WO2014115713A1 - バランス補正装置及び蓄電装置 - Google Patents
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Abstract
インダクタLのDCR(DC Resistance)の電圧降下を検出することによりインダクタ電流iLを検出し、検出された電圧降下に基づき、インダクタ電流iLが予め設定された制限範囲を逸脱しないようにスイッチング素子S1,S2をオンオフ制御する。より具体的には、抵抗素子Raと容量素子Cとを含むRCフィルタをインダクタLの端子間に接続し、容量素子Cの端子間に、第1演算増幅器OPa及び第2演算増幅器OPbを、夫々の反転入力端子及び非反転入力端子に、容量素子Cの各端子が互いに逆の極性になるように接続し、第1演算増幅器及OPa及び第2演算増幅器OPbの夫々の出力に基づき、インダクタ電流iLが予め設定された制限範囲を逸脱しないように上記オンオフ制御を行う。
Description
この発明は、複数の蓄電セルの電圧を均等化するバランス補正装置及び蓄電装置に関する。
複数の蓄電セルが直列接続されてなる集合電池においては、放電能力の低下や寿命の短縮化を防ぐべく、蓄電セル間の電圧(起電力)のばらつきを抑える必要がある。とくに電気自動車等に用いられる蓄電装置のように、多数の蓄電セルからなる集合電池については、蓄電セル間の電圧のばらつきを厳密に抑えることが求められる。
蓄電セル間の電圧を均等化する仕組みとして、例えば、特許文献1には、直列接続された2次電池B1,B2の接続点にインダクタLの一端を接続しておき、該インダクタLの他端を電池B1の他端に接続して形成される第1閉回路に電流を流す第1モードと、インダクタLの他端を電池B2の他端に接続して形成される第2閉回路に電流を流す第2モードとを短時間ずつ交互に繰り返す動作(スイッチング動作)を適当な期間、実行することにより、電池B1と電池B2の電圧を均等化するバランス補正方法について開示されている(以下、特許文献1に開示されているバランス補正方式のことをコンバータ方式と称する。)。
また特許文献2には、上記コンバータ方式の電圧バランス補正回路において、直列接続された複数の蓄電セルの電圧を、簡単かつ小規模でIC化にも適した回路により電力損失をともなうことなく効率良く均等化させるべく、周期的にトリガー駆動されて第1の単発パルス信号を出力する第1のワンショットマルチバイプレータ、及び上記第1の単発パルス信号の立ち下がりでトリガー駆動されて第2の単発パルス信号を出力する第2のワンショットマルチバイプレータを設け、2つのセル間の電圧差の増大に応じて各単発パルス信号のパルス幅を拡大させるよう、上記ワンショットマルチバイプレータの動作条件を上記検出値で可変制御することが記載されている。
また特許文献3には、上記コンバータ方式の電圧バランス補正回路において、スイッチング素子に流れる電流を検出し、当該検出値が所定値を越える過電流であるときに、過電流が低減するように信号発生回路の動作に制限をかけること、及び、副スイッチング素子と電流検出のための抵抗とを直列に接続した直列素子をスイッチング素子に並列に接続し、副スイッチング素子をスイッチング素子と連動させて2重に動かす構成とし、上記抵抗に接続するコンパレータにより過電流を検出し、コンパレータの出力を信号発生回路に戻して過電流制限を行うことが記載されている。
図6は、集合電池の蓄電セルのバランスを確保するためのバランス補正装置の一例として示す、コンバータ方式のバランス補正回路6である。
図6に示すように、蓄電セルB1とB2とが直列接続されて集合電池3が構成されている。集合電池3の正負端子31,32には、集合電池3に充電電流を供給する電流供給源(例えば、充電器、回生回路)、もしくは集合電池3の電力を利用する負荷(例えば、モータ、需要家負荷、電子回路)が接続される。
蓄電セルB1の負極と蓄電セルB2の正極とを結ぶ線路には、インダクタLの一端が接続されている。インダクタLの他端と蓄電セルB1の正極とを結ぶ線路には、スイッチング素子S1が設けられている。インダクタLの他端と蓄電セルB2の負極とを結ぶ線路には、スイッチング素子S2が設けられている。
スイッチング素子S1,S2は、例えば、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)を用いて構成されている。スイッチング素子S1,S2は、制御回路30によって生成される制御信号φ1,φ2によって制御されるゲートドライバD1,D2によって、一方のスイッチング素子がオンしているときは他方のスイッチング素子がオフするように、互いに相補的に動作する。
以上の構成からなるバランス補正回路において、制御回路10は、制御信号によりスイッチング素子S1とスイッチング素子S2とを所定のデューティ比で交互にオンオフ制御する。これにより蓄電セルB1と蓄電セルB2との間で電力の授受が行われ、蓄電セルB1と蓄電セルB2の電圧が均等化される。
制御回路10は、蓄電セルB1,B2の夫々の電圧(例えば、図6における接続点J6-J1間の電圧や接続点J1-J7の間の電圧)を電圧センサ(電圧計等)によってリアルタイムに監視している。そして制御回路10は、両蓄電セルB1,B2の電圧が略一致していること(セルバランスが十分に確保されていること)を検知するとスイッチング素子S1,S2のスイッチング動作を停止する。
以上の構成からなるバランス補正回路6において、例えば、何らかの理由で蓄電セルB1,B2の電圧差が異常に拡大した場合、インダクタLを流れる電流(以下、インダクタ電流とも称する。)が制限範囲(許容範囲)を逸脱してしまう可能性がある。そのため、例えば、特許文献2,3などにも開示されているように、バランス補正回路の動作中にインダクタ電流を監視して、インダクタ電流が制限範囲を逸脱しないようにスイッチング素子をフィードバック制御するようにしている。
しかしインダクタ電流を監視するための仕組みを実現しようとすれば、バランス補正回路にインダクタ電流を検出するための電流検出抵抗を別途設けなければならず、電流検出抵抗にて消費される電力による効率の低下や回路規模の拡大が問題となる。
本発明は、このような課題を解決すべくなされたもので、インダクタ電流を低損失で精度よく検出して過電流を確実に防ぐことが可能な、バランス補正装置及び蓄電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のうちの一つは、直列接続された複数の蓄電セルからなる集合電池において、前記蓄電セル間又は直列接続された複数の前記蓄電セルからなる蓄電モジュール間の電圧を均等化するバランス補正装置であって、前後して接続する、第1の前記蓄電モジュールと第2の前記蓄電モジュールとの接続点にその一端が接続される、インダクタと、前記第1の蓄電モジュールの正負端子間に前記インダクタとともに直列に接続される、第1のスイッチング素子と、前記第2の蓄電モジュールの正負端子間に前記インダクタとともに直列に接続される、第2のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子をオンオフ制御することにより前記蓄電モジュールの夫々に対する電流の供給を制御し、それにより前記インダクタを介して前記蓄電モジュール間で電力の授受を生じさせて前記蓄電モジュール間の電圧を均等化させる、スイッチング制御部と、前記インダクタのDCR(DC Resistance)の電圧降下を検出することにより前記インダクタを流れる電流を検出する、電流検出部とを備え、前記制御部は、前記電流検出部により検出された前記電圧降下に基づき、前記インダクタを流れる電流が予め設定された制限範囲を逸脱しないように前記オンオフ制御を行う。
本発明の他の一つは、上記バランス補正装置であって、前記インダクタの端子間に接続される、第1の抵抗素子と容量素子とを含むRCフィルタと、前記容量素子の端子間に、夫々の反転入力端子及び非反転入力端子に、前記容量素子の各端子が互いに逆の極性になるように接続される、第1演算増幅器及び第2演算増幅器と、を更に備え、前記制御部は、前記第1演算増幅器及び前記第2演算増幅器の夫々の出力に基づき、前記インダクタを流れる電流が予め設定された制限範囲を逸脱しないように前記オンオフ制御を行う。
本発明の他の一つは、上記バランス補正装置であって、前記制御部は、前記インダクタを流れる電流の絶対値が予め設定された閾値を超えると、前記第1のスイッチング素子又は前記第2のスイッチング素子がオンしている期間を短縮する。
本発明の他の一つは、上記バランス補正装置であって、前記第1容量素子の端子間に接続され、第1演算増幅器及び第2演算増幅器に入力される電圧スケールを調節するための第2の抵抗素子を更に備える。
本発明の他の一つは、蓄電装置であって、前記直列接続された複数の蓄電セルと上記バランス補正装置を備える。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、インダクタ電流を低損失で精度よく検出して過電流を確実に防ぐことができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。尚、以下の説明において、同一又は類似の部分に同一の符号を付して重複する説明を省略することがある。
図1に本発明の一実施形態として示すバランス補正回路1(バランス補正装置)を示している。バランス補正回路1は、例えば、直列接続された複数の蓄電セルからなる集合電池を利用する蓄電装置(電気自動車、ハイブリッド自動車、電気二輪車、鉄道車両、昇降機、系統連携用蓄電装置、パーソナルコンピュータ、ノートブック型コンピュータ、携帯電話機、スマートフォン、PDA機器等)に適用される。蓄電セルは、例えば、リチウムイオン二次電池、リチウムイオンポリマー二次電池等が代表的であるが、蓄電セルは、例えば、電気二重層キャパシタ等の他の種類の蓄電素子であってもよい。
集合電池を構成している蓄電セル間で製造品質や劣化の度合いが異なる場合、蓄電セル間の電池特性(電池容量、放電電圧特性)に差が生じることがある。そしてこうした電池特性の差に起因して、充放電時等に蓄電セル間の電圧にばらつきが生じることがある。そこでこのようなばらつきの発生を抑制すべく、バランス補正回路1は、蓄電セル間の電圧もしくは直列接続された複数の蓄電セルからなる蓄電モジュール間の電圧を均等化(セルバランスの確保)させるように動作する。
図1に示すように、蓄電セルB1とB2とが直列に接続されて集合電池3を構成している。集合電池3の正負端子31,32には、集合電池3に充電電流を供給する電流供給源(例えば、充電器、回生回路)、集合電池3の起電力を利用して機能する負荷(例えば、モータ、需要家負荷、電子回路)等が接続される。
蓄電セルB1の負極と蓄電セルB2の正極とを結ぶ線路には、インダクタLの一端が接続されている。インダクタLの他端と蓄電セルB1の正極とを結ぶ線路には、スイッチング素子S1(第1のスイッチング素子)が設けられている。またインダクタLの他端と蓄電セルB2の負極とを結ぶ線路には、スイッチング素子S2(第2のスイッチング素子)が設けられている。
スイッチング素子S1,S2はMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)を用いて構成されている。スイッチング素子S1,S2は、制御回路10(スイッチング制御部)によって生成される制御信号φ1,φ2によって制御されるゲートドライバD1,D2によって、一方のスイッチング素子がオンしているときは他方のスイッチング素子がオフするように、互いに相補的に動作する。
制御回路10は、制御信号生成回路101及びデューティ比制御回路102を備える。このうち制御信号生成回路101は、ゲートドライバD1,D2の夫々に供給する2相の制御信号φ1,φ2を生成する。尚、本実施形態においては、制御信号φ1,φ2は、所定のデューティ比の2相の方形波(例えばPWMパルス(PWM:Pulse Width Modulation))であるものとする。
またデューティ比制御回路102は、後述する電圧増幅回路104から入力される電圧値に基づき制御信号生成回路101をフィードバック制御し、制御信号生成回路101によって生成される制御信号φ1,φ2(例えばデューティ比)を制御する。
図1に示す電流検出回路103(電流検出部)は、インダクタLのDCR(DC Resistance)の両端の電圧降下を検出することにより、インダクタLを流れる電流(以下、インダクタ電流iLとも称する。)を検出する。つまり電流検出回路103は、インダクタ電流iLを電圧値に変換する電流/電圧変換回路として機能する。尚、DCR両端の電圧降下を検出する仕組みの詳細については後述する。
電圧増幅回路104は、電流検出回路103から入力されるDCR両端の電圧降下に対応した電圧値となる、容量素子Cの両端の電圧値を増幅して制御回路10に入力する。尚、電圧増幅回路104の詳細については後述する。
続いて、バランス補正回路1の基本的な動作について、図2を参照しつつ説明する。
図2(a)は、制御回路10が、スイッチング素子S1,S2のオンオフ制御を行っている期間に生成する、制御信号φ1,φ2の波形である。図2(a)に示すように、上記期間中、制御回路10は、例えば、同一周期で相補的にオンオフされる方形波からなる制御信号φ1,φ2を生成する。
図2(b)~(d)は、スイッチング素子S1,S2のオンオフ制御を行っている期間におけるインダクタ電流iLの波形である。このうち図2(b)は、蓄電セルB1の電圧E1が蓄電セルB2の電圧E2よりも大きい場合におけるインダクタ電流iLの波形であり、図2(c)は、蓄電セルB1の電圧E1が蓄電セルB2の電圧E2よりも小さい場合におけるインダクタ電流iLの波形であり、図2(d)は、蓄電セルB1の電圧E1と蓄電セルB2の電圧E2とが均等である(略等しい)場合におけるインダクタ電流iLの波形である。
ここで図2(b)に示すように、蓄電セルB1の電圧E1が蓄電セルB2の電圧E2よりも大きい場合(E1>E2)、スイッチング素子S1がオンでスイッチング素子S2がオフの期間中は、主に蓄電セルB1の正極→接続点J6→スイッチング素子S1→接続点J2→接続点J3→インダクタL→接続点J4→接続点J1→蓄電セルB1の負極の経路(以下、これを第1経路と称する。)でインダクタ電流iLが流れる。つまりこの期間中は主に図1に示す実線矢印の方向にインダクタ電流iLが流れてインダクタLにエネルギーが蓄積される。
その後、スイッチング素子S1がオフしてスイッチング素子S2がオンすると、インダクタLに蓄積されていたエネルギーが、インダクタL→接続点J4→接続点J1→蓄電セルB2の正極→蓄電セルB2の負極→接続点J7→スイッチング素子S2→接続点J2→接続点J3→インダクタLの経路で放出され、これにより蓄電セルB2が充電される。そしてインダクタLのエネルギーが無くなると、上記とは逆方向にインダクタ電流iLが流れ始める。
また図2(c)に示すように、蓄電セルB1の電圧E1が蓄電セルB2の電圧E2よりも小さい場合(E1<E2)、スイッチング素子S1がオフでスイッチング素子S2がオンの期間中は、主に蓄電セルB2の正極→接続点J1→接続点J4→インダクタL→接続点J3→接続点J2→スイッチング素子S2→接続点J7→蓄電セルB2の負極の経路(以下、これを第2経路と称する。)でインダクタ電流iLが流れる。つまりこの期間中は主に図1に示す破線矢印の方向にインダクタ電流iLが流れてインダクタLにエネルギーが蓄積される。
その後、スイッチング素子S2がオフしてスイッチング素子S1がオンすると、インダクタLに蓄積されていたエネルギーが、インダクタL→接続点J3→接続点J2→スイッチング素子S1→接続点J6→蓄電セルB1の正極→蓄電セルB1の負極→接続点J1→接続点J4→インダクタLの経路で放出され、これにより蓄電セルB1が充電される。そしてインダクタLのエネルギーが無くなると、上記とは逆方向にインダクタ電流iLが流れ始める。
このように、蓄電セルB1,B2間の電圧に差が存在する場合、第1経路及び第2経路に交互にインダクタ電流iLが流れることにより、蓄電セルB1と蓄電セルB2との間でエネルギーの授受が行われ、その結果両者の電圧が均等化されてセルバランスが確保される。尚、図2(d)に示すように、蓄電セルB1の電圧E1と蓄電セルB2の電圧E2とが均等である場合(E1=E2)、オンオフ制御に伴い蓄電セルB1,B2間で授受されるエネルギーの収支はバランスしており、蓄電セルB1,B2間の電圧は均等に保たれる。
尚、制御回路10は、図示しない計測回路によって計測される電圧(蓄電セルB1,B2の夫々の端子間の電圧(例えば、接続点J6-J1間の電圧、接続点J1-J7の間の電圧等)をリアルタイムに監視しており、蓄電セルB1,B2の電圧が均等であること(略一致していること)を検知した場合はスイッチング素子S1,S2のオンオフ制御を停止する。
<DCR両端の電圧降下の検出>
図1に示すように、電流検出回路103は、抵抗素子Ra(第1の抵抗素子)、容量素子C、及び抵抗素子Rb(第2の抵抗素子)を含んで構成されている。このうち抵抗素子Raと容量素子Cとは、インダクタLの両端に接続されるRCフィルタを構成している。また図1に示すように、抵抗素子Rbは、容量素子Cの両端に接続している。
<DCR両端の電圧降下の検出>
図1に示すように、電流検出回路103は、抵抗素子Ra(第1の抵抗素子)、容量素子C、及び抵抗素子Rb(第2の抵抗素子)を含んで構成されている。このうち抵抗素子Raと容量素子Cとは、インダクタLの両端に接続されるRCフィルタを構成している。また図1に示すように、抵抗素子Rbは、容量素子Cの両端に接続している。
ここでインダクタLのDCRの抵抗値をDCR1、インダクタLのインダクタンスをL1、容量素子Cの静電容量をC1、抵抗素子Raの抵抗値をR1、抵抗素子Rbの抵抗値をR2とする場合、インダクタLの時定数(=L1/DCR1)と、抵抗素子Ra、抵抗素子Rb、及び容量素子Cからなる回路の時定数(=(R1・R2/(R1+R2))・C1)とが正確に一致するように、つまり次式
R1・R2/(R1+R2)=L1/(DCR1・C1) ・・・式1
の関係が成り立つようにR1,R2,C1の値を選択すると、容量素子Cの両端の電圧降下は、インダクタLのDCRの両端の電圧降下にR2/(R1+R2)を乗じた値と等しくなる。従って、式1の関係が成り立つようにR1,R2,C1の値を選択すれば、容量素子Cの両端の電圧(以下、検出電圧とも称する。)から、DCRの両端の電圧、即ちインダクタ電流iLを検出することができる。更に抵抗素子Rbの値を適切に選択すれば、容量素子Cの両端に生じる電圧を、後述する電圧増幅回路104の入力電圧のスケールに合わせることができる。尚、DCR1は、例えば、インダクタLの製造メーカなどから提供されているインダクタLの定格値等から決定することができる。
<電圧増幅回路104の構成>
図1に示しているように、電圧増幅回路104は、第1演算増幅器OPaと第2演算増幅器OPbとを含む。第1演算増幅器OPa及び第2演算増幅器OPbの夫々の入力端子(反転入力端子(-)、非反転入力端子(+))には、容量素子Cの各端子が互いに逆極性になるように接続されている。つまり図1に示すように、第1演算増幅器OPaの非反転入力端子(+)には容量素子Cの接続点J5側の端子が、反転入力端子(-)には容量素子Cの接続点J4側の端子が夫々接続され、一方、第2演算増幅器OPbの非反転入力端子(+)には容量素子Cの接続点J4側の端子が、反転入力端子(-)には容量素子の接続点J5側の端子が夫々接続されている。
R1・R2/(R1+R2)=L1/(DCR1・C1) ・・・式1
の関係が成り立つようにR1,R2,C1の値を選択すると、容量素子Cの両端の電圧降下は、インダクタLのDCRの両端の電圧降下にR2/(R1+R2)を乗じた値と等しくなる。従って、式1の関係が成り立つようにR1,R2,C1の値を選択すれば、容量素子Cの両端の電圧(以下、検出電圧とも称する。)から、DCRの両端の電圧、即ちインダクタ電流iLを検出することができる。更に抵抗素子Rbの値を適切に選択すれば、容量素子Cの両端に生じる電圧を、後述する電圧増幅回路104の入力電圧のスケールに合わせることができる。尚、DCR1は、例えば、インダクタLの製造メーカなどから提供されているインダクタLの定格値等から決定することができる。
<電圧増幅回路104の構成>
図1に示しているように、電圧増幅回路104は、第1演算増幅器OPaと第2演算増幅器OPbとを含む。第1演算増幅器OPa及び第2演算増幅器OPbの夫々の入力端子(反転入力端子(-)、非反転入力端子(+))には、容量素子Cの各端子が互いに逆極性になるように接続されている。つまり図1に示すように、第1演算増幅器OPaの非反転入力端子(+)には容量素子Cの接続点J5側の端子が、反転入力端子(-)には容量素子Cの接続点J4側の端子が夫々接続され、一方、第2演算増幅器OPbの非反転入力端子(+)には容量素子Cの接続点J4側の端子が、反転入力端子(-)には容量素子の接続点J5側の端子が夫々接続されている。
そしてこのように容量素子Cの各端子が互いに逆極性になるように接続されていることで、第1演算増幅器OPaは、インダクタLを接続点J3から接続点J4の方向(図1において実線矢印で示す方向。以下、第1方向と称する。)に流れるインダクタ電流iLに相当する電圧(容量素子Cの両端の電圧。以下、第1方向電圧と称する。)を増幅して制御回路10(デューティ比制御回路102)に入力するように動作し、一方、第2演算増幅器OPbは、インダクタLを接続点J4から接続点J3の方向(図1において破線矢印で示す方向。以下、第2方向と称する。)に流れるインダクタ電流iLに相当する電圧(容量素子Cの両端の電圧。以下、第2方向電圧と称する。)を増幅して制御回路10(デューティ比制御回路102)に入力するように動作する。
<インダクタ電流の制限>
続いて、バランス補正回路1が、インダクタ電流iLが予め設定された制限範囲(許容範囲)を逸脱しないように制御する仕組みについて説明する。
<インダクタ電流の制限>
続いて、バランス補正回路1が、インダクタ電流iLが予め設定された制限範囲(許容範囲)を逸脱しないように制御する仕組みについて説明する。
前述したフィードバック制御に際し、デューティ比制御回路102は、電圧増幅回路104から入力される、第1方向電圧もしくは第2方向電圧に基づき、制御信号生成回路101を制御して、制御信号生成回路101によって生成される制御信号φ1,φ2(デューティ比)を制御する。具体的には、デューティ比制御回路102は、蓄電セルB1,B2の電圧差が異常に拡大するなどして、第1方向電圧もしくは第2方向電圧の絶対値が予め設定された閾値を超えると、例えば、制御信号φ1又は制御信号φ2を制御することによりスイッチング素子S1又はスイッチング素子S2がオンしている期間を短縮して(オン・デューティ(=オン期間/(オン期間+オフ期間))を減少させて)インダクタ電流iLの増大を抑制する。
ここでフィードバック制御についてバランス補正回路1の動作を検証すべく、本発明者らは、図3に示す構成からなる試験回路50を用いて検証を行った。検証では蓄電セルB1,B2としては静電容量(2200μF)のコンデンサを用いた。また電池電圧を模擬すべく、蓄電セルB1,B2には外部電源(不図示)を用いて集合電池3の両端に定電圧(Vin≒6V)を印加した。
図3に示すように、電流制御のために、蓄電セルB1の両端に電子負荷EL1を、また蓄電セルB2の両端に電子負荷EL2を、夫々接続した。電子負荷EL1並びに電子負荷EL2は、いずれもこれらを制御するための情報処理装置(不図示)に通信線を介して接続した。また蓄電セルB1の端子間電圧を測定するための電圧計Vaを、蓄電セルB1の両端に、蓄電セルB2の端子間電圧を測定するための電圧計Vbを、蓄電セルB2の両端に、夫々接続した。また集合電池3の端子間電圧を測定するための電圧計Vcを、集合電池3の両端に接続した。さらにインダクタ電流iLを測定するための電流計Aを、接続点J4と接続点J1を結ぶ線路中に接続した。
図4Aは、試験回路50において、蓄電セルB1の端子間電圧V1が増大し蓄電セルB2の端子間電圧V2が減少した場合、即ち蓄電セルB1の電圧が増大し蓄電セルB2の電圧が減少することにより、蓄電セルB1,B2間の電圧差(|V1-V2|)が拡大した場合(第1方向にインダクタ電流iLが増大し、それにより第1方向電圧が増大した場合)を模擬することにより得た試験結果である。また図4Bは、図4Aにおける電流計Aの計測値(インダクタ電流iL)を横軸とし、電圧計Vbの計測値V2を縦軸として示したグラフである。
図4A及び図4Bから、蓄電セルB1の電圧が増大し蓄電セルB2の電圧が減少して蓄電セルB1,B2間の電圧差(|V1-V2|)が拡大し、それにより第1方向のインダクタ電流iLが増大すると、予め設定された制限範囲を逸脱する前にインダクタ電流iLが自動的に抑制されて(図4Bではインダクタ電流iL≒2.20(A)程度で抑制が開始されている)、インダクタ電流iLが制限範囲を逸脱しないように適切にフィードバック制御がなされることが確認された。
一方、図5Aは、試験回路50において、蓄電セルB1の端子間電圧V1が減少し蓄電セルB2の端子間電圧V2が増大した場合、即ち蓄電セルB1の電圧が減少し蓄電セルB2の電圧が増大することにより、蓄電セルB1,B2間の電圧差(|V1-V2|)が拡大した場合(第2方向にインダクタ電流iLが増大し、それにより第2方向電圧が増大した場合)を模擬することにより得た試験結果である。また図5Bは、図5Aにおける電流計Aの計測値(インダクタ電流iL)を横軸とし、電圧計Vaの計測値V1を縦軸として示したグラフである。
図5A及び図5Bから、蓄電セルB1の電圧が減少し蓄電セルB2の電圧が増大して蓄電セルB1,B2間の電圧差(|V1-V2|)が拡大し、それにより第2方向のインダクタ電流iLが増大すると、予め設定された制限範囲を逸脱する前にインダクタ電流iLが自動的に抑制されて(図5Bではインダクタ電流iL≒1.77(A)程度で抑制が開始されている)、インダクタ電流iLが制限範囲を逸脱しないように適切にフィードバック制御がなされることが確認された。
以上に説明したように、本実施形態のバランス補正回路1においては、インダクタLのDCRの両端の電圧降下を検出することによりインダクタ電流iLを検出するので、低損失で精度よくインダクタ電流iLを検出することができる。また電流検出用抵抗としてDCRを利用するので、インダクタ電流iLを検出するために別途電流検出抵抗を設ける必要がなく、過電流防止機能を備えたバランス補正回路1を回路規模を抑えて実現することができる。
また本実施形態のバランス補正回路1においては、インダクタ電流iLが第1方向もしくは第2方向のいずれの方向に増大する場合であっても、インダクタ電流iLが制限範囲を逸脱しないように適切にフィードバック制御がなされるので、インダクタ電流iLの双方向について確実に過電流を防ぐことができる。
ところで、以上に説明した実施形態の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。例えば、本発明のバランス補正回路は、蓄電セルとは別体に設けられるものであってもよいし、蓄電セルと一体化されて電池パック等を構成するものであってもよい。
1 バランス補正回路、 10 制御回路、 101 制御信号生成回路、 102 デューティ比制御回路、 103 電流検出回路、104 電圧増幅回路、 L インダクタ、 Ra,Rb 抵抗素子、 C 容量素子、 B1,B2 蓄電セル、 S1,S2 スイッチング素子、 OPa 第1演算増幅器、OPb 第2演算増幅器
Claims (5)
- 直列接続された複数の蓄電セルからなる集合電池において、前記蓄電セル間又は直列接続された複数の前記蓄電セルからなる蓄電モジュール間の電圧を均等化するバランス補正装置であって、
前後して接続する、第1の前記蓄電モジュールと第2の前記蓄電モジュールとの接続点にその一端が接続される、インダクタと、
前記第1の蓄電モジュールの正負端子間に前記インダクタとともに直列に接続される、第1のスイッチング素子と、
前記第2の蓄電モジュールの正負端子間に前記インダクタとともに直列に接続される、第2のスイッチング素子と、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子をオンオフ制御することにより前記蓄電モジュールの夫々に対する電流の供給を制御し、それにより前記インダクタを介して前記蓄電モジュール間で電力の授受を生じさせて前記蓄電モジュール間の電圧を均等化させる、スイッチング制御部と、
前記インダクタのDCR(DC Resistance)の電圧降下を検出することにより前記インダクタを流れる電流を検出する、電流検出部と
を備え、
前記制御部は、前記電流検出部により検出された前記電圧降下に基づき、前記インダクタを流れる電流が予め設定された制限範囲を逸脱しないように前記オンオフ制御を行う、
バランス補正装置。 - 前記インダクタの端子間に接続される、第1の抵抗素子と容量素子とを含むRCフィルタと、
前記容量素子の端子間に、夫々の反転入力端子及び非反転入力端子に、前記容量素子の各端子が互いに逆の極性になるように接続される、第1演算増幅器及び第2演算増幅器と、
を更に備え、
前記制御部は、前記第1演算増幅器及び前記第2演算増幅器の夫々の出力に基づき、前記インダクタを流れる電流が予め設定された制限範囲を逸脱しないように前記オンオフ制御を行う、
請求項1に記載のバランス補正装置。 - 前記制御部は、前記インダクタを流れる電流の絶対値が予め設定された閾値を超えると、前記第1のスイッチング素子又は前記第2のスイッチング素子がオンしている期間を短縮する、請求項1または2に記載のバランス補正装置。
- 前記第1容量素子の端子間に接続され、第1演算増幅器及び第2演算増幅器に入力される電圧スケールを調節するための第2の抵抗素子を更に備える、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のバランス補正装置。
- 前記複数の蓄電セルと、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の前記バランス補正装置と、を備える蓄電装置。
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