WO2015129491A1 - 心耳結紮用処置具 - Google Patents

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雄弘 木村
和敏 熊谷
善朗 岡崎
尚也 杉本
日比野 浩樹
熊田 嘉之
福田 宏
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Abstract

心耳の根元近傍を結紮した結紮用ループの結び目を、周辺組織を刺激し難い位置に配置する。長手方向に貫通する内孔(2)を有する管状のループシャフト(3)と、該ループシャフト(3)の内孔(2)に挿入状態に配置され、ループシャフト(3)の先端において結び目(4b)により閉じたループ(4a)を形成するワイヤからなり、ループシャフト(3)の基端側において牽引されることによりループ(4a)の大きさを縮小可能な結紮用ループ(4)とを備え、該結紮用ループ(4)が、自由状態において心耳を挿入可能な大きさの扁平な環状のループ(4a)を形成するように癖づけられているとともに、結び目(4b)がループ(4a)の長径方向の端部近傍に配置されている心耳結紮用処置具(1)を提供する。

Description

心耳結紮用処置具
 本発明は、心耳結紮用処置具に関するものである。
 従来、心耳を結紮する手技として、シャフトの先端に支持した結紮用ループを周方向に離れた複数点において他の支持部材によって支持することにより、環状に広げながら心耳に回しかけた後に、結紮用ループを引き締めて心耳を結紮する処置具が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
 他の支持部材はワイヤを螺旋状に巻いた先端部に結紮用ループを引っ掛けて支持しているだけであるため、結紮後に結紮用ループから容易に取り外すことができる。
米国特許出願公開第2008/0294175号明細書
 しかしながら、心耳を結紮した結紮用ループの結び目は、比較的大きな塊となるとともに、結紮後の切断の仕方によっては結紮用ループの切断面が尖鋭となることもあり、周辺組織を刺激する不都合がある。
 本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、心耳の根元近傍を結紮した結紮用ループの結び目を、周辺組織を刺激し難い位置に配置することができる心耳結紮用処置具を提供することを目的としている。
 上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
 本発明の一態様は、長手方向に貫通する内孔を有する管状のループシャフトと、該ループシャフトの前記内孔に挿入状態に配置され、前記ループシャフトの先端において結び目により閉じたループを形成するワイヤからなり、前記ループシャフトの基端側において牽引されることにより前記ループの大きさを縮小可能な結紮用ループとを備え、該結紮用ループが、自由状態において心耳を挿入可能な大きさの扁平な環状のループを形成するように癖づけられているとともに、前記結び目が前記ループの長径方向の端部近傍に配置されている心耳結紮用処置具を提供する。
 本態様によれば、心嚢内に導入したループシャフトの先端の結紮用ループのループを心耳に回し掛けた後に、ループシャフトの基端側において結紮用ループを牽引することにより、ループを縮小させて心耳を結紮することができる。この場合において、自由状態で扁平な環状に形成されているループ内に心耳を挿入すると、扁平な心耳に対して扁平なループがその位相を保ったまま挿入されていく。したがって、ループの長径方向の端部近傍に配置された結紮用ループの結び目は、心耳の幅方向の端部近傍に維持されたまま結紮が行われる。
 心耳は心臓と心膜との間に心臓の外表面に沿って耳状に延びる袋状の組織であるため、心耳の幅方向の端部近傍には隙間が形成されやすく、他の周辺組織としても血管等の少ない場所となっている。したがって、その位置に結び目が配置されることにより、結び目によって周辺組織が刺激を受けることも少なく、結紮された心耳の厚さが増加することによって広げられた隙間によって、結び目と心膜や心臓表面との摩擦も低減することができる。
 本発明の他の態様は、長手方向に貫通する内孔を有する管状のループシャフトと、該ループシャフトの前記内孔に挿入状態に配置され、前記ループシャフトの先端において結び目により閉じたループを形成するワイヤからなり、前記ループシャフトの基端側において牽引されることにより前記ループの大きさを縮小可能な結紮用ループとを備え、該結紮用ループが、自由状態において心耳を挿入可能な大きさの扁平な環状のループを形成するように癖づけられているとともに、前記結び目が前記ループの短径方向の端部近傍に配置されている心耳結紮用処置具を提供する。
 本態様によれば、心嚢内に導入したループシャフトの先端の結紮用ループのループを心耳に回し掛けた後に、ループシャフトの基端側において結紮用ループを牽引することにより、ループを縮小させて心耳を結紮することができる。この場合において、自由状態で扁平な環状に形成されているループ内に心耳を挿入し、ループシャフトの先端を、心耳の先端側から根元側に向かって、心耳と心膜との隙間を、心耳の幅方向の中央近傍に沿って進行させると、扁平な心耳に対して扁平なループがその位相を保ったまま引きずられるようにして挿入されていく。したがって、ループの心耳への挿入作業が容易である。
 結紮の際に、ループシャフトの先端をさらに進行させて、心耳の幅方向の端部近傍に配置することにより、結紮用ループの結び目を、心耳の幅方向の端部近傍に配置して心耳を結紮することができる。したがって、その位置に結び目が配置されることにより、結び目によって周辺組織が刺激を受けることも少なく、結紮された心耳の厚さが増加することによって広げられた隙間によって、結び目と心膜や心臓表面との摩擦も低減することができる。
 本発明の他の態様は、長手方向に貫通する内孔を有する管状のループシャフトと、該ループシャフトの前記内孔に挿入状態に配置され、前記ループシャフトの先端において結び目により閉じたループを形成するワイヤからなり、前記ループシャフトの基端側において牽引されることにより前記ループの大きさを縮小可能な結紮用ループと、前記ループシャフトの先端に設けられ、該ループシャフト側から先端に向かって分岐し、心耳を厚さ方向に挟む位置に配置可能な2本の棒状の接触部を有する二股の押し当て部とを備え、前記結紮用ループの結び目が、前記接触部の分岐点近傍に配置されている心耳結紮用処置具を提供する。
 本態様によれば、心嚢内に導入したループシャフトの先端に設けた二股の押し当て部を、その2本の棒状の接触部の間に心耳が挟まれるよう配置するとともに、ループシャフトの先端の結紮用ループのループを心耳に回し掛けた後に、ループシャフトの基端側において結紮用ループを牽引することにより、ループを縮小させて心耳を結紮することができる。この場合において、押し当て部で心耳を厚さ方向に挟んでいるので、挟まれた位置で心耳が窄まされており、緊縮されていく結紮用ループが心耳の先端側に外れないように保持することができる。また、押し当て部およびループを心耳に配置した状態でループシャフトを挿入方向に移動させ、心耳を挟んだ2つの接触部を心房側に押し当てることにより、心耳の根元近傍が露出する。露出した心耳の根元近傍にループを配置することにより、できるだけ心耳の根元側を結紮することが可能となる。
 心耳を厚さ方向に挟む押し当て部の二股の分岐点近傍は心耳の幅方向の端部近傍に配置されるので、その位置に結び目を配置しておくことにより、結紮後の結び目の位置を心耳の幅方向の端部近傍に配置することができる。これにより、結び目によって周辺組織が刺激を受けることも少なく、結紮された心耳の厚さが増加することによって広げられた隙間によって、結び目と心膜や心臓表面との摩擦も低減することができる。
 本発明によれば、心耳の根元近傍を結紮した結紮用ループの結び目を、周辺組織を刺激し難い位置に配置することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る心耳結紮用処置具を示す斜視図である。 図1の心耳結紮用処置具のループおよび結び目と心耳との関係を示す正面図である。 図1の心耳結紮用処置具のループを心耳に近接させた状態を示す正面図である。 図3の状態からループを心耳に回し掛けた状態を示す正面図である。 図4の状態からループを緊縮して心耳を結紮した状態を示す正面図である。 図1の心耳結紮用処置具の図5の状態を示す側面図である。 図1の心耳結紮用処置具の第1の変形例を示す図である。 図7の心耳結紮用処置具のループを心耳に回し掛けた状態を示す正面図である。 図7の心耳結紮用処置具のループの結び目を最終的な結紮位置に配置した状態を示す正面図である。 図1の心耳結紮用処置具の第2の変形例を示す図である。 図10の心耳結紮用処置具のループを心耳に回し掛けた状態を示す正面図である。
 本発明の一実施形態に係る心耳結紮用処置具1について、図面を参照して以下に説明する。
 本実施形態に係る心耳結紮用処置具1は、図1に示されるように、長手方向に貫通する内孔2を有する細長い管状のループシャフト3と、該ループシャフト3の内孔2内に挿入状態に収容される結紮用ループ4とを備えている。
 ループシャフト3は、体表組織を貫通して先端が心嚢内に配置されるシース(図示略)の形状に倣って湾曲可能であるが、シースの基端側において付与される長手方向の押圧力を伝達可能な剛性を有している。
 結紮用ループ4は、ワイヤからなり、ループシャフト3の内孔2を貫通し、両端から外側に延びて配置されている。ループシャフト3の先端側に延びた部分の結紮用ループ4は、1回巻かれて単一のループ4aを形成した先端を、結び目4bを形成して結紮用ループ自体の長さ方向の途中位置に結びつけられている。
 結び目4bは、ループ4aが広がる方向には結紮用ループ4を移動させにくい形態を有し、ループシャフト3の基端側に延びている結紮用ループ4の一端を牽引することにより、ループ4aを小さくする方向に結紮用ループ4を移動させることができるようになっている。
 本実施形態においては、結紮用ループ4のループ4aが、図1に示されるように、重力以外の外力の作用しない自由状態において扁平な環状に形成されるように癖づけられている。ループ4aの環状の短径の大きさは、図2に示されるように、心耳Aの厚さ寸法より大きく、長径の大きさは心耳Aの最大幅寸法より大きく設定されている。結紮前のループ4aの大きさは、心耳Aの横断面積より十分に大きな面積を囲むことが可能な大きさに設定されている。心耳Aの寸法、面積は術前の画像診断(X線CT、MRI、超音波等)により測定される。
 そして、結紮用ループ4の結び目4bは、扁平な環状のループ4aの長径方向の端部近傍に配置されている。結紮のためにループシャフト3の基端側で結紮用ループ4を構成しているワイヤを牽引すると、ループシャフト3の先端側においては結紮用ループ4を構成しているワイヤがループシャフト3の内孔2内に引き込まれて、結び目4bがループシャフト3の先端に突き当たって止まるようになっている。
 そして、その状態から、さらに結紮用ループ4を構成しているワイヤを牽引し続けることにより、結び目4bを通過しているワイヤが結び目4bに対して移動してループ4aが緊縮されるように引き締められていくようになっている。
 このように構成された本実施形態に係る心耳結紮用処置具1の作用について以下に説明する。
 本実施形態に係る心耳結紮用処置具を用いて心耳Aの根元を結紮するには、まず、剣状突起下部から体表組織および心膜を貫通して心嚢内にシースの先端開口を配置した状態で、結紮前の広げられた状態の結紮用ループ4を先端に保持した状態の心耳結紮用処置具1をシース内に挿入し、心嚢内に前進させていく。
 心耳結紮用処置具1のループシャフト3はシースの形状に倣って湾曲しながら、心嚢内にスムーズに進行させられる。この状態で、別途心嚢内に挿入した内視鏡によって観察しながら、シースの基端側の体外において、ループシャフト3を操作して、図3に示されるように、ループシャフト3の先端を心耳Aの先端に近接させる。必要に応じて、結紮用ループ4の結び目4bとは反対側の位置を、シースを介して心嚢内に別途導入された把持鉗子(図示略)で挟んで支持しながら、ループ4aを心耳Aに回し掛ける。
 ループ4aは扁平な環状に癖づけられているので、心耳Aの横断面形状に近く、心耳Aを変形させずにループ4aの中に挿入することができる。そして、図4に示されるように、ループシャフト3を先端に向かって押すことにより、ループシャフト3の先端が心耳Aの幅方向の端縁に沿って移動し、ループシャフト3によってループ4aが引きずられるようにしてループ4a内に心耳Aが挿入されていく。ループ4aを挿入するための補助具として、別のシースを介して挿入した図示しない把持鉗子を用いて、結び目とは反対側の4aを把持して、ループシャフト3を押してもよい。
 すなわち、扁平な環状に癖づけられたループ4aは、扁平な環状の横断面形状を有する心耳Aに対してその位相を変化させることなく心耳Aを内部に挿入させ続ける。これにより、扁平な環状のループ4aの長径方向の端部近傍に配置されている結び目4bは、常に心耳Aの幅方向の端部に配置されたままの状態でループ4a内に心耳Aが挿入され、最終的に、ループ4aの結び目4bは、心耳Aの根元の幅方向の端部に配置される。
 この時点で、それ以上のループ4a内への心耳Aの挿入ができなくなるので、術者は、体外において、ループシャフト3の基端側から外側に延びている結紮用ループ4を構成するワイヤを外側に牽引することにより、図5に示されるように、ループシャフト3の先端側においてループ4aを緊縮させる。
 これにより、心耳Aが根元において結紮され、平たい形状は幅方向に纏められることで厚さが増加するようになる。
 このように、本実施形態に係る心耳結紮用処置具1によれば、扁平な環状に癖づけられたループ4aにより、心耳Aに回し掛ける際のループ4a内への心耳Aの挿入容易性を向上することができる。また、結紮後には、結紮用ループ4の結び目4bは心耳Aの幅方向の端部近傍に配置されるので、図6に示されるように、厚さの増した結紮後の心耳Aによって心膜Bと心臓Cとの間に形成された隙間位置に結び目4bを配置することができ、結び目4bが周辺組織を刺激しないようにすることができるという利点がある。
 本実施形態においては、ループシャフト3の先端が心耳Aの幅方向の端縁に沿って移動するように結紮用ループ4を回し掛ける場合について説明したが、これに代えて、図7に示されるように、ループシャフト3の先端が心耳Aの幅方向の中央位置において、心耳Aと心膜Bとの間の隙間を通って導入される手技を採用することにしてもよい。
 この場合には、図8に示されるように、結紮用ループ4の結び目4bは、扁平な環状のループ4aの短径方向の端部近傍に配置されていることが好ましい。
 すなわち、図8に示されるように、ループシャフト3の先端が心耳Aの幅方向の中央を通るルートに沿って心耳Aの根元に向かう場合には、ループシャフト3の先端に配置された結び目4bに対して下側に、横方向に扁平なループ4aが配置されていれば、ループ4aの形状を心耳Aの横断面に合わせることができ、ループ4a内への心耳Aの挿入容易性を向上することができる。
 ループシャフト3を押すことにより、ループ4aがその扁平な環状の形態を保ったまま引きずられるようにして心耳Aの根元まで移動させられる。そして、心耳Aの根元まで到達したループシャフト3にさらに押圧力を付与すると、図9に示されるようにループシャフト3の先端は、ループ4aを心耳Aの周方向に回しながら、心耳Aの幅方向の端部まで移動して停止する。
 この状態で、結紮用ループ4を構成しているワイヤをループシャフト3の基端側において牽引することにより、ループ4aを緊縮して心耳Aを結紮し、結紮用ループ4の結び目4bを心耳Aの幅方向の端部に配置して結紮を終了することができる。すなわち、結び目4bが心耳Aの幅方向の端部近傍に残されるので、結び目4bによって周辺組織が刺激されにくくすることができる。
 本実施形態においては、ループシャフト3と結紮用ループ4とからなる心耳結紮用処置具1を例示して説明したが、これに代えて、図10に示されるように、ループシャフト3の先端に押し当て部5を備えていてもよい。押し当て部5は、ループシャフト3側から先端に向かって分岐する2本の直棒状の接触部6を有する二股形状を有している。
 ループシャフト3は曲がり癖を有し、自由状態においては図10に示されるように、先端の押し当て部5をループシャフトの長手軸に対して交差する方向に向けるようになっている。
 2つの接触部6は、心耳Aを厚さ方向に挟むことができる間隔を空けて配置されている。
 結紮用ループ4は扁平な環状に癖づけられたループ4aを備え、結び目4bは、ループ4aの長径方向の端部近傍に配置されている。
 そして、この場合には、結び目4bは、2つの接触部6の二股形状の分岐点近傍に配置されている。
 このように構成された心耳結紮用処置具1によれば、2つの接触部6によって心耳Aを厚さ方向に挟みながら、心耳Aをループ4a内に挿入してループ4aを心耳Aの根元まで移動させる際に、扁平な環状に癖づけられたループ4a内を同様に扁平な横断面の心耳Aをスムーズに挿入していくことができる。
 押し当て部5およびループ4aを心耳Aに配置した状態でループシャフト3を挿入方向に移動させ、心耳Aを挟んだ2つの接触部6を心房側に押し当てることにより、心耳Aの根元近傍が露出する。露出した心耳Aの根元近傍にループ4aを配置することにより、できるだけ心耳Aの根元側を結紮することが可能となる。
 2つの接触部6が心耳Aの厚さ方向の表面を凹ませるので、結紮時に緊縮されるループ4aが心耳Aの先端側に外れにくくすることができ、より確実に根元近傍で心耳Aを結紮することができる。
 このとき、2つの接触部6が心耳Aを厚さ方向に挟む位置に配置されている押し当て部5の二股形状の分岐点は、図11に示されるように、心耳Aの幅方向の端部に配置されているので、分岐点近傍に配置されている結び目4bも心耳Aの幅方向の端部に位置している。したがって、結紮後の結び目4bの位置も心耳Aの幅方向の端部に位置することとなるので、周辺組織を刺激しにくい位置に結び目4bを配置した状態で結紮を終了することができる。
 押し当て部5としては固定式のものを採用してもよいし、接触部6間の間隔を変更可能な開閉式のものを採用してもよい。接触部6間の間隔を広げて心耳Aの挿入容易性を向上し、接触部6間の間隔を狭めて間に心耳Aを挟み、心耳Aの表面を凹ませることができる。
 A 心耳
 1 心耳結紮用処置具
 2 内孔
 3 ループシャフト
 4 結紮用ループ
 4a ループ
 4b 結び目
 5 押し当て部
 6 接触部

Claims (3)

  1.  長手方向に貫通する内孔を有する管状のループシャフトと、
     該ループシャフトの前記内孔に挿入状態に配置され、前記ループシャフトの先端において結び目により閉じたループを形成するワイヤからなり、前記ループシャフトの基端側において牽引されることにより前記ループの大きさを縮小可能な結紮用ループとを備え、
     該結紮用ループが、自由状態において心耳を挿入可能な大きさの扁平な環状のループを形成するように癖づけられているとともに、前記結び目が前記ループの長径方向の端部近傍に配置されている心耳結紮用処置具。
  2.  長手方向に貫通する内孔を有する管状のループシャフトと、
     該ループシャフトの前記内孔に挿入状態に配置され、前記ループシャフトの先端において結び目により閉じたループを形成するワイヤからなり、前記ループシャフトの基端側において牽引されることにより前記ループの大きさを縮小可能な結紮用ループとを備え、
     該結紮用ループが、自由状態において心耳を挿入可能な大きさの扁平な環状のループを形成するように癖づけられているとともに、前記結び目が前記ループの短径方向の端部近傍に配置されている心耳結紮用処置具。
  3.  長手方向に貫通する内孔を有する管状のループシャフトと、
     該ループシャフトの前記内孔に挿入状態に配置され、前記ループシャフトの先端において結び目により閉じたループを形成するワイヤからなり、前記ループシャフトの基端側において牽引されることにより前記ループの大きさを縮小可能な結紮用ループと、
     前記ループシャフトの先端に設けられ、該ループシャフト側から先端に向かって分岐し、心耳を厚さ方向に挟む位置に配置可能な2本の棒状の接触部を有する二股の押し当て部とを備え、
     前記結紮用ループの結び目が、前記接触部の分岐点近傍に配置されている心耳結紮用処置具。
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