JP6464675B2 - 交通信号制御機、コンピュータプログラム及び交通信号制御方法 - Google Patents

交通信号制御機、コンピュータプログラム及び交通信号制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、青信号で交差点での通行権が付与される流路を指す複数の現示を切り替える交通信号制御機、コンピュータプログラム及び交通信号制御方法に関する。
交通信号制御機は、青信号で交差点での通行権が付与される流路を指す複数の現示を切り替えることにより交通制御を行う。具体的には、交通信号制御機は、各信号灯器の信号表示の灯色を定めた灯色情報、各灯色の表示時間などを含む信号情報に基づいて、各信号灯器の信号表示を切り替える。このような交通信号制御機には、道路上に設置された車両感知器で収集される交通量又は渋滞長などの交通データに基づいて、交通管制センタ又は交通信号制御機が信号灯器の適切な表示時間を計算して、現示の表示を順次切り替える自動制御方式がある。
また、交通信号制御機には、故障などの異常時、あるいは上述の自動制御方式では対応できない交通状況に陥った場合においても円滑な交通を維持するため、例えば、警察官が信号の変更タイミングを判断し、手動操作により信号灯器の信号表示を順次切り替えるマニュアル制御方式がある(特許文献1参照)。
特開2003−331385号公報
信号制御は、マニュアル制御(手動歩進制御とも称する)に頼ることなくすべて自動制御(自動歩進制御とも称する)で行うことが理想的である。そのためには、信号制御アルゴリズムの改善だけでなく、車両感知器を交差点周辺に高密度に設置しなければならないが現実問題としては困難な場合がある。このような場合は、マニュアル制御方式が有効なときもある。例えば、交差点手前で右折車と直進車が混在し、右折車が右折できずに渋滞が発生している状況では、一時的に対向車を止めて、右折車を捌くことができる。また、別の例としては、交差点の下流側で渋滞中であって、いわゆる先詰まりが発生している場合には、青信号を与え続けても車両が交差点を通過することができないので、現在の現示を終了させて次の現示に切り替えることができる。
しかし、マニュアル制御で現示を切り替える場合には、現示を切り替える都度、手動操作を行って的確な切替指示を交通信号制御に対して与えなければならない。このため、例えば、警察官が、一時的に対向車を止めて、直進車及び右折車を捌くべく現示を切り替えた場合に、直進車及び右折車が捌けたときに、次の現示へ切り替えるための手動操作を行わないと、通行する車両が存在しないのに青信号を無駄に続けるような事態が生じ、的確な交通制御を実現することができない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、手動操作で現示を切り替える場合でも最適な交通制御を実現することができる交通信号制御機、該交通信号制御機を実現するためのコンピュータプログラム及び前記交通信号制御機による交通信号制御方法を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態に係る交通信号制御機は、青信号で交差点での通行権が付与される流路を指す現示から所要の選択現示へ切り替える交通信号制御機であって、複数の前記選択現示へ選択的に切り替えることが可能な可変現示から前記複数の選択現示のうちの一の選択現示へ切り替える手動切替指示を受け付ける受付部と、該受付部で受け付けた手動切替指示により切り替えられた選択現示の表示中に所定の第1条件を充足するか否かを判定する判定部と、該判定部で前記第1条件を充足すると判定した場合、表示中の前記選択現示の表示を打ち切るべく制御する制御部とを備え、前記受付部は、前記選択現示を表示中に他の現示へ切り替える手動切替指示を受け付けるようにしてあり、前記判定部は、前記受付部で前記他の現示へ切り替える手動切替指示を受け付けた場合に、所定の第2条件を充足するか否かを判定するようにしてあり、前記判定部で前記第2条件を充足すると判定した場合、表示中の前記選択現示の表示を打ち切るべく制御するようにしてある。
本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、青信号で交差点での通行権が付与される流路を指す現示から所要の選択現示へ切り替えさせるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、複数の前記選択現示へ選択的に切り替えることが可能な可変現示から前記複数の選択現示のうちの一の選択現示へ切り替える手動切替指示を受け付ける受付手段と、受け付けた手動切替指示により切り替えられた選択現示の表示中に所定の第1条件を充足するか否かを判定する判定手段と、前記第1条件を充足すると判定した場合、表示中の前記選択現示の表示を打ち切るべく制御する制御手段として機能させ、前記受付手段は、前記選択現示を表示中に他の現示へ切り替える手動切替指示を受け付け、前記判定手段は、前記受付手段で前記他の現示へ切り替える手動切替指示を受け付けた場合に、所定の第2条件を充足するか否かを判定し、前記判定手段で前記第2条件を充足すると判定した場合、表示中の前記選択現示の表示を打ち切るべく制御する。
本発明の実施の形態に係る交通信号制御方法は、青信号で交差点での通行権が付与される流路を指す現示から所要の選択現示へ切り替える交通信号制御機による交通信号制御方法であって、複数の前記選択現示へ選択的に切り替えることが可能な可変現示から前記複数の選択現示のうちの一の選択現示へ切り替える手動切替指示を受付部が受け付けるステップと、受け付けた手動切替指示により切り替えられた選択現示の表示中に所定の第1条件を充足するか否かを判定部が判定するステップと、前記第1条件を充足すると判定した場合、表示中の前記選択現示の表示を打ち切るべく制御部が制御するステップとを含み、前記受付部は、前記選択現示を表示中に他の現示へ切り替える手動切替指示を受け付け、前記判定部は、前記他の現示へ切り替える手動切替指示を受け付けた場合に、所定の第2条件を充足するか否かを判定し、前記第2条件を充足すると判定された場合、表示中の前記選択現示の表示を打ち切るべく制御する。
本発明によれば、青信号を無駄に続けるような事態を防止して最適な交通制御を実現することができる。
本実施の形態の交通信号制御機の構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態の交通信号制御機で制御される信号灯器が設置された交差点の一例を示す模式図である。 信号灯器の灯色の一例を示す模式図である。 車両感知器の設置位置の一例を示す模式図である。 現示の切替の様子の一例を示す模式図である。 本実施の形態の交通信号制御機による現示切替の第1実施例を示す模式図である。 本実施の形態の交通信号制御機による現示切替の第2実施例を示す模式図である。 本実施の形態の交通信号制御機による現示切替の第3実施例を示す模式図である。 本実施の形態の交通信号制御機による選択現示から次の現示への自動切替の一例を示す説明図である。 携帯型情報処理装置での現示操作画面の一例を示す模式図である。 本実施の形態の交通信号制御機の処理手順の一例を示すフローチャートである。
[本願発明の実施形態の説明]
(1)本発明の実施の形態に係る交通信号制御機は、青信号で交差点での通行権が付与される流路を指す現示から所要の選択現示へ切り替える交通信号制御機であって、複数の前記選択現示へ選択的に切り替えることが可能な可変現示から前記複数の選択現示のうちの一の選択現示へ切り替える切替指示を受け付ける受付部と、該受付部で受け付けた切替指示により切り替えられた選択現示の表示中に所定の第1条件を充足するか否かを判定する判定部と、該判定部で前記第1条件を充足すると判定した場合、表示中の前記選択現示の表示を打ち切るべく制御する制御部とを備える。
(7)本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、青信号で交差点での通行権が付与される流路を指す現示から所要の選択現示へ切り替えさせるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、複数の前記選択現示へ選択的に切り替えることが可能な可変現示から前記複数の選択現示のうちの一の選択現示へ切り替える切替指示を受け付ける受付手段と、受け付けた切替指示により切り替えられた選択現示の表示中に所定の第1条件を充足するか否かを判定する判定手段と、前記第1条件を充足すると判定した場合、表示中の前記選択現示の表示を打ち切るべく制御する制御手段として機能させる。
(8)本発明の実施の形態に係る交通信号制御方法は、青信号で交差点での通行権が付与される流路を指す現示から所要の選択現示へ切り替える交通信号制御機による交通信号制御方法であって、複数の前記選択現示へ選択的に切り替えることが可能な可変現示から前記複数の選択現示のうちの一の選択現示へ切り替える切替指示を受付部が受け付けるステップと、受け付けた切替指示により切り替えられた選択現示の表示中に所定の第1条件を充足するか否かを判定部が判定するステップと、前記第1条件を充足すると判定した場合、表示中の前記選択現示の表示を打ち切るべく制御部が制御するステップとを含む。
受付部は、可変現示から複数の選択現示のうちの一の選択現示へ切り替える切替指示を受け付ける。選択現示とは、選択される現示という意味である。可変現示は、信号1サイクルで順番に表示される複数の現示のうちの任意の現示とすることができ、複数の選択現示の中から選択的に一の選択現示を選択して現示の切り替えが可能な(すなわち、現示を可変する機能を有する)現示である。受付部は、交通信号制御機に備えられた手動操作用のスイッチ又はボタン等でもよく、あるいは交通信号制御機から離隔した遠隔操作用の端末装置等からの信号を受信する受信部でもよい。
判定部は、受付部で受け付けた切替指示により切り替えられた選択現示の表示中に所定の第1条件を充足するか否かを判定する。制御部は、判定部で第1条件を充足すると判定した場合、表示中の選択現示の表示を打ち切るべく制御する。すなわち、表示中の選択現示の表示を打ち切ることにより、当該選択現示の次に表示される現示に切り替える。
上述の構成により、可変現示から選択現示への切替(現示の切替)を手動操作により行うように構成された交通信号制御機において、一旦選択現示への切替を行った後に、現示切替の手動操作を行わなかった場合でも、所定の第1条件を充足するときには、次の現示へ自動的に切り替わる。これにより、選択現示が表示され続けることにより、当該選択現示により通行権が付与される流路を通行する車両が存在しないのに青信号を無駄に表示し続けるような事態を防止して最適な交通制御を実現することができる。
(2)本発明の実施の形態に係る交通信号制御機は、前記交差点の流入路での交通量を取得する取得部を備え、前記判定部は、ギャップ感応制御が行われる場合に、ギャップ感応時間内に前記取得部で取得した交通量が所定の閾値以下となったときに、前記第1条件を充足すると判定するようにしてある。
取得部は、交差点の流入路での交通量を取得する。例えば、交差点の所要の流入路の上流側に車両感知器(例えば、超音波式検知器)を設置し、あるいは交差点の所要の流入路の上流側を撮像することができる車両感知器(例えば、画像式)を設置しておき、車両感知器で計測した計測データに基づいて交通量(車両台数、車両の有無など)を取得する。
判定部は、ギャップ感応制御が行われる場合に、ギャップ感応時間内に取得部で取得した交通量が所定の閾値以下となったときに、第1条件を充足すると判定する。ギャップ感応とは、車両を1台感知するごとに単位延長時間を再計時し、計時完了によって車両のギャップ(車間時間)を検出して、交通需要に見合うように青信号時間を延長又は短縮する感応方式である。ギャップ感応時間は、青信号時間に所定の幅を持たせたものであり、例えば、青信号の標準表示時間が15秒とすると、15±5秒、すなわち10秒〜20秒をギャップ感応時間とすることができるが、これに限定されるものではない。交通量が所定の閾値以下となった場合とは、例えば、車両の通行がなく、ギャップを感応した場合をいう。
ギャップを感応した場合、すなわち、車両の通行がないことを検出した場合には、青信号を打ち切ったとしても車両の通行を妨げることはなく、また無駄な青信号を表示し続ける事態を防止することができる。
(3)本発明の実施の形態に係る交通信号制御機は、前記判定部は、表示中の前記選択現示の表示時間が所定の上限表示時間を経過した場合、前記第1条件を充足すると判定するようにしてある。
判定部は、表示中の選択現示の表示時間が所定の上限表示時間を経過した場合、第1条件を充足すると判定する。上限表示時間は、例えば、青信号の最大表示時間とすることができる。これにより、選択現示に切り替えた後に、現示切替の手動操作が行われなかった場合でも、最大表示時間だけ表示した後が自動的に次の現示に切り替わるので、無駄な青信号を表示し続ける事態を防止することができる。
(4)本発明の実施の形態に係る交通信号制御機は、前記受付部は、前記選択現示を表示中に他の現示へ切り替える切替指示を受け付けるようにしてあり、前記判定部は、前記受付部で前記他の現示へ切り替える切替指示を受け付けた場合に、所定の第2条件を充足するか否かを判定するようにしてあり、前記判定部で前記第2条件を充足すると判定した場合、表示中の前記選択現示の表示を打ち切るべく制御するようにしてある。
受付部は、選択現示を表示中に他の現示へ切り替える切替指示を受け付ける。判定部は、受付部で他の現示へ切り替える切替指示を受け付けた場合に、所定の第2条件を充足するか否かを判定する。制御部は、判定部で第2条件を充足すると判定した場合、表示中の選択現示の表示を打ち切るべく制御する。選択現示を表示中に現示を切り替える手動操作を受け付けた場合に、現示を切り替えても不都合を生じないような事態を第2条件で特定することにより、例えば、手動操作によって選択現示の青信号時間が短くなり過ぎるような事態を防止して交通の安全を確保することができる。
(5)本発明の実施の形態に係る交通信号制御機は、前記判定部は、表示中の前記選択現示の表示時間が所定の保証表示時間を経過している場合、前記第2条件を充足すると判定するようにしてある。
判定部は、表示中の選択現示の表示時間が所定の保証表示時間を経過している場合、第2条件を充足すると判定する。保証表示時間(最短表示秒数、保証表示秒数とも称する)は、例えば、感応制御などにより表示秒数を短縮する場合の許容範囲を示す表示秒数の下限値であり、安全を確保する上で最低表示する時間である。これにより、選択現示を表示中に現示を切り替える手動操作を受け付けた場合でも、選択現示は、保証表示時間の間は表示されるので、交通の安全を確保することができる。
(6)本発明の実施の形態に係る交通信号制御機は、前記判定部は、表示中の前記選択現示の表示時間が所定の保証表示時間を経過していない場合、前記第1条件を充足しないと判定するようにしてある。
判定部は、表示中の選択現示の表示時間が所定の保証表示時間を経過していない場合、第1条件を充足しないと判定する。保証表示時間(最短表示秒数、保証表示秒数とも称する)は、例えば、感応制御などにより表示秒数を短縮する場合の許容範囲を示す表示秒数の下限値であり、安全を確保する上で最低表示する時間である。これにより、選択現示は、保証表示時間の間は表示されるので、交通の安全を確保することができる。
[本願発明の実施形態の詳細]
以下、本発明を実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態の交通信号制御機100の構成の一例を示すブロック図である。交通信号制御機100は、CPU10、ネットワークを経由して不図示のサーバ又は携帯型情報処理装置との通信を行う通信インタフェース11、車両感知器20から車両感知情報を受信するための感知器インタフェース12、タイマ回路13、信号灯器の信号表示を順次指定するステップカウンタ14、現示メモリ15、現示メモリ読取回路16、操作部17などを備える。また、交通信号制御機100には、信号灯器201、202が接続されている。前述の携帯型情報処理装置は、例えば、交通信号制御機100から離隔した遠隔操作用の装置である。
車両感知器20は、交差点に流入する流入路の所要の位置に設置され、感知パルス信号を取得することにより、交通量(車両台数)、占有率などの車両感知情報を算出し、算出した車両感知情報を交通信号制御機100の感知器インタフェース12へ送信する。
図2は本実施の形態の交通信号制御機100で制御される信号灯器201、202が設置された交差点の一例を示す模式図である。図2に示すように、交差点には、複数の流入路R1、R2、R3、R4が流入している。流入路R2、R4はお互いに対向する流入路であり、流入路R2、R4に対して信号灯器201が設けられ、流入路R1、R3はお互いに対向する流入路であり、流入路R1、R3に対して信号灯器202が設けられている。なお、便宜上、流入路R3を上り、流入路R1を下りと称する。なお、交差点の形状は、図2の例に限定されるものではなく、三差路、五差路等であってもよい。なお、図2は左側通行の場合の一例であり、右側通行の場合は車線が左右逆になる。
図3は信号灯器の灯色の一例を示す模式図である。Gは青の灯色を示し、Yは黄の灯色を示し、Rは赤の灯色を示す。また、左向きの矢印は左折青を示し、上向きの矢印は直進青を示し、右向きの矢印は右折青を示す。なお、常時左折が許可されるような交差点では、左折の矢印灯器はない。
図4は車両感知器20の設置位置の一例を示す模式図である。図4に示すように、車両感知器20は、交差点に流入する流入路R1〜R4の上流側の所要の位置(例えば、交差点からの距離がLの地点)に設置することができる。距離Lは、例えば、40m〜50m程度とすることができるが、これに限定されるものではない。また、車両感知器20は、すべての流入路R1〜R4に設置する必要はなく、所要の流入路だけに設置してもよい。また、超音波式の車両感知器20に代えて、画像方式の車両感知器を使用する場合には、交差点からの距離がLの範囲を撮像することができるものであればよい。
感知器インタフェース12は、車両感知器20から車両感知情報などを取得する。すなわち、感知器インタフェース12は、交差点の流入路R1〜R4での交通量を取得する取得部としての機能を有する。
通信インタフェース11は、サーバ(不図示)が送信した動作指令情報を受信する。また、通信インタフェース11は、受付部としての機能を有し、不図示の携帯型情報処理装置が送信した切替指示を受信する。切替指示は、後述の選択現示へ切り替えるための指示
である。
タイマ回路13は、不図示のクロック信号に基づいて駆動され、設定に従って信号灯色のステップ(階梯ともいう)の単位時間(例えば、1秒)を計時し、単位時間信号(例えば、1秒周期のクロック)をステップカウンタ14へ出力する。
CPU10は、不図示のサーバから送信された動作指令情報に基づいて、信号灯器201、202の灯色の切替タイミング信号である歩進指令をステップカウンタ14へ送出する。歩進指令は、例えば、信号表示を次の信号表示に進める(ステップを次のステップに進める)指令である。
また、CPU10は、感知器インタフェース12で取得した交通量に基づいて、現示を切り替えるための切替信号をステップカウンタ14へ送出する。
さらに、CPU10は、不図示の携帯型情報処理装置から送信された切替指示、あるいは操作部17で受け付けた切替指示に基づいて、現示を切り替えるための切替信号をステップカウンタ14へ送出する。
ステップカウンタ14は、CPU10から送出される歩進指令に基づいて、信号灯器201、202のステップを順次指定する。具体的には、ステップカウンタ14は、CPU10から送出される歩進指令に基づいて、ステップを計時し、ステップ信号を生成する。ステップカウンタ14は、生成したステップ信号を現示メモリ読取回路16へ出力する。なお、ステップを計時するとは、現在のステップを指し示しつつ、ステップを次のステップへ順次進めることを意味する。
また、ステップカウンタ14は、CPU10から送出される切替信号に基づいて、現示を切り替えるための現示切替ステップ信号を生成し、生成した現示切替ステップ信号を現示メモリ読取回路16へ出力する。
現示メモリ15は、予め表示順序が定められた複数の現示を記憶する。現示メモリ15に記憶した現示は、通常の交通制御で用いられるものである。実施の形態において、現示とは、青信号で交差点での通行権が付与される流路を指す流れ図又は流れ図に係る信号情報を意味する。
現示メモリ読取回路16は、ステップカウンタ14が出力するステップ信号に基づいて、現示メモリ15に記憶された現示に係る信号情報を読み取り、読み取った信号情報に基づいて、各信号灯器201、202へ灯色出力を行う。
また、現示メモリ読取回路16は、ステップカウンタ14が出力する現示切替ステップ信号に基づいて、現示メモリ15に記憶した複数の現示の中から一の現示を選択して切り替える。
操作部17は、現示を切り替えるための切替指示を受け付ける受付部としての機能を有する。
次に、本実施の形態の交通信号制御機100の動作について説明する。図5は現示の切替の様子の一例を示す模式図である。交通信号制御機100は、現示メモリ15に記憶した現示(現示に係る信号情報)に基づいて、例えば、図5に示すような信号制御を行う。すなわち、現示1を表示した後、現示1から現示2へ切り替えて現示2を表示する。現示2は、便宜上可変現示と称する。可変現示は、信号1サイクルで順番に表示される複数の現示のうちの任意の現示とすることができ、複数の選択現示(図5の例では、現示3−1、3−2、3−3)の中から選択的に一の選択現示を選択して現示の切り替えが可能な(すなわち、現示を可変する機能を有する)現示である。また、選択現示とは、選択される現示という意味である。
交通信号制御機100は、予め定められた順序で現示を切り替えて表示するように設定されており、例えば、図5の例で、現示3−1を選択した場合には、交通信号制御機100は、現示1、現示2、現示3−1、現示3−3の順序で表示し、現示3−3を表示した後は、再度現示1に戻って同様の表示を繰り返す。また、現示3−2を選択した場合には、交通信号制御機100は、現示1、現示2、現示3−2、現示3−3の順序で表示し、現示3−3を表示した後は、再度現示1に戻って同様の表示を繰り返す。また、現示3−3を選択した場合には、交通信号制御機100は、現示1、現示2、現示3−3の順序で表示し、現示3−3を表示した後は、再度現示1に戻って同様の表示を繰り返す。
現示1は、図2で例示した交差点にて、流入路R2及びR4に対して、直進、左折及び右折方向の通行権を付与する現示である。現示2は、流入路R1及びR3に対して、直進、左折及び右折方向の通行権を付与する現示である。現示3−1は、流入路R1に対して、直進、左折及び右折方向の通行権を付与する現示であり、流入路R3に対しては通行権を付与しない現示である。現示3−2は、流入路R3に対して、直進、左折及び右折方向の通行権を付与する現示であり、流入路R1に対しては通行権を付与しない現示である。現示3−3は、流入路R1及びR3に対して、右折方向のみに通行権を付与する現示である。
図5の例では、現示2を可変現示としているが、これに限定されるものではなく、現示1を可変現示とすることもできる。この場合には、流入路R2及びR4に対して通行権を付与する選択現示(不図示)を使用すればよい。
図6は本実施の形態の交通信号制御機100による現示切替の第1実施例を示す模式図である。図6に示す第1実施例は、現示2(可変現示)を表示中に、例えば、警察官が、道路の交通状況を見ながら、流入路R1の交通量は比較的多いが、流入路R3の交通量が極めて少なく、流入路R3の車両の通行を止めることにより、流入路R1の直進車や右折車を捌くことができると判断して、現示切替の操作を行うことにより、選択現示3−1を選択した場合を示す。すなわち、現示2から現示3−1への切替は手動切替により行われる。
CPU10は、判定部としての機能を有し、切替指示により切り替えられた選択現示(図6の例では、現示3−1)の表示中に所定の第1条件を充足するか否かを判定する。
さらに、CPU10は、制御部としての機能を有し、第1条件を充足すると判定した場合、表示中の選択現示の表示を打ち切るべく制御する。すなわち、表示中の選択現示の表示を打ち切ることにより、当該選択現示の次に表示される現示(図6の例では、現示3−3)に切り替える。
すなわち、現示3−1から現示3−3への切替は、所定の第1条件を充足すれば、自動切替により行われる。なお、図6において、現示3−1から現示3−3への切替を自動切替と記載しているが、現示3−1から現示3−3への切替が手動切替で行われることを排除するものではない。上述の構成により、可変現示(図6の例では現示2)から選択現示(図6の例では現示3−1)への切替を手動操作により行うように構成された交通信号制御機100において、一旦選択現示への切替を行った後に、現示切替の手動操作を行わなかった場合でも、所定の第1条件を充足するときには、次の現示(図6の例では現示3−3)へ自動的に切り替わる。これにより、選択現示が表示され続けることにより、当該選択現示により通行権が付与される流路を通行する車両が存在しないのに青信号を無駄に表示し続けるような事態を防止して最適な交通制御を実現することができる。
図7は本実施の形態の交通信号制御機100による現示切替の第2実施例を示す模式図である。図7に示す第2実施例は、現示2(可変現示)を表示中に、例えば、警察官が、道路の交通状況を見ながら、流入路R3の交通量は比較的多いが、流入路R1の交通量が極めて少なく、流入路R1の車両の通行を止めることにより、流入路R3の直進車や右折車を捌くことができると判断して、現示切替の操作を行うことにより、選択現示3−2を選択した場合を示す。すなわち、現示2から現示3−2への切替は手動切替により行われる。
CPU10は、切替指示により切り替えられた選択現示(図7の例では、現示3−2)の表示中に所定の第1条件を充足するか否かを判定する。さらに、CPU10は、第1条件を充足すると判定した場合、表示中の選択現示の表示を打ち切るべく制御する。すなわち、表示中の選択現示の表示を打ち切ることにより、当該選択現示の次に表示される現示(図7の例では、現示3−3)に切り替える。
すなわち、現示3−1から現示3−2への切替は、所定の第1条件を充足すれば、自動切替により行われる。なお、図7において、現示3−2から現示3−3への切替を自動切替と記載しているが、現示3−2から現示3−3への切替が手動切替で行われることを排除するものではない。上述の構成により、可変現示(図7の例では現示2)から選択現示(図7の例では現示3−2)への切替を手動操作により行うように構成された交通信号制御機100において、一旦選択現示への切替を行った後に、現示切替の手動操作を行わなかった場合でも、所定の第1条件を充足するときには、次の現示(図7の例では現示3−3)へ自動的に切り替わる。これにより、選択現示が表示され続けることにより、当該選択現示により通行権が付与される流路を通行する車両が存在しないのに青信号を無駄に表示し続けるような事態を防止して最適な交通制御を実現することができる。
図8は本実施の形態の交通信号制御機100による現示切替の第3実施例を示す模式図である。図8に示す第3実施例は、現示2(可変現示)を表示中に、例えば、警察官が、道路の交通状況を見ながら、流入路R1及びR3の右折車が多く、直進車及び左折車を一旦止めることにより、流入路R1及びR3の右折車を捌くことができると判断して、現示切替の操作を行うことにより、選択現示3−3を選択した場合を示す。すなわち、現示2から現示3−3への切替は手動切替により行われる。
CPU10は、切替指示により切り替えられた選択現示(図8の例では、現示3−3)の表示中に所定の第1条件を充足するか否かを判定する。さらに、CPU10は、第1条件を充足すると判定した場合、表示中の選択現示の表示を打ち切るべく制御する。すなわち、表示中の選択現示の表示を打ち切ることにより、当該選択現示の次に表示される現示(図8の例では、現示1)に切り替える。
すなわち、現示3−3から現示1への切替は、所定の第1条件を充足すれば、自動切替により行われる。なお、図8において、現示3−3から現示1への切替を自動切替と記載しているが、現示3−3から現示1への切替が手動切替で行われることを排除するものではない。上述の構成により、可変現示(図8の例では現示2)から選択現示(図8の例では現示3−3)への切替を手動操作により行うように構成された交通信号制御機100において、一旦選択現示への切替を行った後に、現示切替の手動操作を行わなかった場合でも、所定の第1条件を充足するときには、次の現示(図8の例では現示1)へ自動的に切り替わる。これにより、選択現示が表示され続けることにより、当該選択現示により通行権が付与される流路を通行する車両が存在しないのに青信号を無駄に表示し続けるような事態を防止して最適な交通制御を実現することができる。
次に、選択現示から次の現示への自動切替について説明する。図9は本実施の形態の交通信号制御機100による選択現示から次の現示への自動切替の一例を示す説明図である。図9に示すように、選択現示の表示時間が最大表示秒数を超えたとき、自動切替をする。
すなわち、CPU10は、表示中の選択現示の表示時間が所定の上限表示時間を経過した場合、第1条件を充足すると判定する。上限表示時間は、例えば、青信号の最大表示秒数(最大表示時間とも称する)とすることができる。これにより、選択現示に切り替えた後に、現示切替の手動操作が行われなかった場合でも、最大表示秒数だけ表示した後が自動的に次の現示に切り替わるので、無駄な青信号を表示し続ける事態を防止することができる。
また、図9に示すように、ギャップ感応制御時にギャップ感応時間内にギャップ感応があったとき、自動切替をする。
すなわち、CPU10は、ギャップ感応制御が行われる場合に、ギャップ感応時間内に取得した交通量が所定の閾値以下となったときに、第1条件を充足すると判定する。ギャップ感応とは、車両を1台感知するごとに単位延長時間を再計時し、計時完了によって車両のギャップ(車間時間)を検出して、交通需要に見合うように青信号時間を延長又は短縮する感応方式である。ギャップ感応時間は、青信号時間に所定の幅を持たせたものであり、例えば、青信号の標準表示時間が15秒とすると、15±5秒、すなわち10秒〜20秒をギャップ感応時間とすることができるが、これに限定されるものではない。交通量が所定の閾値以下となった場合とは、例えば、車両の通行がなく、ギャップを感応した場合をいう。
ギャップを感応した場合、すなわち、車両の通行がないことを検出した場合には、青信号を打ち切ったとしても車両の通行を妨げることはなく、また無駄な青信号を表示し続ける事態を防止することができる。
また、図9に示すように、選択現示の表示時間が、最小保証秒数を経過していないとき、自動切替をしない。
すなわち、CPU10は、表示中の選択現示の表示時間が所定の保証表示時間を経過していない場合、第1条件を充足しないと判定する。保証表示時間(最短表示秒数、保証表示秒数とも称する)は、例えば、感応制御などにより表示秒数を短縮する場合の許容範囲を示す表示秒数の下限値であり、安全を確保する上で最低表示する時間である。これにより、選択現示は、保証表示時間の間は表示されるので、交通の安全を確保することができる。
また、図9に示すように、選択現示の表示時間が最小保証秒数を経過しているときに、次の現示への切替指示を受け付けたときは、自動切替をする。別言すれば、選択現示の表示時間が最小保証秒数を経過していないときに、次の現示への切替指示を受け付けたとしても、自動切替をしない。
すなわち、CPU10は、選択現示を表示中に他の現示へ切り替える切替指示を受け付けた場合、所定の第2条件を充足するか否かを判定する。そして、CPU10は、第2条件を充足すると判定した場合、表示中の選択現示の表示を打ち切るべく制御する。選択現示を表示中に現示を切り替える手動操作を受け付けた場合に、現示を切り替えても不都合を生じないような事態を第2条件で特定することにより、例えば、手動操作によって選択現示の青信号時間が短くなり過ぎるような事態を防止して交通の安全を確保することができる。
より具体的には、CPU10は、表示中の選択現示の表示時間が所定の保証表示時間を経過している場合、第2条件を充足すると判定する。保証表示時間(最短表示秒数、保証表示秒数とも称する)は、例えば、感応制御などにより表示秒数を短縮する場合の許容範囲を示す表示秒数の下限値であり、安全を確保する上で最低表示する時間である。これにより、選択現示を表示中に現示を切り替える手動操作を受け付けた場合でも、選択現示は、保証表示時間の間は表示されるので、交通の安全を確保することができる。
次に、手動操作に基づく現示切替について説明する。手動操作は、操作部17で受け付けてもよく、あるいは不図示の携帯型情報処理装置での操作を受け付けるようにしてもよい。以下、携帯型情報処理装置での操作について説明する。
図10は携帯型情報処理装置での現示操作画面の一例を示す模式図である。図10に示すように、携帯型情報処理装置の現示操作画面は、「現示の表示順序」の箇所に、予め表示順序が定められた複数の現示が表示順序に従って表示されている。また、現在表示中の現示は他の現示と異なる表示態様(図10の例では、便宜上模様を付している)で表示される。「選択可能現示」の箇所には、表示中の現示から切り替えることが可能な選択現示を表示する。
図10に示す現示操作画面で、手動操作を行う者が、選択可能現示を選択し、選択ボタンを操作することにより、携帯型情報処理装置は、選択した選択現示に係る情報とともに現示切替のための切替指示を交通信号制御機100へ送信する。
なお、可変現示から選択現示へ切り替える場合には、複数の選択現示の中から一の選択現示を選択して切り替えるようにしてもよく、単に切替スイッチや切替ボタンを操作することにより、予め設定された選択現示へ切り替えるようにしてもよい。
図11は本実施の形態の交通信号制御機100の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明では、便宜上処理の主体をCPU10とする。CPU10は、可変現示を表示し(S11)、現示切替指示の有無を判定する(S12)。現示切替指示がない場合(S12でNO)、CPU10は、ステップS12の処理を続ける。
現示切替指示があった場合(S12でYES)、CPU10は、選択現示を表示し(S13)、現示切替指示の有無を判定する(S14)。現示切替指示がない場合(S14でNO)、ギャップ感応制御の設定の有無を判定し(S15)、ギャップ感応制御の設定がある場合(S15でYES)、すなわちギャップ感応制御を実施する場合、CPU10は、ギャップ感応時間内にギャップ感応の有無を判定する(S16)。
ギャップ感応時間内にギャップ感応があった場合(S16でYES)、CPU10は、表示中の選択現示を打ち切り、次の現示を表示し(S17)、処理を終了する。ギャップ感応制御の設定がない場合(S15でNO)、あるいはギャップ感応時間内にギャップ感応がない場合(S16でNO)、CPU10は、選択現示の表示時間が最大表示秒数を経過したか否かを判定する(S18)。
選択現示の表示時間が最大表示秒数を経過していない場合(S18でNO)、CPU10は、ステップS14以降の処理を続ける。選択現示の表示時間が最大表示秒数を経過した場合(S18でYES)、CPU10は、ステップS17の処理を行う。
ステップS14で、現示切替指示があった場合(S14でYES)、CPU10は、選択現示の表示時間が最小保証秒数を超えているか否かを判定し(S19)、選択現示の表示時間が最小保証秒数を超えていない場合(S19でNO)、ステップS15の処理を行い、選択現示の表示時間が最小保証秒数を超えている場合(S19でYES)、ステップS17の処理を行う。
本実施の形態の交通信号制御機100による交通信号制御は、CPU、RAMなどを備えた汎用コンピュータを用いて実現することもできる。すなわち、図11に示すような、各処理手順を定めたコンピュータプログラムをCD、DVD、USBメモリ等のコンピュータプログラム記録媒体に記録しておき、当該コンピュータプログラムをコンピュータに備えられたRAMにロードし、コンピュータプログラムをCPUで実行することにより、コンピュータ上で交通信号制御機100による交通信号制御を実現することができる。
上述のとおり、本実施の形態によれば、例えば、手動操作により現示を順次切り替えるように設定された交通信号制御機のような場合に、手動操作で可変現示から選択現示へ切り替えた後に、表示中の選択現示をさらに次の現示へ切り替える手動操作を誤って実施しなかった場合でも、所定の条件を充足すれば、自動的に次の現示へ切り替えるので、例えば、無駄な青時間を表示し続けるような事態を防止して、最適な交通制御を実現することができる。
開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 CPU
11 通信インタフェース
12 感知器インタフェース
13 タイマ回路
14 ステップカウンタ
15 現示メモリ
16 現示メモリ読取回路
17 操作部
20 車両感知器
100 交通信号制御機
201、202 信号灯器

Claims (7)

  1. 青信号で交差点での通行権が付与される流路を指す現示から所要の選択現示へ切り替える交通信号制御機であって、
    複数の前記選択現示へ選択的に切り替えることが可能な可変現示から前記複数の選択現示のうちの一の選択現示へ切り替える手動切替指示を受け付ける受付部と、
    該受付部で受け付けた手動切替指示により切り替えられた選択現示の表示中に所定の第1条件を充足するか否かを判定する判定部と、
    該判定部で前記第1条件を充足すると判定した場合、表示中の前記選択現示の表示を打ち切るべく制御する制御部と
    を備え
    前記受付部は、
    前記選択現示を表示中に他の現示へ切り替える手動切替指示を受け付けるようにしてあり、
    前記判定部は、
    前記受付部で前記他の現示へ切り替える手動切替指示を受け付けた場合に、所定の第2条件を充足するか否かを判定するようにしてあり、
    前記判定部で前記第2条件を充足すると判定した場合、表示中の前記選択現示の表示を打ち切るべく制御するようにしてある交通信号制御機。
  2. 前記交差点の流入路での交通量を取得する取得部を備え、
    前記判定部は、
    ギャップ感応制御が行われる場合に、ギャップ感応時間内に前記取得部で取得した交通量が所定の閾値以下となったときに、前記第1条件を充足すると判定するようにしてある請求項1に記載の交通信号制御機。
  3. 前記判定部は、
    表示中の前記選択現示の表示時間が所定の上限表示時間を経過した場合、前記第1条件を充足すると判定するようにしてある請求項1又は請求項2に記載の交通信号制御機。
  4. 前記判定部は、
    表示中の前記選択現示の表示時間が所定の保証表示時間を経過している場合、前記第2条件を充足すると判定するようにしてある請求項に記載の交通信号制御機。
  5. 前記判定部は、
    表示中の前記選択現示の表示時間が所定の保証表示時間を経過していない場合、前記第1条件を充足しないと判定するようにしてある請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の交通信号制御機。
  6. コンピュータに、青信号で交差点での通行権が付与される流路を指す現示から所要の選択現示へ切り替えさせるためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータを、
    複数の前記選択現示へ選択的に切り替えることが可能な可変現示から前記複数の選択現示のうちの一の選択現示へ切り替える手動切替指示を受け付ける受付手段と、
    受け付けた手動切替指示により切り替えられた選択現示の表示中に所定の第1条件を充足するか否かを判定する判定手段と、
    前記第1条件を充足すると判定した場合、表示中の前記選択現示の表示を打ち切るべく制御する制御手段と
    して機能させ
    前記受付手段は、
    前記選択現示を表示中に他の現示へ切り替える手動切替指示を受け付け、
    前記判定手段は、
    前記受付手段で前記他の現示へ切り替える手動切替指示を受け付けた場合に、所定の第2条件を充足するか否かを判定し、
    前記判定手段で前記第2条件を充足すると判定した場合、表示中の前記選択現示の表示を打ち切るべく制御するコンピュータプログラム。
  7. 青信号で交差点での通行権が付与される流路を指す現示から所要の選択現示へ切り替える交通信号制御機による交通信号制御方法であって、
    複数の前記選択現示へ選択的に切り替えることが可能な可変現示から前記複数の選択現示のうちの一の選択現示へ切り替える手動切替指示を受付部が受け付けるステップと、
    受け付けた手動切替指示により切り替えられた選択現示の表示中に所定の第1条件を充足するか否かを判定部が判定するステップと、
    前記第1条件を充足すると判定した場合、表示中の前記選択現示の表示を打ち切るべく制御部が制御するステップと
    を含み、
    前記受付部は、
    前記選択現示を表示中に他の現示へ切り替える手動切替指示を受け付け、
    前記判定部は、
    前記他の現示へ切り替える手動切替指示を受け付けた場合に、所定の第2条件を充足するか否かを判定し、
    前記第2条件を充足すると判定された場合、表示中の前記選択現示の表示を打ち切るべく制御する交通信号制御方法。
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