WO2014185041A1 - 通信方法及び通信装置 - Google Patents

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Abstract

通信方法は、インターネットを介してサーバ(101)と通信を行う第一通信ステップ(S901)と、電気機器に所定の制御を実行させるためのコマンドを、サーバ(101)から取得する取得ステップ(S902)と、コマンドと当該コマンドに対応付けられた対応情報とを記憶する記憶ステップ(S903)と、複数の対応情報を表示部(319)に表示する表示ステップ(S904)と、表示されている複数の対応情報のうちの1つの対応情報に対する選択を受け付ける受付ステップ(S905)と、当該1つの対応情報に対応付けられたコマンドによる所定の制御を、当該電気機器が行うことが可能か否かの判定を行う判定ステップ(S906)と、受け付けられた1つの対応情報に対応付けられたコマンドによる所定の制御を、当該電気機器が行うことが可能であると判定された場合、当該コマンドを、電気機器に送信する第二通信ステップ(S907)と、を含む。

Description

通信方法及び通信装置
 本発明は、無線通信を介して家電を操作する通信方法及び通信装置に関する。
 従来、携帯端末からの家電の操作方法としては、家電を操作するためのコマンドの生成をサーバで行う方法がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、家電を操作するためのコマンドがサーバで生成され、NFC(Near Field Communication)を介して生成されたコマンドが家電にセットされることによって、当該コマンドによる当該家電の操作を実現する通信システムが開示されている。
特許第5173088号公報
 しかしながら、前記従来の構成では、サーバでコマンドを生成させるための操作に係るユーザの負担が大きくなり、また、携帯端末(通信装置)の消費電力が増大するという課題を有している。
 本発明は、前記従来の課題を解決するもので、ユーザに係る操作の負担を軽減でき、また、消費電力を低減することができる通信方法を提供することを目的とする。
 前記従来の課題を解決するために、本発明の通信方法は、電気機器を操作するための通信方法であって、インターネットを介して、サーバと通信を行う第一通信ステップと、前記電気機器に所定の制御を実行させるためのコマンドを、前記第一通信ステップで行われた前記通信において前記サーバから取得する取得ステップと、前記取得ステップにおいて取得された前記コマンドと、当該コマンドに対応付けられた対応情報とを記憶部に記憶する記憶ステップと、前記記憶ステップにおいて記憶された複数の前記対応情報を表示部に表示する表示ステップと、前記表示ステップにおいて表示された前記複数の対応情報のうちの1つの対応情報に対する選択を受け付ける受付ステップと、前記受付ステップにおいて受け付けられた前記1つの対応情報に対応付けられたコマンドによる前記所定の制御を、当該電気機器が行うことが可能か否かの判定を行う判定ステップと、前記受付ステップにより受け付けられた対応情報に対応付けられたコマンドによる前記所定の制御を、当該電気機器が行うことが可能であると前記判定ステップにおいて判定された場合、当該コマンドを前記電気機器に送信する第二通信ステップと、を含む。
 なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、装置、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
 本発明の通信方法及び通信装置によれば、ユーザに係る操作の負担を軽減でき、また、消費電力を低減することができる。
図1は、実施の形態の通信装置を含む通信システムの一例を示す概要図である。 図2Aは、通信システム1の家電103aの構成を示すブロック図である。 図2Bは、通信システム1の家電103bの構成を示すブロック図である。 図3は、通信システム1の携帯端末102の構成を示すブロック図である。 図4は、通信装置310の通信処理に係る機能構成を示すブロック図である。 図5は、通信システム1によって、家電103を操作するときの様子を示した画面フロー図である。 図6は、画面401~406で家電を操作する場合に通信システム1で行われる処理を示すシーケンス図である。 図7は、図5の画面406において家電に対してコマンドが送信されるまでに通信システム1で行われる処理の一例を示すシーケンス図である。 図8は、図5の画面407、408でショートカットを登録する処理を示すシーケンス図である。 図9は、図5の画面408、409でショートカット一覧から家電の操作を行う場合の処理を示したシーケンス図である。 図10は、ステップS703の判定処理を示すフローチャートである。 図11は、ショートカット情報を示したテーブルである。 図12は、画面406において家電に対してコマンドが送信されるまでに通信システム1で行われる処理の他の一例を示すシーケンス図である。 図13は、通信方法の最小限の構成を示すフローチャートである。
 (本発明の基礎となった知見)
 本発明者は、「背景技術」の欄において記載した、通信システムに関し、以下の問題が生じることを見出した。
 家電を操作するために、ユーザは、毎回、画面フローを介して家電を操作するための設定を行う必要がある。このため、ユーザに操作のための負担が生じてしまうという課題を有している。また、家電を操作する設定を行う度にサーバと通信を行うことになるため、通信トラフィック発生する恐れがある。また、サーバからの応答を待つ必要があるため、携帯端末の消費電力が大きくなるという課題を有している。
 このような問題を解決するために、本発明の一態様に係る通信方法は、電気機器を操作するための通信方法であって、インターネットを介して、サーバと通信を行う第一通信ステップと、前記電気機器に所定の制御を実行させるためのコマンドを、前記第一通信ステップで行われた前記通信において前記サーバから取得する取得ステップと、前記取得ステップにおいて取得された前記コマンドと、当該コマンドに対応付けられた対応情報とを記憶部に記憶する記憶ステップと、前記記憶ステップにおいて記憶された複数の前記対応情報を表示部に表示する表示ステップと、前記表示ステップにおいて表示された前記複数の対応情報のうちの1つの対応情報に対する選択を受け付ける受付ステップと、前記受付ステップにおいて受け付けられた前記1つの対応情報に対応付けられたコマンドによる前記所定の制御を、当該電気機器が行うことが可能か否かの判定を行う判定ステップと、前記受付ステップにより受け付けられた対応情報に対応付けられたコマンドによる前記所定の制御を、当該電気機器が行うことが可能であると前記判定ステップにおいて判定された場合、当該コマンドを前記電気機器に送信する第二通信ステップと、を含む。
 これによって、家電を操作するためのコマンドの生成をサーバに行わせるシステムであっても、例えばショートカットなどの対応情報として、コマンドを通信装置の記憶部に記憶させておくことで、煩雑な操作なしで家電を操作することができる。
 例えば、前記コマンドは、ユーザにより指定された複数の制御条件の組み合わせを、前記所定の制御として前記電気機器に実行させるためのコマンドであってもよい。
 これにより、複数の制御条件の組み合わせを示すコマンドを記憶しておくことができるため、ユーザは煩雑な操作無しで家電を操作することができる。
 例えば、前記コマンドは、前記電気機器で実行される所定の制御と、当該所定の制御の実行を開始させる開始時刻に関連する時刻情報とを含み、前記判定ステップでは、現在時刻が、前記時刻情報から得られる前記開始時刻を過ぎていない場合、前記所定の制御を前記電気機器が行うことが可能であると判定し、現在時刻が、前記開始時刻を過ぎている場合、前記所定の制御を前記電気機器が行うことが不可能であると判定することで、前記判定を行ってもよい。
 これにより、所定の制御を実行できないと判定した場合、例えば、ユーザに開始時刻の設定を変更することを通知することで、所定の制御を別の時刻に電気機器に実行させることができる。
 例えば、前記取得ステップでは、さらに、現在の季節または気象情報を、前記通信において取得し、前記判定ステップでは、前記現在の季節または前記気象情報が、前記所定の制御を前記電気機器が行うための条件を満たしているか否かに応じて、前記判定を行ってもよい。
 これにより、季節または気象情報に応じて、家電に適切な制御を行わせることができる。
 例えば、前記取得ステップでは、さらに、前記電気機器が設置されている位置を取得し、かつ、当該位置を含む地域の前記気象情報を、前記通信において取得し、前記判定ステップでは、前記気象情報が、前記条件を満たしているか否かに応じて、前記判定を行ってもよい。
 例えば、前記取得ステップでは、さらに、前記通信において前記電気機器の制御状態を取得し、前記判定ステップでは、前記取得ステップにおいて取得された前記電気機器の制御状態が制御中でない場合、前記所定の制御を前記電気機器が行うことが可能であると判定し、前記制御状態が制御中である場合、前記所定の制御を前記電気機器が行うことが不可能であると判定することで、前記判定を行ってもよい。
 これにより、制御中である場合には、コマンドの実行を行わないようにすることで、現在実行中の制御の最中に他の制御が行われることを防ぐことができる。
 例えば、さらに、前記受付ステップにより受け付けられた前記1つの対応情報に対応付けられたコマンドによる前記所定の制御を、当該電気機器が行うことが不可能であると前記判定ステップにおいて判定された場合、当該所定の制御を当該電気機器が行うことが不可能であることを示す通知を行う通知ステップを含んでもよい。
 これにより、電気機器による所定の制御の実行が不可能である場合に、不可能であることを示す通知をユーザに行うため、ユーザは、所定の制御を電気機器が実行できるようなコマンドを再設定できる。
 例えば、前記通知ステップでは、前記通知として、当該所定の制御を当該電気機器が行うことが不可能である理由を含めた通知を行ってもよい。
 これにより、電気機器による所定の制御の実行が不可能である場合に、その理由の通知をユーザに行うため、ユーザは、所定の制御を電気機器が実行できるようなコマンドを容易に再設定できる。
 例えば、前記取得ステップでは、当該所定の制御を当該電気機器が行うことが可能となる条件を満たすコマンドを、前記通信において前記サーバから取得してもよい。
 これにより、電気機器が実行できるコマンドを再取得できるため、容易に、コマンドを実行させることができる。
 また、電気機器の操作を行うための通信装置であって、電気機器と通信可能であり、かつ、インターネットを介して、サーバと通信可能である通信部と、前記電気機器に所定の制御を実行させるためのコマンドを、前記通信部を介して前記サーバから取得する取得部と、前記取得部により取得された前記コマンドと、当該コマンドに対応付けられた対応情報とを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている少なくとも1つの前記対応情報を表示する表示部と、前記表示部に表示されている前記少なくとも1つの対応情報のうちの1つの対応情報に対する選択を受け付ける受付部と、前記受付部により受け付けられた前記1つの対応情報に対応付けられたコマンドによる前記所定の制御を、前記電気機器が行うことが可能か否かの判定を行う判定部と、を備え、前記通信部は、前記コマンドによる前記所定の制御を、当該電気機器が行うことが可能であると前記判定部により判定された場合、当該コマンドを、前記電気機器に送信する通信装置として実現してもよい。
 例えば、前記通信部は、インターネットを介さずに前記電気機器と通信可能である第一通信部と、インターネットを介して前記サーバまたは前記電気機器と通信可能である第二通信部と、を有してもよい。
 これにより、サーバおよび電気機器と同時に通信することができるため、通信に係る時間を削減できる。
 なお、これらの全般的または具体的な態様は、システム、装置、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたは記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
 以下、本発明の一態様に係る通信方法および通信装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
 なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
 (実施の形態)
 図1は、実施の形態の通信装置を含む通信システムの一例を示す概要図である。
 通信システム1は、サーバ101、携帯端末102、ゲートウェイ105及び家電103で構成される。
 サーバ101は、携帯端末102からの要求に基づいて、複数のユーザのログイン処理(認証機能)、複数のユーザごとの登録家電一覧の管理や家電操作コマンドの生成を行う。サーバ101は、コマンドの生成のためのコマンド生成データベース104を有する。
 ログイン処理は、複数のユーザのそれぞれに対してIDとパスワードを要求し、既に登録されているユーザに対して個別に様々な機能の提供を行うための認証処理である。サーバ101は、例えば、正しいID及びパスワードが確認できたユーザに、様々な機能の提供を行う。登録家電一覧の管理では、ユーザIDとユーザが所有する家電とが対応付けられてサーバ101に記憶されている。
 また、サーバ101は、家電を操作するため(つまり、家電に所定の制御を行わせるため)のコマンドの生成を担う。コマンドとは、例えば、家電が洗濯機である場合、「洗濯~乾燥、コース:しっかり洗い、予約時間8:15」のような制御を行わせるためのコマンドである。サーバ101が生成したコマンドは、携帯端末102を介して、家電にセットされることで、利用される。つまり、家電は、携帯端末102を介してサーバ101により生成されたコマンドを取得することにより、当該コマンドで示される制御を行う。
 これによって、ユーザは、家電の操作パネルを操作することなく、携帯端末で家電の操作を行うことができる。つまり、ユーザは、リッチなユーザインタフェースが実現できるスマートフォンなどの携帯端末で家電の複雑な設定を行うことが可能となり、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。また、携帯端末102は、一般的にインターネットへの接続が行えるようになっており、家電機器の機能に関連する様々な情報をユーザに提供でき、ユーザは家電機器を操作するときに当該情報を考慮して家電機器を操作できる。具体的には、携帯端末102は、例えば、洗濯機の操作画面に本日の天気予報を表示することで、洗濯の後に乾燥までを実施すべきかどうかの判断材料をユーザに提示することが可能となる。このように、携帯端末102は、家電の操作パネルよりも格段に使い勝手のいいコントローラとなりえる。
 また、通信システム1では、家電のコマンドの生成をサーバ101で行っているため、スマートフォンでコマンドの生成を行うよりも、コマンドの生成が解析されにくい。コマンドの生成は、解析されると家電のコマンドを生成するための情報の漏洩につながり、悪意ある第三者などに、家電を制御可能なアプリケーションが配布されれば、家電を利用するユーザ自身に損失を与える恐れがある。
 また、同じ理由で、サーバ101は、コマンドを暗号化した状態で生成する。暗号化されたコマンドは、家電103により取得された後、家電103内部で復合される。サーバ101がコマンドを暗号化して生成するによって、サーバ101と携帯端末102との間の通信路や携帯端末102内でコマンドが示す内容が漏洩することを防ぐことができる。
 携帯端末102は、一般的なスマートフォンなどである。携帯端末102は、インターネットと接続するための高速無線通信と、近距離無線通信とを行うことができる。高速無線通信は、具体的には、携帯電話の通信網(例えば、第2世代移動通信システム(2G)、第3世代移動通信システム(3G)、第4世代移動通信システム(4G)など)による通信を含む。近距離無線通信は、NFC、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi等による通信を含む。
 つまり、携帯端末102は、高速無線通信において、インターネットを介してサーバ101と通信したり、インターネットおよびゲートウェイ105を介して家電103と通信したりできる(破線矢印111を参照)。また、携帯端末102は、近距離無線通信において、ゲートウェイ105とWi-Fiで通信することにより家電103と通信したり(破線矢印112を参照)、家電103との間で直接NFC、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fiなどにより通信したり(破線矢印113を参照)することができる。特に、家電103との間でNFCまたはBluetooth(登録商標)で通信することによって、家電103に携帯端末102をタッチする/近づけるという簡単かつ直感的な操作によって家電の操作を実現することができる。
 携帯端末102は、携帯端末102内にインストールされるアプリケーションによって、サーバ101や家電103との通信が制御される。当該アプリケーションは、その大半が、ブラウザで構成される、いわゆるウェブアプリケーションである。ブラウザで表示されるコンテンツは、サーバ101で管理される。よって、サービス内容に修正や拡張が生じた場合でも、アプリケーション自体をバージョンアップするのではなく、サーバ101上のコンテンツをバージョンアップすれば対応可能になる。
 家電103は、洗濯機や炊飯器などの一般的な家電を指す。なお、家電103の代わりに、家電以外の電気機器であってもよい。通常、家電103は、操作パネルを有し、操作パネルにユーザが入力を行うことによって、家電を操作するためのコマンドの設定を可能としているが、通信システム1は、それに加えて、携帯端末102との通信により携帯端末102で設定されたコマンドを受け取り、当該コマンドに基づく操作を可能としている。これによって、通信システム1では、リッチなユーザインタフェースを備えるスマートフォンなどの携帯端末102によって家電103の操作を実現することができる。
 ゲートウェイ105は、例えば、無線LAN(Local Area Network)ルータなどであり、インターネットでの通信と家庭内のLANでの通信との相互接続を可能にする装置である。ゲートウェイ105と家電103との間では、家庭内のLANで通信が行われ、当該LANでの通信は、Ethernet(登録商標)規格の有線通信で実現されていてもよいし、Wi-Fi、Bluetooth(登録商標)、その他の規格の無線通信で実現されていてもよい。
 通信システム1は、一度、サーバ101で生成したコマンドを携帯端末102内で記憶することによって、携帯端末102とサーバ101との通信回数が最小限となるように構成されている。具体的には、携帯端末102は、サーバ101で生成しされた、暗号化されたコマンドを保持するように構成される。また、保持しているコマンドがショートカットとしてユーザに提示され、ユーザが携帯端末102の表示部に描画されているショートカット一覧から所望のショートカットを選択し、携帯端末102にタッチあるいは近づけるだけで家電操作を行えるように、携帯端末102は構成される。
 図2Aは、通信システム1の家電103aの構成を示すブロック図である。図2Bは、通信システム1の家電103bの構成を示すブロック図である。図1で説明した家電103は、図2Aで示すような家電103aとして実現してもよいし、図2Bで示すような家電103bとして実現してもよい。
 家電103aは、アンテナ201a、近距離無線通信部202a、電力生起部203、通信用メモリ204、暗復号部205、シリアルI/F206、制御部207及び家電メモリ208で構成される。
 アンテナ201aは、携帯端末102との近距離無線通信を行うためのアンテナである。アンテナ201aは、近距離無線通信がNFCに対応している場合、ループアンテナで構成される。アンテナ201aは、携帯端末102から出力される電波を受信して、近距離無線通信部202aに出力する。
 近距離無線通信部202aは、アンテナ201aで受信した携帯端末102からの電波を増幅したり、復調したりすることによってデジタル信号に変換する。
 電力生起部203は、アンテナ201aで受信した電波に応じて、近距離無線通信部202aを駆動するための電力を生起する。
 通信用メモリ204は、不揮発メモリで構成されたメモリであり、携帯端末102との近距離無線通信を行うためのデータが格納される。また、通信用メモリ204は、出荷時にすでに登録されているROM(Read Only Memory)領域も持つ。当該ROM領域には、家電103を識別するための家電識別情報204aが少なくとも格納されている。したがって、携帯端末102は、まず、近距離無線通信によって、家電103の通信用メモリ204から家電識別情報204aを読み出すことで、近距離無線通信を行なっている家電の識別を行うことができる。
 暗復号部205は、携帯端末102から受信する暗号化されたコマンドを復号したり、逆に、携帯端末102に送出する情報(エコ情報やエラーコードなどの家電103の状態を表す情報など)を暗号化したりする。
 シリアルI/F206は、家電103の通信部と家電部とを通信可能に接続するシリアル線である。携帯端末102から受信した家電操作コマンドは、暗復号部205で復号化されたのち、シリアルI/F206を介して制御部207に創出される。
 制御部207は、家電103を制御するコントローラであり、マイクロコントローラで構成される。制御部207は、携帯端末102から受信したコマンドに応じて、家電を動作(制御)させる。例えば、家電103が洗濯機の場合には、「洗濯~乾燥、コース:しっかり、予約8:15」というコマンドを受け取ると、「洗濯~乾燥をしっかりコースで実施、かつ、8:15に動作を完了される」という動作(制御)を実行する。
 家電メモリ208は、家電情報を記憶するためのメモリであり、家電を制御部207で制御するためのファームウェアや家電103の状態を記憶するメモリである。
 家電103bは、アンテナ201b、無線通信部202b、通信用メモリ204、暗復号部205、シリアルI/F206、制御部207及び家電メモリ208で構成される。家電103bは、家電103aのアンテナ201aおよび近距離無線通信部202aの代わりに、アンテナ201bおよび無線通信部202bを有する点が異なり、また、電力生起部203を有していない点が異なる。その他の構成については、家電103aと同様であるため説明を省略する。
 アンテナ201bは、ゲートウェイ105または携帯端末102とWi-Fi、Bluetooth(登録商標)、その他の無線規格による通信を行うためのアンテナである。
 無線通信部202bは、アンテナ201bで送受信する情報を制御する。ここでは、データの変復調やエラー訂正などを行う。
 図3は、通信システム1の携帯端末102の構成を示すブロック図である。
 携帯端末102は、アンテナ301、高速無線通信部302、システムコントローラ303、操作部304、表示部305、システムメモリ306、近距離無線通信部307及びアンテナ308で構成される。
 アンテナ301は、携帯端末102がサーバ101との通信をするための高速無線通信のアンテナである。高速無線通信とは、インターネットを介して、サーバ101と接続するための通信であり、携帯電話の通信網やWi-Fiなどの通信で構成される。
 高速無線通信部302は、アンテナ301で送受信する情報を制御する。ここでは、データの変復調やエラー訂正を行う。
 システムコントローラ303とは、携帯端末102のCPU(Central Processing Unit)であり、構成ブロックの動作の制御を行う。
 操作部304は、携帯端末102の操作を行うためのユーザからの入力を受付ける。操作部304は、具体的には、携帯端末102がスマートフォンである場合、静電式のタッチパネルなどである。
 表示部305は、携帯端末102の表示を行う、液晶ディスプレーなどである。
 システムメモリ306は、サーバ101から受信した情報や、家電103から受信した情報、家電103に送信する情報などを記憶するメモリである。
 携帯端末102のシステムメモリ306には、少なくともショートカット情報306aとコマンドメモリ306bとが格納されている。ショートカット情報306aとは、表示部305に表示する、ショートカットとして家電を操作するためのアイコンに対応する情報(以下、対応情報とも言う)であり、操作する家電の識別情報、ショートカットの識別情報を管理する。
 コマンドメモリ306bは、家電103を操作するためのコマンドが、ショートカット識別情報に対応付けて記憶されている。
 近距離無線通信部307は、家電103と通信を行うための通信制御部であり、NFCやBluetooth(登録商標)、Wi-Fiにおける通信の制御を行う。
 アンテナ308は、家電103のアンテナ201aと近距離無線通信を介してデータを送受信する。
 図4は、通信装置310の通信処理に係る機能構成を示すブロック図である。つまり、図3に示されるハードウェア構成によって発揮される携帯端末102の機能のうち、主に本実施の形態の通信装置の通信処理に関わる機能の構成を示すブロック図である。
 通信装置310は、機能的には、通信部311、取得部314、記憶部315、受付部316、判定部317、通知部318及び表示部319で構成される。
 通信部311は、電気機器としての家電103と通信可能であり、かつ、インターネットを介して、サーバ101と通信可能である。通信部311は、第一通信部312と、第二通信部313とを有する。
 第一通信部312は、図3におけるアンテナ308及び近距離無線通信部307等によって実現される。第一通信部312は、インターネットを介さずに家電103と通信可能である。通信部311の第一通信部312は、受付部316により受付けられた1つの対応情報に対応付けられたコマンドによる所定の制御を、家電103が行うことが可能であると判定部317により判定された場合、当該コマンドを、家電103に送信する。
 第二通信部313は、図3におけるアンテナ301及び高速無線通信部302などによって実現される。第二通信部313は、携帯電話の通信網によりインターネットに接続することにより、インターネットを介してサーバ101または家電103と通信可能である。なお、第二通信部313は、図3における、アンテナ308および近距離無線通信部307により実現されてもよく、例えば、Wi-Fi、Bluetooth(登録商標)などによりアクセスポイントを介してインターネットと接続されるような構成であってもよい。
 取得部314は、図3におけるシステムコントローラ303、システムメモリ306に記憶されている図示しないプログラムなどによって実現される処理部である。家電103に所定の制御を実行させるためのコマンドを、通信部311を介してサーバ101から取得する。
 記憶部315は、図3におけるシステムメモリ306によって実現される。記憶部315は、取得部314により取得されたコマンドと、当該コマンドに対応付けられた対応情報を記憶する。
 表示部319は、図3における表示部305によって実現される。表示部319は、記憶部315に記憶されている少なくとも1つの対応情報(アイコン)を表示する。
 受付部316は、図3における操作部304などによって実現される。受付部316は、表示部319に表示されている少なくとも1つの対応情報(アイコン)のうちの1つの対応情報(アイコン)に対する選択を受け付ける。
 判定部317は、図3におけるシステムコントローラ303、システムメモリ306に記憶されている図示しないプログラムなどによって実現される処理部である。判定部317は、受付部316により受付けられた1つの対応情報(アイコン)に対応付けられたコマンドによる所定の制御を、当該家電が行うことが可能な否かの判定を行う。
 なお、コマンドは、家電103で実行される所定の制御と、当該所定の制御の実行を開始させる開始時刻に関連する時刻情報とを含んでいてもよい。そして、判定部317は、現在時刻が、時刻情報から得られる開始時刻を過ぎていない場合、所定の制御を家電103が行うことが可能であると判定し、現在時刻が、開始時刻を過ぎている場合、所定の制御を家電103が行うことが不可能であると判定してもよい。なお、この場合、時刻情報は、開始時刻そのものを示す情報であってもよいし、終了時刻および当該制御に要する時間の組み合わせを示す情報であってもよい。つまり、時刻情報が、後者の組み合わせを示す情報である場合には、開始時刻は、終了時刻および当該制御に要する時間から算出される時刻である。
 また、取得部314は、さらに、現在の季節または気象情報を、通信部311を介して取得してもよい。この場合、判定部317は、現在の季節または気象情報が、所定の制御を家電103が行うための条件を満たしているか否かに応じて、前記判定を行ってもよい。判定部317は、具体的には、家電103がエアコン、暖房機器、加湿器、除湿器などを含む空調機器である場合に前記判定が行われてもよい。判定部317は、例えば、エアコンについては、冷房運転、暖房運転などの運転モードと、各季節または複数の気温範囲のそれぞれとが予め対応付けられており、これによりコマンドで示される運転モードが適切であるか否かを判定してもよい。また、判定部317は、例えば、加湿器または除湿器については、季節または複数の湿度範囲のそれぞれについて、加湿運転または除湿運転が適切であるか否かが予め対応付けられており、これによりコマンドで示される制御が適切であるか否かを判定してもよい。
 また、取得部314は、さらに、家電103が設置されている位置を取得し、かつ、当該位置を含む地域の気象情報を、通信部311を介して取得してもよい。この場合、判定部317は、気象情報が、所定の制御を家電103が行うための条件を満たしているか否かに応じて前記判定を行ってもよい。つまり、判定部317は、家電103が設置されている地域の気象情報を用いて、上述した判定を行ってもよい。
 また、取得部314は、さらに、通信部311を介して家電103の制御状態を取得してもよい。この場合、判定部317は、取得部により取得された家電103の制御状態が制御中でない場合、所定の制御を家電103が行うことが可能であると判定し、制御状態が制御中である場合、所定の制御を家電103が行うことが不可能であると判定してもよい。
 通知部318は、図3におけるシステムコントローラ303、システムメモリ306に記憶されている図示しないプログラムなどによって実現される処理部である。通知部318は、受付部316により受付けられた1つの対応情報(アイコン)に対応付けられたコマンドによる所定の制御を、家電103が行うことが不可能であると判定部317により判定された場合、当該所定の制御を家電103が行うことが不可能であることを示す通知を行う。また、この場合、通知部318は、通知として、当該所定の制御を当該家電103が行うことが不可能である理由を含めた通知を行ってもよい。また、この場合、取得部314は、当該所定の制御を家電103が行うことが可能となる条件を満たすコマンドを、通信部311を介してサーバ101から取得してもよい。
 図5は、通信システム1によって、家電103を操作するときの様子を示した画面フロー図である。
 まず、ユーザにより携帯端末102にインストールされている当該アプリケーションが起動されると、携帯端末102からサーバ101に対して、ユーザのログイン認証を行う。そして、携帯端末102は、ログイン認証されたユーザが登録している家電の一覧情報をサーバ101から取得し、表示部305に当該一覧情報を示す画面401を表示部305に表示する。ここで、ユーザは、描画された家電の一覧から、操作したい家電を選択できる。
 携帯端末102は、ユーザにより操作したい家電が選択されると、家電ごとの操作メニューを示す画面402を表示部305に表示する。この場合、画面401で洗濯機が選択されたた場合の例であり、操作として、「洗濯する」が選択された場合で説明する。
 次に、携帯端末102は、洗濯する場合の詳細な設定を提示する。
 具体的には、携帯端末102は、洗濯のみ/洗濯~乾燥/乾燥のみの選択メニューを示す画面403を表示部305に表示する。そして、ここで、「洗濯~乾燥」がユーザにより選択された場合、携帯端末102は、洗濯乾燥のモードを示す画面404を表示部305に表示する。
 画面404において洗濯乾燥モードの「しっかり」が洗濯された場合、携帯端末102は、予約時間を設定するための画面405を表示部305に表示する。画面401~405まで遷移する間にユーザにより入力された情報に応じて、家電103に行わせたい制御の内容が確定される。
 携帯端末102は、予約時間の設定まで行った後、家電103に実際にコマンドを送出するための「タッチしてください」を通知するための画面406を表示部305に表示する。携帯端末102は、この画面406を表示しているタイミングにおいて、ユーザの入力に応じて確定された「洗濯~乾燥/しっかりモード/予約時間8:15」という複数の制御条件の組み合わせである所定の制御を実行させるためのコマンドをサーバに要求して、サーバ101から、暗号化されたコマンドを受信する。そのあと、ユーザが家電にタッチや近づけるなどの操作を行うことで、近距離無線通信(この場合はNFCによる通信)によって、携帯端末102は、サーバ101から受信したコマンドを家電に送出し、これによって家電を動作させる。
 しかしながら、画面401~406までに示したような画面フローでの操作を、家電を操作する度に実施することは、ユーザへの負担に繋がる。通常、洗濯機や炊飯器などの生活家電の場合、ユーザの生活リズムに合わせて、単一的な操作を行うことが多い。したがって、このような画面フローで毎回、すべての項目を選択することは、ユーザにとって煩わしいことである。
 そこで、通信システム1では、一旦選択した家電に対する操作をショートカットとして登録できる。画面406が表示されるタイミングでは、携帯端末102は、サーバ101から、すでに家電を操作するための暗号コマンドを受信済みである。したがって、これをショートカットとして登録出来れば、ユーザは、毎回全ての項目を選択する必要がなくなるので、家電を容易に操作することが可能となる。また、暗号コマンドは、すでにサーバ101から受信しているので、これを携帯端末102に保持すれば、それ以降に同じコマンドで家電を操作する場合、サーバ101との通信を削減することが可能となり、ユーザは、素早く家電103の操作を実施することが可能となる。
 ユーザが、家電103に携帯端末102をタッチすることにより、近距離無線通信が携帯端末102と家電103との間で行われた後に、携帯端末102は、ショートカットを登録する画面407を表示部305に表示する。画面407では、ユーザが画面402~405で設定した内容が確認として表示されるとともに、ショートカットを登録するためのボタンが表示される。
 ユーザが画面407の登録ボタンを押下すると、登録されたショートカットを示す一覧に追加される。そして、携帯端末102は、ユーザがショートカットとして登録しているコマンドを視覚的に判別可能にするためのアイコンとしての対応情報を含む画面408を表示部305に表示する。ここで、対応情報は、文字で示されるアイコンであってもよいし、画像で示されるアイコンであってもよいし、単なる文字列であってもよい。つまり、対応情報は、複数の制御条件の組み合わせを示す所定の制御に対応付けられた情報であればよい。
 携帯端末102にショートカットが登録されている状態では、アプリケーションの起動にともなって、ショートカットを示すアイコンの一覧の画面408が表示される。よって、登録している家電103の一覧をサーバ101から取得しなくてもよく、サーバ101との通信回数を削減でき、素早い操作を実現できる。
 画面409は、画面408で表示されるショートカットを示す複数のアイコンの一覧から1つのアイコンを選択した後に、表示部305に表示される。携帯端末102は、ショートカットを示す複数のアイコンの一覧から1つのアイコンが選択された場合、当該アイコンに対応付けられた複数の制御条件の組み合わせである所定の制御の内容と、携帯端末102を家電にタッチ/近づけることをユーザに求めるために、画面409を表示部305に表示する。この画面409が表示された状態で携帯端末102を家電103にタッチ/近づけることで、携帯端末102は、携帯端末102内部に保持している当該コマンドを家電に送出する。これによって、一度ユーザが携帯端末102を通じて家電103に対して行った操作を示すショートカットが携帯端末102に登録されていれば、画面401~406の画面フローを、画面408および409での1タップ/1タッチの操作で実現することが可能となり、携帯端末102を用いた家電の操作を手際よく実施することが可能となる。
 図6は、画面401~406で家電を操作する場合に通信システム1で行われる処理を示すシーケンス図である。
 まず、携帯端末102は、家電103を操作するためのアプリケーションを起動する(S501)。具体的には、携帯端末102は、受付部316により受付けられたユーザからの入力に応じてアプリケーションを起動する。
 携帯端末102は、アプリケーションを起動すると、サーバ101に対して、ログイン処理を実行する(S502)。ログイン処理は、具体的には、受付部316によりユーザから受付けられた当該ユーザのID/パスワードをサーバに送信することにより、ユーザ認証を行う処理である。
 サーバ101は、携帯端末102から送信されたID/パスワードが正当であると判断した場合には、セッション管理情報を携帯端末102に出力してログイン処理を完了させる(S503)。具体的には、サーバ101は、例えば、予め登録されているID/パスワードの組み合わせと、携帯端末102から送信されたID/パスワードの組み合わせとを比較することにより、予め登録されているID/パスワードと一致するID/パスワードがあれば、携帯端末102から送信されたID/パスワードが正当であると判断する。サーバ101は、携帯端末102から送信されたID/パスワードが登録されていないと判定した場合には、ID/パスワードが正当でないと判断する。
 ID/パスワードでのログインが認証された場合、携帯端末102は、サーバ101に対して、登録されている家電の一覧を要求する(S504)。具体的には、携帯端末102は、登録家電の一覧要求をサーバ101に送信する。
 サーバ101は、携帯端末102から送信された登録家電の一覧要求を受信した場合、ログインしているユーザに紐付いている登録家電の一覧を携帯端末102に送信することで、一覧要求への応答を行う。携帯端末102は、登録家電の一覧を受信した場合、画面401を生成し、生成した画面401を表示部305に表示し、操作対象の家電の選択を示す入力がユーザに行われるまで待機する。
 次に、携帯端末102は、ユーザから操作対象の家電の選択を示す入力が操作部304により受け付けられた場合(506)、画面402~405を順次提示し、画面402~405毎にユーザに制御条件を選択させる(S507)。ステップS507において全ての制御条件の選択を受け付けた後、画面406を生成するととともに、複数の制御条件の組み合わせである所定の制御を確定する(S508)。
 図7は、図5の画面406において家電に対してコマンドが送信されるまでに通信システム1で行われる処理の一例を示すシーケンス図である。
 まず、携帯端末102は、ステップS508で確定された所定の制御を実行させるためのコマンドの送信をサーバ101に要求する(S509)。具体的には、携帯端末102は、コマンド要求をサーバ101に送信することで、所定の制御を実行させるためのコマンドの送信をサーバ101に要求する。
 サーバ101は、携帯端末102からコマンド要求を受け付けると、コマンド要求に該当するコマンドを生成し、かつ、生成したコマンドを暗号化する。そして、サーバ101は、暗号化したコマンドを携帯端末102へ送信することで、コマンド応答を行う(S510)。
 携帯端末102は、暗号化されたコマンドをサーバ101から受信した場合、コマンドを家電103に実行させるための操作を行うことを促す画面を表示部305に表示する(S511)。具体的には、例えば、携帯端末102は、コマンドをサーバ101から受信した場合、画面406を表示部305に表示し、ユーザに携帯端末102を家電103にタッチする/近づけることをユーザに求める通知を行ってもよい。また、例えば、携帯端末102は、家電103にWi-Fi、Bluetooth(登録商標)、携帯電話の通信網などを介して、コマンドを送信する場合、コマンドを送信させる操作を行うことをユーザに求める通知を行ってもよい。携帯端末102は、当該通知を示す画面406を生成した後で、コマンドを送信させるための操作がユーザにより行われるまで待機する。
 次に、携帯端末102は、ユーザによりコマンドを送信させる操作が行われた場合(S512)、家電103に対して、機器識別情報の送信を要求する(S513)。具体的には、携帯端末102は、家電103に対して、機器識別情報要求を送信することで、機器識別情報の送信を要求する。
 家電103は、携帯端末102から機器識別情報要求を受信した場合、通信用メモリ204に記憶している家電103の機器識別情報を携帯端末102に送出することで、機器識別情報応答を行う(S514)。
 次に、携帯端末102は、家電103から機器識別情報を受信した場合、受信した機器識別情報に基づいて、操作対象の家電であるかを確認する(S515)。
 携帯端末102は、操作対象の家電であると確認できた場合には、携帯端末102から家電103にサーバ101から受信した暗号化されたコマンドを送出する(S516)。
 家電103は、受け付けたコマンドに応じた所定の制御を開始する(S517)。
 なお、ステップS515で、操作対象の家電でないと携帯端末102が判断した場合には、その旨を表示するエラー画面を提示し、暗号化されたコマンドの送出を行わないように制御する。
 図8は、図5の画面407、408でショートカットを登録する処理を示すシーケンス図である。
 ステップS510で、携帯端末102は、サーバ101で生成した暗号化されたコマンドを受け付けた場合、ショートカット識別情報を生成する(S601)。ショートカット識別情報は、ショートカットごとに一意に決まる識別情報である。
 携帯端末102は、ショートカット識別情報を生成した後で、生成したショートカット識別情報と、ステップS515で取得する機器識別情報に紐づけて、ショートカット識別情報をシステムメモリ306にショートカット情報306aとして記憶する(S602)。
 また、携帯端末102は、生成したショートカット識別情報に紐づけて、サーバ101から受信した暗号化されたコマンドをシステムメモリ306のコマンドメモリ306bに記憶する(S603)。
 このように、全てのショートカットは、ショートカット識別情報をキーとして、機器識別情報とコマンドとに紐付けられて携帯端末102内のシステムメモリ306に記憶される。これによって、携帯端末102は、一度、サーバ101により生成されたコマンドを、サーバ101と通信することなく利用できる。また、コマンドは、携帯端末102内において、暗号化された状態で記憶される。従って、悪意あるものに、携帯端末102のアプリケーションが解析されたとしても、コマンドの生成方法の漏洩を防ぐことができる。また、コマンドを携帯端末102内に記憶しておいたとしても、コマンドを安全に管理することが可能となる。
 また、携帯端末102は、ショートカットが作成される度、すなわち、携帯端末102内に記憶しているショートカット情報に変更が加えられた場合(つまりステップS603が行われた後)には、システムメモリ306のショートカット情報及びコマンド情報をサーバ101にバックアップするための要求をサーバ101に行う(S604)。具体的には、携帯端末102は、変更されたショートカット情報をサーバ101に送信する。
 サーバ101では、変更されたショートカット情報を受信し、受信したショートカット情報とユーザの識別情報とを紐付けて記憶することで、これらのショートカット情報のバックアップを行う(S605)。なお、ステップS604では、ショートカット情報が変更された場合、変更前のショートカット情報との差分のみをサーバ101に送信してもよいし、変更後のショートカット情報の全てをサーバ101に送信してもよい。
 このように、ショートカット情報をサーバ101に記憶させておくことで、ユーザの使用している携帯端末102が故障/機種変更するなどで、新たな端末に切り替わった場合でも、作成したショートカット情報を容易に復元できる。
 したがって、携帯端末102は、ログインしているユーザに対応するショートカット情報が、携帯端末102のシステムメモリ306に管理されていないと判断した場合には、サーバ101に対して、バックアップされているショートカット情報の送信を要求して、受信したショートカット情報に基づいてショートカット一覧を示す画面408を生成してもよい。
 図9は、図5の画面408、409でショートカット一覧から家電の操作を行う場合の処理を示したシーケンス図である。
 携帯端末102は、アプリケーションの起動時に、ショートカットが登録されている場合、ショートカット一覧を示す画面408を表示部305に表示して、ショートカットの一覧を示す複数のアイコンのうちの1つのアイコンがユーザにより選択されるまで待機する。
 次に、携帯端末102は、ユーザから1つのアイコンの選択を示す入力が操作部304により受付けられた場合(S701)、アイコンに紐付いているショートカット識別情報を確認し、ショートカット識別情報に紐付けて記憶されているコマンドをシステムメモリ306のコマンドメモリ306bから呼び出す(S702)。
 そして、携帯端末102は、呼び出したコマンドによる所定の制御を、家電103が行うことが可能であるか否かの判定を行う(S703)。なお、ステップS703の判定の詳細は、後述する。
 携帯端末102は、ステップS703で、当該所定の制御を、家電103が行うことが可能であると判定した場合、図7で説明したステップS511~ステップS517の処理を行う。
 図10は、ステップS703の判定処理を示すフローチャートである。
 まず、携帯端末102は、ショートカットを示すアイコンに対応付けられているコマンドが家電103で実行可能であるか否かを判定する(S801)。具体的には、図4で説明した、携帯端末102に含まれる通信装置310の判定部317による判定が行われる。
 携帯端末102は、ショートカットを示すアイコンに対応付けられているコマンドが家電103で実行可能であると判定した場合(S801:Yes)、ステップS703の判定処理を終了し、ステップS511に進む。
 一方で、携帯端末102は、ショートカットを示すアイコンに対応付けられているコマンドが家電103で実行可能でないと判定した場合(S801:No)、当該コマンドが家電103において実行できないことを示すメッセージを表示部305に表示する(S802)。
 そして、携帯端末102は、家電103において実行できる条件を満たす新しい所定の制御を実行するための新しいコマンドをサーバ101に要求し、新しいコマンドをサーバ101から取得する(S803)。この場合、携帯端末102は、ステップS802において、コマンドが家電103において実行できない理由をメッセージでユーザに通知することで、ユーザに実行できない理由を回避した所定の制御を確定させる入力を行わせてもよい。また、携帯端末102は、家電103において実行できる条件を満たす新しい所定の制御を自動的に生成してもよい。
 図11は、ショートカット情報を示したテーブルである。
 図11に示すようにショートカット情報は、ショートカットID、家電識別情報、アイコンURL及びコマンドへのポインタ情報で構成される。
 ショートカットIDは、ショートカット識別情報であり、ショートカットを一意に決めるIDである。
 家電識別情報は、操作対象の家電を決めるものであり、家電ごとの固有情報であってもよいし、型番などの情報であってもよい。また、家電識別情報は、家電の固有情報であれば、同じ型番でも、操作する対象の家電を限定することが可能である。また、家電識別情報は、型番であれば、同じ機種である複数の家電について共通のコマンドでの操作を認めるようにしてもいい。この機器識別情報は、登録家電の一覧を要求するステップS504の時に、携帯端末102がサーバ101から取得する情報である。サーバに登録される家電識別情報の元情報は、家電103の通信用メモリ204に格納されている機器識別情報である。
 アイコンURLは、ショートカットのアイコンに用いるアイコンのURLである。このアイコンは、コマンドごとに変更するのが、ユーザの視認性を高める上で望ましい。例えば、洗濯機の場合、予約時間やコース設定の内容に応じて、アイコンの文字/デザイン/パターンを変更することが望ましい。
 コマンドへのポインタは、ショートカットに対応する家電操作コマンドの格納されているメモリへのポインタである。これによってショートカットのアイコンが選択されると家電操作コマンドを一意に決めることができる。
 以上のように、本発明の通信方法及び通信装置によれば、携帯端末102で家電103を操作する場合、ユーザのお気に入りやよく使うメニューをショートカットとして登録することができる。
 ショートカットは、サーバ101で生成した暗号化されたコマンドも含んでいる。このように、セキュアな実装のためにサーバ101でのみコマンド生成が許されるような場合であっても、携帯端末102は、暗号課されたコマンドを携帯端末102内に記憶しておくことができ、サーバ101への通信を削減することができる。
 また、コマンドごとにショートカットを示すアイコンのパターンを変更すれば、ユーザの視認性を向上させることができ、使い勝手が向上する。
 また、登録済みのショートカットを使って家電103を操作する際、携帯端末102を家電103にタッチまたは近づける直前に(「タッチしてください」画面409にて)、サーバ101との通信を要しないデータにおいては、例えば、予約時刻などを変更できるようにすることで、使い勝手が更に向上する。この場合、予約時刻は、コマンドとして含まれていなくてもよいと言うことであり、コマンドは、ユーザにより設定された予約時刻を除く複数の制御条件の組み合わせを家電に実行させるものであってもよい。これにより、予約時刻のみが異なる複数のショートカットをわざわざ登録する必要がなくなる。もちろん、予約時刻がコマンドに含まれている場合には、携帯端末102は、改めてサーバ101に変更された予約時刻に対応するコマンドを生成させて、当該コマンドを取得することになる。
 なお、携帯端末102に管理するショートカット情報は、ユーザごとに管理してもいい。すなわち、ログインするユーザごとのユーザ識別情報に対応付けて、ショートカット情報を管理すれば、例えば、タブレット端末のように、家族の複数人で利用するような携帯端末102の場合にも、ユーザごとのショートカット情報が提示可能となる。
 また、ショートカットは、ユーザが登録する場合のみで説明したが、家電103の登録によって自動的に追加されるショートカットとして実装することもできる。この場合は、サーバ101に家電の品番ごとに追加するショートカットのリストが予め生成されており、当該家電が追加されるごとに、デフォルトのショートカットとして当該リストを追加すれば、家電のメーカーが使っていただきたい機能を宣伝することにも利用することができる。
 なお、ショートカットの機能として、家電を操作するためのショートカットのほか、表示系や誘導系のショートカットを用意することで、利便性が更に向上する。例えば、該当するショートカットのアイコンを押下するだけで、機器の取扱説明書を表示したり、健康機器で計測したデータをグラフ表示したり、別のアプリケーションを起動することができる。
 また、ショートカットのサーバへのバックアップは、タイムスタンプを付けた状態で管理されることが望ましい。例えば、2台の携帯端末102を同時に利用している場合でも、常に最新のショートカットとしてバックアップすることが可能であるし、サーバと通信していない場合に、ショートカット情報が更新された場合でも、タイムスタンプ情報を確認することで齟齬を無くすことができる。
 (他の実施の形態)
 なお、本実施の形態にかかる通信装置310は、本実施の形態にかかる通信方法を実行するプログラムを外部のサーバから携帯端末102へダウンロードしてインストールして実現してもよい。
 なお、図7では、携帯端末102がサーバ101からコマンドを受信して、携帯端末102から受信したコマンドを家電103に送信する例を説明したが、これに限らない。例えば、図12に示すように、サーバ101は、携帯端末102からコマンド要求を受信した場合、携帯端末102を介さずに、コマンド要求に応じて生成したコマンドを家電103に送信してもよい。なお、通信システム1は、図7で説明した処理を行うか、図12で説明する処理を行うかの判断は、予めユーザにより設定された情報から判断してもよいし、携帯端末102と家電103との間でそのときに通信可能な通信経路を判断してもよい。
 図12は、画面406において家電に対してコマンドが送信されるまでに通信システム1で行われる処理の他の一例を示すシーケンス図である。
 まず、携帯端末102は、ステップS508で所定の制御が確定された場合、確定された所定の制御を家電103に実行させるための操作を行うことをユーザに促す画面を表示部305に表示する(S521)。そして、携帯端末102は、当該画面を生成した後で、家電103に対するコマンドの送信をサーバに行わせるための操作が、ユーザにより行われるまで待機する。
 次に、携帯端末102は、ユーザにより、家電103に対するコマンドの送信をサーバに行わせるための操作が行われた場合(S522)、サーバ101は、ステップS508で確定された所定の制御に該当するコマンドを生成し、かつ、生成したコマンドを暗号化する。そして、サーバ101は、暗号化したコマンドを家電103へ送信する(S523)。
 家電103は、受付けたコマンドに応じた所定の制御を開始する(S524)。
 なお、図8に示す処理において、コマンドを家電103へ送信する前に、図7の携帯端末102および家電103の間で行われるステップS513~ステップS515に相当する処理を、サーバ101と家電103との間で行ってもよい。
 なお、携帯端末102で実現される通信装置310で行われる本実施の形態に係る通信方法は、図6~図10の処理を全て行う必要はなく、図13の処理を行えばよい。図13は、通信方法の最小限の構成を示すフローチャートである。
 まず、携帯端末102は、インターネットを介して、サーバ101と通信を行う(S901:第一通信ステップ)。
 家電103に所定の制御を実行させるためのコマンドを、第一通信ステップで行われた通信においてサーバ101から取得する(S902:取得ステップ)。
 取得ステップにおいて取得されたコマンドと、当該コマンドに対応付けられた対応情報(アイコン)とを記憶部315に記憶する(S903:記憶ステップ)。
 記憶ステップにおいて記憶された複数の対応情報(アイコン)を表示部319に表示する(S904:表示ステップ)。
 表示ステップにおいて表示された複数の対応情報のうちの1つの対応情報に対する選択を受け付ける(S905:受付ステップ)。
 受付ステップにおいて受け付けられた1つの対応情報(アイコン)に対応付けられたコマンドによる所定の制御を、当該家電103が行うことが可能か否かの判定を行う(S906:判定ステップ)。
 受付ステップにより受け付けられた対応情報に対応付けられたコマンドによる所定の制御を、当該家電103が行うことが可能であると判定ステップにおいて判定された場合、当該コマンドを家電103に送信する(S907:第二通信ステップ)。
 なお、上記各実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。ここで、上記各実施の形態の通信装置などを実現するソフトウェアは、次のようなプログラムである。
 すなわち、このプログラムは、コンピュータに、電気機器を操作するための通信方法であって、インターネットを介して、サーバと通信を行う第一通信ステップと、前記電気機器に所定の制御を実行させるためのコマンドを、前記第一通信ステップで行われた前記通信において前記サーバから取得する取得ステップと、前記取得ステップにおいて取得された前記コマンドと、当該コマンドに対応付けられた対応情報とを記憶部に記憶する記憶ステップと、前記記憶ステップにおいて記憶された複数の前記対応情報を表示部に表示する表示ステップと、前記表示ステップにおいて表示された前記複数の対応情報のうちの1つの対応情報に対する選択を受け付ける受付ステップと、前記受付ステップにおいて受け付けられた前記1つの対応情報に対応付けられたコマンドによる前記所定の制御を、当該電気機器が行うことが可能か否かの判定を行う判定ステップと、前記受付ステップにより受け付けられた対応情報に対応付けられたコマンドによる前記所定の制御を、当該電気機器が行うことが可能であると前記判定ステップにおいて判定された場合、当該コマンドを前記電気機器に送信する第二通信ステップと、を含む通信方法を実行させる。
 以上、一つまたは複数の態様に係る通信方法及び通信装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
 本発明にかかる通信方法及び通信装置は、ユーザに係る操作の負担を軽減でき、また、消費電力を低減することができる、携帯端末から家電を操作する通信方法及び通信装置などとして有用である。
 101 サーバ
 102 携帯端末
 103、103a、103b 家電
 104 コマンド生成データベース
 105 ゲートウェイ
 201a、201b アンテナ
 202a 近距離無線通信部
 202b 無線通信部
 203 電力生起部
 204 通信用メモリ
 204a 家電識別情報
 205 暗復号部
 206 シリアルI/F
 207 制御部
 208 家電メモリ
 301 アンテナ
 302 高速無線通信部
 303 システムコントローラ
 304 操作部
 305 表示部
 306 システムメモリ
 306a ショートカット情報
 306b コマンドメモリ
 307 近距離無線通信部
 308 アンテナ
 310 通信装置
 311 通信部
 312 第一通信部
 313 第二通信部
 314 取得部
 315 記憶部
 316 受付部
 317 判定部
 318 通知部
 319 表示部

Claims (12)

  1.  電気機器を操作するための通信方法であって、
     インターネットを介して、サーバと通信を行う第一通信ステップと、
     前記電気機器に所定の制御を実行させるためのコマンドを、前記第一通信ステップで行われた前記通信において前記サーバから取得する取得ステップと、
     前記取得ステップにおいて取得された前記コマンドと、当該コマンドに対応付けられた対応情報とを記憶部に記憶する記憶ステップと、
     前記記憶ステップにおいて記憶された複数の前記対応情報を表示部に表示する表示ステップと、
     前記表示ステップにおいて表示された前記複数の対応情報のうちの1つの対応情報に対する選択を受け付ける受付ステップと、
     前記受付ステップにおいて受け付けられた前記1つの対応情報に対応付けられたコマンドによる前記所定の制御を、当該電気機器が行うことが可能か否かの判定を行う判定ステップと、
     前記受付ステップにより受け付けられた対応情報に対応付けられたコマンドによる前記所定の制御を、当該電気機器が行うことが可能であると前記判定ステップにおいて判定された場合、当該コマンドを前記電気機器に送信する第二通信ステップと、を含む
     通信方法。
  2.  前記コマンドは、ユーザにより指定された複数の制御条件の組み合わせを、前記所定の制御として前記電気機器に実行させるためのコマンドである
     請求項1に記載の通信方法。
  3.  前記コマンドは、前記電気機器で実行される所定の制御と、当該所定の制御の実行を開始させる開始時刻に関連する時刻情報とを含み、
     前記判定ステップでは、
     現在時刻が、前記時刻情報から得られる前記開始時刻を過ぎていない場合、前記所定の制御を前記電気機器が行うことが可能であると判定し、
     現在時刻が、前記開始時刻を過ぎている場合、前記所定の制御を前記電気機器が行うことが不可能であると判定することで、前記判定を行う
     請求項2に記載の通信方法。
  4.  前記取得ステップでは、さらに、現在の季節または気象情報を、前記通信において取得し、
     前記判定ステップでは、前記現在の季節または前記気象情報が、前記所定の制御を前記電気機器が行うための条件を満たしているか否かに応じて、前記判定を行う
     請求項1から3のいずれか1項に記載の通信方法。
  5.  前記取得ステップでは、さらに、前記電気機器が設置されている位置を取得し、かつ、当該位置を含む地域の前記気象情報を、前記通信において取得し、
     前記判定ステップでは、前記気象情報が、前記条件を満たしているか否かに応じて、前記判定を行う
     請求項4に記載の通信方法。
  6.  前記取得ステップでは、さらに、前記通信において前記電気機器の制御状態を取得し、
     前記判定ステップでは、
     前記取得ステップにおいて取得された前記電気機器の制御状態が制御中でない場合、前記所定の制御を前記電気機器が行うことが可能であると判定し、
     前記制御状態が制御中である場合、前記所定の制御を前記電気機器が行うことが不可能であると判定することで、前記判定を行う
     請求項1から5のいずれか1項に記載の通信方法。
  7.  さらに、
     前記受付ステップにより受け付けられた前記1つの対応情報に対応付けられたコマンドによる前記所定の制御を、当該電気機器が行うことが不可能であると前記判定ステップにおいて判定された場合、当該所定の制御を当該電気機器が行うことが不可能であることを示す通知を行う通知ステップを含む
     請求項1から6のいずれか1項に記載の通信方法。
  8.  前記通知ステップでは、前記通知として、当該所定の制御を当該電気機器が行うことが不可能である理由を含めた通知を行う
     請求項7に記載の通信方法。
  9.  前記取得ステップでは、当該所定の制御を当該電気機器が行うことが可能となる条件を満たすコマンドを、前記通信において前記サーバから取得する
     請求項7または8に記載の通信方法。
  10.  電気機器の操作を行うための通信装置であって、
     電気機器と通信可能であり、かつ、インターネットを介して、サーバと通信可能である通信部と、
     前記電気機器に所定の制御を実行させるためのコマンドを、前記通信部を介して前記サーバから取得する取得部と、
     前記取得部により取得された前記コマンドと、当該コマンドに対応付けられた対応情報とを記憶する記憶部と、
     前記記憶部に記憶されている少なくとも1つの前記対応情報を表示する表示部と、
     前記表示部に表示されている前記少なくとも1つの対応情報のうちの1つの対応情報に対する選択を受け付ける受付部と、
     前記受付部により受け付けられた前記1つの対応情報に対応付けられたコマンドによる前記所定の制御を、前記電気機器が行うことが可能か否かの判定を行う判定部と、を備え、
     前記通信部は、前記コマンドによる前記所定の制御を、当該電気機器が行うことが可能であると前記判定部により判定された場合、当該コマンドを、前記電気機器に送信する
     通信装置。
  11.  前記通信部は、インターネットを介さずに前記電気機器と通信可能である第一通信部と、インターネットを介して前記サーバまたは前記電気機器と通信可能である第二通信部と、を有する
     請求項10に記載の通信装置。
  12.  請求項1から9のいずれか1項に記載の通信方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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