WO2008102901A1

WO2008102901A1 - 転送盤

Info

Publication number: WO2008102901A1
Application number: PCT/JP2008/053127
Authority: WO
Inventors: Masahiko Narasaki; Tomoya Akutagawa; Takamasa Maki; Minoru Kamimura
Original assignee: Teijin Pharma Limited
Priority date: 2007-02-19
Filing date: 2008-02-19
Publication date: 2008-08-28
Also published as: JP4839403B2; US20100092592A1; EP2127630A1; CN101657179B; ES2432539T3; US8029261B2; EP2127630A4; JPWO2008102901A1; KR20090110939A; CN101657179A; EP2127630B1

Abstract

　その二つの底面が膨らみを有していてもよい円柱状の一次圧縮成形物であって、シュータ内で縦に連なっているため自重により一つずつ連続的に供給されるものを二次圧縮打錠機、例えば回転式圧縮打錠機の臼内に柱状方向が概ね水平方向の状態で転送する転送盤であって、少なくとも、平面状の傾斜面をもつ傾斜部、それに隣接する投入部、一次圧縮成形物落下制限部、および該投入部下部に備えた底板を有し、該傾斜面は投入部に向かって低くなるよう傾斜しており、該傾斜部およびそれに隣接する投入部は、投入部と反対方向に一定速度で水平に直線運動または回転運動しており、該投入部および底板は柱状方向が概ね水平方向の状態を保ったまま一次圧縮成形物を二次圧縮打錠機の臼内に供給できる転送盤。　かかる転送盤によれば、柱状方向に層をなす一次圧縮成形物を、一次圧縮とは異なる方向から二次圧縮するために、一次圧縮成形物の柱状方向が概ね鉛直方向に落下供給される一次圧縮成形物の向きを変えて二次圧縮打錠機の臼内に柱状方向が概ね水平方向かつ所定の向きで転送することができる。

Description

転送盤技術分野

本発明は、圧縮打錠機の臼内に、円柱状の圧縮成形物を転送する転 ¾に関する。さらに詳しくは、該円柱の中心軸方向（以下、「柱状方向」ともいう）に複数の層をなす一；縮成 »を、一次圧縮成形時とは異なる方向から二次圧縮成形をすることが'できるよう設計された圧縮打纖の臼内に、水平方向、所明定の向きで転送するのに適した転送盤に関する。

田

背景技術

多層構造を有する錠剤としては、略円柱状であり、その柱状方向に層をなすものが知られている。この種の織』は、柱状方向からの纖成形により ®tされる。このような錠剤は、複数の薬物をひとつのに保持する合剤用鍵剤として有用であるが、の製造法からくる制限のため、の开狱力柱状に限定される等の問題がある。

また、このような構造のを同種の薬物の分割錠として用いることも考えられるが、分割溝付与の困難性や形状が柱状に制限されることに由来する分割の困難性の点から、適用が困難である。

多層構造を有する別の鍵剤としては錠剤内部に核を有する有核錠が知られており、合剤用錠剤あるいは割線錠として有用であるが、核を挿入しなければならないことに由来する ®¾Ι の厚みの制約や打錠装置の擁性等の問題がある。なお、この種の錠剤の ¾は、国!^開 WO O 3/ 0 2 6 5 6 0号パンフレツトに開示されているように異なる方向からの圧縮は行われていない。

なお、圧縮打錠において複数回圧 tることはしばしば行われるが、これは同じ方向からの圧縮であり、その主な目的は粒子間に ¾Tる空気を追い出して圧縮成形後の麟』の強度を増すためである。

"^に、一次圧縮成 »に対してその繊を変えるようなさらなる圧縮をすることは、成形物の^!逆的な破壌を引き起こすことが知られており、異なる方向からの圧縮は行われていない。すなわち、従来は多層構造を有するものを含む圧縮成形物を、その圧縮方向とは異なる方向から再度圧縮成形してを i¾gすることは行われておらず、そのための圧縮打錠機は知られていなかった。当然ながら、一縮成繊を一縮とは異なる方向から二次圧縮するために、二次圧縮成形機の臼内に一次圧縮成形物を所定の向きで転送するのに適した転送盤も知られていなかった。

なお、圧縮打膽用の転建としては、錠を »するための転が知られている。発明の開示

本発明が角缺しょうとする課題は、柱状方向に層をなす一^ EE縮成を、一^ E縮とは異なる方向から二 ¾ISTるために、ー«縮成形物を圧縮打錠機の臼内に転送することができる転送盤を提供することである。さらに詳しくは、シユー夕内で縦に連なっているため自重により一つずつ連続的に供給される一縮成形物の向きを変え、二次圧縮打錠機の臼内に柱状方向が概平方向であり、かつ臼の長向がー«縮成形物の長車妨向と一致する状態で転送するための転 ¾を提供することである。

力、かる課題は、その二つの底面が膨らみを有していてもよい円柱状の一次圧縮成形物であつて、シュ一夕内で縦に連なっているため自重により一つずつ連続的に供給されるものを二次圧縮打錠機の臼内に柱状方向が概ね水平方向の状態で転送する転送盤であつて、少なくとも、平面状の ί頃斜面をもつ傾斜咅それに隣接する部、一^ £縮成落下制限部、および該部下部に備えた底板を有し、

該傾斜面は投入部に向かって低くなるよう傾斜しており、

該惧斜部およびそれに隣接する ¾λ部は、 ¾Λ部と反対向に一定速度で水平に直線 ¾Jまたは回 ¾動しており、

¾¾Λ部および底板は柱状方向が概¾*平方向の状態を保つたまま一 ¾¾£縮成形物を圧縮打餘機の臼内に供給できる転送盤により角される。

力る転により、柱状方向に複数の層をなす一次 Β縮成形物を、一次圧縮とは異なる方向からニるために一姬縮成纖を二次圧縮打錠機の臼内に赚の向きで転送することが可能となる。これにより、合剤用觀 IJや分割錠を簡便かつ精度良く ®tすることが可能となる。また、打錠障害を起こしやすい薬物を含む製剤も自由な刺犬に成形可能となる。すなわち、傾斜面に柱状方向が概直方向の状態で ¾λされた一次 ffi縮成形物が、傾斜面とー«縮成雜下部との摩擦により、一次圧縮成形物下部は傾斜面進行方向に、一次圧縮成形物上部はその反対方向に動き、すなわち回転し、姿勢制御された状態で投入部内、底板上に置かれる。さらに傾斜部や投入部の水平移動とともに移動後、概 ¾τΚ平方向の状態で二次圧縮打 «の臼内に投入されるのである。図面の簡単な説明

図 1は、本発明の転送盤の転象となる一縮成型物の例を示す図である。

図 2は、本発明の転送盤により転送されニ^) Ξ縮成形のための臼の内面おょぴ下杵の上面からなるくぼみに置かれた一^ £$宿成型物を、柱状方向に垂直な方向から見た図である。図 3は、本発明の転送盤により転送され二縮成形のための臼の内面および下杵の上面からなるくぼみに置かれた一次圧縮成型物を柱状方向から見た図である。

図 4は、二次圧縮打翻の回転盤に取り付けられた臼およぴ下杵を示す図である。

図 5は、二次圧縮成开^ (の一例を示す図である。

図 6は、本発明の転の使用状態を示す図である。

図 7は、本発明の転送盤の一例を示す図である。

図 8は、本発明の転 ¾の、一次圧縮成形物落下制限部、傾斜部、および部の断面図である。供給される一^ E縮成が傾斜部と接した状態の図と併せて示す。

図 9は、本発明の転 ¾の、一次圧縮成开嫩落下制限部、傾斜部、および部の断面図である。供給される一縮成？ )が傾斜部と接した後、転 ¾カ够動して一次圧縮成形物が回転する途中の図と併せて示す。

図 1 0は、本発明の転送盤の、一 ί Ε縮成形物落下制限部、傾斜部、および投入部の断面図である。供給される圧縮成形物が傾斜部と接した後、転送盤が移動して一^ BE縮成^ %の柱状方向が水平になるまで回転した状態の図と併せて示す。符号の説明。

1 一細宿成形物落下制限部

2 傾斜部

3 転趣の進行方向 ,

4 傾斜面の幅

5 傾斜部の最も低い部分の高さ 6 傾斜部の最も高い部分の高さ

7 傾斜面の長さ

8 投入部

9 投入部の転送 »周部分の長さ

10 投入部の傾斜部と向かい合う部分

11 ー她縮成形物

12 — 縮成形物の高さ

13 —細宿成形物の幅

14 一縮成形物の薬物含有層

15 一縮成形物の添加物層

16 一縮成形物の薬物含有層

17' 二縮成形物の薬物含有層

18 ニ«縮成形物の物層

19 二縮成形物の薬物含有層

20 一 ¾¾£縮成形の方向

21 二離縮成形の方向

22 二次圧縮成形のための臼

23 二次圧縮成形のための下杵

24 回転盤

25 二縮成形のための上杵

26 振動フィーダ

27 シュ一夕発明を実施するための最良の形態

はじめに、二段階圧縮打錠について説明する。

本発明者らは、特定开狱の臼と上杵、下杵を用いて一^ ffi縮成働をその一次圧縮方向とは異なる方向から二次圧縮成形することにより、多層構造を有する錠剤でありながら、円柱状に限られない、より自由な形状の錠剤を製造できるという新規な知見を得た。これは、一般に縮成雜に対して形状が変わる圧縮をすることは、成纖の^!逆的な破壊を引き起こすことが郷識であつたことからすれば、予想外の事実であった。

本発明は、こうした二次圧縮打錠を行う圧縮打錠機の臼内に、柱状方向に複数の層をなす一縮成纖をするための転に関するが、上記知見が判明するまでは、概纖直' 方向の略円柱状をなす一次圧縮成型物をその柱状方向が概ね水平方向になるよう回転させ、かつ臼の長車妨向と一縮成形物の長車妨向が一致する向きで二次圧縮打錠機の臼内に転送するという要請自体、ありえないものであった。

本発明の転送盤の対象となる一次圧縮成 Λは、二つの底面が膨らみを有していてもよい円柱の形をなしている。具体的には、薬物を含有する、あるいは含有しない円柱状の層が複数重なってできる円柱状の形状を基本とするが、さらにその一つまたは二つの底面が外側に膨らみを有していてもよい。典型的には球面の一部をなす形状の膨らみが挙げられるが、一縮成形の際に使用する下件の上面や上杵の下面のくぼみによってつけることのできる膨らみであれば形状は問わない。一次圧縮成がもつ薬物は、その目的により一種類でも数種類でもよい。薬物の種類や含有量は、二次圧縮成形を不可能にするものでないかぎり、限定されない。

具体的には、薬物を含有する層が薬物を含まない添加物層で区切られたものが挙げられる。目的の翻が合剤用錠剤の場合には異なる薬物が異なる層に含有され、目的の錠剤が分割錠の場合には同じ薬物が異なる層に含有される。例えば、合剤用錠剤としては、物理的な接触が好ましくない異なる 2種の薬物をそれぞれ含有する 2つの薬物含有層（図 1の 1 4および 1 6) が薬物を含まないひとつの添加物層（図 1の 1 5) で区切られた 3層の柱状物力挙げられる。また、分割錠としては、同じ薬物を含有する 2つの薬物含有層（図 1の 1 4および 1 6) が薬物を含まないひとつの添加物層（図 1の 1 5) で区切られた 3層の柱状物が挙げられる。なおこれらー¾¾£縮は柱状方向（図 1の 2 0) になされる。

二次圧縮成形に用いられる臼および卞杵の例を図 2および図 3に示す。また、それを回転盤に取り付け状態の一例を図 4に示す。すなわち、臼の内面および T杵の上面からなるくぼみに一次圧縮成开嫩を受け入れ、臼、上杵、およぴ下杵により二次圧縮打»ることで、円柱状に限られなレ、所望の SiSの多層錠（二次圧縮成形物）が得られるのである。かかる二次 ffi縮成形物の"^を図 5に示す。なお、下杵および上忤は臼内で上下に動かすことができる。本発明は、シュ一夕（図 6の 2 7 ) 内で縦に連なっているため自重により一つずつ連続的に供給され、少なくともシュ一夕出口付近ではその柱状方向が概直方向にある一^ 1E縮成働 (1 1) を、少なくとも臼（2 2) 、下杵（2 3) 、および上杵（2 5) で構成される二次圧縮打錠機の臼内に、柱状方向カ¾¾*平方向の状態で転送する転送盤である。そして、力かる一次圧縮成纖は臼内に所定の向き、すなわち臼の長車妨向とー縮成雜の長車妨向とか一致するように置かれる必要があるが、本発明の転は、かかる要請をも満足する。なお、本発明の転を適用する二次圧縮打錠機としては、回転式圧縮打錠機が好ましい。 '

かかるシユータは、一次圧縮成形物の円柱状部分の直径より少し大きい内径を有する管状物である。本発明の転 ¾を作動させている状態では、一次圧縮成形物はシュ一夕内で、その柱状方向を管の長さ方向と一致させる形で縦に並んでいる。シュ一夕の出口付近は概ね鉛直下向きであり、シュ一夕の他の音 15分も、シュ一夕内で最も下に位置する出口近傍の一次圧縮成形物が取り除かれたなら、シュ一夕入口に一次圧縮成形物が連続的に供給されるかぎり、次々と一次圧縮成働カ^り落ちる状態に設置される。シュ一夕出口と本発明の転送盤の間には所定の間隙が設けられる。なお、このようなシュ一夕は本発明の転¾に適用できる簡便で好適な機構であり、力、かるシュ一夕を用いることを謝是に本発明の説明を進めるが、本発明の転送盤に不可欠なものではなく、同一の役割を果たす他の機構で代替させてもよい。本発明の転送盤においては、するー«縮成膽落下制限部がその出口の直下にある状態では、シュ一夕出口から一部露出している一次圧縮成形物の自由落下が P lhされている。一^ JE縮成«はシュ一夕内で縦に並んでいるため、こうしたシュ一夕出口から^ ¾露出している一次圧縮成 «カ除力れないかぎり、その上の一^ JE縮成形物が'シュ一夕出口から露出することはない。出口付近の一次圧縮成膽カ余かれたときは、その一つ上にあった一 B寺圧縮成膽が出口付近から露出することになり、より上の一次圧縮成は一列に順次下に進むことになる。

シュ一夕内に一縮成纖を縦に充填する方法に制限はないが、例えば当業者に周知の振動フィ,一ダを利用することで、効率的に充填することができる（図 6の 2 6) 。

本発明の転送盤（図 7) は、少なくとも一次圧縮成形物落下制限部（図 7の 1 ) 、 { 斜部 (図 7の 2) 、部（図 7の 8) 、および底板を有する。以下、本発明の転送盤の各構成部分について詳説する。ぐ一次圧縮成形物落下制限部〉

シュ一夕の直下に傾斜部や投入部が位置していないときは、シユー夕からのー赃縮成形物の自由落下を ffljhする機構が必要である。かかる機能を果たすことができる限り、一次圧縮成形物落下制限部のメカニズムは問わない。例えば、シュ一夕直下の状況を電気的に検出して一縮成形物の落下を制限する一種のシャッ夕一機構を設けることもできる。しかし、傾斜部等とつながっており、したがってそれらとともに水平移動する、傾斜部の最も高い部分と同じ高さの平面状の水平部を一雄縮成«落下制限部として設けることが簡単であり、好ましい（図 7から図 1 0の 1 ) 。この場合、一次圧縮成形物落下制限部として必要なのはその水平な上平面であり、それを備えてレ^ば、他の部分の舰ま、本発明の転としての機能を妨げるものでないかぎり制限されない。

<傾斜部〉

斜部の上には傾斜面を有しており、傾斜面は投入部に向かつて低くなるよう傾斜している。すなわち、本発明の傾斜部として必要なのはその傾斜した上平面（傾斜面）であり、それを備えるかぎり他の部分は中空であってもよく、底面がなくてもよい。力 ^かる ί¾钭面の形状としては、 «する一^ 1Ξ縮成形物回転機能を発揮するかぎり特に制限はないが、略四辺形が好ましく、なかでも向かい合う二つの ¥ί亍な辺が水平方向に位置している台形が好ましい。この場合、向かい合う TOな二つの辺の一方が傾斜面の最も高い部分となり、他方の辺が最も低レ、部分となる。その中でも上記 ί 斜面の形状としては長方形であるものが好ましい。なお、傾斜面の織が «または長方形である場合には、傾斜面の最も低い部分たる一辺全部が投入部に接続していること力 s好ましい。

もっとも、 «するように本発明の転送盤は円盤状の部材の一部として構成するのが好適である力ら、その場合はかかる傾斜部の上面たる傾斜面も円盤の幵娥に合わせるように扇形とするのが好ましい。

傾斜面の幅の好適な範囲は、転送する一^ Ε縮成形物の幅に対する比が 0. 5 - 1 . 5となる値である。ここで「傾斜面の幅」とは、傾斜面と水平面とが交わる線の長さをいう（例えば図 7の 4) 。また、「一次圧縮成形物の幅」とは、その円柱部分の直径を意味する（図 8の 1 3) 。 . また、傾斜部の最も低い部分の高さ（図 7の 5) の好適な範囲は、一離縮成纖の高さに対する比が 0. 5以下となる値である。ここで「一次 ffi縮成形物の高さ」とは、その円柱状の部分との底面部の膨らみを合わせたものをいう（図 8の 1 2)。

さらに、傾斜部の最も高い部分の高さ（図 7の 6) と最も低い部分の高さ（図 7の 5) の差が一^ E縮成の高さ以下であり、かつ該差の傾斜面の長さ（図 7の 7) に対する比が 0. 1 -0. 3であるものが子ましい。

本発明の転送盤に供されるー«縮成? t!の H¾的な寸法として高さ（図 8の 1 2) が 7 mmで幅（図 8の 1 3) が 5 mmのものを例にとれば、惧斜面の幅（図 7の 4) が 2rran〜 7 mmであり、傾斜部の最も高い部分の高さ（図 7の 6) カ 211111〜4111111でぁり、惧斜面の最も低い部分の高さ（図 7の 5) 力 0. 5mm〜l . 5 mmであり、傾斜面の長さ（図 7 の 7) 力 1 0mm〜l 51∞!1のものカ¾子適でぁる。これらの範囲外であると、一 ¾縮成形物が倒れなかったり、適切な位置に倒れなかったりする確率が増大する。

当業者であれば、力る的な寸法の一次圧縮成形物についての好適範囲をに、与えられた一她縮成形物の开娥ゃ圧縮成膽と傾斜部の摩擦係数に応じて、断によりその好適な数値を容易に決 ¾Tることができょう。

<ΚΛ部〉

本発明の転送盤における部は、少なくともー縮成形物の柱状方向が概 ¾ζΚ平方向の状態で通り抜けられる形状の間隙もしくは孔である必要が'ある。投入部の形状としては、例えば、水平におかれた長方形力 s鉛直方向に部材を貫通してできる空隙の开狱が挙げられる。

部を形成する、傾斜部と向かい合う部分（図 7の 1 0 ) は、鉛直方向の平面であることが好ましい。例えば上部に突起を有すると、そので圧縮成«が切断されたりする場合がある。

本発明の盤を円盤状の部材の ~ ^として構成する場合は、力、かる孔の形状も、惧斜面について前記したのと同様に円盤の形状に合わせるべく扇形としてもよい。その一例を図 7 中の（8) として示す。

なお、投入部が孔ではなく一部が開放されている空隙である場合には、必要により部の一方もしくは両方の側面にガイドレールを設けてもよい。これにより、一郷縮成働を二縮打 «の臼の上部まで適切〖こ移動させることができる。例えば、図 7に示した転送盤では、投入部 ( 8) の手前の部分が開放されているが、投入部に移動した一縮成形物は底板（図ず）の上であって、図示した投入部と図示していない手前のガイドレールとの間に位置しつつ、臼の上部まで水平方向に送られる。

なお、かかるガイドレールは本発明の転 «に直接取り付けてもよく（したがつて部とともに移動する）、投入部側面の軌道に沿う形で、一縮成形物が飛び出ない程度の投入部との間隙をもって二次圧縮打錠機に固定してもよい（したがって、部とともに移動しない）。ただし、い 1にしても上杵の動作を妨げるものであってはならない。また、か力る投入部は、ガイドレ一ルがある場合にはそれとともに、中に置かれたー«縮成雜の 7平方向の回転を Pllhできる形状でなければならない。臼内に一縮成形物を所定の向きで投入するためである。

<底板〉

本発明の転送盤においては、二次圧縮打 «の臼の上部以外では投入部から下に一^ II縮成カ下せず、 ¾Λ部が臼の上にきたときには臼内に投入できる底板が設けられている。この機能を発揮するかぎり、レ、かなるメカニズムの底板を用いてもよい。例えば、投入部の底部に固定され（したがって投入部とともに移動する）、必要なときに開放機構により一次圧縮成働を臼内に投入できる底板を設けてもよい。しかし、投入部力港動する軌跡の下に一^ 1E縮成膽カちないための、部に固定されておらず、したがって ¾λ部とともに移動しない平板を設けることが簡単であり、好ましい。もっとも、臼を備えた二縮打錠機上では、その上面自体を底板として機能させることもできるから、その部分については底板を設けないこともできる。この実施形態においては、一次圧縮成形物は投入部と底板とで形成される空間に、その柱状方向が水平方向の状態で位置し、投入部が水平方向に移動するのに伴って二次圧縮打纖の臼の上部ま "^動する。すなわち、一次圧縮成働は概平かつ所定の向きを維持したまま、投入部を構成する壁面に押されて底板の上を滑りながら移動し、二次圧縮打錠機の臼の中に適切な向きを保ったまま収まるのである。次に本発明の作用について説明する。

本発明の転送盤においては、少なくとも傾斜部およびそれに隣接する部は、動力により、投入部と反対方向、言レえれば上記傾斜面の最も低いところから高いところがある方向に一定速度で水平に直線扇または回するようになつている。

そしてシュ一夕直下に前記傾斜部がくるまでは前記一^ E縮成形物落下制限部、例えば傾斜部に隣接する水平部により一^ ffi縮成 «の落下が制限されているが、 7]平方向の移動により傾斜部がシュ一夕の直下にくると、シュ一夕直下の ί 斜面の高さまで一次圧縮成形物が下がってくる（図 8、シユー夕は図示せず）。その程度は、傾斜部の進行にしたがって大きくなる。その際、シュ一夕内で縦に並んでいる一次圧縮成形物もそれに応じて順次下がる。本発明の傾斜部の長さや傾斜度、転;^の水平方向の移動 «、そして盤とシュ一夕出口の間隙が適切であると、一次圧縮成形物はさらに図 9、図 1 0のようにその上部が進行方向と逆方向に 9 0度回転し、柱状方向が水平方向の状態で投入部と底板とで構成される空間内に収まる。するとシユー夕出口から次の一次圧縮成形物が、一縮成形物落下制限部により落下が制限された形で^ ¾露出し、のことが ^ν繰り返される。

本発明の転送盤においては、 ~且の傾斜部と ¾λ部、ならびに何らかのー¾¾縮成开^ I落下制限部および底板により目的成されるが、複数の俱斜部と部の組を設けることが好ましい。特に、一次圧縮成形物落下制限部が前述した平面状の水平部であるときは、一次圧縮成»落下制限部、傾斜部、投入部の順で構成された組を複¾1殳けることが好ましい。なお、上記運動は、回としたほうが装置を簡単にすることができ、かっこのような複数の組を容易に設けることができる点で好ましい。したがって、本発明の転送盤は円盤状の奋附の一部として構成するのが好適である。その際、ひとつの円盤に、例えば 8組の一次圧縮成形 i勿落下制限部、傾斜部、投入部の組を設けることができる。

本発明には、した転に、少なくともその出口付近が鉛直下向きであり、該出口が前記傾斜部から一定の距離をおいて上方に固定されたシュ一夕をさらに有するものも含まれる。かかる一定の距離とは、例えば «斜部の最も高い部分からの距離力 Jf定の値であることをいう。特に、シュ一夕出口から傾斜部最高位置までの距離が 1. Omm〜 5. 0mmであるものが好ましく、 1 . 5mm〜2. 5 mmであるもの力特に好ましい。実施例

図 7に示される円盤状の転送盤を！ ¾ した。かかる転 «は、 8組の「平面状の水平部を有する一次圧縮成形物落下制限部（1 ) 、それに隣接する傾斜部（2) 、およびそれに隣接する投入部（8 ) 」力、らなる組を有している。力かる平面状の水平部は、傾斜部の最も高い部分と同じ高さであり、加工前の円盤上面の一部を利用したものである。傾斜部 ( 2 ) は、投入部 ( 8 ) に向かって直線的に低くなつており、その上面は円盤の开娥に合わせるように扇形となっている。用いた一次圧縮成形物は図 1に示した形状のものであり、高さが 7mm、 Ψ畐が 5 mmのものなので、これに対応し、慎斜部の傾斜面の幅は 5 mm、傾斜部の最も高い部分の高さは 3 mm, 傾斜面の最も低い部分の高さは 1 mm、傾斜面の長さは 1 2 mmとした。投入部 (8) は円盤の形状に合わせた扇形の孔であり、傾斜部 ( 2) の投入部側に設けた垂直な面（5 ) 、次の一^ E縮成开落下制限部 ( 1 ) の端面（1 0 ) 、およびそれらの面をつなぐ図面奥の面により構成される。部の転送»周部分の長さ（9) は 7匪である。部 (8) の手前側には図示しないガイドレールが設けられている。これらの各部は中空でない一つの円盤をカロェして製造したものである。転送盤の底面は、一次圧縮成形物落下制限部や傾斜部の底面め、単一の平面となっている。投入部 (8) が回動

( 3) を行ってできる軌跡の下 ( ?面には、臼の上部を除き、平板状の底板が設けられている _D 振動フィ一ダを用いてシュ一夕を介して一次庄縮成形物を供給しつつ、この転 ¾を作動させたところ、ほとんどの一次圧縮成形物は回転式圧縮打錠機の臼内に所定の向きで収まり、目的とする二次圧縮成形を行うことができた。これにより、本発明の転»は、実用上十分な性能を発揮することカ雀認された。産業上の利用可能性

本発明の転送盤は、医薬品たる多層錠の M に用いられる。

Claims

請求の範囲

1 . その二つの底面力彭らみを有していてもよい円柱状の一次圧縮成建であって、シュ一夕内で縦に連なっているため自重により一つずつ連続的に供給されるものを二縮打錠機の臼内に柱状方向が概ね水平方向の状態で転送する転 ¾であって、

少なくとも、平面状の傾斜面をもつ傾斜部、それに隣接する ¾λ部、一縮成 »落下制限部、および該 &λ部下部に備えた底板を有し、

該傾斜面は投入部に向かつて低くなるよう傾斜しており、

該惧稱部およびそれに隣接する部は、部と反対方向に一定速度で水平に直線 ¾«Jまたは回 ¾1動しており、

該部および底板は柱状方向が概¾*平方向の状態を保つたまま一縮成形物を圧縮打錠機の臼内に供給できる転 ¾。

2. 二次圧縮打 «が回転式圧縮打錠機である請求項 1に言己載の転 Μϋ。

3. 一^ IE縮成落下制限部が、傾斜部の ί 斜面最高部位に隣接した平面状の水平部である請求項 1または 2に記載の転送盤。

4. 斜面力扇形である請求項 1カら 3のいずれかに記載の転 ¾。

5. 傾斜面の幅の、転送する一次圧縮成形物の幅に対する比が 0. 5〜1 . 5であり、傾斜部の最も低い部分の高さの、一次圧縮成繊の高さに対する比が 0 . 5以下であり、傾斜部の最も高い部分と最も低い部分の高さの差が一次圧縮成形物の高さ以下であり、かつ該差の傾斜面の長さに対する比が 0. 1 ~ 0. 3である請求項 4に記載の転 ¾。

6 . 傾斜面の幅が 2 mm~ 7 mmであり、傾斜部の最も高い部分と最も低い部分の高さがそれぞれ 2mm〜4mni、 0. 5mm〜l . 5 mmであり、傾斜部の長さが 1 0 mm〜： 1 5 mmであり、投入部の転送周部分の長さが 5 mm- 9 mmである請求項 4または 5に記載の転

7. 傾斜部およびそれに隣接する部の運動が回転 »である請求項 1力 ^ら 6のいずれかに記載の転送盤。

8. 少なくともその出口付近が鉛直下向きであり、該出口が傾斜部から一定の距離をおいて上方に固定されたシュ一夕をさらに有し、該出口から傾斜部最高位置までの距離が 1. 0 mm- 5. 0 mmである請求項 1から 7のレずれかに記載の転送盤。