WO2009148020A1 - 光学的情報記録再生システム - Google Patents
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Abstract
本発明による光学的情報記録再生システムは、光記録媒体と、光学的情報記録再生装置とを具備する。ここで、光記録媒体は、ビームガイド層を有するものである。ビームガイド層は、ビームガイド層の面内で互いに直交する第1及び第2の方向にそれぞれ第1及び第2の周期で離散的に配置された第1~第4の領域群を具備する。光学的情報記録再生装置は、光学ユニットと、位置誤差信号生成回路とを具備する。 ここで、光学ユニットは、第1の光をビームガイド層に集光して集光スポットを形成し、第1の光がビームガイド層で反射した第1の反射光を受光するものである。 位置誤差信号生成回路は、第1の反射光に基づいて、集光スポットの、第1の領域群が含む複数の領域の一つに対する、第1及び第2の方向の位置ずれをそれぞれ表す第1及び第2の位置誤差信号を生成するものである。 さらに、光学的情報記録再生装置は、第1及び第2の位置誤差信号に基づいて集光スポット移動手段を駆動するものである。
Description
本発明は、光学的情報記録再生システムと、このシステムに用いる光記録媒体および光学的情報記録再生装置と、この装置に用いる光学ユニットと、このシステムを用いる光学的情報記録再生方法とに係る。
デジタル情報を記録再生するための光記録媒体として、ディスク状の光記録媒体と、カード状の光記録媒体とが知られている。
ディスク状の光記録媒体に対して光学的情報記録再生装置により情報の記録再生を行う場合、光記録媒体を回転させると共に、光学的情報記録再生装置内の光学ユニットを光記録媒体の半径方向へ移動させる。そのため、光記録媒体の中央部分に光記録媒体をクランプするためのクランプ領域を設ける必要がある。したがって、光記録媒体の中央部分を、情報を記録するための領域として使用することができない。
一方、カード状の光記録媒体に対して光学的情報記録再生装置により情報の記録再生を行う場合、光記録媒体を回転させず、光記録媒体又は光学的情報記録再生装置内の光学ユニットを光記録媒体の面内の2方向へ移動させる。そのため、光記録媒体にクランプ領域を設ける必要が無い。したがって、光記録媒体のほぼ全面を、情報を記録するための領域として使用することができる。
特開2001-052340号公報及び特開2005-301023号公報に、このような特徴を有するカード状の光記録媒体及び情報記録方法にかかる発明が開示されている。
特開2001-052340号公報には、情報記録方法に係る記載が開示されている。
特開2001-052340号公報記載の情報記録方法は、情報記録媒体にシーケンシャルに情報を記録する方法である。この情報記録媒体は、複数のトラックが設けられており、各トラックの片側の端部にトラックの物理的な位置を示すトラック番号がプリフォーマットされている。この情報記録方法は、記録媒体のトラック番号がプリフォーマットされていない側からデータを記録する場合は、記録すべきトラックの近傍の記録済みトラックを読み出し、読み出した信号に基づいて書き込み開始タイミングを決定することを特徴とする。
特開2001-052340号公報記載の情報記録方法は、情報記録媒体にシーケンシャルに情報を記録する方法である。この情報記録媒体は、複数のトラックが設けられており、各トラックの片側の端部にトラックの物理的な位置を示すトラック番号がプリフォーマットされている。この情報記録方法は、記録媒体のトラック番号がプリフォーマットされていない側からデータを記録する場合は、記録すべきトラックの近傍の記録済みトラックを読み出し、読み出した信号に基づいて書き込み開始タイミングを決定することを特徴とする。
図1は、特開2001-052340号公報に記載の情報記録方法で用いられる光記録媒体の上面図である。光記録媒体200は、トラッキングを行うために設けられた、複数の直線状のトラック201を有している。特開2001-052340号公報に記載の情報記録方法では、光記録媒体200をトラック201に平行な方向へ移動させて、トラック201に沿って情報の記録再生を行う。記録再生を行うトラック201を変更する場合は、光学ユニットをトラック201に垂直な方向へ移動させる。
また、特開2005-301023号公報には、ホログラムメモリ媒体の情報記録方法に係る記載が開示されている。
特開2005-301023号公報に記載のホログラムメモリ媒体の情報記録方法は、カード状のホログラムメモリ媒体の情報記録エリアに一定のルートに従って、各情報を所定の間隔を保ちつつ順次記録することを特徴とする。
特開2005-301023号公報に記載のホログラムメモリ媒体の情報記録方法は、カード状のホログラムメモリ媒体の情報記録エリアに一定のルートに従って、各情報を所定の間隔を保ちつつ順次記録することを特徴とする。
図2は、特開2005-301023号公報に記載の情報記録方法で用いられる光記録媒体の上面図である。光記録媒体202は、トラッキングを行うためのスパイラル状のトラック203を有している。特開2005-301023号公報に記載の情報記録方法では、光記録媒体202又は光学ユニットを面内の2方向へ移動させて、トラック203に沿って情報の記録再生を行う。
特開2001-052340号公報及び特開2005-301023号公報に記載の情報記録方法では、光記録媒体の面内で記録再生を行う集光スポットの位置を変更する場合、トラックに垂直な方向については、集光スポットを目標位置へ高速かつ正確に移動させることが可能である。これは、トラック誤差信号を用いて横断するトラック数をカウントして目標位置までの移動量の検出を行い、トラック誤差信号を用いて目標位置に対するずれ量を検出してトラックサーボの引き込みを行うことにより、可能となっている。しかし、トラックに平行な方向については、目標位置までの移動量及び目標位置に対するずれ量を検出することができないため、集光スポットを目標位置へ高速かつ正確に移動させることが困難である。そのため、記録再生を行う集光スポットの位置を変更する際のアクセス時間が長くなるという課題があった。
本発明の目的は、光記録媒体の面内で記録再生を行う集光スポットの位置を変更する際のアクセス時間を短くすることができる光学的情報記録再生システムと、このシステムに用いる光記録媒体および光学的情報記録再生装置と、この装置に用いる光学ユニットと、このシステムを用いる光学的情報記録再生方法とを提供することにある。
本発明による光学的情報記録再生システムは、光記録媒体と、光学的情報記録再生装置とを具備する。ここで、光記録媒体は、ビームガイド層を有するものである。光学的情報記録再生装置は、光記録媒体を用いて情報を光学的に記録再生するものである。ビームガイド層は、第1~第4の領域群を具備する。ここで、第1~第4の領域群は、ビームガイド層の面内で互いに直交する第1及び第2の方向にそれぞれ第1及び第2の周期で離散的に配置されている。光学的情報記録再生装置は、光学ユニットと、位置誤差信号生成回路とを具備する。ここで、光学ユニットは、第1の光源から第1の光を出射し、第1の光をビームガイド層に集光して集光スポットを形成し、第1の光がビームガイド層で反射した第1の反射光を受光するものである。位置誤差信号生成回路は、第1の反射光に基づいて、集光スポットの、第1の領域群が含む複数の領域の一つに対する、第1及び第2の方向の位置ずれをそれぞれ表す第1及び第2の位置誤差信号を生成するものである。さらに、光学ユニットは、第1の光源と、対物レンズと、第1の光検出器と、集光スポット移動手段とを具備する。ここで、対物レンズは、集光スポットを形成するためのである。第1の光検出器は、第1の反射光を受光するためのものである。集光スポット移動手段は、集光スポットを光記録媒体に対して相対的に第1及び第2の方向へ移動するものである。光学的情報記録再生装置は、集光スポット移動手段駆動回路をさらに具備する。ここで、集光スポット移動手段駆動回路は、集光スポット移動手段を第1及び第2の位置誤差信号に基づいて駆動するものである。
本発明による光学的情報記録再生方法は、(a)第1の光を出射するステップと、(b)第1の光を光記録媒体のビームガイド層に集光して集光スポットを形成するステップと、(c)第1の光がビームガイド層で反射した第1の反射光を受光するステップと、(d)第1の反射光に基づいて、集光スポットの、第1の領域群が含む複数の領域の一つに対する、第1及び第2の方向の位置ずれをそれぞれ表す第1及び第2の位置誤差信号を生成するステップと、(e)第1及び第2の位置誤差信号に基づいて集光スポットを光記録媒体に対して相対的に第1及び第2の方向へ移動するステップとを具備する。
本発明による光学的情報記録再生システムと、このシステムに用いる光記録媒体および光学的情報記録再生装置と、この装置に用いる光学ユニットと、このシステムを用いる光学的情報記録再生方法との効果は、光記録媒体の面内で記録再生を行う集光スポットの位置を変更する際のアクセス時間を短くできることである。その理由は、面内の2方向について、位置誤差信号を用いて目標位置までの移動量及び目標位置に対するずれ量を検出することにより、集光スポットを目標位置へ高速かつ正確に移動させることが可能なためである。
添付図面を参照して、本発明による光学的情報記録再生システムと、このシステムに用いる光記録媒体および光学的情報記録再生装置と、この装置に用いる光学ユニットと、このシステムを用いる光学的情報記録再生方法とを実施するための形態を以下に説明する。
(第1の実施形態)
図3は、本発明による第1の実施形態における、光学的情報記録再生システムのブロック図である。
図3は、本発明による第1の実施形態における、光学的情報記録再生システムのブロック図である。
光学的情報記録再生システムは、光学的情報記録再生装置1と、光記録媒体3とを含む。光学的情報記録再生装置1は、光学ユニット2と、コントローラ50と、変調回路51と、記録信号生成回路52と、レーザ駆動回路53と、増幅回路54と、再生信号処理回路55と、復調回路56と、誤差信号生成回路59と、対物レンズ駆動回路60と、光偏向器駆動回路63と、ポジショナ61と、ポジショナ駆動回路62とを備える。
コントローラ50は、変調回路51からレーザ駆動回路53までの回路と、増幅回路54と、再生信号処理回路55から復調回路56までの回路と、誤差信号生成回路59と、対物レンズ駆動回路60と、光偏向器駆動回路63と、ポジショナ駆動回路62とのそれぞれに接続されている。
変調回路51と、記録信号生成回路52と、レーザ駆動回路53と、光学ユニット2とは、この順番に直列に接続されている。
光学ユニット2と、増幅回路54と、再生信号処理回路55と、復調回路56とは、この順番に直列に接続されている。
増幅回路54は、誤差信号生成回路59に接続されている。
誤差信号生成回路59は、対物レンズ駆動回路60と、光偏向器駆動回路63と、ポジショナ駆動回路62とのそれぞれに接続されている。
対物レンズ駆動回路60と、光偏向器駆動回路63とは、それぞれ、光学ユニット2に接続されている。
ポジショナ駆動回路62は、ポジショナ61に接続されている。
光記録媒体3はポジショナ61に搭載されている。
変調回路51からレーザ駆動回路53までの回路と、増幅回路54と、再生信号処理回路55から復調回路56までの回路と、誤差信号生成回路59と、対物レンズ駆動回路60と、光偏向器駆動回路63と、ポジショナ駆動回路62とは、いずれもコントローラ50により制御される。これらの回路の動作に関しては後述する。
図4は、本発明による第1の実施形態における光学ユニット2のブロック図である。
光学ユニット2は、レーザ光源4と、凸レンズ5と、ビームスプリッタ6と、光偏向器7と、対物レンズ8と、凸レンズ14と、ビームスプリッタ15と、光検出器16aと、光検出器16bとを備える。
レーザ光源4と、凸レンズ5と、ビームスプリッタ6の一方の光軸と、光偏向器7と、対物レンズ8と、光記録媒体3の任意の情報記録再生位置とは、同一の光軸上に配置されている。また、ビームスプリッタ6のもう一方の光軸と、凸レンズ14と、ビームスプリッタ15の一方の光軸と、光検出器16Aとは、同一の光軸上に配置されている。さらに、光検出器16bは、ビームスプリッタ15のもう一方の光軸の上に配置されている。
レーザ光源4は第1の光源に相当する。レーザ光源4から出射した光により、光記録媒体3に対して情報の記録再生が行われる。
光偏向器7は集光スポット移動手段に相当する。光偏向器7は図示しない2つの電極の間に電気光学結晶、液晶等を挟んだ構成であり、入射光を光軸に垂直な面内の2方向へ偏向可能である。対物レンズ8は図示しない1軸のアクチュエータに搭載されており、光軸方向へ移動可能である。
レーザ光源4から出射した光は、凸レンズ5を通って平行光になる。この平行光の一部は、ビームスプリッタ6を透過する。ビームスプリッタ6を透過した光は、光偏向器7を透過する。光偏向器7を透過した光は、対物レンズ8により光記録媒体3内に集光される。
光記録媒体3内に集光された光は、光記録媒体3内で反射される。光記録媒体3内で反射された光は、対物レンズ8を逆向きに通る。対物レンズ8を逆向きに通った光は、光偏向器7を透過する。光偏向器7を透過した光の一部がビームスプリッタ6で反射される。ビームスプリッタ6で反射された光は、凸レンズ14を透過する。凸レンズ14を透過した光は、ビームスプリッタ15へ入射する。ビームスプリッタ15へ入射した光の略半分はビームスプリッタ15を透過して光検出器16aの受光部で受光される。ビームスプリッタ15へ入射した光の略半分はビームスプリッタ15で反射されて光検出器16bの受光部で受光される。
図5は、本発明による第1の実施形態における光記録媒体3の断面図である。
光記録媒体3は、保護層17と、記録層19と、反射層30と、保護層20とを具備し、4つの層はこの順に積層されている。保護層17、20の材料としては、例えばガラスやプラスチックが用いられるが、これらに限定されない。記録層19の材料としては、例えば相変化材料や有機色素材料が用いられるが、これらに限定されない。反射層30の材料としては、例えば銀やアルミニウムが用いられるが、これらに限定されない。
記録層19及び反射層30は、対物レンズ8により光記録媒体3内に集光されるビーム21の焦点深度内に位置している。
図6は、保護層20の斜視図である。
図6のX軸方向、Y軸方向はそれぞれ第1、第2の方向に相当し、Z軸方向は光軸方向に相当する。保護層20の反射層30側の面には、位置誤差信号を検出するための凹凸構造が形成されている。
この凹凸構造は、それぞれ第1~第4の領域群に相当する領域群40~43により構成されている。領域群40~43は、X軸方向、Y軸方向にそれぞれ周期px、pyで離散的に配置された複数の領域から成る。周期px、pyはそれぞれ第1、第2の周期に相当する。領域群41は、領域群40に対してX軸方向に隣接し、領域群40に対してX軸方向にpx/2だけずらした位置であり、かつ、領域群40に対して深さdだけ深い位置に設けられている。領域群42は、領域群40に対してY軸方向に隣接し、領域群40に対してY軸方向にpy/2だけずらした位置であり、かつ、領域群40に対して深さdだけ深い位置に設けられている。領域群43は、領域群42、41に対してそれぞれX軸方向、Y軸方向に隣接し、領域群40に対してX軸方向、Y軸方向にそれぞれpx/2、py/2だけずらした位置であり、かつ、領域群40に対して深さ2dだけ深い位置に設けられている。深さd、2dはそれぞれ第1、第2の深さに相当する。
記録層19及び反射層30は、保護層20に形成されているものと同じ凹凸構造を有している。光記録媒体3においては、記録層19及び反射層30がビームガイド層に相当する。
図7、図8はそれぞれ、光検出器16a、16bの受光部の平面図である。
図7、図8の横方向、縦方向は、それぞれ図6のX軸方向、Y軸方向に対応している。
光検出器16aの受光部は、受光部28a~28hの8個に分割されており、受光部28a~28dは周辺部分、受光部28e~28hは中心部分に配置されている。光検出器16bの受光部は、受光部29a~29hの8個に分割されており、受光部29a~29dは周辺部分、受光部29e~29hは中心部分に配置されている。ここで、凸レンズ14から光検出器16aまでの距離は、凸レンズ14の焦点距離よりも長く設定されており、凸レンズ14から光検出器16bまでの距離は、凸レンズ14の焦点距離よりも短く設定されている。
図7、図8に点線で示されているのは、それぞれ光検出器16a上の光スポット31、光検出器16b上の光スポット32である。光スポット31の円弧で囲まれた領域33a、33b及び光スポット32の円弧で囲まれた領域35a、35bは、光記録媒体3からの反射光のうち、図6に示す凹凸構造によるX軸方向への±1次回折光と0次光とが重なって届く領域である。また、光スポット31の円弧で囲まれた領域34a、34b及び光スポット32の円弧で囲まれた領域36a、36bは、光記録媒体3からの反射光のうち、図6に示す凹凸構造によるY軸方向への±1次回折光と0次光とが重なって届く領域である。
対物レンズ8と光記録媒体3との距離の変化に伴い、光記録媒体3内の集光スポットにデフォーカスが生じた場合、光検出器16a上の光スポット31と光検出器16b上の光スポット32との大きさが変化する。対物レンズ8と光記録媒体3との距離が広がった場合、光検出器16a上の光スポット31の径は大きくなり、光検出器16b上の光スポット32の径は小さくなる。一方、対物レンズ8と光記録媒体3との距離が狭まった場合、光検出器16a上の光スポット31の径は小さくなり、光検出器16b上の光スポット32の径は大きくなる。
受光部28a~28hから出力される信号をそれぞれV1a~V1hとし、受光部29a~29hから出力される信号をそれぞれV2a~V2hとする。ただし、V1a~V1h、V2a~V2hのそれぞれは、具体的には、例えば電圧のように、加減算が可能な数値である。この時、集光スポットの光記録媒体3に対するフォーカス誤差信号FE1は、公知のスポットサイズ法により検出でき、以下の演算式で与えられる。なお、FE1も、具体的には加減算が可能な数値である。
(数1)
FE1= (V1a+V1b+V1c+V1d)
-(V1e+V1f+V1g+V1h)
-(V2a+V2b+V2c+V2d)
+(V2e+V2f+V2g+V2h)
FE1= (V1a+V1b+V1c+V1d)
-(V1e+V1f+V1g+V1h)
-(V2a+V2b+V2c+V2d)
+(V2e+V2f+V2g+V2h)
また、集光スポットの、領域群40が含む複数の領域の一つに対する、X軸方向の位置ずれを表す位置誤差信号PEX1と、Y軸方向の位置ずれを表す位置誤差信号PEY1とは、公知のプッシュプル法を2次元に拡張した方法により検出でき、それぞれ以下の演算式で与えられる。なお、PEX1とPEY1も、具体的には加減算が可能な数値である。
(数2)
PEX1= (V1a+V1c+V1e+V1g)
-(V1b+V1d+V1f+V1h)
+(V2a+V2c+V2e+V2g)
-(V2b+V2d+V2f+V2h)
PEX1= (V1a+V1c+V1e+V1g)
-(V1b+V1d+V1f+V1h)
+(V2a+V2c+V2e+V2g)
-(V2b+V2d+V2f+V2h)
(数3)
PEY1= (V1c+V1d+V1g+V1h)
-(V1a+V1b+V1e+V1f)
+(V2a+V2b+V2e+V2f)
-(V2c+V2d+V2g+V2h)
PEY1= (V1c+V1d+V1g+V1h)
-(V1a+V1b+V1e+V1f)
+(V2a+V2b+V2e+V2f)
-(V2c+V2d+V2g+V2h)
ここで、位置誤差信号PEX1、PEY1はそれぞれ第1、第2の位置誤差信号に相当する。
また、光記録媒体3からの再生信号は、以下の演算式で与えられる和信号SUM1の高周波成分から得られる。なお、SUM1も、具体的には加減算が可能な数値である。
(数4)
SUM1= V1a+V1b+V1c+V1d
+V1e+V1f+V1g+V1h
+V2a+V2b+V2c+V2d
+V2e+V2f+V2g+V2h
SUM1= V1a+V1b+V1c+V1d
+V1e+V1f+V1g+V1h
+V2a+V2b+V2c+V2d
+V2e+V2f+V2g+V2h
図9は、領域群40が含む複数の領域の一つに対する集光スポットの位置と位置誤差信号PEX1との関係を計算したグラフである。
このグラフの横軸は、領域群40が含む複数の領域のうち、一つの中心を基準とした時の、X軸方向の集光スポットの位置である。このグラフの縦軸は、和信号SUM1で規格化した位置誤差信号PEX1である。また、領域群40が含む複数の領域のうち、一つの中心を基準とした時の、Y軸方向の集光スポットの位置を-1μmから1μmまで0.125μm間隔で変化させた時のグラフを重ねて示している。
計算条件は、次のとおりである。レーザ光源4の波長は、405nmである。対物レンズ8の開口数は、0.3である。周期px及びpyは、それぞれ2μmである。領域群40が含む複数の領域のそれぞれにおいて、X軸方向及びY軸方向の幅は、いずれも1μmである。それぞれの領域において、隣接する領域との高低差dは、0.127λ/n(但し、λはレーザ光源4から出射する光の波長、nは保護層17の屈折率)である。
位置誤差信号PEX1の振幅は、Y軸方向の集光スポットの位置が±0.5μmの時に最小となり、Y軸方向の集光スポットの位置が0μm、±1μmの時に最大となる。しかし、Y軸方向の集光スポットの位置による位置誤差信号PEX1の振幅の変化量は、最大値に対して18%と小さい。すなわち、Y軸方向の集光スポットの位置によらず、X軸方向の集光スポットの位置ずれを検出することができる。
また、領域群40が含む複数の領域の一つに対する集光スポットの位置と位置誤差信号PEY1との関係は、図9に示すものと同じである。すなわち、X軸方向の集光スポットの位置によらず、Y軸方向の集光スポットの位置ずれを検出することができる。
以上より、X軸方向の集光スポットの位置ずれとY軸方向の集光スポットの位置ずれとを独立に検出することができる。従って、集光スポットの目標位置へのX軸方向及びY軸方向の移動を同時に行うことができ、アクセス時間をさらに短くすることができる。
次に、図3に示す光学的情報記録再生装置1の回路の動作について説明する。
レーザ駆動回路53は第1の光源駆動回路に相当する。誤差信号生成回路59は位置誤差信号検出回路に相当する。ポジショナ61は集光スポット移動手段に相当する。光偏向器駆動回路63及びポジショナ駆動回路62は集光スポット移動手段駆動回路に相当する。
変調回路51は、光記録媒体3への情報の記録時に、記録データとして外部から入力された信号を変調規則に従って変調する。記録信号生成回路52は、変調回路51で変調された信号に基づいて、光学ユニット2内のレーザ光源4を駆動するための記録信号を生成する。レーザ駆動回路53は、光記録媒体3への情報の記録時には、記録信号生成回路52で生成された記録信号に基づいて、レーザ光源4へ記録信号に応じた電流を供給してレーザ光源4を駆動する。また、レーザ駆動回路53は、光記録媒体3からの情報の再生時には、レーザ光源4からの出射光のパワーが一定になるように、レーザ光源4へ一定の電流を供給してレーザ光源4を駆動する。
増幅回路54は、光記録媒体3への情報の記録時及び光記録媒体3からの情報の再生時に、光学ユニット2内の光検出器16a、16bの各受光部から出力される電圧信号を増幅する。
再生信号処理回路55は、光記録媒体3からの情報の再生時に、増幅回路54で増幅された電圧信号に基づいて、再生信号の生成、波形等化、2値化を行う。復調回路56は、再生信号処理回路55で2値化された信号を復調規則に従って復調し、再生データとして外部へ出力する。
誤差信号生成回路59は、光記録媒体3への情報の記録時及び光記録媒体3からの情報の再生時に、増幅回路54で増幅された電圧信号に基づいて、フォーカス誤差信号FE1を生成する。フォーカス誤差信号FE1は、光学ユニット2内の対物レンズ8を駆動するためのものである。誤差信号生成回路59は、同様に、光学ユニット2内の光偏向器7を駆動するための位置誤差信号PEX1及び位置誤差信号PEY1を生成する。
対物レンズ駆動回路60は、対物レンズ8が搭載されているアクチュエータへ、フォーカス誤差信号FE1に応じた電流を供給する。これは、集光スポットにデフォーカスが生じないように、対物レンズ8を光軸方向へ駆動するためである。
誤差信号生成回路59で生成された、位置誤差信号PEX1及び位置誤差信号PEY1は、光偏向器駆動回路63に送られる。光偏向器駆動回路63は、位置誤差信号PEX1及び位置誤差信号PEY1に応じた電圧を光偏向器7の電極へ供給する。これは、集光スポットが、領域群40が含む複数の領域の内、任意の領域の中心に位置するように、入射光をX軸方向及びY軸方向へ偏向するためである。
ポジショナ駆動回路62は、光記録媒体3の面内で集光スポットの位置を変更する際に、光記録媒体3をX軸方向及びY軸方向へ移動させるために、ポジショナ61を駆動する。ポジショナ駆動回路62は、この動作を、位置誤差信号PEX1及び位置誤差信号PEY1に基づいて、目標位置までのX軸方向及びY軸方向の移動量を検出しながら行う。
(第2の実施形態)
図10は、本発明による第2の実施形態における、光学的情報記録再生システムのブロック図である。
図10は、本発明による第2の実施形態における、光学的情報記録再生システムのブロック図である。
光学的情報記録再生装置98は、3次元記録再生用の光学的情報記録再生装置である。
光学的情報記録再生装置98は、光学ユニット100と、コントローラ150と、変調回路151と、記録信号生成回路152と、レーザ駆動回路153と、増幅回路154と、再生信号処理回路155と、復調回路156と、シャッタ駆動回路167と、レーザ駆動回路157と、増幅回路158と、誤差信号生成回路159と、対物レンズ駆動回路160と、光偏向器駆動回路168と、増幅回路161と、誤差信号生成回路162と、対物レンズ駆動回路163と、光偏向器駆動回路169と、リレーレンズ駆動回路166と、ポジショナ164と、ポジショナ駆動回路165とを備える。
コントローラ150は、変調回路151からレーザ駆動回路153までの回路、増幅回路154から復調回路156までの回路、シャッタ駆動回路167、レーザ駆動回路157、増幅回路158から誤差信号生成回路159までの回路、対物レンズ駆動回路160、光偏向器駆動回路168、増幅回路161から誤差信号生成回路162までの回路、対物レンズ駆動回路163、光偏向器駆動回路169、リレーレンズ駆動回路166、ポジショナ駆動回路165に接続されている。
変調回路151と、記録信号生成回路152と、レーザ駆動回路153と、光学ユニット100とは、この順番に直列に接続されている。
光学ユニット100と、増幅回路154と、再生信号処理回路155と、復調回路156とは、この順番に直列に接続されている。
光学ユニット100と、増幅回路158と、誤差信号生成回路159とは、この順番に直列に接続されている。
光学ユニット100と、増幅回路161と、誤差信号生成回路162とは、この順番に直列に接続されている。
シャッタ駆動回路167と、レーザ駆動回路157と、対物レンズ駆動回路160と、光偏向器駆動回路168と、対物レンズ駆動回路163と、光偏向器駆動回路169と、リレーレンズ駆動回路166とは、それぞれ、光学ユニット100に接続されている。
誤差信号生成回路159は、対物レンズ駆動回路160と、光偏向器駆動回路168と、ポジショナ駆動回路165とに接続されている。
誤差信号生成回路162は、対物レンズ駆動回路163と、光偏向器駆動回路169と、リレーレンズ駆動回路166とに接続されている。
光記録媒体99はポジショナ164に搭載されている。
変調回路151からレーザ駆動回路153までの回路、増幅回路154から復調回路156までの回路、シャッタ駆動回路167、レーザ駆動回路157、増幅回路158から誤差信号生成回路159までの回路、対物レンズ駆動回路160、光偏向器駆動回路168、増幅回路161から誤差信号生成回路162までの回路、対物レンズ駆動回路163、光偏向器駆動回路169、リレーレンズ駆動回路166、ポジショナ駆動回路165は、いずれもコントローラ150により制御される。これらの回路の動作に関しては後述する。
図11は、本発明による第2の実施形態における、光学ユニット100のブロック図である。
光学ユニット100は、レーザ光源101と、凹レンズ138と、凸レンズ102と、λ/4板123と、偏光ビームスプリッタ103と、λ/2板106と、偏光ビームスプリッタ104と、ミラー105と、凸レンズ107と、凸レンズ108と、ダイクロイックミラー109と、光偏向器143と、λ/4板110と、対物レンズ111と、ミラー112と、シャッタ113と、偏光ビームスプリッタ114と、ミラー115と、凸レンズ116と、凸レンズ117と、ミラー118と、光偏向器144と、λ/4板119と、対物レンズ120と、凸レンズ121と、光検出器122と、円筒レンズ133と、凸レンズ124と、光検出器125と、レーザ光源126と、凸レンズ127と、ビームスプリッタ128と、凸レンズ129と、ビームスプリッタ130と、光検出器131と、光検出器132とを備える。
レーザ光源101と、凹レンズ138と、凸レンズ102と、λ/4板123と、偏光ビームスプリッタ103の一方の光軸とは、第1の光軸の上に配置されている。
偏光ビームスプリッタ103の一方の光軸と、λ/2板106と、偏光ビームスプリッタ104の一方の光軸とは、第2の光軸の上に配置されている。
対物レンズ120と、凸レンズ121と、偏光ビームスプリッタ104のもう一方の光軸とは、第3の光軸の上に配置されている。
凸レンズ107と、凸レンズ108と、ダイクロイックミラー109の一方の光軸とは、第4の光軸の上に配置されている。
第2の光軸と、第4の光軸とは、ミラー105の反射によって接続されている。
レーザ光源126と、凸レンズ127と、ビームスプリッタ128の一方の光軸と、ダイクロイックミラー109のもう一方の光軸と、光偏向器143と、λ/4板110と、対物レンズ111と、光記録媒体99の任意の情報記録再生位置と、対物レンズ120と、λ/4板119と、光偏向器144とは、第5の光軸の上に配置されている。
ビームスプリッタ128のもう一方の光軸と、凸レンズ129と、ビームスプリッタ130の一方の光軸と、光検出器131とは、第6の光軸の上に配置されている。
光検出器132は、ビームスプリッタ130の、もう一方の光軸の上に配置されている。
凸レンズ116と、凸レンズ117とは、第7の光軸の上に配置されている。
第5の光軸と、第7の光軸とは、ミラー118の反射によって接続されている。
シャッタ113と、偏光ビームスプリッタ114の一方の光軸とは、第8の光軸の上に配置されている。
第1の光軸と、第8の光軸とは、ミラー112の反射によって接続されている。また、第7の光軸と、第8の光軸とは、ミラー115の反射によって接続されている。
偏光ビームスプリッタ114のもう一方の光軸と、円筒レンズ133と、凸レンズ124と、光検出器125とは、第9の光軸の上に配置されている。
レーザ光源126、101はそれぞれ第1、第2の光源に相当する。レーザ光源126から出射する光の波長と、レーザ光源101から出射する光の波長とは互いに異なる。レーザ光源101から出射した光により、光記録媒体99に対して情報の記録再生が行われる。
シャッタ113は、入射光を通過させるか遮断するかを切り替え可能である。
ダイクロイックミラー109は、レーザ光源126から出射する光と同じ波長の光を透過させ、レーザ光源101から出射する光と同じ波長の光を反射する。
光偏向器143、144は集光スポット移動手段に相当する。光偏向器143、144は図示しない2つの電極の間に電気光学結晶、液晶等を挟んだ構成であり、入射光を光軸に垂直な面内の2方向へ偏向可能である。対物レンズ111、120は図示しない1軸のアクチュエータに搭載されており、光軸方向へ移動可能である。凸レンズ108、117は図示しない1軸のアクチュエータに搭載されており、光軸方向へ移動可能である。
レーザ光源101から出射した光は、凹レンズ138、凸レンズ102により構成されるエキスパンダレンズ系を透過してビーム径が拡大される。エキスパンダレンズ系を透過した光は、λ/4板123を透過して直線偏光から円偏光へ変換される。円偏光へ変換された光のうち、約50%が偏光ビームスプリッタ103でS偏光成分として反射される。円偏光へ変換された光のうち、約50%が偏光ビームスプリッタ103をP偏光成分として透過する。
光記録媒体99への情報の記録時には、シャッタ113は入射光を通過させる。
このとき、偏光ビームスプリッタ103で反射された光は、λ/2板106を透過して偏光方向が90°変化する。λ/2板106を透過した光は、偏光ビームスプリッタ104へP偏光として入射してほぼ100%が透過する。偏光ビームスプリッタ104を透過した光は、ミラー105で反射される。ミラー105で反射された光は、凸レンズ107、108により構成されるリレーレンズ系を透過する。リレーレンズ系を透過した光は、ダイクロイックミラー109で反射される。ダイクロイックミラー109で反射された光は、光偏向器143を透過する。光偏向器143を透過した光は、λ/4板110を透過して直線偏光から円偏光へ変換される。λ/4板110を透過した光は、対物レンズ111により光記録媒体99内に集光される。
光記録媒体99内に集光された光は、光記録媒体99を透過する。光記録媒体99を透過した光は、対物レンズ120を逆向きに通る。対物レンズ120を逆向きに通った光は、λ/4板119を透過して円偏光から直線偏光へ変換される。λ/4板119を透過した光は、光偏向器144を透過する。光偏向器144を透過した光は、ミラー118で反射される。ミラー118で反射された光は、凸レンズ117、116により構成されるリレーレンズ系を透過する。リレーレンズ系を透過した光は、ミラー115で反射される。ミラー115で反射された光は、偏光ビームスプリッタ114へS偏光として入射してほぼ100%が反射される。偏光ビームスプリッタ114で反射された光は、円筒レンズ133で非点収差が与えられる。円筒レンズ133を通った光は、凸レンズ124により光検出器125の受光部上に集光される。
一方、偏光ビームスプリッタ103を透過した光は、ミラー112で反射される。ミラー112で反射された光は、シャッタ113を通過する。シャッタ113を通過した光は、偏光ビームスプリッタ114へP偏光として入射してほぼ100%が透過する。変更ビームスプリッタ114を透過した光は、ミラー115で反射される。ミラー115で反射された光は、凸レンズ116、117により構成されるリレーレンズ系を透過する。リレーレンズ系を透過した光は、ミラー118で反射される。ミラー118で反射された光は、光偏向器144を透過する。光偏向器144を透過した光は、λ/4板119を透過して直線偏光から円偏光へ変換される。λ/4板119を透過した光は、対物レンズ120により光記録媒体99内に集光される。
偏光ビームスプリッタ103で反射された光と、偏光ビームスプリッタ103を透過した光とは、光記録媒体99内の同一の位置に集光されて干渉し、集光位置に微小な回折格子のパタンが形成される。
これに対し、光記録媒体99からの情報の再生時には、シャッタ113は入射光を遮断する。
このとき、偏光ビームスプリッタ103で反射された光は光記録媒体99内に集光される。光記録媒体99内に集光された光は、光記録媒体99内の集光位置に形成された回折格子のパタンで一部が反射される。光記録媒体99内で反射された光は、対物レンズ111を逆向きに通る。対物レンズ111を逆向きに通った光は、λ/4板110を透過して円偏光から直線偏光へ変換される。直線偏光に変換された光は、光偏向器143を透過する。光偏向器143を透過した光は、ダイクロイックミラー109で反射される。ダイクロイックミラー109で判射された光は、凸レンズ108、107により構成されるリレーレンズ系を透過する。リレーレンズ系を透過した光は、ミラー105で反射される。ミラー105で反射された光は、偏光ビームスプリッタ104へS偏光として入射してほぼ100%が反射される。偏光ビームスプリッタ104で反射された光は、凸レンズ121により光検出器122の受光部上に集光される。
一方、偏光ビームスプリッタ103を透過した光は光記録媒体99へ向かわない。
ここで、回折格子のパタンはビットデータの情報を有している。偏光ビームスプリッタ103で反射された光及び偏光ビームスプリッタ103を透過した光の集光位置を光記録媒体99の厚さ方向へ移動させる。このように、光記録媒体99の面内だけでなく厚さ方向へも多層に回折格子のパタンを形成することにより、3次元記録再生を行うことができる。
さらに、レーザ光源126から出射した光は、凸レンズ127を通って平行光となる。凸レンズ127を通った光の一部は、ビームスプリッタ128を透過する。ビームスプリッタ128を透過した光は、ダイクロイックミラー109を透過する。ダイクロイックミラー109を透過した光は、光偏向器143を透過する。光偏向器143を透過した光は、λ/4板110を透過する。λ/4板110を透過した光は、対物レンズ111により光記録媒体99内に集光される。
光記録媒体99内に集光された光は、光記録媒体99内で反射される。光記録媒体99内で反射された光は、対物レンズ111を逆向きに透過する。対物レンズ111を透過した光は、λ/4板110を透過する。λ/4板110を透過した光は、光偏向器143を透過する。光偏向器143を透過した光は、ダイクロイックミラー109を透過する。ダイクロイックミラー109を透過した光の一部は、ビームスプリッタ128で反射される。ビームスプリッタ128で反射された光は、凸レンズ129を透過する。凸レンズ129を透過した光は、ビームスプリッタ130へ入射する。ビームスプリッタ130へ入射した光の略半分はビームスプリッタ130を透過して光検出器131の受光部で受光される。ビームスプリッタ130へ入射した光の残る略半分はビームスプリッタ130で反射されて光検出器132の受光部で受光される。
図12は、本発明による第2の実施形態における、光記録媒体99の断面図である。
光記録媒体99は、保護層139と、波長選択層140と、記録層141と、保護層142とを具備し、4つの層はこの順に積層されている。保護層139、142の材料としては、例えばガラスやプラスチックが用いられるが、これらに限定されない。波長選択層140の材料としては、例えば誘電体多層膜等が用いられるが、これらに限定されない。記録層141の材料としては、例えばフォトポリマ等が用いられるが、これらに限定されない。
波長選択層140は、レーザ光源101から出射する光と同じ波長の光を透過させ、レーザ光源126から出射する光と同じ波長の光を反射する。
ビーム134、135は、レーザ光源101から出射し、それぞれ偏光ビームスプリッタ103で反射された光、偏光ビームスプリッタ103を透過した光であり、対物レンズ111、120により記録層141内の同一の位置に集光される。
ビーム145は、レーザ光源126から出射した光であり、対物レンズ111により波長選択層140上に集光される。
保護層139は図6に示すものと同じである。保護層139の波長選択層140側の面には、位置誤差信号を検出するための凹凸構造が形成されている。
波長選択層140は、保護層139に形成されているものと同じ凹凸構造を有している。光記録媒体99においては、波長選択層140がビームガイド層に相当する。
光検出器131、132の受光部は、それぞれ図7、図8に示すものと同じである。
光学ユニット100は、第1の実施形態の光学ユニット2と同様に、ビーム145の集光スポットの光記録媒体99に対するフォーカス誤差信号FE1を検出することができる。また、ビーム145の集光スポットの、領域群40が含む複数の領域の一つに対する位置誤差信号PEX1、PEY1を検出することができる。
領域群40が含む複数の領域の一つに対するビーム145の集光スポットの位置と位置誤差信号PEX1、PEYとの関係は、図9に示すものと同じである。光学ユニット100は、第1の実施形態の光学ユニット2と同様に、ビーム145の、X軸方向における集光スポットの位置ずれと、Y軸方向における集光スポットの位置ずれとを、独立に検出することができる。従って、ビーム145の集光スポットの目標位置へのX軸方向及びY軸方向の移動を同時に行うことができ、アクセス時間をさらに短くすることができる。
図13は、光検出器125の受光部の平面図である。
図13の横方向、縦方向は、それぞれ図6のX軸方向、Y軸方向に対応している。
光検出器125の受光部は、受光部136a~136dの4個に分割されている。ここで、光検出器125は、円筒レンズ133と凸レンズ124とにより形成される2つの焦線の中間に設けられている。
図13に点線で示されているのは、光検出器125上の光スポット137である。
光記録媒体99内のビーム134の集光スポットと、ビーム135の集光スポットとの間に、光軸方向の位置ずれが生じた場合、光検出器125上の光スポット137の形状が変化する。この、光軸方向の位置ずれは、対物レンズ111と対物レンズ120との間隔の変化に伴って発生する。また、この、光軸方向の位置ずれは、凸レンズ107と凸レンズ108との間隔の変化に伴って発生する。また、この、光軸方向の位置ずれは、凸レンズ116と凸レンズ117との間隔の変化に伴って発生する。
また、光記録媒体99内のビーム134の集光スポットと、ビーム135の集光スポットとの間に、X軸方向又はY軸方向の位置ずれが生じた場合、光検出器125上の光スポット137はそれぞれ縦方向又は横方向へ移動する。これは、円筒レンズ133の作用によるものである。なお、この、X軸方向又はY軸方向の位置ずれは、対物レンズ111と対物レンズ120とのディセンタ、あるいは凸レンズ107と凸レンズ108とのディセンタに伴って発生する。また、この、X軸方向又はY軸方向の位置ずれは、凸レンズ116と凸レンズ117とのディセンタに伴って発生する。
受光部136a~136dから出力される信号をそれぞれV3a~V3dとする。ただし、V3a~V3dのそれぞれは、具体的には、例えば電圧のように、加減算が可能な数値である。この時、ビーム134の集光スポットに対するビーム135の集光スポットの、光軸方向の位置ずれを表す相対フォーカス信号FE2は、公知の非点収差法により検出でき、以下の演算式で与えられる。なお、FE2も、具体的には加減算が可能な数値である。
(数5)
FE2= (V3a-V3b-V3c+V3d)
FE2= (V3a-V3b-V3c+V3d)
また、ビーム134の集光スポットに対するビーム135の集光スポットの、X軸方向の位置ずれを表す相対位置誤差信号PEX2と、Y軸方向の位置ずれを表す相対位置誤差信号PEY2とは、それぞれ以下の演算式で与えられる。なお、PEX2とPEY2も、具体的には加減算が可能な数値である。
(数6)
PEX2= (V3a+V3b-V3c-V3d)
PEX2= (V3a+V3b-V3c-V3d)
(数7)
PEY2= (V3a-V3b+V3c-V3d)
PEY2= (V3a-V3b+V3c-V3d)
次に、図10に示す光学的情報記録再生装置98の回路の動作について説明する。
レーザ駆動回路153は第2の光源駆動回路に相当する。レーザ駆動回路157は第1の光源駆動回路に相当する。誤差信号生成回路159は位置誤差信号検出回路に相当する。ポジショナ164は集光スポット移動手段に相当する。光偏向器駆動回路168及びポジショナ駆動回路165は集光スポット移動手段駆動回路に相当する。
変調回路151は、光記録媒体99への情報の記録時に、記録データとして外部から入力された信号を変調規則に従って変調する。記録信号生成回路152は、変調回路151で変調された信号に基づいて、光学ユニット100内のレーザ光源101を駆動するための記録信号を生成する。レーザ駆動回路153は、光記録媒体99への情報の記録時には、記録信号生成回路152で生成された記録信号に基づいて、レーザ光源101へ記録信号に応じた電流を供給してレーザ光源101を駆動する。また、レーザ駆動回路153は、光記録媒体99からの情報の再生時には、レーザ光源101からの出射光のパワーが一定になるように、レーザ光源101へ一定の電流を供給してレーザ光源101を駆動する。
増幅回路154は、光記録媒体99からの情報の再生時に、光学ユニット100内の光検出器122の受光部から出力される電圧信号を増幅する。再生信号処理回路155は、増幅回路154で増幅された電圧信号に基づいて、再生信号の生成、波形等化、2値化を行う。復調回路156は、再生信号処理回路155で2値化された信号を復調規則に従って復調し、再生データとして外部へ出力する。
シャッタ駆動回路167は、光記録媒体99への情報の記録時には、光学ユニット100内のシャッタ113が入射光を通過させる。また、シャッタ駆動回路167は、光記録媒体99からの情報の再生時には、シャッタ113が入射光を遮断するように、図示しないモータによりシャッタ113を駆動する。
レーザ駆動回路157は、光記録媒体99への情報の記録時及び光記録媒体99からの情報の再生時に、光学ユニット100内のレーザ光源126からの出射光のパワーが一定になるように、レーザ光源126へ一定の電流を供給してレーザ光源126を駆動する。
増幅回路158は、光記録媒体99への情報の記録時及び光記録媒体99からの情報の再生時に、光学ユニット100内の光検出器131、132の各受光部から出力される電圧信号を増幅する。誤差信号生成回路159は、増幅回路158で増幅された電圧信号に基づいて、フォーカス誤差信号FE1ならびに位置誤差信号PEX1及び位置誤差信号PEY1を生成する。なお、フォーカス誤差信号FE1は、光学ユニット100内の対物レンズ111を駆動するためのものである。また、位置誤差信号PEX1及び位置誤差信号PEY1は、光学ユニット100内の光偏向器143を駆動するためのものである。
対物レンズ駆動回路160は、誤差信号生成回路159で生成されたフォーカス誤差信号FE1を入力する。対物レンズ駆動回路160は、対物レンズ111が搭載されているアクチュエータへフォーカス誤差信号FE1に応じた電流を供給する。こうすることで、対物レンズ駆動回路160は、ビーム145の集光スポットにデフォーカスが生じないように、対物レンズ111を光軸方向へ駆動する。
誤差信号生成回路159で生成された、位置誤差信号PEX1及び位置誤差信号PEY1は、光偏向器駆動回路168に送られる。光偏向器駆動回路168は、位置誤差信号PEX1及び位置誤差信号PEY1に応じた電圧を光偏向器143の電極へ供給する。これは、ビーム145の集光スポットが、領域群40が含む複数の領域の内、任意の領域の中心に位置するように、入射光をX軸方向及びY軸方向へ偏向するためである。
増幅回路161は、光記録媒体99への情報の記録時に、光学ユニット100内の光検出器125の各受光部から出力される電圧信号を増幅する。誤差信号生成回路162は、増幅回路161で増幅された電圧信号に基づいて、相対フォーカス誤差信号FE2、ならびに相対位置誤差信号PEX2及び相対位置誤差信号PEY2を生成する。ここで、相対フォーカス誤差信号FE2は、光学ユニット100内の対物レンズ120及び凸レンズ117を駆動するためのものである。相対位置誤差信号PEX2及び相対位置誤差信号PEY2は、光学ユニット100内の光偏向器144を駆動するためのものである。
対物レンズ駆動回路163は、誤差信号生成回路162で生成された相対フォーカス誤差信号FE2に基づいて、対物レンズ120が搭載されているアクチュエータへ相対フォーカス誤差信号FE2に応じた電流を供給する。これは、光記録媒体99内のビーム134の集光スポットとビーム135の集光スポットとの光軸方向の位置が一致するように、対物レンズ120を光軸方向へ駆動するためである。
誤差信号生成回路162で生成された相対位置誤差信号PEX2及び相対位置誤差信号PEY2は、光偏向器駆動回路169に送られる。光偏向器駆動回路169は、光偏向器144の電極へ、相対位置誤差信号PEX2及び相対位置誤差信号PEY2に応じた電圧を供給する。これは、光記録媒体99内のビーム134の集光スポットとビーム135の集光スポットとのX軸方向及びY軸方向の位置が一致するように、入射光をX軸方向及びY軸方向へ偏向するためである。
リレーレンズ駆動回路166は、光記録媒体99の厚さ方向にビーム134の集光スポットの位置を変更する際に、光学ユニット100内の凸レンズ108が搭載されているアクチュエータへ目標位置までの厚さ方向の移動量に応じた電流を供給する。このようにして、リレーレンズ駆動回路166は、リレーレンズ系を構成する凸レンズ107と凸レンズ108との間隔を変化させる。
また、誤差信号生成回路162で生成された相対フォーカス誤差信号FE2は、リレーレンズ駆動回路166に送られる。リレーレンズ駆動回路166は、光学ユニット100内の凸レンズ117が搭載されているアクチュエータへ相対フォーカス誤差信号FE2に応じた電流を供給する。これは、光記録媒体99内のビーム134の集光スポットとビーム135の集光スポットとの光軸方向の位置が一致するように、リレーレンズ系を構成する凸レンズ116と凸レンズ117との間隔を変化させるためである。
ポジショナ駆動回路165は、光記録媒体99の面内でビーム145の集光スポットの位置を変更する際に、ポジショナ164により光記録媒体99をX軸方向及びY軸方向へ移動させる。ポジショナ駆動回路165は、この移動を、誤差信号生成回路159で生成された位置誤差信号PEX1及び位置誤差信号PEY1に基づいて、目標位置までのX軸方向及びY軸方向の移動量を検出しながら行う。
以上、実施の形態を参照して本願発明を発明したが、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、本願の基礎出願である特願2008-149135号の内容は、この出願番号の開示により本願に組み込まれるものとする。
Claims (10)
- ビームガイド層を有する光記録媒体と、
前記光記録媒体を用いて情報を光学的に記録再生する光学的情報記録再生装置と
を具備し、
前記ビームガイド層は、
前記ビームガイド層の面内で互いに直交する第1及び第2の方向にそれぞれ第1及び第2の周期で離散的に配置された第1~第4の領域群
を具備し、
前記光学的情報記録再生装置は、
第1の光源から第1の光を出射し、前記第1の光を前記ビームガイド層に集光して集光スポットを形成し、前記第1の光が前記ビームガイド層で反射した第1の反射光を受光する光学ユニットと、
前記第1の反射光に基づいて、前記集光スポットの、前記第1の領域群が含む複数の領域の一つに対する、前記第1及び第2の方向の位置ずれをそれぞれ表す第1及び第2の位置誤差信号を生成する位置誤差信号生成回路と
を具備し、
前記光学ユニットは、
前記第1の光源と、
前記集光スポットを形成するための対物レンズと、
前記第1の反射光を受光するための第1の光検出器と、
前記集光スポットを前記光記録媒体に対して相対的に前記第1及び第2の方向へ移動する集光スポット移動手段と
を具備し、
前記光学的情報記録再生装置は、
前記集光スポット移動手段を前記第1及び第2の位置誤差信号に基づいて駆動する集光スポット移動手段駆動回路
をさらに具備する
光学的情報記録再生システム。 - 請求の範囲1に記載の光学的情報記録再生システムにおいて、
前記第2の領域群は、前記第1の領域群に対して前記第1の方向に隣接し、前記第1の領域群に対して前記第1の方向に前記第1の周期の半分だけずらした位置であり、かつ、前記第1の領域群に対して第1の深さだけ深い位置に設けられており、
前記第3の領域群は、前記第1の領域群に対して前記第2の方向に隣接し、前記第1の領域群に対して前記第2の方向に前記第2の周期の半分だけずらした位置であり、かつ、前記第1の領域群に対して前記第1の深さだけ深い位置に設けられており、
前記第4の領域群は、前記第3の領域群及び前記第2の領域群に対してそれぞれ前記第1の方向及び前記第2の方向に隣接し、前記第1の領域群に対して前記第1の方向及び前記第2の方向にそれぞれ前記第1の周期の半分及び前記第2の周期の半分だけずらした位置であり、かつ、前記第1の領域群に対して前記第1の深さの2倍である第2の深さだけ深い位置に設けられている
光学的情報記録再生システム。 - 請求の範囲1または2に記載の光学的情報記録再生システムにおいて、
前記ビームガイド層は、
情報を記録するための記録層
を具備し、
前記光学的情報記録再生装置は、
前記第1の光で前記記録層に情報を記録するために、記録信号に基づいて前記第1の光源を駆動する第1の光源駆動回路と、
前記第1の反射光から前記記録層に記録された情報を再生するための再生回路と
をさらに具備する
光学的情報記録再生システム。 - 請求の範囲1または2に記載の光学的情報記録再生システムにおいて、
前記光記録媒体は、
情報を記録するための記録層
をさらに具備し、
前記光学ユニットは、
第2の光を出射する第2の光源と、
前記第2の光が前記記録層で反射した第2の反射光を受光する第2の光検出器と、
をさらに具備し、
前記光学的情報記録再生装置は、
前記第2の光で前記記録層に情報を記録するために、記録信号に基づいて前記第2の光源を駆動する第2の光源駆動回路と、
前記第2の反射光から前記記録層に記録された情報を再生するための再生回路と
をさらに具備する
光学的情報記録再生システム。 - 請求の範囲1~4のいずれかに記載の光学的情報記録再生システムにおける
光記録媒体。 - 請求の範囲1~4のいずれかに記載の光学的情報記録再生システムにおける
光学的情報記録再生装置。 - 請求の範囲1~4のいずれかに記載の光学的情報記録再生システムにおける
光学ユニット。 - (a)第1の光を出射するステップと、
(b)前記第1の光を光記録媒体のビームガイド層に集光して集光スポットを形成するステップと、
(c)前記第1の光が前記ビームガイド層で反射した第1の反射光を受光するステップと、
(d)前記第1の反射光に基づいて、前記集光スポットの、前記第1の領域群が含む複数の領域の一つに対する、前記第1及び第2の方向の位置ずれをそれぞれ表す第1及び第2の位置誤差信号を生成するステップと、
(e)前記第1及び第2の位置誤差信号に基づいて前記集光スポットを前記光記録媒体に対して相対的に前記第1及び第2の方向へ移動するステップと
を具備する
光学的情報記録再生方法。 - 請求の範囲8に記載の光学的情報記録再生方法において、
(f)前記第1の光を出射する第1の光源を、記録信号に基づいて駆動するステップと、
(g)前記ビームガイド層が具備する記録層に前記第1の光で情報を記録するステップと、
(h)前記第1の反射光から前記記録層に記録された情報を再生するステップと
をさらに具備する
光学的情報記録再生方法。 - 請求の範囲8に記載の光学的情報記録再生方法において、
(i)前記光記録媒体が具備する記録層に情報を記録するための第2の光を出射する第2の光源を記録信号に基づいて駆動するステップと、
(j)前記第2の光を出射するステップと、
(k)前記記録層に前記第1の光で情報を記録するステップと、
(l)前記第2の光が前記記録層で反射した第2の反射光を受光するステップと、
(m)前記第2の反射光から前記記録層に記録された情報を再生するステップと
をさらに具備する
光学的情報記録再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010515861A JPWO2009148020A1 (ja) | 2008-06-06 | 2009-06-01 | 光学的情報記録再生システム |
Applications Claiming Priority (2)
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JP2008-149135 | 2008-06-06 | ||
JP2008149135 | 2008-06-06 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
WO2009148020A1 true WO2009148020A1 (ja) | 2009-12-10 |
Family
ID=41398097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
PCT/JP2009/059994 WO2009148020A1 (ja) | 2008-06-06 | 2009-06-01 | 光学的情報記録再生システム |
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---|---|
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WO (1) | WO2009148020A1 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1064081A (ja) * | 1996-08-15 | 1998-03-06 | Nippon Conlux Co Ltd | 光メモリカードのトラッキング制御方法および装置 |
JP2008065932A (ja) * | 2006-09-08 | 2008-03-21 | Sony Corp | ホログラム記録再生装置 |
JP2008097702A (ja) * | 2006-10-11 | 2008-04-24 | Sony Corp | 光ディスク装置、焦点位置制御方法及び光ディスク |
-
2009
- 2009-06-01 JP JP2010515861A patent/JPWO2009148020A1/ja not_active Withdrawn
- 2009-06-01 WO PCT/JP2009/059994 patent/WO2009148020A1/ja active Application Filing
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1064081A (ja) * | 1996-08-15 | 1998-03-06 | Nippon Conlux Co Ltd | 光メモリカードのトラッキング制御方法および装置 |
JP2008065932A (ja) * | 2006-09-08 | 2008-03-21 | Sony Corp | ホログラム記録再生装置 |
JP2008097702A (ja) * | 2006-10-11 | 2008-04-24 | Sony Corp | 光ディスク装置、焦点位置制御方法及び光ディスク |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPWO2009148020A1 (ja) | 2011-10-27 |
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