WO2010041564A1 - ファイバフューズ検知装置 - Google Patents

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Abstract

 レーザ光が伝搬する光ファイバにおけるファイバフューズの発生を早期に検出して被害の拡大を防止するファイバフューズ検知装置である。これは、該光ファイバのレーザ光入射側に配置し、当該光ファイバに入射した光に対して逆方向に伝播する逆方向伝搬光の少なくとも一部を入力する光入力手段と、当該光入力手段で入力された光を光電変換する受光手段と、当該受光手段の出力信号から、ファイバフューズによる周期信号を含む所定周波数帯域成分を抽出する電気フィルタ手段と、当該電気フィルタ手段の出力レベルの所定値以上の変化を検知する検知手段と、当該検知手段の検知出力に応じて、警告信号を発する警告手段と、を備える。この警告手段により、該光ファイバへのレーザ光を停止または抑制する。

Description

ファイバフューズ検知装置
 この発明は、光ファイバにおけるファイバフューズを検知して、それによる被害の拡大を防止するファイバフューズ検知装置に関する。
 無中継距離の延伸や、波長分割多重(WDM)技術による多重数の増加により、通信用途でも光ファイバを伝搬する光パワーが増加する傾向にあり、何れは、平均パワーが数Wに達するのではないかと考えられる。また、光ファイバでパワーを伝送しようとする試みもある。
 光ファイバ中を高強度光が伝搬する際、光伝送路中または光コネクタ部の微細なゴミなどによって、「ファイバフューズ」と言われる光ファイバの破壊現象が起こることが知られている。具体的には、例えばゴミ部分で発火して光ファイバのコアが溶融し、その溶融現象が光源に向かって進行する現象であり、結果的に、図6に示すように、光ファイバのコアに周期的なミクロンサイズの空洞を作りながら光ファイバが破壊されていく。このファイバフューズ現象の伝搬速度は、光ファイバの種類および光強度に依存するが、毎秒数100cmから数メートル程である。
 ファイバフューズによる破壊は、コアにおける光パワー密度が一定値以下にならない限り進行する。光源に近いほど、光パワーは大きいので、ファイバフューズ現象を放置すれば、最終的に光源にまで到達することになり、光源をも損傷する。
 ファイバフューズ現象の進行を防止する手段として、コア径を大きくした光ファイバを中間に挿入することが提案されている(特許文献1(米国特許第6640043号)参照)。コア径を大きくした部分の両側にはコア径の変化を緩和するテーパ部を設けて、急激なモードフィールド径の変化を抑制する。
 文献:
米国特許第6640043号 "Observation of catastrophic self−propelled self−focusing in optical fibers,"R.Kashyap and K.J.Blow,Electron.Lett.,vol.24,no.1,pp.47−49,1988. "Fiber Fuse Generation in Single−Mode Fiber−Optic Connectors",Yoshito Shuto,Shuichi Yanagi,Shuichiro Asakawa,Masaru Kobayashi,Member,and Ryo Nagase,IEEE PHOTONICS TECHNOLOGY LETTERS,VOL.16,NO.1,Page 174−177,2004. "Catastropic damag and accelerated ageing in bent fibres caused by high optical power,"R.M.Percival,E.S.R.Sikora,and R.Wyatt,Electron.Lett.,vol 36,no.5,414−416(2000). "Single mode tapers as fiber fuse damage circuit breakers,"D.P.Hand and T.A.Birks,Electron.Lett.vol.25,No.1,33−34(1989).
 特許文献1に記載の方法では、ファイバフューズ遮断用の光ファイバより先の部分の光ファイバでのファイバフューズの進行を停止できない。また、ファイバフューズ遮断用の光ファイバでのコア径の差が大きいと、モードコンバージョンが発生し、通信用途では、信号伝送特性に悪影響を与える。
 本発明は、ファイバフューズを迅速に検知し、必要によりファイバフューズの進行を抑制するファイバフューズ検知装置を提示することを目的とする。
 そこで本発明のファイバフューズ検知装置では、レーザ光が伝搬する光ファイバにおけるファイバフューズを検知するために、当該光ファイバのレーザ光入射側に配置され、当該光ファイバに入射した光に対して逆方向に伝播する逆方向伝搬光の少なくとも一部を入力する光入力手段と、当該光入力手段で入力された光を光電変換する受光手段と、当該受光手段の出力信号から、ファイバフューズによる周期信号を含む所定周波数帯域成分を抽出する電気フィルタ手段と、当該電気フィルタ手段の出力レベルの所定値以上の変化を検知する検知手段と、当該検知手段の検知出力に応じて、警告信号を発する警告手段と、を用いる。
 また、上記光ファイバに光伝送信号を伝送する光伝送手段を備え、上記光入力手段は、上記光伝送手段からの光が上記ファイバフューズによって反射されることによる逆方向伝搬光(つまり戻り光)の少なくとも一部を入力する光入力手段である。
 上記光入力手段には、例えば光カプラを使用することができる。この光カプラは、3デシベルカプラ以外に、広範囲の分岐比の任意の光カプラを使用することができる。
 また、上記の光カプラは、波長分割多重方式カプラである。波長分割多重方式カプラとしては、波長アレイ導波路格子フィルタやプリズム型の波長分割多重方式カプラなどでよい。
 また、上記光伝送手段は、上記ファイバフューズのモニタ用レーザ光源を含み、該モニタ用レーザ光源からの光を上記光カプラを通じて上記光ファイバに入力する。フューズが発生した際、周期的に図6の様な空洞ができるので、フューズ先端からの反射率も周期的に変わる。そのため、モニタ光を設けた場合に、モニタ光の戻り光成分にも同様なフューズを特徴とする周波数特性が表れる。伝送光の波長とモニタ光の波長に対して理想的な波長分割多重方式カプラを用いることによって、伝送光とモニタ光との双方の損失が無い状態での結合を実現することができる。
 上記逆方向伝搬光の少なくとも一部を入力する光入力手段で入力された光は、光カプラまたはサーキュレータで上記検知手段に分岐する。上記モニタ用レーザ光源からの光は、上記光カプラまたはサーキュレータと、上記光入力手段を通じて、上記光ファイバに入力されるものである。
 また、電気信号は、次の様にさらに高感度に処理することもできる。つまり、上記電気フィルタ手段を第1電気フィルタ手段とするとき、さらに、ファイバフューズの発生で強度が増加しない周波数帯域を抽出する第2電気フィルタ手段を用いる。上記検知手段は、第1電気フィルタ手段と2電気フィルタ手段とを比較して、所定値以上の変化を検知するようにする。これによって、第1電気フィルタ手段と2電気フィルタ手段とを通過するコモンモードノイズを相殺することができる。
 上記モニタ用レーザ光は、光ファイバ中の伝播における伝播損失を抑制するため、つまり、上記光ファイバ中のブリルアン散乱を防止するための光変調を施すものとする。
 上記光入力手段は、上記光ファイバに向かう伝播光からその逆方向伝搬光を分離する光分離手段であり、この光分離手段としては、例えば、サーキュレータ、ハーフミラー、分岐プリズム等を用いることができる。
 上記光分離手段は、上記レーザ光を出力するレーザ光源と上記光ファイバとの間に配置する。これは、上記レーザ光源の出力光を上記光ファイバに転送し、また、上記光ファイバからの逆方向伝搬光を上記受光手段に転送する光素子である。
 上記検知手段は、上記電気フィルタ手段の出力レベルを所定の閾値と比較する比較手段である。この比較手段は、アナログ信号用のコンパレータであっても、デジタル信号化して、数値判定を行う論理回路であってもよい。
 上記光分離手段は、当該レーザ光を出力するレーザ光源と当該光ファイバとの間に配置する。これは、前記レーザ光源の出力光を前記光ファイバに転送し、前記光ファイバからの逆方向伝搬光を前記受光手段に転送する光素子である。
 上記光ファイバに入射するレーザ光に該レーザ光と異なる波長のモニタ光を合波することで、上記のように、伝送光の波長とモニタ光の波長に対して理想的な波長分割多重方式カプラを用いることができる。これによって、伝送光とモニタ光との双方の損失が無い状態での結合を実現することができる。この際、該合波光を上記光ファイバに供給する光合波器と、上記光分離手段で分離された上記逆方向伝搬光に含まれる当該モニタ光を透過し、上記レーザ光を遮断する光フィルタと、を用いる。上記受光手段は、上記光フィルタからの出力光を光電変換するものである。
 上記検知手段は、上記電気フィルタ手段の出力レベルを所定閾値と比較する比較手段である。上記のように、この比較手段は、アナログ信号用のコンパレータであっても、デジタル信号化して、数値判定を行う論理回路であってもよい。
 上記警告手段は、上記検知手段の検知出力に応じて、上記光ファイバへの上記レーザ光の入射を停止する信号を発するものである。この信号には、アナログ信号でも、デジタル信号でも用いることができる。
 上記警告手段は、上記検知手段の検知出力に応じて、上記光ファイバへの上記レーザ光の入射パワーを低減する信号を発するものである。この信号には、アナログ信号でも、デジタル信号でも用いることができる。
 上記光ファイバに入射する前に上記レーザ光を増幅する光アンプを備え、
 上記警告手段が、上記検知手段の検知出力に応じて、上記光ファイバに入射する前に上記レーザ光を光増幅する光アンプを停止させるか、増幅率を低減させる信号を発するものである。この信号には、アナログ信号でも、デジタル信号でも用いることができる。
 上記警告手段は、上記検知手段の検知出力に応じて、上記レーザ光を発生する光源のレーザ出力パワーを低減するように制御するものである。この信号には、アナログ信号でも、デジタル信号でも用いることができる。
 第1図は、本発明の第1実施例の概略構成ブロック図である。
 第2図は、ファイバフューズによる戻り光のRFスペクトル変化を示す模式図である。用いた光ファイバはSMF−28で、光のパワーは約2.8Wである。
 第3図は、本発明の第2実施例の概略構成ブロック図である。
 第4図は、本発明の第3実施例の概略構成ブロック図である。
 第5図は、本発明の第4実施例の概略構成ブロック図である。
 第6図は、ファイバフューズを起こした光ファイバの縦断面図である。
 第7図は、本発明の第5実施例の概略構成ブロック図である。
 第8図は、本発明の第6実施例の概略構成ブロック図であり、モニタ光源を直接変調する例である。
 第9図は、本発明の第6実施例の概略構成ブロック図であり、モニタ光源からの単色光を変調器で変調する例である。
 第10図は、本発明の第7実施例の概略構成ブロック図である。
 第11図は、光検出器の出力を2分岐して異なる周波数帯で比較する検知回路の例を示すブロック図である。
 第12図は、ファイバフューズに起因する櫛形の周波数分布を持ったピーク群は、等間隔に並んだ複数のピークで構成されることを示す図である。
 第13図は、ファイバフューズの進行速度と入射光パワーとの実測値を示す。
 以下に、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
 図1は、本発明の一実施例の概略構成ブロック図を示す。レーザ10は、パルス又はCW(Continuous Wave;連続発振)のレーザ光を出力する。通常、レーザ10から出力されるレーザ光は、信号伝送の場合、パルス光又はCW光であり、電力伝送の場合にはCW光となる。エルビウム添加光ファイバ(EDFA)からなる光アンプ12は、レーザ10の出力光をパワー増幅する。光アンプ12の出力レーザ光のパワーは、数Wオーダーになる。
 光アンプ12の出力レーザ光は、光サーキュレータ14を介して伝送用光ファイバ16に入射する。光サーキュレータ14は、ポートAに入射した光をポートBから出力し、ポートBに入射した光をポートCから出力する公知の光素子である。光サーキュレータ14のポートAに光アンプ12の出力が接続し、ポートBに光ファイバ16の一端が接続する。光サーキュレータ14の代わりに、同様の機能を有する光カプラを使用しても良い。光カプラの場合、一般に、光サーキュレータよりも挿入損失が少なくなるという利点がある。
 光サーキュレータ14のポートCには受光素子18が接続する。即ち、光ファイバ16から光サーキュレータ14のポートBに入射する逆方向伝搬光が、光サーキュレータ14により受光素子18に転送される。光ファイバ16から光サーキュレータ14のポートBに入射する逆方向伝搬光は、光アンプ12の出力レーザ光が光ファイバ16に入射することで生成される各種の戻り光であり、例えば、光ファイバ16内での散乱光、ファイバフューズで生成されるファイバフューズ光、及び各部の端面で生成される反射光からなる。
 受光素子18は光ファイバ16からの逆方向伝搬光を電気信号に変換し、アンプ20は受光素子18の出力電気信号を増幅する。電気フィルタ22は、アンプ20の出力電気信号から、ノイズ成分、例えば、10kHz~500kHzを抽出する。これは、ファイバフューズが発生すると、CW伝送の場合、10kHz~500kHz帯域で20dB以上の強度増加が検出されたことによる。
 図2は、受光素子18の出力をスペクトラムアナライザに入力した場合の表示例を示す。ファイバフューズがある場合の信号強度は、それが無い場合の信号強度に比べて40から50デシベル程度大きいことが分かる。図2では、RFスペクトルの細かい変動が見られるが、これは、図2に示すfcの整数倍の周波数を持った信号である。また、以下で説明するが、fDoppler(=2nV/λ、 ここでは、nは光ファイバの屈折率、vはフューズの速度、λは光の波長)で示す信号ピークが発生する。この抽出帯域は一例であり、通信用途の場合には、伝送信号に起因する帯域を除外したノイズ帯域のレベルを抽出すればよく、電力伝送の場合には、10kHz以上の周波数から所望の帯域を抽出すればよい。言うまでもないが、電気フィルタ22とアンプ20の配置を逆にしてもよい。
 図6に図示したように、ファイバフューズが発生すると、光ファイバ16内に周期的に空洞が形成され、これらの空洞が、戻り光に強度変調をもたらす。例えば、ファイバフューズの進む速度をv(m/s)、フューズ後にファイバ中に生じる周期構造の空洞のピッチをp(m)とすると、1ピッチ分、進むために必要な時間はp/vとなる。ファイバフューズの光源方向への進行により、ファイバフューズの起きている場所で反射して逆方向に伝搬する戻り光は、強度変調を受けることになり、その強度変調の基本繰り返し周波数fは、数式1のようになる。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000001
 例えば、米国コーニング社の単一モード光ファイバSMF−28を使ったファイバフューズの実験では、2.75Wのレーザ光を入射したときに、フューズ進行速度vが0.46m/s、周期構造のピッチ15μmであり、上記式から得られる基本変調周波数fは、31kHzである。このような強度変調が、ノイズレベルの増大をもたらすと考えられる。
 パワー計24が電気フィルタ22の出力レベルとしてその平均電力を計測し、計測されたノイズ電力を代表する電圧値を出力する。パワー計24として、例えば、米国アジレント(agilent)社のパワーセンサE9304Aが使用可能である。比較回路26が、パワー計24の出力電圧を閾値Vthと比較する。ファイバフューズ現象が光ファイバ16で発生すると、電気フィルタ22から出力されるノイズ電力が増大する。実験例では、図2に示したように、50dB程度の増大を検出した。閾値Vthを、ファイバフューズの発生後の、電気フィルタ22の出力ノイズ電力より、若干低い値に設定しておけば良い。比較回路26は、ファイバフューズが起きていない状態は、低(L)出力であり、ファイバフューズが起きると、高(H)出力に遷移する。
 警告回路28は、比較回路26の出力がLからHに遷移すると、レーザ10に停止信号を送って、レーザ出力を停止させる。これにより、光ファイバ16でのファイバフューズの進行を即座に停止させることができ、長尺の光ファイバ16の焼損による交換という事態を未然に防止できる。警告回路28はまた、スピーカから警告音声を出力し、又は、モニタ画面上に警告を表示する警告信号を出力する。
 本実施例では、警告回路28は、レーザ10に対する停止信号と、管理者への警告信号の両方を出力したが、警告のみでも良い。
 ファイバフューズの発生からレーザ入射の遮断までの時間的余裕をTとすると、電気フィルタ22の高域遮断周波数は、せいぜい1/T相当であればよい。電気フィルタ22の高域遮断周波数が1/Tより小さい場合、レーザ入射を遮断する速さは、受光素子18から警告回路26までの部分の応答速度により決定される。
 本実施例では、ファイバフューズを検知すると、レーザ10を停止したが、レーザ10の出力パワーを、ファイバフューズが起こらない程度に低減してもよい。
 図3は、本発明の実施例2の概略構成ブロック図を示す。図1に示す実施例では、ファイバフューズの発生を検知したとき、警告回路28が、レーザ10の出力を停止したが、図3に示すように、警告回路28が光アンプ12を停止するようにしてもよい。例えば、光アンプ12のポンプ光入力を停止する。この場合、光アンプ12は減衰器として機能する。光ファイバ16には、ファイバフューズを発生させない程度のパワーのレーザ光が入射することになり、実施例1と同様に、光ファイバ16でのファイバフューズの進行を即座に停止させることができる。
 警告回路28は、光アンプ12の増幅動作を完全停止させずに、ファイバフューズが起こらない程度に、光アンプ12の増幅率を低減させてもよい。
 図4は、本発明の実施例3の概略構成ブロック図を示す。図4に示すように、レーザ10と光アンプ12の間、又は、光アンプ12と光サーキュレータ14の間に、光遮断器30を設け、警告回路28の出力により、ファイバフューズの発生時に光遮断器30に光を遮断させてもよい。光遮断器30は、図4に模式的に示すように、常閉式の光スイッチからなり、警告回路28からの遮断制御信号により開放され、光信号の光ファイバ16への入射を遮断する。
 光遮断器30の代わりに、可変光減衰器を配置し、ファイバフューズの検知に応じて、当該可変減衰器の減衰率を上げて、光ファイバ16に入力するレーザパワーを低減するようにしてもよい。常時は、光減衰器を光路から外しておき、ファイバフューズの検知に応じて光減衰器を光路に挿入する構成は、レスポンスの遅さはあるものの、可変光減衰器と同様の作用を果たす。
 上記各実施例では、光ファイバ16が折れる等して反射率の高い端面が生成された場合に、高強度の戻り光が受光素子18に入射して、受光素子18を破壊する可能性がある。そこで、次に、このような受光素子18の破壊の可能性を低減した実施例を説明する。図5は、その実施例の概略構成ブロック図を示す。
 レーザ110は、数Wオーダーのパルス又はCWのレーザ光を出力する。このレーザ光の波長を信号波長λpとする。通常、レーザ110から出力されるレーザ光は、レーザ10の場合と同様に、パルス変調の場合、パルス光であり、位相変調又は電力伝送の場合にはCW光となる。エルビウム添加光ファイバからなる光アンプ112は、レーザ110の出力光をパワー増幅する。
 他方、モニタレーザ光発生装置130が、波長λpとは異なる波長λm(モニタ波長)のモニタ光又はモニタレーザ光を発生する。光合波器132は、光アンプ112の出力光に、モニタレーザ光発生装置130からのモニタレーザ光を合波し、合波光を光サーキュレータ114のポートAに入射する。
 光サーキュレータ114のポートBには伝送用光ファイバ116が接続し、ポートCには、モニタ波長λmの光を透過し、信号波長λpの光を遮断する光フィルタ134が接続する。
 光サーキュレータ114は、光合波器132からポートAに入射する合波光を、ポートBから伝送用光ファイバ116に供給し、伝送用光ファイバ116からポートBに入射する逆方向伝搬光をポートCから光フィルタ134に供給する。
 先に説明したように、ファイバフューズの発生により、波長λpの戻り光が強度変調されたものとなり、その結果として、周波数ドメインで見たノイズレベルが増大する。モニタ波長λmのモニタ光の戻り光も同様に強度変調されたものとなり、周波数ドメインで見たノイズレベルが増大する。従って、波長λpの戻り光ではなく、モニタ光の戻り光を監視することでも、実施例1~3と同様に、ファイバフューズの発生を検知できることになる。
 光フィルタ134は、光サーキュレータ114のポートCの出力光から、モニタ波長λmの成分のみを抽出して、受光素子118に供給する。モニタ光はハイパワーではないので、仮に光ファイバ116の切断等で高反射率の端面が出現しても、受光素子118に高強度の信号波長λpの戻り光が入射することがなく、受光素子118を保護できる。
 受光素子118は光フィルタ134からのモニタ波長λmの逆方向伝搬光を電気信号に変換し、アンプ120は受光素子118の出力電気信号を増幅する。電気フィルタ122は電気フィルタ22と同様のフィルタ特性を具備し、アンプ120の出力電気信号から、ノイズ成分を抽出する。この実施例でも、電気フィルタ122とアンプ120の配置を逆にしてもよい。パワー計124が、パワー計24と同様に、電気フィルタ122の出力の平均電力を計測し、その計測値を代表する電圧値を出力する。
 比較回路126は、パワー計124の出力電圧値(ノイズ電力)を閾値Vthと比較する。ファイバフューズ現象が光ファイバ116で発生すると、電気フィルタ122の出力電力が増大する。比較回路126は、ファイバフューズが起きていない状態は、低(L)出力であり、ファイバフューズが起きると、高(H)出力に遷移する。
 警告回路128は、比較回路126の出力がLからHに遷移すると、レーザ110に停止信号を送って、レーザ出力を停止させる。これにより、光ファイバ116でのファイバフューズの進行を即座に停止させることができ、長尺の光ファイバ116の交換という事態を未然に防止できる。警告回路128はまた、スピーカから警告音声を出力し、又は、モニタ画面上に警告を表示する警告信号を出力する。警告回路128は、レーザ110に対する停止信号と、管理者への警告信号の両方を出力したが、警告のみでも良い。
 警告回路128はまた、実施例2のように、光アンプ112の増幅動作を停止させても、光アンプ112と光サーキュレータ114の間に設置した光遮断器を制御して光ファイバ116への信号波長λpのレーザ光の入射を遮断してもよい。
 レーザ10、110と伝送用光ファイバ16、116との間の種々の段階で高パワーのレーザ光を停止又は遮断、若しくはその入射パワーを低減する実施例を説明したが、レーザ10、110自体を停止させるのが最も確実である。レーザ10、110と伝送用光ファイバ16、116との間に位置する光伝送路でファイバフューズが起こる可能性を排除できないからである。レーザ10、110を止められない場合には、レーザ10、110に近い場所でレーザ光を遮断又はパワーを低減するのが好ましい。
 光ファイバ16、116又はその一部をラマン増幅媒体とし、レーザ10、110の出力レーザ光のそのラマン増幅の励起光とする場合にも、本発明は有効である。すなわち、本発明は、高パワーのラマン励起光によりラマン増幅媒体である光ファイバ又はその先の伝送用光ファイバでファイバフューズが起こり得るような光システムにも適用可能である。
 本発明が、特定のレーザ波長に限定されないことは明らかである。すなわち、レーザ光源波長として1.55μmを例示したが、異なる波長の他種のレーザ、例えば、波長1.05μmのYb系レーザでも良い。
 特定の説明用の実施例を参照して本発明を説明したが、特許請求の範囲に規定される本発明の技術的範囲を逸脱しないで、上述の実施例に種々の変更や修整を施しうることは、本発明の属する分野の技術者にとって自明であり、このような変更や修整も本発明の技術的範囲に含まれる。
 図7に示すファイバフューズ検知装置1は、高出力レーザ光源10からのレーザ光を光ファイバ16に入射する。この入射の際に、モニタ光光源8からのモニタ光を光路9を通じて上記のレーザ光と、例えば波長分割多重方式(WDM)カプラ6を用いて、合流させるものである。光ファイバ16からの戻り光が、波長分割多重方式カプラ6を通過する際に、上記モニタ光が波長分割多重方式カプラ6で光路9に分岐される。
 この分岐を、上記レーザ光とモニタ光の波長を異なるものとし、WDMカプラ6の特性に合わせた光路の結合とすることによって、上記の戻り光に含まれるモニタ光の分離をほぼ完全に行うことができる。
 光路9上の戻り光は、光カプラやサーキュレータなどの分岐器7で光検出器2に分岐される。
 光検出器2の出力は、必要に応じて増幅し、光ファイバフューズ特有の信号を抽出するために、電気フィルタ3で濾波する。上記実施例1で説明したように、この信号は、特徴的な周波数帯にあるので、周波数フィルタで選択することができる。この電気フィルタ3の出力は、電気パワー測定器4で、測定されさらにその測定結果が判定される。この判定に用いる比較下段は、電気パワー測定器4の内部回路に依るが、アナログ信号用のコンパレータであってもよく、また、デジタル信号化して数値判定を行う論理回路であってもよい。電気パワー測定器4での判定結果で高出力レーザ光源10の出力を制御する。この制御は、光ファイバフューズが発生した場合に、高出力レーザ光源10の出力を停止または抑制するものである。
 図8に示すファイバフューズ検知装置1では、実施例5の場合と異なり、モニタ光として単色光自体でなくそのスペクトルを分散した光を用いる。このようなモニタ光は、単色光を変調することで容易に得ることができる。図8では、モニタ光の光源として、例えば半導体レーザを用いる。一般に、半導体レーザでは、供給する電流で変調することができることが知られている。この変調周はブリルアン散乱を抑制するため、例えば、数十MHzから数百MHzの間の周波数で行えば良い。この変調によってブリルアンア散乱を抑制できる。一方、その変調帯域はファイバフューズ特有の変調帯域と重ならないので、ファイバフューズの検知には悪い影響を及ぼさない。
 また、図9に示すファイバフューズ検知装置1では、上記の場合と同様に、変調したモニタ光を使用するが、実施例6の場合と異なり、モニタ光の光源を直接変調するのではなく、低雑音のモニタ光光源からの単色光を変調器30を用いて変調するものである。
 図10に示すファイバフューズ検知装置1は、高出力レーザ光源10からのレーザ光の代わりに、光出力光アンプ12からのレーザ光を用いる例である。ファイバフューズ検知装置1がファイバフューズの発現を検知すると、信号を発して、光出力光アンプ12の増幅を停止するか増幅率を低下させる。また、増幅率を制御する代わりに、光スイッチなどを用いて光出力光アンプ12への入力光を遮断するようにしてもよい。
 図2のファイバフューズがある場合のグラフを見ると、0.6MHz弱まで、ファイバフューズに起因する櫛形の周波数分布を持ったピーク群があり、また、0.87MHz程度に、ファイバフューズの進行速度に伴うドプラー(Doppler)効果によるピークがあることが分かる。このドプラー周波数は進行型のフューズからの反射光とスプリアス反射光(spurious、光ファイバのコネクタ等からの反射光)のビートから生じる。0.87MHzのこの実験値は、屈折率n=1.5、波長λ=1.55μm、v=0.45m/sの場合のドプラー周波数の理論数値(2nv/λ)と同様な値である。そこで、図11に示す様に、光検出器2の出力を2分岐して、一方を、ファイバフューズに起因する櫛形の周波数分布を持ったピーク群が顕著な周波数帯域Aまたはその一部を抽出する電気フィルタ3−1と、前記周波数帯域Aと上記ドプラー効果によるピークとの間の周波数帯域Bまたはその一部を抽出する電気フィルタ3−2とを用いて、それぞれ抽出する。周波数帯域Bとしては、例えば0.6から0.85MHzである。また、電気フィルタ3−1はドプラー周波数中心でのバンドパスフィルタ、電気フィルタ3−2は、ドプラー周波数成分を含まないように少し中心をずらした同様な帯域幅のものを利用してもよい。また、それぞれの強度をそれぞれのパワー測定器4−1、4−2で測定する。これは、前記周波数帯域A、Bの帯域幅が異なるときには、それぞれの周波数パワー密度に相当する値に変換することをも行うものである。パワー測定器4−1、4−2の出力を、例えば作動増幅器5を用いた判定器で判定する。当然のことながら、デジタル信号化して数値判定を論理回路で行うこともできる。
 上記ピーク群の各要素ピークは、図12に示すように、31kHz信号の高調波となっている。このため、上記電気フィルタ3−1には、各ピークを選択的に抽出する櫛形フィルタを摘要することで、検出感度を改善できることがわかる。また、櫛形フィルタは、容易に周波数可変にできるので、上記電気フィルタ3−1においても周波数可変の櫛形フィルタを摘要することは容易である。
 図13にファイバフューズの進行速度と入射光パワーとの実測値を示す。これは、DCF(分散補償光ファイバ)、DSF(分散シフトシングルモード光ファイバ)、SMF(汎用シングルモード光ファイバ)についてのもので、矢印は、それぞれの光ファイバフューズの起こるパワー閾値である。光の強度はこの閾値以下まで下げるとフューズ発生を中断させることになる。入射するレーザ光の強度の増大とともに、その進行速度が大きくなる。これから、上記のドプラー効果によるピークの周波数位置を容易に推定することができるので、前記周波数帯域Bを決定することができる。
 本発明のファイバフューズ検知装置を実際に運用する場合は、取り付け後に、動作試験をすることが望ましい。ファイバフューズを意図的に発生させるためには、数ワットの光が端面から出ている状態で、その光ファイバ端面に例えば修正液(文房具)の用な微粒子を含めた液を着けることによって、容易に発生できる。この試験には、数メートル長の光ファイバで充分であるので、試験後、破壊した部分を切り取って、再び元の状態に戻すことができる。
 しかしファイバフューズは破壊的な現象であり、例えば光通信用の伝送路では通信路を破壊することになるので、実際にファイバフューズを起こして動作試験を行うことは実用上難しい。
 このため、上記光ファイバ16のレーザ光入射側の反対側から、擬似ファイバフューズ信号を伝送して、ファイバフューズ検知装置が実際にこれを検知することで、光ファイバを損傷することなく動作試験とすることができる。このような擬似ファイバフューズ信号は、図2のファイバフューズがある場合の信号と類似のものであればよいので、その生成は容易である。

Claims (19)

  1.  レーザ光が伝搬する光ファイバにおけるファイバフューズを検知する装置であって、
     当該光ファイバのレーザ光入射側に配置され、当該光ファイバに入射した光に対して逆方向に伝播する逆方向伝搬光の少なくとも一部を入力する光入力手段と、
     当該光入力手段で入力された光を光電変換する受光手段と、
     当該受光手段の出力信号から、ファイバフューズによる周期信号を含む所定周波数帯域成分を抽出する電気フィルタ手段と、
     当該電気フィルタ手段の出力レベルの所定値以上の変化を検知する検知手段と、
     当該検知手段の検知出力に応じて、警告信号を発する警告手段と、を具備することを特徴とするファイバフューズ検知装置。
  2.  上記光ファイバに光伝送信号を伝送する光伝送手段を備え、
     上記光入力手段は、上記光伝送手段からの光が上記ファイバフューズによって反射されることによる逆方向伝搬光の少なくとも一部を入力する光入力手段であることを特徴とする請求項1に記載のファイバフューズ検知装置。
  3.  上記光入力手段は、光カプラであることを特徴とする請求項1に記載のファイバフューズ検知装置。
  4.  上記の光カプラは、波長分割多重方式カプラであることを特徴とする請求項3に記載のファイバフューズ検知装置。
  5.  上記光伝送手段は上記ファイバフューズのモニタ用レーザ光源を含み、該モニタ用レーザ光源からの光を上記光カプラを通じて上記光ファイバに入力することを特徴とする請求項3に記載のファイバフューズ検知装置。
  6.  上記逆方向伝搬光の少なくとも一部を入力する光入力手段で入力された光は、光カプラまたはサーキュレータで上記検知手段に分岐されるものであり、
     上記モニタ用レーザ光源からの光は、上記光カプラまたはサーキュレータと、上記光入力手段を通じて、上記光ファイバに入力されるものであることを特徴とする請求項5に記載のファイバフューズ検知装置。
  7.  上記電気フィルタ手段を第1電気フィルタ手段とするとき、
     さらに、ファイバフューズの発生で強度が増加しない周波数帯域を抽出する第2電気フィルタ手段を含み、
     上記検知手段は、第1電気フィルタ手段と2電気フィルタ手段とを比較して、所定値以上の変化を検知する検知手段であることを特徴とする請求項1に記載のファイバフューズ検知装置。
  8.  上記モニタ用レーザ光は、上記光ファイバ中のブリルアン散乱を防止するための光変調を施された光であることを特徴とする請求項5に記載のファイバフューズ検知装置。
  9.  上記光入力手段は、上記光ファイバに向かう伝播光から、その逆方向伝搬光を分離する光分離手段であることを特徴とする請求項1に記載のファイバフューズ検知装置。
  10.  当該光分離手段が、当該レーザ光を出力するレーザ光源と当該光ファイバとの間に配置され、当該レーザ光源の出力光を当該光ファイバに転送し、当該光ファイバからの逆方向伝搬光を当該受光手段に転送する光素子であることを特徴とする請求項9に記載のファイバフューズ検知装置。
  11.  当該検知手段が、当該電気フィルタ手段の出力レベルを所定閾値と比較する比較手段であることを特徴とする請求項9に記載のファイバフューズ検知装置。
  12.  当該光分離手段が、当該レーザ光を出力するレーザ光源と当該光ファイバとの間に配置され、当該レーザ光源の出力光を当該光ファイバに転送し、当該光ファイバからの逆方向伝搬光を当該受光手段に転送する光素子であることを特徴とする請求項11に記載のファイバフューズ検知装置。
  13.  上記光ファイバに入射するレーザ光に、該レーザ光と異なる波長のモニタ光を合波し、該合波光を上記光ファイバに供給する光合波器と、
     上記光分離手段で分離された上記逆方向伝搬光に含まれる当該モニタ光を透過し、当該レーザ光を遮断する光フィルタと、を備え、
    上記受光手段は、上記光フィルタからの出力光を光電変換するものであることを特徴とする請求項12に記載のファイバフューズ検知装置。
  14.  上記検知手段は、上記電気フィルタ手段の出力レベルを所定閾値と比較する比較手段であることを特徴とする請求項9に記載のファイバフューズ検知装置。
  15.  当該警告手段が、当該検知手段の検知出力に応じて、当該光ファイバへの当該レーザ光の入射を停止する信号を発することを特徴とする請求項1から14のいずれか1つに記載のファイバフューズ検知装置。
  16.  当該警告手段が、当該検知手段の検知出力に応じて、当該光ファイバへの当該レーザ光の入射パワーを低減する信号を発することを特徴とする請求項1から14のいずれか1つに記載のファイバフューズ検知装置。
  17.  上記光ファイバに入射する前に上記レーザ光を増幅する光アンプを備え、
     当該警告手段が、当該検知手段の検知出力に応じて、当該光ファイバに入射する前に当該レーザ光を光増幅する光アンプを停止させるか、増幅率を低減させる信号を発することを特徴とする請求項1から14のいずれか1つに記載のファイバフューズ検知装置。
  18.  当該警告手段が、当該検知手段の検知出力に応じて、当該レーザ光を発生する光源のレーザ出力パワーを低減するように制御することを特徴とする請求項15に記載のファイバフューズ検知装置。
  19.  当該警告手段が、当該検知手段の検知出力に応じて、当該レーザ光を発生する光源のレーザ出力パワーを低減するように制御することを特徴とする請求項16に記載のファイバフューズ検知装置。
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