WO2016031933A1 - 携帯電子機器及び制御方法 - Google Patents

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茂輝 田辺
英樹 森田
功 益池
信弥 齋藤
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京セラ株式会社
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Abstract

 1つの態様において、携帯電子機器(1)は、自機への近接を検出する第1のセンサ(5)と、生体反応を検出する第2のセンサ(16)と、第1のセンサ(5)にて自機への近接が検出されたときに、第2のセンサ(16)にて生体反応が検出されると、自機が着衣に設けられる収納部に存すると判定する制御部(10)を備える。このため、1つの態様に係る携帯電子機器(1)は、携帯電子機器(1)の置かれる状況として、自機の着衣の収納部に存するという状況を検出することができる。

Description

携帯電子機器及び制御方法
 本出願は、携帯電子機器及び制御方法に関する。
 従来、携帯電話、スマートフォンなどの携帯電子機器では、携帯電子機器の置かれる状況を検出することを目的として、各種センサを搭載するものがある。各種センサを搭載する携帯電子機器は、例えば、特開2011-257374号公報に記載されている。
 しかしながら、携帯電子機器の置かれる状況を検出する技術には改善の余地がある。
 上記のことから、携帯電子機器の置かれる状況を検出する技術が改善された携帯電子機器及び制御方法を提供する必要がある。
 1つの態様に係る携帯電子機器は、第1のセンサと、第2のセンサと、制御部とを含む。第1のセンサは、自機への近接を検出できる。第2のセンサは、生体反応を検出できる。制御部は、前記第1のセンサにて自機への近接が検出されたときに、前記第2のセンサにて生体反応が検出されると、自機が着衣に設けられる収納部に存すると判定する。
 1つの態様に係る携帯電子機器は、センサと、制御部とを含む。センサは、自機への近接を検出でき、及び当該自機への近接の検出を契機として生体反応を検出できる。制御部は、前記センサにて生体反応が検出されると、自機が着衣に設けられる収納部に存すると判定する。
 1つの態様に係る制御方法は、センサを有する携帯電子機器に実行させる制御方法である。この制御方法は、前記携帯電子機器に、自機への近接を検出させ、自機への近接を検出すると、生体反応の検出を開始させ、前記生体反応が検出されると、自機が着衣に設けられる収納部に存すると判定させる。
図1は、複数の実施形態の一例に係るスマートフォンの機能構成を示すブロック図である。 図2は、複数の実施形態の一例に係るスマートフォンによる処理の流れを示すフローチャートである。 図3は、複数の実施形態の一例に係るスマートフォンによる処理の流れを示すフローチャートである。 図4は、複数の実施形態の一例に係るスマートフォンによる処理の流れを示すフローチャートである。 図5は、複数の実施形態の一例に係るスマートフォンによる処理の流れを示すフローチャートである。 図6は、複数の実施形態の一例に係るスマートフォンによる処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、複数の実施形態の一例に係るスマートフォンによる処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、複数の実施形態の一例に係るスマートフォンによる処理の流れを示すフローチャートである。 図9は、複数の実施形態の一例に係るスマートフォンの機能構成を示すブロック図である。 図10は、複数の実施形態の一例に係るスマートフォンによる処理の流れを示すフローチャートである。 図11は、複数の実施形態の一例に係るスマートフォンによる処理の流れを示すフローチャートである。 図12は、複数の実施形態の一例に係るスマートフォンの処理を説明するための図である。 図13は、複数の実施形態の一例に係るスマートフォンによる処理の流れを示すフローチャートである。
 本出願に係る携帯電子機器及び制御方法を実施するための複数の実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下では、携帯電子機器の一例として、スマートフォンについて説明する。
 複数の実施形態の一例に係るスマートフォン1の機能構成を説明する。図1は、スマートフォン1の機能構成を示すブロック図である。以下の説明においては、同様の構成要素に同一の符号を付すことがある。さらに、重複する説明は省略することがある。
 図1に示すように、スマートフォン1は、タッチスクリーンディスプレイ2と、ボタン3と、照度センサ4と、近接センサ5と、通信ユニット6と、レシーバ7と、マイク8と、ストレージ9と、コントローラ10と、スピーカ11と、カメラ12と、カメラ13と、コネクタ14と、加速度センサ15と、生体反応検出センサ16とを含む。
 タッチスクリーンディスプレイ2は、ディスプレイ2Aと、タッチスクリーン2Bとを含む。ディスプレイ2A及びタッチスクリーン2Bは、例えば、重なって位置してもよいし、並んで位置してもよいし、離れて位置してもよい。ディスプレイ2Aとタッチスクリーン2Bとが重なって位置する場合、例えば、ディスプレイ2Aの1ないし複数の辺がタッチスクリーン2Bのいずれの辺とも沿っていなくてもよい。
 ディスプレイ2Aは、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro-Luminescence Display)、又は無機ELディスプレイ(IELD:Inorganic Electro-Luminescence Display)等の表示デバイスを含む。ディスプレイ2Aは、文字、画像、記号、及び図形等のオブジェクトを画面内に表示できる。ディスプレイ2Aが表示する、これらのオブジェクトを含む画面には、ロック画面と呼ばれる画面、ホーム画面と呼ばれる画面、アプリケーションの実行中に表示されるアプリケーション画面が含まれる。ホーム画面は、デスクトップ、待受画面、アイドル画面、標準画面、アプリ一覧画面又はランチャー画面と呼ばれることもある。
 タッチスクリーン2Bは、タッチスクリーン2Bに対する1もしくは複数の指、1もしくは複数のペン、又は1もしくは複数のスタイラスペン等の接触を検出できる。タッチスクリーン2Bは、1もしくは複数の指、1もしくは複数のペン、又は1もしくは複数のスタイラスペン等がタッチスクリーン2Bに接触した位置を検出することができる。タッチスクリーン2Bが検出する指、ペン、及びスタイラスペン等は、「指」と表記する場合がある。タッチスクリーン2Bが検出した指が接触又は近接した位置を「検出位置」と表記する場合がある。タッチスクリーン2Bは、タッチスクリーン2Bに対する指の接触を、接触された場所のタッチスクリーンディスプレイ2上での位置とともに、コントローラ10に通知できる。タッチスクリーン2Bが行える動作を、タッチスクリーン2Bを有するタッチスクリーンディスプレイ2は実行できる。言い換えると、タッチスクリーン2Bが行う動作は、タッチスクリーンディスプレイ2が行ってもよい。タッチスクリーン2 Bに対する操作は、タッチスクリーン2Bを有するタッチスクリーンディスプレイ2に対する操作と言い換えることができる。タッチスクリーン2 Bに対する操作は、タッチスクリーン2Bを有するスマートフォン1に対する操作と言い換えることができる。
 タッチスクリーン2Bの検出方式は、静電容量方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式、超音波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、及び荷重検出方式等の任意の方式でよい。以下の説明では、説明を簡単にするため、利用者はスマートフォン1を操作するために指を用いてタッチスクリーン2Bに接触するものと想定する。
 コントローラ10は、タッチスクリーン2Bにより検出された接触の数、接触が検出された位置、接触が検出された位置の変化、接触が検出された時間的長さ、接触が検出された時間的間隔、及び接触が検出された回数、の少なくとも1つに基づいて、ジェスチャの種別を判別できる。コントローラ10が行える動作を、コントローラ10を有するスマートフォン1は実行できる。言い換えると、コントローラ10が行う動作は、スマートフォン1が行ってもよい。ジェスチャは、指を用いて、タッチスクリーン2Bに対して行われる操作である。コントローラ10が、タッチスクリーン2Bを介して判別するジェスチャには、例えば、タッチ、ロングタッチ、リリース、スワイプ、タップ、ダブルタップ、ロングタップ、ドラッグ、フリック、ピンチイン、及びピンチアウトが含まれるが、これらに限定されない。
 ボタン3は、利用者からの操作入力を受け付ける。ボタン3は、利用者からの操作入力を受け付けると、コントローラ10に操作入力を受け付けた旨を通知する。ボタン3の数は、単数であっても、複数であってもよい。
 照度センサ4は、スマートフォン1の周囲光の照度を検出できる。照度は、光の強さ、又は明るさを示す。照度センサ4は、例えば、ディスプレイ2Aの輝度の調整に用いてもよい。
 近接センサ5は、近隣の物体の存在を非接触で検出できる。近接センサ5は、例えば、物体から反射される赤外線に基づいて、物体の存在及び物体との距離を検出できる。近接センサ5は、例えば、ディスプレイ2Aに利用者の顔が近づけられたことを検出するのに用いてもよい。照度センサ4及び近接センサ5は、1つのセンサとして構成されていてもよい。近接センサ5は、赤外線ではなく、磁界の変化又は超音波の反射波の帰還時間の変化等に基づいて物体の存在及び物体との距離を検出するセンサであってもよい。近接センサ5は、照度センサ4、カメラ12,13、タッチスクリーン2B、及びタッチスイッチなどのいずれか1つ又は複数と統合されたユニットであってもよい。近接センサ5は第1のセンサの一例である。
 通信ユニット6は、無線により通信できる。通信ユニット6は、無線通信規格をサポートする。通信ユニット6によってサポートされる無線通信規格には、例えば、2G、3G、4G等のセルラーフォンの通信規格と、近距離無線の通信規格を含む。セルラーフォンの通信規格としては、例えば、LTE(Long Term Evolution)、W-CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、WiMAX(登録商標)(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、CDMA2000、PDC(Personal Digital Cellular)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、PHS(Personal Handy-phone System)等がある。近距離無線の通信規格としては、例えば、IEEE802.11(IEEEは、The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.の略称である)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)、Z-Wave、WiSun(Wireless Smart Utility Network)、IrDA(Infrared Data Association)、NFC(Near Field Communication)、WPAN(Wireless Personal Area Network)等を含む。WPANの通信規格には、例えば、ZigBee(登録商標)、がある。通信ユニット6は、上述した通信規格の1つ又は複数をサポートしていてもよい。
 レシーバ7は、音出力部に含まれる。レシーバ7は、コントローラ10から送信される音信号を音として出力できる。レシーバ7は、例えば、通話時に相手側からの音声を出力するために用いてもよい。マイク8は、音入力部に含まれる。マイク8は、利用者の音声等を音信号へ変換してコントローラ10へ送信するために用いてもよい。
 ストレージ9は、プログラム及びデータを記憶できる。ストレージ9は、コントローラ10の処理結果を一時的に記憶する作業領域として利用してよい。ストレージ9は、半導体記憶媒体、及び磁気記憶媒体等の任意の非一過的(non-transitory)な記憶媒体を含んでよい。ストレージ9は、複数の種類の記憶媒体を含んでよい。ストレージ9は、メモリカード、光ディスク、又は光磁気ディスク等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。ストレージ9は、RAM(Random Access Memory)等の一時的な記憶領域として利用される記憶デバイスを含んでよい。
 ストレージ9に記憶されるプログラムには、フォアグランド又はバックグランドで実行されるアプリケーションと、アプリケーションの動作を支援する制御プログラムとが含まれる。フォアグランドで実行されるアプリケーションは、例えば、ディスプレイ2Aに画面が表示される。制御プログラムには、例えば、OSが含まれる。アプリケーション及び制御プログラムは、通信ユニット6による無線通信又は非一過的な記憶媒体を介してストレージ9にインストールされてもよい。
 ストレージ9は、制御プログラム9A、電話アプリケーション9B、メールアプリケーション9C、スケジュールアプリケーション9D、及び設定データ9Zなどを記憶できる。
 制御プログラム9Aは、スマートフォン1の各種制御に関する機能を提供する。制御プログラム9Aは、例えば、第1のセンサにて自機への近接が検出されたときに、第2のセンサにて生体反応が検出されると、自機が着衣に設けられる収納部に存すると判定するための機能を提供してよい。制御プログラム9Aは、例えば、上記第1のセンサにて自機への近接が検出されたときに、上記第2のセンサにて生体反応が検出されない場合、自機が上記収納部以外に存すると判定するための機能を提供してよい。制御プログラム9Aは、例えば、自機が上記収納部に存すると判定した後、上記第1のセンサにて自機への近接が継続して検出されていることを条件として、自機が上記収納部に存すると判定するための機能を提供してよい。制御プログラム9Aは、例えば、自機が上記収納部に存すると判定した後、上記第2のセンサにて生体反応が継続して検出されていることを条件として、自機が上記収納部に存すると判定するための機能を提供してよい。制御プログラム9Aは、例えば、スマートフォン1がスリープ状態である場合に、自機が上記収納部に存するかの判定を実行するための機能を提供してよい。制御プログラム9Aは、例えば、スマートフォン1がアクティブ状態からスリープ状態に遷移したことを条件として、自機が上記収納部に存するかの判定を実行するための機能を提供してよい。制御プログラム9Aは、例えば、スマートフォン1がスリープ状態からアクティブ状態に遷移したことを条件として、自機が上記収納部に存するかの判定を実行するための機能を提供してよい。制御プログラム9Aは、例えば、第3のセンサにて自機の移動状態の変化が検出されることを条件として、自機が上記収納部に存するかの判定を実行するための機能を提供してよい。制御プログラム9Aは、例えば、イベントの発生を条件として、自機が上記収納部に存するかの判定を実行するための機能を提供してよい。
 電話アプリケーション9Bは、無線通信による通話のための通話機能を提供できる。メールアプリケーション9Cは、電子メールの作成、送信、受信、及び表示等のための電子メール機能を提供できる。スケジュールアプリケーション9Dは、スケジュールを管理するための機能を提供できる。
 設定データ9Zは、制御プログラム9Aによる処理に用いられる各種データを含む。設定データ9Zは、例えば、自機が上記収納部に存すると判定するためのトリガ条件を含む。設定データ9Zは、第1のセンサにて自機への近接が継続して検出されていると制御プログラム9Aが判定するための時間条件を含む。設定データ9Zは、第2のセンサにて生体反応が継続して検出されていると制御プログラム9Aが判定するための時間条件を含む。
 コントローラ10は、演算処理装置を含む。演算処理装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、SoC(System-on-a-Chip)、MCU(Micro Control Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、およびコプロセッサを含むが、これらに限定されない。SoCは、通信ユニット6等の他の構成要素が統合されていてよい。コントローラ10は、スマートフォン1の動作を統括的に制御して各種の機能を実現できる。コントローラ10は、制御部の一例である。
 具体的には、コントローラ10は、ストレージ9に記憶されているデータを必要に応じて参照しつつ、ストレージ9に記憶されているプログラムに含まれる命令を実行できる。コントローラ10は、データ及び命令に応じて機能部を制御し、それによって各種機能を実現できる。機能部は、例えば、ディスプレイ2A、通信ユニット6、マイク8、及びスピーカ11を含むが、これらに限定されない。コントローラ10は、検出部の検出結果に応じて、制御を変更することがある。検出部は、例えば、タッチスクリーン2B、ボタン3、照度センサ4、近接センサ5、マイク8、カメラ12、カメラ13、加速度センサ15、及び生体反応検出センサ16を含むが、これらに限定されない。
 コントローラ10は、制御プログラム9Aを実行することにより、例えば、第1のセンサにて自機への近接が検出されたときに、第2のセンサにて生体反応が検出されると、自機が着衣に設けられる収納部に存すると判定する処理を実現してよい。コントローラ10は、制御プログラム9Aを実行することにより、例えば、上記第1のセンサにて自機への近接が検出されたときに、上記第2のセンサにて生体反応が検出されない場合、自機が上記収納部以外に存すると判定する処理を実現してよい。コントローラ10は、制御プログラム9Aを実行することにより、例えば、自機が上記収納部に存すると判定した後、上記第1のセンサにて自機への近接が継続して検出されていることを条件として、自機が上記収納部に存すると判定する処理を実現してよい。コントローラ10は、制御プログラム9Aを実行することにより、例えば、自機が上記収納部に存すると判定した後、上記第2のセンサにて生体反応が継続して検出されていることを条件として、自機が上記収納部に存すると判定する処理を実現してよい。コントローラ10は、制御プログラム9Aを実行することにより、例えば、スマートフォン1がスリープ状態である場合に、自機が上記収納部に存するかの判定を実行してよい。コントローラ10は、制御プログラム9Aを実行することにより、例えば、スマートフォン1がアクティブ状態からスリープ状態に遷移したことを条件として、自機が上記収納部に存するかの判定を実行してよい。コントローラ10は、制御プログラム9Aを実行することにより、例えば、スマートフォン1がスリープ状態からアクティブ状態に遷移したことを条件として、自機が上記収納部に存するかの判定を実行してよい。コントローラ10は、制御プログラム9Aを実行することにより、例えば、第3のセンサにて自機の移動状態の変化が検出されることを条件として、自機が上記収納部に存するかの判定を実行してよい。コントローラ10は、制御プログラム9Aを実行することにより、例えば、イベントの発生を条件として、自機が上記収納部に存するかの判定を実行してよい。
 スピーカ11は、音出力部に含まれる。スピーカ11は、コントローラ10から送信される音信号を音として出力できる。スピーカ11は、例えば、着信音及び音楽を出力するために用いてよい。レシーバ7及びスピーカ11の一方が、他方の機能を兼ねてよい。
 カメラ12及びカメラ13は、撮影した画像を電気信号へ変換できる。カメラ12は、ディスプレイ2Aに面している物体を撮影するインカメラである。カメラ13は、ディスプレイ2Aの反対側の面に面している物体を撮影するアウトカメラである。カメラ12及びカメラ13は、インカメラ及びアウトカメラを切り換えて利用可能なカメラユニットとして、機能的及び物理的に統合された状態でスマートフォン1に実装されてもよい。
 コネクタ14は、他の装置が接続される端子を含む。コネクタ14は、USB(Universal Serial Bus)、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)、ライトピーク(サンダーボルト(登録商標))、イヤホンマイクコネクタのような汎用的な端子であってもよい。コネクタ14は、Dockコネクタのような専用の端子でもよい。コネクタ14に接続される装置は、例えば、外部ストレージ、スピーカ、及び通信装置を含むが、これらに限定されない。
 加速度センサ15は、スマートフォン1に作用する加速度の方向及び大きさを検出できる。コントローラ10は、加速度センサ15により検出される加速度の方向及び大きさ、または加速度の方向及び大きさの時系列変化で構成される加速度パターンに基づいて、スマートフォン1の移動状態の変化を検出できる。加速度センサ15は、第3のセンサの一例である。
 生体反応検出センサ16は、生体反応を検出できる。生体反応検出センサ16は、心拍を生体反応として検出してよいし、心臓の鼓動を生体反応として検出してよいし、心臓が発する電気信号を生体反応として検出してよいし、体外に排出されるガスを生体反応として検出してよい。生体反応検出センサ16は、生体反応として心拍を検出する場合に赤外線センサなどを用いてよい。生体反応検出センサ16は、生体反応として心臓の鼓動を検出する場合には加速度センサなどを用いてよい。生体反応検出センサ16は、生体反応として心臓が発する電気信号を検出する場合には電位センサなどを用いてよい。生体反応検出センサ16は、体外に排出されるガスを検出する場合にはガスセンサなどを用いてよい。ガスセンサは、アセトン、二酸化炭素、ノネナール、アンモニア、及びメタンなどの少なくとも1つを検出すればよい。生体反応検出センサ16は、第2のセンサの一例である。
 スマートフォン1は、上記の各機能部の他、GPS受信機、及びバイブレータを備えてもよい。GPS受信機は、GPS衛星からの所定の周波数帯の電波信号を受信し、受信した電波信号の復調処理を行って、処理後の信号をコントローラ10に送出する。バイブレータは、スマートフォン1の一部又は全体を振動させる。バイブレータは、振動を発生させるために、例えば、圧電素子、又は偏心モータなどを含む。スマートフォン1は、バッテリなど、スマートフォン1の機能を維持するために当然に用いられる機能部を含む。
 図2~8を参照しつつ、スマートフォン1による処理の流れを説明する。図2~8は、スマートフォン1による処理の流れを示すフローチャートである。図2~8に示す処理は、コントローラ10が、ストレージ9に記憶されている制御プログラム9Aなどを実行することにより実現される。
 図2を用いて、自機がスリープ状態であるかを契機として処理を開始するスマートフォン1の処理の流れを説明する。図2に示すように、コントローラ10は、自機がスリープ状態であるかを判定する(ステップS101)。
 コントローラ10は、判定の結果、スリープ状態である場合には(ステップS101,Yes)、近接が検出されたかを判定する(ステップS102)。
 コントローラ10は、判定の結果、近接が検出された場合には(ステップS102,Yes)、生体反応が検出されたかを判定する(ステップS103)。
 コントローラ10は、判定の結果、生体反応が検出された場合には(ステップS103,Yes)、自機が着衣の収納部に存するという判定結果を導出し(ステップS104)、図2に示す処理を終了する。
 一方、コントローラ10は、判定の結果、生体反応が検出されない場合には(ステップS103,No)、自機が着衣の収納部以外に存するという判定結果を導出し(ステップS105)、図2に示す処理を終了する。
 上記ステップS102において、コントローラ10は、判定の結果、近接が検出されない場合には(ステップS102,No)、図2に示す処理を終了する。
 上記ステップS101において、コントローラ10は、判定の結果、スリープ状態ではない場合には(ステップS101,No)、図2に示す処理を終了する。
 図2に示す処理において、スリープ状態は、ディスプレイ2Aが消灯する全ての状態を含んでよい。図2に示す処理において、コントローラ10は、生体反応として、心拍、心臓の鼓動、及び心臓が発する電気信号のうち、少なくとも1つを検出してよい。コントローラ10は、生体反応として、体外に排出されるアセトン、二酸化炭素、ノネナール、アンモニア、及びメタンなどのうち、少なくとも1つのガスを検出してよい。以下、図3~図8に示す処理についても同様である。
 図3を用いて、自機がアクティブ状態からスリープ状態へ遷移したことを契機として処理を開始するスマートフォン1の処理の流れを説明する。図3に示すように、コントローラ10は、自機がアクティブ状態からスリープ状態へ遷移したかを判定する(ステップS201)。
 コントローラ10は、判定の結果、アクティブ状態からスリープ状態へ遷移した場合には(ステップS201,Yes)、近接が検出されたかを判定する(ステップS202)。
 コントローラ10は、判定の結果、近接が検出された場合には(ステップS202,Yes)、生体反応が検出されたかを判定する(ステップS203)。
 コントローラ10は、判定の結果、生体反応が検出された場合には(ステップS203,Yes)、自機が着衣の収納部に存するという判定結果を導出し(ステップS204)、図3に示す処理を終了する。
 一方、コントローラ10は、判定の結果、生体反応が検出されない場合には(ステップS203,No)、自機が着衣の収納部以外に存するという判定結果を導出し(ステップS205)、図3に示す処理を終了する。
 上記ステップS202において、コントローラ10は、判定の結果、近接が検出されない場合には(ステップS202,No)、図3に示す処理を終了する。
 上記ステップS201において、コントローラ10は、判定の結果、アクティブ状態からスリープ状態へ遷移していない場合には(ステップS201,No)、図3に示す処理を終了する。
 図4を用いて、自機がスリープ状態からアクティブ状態へ遷移したことを契機として処理を開始するスマートフォン1の処理の流れを説明する。図4に示すように、コントローラ10は、自機がスリープ状態からアクティブ状態へ遷移したかを判定する(ステップS301)。
 コントローラ10は、判定の結果、スリープ状態からアクティブ状態へ遷移した場合には(ステップS301,Yes)、近接が検出されたかを判定する(ステップS302)。
 コントローラ10は、判定の結果、近接が検出された場合には(ステップS302,Yes)、生体反応が検出されたかを判定する(ステップS303)。
 コントローラ10は、判定の結果、生体反応が検出された場合には(ステップS303,Yes)、自機が着衣の収納部に存するという判定結果を導出し(ステップS304)、図4に示す処理を終了する。
 一方、コントローラ10は、判定の結果、生体反応が検出されない場合には(ステップS303,No)、自機が着衣の収納部以外に存するという判定結果を導出し(ステップS305)、図4に示す処理を終了する。
 上記ステップS302において、コントローラ10は、判定の結果、近接が検出されない場合には(ステップS302,No)、図4に示す処理を終了する。
 上記ステップS301において、コントローラ10は、判定の結果、スリープ状態からアクティブ状態へ遷移していない場合には(ステップS301,No)、図4に示す処理を終了する。
 図4に示す処理において、アクティブ状態は、ディスプレイ2Aが点灯する全ての状態を含んでよい。
 図5を用いて、自機の移動状態が変化したことを契機として処理を開始するスマートフォン1の処理の流れを説明する。図5に示すように、コントローラ10は、自機の移動状態の変化が検出されたかを判定する(ステップS401)。
 コントローラ10は、判定の結果、自機の移動状態の変化が検出された場合には(ステップS401,Yes)、近接が検出されたかを判定する(ステップS402)。
 コントローラ10は、判定の結果、近接が検出された場合には(ステップS402,Yes)、生体反応が検出されたかを判定する(ステップS403)。
 コントローラ10は、判定の結果、生体反応が検出された場合には(ステップS403,Yes)、自機が着衣の収納部に存するという判定結果を導出し(ステップS404)、図5に示す処理を終了する。
 一方、コントローラ10は、判定の結果、生体反応が検出されない場合には(ステップS403,No)、自機が着衣の収納部以外に存するという判定結果を導出し(ステップS405)、図5に示す処理を終了する。
 上記ステップS402において、コントローラ10は、判定の結果、近接が検出されない場合には(ステップS402,No)、図5に示す処理を終了する。
 上記ステップS401において、コントローラ10は、判定の結果、自機の移動状態の変化が検出されていない場合には(ステップS401,No)、図5に示す処理を終了する。
 図5に示す処理において、自機の移動状態の変化には、停止状態から移動状態への変化、移動状態から停止状態への変化を含む。図5に示す処理において、自機の移動状態の変化には、乗り物種別の変化を含む。
 図6を用いて、自機においてイベントが発生したことを契機として処理を開始するスマートフォン1の処理の流れを説明する。図6に示すように、コントローラ10は、イベントが発生したかを判定する(ステップS501)。
 コントローラ10は、判定の結果、イベントが発生した場合には(ステップS501,Yes)、近接が検出されたかを判定する(ステップS502)。
 コントローラ10は、判定の結果、近接が検出された場合には(ステップS502,Yes)、生体反応が検出されたかを判定する(ステップS503)。
 コントローラ10は、判定の結果、生体反応が検出された場合には(ステップS503,Yes)、自機が着衣の収納部に存するという判定結果を導出し(ステップS504)、図6に示す処理を終了する。
 一方、コントローラ10は、判定の結果、生体反応が検出されない場合には(ステップS503,No)、自機が着衣の収納部以外に存するという判定結果を導出し(ステップS505)、図6に示す処理を終了する。
 上記ステップS502において、コントローラ10は、判定の結果、近接が検出されない場合には(ステップS502,No)、図6に示す処理を終了する。
 上記ステップS501において、コントローラ10は、判定の結果、イベントが発生していない場合には(ステップS501,No)、図6に示す処理を終了する。
 図6に示す処理において、自機において発生するイベントには、電話の着信、メールアプリケーション9Cによるメールの受信通知およびスケジュールアプリケーション9Dによるリマインド通知など、各種アプリケーションによるポップアップ通知を含む。
 図7を用いて、生体反応が検出された後、近接の検出が一定時間継続して検出されているかを条件として、自機が着衣の収納部に存するか否かの判定結果を導出するスマートフォン1の処理の流れを説明する。図7に示すように、コントローラ10は、自機がスリープ状態であるかを判定する(ステップS601)。
 コントローラ10は、判定の結果、スリープ状態である場合には(ステップS601,Yes)、近接が検出されたかを判定する(ステップS602)。
 コントローラ10は、判定の結果、近接が検出された場合には(ステップS602,Yes)、生体反応が検出されたかを判定する(ステップS603)。
 コントローラ10は、判定の結果、生体反応が検出された場合には(ステップS603,Yes)、自機が着衣の収納部に存するという判定結果を導出する(ステップS604)。
 続いて、コントローラ10は、近接の検出が一定時間継続するかを判定する(ステップS605)。
 コントローラ10は、判定の結果、近接の検出が一定時間継続する場合には(ステップS605,Yes)、自機が着衣の収納部に存するという判定結果を導出(維持)し(ステップS606)、図7に示す処理を終了する。
 一方、コントローラ10は、判定の結果、近接の検出が一定時間継続しない場合には(ステップS605,No)、自機が着衣の収納部以外に存するという判定結果を導出し(ステップS607)、図7に示す処理を終了する。
 上記ステップS603において、コントローラ10は、判定の結果、生体反応が検出されない場合には(ステップS603,No)、図7に示す処理を終了する。
 上記ステップS602において、コントローラ10は、判定の結果、近接が検出されない場合には(ステップS602,No)、図7に示す処理を終了する。
 上記ステップS601において、コントローラ10は、判定の結果、スリープ状態ではない場合には(ステップS601,No)、図7に示す処理を終了する。
 図7に示す処理において、近接の検出が継続する時間として設定する時間条件には、任意の時間を設定することができる。図7に示す処理は、図3~図6に示す処理にも同様に適用できる。
 図8を用いて、生体反応が検出された後、生体反応の検出が一定時間継続して検出されているかを条件として、自機が着衣の収納部に存するか否かの判定結果を導出するスマートフォン1の処理の流れを説明する。図8に示すように、コントローラ10は、自機がスリープ状態であるかを判定する(ステップS701)。
 コントローラ10は、判定の結果、スリープ状態である場合には(ステップS701,Yes)、近接が検出されたかを判定する(ステップS702)。
 コントローラ10は、判定の結果、近接が検出された場合には(ステップS702,Yes)、生体反応が検出されたかを判定する(ステップS703)。
 コントローラ10は、判定の結果、生体反応が検出された場合には(ステップS703,Yes)、自機が着衣の収納部に存するという判定結果を導出する(ステップS704)。
 続いて、コントローラ10は、生体反応の検出が一定時間継続するかを判定する(ステップS705)。
 コントローラ10は、判定の結果、生体反応の検出が一定時間継続する場合には(ステップS705,Yes)、自機が着衣の収納部に存するという判定結果を導出し(又は維持し)(ステップS706)、図8に示す処理を終了する。
 一方、コントローラ10は、判定の結果、生体反応の検出が一定時間継続しない場合には(ステップS705,No)、自機が着衣の収納部以外に存するという判定結果を導出し(ステップS707)、図8に示す処理を終了する。
 上記ステップS703において、コントローラ10は、判定の結果、生体反応が検出されない場合には(ステップS703,No)、図8に示す処理を終了する。
 上記ステップS702において、コントローラ10は、判定の結果、近接が検出されない場合には(ステップS702,No)、図8に示す処理を終了する。
 上記ステップS701において、コントローラ10は、判定の結果、スリープ状態ではない場合には(ステップS701,No)、図8に示す処理を終了する。
 図8に示す処理において、生体反応の検出が継続する時間として設定する時間条件には、任意の時間を設定することができる。
 スマートフォン1は、近接が検出されたときに、生体反応が検出された場合には、自機が着衣の収納部に存するという判定結果を導出してもよい。このようなスマートフォン1は、携帯電子機器の置かれる状況として、自機の着衣の収納部に存するという状況を検出することができる。
 上記の複数の実施形態では、スマートフォン1が、近接センサ5及び生体反応検出センサ16を個別に有する例を説明した。以下の複数の実施形態では、スマートフォン1が、近接センサ5と生体反応検出センサ16を機能的に統合する場合の例について説明する。
 図9は、スマートフォン1の機能構成を示すブロック図である。以下の説明においては、同様の構成要素に同一の符号を付すことがある。以下の説明においては、重複する説明は省略することがある。言い換えると、以下の説明において記載されていなくても、スマートフォン1は、上述の複数の実施形態の構成及び処理を含んでもよい。
 スマートフォン1は、近接/生体反応検出ユニット17を含む。近接/生体反応検出ユニット17は、コントローラ10の制御下で、近接の検出及び生体反応の検出のいずれか一方を実行できる。近接/生体反応検出ユニット17の動作状態は、近接を検出する近接検出モード、及び生体反応を検出する生体検出モードを含む。
 制御プログラム9Aは、近接/生体反応検出ユニット17に近接の検出を実行させるか、又は生体反応の検出を実行させるかを切り替えるための機能を提供してもよい。
 コントローラ10は、制御プログラム9Aを実行することにより、近接/生体反応検出ユニット17に近接の検出を実行させるか、又は生体反応の検出を実行させるかを切り替える処理を実現してもよい。
 図10は、スマートフォン1による処理の流れを示すフローチャートである。図10に示す処理は、コントローラ10が、ストレージ9に記憶されている制御プログラム9Aなどを実行することにより実現される。
 図10に示すように、コントローラ10は、自機がスリープ状態であるかを判定する(ステップS801)。
 コントローラ10は、判定の結果、スリープ状態である場合には(ステップS801,Yes)、近接が検出されたかを判定する(ステップS802)。
 コントローラ10は、判定の結果、近接が検出された場合には(ステップS802,Yes)、近接/生体反応検出ユニット17の動作状態を生体検出モードに切り替える(ステップS803)。
 続いて、コントローラ10は、生体反応が検出されたかを判定する(ステップS804)。
 コントローラ10は、判定の結果、生体反応が検出された場合には(ステップS804,Yes)、自機が着衣の収納部に存するという判定結果を導出する(ステップS805)。これとは反対に、コントローラ10は、判定の結果、生体反応が検出されない場合には(ステップS804,No)、自機が着衣の収納部以外に存するという判定結果を導出する(ステップS806)。
 続いて、コントローラ10は、近接/生体反応検出ユニット17の動作状態を近接検出モードに切り替えて(ステップS807)、図10に示す処理を終了する。
 上記ステップS802において、コントローラ10は、判定の結果、近接が検出されない場合には(ステップS802,No)、図10に示す処理を終了する。
 上記ステップS801において、コントローラ10は、判定の結果、スリープ状態ではない場合には(ステップS801,No)、図10に示す処理を終了する。
 スマートフォン1は、近接/生体反応検出ユニット17により、近接の検出及び生体反応の検出を実現してもよい。このような構成のスマートフォン1は、上記処理を実現するためのコストを軽減できる。
 スマートフォン1が、近接/生体反応検出ユニット17に近接の検出を実行させるか、又は生体反応の検出を実行させるかを切り替える処理を実行してよい。
 スマートフォン1は、自機が収納部に存すると判定した場合、近距離無線による通信を実行しないように、近距離無線による通信機能を停止させてもよい。以下の複数の実施形態では、近距離無線による通信機能を停止させる例について説明する。
 以下の説明においては、同様の構成要素に同一の符号を付すことがある。以下の説明においては、重複する説明は省略することがある。言い換えると、以下の説明において記載されていなくても、スマートフォン1は、上述の複数の実施形態の構成及び処理を含んでもよい。
 制御プログラム9Aは、例えば、自機が収納部に存すると判定した場合、近距離無線による通信機能を停止させるための機能を提供できる。近距離無線による通信機能には、IEEE802.11、Bluetooth(登録商標)、IrDA(Infrared Data Association)、NFC(Near Field Communication)、WPAN(Wireless Personal Area Network)等が含まれる。
 コントローラ10は、制御プログラム9Aを実行することにより、例えば、自機が収納部に存すると判定した場合、近距離無線による通信機能を停止させる処理を実行してもよい。
 図11は、スマートフォン1による処理の流れを示すフローチャートの一例である。図11に示す処理は、コントローラ10が、ストレージ9に記憶されている制御プログラム9Aなどを実行することにより実現される。
 図11に示すように、コントローラ10は、自機がスリープ状態であるかを判定する(ステップS901)。
 コントローラ10は、判定の結果、スリープ状態である場合には(ステップS901,Yes)、近接が検出されたかを判定する(ステップS902)。
 コントローラ10は、判定の結果、近接が検出された場合には(ステップS902,Yes)、近接/生体反応検出ユニット17の動作状態を生体検出モードに切り替える(ステップS903)。
 続いて、コントローラ10は、生体反応が検出されたかを判定する(ステップS904)。
 コントローラ10は、判定の結果、生体反応が検出された場合には(ステップS904,Yes)、自機が着衣の収納部に存するという判定結果を導出する(ステップS905)。
 続いて、コントローラ10は、近距離無線による通信機能を停止させる(ステップS906)。
 続いて、コントローラ10は、近接/生体反応検出ユニット17の動作状態を近接検出モードに切り替えて(ステップS907)、図11に示す処理を終了する。
 上記ステップS904において、コントローラ10は、判定の結果、生体反応が検出されない場合には(ステップS904,No)、自機が着衣の収納部以外に存するという判定結果を導出し(ステップS908)、上記ステップS907の処理手順に移る。
 上記ステップS902において、コントローラ10は、判定の結果、近接が検出されない場合には(ステップS902,No)、図11に示す処理を終了する。
 上記ステップS901において、コントローラ10は、判定の結果、スリープ状態ではない場合には(ステップS901,No)、図11に示す処理を終了する。
 スマートフォン1は、自機が収納部に存すると判定した場合、近距離無線による通信機能を停止させてもよい。このような構成のスマートフォン1は、近距離無線による通信機能により無駄に消費される電力を節約できる。
 以下の説明においては、同様の構成要素に同一の符号を付すことがある。以下の説明においては、重複する説明は省略することがある。言い換えると、以下の説明において記載されていなくても、スマートフォン1は、上述の複数の実施形態の構成及び処理を含んでもよい。
 制御プログラム9Aは、例えば、近接及び生体反応を検出した後、近接/生体反応検出ユニット17の近傍に接触が検出されている場合には、自機が着衣に設けられる収納部に存するという判定結果を導出しないための機能を提供してもよい。
 コントローラ10は、制御プログラム9Aを実行することにより、例えば、近接及び生体反応を検出した後、近接/生体反応検出ユニット17の近傍に接触が検出されている場合には、自機が着衣に設けられる収納部に存するという判定結果を導出しない処理を実現してもよい。図12は、スマートフォン1の処理の一例を説明するための図である。図12に示す例では、利用者の手H1に含まれる指の一部がタッチスクリーンディスプレイ2に接触している。図12に示す例では、タッチスクリーンディスプレイ2における利用者の指の接触位置が、近接/生体反応検出ユニット17の近傍である。図12に示す例では、コントローラ10は、近接及び生体反応を検出した後、近接/生体反応検出ユニット17の近傍に接触が検出されるので、自機が着衣に設けられる収納部に存するという判定結果を導出しない。
 図13は、スマートフォン1による処理の流れの一例を示すフローチャートである。図13に示す処理は、コントローラ10が、ストレージ9に記憶されている制御プログラム9Aなどを実行することにより実現される。
 図13に示すように、コントローラ10は、自機がスリープ状態であるかを判定する(ステップS1001)。
 コントローラ10は、判定の結果、スリープ状態である場合には(ステップS1001,Yes)、近接が検出されたかを判定する(ステップS1002)。
 コントローラ10は、判定の結果、近接が検出された場合には(ステップS1002,Yes)、近接/生体反応検出ユニット17の動作状態を生体検出モードに切り替える(ステップS1003)。
 続いて、コントローラ10は、生体反応が検出されたかを判定する(ステップS1004)。
 コントローラ10は、判定の結果、生体反応が検出された場合には(ステップS1004,Yes)、近接/生体反応検出ユニット17の近傍に接触が検出されているかを判定する(ステップS1005)。
 コントローラ10は、判定の結果、近接/生体反応検出ユニット17の近傍に接触が検出されていない場合には(ステップS1005,No)、自機が着衣の収納部に存するという判定結果を導出する(ステップS1006)。
 続いて、コントローラ10は、近接/生体反応検出ユニット17の動作状態を近接検出モードに切り替えて(ステップS1007)、図13に示す処理を終了する。
 上記ステップS1005において、コントローラ10は、判定の結果、近接/生体反応検出ユニット17の近傍に接触が検出されている場合には(ステップS1005,Yes)、自機が着衣の収納部以外に存するという判定結果を導出し(ステップS1008)、上記ステップS1007の処理手順に移る。
 上記ステップS1004において、コントローラ10は、判定の結果、生体反応が検出されない場合には(ステップS1004,No)、上記ステップS1008の処理手順に移る。
 上記ステップS1002において、コントローラ10は、判定の結果、近接が検出されない場合には(ステップS1002,No)、図13に示す処理を終了する。
 上記ステップS1001において、コントローラ10は、判定の結果、スリープ状態ではない場合には(ステップS1001,No)、図13に示す処理を終了する。
 スマートフォン1は、近接及び生体反応を検出した後、近接/生体反応検出ユニット17の近傍に接触が検出されている場合には、自機が着衣に設けられる収納部に存するという判定結果を導出しない。このような構成のスマートフォン1は、操作時の利用者の接触位置が近接/生体反応検出ユニット17の近傍であることを原因として、自機が収納部に存するという判定結果を誤って導出してしまう事態を回避できる。
 上記の実施形態では、装置の例として、スマートフォン1について説明したが、スマートフォン1に限定されない。装置は、着衣の収納部に収められる電子機器であれば、スマートフォン以外の装置であってもよい。
 添付の請求項に係る技術を完全かつ明瞭に開示するために特徴的な実施形態に関し記載してきた。しかし、添付の請求項は、上記の実施形態に限定されるべきものでなく、本明細書に示した基礎的事項の範囲内で当該技術分野の当業者が創作しうるすべての変形例及び代替可能な構成により具現化されるべきである。
 本出願において、「とき(when)」、「間(during)」、「もし(if)」、「場合(in a case)」、「際(upon)」、「決定に応答して(in response to determining)」、および「検出に応答して(in response to detecting)」という記載は、状況に応じて他の記載に変えて理解することができる。本出願において、“示された状態又は事象”が「決定されたら(when "a stated condition or event" is determined)」、“示された状態又は事象”が「検出されたら(when "a stated condition or event" is detected」、又は“示された状態又は事象”を「決定する際に(upon determining "a stated condition or event")」、「決定するのに応答して(in response to determining )」、「検出した際に(upon detecting)」、もしくは「検出するのに応答して(in response to detecting)」という記載は、状況に応じて他の記載に変えて理解することができる。本出願において、「検出する(detect)」との記載を、状況に応じて、メジャー(measure)、スケール(scale)、センス(sense)との意味で理解することができる。本出願において、「状態」との記載を、状況に応じて、「状況」と理解することができる。例えば、移動状態は、移動状況と理解することができる。携帯電子機器の状態は、当該携帯電子機器の状況と理解することができる。
1 スマートフォン
2 タッチスクリーンディスプレイ
2A ディスプレイ
2B タッチスクリーン
3 ボタン
4 照度センサ
5 近接センサ
6 通信ユニット
7 レシーバ
8 マイク
9 ストレージ
9A 制御プログラム
9B 電話アプリケーション
9C メールアプリケーション
9D スケジュールアプリケーション
9Z 設定データ
10 コントローラ
11 スピーカ
12 カメラ
13 カメラ
14 コネクタ
15 加速度センサ
16 生体反応検出センサ
17 近接/生体反応検出ユニット

Claims (13)

  1.  自機への近接を検出する第1のセンサと、
     生体反応を検出する第2のセンサと、
     前記第1のセンサにて自機への近接が検出されたときに、前記第2のセンサにて生体反応が検出されると、自機が着衣に設けられる収納部に存すると判定する制御部とを備える携帯電子機器。
  2.  前記制御部は、前記第1のセンサにて自機への近接が検出されたときに、前記第2のセンサにて生体反応が検出されない場合、自機が前記収納部以外に存すると判定する請求項1に記載の携帯電子機器。
  3.  前記制御部は、自機が前記収納部に存すると判定した後、前記第1のセンサにて自機への近接が継続して検出されていることを条件として、自機が前記収納部に存すると判定する請求項1又は2に記載の携帯電子機器。
  4.  前記制御部は、自機が前記収納部に存すると判定した後、前記第2のセンサにて生体反応が継続して検出されていることを条件として、自機が前記収納部に存すると判定する請求項1又は2に記載の携帯電子機器。
  5.  前記制御部は、自機がスリープ状態である場合に、自機が前記収納部に存するかの判定を実行する請求項1~4のいずれか一つに記載の携帯電子機器。
  6.  前記制御部は、自機がアクティブ状態からスリープ状態へ遷移したことを条件として、自機が前記収納部に存するかの判定を実行する請求項1~5のいずれか一つに記載の携帯電子機器。
  7.  前記制御部は、自機がスリープ状態からアクティブ状態に遷移したことを条件として、自機が前記収納部に存するかの判定を実行する請求項1~6のいずれか一つに記載の携帯電子機器。
  8.  自機の移動状態の変化を検出する第3のセンサをさらに有し、
     前記制御部は、前記第3のセンサにて自機の移動状態の変化が検出されたことを条件として、自機が前記収納部に存するかの判定を実行する請求項1~7のいずれか一つに記載の携帯電子機器。
  9.  前記制御部は、イベントの発生を条件として、自機が前記収納部に存するかの判定を実行する請求項1~8のいずれか一つに記載の携帯電子機器。
  10.  自機への近接、及び当該自機への近接の検出を契機として生体反応の検出、を行うセンサと、
     前記センサにて生体反応が検出されると、自機が着衣に設けられる収納部に存すると判定する制御部と
     を備える携帯電子機器。
  11.  前記制御部は、前記センサにて自機への近接が検出された場合、当該センサを前記生体反応を検出するモードに切り替える請求項10に記載の携帯電子機器。
  12.  前記制御部は、自機が前記収納部に存すると判定した場合、近距離無線による通信機能を停止させる請求項1~11のいずれか一つに記載の携帯電子機器。
  13.  センサを有する携帯電子機器に実行させる制御方法であって、
     自機への近接を検出するステップと、
     自機への近接を検出すると、生体反応を検出するステップと、
     前記生体反応が検出されると、自機が着衣に設けられる収納部に存すると判定するステップと
     を含む制御方法。
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