WO2015016229A1

WO2015016229A1 - 携帯端末、メモリおよびフォルダ制御方法

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Publication number: WO2015016229A1
Application number: PCT/JP2014/069969
Authority: WO
Inventors: 朋樹岩泉; 恵祐長田
Original assignee: 京セラ株式会社
Priority date: 2013-07-29
Filing date: 2014-07-29
Publication date: 2015-02-05
Also published as: JP2015026319A; US9632681B2; US20160306530A1; US10481773B2; US20160139748A1; JP5905417B2; US20200042159A1

Abstract

　携帯端末は、機能と対応するタイル状のオブジェクトを表示する表示装置と、表示装置に設けられるタッチパネルとを備える。また、携帯端末は、複数のタイル状のオブジェクトが１つのフォルダに格納されたときに、当該フォルダを表示装置に表示させる第１表示制御部と、フォルダに格納されたタイル状のオブジェクトを示す画像を当該フォルダに関連付けて表示装置に表示させる第２表示制御部と、フォルダに対してタッチ操作がされたとき、第２表示制御部による制御によって表示装置に表示された画像が示すタイル状のオブジェクトと対応する機能を実行する実行部とを備える。

Description

携帯端末、メモリおよびフォルダ制御方法

　この発明は、フォルダを利用する携帯端末に関する。

　携帯端末では、１つのオブジェクトが１つのアイコンの少なくとも一部に重なるようにドラッグ・アンド・ドロップされると新規フォルダが作成され、オブジェクトおよびアイコンに関連づけられているファイルが新規フォルダに保存されることがある。また、他の具体例では、２つのアイコンが重なった状態で、いずれかのアイコンにさらに重なるように、オブジェクトがドラッグ・アンド・ドロップされると新規フォルダが作成され、２つのアイコンに関連付けられているファイルが新規フォルダに保存される。

　ところが、携帯端末において、新規フォルダに複数のアイコンに関連するファイルを保存させる場合、ユーザは、複数のアイコンをそれぞれドラッグ・アンド・ドロップで重ねたうえで、オブジェクトをドラッグ・アンド・ドロップでさらに重ねなければならないので、操作が面倒である。

　それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、携帯端末、フォルダ制御プログラムおよびフォルダ制御方法を提供することである。

　この発明の他の目的は、フォルダに関する操作を容易に行うことが出来る、携帯端末、フォルダ制御プログラムおよびフォルダ制御方法を提供することである。

　ある態様に係る携帯端末は、機能と対応するタイル状のオブジェクトを表示する表示装置と、前記表示装置に設けられるタッチパネルと、複数のタイル状のオブジェクトが１つのフォルダに格納されたときに、当該フォルダを前記表示装置に表示させる第１表示制御部と、前記フォルダに格納されたタイル状のオブジェクトを示す画像を当該フォルダに関連付けて前記表示装置に表示させる第２表示制御部と、前記フォルダに対してタッチ操作がされたとき、前記第２表示制御部による制御によって前記表示装置に表示された画像が示すタイル状のオブジェクトと対応する機能を実行する実行部とを備える。

　ある態様に係るメモリは、機能と対応するタイル状のオブジェクトを表示する表示装置および前記表示装置に設けられるタッチパネルを有する携帯端末を、複数のタイル状のオブジェクトが１つのフォルダに格納されたときに、当該フォルダを前記表示装置に表示させる第１表示制御部、前記フォルダに格納されたタイル状のオブジェクトを示す画像を当該フォルダに関連付けて前記表示装置に表示させる第２表示制御部、および前記フォルダに対してタッチ操作がされたとき、前記第２表示制御部による制御によって前記表示装置に表示された画像が示すタイル状のオブジェクトと対応する機能を実行する実行部として機能させるためのプログラムが読み取り可能に保存されたものである。

　ある態様に係るフォルダ制御方法は、機能と対応するタイル状のオブジェクトを表示する表示装置および前記表示装置に設けられるタッチパネルを有する、携帯端末におけるフォルダ制御方法であって、前記携帯端末のプロセッサが、複数のタイル状のオブジェクトが１つのフォルダに格納されたときに、当該フォルダを前記表示装置に表示させる第１表示制御ステップと、前記フォルダに格納されたタイル状のオブジェクトを示す画像を当該フォルダに関連付けて前記表示装置に表示させる第２表示制御ステップと、前記フォルダに対してタッチ操作がされたとき、前記第２表示制御ステップによって前記表示装置に表示された画像が示すタイル状のオブジェクトと対応する機能を実行する実行ステップとを実行する。

　ある態様に係る携帯端末は、表示装置と、前記表示装置に設けられるタッチパネルと、機能と対応するタイル状のオブジェクトを前記表示装置に表示させる表示制御部と、２か所にタッチされたとき、２か所のタッチ位置によって定義される矩形に含まれるタイル状のオブジェクトを選択する選択部と、前記２か所のタッチ位置が近づいたとき、フォルダを作成する作成部と、前記作成部によって作成されたフォルダに対して前記選択部によって選択されたタイル状のオブジェクトを格納する格納部とを備える。

　この発明によれば、ユーザはフォルダに関する操作を容易に行うことが出来る。

　この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。

実施例に係る携帯電話機を示す外観図である。実施例に係る携帯電話機の電気的な構成を示す図である。実施例に係るプロセッサに形成される機能的な構成を示す図である。ディスプレイにホーム画面が表示されている状態の一例を示す図である。タイルを選択する操作の一例を示す図である。タッチ位置が移動した状態の一例を示す図である。フォルダが作成された状態の一例を示す図である。はタイルを選択する操作の一例を示す図である。タッチ位置が移動した状態の一例を示す図である。フォルダが作成された状態の一例を示す図である。フォルダとタイルとが選択された状態の一例を示す図である。タッチ位置が移動した状態の一例を示す図である。フォルダにタイルが追加された状態の一例を示す図である。ＲＡＭに記憶されるフォルダテーブルの構成の一例を示す図である。フォルダに対するタッチ操作の一例を示す図である。タッチ操作によって実行された機能の画面の一例を示す図である。フォルダに対するタッチ操作の他の一例を示す図である。フォルダに格納されているタイルが表示された状態の一例を示す図である。フォルダに格納されているタイルに対するタッチ操作の一例を示す図である。フォルダからタイルが出された状態の一例を示す図である。フォルダから出されたタイルが表示されている状態の一例を示す図である。フォルダに対するタッチ操作の一例を示す図である。編集可能な状態のフォルダの一例を示す図である。フォルダに対するタッチ操作の一例を示す図である。フォルダの表示位置が変更された結果の一例を示す図である。フォルダに対するタッチ操作の他の一例を示す図である。フォルダの表示サイズが変更された結果の一例を示す図である。フォルダに対するタッチ操作のその他の一例を示す図である。フォルダが削除された状態の一例を示す図である。図２７に示す表示セットの次に表示される表示セットの一例を示す図である。図３０に示す表示セットの次に表示される表示セット画像の一例を示す図である。図３０に示すライブ情報とは異なるライブ情報を示すサムネイル画像の一例を示す図である。或るフォルダの表示セットの一例を示す図である。図３３に示す表示セットの次に表示される表示セットの一例を示す図である。図３３とは異なるライブ情報を示すサムネイル画像を含む表示セットの一例を示す図である。フォルダに対してフリック操作がされている状態の一例を示す図である。フォルダの名称が変更可能な状態の一例を示す図である。フォルダに対してフリック操作がされている状態の他の一例を示す図である。表示セットが強制的に切り換えられた状態の一例を示す図である。ＲＡＭのメモリマップの一例を示す図である。メモリマップのデータ記憶領域の一例を示す図である。フォルダ作成処理の一部の一例を示すフロー図である。フォルダ作成処理の他の一部の一例であって、図４２に後続するフロー図である。フォルダ制御処理の一例を示すフロー図である。タップ操作処理の一例を示すフロー図である。ダブルタップ操作処理の一例を示すフロー図である。ロングタップ操作処理の一例を示すフロー図である。フリック操作処理の一例を示すフロー図である。サムネイル画像制御処理の一部の一例を示すフロー図である。サムネイル画像制御処理の他の一部の一例であって、図４９に後続するフロー図である。サムネイル画像作成処理の一例を示すフロー図である。

　図１に示されるように、本実施例に係る携帯端末は、例えばスマートフォン（smartphone）などの携帯電話機１０である。携帯電話機１０は縦長の扁平矩形のハウジング１２を含む。ただし、携帯端末は、図１に例示されるような携帯電話機１０に限られず、タッチパネルを有する、タブレット端末、タブレットＰＣ、ノートＰＣおよびＰＤＡなどであってもよい。

　ハウジング１２の一方主面（表面）には、たとえば液晶パネルや有機ＥＬパネルなどのディスプレイ１４が設けられる。ディスプレイ１４は、表示装置とも呼ばれる。ディスプレイ１４の上には、タッチパネル１６が設けられる。

　ハウジング１２の縦方向一端の主面側にスピーカ１８が内蔵され、縦方向他端の主面側にマイク２０が内蔵される。

　ハウジング１２の一方主面には、タッチパネル１６と共に入力操作手段を構成する複数のハードキー２２が設けられる。本実施例における、複数のハードキー２２には、通話キー２２ａ、終話キー２２ｂおよびメニューキー２２ｃが含まれる。

　たとえば、ユーザは、ディスプレイ１４に表示されたダイヤルパッドに対して、タッチパネル１６によってタッチ操作を行うことで電話番号を入力でき、通話キー２２ａを操作して音声通話を開始することができる。ユーザは、終話キー２２ｂを操作すれば、音声通話を終了することができる。なお、ユーザは終話キー２２ｂを長押しすることによって、携帯電話機１０の電源をオン／オフすることができる。

　また、ユーザがメニューキー２２ｃを操作すれば、ディスプレイ１４にホーム画面が表示される。その状態でユーザはディスプレイ１４に表示されているオブジェクトなどに対して、タッチパネル１６によるタッチ操作を行うことによってオブジェクトを選択し、その選択を確定させることができる。

　なお、携帯電話機１０は、電話機能以外に、メール機能およびブラウザ機能などを実行可能である。また、以下の説明では、ディスプレイ１４に表示されるキーなどのＧＵＩおよびアイコンなどは、まとめてオブジェクトと言うことがある。

　図２に示されるように、本実施例に係る携帯電話機１０は、コンピュータまたはＣＰＵと呼ばれるプロセッサ３０などを含む。プロセッサ３０には、無線通信回路３２、Ａ／Ｄ変換器３６、Ｄ／Ａ変換器３８、入力装置４０、表示ドライバ４２、フラッシュメモリ４４、ＲＡＭ４６、タッチパネル制御回路４８および姿勢センサ５０などが接続される。

　プロセッサ３０は、携帯電話機１０の全体制御を司る。ＲＡＭ４６には、フラッシュメモリ４４に予め設定されているプログラムの全部または一部が使用に際して展開される。プロセッサ３０はこのＲＡＭ４６上のプログラムに従って動作することで、携帯電話機１０に係る複数の機能ブロックが実現される。より具体的には、図３に示されるように、プロセッサ３０では、ＲＡＭ４６上のプログラムが実行されることによって、選択部１００、作成部１０１、格納部１０２、第１表示制御部１０３、第２表示制御部１０４、追加部１０５、実行部１０６、オブジェクト表示制御部１０７、表示位置変更部１０８、表示サイズ変更部１０９、削除部１１０、切替部１１１、名称変更部１１２および停止部１１３が形成される。各機能ブロックについては、後述する実施例の中で説明する。また、ＲＡＭ４６はさらに、プロセッサ３０のワーキング領域ないしバッファ領域として用いられる。

　図２に戻り、入力装置４０は、図１に示す複数のハードキー２２を含むものである。入力装置４０は、ハードキー２２に対するユーザからのキー操作を受け付ける操作受付部を構成する。ユーザが操作したハードキーの情報（キーデータ）は入力装置４０からプロセッサ３０に入力される。

　無線通信回路３２は、アンテナ３４を通して、音声通話やメールなどのための電波を送受信するための回路である。本実施例では、無線通信回路３２は、ＣＤＭＡ方式での無線通信を行うための回路である。たとえば、ユーザがタッチパネル１６を操作して発呼（音声発信）を指示すると、無線通信回路３２は、プロセッサ３０の指示の下、音声発信処理を実行し、アンテナ３４を介して音声発信信号を出力する。音声発信信号は、基地局および通信網を経て相手の電話機に送信される。そして、相手の電話機において音声着信処理が行われると、通信可能状態が確立され、プロセッサ３０は通話処理を実行する。

　Ａ／Ｄ変換器３６には図１に示すマイク２０が接続され、上述のようにマイク２０からの音声信号はこのＡ／Ｄ変換器３６でディジタルの音声データに変換され、プロセッサ３０に入力される。一方、Ｄ／Ａ変換器３８にはスピーカ１８が接続される。Ｄ／Ａ変換器３８は、ディジタルの音声データを音声信号に変換して、アンプを介してスピーカ１８に与える。したがって、音声データに基づく音声がスピーカ１８から出力される。そして、通話処理が実行されている状態では、マイク２０によって集音された音声が相手の電話機に送信され、相手の電話機で集音された音声が、スピーカ１８から出力される。

　なお、プロセッサ３０は、たとえばユーザによるボリューム調整操作に応答して、Ｄ／Ａ変換器３８に接続されるアンプの増幅率を制御することによって、スピーカ１８から出力される音声の音量を調整することが出来る。

　表示ドライバ４２には図１に示すディスプレイ１４が接続される。ディスプレイ１４はプロセッサ３０から出力される映像または画像データに従って映像または画像を表示する。表示ドライバ４２は、ディスプレイ１４に表示させる画像データを一時的に記憶するビデオメモリを含んでいる。プロセッサ３０から出力されたデータはこのビデオメモリに記憶される。そして、表示ドライバ４２は、ビデオメモリの内容に従って、ディスプレイ１４に画像を表示させる。つまり、表示ドライバ４２は、プロセッサ３０の指示の下、当該表示ドライバ４２に接続されたディスプレイ１４の表示を制御する。そのため、プロセッサ３０は表示制御部と呼ばれることもある。なお、ディスプレイ１４には、バックライトが設けられている。表示ドライバ４２はプロセッサ３０の指示に従って、そのバックライトの明るさおよび点灯／消灯を制御する。

　タッチパネル制御回路４８には、図１に示すタッチパネル１６が接続される。タッチパネル制御回路４８は、タッチパネル１６に必要な電圧などを付与する。また、タッチパネル制御回路４８は、タッチパネル１６に対するユーザによるタッチの開始を示すタッチ開始信号、ユーザによるタッチの終了を示す終了信号、およびユーザがタッチしたタッチ位置を示す座標データをプロセッサ３０に入力する。したがって、プロセッサ３０はこの座標データに基づいて、ユーザがどのオブジェクトに対してタッチしたかを判断することが出来る。

　本実施例では、タッチパネル１６は、その表面と、指などの物体との間に生じる静電容量の変化を検出する静電容量方式のタッチパネルである。タッチパネル１６は、たとえば１本または複数本の指がタッチパネル１６に触れたことを検出する。そのため、タッチパネル１６はポインティングデバイスとも呼ばれる。タッチパネル制御回路４８は、タッチパネル１６のタッチ有効範囲内でのタッチ操作を検出して、そのタッチ操作の位置を示す座標データをプロセッサ３０に出力する。つまり、ユーザは、タッチパネル１６の表面に対してタッチ操作を行うことによって、操作位置や、操作方向などを携帯電話機１０に入力する。

　なお、携帯電話機１０は、ＲＡＭ４６およびフラッシュメモリ４４以外の、プロセッサ３０が読み取り可能な非一時的な記録媒体を備えていても良い。携帯電話機１０は、例えば、ハードディスクドライブ、ＳＳＤ（Solid State Drive）、ＵＳＢ（Universal Serial Bus）メモリ等を備えていても良い。

　本実施例のタッチ操作には、タップ操作、ロングタップ操作、フリック操作、スライド操作などが含まれる。

　タップ操作は、タッチパネル１６の表面に指を接触（タッチ）させた後、短時間のうちにタッチパネル１６の表面から指を離す（リリースする）操作である。ロングタップ操作は、所定時間以上、指をタッチパネル１６の表面に接触させ続けた後、指をタッチパネル１６の表面から離す操作である。フリック操作は、タッチパネル１６の表面に指を接触させ、任意の方向へ所定速度以上で指を弾く操作である。スライド操作は、タッチパネル１６の表面に指を接触させたまま任意の方向へ移動させた後、タッチパネル１６の表面から指を離す操作である。

　また、上記のスライド操作には、ディスプレイ１４の表面に表示された表示オブジェクトに指を触れ、表示オブジェクトを移動させるスライド操作、いわゆるドラッグ操作も含まれる。また、ドラッグ操作の後、タッチパネル１６の表面から指を離す操作をドロップ操作と呼ぶ。

　なお、以下の説明では、タップ操作、ロングタップ操作、フリック操作、スライド操作、ドラッグ操作およびドロップ操作は、それぞれ「操作」を省略して記述されることがある。また、タッチ操作はユーザの指だけに限らず、スタイラスペンなどによって行われてもよい。

　姿勢センサ５０は携帯電話機１０の動きを検出するために用いられる。たとえば、姿勢センサ５０は圧電型ジャイロである。姿勢センサ５０は、３軸（ｘ，ｙ、ｚ）の角速度を検出し、その検出結果をプロセッサ３０に出力する。プロセッサ３０は姿勢センサ５０が検出した各軸の角速度に基づいて、携帯電話機１０の動きおよび傾きを検出する。そして、プロセッサ３０は、検出した動きに基づいて、ディスプレイ１４の表示方向などを制御する。なお、姿勢センサ５０はジャイロセンサに代えて加速度センサが利用されてもよい。

　図４はディスプレイ１４に表示されるホーム画面の一例を示す図である。ディスプレイ１４の表示範囲は状態表示領域６０および機能表示領域６２を含む。状態表示領域６０には、アンテナ３４による電波受信状態を示すピクト、二次電池の残電池容量を示すピクトおよび時刻が表示される。機能表示領域６２には、機能と対応するタイル状のオブジェクト７０（以下、単にタイル７０と言う。）を含むホーム画面が表示されている。

　タイル７０は機能のショートカットとして機能する。ユーザはタイル７０にタップすることで、タイル７０と対応する機能を携帯電話機１０に実行させることが出来る。また、タイル７０と対応する機能がバックグラウンドで実行されている場合などは、その機能の状態がライブ情報としてタイル７０に示される。さらに、ユーザは、携帯電話機１０に、任意の機能と対応するタイル７０をホーム画面に追加させることも出来る。なお、本実施例の「機能」には、携帯電話機１０にインストールされているアプリケーションが含まれると共に、携帯電話機１０の設定を変更する設定機能なども含まれる。

　図４のホーム画面では、Twitter（登録商標）およびFacebook（登録商標）などのＳＮＳ（social networking service）のアプリケーションと対応するＳＮＳタイル８０、電話機能と対応する電話タイル８１、メール機能と対応するメールタイル８２、ブラウザ機能と対応するブラウザタイル８３、アラーム機能と対応するアラームタイル８４が表示されている。また、ホーム画面は上下方向にスクロールさせることが可能である。ユーザはホーム画面をスクロールすることで、他のタイル７０をディスプレイ１４に表示させることが出来る。

　タイル７０に対してロングタップが行われると、携帯電話機１０はタイル７０の表示状態が編集可能な状態になる。この状態では、タイル７０の表示サイズおよびタイル７０の表示位置が変更可能になると共に、タイル７０を削除することも出来る。ただし、タイル７０が削除されたとしても、アプリケーションがアンインストールされるわけではない。

　メールタイル８２には、ライブ情報としてメール機能がバックグラウンドで受信した新着メールの件数（「８」）と、新着メールの題名（Meeting）とが表示されている。また、ライブ情報は所定時間（たとえば、２－３秒）毎に更新される。たとえば、メール機能において新着メールを受信した場合、新着メールの件数と新着メールの題名とがメールタイル８２のライブ情報として更新される。このように、タイル７０と対応する機能で得られた最新の情報が、ライブ情報としてタイル７０に表示される。メール機能において新着メールを受信しなかった場合、新着メールの件数は変化しないが、他の新着メールの題名が表示されるように、メールタイル８２のライブ情報が更新される。ユーザは、タイル７０に表示されたライブ情報を確認することで、当該タイル７０に対応する機能を携帯電話機１０に実行させる必要があるかを判断することができる。

　また、ユーザがメールタイル８２にタップすると、メール機能が実行される。このとき、メール機能はライブ情報に基づいて実行される。たとえば、ライブ情報として新着メールの題名が示されている場合、その新着メールの題名と対応する新着メールの本文等がディスプレイ１４に表示されるように、メール機能が実行される。

　ここで、多くのタイル７０がホーム画面に追加された場合、ユーザは機能を実行する際に、目的のタイル７０を検索するのに時間がかかるようになる。そこで、本実施例ではタイル７０をフォルダに格納し、格納されたタイル７０と対応する機能を容易に実行できるようにする。

　図５～７を参照しながら、ディスプレイ１４にホーム画面が表示された状態で、フォルダを作成する手順の一例について説明する。図５に示されるように、ＳＮＳタイル８０における第１タッチ位置Ｔｐ１とメールタイル８２における第２タッチ位置Ｔｐ２との２ヶ所に略同時にタッチ操作（マルチタッチ操作）がされた場合には、それらのタッチ位置に基づいて矩形が定義される。定義された矩形は選択線Ｌによって示され、選択線Ｌの内側に含まれる３つのタイル７０、つまりＳＮＳタイル８０、電話タイル８１およびメールタイル８２が選択部１００によって選択された状態となる。つまり、ユーザによってマルチタッチ操作が行われたときに、選択部１００は、当該マルチタッチ操作によって定義された選択線Ｌの中に含まれるタイル７０を選択する。

　続いて、図６に示すように、ユーザが第１タッチ位置Ｔｐ１および第２タッチ位置Ｔｐ２のそれぞれを所定距離以上動かし、第１タッチ位置Ｔｐ１および第２タッチ位置Ｔｐ２が近づくと、選択部１００によって選択されたタイル７０の表示が消去される。続いて、選択部１００によって選択されたタイル７０の数に基づいて、作成部１０１がフォルダを作成する。そして、格納部１０２が、作成部１０１によって作成されたフォルダに、選択されたタイル７０を格納する。そして、図７に示すように、第１表示制御部１０３が、タイル７０が格納されたフォルダ７２を、定義された矩形の重心位置に基づいてディスプレイ１４に表示する。第１表示制御部１０３は、作成部１０１によって作成されたフォルダ７２を、タイル７０とは異なる表示態様でディスプレイ１４に表示する。そして、第２表示制御部１０４が、フォルダ７２に格納されているタイル７０のサムネイル画像７４を、フォルダ７２の表示範囲に表示する。図７に示される例では、ＳＮＳタイル８０のサムネイル画像９０（７４）と、電話タイル８１のサムネイル画像９１（７４）と、メールタイル８２のサムネイル画像９２（７４）とが、フォルダ７２の表示範囲に表示されている。

　なお、以下の説明では、マルチタッチ操作がされた後に２つのタッチ位置を近づける操作を「ピンチイン操作」と呼ぶ。

　なお、その他の実施例では、ユーザによってマルチタッチ操作がされたときに、作成部１０１がフォルダ７２を作成してもよい。また、本実施例では定義された矩形にタイル７０の一部が含まれていればタイル７０が選択されるようにしたが、さらにその他の実施例ではタイル７０の全てが定義された矩形に含まれていなければ、選択部１００に選択されないようにしてもよい。

　図８～１０を参照して、選択部１００に選択されたタイル７０の数によって、フォルダ７２の表示サイズが変わる場合について説明する。たとえば、図８，９に示されるように５つのタイル７０が選択部１００に選択されるようにピンチイン操作がされると、図１０に示されるようにフォルダ７２が作成され、当該フォルダ７２には５つのタイル７０が格納される。図１０に示される例では、ＳＮＳタイル８０のサムネイル画像９０（７４）と、電話タイル８１のサムネイル画像９１（７４）と、メールタイル８２のサムネイル画像９２（７４）と、ブラウザタイル８３のサムネイル画像９３（７４）と、アラームタイル８４のサムネイル画像９４（７４）とが、フォルダ７２の表示範囲に表示されている。このとき、図７に示すフォルダ７２の表示サイズでは、５つのタイル７０のサムネイル画像７４を一度に表示することができない。そのため、格納されるタイル７０の数が５つより大きい場合は、図１０に示す表示サイズのフォルダ７２がディスプレイ１４に表示される。

　本実施例では、図１０に示すフォルダ７２の表示サイズは大サイズであり、図７に示すフォルダ７２の表示サイズは中サイズである。フォルダ７２に格納されるタイル７０の数が２－４つの場合は、中サイズでフォルダ７２がディスプレイ１４に表示される。また、フォルダ７２に格納されるタイル７０の数が５－８つの場合は、大サイズでフォルダ７２がディスプレイ１４に表示される。大サイズのフォルダ７２で表示可能なサムネイル画像７４は８つであり、中サイズのフォルダ７２で表示可能なサムネイル画像７４は４つである。また、詳細については後述するが、フォルダ７２の表示サイズは変更可能である。表示可能なサムネイル画像７４が１つの小サイズでフォルダ７２をディスプレイ１４に表示させることも可能である。

　このように、ユーザは、携帯電話機１０に、複数のタイル７０をまとめて選択させたうえで、それらのタイル７０をまとめてフォルダ７２に格納させることが出来る。そのため、ユーザは、ホーム画面に表示されているタイル７０を容易に整理できるようになる。

　なお、本実施例では、フォルダ７２に格納できるタイル７０の最大数は、大サイズのフォルダ７２で表示可能なサムネイル画像７４の数（「８」）と一致するようにしている。ただし、他の実施例では、フォルダ７２に格納できるタイル７０の数は、大サイズのフォルダ７２で表示可能なサムネイル画像７４の数よりも大きくてもよいし、制限を設けなくてもよい。また、１つのタイル７０に対してピンチイン操作された場合、小サイズのフォルダ７２が作成される。

　図１１～１３を参照して、フォルダ７２に対してタイル７０を追加する場合について説明する。本実施例では、ユーザがフォルダ７２に追加するタイル７０と、フォルダ７２とを選択してピンチイン操作を行うことで、追加部１０５がフォルダ７２にタイル７０を追加する。たとえば、図１１，１２に示されるように、電話タイル８１とフォルダ７２とにピンチイン操作がされると、図１３に示されるように、追加部１０５によって、フォルダ７２に電話タイル８１のサムネイル画像９１が追加される。このように、ユーザは、携帯電話機１０に、任意のタイル７０をフォルダ７２に追加させることが出来る。

　なお、上記実施例では追加するタイル７０が１つであったが、２つ以上のタイル７０がピンチイン操作によってフォルダ７２に追加されてもよい。また、他の実施例では、ピンチイン操作がされたフォルダ７２とタイル７０とが格納される新たなフォルダ７２が作成されてもよい。

　図１４はフォルダ情報が記憶されるフォルダテーブルの一例を示す。フォルダテーブルは、フォルダＩＤ、名称、表示サイズ、表示位置、タイルの数、機能、サムネイル画像および切替の列などを含む。１つのフォルダ７２のフォルダ情報がフォルダＩＤに対応する行に記憶される。フォルダＩＤの欄には、複数のフォルダ７２を識別するためのＩＤが記憶される。名称の欄には、フォルダ７２の名称が記憶される。表示サイズの欄には、上述した「大サイズ」、「中サイズ」、「小サイズ」のいずれかが記憶される。表示位置の欄には、フォルダ７２の表示範囲（表示座標）が記憶される。表示位置の情報はタッチ操作がされたときにフォルダ７２に対するものであるかを判断するために利用される。タイルの数の欄には、フォルダ７２に格納されるタイル７０の数が記憶される。サムネイル画像の欄はさらに第１サムネイル画像の欄などに分かれており、この欄にはフォルダ７２の表示範囲内に表示されるサムネイル画像７４に対応するタイル７０と、サムネイル画像７４の表示範囲（表示座標）とが記憶される。切替の欄には、後述するサムネイル画像７４の切り替えが有効か無効かを示す情報が記憶される。そして、フォルダ７２に対するタッチ操作は、このフォルダテーブルに基づいて判断される。

　たとえば、フォルダＩＤが「０００１」のフォルダ７２のフォルダ情報において、名称は「メイン」であり、表示サイズは「中サイズ」であり、表示位置は「(X₁,Y₁)-(X₂,Y₂)」であり、格納されるタイル７０の数は「４」であり、そのタイル７０と対応する機能は「ＳＮＮ、メール」などであり、フォルダ７２の表示範囲に表示されるサムネイル画像７４は第１サムネイル画像が「ＳＮＳ/(x₁,y₁)-(x₂,y₂)」であり、切替が無効（「×」）に設定されている。

　図１５，１６を参照して、フォルダ７２に対するタップ操作について説明する。本実施例では、フォルダ７２に対してタップ操作がされ、そのときのタッチ位置がフォルダ７２の表示範囲に表示されるサムネイル画像７４の表示範囲に含まれている場合、そのサムネイル画像７４に対応するタイル７０に基づいてアプリケーションが実行される。たとえば、図１５に示されるように、メールタイル８２のサムネイル画像９２（７４）に対してタップ操作Ｔｔがされると、図１６に示されるように、実行部１０６によってメール機能が実行される。このとき、メールタイル８２のサムネイル画像９２は、メールタイル８２と同様に、ライブ情報を表している。そのため、実行部１０６によってメール機能が実行されると、メールタイル８２のサムネイル画像９２に表示されていたライブ情報に基づいて、新着メールがディスプレイ１４に表示される。

　このように、ユーザは、フォルダ７２に格納したタイル７０と対応する機能を容易に携帯電話機１０に実行させることが出来る。また、ユーザは、ライブ情報を確認することで、機能を実行する必要があるかを判断することも出来る。

　図１７，１８を参照して、フォルダ７２に対するダブルタップ操作について説明する。フォルダ７２に対してダブルタップ操作がされると、フォルダ７２が開かれ、フォルダ７２に格納されているタイル７０がディスプレイ１４に表示される。たとえば、図１７に示されるようにフォルダ７２に対してダブルタップ操作Ｔｄがされると、図１８に示されるように、オブジェクト表示制御部１０７によって、展開フォルダ画像ＯＦがディスプレイ１４に表示される。この展開フォルダ画像ＯＦの中には、オブジェクト表示制御部１０７によって対応するフォルダ７２に格納されているＳＮＳタイル８０、電話タイル８１、メールタイル８２およびブラウザタイル８３と、フォルダの名称７２ａとが表示される。そして、展開フォルダ画像ＯＦの中に表示されるタイル７０に対してタップ操作がされると、そのタイル７０に対応する機能が実行される。したがって、ユーザはフォルダ７２を開いたうえで、タイル７０と対応する機能を携帯電話機１０に実行させることも出来る。

　なお、フォルダ７２に格納されたタイル７０を展開フォルダ画像ＯＦの中に表示させる際には、各タイル７０は当該フォルダ７２に格納される前の表示状態でディスプレイ１４に表示される。また、他の実施例では、ユーザによってフォルダ７２の表示範囲にタッチしたまま携帯電話機１０を振る操作がされたときに、当該フォルダ７２が開かれるようにしてもよい。

　また、図１９に示されるように、フォルダ７２が開かれた状態では、フォルダ７２に格納されているタイル７０をフォルダ７２から出すことが可能になる。たとえば、ブラウザタイル８３をフォルダ７２から出す場合、ユーザはフォルダ７２の外側に向けたフリック操作Ｔｆを、ブラウザタイル８３に対して行えばよい。そうすると、図２０に示すように、フォルダ７２に格納されているタイル７０の表示から、ブラウザタイル８３の表示が消去される。そして、フォルダ７２を閉じる操作がされると、図２１に示されるように、フォルダ７２と共にブラウザタイル８３がディスプレイ１４に表示される。ここで、フォルダ７２は、メニューキー２２ｃが押下されたときに閉じられる。このように、ユーザは、携帯電話機１０に不要なタイル７０をフォルダ７２から出させることが出来る。

　なお、開かれたフォルダ７２は、展開フォルダ画像ＯＦの表示範囲の外にタップ操作がされた場合も閉じられる。

　図２２，２３を参照して、フォルダ７２に対するロングタップ操作について説明する。図２２に示されるように、フォルダ７２に対してロングタップ操作Ｔｌがされると、図２３に示されるように、フォルダ７２の表示位置、表示サイズが編集可能な状態となる。フォルダ７２が編集可能な状態になると、フォルダ７２の表示態様（たとえば色）が変わると共に、編集アイコンとしてサイズ変更アイコン７６および削除アイコン７８がフォルダ７２に重ねてディスプレイ１４に表示される。

　図２４，２５に示されるように、上述した編集状態でフォルダ７２に対してタッチした後にスライド操作が行われると、表示位置変更部１０８によってタッチ位置に追従してフォルダ７２の表示位置が変更される。たとえば、図２４に示されるように、上方向にスライド操作Ｔｓがされた場合、図２５に示されるように、表示位置変更部１０８によって、ディスプレイ１４に表示されているフォルダ７２の表示位置が元の表示位置に対して上側に変更される。つまり、ユーザは、携帯電話機１０にフォルダ７２の表示位置を任意に変更させることが出来る。なお、図示は省略しているが、スライド操作の方向は上方向だけに限らず、下方向、左右方向および斜め方向であってもよい。

　また、図２６，２７に示されるように、ユーザは、サイズ変更アイコン７６に対してタッチした後にスライド操作を行うことで、表示サイズ変更部１０９にフォルダ７２の表示サイズを変更させることができる。たとえば、図２６に示されるようにフォルダ７２の内側に向けてスライド操作Ｔｓがされると、図２７に示されるように、中サイズでディスプレイ１４に表示されていたフォルダ７２が、表示サイズ変更部１０９によって小サイズに変更されてディスプレイ１４に表示される。また、図示は省略しているが、フォルダ７２の外側に向けてスライド操作がされると、中サイズでディスプレイ１４に表示されていたフォルダ７２が、表示サイズ変更部１０９によって大サイズに変更されてディスプレイ１４に表示される。つまり、フォルダ７２の内側に向けたスライド操作によって、フォルダ７２の表示サイズを小さくすることができる。また、フォルダ７２の外側に向けたスライド操作によってフォルダ７２の表示サイズを大きくすることが出来る。ただし、小サイズのフォルダ７２をさらに小さくするスライド操作および大サイズのフォルダ７２をさらに大きくスライド操作は無効にされる。したがって、ユーザは、携帯電話機１０にフォルダ７２の表示サイズを変更させることが出来る。

　なお、フォルダ７２の表示位置の変更および表示サイズの変更は、メニューキー２２ｃが押下されると確定される。つまり、ユーザは、メニューキー２２ｃを押下することで、携帯電話機１０にフォルダ７２の編集状態を終了させることが出来る。

　また、図２８，２９に示されるように、フォルダ７２の編集状態では、フォルダ７２の削除を行うことが出来る。たとえば、図２８に示されるように、ユーザが削除アイコン７８に対してタップ操作Ｔｔを行うと、削除部１１０によってフォルダ７２が削除され、図２９に示されるように、格納されていたタイル７０が格納される前の表示状態でディスプレイ１４に表示される。つまり、ユーザは不要なフォルダ７２を携帯電話機１０に削除させることが出来る。なお、他の実施例では、編集状態ではないフォルダ７２に対してマルチタッチ操作をした後に、２つのタッチ位置を外側に広げるタッチ操作（ピンチアウト操作）がされたときに、フォルダ７２が削除されてもよい。

　図３０～３２を参照して、フォルダ７２に格納されているタイル７０と対応するサムネイル画像７４を、ディスプレイ１４（フォルダ７２の表示範囲）に一度に表示しきれない場合について説明する。たとえば、図３０に示すようにフォルダ７２の表示サイズが小サイズに変更された場合、そのフォルダ７２の表示範囲には１つのサムネイル画像７４しか表示されない。そのため、サムネイル画像７４の切り替えが有効になり、切替部１１１によって所定時間（たとえば、２～３秒）毎にディスプレイ１４（フォルダ７２の表示範囲）に表示されるサムネイル画像７４が切り替えられる。たとえば、このフォルダ７２では、切替部１１１によって、ＳＮＳタイル８０のサムネイル画像９０、メールタイル８２のサムネイル画像９２ａ（図３０参照）および電話タイル８１のサムネイル画像９１（図３１参照）の順番で、サムネイル画像７４が所定時間毎に切り替えられる。また、電話タイル８１のサムネイル画像９１の次には、再びＳＮＳタイル８０のサムネイル画像９０がディスプレイ１４に表示される。ここで、メールタイル８２のサムネイル画像９２はライブ情報を表しているため、サムネイル画像７４の切り替えによってメールタイル８２のサムネイル画像９２が再び表示される場合、図３２に示されるように、メールタイル８２のサムネイル画像９２ｂが表すライブ情報が変更（更新）される。

　図３３～３５は、複数のサムネイル画像７４を表示するフォルダ７２におけるサムネイル画像７４の切り替えの一例を示す。たとえば、中サイズでディスプレイ１４に表示されているフォルダ７２に対して５つのタイル７０が格納されている状態では、全てのタイル７０と対応するサムネイル画像７４を一度にディスプレイ１４（フォルダ７２の表示範囲）に表示させることが出来ない。そのため、図３３に示されるように初期状態では４つのサムネイル画像７４（ＳＮＳタイル８０のサムネイル画像９０、電話タイル８１のサムネイル画像９１、メールタイル８２のサムネイル画像９２（９２ａ）およびブラウザタイル８３のサムネイル画像９３）をディスプレイ１４（フォルダ７２の表示範囲）に表示させる。所定時間が経過すると、図３４に示されるように、切替部１１１が残りのサムネイル画像７４（アラームタイル８４のサムネイル画像９４）をディスプレイ１４（フォルダ７２の表示範囲）に表示させる。そして、さらに所定時間が経過すると、図３５に示されるように、切替部１１１が再び４つのサムネイル画像７４（ＳＮＳタイル８０のサムネイル画像９０、電話タイル８１のサムネイル画像９１、メールタイル８２のサムネイル画像９２（９２ａ）およびブラウザタイル８３のサムネイル画像９３）をディスプレイ１４に表示させる。このように、切替部１１１は、複数のタイル７０がフォルダ７２に格納されている場合に、当該フォルダ７２に格納されているタイル７０を示すサムネイル画像７４を全てディスプレイ１４に表示させるために、ディスプレイ１４（フォルダ７２の表示範囲）に表示されているサムネイル画像７４の切り替えを行う。また、サムネイル画像７４がライブ情報を表している場合は、サムネイル画像７４の切り替えに伴い、ライブ情報が更新（変更）される。

　ここで、フォルダ７２の表示範囲に表示されるサムネイル画像７４を「表示セット」と言う。そのため、「サムネイル画像７４を切り替える」ことを、「表示セットを切り替える」と言うことがある。たとえば、小サイズのフォルダ７２に対応する表示セットの数は１－８つである。小サイズのフォルダ７２に対応する表示セットには１つのサムネイル画像７４が含まれる。また、中サイズのフォルダ７２に対応する表示セットの数は１－２つである。中サイズのフォルダ７２に対応する表示セットには、１－４つのサムネイル画像７４が含まれる。さらに、大サイズのフォルダ７２に対応する表示セットの数は１つである。大サイズのフォルダ７２に対応する表示セットには１－８のサムネイル画像７４が含まれる。大サイズのフォルダ７２では全てのサムネイル画像７４が表示されるため、フォルダ７２のサイズが大サイズの場合には、表示セットは切り替えられない。また、ライブ情報は、表示セットが切り替えられたときに更新される。ただし、表示セットが切り替えられない場合、ライブ情報は所定時間毎に更新される。

　このように、ディスプレイ１４（フォルダ７２の表示範囲）に表示されていないサムネイル画像７４があったとしても、ユーザは任意のタイル７０と対応するサムネイル画像７４が表示されるのを待てば、任意の機能を携帯電話機１０に実行させることが出来る。

　図３６，３７を参照して、フォルダ７２に対するフリック操作について説明する。まず、図３６に示されるように上方向のフリック操作Ｔｆがフォルダ７２に対してされると、図３７に示されるように、上方向のフリック操作Ｔｆが行われたフォルダ７２の名称が編集可能な状態になる。フォルダ７２の名称が編集可能な状態では、名称変更部１１２によって、そのフォルダ７２の上に現在の名称が書かれた文字入力領域６４が表示されると共に、機能表示領域６２の下側にはキーボード６６が表示される。そして、ユーザは、このキーボード６６を利用して携帯電話機１０にフォルダの名称を任意に変更させることが出来る。なお、新たに作成されたフォルダ７２には、「新規フォルダ」という名称が設定される。

　次に、図３８、３９に示されるように、左右方向のフリック操作（特定のタッチ操作）がフォルダ７２に対してされると、切替部１１１が表示セットを強制的に切り替える。たとえば、図３８に示されるようにメールタイル８２のサムネイル画像９２を表示しているフォルダ７２に対して左方向のフリック操作Ｔｆがされた場合、図３９に示されるように、切替部１１１によって次に表示される表示セット、つまり電話タイル８１のサムネイル画像９１がディスプレイ１４（フォルダ７２の表示範囲）に表示される。また、図示は省略しているが、右方向のフリック操作がフォルダ７２に対してされた場合は、切替部１１１によって、前に表示されていた表示セット（上記実施例では、ＳＮＳタイル８０のサムネイル画像９０）がディスプレイ１４（フォルダ７２の表示範囲）に表示される。このように、ユーザは、目的のサムネイル画像７４を任意にディスプレイ１４に表示させることが出来るため、フォルダ７２に格納されているタイル７０と対応する機能を携帯電話機１０に実行させやすくなる。

　また、図示は省略しているが、表示セットの切り替えが有効なフォルダ７２に対して下方向のフリック操作がされた場合、停止部１１３によって表示セットの切り替えが停止される。このように、ユーザは、頻繁に利用する機能と対応するタイル７０のサムネイル画像７４を常にディスプレイ１４に表示させておくことが出来ようになる。そのため、フォルダ７２に格納されたタイル７０と対応する機能を携帯電話機１０に実行させるときの利便性が向上する。なお、表示セットの切り替えが停止された状態のフォルダ７２に対して、再び下方向のフリック操作がされると表示セットの切り替えが再開される。

　以上の説明から分かるように、本実施例によれば、ユーザはフォルダ７２に関する操作を容易に行うことが出来る。

　上述では本実施例の特徴を概説した。以下では、図４０，４１に示すメモリマップおよび図４２～５１に示すフロー図を用いて詳細に説明する。

　図４０を参照して、ＲＡＭ４６には、プログラム記憶領域３０２とデータ記憶領域３０４とが形成される。プログラム記憶領域３０２は、先に説明したように、フラッシュメモリ４４（図２）に予め設定しているプログラムデータの一部または全部を読み出して記憶（展開）しておくための領域である。

　プログラム記憶領域３０２には、タッチ操作に応じてフォルダ７２が作成されるときに実行されるフォルダ作成プログラム３１０、フォルダ７２に対してタッチ操作がされたときに実行されるフォルダ制御プログラム３１２、サムネイル画像７４の切り替えおよび更新を制御するためのサムネイル画像制御プログラム３１４およびサムネイル画像７４を作成するためのサムネイル画像作成プログラム３１６が記憶される。また、フォルダ制御プログラム３１２のサブルーチンとして、タップ操作プログラム３１２ａ、ダブルタップ操作プログラム３１２ｂ、ロングタップ操作プログラム３１２ｃおよびフリック操作プログラム３１２ｄもプログラム記憶領域３０２に記憶される。

　なお、プログラム記憶領域３０２には、メール機能、ブラウザ機能などのアプリケーションおよび機能を実行するためのプログラムも記憶される。

　続いて、図４１を参照して、ＲＡＭ４６のデータ記憶領域３０４には、タッチバッファ３３０、選択バッファ３３２およびサムネイルバッファ３３４が設けられると共に、タッチ座標マップ３３６およびフォルダテーブル３３８が記憶される。また、データ記憶領域３０４には、タッチフラグ３４０、強制切替フラグ３４２、左フリックフラグ３４４、停止フラグ３４６および更新カウンタ３４８などが設けられる。

　タッチバッファ３３０には、タッチパネル制御回路４８が出力するタッチ座標のデータが記憶される。選択バッファ３３２には、マルチタッチ操作によって選択されたタイル７０の情報が一時的に記憶される。サムネイルバッファ３３４には、表示セットの切り替えおよびライブ情報（表示状態）の更新に必要なサムネイル画像７４が一時的に記憶される。

　タッチ座標マップ３３６は、タッチ操作におけるタッチ座標とディスプレイ１４の表示座標とを対応付けるためのデータである。つまり、タッチパネル１６に対して行われたタッチ操作の結果が、タッチ座標マップ３３６に基づいてディスプレイ１４の表示に反映される。

　フォルダテーブル３３８は、たとえば図１４に示す構成のテーブルであり、フォルダ７２に関する情報が記憶される。

　タッチフラグ３４０は、タッチパネル１６に対してタッチされているか否かを判断するためのフラグである。たとえば、タッチフラグ３４０は、１ビットのレジスタで構成される。タッチフラグ３４０がオン（成立）されると、レジスタにはデータ値「１」が設定される。一方、タッチフラグ３４０がオフ（不成立）されると、レジスタにはデータ値「０」が設定される。また、タッチフラグ３４０は、タッチパネル制御回路４８の出力に基づいてオン／オフが切り換えられる。

　強制切替フラグ３４２は、フォルダ７２に対してフリック操作がされたことを示すためのフラグである。左フリックフラグ３４４は、左方向のフリック操作がされたことを示すためのフラグである。停止フラグ３４６は、切り替えを停止する下方向のフリック操作がされたことを示すためのフラグである。

　更新カウンタ３４８は、サムネイル画像７４の切り替えおよびライブ情報を変更するときの所定時間を計測するためのカウンタである。この更新カウンタ３４８は、は初期化されると、カウントを開始し、所定時間（たとえば２－３秒）が経過すると満了する。そして、更新カウンタ３４８は、更新タイマと呼ばれることもある。

　なお、データ記憶領域３０４には、姿勢センサ５０の出力が一時的に記憶されたり、プログラムの実行に必要な、他のフラグやタイマ（カウンタ）が設けられたりする。

　プロセッサ３０は、Ｗｉｎｄｏｗｓ（登録商標）ベースのＯＳ、Ａｎｄｒｏｉｄ（登録商標）およびｉＯＳ（登録商標）などのＬｉｎｕｘ（登録商標）ベースのＯＳなどのＯＳの制御下で、図４２，４３に示すフォルダ作成処理、図４４に示すフォルダ制御処理、図４５に示すタップ操作処理、図４６に示すダブルタップ操作処理、図４７に示すロングタップ操作処理、図４８に示すフリック操作処理、図４９，５０に示すサムネイル画像制御処理および図５１に示すサムネイル画像作成処理などを含む、複数のタスクを並列的に処理する。

　フォルダ作成処理は、たとえばホーム画面がディスプレイ１４に表示されると開始される。ステップＳ１でプロセッサ３０は、マルチタッチ操作か否かを判断する。つまり、プロセッサ３０は、タッチフラグ３４０がオンとなった状態で、２つのタッチ位置の座標がタッチバッファ３３０に記憶されているかを判断する。ステップＳ１で“ＮＯ”であれば、つまりマルチタッチ操作がされていなければ、ステップＳ３でプロセッサ３０は、終了か否かを判断する。ホーム画面の表示を消去する操作がされたかが判断される。ステップＳ３で“ＹＥＳ”であれば、たとえばホーム画面から他の画面に遷移する操作がされると、プロセッサ３０はフォルダ作成処理を終了する。一方、ステップＳ３で“ＮＯ”であれば、つまりホーム画面の表示が継続していれば、プロセッサ３０はステップＳ１の処理に戻る。

　ステップＳ１で“ＹＥＳ”であれば、つまりマルチタッチ操作がされると、ステップＳ５でプロセッサ３０は、２つのタッチ位置に基づいて矩形を定義する。たとえば、図５に示すように、２つのタッチ位置に基づいて矩形が定義される。続いて、ステップＳ７でプロセッサ３０は、定義した矩形にタイル７０が含まれているか否かを判断する。ステップＳ７で“ＮＯ”であれば、タイル７０が矩形に含まれていなければ、プロセッサ３０はステップＳ１の処理に戻る。一方、ステップＳ７で“ＹＥＳ”であれば、タイル７０が定義した矩形に含まれていれば、プロセッサ３０はステップＳ９の処理に進む。

　続いて、ステップＳ９でプロセッサ３０は、定義した矩形にフォルダ７２が含まれているか否かが判断される。ステップＳ９で“ＮＯ”であれば、つまり図５に示すように矩形の中にフォルダ７２が含まれていなければ、ステップＳ１１でプロセッサ３０（選択部１００）は定義した矩形に含まれるタイル７０を選択する。つまり、タイル７０の情報が選択バッファ３３２に記憶される。また、選択されたタイル７０は、表示態様（たとえば、色）が変更される。続いて、ステップＳ１３でプロセッサ３０は、タイル７０の数を記憶する。つまり、選択バッファ３３２に記憶されているタイル７０の数が記憶される。なお、ステップＳ１３の処理が終了すれば、プロセッサ３０はステップＳ２１の処理に進む。

　また、ステップＳ９で“ＹＥＳ”であれば、たとえば図１１に示すように矩形の中にフォルダ７２が含まれていれば、ステップＳ１５でプロセッサ３０は、定義した矩形に含まれるタイル７０とフォルダ７２とを選択する。たとえば、図１１では電話タイル８１とフォルダ７２とが選択され、それらの情報が選択バッファ３３２に記憶される。続いて、ステップＳ１７でプロセッサ３０は、選択されたフォルダ７２に格納されているタイル７０の数を取得する。つまり、フォルダテーブル３３８から選択されたフォルダ７２を特定し、そのフォルダ７２に格納されている「タイルの数」を読み出す。続いて、ステップＳ１９でプロセッサ３０は、タイル７０の総数を記憶する。つまり、フォルダ７２に格納されているタイル７０の数と、選択されたタイル７０の数との和（総数）が算出される。

　続いて、ステップＳ２１でプロセッサ３０は、選択されているタイル７０の数がフォルダ７２に格納可能なタイル７０の数の最大値よりも大きいかを判断する。ステップＳ２１で“ＹＥＳ”であれば、つまり選択されたタイル７０が多過ぎてフォルダ７２に格納することが出来なければ、ステップＳ２３でプロセッサ３０は、エラーメッセージを通知して、ステップＳ１の処理に戻る。たとえば、「選択されたタイルをフォルダに格納できません。」などの文字列がディスプレイ１４に表示される。一方、ステップＳ２１で“ＮＯ”であれば、つまり選択されたタイル７０をフォルダ７２に格納可能な状態であれば、ステップＳ２５でプロセッサ３０は、２つのタッチ位置が近づいたか否かを判断する。つまり、ピンチイン操作がされたかが判断される。なお、ステップＳ２５では、２つのタッチ位置の各移動距離が閾値より大きいときにピンチイン操作がされたかが判断される。

　ステップＳ２５で“ＮＯ”であれば、たとえば２つのタッチ位置が変化していなければ、ステップＳ２７でプロセッサ３０は、リリースされたか否かを判断する。つまり、タッチフラグ３４０がオフに切り替わったかが判断される。ステップＳ２７で“ＹＥＳ”であれば、たとえばユーザがマルチタッチ操作を行っている指をタッチパネル１６から離せば、プロセッサ３０はステップＳ１の処理に戻る。一方、ステップＳ２７で“ＮＯ”であれば、つまり、ユーザがマルチタッチ操作を継続していれば、プロセッサ３０はステップＳ２５の処理に戻る。

　続いて、ステップＳ２５で“ＹＥＳ”であれば、つまりピンチイン操作がされると、ステップＳ２９でプロセッサ３０は、フォルダ７２が選択されているかが判断される。つまり、矩形の中にフォルダ７２の少なくとも一部が含まれているかが判断される。ステップＳ２９で“ＮＯ”であれば、たとえば図５に示すようにフォルダ７２が選択されていなければ、ステップＳ３１でプロセッサ３０は、選択されたタイル７０の表示を消去する。つまり、選択されたタイル７０はフォルダ７２に格納されるため、表示が消去される。続いて、ステップＳ３３でプロセッサ３０（作成部１０１）は、タイル７０の数に基づいてフォルダ７２を作成する。たとえば、選択されたタイル７０が３つであれば、作成部１０１は中サイズのフォルダ７２を作成する。また、作成部１０１によってフォルダ７２が作成されると、フォルダテーブル３３８にもフォルダ情報が追加される。続いて、ステップＳ３５でプロセッサ３０（格納部１０２）は、タイル７０をフォルダ７２に格納する。つまり、選択バッファ３３２に記憶されているタイル７０の情報に基づいて、作成部１０１に作成されたフォルダ７２に選択されたタイル７０を格納する。なお、タイル７０がフォルダ７２に格納されると、格納されたタイル７０の情報がフォルダテーブル３３８に追加される。続いて、ステップＳ３７でプロセッサ３０（第１表示制御部１０３）は、矩形の重心位置に基づいてフォルダ７２を表示する。つまり、作成されたフォルダ７２の表示範囲に矩形の重心位置が含まれるように、フォルダ７２がディスプレイ１４に表示される。そして、ステップＳ３７の処理が終了すれば、プロセッサ３０はステップＳ１の処理に戻る。

　また、ステップＳ２９で“ＹＥＳ”であれば、たとえば図１１に示すようにフォルダ７２が選択されていれば、ステップＳ３９でプロセッサ３０は、選択されたタイル７０の表示を消去する。つまり、選択されたタイル７０はフォルダ７２に格納されるため、選択されたタイル７０の表示は消去される。続いて、ステップＳ４１でプロセッサ３０は、フォルダ７２の総数に基づいてフォルダ７２の表示サイズを設定する。たとえば、フォルダ７２の総数が５つであり、現時点の表示サイズが中サイズである場合、フォルダ７２の表示サイズは大サイズに変更（設定）される。続いて、ステップＳ４３でプロセッサ３０（追加部１０５）は、タイル７０をフォルダ７２に追加（格納）する。つまり、選択バッファ３３２に記憶されているタイル７０の情報に基づいて、追加部１０５はフォルダ７２にタイル７０を追加（格納）する。また、ステップＳ４１およびステップＳ４３でフォルダ７２の表示サイズが設定されタイル７０が追加（格納）されると、その結果がフォルダテーブル３３８に反映される。そして、ステップＳ４３の処理が終了すれば、プロセッサ３０はステップＳ１の処理に戻る。

　図４４はフォルダ制御処理のフロー図である。フォルダ制御処理は、フォルダ７２を含むホーム画面が表示されると開始される。ステップＳ６１でプロセッサ３０は、タップ操作か否かを判断する。つまり、フォルダ７２に対してタップ操作がされたかが判断される。ステップＳ６１で“ＹＥＳ”であれば、つまりフォルダ７２に対してタップ操作がされると、ステップＳ６３でプロセッサ３０は、タップ操作処理を実行する。続いて、ステップＳ６５でプロセッサ３０は、終了か否かを判断する。たとえば、ホーム画面の表示を終了する操作がされたかが判断される。ステップＳ６５で“ＹＥＳ”であれば、たとえばホーム画面から他の画面に遷移する操作がされると、プロセッサ３０はフォルダ制御処理を終了する。一方、ステップＳ６５で“ＮＯ”であれば、つまりホーム画面の表示が継続していれば、プロセッサ３０はステップＳ６１の処理に戻る。なお、ステップＳ６３のタップ操作処理については図４５のフロー図を用いて詳細に説明するため、ここでの説明は省略する。

　また、ステップＳ６１で“ＮＯ”であれば、つまりタップ操作がされていなければ、ステップＳ６７でプロセッサ３０は、ダブルタップ操作か否かを判断する。つまり、フォルダ７２に対してダブルタップ操作がされたかが判断される。ステップＳ６７で“ＹＥＳ”であれば、つまりフォルダ７２に対してダブルタップ操作がされると、ステップＳ６９でプロセッサ３０は、ダブルタップ操作処理を実行し、ステップＳ６５の処理に進む。なお、ダブルタップ操作処理については図４６のフロー図を用いて詳細に説明するため、ここでの説明は省略する。

　また、ステップＳ６７で“ＮＯ”であれば、つまりダブルタップ操作がされていなければ、ステップＳ７１でプロセッサ３０は、ロングタップ操作がされたか否かを判断する。つまり、フォルダ７２に対してロングタップ操作がされたかが判断される。ステップＳ７１で“ＹＥＳ”であれば、つまりフォルダ７２に対してロングタップ操作がされると、ステップＳ７３でプロセッサ３０は、ロングタップ操作処理を実行し、ステップＳ６５の処理に進む。なお、ロングタップ操作処理については図４７のフロー図を用いて詳細に説明するため、ここでの説明は省略する。

　また、ステップＳ７１で“ＮＯ”であれば、つまりロングタップ操作がされていなければ、ステップＳ７５でプロセッサ３０は、フリック操作か否かを判断する。つまり、フォルダ７２に対してフリック操作がされたかが判断される。ステップＳ７５で“ＹＥＳ”であれば、つまりフォルダ７２に対してフリック操作がされると、ステップＳ７７でプロセッサ３０は、フリック操作処理を実行し、ステップＳ６５の処理に進む。なお、フリック操作処理については図４８のフロー図を用いて詳細に説明するため、ここでの説明は省略する。

　また、ステップＳ７５で“ＮＯ”であれば、つまりフォルダ７２に対してフリック操作がされていなければ、プロセッサ３０はステップＳ６５の処理に進む。

　図４５はタップ操作処理のフロー図である。図４４に示すフォルダ制御処理でステップＳ６３の処理が実行されると、プロセッサ３０はステップＳ９１で、タッチ位置にサムネイル画像７４が存在するか否かを判断する。つまり、サムネイル画像７４に対してタップ操作がされたかが判断される。また、ステップＳ９１の処理では、タッチバッファ３３０に記憶されているタッチ位置と、フォルダテーブル３３８に記憶されているサムネイル画像７４の表示範囲とに基づいて判断される。

　ステップＳ９１で“ＹＥＳ”であれば、つまりサムネイル画像７４に対してタップ操作がされると、ステップＳ９３でプロセッサ３０は、サムネイル画像７４と対応するタイル７０を特定する。具体的には、プロセッサ３０は、フォルダテーブル３３８におけるサムネイル画像７４の欄に基づいて、タップ操作がされたサムネイル画像７４と対応するタイル７０を特定する。続いて、ステップＳ９５でプロセッサ３０（実行部１０６）は、特定されたタイル７０と対応する機能を実行する。たとえば、図１５に示すようにメール機能のサムネイル画像９２にタップ操作がされていた場合、メールタイル８２が特定され、実行部１０６によってメール機能が実行される。そして、ステップＳ９５の処理が終了すれば、プロセッサ３０はタップ操作処理を終了して、フォルダ制御処理に戻る。また、ステップＳ９１で“ＮＯ”であれば、つまりサムネイル画像７４に対してタップ操作がされていない場合、プロセッサ３０はタップ操作処理を終了して、フォルダ制御処理に戻る。

　図４６はダブルタップ操作処理のフロー図である。ステップＳ２３に示すフォルダ制御処理でステップＳ６９の処理が実行されると、プロセッサ３０（オブジェクト表示制御部１０７）はステップＳ１０１でフォルダ７２に格納されたタイル７０をディスプレイ１４に表示させる。つまり、図１８に示すように、フォルダ７２に格納されているタイル７０の画像を含む展開フォルダ画像ＯＦがディスプレイ１４に表示される。続いて、ステップＳ１０３でプロセッサ３０は、タイル７０に対してフリック操作がされたか否かを判断する。つまり、タイル７０をフォルダ７２の外に出す操作がされたかが判断される。ステップＳ１０３で“ＹＥＳ”であれば、たとえば図１９に示すようにタイル７０にフリック操作がされると、ステップＳ１０５でプロセッサ３０は、フリックされたタイル７０をフォルダ７２の外に出す。つまり、展開フォルダ画像ＯＦの中から、フリック操作されたタイル７０の画像が消去される。また、フォルダテーブル３３８から外に出されたタイル７０の情報が削除される。なお、ステップＳ１０５の処理が終了すると、プロセッサ３０はステップＳ１１１の処理に進む。

　また、ステップＳ１０３で“ＮＯ”であれば、つまりタイル７０に対してフリック操作がされていなければ、ステップＳ１０７でプロセッサ３０は、タイル７０に対してタップ操作がされたかが判断される。ステップＳ１０７で“ＹＥＳ”であれば、つまり展開フォルダ画像ＯＦに含まれるタイル７０に対してタップ操作がされると、ステップＳ１０９でプロセッサ３０は、タイル７０に対応する機能を実行する。つまり、図１８に示すメールタイル８２に対してタップ操作がされると、メール機能が実行される。そして、ステップＳ１０９で機能を実行する処理が終了すれば、プロセッサ３０はダブルタップ操作処理を終了して、フォルダ制御処理に戻る。なお、アプリケーションが実行されている状態であるため、プロセッサ３０は、フォルダ制御処理に戻った後、フォルダ制御処理を終了させる。

　また、ステップＳ１０７で“ＮＯ”であれば、つまりタイル７０に対してタップ操作がされていなければ、ステップＳ１１１でプロセッサ３０は、フォルダ７２を閉じる操作か否かを判断する。たとえば、メニューキー２２ｃが押下されたかが判断される。ステップＳ１１１で“ＮＯ”であれば、つまりフォルダ７２を閉じる操作がされていなければ、プロセッサ３０はステップＳ１０１の処理に戻る。一方、ステップＳ１１１で“ＹＥＳ”であれば、つまりフォルダ７２を閉じる操作がされると、プロセッサ３０はダブルタップ操作処理を終了して、フォルダ制御処理に戻る。

　図４７はロングタップ処理のフロー図である。図４４に示すフォルダ制御処理でステップＳ７３の処理が実行されると、プロセッサ３０はステップＳ１３１で、編集アイコンを表示する。たとえば、図２３に示すように、サイズ変更アイコン７６および削除アイコン７８がフォルダ７２に重ねてディスプレイ１４に表示される。また、編集アイコンが表示されるとフォルダ７２の表示態様も変化する。

　続いて、ステップＳ１３３でプロセッサ３０は、表示位置の変更操作か否かを判断する。つまり、フォルダ７２に対してスライド操作がされたかが判断される。ステップＳ１３３で“ＹＥＳ”であれば、たとえば図２４に示すように、フォルダ７２に対してスライド操作がされると、ステップＳ１３５でプロセッサ３０（表示位置変更部１０８）は、ディスプレイ１４に表示されているフォルダ７２の表示位置を変更する。つまり、スライド操作に応じてディスプレイ１４に表示されているフォルダ７２の表示位置が変更される。そして、ステップＳ１３５の処理が終了すれば、プロセッサ３０はステップＳ１４１の処理に進む。

　また、ステップＳ１３３で“ＮＯ”であれば、つまり表示位置の変更操作がされなければ、ステップＳ１３７でプロセッサ３０は、表示サイズの変更操作がされたか否かを判断する。たとえば、サイズ変更アイコン７６に対してタッチされ、その後にスライド操作がされたかが判断される。ステップＳ１３７で“ＹＥＳ”であれば、たとえば図２６に示すようにフォルダ７２の表示サイズの変更操作がされると、ステップＳ１３９でプロセッサ３０（表示サイズ変更部１０９）は、フォルダ７２の表示サイズを変更する。つまり、スライド操作の方向およびスライド量に基づいて、フォルダ７２の表示サイズが変更される。

　続いて、プロセッサ３０は、ステップＳ１４１でフォルダテーブル３３８を更新し、ステップＳ１４３でフォルダ７２の表示状態を変更する。つまり、フォルダ７２の表示位置または表示サイズが変更されたため、その変更結果がフォルダテーブル３３８とフォルダ７２の表示状態に反映される。そして、ステップＳ１４３の処理が終了すれば、プロセッサ３０はステップＳ１５３の処理に進む。

　また、ステップＳ１３７で“ＮＯ”であれば、つまり表示サイズの変更操作がされていなければ、ステップＳ１４５でプロセッサ３０は、フォルダ７２の削除操作か否かを判断する。つまり、削除アイコン７８に対してタップ操作がされたかが判断される。ステップＳ１４５で“ＹＥＳ”であれば、たとえば図２８に示すように削除アイコン７８に対してタップ操作がされると、ステップＳ１４７でプロセッサ３０は、フォルダ７２の表示を消去する。つまり、削除アイコン７８と対応するフォルダ７２の表示が削除される。続いて、ステップＳ１４９でプロセッサ３０（削除部１１０）は、フォルダテーブル３３８から削除アイコン７８と対応するフォルダ７２のフォルダ情報を削除する。つまり、表示が消去されたフォルダと対応するフォルダ情報が削除される。続いて、ステップＳ１５１でプロセッサ３０は、フォルダ７２に格納されていたタイル７０を再表示する。たとえば、図２９に示すように、フォルダ７２に格納されていたＳＮＳタイル８０、電話タイル８１およびメールタイル８２が、フォルダ７２に格納される前の状態と略同じ状態で表示される。そして、ステップＳ１５１の処理が終了すれば、つまりフォルダ７２が削除されれば、プロセッサ３０はロングタップ処理を終了して、フォルダ制御処理に戻る。

　また、たとえばステップＳ１４５で“ＮＯ”であれば、つまりフォルダ７２の削除操作がされなければ、ステップＳ１５３でプロセッサ３０は、編集を終了するか否かを判断する。つまり、フォルダ７２の編集を終了する操作がされたかが判断される。また、具体的には、メニューキー２２ｃが操作されたかが判断される。ステップＳ１５３で“ＮＯ”であれば、つまり編集を終了する操作がされなければ、プロセッサ３０はステップＳ１３１の処理に戻る。また、ステップＳ１５３で“ＹＥＳ”であれば、つまり編集を終了する操作がされると、プロセッサ３０はロングタップ操作処理を終了して、フォルダ制御処理に戻る。

　図４８はフリック操作のフロー図である。図４４に示すフォルダ制御処理でステップＳ７７の処理が実行されると、プロセッサ３０はステップＳ１７１で、上方向か否かを判断する。つまり、フリック操作が上方向であるかが判断される。ステップＳ１７１で“ＹＥＳ”であれば、たとえばフォルダ７２の名称を変更するためにフォルダ７２に対して上方向のフリック操作がされた場合、ステップＳ１７３でプロセッサ３０（名称変更部１１２）は、名称変更処理を実行する。たとえば、名称変更部１１２によって名称変更処理が実行されると、図３７に示すように、文字入力領域６４およびキーボード６６がディスプレイ１４に表示される。そして、名称変更処理が終了すると、プロセッサ３０はフリック操作処理を終了して、フォルダ制御処理に戻る。

　また、ステップＳ１７１で“ＮＯ”であれば、つまりフリック操作の方向が上方向でなければ、ステップＳ１７５でプロセッサ３０は、左方向か否かを判断する。つまり、フリック操作の方向が左右方向であるかが判断される。ステップＳ１７５で“ＹＥＳ”であれば、つまり左右方向のフリック操作がされた場合には、たとえば表示セットを強制的に切り替えるために、ステップＳ１７７でプロセッサ３０は、左方向か否かを判断する。つまり、前の表示セットを表示するフリック操作あるかが判断される。ステップＳ１７７で“ＹＥＳ”であれば、つまりフリック操作の方向が左方向であれば、ステップＳ１７９でプロセッサ３０は、左フリックフラグ３４４がオンにされる。つまり、前の表示セットを表示するフリック操作がされたため、左フリックフラグ３４４がオンにされる。また、ステップＳ１７７で“ＮＯ”であれば、つまり右方向のフリック操作がされた場合、プロセッサ３０はステップＳ１７９の処理を省略して、ステップＳ１８１の処理に進む。そして、ステップＳ１８１でプロセッサ３０は、強制切替フラグ３４２をオンにする。つまり、表示セットを強制的に切り替えるフリック操作がされたため、強制切替フラグ３４２がオンにされる。そして、ステップＳ１８１の処理が終了すれば、プロセッサ３０はフリック操作処理を終了して、フォルダ制御処理に戻る。

　また、ステップＳ１７５で“ＮＯ”であれば、フリック操作の方向が左右方向でなければ、ステップＳ１８３でプロセッサ３０は、下方向か否かを判断する。つまり、フリック操作の方向が下方向であるかが判断される。ステップＳ１８３で“ＹＥＳ”であれば、たとえば表示セットの切り替えを停止または再開するために下方向のフリック操作がれると、ステップＳ１８５でプロセッサ３０は、停止フラグ３４６がオンであるかが判断される。つまり表示セットの切り替えが停止されている状態であるかが判断される。ステップＳ１８５で“ＹＥＳ”であれば、つまり表示セットの切り替えが停止されていれば、ステップＳ１８７でプロセッサ３０は、停止フラグ３４６をオフにする。つまり、表示セットの切り替えを再開するために、停止フラグ３４６がオフにされる。一方、ステップＳ１８５で“ＮＯ”であれば、つまり停止フラグ３４６がオフであれば、ステップＳ１８９でプロセッサ３０（停止部１１３）は、停止フラグ３４６をオンにする。つまり、表示セットの切り替えを停止するために、停止部１１３によって停止フラグ３４６がオンにされる。

　また、フリック操作の方向が正常に判定できずステップＳ１８３で“ＮＯ”と判断されるか、停止フラグ３４６のオン／オフが切り替えられると、プロセッサ３０はフリック操作処理を終了して、フォルダ制御処理に戻る。

　図４９、図５０はサムネイル画像制御処理のフロー図である。サムネイル画像制御処理は、たとえばホーム画面が表示されると開始される。ステップＳ２０１でプロセッサ３０（第２表示制御部１０４）は、サムネイル画像７４をディスプレイ１４に表示する。つまり、プロセッサ３０（第２表示制御部１０４）は、表示されているフォルダに対応するサムネイル画像７４（表示セット）を、サムネイルバッファ３３４から読み出し、読み出したサムネイル画像７４をフォルダ７２の表示範囲に表示する。

　続いて、ステップＳ２０３でプロセッサ３０は、更新タイマを実行する。つまり、サムネイル画像７４が表示されてからの時間を計測するために、更新カウンタ３４８が初期化される。

　続いて、ステップＳ２０５でプロセッサ３０は、フォルダテーブル３３８を読み出す。続いて、ステップＳ２０７でプロセッサ３０は、表示セットの切り替えが有効か否かを判断する。つまり、プロセッサ３０は、フォルダテーブル３３８の切り替えの欄において表示セットの切り替えが有効にされているかを判断する。ステップＳ２０７で“ＮＯ”であれば、つまり表示セットの切り替えが無効に設定されていれば、ステップＳ２０９でプロセッサ３０は、更新タイマが満了したかが判断される。つまり、サムネイル画像７４が表示されてから所定時間が経過したかが判断される。ステップＳ２０９で“ＹＥＳ”であれば、つまりサムネイル画像７４が表示されてから所定時間が経過していれば、ステップＳ２１１でプロセッサ３０は、サムネイル画像７４を取得する。つまり、プロセッサ３０は、サムネイルバッファ３３４から現在の表示セットと対応するサムネイル画像７４のデータを読み出す。続いて、ステップＳ２１３でプロセッサ３０は、サムネイル画像７４の表示状態を更新する。つまり、取得されたサムネイル画像７４によって現在の表示セットが更新される。このとき、ライブ情報を表すサムネイル画像７４がある場合は、そのサムネイル画像７４が次のライブ情報を表す。そして、ステップＳ２１３の処理が終了すれば、プロセッサ３０はステップＳ２０３の処理に戻る。

　また、ステップＳ２０９で“ＮＯ”であれば、つまりサムネイル画像７４が表示されてから所定時間が経過していなければ、プロセッサ３０はステップＳ２０７の処理に戻る。ステップＳ２０７で“ＹＥＳ”であれば、つまり表示セットの切り替えが有効に設定されていれば、ステップＳ２１５でプロセッサ３０は、停止フラグ３４６がオンであるか否かを判断する。つまり、表示セットの切り替えが停止されているかが判断される。ステップＳ２１５で“ＹＥＳ”であれば、つまり表示セットの切り替えが停止されていれば、プロセッサ３０はステップＳ２０９の処理に進む。

　一方、ステップＳ２１５で“ＮＯ”であれば、つまり表示セットの切り替えが停止されていなければ、ステップＳ２１７でプロセッサ３０は、ステップＳ２０９と同様、更新タイマが満了したか否かを判断する。ステップＳ２１７で“ＮＯ”であれば、つまりサムネイル画像７４が表示されてから所定時間が経過していなければ、ステップＳ２１９でプロセッサ３０は、強制切替フラグ３４２がオンであるか否かを判断する。つまり、表示セットを強制的に切り替える左右方向のフリック操作がフォルダ７２に対してされたかが判断される。ステップＳ２１９で“ＹＥＳ”であれば、ステップＳ２２１でプロセッサ３０は、更新タイマを強制満了させる。つまり、表示セットを強制的に切り替えるフリック操作がされ、更新タイマによる所定時間の計測が不要になったため、更新タイマが強制的に満了させられる。続いて、ステップＳ２２３でプロセッサ３０は、強制切替フラグ３４２をオフにする。つまり、強制切替フラグ３４２がオンのままでは、次回の処理で更新タイマによる所定時間の計測が行われなくなってしまうため、強制切替フラグ３４２がオフにされる。そして、ステップＳ２２３の処理が終了すれば、プロセッサ３０はステップＳ２２５の処理に進む。

　また、ステップＳ２１９で“ＮＯ”であれば、つまり左右方向のフリック操作がされていなければ、プロセッサ３０はステップＳ２１７の処理に戻る。また、ステップＳ２１７で“ＹＥＳ”であれば、つまりサムネイル画像７４が表示されてから所定時間が経過すれば、プロセッサ３０はステップＳ２２５の処理に進む。

　続いて、ステップＳ２２５でプロセッサ３０は、左フリックフラグ３４４がオンであるか否かを判断する。つまり、前の表示セットを表示するために左方向のフリック操作がされた状態であるかが判断される。ステップＳ２２５で“ＮＯ”であれば、つまり更新タイマが満了したか、右方向のフリック操作がされた場合は、ステップＳ２２７でプロセッサ３０は、次の表示セットを取得する。つまり、次に表示する表示セットがサムネイルバッファ３３４から取得される。そして、ステップＳ２２７の処理が終了すれば、プロセッサ３０はステップＳ２３３の処理に進む。

　一方、ステップＳ２２５で“ＹＥＳ”であれば、つまり左方向のフリック操作がされた場合、ステップＳ２２９でプロセッサ３０は、前の表示セットを取得する。つまり、前に表示されていた表示セットを再び表示するために、サムネイルバッファ３３４から前の表示セットが取得される。続いて、ステップＳ２３１でプロセッサ３０は、左フリックフラグ３４４をオフにする。つまり、次回の処理で左方向のフリック操作がされたと誤判定されないようにするために、左フリックフラグ３４４がオフにされる。そして、ステップＳ２３１の処理が終了すれば、プロセッサ３０はステップＳ２３３の処理に進む。

　このようにして表示セットが取得されると、ステップＳ２３３でプロセッサ３０（切替部１１１）は、表示セットを切り替える。たとえば、サムネイル画像７４がディスプレイ１４に表示されてから所定時間が経過するか右方向のフリック操作がされた場合は、切替部１１１によって次の表示セットのサムネイル画像７４がディスプレイ１４に表示される。一方、左方向のフリック操作がされた場合は、切替部１１１によって前の表示セットのサムネイル画像７４がディスプレイ１４に表示される。また、ライブ情報を表すサムネイル画像７４が、前または次に表示される表示セットに含まれている場合、そのサムネイル画像７４が表すライブ情報は更新される。そして、ステップＳ２３３の処理が終了すれば、プロセッサ３０はステップＳ２０３の処理に戻る。

　図５１は、サムネイル画像作成処理のフロー図である。サムネイル画像作成処理は、たとえばホーム画面が表示されると開始される。ステップＳ２５１でプロセッサ３０は、フォルダテーブル３３８を読み出す。つまり、表示するサムネイル画像７４を作成するためにフォルダテーブル３３８が読み出される。続いて、ステップＳ２５３でプロセッサ３０は、フォルダ７２に対応する表示セットを作成する。たとえば、図３３に示すフォルダ７２の場合、図３３に示す表示セットと図３４に示す表示セットとが予め作成される。そして、作成された各表示セットはサムネイルバッファ３３４に記憶される。なお、ステップＳ２５３で作成された表示セットに基づいて、サムネイル画像制御処理でサムネイル画像７４が表示されたり、表示セットが切り換えられたりする。

　続いて、ステップＳ２５５でプロセッサ３０は、ライブ情報を示すサムネイル画像７４が表示されているか否かを判断する。たとえば、新着メールの情報をライブ情報として示すメールタイル８２のサムネイル画像９２が表示されているかが判断される。ステップＳ２５５で“ＮＯ”であれば、ライブ情報を示すサムネイル画像７４が表示されていなければ、プロセッサ３０はステップＳ２５５の処理を繰り返す。

　一方、ステップＳ２５５で“ＹＥＳ”であれば、たとえば図３３に示すようにライブ情報を示すメールタイル８２のサムネイル画像７４が表示されていれば、ステップＳ２５７でプロセッサ３０は、次に示されるライブ情報を作成する。たとえば、図３３に示すメールタイル８２のサムネイル画像９２ａ（９２）が表示されている場合、次の新着メールを示すライブ情報が作成される。そして、作成されたライブ情報を含むメールタイル８２のサムネイル画像９２ｂ（９２）がサムネイルバッファ３３４に記憶される。なお、この処理で作成されたライブ情報に基づいて、表示セットが切り換えられたり、サムネイル画像７４の表示状態が更新されたりしたときに、サムネイル画像７４が表すライブ情報が更新される。

　続いて、ステップＳ２５９でプロセッサ３０は、サムネイル画像７４の表示状態を更新する処理が実行されたかが判断される。つまり、サムネイル画像７４の表示状態の更新（Ｓ２１３）または表示セットの切り替え（Ｓ２３３）の処理が実行され、ライブ情報を示すサムネイル画像７４の表示状態が変更されたかが判断される。

　ステップＳ２５５で“ＮＯ”であれば、つまりサムネイル画像７４の表示状態が変化していなければ、プロセッサ３０はステップＳ２５９の処理を繰り返す。一方、ステップＳ２５９で“ＹＥＳ”であれば、たとえばライブ情報を表示するサムネイル画像７４が表示されている状態で、そのサムネイル画像７４の表示状態を更新する処理が実行されると、プロセッサ３０はステップＳ２５５の処理に戻る。このとき、ライブ情報を示すサムネイル画像７４が再び表示された場合は、次に表示されるライブ情報が再び作成される。一方、ライブ情報を示すサムネイル画像７４が表示されていなければ、プロセッサ３０はステップＳ２５５の処理を繰り返すことになる。

　なお、他の実施例では、２つ以上のフォルダ７２がピンチイン操作によって１つのフォルダ７２にまとめられてもよい。このとき、２つのフォルダ７２をまとめたフォルダの名称は、各フォルダ７２の名称をそれぞれ並べたものか、２つ以上のフォルダ７２がまとめられたことを示す名称（たとえば、「結合したフォルダ」など）などとされる。

　また、フォルダ７２を表示しているホーム画面から他の画面に遷移したり、画面がオフにされたりするときは、そのときのフォルダ７２の表示状態が記憶される。そして、次にホーム画面が表示されるときは、前の状態でフォルダ７２が表示される。

　また、ホーム画面には、他のアプリケーション（たとえば、ＳＭＳなど）に対応するタイル７０がさらに含まれていてもよい。

　また、他の実施例では、１つのフォルダ７２の表示範囲に表示されるサムネイル画像７４は、ユーザが任意に設定することが出来てもよい。

　また、その他の実施例では、フォルダ７２の表示サイズは、サムネイル画像７４を２つ表示可能なサイズ、６つ表示可能なサイズおよび９つ以上表示可能なサイズに変更することが出来てもよい。

　また、さらにその他の実施例では、フォルダ７２の表示範囲に対してタッチ操作によって文字を書くことで、格納されているタイル７０を検索することが出来てもよい。

　また、音声認識が可能な携帯電話機であれば、フォルダ７２が開かれた状態になれば音声認識機能が実行され、音声入力によってタイル７０を指定してそのタイル７０と対応する機能を実行することが出来てもよい。

　また、フォルダ７２の表示範囲に対してジェスチャ操作（たとえば、円を描く）をタッチ操作で入力することで、フォルダ７２に格納されているタイル７０を特定し、そのタイル７０と対応する機能が実行されるようにしてもよい。また、上述の処理は、ジェスチャ操作ではなく、フォルダ７２の表示範囲にタッチしたまま携帯電話機１０を振る操作であってもよい。

　また、上述の実施例では、閾値に対して「より大きい」の言葉を用いたが「閾値より大きい」とは「閾値以上」の意味も含まれる。また、「閾値よりも小さい」とは「閾値以下」および「閾値未満」の意味も含まれる。

　また、本実施例で用いられたプログラムは、データ配信用のサーバのＨＤＤに記憶され、ネットワークを介して携帯電話機１０に配信されてもよい。また、ＣＤ，ＤＶＤ，ＢＤ（Blue-Ray Disk）などの光学ディスク、ＵＳＢメモリおよびメモリカードなどの記憶媒体に複数のプログラムを記憶させた状態で、その記憶媒体が販売または配布されてもよい。そして、上記したサーバや記憶媒体などを通じてダウンロードされた、プログラムが本実施例と同等の構成の携帯電話機にインストールされた場合、本実施例と同等の効果が得られる。

　そして、本明細書中で挙げた、具体的な数値は、いずれも単なる一例であり、製品の仕様変更などに応じて適宜変更可能である。

　また、本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、本発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、本発明の範囲から外れることなく想定され得る。

　１０　携帯電話機
　１４　ディスプレイ
　１６　タッチパネル
　３０　プロセッサ
　４４　フラッシュメモリ
　４６　ＲＡＭ
　４８　タッチパネル制御回路

Claims

　機能と対応するタイル状のオブジェクトを表示する表示装置と、
　前記表示装置に設けられるタッチパネルと、
　複数のタイル状のオブジェクトが１つのフォルダに格納されたときに、当該フォルダを前記表示装置に表示させる第１表示制御部と、
　前記フォルダに格納されたタイル状のオブジェクトを示す画像を当該フォルダに関連付けて前記表示装置に表示させる第２表示制御部と、
　前記フォルダに対してタッチ操作がされたとき、前記第２表示制御部による制御によって前記表示装置に表示された画像が示すタイル状のオブジェクトと対応する機能を実行する実行部と
を備える、携帯端末。
　請求項１に記載の携帯端末であって、
　前記フォルダに格納されているタイル状のオブジェクトを示す画像を切り替える切替部をさらに備える、携帯端末。
　請求項２に記載の携帯端末であって、
　前記切替部は、所定時間が経過する毎に前記フォルダに格納されているタイル状のオブジェクトを示す画像を切り替える、携帯端末。
　請求項２に記載の携帯端末であって、
　前記切替部は、特定のタッチ操作がされたとき、前記フォルダに格納されているタイル状のオブジェクトを示す画像を強制的に切り替える、携帯端末。
　請求項２記載の携帯端末であって、
　前記フォルダに格納されているタイル状のオブジェクトを示す画像が切り替えられないようにする停止部をさらに備える、携帯端末。
　請求項１に記載の携帯端末であって、
　前記タイル状のオブジェクトを示す画像は、当該オブジェクトと対応する機能の最新の状態を表す情報を示す、携帯端末。
　請求項１に記載の携帯端末であって、
　前記タッチ操作は、ダブルタップ操作を含み、
　前記フォルダに対してダブルタップ操作がされたとき、当該フォルダに格納されているタイル状のオブジェクトを前記表示装置に表示させるオブジェクト表示制御部をさらに備え、
　前記オブジェクト表示制御部による制御によって前記表示装置に表示されたタイル状のオブジェクトに対してタッチ操作がされたとき、当該タイル状のオブジェクトと対応する機能が実行される、携帯端末。
　請求項１に記載の携帯端末であって、
　前記フォルダの表示位置を変更する表示位置変更部をさらに備える、携帯端末。
　請求項１に記載の携帯端末であって、
　前記フォルダの表示サイズを変更する表示サイズ変更部をさらに備える、携帯端末。
　請求項１に記載の携帯端末であって、
　前記フォルダを削除する削除部をさらに備える、携帯端末。
　請求項１に記載の携帯端末であって、
　前記フォルダに対してフリック操作がされたとき、当該フォルダの名称を変更する名称変更部をさらに備える、携帯端末。
　請求項１に記載の携帯端末であって、
　複数のタイル状のオブジェクトを選択するタッチ操作がされたとき、フォルダを作成する作成部と、
　前記作成部によって作成されたフォルダに対して選択されたタイル状のオブジェクトを格納する格納部と
をさらに備える、携帯端末。
　請求項１に記載の携帯端末であって、
　任意のタイル状のオブジェクトおよび任意のフォルダを選択するタッチ操作がされたとき、当該任意のフォルダに前記任意のタイル状のオブジェクトを追加する追加部をさらに備える、携帯端末。
　機能と対応するタイル状のオブジェクトを表示する表示装置および前記表示装置に設けられるタッチパネルを有する携帯端末を、
　複数のタイル状のオブジェクトが１つのフォルダに格納されたときに、当該フォルダを前記表示装置に表示させる第１表示制御部、
　前記フォルダに格納されたタイル状のオブジェクトを示す画像を当該フォルダに関連付けて前記表示装置に表示させる第２表示制御部、および
　前記フォルダに対してタッチ操作がされたとき、前記第２表示制御部による制御によって前記表示装置に表示された画像が示すタイル状のオブジェクトと対応する機能を実行する実行部として機能させるためのプログラムが読み取り可能に保存されたメモリ。
　機能と対応するタイル状のオブジェクトを表示する表示装置および前記表示装置に設けられるタッチパネルを有する、携帯端末におけるフォルダ制御方法であって、
　前記携帯端末のプロセッサが、
　　複数のタイル状のオブジェクトが１つのフォルダに格納されたときに、当該フォルダを前記表示装置に表示させる第１表示制御ステップと、
　　前記フォルダに格納されたタイル状のオブジェクトを示す画像を当該フォルダに関連付けて前記表示装置に表示させる第２表示制御ステップと、
　　前記フォルダに対してタッチ操作がされたとき、前記第２表示制御ステップによって前記表示装置に表示された画像が示すタイル状のオブジェクトと対応する機能を実行する実行ステップと
を実行する、フォルダ制御方法。
　表示装置と、
　前記表示装置に設けられるタッチパネルと、
　機能と対応するタイル状のオブジェクトを前記表示装置に表示させる表示制御部と、
　２か所にタッチされたとき、２か所のタッチ位置によって定義される矩形に含まれるタイル状のオブジェクトを選択する選択部と、
　前記２か所のタッチ位置が近づいたとき、フォルダを作成する作成部と、
　前記作成部によって作成されたフォルダに対して前記選択部によって選択されたタイル状のオブジェクトを格納する格納部と
を備える、携帯端末。