WO2014013621A1 - 光学式エンコーダ、エンコーダ付モータ、サーボシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】検出精度を向上させることが可能な、光学式エンコーダ、エンコーダ付モータ、及びサーボシステムを提供する。 【解決手段】発光素子130と、発光素子130より発光されリニアスケール110に形成された反射スリット111で反射された光を、発光素子130の発光部132よりリニアスケール110側に位置する受光部142で受光する受光素子140と、発光素子130と受光素子140の発光素子130側の側面143との間に位置し、発光素子130より発光された光を遮光するように構成された壁部153と、を有する。

Description

光学式エンコーダ、エンコーダ付モータ、サーボシステム
 開示の実施形態は、光学式エンコーダ、エンコーダ付モータ、及びサーボシステムに関する。
 特許文献1には、光源と、光源より照射されスケールで反射・変調された光を検出する光検出器と、を有する反射型の光学式エンコーダが記載されている。
特開2006-170964号公報
 光源より照射される光は、受光信号に含めたい反射光としてばかりではなく、散乱光や迷光としても光検出器に受光されて、光検出器におけるノイズを発生させてしまう。このようなノイズは、エンコーダの位置検出精度を低下させる要因となるが、上記従来技術では何ら考慮されていないという問題があった。
 そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、検出精度を向上させることが可能な、光学式エンコーダ、エンコーダ付モータ、及びサーボシステムを提供することにある。
 上記課題を解決するため、本発明の一の観点によれば、発光素子と、上記発光素子より発光されスケール又は回転ディスクに形成された反射スリットで反射された光を、上記発光素子の発光部より上記スケール又は上記回転ディスク側に位置する受光部で受光する受光素子と、上記発光素子と上記受光素子の上記発光素子側の側面との間に位置し、上記発光素子より発光された光を遮光するように構成された第1遮光部と、を有する、光学式エンコーダが提供される。
 また、本発明の別の観点によれば、発光素子と、上記発光素子より発光されスケール又は回転ディスクに形成された反射スリットで反射された光を、上記発光素子の発光部より上記スケール又は上記回転ディスク側に位置する受光部で受光する受光素子と、を備え、上記受光素子は、上記スケール又は上記回転ディスクに対向する側の面に上記受光部が形成された基板と、上記基板の土台となるベース部材と、を有する、光学式エンコーダが提供される。
 また、本発明のさらに別の観点によれば、可動子を固定子に対して移動させるリニアモータ、又は、回転子を固定子に対して回転させる回転型モータと、上記可動子又は上記回転子の位置及び速度の少なくとも一方を検出する、請求項1~9のいずれか1項に記載の光学式エンコーダと、を備える、エンコーダ付モータが提供される。
 また、本発明のさらに別の観点によれば、可動子を固定子に対して移動させるリニアモータ、又は、回転子を固定子に対して回転させる回転型モータと、上記可動子又は上記回転子の位置及び速度の少なくとも一方を検出する、請求項1~9のいずれか1項に記載の光学式エンコーダと、上記光学式エンコーダの検出結果に基づいて上記リニアモータ又は上記回転型モータの駆動制御を行う制御装置と、を備える、サーボシステムが提供される。
 以上説明したように本発明によれば、光学式エンコーダの検出精度を向上させることができる。
第1実施形態に係るサーボシステムについて説明するための説明図である。 同実施形態に係る光学式エンコーダの構成について説明するための説明図である。 同実施形態に係る第2、第3スリットアレイ及び遮光部の構成並びに発光素子及び受光素子との位置関係について説明するための説明図である。 図3中IV-IV断面による発光素子及び受光素子近傍の断面構成を説明するための説明図である。 第2実施形態に係る光学式エンコーダの構成について説明するための説明図である。 同実施形態に係る発光素子及び受光素子近傍の断面構成を説明するための説明図である。 同実施形態の変形例に係る発光素子及び受光素子近傍の断面構成を説明するための説明図である。 第3実施形態に係る光学式エンコーダの構成について説明するための説明図である。 同実施形態に係る発光素子及び受光素子近傍の断面構成を説明するための説明図である。 同実施形態の変形例に係る発光素子及び受光素子近傍の断面構成を説明するための説明図である。
 以下、図面を参照しつつ実施の形態について詳細に説明する。
 ここで、各実施形態について説明する前に、本願発明者等が鋭意研究した結果、想到したノイズの原因等について説明する。
 一般に、発光素子と受光素子を隣同士に配置した反射型の光学式エンコーダでは、発光素子と受光素子とをできるだけ近接させるのが好ましい。発光素子と受光素子が離れて配置されると、受光素子の受光部における光の入射角が大きくなり、検出精度が低下するからである。
 ここで、光学式エンコーダの光源としては、例えば発光素子であるLEDチップや台座を金属製の筐体内に収納した、いわゆるキャンタイプLEDが用いられる場合がある。キャンタイプLEDは、発光素子の光を横方向に照射せずに正面方向に集光して照射することが可能であるが、その構造上比較的大きな部品となるので、発光素子と受光素子とが離れて配置されてしまうという問題がある。そこで、例えば発光素子であるLEDチップをプリント基板上に表面実装した、いわゆるチップタイプLEDを光源として用いることが考えられる。この場合、照射する光は拡散光となるが、キャンタイプLEDに比べて光源を大幅に小型化できることから、発光素子と受光素子を近接して配置することが可能となる。
 なお、チップタイプLEDを光源として用いる場合、LEDチップへの電力供給のためのボンディングワイヤがLEDチップの上部に突出することとなる。このため、透光部材がボンディングワイヤと接触しないように、透光部材はLEDチップと所定の距離だけ離間して配置される。一方で、発光素子の隣に配置される受光素子においては、受光部を透光部材に形成された第3スリットアレイにできるだけ近接させた方が好ましい。その結果、受光素子の厚みは発光素子の厚みよりも大きくなるように形成される。
 しかし、このように構成される光学式エンコーダにおいては、次のような要因により位置検出精度が低下する。すなわち、受光素子の厚みが発光素子の厚みよりも大きくなる結果、受光素子の受光部が発光素子の発光部よりスケール又は回転ディスク側に位置することとなり、且つ、チップタイプLEDは拡散光を照射することから、発光素子より発光された光が受光素子の側面に照射されることとなる。そして、受光素子は例えばn型シリコン基板にp型層によるフォトダイオードを形成した構成が一般的であり、シリコンは特定の波長の光(例えば赤外線等)を透過させる性質を有する。その結果、発光素子が発光する光がその特定の波長の光を含む場合には、受光素子の側面に照射された光がシリコン基板を透過してフォトダイオードに到達する、あるいは、光自体は到達しなくともシリコン基板に浸透した光により発生したキャリアがフォトダイオードに到達することによって、受光素子における検出信号にノイズを発生させてしまう。
 これらの事情に想到した本願発明者等は、更に鋭意研究を行った結果、各実施形態に係る光学式エンコーダ等に想到した。以下、この各実施形態について詳細に説明する。なお、ここで説明した課題や効果などは、各実施形態のあくまで一例であって、さらなる作用効果等を各実施形態が奏することは言うまでもない。
 なお、以下で説明する各実施形態に係る光学式エンコーダは、直線型(リニアタイプ)や回転型(ロータリタイプ)など様々なタイプのエンコーダに適用可能である。しかし、以下の説明では、各実施形態に係るエンコーダの理解が容易となるように、直線型のエンコーダを例に挙げて説明する。他のタイプのエンコーダに適用される場合については、検出対象をリニアスケールから回転ディスクに変更する等、適切な変更を加えることにより可能であるため、以下における詳しい説明は省略する。
 <第1実施形態>
  (1.サーボシステム)
 まず、図1を参照しつつ、本実施形態に係るサーボシステムの構成について説明する。図1に示すように、本実施形態に係るサーボシステムSは、サーボモータSMと、制御装置CTとを有する。また、サーボモータSMは、光学式エンコーダ100と、リニアモータMとを有する。
 リニアモータMは、エンコーダ100を含まない動力発生源の一例である。このリニアモータM単体をサーボモータという場合もあるが、本実施形態では、エンコーダ100を含む構成をサーボモータSMということにする。このサーボモータSMがエンコーダ付モータの一例に相当する。リニアモータMは、固定子m1と可動子m2を備えている。固定子m1及び可動子m2は、一方が電機子として機能し、他方が界磁として機能する。固定子m1に対して制御装置CTから制御信号が入力され、可動子m2は固定子m1の長手方向に沿って直線往復移動される。
 なお、リニアモータMは、例えば位置データ等のようなエンコーダ100が検出するデータに基づいて制御されるモータであれば特に限定されるものではない。また、リニアモータMは、動力源として電気を使用する電動式モータである場合に限られるものではなく、例えば、油圧式モータ、エア式モータ、蒸気式モータ等の他の動力源を使用したモータであってもよい。ただし、説明の便宜上、以下ではリニアモータMが電動式モータである場合について説明する。
 本実施形態に係る光学式エンコーダ100は、固定子m1側に設けられたリニアスケール110と、可動子m2側に設けられた検出部120とを備える。リニアスケール110がスケールの一例に相当する。リニアスケール110と検出部120は対向するように配置される。光学式エンコーダ100は、可動子m2が固定子m1に対して相対移動すると、リニアスケール110に形成された反射スリット111(図2参照)を検出することにより、可動子m2の固定子m1に対する相対移動量を検出し、その位置を表す位置データを検出部120から出力する。なお、本実施形態ではリニアスケール110を固定子m1側に、検出部120を可動子m2側に設ける場合を一例として説明するが、反対にリニアスケール110を可動子m2側に、1又は複数の検出部120を固定子m1側の適宜の位置に設けてもよい。
 光学式エンコーダ100は、リニアモータMの位置に加えて又は代えて、リニアモータMの速度及び加速度の少なくとも一方を検出してもよい。この場合、リニアモータMの速度及び加速度は、例えば、位置を時間で1又は2階微分したり検出信号(例えばインクリメンタル信号)を所定時間の間カウントするなどの処理により検出することが可能である。説明の便宜上、以下では光学式エンコーダ100が検出する物理量は位置であるとして説明する。
 制御装置CTは、光学式エンコーダ100から出力される位置データを取得して、当該位置データに基づいて、リニアモータMの駆動を制御する。従って、リニアモータMとして電動式モータが使用される本実施形態では、制御装置CTは、位置データに基づいて、リニアモータMに印加する電流又は電圧等を制御することにより、リニアモータMの駆動を制御する。更に、制御装置CTは、上位制御装置(図示せず)から上位制御信号を取得して、当該上位制御信号に表された位置等を実現可能な駆動力がリニアモータMの可動子m2から出力されるように、リニアモータMを制御することも可能である。なお、リニアモータMが、油圧式、エア式、蒸気式などの他の動力源を使用する場合には、制御装置CTは、それらの動力源の供給を制御することにより、リニアモータMの駆動を制御することが可能である。
  (2.光学式エンコーダ)
 次に、図2~図4を参照しつつ、本実施形態に係る光学式エンコーダ100について説明する。図2に示すように、本実施形態に係る光学式エンコーダ100は、いわゆる反射型エンコーダであり、リニアスケール110と、検出部120とを有する。検出部120は、支持基板121と、発光素子130と、受光素子140と、遮光部材150と、透光部材160とを有する。
 ここで、光学式エンコーダ100の構造の説明の便宜上、本実施形態では、上下等の方向を以下のように定める。つまり、図2において、検出部120がリニアスケール110と面する方向、つまりZ軸正の方向を「上」と表し、逆のZ軸負の方向を「下」と表す。但し、本実施形態に係る光学式エンコーダ100の各構成の位置関係は、上下等の概念に特に限定されるものではない。また、説明の便宜に応じて、ここで定めた方向について他の表現等をしたり、これら以外の方向については適宜説明しつつ使用する場合もあることを付言しておく。
   (2-1.リニアスケール)
 リニアスケール110は、固定子m1の検出部120と対向する面に、可動子m2の移動範囲全域に亘って設けられている。図2に示すように、リニアスケール110は、基板112を有する。この基板112の下側の面(検出部120と対向する面)には、リニアスケール110の短手方向(Y軸方向)に沿った複数の反射スリット111が固定子m1と可動子m2の相対移動方向(X軸方向)に所定のピッチd1で配列された第1スリットアレイSA1が形成されている。各反射スリット111は、光を反射しないように構成された基板112の表面に、光を反射する材料(例えばアルミニウム等)が塗布されることにより、形成可能である。基板112の材質は、ガラスや金属、樹脂等を使用することが可能である。また、反射スリット111は、例えば、反射率の高い金属を基板112として使用し、光を反射させない部分を、スパッタリング等により粗面としたり反射率の低い材質を塗布したりすることで、反射率を低下させて、形成されてもよい。ただし、リニアスケール110の材質や製造方法等については特に限定されるものではない。
   (2-2.発光素子)
 図2に示すように、支持基板121の上側の面(リニアスケール110と対向する面)には、発光素子130が設けられている。発光素子130は、対向する位置を通過するスリットアレイSA1の一部分に光を照射する。
 この発光素子130としては、照射領域に光を照射可能な光源であれば特に限定されるものではないが、例えば、LED(Light Emitting Diode)チップを支持基板121上に表面実装した、いわゆるチップタイプLEDが使用可能である。これにより、光源を大幅に小型化できることから、発光素子130と受光素子140とを近接して配置することが可能となる。また、発光素子130への電力供給のためのボンディングワイヤ131が、発光素子130の上部に突出して設けられている。
 発光素子130は、特に光学レンズ等が配置されない点光源として形成され、発光部132(図4参照)から拡散光を照射する。なお、点光源という場合、厳密な点である必要はなく、設計上や動作原理上、略点状の位置から拡散光が発せられるものとみなせる光源であれば、有限な面から光が発せられてもよいことは言うまでもない。このように点光源を使用することにより、発光素子130は、対向した位置を通過する第1スリットアレイSA1の一部分に拡散光を照射し、この部分にほぼ均等に光を照射することが可能である。また、光学素子による集光・拡散を行わないため、光学素子による誤差等が生じにくく、第1スリットアレイSA1への照射光の直進性を高める事が可能である。
   (2-3.受光素子)
 図2に示すように、支持基板121の上側の面には、受光素子140が設けられている。受光素子140と発光素子130はX軸方向に並列して配置されている。受光素子140は、発光素子130より発光されリニアスケール110の第1スリットアレイSA1で反射された光を受光する。
 受光素子140は、第1スリットアレイSA1からの反射光を受光して検出信号を出力可能な素子であれば特に限定されるものではないが、例えば、n型のシリコンで構成された基板141の上側の面にp型層によるフォトダイオードである受光部142を形成して構成することが可能である。本実施形態では、図2に示すように、基板141は略直方体状に形成され、その上側の面の発光素子130側の隅部に受光部142が形成されている。図3に示すように、各受光部142はX軸方向に沿って形成されており、複数(この例では8)の受光部142がY軸方向に所定のピッチd2で配列されている。なお、受光部142としては、フォトダイオードに限られるものではなく、第1スリットアレイSA1からの反射光を受光して電気信号に変換可能なものであれば、特に限定されるものではない。
 なお、図4に示すように、ボンディングワイヤ131が発光素子130の上部に突出して設けられるため、透光部材160がボンディングワイヤ131と接触しないように、透光部材160は発光素子130と所定の距離だけ離間して配置される。一方で、受光素子140においては、受光部142を透光部材160に形成された後述の第3スリットアレイSA3にできるだけ近接させた方が好ましい。その結果、受光素子140の厚みは、発光素子130の厚みよりも大きくなるように形成され、受光素子140の受光部142は発光素子130の発光部132よりリニアスケール110側に位置している。なお、受光部142と透光部材160の下側の面とは、僅かに離間して配置されている。
   (2-4.遮光部材)
 図2に示すように、支持基板121の上側の面には、遮光部材150が設けられている。遮光部材150は、発光素子130より発光される光(例えば赤外線等)に対して遮光性を有する材料(例えば樹脂等)で構成されている。
 遮光部材150には、発光素子130が収納される貫通孔151と、受光素子140が収納される貫通孔152とが形成されている。これら貫通孔151と貫通孔152とは、壁部153により区画されている。つまり、壁部153は、発光素子130の発光部132と、受光素子140(基板141)の発光素子130側の側面143(図3及び図4参照)との間に位置することとなる。貫通孔151に発光素子130を収納することにより、発光素子130の光を横方向(X軸とY軸を含む平面方向)に照射させずに主として正面方向(Z軸正の方向)に照射させることが可能である。また、貫通孔152に受光素子140を収納することにより、外乱光(発光素子130で発光され第1スリットアレイSA1で反射された光以外の周囲の光)が受光部142で受光されるのを抑制できる。更に、発光素子130と受光素子140の側面143との間に壁部153を設けることにより、図4に示すように、壁部153が無ければ受光素子140の側面143に照射される光L1等を壁部153で遮光し、光L1等が受光素子140の側面143に照射されることを防止できる。なお、壁部153が第1遮光部及び壁部材の一例に相当する。
   (2-5.透光部材)
 図2に示すように、遮光部材150の上側の面には透光部材160が設けられている。これにより、透光部材160は、発光素子130及び受光素子140とリニアスケール110との間に配置される。透光部材160は、遮光部材150の貫通孔151の全部と貫通孔152の一部を覆うように設けられている。これにより、発光素子130と受光素子140の受光部142の上側は、透光部材160によってそれぞれ覆われる。遮光部材150の上側の面は透光部材160の下側の面と密着しており、遮光部材150(壁部153を含む)は透光部材160の支持部材としての役割も果たしている。
 透光部材160は、発光素子130より発光される光(例えば赤外線等)に対して透光性を有する材料(例えばガラス、透明樹脂等)で構成されている。透光部材160の下側の面(発光素子130及び受光素子140と対向する面)のうち、発光素子130の発光部132と対向する領域163(図3参照。以下適宜「発光対向部163」という)には、第2スリットアレイSA2が形成されている。図3に示すように、第2スリットアレイSA2は、Y軸方向に沿った複数の遮光スリット161がX軸方向に所定のピッチで配列されて構成されている。他方、透光部材160の下側の面のうち、受光素子140の受光部142と対向する領域164(図3参照。以下適宜「受光対向部164」という)には、第3スリットアレイSA3が形成されている。図3に示すように、第3スリットアレイSA3は、Y軸方向に対して僅かに傾斜した複数の遮光スリット162がX軸方向に所定のピッチd1で配列されて構成されている。なお、第2スリットアレイSA2及び第3スリットアレイSA3がスリットアレイの一例に相当する。
 各遮光スリット161,162は、光を透過するように構成された透光部材160の表面に、光を遮蔽する材料(例えば酸化クロム等)が塗布されることにより、形成可能である。但し、透光部材160の材質や製造方法等については特に限定されるものではない。
 リニアスケール110の第1スリットアレイSA1と、透光部材160の第2スリットアレイSA2及び第3スリットアレイSA3とは、3個のスリットアレイによる回析・干渉現象を利用したいわゆる3格子光学系システムを構成する。第1スリットアレイSA1の反射スリット111のピッチd1と第3スリットアレイSA3の遮光スリット162のピッチd1は等しくなっており、このピッチd1と遮光スリット162のY軸に対する傾斜角θによって決定されるモアレ縞が得られる。図3に示すように、受光素子140の受光部142は、モアレ縞の周期方向(Y軸方向)に配列されており、受光部142のピッチd2をモアレ縞の3/4周期とすることにより、位相の異なる4つの信号、すなわちA+相(0度)、B+相(90度)、A-相(180度)、B-相(270度)を得ることができる。本実施形態では、8個の受光部142を形成するので、上記位相の異なる4つの信号を2組得ることが可能である。
 なお、本実施形態では3格子光学系システムとする場合を一例として説明するが、必ずしも3格子とする必要はない。例えば、第3スリットアレイSA3を形成せずに、第1スリットアレイSA1と第2スリットアレイSA2の2格子光学系とし、各受光部142をY軸方向に沿って形成して所定のピッチでX軸方向に配列させた構成としてもよい。
 また図3及び図4に示すように、透光部材160の下側の面における発光対向部163と受光対向部164との間の位置には、発光素子130より発光された光を遮光するように構成された遮光部165が形成されている。遮光部165は、上述した遮光スリット161,162と同様に、透光部材160の表面に光を遮蔽する材料(例えば酸化クロム等)が塗布されることにより形成可能であるが、板状に形成した遮蔽部材を透光部材160の表面に貼り付ける等、塗布以外の方法で形成してもよい。遮光部165が第2遮光部の一例に相当する。
 図3に示すように、遮光部165は、透光部材160と壁部153との接触部分に、この例では略長方形状に形成されている。遮光部165は、壁部153から発光素子130側に突出した庇部165aを有しており、図4に示すように、庇部165aが無ければ発光素子130で発光され透光部材160の内面で反射されて受光部142に至る光L2等を庇部165aで遮光し、透光部材160の内面からの反射光が受光部142に受光されることを防止できる。また、遮光部165は、発光素子130で発光されリニアスケール110の反射スリット111で反射されて受光素子140の受光部142に至る光等の光路上には位置しないので、本来の受光信号に含めたい光を遮ることはない。
  (3.第1実施形態による効果の例)
 本実施形態の光学式エンコーダ100においては、受光素子140の厚みが発光素子130の厚みよりも大きくなる結果、受光素子140の受光部142が発光素子130の発光部132よりリニアスケール110側に位置することとなり、且つ、発光素子130は拡散光を照射することから、仮に壁部153を設けなければ、発光素子130より発光された光が受光素子140の側面143に照射されることとなる。このとき、基板141に含まれるシリコンは特定の波長の光(赤外線等)を透過させる性質を有する。その結果、発光素子130が発光する光がその特定の波長の光を含む場合には、受光素子140の側面143に照射された光が基板141を透過して受光部142に到達する、あるいは、光自体は到達しなくとも基板141に浸透した光により発生したキャリアが受光部142に到達することによって、受光素子140における検出信号にノイズを発生させてしまう。
 そこで本実施形態のように、発光素子130と受光素子140の発光素子130側の側面143との間に、発光素子130より発光された光を遮光するように構成された壁部153を設けることにより、発光素子130からの光が受光素子140の側面143に照射されることを防止できるので、上述した要因によるノイズの発生を防止できる。従って、光学式エンコーダ100の検出精度を向上させることができる。
 また、本実施形態では特に、発光素子130及び受光素子140とリニアスケール110との間に、発光素子130より発光される光に対して透光性を有する透光部材160が配置される。このような構成においては、発光素子130で発光され透光部材160を透過する光の一部が、透光部材160の内面で反射されて受光部142に受光され、ノイズを発生させるおそれがある。
 そこで本実施形態では、透光部材160の下側の表面における発光対向部163と受光対向部164との間の位置に遮光部165を形成する。遮光部165の庇部165aが、発光素子130で発光され透光部材160の内面で反射されて受光部142に至る光L2の光路上に位置するので、透光部材160の内面からの反射光が受光部142に受光されることを防止できる。従って、上述した要因によるノイズの発生を防止でき、光学式エンコーダ100の検出精度を向上させることができる。
 また、本実施形態では特に、発光素子130から受光素子140の側面143に照射される光を壁部153によって遮光することで、発光素子130より発光された光を遮光しつつ、壁部153の上面を透光部材160の底面に密着させて、透光部材160を支持させることが可能である。
 <第2実施形態>
 次に、図5~図7を参照しつつ、第2実施形態に係る光学式エンコーダについて説明する。なお、本実施形態では、主として上述した第1実施形態と異なる部分について説明し、実質的に同一の機能を有する構成要素は、原則として同一の符号で表し、これらの構成要素についての重複説明は、適宜省略する。
  (4.光学式エンコーダ)
 図5に示すように、本実施形態に係る光学式エンコーダ100は、遮光部材150Aを有している。遮光部材150Aが、前述の遮光部材150と異なる点は、貫通孔151,152の代わりに、単一の貫通孔154を有する点である。この貫通孔154内には、発光素子130及び受光素子140が両方とも収納される。また、受光素子140の発光素子130側の側面143には、塗膜144が形成されている。この塗膜144は、発光素子130より発光される光に対して遮光性を有する材料(例えば樹脂等)を側面143に塗布することにより形成される。なお、板状に形成した遮蔽部材を受光素子140の側面143に貼り付ける等、塗布以外の方法で遮光部を形成してもよい。塗膜144が第1遮光部の一例に相当する。
 このように、受光素子140の側面143に塗膜144を形成することにより、図6に示すように、塗膜144が無ければ受光素子140の側面143に照射される光L1等を塗膜144で遮光し、光L1等が受光素子140の側面143に照射されることを防止できる。また本実施形態では、第1実施形態と同様に、透光部材160の下側の面に遮光部165Aが形成されている。この遮光部165Aは、第1実施形態のように壁部153が無い分、遮光部165よりもX軸方向に長く形成されている。その結果、図6に示すように、遮光部165Aが無ければ発光素子130で発光され透光部材160の内面で反射されて受光部142に至る光L2等を遮光部165Aで遮光し、透光部材160の内面からの反射光が受光部142に受光されることを防止できる。なお、本実施形態に係る光学式エンコーダ100の上記以外の構成は、上述した第1実施形態と同様である。
  (5.第2実施形態による効果の例)
 本実施形態の光学式エンコーダ100においては、受光素子140の発光素子130側の側面143に遮光性材料を塗布することで、塗膜144を形成する。これにより、発光素子130からの光が受光素子140の側面143に照射されることを防止できるので、光学式エンコーダ100の検出精度を向上させることができる。また、第1実施形態のように発光素子130と受光素子140の間に壁部153を配置する場合、発光素子130と受光素子140との隙間が狭いことから、遮光部材150の設置の際に高精度な位置合わせ作業が必要となるが、本実施形態ではそのような高精度な位置合わせ作業が不要となるので、製造工程を容易化できる。
  (6.第2実施形態の変形例)
 上述した第2実施形態では、発光素子130と受光素子140の間に壁部153を配置しないので、発光素子130で発光された光の一部が透光部材160と受光素子140の隙間に進入し、透光部材160の下側の表面で反射されて受光部142に受光され、ノイズを発生させるおそれがある。
 そこで、図7に示すように、透光部材160の下側の表面における発光対向部163と受光対向部164との間の位置に、発光素子130より発光された光を遮光するように構成された遮光部材166を設けてもよい。この例では、遮光部材166は、遮光部165AのX軸負側の端部に配置されている。遮光部材166は、遮光部材150と同様、発光素子130より発光される光(例えば赤外線等)に対して遮光性を有する材料(例えば樹脂等)で構成されている。遮光部材166は、例えば接着剤により透光部材160の下側の表面に接着して固定してもよいし、遮光部材166として上面に粘着材がコーティングされたシール状の部材を用いて透光部材160の下側の表面に貼り付けてもよいが、遮光部材166の固定方法はこれに限定されるものではない。
 遮光部材166は、透光部材160と受光素子140との離間距離d3に対応した量(この例では離間距離d3とほぼ等しい量)だけ透光部材160の下側の表面より発光素子130及び受光素子140側に突出した形状に形成されている。なお、図7に示す例では遮光部材166の断面形状を三角形状としているが、これに限定されるものではなく、四角形状や半円形状等としてもよい。また、遮光部165Aと遮光部材166とを一体の部材として形成してもよい。なお、遮光部材166が第3遮光部の一例に相当する。
 本変形例によれば、図7に示すように、遮光部材166が無ければ発光素子130で発光され透光部材160と受光素子140の隙間に進入して受光部142に至る光L3等を遮光部材166で遮光できるので、上述した要因によるノイズの発生を防止できる。従って、光学式エンコーダの検出精度を向上させることができる。
 <第3実施形態>
 次に、図8~図10を参照しつつ、第3実施形態に係る光学式エンコーダについて説明する。なお、本実施形態では、主として上述した第2実施形態と異なる部分について説明し、実質的に同一の機能を有する構成要素は、原則として同一の符号で表し、これらの構成要素についての重複説明は、適宜省略する。
  (7.光学式エンコーダ)
 図8に示すように、本実施形態に係る光学式エンコーダ100は、受光素子140Aを有している。受光素子140Aが前述の受光素子140と異なる点は、上側の面に受光部142が形成された基板141の下側に、基板141の土台となるベース部材145を設けた点である。すなわち、受光素子140Aは、基板141とベース部材145による2層構造となっている。受光素子140Aの厚みは前述の受光素子140と同等であるが、図9に示すように、ベース部材145は受光素子140Aの厚みの大部分を占め、基板141が残りの僅かな厚みを占めるように形成されている。なお、本実施形態に係る光学式エンコーダ100の上記以外の構成は、上述した第2実施形態と同様である。
  (8.第3実施形態による効果の例)
 このように、受光素子140Aを多層構造とすることで、基板141の下方にn型シリコン基板である基板141とは異なる物性を有する部材を配置し、当該物性を利用して受光素子のノイズの低減を図ることが可能である。例えば、ベース部材145を、発光素子130より発光される光(例えば赤外線等)に対して遮光性を有する材料(例えば樹脂等)で構成することにより、受光素子140の発光素子130側の側面143に照射された光のうちベース部材145に照射された光L4等を遮光し、該光がベース部材145を透過して受光部142に到達するのを防止できる。また例えば、ベース部材145を、基板141を構成するシリコンよりも光吸収率が高い材料で構成することにより、受光素子140の発光素子130側の側面143に照射された光のうちベース部材145に照射された光L4等がベース部材145を透過して受光部142に到達するのを抑制できる。このようにして、受光素子140Aにおける検出信号にノイズが発生するのを抑制できるので、光学式エンコーダ100の検出精度を向上させることができる。
 なお、本実施形態では、基板141におけるベース部材145側の境界面を、発光素子130の発光部132よりリニアスケール110側に位置させることで、少なくとも上記効果を得ることが可能である。その意味では、ベース部材145の厚みは、発光素子130の厚みよりも大きくなるように形成すれば足りる。但し、受光素子140の側面143に照射された光のできるだけ多くを基板141側でなくベース部材145側に照射させるためには、本実施形態のようにベース部材145が受光素子140Aの厚みの大部分を占めるように形成するのが好ましい。
 また、本実施形態では受光素子140Aを2層構造としたが、3層以上の多層構造としてもよい。例えば3層構造とする場合、上下2層をシリコン基板、真ん中の層を金属層(例えばアンチモン等)として形成することで、下のシリコン基板の側面に光が照射されて発生したキャリアを金属層で捕捉し、該キャリアが受光部142に到達するのを防止することが可能となる。
  (9.第3実施形態の変形例)
 上述した第3実施形態では、第2実施形態と同様に、発光素子130で発光された光の一部が透光部材160と受光素子140の隙間に進入し、透光部材160の下側の表面で反射されて受光部142に受光され、ノイズを発生させるおそれがある。また、受光素子140の側面143に照射された光のうち基板141の側面に照射された光については、基板141を透過して受光部142に到達する、あるいは、基板141に浸透した光により発生したキャリアが受光部142に到達することによって、受光素子140における検出信号にノイズを発生させるおそれがある。
 そこで本変形例では、図10に示すように、透光部材160の下側の表面における発光対向部163と受光対向部164との間の位置に、発光素子130より発光された光を遮光するように構成された遮光部材167を設けてもよい。本変形例の遮光部材167は、透光部材160と受光素子140との離間距離に基板141の厚みを加えた距離d4に対応した量(この例では距離d4より若干大きい量)だけ透光部材160の下側の表面より発光素子130及び受光素子140側に突出した形状に形成されている。遮光部材167は、前述の遮光部材166と同様の構成であり、その突出量が異なるだけである。なお、遮光部材167が第4遮光部の一例に相当する。
 本変形例によれば、図10に示すように、遮光部材167が無ければ発光素子130で発光され透光部材160と受光素子140の隙間に進入して受光部142に至る光L3等を遮光部材167で遮光できると共に、遮光部材167が無ければ発光素子130で発光され基板141の側面143に照射される光L5等を遮光できるので、上述した要因によるノイズの発生を防止できる。従って、光学式エンコーダ100の検出精度を向上させることができる。
 なお、本変形例における遮光部材167の突出量を、前述の遮光部材166と同様に、透光部材160と受光素子140との離間距離d3に対応した量としてもよいのは言うまでもない。
 また、以上既に述べた以外にも、上記各実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。その他、一々例示はしないが、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
 100     光学式エンコーダ
 110     リニアスケール(スケールの一例)
 111     反射スリット
 130     発光素子
 132     発光部
 140     受光素子
 141     基板
 142     受光部
 143     側面
 144     塗膜(第1遮光部の一例)
 145     ベース部材
 153     壁部(第1遮光部の一例、壁部材の一例)
 160     透光部材
 163     発光対向部
 164     受光対向部
 165     遮光部(第2遮光部の一例)
 166     遮光部材(第3遮光部の一例)
 167     遮光部材(第4遮光部の一例)
 CT      制御装置
 M       リニアモータ
 S       サーボシステム
 SA2     第2スリットアレイ(スリットアレイの一例)
 SA3     第3スリットアレイ(スリットアレイの一例)
 SM      サーボモータ(エンコーダ付モータの一例)

Claims (11)

  1.  発光素子と、
     前記発光素子より発光されスケール又は回転ディスクに形成された反射スリットで反射された光を、前記発光素子の発光部より前記スケール又は前記回転ディスク側に位置する受光部で受光する受光素子と、
     前記発光素子と前記受光素子の前記発光素子側の側面との間に位置し、前記発光素子より発光された光を遮光するように構成された第1遮光部と、を有する、光学式エンコーダ。
  2.  前記発光素子及び前記受光素子と、前記スケール又は前記回転ディスクとの間に配置され、前記発光素子より発光される光に対して透光性を有する透光部材と、
     前記透光部材の前記発光素子及び前記受光素子に対向する側の表面における、前記発光部に対向する発光対向部及び前記受光部に対向する受光対向部のうち、少なくとも前記発光対向部に形成されたスリットアレイと、
     前記透光部材の前記表面における前記発光対向部と前記受光対向部との間の位置に形成され、前記発光素子より発光された光を遮光するように構成された第2遮光部と、を更に有する、請求項1に記載の光学式エンコーダ。
  3.  前記第1遮光部は、
     前記発光素子と前記受光素子の前記発光素子側の側面との間に設けられ、前記発光素子より発光される光に対して遮光性を有する材料で構成された壁部材である、請求項1又は2に記載の光学式エンコーダ。
  4.  前記第1遮光部は、
     前記受光素子の前記発光素子側の側面に、前記発光素子より発光される光に対して遮光性を有する材料を塗布することにより形成された塗膜である、請求項1又は2に記載の光学式エンコーダ。
  5.  前記透光部材は、
     前記受光素子と離間して配置されており、
     前記光学式エンコーダは、
     前記透光部材の前記表面における前記発光対向部と前記受光対向部との間の位置に、前記透光部材と前記受光素子との離間距離に対応した量だけ前記表面より前記発光素子及び前記受光素子側に突出して設けられ、前記発光素子より発光された光を遮光するように構成された第3遮光部を更に有する、請求項4に記載の光学式エンコーダ。
  6.  発光素子と、
     前記発光素子より発光されスケール又は回転ディスクに形成された反射スリットで反射された光を、前記発光素子の発光部より前記スケール又は前記回転ディスク側に位置する受光部で受光する受光素子と、を備え、
     前記受光素子は、
     前記スケール又は前記回転ディスクに対向する側の面に前記受光部が形成された基板と、
     前記基板の土台となるベース部材と、を有する、光学式エンコーダ。
  7.  前記ベース部材は、
     前記発光素子より発光される光に対して遮光性を有する材料、又は、前記基板を構成する材料よりも光吸収率が高い材料で形成される、請求項6に記載の光学式エンコーダ。
  8.  前記発光素子及び前記受光素子と、前記スケール又は前記回転ディスクとの間に配置され、前記発光素子より発光される光に対して透光性を有する透光部材と、
     前記透光部材の前記発光素子及び前記受光素子に対向する側の表面における、前記発光部に対向する発光対向部及び前記受光部に対向する受光対向部のうち、少なくとも前記発光対向部に形成されたスリットアレイと、
     前記透光部材の前記表面における前記発光対向部と前記受光対向部との間の位置に形成され、前記発光素子より発光された光を遮光するように構成された第2遮光部と、を更に有する、請求項6又は7に記載の光学式エンコーダ。
  9.  前記透光部材は、
     前記受光素子と離間して配置されており、
     前記光学式エンコーダは、
     前記透光部材の前記表面における前記発光対向部と前記受光対向部との間の位置に、前記透光部材と前記受光素子との離間距離及び前記基板の厚みに対応した量だけ前記表面より前記発光素子及び前記受光素子側に突出して設けられ、前記発光素子より発光された光を遮光するように構成された第4遮光部を更に有する、請求項8に記載の光学式エンコーダ。
  10.  可動子を固定子に対して移動させるリニアモータ、又は、回転子を固定子に対して回転させる回転型モータと、
     前記可動子又は前記回転子の位置及び速度の少なくとも一方を検出する、請求項1~9のいずれか1項に記載の光学式エンコーダと、を備える、エンコーダ付モータ。
  11.  可動子を固定子に対して移動させるリニアモータ、又は、回転子を固定子に対して回転させる回転型モータと、
     前記可動子又は前記回転子の位置及び速度の少なくとも一方を検出する、請求項1~9のいずれか1項に記載の光学式エンコーダと、
     前記光学式エンコーダの検出結果に基づいて前記リニアモータ又は前記回転型モータの駆動制御を行う制御装置と、を備える、サーボシステム。
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