WO2011016352A1 - 超薄板ガラス基板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

 本発明は、ガラス基板のプリフォームを保持しながら製造ラインに供給する供給工程と、該供給工程から供給された該プリフォームを軟化点近傍まで加熱する加熱工程と、該加熱工程で軟化したプリフォームを延伸させて超薄板ガラス基板にする延伸工程と、を備える超薄板ガラス基板の製造方法において、前記プリフォームが、ロール径100mm~1500mmの円筒状の第1の巻き取りロールに巻かれた、厚さTp=20μm~250μm、幅Wp=10mm~2000mm、長さ=1m~5000mであり、前記延伸工程によって製造される超薄板ガラス基板が、厚さTg=2μm~50μm、幅Wg=0.3mm~500mm、長さ=5m~500000mであり、前記延伸工程による前記プリフォームの厚さ方向の縮小率をTg/Tp、幅方向の縮小率をWg/Wpとすると、Tg/Tp=1/125~1/2、Wg/Wp=1/125~1になることを特徴とする、超薄板ガラス基板の製造方法に関する。

Description

超薄板ガラス基板の製造方法
 本技術は、表示装置、電子ペーパー、タッチパネル、半導体集積回路、MEMS、有機EL照明装置等の製造に使用される、厚さ50μm以下の超薄板ガラス基板の製造方法に関する。
 厚さが1mm以下の薄板ガラス基板の製造方法は、フロート法、フュージョン法、スロットダウンドロー法、リドロー法が用いられてきた。
 フロート法は、溶融スズの上に溶融ガラスを浮遊させ、溶融ガラスの幅方向両端部を保持しながら、溶融ガラスの幅を拡げてガラス基板を製造する。しかしながら、溶融スズの上での溶融ガラスの平衡厚さは4mm超であり、厚さが4mm以下の薄板ガラス基板を製造するには、溶融ガラスの幅方向両端部を更に強く引っ張って、溶融ガラスの幅を更に広げる必要があるため、薄板ガラス基板全体の厚さを均一にすることは極めて困難である。フロート法による薄板ガラス基板の厚さの限界は0.3mm程度である。
 フュージョン法は、溶融ガラスを桶に注ぎ込み、桶から溶融ガラスを溢れ出させ、桶下方で一体化した溶融ガラスを引き下ろしながら薄板ガラス基板を製造する。薄板ガラス基板を製造するには、溶融ガラスを引き下ろす張力と溶融ガラスを保持する横方向への張力とをバランス良く調整させる必要がある。前記バランスが悪いと、板厚偏差が大きく、うねりがある薄板ガラス基板となる。フュージョン法による薄板ガラス基板の厚さの限界は、50μm程度である。
 スロットダウンドロー法は、溶融ガラスを桶に注ぎ込み、桶の底に形成されたスロットから出る溶融ガラスを冷却しながら重力および下方への張力で引き下ろしながら薄板ガラス基板を製造する。引き下ろす工程での温度領域は、低粘性の温度領域から固体に近い温度領域まで及ぶため、そのような広い温度領域で薄板ガラス基板の変形を制御することは困難である。スロットダウンドロー法による薄板ガラス基板の厚さの限界は0.1mm程度である。また、薄板ガラス基板の表面はスロットに接触するため、スロットの形状や材質の影響を受け易い。したがって、薄板ガラス基板の表面品質が悪くなり易いという欠点がある。
 リドロー法は、ガラス基板を垂直に保持しながら下方に送り、下方に送られたガラス基板の下端を電気炉などの加熱工程で軟化点近傍まで加熱し、軟化したガラス基板を下方に延伸させることで、薄板ガラス基板を製造する。薄板ガラス基板の断面は、加熱前のガラス基板(以下、「プリフォーム」という。)の相似形となるため、プリフォームの寸法精度を高くすることで、薄板ガラス基板も高い寸法精度で製造することが可能である。
  リドロー法の製造方法としては、1枚のプリフォームを加熱および延伸し、超薄板ガラス基板を製造する方法が特許文献1に記載されている。
日本国特表2008-508179公報
「ガラス工学ハンドブック」、朝倉書店、1999年、P419
 近年、電子デバイスを効率良く量産するため、長尺の薄板ガラス基板をロール状に巻き取って後工程(客先を含む)に供給することが考えられている。
  しかしながら、特許文献1における製造方法はバッチ式を採用しており、プリフォームの長さに応じて、製造される超薄板ガラス基板の長さが制限される。例えば、長さ1m、厚さ0.1mmのプリフォームを厚さ10μmの超薄板ガラス基板に延伸させた場合、プリフォームの幅方向の断面形状の相似比を10:1とすれば、長さ100mの超薄板ガラス基板を製造するのが限界であり、長尺の超薄板ガラス基板を製造することは不可能である。
  また、非特許文献1における製造方法は、加熱工程投入前の隣接するプリフォームの上端と下端とをバーナー等で加熱接合し、加熱接合されたプリフォームを加熱および延伸させることで、長尺の超薄板ガラス基板を製造している。しかし、板厚が薄いプリフォームの端部同士を加熱接合した場合、プリフォーム端部への部分加熱によって、プリフォーム端部の破損や変形が発生する恐れがある。また、プリフォーム端部同士の位置合わせやバーナー等による加熱条件を最適化しても、位置合わせや加熱接合のための工程時間が必要となり、生産性が低下する。
 本発明者は上記課題を解決するために鋭意検討を重ね、本発明を完成した。
  すなわち、本発明は以下の(1)~(7)に関する。
  (1)ガラス基板のプリフォームを保持しながら製造ラインに供給する供給工程と、該供給工程から供給された該プリフォームを軟化点近傍まで加熱する加熱工程と、該加熱工程で軟化したプリフォームを延伸させて超薄板ガラス基板にする延伸工程と、を備える超薄板ガラス基板の製造方法において、前記プリフォームが、ロール径100mm~1500mmの円筒状の第1の巻き取りロールに巻かれた、厚さTp=20μm~250μm、幅Wp=10mm~2000mm、長さ=1m~5000mであり、前記延伸工程によって製造される超薄板ガラス基板が、厚さTg=2μm~50μm、幅Wg=0.3mm~500mm、長さ=5m~500000mであり、前記延伸工程による前記プリフォームの厚さ方向の縮小率をTg/Tp、幅方向の縮小率をWg/Wpとすると、Tg/Tp=1/125~1/2、Wg/Wp=1/125~1になることを特徴とする、超薄板ガラス基板の製造方法。
  (2)前記プリフォームは、該プリフォームの片面または両面に、厚さ10μm~1000μmの第1の保護シートを重ねて前記第1の巻き取りロールに巻かれており、前記加熱工程に該プリフォームを投入する前に、該第1の保護シートを該プリフォームから剥離する保護シート剥離工程と、を更に備えることを特徴とする、(1)に記載の超薄板ガラス基板の製造方法。
  (3)前記延伸工程は、一本または一対の延伸ロールで延伸する工程であり、前記加熱工程後の前記超薄板ガラス基板を一本の延伸ロールに接触させながら該超薄板ガラス基板を引っ張る、または、前記加熱工程後の前記超薄板ガラス基板を一対の延伸ロールで把持しながら該超薄板ガラス基板を引っ張ることを特徴とする、(1)または(2)に記載の超薄板ガラス基板の製造方法。
  (4)前記加熱工程は、前記軟化したプリフォームの幅方向両端部を把持ロールで把持することを特徴とする、(1)~(3)のいずれか一項に記載の超薄板ガラス基板の製造方法。
  (5)前記延伸工程後、前記超薄板ガラス基板をロール径50mm~2000mmの円筒状の第2の巻き取りロールに巻き取る工程と、を更に備えることを特徴とする、(1)~(4)のいずれか一項に記載の超薄板ガラス基板の製造方法。
  (6)前記延伸工程にて、前記延伸ロールと前記超薄板ガラス基板との間に厚さ10μm~1000μmの第2の保護シートを挿入させることを特徴とする、(3)~(5)のいずれか一項に記載の超薄板ガラス基板の製造方法。
  (7)前記延伸工程後、前記超薄板ガラス基板の片面または両面に厚さ10μm~1000μmの第3の保護シートを供給し、該超薄板ガラス基板と該第3の保護シートとを重ねて、前記第2の巻き取りロールで巻き取ることを特徴とする、(5)または(6)に記載の超薄板ガラス基板の製造方法。
 本発明によれば、円筒状のロールに巻かれた長尺のプリフォームをリドロー法で延伸することで、従来の短尺のプリフォームを用いたリドロー法より、生産性が高い、長尺の超薄板ガラス基板の製造方法を提供することができる。
図1は、本発明における超薄板ガラス基板の製造方法の実施形態を示す概略断面図である。 図2Aは、図1の実施形態の幅延伸工程を示す概略正面図である。 図2Bは、図2Aの変形例を示す概略正面図である。
 本発明の超薄板ガラス基板の製造方法の実施形態について図を用いて説明する。
  図1には、本発明における超薄板ガラス基板の製造方法の実施形態を示す概略断面図が示されている。
  図1に示す実施形態では、供給工程にて、第1の巻き取りロール2に巻き取られたプリフォーム1は搬送ロール3によって下方に繰り出される。その後、保護シート剥離工程にて、保護シート剥離ロール4によってプリフォーム1の片面または両面に密着している第1の保護シート5をプリフォーム1から剥離する。加熱工程にて、プリフォーム1は加熱炉6に投入され、軟化点近傍まで加熱されて軟化する。加熱炉6内で軟化したプリフォーム1は、延伸工程にて、延伸ロール7によって、下方に引っ張られて延伸し、超薄板ガラス基板9となる。前記超薄板ガラス基板9と延伸ロール7との間には、第2の保護シート8が挿入され、第2の保護シート8が超薄板ガラス基板9の表面と密着し、超薄板ガラス基板9の表面を保護する。最後に超薄板ガラス基板9は第2の巻き取りロール10に巻き取られる。
 本発明におけるプリフォーム1について説明する。
  プリフォーム1の形状は特に制限されず、略矩形状であることが好ましい。プリフォーム1の厚さは20μm~250μmであり、30μm~200μmであることが好ましく、40μm~150μmであることがより好ましく、50μm~100μm以下であることが更に好ましい。プリフォーム1の厚さが20μm以上であれば、加熱炉6で軟化したプリフォーム1が延伸ロール7による引っ張りによって破断し難くなる。プリフォーム1の厚さが250μm以下であれば、プリフォーム1を破損せずにロール径が小さい第1の巻き取りロール2に巻き付けることができる。
 プリフォーム1の幅は10mm~2000mmであり、20mm~1800mmであることが好ましく、30mm~1600mmであることがより好ましく、40mm~1400mmであることが更に好ましい。プリフォーム1の幅が10mm以上であれば、加熱炉6で軟化したプリフォーム1が延伸ロール7による引っ張りによって破断し難くなる。プリフォーム1の幅が2000mm以下であれば、超薄板ガラス基板製造装置を小型化できる、および、プリフォーム1を保護する第1の保護シート5のサイズを大型化する必要がなく、入手し易い。
 プリフォーム1の長さは1m~5000mであり、2m~4000mであることが好ましく、3m~3000mであることがより好ましく、5m~2000mであることが更に好ましい。プリフォーム1の長さが1m以上であれば、リドロー法によって製造される超薄板ガラス基板9の長さが長尺となり、生産性の改善効果が得られる。プリフォーム1の長さが5000m以下であれば、第1の巻き取りロール2に巻き取られたプリフォーム1のロール径が小さくなり、超薄板ガラス基板製造装置を小型化できる。
 プリフォーム1の組成は特に制限されず、例えば従来知られているアルカリ金属酸化物を含有するガラス、無アルカリガラスと同様であってよい。中でも、得られる超薄板ガラス基板9の強度や化学的耐久性が優れる点で、無アルカリガラスであることが好ましい。
  プリフォーム1を製造する方法も特に制限されず、従来知られている方法が挙げられる。例えば、フロート法、フュージョン法、スロットダウンドロー法、引上げ法を適用できる。
 本発明における第1の巻き取りロール2について説明する。
  第1の巻き取りロール2はプリフォーム1を巻き取るためのロールである。第1の巻き取りロール2の形状は円筒状であることが好ましい。ここで、円筒状とは、実質的に略円筒状である。第1の巻き取りロール2の幅の大きさは、プリフォーム1を保護するため、プリフォーム1の幅以上であれば特に制限されない。
 第1の巻き取りロール2のロール径は100mm~1500mmであり、150mm~1000mmであることが好ましく、200mm~800mmであることがより好ましく、300mm~500mmであることが更に好ましい。100mm以上であれば、プリフォーム1の可撓性を失わずに、プリフォーム1を第1の巻き取りロール2に巻き取ることができる。第1の巻き取りロール2のロール径が1500mm以下であれば、第1の巻き取りロール2に巻き取られたプリフォーム1のロール径が小さくなり、超薄板ガラス基板製造装置を小型化できる。
 第1の巻き取りロール2の材質は、巻き取ったプリフォーム1の重量によって変形しない剛性であれば特に制限されない。
 また、プリフォーム1は、プリフォーム1の片面または両面に、第1の保護シート5を重ねて第1の巻き取りロール2に巻かれている。したがって、プリフォーム1同士、または、プリフォーム1と第1の巻き取りロール2との接触によるプリフォーム1表面の傷付きを防ぐことができる。プリフォーム1表面に傷がある場合、超薄板ガラス基板9を製造中にプリフォーム1が破壊する恐れがある。
 第1の保護シート5の厚さは10μm~1000μmであることが好ましく、12μm~800μmであることがより好ましく、15μm~700μmであることが更に好ましく、20μm~600μmであることが最も好ましい。10μm以上であれば、第1の保護シート5の強度が十分強くなり、プリフォーム1表面への傷付き防止の役割を果たすため好ましい。第1の保護シート5の厚さが1000μm以下であれば、第1の巻き取りロール2に巻き取られたプリフォーム1のロール径が小さくなり好ましい。
  更に、第1の保護シート5は、プリフォーム1を加熱炉6に投入する前に、プリフォーム1から剥離されることが好ましい。具体的には、加熱炉6近傍にて、第1の保護シート5が軟化、溶融、燃焼などの状態の変化が起こる前に、第1の保護シート5をプリフォーム1から剥離することが好ましい。
 第1の保護シート5の材質は、プリフォーム1の表面を保護することができれば特に制限されず、例えば樹脂または紙が挙げられる。樹脂であれば、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、トリアセチルセルロース樹脂、ポリイミド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、フッ素樹脂等が挙げられる。また、これらの共重合体やフィラー等の添加剤を含有したものでもよい。紙であれば、例えば広く普及している木質紙、わら半紙、不燃紙、難燃紙が挙げられる。これらの紙に特殊加工を施したものでも良い。
  なお、第1の保護シート5の構成は2層以上からなっていてもよい。この場合、第1の保護シート5の厚さは、全ての層の合計の厚さを意味するものとする。また、第1の保護シート5が2層以上からなる場合は、各々の層を形成する樹脂または紙の種類が異なってもよい。
 プリフォーム1と第1の保護シート5とを第1の巻き取りロール2に巻き取る際、プリフォーム1と第1の保護シート5とは単に重ねただけでも良く、接着材等による接着力、または、固体分子間におけるファンデルワールス力に起因する密着力、のいずれかの力によって、プリフォーム1と第1の保護シート5とが一体化してもよい。ただし、プリフォーム1の表面を保護しつつ、第1の保護シート5をプリフォーム1から容易に剥離するために、プリフォーム1と第1の保護シート5とは、前記密着力で密着されていることが好ましい。
 保護シート剥離工程は、プリフォーム1を破壊せずに、第1の保護シート5をプリフォーム1から容易に剥離することができれば特に制限されない。例えば、円筒状の剥離ロール4の曲面に接着材を塗布し、剥離ロール4の曲面を第1の保護シート5の表面に押し当て、第1の保護シート5をプリフォーム1から剥離しながら、剥離ロール4に巻き取る。あるいは、前記接着材の代わりに、密着力を有する材料を用いて、プリフォーム1から第1の保護シート5を剥離することもできる。
 本発明における超薄板ガラス基板9について説明する。
  超薄板ガラス基板9は、加熱炉6で軟化したプリフォーム1を、延伸ロール7によって下方に延伸することで製造することができる。超薄板ガラス基板9の断面形状は、加熱前のプリフォーム1の断面の大きさを縮小させた相似形状となる。
 超薄板ガラス基板9の厚さは2μm~50μmであり、3μm~40μmであることが好ましく、5μm~30μmであることがより好ましく、7μm~20μmであることが更に好ましい。超薄板ガラス基板9の厚さが2μm以上であれば、延伸ロール7による引っ張りによって破断し難くなる。超薄板ガラス基板9の厚さは軽量化のために50μm以下である。また50μm以下にすることにより、曲げた際に応力によって割れる可能性を低く抑えることができる。より好ましくは30μm以下である。さらに、超薄板ガラス基板9の厚さが50μm以下であれば、本発明の製造方法以外(例えばフュージョン法)では製造が困難となり、30μmより薄いと、本発明の製造方法以外、例えばフュージョン法では製造不可となるので、本発明の優位性が保てる。
 超薄板ガラス基板9の幅は0.3mm~500mmであり、1mm~400mmであることが好ましく、10mm~350mmであることがより好ましく、100mm~300mmであることが更に好ましい。超薄板ガラス基板9の幅が0.3mm以上であれば、延伸ロール7による引っ張りによって破断し難くなる。超薄板ガラス基板9の幅が500mm以下であれば、超薄板ガラス基板製造装置および超薄板ガラス基板9を使用する製品の製造装置を小型化できる。
 超薄板ガラス基板9の長さは5m~500000mであり、10m~200000mであることが好ましく、20m~100000mであることがより好ましく、50m~50000mであることが更に好ましい。超薄板ガラス基板9の長さが5m以上であれば、従来のリドロー法で用いられているプリフォームの加熱接合では不可能な、生産性の高い長尺の超薄板ガラス基板9が製造できる。超薄板ガラス基板9の長さが500000m以下であれば、超薄板ガラス基板9の保管占有面積の縮小化や超薄板ガラス基板9を使用する製品の製造装置を小型化できる。
 プリフォーム1の厚さをTp、超薄板ガラス基板9の厚さをTgとして、延伸ロール7によるプリフォーム1の厚さ方向の縮小率をTg/Tpとすると、Tg/Tp=1/125~1/2であり、1/75~1/3であることが好ましく、1/50~1/4であることがより好ましく、1/25~1/5であることが更に好ましい。Tg/Tpが1/125以上であれば、超薄板ガラス基板9が延伸ロール7による引っ張りによって破断し難くなる。Tg/Tpが1/2以下であれば、超薄板ガラス基板製造装置および超薄板ガラス基板9を使用する製品の製造装置を小型化できる。
 プリフォーム1の幅をWp、超薄板ガラス基板9の幅をWgとして、延伸ロール7によるプリフォーム1の幅方向の縮小率をWg/Wpとすると、Wg/Wp=1/125~1であり、1/75~4/5であることが好ましく、1/50~2/3であることがより好ましく、1/25~1/2であることが更に好ましい。Wg/Wpが1/125以上であれば、超薄板ガラス基板9が延伸ロール7による引っ張りによって破断し難くなる。Wg/Wpが1以下であれば、超薄板ガラス基板製造装置および超薄板ガラス基板9を使用する製品の製造装置を小型化できる。
 次に、本発明における供給工程、加熱工程、延伸工程および超薄板ガラス基板を巻き取る工程の各々について説明する。
 本発明における供給工程について説明する。
  本発明における供給工程は、プリフォーム1を保持しながら製造ラインへ供給する。プリフォーム1を保持する方向は制限されず、図1で示すようにプリフォーム1を垂直に保持しながら下方へ供給しても良いし、水平に保持しながら供給してもよい。また、プリフォーム1を破損せずに、加熱工程に搬送することができる工程であれば特に制限されない。例えば、図1に示すようなプリフォーム1両面を把持しながらプリフォーム1を搬送する搬送ロール3が挙げられる。
 本発明における加熱工程について説明する。
  本発明における加熱工程は、前記供給工程から送られたプリフォーム1を軟化点近傍まで加熱炉6で加熱して軟化させる。プリフォーム1を軟化点近傍まで加熱できる加熱炉であれば特に制限されず、例えば電気炉やガス炉が挙げられる。
 本発明における延伸工程について説明する。
  本発明における延伸工程は、一本または一対の延伸ロール7で延伸する工程であり、加熱工程後の超薄板ガラス基板9を一本の延伸ロール7に接触させながら超薄板ガラス基板9を引っ張る、または、加熱工程後の超薄板ガラス基板9を一対の延伸ロール7で把持しながら超薄板ガラス基板9を引っ張ることが好ましい。超薄板ガラス基板9が延伸ロールに接触または把持された状態で延伸ロール7が回転すると、延伸ロール7の回転トルクが超薄板ガラス基板に作用して超薄板ガラス基板が引っ張られ、その引っ張りに応じて加熱工程によって軟化したプリフォーム1が延伸されて超薄板ガラス基板9となる。
  軟化したプリフォーム1は自由空間で延伸されるため、表面品位が良好な超薄板ガラス基板9を製造することができる。
 延伸ロール7の形状は円筒状であることが好ましい。ここで、円筒状とは、実質的に略円筒状である。延伸ロール7の幅の大きさは、製造される超薄板ガラス基板9の幅以上の大きさであれば特に制限はなく、延伸ロール7のロール径の大きさも特に制限はない。
  前記延伸ロール7は電気モータ等の駆動装置によって回転駆動する。
 延伸工程の延伸ロール7が1本の場合、加熱炉6を通過した超薄板ガラス基板9の片面を延伸ロール7の曲面に接触させながら超薄板ガラス基板9を延伸ロール7側に曲げて、延伸ロール7を回転させる。延伸ロール7から超薄板ガラス基板9に作用する回転トルクによって、超薄板ガラス基板9が引っ張られ、その引っ張りに応じて加熱炉6で軟化したプリフォーム1が延伸されて超薄板ガラス基板9になる。延伸ロール7における超薄板ガラス基板9の曲げ方向は、所望のサイズの超薄板ガラス基板9が得られる方向であれば特に制限されない。
 延伸工程の延伸ロール7が一対の場合、加熱炉6を通過した超薄板ガラス基板9を一対の延伸ロール7間に挿入する。一対の延伸ロール7の曲面を該超薄板ガラス基板の両面に接触させながら一対の延伸ロール7を回転させる。一対の延伸ロール7から超薄板ガラス基板9に作用する回転トルクによって、超薄板ガラス基板9が引っ張られ、その引っ張りに応じて加熱炉6で軟化したプリフォーム1が延伸されて超薄板ガラス基板9になる。
  更に一対の延伸ロール7は、可変の間隙を持つ一対の延伸ロール7として動作する。この可変の間隙により、超薄板ガラス基板9の板厚の仕様変更に対応することができる。
 また、加熱工程において、軟化したプリフォーム1の幅方向両端部を把持ロールで把持することが好ましい。リドロー法によって製造されるガラス基板は板厚を薄くできる反面、板幅が狭くなる問題がある。したがって、加熱工程で軟化したプリフォーム1の幅方向両端部を把持することで、軟化したプリフォーム1が延伸工程によって幅方向に収縮するのを抑制することができ、板幅が広い超薄板ガラス基板9を製造することができる。
 把持ロールは、軟化したプリフォーム1が、その幅方向への収縮するのを抑制する構成であれば特に制限されない。図2Aは、図1の実施形態の加熱炉6から延伸ロール7までの工程を拡大した概略正面図である。図2Bは、図2Aの加熱炉6に一対の把持ロール11を加えた、変形例の概略正面図である。一対の把持ロール11は略円筒状の形状をしている。一対の把持ロール11は加熱炉6内に設置され、加熱炉6で軟化したプリフォーム1の幅方向両端部を把持しながら、軟化したプリフォーム1をその幅方向外側に向かって回転する。軟化したプリフォーム1の幅方向に作用する回転トルクによって、軟化したプリフォーム1の延伸による幅方向への収縮を抑制することができ、板幅が広い超薄板ガラス基板9を製造することができる。
 さらに延伸工程において、延伸ロール7と前記超薄板ガラス基板9との間に、第2の保護シート8を挿入させることが好ましい。延伸ロール7と超薄板ガラス基板9との間に、第2の保護シート8を挿入させることで、超薄板ガラス基板9表面に延伸ロール7による傷が付かないようにするためである。
  延伸工程に用いる延伸ロール7が1本の場合、延伸ロール7の曲面と超薄板ガラス基板9の片面との間に第2の保護シート8が挿入される。延伸工程に用いる延伸ロール7が一対の場合、一対の延伸ロール7の曲面と前記超薄板ガラス基板9の両面との間に第2の保護シート8が挿入される。つまり、第2の保護シート8が超薄板ガラス基板9をその厚さ方向において挟む構成となる。
 第2の保護シート8の幅および長さは、超薄板ガラス基板9の表面を保護することができる大きさであれば特に制限されず、超薄板ガラス基板9の幅および長さのそれぞれより大きいことが好ましい。
 第2の保護シート8の厚さは10μm~1000μmであることが好ましく、12μm~800μmであることがより好ましく、15μm~700μmであることが更に好ましく、20μm~600μmであることが最も好ましい。第2の保護シート8の厚さが10μm以上であれば、第2の保護シート8の強度が十分強くなり、超薄板ガラス基板9表面への傷付きを防止する役割を果たすため好ましい。第2の保護シート8の厚さが1000μm以下であれば、第2の巻き取りロール10に巻き取られた超薄板ガラス基板9のロール径が小さくなり好ましい。
 第2の保護シート8の種類は、延伸工程における超薄板ガラス基板9の熱によって燃焼、灰化、異臭等が発生しない耐熱性を有し、且つ、超薄板ガラス基板9の表面を保護することができれば特に制限されず、例えば耐熱樹脂または耐熱紙が挙げられる。耐熱樹脂であれば、ポリイミド樹脂、フッ素樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアラミド樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリカーボネート樹脂、各種液晶ポリマー樹脂等が挙げられる。また、これらの共重合体やフィラー等の添加剤を含有したものでもよい。耐熱紙であれば、ガラス繊維紙、セラミック紙、不燃紙、難燃紙、ポリエステル紙、合成樹脂混合紙、フッ素繊維紙が挙げられる。延伸工程における超薄板ガラス基板9の温度が十分に低い場合、耐熱性は無くてもよく、その場合、第1の保護シート5と同様の種類が使用できる。
 なお、第2の保護シート8は2層以上からなっていてもよい。この場合、第2の保護シート8の厚さは、全ての層の合計の厚さを意味するものとする。また、第2の保護シート8が2層以上からなる場合は、各々の層を形成する樹脂または紙の種類が異なってもよい。
 超薄板ガラス基板9と前記第2の保護シート8とを延伸ロール7にて重ねた際、超薄板ガラス基板9と第2の保護シート8とは単に重ねただけでも良く、接着材等による接着力、または、固体分子間におけるファンデルワールス力に起因する密着力、または、前記超薄板ガラス基板9の熱による熱融着力、のいずれかの力によって、超薄板ガラス基板9と第2の保護シート8とが一体化してもよい。
 本発明における超薄板ガラス基板9を巻き取る工程について説明する。
  本発明における超薄板ガラス基板9を巻き取る工程は、延伸工程によって得られた超薄板ガラス基板9を第2の巻き取りロール10で巻き取る工程である。
 第2の巻き取りロール10の形状は円筒状であることが好ましい。ここで、円筒状とは、実質的に略円筒状である。第2の巻き取りロール10の幅の大きさは、超薄板ガラス基板9を保護するため、超薄板ガラス基板9の幅以上の大きさであれば特に制限されない。
 前記第2の巻き取りロール10のロール径は50mm~2000mmであることが好ましく、60mm~1800mmであることがより好ましく、70mm~1500mmであることが更に好ましく、90mm~1200mmであることが最も好ましい。第2の巻き取りロール10のロール径が50mm以上であれば、超薄板ガラス基板9の可撓性を失わずに、超薄板ガラス基板9を第2の巻き取りロール10に巻き取ることができるため好ましい。第2の巻き取りロール10のロール径が2000mm以下であれば、第2の巻き取りロール10に巻き取られた超薄板ガラス基板9のロール径が小さくなり、超薄板ガラス基板製造装置および超薄板ガラス基板9を用いる製品の製造装置を小型化できるため好ましい。
 第2の巻き取りロール10の種類も特に制限されず、巻き取った超薄板ガラス基板9の重量によって変形しない剛性であることが好ましい。
 延伸工程にて、延伸ロール7と超薄板ガラス基板9との間に第2の保護シート8を挿入しない場合、延伸工程後に、超薄板ガラス基板9の片面または両面に厚さ10μm~1000μmの第3の保護シート(不図示)を供給し、超薄板ガラス基板9と第3の保護シートとを重ねたまま、第2の巻き取りロール10で巻き取ることが好ましい。超薄板ガラス基板9同士、または、超薄板ガラス基板9と第2の巻き取りロール10との接触による、超薄板ガラス基板9表面の傷付きを防ぐことができるためである。また、超薄板ガラス基板9の更なる保護や使用上で必要であれば、延伸工程にて超薄板ガラス基板9の片面または両面に第2の保護シート8を重ねた後、更に第3の保護シートを重ねても良い。
 第3の保護シートの厚さは10μm~1000μmであることが好ましく、12μm~800μmであることがより好ましく、15μm~700μmであることが更に好ましく、20μm~600μmであることが最も好ましい。第3の保護シートの厚さが10μm以上であれば、第3の保護シートの強度が十分強くなり、超薄板ガラス基板9表面への傷付きを防止する役割を果たすため好ましい。第3の保護シートの厚さが1000μm以下であれば、第2の巻き取りロール10に巻き取られた超薄板ガラス基板9のロール径が小さくなり好ましい。
 第3の保護シートの種類は、超薄板ガラス基板9の表面を保護することができれば特に制限されない。例えば前記第1、第2の保護シート5、8と同様の樹脂または紙が挙げられる。
  なお、前記第3の保護シートは2層以上からなっていてもよい。この場合、第3の保護シートの厚さは、全ての層の合計の厚さを意味するものとする。また、第3の保護シートが2層以上からなる場合は、各々の層を形成する樹脂または紙の種類が異なってもよい。
 前記超薄板ガラス基板9と前記第3の保護シートとを前記第2の巻き取りロール10に巻き取る際、前記超薄板ガラス基板9と第3の保護シートとは単に重ねただけでも良く、接着材等による接着力、または、固体分子間におけるファンデルワールス力に起因する密着力、のいずれかの力によって、超薄板ガラス基板と第3の保護シートとが一体化してもよい。ただし、超薄板ガラス基板9の表面を保護しつつ、第3の保護シートを超薄板ガラス基板9から容易に剥離するために、超薄板ガラス基板9と第3の保護シートとは、前記密着力で密着されていることが好ましい。
 (実施例1)
 初めに、厚さ120μm、幅120mm、長さ2mのプリフォーム(旭硝子株式会社製、AN100)を用意し、純水洗浄、UV洗浄して表面を清浄化する。次に前記プリフォームの片面に、厚さ30μmの第1のPETフィルムを重ねて、プリフォームと第1のPETフィルムとを、ロール径160mmの円筒状の第1巻き取りロールに巻き取り、プリフォームをロール状にする。第1の巻き取りロールから繰り出されたプリフォームを超薄板ガラス基板製造装置の供給工程に投入し、保護シート除去工程にて、プリフォームから第1のPETフィルムを剥離する。第1のPETフィルムが剥離されたプリフォームを、炉内を1000℃に加熱した電気炉に投入し、軟化点近傍まで加熱して軟化させる。既に電気炉を通過した超薄板ガラス基板の両面を一対の延伸ロールで挟んで、一対の延伸ロールを回転させることで超薄板ガラス基板が引っ張られる。超薄板ガラス基板の引っ張りによって、加熱工程で軟化したプリフォームが延伸され、厚さ10μm、幅10mm、長さ200mの超薄板ガラス基板が得られる。延伸工程で超薄板ガラス基板を一対の延伸ロールで挟む際、超薄板ガラス基板と延伸ロールとの間に、厚さ30μmの第2のPETフィルムを挿入しながら挟むことで、超薄板ガラス基板の両面に第2のPETフィルムの表面が密着される。延伸工程後、超薄板ガラス基板をロール径160mmの円筒状の第2の巻き取りロールに巻き取る。超薄板ガラス基板の両面に密着した第2のPETフィルムによって、超薄板ガラス基板表面が保護されるため、強度低下につながるような傷を抑制することができる。
 (実施例2)
 厚さ100μm、幅50mm、長さ100mのプリフォーム(旭硝子株式会社製、AN100)を用意し、純水洗浄、UV洗浄して表面を清浄化する。次に前記プリフォームの片面に、厚さ30μmの第1のPETフィルムを重ねて、プリフォームと第1のPETフィルムとを、ロール径200mmの円筒状の第1巻き取りロールに巻き取り、プリフォームをロール状にする。第1の巻き取りロールから繰り出されたプリフォームを超薄板ガラス基板製造装置の供給工程に投入し、保護シート除去工程にて、プリフォームから第1のPETフィルムを剥離する。第1のPETフィルムが剥離されたプリフォームを、炉内を1000℃に加熱した電気炉に投入し、軟化点近傍まで加熱して軟化させる。既に電気炉を通過した超薄板ガラス基板の片面を1本の延伸ロールに接触させて、一本の延伸ロールを回転させることで超薄板ガラス基板が引っ張られる。超薄板ガラス基板の引っ張りによって、加熱工程で軟化したプリフォームが延伸され、厚さ20μm、幅10mm、長さ2000mの超薄板ガラス基板が得られる。延伸工程で超薄板ガラス基板の片面を一本の延伸ロールの曲面に接触する際、超薄板ガラス基板の片面と延伸ロールの曲面との間に、厚さ20μmの第2のPETフィルムを挿入しながら接触させることで、得られた超薄板ガラス基板の片面に第2のPETフィルムの表面が密着される。延伸工程後、前記超薄板ガラス基板をロール径160mmの円筒状の第2の巻き取りロールに巻き取る。
 (実施例3)
 厚さ200μm、幅1000mm、長さ50mのプリフォーム(旭硝子株式会社製、AN100)を用意し、純水洗浄、UV洗浄して表面を清浄化する。次に前記プリフォームの片面に、厚さ50μmの第1のPETフィルムを重ねて、該プリフォームと該第1のPETフィルムとを、ロール径500mmの円筒状の第1巻き取りロールに巻き取り、プリフォームをロール状にする。第1の巻き取りロールから繰り出されたプリフォームを超薄板ガラス基板製造装置の供給工程に投入し、保護シート除去工程にて、プリフォームから第1のPETフィルムを剥離する。第1のPETフィルムが剥離されたプリフォームを、炉内を1000℃に加熱した電気炉に投入し、軟化点近傍まで加熱して軟化させる。既に電気炉を通過した超薄板ガラス基板の両面を一対の延伸ロールで挟んで、該延伸ロールを回転させることで超薄板ガラス基板が引っ張られる。超薄板ガラス基板の引っ張りによって、加熱工程で軟化したプリフォームが延伸され、厚さ30μm、幅150mm、長さ2000mの超薄板ガラス基板が得られる。延伸工程で超薄板ガラス基板を一対の延伸ロールを挟む際、超薄板ガラス基板と延伸ロールとの間に、厚さ10μmの第2のPETフィルムを挿入しながら挟むことで、超薄板ガラス基板の両面に前記第2のPETフィルムの表面が密着される。延伸工程後、超薄板ガラス基板をロール径300mmの円筒状の第2の巻き取りロールに巻き取る。超薄板ガラス基板の両面に密着した第2のPETフィルムによって、超薄板ガラス基板表面が保護されるため、強度低下につながるような傷を抑制することができる。
 (比較例)
 厚さ50μm、幅200mm、長さ1mのプリフォーム(旭硝子株式会社製、AN100)を用意し、純水洗浄、UV洗浄して表面を清浄化する。次に前記プリフォームの片面に、厚さ50μmの第1のPETフィルムを重ねて、該プリフォームと該第1のPETフィルムとを、ロール径500mmの円筒状の第1巻き取りロールに巻き取り、プリフォームをロール状にする。第1の巻き取りロールから繰り出されたプリフォームを超薄板ガラス基板製造装置の供給工程に投入し、保護シート除去工程にて、プリフォームから第1のPETフィルムを剥離する。第1のPETフィルムが剥離されたプリフォームを、炉内を1000℃に加熱した電気炉に投入し、軟化点近傍まで加熱して軟化させる。既に電気炉を通過した超薄板ガラス基板の両面を一対の延伸ロールで挟んで、延伸ロールを回転させ、前記加熱工程で軟化したプリフォームを厚さ1μmの超薄板ガラス基板になるように延伸させるが、延伸時に軟化したプリフォームは破断する。
 本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは、当業者にとって明らかである。
 本出願は、2009年8月7日出願の日本特許出願2009-184592に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
 本発明の製造方法によって得られた超薄板ガラス基板は、表示装置、電子ペーパー、タッチパネル、半導体集積回路、MEMS、有機EL照明装置等に使用することができる。
1  プリフォーム
2  第1の巻き取りロール
3  搬送ロール
4  保護シート剥離ロール
5  第1の保護シート
6  加熱炉
7  延伸ロール
8  第2の保護シート
9  超薄板ガラス基板
10 第2の巻き取りロール
11 把持ロール

Claims (7)

  1.  ガラス基板のプリフォームを保持しながら製造ラインに供給する供給工程と、
     該供給工程から供給された該プリフォームを軟化点近傍まで加熱する加熱工程と、
     該加熱工程で軟化したプリフォームを延伸させて超薄板ガラス基板にする延伸工程と、
     を備える超薄板ガラス基板の製造方法において、
     前記プリフォームが、ロール径100mm~1500mmの円筒状の第1の巻き取りロールに巻かれた、厚さTp=20μm~250μm、幅Wp=10mm~2000mm、長さ=1m~5000mであり、
     前記延伸工程によって製造される超薄板ガラス基板が、厚さTg=2μm~50μm、幅Wg=0.3mm~500mm、長さ=5m~500000mであり、
     前記延伸工程による前記プリフォームの厚さ方向の縮小率をTg/Tp、幅方向の縮小率をWg/Wpとすると、Tg/Tp=1/125~1/2、Wg/Wp=1/125~1になることを特徴とする、超薄板ガラス基板の製造方法。
  2.  前記プリフォームは、該プリフォームの片面または両面に、厚さ10μm~1000μmの第1の保護シートを重ねて前記第1の巻き取りロールに巻かれており、前記加熱工程に該プリフォームを投入する前に、該第1の保護シートを該プリフォームから剥離する保護シート剥離工程と、
    を更に備えることを特徴とする、請求項1に記載の超薄板ガラス基板の製造方法。
  3.  前記延伸工程は、一本または一対の延伸ロールで延伸する工程であり、
     前記加熱工程後の前記超薄板ガラス基板を一本の延伸ロールに接触させながら該超薄板ガラス基板を引っ張る、
     または、前記加熱工程後の前記超薄板ガラス基板を一対の延伸ロールで把持しながら該超薄板ガラス基板を引っ張る、
     ことを特徴とする、請求項1または2に記載の超薄板ガラス基板の製造方法。
  4.  前記加熱工程は、前記軟化したプリフォームの幅方向両端部を把持ロールで把持することを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の超薄板ガラス基板の製造方法。
  5.  前記延伸工程後、前記超薄板ガラス基板をロール径50mm~2000mmの円筒状の第2の巻き取りロールに巻き取る工程と、
     を更に備えることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の超薄板ガラス基板の製造方法。
  6.  前記延伸工程にて、前記延伸ロールと前記超薄板ガラス基板との間に厚さ10μm~1000μmの第2の保護シートを挿入させることを特徴とする、請求項3~5のいずれか一項に記載の超薄板ガラス基板の製造方法。
  7.  前記延伸工程後、前記超薄板ガラス基板の片面または両面に厚さ10μm~1000μmの第3の保護シートを供給し、該超薄板ガラス基板と該第3の保護シートとを重ねて、前記第2の巻き取りロールで巻き取ることを特徴とする、請求項5または6に記載の超薄板ガラス基板の製造方法。
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