WO2015037110A1 - ブラシレスdcモータ及びこれを用いた空気調和機器 - Google Patents

ブラシレスdcモータ及びこれを用いた空気調和機器 Download PDF

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喜浩 谷口
慎二 小林
宏典 薮内
純 鶴羽
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Abstract

 ブラシレスDCモータは、永久磁石を備え、回転軸に取り付けられたロータと、ロータを回転可能に収容する中空部を有し、ロータに対向する内周面に複数のコイルが配置されたステータと、ロータに軸方向において対向し、ロータの回転位置を検出する磁気センサを有するセンサ基板と、一端がステータに固定され、他端がステータの内周側から径方向に向かって延びており、センサ基板における磁気センサの実装面がロータの永久磁石に対向するようにセンサ基板を保持する基板取付具とを有する。

Description

ブラシレスDCモータ及びこれを用いた空気調和機器
 本発明は、ロータの回転位置を検出する磁気センサを備えたブラシレスDCモータに関するものである。
 従来から、永久磁石が取り付けられたロータ(回転子)が、コイルが巻線されたステータ(固定子)に収容されたブラシレスDCモータが知られている。このブラシレスDCモータにおいて、例えばホール素子等からなる磁気センサがプリント基板に実装された状態でロータに対向するように配置されており、磁気センサがロータの磁束を検出し回転位置を検出するようになっている。
 ここで、磁気センサを実装したセンサ基板をステータ内に配置する方法として種々の方法が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。特許文献1には、モータのエンドブラケットにセンサ基板を取付けたブラシレスDCモータが開示されている。特許文献2には、ステータコアの上端に直接プリント基板を固定したブラシレスDCモータが開示されている。
特開2008-54390号公報 特開2000-41371号公報
 特許文献1、2のように、磁気センサ及びプリント基板がロータに対して露出している場合、ステータの内部に水分が浸入し不具合が生じる可能性がある。特に、ブラシレスDCモータが野外に設置される空気調和機器の室外機に使用された場合、雨水が浸入し不具合が生じる可能性がある。
 本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、センサ基板への雨水または結露水等の付着を防ぎ、基板の劣化及びショート破損を防止するブラシレスDCモータを提供することを目的とする。
 本発明のブラシレスDCモータは、永久磁石を備え、回転軸に取り付けられたロータと、ロータを回転可能に収容する中空部を有し、ロータに対向する内周面に複数のコイルが配置されたステータと、ロータに軸方向において対向し、ロータの回転位置を検出する磁気センサを有するセンサ基板と、一端がステータに固定され、他端がステータの内周側から径方向に向かって延びた形状を有し、磁気センサがロータの永久磁石に対向するようにセンサ基板を保持する基板取付具とを有する。
 本発明のブラシレスDCモータは、センサ基板の実装面が基板取付具に覆われた状態で保持されているため、ステータ内に浸入した雨水等の水分からセンサ基板を保護し基板の劣化及びショート破損を防止することができる。
本発明のブラシレスDCモータの実施形態1を示す模式図である。 図1のセンサ基板の一例を示す平面図である。 図1の基板取付具の一例を示す斜視図である。 図1の基板取付具の一例を示す平面図である。 図1の基板取付具の一例を示す斜視図である。 本発明のブラシレスDCモータの実施形態2を示す模式図である。 本発明のブラシレスDCモータの実施形態3を示す模式図である。 本発明のブラシレスDCモータの実施形態4を示す模式図である。
実施形態1.
 以下、図面を参照しながら本発明のブラシレスDCモータの実施形態について説明する。図1は本発明のブラシレスDCモータの実施形態1を示す模式図であり、図1を参照してブラシレスDCモータ1について説明する。ブラシレスDCモータ1は、例えば空気調和機器の室外機に取り付けられた送風機の回転駆動源として用いられるものである。このブラシレスDCモータ1は、ステータ3、ロータ2、センサ基板10、基板取付具20を備えている。
 ロータ2は、ステータ3に回転可能に保持された軸2Aと、軸2Aに固定された円柱状のロータコア2Bと、ロータコア2Bの外周側に取り付けられた複数の永久磁石2Cとを有している。軸2Aは両端においてベアリング等によりステータ3に対し回転可能に保持されており、軸2Aには円筒状のロータコア2Bが固定されている。ロータコア2Bの外周には複数の永久磁石2Cが取り付けられており、複数の永久磁石2Cは回転方向に対し極性が交互になるように配列されている。
 ステータ3は、内部にロータ2を収容する中空部を有するものであって、内周面側に複数のコイル3Aが配置された構造を有している。なお、ステータ3は、円筒状に形成されたステータコアに複数のコイル3Aが巻線されており、ステータコアの外周側が樹脂モールドされた構造を有している。つまり、ステータ3は有底円筒形状に形成されており、開口側にはエンドブラケット4が取り付けられている。
 図2は図1のセンサ基板10の一例を示す模式図であり、図1及び図2を参照してセンサ基板10について説明する。センサ基板10は、ロータ2の回転位置を検出する磁気センサ11を実装した基板であって、ロータ2の軸方向(矢印Z方向)において対向するように配置されている。センサ基板10は、例えばプリント基板からなっており、実装面10A側にロータ2の回転位置を検出する磁気センサ11が実装されている。この磁気センサ11は、たとえばホール素子等からなっており、ロータ2の永久磁石2Cの磁束を検出してロータ2の回転位置を検出するものである。センサ基板10は、基板取付具20に保持されるものであって、基板取付具20に取り付けられる際に位置決めを行うための切欠部13と、基板取付具20に固定するための挿入穴12とを有している。
 図1の基板取付具20は、一端側がステータ3に固定されているとともに、他端側がロータ2の径方向に向かって延びるように形成されている。そして、基板取付具20は、センサ基板10における磁気センサ11の実装面10Aがロータ2の永久磁石2Cに対向するように、センサ基板10を保持している。ここで、図3は図1の基板取付具の一例を示す斜視図、図4は図1の基板取付具の他面側を示す平面図、図5は図1の基板取付具の一面側を示す斜視図である。図3から図5の基板取付具20は、例えば耐熱性及び絶縁性に優れた樹脂からなるものであって、固定部21、段差部22、基板取付部23を備えている。
 固定部21は、ステータ3の内周側に固定されるものであって、外周がステータ3の形状に沿うように円弧状に形成されている。固定部21は、円形状に形成された取付穴21A及び位置決め穴21Bを有している。なお、図3~図5においては、取付穴21A及び位置決め穴21Bは、それぞれ2つずつ形成されている場合について例示する。一方、ステータ3の接触面には各取付穴21Aに挿入される円柱状の第1突起部3Pと、各位置決め穴21Bに挿入される円柱状の固定部21を固定するための第2突起部3Qとが設けられている。第1突起部3Pは、取付穴21Aに挿入された際、先端が取付穴21Aから突出する長さを有している。
 そして、固定部21がステータ3に固定される際、各取付穴21Aにそれぞれ第1突起部3Pが挿入されるとともに、各位置決め穴21Bに第2突起部3Qがそれぞれ挿入される。その後、取付穴21Aから突出した第1突起部3Pの先端が熱カシメされ、基板取付具20がステータ3に固定される。なお、基板取付具20が熱カシメによりステータ3に固定されている場合について例示しているが、超音波溶着、ネジ止め、接着等の公知の手法を用いてもよい。
 段差部22は、固定部21からステータ3の内周に沿ってロータ2側へ軸方向に延びるように形成されたものである。すなわち、基板取付部23がロータ2側へ近づくように、固定部21と基板取付部23との間に軸方向(矢印Z方向)において段差を形成する。なお、段差部22は、外周がステータ3の形状に沿って円弧状に形成されている。
 基板取付部23は、段差部22から軸2Aに向かって径方向(矢印β方向)に延びる形状を有し、センサ基板10が取り付けられるものである。なお、基板取付部23は、回転方向(矢印α方向)の長さが径方向(矢印β方向)の長さよりも長く形成されているとともに、センサ基板10の外形よりも大きい面積を有している。基板取付部23は、一面23A側がロータ2に対向しており、他面23B側にセンサ基板10が取り付けられている。したがって、センサ基板10は、基板取付部23を介してロータ2に対向することになる。
 基板取付部23の他面23B側には、枠体24、台座25、挿入ピン26、リブ27がそれぞれ形成されている。枠体24は、基板取付部23の周縁に沿って設けられており、基板取付部23の他面23B側にセンサ基板10の側面を囲うように設けられている。すなわち、基板取付部23には枠体24によりセンサ基板10を収容するための凹部が形成された状態になっている。台座25は、センサ基板10が載置されるものであって、他面23B側から突出しているとともに、センサ基板10に接触する部位が平面状に形成されている。台座25は、他面23Bの中央と長手方向(矢印α方向)の両端とに形成されている。
 挿入ピン26は、センサ基板10の挿入穴12に挿入されるものであって円柱形状を有している。挿入ピン26は複数設けられており、例えば回転方向(矢印α方向)の両端に2つ設けられている。なお、挿入ピン26は、センサ基板10の挿入穴12の数及び配置位置に対応した数及び配置位置になるように設けられている。リブ27は、樹脂成形時の基板取付部23の反りを防ぐものであって、基板取付部23から段差部22に沿って延びるように形成されている。なお、リブ27により基板取付部23が水平状態に保つようにしている場合について例示しているが、例えばコスト削減等の点から台座25が反りに合わせて予め傾斜した形状を有するようにしてもよい。
 そして、センサ基板10は、基板取付部23に対し磁気センサ11の実装面10Aが基板取付部23に対向するように取り付けられる。この際、挿入ピン26が挿入穴12に挿入されるとともに切欠部13がリブ27に嵌ることにより、センサ基板10は基板取付部23の所定の位置に基板を所定の位置に精度良く取り付けられる。そして、挿入ピン26の先端が熱カシメされることにより、センサ基板10が基板取付部23に対し固定される。なお、挿入ピン26が熱カシメされて固定されている場合について例示しているが、超音波溶着、ネジ止め、接着等の公知の手法を用いてもよい。そして、センサ基板10が固定された基板取付具20が、上述したようにステータ3に対し固定され、センサ基板10の磁気センサ11がロータ2の磁束を検出して回転位置の検出を行うことができるようになる。
 なお、2つの挿入ピン26同士の間隔(複数の挿入穴12同士の間隔)は、センサ基板10の長手方向の長さの50%以上の長さを有していることが望ましい。これにより、センサ基板10を基板取付部23に確実に固定することができる。
 また、上述したように、センサ基板10の実装面10Aが基板取付部23に対向するように固定される場合、実装面10A上のコネクタ等のリード部品が基板取付部23に干渉する場合がある。そこで、コネクタ等のリード部品が基板取付具20に接触しないように、基板取付部23には溝28が設けられている。なお、リード部品が基板取付部23に干渉することがない場合には溝28が形成されていなくてもよい。
 このように、センサ基板10が基板取付具20に取り付けられた際、センサ基板10の実装面10Aは基板取付部23に覆われた状態になり、ステータ3内に進入する水分に対してセンサ基板10の実装面10Aが露出しない構造になっている。このため、センサ基板10に水分が付着せず、センサ基板10の腐食やショートによる不具合を防止することができる。特に、枠体24が設けられていることにより、センサ基板10及び基板取付部223の側面からの水の進入路を塞ぐことができるため、センサ基板10の実装面10Aへの水分の付着を確実に防止することができる。
 さらに、基板取付具20が樹脂モールドされたステータ3の第1突起部3Pに熱カシメ等により固定するだけで、磁気センサ11を実装したセンサ基板10を位置精度良く、簡易に取付けることができ作業性も良い構造となる。また、センサ基板10が樹脂でモールドされることなく水分の付着を防止するようにしているため、通気性を向上させることができる。
 また、組立作業時に実装面10Aを被覆して固定している状態の基板取付具20がステータ3に取り付けられるようにしているため、基板取付時の作業効率を向上させることができる。すなわち、センサ基板10の形状及びステータ3の形状、エンドブラケット4の形状等の制約条件の中でセンサ基板10をロータ2に対し精度よく位置決めする必要がある。このため、センサ基板10の取付位置が限定されるとともに、モータ作製時に磁気センサ11への接触などに注意して作業する必要があり組立作業の効率が悪化する場合がある。一方、上述した基板取付具20を用いることで、磁気センサ11の取り付け位置精度を確保しながら、センサ基板10の取付時の作業効率を向上することができる。
実施形態2.
 図6は本発明のブラシレスDCモータの実施形態2を示す模式図であり、図6を参照してブラシレスDCモータ100について説明する。なお、実施形態2のブラシレスDCモータ100において、図1~図5のブラシレスDCモータ1と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。図6のブラシレスDCモータ100が、図1~図5のブラシレスDCモータと異なる点は、基板取付具20が位置調整部材101を介してステータ3に取り付けられている点である。
 位置調整部材101は、ロータ2と磁気センサ11の高さ方向の位置関係を調整するものであって、例えば耐熱性、絶縁性に優れた樹脂からなる挟み板から構成されている。位置調整部材101は、振動に対しても安定であり、回転位置の検出に影響を与えないような十分に広い面積を有するものであって、例えば熱カシメによりステータ3に固定される。なお、位置調整部材101の固定方法として熱カシメに限られず、超音波溶着、ネジ止め、接着等の公知の手法により固定することができる。なお、位置調整部材101は、1枚板の構造を有するものであってもよいし、回転方向(矢印α方向)においてステータ3及び基板取付具20の形状に合わせて任意に分割された形状を有していてもよい。
 そして、位置調整部材101の軸方向(矢印Z方向)の厚さが調整されることにより、センサ基板10の設置位置が調整される。この際、位置調整部材101の枚数の増減により位置調整部材101の厚さを増減させてもよいし、厚さが異なる複数の種類の位置調整部材101が予め用意されており、最も適合する厚さの位置調整部材101を取り付けるようにしてもよい。これにより、ロータ2との接触がなく、かつ、ロータ2の永久磁石2Cからの漏れ磁束を十分検出できる位置に磁気センサ11を有するセンサ基板10の軸方向(矢印Z方向)の位置を任意の位置に調整できるようになっている。
 このように、基板取付具20の高さを調整することができるため、センサ基板10と永久磁石2Cの漏れ磁束を十分検出できる位置に取り付けることができる。また、実施形態1と同様、センサ基板10は基板取付具20により水分が付着するのを防止し、基板の劣化及びショート破損等の不具合を防止することができる。
実施形態3.
 図7は本発明のブラシレスDCモータの実施形態3を示す模式図であり、図7を参照してブラシレスDCモータについて説明する。なお、図7のブラシレスDCモータにおいて、図1~図5のブラシレスDCモータと同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。図7のブラシレスDCモータ200が、図1~図5のブラシレスDCモータと異なる点は、センサ基板10がロータ2に対し直接対向するように基板取付具20上に取り付けられる点である。
 図7において、基板取付具220の基板取付部223は、ロータ2に対向する一面側にセンサ基板10を取り付ける取付面が形成された構成を有している。この際、基板取付部223には、上述した台座25及び挿入ピン26がロータ2に対向する一面23A側に設けられており、センサ基板10は、上述した熱カシメ等により基板取付部223に対し取り付けられることになる。また、基板取付部223は、センサ基板10の一端側を固定するものであって他端側は固定しておらず、センサ基板10の実装面10Aの一端側の一部と対向した状態になっている。
 また、センサ基板10は、片面実装基板からなるものであって、基板取付具220を実装した実装面10Aが基板取付部223に対向するように取り付けられる。そして、磁気センサ11は、ロータ2からセンサ基板10を通過した漏れ磁束を検出することでロータ2の回転位置を検出することになる。
 このように、センサ基板10は、片面実装基板からなるとともに、非実装面側がロータ2に対向するように基板取付具220に取り付けられていることにより、上部からセンサ基板10の実装面10Aへ浸入する水分の付着を防止することができる。また、基板取付具220がセンサ基板10全体を覆う必要がないため、基板取付具220の成形時に使用する樹脂量を減少させるとともに、取付具の樹脂成型形状を簡素化することができる。
 なお、図7において、基板取付具220がステータ3に直接取り付けられている場合について例示しているが、図6に示すように、高さ位置を調整するための位置調整部材101を介してステータ3に取り付けられたものであってもよい。また、図7において、基板取付具220はセンサ基板10の一端側で固定している場合について例示しているが、図1と同様に、センサ基板10の両端側で固定してもよい。この際、基板取付部223に台座25、挿入ピン26、リブ27が設けられていてもよい。
実施形態4.
 図8は本発明のブラシレスDCモータの実施形態4を示す模式図であり、図8を参照してブラシレスDCモータ300について説明する。なお、図8のブラシレスDCモータ300において、図1のブラシレスDCモータ1と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。図8のブラシレスDCモータ300が、図1のブラシレスDCモータ1と異なる点は、基板取付具320がステータ3の上面側に取り付けられている点である。
 図8の基板取付具320は、ステータ3の壁面3Cに固定されるものであって、センサ基板10が取り付けられる基板取付部323の両端に固定部321が設けられている。また、固定部321と基板取付部323とは段差部322が設けられており、センサ基板10の側面から水分が浸入するのを防止している。なお、センサ基板10と基板取付具320とは、上述した挿入穴12に挿入ピン26が挿入され熱カシメ等されることにより固定されている。
 このような場合であっても、雨水等の水分に対して、ステータ3内においてセンサ基板10に水分が付着するのを防止することができる。なお、図8において、取付具は、直接ステータに取り付けられている場合について例示しているが、上記実施形態2と同様、高さ位置を調整するための位置調整部材101を介してステータ3に取り付けられたものであってもよい。
 以上、上記各実施形態1~4によれば、センサ基板10が基板取付具20、220、320を用いて設置されることにより、実装面10Aへの水分の付着を防止することができ、水分付着による腐食やショートなどの不具合を発生を防止することができる。特に、センサ基板10が基板取付具20、320により被覆されている場合、モータの配置状態が上下反転した際、ロータ2の位置のずれによるセンサ基板10とロータ2の接触を基板取付具20、320により防止することができる。
 本発明の実施形態は、上記実施形態1~4に限定されない。例えば、図2~図4において、固定部21においてステータ3に固定されている場合について例示しているが、段差部22においてステータ3の内周側面に固定されるようにしてもよい。この際、段差部22が固定部21として機能し、段差部22に取付穴21A及び位置決め穴21Bが形成されることになる。
 また、取付穴21Aの形状が円状に形成されている場合について例示しているが、位置精度を上げるために、三角形もしくは四角形等の円以外の形状にしてもよい。また、取付穴21Aの個数は2つ設けられている場合について例示しているが、1つでもよいし2つ以上であってもよい。
 さらに、ブラシレスDCモータ1が空気調和装置における室外機のファンモータとして使用した場合について例示しているが、その他の室外(自然環境化)に設置されるモータに適用することができる。
 1、100、200、300 ブラシレスDCモータ、2 ロータ、2A 軸、2B ロータコア、2C 永久磁石、3 ステータ、3A コイル、3C 壁面、3P 第1突起部、3Q 第2突起部、4 エンドブラケット、10 センサ基板、10A 実装面、11 磁気センサ、12 挿入穴、13 切欠部、20、220、320 基板取付具、21、321 固定部、21A 取付穴、21B 位置決め穴、22、322 段差部、23、223、323 基板取付部、23A 一面、23B 他面、24 枠体、25 台座、26 挿入ピン、27 リブ、28 溝、101 位置調整部材、Z 軸方向、α 回転方向、β 径方向。

Claims (13)

  1.  永久磁石を備え、回転軸に取り付けられたロータと、
     前記ロータを回転可能に収容する中空部を有し、前記ロータに対向する内周面に複数のコイルが配置されたステータと、
     前記ロータに軸方向において対向し、前記ロータの回転位置を検出する磁気センサを有するセンサ基板と、
     一端が前記ステータに固定され、他端が前記ステータの内周側から径方向に向かって延びた形状を有し、前記磁気センサが前記ロータの前記永久磁石に対向するように前記センサ基板を保持する基板取付具と
     を有することを特徴とするブラシレスDCモータ。
  2.  前記ステータは、前記ロータに対向する対向面から突出した突起部を有し、
     前記基板取付具は、前記突起部が挿入される貫通孔を備え、
     前記突起部が前記貫通孔に挿入された状態で熱カシメにより、前記基板取付具が前記ステータに固定されていることを特徴とする請求項1に記載のブラシレスDCモータ。
  3.  前記基板取付具には挿入ピンが形成されており、
     前記センサ基板には前記挿入ピンを挿入するための挿入穴が設けられており、
     前記挿入ピンが前記挿入穴に挿入された状態で熱カシメにより、前記センサ基板が前記基板取付具に固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のブラシレスDCモータ。
  4.  前記基板取付具は、複数の前記挿入ピンを有し、
     前記センサ基板は、複数の前記挿入ピンに対応する複数の前記挿入穴を有するものであり、
     複数の前記挿入ピン同士のうち最も離れている前記挿入ピンの間隔は、前記センサ基板の長手方向の長さの50%以上の長さを有することを特徴とする請求項3に記載のブラシレスDCモータ。
  5.  前記基板取付具は、前記センサ基板全体と対向するように前記センサ基板を保持していることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のブラシレスDCモータ。
  6.  前記基板取付具は、前記センサ基板の側面を囲う枠体を有することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載のブラシレスDCモータ。
  7.  前記基板取付具は、
     前記ステータの内周側に固定される固定部と、
     前記固定部から前記ステータの内周に沿って前記ロータ側へ軸方向に延びる段差部と、
     前記段差部から回転中心に向かって径方向に延びる形状を有し、前記センサ基板が取り付けられる基板取付部と
     を備えたことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載のブラシレスDCモータ。
  8.  前記基板取付具は、耐熱性及び絶縁性を有する樹脂からなるものであって、
     前記基板取付部から前記段差部に沿ってリブが設けられていることを特徴とする請求項7に記載のブラシレスDCモータ。
  9.  前記基板取付部は、外部から前記磁気センサに導かれる配線用コネクタのリード部分に対向する位置に溝が設けられていることを特徴する請求項7または8に記載のブラシレスDCモータ。
  10.  前記基板取付具は、前記センサ基板の軸方向の位置を調整する位置調整部材を介して前記ステータに固定されることを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載のブラシレスDCモータ。
  11.  前記センサ基板は、片面実装基板からなるものであって、非実装面側が前記ロータに対向するように前記基板取付具に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のブラシレスDCモータ。
  12.  前記基板取付具及び前記センサ基板は、前記ステータの径方向に広がる壁面に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のブラシレスDCモータ。
  13.  請求項1~12のいずれか1項のブラシレスDCモータを搭載した空気調和機器器。
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