WO2015001798A1

WO2015001798A1 - 情報処理サーバ、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム記録媒体

Info

Publication number: WO2015001798A1
Application number: PCT/JP2014/003497
Authority: WO
Inventors: 加藤　勝也
Original assignee: 日本電気株式会社
Priority date: 2013-07-03
Filing date: 2014-07-01
Publication date: 2015-01-08
Also published as: TW201519099A

Abstract

　余分なサーバを設けることなしに、提供するサービスを停止することなく、アプリケーションの更新・切替を実行するため、本発明の情報処理サーバは、クライアントのリクエストに対して同一のサービスを提供する複数のアプリケーションを含み、アプリケーションの更新ファイルを受信した際に、複数のアプリケーションのうちサービスを提供していない少なくとも１つのアプリケーションに更新ファイルを適用し、更新ファイルを適用したアプリケーションがサービスを提供するようにアプリケーションを切り替える管理手段を備える情報処理サーバとする。

Description

情報処理サーバ、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム記録媒体

　本発明は、提供中のサービスを停止せずにアプリケーションを更新することができる情報処理サーバ、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム記録媒体に関する。特に、情報処理サーバ上でＴＣＰポートを待ち受けポートとして動作するアプリケーションにおいて、サービスを停止することなく、アプリケーションの更新を実現する情報処理サーバに関する（ＴＣＰ：Ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ　Ｃｏｎｔｒｏｌ　Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）。

　一般的なアプリケーションサービスにおいては、情報処理サーバ上で動作するアプリケーションを更新する際、アプリケーションの停止・再起動によるサービス停止が伴う。そのため、サービス停止が許されないシステムでは、同一処理を行うことができるサーバを２台用意し、一方を現行系、他方を待機系として動作させる方法を取ることになる。

　また、アプリケーションによりサービスを提供している本番環境と、アプリケーションの開発・試験を実施している試験環境は、完全に同じではなく、機器構成や各種設定に差分があることが多い。そのため、アプリケーション更新後には、本番環境でもシステムが正常に動作するか否かを確認することが望ましい。現状では、単一のマシンで構成されたシステムであれば、アプリケーション更新後にサービスを停止して動作確認を行う必要がある。また、同一処理を行うマシンが複数台用意されているシステムであれば、サービスを縮退して一部のマシンで動作確認を行うことができる。

　特許文献１には、サービスを中断せずに、アプリケーションの更新等の保守作業を行うことができる情報処理システムについて開示されている。特許文献１の情報処理システムは、クライアントとサーバとが同様のアプリケーション提供手段を備え、クライアント側とサーバ側のユーザデータの同期を実行する同期手段を備える。そのため、サーバ又はクライアントの一方でアプリケーションを更新するとともに、他方でアプリケーションの実行を継続することができる。また、サーバ又はクライアントの一方でアプリケーションの更新が終了すると、更新が終了した方がアプリケーションの実行を受け持ち、他方のアプリケーションを更新することができる。

特開２０１０－１３４７０２号公報

　一般的なアプリケーションサービスでは、同一処理を行うことができるサーバを複数台用意し、いずれかのサーバを現行系とし、現行系ではないサーバを待機系として動作することができる。しかしながら、系切替の際に数分程度サービス停止を伴ったり、同一サービスを提供するサーバを複数台用意する必要があったり、全てのサーバのアプリケーションが更新されるまでの待機時間があったりするといった課題がある。

　また、一般的なアプリケーションサービスでは、アプリケーション更新後の動作確認においては、サーバが単数・複数のいずれであっても、サービスに影響が出てしまう。そのため、サービスに影響を与えずに更新後のアプリケーションの正常性を確認することができないという課題がある。

　特許文献１の情報処理システムでは、サービスを継続しながらアプリケーションを更新することができるものの、サーバとクライアントの双方に同一のアプリケーションサービス提供手段が必要になる。また、複数のクライアントでアプリケーションを共有する場合、サーバがあるクライアントのアプリケーションの更新又は実行をしていると、そのサーバを用いて他のクライアントで動作しているアプリケーションの更新又は実行をすることができない。

　本発明は、余分なサーバを設けることなしに、提供するサービスを停止することなく、アプリケーションの更新・切替を実行することができる情報処理サーバを提供することを目的とする。

　本発明の情報処理サーバは、クライアントのリクエストに対して同一のサービスを提供する複数のアプリケーションを含み、アプリケーションの更新ファイルを受信した際に、複数のアプリケーションのうちサービスを提供していない少なくとも１つのアプリケーションに更新ファイルを適用し、更新ファイルを適用したアプリケーションがサービスを提供するようにアプリケーションを切り替える管理手段を備える。

　本発明の情報処理システムは、クライアントのリクエストに対して同一のサービスを提供する複数のアプリケーションを含み、アプリケーションの更新ファイルを受信した際に、複数のアプリケーションのうちサービスを提供していない少なくとも１つのアプリケーションに更新ファイルを適用し、更新ファイルを適用したアプリケーションにサービスを提供するようにアプリケーションを切り替える管理手段を備えることを特徴とする情報処理サーバと、管理手段を介してアプリケーションが動作する動作領域を確認し、登録された更新スケジュール及び更新シナリオに従って、アプリケーションの更新ファイルを管理手段に送信するアプリケーション更新サーバと、を備える。

　本発明の情報処理方法は、クライアントのリクエストに対して同一のサービスを提供する複数のアプリケーションを更新する情報処理方法であって、アプリケーションの更新ファイルを受信した際に、複数のアプリケーションのうちサービスを提供していない少なくとも１つのアプリケーションに更新ファイルを適用し、更新ファイルを適用したアプリケーションがサービスを提供するようにアプリケーションを切り替える。

　本発明のプログラム記録媒体は、クライアントのリクエストに対して同一のサービスを提供する複数のアプリケーションを更新する情報処理プログラムであって、アプリケーションの更新ファイルを受信した際に、複数のアプリケーションのうちサービスを提供していない少なくとも１つのアプリケーションに更新ファイルを適用する処理と、更新ファイルを適用したアプリケーションがサービスを提供するようにアプリケーションを切り替える処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラムを記録する。

　本発明によれば、余計なサーバを設けることなしに、提供するサービスを停止することなく、アプリケーションの更新・切替を実行することができる情報処理サーバを提供することが可能になる。

本発明の第１の実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。本発明の第１の実施形態に係る情報処理システムの動作を示すフローチャートである。本発明の第１の実施形態に係る情報処理システムの動作を示すシークエンス図である。本発明の第１の実施形態に係る変形例の情報処理システムの構成を示すブロック図である。本発明の第２の実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。本発明の第２の実施形態に係る情報処理システムの動作を示すフローチャートである。本発明の第２の実施形態に係る情報処理システムの動作を示すシークエンス図である。

　以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい限定がされているが、発明の範囲を以下に限定するものではない。

　（第１の実施形態）
　（構成）
　まず、図１を用いて本発明の第１の実施形態に係る情報処理システム１の構成について説明する。

　図１において、第１の実施形態に係る情報処理システム１は、サーバ１０と、アプリケーション更新サーバ３０と、操作端末４０と、を備える。

　サーバ１０（情報処理サーバとも呼ぶ）は、クライアントからのリクエストに応じてアプリケーションを実行し、クライアントにサービスを提供する。サーバ１０は、インターネットなどのネットワークを介して、クライアントのリクエストを受信する。

　アプリケーション更新サーバ３０は、アプリケーション更新ファイルの管理、更新シナリオの管理、更新スケジュールの管理、サーバ１０の面管理機能への各種コマンドの実行などを行う。アプリケーション更新サーバ３０は、ケーブルなどで直接にサーバ１０と接続されていてもよいし、インターネットなどのネットワークを経由してサーバ１０と接続されていてもよい。

　操作端末４０は、サービスの提供者や管理者などの操作者が操作する端末である。操作端末４０は、アプリケーション更新サーバ３０にログインして各種操作を行うための端末である。操作端末４０は、アプリケーションを更新するための更新情報を登録・保持することができる。

　アプリケーションの更新情報とは、更新スケジュール、更新シナリオ及び更新ファイルを含むアプリケーションの更新に関する情報を示す。更新スケジュールは、アプリケーションを更新するタイミングなどの時間配分を含む。更新シナリオは、更新スケジュールに従ってアプリケーションを更新する際に、アプリケーションの動作状況などに応じてどのような対処方法をとるかという情報を含む。例えば、本実施形態においては、更新スケジュールに従ったタイミングでアプリケーションの動作状況を確認し、アプリケーションの動作状況に応じた更新シナリオを適用してアプリケーションを更新する。

　なお、操作端末４０は、ケーブルなどで直接にアプリケーション更新サーバ３０と接続されていてもよいし、インターネットなどのネットワークを経由してアプリケーション更新サーバ３０と接続されていてもよい。

　サーバ１０は、Ａ面アプリケーション１１（第１のアプリケーションとも呼ぶ）と、Ｂ面アプリケーション１２（第２のアプリケーションとも呼ぶ）と、を含む。Ａ面アプリケーション１１はA面（第１の動作領域とも呼ぶ）で動作するアプリケーションであり、B面アプリエーション１２はＢ面（第２の動作領域とも呼ぶ）で動作するアプリケーションである。Ａ面アプリケーション１１及びＢ面アプリケーション１２は、例えば、異なるディレクトリにインストールされる。

　本実施形態においては、Ａ面アプリケーション１１は、第１のディレクトリに保存され、第１の動作領域で動作する。また、本実施形態においては、Ｂ面アプリケーション１２は、第２のディレクトリに保存され、第２の動作領域で動作する。

　また、サーバ１０は、Ａ面アプリケーション１１の待ち受けポート１３（第１のポートとも呼ぶ）と、Ｂ面アプリケーション１２の待ち受けポート１４（第２のポートとも呼ぶ）と、を有する。

　さらに、サーバ１０は、待ち受けポート１５（第１のインターフェースとも呼ぶ）と、面管理ＡＰＩ１６（管理手段とも呼ぶ）と、を有する（ＡＰＩ：Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ　Ｐｒｏｇｒａｍｍｉｎｇ　Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）。

　サーバ１０は、Ａ面アプリケーション１１及びＢ面アプリケーション１２が動作する２つの起動面を有する。サーバ１０上においては、Ａ面とＢ面の片面又は両面でアプリケーションを起動することができる。なお、起動面とは、Ａ面アプリケーション１１及びＢ面アプリケーション１２をそれぞれ個別に動作させることができる動作領域を示す。

　なお、本実施形態においては、クライアントに対してサービスを提供できる状態に起動されている状態を起動中とよび、クライアントに対してサービスを提供できる状態には起動されていない状態を待機中とよぶ。面管理ＡＰＩ１６によってクライアントのリクエストを受け付けるように設定された方の起動中のアプリケーションが、クライアントに対してサービスを提供するアプリケーションとなる。

　また、本実施形態においては、アプリケーションが起動されている起動面のうち、クライアントに対してサービスを提供しているアプリケーションを、サービスを提供中のアプリケーションとよぶ。そして、クライアントに対してサービスを提供していないアプリケーションを、サービスを提供していないアプリケーションとよぶ。サービスを提供していないアプリケーションは、クライアントにサービスを提供できる状態に起動されながらクライアントと接続されていないアプリケーションと、クライアントにサービスを提供できる状態に起動されていないアプリケーションと、を含む。

　Ａ面アプリケーション１１は、待ち受けポート１３を待ち受けポートとして起動する。また、Ｂ面アプリケーション１２は、待ち受けポート１４を待ち受けポートとして起動する。

　待ち受けポート１３でクライアントからのリクエストを受信すると、Ａ面アプリケーション１１で処理を実行する。また、待ち受けポート１４でクライアントからのリクエストを受信すると、Ｂ面アプリケーション１２で処理を実行する。

　待ち受けポート１５は、クライアントからのリクエストを受信する第１のインターフェースである。待ち受けポート１５は、リクエストを受信するとポート変換を行い、サービスを提供中のアプリケーションの待ち受けポート（待ち受けポート１３又は待ち受けポート１４）にリクエストを渡す。サービスを提供中のアプリケーションは、受け取ったリクエストに応じて処理を実行する。

　例えば、Ａ面アプリケーション１１がサービスを提供中のアプリケーションである場合、Ａ面アプリケーション１１で処理を実行する。また、Ｂ面アプリケーション１２がサービスを提供中のアプリケーションである場合、Ｂ面アプリケーション１２で処理を実行する。

　面管理ＡＰＩ１６は、サーバ１０の面管理機能を有する管理手段であり、主にアプリケーションの起動面の管理を行う。具体的には、面管理ＡＰＩ１６は、アプリケーション更新サーバ３０の要求に従って、待ち受けポート１５の変換先ポートの切り替え、Ａ面アプリケーション１１及びＢ面アプリケーション１２の起動・停止を行う。

　また、面管理ＡＰＩ１６は、アプリケーションを更新する際には、待機中のアプリケーションの更新を行う。待機中のアプリケーションとは、クライアントのリクエストを実行していない方（サービスを提供していない方）のアプリケーションである。例えば、Ａ面アプリケーション１１がサービスを提供中である場合、待機中であるＢ面アプリケーション１２が更新される。

　その後、面管理ＡＰＩ１６は、更新後のアプリケーションを起動し、待ち受けポート１５のポート変換先を更新後のアプリケーションの待ち受けポートに切り替える。例えば、待機中であったＢ面アプリケーション１２が更新された場合、Ｂ面アプリケーション１２が起動され、待ち受けポート１５のポート変換先が待ち受けポート１４に切り替えられる。すなわち、面管理ＡＰＩ１６（管理手段）は、待機中のアプリケーションに更新ファイルが適用されると、更新ファイルが適用されたアプリケーションがサービスを提供するように、アプリケーションを切り替える。

　以上のような本発明の第１の実施形態に係る情報処理システムによれば、サービス停止をすることなくアプリケーションの更新が可能となる。また、アプリケーションの更新と実行をするサーバを分ける必要がないため、複数台のサーバを用意する必要はなく、アプリケーションの更新も１回のタイミングで実施すればよい。

　（動作）
　次に、図２のフローチャートを参照して、第１の実施形態に係る情報処理システム１の動作について説明する。

　図２において、まず、操作端末４０は、アプリケーション更新サーバ３０にログインし、アプリケーション更新サーバ３０にアプリケーションの更新情報を登録する（ステップＳ１１）。アプリケーションの更新情報は、更新ファイル、更新シナリオ及び更新スケジュールに関する情報である。

　アプリケーション更新サーバ３０は、面管理ＡＰＩ１６に対して起動面を確認する（ステップＳ１２）。

　面管理ＡＰＩ１６は、起動中ではない方（待機中）のアプリケーション用の更新ファイル（アプリケーション更新ファイル）をアプリケーション更新サーバ３０から取得し、待機面のアプリケーションを更新する（ステップＳ１３）。

　アプリケーションの更新が終了すると、面管理ＡＰＩ１６は、待ち受けポート１５の変換先ポートを更新が終了した方のアプリケーション側の待ち受けポート（待ち受けポート１３又は１４）に変更し、起動面を切り替える（ステップＳ１４）。この段階で、更新が終了した方のアプリケーションが起動中となる。

　面管理ＡＰＩ１６は、アプリケーション更新サーバ３０の残コネクション確認要求に応じて、起動中であった方（更新していない方）のアプリケーションの残コネクションを確認する（ステップＳ１５）。

　残コネクションが０ではない場合（ステップＳ１６でＮｏ）、面管理ＡＰＩ１６は、残コネクションが０になるまで残コネクションを確認する（ステップＳ１５に戻る）。

　残コネクションが０の場合（ステップＳ１６でＹｅｓ）、面管理ＡＰＩ１６は、アプリケーション更新サーバ３０にコネクションが全て開放したことを通知する（ステップＳ１７）。

　面管理ＡＰＩ１６は、アプリケーション更新サーバ３０のアプリケーション停止要求に応じて、起動中であった方（更新していない方）のアプリケーションを停止する（ステップＳ１８）。

　以上が、第１の実施形態に係る情報処理システム１の動作の説明である。

　さらに、図３のシークエンス図を参照して、サービスを提供中のアプリケーションがＡ面アプリケーション１１である場合に、アプリケーションの更新を開始する動作を詳細に説明する。なお、起動中のアプリケーションがＢ面アプリケーション１２である場合は、以下の説明において、Ａ面とＢ面とを入れ替えればよい。

　図３において、操作端末４０は、アプリケーション更新サーバ３０にリモートログインする（ステップＳ１０１）。

　操作端末４０は、アプリケーション更新サーバ３０にログインすると、アプリケーション更新サーバ３０に更新情報を登録する（ステップＳ１０２）
　ステップＳ１０２において、まず、操作端末４０は、アプリケーション更新サーバ３０にアプリケーションの更新ファイルを登録する。次に、操作端末４０は、アプリケーション更新サーバ３０に更新シナリオと更新スケジュールを登録する。

　アプリケーション更新サーバ３０は、登録された更新スケジュールに従ってステップＳ１０３以降の処理を自動で実行する。

　アプリケーション更新サーバ３０は、面管理ＡＰＩ１６に対して起動面の確認を行う（ステップＳ１０３）。

　面管理ＡＰＩ１６は、アプリケーション更新サーバ３０にＡ面アプリケーション１１が起動中であることを通知する（ステップＳ１０４）。

　アプリケーション更新サーバ３０は、現在サービス提供中のアプリケーションがＡ面であることから、起動中ではない方（待機面）のＢ面アプリケーション１２のファイルを更新すると判断する。そして、アプリケーション更新サーバ３０は、アプリケーションの更新ファイルを面管理ＡＰＩ１６に転送する（ステップＳ１０５）。

　面管理ＡＰＩ１６は、アプリケーションの更新ファイルを受信後、Ｂ面アプリケーション１２の現在のアプリケーションファイルをバックアップする（ステップＳ１０６）。

　Ｂ面アプリケーション１２のアプリケーションファイルのバックアップ完了後、面管理ＡＰＩ１６は、アプリケーションの更新ファイルをＢ面に展開する（ステップＳ１０７）。

　アプリケーションの展開が完了したら、面管理ＡＰＩ１６は、アプリケーション更新サーバ３０に展開完了通知を行う（ステップＳ１０８）。なお、展開完了通知は、Ｂ面アプリケーション１２からアプリケーション更新サーバ３０に通知するようにしてもよい。

　Ｂ面への更新ファイル展開完了後、アプリケーション更新サーバ３０は、面管理ＡＰＩ１６に対して起動面切替要求を行う（ステップＳ１０９）。

　アプリケーション更新サーバ３０の起動面切替要求に応じて、面管理ＡＰＩ１６は、更新済みのＢ面アプリケーション１２を起動する（ステップＳ１１０）。

　Ｂ面アプリケーション１２の起動が完了すると、Ｂ面アプリケーション１２は、面管理ＡＰＩ１６に対して起動完了を通知する（ステップＳ１１１）。

　起動完了の通知を受けると、面管理ＡＰＩ１６は、待ち受けポート１５に対して変換先ポートをＡ面アプリケーション１１の待ち受けポート１３からＢ面アプリケーション１２の待ち受けポート１４に変更する起動面切替処理を実行する（ステップＳ１１２）。

　起動面切替処理以降、待ち受けポート１５が受信したリクエストは、更新済みのＢ面アプリケーション１２で処理されることとなる。

　Ｂ面アプリケーション１２の起動及び待ち受けポート１５の変換先ポートの変更が完了したら、面管理ＡＰＩ１６は、アプリケーション更新サーバ３０に対してアプリケーション起動完了通知を行う（ステップＳ１１３）。

　ここで、第１の実施形態に係る情報処理システム１では、起動中であった（サービスを提供していた）Ａ面アプリケーション１１のコネクション開放処理を実行する。

　Ｂ面アプリケーション１２の起動完了通知を受信したら、アプリケーション更新サーバ３０は、面管理ＡＰＩ１６に残コネクション確認開始要求を行う（ステップＳ１１４）。

　面管理ＡＰＩ１６は、Ａ面アプリケーション１１に対して残コネクションの確認を行う（ステップＳ１１５）。

　Ａ面アプリケーション１１は、面管理ＡＰＩ１６に対して残コネクションの応答を行う（ステップＳ１１６)。なお、ステップＳ１１５の確認とステップＳ１１６の応答の処理は、残コネクションが０になるまで繰り返す。

　Ａ面のコネクションが全て開放されると、面管理ＡＰＩ１６は、アプリケーション更新サーバ３０に対してコネクション開放通知を行う（ステップＳ１１７）。

　コネクション開放通知を受信すると、アプリケーション更新サーバ３０は、面管理ＡＰＩ１６に対してＡ面アプリケーション１１の停止要求を行う（ステップＳ１１８）。

　面管理ＡＰＩ１６は、アプリケーション更新サーバ３０の停止要求に応じて、Ａ面アプリケーション１１を停止する（ステップＳ１１９）。

　Ａ面アプリケーション１１は、面管理ＡＰＩ１６の停止制御によって停止し、停止完了通知を行う（ステップＳ１２０）。

　面管理ＡＰＩ１６は、アプリケーション更新サーバ３０に対してＡ面アプリケーション１１の停止完了通知を行う（ステップＳ１２１）。

　なお、Ａ面アプリケーション１１の停止が完了するまでは、アプリケーション更新サーバ３０は次のアプリケーション更新は実施しない。

　以上が、図３のシークエンス図を用いた第１の実施形態に係る情報処理システム１の動作の詳細な説明である。

　第１の実施形態に係る情報処理システム１では、Ｂ面アプリケーション１２を更新後、Ａ面アプリケーション１１（更新前）とＢ面アプリケーション１２（更新済み）を同時に起動した状態にしておく。そして、待ち受けポート１５の変換先ポートをＡ面アプリケーション１１の待ち受けポート１３からＢ面アプリケーション１２の待ち受けポート１４に変更する。そのため、変換先ポートの変更後に受信したリクエストは更新済みであるＢ面アプリケーション１２で処理される。すなわち、待ち受けポート１５の変換先ポートを変更することによって起動面の切り替えを行うため、サービス停止をすることなくアプリケーションの更新をすることが可能となる。

　このように、本発明の第１の実施形態に係る情報処理システムによれば、サービス停止をすることなく、アプリケーションを更新することができる。

　以上の本発明の第１の実施形態に係る方法を用いた任意の情報処理方法は、本発明の範囲に含まれるものである。また、本発明の第１の実施形態に係る情報処理方法に関する処理をコンピュータに実行させるプログラム、そのプログラムを格納したプログラム記録媒体も本発明の範囲に含まれるものである。

　（変形例）
　図４には、第１の実施形態の変形例を示した。

　変形例の情報処理システム１－１は、３つ以上の動作領域を有するサーバ１７を備えている以外は、図１の情報処理システム１と同じである。そのため、同様の構成要素については、同じ符号を用いる。

　サーバ１７は、Ａ面アプリケーション１１及びＢ面アプリケーション１２に加えて、少なくとも一つのＮ面アプリケーション１８を含む。図４には、Ｎ面アプリケーション１８及び待ち受けポート１９を図示している。なお、図４にはN面アプリケーションを一つしか図示していないが、変形例のサーバ１７は、複数のN面アプリケーションを含みうる。すなわち、変形例のサーバ１７は、３個以上のアプリケーションを含むことになる。

　情報処理システム１－１は、例えば、面管理ＡＰＩ１６によって優先的にサービス提供するアプリケーションが設定されているとともに、優先的に更新されるアプリケーションが設定されていてもよい。また、更新されるアプリケーションについては、順番に全てのアプリケーションを更新してもよいし、サービスを提供していないアプリケーションを一斉に更新してもよい。この際、面管理ＡＰＩ１６から更新ファイルを取得しアプリケーションが、異なるアプリケーションに更新ファイルを転送するようにしてもよい。また、特定の動作領域にあるアプリケーションのみを常に最新に更新するようにしてもよいし、特定の動作領域にあるアプリケーションについては特定の古いバージョンを保持させたりしてもよい。さらに、複数の異なるアプリケーションで並列して異なるリクエストを受け付けながら、他のアプリケーションで更新を行うようにしてもよい。

　変形例の情報システムによれば、起動面を３つ以上にすることによって、複数のリクエストを並行して処理しながら、サービスを停止せずに、アプリケーションの更新をすることができる。

　（第２の実施形態）
　次に、図５を用いて本発明の第２の実施形態に係る情報処理システム２の構成について説明する。第２の実施形態に係る情報処理システム２は、正常性確認サーバ５０及び待ち受けポート２７を有する点で、第１の実施形態に係る情報処理システム１とは異なる。

　（構成）
　図５において、第２の実施形態に係る情報処理システム２は、サーバ２０と、アプリケーション更新サーバ３０と、操作端末４０と、正常性確認サーバ５０とを備える。なお、アプリケーション更新サーバ３０及び操作端末４０は、第１の実施形態に係る情報処理システム１の構成と同じなので同じ符号を付し、説明は省略する。

　サーバ２０は、Ａ面アプリケーション２１（第１のアプリケーションとも呼ぶ）と、Ｂ面アプリケーション２２（第２のアプリケーションとも呼ぶ）と、を含む。また、サーバ２０は、Ａ面アプリケーション２１の待ち受けポート２３（第１のポートとも呼ぶ）と、Ｂ面アプリケーション２２の待ち受けポート２４（第２のポートとも呼ぶ）と、を含む。また、サーバ２０は、クライアントからのリクエスト待ち受けポート２５（第１のインターフェースとも呼ぶ）と、面管理ＡＰＩ２６（管理手段とも呼ぶ）と、を含む。さらに、サーバ２０は、Ｂ面アプリケーション２２に対応する待ち受けポート２７を含む。サーバ２０は、待ち受けポート２７を有する点が、第１の実施形態に係る情報処理システム1のサーバ１０とは異なる点である。

　図５のＡ面アプリケーション２１、Ｂ面アプリケーション２２、待ち受けポート２３～２５及び面管理ＡＰＩ２６は、それぞれ図１のＡ面アプリケーション１１、Ｂ面アプリケーション１２、待ち受けポート１３～１５及び面管理ＡＰＩ１６に対応する。

　正常性確認サーバ５０は、正常性確認試験を自動で実施するためのスクリプトの実行を行うサーバである。

　待ち受けポート２７は、正常性確認を実施する際のリクエストを受信する待ち受けポート（第２のインターフェースとも呼ぶ）である。提供中のサービスは待ち受けポート２５、正常性確認は待ち受けポート２７と、ポートを分けることによりサービスを提供しながらアプリケーション更新後の正常性確認を実施することができる。なお、図５においては、サーバ２０内部で、待ち受けポート２７は、待ち受けポート２３及び２４に接続されるように示しているが、待ち受けポート２５や面管理ＡＰＩ２６と接続されていてもよい。

　以上のような第２の実施形態に係る情報処理システム２によれば、Ａ面アプリケーション２１がサービス提供を行っている間に、Ｂ面アプリケーション２２を更新し、更新済みＢ面アプリケーション２２の正常性確認を行うことができる。

　（動作）
　次に、図６のフローチャートを参照して、第２の実施形態に係る情報処理システム２の動作について説明する。

　図６において、操作端末４０は、アプリケーション更新サーバ３０にログインし、アプリケーション更新サーバ３０にアプリケーションの更新情報を登録する（ステップＳ２１）。アプリケーションの更新情報は、更新ファイル、更新シナリオ及び更新スケジュールに関する情報である。

　アプリケーション更新サーバ３０は、面管理ＡＰＩ２６に対して起動面を確認する（ステップＳ２２）。

　面管理ＡＰＩ２６は、起動中ではない方（待機中）のアプリケーション用の更新ファイルをアプリケーション更新サーバ３０から取得し、起動中ではない方（待機中）のアプリケーションを更新する（ステップＳ２３）。

　アプリケーションの更新が終了すると、面管理ＡＰＩ２６は、待ち受けポート２７の変換先ポートを、更新が終了した方のアプリケーション側の待ち受けポート（待ち受けポート２３又は２４）に変更する（ステップＳ２４）。この段階で、２面でアプリケーションが動作している状態となり、一方の面でサービス提供を行いながら、他方の面で更新アプリケーションの正常性確認を実施することができる。例えば、Ａ面アプリケーション２１でサービスを提供していた場合、Ｂ面アプリケーション２２を更新後、Ａ面アプリケーション２１によるサービスの提供を継続させながら、Ｂ面アプリケーション２２の正常性確認を実施することが可能となる。

　正常性確認サーバ５０は、アプリケーション更新サーバ３０の正常性確認要求に応じて、更新後のアプリケーションに対して正常性確認スクリプトを実行し、正常性確認を行う（ステップＳ２５）。

　正常性確認とは、例えば、ＨＴＴＰプロトコルを利用するアプリケーションであれば、ＨＴＴＰリクエストをアプリケーションに送信し、期待したＨＴＴＰレスポンスが返却されるか否かを確認することである（ＨＴＴＰ：Ｈｙｐｅｒｔｅｘｔ　Ｔｒａｎｓｆｅｒ　Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）。なお、本実施形態における正常性確認は、更新後のアプリケーションの正常性を確認できる処理であれば、上述の方式に限定しない。

　正常性確認が終了すると、面管理ＡＰＩ２６は、アプリケーション更新サーバ３０のアプリケーション停止要求に応じて、正常性確認を行った方（更新した方）のアプリケーションを停止する（ステップＳ２６）。

　以上が、第２の実施形態に係る情報処理システム２の動作の説明である。なお、本発明の範囲は、図６のフローチャートに限らず、種々の変更・追加をすることができる。

　さらに、図７のシークエンス図を参照して、本実施例の動作を以下に記載する。ここでは、サービスを提供中のアプリケーションがＡ面アプリケーション２１である場合に、アプリケーションの更新を開始する動作を詳細に説明する。なお、起動中のアプリケーションがＢ面アプリケーション２２である場合は、以下の説明においてＡ面とＢ面とを入れ替えればよい。

　図７において、まず、操作端末４０は、アプリケーション更新サーバ３０にリモートログインする（ステップＳ２０１）。

　操作端末４０は、アプリケーション更新サーバ３０にログインすると、アプリケーション更新サーバ３０に更新情報を登録する（ステップＳ２０２）
　ステップＳ２０２において、まず、操作端末４０は、アプリケーション更新サーバ３０にアプリケーションの更新ファイルを登録する。次に、操作端末４０は、アプリケーション更新サーバ３０に更新シナリオと更新スケジュールを登録する。

　アプリケーション更新サーバ３０は、登録された更新スケジュールに従ってステップＳ２０３以降の処理を自動で実行する。

　アプリケーション更新サーバ３０は、面管理ＡＰＩ２６に対して起動面の確認を行う（ステップＳ２０３）。

　面管理ＡＰＩ２６は、アプリケーション更新サーバ３０にＡ面アプリケーション２１が起動中であることを通知する（ステップＳ２０４）。

　アプリケーション更新サーバ３０は、現在の起動中のアプリケーションがＡ面であることから、起動中ではない方（待機面）のＢ面アプリケーション２２のファイルを更新すると判断する。そして、アプリケーション更新サーバ３０は、アプリケーションの更新ファイルを面管理ＡＰＩ２６に転送する（ステップＳ２０５）。

　面管理ＡＰＩ２６は、アプリケーションの更新ファイルを受信後、Ｂ面アプリケーション２２の現在のアプリケーションファイルをバックアップする（ステップＳ２０６）。

　Ｂ面アプリケーション２２のアプリケーションファイルのバックアップ完了後、面管理ＡＰＩ２６は、アプリケーションの更新ファイルをＢ面に展開する（ステップＳ２０７）。

　アプリケーションの展開が完了したら、面管理ＡＰＩ２６は、アプリケーション更新サーバ３０に展開完了通知を行う（ステップＳ２０８）。なお、展開完了通知は、Ｂ面アプリケーション１２からアプリケーション更新サーバ３０に通知するようにしてもよい。

　Ｂ面への更新ファイル展開完了後、アプリケーション更新サーバ３０は、面管理ＡＰＩ２６に対して変換先ポート変更要求を行う（ステップＳ２０９）。

　アプリケーション更新サーバ３０の変換先ポート変更要求に応じて、面管理ＡＰＩ２６は、更新済みのＢ面アプリケーション２２を起動する（ステップＳ２１０）。

　Ｂ面アプリケーション２２の起動が完了すると、Ｂ面アプリケーション２２は、面管理ＡＰＩ２６に対して起動完了を通知する（ステップＳ２１１）。

　起動完了の通知を受けると、面管理ＡＰＩ２６は、待ち受けポート２７に対して、変換先ポートをＡ面アプリケーション２１の待ち受けポート２３からＢ面アプリケーション２２の待ち受けポート２４に変更する変換先ポート変更処理を実行する（ステップＳ２１２）。

　変換先ポート変更処理以降、待ち受けポート２７が受信したリクエストは、更新済みのＢ面アプリケーション２２で処理されることとなる。

　Ｂ面アプリケーション２２の起動及び待ち受けポート２７の変換先ポートの変更が完了したら、面管理ＡＰＩ２６は、アプリケーション更新サーバ３０に対して変換先ポート変更完了通知を行う（ステップＳ２１３）。

　この時点で、Ａ面及びＢ面の２面でアプリケーションが動作している状態となり、Ａ面アプリケーション２１でサービス提供を行いながら、Ｂ面アプリケーション２２で更新アプリケーションの正常性確認を実施することができる。

　ここで、第２の実施形態に係る情報処理システム２では、アプリケーションの更新が終了したＢ面アプリケーション２２の正常性確認処理を実行する。

　アプリケーション更新サーバ３０は、正常性確認サーバ５０にＢ面アプリケーション２２の正常性確認要求を行う（ステップＳ２１４）。

　正常性確認サーバ５０は、正常性確認スクリプトを実行し、Ｂ面アプリケーション２２に対して正常性確認を実施する。この際、正常性確認スクリプトにより実行されるＢ面アプリケーション２２へのリクエストは、待ち受けポート２７で受信され（ステップＳ２１５）、待ち受けポート２４にポート変換されてからＢ面アプリケーション２２に送信される（ステップＳ２１６）。

　Ｂ面アプリケーションは、待ち受けポート２７から送信されたリクエストの処理を行い、正常性確認サーバ５０にレスポンスを返す（ステップＳ２１７）。

　正常性確認サーバ５０は、正常性確認の結果をアプリケーション更新サーバ３０に通知する（ステップＳ２１８）。

　アプリケーション更新サーバ３０は、面管理ＡＰＩ２６に対してＢ面アプリケーション２２の停止要求を行う（ステップＳ２１９）。

　面管理ＡＰＩ２６は、アプリケーション更新サーバ３０の停止要求に応じて、Ｂ面アプリケーション２２を停止する（ステップＳ２２０）。

　Ｂ面アプリケーション２２は、面管理ＡＰＩ２６の停止制御によって停止し、面管理ＡＰＩ２６に対して停止完了通知を行う（ステップＳ２２１）。なお、停止完了通知は、Ｂ面アプリケーション２２の停止直前に面管理ＡＰＩ２６に対して通知されてもよいし、停止完了後に面管理ＡＰＩ２６に対して通知されるように設定されていてもよい。

　面管理ＡＰＩ２６は、アプリケーション更新サーバ３０に対してＢ面アプリケーション２２の停止完了通知を行う（ステップＳ２２２）。

　なお、Ｂ面アプリケーション２２の停止が完了するまでは、アプリケーション更新サーバ３０は、次のアプリケーション更新は実施しない。

　以上が、図７のシークエンス図を用いた第２の実施形態に係る情報処理システム２の動作の詳細な説明である。

　以上のように、第２の実施形態に係る情報処理システム２では、更新前のＡ面アプリケーション２１でサービスを提供しながら、更新済みのＢ面アプリケーション２２の正常性確認が実施できる。なお、第２の実施形態の説明においては、２つのアプリケーションを動作させる例について説明したが、第１の実施形態の変形例と同様に複数のアプリケーションを動作させる場合についても第２の実施形態に係る手法を適用可能である。

　以上の本発明の第２の実施形態に係る方法を用いた任意の情報処理方法は、本発明の範囲に含まれる。また、本発明の情報処理方法に関する処理をコンピュータに実行させるプログラム、そのプログラムを格納したプログラム記録媒体も本発明の範囲に含まれる。

　以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。

　この出願は、２０１３年７月３日に出願された日本出願特願２０１３－１３９７７９を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

　１、２　　情報処理システム
　１０、２０　　サーバ
　１１、２１　　Ａ面アプリケーション
　１２、２２　　Ｂ面アプリケーション
　１３、１４、２３、２４　　待ち受けポート
　１５、２５、２７　　待ち受けポート
　１６、２６　　面管理ＡＰＩ
　３０　　アプリケーション更新サーバ
　４０　　操作端末
　５０　　正常性確認サーバ

Claims

　クライアントのリクエストに対して同一のサービスを提供する複数のアプリケーションを含み、
　前記アプリケーションの更新ファイルを受信した際に、前記複数のアプリケーションのうち前記サービスを提供していない少なくとも１つのアプリケーションに前記更新ファイルを適用し、前記更新ファイルを適用した前記アプリケーションが前記サービスを提供するようにアプリケーションを切り替える管理手段を備えることを特徴とする情報処理サーバ。
　第１の動作領域で動作する第１のアプリケーションと、
　前記第１の動作領域とは異なる第２の動作領域で動作する第２のアプリケーションと、
　前記第１及び第２のアプリケーションのそれぞれに前記リクエストを受け渡す第１及び第２のポートと、
　前記リクエストを受信してポート変換し、前記第１及び第２のポートに前記リクエストを振り分ける第１のインターフェースと、を含み、
　前記管理手段は、
　前記第１のインターフェースに対して前記リクエストを前記第１及び第２のポートのいずれに振り分けるかを切り替える指示を出し、前記第１及び第２のアプリケーションの起動及び停止を制御するとともに、
　前記第１のアプリケーションが起動中に前記アプリケーションの更新ファイルを取得した場合、待機中の前記第２のアプリケーションに前記更新ファイルを適用した後に、前記第１のアプリケーションから前記第２のアプリケーションに前記サービスを提供するアプリケーションを切り替えることを特徴とする請求項１に記載の情報処理サーバ。
　前記管理手段は、
　前記更新ファイルを適用する前に、前記更新ファイルを適用する前記アプリケーションのバックアップを取ることを特徴とする請求項１又は２に記載の情報処理サーバ。
　前記管理手段は、
　前記第２のアプリケーションを更新した後に、待機中の前記第２のアプリケーションを起動し、前記第１のアプリケーションの残コネクションがゼロになった段階で、前記第１のアプリケーションから前記第２のアプリケーションに前記サービスを提供するアプリケーションを切り替えることを特徴とする請求項２又は３に記載の情報処理サーバ。
　前記管理手段は、
　前記アプリケーションのいずれかが起動中に前記更新ファイルを取得した場合、
　待機中のいずれかの前記アプリケーションの更新を実行した後に、前記更新ファイルを適用した前記アプリケーションのいずれかを起動し、
　前記更新ファイルを適用した前記アプリケーションが前記サービスを提供するようにアプリケーションを切り替えることを特徴とする請求項１乃至４のいずれか一項に記載の情報処理サーバ。
　クライアントのリクエストに対して同一のサービスを提供する複数のアプリケーションを含み、前記アプリケーションの更新ファイルを受信した際に、前記複数のアプリケーションのうち前記サービスを提供していない少なくとも１つのアプリケーションに前記更新ファイルを適用し、前記更新ファイルを適用した前記アプリケーションが前記サービスを提供するようにアプリケーションを切り替える管理手段を備えることを特徴とする情報処理サーバと、
　前記管理手段を介して前記アプリケーションが動作する動作領域を確認し、登録された更新スケジュール及び更新シナリオに従って、前記アプリケーションの更新ファイルを前記管理手段に送信するアプリケーション更新サーバと、を備えることを特徴とする情報処理システム。
　前記更新ファイル、前記更新スケジュール及び前記更新シナリオを前記アプリケーション更新サーバに登録する操作端末を備えることを特徴とする請求項６に記載の情報処理システム。
　さらに、前記更新ファイルを適用した前記アプリケーションに対して正常性確認のスクリプトを実行する正常性確認サーバを備え、
　前記情報処理サーバは、正常性確認を実施する際のリクエストを受信する第２のインターフェースを含み、
　前記正常性確認サーバは、
　前記アプリケーション更新サーバからのリクエストに応じて、前記第２のインターフェースを介して、前記更新ファイルを適用した前記アプリケーションの正常性確認のスクリプトを実行することを特徴とする請求項６又は７に記載の情報処理システム。
　クライアントのリクエストに対して同一のサービスを提供する複数のアプリケーションを更新する情報処理方法であって、
　前記アプリケーションの更新ファイルを受信した際に、
　前記複数のアプリケーションのうち前記サービスを提供していない少なくとも１つのアプリケーションに前記更新ファイルを適用し、
　前記更新ファイルを適用した前記アプリケーションが前記サービスを提供するようにアプリケーションを切り替えることを特徴とする情報処理方法。
　クライアントのリクエストに対して同一のサービスを提供する複数のアプリケーションを更新する情報処理プログラムを記録するプログラム記録媒体であって、
　前記アプリケーションの更新ファイルを受信した際に、
　前記複数のアプリケーションのうち前記サービスを提供していない少なくとも１つのアプリケーションに前記更新ファイルを適用する処理と、
　前記更新ファイルを適用した前記アプリケーションに前記サービスを提供するアプリケーションを切り替える処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラムを記録するプログラム記録媒体。