WO2016072030A1 - 水陸両用車用懸架装置 - Google Patents

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Abstract

 水陸両用車用懸架装置の圧力系統は、作動流体を吐出するように構成されたポンプと、ポンプと第1液圧室との間を延びる第1流路に設けられ、ポンプから第1液圧室への作動流体の供給を制御するように構成された第1制御弁と、第1液圧室と第1制御弁との間を延びる第1流路の部分に設けられ、パイロット圧に応じて第1流路を開閉するように構成されたパイロットチェック弁と、ポンプとパイロットチェック弁との間を延びるパイロット流路に設けられ、パイロットチェック弁へのパイロット圧の供給を制御するように構成された第2制御弁とを有する。

Description

水陸両用車用懸架装置
 本開示は、水陸両用車用懸架装置に関する。
 水陸両用車用の懸架装置には、水上抵抗を減らすために、路上走行時に比べてホイールを引き込み可能であるものが知られている。例えば、特許文献1に記載された油圧サスペンションストラットでは、シリンダ内に設けられた第2チャンバに液を供給する一方、第1チャンバから液を排出することにより、ピストン及び連結棒を上方に移動させ、ホイールを引き込むことができる。
特表2003-529487号公報(例えば、段落0033、0034、図3等)
 特許文献1が開示する油圧サスペンションストラットでは、陸上走行時に衝撃荷重が作用すると、第2オン/オフ弁は閉じられているので、第1チャンバの油圧が高圧になる。第1チャンバの油圧が高圧になると、上部ラインや第2オン/オフ弁から外部に油が漏れたり、第2オン/オフ弁の内部で油漏れが発生する虞がある。
 そこで本発明の少なくとも一実施形態は、液体圧力によりホイールを引き上げ可能であって、液漏れが防止された水陸両用車用懸架装置を提供することを目的とする。
 本発明の少なくとも一実施形態によれば、シリンダ本体、及び、前記シリンダ本体内に摺動可能に配置されて前記シリンダ本体内を第1液圧室と第2液圧室とに区画するピストンを有する液圧シリンダと、前記液圧シリンダの第1液圧室に接続されたアキュムレータと、前記液圧シリンダの第1液圧室及び第2液圧室のうち一方への作動流体の供給及び他方からの作動流体の排出を選択的に実行するように構成された圧力系統とを備え、前記圧力系統は、前記作動流体を吐出するように構成されたポンプと、前記ポンプと前記第1液圧室との間を延びる第1流路に設けられ、前記ポンプから前記第1液圧室への前記作動流体の供給を制御するように構成された第1制御弁と、前記第1液圧室と前記第1制御弁との間を延びる前記第1流路の部分に設けられ、パイロット圧に応じて前記第1流路を開閉するように構成されたパイロットチェック弁と、前記ポンプと前記パイロットチェック弁との間を延びるパイロット流路に設けられ、前記パイロットチェック弁への前記パイロット圧の供給を制御するように構成された第2制御弁とを有することを特徴とする水陸両用車用懸架装置が提供される。
 この構成によれば、圧力系統が、第1液圧室及び第2液圧室のうち一方への作動流体の供給及び他方からの作動流体の排出を選択的に実行するように構成されているので、水上航行時にホイールを引き上げることができる。
 一方、この構成によれば、陸上走行の際、パイロットチェック弁が閉弁しているときに第1液圧室で高圧が発生すると、パイロットチェック弁に高圧が作用する。パイロットチェック弁は優れたシール性を有するので、パイロットチェック弁での液漏れは殆どない。一方、パイロットチェック弁により高圧が遮断されるので、パイロットチェック弁から第1制御弁までの流路及び第1制御弁には高圧が作用せず、パイロットチェック弁から第1制御弁までの流路や第1制御弁での液漏れも防止される。従って、この構成によれば、簡単な構成で液漏れが防止される。
 幾つかの実施形態では、水陸両用装置懸架装置は、前記ポンプから吐出された前記作動流体の圧力を調整するための少なくとも1つの調圧弁を更に備える。
 上陸時に第1液圧室の液圧が低すぎる場合、ガス圧室の容積変化が大きくなる。このため、上陸時にホイールの上下動が大きくなり、水陸両用車の姿勢が大きく変化してしまう。また、陸上走行時に第1液圧室の液圧が低すぎる場合には、水陸両用車の車高が低くなりすぎたり、逆に液圧が高すぎる場合には、車高が高くなりすぎたりする。この点、この構成では、ポンプから吐出される作動流体の圧力を調圧弁が調整することにより、第1液圧室の液圧を適正な範囲に維持することができる。そしてこの結果として、上陸時に水陸両用車の姿勢を安定させたり、陸上走行時に水陸両用車の車高を適正に保つことができる。
 幾つかの実施形態では、前記少なくとも1つの調圧弁は、前記第1液圧室に供給される作動流体の圧力を調整するように構成された第1調圧弁と、前記第2液圧室に供給される作動流体の圧力を調整するように構成された第2調圧弁とからなり、
 前記第2調圧弁により調整された前記作動流体の圧力は、前記第1調圧弁により調整された前記作動流体の圧力よりも低い。
 この構成では、第1液圧室に供給される作動流体の圧力(第1圧力)は、アキュムレータのガス圧室の容積を適正な範囲に調整するのに必要な圧力であり、換言すれば、水陸両用車の車体を支持するのに必要な圧力である。これに対し、第2液圧室に供給される作動流体の圧力(第2圧力)は、水上航行時にホイールを引き上げるために必要な圧力であり、ホイールを支持するのに必要な圧力である。このため、第2圧力は第1圧力よりも小さくてもよい。一方、第2調圧弁により第2圧力を小さくすれば、第2調圧弁から第2液圧室までの流路に低圧仕様の配管等を使用することができ、低コスト化を図ることができる。
 幾つかの実施形態では、水陸両用車用懸架装置は、主軸部を有し、水陸両用車の車体に取付可能なベースと、前記主軸部に回転可能に嵌合するハブと、前記ハブと一体に設けられたアームとを更に備え、前記液圧シリンダ及び前記アキュムレータは前記アーム内に配置されている。
 この構成では、アーム内に液圧シリンダ及びアキュムレータを配置したことにより、車体側に液圧シリンダ及びアキュムレータを配置する必要がなく、省スペース化が図られる。
 幾つかの実施形態では、前記パイロットチェック弁は前記アーム内に配置されている。
 この構成では、パイロットチェック弁をアーム内に配置したことにより、第1液圧室とパイロットチェック弁との距離を短くすることができる。このため、第1液圧室の液圧が高圧になったときに、高圧が作用する領域を小さくすることができ、液漏れをより一層防止することができる。
 幾つかの実施形態では、前記パイロットチェック弁は、前記液圧シリンダよりも前記アームの先端側に配置されている。
 この構成では、簡単な構成にて、パイロットチェック弁をアーム内に配置することができる。
 幾つかの実施形態では、前記アームは、前記アームの先端部を構成するブロックを有し、前記パイロットチェック弁は前記ブロックに取り付けられ、前記ブロックの内部に、前記第1液圧室と前記パイロットチェック弁とを連通する内部流路が設けられている。
 この構成によれば、内部流路によって、簡単な構成にて、パイロットチェック弁と第1液圧室とを連通させることができる。
 幾つかの実施形態では、前記アームの内部に、前記パイロットチェック弁と前記第1制御弁とを連通する内部流路が形成されている。
 この構成では、アームの外部の配管を削減することができるので、小型化、軽量化及び土砂等に対する耐久性向上が図られる。
 幾つかの実施形態では、水陸両用車用懸架装置は、前記ハブと一体に設けられた円筒形状のスリーブを更に備え、前記ベースは、前記主軸部から突出し、前記スリーブが嵌合する円柱部を有し、前記円柱部は外周に形成された複数の周方向溝を有し、前記スリーブは、前記複数の周方向溝に対応して形成された複数の連通孔を有し、前記複数の周方向溝の底面には、前記主軸部及び前記円柱部の内部を延びる複数の内部流路の一端がそれぞれ開口している。
 アームは主軸部や車体に対して回転するため、アーム(可動側)の内部流路と、車体側(静止側)の流路との接続構造が問題となる。この構成では、静止側である円柱部の外周に周方向溝を設けたことで、所定の回転角度において、アームの内部流路と静止側の流路とを連通させることができる。
 幾つかの実施形態では、水陸両用車用懸架装置は、水陸両用車の車体に取付可能なベースと、前記ベースによって回転可能に支持された回転軸と、前記ピストンの往復運動を前記回転軸の往復運動に変換するように構成された変換機構とを更に備え、前記液圧シリンダ及び前記アキュムレータは前記水陸両用車の車体の内部に取付可能である。
 この構成では、車体の内部に液圧シリンダ及びアキュムレータを配置可能にしたことにより、液圧シリンダやアキュムレータ等の交換が容易であり、水陸両用車用懸架装置は高い拡張性を有する。
 幾つかの実施形態では、水陸両用車用懸架装置は、前記液圧シリンダの一端部と前記アキュムレータの一端部を接続するブロックを更に備え、前記パイロットチェック弁は、前記アキュムレータに取り付けられ、前記ブロックの内部に、前記第1液圧室と前記パイロットチェック弁とを連通する内部流路が設けられている。
 この構成では、内部流路によって、簡単な構成にて、パイロットチェック弁と第1液圧室とを連通させることができる。
 本発明の少なくとも一実施形態によれば、液体圧力によりホイールを引き上げ可能であって、液漏れが防止された水陸両用車用懸架装置が提供される。
幾つかの実施形態に係る水陸両用車の構成を概略的に示す図である。 幾つかの実施形態に係る水陸両用車用の懸架装置の構成を概略的に示す図であって、陸上走行時の状態を示す図である。 図2の懸架装置のホイール引き上げ時の状態を示す図である。 図2の懸架装置のホイール垂下時の状態を示す図である。 幾つかの実施形態に係る水陸両用車用の懸架装置の構成を概略的に示す図である。 幾つかの実施形態に係る水陸両用車用の懸架装置の構成を概略的に示す図である。 幾つかの実施形態に係る水陸両用車用の懸架装置の一部の構成を概略的に示す図である。 図7の懸架装置の一部の概略的な断面図である。 図7の懸架装置の一部の概略的な断面図であり、陸上走行時の状態を示す図である。 図7の懸架装置の一部の概略的な断面図であり、ホイール引き上げ時の状態を示す図である。 幾つかの実施形態に係る水陸両用車用の懸架装置の一部の構成を概略的に示す図である。 図11の懸架装置の一部の概略的な断面図であり、陸上走行時の状態を示す図である。 図11の懸架装置の一部の概略的な断面図であり、ホイール引き上げ時の状態を示す図である。
 以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。ただし、この実施形態に記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状及びその相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
 図1は、幾つかの実施形態に係る水陸両用車用の懸架装置が適用された水陸両用車の概略的な構成を示している。
 水陸両用車は、車体10と、陸上走行装置12と、水上推進装置14とを有する。水上推進装置14は、例えばウォータジェット16やプロペラからなる。
 陸上走行装置12は、例えば、履帯(無限軌道、カタピラ)18、履帯18の軌道を規定する転輪20、履帯18を駆動するスプロケット22、及び、転輪20やスプロケット22等の回転体(ホイール)24と車体10の間に配置される懸架装置からなる。幾つかの実施形態では、陸上走行装置12は、回転体24としてのタイヤと懸架装置によって構成される。
 図2は、水陸両用車用の懸架装置の概略的な構成を示している。懸架装置は、液圧シリンダ26と、アキュムレータ28と、圧力系統30とを有する。
 液圧シリンダ26は、シリンダ本体32及びピストン34を有する。ピストン34は、シリンダ本体32内に摺動可能に配置され、シリンダ本体32内を第1液圧室32aと第2液圧室32bとに気密に区画している。
 アキュムレータ28は、液圧シリンダ26の第1液圧室32aに接続されている。幾つかの実施形態では、アキュムレータ28は、シリンダ本体36とピストン38を有する。ピストン38は、シリンダ本体36内に摺動可能に配置され、シリンダ本体36内をガス圧室36aと液圧室36bとに気密に区画している。アキュムレータ28は、陸上走行時に地面の凹凸等によりホイール24へ衝撃荷重が負荷された際に、液圧シリンダ26から液圧室36bへ流入する作動流体をガス圧室36aのガスを圧縮させて吸収し、圧縮されて高圧となったガスによりホイール24へ強い反力を生じさせて車両の姿勢を安定させる空気ばねとして機能する。
 ガス圧室36aには所定量のガスが充填され、ピストン38の位置は、ガス圧室36aの圧力と液圧室36bの圧力がバランスするように決定される。なお、液圧シリンダ26の第1液圧室32aは、アキュムレータ28の液圧室36bと連通しており、ピストン38の位置は、ガス圧室36aの圧力と第1液圧室32aの圧力がバランスするように決定される。
 圧力系統30は、液圧シリンダ26の第1液圧室32a及び第2液圧室32bのうち一方への作動流体の供給及び他方からの作動流体の排出を選択的に実行するように構成されている。幾つかの実施形態では作動流体は液体であり、例えば油である。
 具体的には、圧力系統30は、ポンプ40と、第1制御弁42と、パイロットチェック弁44と、第2制御弁46とを有する。
 ポンプ40は作動流体を吐出するように構成されている。第1制御弁42は、ポンプ40と液圧シリンダ26の第1液圧室32aとの間を延びる第1流路48に設けられ、ポンプ40から第1液圧室32aへの作動流体の供給を制御するように構成されている。
 パイロットチェック弁44は、液圧シリンダ26の第1液圧室32aと第1制御弁42との間を延びる第1流路48の部分に設けられている。パイロットチェック弁44は、パイロット圧に応じて第1流路48を開閉するように構成されており、パイロット圧が供給されていないときには、通常の逆止弁として作動し、第1液圧室32aに流入する方向(順方向)での作動流体の流れを許容し、第1液圧室32aから流出する方向(逆方向)での作動流体の流れを防止するように作動する。一方、パイロットチェック弁44は、パイロット圧が供給されているときには、第1液圧室32aから流出する方向での作動流体の流れを許容するように作動する。
 第2制御弁46は、ポンプ40とパイロットチェック弁44との間を延びるパイロット流路50に設けられ、パイロットチェック弁44へのパイロット圧の供給を制御するように構成されている。
 また、圧力系統30は作動流体を貯留するように構成されたタンク52を有し、第2流路54が、タンク52と液圧シリンダ26の第2液圧室32bとの間を延びている。
 幾つかの実施形態では、第1制御弁42は、4方向3位置切替弁であり、第1流路48に介装されるとともに、第2流路54にも介装されている。具体的には、第1制御弁42は、Pポート42p、Tポート42t、Aポート42a及びBポート42bを有し、Pポート42pがポンプ40に接続され、Tポート42tがタンク52に接続され、Aポート42aが第1液圧室32aに接続され、Bポート42bが第2液圧室32bに接続されている。
 そして、第1制御弁42は、相互に切り替えられる閉位置、第1開位置及び第2開位置の3つの位置を有し、閉位置では、Pポート42p、Tポート42t、Aポート42a及びBポート42bが全て閉じられる。第1開位置では、Pポート42pとAポート42aが連通し、且つ、Tポート42tとBポート42bが連通する。第2開位置では、Pポート42pとBポート42bが連通し、且つ、Tポート42tとAポート42aが連通する。
 幾つかの実施形態では、懸架装置は、第1制御弁42及び第2制御弁46を作動させるための制御装置56を有する。制御装置56は、例えば、CPU(中央演算処理装置)、メモリ及び外部記憶装置を有するコンピュータによって構成される。幾つかの実施形態では、第1制御弁42及び第2制御弁46は電磁制御弁であり、制御装置56は、第1制御弁42及び第2制御弁46に供給される電気信号を制御することによって、第1制御弁42及び第2制御弁46の動作を制御することができる。
 ここで、図2は、陸上走行時の第1制御弁42及び第2制御弁46の状態を示しており、図3は、水上航行のためにホイール24を引き上げる時の第1制御弁42及び第2制御弁46の状態を示している。そして、図4は、水上から陸上に移動するために、ホイール24を垂下させる時の第1制御弁42及び第2制御弁46の状態を示している。
 図2に示したように、陸上走行時には、第1制御弁42及び第2制御弁46はいずれも閉位置に設定される。この状態では、第1液圧室32aの圧力は、適当な圧力に維持されており、アキュムレータ28のガス圧室36aの容積が適当な大きさに維持される。
 図3に示したように、ホイール24の引き上げ時には、第1制御弁42は第2開位置に設定され、第2制御弁46は開位置に設定される。この状態では、パイロットチェック弁44にポンプ40からパイロット圧が供給され、パイロットチェック弁44は、第1液圧室32aからの作動流体の流出を許容する。そしてこの状態で、ポンプ40から第2液圧室32bに作動流体が供給されることで、ピストン34が第1液圧室32aの縮小方向(第1方向/引き上げ方向)に移動し、第1液圧室32aから作動流体が排出される。
 幾つかの実施形態では、ピストン34は、連結棒57を介してホイール24に連結されており、引き上げ方向でのピストン34の移動に伴い、ホイール24が引き上げられる。なお、この状態では、第1液圧室32aの圧力が低下するので、アキュムレータ28のガス圧室36aが拡大する。
 図4に示したように、ホイール24の垂下時には、第1制御弁42は第1開位置に設定され、第2制御弁46は閉位置に設定される。この状態では、パイロットチェック弁44は、第1液圧室32aに向かう作動流体の流れを許容する。そしてこの状態で、ポンプ40から第1液圧室32aに作動流体が供給されることで、ピストン34が第1液圧室32aの拡大方向(第2方向/垂下方向)に移動し、第2液圧室32bから作動流体が排出される。そして、垂下方向でのピストン34の移動により、ホイール24が垂下させられる。
 上述した構成によれば、圧力系統30が、第1液圧室32a及び第2液圧室32bのうち一方への作動流体を供給及び他方からの作動流体の排出を選択的に実行するように構成されているので、陸上走行時に比べ、水上航行時にはホイール24を引き上げることができる。
 一方、この構成によれば、陸上走行の際、パイロットチェック弁44が閉弁しているとき、地面の凹凸等によりホイール24に衝撃荷重が加わると、第1液圧室32aで高圧が発生する。そして、第1液圧室32aで高圧が発生すると、パイロットチェック弁44に高圧が作用する。
 このような場合でも、パイロットチェック弁44は優れたシール性を有するので、パイロットチェック弁44から外部への液漏れや、パイロットチェック弁44の内部での液漏れは殆どない。一方、パイロットチェック弁44により高圧が遮断されるので、パイロットチェック弁44から第1制御弁42までの第1流路48の一部及び第1制御弁42には高圧が作用せず、第1流路48の一部及び第1制御弁42からの液漏れも防止される。従って、この構成によれば、簡単な構成で液漏れが防止される。
 幾つかの実施形態では、ホイール24の垂下時、アキュムレータ28のガス圧室36aの容積が適当な大きさに縮小するまで、換言すれば、陸上走行時の目標容積になるまで、第1液圧室32aに作動流体が供給される。
 この構成によれば、ホイール24の垂下時に、アキュムレータ28のガス圧室36aの容積が適当な大きさまで縮小されるので、ホイール24が地面に接触したとき、ホイール24に作用する荷重によるガス圧室36aの容積変動が抑制される。このため、上陸時にホイール24の上下動が抑制され、水陸両用車の姿勢が安定する。
 幾つかの実施形態では、懸架装置は、ポンプ40から吐出された作動流体の圧力を調整するための少なくとも1つの調圧弁を更に有する。図5は、幾つかの実施形態に係る水陸両用車用の懸架装置の概略的な構成を示しており、図5に示した懸架装置は、少なくとも1つの調圧弁として、ポンプ40に内蔵された調圧弁58を有している。なお、調圧弁58は、ポンプ40に外付けされていてもよい。
 上陸時に第1液圧室32aの液圧が低すぎる場合、ガス圧室36aの容積変化が大きくなる。このため、上陸時にホイール24の上下動が大きくなり、水陸両用車の姿勢が大きく変化してしまう。また、陸上走行時に第1液圧室32aの液圧が低すぎる場合には、水陸両用車の車高が低くなりすぎたり、逆に液圧が高すぎる場合には、車高が高くなりすぎたりする。この点、この構成では、ポンプ40から吐出される作動流体の圧力を調圧弁58が調整することにより、第1液圧室32aの液圧を適正な範囲に維持することができる。そしてこの結果として、上陸時に水陸両用車の姿勢を安定させたり、陸上走行時に水陸両用車の車高を適正に保つことができる。
 図6は、幾つかの実施形態に係る水陸両用車用の懸架装置の概略的な構成を示している。図6に示した懸架装置は、少なくとも1つの調圧弁として、第1液圧室32aに供給される作動流体の圧力を調整するように構成された第1調圧弁60と、第2液圧室32bに供給される作動流体の圧力を調整するように構成された第2調圧弁62とを有し、第2調圧弁62により調整された作動流体の圧力は、第1調圧弁60により調整された作動流体の圧力よりも低い。
 この構成では、第1液圧室32aに供給される作動流体の圧力(第1圧力)は、アキュムレータ28のガス圧室36aの容積を適正な範囲に調整するのに必要な圧力であり、換言すれば、水陸両用車の車体を支持するのに必要な圧力である。これに対し、第2液圧室32bに供給される作動流体の圧力(第2圧力)は、水上航行時にホイール24を引き上げるために必要な圧力であり、ホイール24を支持するのに必要な圧力である。このため、第2圧力は第1圧力よりも小さくてもよい。一方、第2調圧弁62により第2圧力を小さくすれば、第2調圧弁62から第2液圧室32bまでの流路に低圧仕様の配管等を使用することができ、低コスト化を図ることができる。
 なお、第1調圧弁60及び第2調圧弁62は、第1液圧室32a及び第2液圧室32bから流出する方向での作動流体の流れをそれぞれ許容するように構成されている。
 幾つかの実施形態では、第1調圧弁60は、第1制御弁42とパイロットチェック弁44との間を延びる第1流路48の部分に介装され、第2調圧弁62は、第1制御弁42と第2液圧室32bとの間を延びる第2流路54の部分に介装される。
 図7は、幾つかの実施形態に係る懸架装置の一部を概略的に示す斜視図であり、図8、図9及び図10は、図7の懸架装置の一部の概略的な断面図である。
 図7~図10に示したように、幾つかの実施形態では、水陸両用車用の懸架装置は、ベース64、ハブ66、及び、アーム68を有する。ベース64は、水陸両用車の車体10に取付可能であり、例えばボルト結合のためのフランジ部70を有する。また、ベース64は、略円柱形状の主軸部72を有する。
 ハブ66は、略円筒形状を有し、主軸部72に回転可能に嵌合している。例えば、ハブ66と主軸部72との間には、2つの軸受74が介装されている。
 アーム68は、ハブ66と一体に設けられ、主軸部72に対しハブ66とともに回転可能である。アーム68は、主軸部72及びハブ66の径方向に沿って延び、アーム68の先端側には、ホイール24を支持するための支持軸75が取り付けられている。アーム68の中には、液圧シリンダ26及びアキュムレータ28が設けられている。
 この構成では、アーム68内に液圧シリンダ26及びアキュムレータ28を配置したことにより、車体10側に液圧シリンダ26及びアキュムレータ28を配置する必要がなく、省スペース化が図られる。
 なお、ポンプ40、タンク52、第1制御弁42、パイロットチェック弁44及び第2制御弁46は、例えば車体10の内部に設置することができる。
 幾つかの実施形態では、液圧シリンダ26及びアキュムレータ28は、主軸部72及びハブ66の径方向にそれぞれ沿って、アーム68内に互いに平行に設けられている。液圧シリンダ26の内部に配置されたピストン34は、連結棒76を介して、ピン78に連結されている。なお、連結棒76は、ピストン34及びピン78に対して傾動可能である。
 ピン78は、主軸部72に設けられた切り欠き部80に配置されている。ピン78は、主軸部72の軸方向に沿って延在する一方、主軸部72の径方向にて中心から離れている。
 第1液圧室32aはアーム68の先端側に設けられ、第2液圧室32bは、アーム68の基端側に設けられている。切り欠き部80は、液圧シリンダ26と連通しており、切り欠き部80は第2液圧室32bの一部を構成している。
 この構成では、第1液圧室32aに作動流体を供給すると、第1液圧室32aが拡大するように、ピストン34がシリンダ本体32に対し相対変位する(図9参照)。このとき、ピストン34とピン78との距離は、連結棒76によって規定されているので、第1液圧室32aが拡大するように、アーム68が主軸部72を中心として回転する。この結果、アーム68の先端が下方に移動し、ホイール24が垂下される。
 一方、第2液圧室32bに作動流体を供給すると、第2液圧室32bが拡大するように、ピストン34がシリンダ本体32に対し相対変位する(図10参照)。このとき、ピストン34とピン78との距離は、連結棒76によって規定されているので、第2液圧室32bが拡大するように、アーム68が主軸部72を中心として回転する。この結果、アーム68の先端が上方に移動し、ホイール24が引き上げられる。
 幾つかの実施形態では、パイロットチェック弁44はアーム68内に配置されている。
 この構成では、パイロットチェック弁44をアーム68内に配置したことにより、第1液圧室32aとパイロットチェック弁44との距離を短くすることができる。このため、第1液圧室32aの液圧が高圧になったときに、高圧が作用する領域を小さくすることができ、液漏れをより一層防止することができる。
 幾つかの実施形態では、パイロットチェック弁44は、液圧シリンダ26よりもアーム68の先端側に配置されている。
 この構成では、簡単な構成にて、パイロットチェック弁44をアーム68内に配置することができる。また、アーム68内に液圧シリンダ26及びアキュムレータ28が並列に配置され、第1液圧室32aがアーム68の先端側に配置されている場合、第1液圧室32aとパイロットチェック弁44との距離を可及的に短くすることができる。このため、パイロットチェック弁44が閉弁しているときに第1液圧室32aの高圧が作用する領域がより小さくなり、液漏れが一層防止される。
 幾つかの実施形態では、アーム68は、アーム68の先端部を構成するブロック82を有し、パイロットチェック弁44がブロック82に取り付けられる。そして、ブロック82の内部に、第1液圧室32aとパイロットチェック弁44とを連通する内部流路84が設けられている。
 この構成では、内部流路84によって、簡単な構成にて、パイロットチェック弁44と第1液圧室32aとを連通させることができる。
 幾つかの実施形態では、ブロック82の内部に、第1液圧室32aと液圧室36bとを連通する内部流路85が形成されている。
 この構成では、内部流路85によって、簡単な構成にて、第1液圧室32aと液圧室36bを連通させることができる。
 幾つかの実施形態では、アーム68の内部に2本の内部流路86,88が形成されている。内部流路86を通じて、パイロットチェック弁44と第1制御弁42が相互に連通し、内部流路88を通じて、パイロットチェック弁44と第2制御弁46が相互に連通している。この構成では、内部流路86,88をアーム68の内部に設けたことにより、アーム68の外部の配管を削減することができるので、小型化、軽量化及び土砂等に対する耐久性向上が図られる。
 幾つかの実施形態では、内部流路86,88は、アーム68の径方向に沿って延びる部分を有する。
 幾つかの実施形態では、内部流路86,88は、アーム68に穴加工を行うことにより容易に形成することができる。
 幾つかの実施形態では、懸架装置は、ハブ66と一体に設けられた円筒形状のスリーブ90を有し、ベース64は、主軸部72から突出する円柱部92を有する。スリーブ90は、円柱部92に回転可能に嵌合している。そして、円柱部92の外周には、複数の周方向溝94が形成され、スリーブ90には、複数の周方向溝94に対応して複数の連通孔96が形成されている。複数の周方向溝94の底面には、主軸部72及び円柱部92の内部を延びる複数の内部流路98の一端がそれぞれ開口している。そして、複数の周方向溝94の両側にはOリング100が設置されている。
 アーム68は主軸部72や車体10に対して回転するため、アーム68(可動側)の内部流路86,88と、車体10側(静止側)の流路との接続構造が問題となる。この構成では、静止側である円柱部92の外周に周方向溝94を設けたことで、所定の回転角度において、アーム68の内部流路86,88と静止側の内部流路98とを連通させることができる。
 幾つかの実施形態では、懸架装置は、ハブ66とスリーブ90を接続する環状のエンドプレート102を有し、アーム68に設けられた内部流路86,88とスリーブ90の連通孔96との間を接続するため、エンドプレート102にブロック104が取り付けられる。ブロック104の内部には複数の内部流路106が設けられている。スリーブ90の連通孔96は、ブロック104の内部流路106を通じて、アーム68の内部流路86,88と連通している。
 図11は、幾つかの実施形態に係る懸架装置の一部を概略的に示す斜視図であり、図12及び図13は、図11の懸架装置の一部の概略的な断面図である。
 図11~図13に示したように、幾つかの実施形態では、水陸両用車用の懸架装置は、水陸両用車の車体10に取付可能なベース108と、ベース108によって回転可能に支持された回転軸110と、液圧シリンダ26のピストン34の往復運動を回転軸110の回転運動に変換するように構成された変換機構114と、回転軸110と共に回転可能に構成されたアーム116とを有する。
 回転軸110は、軸受118を介してベース108によって支持されている。
 変換機構114はクランク部材120を有し、クランク部材120は、クランクアーム122及びクランクピン124を有する。クランクアーム122の基端側は回転軸110に固定され、クランクアーム122の先端側にクランクピン124が固定されている。クランクピン124は、連結棒126を介してピストン34に連結されており、ピストン34の往復運動がクランク部材120の揺動運動に変換され、更に、クランク部材120の揺動運動が回転軸110の回転運動に変換される。そして、回転軸110の回転運動によりアーム116が揺動し、アーム116の先端に取り付けられたホイール24が引き上げられたり(図13参照)、垂下させられる(図12参照)。
 そして、液圧シリンダ26及びアキュムレータ28は水陸両用車の車体10の内部に取付可能である。
 この構成では、車体10の内部に液圧シリンダ26及びアキュムレータ28を配置可能にしたことにより、液圧シリンダ26やアキュムレータ28等の交換が容易であり、懸架装置は高い拡張性を有する。
 なお、ポンプ40、タンク52、第1制御弁42、パイロットチェック弁44及び第2制御弁46は、例えば、水陸両用車の車体10の内部に設置することができる。
 幾つかの実施形態では、図11~図13に示したように、液圧シリンダ26とアキュムレータ28が相互に並列に配列され、第1液圧室32a側の液圧シリンダ26の一端部と液圧室36b側のアキュムレータ28の一端部とを連結するブロック128の内部に、第1液圧室32aと液圧室36bとを連通する内部流路130が設けられている。そして、ブロック128にパイロットチェック弁44が取り付けられており、ブロック128には、第1液圧室32aとパイロットチェック弁44とを連通するための内部流路132が設けられている。
 この構成では、第1液圧室32a側の液圧シリンダ26の一端部と液圧室36b側のアキュムレータ28の一端部とを連結するブロック128にパイロットチェック弁44を取り付けたことにより、第1液圧室32aとパイロットチェック弁44との距離を可及的に短くすることができる。このため、パイロットチェック弁44が閉弁しているときに第1液圧室32aの高圧が作用する領域が小さくなり、液漏れが一層防止される。
 またこの構成では、内部流路132によって、簡単な構成にて、パイロットチェック弁44と第1液圧室32aとを連通させることができる。
 本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変更を加えた形態や、上述した実施形態を適宜組みあせた形態も含む。
 10  車体
 12  陸上走行装置
 14  水上推進装置
 16  ウォータジェット
 18  履帯
 20  転輪
 22  スプロケット(ホイール)
 24  回転体(ホイール)
 26  液圧シリンダ
 28  アキュムレータ
 30  圧力系統
 32  シリンダ本体
 32a 第1液圧室
 32b 第2液圧室
 34  ピストン
 36  シリンダ本体
 36a ガス圧室
 36b 液圧室
 38  ピストン
 40  ポンプ
 42  第1制御弁
 42p  Pポート
 42t  Tポート
 42a  Aポート
 42b  Bポート
 44  パイロットチェック弁
 46  第2制御弁
 48  第1流路
 50  パイロット流路
 52  タンク
 54  第2流路
 56  制御装置
 57  連結棒

Claims (11)

  1.  シリンダ本体、及び、前記シリンダ本体内に摺動可能に配置されて前記シリンダ本体内を第1液圧室と第2液圧室とに区画するピストンを有する液圧シリンダと、
     前記液圧シリンダの第1液圧室に接続されたアキュムレータと、
     前記液圧シリンダの第1液圧室及び第2液圧室のうち一方への作動流体の供給及び他方からの作動流体の排出を選択的に実行するように構成された圧力系統とを備え、
     前記圧力系統は、
     前記作動流体を吐出するように構成されたポンプと、
     前記ポンプと前記第1液圧室との間を延びる第1流路に設けられ、前記ポンプから前記第1液圧室への前記作動流体の供給を制御するように構成された第1制御弁と、
     前記第1液圧室と前記第1制御弁との間を延びる前記第1流路の部分に設けられ、パイロット圧に応じて前記第1流路を開閉するように構成されたパイロットチェック弁と、
     前記ポンプと前記パイロットチェック弁との間を延びるパイロット流路に設けられ、前記パイロットチェック弁への前記パイロット圧の供給を制御するように構成された第2制御弁とを有する
    ことを特徴とする水陸両用車用懸架装置。
  2.  前記ポンプから吐出された前記作動流体の圧力を調整するための少なくとも1つの調圧弁を更に備える
    ことを特徴とする請求項1記載の水陸両用車用懸架装置。
  3.  前記少なくとも1つの調圧弁は、前記第1液圧室に供給される作動流体の圧力を調整するように構成された第1調圧弁と、前記第2液圧室に供給される作動流体の圧力を調整するように構成された第2調圧弁とからなり、
     前記第2調圧弁により調整された前記作動流体の圧力は、前記第1調圧弁により調整された前記作動流体の圧力よりも低い
    ことを特徴とする請求項2記載の水陸両用車用懸架装置。
  4.  主軸部を有し、水陸両用車の車体に取付可能なベースと、
     前記主軸部に回転可能に嵌合するハブと、
     前記ハブと一体に設けられたアームとを更に備え、
     前記液圧シリンダ及び前記アキュムレータは前記アーム内に配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の水陸両用車用懸架装置。
  5.  前記パイロットチェック弁は前記アーム内に配置されている
    ことを特徴とする請求項4記載の水陸両用車用懸架装置。
  6.  前記パイロットチェック弁は、前記液圧シリンダよりも前記アームの先端側に配置されている
    ことを特徴とする請求項4又は5記載の水陸両用車用懸架装置。
  7.  前記アームは、前記アームの先端部を構成するブロックを有し、
     前記パイロットチェック弁は前記ブロックに取り付けられ、
     前記ブロックの内部に、前記第1液圧室と前記パイロットチェック弁とを連通する内部流路が設けられている
    ことを特徴とする請求項6記載の水陸両用車用懸架装置。
  8.  前記アームの内部に、前記パイロットチェック弁と前記第1制御弁とを連通する内部流路が形成されている
    ことを特徴とする請求項5乃至7の何れか一項に記載の水陸両用車用懸架装置。
  9.  前記ハブと一体に設けられた円筒形状のスリーブを更に備え、
     前記ベースは、前記主軸部から突出し、前記スリーブが嵌合する円柱部を有し、
     前記円柱部は外周に形成された複数の周方向溝を有し、
     前記スリーブは、前記複数の周方向溝に対応して形成された複数の連通孔を有し、
     前記複数の周方向溝の底面には、前記主軸部及び前記円柱部の内部を延びる複数の内部流路の一端がそれぞれ開口している
    ことを特徴とする請求項8記載の水陸両用車用懸架装置。
  10.  水陸両用車の車体に取付可能なベースと、
     前記ベースによって回転可能に支持された回転軸と、
     前記ピストンの往復運動を前記回転軸の往復運動に変換するように構成された変換機構とを更に備え、
     前記液圧シリンダ及び前記アキュムレータは前記水陸両用車の車体の内部に取付可能である
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の水陸両用車用懸架装置。
  11.  前記液圧シリンダの一端部と前記アキュムレータの一端部を接続するブロックを更に備え、
     前記パイロットチェック弁は、前記アキュムレータに取り付けられ、
     前記ブロックの内部に、前記第1液圧室と前記パイロットチェック弁とを連通する内部流路が設けられている
    ことを特徴とする請求項10記載の水陸両用車用懸架装置。
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