JP6059114B2 - 携帯端末、結合制御プログラムおよび結合制御方法 - Google Patents

Description

この発明は携帯端末、結合制御プログラムおよび結合制御方法に関し、特にオブジェクトが表示される、携帯端末、結合制御プログラムおよび結合制御方法に関する。

背景技術の一例が特許文献１に開示されている。この特許文献１の電子装置では、１つのオブジェクトが１つのアイコンの少なくとも一部に重なるようにドラッグ・アンド・ドロップされると新規フォルダが作成され、オブジェクトおよびアイコンに関連づけられているファイルが新規フォルダに保存される。
特開2012-8916号公報［G06F 3/048］

特許文献１の電子装置では、ユーザがフォルダをタップして選択すると、フォルダの内容が表示される。つまり、ユーザはフォルダに保存されたファイルを確認するためには、フォルダをタップして選択しなければならない。

それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、携帯端末、結合制御プログラムおよび結合制御方法を提供することである。

この発明の他の目的は、オブジェクトを容易に把握することが出来る、携帯端末、結合制御プログラムおよび結合制御方法を提供することである。

上記の課題を解決するために携帯端末は、機能を実行するための複数のタイル状のオブジェクトをそれぞれ適宜の形状で表示する表示装置、表示装置に設けられるタッチパネル、タッチパネル上で２ヶ所にタッチされたとき、当該２ヶ所のタッチ位置を含む領域に対応するタイル状のオブジェクトを選択する選択部、および選択部によって２つ以上のタイル状のオブジェクトが選択されたとき、当該２つ以上のタイル状のオブジェクトを、それぞれの形状を保持したまま結合する結合部を備える。

上記の課題を解決するための結合制御プログラムは、機能を実行するための複数のタイル状のオブジェクトをそれぞれ適宜の形状で表示する表示装置および表示装置に設けられるタッチパネルを有する、携帯端末のプロセッサを、タッチパネル上で２ヶ所にタッチされたとき、当該２ヶ所のタッチ位置を含む領域に対応するタイル状のオブジェクトを選択する選択部、および選択部によって２つ以上のタイル状のオブジェクトが選択されたとき、当該２つ以上のタイル状のオブジェクトを、それぞれの形状を保持したまま結合する結合部として機能させる。

上記の課題を解決するための結合制御方法は、機能を実行するための複数のタイル状のオブジェクトをそれぞれ適宜の形状で表示する表示装置および表示装置に設けられるタッチパネルを有する、携帯端末における結合制御方法であって、携帯端末のプロセッサが、タッチパネル上で２ヶ所にタッチされたとき、当該２ヶ所のタッチ位置を含む領域に対応するタイル状のオブジェクトを選択する選択ステップ、および選択ステップによって２つ以上のタイル状のオブジェクトが選択されたとき、当該２つ以上のタイル状のオブジェクトを、それぞれの形状を保持したまま結合する結合ステップを実行する。

この発明によれば、ユーザが複数のオブジェクトを把握しやすくなる。

この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。

図１はこの発明の一実施例の携帯電話機を示す外観図を示す。 図２は図１に示す携帯電話機の電気的な構成を示す図解図である。 図３は図１に示すディスプレイにホーム画面が表示されている状態の一例を示す図解図である。 図４は図３に示すホーム画面でタイルを結合する手順の一例を示す図解図であり、図４（Ａ）はタイルを選択する操作の一例を示し、図４（Ｂ）は図４（Ａ）に示すタッチ位置が移動した状態の一例を示し、図４（Ｃ）はタイルが結合された状態の一例を示す。 図５は図４に示す結合タイルに新たなタイルを結合する手順の一例を示す図解図であり、図５（Ａ）は結合タイルと機能タイルとを選択する操作の一例を示し、図５（Ｂ）は結合タイルと機能タイルとが結合された状態の一例を示す。 図６は図４に示す結合タイルを編集可能な状態にするための操作の一例を示す図解図であり、図６（Ａ）は結合タイルに対するタッチ操作の一例を示し、図６（Ｂ）は編集可能な状態の結合タイルの一例を示す。 図７は図４に示す複数の構成タイルから任意の構成タイルを選択するためのタッチ操作の一例を示す図解図であり、図７（Ａ）は構成タイルを選択するタッチ操作の一例を示し、図７（Ｂ）は構成タイルを選択するタッチ操作の他の一例を示す。 図８は図４に示す複数の構成タイルから任意の構成タイルを選択するためのタッチ操作の他の一例を示す図解図である。 図９は図４に示す複数の構成タイルから任意の構成タイルを選択するためのタッチ操作のその他の一例を示す図解図である。 図１０は図４に示す複数の構成タイルから任意の構成タイルを選択するためのタッチ操作のさらにその他の一例を示す図解図である。 図１１は図２に示すＲＡＭのメモリマップの一例を示す図解図である。 図１２は図２に示すプロセッサのタイル結合処理の一例を示すフロー図である。 図１３は図２に示すプロセッサの結合タイル制御処理の一例を示すフロー図である。 図１４は図２に示すプロセッサのスライド操作処理の一例を示すフロー図である。 図１５は図２に示すプロセッサのピンチイン操作処理の一例を示すフロー図である。 図１６は図２に示すプロセッサのタップ操作処理の一例を示すフロー図である。 図１７は図２に示すプロセッサのロングタップ処理の一例を示すフロー図である。 図１８は図１に示すディスプレイにメールタイルとアドレスタイルとが表示されている状態の一例を示す図解図である。 図１９は図１８に示す結合タイルにおいてメールタイルとアドレスタイルとを選択するタッチ操作の一例を示す図解図であり、図１９（Ａ）はメールタイルと任意のアドレスタイルを選択するタッチ操作の一例を示し、図１９（Ｂ）は図１９（Ａ）に示すタッチ操作によって選択されたアドレスタイルに基づいて宛先が設定された新規メールの一例を示す。 図２０は図１８に示す結合タイルにおいてメールタイルとアドレスタイルとを選択するタッチ操作の他の一例を示す図解図であり、図２０（Ａ）はメールタイルと任意のアドレスタイルを選択するタッチ操作の他の一例を示し、図２０（Ｂ）は図２０（Ａ）に示すタッチ操作によって選択されたアドレスタイルに基づいて宛先が設定された新規メールの一例を示す。 図２１は図２に示すプロセッサのスライド操作処理の一部の一例を示すフロー図である。

＜第１実施例＞
図１を参照して、この発明の一実施例の携帯電話機１０は、一例としてスマートフォン（smartphone）であり、縦長の扁平矩形のハウジング１２を含む。ただし、この発明は、タッチパネルを有する、タブレット端末、タブレットＰＣ、ノートＰＣおよびＰＤＡなど任意の携帯端末に適用可能であることを予め指摘しておく。

ハウジング１２の一方主面（表面）には、表示装置とも呼ばれる、たとえば液晶や有機ＥＬなどのディスプレイ１４が設けられる。ディスプレイ１４の上には、タッチパネル１６が設けられる。

ハウジング１２の縦方向一端の主面側にスピーカ１８が内蔵され、縦方向他端の主面側にマイク２０が内蔵される。

ハウジング１２の一方主面には、タッチパネル１６と共に入力操作手段を構成するハードキーとして、この実施例では、通話キー２２ａ、終話キー２２ｂおよびメニューキー２２ｃが設けられる。

たとえば、ユーザは、ディスプレイ１４に表示されたダイヤルパッドに対して、タッチパネル１６によってタッチ操作を行うことで電話番号を入力でき、通話キー２２ａを操作して音声通話を開始することができる。終話キー２２ｂを操作すれば、音声通話を終了することができる。なお、ユーザは終話キー２２ｂを長押しすることによって、携帯電話機１０の電源をオン／オフすることができる。

また、メニューキー２２ｃを操作すれば、ディスプレイ１４にホーム画面が表示され、その状態でディスプレイ１４に表示されているオブジェクトなどに対して、タッチパネル１６によるタッチ操作を行うことによってオブジェクトを選択し、その選択を確定させることができる。

なお、携帯電話機１０は、電話機能以外に、アドレス帳機能、メール機能およびブラウザ機能などを実行可能である。また、以下の説明では、ディスプレイ１４に表示されるキーなどのＧＵＩおよびアイコンなどは、まとめてオブジェクトと言うことがある。

図２を参照して、図１に示す実施例の携帯電話機１０は、コンピュータまたはＣＰＵと呼ばれるプロセッサ３０などを含む。プロセッサ３０には、無線通信回路３２、Ａ／Ｄ変換器３６、Ｄ／Ａ変換器３８、入力装置４０、表示ドライバ４２、フラッシュメモリ４４、ＲＡＭ４６、タッチパネル制御回路４８および姿勢センサ５０などが接続される。

プロセッサ３０は、携帯電話機１０の全体制御を司る。ＲＡＭ４６には、フラッシュメモリ４４に予め設定されているプログラムの全部または一部が使用に際して展開され、プロセッサ３０はこのＲＡＭ４６上のプログラムに従って動作する。また、ＲＡＭ４６はさらに、プロセッサ３０のワーキング領域ないしバッファ領域として用いられる。

入力装置４０は、図１に示すハードキー２２を含むものである。そのため、ハードキー２２に対するユーザからのキー操作を受け付ける操作受付部を構成する。ユーザが操作したハードキーの情報（キーデータ）はプロセッサ３０に入力される。

無線通信回路３２は、アンテナ３４を通して、音声通話やメールなどのための電波を送受信するための回路である。実施例では、無線通信回路３２は、ＣＤＭＡ方式での無線通信を行うための回路である。たとえば、ユーザがタッチパネル１６を操作して発呼（音声発信）を指示すると、無線通信回路３２は、プロセッサ３０の指示の下、音声発信処理を実行し、アンテナ３４を介して音声発信信号を出力する。音声発信信号は、基地局および通信網を経て相手の電話機に送信される。そして、相手の電話機において音声着信処理が行われると、通信可能状態が確立され、プロセッサ３０は通話処理を実行する。

Ａ／Ｄ変換器３６には図１に示すマイク２０が接続され、上述のようにマイク２０からの音声信号はこのＡ／Ｄ変換器３６でディジタルの音声データに変換され、プロセッサ３０に入力される。一方、Ｄ／Ａ変換器３８にはスピーカ１８が接続される。Ｄ／Ａ変換器３８は、ディジタルの音声データを音声信号に変換して、アンプを介してスピーカ１８に与える。したがって、音声データに基づく音声がスピーカ１８から出力される。そして、通話処理が実行されている状態では、マイク２０によって集音された音声が相手の電話機に送信され、相手の電話機で集音された音声が、スピーカ１８から出力される。

なお、プロセッサ３０は、たとえばユーザによるボリューム調整操作に応答して、Ｄ／Ａ変換器３８に接続されるアンプの増幅率を制御することによって、スピーカ１８から出力される音声の音量を調整することが出来る。

表示ドライバ４２には図１に示すディスプレイ１４が接続され、したがって、ディスプレイ１４はプロセッサ３０から出力される映像または画像データに従って映像または画像を表示する。表示ドライバ４２は表示する画像データを一時的に記憶するビデオメモリを含んでおり、プロセッサ３０から出力されたデータはこのビデオメモリに記憶される。そして、表示ドライバ４２は、ビデオメモリの内容に従って、ディスプレイ１４に画像を表示する。つまり、表示ドライバ４２は、プロセッサ３０の指示の下、当該表示ドライバ４２に接続されたディスプレイ１４の表示を制御する。そのため、プロセッサ３０は表示制御部と呼ばれることもある。なお、ディスプレイ１４には、バックライトが設けられており、表示ドライバ４２はプロセッサ３０の指示に従って、そのバックライトの明るさや、点灯／消灯を制御する。

タッチパネル制御回路４８には、図１に示すタッチパネル１６が接続される。タッチパネル制御回路４８は、タッチパネル１６に必要な電圧などを付与するとともに、タッチパネル１６に対するユーザによるタッチの開始を示すタッチ開始信号、ユーザによるタッチの終了を示す終了信号、およびユーザがタッチしたタッチ位置を示す座標データをプロセッサ３０に入力する。したがって、プロセッサ３０はこの座標データに基づいて、ユーザがどのオブジェクトに対してタッチしたかを判断することが出来る。

実施例では、タッチパネル１６は、その表面と指などの物体との間に生じる静電容量の変化を検出する静電容量方式のタッチパネルである。タッチパネル１６は、たとえば１本または複数本の指がタッチパネル１６に触れたことを検出する。そのため、タッチパネル１６はポインティングデバイスとも呼ばれる。タッチパネル制御回路４８は、タッチパネル１６のタッチ有効範囲内でのタッチ操作を検出して、そのタッチ操作の位置を示す座標データをプロセッサ３０に出力する。つまり、ユーザは、タッチパネル１６の表面に対してタッチ操作を行うことによって、操作位置や、操作方向などを携帯電話機１０に入力する。

本実施例のタッチ操作には、タップ操作、ロングタップ操作、フリック操作、スライド操作などが含まれる。

タップ操作は、タッチパネル１６の表面に指を接触（タッチ）させた後、短時間のうちにタッチパネル１６の表面から指を離す（リリースする）操作である。ロングタップ操作は、所定時間以上、指をタッチパネル１６の表面に接触させ続けた後、指をタッチパネル１６の表面から離す操作である。フリック操作は、タッチパネル１６の表面に指を接触させ、任意の方向へ所定速度以上で指を弾く操作である。スライド操作は、タッチパネル１６の表面に指を接触させたまま任意の方向へ移動させた後、タッチパネル１６の表面から指を離す操作である。

また、上記のスライド操作には、ディスプレイ１４の表面に表示されたオブジェクトに指を触れ、オブジェクトを移動させるスライド操作、いわゆるドラッグ操作も含まれる。また、ドラッグ操作の後、タッチパネル１６の表面から指を離す操作をドロップ操作と呼ぶ。

なお、以下の説明では、タップ操作、ロングタップ操作、フリック操作、スライド操作、ドラッグ操作およびドロップ操作は、それぞれ「操作」を省略して記述されることがある。また、タッチ操作はユーザの指だけに限らず、スタイラスペンなどによって行われてもよい。

姿勢センサ５０は携帯電話機１０の動きを検出するために用いられる。たとえば、姿勢センサ５０は圧電型ジャイロであり、３軸（ｘ，ｙ、ｚ）の角速度を検出し、その検出結果をプロセッサ３０に出力する。プロセッサ３０は姿勢センサ５０が検出した各軸の角速度に基づいて、携帯電話機１０の動きや、傾きを検出する。そして、プロセッサ３０は、検出した動きに基づいて、ディスプレイ１４の表示方向などを制御する。なお、姿勢センサ５０はジャイロセンサに代えて加速度センサが利用されてもよい。

図３はディスプレイ１４に表示されるホーム画面の一例を示す図解図である。ディスプレイ１４の表示範囲は状態表示領域６０および機能表示領域６２を含む。状態表示領域６０には、アンテナ３４による電波受信状態を示すピクト、二次電池の残電池容量を示すピクトおよび時刻が表示される。機能表示領域６２には、複数のタイル状のオブジェクト（以下、単にタイルと言う。）が、それぞれが異なる大きさの矩形で表示されている。

タイルは機能を実行したり、データを展開したりするためのショートカットであり、特に機能を実行するためのタイルは機能タイルと呼ばれる。また、タイルの形状には小サイズ、中サイズ、大サイズが含まれ、タイルにはこれらのうちいずれかのサイズ（形状）が設定される。

たとえば、ユーザは機能タイルにタップすることで、タイルと対応する機能を実行することが出来る。また、機能タイルと対応する機能がバックグラウンドで実行されている場合などは、その機能の状態がライブ情報として機能タイルに示される。さらに、ユーザは、任意の機能やデータのタイルをホーム画面に追加することも出来る。なお、本実施例の「機能」には、携帯電話機１０にインストールされているアプリケーションが含まれると共に、携帯電話機１０の設定を変更する設定機能なども含まれる。

図３のホーム画面では、Twitter（登録商標）やFacebook（登録商標）などのＳＮＳ（social networking service）のアプリケーションと対応するＳＮＳタイル、電話機能と対応する電話タイル、メール機能と対応するメールタイル、ブラウザ機能と対応するブラウザタイル、アラーム機能と対応するアラームタイルなどが表示されている。また、電話タイルおよびブラウザタイルには小サイズが設定され、ＳＮＳタイルおよびアラームタイルには中サイズが設定され、メールタイルには大サイズが設定される。

なお、ホーム画面では上下方向にスクロールすることが可能であり、ユーザはスクロールすることで他のタイルを表示することが出来る。

タイルに対してロングタップを行うと、タイルの表示状態が編集可能な状態になる。この状態では、タイルの表示サイズおよび表示位置が変更可能になると共に、タイルを削除することも出来る。ただし、機能タイルが削除されたとしても、アプリケーションがアンインストールされるわけではない。

ここで、多くのタイルがホーム画面に追加された場合、ユーザは機能を実行する際に、目的のタイルを検索するのに時間がかかることがある。そのため、ユーザはよく利用する複数のタイルが１ヶ所にまとめられることが考えられる。ところが、１ヶ所にまとめた複数のタイルの位置を変更する場合、ユーザは１つずつタイルを移動させなければならず、操作が面倒である。そこで、本実施例では、２つ以上のタイルを、それぞれの形状を保持したまま結合することで、ユーザの利便性を向上させる。

図４（Ａ）を参照して、２ヶ所に略同時にタッチ操作（マルチタッチ操作）がされ、そのときのタッチ位置がＳＮＳタイルにおける第１タッチ位置Ｔｐ１とメールタイルにおける第２タッチ位置Ｔｐ２とであれば、それらのタッチ位置に基づいて矩形が定義される。定義された矩形は選択線Ｌによって示され、選択線Ｌの内側に含まれる３つのタイル、つまりＳＮＳタイル、電話タイルおよびメールタイルが選択された状態となる。

図４（Ｂ）および図４（Ｃ）に示すように、ユーザが第１タッチ位置Ｔｐ１および第２タッチ位置Ｔｐ２のそれぞれを所定距離以上動かし、第１タッチ位置Ｔｐ１および第２タッチ位置Ｔｐ２が近づくと、ＳＮＳタイル、電話タイルおよびメールタイルが、それぞれの形状が保持されたまま結合される。つまり、本実施例では、２つ以上のタイルを１つのタイルとして扱うことが出来る。そのため、ユーザが複数のタイルを把握しやすくなる。また、ユーザは、直感的な操作によってタイルの選択を確定させることが出来る。

なお、本実施例では、タイルが選択されるとタイルの色が変化し、タイルが結合した後も、タイルの色は変化したままとなる。また、結合している２つ以上のタイルのそれぞれを「構成タイル」と言い、結合している２つ以上のタイルをまとめて「結合タイル」と言う。そして、以下の説明では、マルチタッチ操作がされた後に２つのタッチ位置を近づける操作を「ピンチイン操作」と言う。

また、他の実施例では、マルチタッチ操作がされたときにタイルが結合されてもよい。また、本実施例では定義された矩形にタイルの一部が含まれていればタイルが選択されるようにしたが、その他の実施例では、タイルの全体が定義された矩形に含まれていなければ選択されないようにしてもよい。

図５（Ａ）、図５（Ｂ）を参照して、結合タイルに新たなタイルを結合する操作について説明する。たとえば、結合されていないブラウザタイルと結合タイルとが選択されるようにピンチイン操作がされると、結合タイルと選択されたブラウザタイルとが結合される。つまり、結合タイルに対してタイルを新たに結合することが出来るため、ユーザは結合されるタイルの数を任意に調整することが出来る。

なお、上記実施例では結合タイルに新たに結合するタイルは１つであったが、２つ以上のタイルがピンチイン操作によって新たに結合されてもよい。また、図示は省略するが、結合タイルと結合タイルとに対してピンチイン操作がされると、２つの結合タイルが１つの結合タイルとなるように結合される。

図６（Ａ）、図６（Ｂ）を参照して、結合タイルを編集する操作について説明する。結合タイルを構成する構成タイルのうち、いずれか１つに対してロングタップ操作Ｔｌがされると、結合タイルが編集状態となる。編集状態となった結合タイルには、編集アイコンとして解除アイコンが付与される。編集状態となった結合タイルにおいて、任意の構成タイルに対してスライド操作がされると、結合タイルの表示位置がスライド操作に追従して変更される。つまり、タッチ操作がれていない構成タイルは、タッチ操作がされている構成タイルと同じように移動するように処理される。そして、結合タイルの表示位置の変更は、メニューキー２２ｃが押下されると確定される。つまり、ユーザは、メニューキー２２ｃを押下することで、フォルダの編集状態を終了させることが出来る。このように、タイルを結合することで、複数のタイルをまとめて移動させることが出来るようになるため、ユーザはホーム画面におけるタイルの整理を容易に行うことが出来る。

また、ユーザが解除アイコンに対してタップ操作を行うと、結合タイルの結合が解除される。たとえば、図６（Ｂ）に示す解除アイコンに対してタップ操作がされると結合タイルの結合が解除され、図３に示す状態に戻る。つまり、ユーザは、結合タイルの結合が不要と感じたときに、任意にタイルの結合を解除することが出来る。なお、他の実施例では、編集状態ではない結合タイルに対してマルチタッチ操作をした後に、２つのタッチ位置を外側に広げるタッチ操作（ピンチアウト操作）がされたときに、タイルの結合が解除されてもよい。また、結合が解除されると、タイルの色は元の色に戻る。

また、図示は省略するが、ピンチイン操作がされたときに、選択されているタイルの数が１つである場合、タイルを結合することは出来ないため、ユーザに対してエラーが通知される。つまり、ユーザは、タイルを結合する操作に失敗した場合、状況を適切に把握することが出来る。

なお、他の実施例では、編集状態で無くても、任意の構成タイルに対してフリック操作がされた場合、その構成タイルの結合だけが解除されてもよい。つまり、ユーザは、不要なタイルの結合を任意に解除することが出来る。

また、その他の実施例では、結合タイルの編集状態では、各構成タイルの形状を保持したまま、結合タイルの結合状態が任意に組みかえられてもよい。

続いて、構成タイルを利用して機能を実行する操作について説明する。まず、図７（Ａ）、図７（Ｂ）を参照して、始点が構成タイルに含まれるスライド操作がされた場合、スライド操作の終点までの軌跡上にある構成タイルが選択（抽出）され、抽出された構成タイル（機能タイル）と対応する機能が実行される。このとき、複数の構成タイルがスライド操作の軌跡上にある場合は、複数の構成タイルと対応するそれぞれの機能が略同時に実行される。たとえば、スライド操作Ｔｓ１の軌跡上にＳＮＳタイルおよび電話タイルがある場合、ＳＮＳ機能と電話機能とが略同時に実行される。また、スライド操作Ｔｓ２の軌跡上にＳＮＳタイル、電話タイルおよびメールタイルがある場合は、３つの機能が略同時に実行される。このように、本実施例では、ユーザは、複数の構成タイルの中から任意の構成タイルをスライド操作によって選択して、機能を実行させることが出来る。

なお、スライド操作の軌跡は、直線だけでなく曲線であってもよいし、直線および曲線の組み合わせであってもよい。また、結合されていない機能タイルの中をスライド操作の軌跡が通過しても、その機能タイルに対応する機能は実行されない。

図８を参照して、始点が構成タイルに含まれるスライド操作がされ、かつスライド操作の軌跡によって領域が定義された場合、定義された領域に含まれる構成タイルが抽出（選択）され、抽出された構成タイルと対応する機能が実行される。たとえば、始点と終点とが略一致するスライド操作によって領域が定義された場合、その領域に含まれるＳＮＳタイル、電話タイルおよびメールタイルと対応する、ＳＮＳ機能、電話機能およびメール機能が略同時に実行される。このように、スライド操作によって領域を定義するという単純な操作を行うことで、ユーザは任意の機能を実行させることが出来る。

ここで、電話タイルにはスライド操作の軌跡が含まれていないが、定義された領域に含まれているため電話機能は実行される。一方、ブラウザタイルの全体およびアラーム機能の一部が定義された領域に含まれているが、構成タイルではないためブラウザ機能およびアラーム機能は実行されない。

なお、スライド操作の始点と終点とは、所定距離（たとえば、３ｍｍ）または所定ドット（たとえば、１２ドット）以内であれば、一致していると判断される。また、図示は省略するが、スライド操作の軌跡が交差した場合も、領域を定義するスライド操作と判断される。そして、この場合も、スライド操作の始点または終点が、スライド操作の軌跡と所定距離または所定ドット以内に位置していれば、スライド操作の軌跡が交差したと判断される。

図９を参照して、構成タイルの中でピンチイン操作がされた場合、ピンチイン操作によって定義された矩形に含まれる構成タイルが抽出される。そして、他の操作と同様、抽出された構成タイルと対応する機能が実行される。たとえば、ＳＮＳタイルに第１タッチ位置Ｔｐ１が含まれ、メールタイルに第２タッチ位置Ｔｐ２が含まれるようにピンチイン操作がされ、このピンチイン操作で定義された矩形にＳＮＳタイルおよびメールタイルが含まれている場合、ＳＮＳタイルおよびメールタイルが抽出される。そして、ピンチイン操作が終了すれば、ＳＮＳ機能およびメール機能が略同時に実行される。このように、ユーザは、ピンチイン操作によって構成タイルを選択することで、その構成タイルと対応する機能を実行させることが出来る。

図１０を参照して、任意の構成タイルに対してタップ操作がされた場合、タップ操作がされた構成タイルと対応する機能が実行される。たとえば、メールタイルに対してタップ操作Ｔｔがされると、メール機能が実行される。つまり、ユーザは、任意の機能と対応する構成タイルに対してタップ操作を行うことで、任意の機能を実行させることが出来る。

これらの説明から分かるように、ユーザは、タッチ操作によって任意の構成タイルを選択することで、任意の機能を実行させることが出来る。特に、ユーザは、複数の構成タイルを選択することで複数の機能を略同時に実行することが出来る。そのため、携帯電話機１０を利用するユーザの利便性が向上する。

なお、本実施例では、スライド操作、ピンチアウト操作およびタップ操作が終了したときに機能が実行されるが、他の実施例ではこれらのタッチ操作が終了した後にメニューキー２２ｃを押下するなどの確定操作がされたときに、機能が実行されるようにしてもよい。

上述では本実施例の特徴を概説した。以下では、図１１に示すメモリマップおよび図１２−図１７に示すフロー図を用いて詳細に説明する。

図１１を参照して、ＲＡＭ４６には、プログラム記憶領域３０２とデータ記憶領域３０４とが形成される。プログラム記憶領域３０２は、先に説明したように、フラッシュメモリ４４（図２）に予め設定しているプログラムデータの一部または全部を読み出して記憶（展開）しておくための領域である。

プログラム記憶領域３０２には、選択されたタイルを結合するためのタイル結合プログラム３１０および結合タイルに対するタッチ操作に応じた処理を実行するための結合タイル制御プログラム３１２などが記憶される。また、結合タイル制御プログラム３１２のサブルーチンとして、スライド操作プログラム３１２ａ、ピンチイン操作プログラム３１２ｂ、タップ操作プログラム３１２ｃおよびロングタップ操作プログラム３１２ｄもプログラム記憶領域に記憶される。

なお、プログラム記憶領域３０２には、メール機能、ブラウザ機能などの機能を実行するためのプログラムも記憶される。

続いて、ＲＡＭ４６のデータ記憶領域３０４には、タッチバッファ３３０、選択バッファ３３２、軌跡バッファ３３４および抽出バッファ３３６などが設けられると共に、タッチ座標マップ３３８、結合タイルデータ３４０およびアドレス帳データ３４２などが記憶される。また、データ記憶領域３０４には、タッチフラグ３４４なども設けられる。

タッチバッファ３３０には、タッチパネル制御回路４８が出力するタッチ座標のデータ、タッチ操作の始点および終点のタッチ座標のデータなどが一時的に記憶される。選択バッファ３３２には、マルチタッチ操作によって選択されたタイルの情報が一時的に記憶される。軌跡バッファ３３４には、スライド操作の軌跡を示すタッチ座標のデータが一時的に記憶される。抽出バッファ３３６には、マルチタッチ操作によって抽出（選択）された構成タイルの情報が一時的に記憶される。

タッチ座標マップ３３８は、タッチ操作におけるタッチ座標とディスプレイ１４の表示座標とを対応付けるためのデータである。つまり、タッチパネル１６に対して行われたタッチ操作の結果が、タッチ座標マップ３３８に基づいてディスプレイ１４の表示に反映される。結合タイルデータ３４０は、結合タイルを構成する構成タイルの表示位置などの座標などを含むデータである。アドレス帳データは、電話番号やメールアドレスなどを含むアドレスデータから構成されるデータである。また、アドレス帳データの内容は、アドレス帳機能を実行することで、閲覧したり、編集したりすることが出来る。

タッチフラグ３４４は、タッチパネル１６に対してタッチされているか否かを判断するためのフラグである。たとえば、タッチフラグ３４４は、１ビットのレジスタで構成される。タッチフラグ３４４がオン（成立）されると、レジスタにはデータ値「１」が設定される。一方、タッチフラグ３４４がオフ（不成立）されると、レジスタにはデータ値「０」が設定される。また、タッチフラグ３４４は、タッチパネル制御回路４８の出力に基づいてオン／オフが切り換えられる。

なお、データ記憶領域３０４には、姿勢センサ５０の出力が一時的に記憶されたり、プログラムの実行に必要な、他のフラグやタイマ（カウンタ）が設けられたりする。

プロセッサ３０は、Ｗｉｎｄｏｗｓ（登録商標）ベースのＯＳや、Ａｎｄｒｏｉｄ（登録商標）およびｉＯＳ（登録商標）などのＬｉｎｕｘ（登録商標）ベースのＯＳなどその他のＯＳの制御下で、図１２に示すタイル結合処理、図１３に示す結合タイル制御処理、図１４に示すスライド操作処理、図１５に示すピンチイン操作処理、図１６に示すタップ操作処理および図１７に示すロングタップ操作処理などを含む、複数のタスクを並列的に処理する。

図１２はタイル結合処理のフロー図である。タイル結合処理は、たとえばホーム画面が表示されると開始される。ステップＳ１でプロセッサ３０は、マルチタッチ操作か否かを判断する。つまり、プロセッサ３０は、タッチフラグ３４４がオンとなった状態で、２つのタッチ位置の座標がタッチバッファ３３０に記憶されているかを判断する。ステップＳ１で“ＮＯ”であれば、つまりマルチタッチ操作がされていなければ、ステップＳ３でプロセッサ３０は、終了か否かを判断する。ホーム画面の表示を消去する操作がされたかが判断される。ステップＳ３で“ＹＥＳ”であれば、たとえばホーム画面から他の画面に遷移する操作がされると、プロセッサ３０はタイル結合処理を終了する。一方、ステップＳ３で“ＮＯ”であれば、つまりホーム画面が表示されていれば、プロセッサ３０はステップＳ１の処理に戻る。

ステップＳ１で“ＹＥＳ”であれば、つまりマルチタッチ操作がされると、ステップＳ５でプロセッサ３０は、２つのタッチ位置に基づいて矩形を定義する。たとえば、図４（Ａ）に示すように、２つのタッチ位置に基づいて矩形が定義される。続いて、ステップＳ７でプロセッサ３０は、定義した矩形にタイルが含まれているか否かを判断する。ステップＳ７で“ＮＯ”であれば、タイルが矩形に含まれていなければ、プロセッサ３０はステップＳ１の処理に戻る。一方、ステップＳ７で“ＹＥＳ”であれば、タイルが定義した矩形に含まれていれば、プロセッサ３０はステップＳ９の処理に進む。

ステップＳ９でプロセッサ３０は、定義した矩形に結合タイルが含まれているか否かを判断する。ステップＳ９で“ＮＯ”であれば、つまり矩形に結合タイルが含まれていなければ、ステップＳ１１でプロセッサ３０は、定義した矩形に含まれるタイルを選択する。たとえば、図４（Ａ）に示すように、矩形にＳＮＳタイル、電話タイルおよびメールタイルが含まれている場合、それらのタイルの情報が選択バッファ３３２に記憶される。続いて、ステップＳ１３でプロセッサ３０は、選択されたタイルが１つであるか否かを判断する。つまり、矩形に含まれるタイルの数が１つであるかが判断される。ステップＳ１３で“ＹＥＳ”であれば、つまり選択されたタイルが１つであれば、ステップＳ１５でプロセッサ３０は、エラーメッセージを通知して、ステップＳ１の処理に戻る。たとえば、「タイルを結合できません。」などの文字列がディスプレイ１４に表示される。また、ステップＳ１３で“ＮＯ”であれば、つまり複数のタイルが選択されている状態であれば、プロセッサ３０はステップＳ１９の処理に進む。なお、ステップＳ１５の処理を実行するプロセッサ３０はエラー通知部として機能する。

また、ステップＳ９で“ＹＥＳ”であれば、つまり定義した矩形に結合タイルが含まれていれば、ステップＳ１７でプロセッサ３０は、定義した矩形に含まれる結合タイルとタイルとを選択する。たとえば、図５（Ａ）に示すように、結合タイルとブラウザタイルとが選択される。そして、ステップＳ１７の処理が終了すると、プロセッサ３０はステップＳ１９の処理に進む。

なお、ステップ１１またはステップＳ１７の処理を実行するプロセッサ３０は選択部として機能する。特に、ステップＳ１７の処理を実行するプロセッサ３０は追加選択部として機能する。

続いて、ステップＳ１９でプロセッサ３０は、確定操作か否かを判断する。たとえば、ピンチイン操作がされたかが判断される。なお、ステップＳ１９でプロセッサ３０は、２つのタッチ位置の各移動距離が閾値より大きいときにピンチイン操作がされたかを判断する。なお、ステップＳ１９の処理を実行するプロセッサ３０は判断部として機能する。

ステップＳ１９で“ＮＯ”であれば、たとえば２つのタッチ位置が変化していなければ、ステップＳ２１でプロセッサ３０は、リリースされたか否かを判断する。つまり、タッチフラグ３４４がオフに切り替わったかが判断される。ステップＳ２１で“ＹＥＳ”であれば、たとえばユーザがマルチタッチ操作を行っている指をタッチパネル１６から離せば、プロセッサ３０はステップＳ１の処理に戻る。一方、ステップＳ２１で“ＮＯ”であれば、つまり、ユーザがマルチタッチ操作を継続していれば、プロセッサ３０はステップＳ１９の処理に戻る。

ステップＳ１９で“ＹＥＳ”であれば、たとえばピンチイン操作がされると、ステップＳ２３でプロセッサ３０は、選択されたタイルを結合する。たとえば、図４（Ａ）のようにタイルが選択された状態であれば、ＳＮＳタイル、電話タイルおよびメールタイルが結合される。また、図５（Ａ）のように結合タイルとブラウザタイルとが選択された状態であれば、結合タイルとブラウザタイルとが結合される。そして、ステップＳ２３の処理が終了すれば、プロセッサ３０はステップＳ１の処理に戻る。なお、ステップＳ２３の処理を実行するプロセッサ３０は結合部として機能する。

図１３は結合タイル制御処理のフロー図である。結合タイル制御処理は、結合タイルを含むホーム画面が表示されると開始される。ステップＳ４１でプロセッサ３０は、スライド操作か否かを判断する。つまり、結合タイルに対してスライド操作がされたかが判断される。ステップＳ４１で“ＹＥＳ”であれば、つまり結合タイルに対してスライド操作がされると、ステップＳ４３でプロセッサ３０は、スライド操作処理を実行する。そして、ステップＳ４３の処理が終了すれば、プロセッサ３０はステップＳ５７の処理に進む。なお、ステップＳ４３のスライド操作処理については図１４のフロー図を用いて詳細に説明するため、ここでの説明は省略する。

また、ステップＳ４１で“ＮＯ”であれば、ステップＳ４５でプロセッサ３０は、ピンチイン操作か否かを判断する。つまり、結合タイルに対してピンチイン操作がされたかが判断される。ステップＳ４５で“ＹＥＳ”であれば、つまり結合タイルに対してピンチイン操作がされると、ステップＳ４７でプロセッサ３０は、ピンチイン操作処理を実行する。そして、ステップＳ４７の処理が終了すれば、プロセッサ３０はステップＳ５７の処理に進む。なお、ステップＳ４７のピンチイン操作処理については図１５のフロー図を用いて詳細に説明するため、ここでの説明は省略する。

また、ステップＳ４５で“ＮＯ”であれば、つまり結合タイルに対してピンチイン操作がされなければ、ステップＳ４９でプロセッサ３０は、タップ操作か否かを判断する。つまり、結合タイルに対してタップ操作がされたかが判断される。ステップＳ４９で“ＹＥＳ”であれば、つまり結合タイルに対してタップ操作がされると、ステップＳ５１でプロセッサ３０はタップ操作処理を実行する。そして、ステップＳ５１の処理が終了すれば、プロセッサ３０はステップＳ５７の処理に進む。なお、ステップＳ５１のタップ操作処理については図１６のフロー図を用いて詳細に説明するため、ここでの説明は省略する。

また、ステップＳ４９で“ＮＯ”であれば、つまり結合タイルに対してタップ操作がされなければ、ステップＳ５３でプロセッサ３０は、ロングタップ操作か否かを判断する。つまり、結合タイルに対してロングタップ操作がされたかが判断される。ステップＳ５３で“ＮＯ”であれば、つまり結合タイルに対してロングタップ操作がされなければ、プロセッサ３０はステップＳ５７の処理に進む。また、ステップＳ５３で“ＹＥＳ”であれば、つまり結合タイルに対してロングタップ操作がされると、ステップＳ５５でプロセッサ３０は、ロングタップ操作処理を実行する。そして、ステップＳ５５の処理が終了すれば、プロセッサ３０はステップＳ５７の処理に進む。なお、ステップＳ５５のロングタップ操作処理については、図１７のフロー図を用いて詳細に説明するため、ここでの詳細な説明は省略する。

ステップＳ５７でプロセッサ３０は、終了か否かを判断する。たとえば、ホーム画面の表示を終了する操作がされたかが判断される。ステップＳ５７で“ＮＯ”であれば、つまりホーム画面が表示されたままの状態であれば、プロセッサ３０はステップＳ４１の処理に戻る。一方、ステップＳ５７で“ＹＥＳ”であれば、たとえばホーム画面から他の画面に遷移する操作がされると、プロセッサ３０は結合タイル制御処理に戻る。

なお、ステップＳ４１，Ｓ４５，Ｓ４９のいずれかの処理を実行するプロセッサ３０は検出部として機能する。特に、ステップＳ４１の処理を実行するプロセッサ３０はスライド検出部として機能し、ステップＳ４５の処理を実行するプロセッサ３０はピンチイン検出部として機能し、ステップＳ４９の処理を実行するプロセッサ３０はタップ検出部として機能する。

図１４はスライド操作処理のフロー図である。図１３に示す結合タイル制御処理でステップＳ４３の処理が実行されると、ステップＳ７１でプロセッサ３０は、領域が定義されたか否かを判断する。つまり、スライド操作の軌跡が交差しているか、またはスライド操作の始点と終点とが一致したかが判断される。また、具体的には、軌跡バッファ３３４に記憶されているスライド操作の軌跡を示す座標のデータに基づいて、スライド操作の軌跡の交差または一致が判断される。ステップＳ７１で“ＮＯ”であれば、たとえば図７（Ａ）および図７（Ｂ）に示すように、スライド操作の軌跡によって領域が定義されていなければ、ステップＳ７３でプロセッサ３０は、軌跡上に存在する構成タイルを抽出する。たとえば、図７（Ａ）に示すようにスライド操作がされた場合、ＳＮＳタイルおよび電話タイルの情報が抽出バッファ３３６に記憶される。そして、ステップＳ７３の処理が終了すれば、プロセッサ３０はステップＳ７７の処理に進む。

また、ステップＳ７１で“ＹＥＳ”であれば、たとえば図８に示すようにスライド操作の始点と終点とが一致しており、領域が定義されている場合、ステップＳ７５でプロセッサ３０は、定義された領域に含まれる構成タイルを抽出する。たとえば、図８に示す領域が定義された場合、ＳＮＳタイル、電話タイルおよびメールタイルの情報が抽出バッファ３３６に記憶される。そして、ステップＳ７５の処理が終了すれば、プロセッサ３０はステップＳ７７の処理に進む。

続いて、ステップＳ７７でプロセッサ３０は、複数の構成タイルが抽出されたか否かを判断する。つまり、抽出バッファ３３６に記憶されている構成タイルの数が２つ以上であるかが判断される。ステップＳ７７で“ＮＯ”であれば、つまり抽出（選択）された構成タイルが１つであれば、ステップＳ７９でプロセッサ３０は、１つの構成タイルに対応する機能を実行する。たとえば、抽出（選択）された構成タイルがＳＮＳタイルだけであれば、ステップＳ７９ではＳＮＳタイルに対応するＳＮＳ機能を実行する。そして、ステップＳ７９の処理が終了すれば、プロセッサ３０はスライド操作処理を終了して、結合タイル制御処理に戻る。

また、ステップＳ７７で“ＹＥＳ”であれば、つまり複数の構成タイルが抽出（選択）されていれば、ステップＳ８１でプロセッサ３０は、複数の構成タイルに対応する機能をそれぞれ実行する。たとえば、図７（Ａ）に示すようにＳＮＳタイルおよび電話タイルが選択されている状態であれば、ＳＮＳタイルおよび電話タイルに対応するＳＮＳ機能および電話機能が実行される。そして、ステップＳ８１の処理が終了すれば、プロセッサ３０はスライド操作処理を終了して、結合タイル制御処理に戻る。

図１５はピンチイン操作処理のフロー図である。図１３に示す結合タイル制御処理でステップＳ４７の処理が実行されると、ステップＳ１０１でプロセッサ３０は、２ヶ所のタッチ位置に基づいて矩形を定義する。たとえば、図５（Ａ）または図９に示すように、第１タッチ位置Ｔｐ１および第２タッチ位置Ｔｐ２に基づいて矩形が定義される。続いて、ステップＳ１０３でプロセッサ３０は、矩形に結合されていないタイルが含まれているか否かを判断する。たとえば、定義された矩形に構成タイル以外のタイルが含まれているかが判断される。ステップＳ１０３で“ＹＥＳ”であれば、たとえば図５（Ａ）に示すように結合されていないブラウザタイルが矩形に含まれていれば、プロセッサ３０はピンチイン操作処理を終了して、結合タイル制御処理に戻る。

また、ステップＳ１０３で“ＮＯ”であれば、つまり定義された矩形に含まれるタイルが全て構成タイルであれば、ステップＳ１０５でプロセッサ３０は、矩形の中の構成タイルを抽出する。つまり、定義された矩形に含まれる構成タイルの情報が抽出バッファ３３６に記憶される。

続いて、ステップＳ１０７でプロセッサ３０は、ステップＳ７７と同様、複数の構成タイルが抽出されたかを判断する。ステップＳ１０７で“ＮＯ”であれば、つまり抽出（選択）された構成タイルが１つであれば、ステップＳ１０９でプロセッサ３０は、ステップＳ７９と同様、１つの構成タイルに対応する機能を実行する。そして、ステップＳ１０９の処理が終了すれば、プロセッサ３０は、ピンチイン操作処理を終了して、結合タイル制御処理に戻る。また、ステップＳ１０７で“ＮＯ”であれば、たとえば、図９に示すように２つの構成タイルが選択されている状態であれば、ステップＳ１１１でプロセッサ３０は、ステップＳ８１と同様、複数の構成タイルに対応する機能をそれぞれ実行する。そして、ステップＳ１１１の処理が終了すれば、プロセッサ３０は、ピンチイン操作処理を終了して、結合タイル制御処理に戻る。

図１６はタップ操作処理のフロー図である。図１３に示す結合タイル制御処理でステップＳ５１の処理が実行されると、ステップＳ１３１でプロセッサ３０は、タップ操作がされた構成タイルを抽出する。たとえば、図１０に示すようにタップ操作がされた場合、構成タイルの１つであるメールタイルの情報が抽出バッファ３３６に記憶される。続いて、ステップＳ１３３でプロセッサ３０は、抽出された構成タイルと対応する機能を実行する。たとえば、図１０のようにメールタイルに対してタップ操作がされた場合、メール機能が実行される。そして、ステップＳ１３３の処理が終了すれば、プロセッサ３０はタップ操作処理を終了して、結合タイル制御処理に戻る。

なお、ステップＳ７９，Ｓ８１，Ｓ１０９，Ｓ１１１，Ｓ１３３の処理を実行するプロセッサ３０は実行部として機能する。

図１７はロングタップ操作処理のフロー図である。図１７に示す結合タイル制御処理でステップＳ５５の処理が実行されると、ステップＳ１５１でプロセッサ３０は、編集アイコンを表示する。たとえば、図６（Ｂ）に示すように、解除アイコンがフォルダに重ねて表示される。また、編集アイコンが表示されると結合タイルの表示態様も変化する。

続いて、ステップＳ１５３でプロセッサ３０は、表示位置の変更操作か否かを判断する。つまり、編集状態の結合タイルに対してスライド操作がされたかが判断される。ステップＳ１５３で“ＹＥＳ”であえば、つまり編集状態の結合タイルに対してスライド操作がされると、ステップＳ１５５でプロセッサ３０は、タッチされている構成タイルに追従するように他の構成タイルも併せて移動させる。たとえば、図６（Ｂ）に示す３つの構成タイルのうちメールタイルに対してタッチされた後に下方向にスライド操作がされると、メールタイルの表示位置が下側に変更され、かつタッチされていないＳＮＳタイルおよび電話タイルの表示位置も、それぞれの形状および結合状態を保持したまま下側に変更される。そして、ステップＳ１５５の処理が終了すれば、プロセッサ３０はステップＳ１６１の処理に進む。なお、ステップＳ１５５の処理を実行するプロセッサ３０は移動部として機能する。

また、ステップＳ１５３で“ＮＯ”であれば、つまり表示位置の変更操作がされなければ、ステップＳ１５７でプロセッサ３０は、結合タイルの解除操作か否かを判断する。つまり、解除アイコンに対してタップ操作がされたかが判断される。ステップＳ１５７で“ＹＥＳ”であれば、つまり解除操作がされると、ステップＳ１５９でプロセッサ３０は、結合タイルの結合を解除する。たとえば、図６（Ｂ）に示す解除アイコンに対してタップ操作がされると、結合タイルの結合が解除される。また、結合タイルの結合が解除されると、結合タイルデータ３４０に含まれる構成タイルの情報が削除される。そして、ステップＳ１５９の処理が終了すれば、プロセッサ３０はロングタップ操作処理を終了して、結合タイル制御処理に戻る。なお、ステップＳ１５９の処理を実行するプロセッサ３０は解除部として機能する。

また、ステップＳ１５７で“ＮＯ”であれば、つまり解除操作がされなければ、ステップＳ１６１でプロセッサ３０は、編集を終了か否かを判断する。つまり、結合タイルの編集を終了する操作がされたかが判断される。また、具体的には、メニューキー２２ｃが操作されたかが判断される。ステップＳ１６１で“ＮＯ”であれば、つまり編集を終了する操作がされなければ、プロセッサ３０はステップＳ１５１の処理に戻る。また、ステップＳ１６１で“ＹＥＳ”であれば、つまり編集を終了する操作がされると、プロセッサ３０はロングタップ操作処理を終了して、結合タイル制御処理に戻る。このとき、結合タイルデータ３４０に含まれる構成タイルの情報が更新される。

＜第２実施例＞
第２実施例では、アドレス帳データに含まれるアドレスデータと対応するタイル（以下、アドレスタイルまたは宛先タイルと言う。）がホーム画面に表示される。たとえば、アドレスタイルに対してタップ操作がされると、対応するアドレスデータの詳細と共に、通話またはメール作成を行うためのＧＵＩが表示される。そして、アドレスタイルは、第１実施例の機能タイルと同様、任意に結合させることが出来る。

なお、第２実施例の携帯電話機１０は、第１実施例と略同じであるため、外観および電気的な構成などの説明は省略する。

図１８を参照して、たとえばホーム画面には、メールタイル、ブラウザタイルおよびアラームタイルに加えて、「ＡＡＡ」、「ＢＢＢ」および「ＣＣＣ」のアドレスデータと対応するアドレスタイルが表示されている。そして、メールタイルと３つのアドレスタイルとは結合されている。

ここで、第２実施例では、メールタイルとアドレスタイルとが結合されている状態で、メールタイルとアドレスタイルとが選択されると、新規メールが作成される。そして、アドレスタイルと対応するアドレスデータに含まれるメールアドレスが、新規メールの宛先として設定される。

図１９（Ａ）、図１９（Ｂ）を参照して、スライド操作Ｔｓによって、メールタイルと、「ＡＡＡ」および「ＢＢＢ」のアドレスタイルとが選択された場合、「ＡＡＡ」および「ＢＢＢ」のメールアドレスが宛先として設定された新規メールが作成される。

また、図２０（Ａ）、図２０（Ｂ）を参照して、スライド操作Ｔｓによって、メールタイルと、「ＡＡＡ」、「ＢＢＢ」および「ＣＣＣ」のアドレスタイルとが選択された場合、３件のメールアドレスが宛先として設定された新規メールが作成される。

このように、第２実施例では、メールタイルとアドレスタイルとが結合している場合、ユーザは、これらのタイルを選択することで、新規メールを容易に作成することが出来る。特に、ユーザは、任意のアドレスタイルとメールタイルとを選択することで、新規メールの宛先を任意に選ぶことが出来る。

なお、選択されるアドレスタイルは１つであってもよい。この場合は、１つのアドレスタイルに基づいて１件の宛先が設定された新規メールが作成される。

また、スライド操作だけでなく、ピンチイン操作によってメールタイルとアドレスタイルとが選択されてもよい。

また、メール機能はメッセージ機能と言うことがある。そして、他の実施例では、メッセージ機能には、ＳＭＳ機能、ＭＭＳ機能およびメッセージの送受信に特化したＬＩＮＥ（登録商標）などのＳＮＳ機能が含まれていてもよい。

また、結合タイルを構成するアドレスタイルにタップ操作がされた場合、通常のアドレスタイルにタップ操作がされた場合と同様、対応するアドレスデータの詳細と共に、通話またはメール作成を行うためのＧＵＩが表示される。

以下では、図２１に示すフロー図を用いて、第２実施例について詳細に説明する。

図２１は、第２実施例のスライド操作処理の一部のフロー図である。なお、第２実施例のスライド操作処理では、ステップＳ７１−Ｓ８１の処理は、第１実施例と略同じであるため、詳細な説明は省略する。

第２実施例のスライド操作処理が実行されると、プロセッサ３０は、ステップＳ７１−Ｓ７５の処理を実行する。ステップＳ７３またはステップＳ７５の処理が終了すると、ステップＳ１８１でプロセッサ３０は、メッセージタイルが含まれているか否かを判断する。たとえば、選択された構成タイルにメールタイルが含まれているかが判断される。ステップＳ１８１で“ＮＯ”であれば、たとえばメールタイルが含まれていなければ、プロセッサ３０はステップＳ７７以降の処理を実行する。ステップＳ１８１で“ＹＥＳ”であれば、たとえばメールタイルが選択されていれば、ステップＳ１８３でプロセッサ３０は、宛先タイルが含まれているか否かを判断する。たとえば、選択された構成タイルにアドレスタイルが含まれているかが判断される。ステップＳ１８３で“ＮＯ”であれば、たとえばアドレスタイルが選択されていなければ、プロセッサ３０はステップＳ７７以降の処理を実行する。

また、ステップＳ１８３で“ＹＥＳ”であれば、たとえばメールタイルとアドレスタイルとが選択されている状態であれば、ステップＳ１８５でプロセッサ３０は、新規メッセージを作成する。たとえば、メールタイルが選択されている場合は、新規メールが作成される。

続いて、ステップＳ１８７でプロセッサ３０は、複数の宛先タイルが抽出されているか否かを判断する。たとえば、抽出バッファ３３６に複数のアドレスタイルが記憶されているかが判断される。ステップＳ１８７で“ＮＯ”であれば、たとえば抽出（選択）されたアドレスタイルが１つであれば、ステップＳ１８９でプロセッサ３０は、１つの宛先タイルに基づいて宛先を設定する。たとえば、選択されたアドレスタイルと対応するアドレスデータからメールアドレスが読み出され、そのメールアドレスが新規メールの宛先として設定される。そして、ステップＳ１８９の処理が終了すれば、プロセッサ３０はスライド操作処理を終了して、結合タイル制御処理に戻る。

また、ステップＳ１８７で“ＹＥＳ”であれば、たとえば複数のアドレスタイルが選択されている状態であれば、ステップＳ１９１でプロセッサ３０は、複数の宛先タイルに基づいて複数の宛先を設定する。たとえば、図１９（Ａ）に示すように２つのアドレスタイルが選択されている場合、「ＡＡＡ」および「ＢＢＢ」のアドレスタイルと対応するアドレスデータからそれぞれメールアドレスを読み出し、読み出した２つのメールアドレスが新規メールの宛先として設定される。そして、ステップＳ１９１の処理が終了すれば、プロセッサ３０はスライド操作処理を終了して、結合タイル制御処理に戻る。なお、ステップＳ１８５，Ｓ１８９，Ｓ１９１の処理を実行するプロセッサ３０は作成部として機能する。

ここで、スライド操作処理のステップＳ１８１−Ｓ１９１と同等の処理は、ピンチイン操作処理におけるステップＳ１０５とステップＳ１０７との間でも実行される。

なお、第１実施例および第２実施例については、任意に組み合わせることが可能であり、その組み合わせについては容易に想像できるため、ここでの詳細な説明は省略する。

また、第１実施例および第２実施例では、ピンチイン操作によって定義される矩形およびスライド操作の軌跡などを図示したが、実際には矩形および軌跡を表示しないようにしてもよいし、ユーザがこれらの操作を把握しやすくするために矩形および軌跡を表示するようにしてもよい。

また、ピンチイン操作によって定義される図形は、矩形だけに限らず２ヶ所のタッチ位置を直径とする円などであってもよい。

また、ホーム画面には、他のアプリケーション（たとえば、ＳＭＳなど）に対応するタイルがさらに含まれていてもよい。

また、上述の実施例では、閾値に対して「より大きい」の言葉を用いたが「閾値より大きい」とは「閾値以上」の意味も含まれる。また、「閾値よりも小さい」とは「閾値以下」および「閾値未満」の意味も含まれる。

また、本実施例で用いられたプログラムは、データ配信用のサーバのＨＤＤに記憶され、ネットワークを介して携帯電話機１０に配信されてもよい。また、ＣＤ，ＤＶＤ，ＢＤ（Blue-Ray Disk）などの光学ディスク、ＵＳＢメモリおよびメモリカードなどの記憶媒体に複数のプログラムを記憶させた状態で、その記憶媒体が販売または配布されてもよい。そして、上記したサーバや記憶媒体などを通じてダウンロードされた、プログラムが本実施例と同等の構成の携帯電話機にインストールされた場合、本実施例と同等の効果が得られる。

そして、本明細書中で挙げた、具体的な数値は、いずれも単なる一例であり、製品の仕様変更などに応じて適宜変更可能である。

１０ … 携帯電話機
１４ … ディスプレイ
１６ … タッチパネル
３０ … プロセッサ
４４ … フラッシュメモリ
４６ … ＲＡＭ
４８ … タッチパネル制御回路

Claims (18)

1. 機能を実行するための複数のタイル状のオブジェクトをそれぞれ適宜の形状で表示する表示装置、
   前記表示装置に設けられるタッチパネル、
   前記タッチパネル上で２ヶ所にタッチされたとき、当該２ヶ所のタッチ位置を含む領域に対応するタイル状のオブジェクトを選択する選択部、および
   前記選択部によって２つ以上のタイル状のオブジェクトが選択されたとき、当該２つ以上のタイル状のオブジェクトを、それぞれの形状を保持したまま結合する結合部を備える、携帯端末。
2. 前記選択部による２つ以上のタイル状のオブジェクトの選択を確定する確定操作がされたかを判断する判断部をさらに備え、
   前記結合部は、前記判断部によって確定操作がされたと判断されたとき、当該２つ以上のタイル状のオブジェクトを、それぞれの形状を保持したまま結合する、請求項１記載の携帯端末。
3. 前記選択部は、前記タッチパネル上で２ヶ所にタッチされたとき、当該タッチ位置に基づいて、結合された２つ以上のタイル状のオブジェクトと結合されていないタイル状のオブジェクトとを選択する追加選択部を含み、
   前記結合部は、結合された２つ以上のタイル状のオブジェクトと、前記追加選択部によって選択されたタイル状のオブジェクトとを、それぞれの形状を保持したまま結合する、請求項２記載の携帯端末。
4. 前記判断部は、結合された２つ以上のタイル状のオブジェクトと結合されていないタイル状のオブジェクトとの選択を確定する確定操作がされたかを判断し、
   前記結合部は、前記判断部によって確定操作がされたと判断されたとき、結合された２つ以上のタイル状のオブジェクトと、前記追加選択部によって選択されたタイル状のオブジェクトとを、それぞれの形状を保持したまま結合する、請求項３記載の携帯端末。
5. 前記結合部によって結合された２つ以上のタイル状のオブジェクトを移動させる操作がされたとき、当該結合された２つ以上のタイル状のオブジェクトを、それぞれの形状を保持したまま移動させる移動部をさらに備える、請求項１ないし４のいずれかに記載の携帯端末。
6. 前記結合部によって結合された２つ以上のタイル状のオブジェクトの結合を解除する解除部をさらに備える、請求項１ないし５のいずれかに記載の携帯端末。
7. 前記選択部によって選択されたタイル状のオブジェクトが１つのとき、エラーを通知するエラー通知部をさらに備える、請求項１ないし６のいずれかに記載の携帯端末。
8. 前記結合部によって結合された２つ以上のタイル状のオブジェクトを構成する、構成オブジェクトの選択を検出する検出部、および
   前記検出部によって構成オブジェクトの選択が検出されたとき、当該構成オブジェクトと対応する機能を実行する実行部をさらに備える、請求項１ないし７のいずれかに記載の携帯端末。
9. 前記実行部は、前記検出部によって複数の構成オブジェクトの選択が検出されたとき、当該複数の構成オブジェクトと対応するそれぞれの機能を実行する、請求項８記載の携帯端末。
10. 前記検出部は、スライド操作による構成オブジェクトの選択を検出するスライド検出部を含み、
    前記実行部は、スライド操作によって構成オブジェクトの選択が検出されたとき、当該構成オブジェクトと対応する機能を実行する、請求項８または９記載の携帯端末。
11. 前記スライド検出部は、領域を定義するスライド操作を検出し、
    前記実行部は、定義された領域に含まれる構成オブジェクトと対応する機能を実行する、請求項１０記載の携帯端末。
12. 前記検出部は、ピンチイン操作による構成オブジェクトの選択を検出するピンチイン検出部をさらに含み、
    前記実行部は、ピンチイン操作によって構成オブジェクトの選択が検出されたとき、当該構成オブジェクトと対応する機能を実行する、請求項８ないし１１のいずれかに記載の携帯端末。
13. 前記検出部は、タップ操作による構成オブジェクトの選択を検出するタップ検出部をさらに含み、
    前記実行部は、タップ操作によって構成オブジェクトの選択が検出されたとき、当該構成オブジェクトと対応する機能を実行する、請求項８ないし１２のいずれかに記載の携帯端末。
14. 前記表示装置は、宛先情報と対応する宛先オブジェクトをさらに表示し、
    前記タイル状のオブジェクトは、メッセージ機能と対応するメッセージオブジェクトを含み、
    前記メッセージオブジェクトと宛先オブジェクトが結合されている状態で、当該メッセージオブジェクトと宛先オブジェクトとの選択が検出されたとき、選択された宛先オブジェクトと対応する宛先情報に基づいて宛先が設定されたメッセージを作成する作成部をさらに備える、請求項１ないし１３のいずれかに記載の携帯端末。
15. 前記作成部は、前記メッセージオブジェクトと複数の宛先オブジェクトが結合されている状態で、当該メッセージオブジェクトと当該複数の宛先オブジェクトのうち２つ以上の宛先オブジェクトとの選択が検出されたとき、当該２つ以上の宛先オブジェクトと対応する宛先情報のそれぞれに基づいて２つ以上の宛先が設定されたメッセージを作成する、請求項１４記載の携帯端末。
16. 機能を実行するための複数のタイル状のオブジェクトをそれぞれ適宜の形状で表示する表示装置および前記表示装置に設けられるタッチパネルを有する、携帯端末のプロセッサを、
    前記タッチパネル上で２ヶ所にタッチされたとき、当該２ヶ所のタッチ位置を含む領域に対応するタイル状のオブジェクトを選択する選択部、および
    前記選択部によって２つ以上のタイル状のオブジェクトが選択されたとき、当該２つ以上のタイル状のオブジェクトを、それぞれの形状を保持したまま結合する結合部として機能させる、結合制御プログラム。
17. 機能を実行するための複数のタイル状のオブジェクトをそれぞれ適宜の形状で表示する表示装置および前記表示装置に設けられるタッチパネルを有する、携帯端末における結合制御方法であって、前記携帯端末のプロセッサが、
    前記タッチパネル上で２ヶ所にタッチされたとき、当該２ヶ所のタッチ位置を含む領域に対応するタイル状のオブジェクトを選択する選択ステップ、および
    前記選択ステップによって２つ以上のタイル状のオブジェクトが選択されたとき、当該２つ以上のタイル状のオブジェクトを、それぞれの形状を保持したまま結合する結合ステップを実行する、結合制御方法。
18. 第１機能を実行するための第１オブジェクト及び第２機能を実行するための第２オブジェクトをそれぞれ適宜の形状で表示する表示装置と、
    前記表示装置に設けられるタッチパネルと、
    前記タッチパネル上で２ヶ所にタッチされたとき、当該タッチ位置に基づいて第１オブジェクトおよび第２オブジェクトを選択し、第１オブジェクトおよび第２オブジェクトを、それぞれの形状を保持したまま結合させた第３オブジェクトを前記表示装置に表示させるプロセッサと、を備え、
    前記プロセッサは、
    前記第３オブジェクトが前記表示装置に表示されるとき、当該第３オブジェクトがタッチされると第３機能を実行する、携帯端末。

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