WO2013108443A1 - コンピュータプログラム、携帯型情報処理装置、交通信号制御システム及び信号制御方法 - Google Patents

コンピュータプログラム、携帯型情報処理装置、交通信号制御システム及び信号制御方法 Download PDF

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Abstract

 交通信号制御機の歩進操作を容易に行うことができるコンピュータプログラム、携帯型情報処理装置、交通信号制御システム及び信号制御方法を提供する。 CPU51は、表示部55に、信号機状態画面を表示する。CPU51は、信号機状態画面上で交差点に流入する複数の流入路の中から一の流入路が選択された場合、当該選択された流入路に対する信号の歩進を制御する指令を生成する。CPU51は、通信部52を介して生成した指令を交通信号制御機へ送信する。

Description

コンピュータプログラム、携帯型情報処理装置、交通信号制御システム及び信号制御方法
 本発明は、交差点に流入する複数の流入路の信号制御を行う交通信号制御機に対する指令を生成させるためのコンピュータプログラム、交通信号制御機に対する指令を送信する携帯型情報処理装置、前記交通信号制御機及び携帯型情報処理装置を備える交通信号制御システム並びに前記携帯型情報処理装置による信号制御方法に関する。
 交通信号制御機は、各信号灯器の信号表示(ステップ)の灯色を定めた灯色情報、各灯色の表示時間などを含むステップ情報に基づいて、各信号灯器の信号表示を切り替える。このような交通信号制御機には、道路上に設置された車両感知器で収集される交通量又は渋滞長などの交通データに基づいて、交通管制センタ又は交通信号制御機が信号灯器の適切な表示時間を計算して、信号灯器の信号表示を順次切り替える自動制御方式がある。
 また、交通信号制御機には、上述の自動制御方式が採用されていない交差点においても円滑な交通を維持するため、例えば、警察官等が信号の変更タイミングを判断し、手動操作により信号灯器の信号表示を順次切り替えるマニュアル制御方式がある(特許文献1参照)。
特開2003-331385号公報
 上述のような、マニュアル制御方式を採用する場合、現状では、交通信号制御機を操作する警察官等は、交通信号制御機が設置された場所で、交通信号制御機に備えられた手動歩進の操作スイッチ又は操作ボタンを操作して、手動で歩進を行う。しかし、大きな交差点の場合、視界を遮る障害物が存在する場合、あるいは、交差点への流入路が坂道である場合には、交通信号制御機が設置された場所から、それぞれの流入路の交通状況を瞬時に判断することが困難なときがある。このため、交通信号制御機の歩進操作が容易に行えることが望まれていた。
 本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、交通信号制御機の歩進操作を容易に行うことができるコンピュータプログラム、交通信号制御機に対する指令を送信する携帯型情報処理装置、前記交通信号制御機及び携帯型情報処理装置を備える交通信号制御システム並びに前記携帯型情報処理装置による信号制御方法を提供することを目的とする。
 第1発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、交差点に流入する複数の流入路の信号制御を行う交通信号制御機に対する指令を送信させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータに、前記複数の流入路の中から一の流入路を決定するステップと、決定した流入路に対する信号の歩進を制御する指令を生成するステップとを実行させることを特徴とする。
 第2発明に係るコンピュータプログラムは、第1発明において、前記生成するステップは、決定した流入路に対する信号が青である場合、前記流入路又は該流入路に交差する流入路に対する信号が次の青の開始になるまで信号の歩進を順次制御する指令を生成するように構成してあることを特徴とする。
 第3発明に係るコンピュータプログラムは、第1発明又は第2発明において、前記生成するステップは、決定した流入路に対する信号が赤である場合、信号を青に切り替えるべく指令を生成するように構成してあることを特徴とする。
 第4発明に係るコンピュータプログラムは、第1発明乃至第3発明のいずれか1つにおいて、コンピュータに、前記複数の流入路に対する信号それぞれの灯色を表示するステップを実行させることを特徴とする。
 第5発明に係るコンピュータプログラムは、第1発明乃至第4発明のいずれか1つにおいて、コンピュータに、前記複数の流入路を撮像して得られた画像を前記複数の流入路毎に表示するステップと、表示された画像の選択を受け付けるステップとを実行させ、前記決定するステップは、選択された画像に対応する流入路を決定するようにしてあることを特徴とする。
 第6発明に係るコンピュータプログラムは、第1発明乃至第5発明のいずれか1つにおいて、コンピュータに、複数の交差点の識別情報を表示するステップと、表示された識別情報の選択を受け付けるステップと、選択された識別情報に対応する交差点に流入する複数の流入路を表示するステップと、表示された流入路の選択を受け付けるステップとを実行させ、前記決定するステップは、選択された流入路を決定するようにしてあることを特徴とする。
 第7発明に係るコンピュータプログラムは、第1発明乃至第5発明のいずれか1つにおいて、コンピュータに、道路地図上に複数の交差点の位置を表示するステップと、表示された位置の選択を受け付けるステップと、選択された位置に対応する交差点に流入する複数の流入路を表示するステップと、表示された流入路の選択を受け付けるステップとを実行させ、前記決定するステップは、選択された流入路を決定するようにしてあることを特徴とする。
 第8発明に係るコンピュータプログラムは、第7発明において、コンピュータに、前記道路地図上の前記交差点に流入する複数の流入路における渋滞状況を表示するステップを実行させることを特徴とする。
 第9発明に係るコンピュータプログラムは、第1発明乃至第8発明のいずれか1つにおいて、コンピュータに、実行中の現示を表示するステップと、前記実行中の現示から歩進可能な現示を表示するステップとを実行させ、前記生成するステップは、前記歩進可能な現示が選択された場合、前記実行中の現示から選択された現示までの信号の歩進を制御する指令を生成するようにしてあることを特徴とする。
 第10発明に係るコンピュータプログラムは、第1発明において、コンピュータに、複数の歩進制御モードのいずれかの選択を受け付けるステップと、第1の歩進制御モードが選択された場合、実行中の現示から歩進可能な現示を表示し、第2の歩進制御モードが選択された場合、実行中の現示を除くすべての現示を表示するステップと、表示された現示の選択を受け付けるステップとを実行させ、前記生成するステップは、前記実行中の現示から選択された現示までの信号の歩進を制御する指令を生成するようにしてあることを特徴とする。
 第11発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、交差点に流入する複数の流入路の信号制御を行う交通信号制御機に対する指令を送信させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータに、複数の歩進制御モードのいずれかの選択を受け付けるステップと、第1の歩進制御モードが選択された場合、実行中の現示から歩進可能な現示を表示し、第2の歩進制御モードが選択された場合、実行中の現示を除くすべての現示を表示するステップと、表示された現示の選択を受け付けるステップと、前記実行中の現示から選択された現示までの信号の歩進を制御する指令を生成するステップとを実行させることを特徴とする。
 第12発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、交差点に流入する複数の流入路の信号制御を行う交通信号制御機に対する指令を送信させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータに、実行中の現示を表示するステップと、前記実行中の現示から歩進可能な現示を表示するステップと、前記歩進可能な現示が選択された場合、前記実行中の現示から選択された現示までの信号の歩進を制御する指令を生成するステップとを実行させることを特徴とする。
 第13発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、交差点に流入する複数の流入路の信号制御を行う交通信号制御機に対する指令を送信させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータに、前記複数の流入路を撮像して得られた画像を前記複数の流入路毎に表示するステップと、前記複数の流入路に対する信号それぞれの灯色を表示するステップと、表示された流入路の選択を受け付けるステップと、選択された流入路に対する信号の歩進を制御する指令を生成するステップとを実行させることを特徴とする。
 第14発明に係る携帯型情報処理装置は、表示部を備え、交差点に流入する複数の流入路の信号制御を行う交通信号制御機に対する指令を送信する携帯型情報処理装置であって、前記複数の流入路に関する情報を前記表示部に表示させる表示手段と、前記複数の流入路の中から一の流入路を選択するための操作を受け付ける操作手段と、選択された流入路に対する信号の歩進を制御する指令を生成する生成手段と、該生成手段で生成した指令を前記交通信号制御機へ送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
 第15発明に係る交通信号制御システムは、交差点に流入する複数の流入路の信号制御を行う交通信号制御機と、表示部を有し、該交通信号制御機に対する指令を送信する携帯型情報処理装置とを備える交通信号制御システムであって、前記携帯型情報処理装置は、前記複数の流入路に関する情報を前記表示部に表示する表示手段と、表示した複数の流入路の中から一の流入路を選択するための操作を受け付ける操作手段と、選択された流入路に対する信号の歩進を制御する指令を生成する生成手段と、該生成手段で生成した指令を前記交通信号制御機へ送信する送信手段とを備え、前記交通信号制御機は、前記携帯型情報処理装置が送信した指令に基づいて信号制御を行うように構成してあることを特徴とする。
 第16発明に係る交通信号制御システムは、第15発明において、前記交通信号制御機は、前記複数の流入路を撮像して得られた画像を外部の撮像装置から取得する取得手段と、該取得手段で取得した画像を前記携帯型情報処理装置へ送信する送信手段とを備え、前記携帯型情報処理装置の表示手段は、前記交通信号制御機が送信した画像を前記表示部に表示するように構成してあることを特徴とする。
 第17発明に係る交通信号制御システムは、第15発明又は第16発明において、前記携帯型情報処理装置の送信手段は、生成した指令を無線で送信するように構成してあることを特徴とする。
 第18発明に係る信号制御方法は、表示部を備え、交差点に流入する複数の流入路の信号制御を行う交通信号制御機に対する指令を送信する携帯型情報処理装置による信号制御方法であって、前記複数の流入路の中から一の流入路を決定するステップと、決定された流入路に対する信号の歩進を制御する指令を生成するステップと、生成された指令を前記交通信号制御機へ送信するステップとを含むことを特徴とする。
 第19発明に係る信号制御方法は、表示部を備え、交差点に流入する複数の流入路の信号制御を行う交通信号制御機に対する指令を送信する携帯型情報処理装置による信号制御方法であって、実行中の現示を表示するステップと、前記実行中の現示から歩進可能な現示を表示するステップと、前記歩進可能な現示が選択された場合、前記実行中の現示から選択された現示までの信号の歩進を制御する指令を生成するステップと、生成された指令を前記交通信号制御機へ送信するステップとを含むことを特徴とする。
 第20発明に係る信号制御方法は、表示部を備え、交差点に流入する複数の流入路の信号制御を行う交通信号制御機に対する指令を送信する携帯型情報処理装置による信号制御方法であって、前記複数の流入路を撮像して得られた画像を前記複数の流入路毎に表示するステップと、前記複数の流入路に対する信号の灯色を表示するステップと、表示された流入路を選択するステップと、選択された流入路に対する信号の歩進を制御する指令を生成するステップと、生成された指令を前記交通信号制御機へ送信するステップとを含むことを特徴とする。
 第1発明、第14発明、第15発明及び第18発明にあっては、交差点に流入する複数の流入路の中から一の流入路を決定し、決定した流入路に対する信号の歩進を制御する指令を生成する。生成した指令は、交通信号制御機へ送信される。交通信号制御機に対する指令を送信することにより、交通信号制御機が設置された場所で歩進のための操作を行う必要がなく、例えば、交通信号制御機から離れた、それぞれの流入路の交通状況を瞬時に判断することができる場所で歩進のための操作を遠隔で行うことができ、交通信号制御機の歩進操作を容易に行うことができる。
 第2発明にあっては、決定した流入路に対する信号が青である場合、当該流入路又は当該流入路に交差する流入路に対する信号が次の青の開始になるまで信号の歩進を順次制御する指令を生成する。例えば、お互いに対向する流入路R1、R3、及びお互いに対向する流入路R2、R4が交差点に流入する場合に、決定した流入路R2、R4に対する信号が青であり、当該青の次に、例えば、順番に黄、青矢(青)、黄、全赤とステップが続くときには、当該青を打ち切り、次の青矢の開始、すなわち、黄の終わりまで自動歩進する指令を生成する。
 上述の構成により、例えば、交差点手前で右折車と直進車が混在し、右折車が右折できずに渋滞が発生している状況では、一時的に対向車を止めて、右折車を捌くことができる。また、交差点の下流側で渋滞中であって、いわゆる先詰まりが発生している場合には、青信号を与え続けても車両が交差点を通過することができないので、青信号を終了させて次の現示に切り替えることができ、いわゆるマニュアル制御方式の長所を実現することができる。
 第3発明にあっては、決定した流入路に対する信号が赤である場合、信号を青に切り替えるべく指令を生成する。例えば、お互いに対向する流入路R1、R3、及びお互いに対向する流入路R2、R4が交差点に流入する場合に、決定した流入路R1、R3に対する信号が赤であり、もう一方の流入路R2、R4に対する信号が青、黄、青矢(青)、黄、全赤とステップが続くとする。決定した流入路R1、R3の信号を赤から青に切り替える方法は、例えば、(1)赤を直ちに打ち切って青に切り替える、(2)赤から青になるまでの信号の各ステップ(もう一方の流入路R2、R4に対する信号の青、黄、青矢、黄、全赤)それぞれの最小表示時間の合計時間だけ赤を表示させて青に切り替える、(3)もう一方の流入路R2、R4に対する信号が次の青の開始になるまでの信号の各ステップ(青、黄)それぞれの最小表示時間の合計時間だけ赤を表示させて青に切り替える方法などがある。これにより、決定した流入路に対する信号が赤である場合には、いわゆる自動制御方式を実現することができる。
 第4発明にあっては、複数の流入路に対する信号それぞれの灯色を表示する。これにより、それぞれの流入路の現在の信号を容易に確認することができ、実際の信号灯器を見る必要がなく、操作要員が所望の場所で操作することが可能になる。
 第5発明にあっては、複数の流入路を撮像して得られた画像を複数の流入路毎に表示し、表示された画像の選択を受け付け、選択された画像に対応する流入路を決定する。例えば、大きな交差点の場合、視界を遮る障害物が存在する場合、あるいは、交差点への流入路が坂道である場合など交通信号制御機が設置された場所から、それぞれの流入路の交通状況を瞬時に判断することが困難であるときでも、画像を表示させることで、流入路の交通状況を瞬時に判断することができる。
 第6発明にあっては、複数の交差点の識別情報を表示し、表示された識別情報の選択を受け付け、選択された識別情報に対応する交差点に流入する複数の流入路を表示する。そして、表示された流入路の選択を受け付け、選択された流入路を決定する。識別情報は、交差点の名称、識別番号、路線の名称及び番号等の情報である。これにより、複数の道路(路線)で構成される道路網の中に存在する複数の交差点の中から所望の交差点を選択することができる。
 第7発明にあっては、道路地図上に複数の交差点の位置を表示し、表示された位置の選択を受け付け、選択された位置に対応する交差点に流入する複数の流入路を表示する。そして、表示された流入路の選択を受け付け、選択された流入路を決定する。これにより、複数の道路(路線)で構成される道路網の中に存在する複数の交差点の中から所望の交差点を選択することができる。
 第8発明にあっては、道路地図上の交差点に流入する複数の流入路における渋滞状況を表示する。例えば、交差点に流入する流入路の渋滞長を表示する。これにより、交差点に流入するすべての流入路の渋滞状況を瞬時に判断することができ、適切な信号制御をタイムリーに実現することができる。
 第9発明にあっては、実行中の現示を表示するとともに、実行中の現示から歩進可能な現示を表示する。現示とは、青信号で通行権が与えられている交通流を指し、実行中の現示とは、現時点で通行権が与えられている交通流をいう。実行中の現示の表示は、例えば、交差点に流入する複数の流入路(例えば、R1、R2、R3、R4)のうち、一の流入路又は交差点で対向する流入路から交差点を流出することができる流路(「流れ図」とも称する)で示される。歩進可能な現示は、現在実行中の現示から歩進することが予め許容されている現示である。歩進可能な現示を表示することにより、警察官等の操作要員を行う者は、歩進制御を行うための一の流入路又は交差点で対向する流入路を選択することができる。すなわち、歩進可能な現示を表示することにより、複数の流入路の中から一の流入路又は交差点で対向する流入路を決定することができる。
 歩進可能な現示が選択された場合、実行中の現示から選択された現示までの信号の歩進を制御する指令を生成する。これにより、操作要員は、例えば、表示部に表示される現在実行中の現示及び当該現示から歩進可能な現示を見ながら、歩進制御を実施したい流入路に対する現示を選択するだけで、歩進制御を行う流入路を選択することができるとともに、予め許容された条件(例えば、信号の歩進の順序及び表示時間など)に基づいて自動的(半自動的)に歩進させることができる。そして、従来であれば、歩進操作を行う場合には、時限表等を見ながらパネル又はキーを操作しなければならず、操作に専門的なスキルが要求されていたが、上述の構成によれば、歩進制御の操作が分かりやすく、かつ操作が簡略化され、操作ミスを防ぐことができ、交通信号制御機の歩進操作を容易に行うことができる。
 第10発明及び第11発明にあっては、複数の歩進制御モードのいずれかの選択を受け付け、第1の歩進制御モードが選択された場合、実行中の現示から歩進可能な現示を表示し、第2の歩進制御モードが選択された場合、実行中の現示を除くすべての現示を表示する。第1の歩進制御モードは、いわゆる自動モード(又は半自動モード)であり、第2の歩進制御モードは、いわゆる手動モードである。歩進可能な現示は、現在実行中の現示から歩進することが予め許容されている現示であり、実行中の現示を除くすべての現示の一部の現示である。
 表示された現示が選択された場合、実行中の現示から選択された現示までの信号の歩進を制御する指令を生成する。これにより、自動モード(又は半自動モード)が選択された場合には、所望の現示へ迅速に歩進することができ、一方で手動モードが選択された場合には、すべての現示が歩進可能として選択することができる。
 第12発明及び第19発明にあっては、実行中の現示を表示するとともに、実行中の現示から歩進可能な現示を表示する。現示とは、青信号で通行権が与えられている交通流を指し、実行中の現示とは、現時点で通行権が与えられている交通流をいう。実行中の現示の表示は、例えば、交差点に流入する複数の流入路(例えば、R1、R2、R3、R4)のうち、一の流入路又は交差点で対向する流入路から交差点を流出することができる流路(「流れ図」とも称する)で示される。歩進可能な現示は、現在実行中の現示から歩進することが予め許容されている現示である。歩進可能な現示を表示することにより、警察官等の操作要員を行う者は、歩進制御を行うための一の流入路又は交差点で対向する流入路を選択することができる。すなわち、歩進可能な現示を表示することにより、複数の流入路の中から一の流入路又は交差点で対向する流入路を決定することができる。
 歩進可能な現示が選択された場合、実行中の現示から選択された現示までの信号の歩進を制御する指令を生成する。これにより、操作要員は、例えば、表示部に表示される現在実行中の現示及び当該現示から歩進可能な現示を見ながら、歩進制御を実施したい流入路に対する現示を選択するだけで、歩進制御を行う流入路を選択することができるとともに、予め許容された条件(例えば、信号の歩進の順序及び表示時間など)に基づいて自動的(半自動的)に歩進させることができる。そして、従来であれば、歩進操作を行う場合には、時限表等を見ながらパネル又はキーを操作しなければならず、操作に専門的なスキルが要求されていたが、上述の構成によれば、歩進制御の操作が分かりやすく、かつ操作が簡略化され、操作ミスを防ぐことができ、交通信号制御機の歩進操作を容易に行うことができる。
 第13発明及び第20発明にあっては、複数の流入路を撮像して得られた画像を当該複数の流入路毎に表示するとともに、複数の流入路に対する信号それぞれの灯色を表示する。そして、表示された流入路の選択を受け付け、選択された流入路に対する信号の歩進を制御する指令を生成する。生成した指令は、交通信号制御機へ送信される。交通信号制御機に対する指令を送信することにより、交通信号制御機が設置された場所で歩進のための操作を行う必要がない。例えば、大きな交差点の場合、視界を遮る障害物が存在する場合、あるいは、交差点への流入路が坂道である場合など交通信号制御機が設置された場所から、それぞれの流入路の交通状況を瞬時に判断することが困難であるときでも、画像を表示させることで、流入路の交通状況を瞬時に判断することができる。また、それぞれの流入路の現在の信号を容易に確認することができ、実際の信号灯器を見る必要がなく、操作要員が所望の場所で操作することが可能になり、交通信号制御機の歩進操作を容易に行うことができる。
 第16発明にあっては、交通信号制御機は、複数の流入路を撮像して得られた画像を外部の撮像装置から取得し、取得した画像を携帯型情報処理装置へ送信する。携帯型情報処理装置は、交通信号制御機が送信した画像を表示部に表示する。これにより、例えば、大きな交差点の場合、視界を遮る障害物が存在する場合、あるいは、交差点への流入路が坂道である場合など交通信号制御機が設置された場所から、それぞれの流入路の交通状況を瞬時に判断することが困難であるときでも、画像を表示させることで、流入路の交通状況を瞬時に判断することができる。
 第17発明にあっては、携帯型情報処理装置は、生成した指令を無線で送信する。これにより、従来のような、交通信号制御機に設けられた操作盤の扉を開けて、パネル又はキーにアクセスする構成とすると、雨又は風等の侵入により交通信号制御機の耐久性が確保することが困難であったが、生成した指令を無線で送信する構成により、操作盤を開閉する必要がないので、雨又は風の侵入を防いで交通信号制御機の耐久性を向上させることができる。
 本発明によれば、交通信号制御機から離れた、それぞれの流入路の交通状況を瞬時に判断することができる場所で歩進のための操作を遠隔で行うことができ、交通信号制御機の歩進操作を容易に行うことができる。
本実施の形態の交通信号制御システムの構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態の形態型情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態の交通信号制御機で制御される信号灯器が設置された交差点の一例を示す模式図である。 ホーム画面の一例を示す説明図である。 地図画面の一例を示す説明図である。 交差点リスト画面の一例を示す説明図である。 ネットワーク選択画面の一例を示す説明図である。 交差点を選択した場合のログイン画面の一例を示す説明図である。 本実施の形態の交通信号制御機が使用する一例としてのステージ階梯図である。 本実施の形態の交通信号制御機が使用するステージ情報の一例を示す説明図である。 自動モードが設定された場合の信号機状態画面の一例を示す説明図である。 最短表示時間が経過した後に歩進可能なステージが選択された場合の歩進制御の一例を示す説明図である。 最短表示時間が経過した後に歩進可能なステージが選択された場合の歩進制御の一例を示す説明図である。 最短表示時間が経過する前に歩進可能なステージが選択された場合の歩進制御の一例を示す説明図である。 最短表示時間が経過する前に歩進可能なステージが選択された場合の歩進制御の一例を示す説明図である。 手動モードが設定された場合の信号機状態画面の一例を示す説明図である。 本実施の形態の信号機状態画面の他の例を示す説明図である。 選択した流入路に対する信号が赤である場合の歩進制御の第1例を示す説明図である。 選択した流入路に対する信号が赤である場合の歩進制御の第1例を示す説明図である。 選択した流入路に対する信号が赤である場合の歩進制御の第2例を示す説明図である。 選択した流入路に対する信号が赤である場合の歩進制御の第2例を示す説明図である。 本実施の形態の信号機設定変更画面の一例を示す説明図である。 本実施の形態の携帯型情報処理装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本実施の形態の携帯型情報処理装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。
 以下、本発明に係る携帯型情報処理装置、コンピュータプログラム、交通信号制御システム及び信号制御方法の実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態の交通信号制御システムの構成の一例を示すブロック図である。本実施の形態の交通信号制御システムは、少なくとも交通信号制御機100、信号灯器201、202及び携帯型情報処理装置50を備える。また、交通信号制御システムは、サーバ1、車両感知器2などを備えることもできる。
 サーバ1は、例えば、交通管制センタに設置され、車両に搭載された車載機で得られた車両の走行情報(プローブ情報、プローブカーデータ、フローティングカーデータとも称する)を当該車両から取得、あるいは光ビーコンなどの路側装置を経由して取得する。サーバ1は、取得した走行情報に基づいて、対象とする道路網内の渋滞長を含む渋滞情報を生成する。なお、渋滞情報の生成は、車両の走行情報に基づく構成に限定されるものではなく、車両感知器で収集した車両感知情報に基づいて生成することもできる。
 サーバ1は、対象とする道路網内の道路地図情報、道路網内の交差点の識別情報及び位置情報とともに渋滞情報を交通信号制御機100へ送信する。また、サーバ1は、交通量又は渋滞情報などの交通データに基づき、道路上の交通が円滑に流れるための各交通信号制御機の動作タイミングを算出する。算出された動作タイミングは、動作指令情報(信号制御パラメータなどを含む信号制御に関する情報)として交通信号制御機100へ送信される。
 車両感知器2は、交差点に流入する流入路の所要の位置に設置され、感知パルス信号を取得することにより、交通量(車両台数)、占有率などの感知情報を算出し、算出した感知情報を交通信号制御機100の感知器インタフェース12へ送信する。
 また、撮像装置を備えた画像型の車両感知器2を交差点近傍に設置してある。画像型の車両感知器2は、感知パルス信号を取得することにより、交通量(車両台数)、占有率などの感知情報を算出し、算出した感知情報を交通信号制御機100の感知器インタフェース12へ送信する。また、画像型の車両感知器2は、交差点に流入する各流入路を撮像して得られた画像データ(動画又は静止画を含む)を、例えば、イーサネット(登録商標)等のネットワークに接続するためのHUB3及び携帯電話網などの通信インタフェース機能を有する無線通信部4(無線ルータ)を経由して携帯型情報処理装置50へ送信する。なお、超音波型の車両感知器が感知パルス信号に基づいて交通量、占有率などの感知情報を算出し、算出した感知情報を感知器インタフェース12へ送信するとともに、当該超音波型の車両感知器とは別途に設置された撮像装置が、無線通信部4を経由して、撮像した画像データを携帯型情報処理装置50へ送信する構成であってもよい。
 交通信号制御機100は、CPU10、イーサネット(登録商標)等のネットワークを経由してサーバ1及び携帯型情報処理装置50との通信を行う通信インタフェース11、車両感知器2から感知情報(車両感知情報とも称する)を受信するための感知器インタフェース12、タイマ回路13、信号灯器の信号表示を順次指定するステップカウンタ14、信号情報を記憶するステージメモリ15、ステージメモリ読取回路16などを備える。
 感知器インタフェース12は、車両感知器2から車両感知情報などを取得する。
 通信インタフェース11は、サーバ1が送信した動作指令情報を受信する。また、通信インタフェース11は、無線通信部4及びHUB3を経由して、携帯型情報処理装置50で生成されて送信された指令を受信する。携帯型情報処理装置50が送信する指令は、信号の歩進を制御するための指令である。また、通信インタフェース11は、車両感知器2から取得した車両感知情報を、HUB3を経由してサーバ1へ送信する。
 CPU10又はサーバ1は、対象とする道路網内の道路地図情報、ステージ階梯図などを含む信号情報、道路網内の交差点の識別情報及び位置情報とともに渋滞情報を、HUB3及び無線通信部4を経由して、携帯型情報処理装置50へ送信する。
 タイマ回路13は、不図示のクロック信号に基づいて駆動され、設定に従ってステップの単位時間(例えば、1秒)を計時し、単位時間信号(例えば、1秒周期のクロック)をステップカウンタ14へ出力する。
 CPU10は、サーバ1から送信された動作指令情報、あるいは携帯型情報処理装置50から送信された指令に基づいて、信号灯器201、202の灯色の切替タイミング信号である歩進指令をステップカウンタ14へ送出する。歩進指令は、信号表示を次の信号表示に進める(ステップを次のステップに進める)指令であるとともに、1又は複数のステップを飛ばして(スキップして)先の信号表示に進める指令である。
 ステップカウンタ14は、CPU10から送出される歩進指令に基づいて、信号灯器201、202のステップを順次指定する。具体的には、ステップカウンタ14は、CPU10から送出される歩進指令に基づいて、ステップを計時し、ステップ信号を生成する。ステップカウンタ14は、生成したステップ信号をステージメモリ読取回路16へ出力する。なお、ステップを計時するとは、現在のステップを指し示しつつ、ステップを次のステップへ順次進めることを意味する。
 ステージメモリ読取回路16は、ステップカウンタ14が出力するステップ信号に基づいて、ステージメモリ15に記憶された信号情報を読み取り、読み取った信号情報に基づいて、各信号灯器201、202へ灯色出力を行う。
 図2は本実施の形態の携帯型情報処理装置50の構成の一例を示すブロック図である。本実施の形態の携帯型情報処理装置50は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末装置、ノート型パーソナルコンピュータ等である。携帯型情報処理装置50は、CPU51、通信部52、記憶部53、インタフェース部54、表示部55、操作部56などを備える。
 通信部52は、例えば、無線LAN、携帯電話網などの通信インタフェース機能を有し、HUB3及び無線通信部4を経由して、交通信号制御機100及びサーバ1との間で無線による通信を行うことができる。なお、携帯型情報処理装置50と交通信号制御機100との間をケーブル等で接続して有線で通信を行うようにすることもできる。
 また、通信部52は、無線LAN、携帯電話網などの通信インタフェース機能を使用して、本実施の形態のコンピュータプログラムをインターネット上のアプリケーションサーバ(不図示)からダウンロードするためのインタフェースとしての機能も有する。
 記憶部53は、RAM、ROM等の他にSSD(Solid State Drive)又はHDD(Hard Disk Drive)などを備える。記憶部53は、交通信号制御機100が送信した情報を記憶することができる。また、記憶部53は、本実施の形態のコンピュータプログラムを記憶し、記憶したコンピュータプログラムをCPU51で実行することができる。
 インタフェース部54は、外部記録媒体、その他の入出力機器との接続用のインタフェース機能を有する。
 表示部55は、表示部としての液晶パネルを備える。表示部55の液晶パネルは、例えば、タッチパネルであり、表示部55は、液晶パネルに表示されたアイコン、ボタン、バー等を直接指で操作することにより、操作信号を操作部56へ出力する。
 操作部56は、操作信号を解析して、解析結果をCPU51へ出力する。なお、液晶パネルは、タッチパネルに限定されるものではない。
 図3は本実施の形態の交通信号制御機100で制御される信号灯器201、202が設置された交差点の一例を示す模式図である。図3に示すように、交差点には、複数の流入路R1、R2、R3、R4が流入している。流入路R2、R4はお互いに対向する流入路であり、流入路R2、R4に対して信号灯器201が設けられ、流入路R1、R3はお互いに対向する流入路であり、流入路R1、R3に対して信号灯器202が設けられている。なお、便宜上、流入路R3を上り、流入路R1を下りと称する。なお、交差点の形状は、図3の例に限定されるものではなく、三差路、五差路等であってもよい。なお、図3は左側通行の場合の一例であり、右側通行の場合は車線が左右逆になる。
 次に、本実施の形態の携帯型情報処理装置50の表示部55で表示する画面について説明する。図4はホーム画面301の一例を示す説明図である。なお、以下では、本実施の形態のコンピュータプログラムを交通信号制御システムアプリケーションとも称する。図4は、交通信号制御システムアプリケーションのアイコンを操作してアプリケーションを起動させ、ログイン画面(不図示)でID及びパスワードを入力した後に表示される初期画面である。
 図4に示すように、携帯型情報処理装置50は、ホーム画面301に、アプリケーションの名称である交通信号制御システム(「Intelligent Intersection Control System」とも称する)との文言、対象となる交差点を含む道路網の道路地図を表示する地図画面に移行するための地図アイコン401、道路網内の複数の交差点のリストを表示する交差点リスト画面に移行するための交差点リストアイコン402、付近の交差点の通信ネットワークを選択する画面に移行するためのローカル信号機アイコン403などを表示する。
 また、携帯型情報処理装置50は、表示部に、ホーム画面301に戻るためのホームアイコン404、地図画面を表示するための地図アイコン405、交差点リストを表示するためのリストアイコン406、信号機状態画面を表示するためのビューアイコン407、信号機の設定変更画面を表示するための構成アイコン409などを表示する。
 図5は地図画面302の一例を示す説明図である。携帯型情報処理装置50は、地図画面302に、対象となる道路網の路線又は道路、交差点の位置などを表示する。また、交差点の位置は、例えば、ピンとして表示することができる。また、交差点に流入する流入路の渋滞情報(渋滞の度合、渋滞長など)を表示することもできる。また、携帯型情報処理装置50にGPS機能などの位置情報取得手段が具備されている場合には、地図上に携帯型情報処理装置50の位置を表示することもできる。地図上の交差点のピンをタップ(操作)することにより、交差点(交通信号制御機、信号機)を選択することができる。
 図6は交差点リスト画面303の一例を示す説明図である。携帯型情報処理装置50は、交差点リスト画面303に、対象となる道路網内の交差点のリスト410を表示する。例えば、全対象交差点を地域別に分けて表示することができる。また、文字列検索機能を設けて、検索キーワードに部分一致する文字列を含む交差点を表示させることもできる。交差点のリストは、交差点の名称、交差点の識別番号、路線又は道路の名称などの情報を表示することができる。また、リスト表示された交差点をタップ(操作)することにより、交差点(交通信号制御機、信号機)を選択することができる。
 図7はネットワーク選択画面304の一例を示す説明図である。携帯型情報処理装置50は、ネットワーク選択画面304に、付近(ローカル)に存在する交通信号制御機100との通信を行うための通信ネットワーク(例えば、無線LANのリスト)及び無線強度411を表示する。無線LANのリストから接続したい通信ネットワークを選択することができる。
 図8は交差点を選択した場合のログイン画面305の一例を示す説明図である。図8に示すように、地図画面の地図419上で交差点を選択した場合、交差点(交通信号制御機)の名称又は番号等が表示され(図8の例では、「No.31 Asok」)、信号機状態画面に移行するためのログイン画面412が表示される。ログイン画面412でID及びパスワードを入力し、正しく認証された場合には、携帯型情報処理装置50は、後述の信号機状態画面306を表示する。なお、交差点リスト画面303で交差点が選択された場合も、携帯型情報処理装置50は、ログイン画面412を表示する。
 次に、本実施の形態の携帯型情報処理装置50が生成する歩進制御のための指令について説明する。まず、歩進制御の前提となるステージ階梯図の一例、及びステージ情報について説明する。なお、本実施の形態において、ステージは現示を意味し、現示とも称することができる。
 図9は本実施の形態の交通信号制御機100が使用する一例としてのステージ階梯図である。図9は、図3に例示した交差点において、ステップカウンタ14により計時される各ステップ(階梯)及び各信号灯器を示す。図中、横線は青表示を表し、折れ線は黄表示を表し、二重線は赤表示を表し、丸矢印は青矢(右折矢)表示を表す。ステップ1~11で信号灯器の1サイクルを表している。
 設定表示秒数は、例えば、車両感知器等で収集される交通量又は渋滞長などの交通データに基づいて計算された各ステップの表示時間である。また、最短表示秒数(保障秒数とも称する)は、例えば、感応制御などにより表示秒数を短縮する場合の許容範囲を示す表示秒数の下限値であり、安全を確保する上で最低表示する秒数である。
 図9の例では、ステップ1(符号1G)が、設定表示秒数が65秒であり、最短表示秒数が55秒であり、両者の時間が異なる。同様に、ステップ3(符号1GA)、ステップ6(符号2G)、ステップ9(符号3G)では、設定表示秒数と最短表示秒数とが異なる。他のステップ2、4~5、7~8、10~11では、設定表示秒数と最短表示秒数とは同じ時間である。設定表示秒数と最短表示秒数とが同じ時間であるステップは、車両感知器等で収集される交通量又は渋滞長などの交通データに基づいて計算された表示時間を採用しているということができる。
 また、図9に示すように、ステージ1、2、3、4がそれぞれステップ1~2、3~5、6~8、9~11に対応している。ステージとは、青信号で通行権が与えられている交通流を指す。なお、本実施の形態では、黄、赤のステップをステージに含めている。図9に示すように、ステージ1のステップ1は、信号灯器201が青であり(ステップ1、符号1G)、流入路R2、R4に対して直進及び左折の通行権が付与されている。ステージ2のステップ3は、信号灯器201が青矢であり(ステップ3、符号1GA)、流入路R2、R4に対して右折の通行権が付与されている。
 また、ステージ3のステップ6は、信号灯器202上りが青であり(ステップ6、符号2G)、流入路R3に対して直進、左折及び右折の通行権が付与されている。また、ステージ4のステップ9は、信号灯器202下りが青であり(ステップ9、符号3G)、流入路R1に対して直進、左折及び右折の通行権が付与されている。
 次に、本実施の形態で使用するステージ情報について説明する。図10は本実施の形態の交通信号制御機100が使用するステージ情報の一例を示す説明図である。図10に示すステップは、図9のステップ1~5を抜き出したものである。図10に示すように、ステージ(便宜上ステージ1と称する)は、ステップ1~2で構成される。また、次のステージ(ステージ2)は、ステップ3~5で構成される。
 すなわち、ステージ1は、設定表示秒数(図10の例では、65秒)と最短表示秒数(図10の例では55秒)とが異なる所定のステップ(図10の例では、ステップ1)と、設定表示時間と最短表示時間とが同じ時間である所定以外のステップ(図10の例では、ステップ2)とを含む。すなわち、ステージは、所定のステップと、当該所定のステップの後に続く1又は複数の所定以外のステップで構成することができる。
 また、ステージ1の次のステージ2は、設定表示秒数(図10の例では、13秒)と最短表示秒数(図10の例では7秒)とが異なる所定のステップ(図10の例では、ステップ3)と、設定表示時間と最短表示時間とが同じ時間である所定以外のステップ(図10の例では、ステップ4~5)とを含む。この場合も、ステージは、所定のステップと、当該所定のステップの後に続く1又は複数の所定以外のステップで構成することができる。図10の例では、所定のステップは、例えば、青信号であり、所定以外のステップは、黄信号(Y)、赤信号(AR)である。また、図10の例では、ステップ1~5だけを例示しているが、ステップ6~11についても、図10と同様なステージ情報がある。
 次に、信号機状態画面306の詳細について説明する。図11は自動モードが設定された場合の信号機状態画面306の一例を示す説明図である。携帯型情報処理装置50は、信号機状態画面306に、選択された交差点(交通信号制御機)を表示する(図11の符号418)。また、携帯型情報処理装置50は、地図419上に選択された交差点に流入する流入路、当該流入路の渋滞長などを表示する。なお、図11の例は、後述の自動モードが設定された場合の信号機状態画面306を示す。
 携帯型情報処理装置50は、同時に、交差点の概観図420を表示する。概観図420は、各流入路からの流線が信号灯色と同色(青、黄、赤)で表示される。なお、携帯型情報処理装置50の表示画面の向きに応じて、地図419及び概観図420を回転させて、画面上の流入路の向きと実際の流入路の向きとを一致させるようにしてもよい。
 また、携帯型情報処理装置50は、信号機状態画面306に、各流入路R1~R4に対する現在の信号の灯色421、各流入路を撮像して得られた画像422を表示する。なお、信号の灯色は、簡素化して、青(青矢を含む)、黄、赤の表示をしてもよく、あるいは、右折矢などの青矢を表示させてもよい。また、画像422は、動画でもよく、静止画であってもよい。静止画の場合には、適当な周期で時系列に複数の静止画を順次表示させてもよく、任意の時点での静止画を表示し続けてもよい。
 また、携帯型情報処理装置50は、信号機状態画面306に、信号表示時間のテーブル423、自動アイコン424、手動アイコン425、各ステージに対応させた流れ図426を表示する。
 テーブル423には、ステージ、中央値、後述の参考値(手動アイコン425により手動モードが設定された場合に表示される)、表示秒数などの情報が表示される。中央値は、表示時間の範囲であり、例えば、設定表示秒数~最短表示秒数のように表示することができる。表示秒数は、現時点での表示秒数を示し、例えば、図11の例では、現時点でステージ1の信号がすでに53秒間表示されたことを示す。
 自動アイコン424は、自動モード(半自動モードとも称する)を設定するためのアイコンである。歩進制御のためのモードには、例えば、第1の歩進制御モードとしての自動モード(半自動モード)と、第2の歩進制御モードとしての手動モードがある。まず、自動モードでの歩進制御について説明する。
 自動モードが設定された場合、携帯型情報処理装置50は、流れ図426において、現時点で実行中のステージ1(流れ図426a)を表示するとともに、実行中のステージから歩進可能なステージ2(流れ図426b)を表示する。具体的には、例えば、実行中のステージ(流れ図)の背景色を緑色に表示し、歩進可能なステージ(流れ図)を太線枠(あるいは緑色の枠)で表示する。
 実行中のステージとは、現時点で通行権が与えられている交通流をいう。実行中のステージの表示は、前述のように、交差点に流入する複数の流入路(例えば、R1~R4)のうち、一の流入路又は交差点で対向する流入路から交差点を流出することができる流路(「流れ図」とも称する)で示される。歩進可能なステージは、現在実行中のステージから歩進することが予め許容されているステージである。歩進可能なステージを表示することにより、警察官等の操作を行う者は、歩進制御を行うための一の流入路又は交差点で対向する流入路を選択することができる。すなわち、歩進可能なステージを表示することにより、複数の流入路の中から一の流入路又は交差点で対向する流入路を決定することができる。
 ステージ2の流れ図426bをタップして、歩進可能なステージが選択された場合、携帯型情報処理装置50は、実行中のステージから選択されたステージまでの信号の歩進を制御する指令を生成する。携帯型情報処理装置50は、生成した指令を交通信号制御機100へ送信する。
 これにより、操作要員は、例えば、表示部55(信号機状態画面306)に表示される現在実行中のステージ及び当該ステージから歩進可能なステージを見ながら、歩進制御を実施したい流入路に対するステージを選択するだけで、歩進制御を行う流入路を選択することができるとともに、予め許容された条件(例えば、信号の歩進の順序及び表示時間など)に基づいて自動的(半自動的)に歩進させることができる。そして、従来であれば、歩進操作を行う場合には、時限表等を見ながらパネル又はキーを操作しなければならず、操作に専門的なスキルが要求されていたが、上述の構成によれば、歩進制御の操作が分かりやすく、かつ操作が簡略化され、操作ミスを防ぐことができ、交通信号制御機の歩進操作を容易に行うことができる。
 さらに歩進制御の詳細について説明する。携帯型情報処理装置50は、決定した流入路に対する信号が青である場合、当該流入路又は当該流入路に交差する流入路に対する信号が次の青の開始になるまで信号の歩進を順次制御する指令を生成する。例えば、お互いに対向する流入路R1、R3、及びお互いに対向する流入路R2、R4が交差点に流入する場合に、決定した流入路R2、又は流入路R4に対する信号が青であり、当該青の次に、例えば、順番に黄、青矢(青)、黄、全赤とステップが続くときには、当該青を打ち切り、次の青矢の開始、すなわち、黄の終わりまで自動歩進する指令を生成する。以下、歩進可能なステージが選択された時点における現在実行中のステージの青信号表示秒数に応じて行われる歩進制御の具体例を説明する。
 図12は最短表示時間が経過した後に歩進可能なステージが選択された場合の歩進制御の一例を示す説明図である。図12Aは歩進可能なステージが選択された時点を示し、図12Bは歩進可能なステージが選択された後の歩進動作の様子を示す。図12は横軸を時間とし、ステップ及び符号の切り替わり状態を示す。また、図12は図10のステージ情報(信号情報)に基づくものである。
 なお、図12の例は、実行中のステージ1は、ステップ1に対応し、歩進可能なステージ2は、ステップ3に対応するので、歩進制御は、ステップ1からステップ3の開始、すなわちステップ2の終わりまでとなる。また、歩進可能なステージ2は、流入路R2、R4に対する信号灯器201の青信号であるので、ステージ2を選択することは、流入路R2、R4を選択することと同義である。
 図12Aに示すように、ステップ1(符号1G)の最短表示時間T1(例えば、55秒)と設定表示時間T2(例えば、65秒)とが異なる所定のステップである。また、現在実行中のステージ1のステップ1における時刻t1で歩進可能なステージが選択された場合、所定のステップ1の表示経過時間が最短表示時間T1より長い。
 図12Aの場合、図12Bに示すように、携帯型情報処理装置50のCPU51は、歩進可能なステージが選択された時刻t1でステップ1を打ち切り、ステージ(ステップ1~2)の所定のステップ1の後の残りのステップ2の終わりまで自動歩進すべく指令を生成する。なお、携帯型情報処理装置50が、ステップ2の終わりまで自動歩進すべく指令を生成する構成に代えて、交通信号制御機100が、時刻t1で携帯型情報処理装置50から歩進制御の指令を受信した場合に、時刻t1でステップ1を打ち切り、ステージ(ステップ1~2)の所定のステップ1の後の残りのステップ2の終わりまで自動歩進するようにしてもよい。
 この場合、ステップ2は、最短表示時間だけ表示される。また、ステップ2の表示を完了した時点で自動歩進は停止し、次のステップ(ステップ3)の表示が開始される。
 上述のように、所定のステップである青信号を、設定表示時間T2である65秒間表示させることなく、途中の時刻t1で打ち切ることができ、例えば、青時間を短縮することができる。
 上述の構成により、例えば、交差点手前で右折車と直進車が混在し、右折車が右折できずに渋滞が発生している状況では、一時的に対向車を止めて、右折車を捌くことができる。また、交差点の下流側で渋滞中であって、いわゆる先詰まりが発生している場合には、青信号を与え続けても車両が交差点を通過することができないので、青信号を終了させて次のステージに切り替えることができ、いわゆるマニュアル制御方式の長所を実現することができる。
 図13は最短表示時間が経過する前に歩進可能なステージが選択された場合の歩進制御の一例を示す説明図である。図13Aは歩進可能なステージが選択された時点を示し、図13Bは歩進可能なステージが選択された後の歩進動作の様子を示す。図12は図10のステージ情報(信号情報)に基づくものである。
 なお、図13の例は、実行中のステージ1は、ステップ1に対応し、歩進可能なステージ2は、ステップ3に対応するので、歩進制御は、ステップ1からステップ3の開始、すなわちステップ2の終わりまでとなる。また、歩進可能なステージ2は、流入路R2、R4に対する信号灯器201の青信号であるので、ステージ2を選択することは、流入路R2、R4を選択することと同義である。
 図13Aに示すように、ステップ1(符号1G)の最短表示時間T1(例えば、55秒)と設定表示時間T2(例えば、65秒)とが異なる所定のステップである。また、現在実行中のステージ1のステップ1における時刻t2で歩進可能なステージが選択された場合、所定のステップ1の表示経過時間が最短表示時間T1より短い。
 図13Aの場合、図13Bに示すように、携帯型情報処理装置50のCPU51は、ステップ1を最短表示時間T1の間表示した後、ステージ(ステップ1~2)の所定のステップ1の後の残りのステップ2の終わりまで自動歩進すべく指令を生成する。なお、携帯型情報処理装置50が、ステップ2の終わりまで自動歩進すべく指令を生成する構成に代えて、交通信号制御機100が、時刻t2で携帯型情報処理装置50から歩進制御の指令を受信した場合に、ステップ1を最短表示時間T1の間表示した後、ステージ(ステップ1~2)の所定のステップ1の後の残りのステップ2の終わりまで自動歩進するようにしてもよい。
 この場合、ステップ2は、最短表示時間だけ表示される。また、ステップ2の表示を完了した時点で自動歩進は停止し、次のステップ(ステップ3)の表示が開始される。
 上述のように、歩進可能なステージが選択された時点で、所定のステップである青信号を最短表示秒数の間だけ表示させるので、例えば、警察官等が、独自の判断で早いタイミングで歩進可能なステージを選択した場合でも、最短表示時間の間は所定のステップを表示させることができるので、安全を確保することができる。
 次に、第2の歩進制御モードである手動モードでの歩進制御について説明する。手動モードは、手動アイコン425をタップすることにより設定することができる。
 図14は手動モードが設定された場合の信号機状態画面306の一例を示す説明図である。手動モードが設定された場合には、図11の自動モードが設定された場合との相違点として、信号表示時間のテーブル423に参考値が表示され、また、流れ図426には、自動モードでは非表示又は不活性であったステージ0が表示(活性化)されるとともに、非実行中のすべてのステージが歩進可能なステージとして選択可能となる。なお、参考値は、サイクル長を目標値(例えば、300秒)とした場合の青表示時間である。また、不活性とは、流れ図426の流線を薄く表示することである。
 上述の例では、複数の流入路の中から一の流入路を選択(決定)する手段として、歩進可能なステージを画面上で選択する構成であったが、一の流入路の選択(決定)する手段は、これに限定されるものではない。次に、一の流入路を選択(決定)する手段として、流入路を撮像して得られた画像を選択する方法について説明する。
 図15は本実施の形態の信号機状態画面310の他の例を示す説明図である。図15に示すように、携帯型情報処理装置50は、信号機状態画面310に、各流入路R1、R2、R3、R4それぞれを撮像して得られた画像431、自動モードをオン/オフする自動モードアイコン432、信号状態変更アイコン433などを表示する。なお、各流入路の画像(又は映像)は、交差点へ流入する流入路の交通状況(例えば、渋滞状況)が分かるように、交差点の停止線付近から各流入路の上流側を見通すことができるようなものである。
 また、携帯型情報処理装置50は、各流入路の画像に関連付けて、それぞれの流入路に対する信号灯器の現時点での灯色を表示する。図15の例では、画像の右下部に信号灯器が模式的に表示され、灯色(例えば、青、黄、赤)が分かるように表示されている。警察官等の操作要員が、いずれかの画像をタップして選択し、信号状態変更アイコン433をタップした場合、携帯型情報処理装置50は、選択された画像(流入路)に対応する信号の歩進を制御する指令を生成する。
 信号状態変更アイコン433をタップしたときに、選択した流入路の信号が青である場合には、信号状態変更アイコン433をタップした後の歩進制御は、図11~図13の例と同様であるので、説明を省略する。以下では、信号状態変更アイコン433をタップしたときに、選択した流入路の信号が赤である場合について説明する。
 図16は選択した流入路に対する信号が赤である場合の歩進制御の第1例を示す説明図である。図16Aは信号状態変更アイコン433をタップ(流入路を選択)した時点を示し、図16Bは信号状態変更アイコン433をタップ(流入路を選択)した後の歩進動作の様子を示す。図16は横軸を時間とし、ステップ及び符号の切り替わり状態を示す。また、図16は図9のステージ階梯図(信号情報)に基づくものである。また、図16の例は、信号灯器202上り(流入路R3)が選択された場合を示す。
 図16Aに示すように、信号灯器202上り(流入路R3)が選択(決定)され、ステップ1(符号R)の途中の時刻t3で信号状態変更アイコン433がタップされたとする。また、時刻t3の時点でステップ1の表示経過時間が最短表示時間T3より短いとする。
 この場合、図16Bに示すように、携帯型情報処理装置50のCPU51は、各ステップ(図16の例では、ステップ1~5)の最短表示時間T3、T4、T5、T6、T7だけ表示して赤(R)の終わりであるステップ5の終わりまで自動歩進すべく指令を生成する。信号灯器202上り(流入路R3)に対する信号は、ステップ6では青(符号2G)となるからである。なお、携帯型情報処理装置50が、ステップ5の終わりまで自動歩進すべく指令を生成する構成に代えて、交通信号制御機100が、時刻t3で携帯型情報処理装置50から歩進制御の指令を受信した場合に、各ステップ(図16の例では、ステップ1~5)の最短表示時間だけ表示して赤(R)の終わりであるステップ5の終わりまで自動歩進するようにしてもよい。
 上述のように、例えば、お互いに対向する流入路R1、R3、及びお互いに対向する流入路R2、R4が交差点に流入する場合に、決定した流入路R3に対する信号が赤(ステップ1~5)であり、もう一方の流入路R2、R4に対する信号が青、黄、青矢(青)、黄、全赤(ステップ1~5)とステップが続くとする。決定した流入路R3の信号を赤から青に切り替える第1の方法としては、赤から青になるまで(赤、符号Rの終わりまで)の信号の各ステップ(もう一方の流入路R2、R4に対する信号の青、黄、青矢、黄、全赤)それぞれの最小表示時間の合計時間だけ赤を表示させて青に切り替える方法がある(図16の場合にはステップ1~5の最小表示時間の合計時間だけ赤を表示して青に切り替える)。
 図17は選択した流入路に対する信号が赤である場合の歩進制御の第2例を示す説明図である。図17Aに示すように、信号灯器202上り(流入路R3)が選択(決定)され、ステップ1(符号R)の途中の時刻t3で信号状態変更アイコン433がタップされたとする。また、時刻t3の時点でステップ1の表示経過時間が最短表示時間T3より短いとする。
 この場合、図17Bに示すように、携帯型情報処理装置50のCPU51は、図10で示す現在のステージ1の終わりであるステップ2の終わりまで各ステップの最短表示時間T3、T4だけ赤を表示して、ステージの終わりであるステップ2の終わりまで自動歩進すべく指令を生成する。すなわち、決定した流入路R3の信号を赤から青に切り替える第2の方法としては、もう一方の流入路R2、R4に対する信号が次の青の開始になるまで(現在のステージの終わりになるまで)の信号の各ステップ(青、黄)それぞれの最小表示時間の合計時間だけ赤を表示させて青に切り替える方法がある。
 なお、上述の第1例、第2例の他に、第3例としては、赤を直ちに打ち切って青に切り替える方法もある。前述の第1例~第3例を用いることにより、決定した流入路に対する信号が赤である場合には、いわゆる自動制御方式を実現することができる。
 図15に示すように、複数の流入路に対する信号それぞれの灯色を表示することにより、それぞれの流入路の現在の信号を容易に確認することができ、実際の信号灯器を見る必要がなく、操作要員が所望の場所で操作することが可能になる。
 また、複数の流入路を撮像して得られた画像を複数の流入路毎に表示し、選択された画像に対応する流入路を決定することにより、例えば、大きな交差点の場合、視界を遮る障害物が存在する場合、あるいは、交差点への流入路が坂道である場合など交通信号制御機が設置された場所から、それぞれの流入路の交通状況を瞬時に判断することが困難であるときでも、画像を表示させることで、流入路の交通状況を瞬時に判断することができる。また、それぞれの流入路の現在の信号を容易に確認することができ、実際の信号灯器を見る必要がなく、操作要員が所望の場所で操作することが可能になり、交通信号制御機の歩進操作を容易に行うことができる。
 また、例えば、図6に示すように、複数の交差点の識別情報を表示するとともに、選択された識別情報に対応する交差点に流入する複数の流入路を表示する。そして、選択された流入路を決定することができる。ここで、識別情報は、交差点の名称、識別番号、路線の名称及び番号等の情報である。これにより、複数の道路(路線)で構成される道路網の中に存在する複数の交差点の中から所望の交差点を選択することができる。
 また、例えば、図5、図8に示すように、道路地図上に複数の交差点の位置を表示するとともに、選択された位置に対応する交差点に流入する複数の流入路を表示する。そして、選択された流入路を決定することができる。これにより、複数の道路(路線)で構成される道路網の中に存在する複数の交差点の中から所望の交差点を選択することができる。
 また、図5、図8、図11に示すように、道路地図上に渋滞状況を表示する。例えば、交差点に流入する流入路の渋滞長を表示する。これにより、交差点に流入するすべての流入路の渋滞状況を瞬時に判断することができ、適切な信号制御をタイムリーに実現することができる。
 また、携帯型情報処理装置50は、生成した指令を無線で交通信号制御機100へ送信するので、従来のような、交通信号制御機に設けられた操作盤の扉を開けて、パネル又はキーにアクセスする構成とすると、雨又は風等の侵入により交通信号制御機の耐久性が確保することが困難であったが、生成した指令を無線で送信する構成により、操作盤を開閉する必要がないので、雨又は風の侵入を防いで交通信号制御機の耐久性を向上させることができる。
 図18は本実施の形態の信号機設定変更画面315の一例を示す説明図である。図18に示すように、携帯型情報処理装置50は、信号機設定変更画面315に、現在設定されているステージパターン(P-1)435、現在設定されているステージパターンの他に選択可能なステージパターン(例えば、P-2、P-3、P-4など)436、ステージパターン変更アイコン437、ステージパターン編集アイコン438などを表示する。
 操作要員は、設定変更をしたい交通信号制御機(信号機、交差点)を選択し、現在設定されているステージパターンと違うステージパターンを使用したい場合には、所望のステージパターンをタップして選択し、ステージパターン変更アイコン437をタップ(操作)することにより、ステージパターンの変更を行うことができる。
 また、ステージパターン編集アイコン438をタップ(操作)することにより、例えば、歩車分離の交差点であるか否か等に応じて、所望のパターンを新たに作成(編集)することができる。
 上述のように、本実施の形態の携帯型情報処理装置50は、決定した流入路に対する信号が青である場合、当該流入路又は該流入路に交差する流入路に対する信号が次の青の開始になるまで信号の歩進を順次制御する指令を生成する手段を備える。
 また、本実施の形態の携帯型情報処理装置50は、決定した流入路に対する信号が赤である場合、信号を青に切り替えるべく指令を生成する手段を備える。
 また、本実施の形態の携帯型情報処理装置50は、複数の流入路に対する信号それぞれの灯色を表示する手段を備える。
 また、本実施の形態の携帯型情報処理装置50は、複数の流入路を撮像して得られた画像を当該複数の流入路毎に表示する手段と、表示された画像の選択を受け付ける手段と、選択された画像に対応する流入路を決定する手段とを備える。
 また、本実施の形態の携帯型情報処理装置50は、複数の交差点の識別情報を表示する手段と、表示された識別情報の選択を受け付ける手段と、選択された識別情報に対応する交差点に流入する複数の流入路を表示する手段と、表示された流入路の選択を受け付ける手段と、選択された流入路を決定する手段とを備える。
 また、本実施の形態の携帯型情報処理装置50は、道路地図上に複数の交差点の位置を表示する手段と、表示された位置の選択を受け付ける手段と、選択された位置に対応する交差点に流入する複数の流入路を表示する手段と、表示された流入路の選択を受け付ける手段と、選択された流入路を決定する手段とを備える。
 また、本実施の形態の携帯型情報処理装置50は、道路地図上の交差点に流入する複数の流入路における渋滞状況を表示する手段を備える。
 また、本実施の形態の携帯型情報処理装置50は、実行中の現示を表示部に表示させる手段と、当該実行中の現示から歩進可能な現示を表示する手段と、当該歩進可能な現示が選択された場合、実行中の現示から選択された現示までの信号の歩進を制御する指令を生成する手段とを備える。
 また、本実施の形態の携帯型情報処理装置50は、実行中の現示を表示する手段と、実行中の現示から歩進可能な現示を表示する手段と、歩進可能な現示が選択された場合、実行中の現示から選択された現示までの信号の歩進を制御する指令を生成する手段とを備える。
 また、本実施の形態の携帯型情報処理装置50は、複数の歩進制御モードのいずれかの選択を受け付ける手段と、第1の歩進制御モードが選択された場合、実行中の現示から歩進可能な現示を表示し、第2の歩進制御モードが選択された場合、実行中の現示を除くすべての現示を表示する手段と、表示された現示の選択を受け付ける手段と、実行中の現示から選択された現示までの信号の歩進を制御する指令を生成する手段とを備える。
 また、本実施の形態の携帯型情報処理装置50は、複数の流入路を撮像して得られた画像を当該複数の流入路毎に表示する手段と、複数の流入路に対する信号それぞれの灯色を表示する手段と、表示された流入路の選択を受け付ける手段と、選択された流入路に対する信号の歩進を制御する指令を生成する手段とを備える。
 次に、本実施の形態の携帯型情報処理装置50の動作について説明する。図19及び図20は本実施の形態の携帯型情報処理装置50の処理手順の一例を示すフローチャートである。CPU51は、交通信号制御システムアプリケーションが起動された場合、システムの起動のログイン画面を表示し(S11)、ID、パスワードの入力の有無を判定する(S12)。ID、パスワードの入力がない場合(S12でNO)、ステップS12の処理を続ける。
 ID、パスワードの入力があった場合(S12でYES)、CPU51は、ID、パスワードの認証を行い(S13)、正しいID、パスワードであると認証した場合には、ホーム画面301を表示する(S14)。なお、以下の処理では、ホーム画面301で地図画面を選択する場合について説明する。
 CPU51は、地図アイコン401がタップ(操作)されて、地図画面が選択されたか否かを判定し(S15)、地図画面が選択されていない場合(S15でNO)、ステップS15の処理を続ける。
 地図画面が選択された場合(S15でYES)、CPU51は、地図画面302を表示し(S16)、交差点(交通信号制御機)が選択されたか否かを判定する(S17)。交差点が選択されていない場合(S17でNO)、CPU51は、ステップS17の処理を続ける。
 交差点が選択された場合(S17でYES)、CPU51は、個別交通信号制御機のログイン画面を表示する(S18)。CPU51は、ID、パスワードの入力の有無を判定し(S19)、ID、パスワードの入力がない場合(S19でNO)、ステップS19の処理を続ける。
 ID、パスワードの入力があった場合(S19でYES)、CPU51は、ID、パスワードの認証を行い(S20)、正しいID、パスワードであると認証した場合には、信号機状態画面306を表示し(S21)、現在実行中のステージ、歩進可能であって選択可能なステージを表示する(S22)。
 CPU51は、ステージの選択の有無を判定し(S23)、ステージが選択されていない場合(S23でNO)、現在実行中のステージ及び選択可能なステージを表示しつつ、ステップS23の処理を続ける。
 ステージが選択された場合(S23でYES)、CPU51は、実行中のステージから選択されたステージまでの信号歩進を制御する指令を生成し(S24)、生成した指令を交通信号制御機100へ送信し(S25)、処理を終了する。
 上述のように、本実施の形態では、交差点に流入する複数の流入路の中から一の流入路を決定し、決定した流入路に対する信号の歩進を制御する指令を生成する。生成した指令は、交通信号制御機へ送信される。交通信号制御機に対する指令を送信することにより、交通信号制御機が設置された場所で歩進のための操作を行う必要がなく、例えば、交通信号制御機から離れた、それぞれの流入路の交通状況を瞬時に判断することができる場所で歩進のための操作を遠隔で行うことができ、交通信号制御機の歩進操作を容易に行うことができる。
 開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
 50 携帯型情報処理装置
 51 CPU
 52 通信部
 53 記憶部
 54 インタフェース部
 55 表示部
 56 操作部
 100 交通信号制御機
 201、202 信号灯器

Claims (20)

  1.  コンピュータに、交差点に流入する複数の流入路の信号制御を行う交通信号制御機に対する指令を送信させるためのコンピュータプログラムであって、
     コンピュータに、
     前記複数の流入路の中から一の流入路を決定するステップと、
     決定した流入路に対する信号の歩進を制御する指令を生成するステップと
     を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  2.  前記生成するステップは、
     決定した流入路に対する信号が青である場合、前記流入路又は該流入路に交差する流入路に対する信号が次の青の開始になるまで信号の歩進を順次制御する指令を生成するように構成してあることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  3.  前記生成するステップは、
     決定した流入路に対する信号が赤である場合、信号を青に切り替えるべく指令を生成するように構成してあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコンピュータプログラム。
  4.  コンピュータに、
     前記複数の流入路に対する信号それぞれの灯色を表示するステップを実行させることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
  5.  コンピュータに、
     前記複数の流入路を撮像して得られた画像を前記複数の流入路毎に表示するステップと、
     表示された画像の選択を受け付けるステップと
     を実行させ、
     前記決定するステップは、
     選択された画像に対応する流入路を決定するようにしてあることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
  6.  コンピュータに、
     複数の交差点の識別情報を表示するステップと、
     表示された識別情報の選択を受け付けるステップと、
     選択された識別情報に対応する交差点に流入する複数の流入路を表示するステップと、
     表示された流入路の選択を受け付けるステップと
     を実行させ、
     前記決定するステップは、
     選択された流入路を決定するようにしてあることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
  7.  コンピュータに、
     道路地図上に複数の交差点の位置を表示するステップと、
     表示された位置の選択を受け付けるステップと、
     選択された位置に対応する交差点に流入する複数の流入路を表示するステップと、
     表示された流入路の選択を受け付けるステップと
     を実行させ、
     前記決定するステップは、
     選択された流入路を決定するようにしてあることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
  8.  コンピュータに、
     前記道路地図上の前記交差点に流入する複数の流入路における渋滞状況を表示するステップを実行させることを特徴とする請求項7に記載のコンピュータプログラム。
  9.  コンピュータに、
     実行中の現示を表示するステップと、
     前記実行中の現示から歩進可能な現示を表示するステップと
     を実行させ、
     前記生成するステップは、
     前記歩進可能な現示が選択された場合、前記実行中の現示から選択された現示までの信号の歩進を制御する指令を生成するようにしてあることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
  10.  コンピュータに、
     複数の歩進制御モードのいずれかの選択を受け付けるステップと、
     第1の歩進制御モードが選択された場合、実行中の現示から歩進可能な現示を表示し、第2の歩進制御モードが選択された場合、実行中の現示を除くすべての現示を表示するステップと、
     表示された現示の選択を受け付けるステップと
     を実行させ、
     前記生成するステップは、
     前記実行中の現示から選択された現示までの信号の歩進を制御する指令を生成するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  11.  コンピュータに、交差点に流入する複数の流入路の信号制御を行う交通信号制御機に対する指令を送信させるためのコンピュータプログラムであって、
     コンピュータに、
     複数の歩進制御モードのいずれかの選択を受け付けるステップと、
     第1の歩進制御モードが選択された場合、実行中の現示から歩進可能な現示を表示し、第2の歩進制御モードが選択された場合、実行中の現示を除くすべての現示を表示するステップと、
     表示された現示の選択を受け付けるステップと、
     前記実行中の現示から選択された現示までの信号の歩進を制御する指令を生成するステップと
     を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  12.  コンピュータに、交差点に流入する複数の流入路の信号制御を行う交通信号制御機に対する指令を送信させるためのコンピュータプログラムであって、
     コンピュータに、
     実行中の現示を表示するステップと、
     前記実行中の現示から歩進可能な現示を表示するステップと、
     前記歩進可能な現示が選択された場合、前記実行中の現示から選択された現示までの信号の歩進を制御する指令を生成するステップと
     を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  13.  コンピュータに、交差点に流入する複数の流入路の信号制御を行う交通信号制御機に対する指令を送信させるためのコンピュータプログラムであって、
     コンピュータに、
     前記複数の流入路を撮像して得られた画像を前記複数の流入路毎に表示するステップと、
     前記複数の流入路に対する信号それぞれの灯色を表示するステップと、
     表示された流入路の選択を受け付けるステップと、
     選択された流入路に対する信号の歩進を制御する指令を生成するステップと
     を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  14.  表示部を備え、交差点に流入する複数の流入路の信号制御を行う交通信号制御機に対する指令を送信する携帯型情報処理装置であって、
     前記複数の流入路に関する情報を前記表示部に表示させる表示手段と、
     前記複数の流入路の中から一の流入路を選択するための操作を受け付ける操作手段と、
     選択された流入路に対する信号の歩進を制御する指令を生成する生成手段と、
     該生成手段で生成した指令を前記交通信号制御機へ送信する送信手段と
     を備えることを特徴とする携帯型情報処理装置。
  15.  交差点に流入する複数の流入路の信号制御を行う交通信号制御機と、表示部を有し、該交通信号制御機に対する指令を送信する携帯型情報処理装置とを備える交通信号制御システムであって、
     前記携帯型情報処理装置は、
     前記複数の流入路に関する情報を前記表示部に表示する表示手段と、
     表示した複数の流入路の中から一の流入路を選択するための操作を受け付ける操作手段と、
     選択された流入路に対する信号の歩進を制御する指令を生成する生成手段と、
     該生成手段で生成した指令を前記交通信号制御機へ送信する送信手段と
     を備え、
     前記交通信号制御機は、
     前記携帯型情報処理装置が送信した指令に基づいて信号制御を行うように構成してあることを特徴とする交通信号制御システム。
  16.  前記交通信号制御機は、
     前記複数の流入路を撮像して得られた画像を外部の撮像装置から取得する取得手段と、
     該取得手段で取得した画像を前記携帯型情報処理装置へ送信する送信手段と
     を備え、
     前記携帯型情報処理装置の表示手段は、
     前記交通信号制御機が送信した画像を前記表示部に表示するように構成してあることを特徴とする請求項15に記載の交通信号制御システム。
  17.  前記携帯型情報処理装置の送信手段は、
     生成した指令を無線で送信するように構成してあることを特徴とする請求項15又は請求項16に記載の交通信号制御システム。
  18.  表示部を備え、交差点に流入する複数の流入路の信号制御を行う交通信号制御機に対する指令を送信する携帯型情報処理装置による信号制御方法であって、
     前記複数の流入路の中から一の流入路を決定するステップと、
     決定された流入路に対する信号の歩進を制御する指令を生成するステップと、
     生成された指令を前記交通信号制御機へ送信するステップと
     を含むことを特徴とする信号制御方法。
  19.  表示部を備え、交差点に流入する複数の流入路の信号制御を行う交通信号制御機に対する指令を送信する携帯型情報処理装置による信号制御方法であって、
     実行中の現示を表示するステップと、
     前記実行中の現示から歩進可能な現示を表示するステップと、
     前記歩進可能な現示が選択された場合、前記実行中の現示から選択された現示までの信号の歩進を制御する指令を生成するステップと、
     生成された指令を前記交通信号制御機へ送信するステップと
     を含むことを特徴とする信号制御方法。
  20.  表示部を備え、交差点に流入する複数の流入路の信号制御を行う交通信号制御機に対する指令を送信する携帯型情報処理装置による信号制御方法であって、
     前記複数の流入路を撮像して得られた画像を前記複数の流入路毎に表示するステップと、
     前記複数の流入路に対する信号の灯色を表示するステップと、
     表示された流入路を選択するステップと、
     選択された流入路に対する信号の歩進を制御する指令を生成するステップと、
     生成された指令を前記交通信号制御機へ送信するステップと
     を含むことを特徴とする信号制御方法。
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