WO2014068762A1 - ロードセル - Google Patents

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Abstract

【課題】起歪体の貫通孔に過荷重防止用ストッパを備え、ねじれ方向の過荷重による変形も確実に防止できるロードセルを提供する。 【解決手段】ロードセル10は、薄肉部18が形成された上下一対の平行ビーム14,15のそれぞれの端部が固定部16と可動部17で接続一体化されたロバーバル機構である起歪体12と、固定部16に固定されてビーム14,15間に配設された過荷重防止用ストッパ30とを備え、ストッパ30の先端部は、可動部17の内側面に設けた幅方向に延びるストッパ係合用凹部19内に配置されている。ストッパ30は細長い矩形状の金属板を折り曲げ加工したもので、金属板の矩形の短手方向が上下方向に一致し、金属板の屈曲部31が凹部19内の幅方向の両端近傍に配置されている。

Description

ロードセル
 本発明はロードセルに係り、特に過荷重防止用ストッパを内蔵したロバーバル型ロードセルに関する。
 ロバーバル型ロードセルは、例えば商工業用はかり等に使用されており、上下それぞれ2ヶ所の合計4ヶ所に薄肉部を有する起歪体を備え、この起歪体の根元側が片持ちに固定され、先端側に荷重が負荷されるように構成されている。4ヶ所の薄肉部は、荷重を負荷した際に2ヶ所が引張側、残り2ヶ所が圧縮側となり、引張側と圧縮側のそれぞれに歪ゲージが接着されている。4つの歪ゲージは接続されて、ホイートストンブリッジ回路が構成されている。
 このような構成のロードセルでは、ロードセル(起歪体)に過荷重が加わった際の薄肉部の過剰変形を防止するため、過荷重防止用のストッパが設けられている。
 過荷重防止用ストッパは通常、ロードセルの近辺にロードセルとは別体に設けており、たとえば、卓上商業秤では、ロードセルを上下で固定する支持フレームとハウジング底板間に、ねじ式の別体ストッパが設けられている(たとえば特許文献1参照)。
 この別体ストッパは、荷重の種類に応じて設ける必要があり、たとえば、垂直下荷重(すなわち秤量皿の中央付近に測定物を落下させた場合の荷重)に対しては、ロードセルの先端に1個または2個設けられている。また、ねじりの垂直下荷重(秤量皿の四隅付近に測定物を落下させた場合の荷重)に対しては、ロードセルの四隅に一個ずつ合計4個設けられている。前者はセンターストッパと呼ばれており、後者は四隅ストッパと呼ばれている。
 さらに、下荷重だけでなく上荷重に対するストッパも必要とされており、垂直上荷重やねじりの垂直上荷重に対してストッパを設ける必要がある。ここで、垂直上荷重とは、たとえば垂直の過荷重が負荷された場合(すなわち秤量物を秤に落下させた場合)にストッパで下向きの荷重を受けると、衝撃的な荷重の反力でロードセルが上方向に跳ね上げられ、逆に上方向に伝達される過荷重である。別の例としては、秤量皿を持って計量装置を運んでしまった場合などにも発生する。
 一方、ねじりの垂直上荷重とは、秤量皿の四隅付近に測定物を落下させた場合、ロードセルにねじり荷重が負荷され、落とされた側に下方向荷重が発生することで、皿の反対側が逆の上方向にねじられて伝達される過荷重である。これらの上荷重の場合にもストッパが必要とされているが、別体ストッパの場合には、荷重のタイプ毎にストッパが必要となるため、ストッパの数が増加するという問題があった。
 さらに別体ストッパの場合は、ロードセルの開発効率が悪いという問題や、ロードセルの組立効率や加工効率が悪いという問題もある。具体的に説明すると、別体ストッパはロードセルの起歪体に対して所定のクリアランスをもって配置されているが、このクリアランスは、荷重負荷時のロードセルのたわみと、支持フレームやハウジング底板といったロードセル支持部材のたわみを合算したもので決まるため、秤としての形状が決まって実験してからでないと、クリアランスが決まらない。したがって、開発期間が長くなってしまい、開発効率が悪いという欠点があった。
 また、ロードセルの組立時は、隙間ゲージ等でクリアランスを決めた状態で組み立て作業を行うため、時間がかかるという問題もある。さらに、別体のストッパの場合は、過荷重負荷時にロードセル支持部材も変形するため、ロードセルに伝わる過荷重を完全には防止できないという欠点もあった。
 このような問題を解消する方法として、ストッパを内蔵したストッパ一体型の起歪体が提案されている。
 たとえば特許文献2では、起歪体の固定部と可動部に水平同軸状の円孔がそれぞれ形成され、固定部の円孔に嵌合固定された円柱状のストッパが可動部の円孔内に挿通配置されている。このロードセルによれば、上下左右に過荷重が加わった際に、可動部の円孔内周面がストッパ外周面に当接することで、過荷重による起歪体の変形を防止できる。また、円柱状のストッパのみからなる簡易な構造なので、ロードセルの加工や組立を簡単に行うことができる。
 また、特許文献3の図第6図、第7図には、水平に延びる断面角型のストッパおよび挿通孔を有するロードセルが記載されている。この特許文献3のロードセルも同様に、ロードセルの加工や組立を簡単に行うことができる。
実用新案登録第2506104号 特開2010-249731 実開昭62-47929(第6,7図)
 しかしながら、第1には、特許文献2,特許文献3に示す内蔵型のストッパでは、片持ち状の細い棒状ストッパの先端部に過荷重が作用するが、過大荷重が繰り返し作用することでストッパが曲がって、過荷重を十分に抑制できないおそれがある。
 第2には、ねじれ方向の過荷重を十分に抑制できないという問題がある。すなわち、特許文献2や特許文献3では、ねじれ方向に過荷重が加わった場合に起歪体がストッパと当接する範囲は、変位が大きいロードセル(起歪体)の幅方向の端部(以下、エッジ部ともいう)ではなく、変位の小さい起歪体の幅方向中央部付近に限られるため、ねじれ方向の過荷重に対してはストッパとして十分に機能しない。
 本発明はこのような事情に鑑みて成されたもので、ねじれ方向の過荷重による変形も確実に防止することができ、さらには開発効率や組立効率を向上させることのできるロードセルを提供することを目的とする。
 請求項1に記載の発明は、前記した目的を達成するために、薄肉部が形成された上下一対の平行ビームのそれぞれの端部が固定部と可動部で接続一体化されたロバーバル機構である起歪体と、前記固定部に固定されて前記一対のビーム間に配設された過荷重防止用ストッパとを備え、前記可動部の(前記固定部に対向する)内側面には、起歪体(該可動部)の幅方向に延びるストッパ係合用凹部が設けられ、前記ストッパは、その基端部が前記固定部に固定されてその先端部が前記凹部内に所定のクリアランスをもって配置されたロードセルであって、
 前記ストッパを、所定幅の細長い矩形状の金属板を略直角に屈曲して形成するとともに、該金属板の短手方向が前記起歪体の上下方向に一致し、かつ該金属板の屈曲部が前記凹部の幅方向の端部近傍となるように配置した。
 本発明によれば、矩形状の金属板の短手方向がストッパの上下方向の寸法となるので、可動部に過大荷重が作用した場合に、起歪体(の可動部に形成されている凹部の上下面)に当接して過大荷重を受け止めるストッパは、上下方向に十分な強度を有する。さらに金属板の屈曲部が補強の役目を果たすので、ストッパとしての強度がいっそう高められる。したがって、本発明によれば、大きな過荷重(過負荷)にも十分に耐えることができる。
 また、本発明によれば、ストッパが細長い板状の金属板を屈曲して形成され、金属板の屈曲部が凹部内の幅方向の端部近傍に配置されるので、起歪体(の可動部)にねじれ方向の過荷重が作用した際に、起歪体の(可動部)の端部(エッジ部)近傍がストッパ(金属板の屈曲部)に当接し、起歪体への過荷重の伝達を防止する。
 さらに本発明によれば、過荷重防止用ストッパを内蔵したストッパ一体型の起歪体で構成されているので、起歪体の形状だけでクリアランスを決定することができ、ロードセルの開発効率が向上する。
 請求項2の発明は、請求項1において、前記ストッパ全体を平面視略コ字型(U字型)に形成し、ストッパの基端部である平面視略コ字横棒状部のそれぞれを前記固定部の左右の外側面に固定するように構成した。
 本発明によれば、金属板を平面視略コ字型(U字型)に屈曲させてストッパを形成するので、低コストでストッパを製造できる。
 また、ストッパの基端部である平面視略コ字横棒状部のそれぞれを固定部の左右の外側面に固定するので、固定部を挟んだ形態にストッパが固定される。したがって、ストッパの固定がいっそう強固となる。
 請求項3の発明は、請求項1または2において、前記起歪体の固定部の左右の外側面に座繰り加工を施し、該座繰り部に前記ストッパ基端部である一対の平面視コ字横棒状部を固定するように構成した。
 本発明によれば、座繰り部にストッパの基端部が固定されるので、ストッパ基端部の固定部の幅方向外側への突出量が減る。
 本発明のロードセルによれば、平面視矩形状の金属板の短手方向が上下方向になるように配置されるとともに、金属板には屈曲部が設けられているので、ストッパは上下方向に十分な強度を備えており、大きな過負荷にも十分に耐えることができる。
 また、本発明によれば、可動部側の両端近傍の位置に金属板の屈曲部が配置されているので、可動部にねじれ方向の過荷重が作用すると、可動部が金属板の屈曲部(の端面)に当接し、起歪体に作用するねじれ方向の過荷重による薄肉部の過剰変形をストッパにより確実に防止できる。
 さらに本発明によれば、過荷重防止用ストッパを内蔵したストッパ一体型の起歪体で構成されているので、起歪体の形状だけでクリアランスを決定することができ、ロードセルの開発効率を向上させることができる。
第1の実施形態のロードセルを示す斜視図 図1のII-II線に沿うロードセルの断面図 図1の起歪体を示す斜視図 図1のストッパを示す斜視図 第2の実施形態のロードセルを示す断面図 第3の実施形態のロードセルを示す断面図 第4の実施形態のロードセルを示す断面図
 以下、添付図面に従って本発明に係るロードセルの好ましい実施形態について説明する。図1は、本発明が適用された第1の実施形態のロードセル10を示す斜視図であり、図2は、ロードセル10のII-II線に沿う断面図、図3は、ロードセル10の主要構成部材である起歪体12を示す斜視図、図4は、ロードセル10の主要構成部材である過荷重防止用ストッパ30を示す斜視図である。
 これらの図に示すように、ロードセル10は主として、起歪体12、歪ゲージ20、過荷重防止用ストッパ30で構成される。
 起歪体12は、アルミ等の金属材から成り、たとえば一定形状に押し出し成形したものを一定の幅で切断し、必要に応じて切削加工することによって製造される。この起歪体12には、幅方向(矢印α方向)に貫通する略眼鏡状の貫通孔13が形成されており、この貫通孔13が形成されることによって、起歪体12は、平行に配設された上ビーム14と下ビーム15、上下一対のビーム14,15の両端部をそれぞれ接続する固定部16と可動部17、上ビーム14と下ビーム15のそれぞれ対向する位置に設けられた2個所の薄肉部18を備えたロバーバル機構を構成している。薄肉部18は合計4個形成されており、可動部17に負荷をかけて起歪体12が変形した際に2個の薄肉部18は引っ張られ、残りの2個の薄肉部18は圧縮される。
 図では、引張側の薄肉部は18aで、圧縮側の薄肉部は18bで示されており、本実施の形態では、上ビーム14の引張側(図の右側)の薄肉部18(18a)に2個の歪ゲージ20が貼り付けられ、上ビーム14の圧縮側(図の左側)の薄肉部18(18b)に2個の歪ゲージ20が貼り付けられている。なお、歪ゲージ20の配置や数はこれに限定されるものではなく、例えば、4箇所全ての薄肉部18に1個ずつ貼り付けてもよい。このように配置された歪ゲージ20は電気的に接続されて、ブリッジ回路が構成されている。
 一方、固定部16は、ケース等の装置本体(不図示)に固定される部分であり、本実施の形態では、底面にネジ孔(不図示)が形成され、下側からネジ止めされて装置本体に固定される。起歪体12における固定部16の反対側には、可動部17が設けられている。可動部17は、秤量皿(不図示)が接続される部分であり、本実施の形態では上面にネジ孔21が形成され、秤量皿(不図示)の支持部材等が上側からネジ止めにより固定される。この可動部17の内側の側面(貫通孔13に臨む側面)には、起歪体12の幅方向に延びるストッパ係合用凹部19が形成されている。凹部19は、起歪体12の幅方向において一定の形状に形成されており、凹部19の内側には、ストッパ30の先端部が配置されている。
 ストッパ30は、細長い板状の金属板を屈曲することによって形成されている。具体的には、一定幅の金属板を長手方向と直交する方向に90度ずつ2回屈曲することによって、コ状に形成されている。以下、2つの屈曲された部分を屈曲部31とし、2つの屈曲部31に挟まれた部分を中央部32とし、屈曲部31よりも端側をサイド部33とする。
 ストッパ先端部の中央部32は、その長さ(図2の上下方向の寸法)が起歪体12の幅寸法と略等しく形成されている。一方、2つのサイド部33は略平行に形成されており、ストッパ30を起歪体12に組み付けたときに、サイド部33の外側面が起歪体12の左右側面と面一となるように形成されている。したがって、ストッパ30を貫通孔13と凹部19の内部に配置すると、ストッパ30は貫通孔13と凹部19の内部に収まり、サイド部33の外側面は起歪体12の左右側面と同じ位置に配置される。
 サイド部33の端部近傍には、ネジ25用の挿通孔35が上下2箇所に形成されている。この挿通孔35の位置に合わせて、固定部16の外側面にネジ孔22が形成されている。また、固定部16の両側面には、貫通孔13側から座繰り加工が施され、外側面よりも凹んだ座繰り部24が形成されている。座繰り部24は、その高さ(上下方向の寸法)がストッパ30の高さよりも大きく形成されるとともに、その深さ(起歪体12の幅方向の寸法)がストッパ30の金属板の厚みと略同じ寸法で形成される。したがって、サイド部33の両端部をそれぞれ座繰り部24に配置した際に、サイド部33が固定部16の側面から突出せず、座繰り部24内に収納される。
 また、サイド部33は、その長さL1(図2参照)が貫通孔13の長さL2よりも大きく形成される。そして、サイド部33の端部を座繰り部24に配置して固定した際に、中央部24が凹部19内に配置されるようになっている。
 なお、ストッパ30の長さL1は、貫通孔13の長さL2と凹部19の大きさL3とを合わせた寸法よりも小さく形成することが好ましい。これにより、ストッパ30を取付姿勢のまま貫通孔13と凹部19の内部に挿入することができ、その姿勢のまま固定部16側に平行に移動するだけで取付位置まで移動させることができる。
 上記の如く構成されたストッパ30は、まず、起歪体12の貫通孔13の内部に挿入し、取り付け位置に配置する。すなわち、ストッパ30の中央部32を凹部19内に配置するとともに、ストッパ30の両方の端部34を固定部16の座繰り部24に配置する。次に、中央部32と凹部19の下面、上面とのクリアランスを治具(不図示)で調整し、その状態のままネジ25を挿通孔35に挿通させてネジ孔22に締め付ける。これにより、ストッパ30が位置決めされた状態で固定される。このようにして固定されたストッパ30は、中央部32が凹部19内に配置され、凹部19内の幅方向の端部近傍に屈曲部31が配置される。
 次に上記の如く構成されたロードセル10の作用について説明する。
 ロードセル10に垂直方向の過荷重が加わった場合、ストッパ30の先端部32が可動部17の凹部19の上面または下面に接触し、起歪体12に過荷重が負荷として作用することが防止される。また、ねじれ方向に過荷重が加わった場合には、凹部19の幅方向の端部19a近傍がストッパ30の屈曲部31に当接し、起歪体12に過荷重が負荷として作用することが防止される。即ち、ストッパ30によって、垂直方向やねじれ方向の過荷重による薄肉部18の過剰変形が抑制される。
 ところで、ストッパ30は金属板を屈曲させてコ状に形成されており、その金属板の短手方向が上下方向になるように配置されている。このように形成、配置されたストッパ30は小型でありながら、上下方向に強い剛性強度を備えている。すなわち、金属板の短手方向を上下方向に配置したことによって上下方向に曲がりにくくなり、さらに屈曲部31を設けたことによって上下方向の剛性強度が増している。
 したがって、本実施の形態によれば、上下方向に大きな過荷重が加わった場合に十分に耐えることができる。さらに、凹部19の幅方向の端部近傍には、剛性強度の大きい屈曲部31が配置されている。したがって、ねじれ方向の大きな過荷重にも耐えることができる。このように本実施の形態によれば、垂直方向の大きな過荷重に耐えることができ、さらにねじれ方向の大きな過荷重にも確実に耐えることができる。
 また、本実施の形態によれば、ストッパ30が起歪体12の貫通孔13と凹部19の内部に完全に収納されている。したがって、起歪体12からストッパ30が突出しないので、ロードセル10全体が小型になる。さらに、本実施の形態によれば、起歪体12の形状のみでストッパ30と起歪体12とのクリアランスを決定することができ、ロードセルの開発効率を向上させることができる。
 なお、上述した第1の実施形態では、ストッパ30をコ状に形成したが、ストッパ30の形状はこれに限定するものではなく、金属板を屈曲したものであればよい。たとえば中央部32を円弧状に形成することによって全体をU状に形成してもよい。
 図5は、第2の実施形態のロードセル10Aの中央付近の水平断面(図2と同じ位置での断面)を示している。なお、前述の実施形態と同様の構成・作用を有する部材については同様の符号を付して説明を省略する。
 第2の実施形態のストッパ40は、第1の実施形態のストッパ30と比較して、一方のサイド部34Aが他方のサイド部34Bより長く形成されている点で異なっている。具体的に説明すると、ストッパ40は細長い一定幅の金属板を屈曲させて形成されており、2つの屈曲部41と、その間の中央部42と、屈曲部41より端側のサイド部43A、43Bを備える。サイド部43Bは第1の実施形態のサイド部33と同様に、上下2箇所でネジ25によって固定するようになっている。一方、サイド部43Aはサイド部43Bよりも長く形成されており、上下2箇所、左右2箇所の合計4箇所でネジ25によって固定するようになっている。なお、固定部16の側面には、サイド部43A、43Bのそれぞれの長さに対応した座繰り部24A、24Bが形成されている。
 上記の如く構成された第2の実施形態によれば、ストッパ40のサイド部43Aが長く形成されており、左右に2箇所で固定されるので、より強固に固定することができる。したがって、より大きな過負荷に耐えることができる。
 図6は、第3の実施形態のロードセル10Bの中央付近の水平断面(図2と同じ位置での断面)を示している。なお、前述の実施形態と同様の構成・作用を有する部材については同様の符号を付して説明を省略する。
 第3の実施形態のストッパ50は、第1の実施形態のストッパ30と比較して、中央部53に補強用屈曲部56が設けられている点で異なっている。具体的に説明すると、ストッパ50は、細長い一定幅の金属板を屈曲させて構成されており、2つの屈曲部51と、その間の中央部52と、屈曲部51より端側のサイド部53を備える。中央部52の中央位置には、内側に突出した補強用屈曲部56が縦方向に形成されている。
 上記の如く構成されたストッパ50は、中央部52に補強用屈曲部56が形成されているので、上下方向の強度が高まり、より大きな過負荷に耐えることができる。
 なお、第3の実施形態では、補強用屈曲部33を中央部32に設けたがこれに限定するものではなく、サイド部53に設けてもよい。
 また、第3の実施形態では、補強用屈曲部33を縦方向に形成したが、これに限定するものではなく、横方向に屈曲部を設けたり、円形状の屈曲部を多数設けてもよい。
 図7は、第4の実施形態のロードセル10Cの中央付近の水平断面(図2と同じ位置での断面)を示している。なお、前述の実施形態と同様の構成・作用を有する部材については同様の符号を付して説明を省略する。
 第4の実施形態のストッパ60は、第1の実施形態のストッパ30と比較して、ストッパ30が二つに分割されている点で異なっている。具体的に説明すると、ストッパ60は、「コ」形状を中央で分割した形状の分割ストッパ60X、60Yで構成される。
 分割ストッパ60Xは、細長い一定幅の金属板を屈曲加工したものであり、屈曲部61Xと、屈曲部61Xを挟んで設けられた先端部62Xとサイド部63Xを備える。分割ストッパ60Yも同様に細長い一定幅の金属板を屈曲加工したものであり、屈曲部61Yと、屈曲部61Yを挟んで設けられた先端部62Yとサイド部63Yを備える。
 これらの分割ストッパ60X、60Yは、サイド部63X、63Yの端部が固定部16の座繰り部24に配置され、ネジ25によって固定される。その際、先端部62X、62Yは凹部19内に配置され、屈曲部61X、61Yは凹部19内の幅方向の端部近傍に配置される。
 上記の如く構成された第4の実施形態によれば、先端部62X、62Yが凹部19内に配置されるので上下方向の過荷重を防止することができる。また、屈曲部61X、61Yが凹部19内の幅方向の端部近傍に配置されるので、ねじれ方向の過荷重を防止することができる。
 なお、上述した第1~第4の実施形態では、一定幅の金属板を用いてストッパ30、40、50、60を形成したが、これに限定するものではなく、たとえばサイド部33の端部を中央部32側よりも上下方向に大きくなるように(すなわち金属板の幅が大きくなるように)してもよい。この場合には、固定部16に接触する面積が増えるので、より強固に固定することができる。
 また、上述した第1~第4の実施形態では、起歪体12の幅方向において、起歪体12とストッパ30、40、50、60を同じ大きさで形成したが、これに限定するものではなく、たとえばストッパ30、40、50、60を起歪体12よりも小さくし、貫通孔13と凹部19の内側に納まるようにしてもよい。
10,10A,10B,10C ロードセル
12 起歪体
13 貫通孔
14 上ビーム
15 下ビーム
16 固定部
17 可動部
18 薄肉部
19 凹部
19a 凹部の幅方向の端部(エッジ部)
20 歪ゲージ
24 座繰り部
30 ストッパ
31 屈曲部
32 中央部
33 サイド部

Claims (3)

  1.  薄肉部が形成された上下一対の平行ビームのそれぞれの端部が固定部と可動部で接続一体化されたロバーバル機構である起歪体と、前記固定部に固定されて前記一対のビーム間に配設された過荷重防止用ストッパとを備え、前記可動部の内側面には、起歪体の幅方向に延びるストッパ係合用凹部が設けられ、前記ストッパは、その基端部が前記固定部に固定されてその先端部が前記凹部内に所定のクリアランスをもって配置されたロードセルであって、
     前記ストッパは、所定幅の細長い矩形状の金属板を略直角に屈曲して形成されるとともに、該金属板の短手方向が前記起歪体の上下方向に一致し、かつ該金属板の屈曲部が前記凹部の幅方向の端部近傍となるように配置されたことを特徴とするロードセル。
  2.  前記ストッパは、全体が平面視略コ字型(U字型)に形成され、ストッパの基端部である略コ字横棒状部のそれぞれが前記固定部の左右の外側面に固定されたことを特徴とする請求項1に記載のロードセル。
  3.  前記起歪体の固定部の左右の外側面には、座繰り加工が施され、該座繰り部に前記ストッパの基端部である一対のコ字横棒状部が固定されたことを特徴とする請求項1または2に記載のロードセル。
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