WO2016132627A1 - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力装置が大きくなってしまうことを抑制しつつ、簡易な演算によって入力装置の傾きを検出することが可能な技術を提供する。 【解決手段】入力装置との接触または近接を検出可能な第1のセンサおよび第2のセンサそれぞれの出力値またはゲインを検出データとして取得するデータ取得部と、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサそれぞれの前記検出データの差分値に基づいて、前記入力装置の傾きを検出する傾き検出部と、を備える、情報処理装置が提供される。

Description

情報処理装置および情報処理方法
 本開示は、情報処理装置および情報処理方法に関する。
 近年、スタイラスペンなどの入力装置によってタブレットにおける位置を入力する技術が知られている。ここで、入力装置の傾きを検出する技術として様々な技術が知られている。例えば、入力装置に組み込まれたセンサによって入力装置の傾きを検出する技術が存在する。また、入力装置がタブレットに接触または近接したときにタブレットに生じる誘導電圧の分布から入力装置の傾きを検出する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8-22356号公報
 しかし、入力装置が大きくなってしまうことを抑制しつつ、簡易な演算によって入力装置の傾きを検出することが可能な技術が提供されることが望まれる。
 本開示によれば、入力装置との接触または近接を検出可能な第1のセンサおよび第2のセンサそれぞれの出力値またはゲインを検出データとして取得するデータ取得部と、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサそれぞれの前記検出データの差分値に基づいて、前記入力装置の傾きを検出する傾き検出部と、を備える、情報処理装置が提供される。
 本開示によれば、入力装置との接触または近接を検出可能な第1のセンサおよび第2のセンサそれぞれの出力値またはゲインを検出データとして取得することと、プロセッサにより、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサそれぞれの前記検出データの差分値に基づいて、前記入力装置の傾きを検出することと、を含む、情報処理方法が提供される。
 以上説明したように本開示によれば、入力装置が大きくなってしまうことを抑制しつつ、簡易な演算によって入力装置の傾きを検出することが可能な技術が提供される。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。 タブレットにおける位置を指定するペンの構成例を示す図である。 情報処理装置の機能構成例を示すブロック図である。 ペンの傾きの例を説明するための図である。 ペンの傾きの他の例を説明するための図である。 X方向およびY方向それぞれのセンサのゲインとペンの傾きXYとの関係の例を示す図である X方向およびY方向それぞれのセンサのゲインとペンの傾きXYとの関係の他の例を示す図である。 X方向およびY方向それぞれのセンサのゲインとペン30の傾きXYとの関係の他の例を示す図である。 X方向のセンサおよびY方向のセンサそれぞれのゲインの差分値に基づいてペンの傾きXYを検出する動作の例を示すフローチャートである。 X方向のセンサおよびY方向のセンサそれぞれの出力値の差分値に基づいてペンの傾きXYを検出する動作の例を示すフローチャートである。 補正前後における表示位置の軌跡の例を示す図である。 キャリブレーション時において表示される初期画面の例を示す図である。 表示位置の軌跡を表示させるタイミングの例を説明するための図である。 補正量決定用の軌跡をなぞり終わった時点における表示位置の軌跡を示す図である。 表示位置の軌跡をユーザ操作によって調整させるための画面例を示す図である。 移動が終わった時点における表示位置の軌跡を示す図である。 表示位置の軌跡をユーザに確認させるための画面例を示す図である。 再調整画面の例を示す図である。
 以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
 また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットまたは数字を付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
 なお、説明は以下の順序で行うものとする。
 1.本開示の実施形態
  1.1.システム構成例
  1.2.機能詳細
 2.むすび
 <1.本開示の実施形態>
 [1.1.システム構成例]
 まず、図面を参照しながら本開示の実施形態に係る情報処理システムの構成例について説明する。図1は、本開示の実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。図1に示したように、本開示の実施形態に係る情報処理システム1は、情報処理装置10を備える。また、情報処理システム1は、スタイラスペンなどの入力装置(以下、単に「ペン」とも言う。)を検出するタブレット20を備えている。
 タブレット20は、ペンによって指示される指示面21を有している。また、タブレット20は、指示面21内において行列状に配置された複数のセンサコイルを有している。本実施形態においては、タブレット20は、行方向の座標X1~X8に対応するセンサコイルX1~X8と、列方向の座標Y1~Y8に対応するセンサコイルY1~Y8とを有している。
 また、情報処理システム1は、センサコイルX1~X8,Y1~Y8に接続された情報処理装置10を備えている。情報処理装置10は、例えば、LSI(Large Scale Integration)および所定の回路が共通の回路基板上に実装されたモジュールとして構成することができる。
 図2は、タブレット20における位置を指定するペンの構成例を示す図である。本開示の実施形態において、タブレット20とペン30との間における通信方式としては、電磁誘導方式が採用される。したがって、図2に示すように、ペン30は、コイルおよびコンデンサを含む共振回路31を有している。
 [1.2.機能詳細]
 図3は、情報処理装置10の機能構成例を示すブロック図である。図3に示すように、情報処理装置10は、信号発生部110、増幅部120、切り替え部130、増幅部140、A/D変換器(Analog to Digital Converter)150、LSIとしての制御部160および表示部170を有する。制御部160は、データ取得部161、位置検出部162、切り替え制御部163、傾き検出部164、処理部165および表示制御部166を有している。
 以下、本実施の形態に係る情報処理システム1の動作について説明する。まず、信号発生部110は、ペン30の共振回路31の共振周波数に相当する周波数の信号をタブレット20への供給信号として発生する。信号発生部110により発生された信号は、増幅部120に入力される。増幅部120が、信号発生部110により発生された供給信号を増幅すると、増幅後の供給信号が切り替え部130に入力される。
 切り替え部130は、切り替え制御部163から入力される切り替え信号に基づいて、センサコイルX1~X8,Y1~Y8を順次に一つずつ選択する。切り替え部130によってセンサコイルXkが選択されたとする。これにより、供給信号がセンサコイルXkに供給され、センサコイルXkの周囲に交番磁界が発生する。つまり、センサコイルXkからペン30に向けて、共振回路31の共振周波数に相当する周波数の送信信号が出力される。
 このとき、ペン30がセンサコイルX1に接触または近接していれば、電磁誘導によってペン30の共振回路31に電流が流れることにより、共振回路31のコンデンサにエネルギが蓄積される。その後、センサコイルX1の選択状態を維持したまま、供給信号の供給を停止すると、共振回路31のコンデンサに蓄積されたエネルギによって共振回路31のコイルに電流が流れ、これにより、ペン30の周囲に交番磁界が発生する。つまり、ペン30からセンサコイルXkに向けて、その共振回路31の共振周波数に相当する周波数の送信信号が出力される。
 すると、電磁誘導によってセンサコイルXkに電流が流れることによって、センサコイルXkの端子間に電圧が発生する。つまり、ペン30から送信された送信信号がセンサコイルXkによって受信されることによって、共振回路31の共振周波数に相当する周波数の電圧が、センサコイルXkの端子間に発生する。一方、ペン30がセンサコイルX1に接触または近接していなければ、センサコイルXkの端子間に電圧は発生しない。
 センサコイルXkの出力値またはゲインは、切り替え部130から増幅部140に入力され、増幅部140によって増幅され、A/D変換部150によって、ディジタル形式に変換されてよい。増幅された出力値またはゲインは、データ取得部161に入力される。そして、データ取得部161は、センサコイルXkの出力値またはゲインを取得する。このようにして、センサコイルX1~X8(第1のセンサ群),Y1~Y8(第2のセンサ群)それぞれの出力値またはゲインが検出データとして順次に取得される。
 位置検出部162は、センサコイルX1~X8からペン30が接触または近接したセンサを、ペン30によって指定された第1のセンサ(以下、単に「X方向のセンサ」とも言う。)として決定し、センサコイルY1~Y8からペン30が接触または近接したセンサを、ペン30によって指定された第2のセンサ(以下、単に「Y方向のセンサ」とも言う。)として決定する。
 より詳細には、位置検出部162は、出力値の最大値またはゲインの最大値をセンサコイルX1~X8それぞれについて算出し、最大値がピークとなるセンサコイルをペン30によって入力されたX方向のセンサ(X座標)として検出する。同様に、位置検出部162は、出力値の最大値またはゲインの最大値をセンサコイルY1~Y8それぞれについて算出し、最大値がピークとなるセンサコイルをペン30によって入力されたY方向のセンサ(Y座標)として検出する。
 傾き検出部164は、X方向のセンサおよびY方向のセンサそれぞれの出力値またはゲインに基づいて、ペン30の傾きを検出する。ここで、ペン30の傾きの例について説明する。図4は、ペン30の傾きの例を説明するための図である。図4に示すように、表示部170(指示面21)の垂線方向をZ軸とした場合、ペン30の傾きには、Z軸とペン30とのなす角度も含まれ得るが、本明細書におけるペン30の傾きには、図5に示した角度が主に含まれる。
 図5は、ペン30の傾きの他の例を説明するための図である。図5を参照すると、センサX1~センサX8の方向がX軸によって示されており、センサY1~センサY8の方向がY軸によって示されている。このとき、図5に示すように、ペン30の傾きXYは、Y軸に直交する面とペン30とのなす角度であってよい。したがって、以下の説明においては、ペン30の傾きとして傾きXYを主に利用する。なお、ペン30の傾きXYは、X軸に直行する面とペン30とのなす角度であってもよい。
 X方向およびY方向それぞれのセンサの出力値またはゲインとペン30の傾きXYとの関係について説明する。図6は、X方向およびY方向それぞれのセンサのゲインとペン30の傾きXYとの関係の例を示す図である。図6には、ペン30の傾きZが「40°」であり、ペン30の傾きXYが「90°」である場合に、X方向およびY方向それぞれのセンサのゲインが、表示部170の一例としてのEPD(Electrophoretic Display)からの高さに伴ってどのように変化するかを測定した結果が示されている。
 図7は、X方向およびY方向それぞれのセンサのゲインとペン30の傾きXYとの関係の他の例を示す図である。図7には、ペン30の傾きZが「40°」であり、ペン30の傾きXYが「45°」である場合に、X方向およびY方向それぞれのセンサのゲインが、表示部170の一例としてのEPDからの高さに伴ってどのように変化するかを測定した結果が示されている。
 図8は、X方向およびY方向それぞれのセンサのゲインとペン30の傾きXYとの関係の他の例を示す図である。図8には、ペン30の傾きZが「40°」であり、ペン30の傾きXYが「0°」である場合に、X方向およびY方向それぞれのセンサのゲインが、表示部170の一例としてのEPDからの高さに伴ってどのように変化するかを測定した結果が示されている。
 図6~図8に示した各種の例から、ペン30の傾きXYは、X方向のセンサおよびY方向のセンサそれぞれのゲインの差分値に依存していることが把握される。より具体的には、図6~図8を参照すると、ペン30の傾きZが同一であれば、ペン30の傾きXYが大きいほど、X方向のセンサのゲインからY方向のセンサのゲインを減算した値が大きくなっている。そこで、傾き検出部164は、X方向のセンサおよびY方向のセンサそれぞれの検出データの差分値に基づいて、ペン30の傾きを検出するとよい。
 かかる構成によれば、ペン30の傾きを検出するセンサをペン30に組み込む必要がないため、ペン30が大きくなってしまうことを抑制することが可能である。また、かかる構成によれば、ペン30の傾きを検出するために複雑な演算が必要とされないため、簡易な演算によってペン30の傾きを検出することが可能である。
 続いて、X方向のセンサおよびY方向のセンサそれぞれのゲインの差分値に基づいてペン30の傾きXYを検出する動作について説明する。図9は、X方向のセンサおよびY方向のセンサそれぞれのゲインの差分値に基づいてペン30の傾きXYを検出する動作の例を示すフローチャートである。図9に示すように、データ取得部161は、X方向のセンサおよびY方向のセンサそれぞれのゲインを取得する(S21)。
 続いて、傾き検出部164は、X方向のセンサおよびY方向のセンサのゲインの差分値Vgを算出する(S22)。傾き検出部164は、差分値Vgの大きさが「G0<=Vg<=G1」を満たす場合には、ペン30の傾きXYとして「B1」を検出し(S24-1)、動作を終了する。一方、傾き検出部164は、差分値Vgの大きさが「G1<Vg<=G2」を満たす場合には、ペン30の傾きXYとして「B2」を検出し(S24-2)、動作を終了する。
 また、傾き検出部164は、差分値Vgの大きさが「Gn-1<Vg<=Gn」を満たす場合には、ペン30の傾きXYとして「Bn」を検出し(S24-n)、動作を終了する。このように、傾き検出部164は、X方向のセンサおよびY方向のセンサのゲインの差分値Vgが所定の範囲内である場合に、ペン30の傾きとして所定の範囲にあらかじめ関連付けられた所定の傾きを検出することが可能である。
 なお、X方向のセンサおよびY方向のセンサのゲインが大きくなり過ぎると、ある程度以上のゲインの差分値が得られなくなってしまうおそれがある。そこで、傾き検出部164は、X方向のセンサおよびY方向のセンサの少なくともいずれか一方のゲインが所定の閾値を超えた場合に、ペン30の傾きXYを検出してもよい。これによって、所定の閾値が適切に設定されていれば、ある程度以上のゲインの差分値が得られることが期待される。
 続いて、X方向のセンサおよびY方向のセンサそれぞれの出力値の差分値に基づいてペン30の傾きXYを検出する動作について説明する。図10は、X方向のセンサおよびY方向のセンサそれぞれの出力値の差分値に基づいてペン30の傾きXYを検出する動作の例を示すフローチャートである。図10に示すように、データ取得部161は、X方向のセンサおよびY方向のセンサそれぞれの出力値を取得する(S31)。
 続いて、傾き検出部164は、X方向のセンサおよびY方向のセンサの出力値の差分値Vtを算出する(S32)。傾き検出部164は、差分値Vtの大きさが「T0<=Vt<=T1」を満たす場合には、ペン30の傾きXYとして「A1」を検出し(S34-1)、動作を終了する。一方、傾き検出部164は、差分値Vtの大きさが「T1<Vt<=T2」を満たす場合には、ペン30の傾きXYとして「A2」を検出し(S34-2)、動作を終了する。
 また、傾き検出部164は、差分値Vtの大きさが「Tn-1<Vt<=Tn」を満たす場合には、ペン30の傾きXYとして「An」を検出し(S34-n)、動作を終了する。このように、傾き検出部164は、X方向のセンサおよびY方向のセンサの検出データ(図10の例においては、出力値)の差分値Vtが所定の範囲内である場合に、ペン30の傾きとして所定の範囲にあらかじめ関連付けられた所定の傾きを検出することが可能である。
 なお、X方向のセンサおよびY方向のセンサの出力値が大きくなり過ぎると、ある程度以上のゲインの差分値が得られなくなってしまうおそれがある。そこで、傾き検出部164は、X方向のセンサおよびY方向のセンサの少なくともいずれか一方の出力値が所定の閾値を超えた場合に、ペン30の傾きXYを検出してもよい。これによって、所定の閾値が適切に設定されていれば、ある程度以上のゲインの差分値が得られることが期待される。
 位置検出部162によってX方向のセンサおよびY方向のセンサが検出されると、表示制御部166は、X方向のセンサおよびY方向のセンサの交差位置に応じた表示位置に対して表示を行うように表示部170を制御する。これによって、ペン30による指定に応じた位置に表示が行われる。ここで、上記した例によって検出されたペン30の傾きXYは、処理部165によって利用されてもよい。かかる場合、処理部165は、ペン30の傾きXYに応じた所定の処理を実行してよい。
 処理部165によって実行される所定の処理は特に限定されない。例えば、ユーザがペン30によって指定したい位置と実際に位置検出部162によって検出される位置とにずれが生じる可能性があるが、このずれ量はペン30の傾きXYに依存していることが想定される。したがって、処理部165は、ペン30の傾きXYに応じて表示部170による表示位置を所定の補正量だけ補正するとよい。
 図11は、補正前後における表示位置の軌跡の例を示す図である。補正前の軌跡Haは、処理部165による補正前の表示位置の軌跡を示している。また、補正後の軌跡Hcは、処理部165によって所定の補正量Cmだけ補正された後の表示位置の軌跡を示している。この例のように、ペン30の傾きXYを利用することによって、表示部170による表示位置が処理部165によって適切に補正され得る。
 なお、補正量は常に一定であってもよいし、状況に応じて変化されてもよい。例えば、処理部165は、傾きXYが所定の範囲内である場合に、所定の範囲にあらかじめ関連付けられた所定の補正量だけ表示位置を補正してもよい。このとき、表示位置を補正するための条件をさらに限定してもよい。例えば、処理部165は、X方向のセンサの検出データおよびY方向のセンサの検出データのうち少なくともいずれか一方が所定の条件を満たす場合、かつ、ペン30の傾きXYが所定の範囲内である場合に、所定の補正量だけ表示位置を補正してもよい。
 より具体的には、図6を参照すると、Y方向のセンサのゲインが「6」より小さくなっている。したがって、処理部165は、Y方向のセンサのゲインが「6」より小さい場合、かつ、ペン30の傾きXYが所定の範囲内である場合に、所定の補正量だけ表示位置を補正してもよい。この条件が満たされない場合には、表示位置の補正は行われなくてもよい。
 あるいは、図7を参照すると、X方向およびY方向それぞれのセンサのゲインがともに「2」より大きくなっている。したがって、処理部165は、X方向およびY方向それぞれのセンサのゲインがともに「2」より大きい場合、かつ、ペン30の傾きXYが所定の範囲内である場合に、所定の補正量だけ表示位置を補正してもよい。この条件が満たされない場合には、表示位置の補正は行われなくてもよい。
 上記においては、補正量は所定の範囲にあらかじめ関連付けられている例を示したが、補正量は他の手法によって取得されてもよい。例えば、処理部165は、ペン30の傾きXYに応じて表示位置の補正量を算出してもよい。補正量を算出するためのアルゴリズムも特に限定されない。一例として、処理部165は、補正量がペン30の傾きXYに対して線形的に変化するという関係性を有するとして、かかる関係に基づいてペン30の傾きXYから補正量を算出してもよい。
 さらに、ユーザによる指示位置に基づいて補正量が調整されてもよい。例えば、ユーザがペン30を用いて、事前に(または事後的に)指示した位置に基づいて補正量が調整されてもよい。以下では、事前に指示した位置に基づいて補正量を調整する処理(以下、「キャリブレーション」とも言う。)について説明する。図12は、キャリブレーション時において表示される初期画面の例を示す図である。図12に示すように、表示制御部166は、表示部170に初期画面G11を表示させることができる。
 また、初期画面G11では、表示制御部166は、領域R11に補正量決定用の軌跡(図12に示した例では、点線で描かれた二つのオブジェクト)を表示させている。ユーザは、ペン30でこの補正量決定用の軌跡をなぞるようにして位置を指示する。ここで、表示制御部166は、ペン30によって指示されたX方向のセンサおよびY方向のセンサの交差位置に応じた表示位置の軌跡を表示させてよいが、表示位置の軌跡を表示させるタイミングは限定されない。
 図13は、表示位置の軌跡を表示させるタイミングの例を説明するための図である。図13を参照すると、領域R12には、補正量決定用の軌跡が表示されている。そして、ペン30がX方向のセンサおよびY方向のセンサに接触または近接されたとしても、表示位置の軌跡を表示部170に表示させないのがよい。領域R13には、表示制御部166が、表示位置の軌跡の代わりに、補正量を測定している旨を示すオブジェクトJ11を表示させている。
 そして、領域R14に示すように、表示制御部166は、ペン30がX方向のセンサおよびY方向のセンサに接触または近接しなくなってから表示位置の軌跡を表示部170に表示させ始めるとよい。このようなタイミングで表示位置の軌跡が表示されれば、ユーザの指示した位置が補正量決定用の軌跡とどの程度ずれているのかをユーザに気にさせずに済むため、より高精度に補正量を取得することが可能となる。
 図12に戻って説明を続ける。消すボタンB11が指示された場合には、表示位置の軌跡が消されてよい。また、キャンセルボタンB12が指示された場合には、表示画面が図示しないメニュー選択画面に遷移されてよい。図14は、補正量決定用の軌跡をなぞり終わった時点における表示位置の軌跡を示す図である。図14を参照すると、補正量決定用の軌跡をなぞり終わった時点における表示位置の軌跡が、画面G21の領域R11に表示されている。
 画面G21において次へボタンB13が指示されると、表示画面が次画面に遷移されてよい。図15は、表示位置の軌跡をユーザ操作によって調整させるための画面例を示す図である。画面G21において次へボタンB13が指示されると、表示制御部166は、画面G31を表示させてよい。画面G31には、補正量決定用の軌跡と表示位置の軌跡とを含む領域R31が表示されている。そして、画面G31には、表示位置の軌跡を移動させるためのオブジェクトB31~B34が表示されている。
 例えば、表示制御部166は、オブジェクトB31~B34が指示されると、オブジェクトB31~B34が示す方向に所定の量だけ表示位置の軌跡を移動させることが可能である。したがって、ユーザが補正量決定用の軌跡と表示位置の軌跡とを合わせるように表示位置の軌跡を移動させれば、処理部165は、表示位置の軌跡の移動を補正量として取得することが可能である。図16は、移動が終わった時点における表示位置の軌跡を示す図である。図16を参照すると、移動が終わった時点における表示位置の軌跡と補正量決定用の軌跡とが重なった状態で、画面G41の領域R41に表示されている。
 なお、ここではユーザ操作によって表示位置の軌跡を移動させることによって補正量を取得する例を説明したが、補正量を取得する手法はかかる例に限定されない。例えば、処理部165は、補正量決定用の軌跡と表示位置の軌跡とのずれ量を測定し、測定したずれ量に基づいて補正量を決定してもよい。ここで、戻るボタンB14が指示された場合には、表示画面が図示しないメニュー選択画面に遷移されてよい。また、次へボタンB13が指示されると、表示画面が次画面に遷移されてよい。
 図17は、表示位置の軌跡をユーザに確認させるための画面例を示す図である。図17に示すように、表示制御部166は、表示位置の軌跡をユーザに確認させるための画面G51を表示させることが可能である。画面G51では、表示制御部166は、領域R51に補正量決定用の軌跡を表示させている。ペン30でこの補正量決定用の軌跡をなぞるようにして位置を指示する。ここで、ペン30による指示が行われた場合、表示制御部166は、補正後の表示位置の軌跡を表示させてよい。
 補正後の表示位置を閲覧したユーザが、補正量の再度の調整が必要と考えた場合には、再調整ボタンB15を指示する。再調整ボタンB15が指示された場合には、表示画面が初期画面G11に遷移されてよい。図18は、再調整画面の例を示す図である。図18に示したように、再調整画面G61には、画面G61には、補正量決定用の軌跡と表示位置の軌跡とを含む領域R61が表示されている。
 一方、補正後の表示位置を閲覧したユーザが、補正量の再度の調整が不要と考えた場合には、保存ボタンB16を指示する。保存ボタンB16が指示された場合には、補正量は、図示しない記憶部に保存されてよい。保存された補正量は、表示位置の補正に利用されてよい。また、保存ボタンB16が指示された場合には、表示画面は、図示しないメニュー選択画面に遷移されてよい。
 <2.むすび>
 以上説明したように、本開示の実施形態によれば、ペン30との接触または近接を検出可能なX方向のセンサおよびY方向のセンサそれぞれの出力値またはゲインを検出データとして取得するデータ取得部161と、X方向のセンサおよびY方向のセンサそれぞれの検出データの差分値に基づいて、ペン30の傾きを検出する傾き検出部164と、を備える、情報処理装置10が提供される。かかる構成によれば、ペン30が大きくなってしまうことを抑制しつつ、簡易な演算によってペン30の傾きを検出することが可能となる。
 以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
 例えば、上記では、タブレット20からペン30に電力が供給される例について説明したが、ペン30は、タブレット20からの電力供給を受けなくてもよい。例えば、ペン30は、内蔵のバッテリなどから供給される電力を用いて動作してもよい。
 また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏し得る。
 なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
 入力装置との接触または近接を検出可能な第1のセンサおよび第2のセンサそれぞれの出力値またはゲインを検出データとして取得するデータ取得部と、
 前記第1のセンサおよび前記第2のセンサそれぞれの前記検出データの差分値に基づいて、前記入力装置の傾きを検出する傾き検出部と、
 を備える、情報処理装置。
(2)
 前記傾き検出部は、前記差分値が所定の範囲内である場合に、前記入力装置の傾きとして前記所定の範囲にあらかじめ関連付けられた所定の傾きを検出する、
 前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
 前記情報処理装置は、第1のセンサ群から前記入力装置が接触または近接したセンサを前記第1のセンサとして決定し、第2のセンサ群から前記入力装置が接触または近接したセンサを前記第2のセンサとして決定する位置検出部を備える、
 前記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(4)
 前記情報処理装置は、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサの交差位置に応じた表示位置に対して表示を行うように表示部を制御する表示制御部を備える、
 前記(1)~(3)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(5)
 前記情報処理装置は、前記傾きに応じた所定の処理を実行する処理部を備える、
 前記(4)に記載の情報処理装置。
(6)
 前記処理部は、前記傾きに応じて前記表示位置を所定の補正量だけ補正する、
 前記(5)に記載の情報処理装置。
(7)
 前記処理部は、前記傾きが所定の範囲内である場合に、前記所定の範囲にあらかじめ関連付けられた前記所定の補正量だけ前記表示位置を補正する、
 前記(6)に記載の情報処理装置。
(8)
 前記処理部は、前記第1のセンサの前記検出データおよび前記第2のセンサの前記検出データのうち少なくともいずれか一方が所定の条件を満たす場合、かつ、前記傾きが所定の範囲内である場合に、前記所定の補正量だけ前記表示位置を補正する、
 前記(7)に記載の情報処理装置。
(9)
 前記処理部は、前記傾きに応じて前記表示位置の補正量を算出する、
 前記(6)に記載の情報処理装置。
(10)
 前記表示制御部は、前記表示部に補正量決定用の軌跡を表示させ、
 前記処理部は、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサの交差位置に応じた表示位置の軌跡と前記補正量決定用の軌跡とのずれ量をあらかじめ測定し、前記ずれ量に基づいて前記補正量を決定する、
 前記(6)~(8)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(11)
 前記表示制御部は、前記入力装置が前記第1のセンサおよび前記第2のセンサに接触または近接しなくなってから前記交差位置に応じた表示位置の軌跡を前記表示部に表示させ始める、
 前記(4)~(10)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(12)
 前記傾き検出部は、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサの少なくともいずれか一方の前記検出データが所定の閾値を超えた場合に、前記傾きを検出する、
 前記(1)~(11)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(13)
 前記傾きは、前記第1のセンサの方向または前記第2のセンサの方向に直交する面と前記入力装置とのなす角度である、
 前記(1)~(12)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(14)
 前記位置検出部は、前記入力装置が備える共振回路の共振周波数と同一周波数の供給信号が供給された結果として得られる出力値の最大値またはゲインの最大値を前記第1のセンサ群のセンサごとに算出し、前記最大値がピークとなるセンサを前記第1のセンサとして決定する、
 前記(3)に記載の情報処理装置。
(15)
 前記位置検出部は、前記供給信号が供給された結果として得られる出力値の最大値またはゲインの最大値を前記第2のセンサ群ごとに算出し、前記最大値がピークとなるセンサを前記第2のセンサとして決定する、
 前記(14)に記載の情報処理装置。
(16)
 入力装置との接触または近接を検出可能な第1のセンサおよび第2のセンサそれぞれの出力値またはゲインを検出データとして取得することと、
 プロセッサにより、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサそれぞれの前記検出データの差分値に基づいて、前記入力装置の傾きを検出することと、
 を含む、情報処理方法。
 1   情報処理システム
 10  情報処理装置
 20  タブレット
 21  指示面
 30  ペン
 31  共振回路
 110 信号発生部
 120 増幅部
 130 切り替え部
 140 増幅部
 150 A/D変換部
 160 制御部
 161 データ取得部
 162 位置検出部
 163 切り替え制御部
 164 検出部
 165 処理部
 166 表示制御部
 170 表示部

Claims (16)

  1.  入力装置との接触または近接を検出可能な第1のセンサおよび第2のセンサそれぞれの出力値またはゲインを検出データとして取得するデータ取得部と、
     前記第1のセンサおよび前記第2のセンサそれぞれの前記検出データの差分値に基づいて、前記入力装置の傾きを検出する傾き検出部と、
     を備える、情報処理装置。
  2.  前記傾き検出部は、前記差分値が所定の範囲内である場合に、前記入力装置の傾きとして前記所定の範囲にあらかじめ関連付けられた所定の傾きを検出する、
     請求項1に記載の情報処理装置。
  3.  前記情報処理装置は、第1のセンサ群から前記入力装置が接触または近接したセンサを前記第1のセンサとして決定し、第2のセンサ群から前記入力装置が接触または近接したセンサを前記第2のセンサとして決定する位置検出部を備える、
     請求項1に記載の情報処理装置。
  4.  前記情報処理装置は、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサの交差位置に応じた表示位置に対して表示を行うように表示部を制御する表示制御部を備える、
     請求項1に記載の情報処理装置。
  5.  前記情報処理装置は、前記傾きに応じた所定の処理を実行する処理部を備える、
     請求項4に記載の情報処理装置。
  6.  前記処理部は、前記傾きに応じて前記表示位置を所定の補正量だけ補正する、
     請求項5に記載の情報処理装置。
  7.  前記処理部は、前記傾きが所定の範囲内である場合に、前記所定の範囲にあらかじめ関連付けられた前記所定の補正量だけ前記表示位置を補正する、
     請求項6に記載の情報処理装置。
  8.  前記処理部は、前記第1のセンサの前記検出データおよび前記第2のセンサの前記検出データのうち少なくともいずれか一方が所定の条件を満たす場合、かつ、前記傾きが所定の範囲内である場合に、前記所定の補正量だけ前記表示位置を補正する、
     請求項7に記載の情報処理装置。
  9.  前記処理部は、前記傾きに応じて前記表示位置の補正量を算出する、
     請求項6に記載の情報処理装置。
  10.  前記表示制御部は、前記表示部に補正量決定用の軌跡を表示させ、
     前記処理部は、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサの交差位置に応じた表示位置の軌跡と前記補正量決定用の軌跡とのずれ量をあらかじめ測定し、前記ずれ量に基づいて前記補正量を決定する、
     請求項6に記載の情報処理装置。
  11.  前記表示制御部は、前記入力装置が前記第1のセンサおよび前記第2のセンサに接触または近接しなくなってから前記交差位置に応じた表示位置の軌跡を前記表示部に表示させ始める、
     請求項4に記載の情報処理装置。
  12.  前記傾き検出部は、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサの少なくともいずれか一方の前記検出データが所定の閾値を超えた場合に、前記傾きを検出する、
     請求項1に記載の情報処理装置。
  13.  前記傾きは、前記第1のセンサの方向または前記第2のセンサの方向に直交する面と前記入力装置とのなす角度である、
     請求項1に記載の情報処理装置。
  14.  前記位置検出部は、前記入力装置が備える共振回路の共振周波数と同一周波数の供給信号が供給された結果として得られる出力値の最大値またはゲインの最大値を前記第1のセンサ群のセンサごとに算出し、前記最大値がピークとなるセンサを前記第1のセンサとして決定する、
     請求項3に記載の情報処理装置。
  15.  前記位置検出部は、前記供給信号が供給された結果として得られる出力値の最大値またはゲインの最大値を前記第2のセンサ群ごとに算出し、前記最大値がピークとなるセンサを前記第2のセンサとして決定する、
     請求項14に記載の情報処理装置。
  16.  入力装置との接触または近接を検出可能な第1のセンサおよび第2のセンサそれぞれの出力値またはゲインを検出データとして取得することと、
     プロセッサにより、前記第1のセンサおよび前記第2のセンサそれぞれの前記検出データの差分値に基づいて、前記入力装置の傾きを検出することと、
     を含む、情報処理方法。
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