WO2012011371A1 - 精度管理システム - Google Patents

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Abstract

 臨床検査室においては、自動分析装置の運用状況や追加検査項目などにより、装置の汚れ具合が常に変化する可能性があるし、従来通りのインターバルで実施されたキャリブレーションが十分に装置性能を維持できないリスクがある。一方、開封後の試薬性能によって、精度管理結果が変動するから、試薬の継ぎ足しや汚染による試薬性能が変化に対して、既定間隔でのキャリブレーションは試薬を臨時応変に校正できないリスクもある。精度管理画面およびキャリブレーション結果の変動パターンに基づき、最適なキャリブレーション方法とキャリブレーションインターバルを警告する精度管理方法を提供する。

Description

精度管理システム
 本発明は、臨床検査の主に血液,尿などの患者検体を用いた臨床検査自動分析装置の精度管理システムに係り、精度管理結果またはキャリブレーション結果については、一定期間における統計処理を行い、当該精度管理結果またはキャリブレーション結果の変動パターン,変動幅から、適切なキャリブレーション方法を出力することを特徴とする精度管理システムに関するものである。
 臨床検査における自動分析装置の精度管理では、患者検体の測定の合間に一定時間間隔または一定検体数間隔で、精度管理物質(コントロール試料)を測定し、その測定結果が当該精度管理物質に値付けられた管理範囲内かどうか、或いは日内変動,日差変動を検討し、精密度が管理範囲内かどうかを判断している。また、精度管理物質の測定結果および一定時間間隔で行われたキャリブレーション結果により、自動分析装置異常の有無,試薬の劣化などの判定,標準液の調製の良否を検出する。
 これらの精度管理は、臨床検査技師がキャリブレーションの結果、精度管理物質の測定結果を集計し、記録・保存することにより実施される。
 また、精度管理物質の管理値は、臨床検査室の臨床検査技師が管理するだけでなく、公的な機関により実施されている。
(1)市販の精度管理物質を用いて、臨床検査室は精度管理物質の測定結果を管理する。
(2)臨床検査室はネットワーク回線,郵便等で、臨床検査室の精度管理物質の測定結果データを試薬メーカに送付して、試薬メーカがデータを統計処理し、その結果を各病院に返す。臨床検査室がこれらの測定結果および統計処理された結果を管理する。
(3)日本臨床検査学会や日本医師会などの団体が年に数回程度、一斉に全国の病院,臨床検査センターなどに共通試料を配布して、測定させる。測定結果を団体で集計し、統計処理を実施する。それ以外にも、県単位,病院グループ単位などでサーベーが実施されている。
(4)自動分析装置の製造メーカでは、各病院臨床検査室,検査センターに販売,設置した自社の自動分析装置とサービスサーバを、ネットワーク回線で結び、遠隔監視するシステムを実用化している。
 上記(4)の関連技術が特許文献1に記載されている。各臨床検査室のキャリブレーション結果,精度管理物質の測定結果,測定時の試薬ロット番号,試薬ボトル番号,キャリブレータのロット番号/バイアル番号,精度管理物質のロット番号/バイアル番号,アラーム情報などに合わせて、ネットワーク回線を利用して、リアルタイムでサポートセンターに送信する。サポートセンターでは、キャリブレーション結果、精度管理物質のデータを集計し、統計処理を実施し、前日との変化や参考値との乖離などのチェックを実施する。各病院の臨床検査室は、ネットワーク回線を介してサポートセンターにアクセスして、自動分析装置の精度管理状況を確認する。
特開2007-248088号公報
 上記の背景技術での精度管理システムは、精度管理物質の測定結果が管理範囲内に入っているかどうかを判定することと、精度管理物質の測定結果における変動が系統的な変動なのか、偶発的な変動なのかを判定することが主な目的である。
 精度管理結果が変動した場合には、変動原因を解析し、キャリブレーションを実施してから、再度測定された精度管理結果で判定する。
 しかし、従来の精度管理システムでは、検査室の運用に合わせた精度管理において、以下のような課題がある。
 第1の課題は、通常は、定期的に、項目毎にキャリブレーションを実施し、精度管理結果を確認してから、患者検体の測定を行う。しかし、自動分析装置に不慣れな操作者の場合は、精度管理測定結果は管理範囲内であることのみ確認し、キャリブレーションを実施せずに、患者検体測定を行う場合がある。
 また、予め設定した一定時間間隔でキャリブレーション,精度管理測定を実施する施設もある。試薬ロットが変更されて、試薬性能が変化した場合には、既定期間でのキャリブレーションでは、十分に試薬を校正しきれない恐れがある。
 すなわち、検査室の独自の規則で、実施されるキャリブレーション方法や頻度は、不安定な試薬を十分に校正せず、臨床結果に影響を及ぼす課題がある。
 第2の課題は、試薬が安定している場合には、必要以上の間隔でキャリブレーションを実施することは、ランニングコストや作業工数などの負担となる。
 従って、個々の臨床検査室で使用される自動分析装置の実状に合わせて、適切な期間で、適切なキャリブレーションの実施を促す手段が必要である。
 前記課題に対して、次の手段により、課題を解決できる。
 試薬ロット毎,試薬ボトル毎の精度管理結果,キャリブレーション結果を統計処理し、蓄積する。精度管理結果の変動に合わせて、試薬ブランク吸光度,試薬ブランク初期吸光度,標準液吸光度2回測定の差,K factorを統計処理する。試薬ブランク吸光度,試薬ブランク初期吸光度、またはK factorなどの変化によって、試薬の劣化具合,精度管理結果を判定して、キャリブレーションの実施内容とそのインターバルを知らせる。
 試薬ロット毎に、他施設におけるキャリブレーション結果の変動傾向により、自施設のキャリブレーション実施インターバルの修正を知らせる。
 各病院,サポートセンターが、上述の精度管理を実施することにより、以下の効果がある。
 検査室の運用は、施設により異なるが、通常1週間単位で運用が繰り返される特徴があるため、過去に1週間単位での複数の精度管理物質の測定結果およびキャリブレーションの測定結果の変動幅や変動パターンの特徴を抽出し、1週間単位での測定値の特徴を把握することができる。
 過去の複数の一週間単位での測定値の特徴により、キャリブレーションの測定結果と精度管理結果の変動が少なく認められた場合には、従来のキャリブレーションのインターバルの倍の間隔を推薦キャリブレーションインターバルとして知らせることができる。したがって、精度管理結果が十分に確認したうえで、必要以上のキャリブレーションを省けることができる。
 一方、過去の複数の一週間単位での測定値の特徴により、キャリブレーションの測定結果と精度管理結果の変動が大きく認められた場合には、従来のキャリブレーションのインターバルの半分の間隔、または三分の一の間隔で、推薦キャリブレーションインターバルとして知らせることで、最適な間隔で、キャリブレーションを実施することにより、試薬性能を適切に校正することができる。
 さらに、その他の検査室に使用されている同ロットの試薬の変動特徴を参考にして、追加キャリブレーションを知らせることで、潜在的な精度管理不良のリスクを回避することもできる。
運用イベント情報のインプット説明。 画面表示選択画面の説明図。 Ca精度管理結果およびキャリブレーション結果図。 UN精度管理結果およびキャリブレーション結果図。 FE精度管理結果およびキャリブレーション結果図。 ALP精度管理結果およびキャリブレーション結果図。
 本発明は、臨床検査の主に血液,尿などの患者検体を用いた臨床検査自動分析装置の精度管理システムにおいて、一定期間での検査室の精度管理結果またはキャリブレーション結果から、精度管理物質の測定結果およびキャリブレーション結果の変動パターンと変動幅を抽出し、最適なキャリブレーション実施インターバルを警告する手段,他施設における同ロット試薬の変動結果から、追加キャリブレーションの注意を知らせる精度管理システムに関するものである。
 まず、本発明における精度管理とは、例えば、生化学分析,免疫分析の精度管理が対象となる。本発明における精度管理図とは、例えば、Xbar-Rs-R管理図,Xbar-R管理図,Twin Plot管理図が対象となる。また、本発明におけるキャリブレーション結果の表示図とは、S1Abs~S6Abs,K factor,試薬ブランク液主波長吸光度,標準液主波長吸光度,標準液吸光度2回測定の差のグラフが対象となる。また、表示期間とは、デフォルト機能として通常検査室で運用が繰り返される期間である1週間単位を特徴とするが、1週間に限定されない。
 本発明におけるバイアル番号とは、同一製造ロットの中に、精度管理物質またはキャリブレータが入っているガラス瓶またはプラスチック瓶の容器を個別に識別する番号が対象となる。試薬のボトル番号とは、同一製造ロットの中に、個別に試薬充填している容器瓶を識別する番号が対象となる。
 本発明における変動パターンとは、試料や試薬の変更に伴わない安定な傾向,コントロールのロット変更に伴う精度管理結果のシフト傾向,コントロールのバイアル変更に伴うシフト傾向またはドリフト傾向,キャリブレータのロット変更に伴うキャリブレーション結果のシフト傾向またはドリフト傾向,キャリブレータのバイアル変更に伴うキャリブレーション結果のシフト傾向またはドリフト傾向,試薬のロットまたは試薬のボトル変更に伴う精度管理結果のシフト傾向またはドリフト傾向,試薬ロットまたはボトル変更に伴うキャリブレーション結果のシフト傾向またはドリフト傾向が対象となる。
 本発明における変動幅とは、一定期間における複数の精度管理結果またはキャリブレーション結果の標準偏差、またはこれらの測定結果の最大値と最小値の差が対象となる。
 本発明におけるキャリブレーションの実施とは、ブランクキャリブレーション、またはスパンキャリブレーション、または2点キャリブレーション、または多点キャリブレーションの測定が対象となる。ブランクキャリブレーションとは、水、または生理食塩水などというブランク液を用い、試薬ブランク吸光度のみを更新する校正法である。スパンキャリブレーションとは、ブランク液以外の既知濃度標準液1点で、K値のみを更新する校正法である。2点キャリブレーションとは、ブランク液および複数の標準液のうちの1点を測定し、検量線を更新する校正法である。多点キャリブレーションとは、指定された複数の標準液の全数を用いて、検量線を更新する校正法である。
 より具体的には、K値(K factor)の計算式はK=(S2-S1)/(S2Abs-S1Abs)である。S2,S1は2つキャリブレータのそれぞれの濃度値であり、S2Abs,S1Absはこの2つキャリブレータを用いたキャリブレーションで得られたそれぞれの吸光度である。試薬ブランク液吸光度は、測定対象物を含まないキャリブレータ、例えば、水、または生理食塩水などを用いたキャリブレーションで得られた吸光度である。
 以下、実例を用いて本発明を具体的に説明する。
 図1のように、運用イベントの情報のインプットツールから説明する。ディスク式試料カップ1のバーコードをサンプルバーコードリーダ2で読み取り、精度管理物質のロット番号とバイアル番号、またはキャリブレータのロット番号とバイアル番号の情報を取得して、生化学分析の精度管理システムに記録される。試薬ボトル12のバーコードを試薬バーコードリーダ19で読み取り、試薬のロット番号とボトル番号を取得して、自動分析の精度管理システムに記録される。自動分析装置のメンテナンス台帳からメンテナンス情報を、自動分析装置からアラーム情報を取得し、自動分析精度管理システムに記録される。
 または、検査システム26に接続している院内LAN27を通して、インターネット28を経由して、自動分析装置からの各種情報が上げられ、装置メーカ29,試薬メーカ30およびユーザ31で共有することができる。さらに、装置メーカ29,試薬メーカ30はユーザ31との共有する情報に基づき、迅速な対応またはサポートを提供する。または、ユーザ31は、インターネット28を利用して、遠距離でも検査室の精度管理結果やキャリブレーション結果などのシステム情報を閲覧し、管理することもできる。
 画面の表示内容を選択する画面の例を図2に示す。画面名称201にある対象選択として精度管理結果、キャリブレーション結果を選び、統計周期202,参考期間203,連絡方法204を選択して、OK209をクリックすれば、選択内容が保存される。キャンセル208をクリックすれば、前回入力値のままに内容が変更されない。
 例えば、統計周期202においては、入力欄206に一週間を選ぶと、一週間の周期で、精度管理またはキャリブレーション結果の変動パターンが算出,表示することになる。例えば、参考期間203における入力欄207に、「左記統計期間の3倍」を選ぶと、過去3週間の変動パターンを参考して、最適なキャリブレーションインターバルを表示することになる。連絡方法204に、例えばPCメール,携帯メール,装置アイコンを選ぶ場合には、それぞれPCメール,携帯メールに最適なキャリブレーションインターバルを配信することと、精度管理画面に、アイコンが表示されることになる。
 図3を参照するに、キャリブレーション結果であるS1Abs,K factorのドリフト変動とともに、精度管理結果もドリフトする場合に、最適なキャリブレーションインターバルを示す。
 Caの精度管理図に、低濃度域精度管理物質の測定結果301および高濃度域精度管理物質の測定結果302が同時に表示される。1週間の統計周期で、算出された精度管理物質の測定結果の変動パターン303が表示される。キャリブレーション結果であるS1Abs304およびK factor306の管理図が表示される。一週間の統計周期で、それぞれS1Absの変動パターン305およびK factorの変動パターン307が表示される。
 精度管理物質の測定結果の変動パターンと同様に、S1Abs,K factorの変動パターン305と307から、1週間周期でドリフト傾向が見られた。但し、1週間周期におけるキャリブレーション状況は、週1回の2点キャリブレーションのみであるため、現状のキャリブレーション方法とキャリブレーションのインターバルでは、十分に試薬の劣化を補正しきれていないため、精度管理物質の測定結果は、同様な一週間周期でのドリフト変動パターンが確認できる。
 参考期間として過去3週間の変動パターンが同様であるため、最適な校正法を示すアイコン308をクリックすると、最適なキャリブレーションインターバルとキャリブレーション方法309が表示される。上述の例にある1週間の周期や、アイコン表示はあくまで例であり、その表現方法に限定されない。
 例えば、4/1以降、最適なキャリブレーションインターバルを採用すると、一日おきに2点キャリブレーションを実施することにより、試薬は小まめに校正されたので、S1Abs,K factorの変動パターンには、変化がないものの、4/1以降の精度管理結果の変動パターン303では、周期的なドリフト変動がなくなることが確認できる。
 図4を参照するに、キャリブレーション結果であるS1Absは安定であるが、K factorのドリフト変動とともに、精度管理結果もドリフトする場合に、最適なキャリブレーションインターバルを示す。
 UNの精度管理図に、低濃度域精度管理物質の測定結果401および高濃度域精度管理物質の測定結果402が同時に表示される。1週間の統計周期で、算出された精度管理物質の測定結果の変動パターン403が表示される。キャリブレーション結果であるS1Abs404およびK factor406の管理図が表示される。一週間の統計周期で、それぞれS1Absの変動パターン405およびK factorの変動パターン407が表示される。
 キャリブレーション測定結果のS1Absの変動パターン405は安定であるが、精度管理物質の測定結果の変動パターン403は、K factorの変動パターン407と同様に、1週間周期でドリフトする変動傾向が見られた。但し、1週間周期におけるキャリブレーション状況は、週初めおよび3日後に2点キャリブレーション、そのほかの日ではブランクキャリブレーションであるため、K factorは変動しているのに、2点キャリブレーションのインターバルが不足しているため、十分に試薬の劣化を補正しきれていなかった結果、精度管理物質の測定結果は、同様な一週間周期でのドリフト変動パターンが確認できる。
 参考期間として過去3週間の変動パターンが同様であるため、最適な校正法を示すアイコン408をクリックすると、最適なキャリブレーションインターバルとキャリブレーション方法409が表示される。上述の例にある1週間の周期や、アイコン表示はあくまで例であり、その表現方法に限定されない。
 例えば、12/23以降、最適なキャリブレーションインターバルを採用すると、毎日2点キャリブレーションを実施することにより、試薬は十分に校正されたので、K factorの変動パターンには、変化がないものの、12/23以降の精度管理結果の変動パターン403では、周期的なドリフト変動がなくなることが確認できる。
 図5を参照するに、キャリブレーション結果であるK factorは安定であるが、S1Absのドリフト変動とともに、精度管理結果もドリフトする場合に、最適なキャリブレーションインターバルを示す。
 FEの精度管理図に、低濃度域精度管理物質の測定結果501および高濃度域精度管理物質の測定結果502が同時に表示される。1週間の統計周期で、算出された精度管理物質の測定結果の変動パターン503が表示される。キャリブレーション結果であるS1Abs504およびK factor506の管理図が表示される。一週間の統計周期で、それぞれS1Absの変動パターン505およびK factorの変動パターン507が表示される。
 精度管理物質の測定結果の変動パターン503,キャリブレーション測定結果のK factor506は安定であるが、キャリブレーション結果のS1Absの変動パターン505は、1週間周期でドリフトする変動傾向が見られた。1週間周期におけるキャリブレーション状況は、毎日2点キャリブレーションであるため、十分に試薬の劣化を補正していた結果、精度管理物質の測定結果は、安定であることが確認できる。
 参考期間として過去3週間の変動パターンが同様であるため、最適な校正法を示すアイコン508をクリックすると、最適なキャリブレーションインターバルとキャリブレーション方法509が表示される。上述の例にある1週間の周期や、アイコン表示はあくまで例であり、その表現方法に限定されない。
 例えば、3/23以降、最適なキャリブレーションインターバルを採用すると、毎日2点キャリブレーションではなく、毎日ブランクキャリブレーションを実施しても、試薬は十分に校正されたので、S1Absの変動パターンには変化がないものの、3/23以降の精度管理結果の変動パターン503では相変わらず安定であることが確認できる。
 図6を参照するに、キャリブレーション結果であるS1Abs,K factorおよび精度管理結果共に、安定である場合に、最適なキャリブレーションインターバルを示す。
 ALP管理図に、低濃度域精度管理物質の測定結果601および高濃度域精度管理物質の測定結果602が同時に表示される。1週間の統計周期で、算出された精度管理物質の測定結果の変動パターン603が表示される。キャリブレーション結果であるS1Abs604およびK factor606の管理図が表示される。一週間の統計周期で、それぞれS1Absの変動パターン605およびK factorの変動パターン607が表示される。
 精度管理物質の測定結果の変動パターン603,キャリブレーション測定結果のS1Abs604およびK factor606は安定である。1週間周期におけるキャリブレーション状況は、毎周初めと二日後の2点キャリブレーション2回、そのほかの日ではブランクキャリブレーションであるため、十分に試薬の劣化を補正していた結果、精度管理物質の測定結果は、安定であることが確認できる。従来の試薬では、開封後ALP試薬の劣化が気になり、小まめにキャリブレーションが実施されるが、試薬改良により、試薬の安定性が向上され、キャリブレーションの測定結果にも安定であることが確認できる。
 参考期間として過去3週間の変動パターンが同様であるため、最適な校正法を示すアイコン608をクリックすると、最適なキャリブレーションインターバルとキャリブレーション方法609が表示される。上述の例にある1週間の周期や、アイコン表示はあくまで例であり、その表現方法に限定されない。
 例えば、4/23以降、最適なキャリブレーションインターバルを採用すると、周2回の2点キャリブレーションではなく、一日置きのブランクキャリブレーションを実施しても、試薬は十分に校正されたので、S1Absの変動パターンには変化がないものの、4/23以降の精度管理結果の変動パターン603では相変わらず安定であることが確認できる。
1 試料のカップ
2 サンプルバーコードリーダ
3 コンピュータ
4 インターフェース
5 試料分注プローブ
6 反応容器
7 試料用ポンプ
8 恒温槽
9 反応ディスク
10 試薬分注プローブ
11 試薬用ポンプ
12 試薬ボトル
13 攪拌装置
14 光源
15 多波長光度計
16 キーボード
17 プリンタ
18 CRT画面
19 試薬バーコートリーダ
20 反応容器洗浄系
24 FDドライブ
25 HD
26 検査システム
27 院内LAN
28 インターネット
29 装置メーカ
30 試薬メーカ
31 ユーザ

Claims (6)

  1.  精度管理結果とキャリブレーション結果の組合せの変動パターンを記憶する記憶機構と、
     該記憶機構に記憶された変動パターンと、測定された変動パターンを比較する比較機構と、
     該比較機構の比較結果に基づいて、
     最適なキャリブレーションインターバルを示唆する示唆手段を備えたことを特徴とする精度管理システム。
  2.  請求項1記載の精度管理システムにおいて、
     前記示唆手段は、最適なキャリブレーション方法を合わせて示唆することを特徴とする精度管理システム。
  3.  請求項2記載の精度管理システムにおいて、
     前記記憶機構に記憶された変動パターンが、S1Abs,K factorとともに、周期的にドリフトするパターンである場合に、前記示唆手段が、現状より、短いインターバルで実施する、2点キャリブレーションの実行を示唆することを特徴する精度管理システム。
  4.  請求項2記載の精度管理システムにおいて、
     前記記憶機構に記憶された変動パターンが、S1Absは安定であるが、精度管理結果は、キャリブレーション結果のK factorとともに、周期的にドリフトするパターンである場合に、前記示唆手段が、現状より短いインターバルで実施する、2点キャリブレーションの実行を示唆することを特徴する精度管理システム。
  5.  請求項2記載の精度管理システムにおいて、
     前記記憶機構に記憶された変動パターンが、K factorは安定であるが、キャリブレーション結果のS1Absは周期的にドリフトするパターンである場合に、前記示唆手段が、現状より短いインターバルのブランクキャリブレーションの実行を示唆することを特徴する精度管理システム。
  6.  請求項2記載の精度管理システムにおいて、
     前記記憶機構に記憶された変動パターンが、S1Abs,K factorは安定である場合に、前記示唆手段が、現状と同程度または長いインターバルのブランクキャリブレーションの実行を示唆することを特徴する精度管理システム。
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