WO2015053310A1 - 広告情報共有システム - Google Patents

Abstract

投稿者端末と利用者端末と広告情報共有サーバとを備えた広告情報共有システムであって、前記広告情報共有サーバは、投稿者との間にユーザ同士の繋がりを表す関連性情報を有する利用者に対して公開され、前記利用者が閲覧した広告付帯記事の投稿者情報及び前記広告情報付帯記事に付帯した広告を特定する広告特定情報を有する閲覧履歴情報を記録しており、前記投稿者端末から入力された記事情報に広告情報を付帯して広告付帯記事として記録する出稿手段と、広告特定情報を利用して前記閲覧履歴情報との照合を行う履歴照合手段と、前記履歴照合手段によって認証がなされた場合、前記利用者及び前記閲覧履歴情報に記載された投稿者の特典情報に広告利用特典を加算する加算手段と、を有し、前記広告特定情報は利用者情報と関連付けされ、前記利用者端末又は店舗端末から前記利用者情報と関連付けられて前記広告情報共有サーバに出力されることを特徴とする。

Description

広告情報共有システム

　本発明は、広告の付帯された記事の、投稿と閲覧、広告利用を行う為の広告情報共有システムに係る。

　インターネットの普及により、これまでは新聞や雑誌、実店舗の店頭など、集客力のある媒体においてのみ行われていた広告の表示を、誰しもが自由に行える様になった。

　インターネットを用いた広告の掲載方法として、自身のホームページへ他者の商品に関する広告画像を掲載し、報酬を得ることができるアフィリエイト・マーケティングと呼ばれる広告形態が一般的に知られている。

　アフィリエイト・マーケティングとは、広告の閲覧者が、そのホームページへ掲載されたリンクを経由して、広告に記載の商品を購入したり、契約を行った際に、ホームページの管理者は、成果報酬を得ることができるインターネット広告の掲載方法である。

　さて、通常こういった広告の掲載を行う為には、自身のホームページや、ブログを運営している必要がある。その際、自身のホームページに掲載されているコンテンツに集客力が無ければ、そこに出稿された広告情報を多くの人に、効果的に伝播させることは出来ない。

　また、広告を掲載するには、広告主と個別に契約を行なったり、リンクの掲載を行う方法などを学習する必要がある。新しく広告の表示行いたい者にとっては、そうした掲載の前提となる作業が大きな障壁となっている。

　先行文献１には、ホームページの管理者が、自身のホームページに広告を掲載するアフィリエイタを募って、アフィリエイタに広告を掲載させる広告管理装置に関する技術が記載されている。

特開２００９－１１６６２９号公報

　特許文献１の発明によって、これまでは広告の掲載を行うことができなかったユーザも、容易に広告の掲載を行うことが可能となった。そのため、よりインターネットを用いた広告の掲載が、より普及することとなった。

　しかし、こうした広告の掲載システムにおいて、掲載された広告が十分に利用されているとは言い難い。多くの閲覧者にとって、インターネット上に掲載された広告はウェブページを閲覧する際の障害でしかなく、閲覧者自身が積極的に閲覧を行う対象ではない。

　従来技術によれば、インターネット全体での広告の掲載量を増大させ、それに伴う広告の利用を相対的に増加させる効果は期待できる。しかし、それら広告への閲覧者の関心を特別に高め、リンクを踏むなどして広告を利用させうる効果までを奏するものではない。

　本発明は上記のような実状に鑑みてなされたものであり、広告の付帯した記事の投稿を誰しもが容易に行え、記事の閲覧者の関心を引く広告提示を行うことによって、投稿者による広告記事の出稿と、閲覧者による広告の閲覧・利用をより促進するような広告情報共有システムを提供することを課題とする。

　上記課題を解決するために、本発明は、広告の付帯された記事の出力を行う投稿者端末と、利用者情報の出力を行う利用者端末と、これら端末と通信可能に構成された広告情報共有サーバと、を備えた広告情報共有システムであって、前記広告情報共有サーバは、投稿者との間にユーザ同士の繋がりを表す関連性情報を有する利用者に対して公開され、前記利用者が閲覧した広告付帯記事の投稿者情報及び前記広告情報付帯記事に付帯した広告を特定する広告特定情報を有する閲覧履歴情報を記録しており、前記投稿者端末から入力された広告対象に関する内容を含む記事情報に、前記広告対象に関する広告情報を付帯して広告付帯記事として記録する出稿手段と、利用者情報と関連付けて入力された広告特定情報を利用して、この利用者の前記閲覧履歴情報との照合を行う履歴照合手段と、前記履歴照合手段によって認証がなされた場合、前記利用者及び、前記閲覧履歴情報に記載された投稿者の特典情報に広告利用特典を加算する加算手段と、を有し、前記広告特定情報は、対象となる広告付帯記事の広告情報を基に提示された実施店舗において前記利用者情報と関連付けされ、前記利用者端末又は実施店舗に設置された店舗端末から前記利用者情報と関連付けられて前記広告情報共有サーバに出力されることを特徴とする。

　投稿者が記事を掲載する際に、広告を付帯して投稿することが可能となり、これまで必要であった広告業者との個別の契約、ホームページの開設方法や広告の掲載方法の学習、といった煩雑な作業を行う必要がなくなる。そのため、誰もが容易に広告の掲載を行うことができるようになる。また、自身と関連を持つユーザの投稿を表示可能にすることによって、自身の属するコミュニティや、似た商品嗜好を持つユーザの記事を閲覧可能になり、掲載される広告商品も、自身の嗜好に沿ったものを得ることが可能となる。そのため、広告の利用をより促す効果が期待できる。

　本発明の好ましい形態では、前記広告情報共有サーバは、ユーザが閲覧した広告付帯記事の投稿者情報と、その広告を特定する広告特定情報とを有する閲覧履歴情報を記録しており、入力された照合利用者情報及び広告特定情報と、照合利用者の閲覧履歴情報とを照合する履歴照合手段と、前記履歴照合手段によって認証がなされた場合、前記照合利用者及び、前記閲覧履歴情報に記載された投稿者の特典情報に広告利用特典を加算する加算手段と、を有することを特徴とする。

　閲覧者の広告利用によって、広告付帯記事の投稿者および、その閲覧者の双方に利益のある広告を掲載することが可能となり、これまで多くの閲覧者が興味を示さなかった掲載広告に対して、より内容を注視させ、広告の利用を促す効果が期待できる。広告付帯記事の閲覧者は、広告の利用によって自身に特典が加算されるため、広告に記載された商品の購入や契約といった広告の利用を、より積極的に行うようになる。それに伴って、閲覧者の広告の利用率が高まるため、記事の投稿を行う者も積極的に本システムを活用して広告を掲載する効果が期待できる。

　本発明の好ましい形態では、前記広告情報共有サーバは、各ユーザの広告利用性を記録し、その広告利用性に基づいて記事中における広告の表示方法を決定することを特徴とする。
　ユーザごとに広告への関心度や利用度合いは異なるため、各ユーザに適した広告の表示を行うことにより、よりユーザの広告利用が高まる効果が期待できる。例えば、広告への関心の高いユーザへは、関連の広告や、広告付帯記事を追加で提示し、関心の低いユーザへは、特典部分を強調して広告を表示することで、広告の利用をより促すことが可能である。

　本発明の好ましい形態では、前記広告情報共有サーバは、前記加算手段によって加算された特典を、任意のタイミングでユーザに利用可能に受け渡す特典配布手段を有することを特徴とする。
　加算された特典を任意のタイミングでユーザに利用可能とすることにより、広告主は、より戦略的に広告及びその特典を利用することが可能となる。

　本発明の好ましい形態では、前記広告情報は店舗の位置情報を備え、ユーザ端末から指定された地図上の任意の地点において、その周辺の店舗に関する広告情報又は広告付帯記事を選出し、広告付帯記事の投稿又は閲覧の推奨を行う推奨手段を有すること、を特徴とする。
　位置情報を用いて広告付帯記事の投稿や閲覧を促すことにより、店舗の近くまで足を運んだユーザに対して、記事の投稿や閲覧、広告利用を促すことが可能である。例えば、食事をとりたいユーザへ近隣店舗の広告付帯記事を提示することにより、記事の閲覧と広告利用の双方を促す効果が期待できる。また、食事後には、その店舗に関するレビューを含めて、広告付帯記事の投稿を行うことも期待できる。位置情報に加え、プロフィール等のユーザ情報や、時間、時期による投稿・閲覧推奨を行うようにしてもよい。

　本発明の好ましい形態では、前記加算手段は、前記出稿機能を用いた投稿者の特典情報に、投稿特典を加算することを特徴とする。
　広告の付帯した記事の投稿を行うことによって、その投稿者に特典が加算されるようになり、より広告を付帯した記事の投稿が積極的に行われるようになる。

　本発明の好ましい形態では、前記加算手段は、前記広告付帯記事を閲覧した閲覧者の特典情報に、閲覧特典を加算することを特徴とする。
　広告の付帯した記事の閲覧を行った閲覧者に、特典が加算されるようになり、より広告の閲覧を促進することが可能となる。そのため、ユーザは、積極的に広告を閲覧するようになる。

　本発明の好ましい形態では、前記広告情報共有サーバは、ユーザが自身の広告を作成し、出稿可能であることを特徴とする。
　ユーザ自身が広告を作成し、出稿可能であることにより、ユーザ自身による商品の販売等を行うことが可能となる。

　本発明の好ましい形態では、前記広告情報共有サーバは、ユーザ端末から入力された記事情報を解析し、その記事に記載された広告対象を示す対象特定情報を取得する記事情報解析手段を有すること、を特徴とする。
　記事情報を解析し、広告対象を特定することにより、ユーザの検索などにより記事を表示する際に、効果的にユーザが求める情報を提供することが可能となる。

　本発明の好ましい形態では、前記記事情報解析手段は、入力された記事情報内に個人情報等の投稿非推奨物が含まれる場合に、投稿者への警告を行う警告手段を有すること、を特徴とする。
　このように、解析により機械的に警告を出すことにより、ユーザによる意図しない情報の流出を防ぐ効果が期待できる。また、広告店舗への悪意のある投稿を防ぐことも可能となり、質の高い記事の提供を、ユーザへ行うことが可能となる。

　本発明の好ましい形態では、前記広告情報共有サーバは、前記対象特定情報を用いて、記録された記事に広告を自動で付帯し、広告付帯記事として記録する自動付帯手段を有すること、を特徴とする。
　このように、記事の投稿時には実装されていなかったスポンサー企業の広告を自動で付帯させることにより、広告に係る商品だけでなく、広告の無い多くのものに関しての記事も投稿されるようになり、情報共有システム全体の活性化が期待できる。それに伴って、広告投稿や閲覧、広告利用が高まる効果も期待できる。

　本発明の好ましい形態では、前記広告情報共有サーバは、前記対象特定情報を用いて、ユーザ端末から入力された記事情報に付帯する広告情報を選出し、投稿者に選択可能に提示する広告提示手段を有すること、を特徴とする。
　これにより、ユーザが記事に適した広告を容易に導出することが可能となり、より広告付帯記事の投稿が活性化する。

　本発明の好ましい形態では、前記広告情報共有サーバは、入力された記事情報と、その記事情報に付帯された広告情報との関連性を、前記対象特定情報を用いて照合する広告照合手段を有すること、を特徴とする。
　入力された記事内容と、そこに付帯された広告の関連性とを検閲することによって、広告内容に則した記事の投稿を促すことが可能となり、商品に関するレビューや説明を含んだ、より質の高い内容の広告付帯記事を、ユーザへ提供することが可能となる。

　本発明は広告情報共有サーバであって、投稿者との間にユーザ同士の繋がりを表す関連性情報を有する利用者に対して公開され、前記利用者が閲覧した広告付帯記事の投稿者情報及び前記広告情報付帯記事に付帯した広告を特定する広告特定情報を有する閲覧履歴情報を記録しており、前記投稿者端末から入力された広告対象に関する内容を含む記事情報に、前記広告対象に関する広告情報を付帯して広告付帯記事として記録する出稿手段と、利用者情報と関連付けて入力された広告特定情報を利用して、この利用者の前記閲覧履歴情報との照合を行う履歴照合手段と、前記履歴照合手段によって認証がなされた場合、前記利用者及び、前記閲覧履歴情報に記載された投稿者の特典情報に広告利用特典を加算する加算手段と、を有し、前記広告特定情報は、対象となる広告付帯記事の広告情報を基に提示された実施店舗において前記利用者情報と関連付けされ、利用者端末又は実施店舗に設置された店舗端末から前記利用者情報と関連付けられて入力されることを特徴とする。

　本発明は、コンピュータを、投稿者との間にユーザ同士の繋がりを表す関連性情報を有する利用者に対して公開され、前記利用者が閲覧した広告付帯記事の投稿者情報及び前記広告情報付帯記事に付帯した広告を特定する広告特定情報を有する閲覧履歴情報を記録させるステップと、前記投稿者端末から入力された広告対象に関する内容を含む記事情報に、前記広告対象に関する広告情報を付帯して広告付帯記事として記録するステップと、利用者情報と関連付けて入力された広告特定情報を利用して、この利用者の前記閲覧履歴情報との照合を行うステップと、前記履歴照合手段によって認証がなされた場合、前記利用者及び、前記閲覧履歴情報に記載された投稿者の特典情報に広告利用特典を加算するステップと、として機能させ、前記広告特定情報は、対象となる広告付帯記事の広告情報を基に提示された実施店舗において前記利用者情報と関連付けされ、利用者端末又は実施店舗に設置された店舗端末から前記利用者情報と関連付けられて入力されること、を特徴とする広告情報共有プログラム。

　本発明によれば、広告の付帯した記事の投稿を誰しもが容易に行え、記事の閲覧者の関心を引く広告提示を行うことによって、投稿者による広告付帯記事の投稿と、閲覧者による広告の閲覧・利用をより促進するような広告情報共有システムを提供することが可能となる。

本発明の実施形態１に係る情報共有システムの一構成例を示す。 本発明の実施形態１に係る情報共有システムの一構成例に関する機能ブロック図を示す。 本発明の実施形態１に係る情報共有サーバのハードウェア構成例を示す。 本発明の実施形態１に係るユーザデータベースの構成例を示す。 本発明の実施形態１に係る記事情報データベースの構成例を示す。 本発明の実施形態１に係る広告情報データベースの構成例を示す。 本発明の実施形態１に係る閲覧履歴情報データベースの構成例を示す。 本発明の実施形態１に係る記事投稿のフローチャートを示す。 本発明の実施形態２に係る投稿特典加算のフローチャートを示す。 本発明の実施形態３に係る広告利用特典加算のフローチャートを示す。 本発明の実施形態４に係る広告の表示方法に関するフローチャートを示す。

　以下、本発明の実施形態について図１ないし図１１を参照して説明する。
＜実施形態１＞
　本発明は、記事を投稿する機能と、投稿された記事を閲覧する機能と、を各ユーザへ提供する情報共有システムに関する。
　そこで閲覧可能な記事は、そのユーザとの間に関連性因子を有する他のユーザの記事であったり、ユーザによって検索された記事である。関連性因子とは、ネットワークを形成する際のリンクであって、現実世界での繋がりや、所属といったコミュニティなどによって、ユーザが任意に決定可能なユーザ同士のつながりを表す。本発明は更に、そこで投稿される記事に広告を付帯し広告付帯記事として投稿することが可能な、広告情報共有システムに関する。

　本実施形態における、システム全体の概要を説明する。
　まず、全ての実施形態に対応した、全体の構成を図１～７を用いて示し、その後に詳細な実施形態の説明を行う。
　図１は、本発明の実施形態１に係る広告情報共有システムを示す。符号１は広告情報共有サーバを、符号２は記憶部を、符号３はユーザ端末を、符号４は店舗端末を示す。記憶部２は、広告情報共有サーバ１と一体に設けられていても構わない。

　広告情報共有サーバ１は、図２に示すように、複数のユーザ端末３からインターネットを通じてアクセス可能な、広告情報共有サービスを提供するサーバ装置であり、図２に示すように、ユーザ認証部１０、閲覧部１１、照合部１２、投稿部１３、広告付帯部１４、解析部１５、特典制御部１６、出力部１７を備える。

　ユーザ端末３からは、閲覧部１１、照合部１２、投稿部１３、広告付帯部１４から提供される機能を利用可能であり、それらを利用するために、ユーザ認証部１０にてログイン処理を行なう。このユーザ認証部１０による認証作業を必ずしも行う必要はなく、後述する記事の投稿や、クーポン媒体の特典以外受け取を行えない等、制限を課して利用可能にしてもよい。また、店舗端末４からもユーザ端末３と同様の操作が可能にしてもよい。

　図３は、広告情報共有サーバ１のハードウェア構成を示す。情報共有サーバ１は、ＣＰＵ１００、メモリ１０１、ネットワークを通じて通信を行う為の通信装置１０２、サーバの操作や結果の表示を行う為の入出力装置１０３、記憶装置１０４、を有する。記憶装置１０４には、広告情報共有プログラムが記録されており、それによって広告情報共有システムの主要な機能が提供される。

　ユーザ認証部１０は、ユーザ情報テーブル２０ａに記録され、ユーザのみに知らされた文字列であるログインＩＤ／ログインパスワードや、端末固有の番号などを用いて、各ユーザにログイン行わせ、前もって決定されたユーザ権限内での操作可能なサービス、及びウェブページをユーザに提供する。このユーザ認証部１０による認証作業を必ずしも行う必要はなく、後述する記事の投稿や、クーポン媒体の特典以外受け取を行えない等、制限を課して利用可能にしてもよい。

　閲覧部１１は、ユーザ端末３から入力された閲覧要求に対して、記事データベース２１に記録された記事／広告付帯記事を入力元であるユーザ端末３に、閲覧可能に出力する。ユーザ端末３では、出力された記事／広告付帯記事をウェブブラウザ上で閲覧することが可能となる。閲覧要求を行ったユーザが、閲覧権限を備えるか否かを検証し、閲覧権限を備えている場合にのみ出力を行うようにしてもよい。

　照合部１２は、ユーザが広告利用を行い、その特典を得る際の認証を行う部門である。ユーザ端末３や店舗端末４などから照合部１２へ入力されたユーザ情報及び広告特定情報を、閲覧データベース２３に記録された閲覧履歴情報と照らし合わせ、入力された組み合わせでの、特典利用の認証の可否を決定する。本実施形態における広告特定情報は、後述のように対象広告を一意に特定可能な広告ＩＤを用いている。広告ＩＤは多くの他の情報と関連付けられており変更は難しいため、広告特定情報を広告ＩＤと別個に設けてもよい。広告特定情報を別個に設け変更可能に成すことで、不正な広告利用を防ぐ効果が高まり、好ましい。

　広告特定情報は、実店舗をユーザが訪れた際や、実店舗でユーザが商品を購入した際、ユーザがインターネットサイト上で商品を予約したタイミングなど、広告主が前もって決定したタイミングでユーザへ発行される。そのタイミングは、前もってユーザに公開されているのが好ましい。また、発行の方法としては、店舗の人が手動でユーザ端末３に入力したり、バーコードをユーザ端末３に読み込み可能に提示したり、非接触ＩＣや、高周波信号を利用して受け渡す方法等が考えられる。もちろんこの他の方法でも構わない。

　ユーザ情報及び広告特定情報を受け取った照合部１２は、前記ユーザ情報を用いてそのユーザの閲覧履歴情報を取得し、そこに前記広告特定情報と対応する記録が記されていれば、照合は認証される。広告情報共有システムによる広告掲載費用を出来高制として、照合や広告利用、後述の特典の配布時などにおいて広告掲載費用を請求・加算するように成すことで、広告主に掲載の効果及び費用を明示的に提示することができ、好ましい。

　投稿部１３は、入力された記事情報に記事ＩＤや投稿時間等、投稿に関する情報を追記して、記事又／広告付帯記事として記事データベース２１に記録する。記事情報とは、記事のタイトル、本文といった文字情報と、画像や動画、音源といった添付物を示す。任意のユーザが記事／広告付帯記事を閲覧できないように、公開制限、閲覧権限を設けてもよい。

　広告付帯部１４は、前記投稿部１３に投稿された記事情報、又は記事データベース２１に記録された記事に、広告の付帯を行う。投稿者は、任意で広告情報を記事に付帯し、広告付帯記事として記録することが可能である。
　ユーザ端末３の位置情報や、ユーザの出身地、経歴といったプロフィール情報等を基に、ユーザが利用したであろう施設や、商品に関する広告付帯記事の投稿を促す機能を備えていてもよい。また、入力された記事情報から、記事情報に即した広告を提示する機能を備えていてもよい。

　また、ユーザ端末３の位置情報を取得し、そのユーザ端末周辺の店舗、施設に関する広告付帯記事の閲覧・投稿を推奨する機能を備えていてもよい。そうすることで、周辺店舗の利用と、広告の閲覧・投稿をユーザに促すことができる。そこで提示される広告店舗は、ユーザの嗜好やプロフィール等のユーザ情報、時間や期間を基に算出されるように成してもよい。そうすることで対象ユーザにとって不要な広告の提示を回避する効果が得られる。

　広告付帯記事の投稿を行うユーザが、店舗端末４からログイン可能な店舗ユーザである場合、その投稿に付帯された広告の特典（利用特典や閲覧特典）に、自身の店舗のクーポンを追加できるようにしてもよい。それによって、ユーザ間だけでなく、店舗による広告付帯記事の投稿も行なわれるようになり、より広告付帯記事の投稿を促す効果が期待できる。

　解析部１５は、記事情報を解析し、解析した結果を基に種々の機能をユーザへ提供する。例えば、ユーザが入力した記事情報に即した商品広告をユーザへ提示し、記事情報に対応した広告を探す作業を軽減したり、投稿時にはスポンサーがついておらず、広告を付帯できなかったある商品に関する記事に、前記スポンサーと提携を始めた後、広告を自動で付帯するようにしてもよい。また、記事情報を解析して、不適切な記事情報に対する警告や、排除を行うように成してもよい。

　特典制御部１６は、ユーザ情報への特典の加算や、加算した特典をユーザに利用可能に配布する配布の実行に関する制御を行う。特典とは、具体的にはポイントサービスに利用されるポイントや、クーポンなどを示す。特典加算に関する行動とは、特典利用や広告付帯記事の閲覧、投稿時であり、そのタイミングは、システム運営者や広告主により任意に決定されるものである。広告利用による特典加算のタイミングとは、店舗に来店した際や、対象商品を購入した際であり、照合を行う為に必要な、広告特定情報の配布タイミングによって制御することが可能である。

　ユーザに特典が加算された際に、それをすぐにユーザに配布し、利用可能に成してもよいし、加算後、任意のタイミングでユーザに配布し、利用可能にしても構わない。また、その利用可能時期を広告主に決定可能にしてもよく、より戦略的な広告掲載が可能となる。ユーザへの同一特典の加算は１度だけや、１日１回といった制限を設けるようにしてもよい。

　出力部１７は、閲覧部１１になされた閲覧要求に対する出力や、照合部１２への照合結果、解析部１５による記事情報に付帯する広告の提示、特典制御部１６による特典の加算、配布の情報等を、ユーザ端末３や店舗端末４に出力する。店舗端末４には、広告の閲覧履歴や統計情報等を提供可能に成してもよい。

　記憶部２は、ユーザ情報２０ａ及び店舗情報２０ｂを有するユーザデータベース２０、記事データベース２１、広告データベース２２、閲覧データベース２３を有する。記憶部２に記録されたデータは本実施形態における一例であり、データ内容や、その記録場所は限定されるものではない。これらデータは、広告情報共有サーバ１に記録されていても、別個で記録されていても構わない。

　ユーザデータベース２０は、図４に示すように、各ユーザのユーザＩＤ、ユーザ名等のプロフィール情報、ログインＩＤ／ログインパスワードといったログイン情報、特典情報、他のユーザとの関連性情報等、を記録しているユーザ情報２０ａと、広告を掲載している店舗のユーザＩＤである店舗ＩＤ、店舗名や店舗の住所等に関するプロフィール情報、ログイン情報等、を記録している店舗情報２０ｂとを有する。これら情報は、ユーザ認証部１０によってサービスへログインする際や、投稿や閲覧履歴等の管理などに用いられ、各ユーザへの個別のウェブページ、及びサービスを提供可能にする。

　記事データベース２１は、図５に示すように、ユーザによって投稿された記事、広告付帯記事を一意に決定可能な記事ＩＤ、その投稿者ＩＤ、投稿日時、広告付帯記事に付帯された広告ＩＤ等を関連付け記録している。ユーザ端末３から閲覧部１１への閲覧要求が成された際に、記事情報を出力部１７より出力し、前記ユーザ端末３で閲覧可能にする。

　広告データベース２２は、図６（ａ）に示すように、本実施形態における広告特定情報である広告ＩＤや、広告を掲載している広告主のユーザＩＤ、広告画像の情報、検索により広告を導出するための商品特定情報等が記載された広告に関するテーブルと、図６（ｂ）に示すように、特典ＩＤ及び対応する広告ＩＤ、特典の配布期間、広告の利用条件等が記載された特典に関するテーブルと、からなる広告情報を記録している。広告付帯部１４によって付帯する広告情報をユーザ端末３へ提示する際や、広告の付帯した記事に関する閲覧要求が閲覧部１１になされた際は、出力部１６より広告情報を出力し、ユーザ端末３へ閲覧可能にする。本実施形態においては広告特定情報として広告ＩＤを用いているが、別個に広告特定情報を設けても良い。別個に広告特定情報を設けることにより、容易に広告特定情報を変更することが可能となり、不正な広告利用を防ぐ効果が期待できる。

　閲覧データベース２３は、図７に示すように、ユーザごとに、そのユーザが閲覧した記事の記事ＩＤや、その投稿者のユーザＩＤ、そこに付帯された広告の広告特定情報である広告ＩＤ、特典の受取履歴に関する情報等を有した閲覧履歴情報が記録されている。前記閲覧履歴情報は、照合部１４によって照合手段を利用する際に参照される。各ユーザに閲覧履歴の確認が可能となるよう履歴の内容を出力可能にしてもよい。

　これらデータベースに記載の情報、テーブルの構成は、本実施形態における一例であり、別個テーブルに関連付けて管理されていても構わない。

　ユーザ端末３は、広告情報共有サーバ１とネットワークを通じて接続されており、ユーザによる閲覧要求や投稿要求、照合要求等が入力され、広告情報共有サーバ１によって処理された結果が出力される。ユーザ端末３は、携帯端末や、コンピュータなどからなる。

　店舗端末４は、広告情報共有サーバ１とネットワークを通じて接続されている。照合部１４による照合を、実店舗などに備えられた店舗端末から可能に構成してもよい。また、ユーザ端末３と同様に、自身アカウントによる記事の投稿や、閲覧ができるようにしてもよい。また、店舗ユーザが広告付帯記事を投稿する場合、自身の広告を一緒に付帯したり、自身の広告利用特典（クーポン等）を同時に加算されるように成してもよい。

　次に、図８を参照しながら、本実施形態における広告情報共有システムの記事の投稿について説明する。

　ユーザは、まずユーザ端末３を用いて広告情報共有サーバ１にログインし、自身の権限に基づいて操作可能なホームページ（以下マイページとする）の出力を得る（Ｓ１）。このマイページでは一般的な情報共有サービスにおける作業、少なくともユーザが閲覧可能な権限を有する記事の閲覧及び、記事の投稿、他のユーザとの関連性情報の管理等、が可能である。

　ユーザは、マイページ上の投稿フォームにて、投稿したい記事のタイトルや記事本文といった記事情報の入力を行う（Ｓ２）。ここで写真や動画、音源といった添付物も、記事情報として入力可能である。また、過去の記事に関する修正や、添付物の追加は、マイページ上からいつでも行うことが可能であるのが好ましい。

　ここで広告情報共有サーバ１は、投稿者であるユーザに対して、広告を記事に挿入するか否かを決定させる（Ｓ３）。広告を挿入しない場合（Ｓ３でＮＯ）、入力された記事情報は、記事データベースに広告を有さない記事として記録される（Ｓ７）。広告を挿入する場合（Ｓ３でＹＥＳ）、Ｓ４に進む。

　広告を挿入する場合、広告付帯部１４、解析部１５の提供する広告提示手段によって、広告データベース２２に記録された広告情報のうち、その記事情報に付帯するに適した広告情報がユーザへ提示される（Ｓ４）。ここで提示される広告情報は、入力された記事情報から得られるキーワードである商品特定情報や、過去の広告付帯記事中の記事情報及びその広告の組み合わせデータ等、を基に選出される。ここでいくつかの候補をユーザに提示し、その中から合致した広告をユーザに選択させるようにしてもよい。また、同じ対象に関する広告であっても、異なった特典内容及び獲得条件を選択できるようにしてもよい。

　前記広告提示手段により、記事の内容と合致した広告情報が導出・提示されたなら（Ｓ４でＹＥＳ）、それを選択し、記事情報に付帯する（Ｓ６）。記事内容と合致した内容の広告が導出されなかった場合、投稿者の入力した商品特定情報によって付帯する広告情報を検索することも可能である（Ｓ５）。広告情報が導出されたなら（Ｓ５でＹＥＳ）、その広告情報を記事情報に付帯する（Ｓ６）。それでも記事内容に合致する広告情報が導出されなかった／広告付帯を取りやめた場合は（Ｓ５でＮＯ）、広告を付帯せず通常の記事として、記事データベースへ記事を記録し（Ｓ７）、記事の投稿作業を終了する。

　Ｓ６で記事情報に広告情報の付帯を行ったなら、広告付帯記事として記事データベース２１へ記録を行う（Ｓ７）。

　本実施形態によれば、ユーザは広告を付帯した記事の投稿を自在に、容易に行うことが可能となる。これにより、これまで必要であった独自のホームページの開設や、アフィリエイト広告の設置方法に関する学習、広告会社との個別の契約等を行うことなく、自由に、容易に広告掲載を行うことが可能となる。そのため、個人による広告掲載がより一般的なものとなり、広告の掲載を促進する効果が期待できる。

　個人の投稿と、広告とを同時に見ることが出来るため、広告商品に関するレビューであったり、情報交換を主体とした情報共有システムをユーザに提供することが可能となる。

　また、記事に適した広告を自動で選出する広告提示手段を設けることで、ユーザの広告を選ぶ負担を軽減し、容易に広告付帯記事の投稿を行うことが可能である。広告提示手段は、必ずしも設ける必要はない。しかし、広告提示手段を設けない場合、無数にある広告の中から対象となる広告を選択する作業を、投稿者に行わせる必要が生じるため、あまり好ましくない。

＜実施形態２＞
　次に図９を参照しながら、本実施形態における広告の投稿特典の獲得に関して説明する。なお、実施形態２において、前述の実施形態と基本的に同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を簡略化する。

　実施形態２は、実施形態１の記事の投稿後における、広告情報共有サーバ１上の作業に係る。Ｓ１１では、記事に広告が付帯されたか否かが判別される。記事データベース２１に記録された記事であって、広告が付帯されていた場合（Ｓ１１でＹＥＳ）、特典制御部１６により、投稿を行ったユーザ（投稿者）の特典情報に特典が加算される（Ｓ１２）。ここで特典とは、ポイントサービスにおけるポイントや、その広告主が提供する商品に関するクーポン等である。

　記事データベース２１に記録された記事であって、広告が付帯されていない場合（Ｓ８でＮＯ）、記事に適した広告情報を解析部１５にて導出して付帯する（Ｓ１３）。これによって、記事の投稿時に記事情報に対応した広告が存在していなかった場合、記事情報に対応した広告が登録された際に、その広告と対応した記事に付帯することが可能となる。解析部１５による広告の導出は、その記事の記事情報と、広告に関する商品特定情報と、を用いて行われる。

　記事に適した広告が新たに追加された場合（Ｓ１３でＹＥＳ）、その記事に広告を付帯し広告付帯記事としてデータベースに記録する（Ｓ１４）。記事に適した広告が追加されていない場合は（Ｓ１３でＮＯ）、広告を付帯せずに終了する。

　Ｓ１４にて新たに広告を付帯して記録された記事の投稿者には、広告の投稿特典が加算される（Ｓ１２）。特典を加算されたユーザは、広告主が決定する利用可能期間において、特典を利用することが可能となる（Ｓ１５）。

　特典の利用可能期間は、特典の加算後に即開始されてもよいし、一定期間の後に利用可能となってもよい。それらは、前もって決定されており、広告を付帯する際に投稿者によって確認可能であるのが好ましい。

　本実施形態によれば、投稿した記事に広告が付帯されていることで、ユーザは特典を得ることが可能である。投稿によって特典が得られるため、ユーザは積極的に広告付帯記事の公開を行う効果が期待でき、より高い広告内容の伝搬性が期待できる。同じ広告に関する投稿特典の加算には、回数制限を設けておいてもよい。

＜実施形態３＞
　次に図１０を参照しながら、本実施形態における広告の利用特典の獲得方法について説明する。なお、実施形態２において、上述した実施形態１と基本的に同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を簡略化する。

　まず、ユーザは自身のユーザ端末３を用いて広告情報共有サーバ１にログインし、マイページの出力を得る（Ｓ２１）。このログインは必ずしも必要ではなく、ログインを行わずに照合を行えるように成してもよい。そして、照合を行う為の広告特定情報を、照合フォームに入力する（Ｓ２２）。このフォームは、照合を行うユーザ（以下照合利用者）のユーザ情報（以下照合利用者情報）を、広告特定情報と組み合わせて広告情報共有サーバ１へ入力することが可能である。

　ここで入力される広告特定情報とは、広告付帯記事に記載の広告を閲覧したユーザが、所定のタイミング得ることが可能な、対象広告を特定するための情報である。たとえば、広告情報に記載された実店舗にて、商品を購入した後にユーザへ提供されたり、広告情報に掲載された商品をウェブサイトで予約した際に、発行される。

　本実施形態では、ユーザ端末３から照合に用いる情報の入力を行っているが、実店舗などに備えられた店舗端末４から、照合利用者情報及び広告特定情報の入力を行えるようにしても構わない。広告特定情報の入力方法としては、照合利用者であるユーザ自身、又は広告店舗の店員による端末へのコード入力の他に、ユーザ端末３の撮影部を用いたバーコードの読み込みや、非接触ＩＣを用いる方法、集音部を用いた高周波信号を利用する方法等を用いても構わない。

　照合利用者情報及び広告特定情報を受け取った広告情報共有サーバ１は、その照合利用者の閲覧履歴情報を閲覧データベース２３から導出し、取得する（Ｓ３３）。閲覧履歴情報には、少なくともユーザが閲覧を行った広告付帯記事に関する、投稿者情報と広告特定情報が記載されている。

　照合部１２を用いて、ユーザ端末３に入力された広告特定情報と、Ｓ１３で取得した閲覧履歴情報に記載の広告特定情報と、を照合する。これらの広告特定情報が同じものであった場合、認証を得ることができる（Ｓ２４でＹＥＳ）。認証を得ることができなかった場合（Ｓ２４でＮＯ）、Ｓ２２にて広告特定情報の再入力を行う。これら照合の結果は、出力部１７によって照合利用者のユーザ端末３に出力される。

　認証が得られた場合、特典制御部１６によって、前記照合利用者及び、広告利用がなされた広告付帯記事の投稿者の特典情報に、広告利用特典が加算される（Ｓ２５）。

　特典制御部１６は、ユーザの特典情報を記録、制御しており、ユーザに加算された特典をあらかじめ決定した期間を以って、ユーザに使用可能に配布するように成されている（Ｓ２６）。例えば、キャンペーン期間中に、特典利用によってポイントを加算し、キャンペーン期間終了後に、キャンペーン期間中にユーザが得た特典を使用可能に配布することが可能である。ポイントの利用可能時期等は、広告主が自由に決定することが可能である。例えば、特典の加算後に即利用可能にしてもよいし、一定期間中のみ利用可能に成したり、一定の期間終了後に利用可能に成してもよい。

　本実施形態によれば、これまで広告利用による特典を受けることが無かった広告の利用者も、特典を得ることが出来るように成されている。そのため、これまでは消極的であった記事の閲覧者による広告利用を、より活性化せることが可能となる。閲覧者の広告利用が活性化することにより、投稿者への恩恵も高まるため、より積極的に広告付帯記事を投稿する効果が期待できる。以上から、広告の利用者、投稿者、広告主の３者全員に恩恵をもたらす、広告の投稿・利用サイクルが形成される。

　また、情報共有サービスにおいて、関連性因子を有するユーザ同士は、実生活やその嗜好においても、趣味や年齢、地域、生活環境等、何らかの関連性を備えている場合が多い。そうしたグループごとのユーザ特性の偏りによって、広告を閲覧するユーザの嗜好を加味した、より直接的な広告の提示が可能となる。そのため、広告の利用率を上昇させる効果が期待できる。

＜実施形態４＞
　次に図１１を参照しながら、本実施形態における広告利用性による記事表示方法の変更例について説明する。なお、実施形態４において、他の実施形態と基本的に同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を簡略化する。

　広告情報共有サーバ１にログインしたユーザは、選択した記事の出力要求を広告情報共有サーバ１へ行う（Ｓ３１）。広告情報共有サーバ１は、ユーザ情報２０ａから、その閲覧要求を出したユーザの広告利用性情報を得る（Ｓ３２）。

　ユーザの広告利用性情報は、ユーザによる広告の閲覧・利用に関する情報を備え、各ユーザを広告利用度によって分類するための情報である。そして、その分類を基にして、各ユーザの端末に表示される広告付帯記事中の、広告の表示方法を変更する。本実施形態では、広告利用性情報として、広告へのアクセス率を用いる。広告へのアクセス率は、広告へのアクセス数を、広告付帯記事の閲覧数で割ったものとする。ここで用いるアクセス率は、広告利用性情報を分類するための一例であって、これ以外の方法で分類を行ってももちろん構わない。

　広告へのアクセス率が５０％以上の場合（Ｓ３３でＹＥＳ）、そのユーザが広告への関心はある程度あると考えられる。そのため、広告を、記事の上方に設置し（Ｓ３４）、すぐ閲覧者の目に留まるように表示する。その後、Ｓ３６へ進む。

　広告を開く確率が５０％を下回る場合（Ｓ３３でＮＯ）、広告への関心があまり高くないと考えられる。そのため、記事中に表示される広告利用特典に関する部分の面積を大きく表示し（Ｓ３５）、特典内容がユーザの目につきやすくなるようにする。その後、Ｓ３８に進み、出力要求を行ったユーザのユーザ端末３へ、広告付帯記事の出力を行う。

　広告へのアクセス率が８０％以上の場合（Ｓ３６でＹＥＳ）、広告への関心が非常に高いと考えられる。そのため、関連する他の広告を、出力要求のあった広告付帯記事に加え、表示させる（Ｓ３７）。その後、Ｓ３８に進み、出力要求を行ったユーザのユーザ端末３へ、追加広告を含む広告付帯記事の出力を行う。

　広告へのアクセス率が５０％以上、８０％未満の場合（Ｓ３６でＮＯ）、広告を記事の上方に設置した広告付帯記事を、出力要求を行ったユーザのユーザ端末３へ出力する（Ｓ２８）。

　本実施形態によれば、これまで全てのユーザに一様な形態で提示されていた広告を、ユーザ毎に変更して表示させることにより、ユーザの広告利用をより促す効果が期待できる。

　広告を積極的に利用しないユーザには、特典を強調することで広告への関心を高め、広告を積極的に利用するユーザには、関連する他の広告を追加で提示することで、ユーザによる広告の利用をより促す効果が期待できる。また、ユーザの商品嗜好を記録し、広告の表示方法に利用してもよい。

　広告情報の投稿・閲覧が積極的に行われ、広告の利用性の高い情報共有システムを運用することが可能となる。

１　広告情報共有サーバ
１０　ユーザ認証部
１１　閲覧部
１２　照合部
１３　投稿部
１４　広告付帯部
１５　解析部
１６　特典制御部
１７　出力部
２　データベース
２０　ユーザデータベース
２０ａ　ユーザ情報テーブル
２０ｂ　店舗情報テーブル
２１　記事データベース
２２　広告データベース
２３　閲覧データベース
３　ユーザ端末
４　店舗端末
１００　ＣＰＵ
１０１　メモリ
１０２　通信装置
１０３　入出力装置
１０４　記憶装置

 

Claims (14)

1. 　広告の付帯された記事の出力を行う投稿者端末と、利用者情報の出力を行う利用者端末と、これら端末と通信可能に構成された広告情報共有サーバと、を備えた広告情報共有システムであって、
   　前記広告情報共有サーバは、投稿者との間にユーザ同士の繋がりを表す関連性情報を有する利用者に対して公開され、前記利用者が閲覧した広告付帯記事の投稿者情報及び前記広告情報付帯記事に付帯した広告を特定する広告特定情報を有する閲覧履歴情報を記録しており、
   　前記投稿者端末から入力された広告対象に関する内容を含む記事情報に、前記広告対象に関する広告情報を付帯して広告付帯記事として記録する出稿手段と、
   　利用者情報と関連付けて入力された広告特定情報を利用して、この利用者の前記閲覧履歴情報との照合を行う履歴照合手段と、
   　前記履歴照合手段によって認証がなされた場合、前記利用者及び、前記閲覧履歴情報に記載された投稿者の特典情報に広告利用特典を加算する加算手段と、を有し、
   　前記広告特定情報は、対象となる広告付帯記事の広告情報を基に提示された実施店舗において前記利用者情報と関連付けされ、前記利用者端末又は実施店舗に設置された店舗端末から前記利用者情報と関連付けられて前記広告情報共有サーバに出力されることを特徴とする広告情報共有システム。
2. 　前記広告情報共有サーバは、各ユーザの広告利用性を記録し、その広告利用性に基づいて記事中における広告の表示方法を決定することを特徴とする請求項１に記載の情報共有システム。
3. 　前記広告情報共有サーバは、前記加算手段によって加算された特典を、任意のタイミングでユーザに利用可能に受け渡す特典配布手段を有することを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の広告情報共有システム。
4. 　前記広告情報は店舗の位置情報を備え、ユーザ端末から指定された地図上の任意の地点において、その周辺の店舗に関する広告情報又は広告付帯記事を選出し、広告付帯記事の投稿又は閲覧の推奨を行う推奨手段を有すること、を特徴とする請求項１～３の何れかに記載の広告情報共有システム。
5. 　前記加算手段は、前記出稿手段を用いた投稿者の特典情報に、投稿特典を加算することを特徴とする請求項１～４の何れかに記載の広告情報共有システム。
6. 　前記加算手段は、前記広告付帯記事を閲覧した閲覧者の特典情報に、閲覧特典を加算することを特徴とする請求項１～５の何れかに記載の広告情報共有システム。
7. 　前記広告情報共有サーバは、ユーザが自身の広告を作成し、出稿可能であることを特徴とする請求項１～６の何れかに記載の広告情報共有システム。
8. 　前記広告情報共有サーバは、投稿者端末から入力された記事情報を解析し、その記事に記載された広告対象を示す対象特定情報を取得する記事情報解析手段を有すること、を特徴とする請求項１～７の何れかに記載の広告情報共有システム。
9. 　前記記事情報解析手段は、入力された記事情報内に個人情報等の投稿非推奨物が含まれる場合に、投稿者への警告を行う警告手段を有すること、を特徴とする請求項８に記載の広告情報共有システム。
10. 　前記広告情報共有サーバは、前記対象特定情報を用いて、記録された記事に広告を自動で付帯し、広告付帯記事として記録する自動付帯手段を有すること、を特徴とする請求項８又は請求項９に記載の広告情報共有システム。
11. 　前記広告情報共有サーバは、前記対象特定情報を用いて、ユーザ端末から入力された記事情報に付帯する広告情報を選出し、投稿者に選択可能に提示する広告提示手段を有すること、を特徴とする請求項８又は請求項９に記載の広告情報共有システム。
12. 　前記広告情報共有サーバは、入力された記事情報と、その記事情報に付帯された広告情報との関連性を、前記対象特定情報を用いて照合する広告照合手段を有すること、を特徴とする請求項８～１１の何れかに記載の広告情報共有システム。
13. 　投稿者との間にユーザ同士の繋がりを表す関連性情報を有する利用者に対して公開され、前記利用者が閲覧した広告付帯記事の投稿者情報及び前記広告情報付帯記事に付帯した広告を特定する広告特定情報を有する閲覧履歴情報を記録しており、
    　前記投稿者端末から入力された広告対象に関する内容を含む記事情報に、前記広告対象に関する広告情報を付帯して広告付帯記事として記録する出稿手段と、
    　利用者情報と関連付けて入力された広告特定情報を利用して、この利用者の前記閲覧履歴情報との照合を行う履歴照合手段と、
    　前記履歴照合手段によって認証がなされた場合、前記利用者及び、前記閲覧履歴情報に記載された投稿者の特典情報に広告利用特典を加算する加算手段と、を有し、
    　前記広告特定情報は、対象となる広告付帯記事の広告情報を基に提示された実施店舗において前記利用者情報と関連付けされ、利用者端末又は実施店舗に設置された店舗端末から前記利用者情報と関連付けられて入力されることを特徴とする広告情報共有サーバ。
14. 　コンピュータを、投稿者との間にユーザ同士の繋がりを表す関連性情報を有する利用者に対して公開され、前記利用者が閲覧した広告付帯記事の投稿者情報及び前記広告情報付帯記事に付帯した広告を特定する広告特定情報を有する閲覧履歴情報を記録させるステップと、
    　前記投稿者端末から入力された広告対象に関する内容を含む記事情報に、前記広告対象に関する広告情報を付帯して広告付帯記事として記録するステップと、
    　利用者情報と関連付けて入力された広告特定情報を利用して、この利用者の前記閲覧履歴情報との照合を行うステップと、
    　前記履歴照合手段によって認証がなされた場合、前記利用者及び、前記閲覧履歴情報に記載された投稿者の特典情報に広告利用特典を加算するステップと、として機能させ、
    　前記広告特定情報は、対象となる広告付帯記事の広告情報を基に提示された実施店舗において前記利用者情報と関連付けされ、利用者端末又は実施店舗に設置された店舗端末から前記利用者情報と関連付けられて入力されること、を特徴とする広告情報共有プログラム。
    
     

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