ化された「送信時刻」を当該精算情報を一意に識別する情報と共に、精算装置３０から取得してもよい。また、会計券方式の場合、情報処理装置１０の検出部１１０は、精算装置３０から精算情報の送信要求を受信した時刻を「送信時刻」と決めてデータ化してもよいし、送信要求に応じて精算情報を精算装置３０に送信した時刻を「送信時刻」と決めてデータ化してもよい。

　また、情報処理装置１０の検出部１１０は、「送信時刻」の取得に伴い、当該取得した「送信時刻」と当該精算情報とを関連付けて保持する（Ｓ１０２）。例えば、情報処理装置１０の検出部１１０は、各精算情報に割り当てられた固有のＩＤといった精算情報を一意に識別する情報を用いて、取得した「送信時刻」と精算情報とを関連付ける。

　次いで、情報処理装置１０の検出部１１０は、Ｓ１０１で取得された「送信時刻」からの経過時間の管理処理を開始する（Ｓ１０３）。情報処理装置１０の検出部１１０は、例えば、「送信時刻」を取得したタイミングに応じてカウントアップタイマーまたはカウントダウンタイマーを起動させ、所定時間の経過を管理する。また、情報処理装置１０の検出部１１０は、システム時間などを現在時刻として取得し、当該現在時刻と「送信時刻」との差分値によって、所定時間の経過を管理することもできる。

　そして、情報処理装置１０の検出部１１０は、Ｓ１０１で精算情報を送信した精算装置３０において当該精算情報を用いた精算処理が完了したか否かを判断する（Ｓ１０４）。例えば、精算装置３０が、精算処理で用いられた精算情報を一意に識別する情報を含めて、精算処理が完了したことを示す通知（完了通知）を情報処理装置１０に送信することにより、情報処理装置１０の検出部１１０は、精算装置３０から当該完了通知を受信したか否かによって、Ｓ１０１で送信した精算情報を用いた精算処理が当該精算装置３０において完了したか否かを判断できる。具体的には、情報処理装置１０の検出部１１０は、「送信時刻」に関連付けられた精算情報を一意に識別する情報と、完了通知に含まれる精算情報を一意に識別する情報とを比較することで、完了した精算処理がどの精算情報を用いたものかを把握できる。

　Ｓ１０１で精算情報を送信した精算装置３０において当該精算情報を用いた精算処理が完了したと判断される場合（Ｓ１０４：ＹＥＳ）、情報処理装置１０の検出部１１０および出力部１２０は後述の処理を行わない。一方、Ｓ１０１で精算情報を送信した精算装置３０において当該精算情報を用いた精算処理が完了していないと判断される場合（Ｓ１０４：ＮＯ）、情報処理装置１０の検出部１１０は当該精算情報の送信時刻から所定時間が経過したか否かを判断する（Ｓ１０５）。

　精算情報の送信時刻から所定時間が経過していない場合（Ｓ１０５：ＮＯ）、処理はＳ１０４に戻り、情報処理装置１０の検出部１１０は精算装置３０から完了通知を受信したか否かを再度確認する。一方、精算情報の送信時刻から所定時間が経過した場合（Ｓ１０５：ＹＥＳ）、情報処理装置１０の検出部１１０は、Ｓ１０１で精算情報を送信した精算装置３０を"送信時刻から所定時間が経過しても精算情報を用いた精算処理が完了しない又は開始されない精算装置"と判断し、出力部１２０に所定の出力を行う旨の指示を出す。この指示に従い、出力部１２０は、所定の出力を行う（Ｓ１０６）。

　例えば、情報処理装置１０の出力部１２０は、Ｓ１０１の精算情報の送信先の精算装置３０の出力装置（例えば、精算装置３０に備えられた表示装置および表示灯装置など）に所定の出力を行う。より具体的には、情報処理装置１０の出力部１２０は、所定の出力として、送信時刻から所定時間が経過しても精算情報を用いた精算処理が完了しない又は開始されない精算装置３０の表示装置に、定員の呼出要否を問う表示画面を表示させる。また、情報処理装置１０の出力部１２０は、所定の出力として、送信時刻から所定時間が経過しても精算情報を用いた精算処理が完了しない又は開始されない精算装置３０の表示灯装置を、"送信時刻から所定時間が経過しても精算情報を用いた精算処理が完了しない又は開始されないこと"を示す点灯状態で点灯させる命令を出力してもよい。

　また他の例として、情報処理装置１０の出力部１２０は、所定の出力として、Ｓ１０６で"送信時刻から所定時間が経過しても精算情報を用いた精算処理が完了しない又は開始されない精算装置"と判断された精算装置３０を示す情報を、商品登録装置２０または店員用端末４０に出力してもよい。この情を受信した商品登録装置２０または店員用端末４０は、当該精算装置３０を通知するメッセージや当該精算装置３０の位置を示すマップ等を表示部に表示する。

　説明の便宜のため、図４では送信時刻を用いる例を示した。これに限らず、出力時刻や読取時刻を送信時刻の代わりに用いることもできる。

　出力時刻を用いる場合、商品登録装置２０が、可搬型媒体への精算情報または精算識別情報の出力時刻を取得する。そして、情報処理装置１０の検出部１１０は、Ｓ１０１において、精算情報と出力時刻の双方を商品登録装置２０から受け取る。また、商品登録装置２０は、可搬型媒体に、精算情報または精算識別情報と出力時刻とを出力してもよい。この場合、精算装置３０は、可搬型媒体を読み取り、当該可搬型媒体に含まれる出力時刻を取得する。そして、Ｓ１０１において、精算装置３０が出力時刻を情報処理装置１０に対して送信することにより、情報処理装置１０の検出部１１０は出力時刻を取得する。

　また、読取時刻を用いる場合、精算装置３０が、可搬型媒体に含まれる精算情報を読み取った時刻を読取時刻として取得する。そして、Ｓ１０１において、精算装置３０が読取時刻を情報処理装置１０に対して送信することにより、情報処理装置１０の検出部１１０は読取時刻を取得する。

　〔第１実施形態の作用および効果〕
　以上、本実施形態によれば、送信時刻、出力時刻、または読取時刻から所定時間が経過した場合、精算装置３０の操作に手間取っている顧客の存在を店員に通知するための所定の出力が行われる。具体的には、この所定の出力により、例えば、精算装置３０の表示部に店員の呼出有無を問う表示画面が表示される。また例えば、この所定の出力により、精算装置３０の表示灯装置が"送信時刻、出力時刻、または読取時刻から所定時間が経過しても精算情報を用いた精算処理が完了しない又は開始されないこと"を示す点灯状態で点灯する。また、例えば、この所定の出力より、商品登録装置２０または店員用端末４０の表示部に送信時刻、出力時刻、または読取時刻から所定時間が経過しても精算情報を用いた精算処理が完了しない又は開始されない精算装置３０を通知するメッセージが表示される。

　これにより、本実施形態によれば、精算装置３０の操作に手間取る顧客を検出し、そのような顧客の存在を店員に通知することができる。そして、この通知に応じて、店員は精算装置３０の操作に手間取る顧客をサポートして、精算装置３０で行われる精算処理が長引くのを防ぐことができる。結果として、精算装置３０の利用待ち時間の発生を抑制し、顧客満足度の向上といった効果を得ることができる。

　〔第１実施形態の変形例〕
　本実施形態において、情報処理装置１０の代わりに、商品登録装置２０または精算装置３０が、検出部１１０および出力部１２０を備えていてもよい。この場合、検出部１１０および出力部１２０の機能を実現するプログラムモジュールは、情報処理装置１０の場合と同様に、商品登録装置２０または精算装置３０のＣＰＵ（図示せず）により実行される。商品登録装置２０が検出部１１０と出力部１２０とを備える場合の処理、および、精算装置３０が検出部１１０と出力部１２０とを備える場合の処理の流れは、図４に示される処理の流れと同様である。

　まず、図４を用いて、商品登録装置２０が検出部１１０および出力部１２０を備える場合の処理について説明する。なお、以下では、説明の便宜上、「送信時刻」を用いる場合を例示するが、上述したように、「出力時刻」または「読取時刻」を送信時刻の代わりに用いてもよい。

　商品登録装置２０の検出部１１０は、情報処理装置１０または精算装置３０に精算情報を送信した時刻を「送信時刻」として取得し（Ｓ１０１）、当該精算情報と、Ｓ１０１で取得された「送信時刻」と関連付けて保持する（Ｓ１０２）。そして、商品登録装置２０の検出部１１０は、送信時刻からの経過時間の管理処理を開始し（Ｓ１０３）、送信時刻から所定時間が経過するまでに精算処理が完了したか否かを判定する（Ｓ１０４およびＳ１０５）。Ｓ１０４では、商品登録装置２０の検出部１１０は、Ｓ１０１の精算情報を用いた精算処理が完了した旨を示す通知を精算装置３０から受信したか否かによって、精算処理が完了したか否かを判断することができる。送信時刻から所定時間が経過するまでに精算処理が完了した場合は、商品登録装置２０の検出部１１０および出力部１２０は、後述の処理を行わない。一方、送信時刻から所定時間が経過するまでに精算処理が完了しない場合、商品登録装置２０の検出部１１０は、Ｓ１０１で精算情報を送信した精算装置３０を"送信時刻から所定時間が経過しても精算情報を用いた精算処理が完了しない又は開始されない精算装置"と判断し、出力部１２０に所定の出力を行う旨の指示を出す。この指示に従い、出力部１２０は、所定の出力を行う（Ｓ１０６）。

　例えば、商品登録装置２０の出力部１２０は、Ｓ１０１の精算情報の送信先の精算装置３０の出力装置（例えば、精算装置３０に備えられた表示装置および表示灯装置など）に所定の出力を行う。より具体的には、商品登録装置２０の出力部１２０は、所定の出力として、当該精算装置３０の表示装置に、定員の呼出要否を問う表示画面を表示させる。また、商品登録装置２０の出力部１２０は、所定の出力として、当該精算装置３０の表示灯装置を、"送信時刻から所定時間が経過しても精算情報を用いた精算処理が完了しない又は開始されないこと"を示す点灯状態で点灯させる命令を出力してもよい。また、商品登録装置２０の出力部１２０は、Ｓ１０６で"送信時刻から所定時間が経過しても精算情報を用いた精算処理が完了しない又は開始されない精算装置"と判断された精算装置３０を通知するメッセージや当該精算装置３０の位置を示すマップ等を自身の表示部に表示させてもよい。また、商品登録装置２０の出力部１２０は、精算情報を基に、Ｓ１０６で"送信時刻から所定時間が経過しても精算情報を用いた精算処理が完了しない又は開始されない精算装置"と判断された精算装置３０を示す情報を、店員用端末４０に出力してもよい。この情報を受信した店員用端末４０は、当該精算装置３０を通知するメッセージや当該精算装置３０の位置を示すマップ等を表示部に表示する。

　次に、図４を用いて、精算装置３０が検出部１１０および出力部１２０を備える場合の処理について説明する。

　まず、精算装置３０の検出部１１０は「送信時刻」を取得する（Ｓ１０１）。精算装置３０の検出部１１０は、自身が精算情報を受信した時刻を「送信時刻」と決めてデータ化してもよいし、情報処理装置１０によりデータ化された「送信時刻」を精算情報と共に情報処理装置１０から受け取ってもよい。そして、精算装置３０の検出部１１０は、当該精算情報と、Ｓ１０１で取得された「送信時刻」と関連付けて保持する（Ｓ１０２）。そして、精算装置３０の検出部１１０は、送信時刻からの経過時間の管理処理を開始し（Ｓ１０３）、送信時刻から所定時間が経過するまでに精算処理が完了したか否かを判定する（Ｓ１０４およびＳ１０５）。Ｓ１０４では、精算装置３０の検出部１１０は、例えば算対象の商品の代金の投入、精算を完了するボタンの押下、釣銭の払出、レシートの発行といったイベントの実行を検知したか否かによって、精算処理が完了したか否かを判断できる。送信時刻から所定時間が経過するまでに精算処理が完了した場合は、精算装置３０の検出部１１０および出力部１２０は、後述の処理を行わない。一方、送信時刻から所定時間が経過するまでに精算処理が完了しない場合、精算装置３０の検出部１１０は、自身を"送信時刻から所定時間が経過しても精算情報を用いた精算処理が完了しない又は開始されない精算装置"と判断し、出力部１２０に所定の出力を行う旨の指示を出す。この指示に従い、出力部１２０は、所定の出力を行う（Ｓ１０６）。

　例えば、精算装置３０の出力部１２０は、自身の出力装置（例えば表示装置および表示灯装置など）に所定の出力を行う。より具体的には、精算装置３０の出力部１２０は、所定の出力として、自身の表示装置に、定員の呼出要否を問う表示画面を表示させる。また、精算装置３０の出力部１２０は、所定の出力として、自身の表示灯装置を、"送信時刻から所定時間が経過しても精算情報を用いた精算処理が完了しない又は開始されないこと"を示す点灯状態で点灯させてもよい。また、精算装置３０の出力部１２０は、自身が"送信時刻から所定時間が経過しても精算情報を用いた精算処理が完了しない又は開始されない精算装置"である旨を示す情報を、商品登録装置２０または店員用端末４０に出力してもよい。この情報を受信した商品登録装置２０または店員用端末４０は、当該精算装置３０を通知するメッセージや当該精算装置３０の位置を示すマップ等を表示部に表示する。

　［第２実施形態］
　本実施形態では、本発明の効果を得ることができる最小の構成を有する情報処理装置１０について説明する。

　〔処理構成〕
　図２に示されるように、第２実施形態における情報処理装置１０は、検出部１１０および出力部１２０を有する。本実施形態の検出部１１０および出力部１２０は、第１実施形態と同様である。本実施形態の検出部１１０および出力部１２０も、第１実施形態と同様に、ＣＰＵ１０１が、ストレージ１０３に記憶された検出部１１０および出力部１２０の機能を実現する各プログラムモジュールを実行することにより実現される。第２実施形態における情報処理装置１０は、第１実施形態における情報処理装置１０、商品登録装置２０、又は精算装置３０に相当する。

　〔動作例〕
　図５を用いて、本実施形態における情報処理装置１０の動作例を説明する。図５は、第２実施形態における情報処理装置１０の処理の流れを示すフローチャートである。

　情報処理装置１０は、ある精算情報の送信時刻から所定時間が経過しても当該精算情報を用いた精算処理が完了しない精算装置３０が存在するか否かを検出する（Ｓ２０１）。例えば、情報処理装置１０は、図示しない他の装置から、ある精算情報の送信時刻から所定時間が経過しても当該精算情報を用いた精算処理が完了しない精算装置３０が存在する旨の通知を受けとることにより、精算情報の送信から所定時間が経過しても精算処理が完了しない又は開始されない精算装置３０の存在を検出する。精算情報の送信から所定時間が経過しても精算処理が完了しない精算装置３０が検出された場合（Ｓ２０１：ＹＥＳ）、情報処理装置１０は、精算装置３０の操作に手間取っている顧客の存在を店員に通知するための所定の出力を行う（Ｓ２０２）。一方、精算情報の送信から所定時間が経過しても精算処理が完了しない精算装置３０が検出されない場合（Ｓ２０１：ＮＯ）、情報処理装置１０は、精算装置３０の操作に手間取っている顧客の存在を店員に通知するための所定の出力を行わない。

　また本実施形態においても、第１実施形態で説明したように、出力時刻や読取時刻を送信時刻の代わりとして用いることもできる。

　〔第２実施形態の作用と効果〕
　以上、本実施形態によれば、精算情報の送信時刻、出力時刻、または読取時刻から所定時間が経過しても精算処理が完了しない又は開始されない精算装置３０の検出に応じて、精算装置３０の操作に手間取っている顧客の存在を店員に通知するための所定の出力が行われる。よって、本実施形態によれば、精算装置の操作に手間取る顧客を検出することができる。

　以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。

　また、上述の説明で用いたフローチャートでは、複数の工程（処理）が順番に記載されているが、各実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。各実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。

　以下、参考形態の例を付記する。
１．
　精算対象として登録された商品の精算情報または該精算情報を識別する精算識別情報の送信時刻、該精算情報または該精算識別情報の可搬型媒体への出力時刻、または、該精算情報を用いて精算処理を行う精算装置による該可搬型媒体の読取時刻から所定時間が経過しても、前記精算装置において前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されないことを検出する検出手段と、
　前記検出手段による検出結果に応じて、所定の出力を行う出力手段と、
　を備える情報処理装置。
２．
　前記出力手段は、前記送信時刻、前記出力時刻、または前記読取時刻から前記所定時間が経過しても前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されない前記精算装置の出力装置に前記所定の出力を行う、
　１．に記載の情報処理装置。
３．
　前記出力手段は、前記送信時刻、前記出力時刻、または前記読取時刻から前記所定時間が経過しても前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されない前記精算装置を通知する情報を、商品登録装置の表示部または店員が利用する他の装置の表示部に表示させる、
　１．に記載の情報処理装置。
４．
　前記出力手段は、前記送信時刻、前記出力時刻、または前記読取時刻から前記所定時間が経過しても前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されない前記精算装置の表示部に、店員の呼出要否を問う表示画面を前記所定の出力として表示させる、
　１．または２．に記載の情報処理装置。
５．
　前記出力手段は、前記送信時刻、前記出力時刻、または前記読取時刻から前記所定時間が経過しても前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されない前記精算装置の表示灯装置を、前記送信時刻、前記出力時刻、または前記読取時刻から前記所定時間が経過しても前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されないことを示す点灯状態で点灯させる、
　１．または２．に記載の情報処理装置。
６．
　コンピュータが、
　精算対象として登録された商品の精算情報または該精算情報を識別する精算識別情報の送信時刻、該精算情報または該精算識別情報の可搬型媒体への出力時刻、または、該精算情報を用いて精算処理を行う精算装置による該可搬型媒体の読取時刻から所定時間が経過しても、前記精算装置において前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されないことを検出し、
　前記検出の結果に応じて、所定の出力を行う、
　ことを含む情報処理方法。
７．
　前記コンピュータが、
　前記送信時刻、前記出力時刻、または前記読取時刻から前記所定時間が経過しても前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されない前記精算装置の出力装置に前記所定の出力を行う、
　ことを含む６．に記載の情報処理方法。
８．
　前記コンピュータが、
　前記送信時刻、前記出力時刻、または前記読取時刻から前記所定時間が経過しても前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されない前記精算装置を通知する情報を、商品登録装置の表示部または店員が利用する他の装置の表示部に表示させる、
　６．に記載の情報処理方法。
９．
　前記コンピュータが、
　前記送信時刻、前記出力時刻、または前記読取時刻から前記所定時間が経過しても前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されない前記精算装置の表示部に、店員の呼出要否を問う表示画面を前記所定の出力として表示させる、
　６．または７．に記載の情報処理方法。
１０．
　前記コンピュータが、
　前記送信時刻、前記出力時刻、または前記読取時刻から前記所定時間が経過しても前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されない前記精算装置の表示灯装置を、前記送信時刻、前記出力時刻、または前記読取時刻から前記所定時間が経過しても前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されないことを示す点灯状態で点灯させる、
　６．または７．に記載の情報処理方法。
１１．
　コンピュータを、
　精算対象として登録された商品の精算情報または該精算情報を識別する精算識別情報の送信時刻、該精算情報または該精算識別情報の可搬型媒体への出力時刻、または、該精算情報を用いて精算処理を行う精算装置による該可搬型媒体の読取時刻から所定時間が経過しても、前記精算装置において前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されないことを検出する検出手段、
　前記検出手段による検出結果に応じて、所定の出力を行う出力手段、
　として機能させるためのプログラム。
１２．
　前記出力手段は、前記送信時刻、前記出力時刻、または前記読取時刻から前記所定時間が経過しても前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されない前記精算装置の出力装置に前記所定の出力を行う、
　１１．に記載のプログラム。
１３．
　前記出力手段は、前記送信時刻、前記出力時刻、または前記読取時刻から前記所定時間が経過しても前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されない前記精算装置を通知する情報を、商品登録装置の表示部または店員が利用する他の装置の表示部に表示させる、
　１１．に記載のプログラム。
１４．
　前記出力手段は、前記送信時刻、前記出力時刻、または前記読取時刻から前記所定時間が経過しても前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されない前記精算装置の表示部に、店員の呼出要否を問う表示画面を前記所定の出力として表示させる、
　１１．または１２．に記載のプログラム。
１５．
　前記出力手段は、前記送信時刻、前記出力時刻、または前記読取時刻から前記所定時間が経過しても前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されない前記精算装置の表示灯装置を、前記送信時刻、前記出力時刻、または前記読取時刻から前記所定時間が経過しても前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されないことを示す点灯状態で点灯させる、
　１１．または１２．に記載のプログラム。

　この出願は、２０１５年２月２７日に出願された日本出願特願２０１５－３９６３４号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims

　精算対象として登録された商品の精算情報または該精算情報を識別する精算識別情報の送信時刻、該精算情報または該精算識別情報の可搬型媒体への出力時刻、または、該精算情報を用いて精算処理を行う精算装置による該可搬型媒体の読取時刻から所定時間が経過しても、前記精算装置において前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されないことを検出する検出手段と、
　前記検出手段による検出結果に応じて、所定の出力を行う出力手段と、
　を備える情報処理装置。
　前記出力手段は、前記送信時刻、前記出力時刻、または前記読取時刻から前記所定時間が経過しても前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されない前記精算装置の出力装置に前記所定の出力を行う、
　請求項１に記載の情報処理装置。
　前記出力手段は、前記送信時刻、前記出力時刻、または前記読取時刻から前記所定時間が経過しても前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されない前記精算装置を通知する情報を、商品登録装置の表示部または店員が利用する他の装置の表示部に表示させる、
　請求項１に記載の情報処理装置。
　前記出力手段は、前記送信時刻、前記出力時刻、または前記読取時刻から前記所定時間が経過しても前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されない前記精算装置の表示部に、店員の呼出要否を問う表示画面を前記所定の出力として表示させる、
　請求項１または２に記載の情報処理装置。
　前記出力手段は、前記送信時刻、前記出力時刻、または前記読取時刻から前記所定時間が経過しても前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されない前記精算装置の表示灯装置を、前記送信時刻、前記出力時刻、または前記読取時刻から前記所定時間が経過しても前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されないことを示す点灯状態で点灯させる、
　請求項１または２に記載の情報処理装置。
　コンピュータが、
　精算対象として登録された商品の精算情報または該精算情報を識別する精算識別情報の送信時刻、該精算情報または該精算識別情報の可搬型媒体への出力時刻、または、該精算情報を用いて精算処理を行う精算装置による該可搬型媒体の読取時刻から所定時間が経過しても、前記精算装置において前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されないことを検出し、
　前記検出の結果に応じて、所定の出力を行う、
　ことを含む情報処理方法。
　コンピュータを、
　精算対象として登録された商品の精算情報または該精算情報を識別する精算識別情報の送信時刻、該精算情報または該精算識別情報の可搬型媒体への出力時刻、または、該精算情報を用いて精算処理を行う精算装置による該可搬型媒体の読取時刻から所定時間が経過しても、前記精算装置において前記精算情報を用いた精算処理が完了しないまたは開始されないことを検出する検出手段、
　前記検出手段による検出結果に応じて、所定の出力を行う出力手段、
　として機能させるためのプログラム。