WO2013073507A2 - カセット断震装置 - Google Patents

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    • E04H9/028Earthquake withstanding shelters

Definitions

  • the sealing member (type 2) includes a rectangular metal base plate provided with a plurality of through holes, an upper sealing blade provided so as to surround the upper surface of the base plate, and the base plate And a lower sealing blade provided so as to surround the periphery of the lower surface of the hollow portion, and can be attached to and detached from the cavity portion by an insertion / removal operation with respect to the inside of the cavity portion.
  • the valve device is installed in each of a plurality of sealing members provided so as to partition the hollow portion.
  • the sealing member (type 2) is a rectangular metal base plate, it is not necessary to process the four corners by welding or the like and is resistant to deformation.
  • the plurality of through holes can guide the fluid supplied to the lower side of the metal plate to the upper side of the metal plate.
  • FIG. 5 is an explanatory view showing an installation state of the sealing member 4 (type 1).
  • the sealing plate portion 4 b is a long metal U-shape and spreads toward the inside. The end of the end spreads closely to the upper foundation 1 and the lower foundation 2.
  • the sealing plate portion 4b is attached to the peripheral frame portion 4a with a bolt or the like. Since the sealing plate portion 4b has a thin plate shape, when the hydraulic oil 20 is injected into the inside, it is pushed and curved by the hydraulic pressure, and at the same time, the upper base 1 is floated by the hydraulic pressure, and the sealing plate portion 4b is the upper base 1 The state in contact with the lower base 2 is maintained.
  • the double pipe is made to function as a valve at the inlet 6b. That is, the communication port of the injection port 6b also functions as the valve portion 6f.
  • An O-ring 6d is provided between the outer pipe 6aa and the inner pipe 6ab, and the hydraulic oil 20 does not leak from this gap.

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Abstract

保守(メンテナンス)が容易で、大重量の建屋を地震の際に浮上させることができるカセット断震装置を提供する。上下で対向している上基礎及び下基礎と、上基礎及び下基礎の間に形成され、内部が流体によって満たされた状態となっている空洞部と、空洞部の内壁に沿って着脱可能に設けられ、流体が空洞部の内部を満たした状態を保持する封止部材と、流体の供給源と前記空洞部とを連結し、空洞部の内部に流体を供給するバルブ装置と、が備えられ、地震の際、バルブ装置から空洞部の内部に流体が供給されることにより上基礎が下基礎から浮上可能となる。

Description

カセット断震装置
 本発明は、カセット断震装置に係り、より詳細には、地震が発生したときに建物等の構造物を浮上させて地震の震動が構造物に伝達しないように保護することができ、特に高層ビルや原子力発電炉等の大重量の構造物に組み込みが可能なカセット断震装置に関する。
 地震の発生を検知することにより、建造物を浮上させて地震の震動の伝達を防止して地震から建造物を保護する免震装置が開発されている。例えば特許文献1の免震装置は、建造物が載置される上基礎を地盤上の下基礎に面接触するように設けると共に、上基礎の下面及び下基礎の上面の間に圧力気体を導入させて建造物を下基礎から浮上させる構造となっている。しかしながら、住宅棟等は浮上可能であるが、高層ビル、原子力発電炉等の大重量の構造物の浮上は極めて難しい。
 特許文献2は大重量の原子炉建屋に対する免震装置を開示している。原子炉建屋の底部に仕切り空間を複数形成し、仕切り空間内を油、水等の加圧流体で満たして原子炉建屋を地盤の震動から隔離するものである。しかしながら、地震が発生していない平常時においても、常に加圧状態の流体を供給し続ける必要がある。原子炉建屋は浮上していないため、震動が大きい場合には、震動が伝達されて損傷するおそれがある。
特開2011-202769号公報 特開昭57-69288号公報
 本発明の目的は、保守(メンテナンス)が容易で、大重量の建屋を地震の際に浮上させることができるカセット断震装置を提供することにある。
 前記目的を達成するため、本発明によるカセット断震装置は、上下で対向している上基礎及び下基礎と、前記上基礎及び下基礎の間に形成され、内部が流体によって満たされた状態となっている空洞部と、前記空洞部の内壁に沿って着脱可能に設けられ、前記流体が空洞部の内部を満たした状態を保持する封止部材と、流体の供給源と前記空洞部とを連結し、空洞部の内部に流体を供給するバルブ装置と、を備え、地震の際、前記バルブ装置から前記空洞部の内部に流体が供給されることにより前記上基礎が下基礎から浮上可能となることを特徴とする。
 前記封止部材は、幅を前記空洞部の内部を区分けした区画に合わせると共に、前記空洞部への挿入方向に対して連結可能であることを特徴とする。
 前記空洞部内の流体が流入して流体を貯留する貯留部がさらに設けられていることを特徴とする。
 前記浮上した上基礎に押し力を作用させて上基礎を元の位置に復帰させる復帰手段がさらに設けられていることを特徴とする。
 前記封止部材(タイプ1)は、前記空洞部の内壁に沿って配置される周枠部と、周枠部の内側の全周にわたって設けられ前記空洞部の上下面に弾性を有して接する薄板状の封止板部とを備え、前記空洞部の内部に対する抜き差し操作によって空洞部への着脱が可能となっていることを特徴とする。
 前記バルブ装置は、前記上基礎を貫通した状態で上基礎に固定された外管及びこの外管内に相対的な上下移動可能に挿入され下部に前記空洞部内に開口する流体の排出口が形成された内管からなる二重管構造を有しており、前記内管及び外管に流体の注入口が対応位置に形成され、前記上基礎の浮上による内管及び外管の相対移動によって内管の注入口及び外管の注入口が連通又は遮断されることを特徴とする。
 前記封止部材(タイプ2)は、複数の貫通孔が設けられた矩形状で金属製のベース板と、前記ベース板の上面の周囲を囲むように設けられる上封止羽根と、前記ベース板の下面の周囲を囲むように設けられる下封止羽根と、から構成され、前記空洞部の内部に対する抜き差し操作によって空洞部への着脱が可能となっていることを特徴とする。
 前記上基礎と下基礎の間に、複数のジャッキ型アブソーバが備えられ、通常状態において、上基礎を含む建物の重量をジャッキ型アブソーバの油圧で支持しており、地震を検知すると、ジャッキ型アブソーバの抜きバルブを開き、ジャッキ型アブソーバの内圧を抜き、上基礎が下がることで空洞部を満たしている流体の圧力を上げ、バルブ装置がバルブ空洞部の内部に流体を供給する前であっても、瞬時に上基礎が浮上したのと同じ状態にすることを特徴とする。
 前記流体の供給源には、流体を蓄えるオイルタンクと、流体を前記オイルタンクから汲み上げるオイルポンプと、前記オイルポンプから吐出された流体を圧縮して蓄えるオイルチャンバと、が備えられ、流体が、前記オイルチャンバから前記バルブ装置に送られることを特徴とする。
 前記バルブ装置が、前記空洞部を区分けするように設けられた複数の封止部材のそれぞれに設置されることを特徴とする。
 本発明のカセット断震装置によれば、上基礎及び下基礎の間に空洞部を設け、空洞部にカセットのように着脱可能な封止部材を備え、地震の際、空洞部の内部に流体を供給するようにしたので、上基礎を含む大重量の構造物を浮上させて、地震から建物を守ることができる。流体は、常時供給する必要がない。封止部材を着脱可能としたので、封止部材の修理や点検などを含む保守(メンテナンス)が簡単にできる。
 封止部材は、幅を空洞部の内部を区分けした区画に合わせると共に、空洞部への挿入方向に対して連結可能としたので、空洞部への抜き差し操作が簡単である。
 貯留部を設けて、封止部材の内部に供給された流体が、隙間などから逃げて空洞部を満たしても、この貯留部に流入して蓄えられるようにしたので、流体が外部に溢れ出ることがなく、環境に対して安全である。
 上基礎を元の位置に復帰させる復帰手段を設けたので、地震が去った後、建物が元の位置からずれても、元の位置に復帰させることができる。
 封止部材(タイプ1)は、周枠部と、周枠部の内側の全周にわたって設けられ空洞部の上下面に弾性を有して接する薄板状の封止板部を備えるので、(a)空洞部の内部に対する抜き差し操作によって空洞部への着脱が容易である。(b)封止部材による流体の封止が確実にできる。(c)施工が簡単で、保守(メンテナンス)が容易にできる。
 外管及び内管からなる二重管構造を有し、上基礎が浮上すると二重管の注入口が連通状態から遮断状態とされるバルブ装置を設けたので、流体の供給と停止を建物の浮上に合わせて自動的に行なうことができる。バルブ装置に自動的な浮上高さ調節機能を持たせることができる。
 封止部材(タイプ2)は、矩形状の金属製のベース板としたので、四隅を溶接等で加工する必要がなく変形に強い。複数の貫通孔は、金属板の下側に供給された流体を金属板の上側に導くことができる。
 上基礎と下基礎の間に複数のジャッキア型ブソーバを備えたので、直下型の地震に対応できる。地震の検知センサがp波を検出して、流体を封止部材に送る制御では対応できない直下型地震であっても、ジャッキ型アブソーバのピストンが地震で押されれば、油圧を逃がしてピストンを下降させ、上基礎に大きな衝撃がかからないようにできる。
 流体の供給源に、オイルポンプから吐出された流体を圧縮して蓄えるオイルチャンバを備えたので、地震の際、一気にバルブ装置に送り込むことができる。
 自動的な浮上高さ調節機能を有するバルブ装置が複数の封止部材のそれぞれに設置されるので、建物の一方の側が重く荷重が偏っている場合でも、バルブ装置の閉じる時間に多少の差が出るが、上基礎及び建物を水平に浮上できる。
本発明によるカセット断震装置の断面図である。 図1のカセット断震装置が建物を浮上させた状態の断面図である。 封止部材(タイプ1)の斜視図である。 封止部材(タイプ1)のコーナー部分の斜視図である。 封止部材(タイプ1)の設置状態を示す説明図である。 封止部材(タイプ1)の封止板部の斜視図である。 封止部材のコーナー部分の詳細図(構成例1)である。 封止部材のコーナー部分の詳細図(構成例2)である。 封止部材の他の例(タイプ2)である。 図9のA-A断面図である。(A)は上基礎が浮上していない状態であり、(B)は上基礎が浮上した状態を示す。 封止部材が建物の底部に敷設される状況を示す斜視図である。 ジャッキア型ブソーバの断面図である。 バルブ装置の断面図である。 作動油供給装置の説明図である。 封止部材の他の例(タイプ3、4)を示す断面図であり、(A)は羽根が片羽根の場合であり、(B)は羽根が蛇腹の場合である。 高圧ピストンシリンダの断面図である。
 以下、図面を参照して、本発明によるカセット断震装置について説明する。
 図1は、本発明によるカセット断震装置の断面図である。カセット断震装置100は、建物の底部に設置される上基礎1と、上基礎1に上下に対向して設けられ地盤側に設置される下基礎2とを備える。上基礎1及び下基礎2の間に空洞部3が形成される。下基礎2は地表面より下の位置にある。上基礎1の周囲には土台10が設けられ、上基礎1の周囲が土台10係合している。土台10と上基礎1の間に蓋9が設けられ、空洞部3の保守などため作業員が入り込める。図1に示すように、下基礎の左右側(前後側も含む)には、復帰手段7が設けられる。復帰手段7は、例えば油圧ジャッキとすることができる。地震の後、元の位置に建物が復帰しなかったような場合、復帰手段7で建物を水平方向に押して位置を調整する。なお、通常状態においては、空洞部3は流体で具体的には作動油20で満たされている。使用する流体は、作動油20に限らず水を使用してもよい。また、上基礎1の空洞部3以外の脚部は下基礎2に接してはおらず、上基礎1は後述のジャッキ型アブソーバ22で、持ち上げられている。
 図2は、図1のカセット断震装置100が上基礎1を含め建物を浮上させた状態の断面図である。図2は図1の左端の拡大図を示している。上基礎1及び下基礎2の間には空洞部3が形成されており、内部に作動油20が注入されて、上基礎1を上方に浮上させている。作動油20は、オイルポンプ31(図14参照)からバルブ装置6に送られ、空洞部3に設置された封止部材4の内部に注入される。封止部材4と下基礎2の間はシールされているが、隙間から時間の経過に従って、図1の左側に設けられた貯留部8に流入する。バルブ装置6は、作動油の供給源であるオイルポンプと空洞部3を連結しており、バルブ装置6から空洞部3への作動油20の供給が停止されれば、所定時間の経過後には上基礎1が下降し、下降した分の容積の作動油20が貯留部8に流入する。
 封止部材4は、内部に所定の圧力で作動油20が注入されれば、上基礎1を浮上させた状態を一定期間保持できる。これは封止部材4が、周枠部4aと、薄板状の封止板部4bの2つからなり、上基礎1が作動油20で浮上しても、作動油20の圧力が封止板部4bを湾曲させて、上基礎1と下基礎2に密着した状態となるからである。バルブ装置6からの作動油20の供給が停止され、所定時間が経過すれば、作動油20が封止部材4と下基礎2の隙間から貯留部8に流入して、上基礎1が下降する。そして、図1に示すように、上基礎1が下基礎2に接する。
 地震が発生すると、最初にP波が次にS波が押し寄せて来るが、このP波をセンサ(図示せず)で検知して、オイルポンプ31を作動させる。これにより地震の大きな波であるS波が来るまでに、建物を浮上させることができる。作動油20は、バルブ装置6により空洞部3に供給される。そのため、地震が何回か発生すれば、貯留部8に作動油20が溜まることになるが、別途のポンプで、作動油の供給元のオイルタンク32(図14参照)に戻すことができる。地震の後、上基礎1が下基礎2に対して所定の位置に戻らない場合も想定される。その場合は、復帰手段7の油圧ジャッキで建物を動かすが、バルブ装置6を経由して作動油20を空洞部3に供給し浮上させておくことにより、位置調整が容易となる。
 図3は、封止部材(タイプ1)の斜視図である。図3では2つの封止部材4が連結金具4dで連結された状態を示す。封止部材4はカセット21の形態とした。封止部材4(タイプ1)は、空洞部3の内壁に沿って配置される周枠部4aと、周枠部4aの内側の全周にわたって設けられ空洞部3の上下面に弾性を有して接する薄板状の封止板部4bとで構成した。カセットの形態としたので、封止部材4は、空洞部3の内部に対する抜き差し操作によって空洞部3への着脱が容易となっている。そのため、封止部材4は、空洞部3の奥行き長さに合わせて、長尺な形状に連結される。
 図4は、封止部材4(タイプ1)のコーナー部分の斜視図である。封止部材4は、周枠部4aが互いに直角に結合され、周枠部4aの内側に封止板部4bが、上基礎1と下基礎2に接する羽根のように傾斜して突出している。コーナー部分では、横の封止板部4bと縦の封止板部4bの間には隙間があるので、作動油20の圧力で、封止板部4bが膨張して湾曲すると、隙間が広がるものとなる。隙間が大きいと、作動油20の上基礎1を浮上させる力が減じられる場合がある。
 図5は、封止部材4(タイプ1)の設置状態を示す説明図である。図5に示すように、封止板部4bは、金属製の長尺なコ字形で、内側に末広がりになっている。末広がりの端部が上基礎1と下基礎2に密着する。封止板部4bは、ボルト等で周枠部4aに取り付けられる。封止板部4bは薄板状のものなので、内側に作動油20が注入されれば、油圧で押されて湾曲し、同時に油圧で上基礎1が浮上し、封止板部4bが上基礎1と下基礎2に接した状態が維持される。
 図6は、封止板部4b(タイプ1)の斜視図である。封止板部4bは、複数の取り付け穴が設けられる。材質は、例えばステンレスとすることができる。すなわち湾曲しても元に戻る弾性を備えている。
 図7は、封止部材4のコーナー部分の詳細図(構成例1)である。この例では封止部材4のコーナー部分には補間部材4cを設けた。補間部材4cは、封止板部4bの厚さより厚さを薄くした。補間部材4cは、縦と横の封止板部4bの切れ目にあてがうものとする。そして、補間部材4cの符号A’で示す部分は、符号Aで示す封止板部4bに接合され、補間部材4cの符号B’で示す部分は、符号Bで示す封止板部4bに接合されず自由な状態にある。例えば、作動油20の圧力が上昇して、図8の紙面後方から紙面前方に上側の封止板部4bが膨らむとする。その場合、切れ目が広がるが、この隙間を補間部材4cが湾曲して覆うものとできる。これにより、作動油20が隙間から逃げる量を少なくできる。
 図8は、封止部材4のコーナー部分の詳細図(構成例2)である。この例では封止部材4のコーナー部分は、封止板部4bが互いに重なるようにした。重なり部18の板厚は、そうでない部分の板厚よりも薄くした。例えば、作動油20の圧力が上昇して、封止板部4bが膨らむとする。その場合、重なり部18が湾曲して縦の封止板部4bと横の封止板部4bの間に隙間ができないように覆うものとなる。これにより、作動油20が隙間から貯留部8に逃げる量を少なくできる。
 図9は、封止部材4の他の例(タイプ2)である。封止部材4(タイプ2)は、空洞部3の内壁に配置される矩形状でかつ金属製のベース板4gと、べース板4gの上面に設けられる上封止羽根4hと、べース板4gの下面に設けられる下封止羽根4i(図10参照)からなる。ベース板4gには、貫通孔4jが設けられる。これにより、バルブ装置6からの作動油20はべース板4gの上側にも下側にも行き渡る。中央の貫通孔4jは、バルブ装置6の挿入孔としても使用される。
 図10は、図9のA-A断面図である。図9(A)は上基礎1が浮上していない状態であり、図9(B)は上基礎1が浮上した状態を示す。空洞部3に供給された作動油20の圧力が上昇すると、上封止羽根4hと、下封止羽根4iが共に膨らむ。これにより、上基礎1と下基礎2の間の空洞部3を密閉するので、油圧により上基礎1が押し上げられる。
 図11は、封止部材4が建物の底部に敷設される状況を示す斜視図である。図11に示すように、封止部材4は横方向に複数を連結して挿入される。これを縦方向に複数回繰り返す。封止部材4は連結金具4dで繋がっているので、取り出しも容易である。なお、直下型の地震に対応するため、上基礎1の収容孔23には、ジャッキ型アブソーバ22が多数設けられる。
 図12は、ジャッキ型アブソーバ22の断面図である。ジャッキ型アブソーバ22は、ピストン22aと、シリンダ22bからなり、シリンダ22b内には、アブソーバ油24が充填されている。通常状態では、上基礎1が下基礎2に接しないように、持ち上げている。直下型の地震で下基礎2が上に持ち上がると、ピストン22aが押し下げられ、アブソーバ油24がパイプ路に押し出され、出口の弁から逃げる。すなわち、下基礎2の振動エネルギーがジャッキ型アブソーバ22で吸収される。この間、封止部材4の内部に作動油20が供給されて、同時に上基礎1が浮上するようする。
 図13は、バルブ装置6の説明図である。バルブ装置6は外側の外管6aaと、内管6abからなる2重管6aとした。外管6aaは、頂部にキャップ6eが冠せられ、上基礎1に固定される。内管6abは空洞部3に自重で接している。図10に示す状態では、外管6aaと内管6abの注入口6bは一致し、そのため、オイルポンプ31からの作動油20は、内管6abの底部の排出口6cから空洞部3の内部に注入される。作動油20が空洞部3に注入され、次第に圧力が上昇すると、上基礎1が浮上する。その場合、引出し円の中に示すように、外管6aaも上昇するので、注入口6bが閉じられるものとなる。このように、2重管にしたことで、注入口6bにバルブとして機能させている。すなわち注入口6bの連通口は、バルブ部6fとしても機能する。外管6aaと内管6abの間にはオーリング6dが設けられ、この隙間からは作動油20が漏れ出ない。
 図13のバルブ装置6は、図11に示すようにカセット21毎に設けられる。そのため、建物の一方が重く、作動油20の封止部材4の内部への注入が他より遅い箇所では、注入口6bのバルブ部6fが閉じずに開かれているので、上基礎1が浮上して注入口6bのバルブ部6fが閉じられるまでは作動油20の注入が続く。一方、封止部材4の内部へ注入が順調に行なわれて、建物が浮上する箇所では、注入口6bのバルブ部6fが閉じて作動油20の注入が停止される。このため、作動油20の注入と遮断が自動的に行なわれるものとなり、複雑なバルブ装置を必要としない。地震の場合、停電する場合もあるので、複雑な電子回路を含むバルブ装置は、バッテリ機構を大きくするので好ましくない。
 図14は、作動油供給装置30の説明図である。作動油供給装置30は、オイルポンプ31、オイルタンク32、オイルチャンバ33からなる。制御部によって、あらかじめ制御弁34を開き、制御弁35を閉じて、オイルポンプ31によりオイルチャンバ33内に高圧の作動油20を蓄えることができる。そして、地震の際、制御弁35を開けば、一気に空洞部3に作動油20を送ることができる。作動油20の経路として、オイルチャンバ33を経由しないバイパス路(図示せず)も設けられる。これによれば、空洞部3の圧力が、オイルチャンバ33が回復する前に低下するなら、オイルチャンバ33の出口の制御弁35を遮断し、バイパス路で直接オイルポンプ31からバルブ装置6に作動油20を供給する。
 図15は、封止部材の他の例(タイプ3、4)を示す断面図である。図15の(A)は、羽根4hが片羽根の場合を示す。片羽根は、建物を大きく浮上させないでもよい場合に適している。地震では作動油20が片羽根の内側に注入されるので、地震ではベース部材4gと下基礎2が一緒に揺れて上基礎1の下側がスライドし、建物を含む上基礎1は動かないようにできる。図15の(B)は、羽根が蛇腹の場合を示す。蛇腹は建物を大きく浮上させたい場合に適している。蛇腹の場合、封止部材4は円筒形とすることが望ましい。
 図16は、高圧ピストンシリンダの断面図である。高圧ピストンシリンダ25は、ピストン25aとシリンダ25bからなり、ピストン25aがシリンダ25bに嵌め込まれており、ピストン25aには、頭部と底部がなく上下に貫通している。スプリング26は、ピストン25aがシリンダ25bに衝突しないようにピストン25aの上部に設けられる。ピストン25aとシリンダ25bの間に、作動油20の漏れを防止するためオーリング27を設けている。地震を検知して、作動油20がシリンダ25b内に注入されると、作動油20の圧力でシリンダ25bが上昇し、これによって上基礎1と建物が浮上する。なお、ピストン25aの底部と下基礎2の間はスライド可能である。
 封止部材4は、上基礎1と下基礎2との接触面積が大きく、小さな圧力で建物を浮上できるが、注入する作動油20の量は多くなる。これに比べて高圧ピストンシリンダ25は、上基礎1と下基礎2との接触面積が小さく、作動油20の量が少なくて済むが、面積が小さい分だけ大きな圧力をかける必要がある。使い方としては、例えば、ジャッキ型アブソーバのかわりに使用し、封止部材4と併用することができる。建物を常時浮上させることはせず、P波を検知した後の数秒間に高圧ピストンシリンダ25を駆動して建物を浮上させておき、地震で上基礎と下基礎の間隔が狭まってもピストン25aを縮ませることで、地震の衝撃を受け止めることができる。
 本実施例では、流体は作動油の液体で説明したが、気体である空気を使用することもできる。空気を使用する場合、作動油を蓄える貯留部18やオイルタンク32は必要ない。オイルチャンバ33は、圧縮空気タンクとして使用できる。
 本実施例によれば、地震の際に作動油によって大重量の建屋を浮上させることができるので、原子炉建屋などのインフラ施設を効果的に守れるカセット断震装置として好適である。
 1  上基礎
 2  下基礎
 3  空洞部
 4  封止部材
 4a  周枠部
 4b  封止板部
 4c  補間部材
 4d  連結金具
 4g  ベース板
 4h  上封止羽根
 4i  下封止羽根
 4j  貫通孔
 6  バルブ装置
 6a  二重管
 6aa  外管
 6ab  内管
 6b  注入口
 6c  排出口
 6d  オーリング
 6e  キャップ
 6f  バルブ部
 7  復帰手段
 8  貯留部
 9  蓋
 10  土台
 18  重なり部
 20  作動油
 21  カセット
 22  ジャッキ型アブソーバ
 22a  ピストン
 22b  シリンダ
 23  収容孔
 24  アブソーバ油
 25  高圧ピストンシリンダ
 25a  ピストン
 25b  シリンダ
 26  スプリング
 27  オーリング
 30  作動油供給装置
 31  オイルポンプ
 32  オイルタンク
 33  オイルチャンバ
 34  制御弁
 35  制御弁
 100  カセット断震装置

Claims (10)

  1.  上下で対向している上基礎及び下基礎と、
     前記上基礎及び下基礎の間に形成され、内部が流体によって満たされた状態となっている空洞部と、
     前記空洞部の内壁に沿って着脱可能に設けられ、前記流体が空洞部の内部を満たした状態を保持する封止部材と、
     流体の供給源と前記空洞部とを連結し、空洞部の内部に流体を供給するバルブ装置と、を備え、
     地震の際、前記バルブ装置から前記空洞部の内部に流体が供給されることにより前記上基礎が下基礎から浮上可能となることを特徴とするカセット断震装置。
  2.  前記封止部材は、幅を前記空洞部の内部を区分けした区画に合わせると共に、前記空洞部への挿入方向に対して複数が連結可能であることを特徴とする請求項1に記載のカセット断震装置。
  3.  前記空洞部内の流体が流入して流体を貯留する貯留部がさらに設けられていることを特徴とする請求項1に記載のカセット断震装置。
  4.  前記浮上した上基礎に押し力を作用させて上基礎を元の位置に復帰させる復帰手段がさらに設けられていることを特徴とする請求項1に記載のカセット断震装置。
  5.  前記封止部材は、前記空洞部の内壁に沿って配置される周枠部と、周枠部の内側の全周にわたって設けられ前記空洞部の上下面に弾性を有して接する薄板状の封止板部とを備え、前記空洞部の内部に対する抜き差し操作によって空洞部への着脱が可能となっていることを特徴とする請求項2に記載のカセット断震装置。
  6.  前記バルブ装置は、前記上基礎を貫通した状態で上基礎に固定された外管及びこの外管内に相対的な上下移動可能に挿入され下部に前記空洞部内に開口する流体の排出口が形成された内管からなる二重管構造を有しており、前記内管及び外管に流体の注入口が対応位置に形成され、前記上基礎の浮上による内管及び外管の相対移動によって内管の注入口及び外管の注入口が連通又は遮断されることを特徴とする請求項1に記載のカセット断震装置。
  7.  前記封止部材は、複数の貫通孔が設けられた矩形状で金属製のベース板と、前記ベース板の上面の周囲を囲むように設けられる上封止羽根と、前記ベース板の下面の周囲を囲むように設けられる下封止羽根と、から構成され、前記空洞部の内部に対する抜き差し操作によって空洞部への着脱が可能となっていることを特徴とする請求項1に記載のカセット断震装置。
  8.  前記上基礎と下基礎の間に、複数のジャッキ型アブソーバが備えられ、通常状態において、上基礎を含む建物の重量をジャッキ型アブソーバの油圧で支持しており、地震を検知すると、ジャッキ型アブソーバの抜きバルブを開き、ジャッキ型アブソーバの内圧を抜き、上基礎が下がることで空洞部を満たしている流体の圧力を上げ、バルブ装置がバルブ空洞部の内部に流体を供給する前であっても、瞬時に上基礎が浮上したのと同じ状態にすることを特徴とする請求項1に記載のカセット断震装置。
  9.  前記流体の供給源には、流体を蓄えるオイルタンクと、流体を前記オイルタンクから汲み上げるオイルポンプと、前記オイルポンプから吐出された流体を圧縮して蓄えるオイルチャンバと、が備えられ、流体が、前記オイルチャンバから前記バルブ装置に送られることを特徴とする請求項1に記載のカセット断震装置。
  10.  前記バルブ装置が、前記空洞部を区分けするように設けられた複数の封止部材のそれぞれに設置されることを特徴とする請求項6に記載のカセット断震装置。
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