明 細 書
光源装置、バックライト装置、液晶表示装置
技術分野
[0001] 本発明は、液晶表示装置等に用いられる光源明装置に関する。
背景技術
[0002] 液晶表示装置のバックライト等に用いる光源装置の 1つとして、発光体と導光体によ つて面光源を実現する構成が知られている。また、この構成における面光源の大型 化を実現するものとして、例えば特許文献 1には、楔形状の導光体をタンデム配置し 、導光体ごとに冷陰極管等の発光体を設ける手法が開示されている。これを図 20〜 22に示す。
[0003] 図 20に示すように、光源装置 101は、一次光源 (冷陰極管) L1 'L2と、一次光の供 給方向に沿ってタンデム配列された第 1および第 2段目の導光ブロック BL1 'BL2と を備える。なお、図示しないが、出射面 115 · 125に沿って一枚の両面プリズムシート が配置される。各導光ブロック BL1 'BL2の一方の端面は入射端面 112· 122とされ 、一次光源 L1 'L2から一次光の供給を受ける。
[0004] 各導光ブロック BL1 -BL2は、入射端面 112· 122力ら先端部 117· 127に向力つて 厚さが減少するような構成となっており、これによつて、導光ブロック BL1の先端部 11 7の背面側には、凹所が形成される。この凹所は、導光ブロック BL2へ一次光を供給 する 2段目の一次光源 L2の配置に利用される。なお、第 1段目の一次光源 L1は入 射端面 112に沿つて配置される。
[0005] タンデム配列された導光ブロック BL1 'BL2、一次光源 LI 'L2およびプリズムシート
(図示せず)は、図 21に示すように、組立体の状態でノ、ウジング (ケース) 150に収容 される。ハウジング 150は、矩形のフレーム 155を有し、その内側に一次光源設置部 151 · 152と導光ブロック設置部 153 · 154とを備える。一次光源設置部 151、 152は 、導光ブロック BL1 'BL2の背面 116 · 126の傾斜に整合した斜面を有し、該斜面が 反射面とされる。また、フレーム 155の(タンデム方向である y方向に沿う) 2つの内壁 Ε1 ·Ε2には、ハウジング 150に収容する導光ブロック BL1 'BL2を固定するための
固定爪 156が設けられる。
[0006] この光源装置においては、一次光源 L1から導光ブロック BL1内に導入された光は 、散乱作用と反射作用を受けながら肉薄側の先端部 117に向けて導光される。この 過程で、照明光が徐々に出射面 115から斜め前方に優先的に出射される。この斜め 前方に出射された光は、両面プリズムシートによって、 2次元的に正面方向に向けて 方向修正される。なお、図示していないが、第 1段目の導光ブロック BL1と第 2段目の 一次光源 L2の間には反射体が存在し、一次光源 L2から導光ブロック BL1への直接 的な光供給は行われな 、ようになって 、る。
特許文献 1 :特開平 11 288611号公報(1999年 10月 19日公開)
発明の開示
[0007] しかしながら、図 20· 21の構成では、フレーム 155の y方向に沿う 2つの内壁 Ε1 ·Ε 2に設けられた固定爪 156によって各導光ブロックを固定しているため、図 22のよう に導光ブロック BL1〜BL6を縦横(2 X 3)に並べたときには、導光ブロック BL2およ び導光ブロック BL5は固定されないため、導光ブロックの幅方向(図中 X方向)に位 置ズレしゃすくなる。仮に、 X方向に沿う内壁 Ε3 ·Ε4に爪を設けても同様の問題があ る。また、組み立て工程における各導光ブロックの位置決めを行いにくいという問題 がある。
[0008] そして、各導光ブロックの位置関係がばらつくと導光ブロック間の隙間が異なること になり、面光源である光源装置に光学的なばらつきが発生してしまう。
[0009] 本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、楔形状の導光体をタ ンデム配置する光源装置にぉ ヽて、各導光体の位置ズレを抑制しうる構成を提供す る;^、にある。
[0010] 本発明の光源装置は、複数の導光体と各導光体に光を供給する発光体とを備え、 各導光体が一端力 他端に至るに従って厚みが小さくなつた楔形状を有するとともに 、各導光体の厚い方の端部に他の導光体の薄い方の端部が乗り上げるようにタンデ ム配置された光源装置であって、各導光体は、他の導光体が乗り上げる上記厚い方 の端部に、幅方向に凹んだ固定部を備えることを特徴とする。
[0011] 上記構成では、各導光体の固定部となる凹みは、他の導光体が乗り上げている部
分に形成されるため、該導光体の光出射量にはほぼ影響しない。すなわち、上記構 成によれば、上記各固定部をハウジング等に設けられた凸部に嵌合させることで、導 光体の光出射に影響を与えることなく導光体の位置ズレやがたつき等を抑制すること ができる。これにより、面光源における光学的なばらつきを低減することができる。ま た、ハウジング等に対する各導光体の位置決めも容易になる。
[0012] 本光源装置は、上記発光体および導光体を収容するハウジングを備え、該ハウジ ングに、上記記固定部と係合する凸部が設けられている構成とすることができる。この 場合、上記凸部が光透過特性あるいは光反射特性を有することが望ましい。こうすれ ば、凸部による光吸収がなくなるため、光の利用効率を高めることができる。
[0013] 本光源装置においては、上記凸部は、上記厚い方の端部の側面に接するリブ(固 定用リブ)であってもよいし、また、上記凸部は、上記厚い方の端部の表面および側 面に接する爪(固定爪)であってもよ 、。
[0014] 本発明の光源装置は、複数の導光体と各導光体に光を供給する発光体とを備え、 各導光体が一端力 他端に至るに従って厚みが小さくなつた楔形状を有するとともに 、各導光体の厚い方の端部に他の導光体の薄い方の端部が乗り上げるようにタンデ ム配置された光源装置であって、各導光体は、他の導光体が乗り上げる厚い方の端 部に、固定用部材を備えることを特徴とする。
[0015] 上記構成では、固定用部材は、他の導光体が乗り上げている部分に形成されるた め、該導光体の光出射量には影響しない。すなわち、上記構成によれば、上記固定 用部材を、ハウジング等と嵌合させることで、導光体の光出射に影響を与えることなく 導光体の位置ズレやがたつき等を抑制することができる。これにより、面光源におけ る光学的なばらつきを低減することができる。また、ハウジング等に対する各導光体 の位置決めも容易になる。
[0016] 本光源装置においては、上記固定用部材は、上記端部の裏面側から突出する凸 部である構成とすることができる。この場合、上記発光体および導光体を収容するハ ウジングを備え、該ハウジングに、上記凸部と嵌合する凹部が設けられていてもよい。 さらに、上記凸部が光透過特性あるいは光反射特性を有することが望ましい。
[0017] 本光源装置は、上記固定用部材が、上記端部の一方の側面力 突出する凸部で
ある構成とすることができる。この光源装置は、タンデム配置された複数の導光体から なる列を複数備え、各導光体が、上記端部のもう一方の側面に、隣り合う導光体の上 記凸部と嵌合するような凹部を備える構成とすることも可能である。
[0018] 本発明の光源装置は、複数の導光体と各導光体に光を供給する発光体とを備え、 各導光体が一端力 他端に至るに従って厚みが小さくなつた楔形状を有するとともに 、各導光体の厚い方の端部に他の導光体の薄い方の端部が乗り上げるようにタンデ ム配置された光源装置であって、各導光体は、他の導光体が乗り上げる上記厚い方 の端部の裏面側に、固定用の穴部を備えることを特徴とする。
[0019] 上記構成では、固定用の穴部は、他の導光体が乗り上げている部分に形成される ため、該導光体の光出射量には影響しない。すなわち、上記構成によれば、上記固 定用の穴部をハウジング等に設けられた凸部と嵌合させることで、導光体の光出射に 影響を与えることなく導光体の位置ズレやがたつき等を抑制することができる。これに より、面光源における光学的なばらつきを低減することができる。また、ハウジング等 に対する各導光体の位置決めも容易になる。
[0020] 本発明の光源装置は、上記発光体および導光体を収容するハウジングを備え、該 ノ、ウジングは、上記凹部と嵌合する凸部を備えている構成とすることもできる。
[0021] 本発明の光源装置は、タンデム配置された複数の導光体からなる列を複数 (複数 列)備えている構成に好適である。
[0022] 本光源装置は、各導光体が、他の導光体が乗り上げる上記厚い方の端部の表面 側に、連結用穴部を備える構成とすることもできる。この場合、各導光体が、他の導 光体に乗り上げる上記薄い方の端部の裏面側に連結用リブを備える構成とし、これら 連結用穴部および連結用リブを嵌合させることで、タンデム方向に隣り合う導光体同 士を固定することができる。
[0023] 本発明の光源装置は、複数の導光体と、各導光体に光を供給する発光体と、これ らを収容するハウジングとを備え、各導光体が、一端力も他端に至るに従って厚みが 小さくなつた楔形状を有するとともに各導光体の厚い方の端部に他の導光体の薄い 方の端部が乗り上げるようにタンデム配置された光源装置であって、タンデム配置さ れた複数の導光体力 なる列が行方向に並べられ、行方向に隣り合う 2つの導光体
の一方における厚い方の端部に設けられた行方向の凹みと他方における厚い方の 端部に設けられた行方向の凹みとが互いに向かい合うとともに、これら 2つの凹みが 、上記ハウジングに設けられた凸部に係合されていることを特徴とする。
[0024] また、本発明の光源装置は、複数の導光体と、各導光体に光を供給する発光体と、 これらを収容するハウジングとを備え、各導光体が、一端力も他端に至るに従って厚 みが小さくなつた楔形状を有するとともに各導光体の厚い方の端部に他の導光体の 薄い方の端部が乗り上げるようにタンデム配置された光源装置であって、各導光体 の厚い方の端部には、該端部に乗り上げる他の導光体と近接する面の反対側の面 に凹部が設けられるとともに、この凹部と上記ハウジングに設けられた凸部とが嵌合さ れているか、あるいは、各導光体の厚い方の端部には、該端部に乗り上げる他の導 光体と近接する面の反対側の面力 突出した凸部が設けられるとともに、この凸部と 上記ハウジングに設けられた凹部とが嵌合されていることを特徴とする。
[0025] 本発明のバックライト装置は、上記光源装置を備えることを特徴とする。このバックラ イト装置は、例えば液晶表示装置用として利用される。
[0026] また、本発明の液晶表示装置は、上記バックライト装置を備えることを特徴とする。
[0027] 以上のように、本光源装置によれば、複数の導光体がタンデム配置された光源装 置において、各導光体を他の導光体が乗り上げている部分にて固定できるため、導 光体の光出射に影響を与えることなぐ導光体の位置ズレやがたつき等を抑制するこ とができる。これにより、面光源における光学的なばらつきを低減することができる。ま た、ハウジング等に対する各導光体の位置決めも容易になる。
図面の簡単な説明
[0028] [図 1]実施の形態 1に係るバックライト装置の構成を示す平面図である。
[図 2]本実施の形態に係るバックライト装置の一部構成を示す断面図である。
[図 3]導光体の構成を示す断面図である。
圆 4]本液晶表示装置の構成を示す模式図である。
[図 5]導光体の構成を示す平面図である。
[図 6]実施の形態 1に係る導光体と発光体の配置を示す平面図である。
[図 7(a)]実施の形態 1に係るバックライト装置の変形例を示す平面図である。
[図 7(b)]実施の形態 1に係るバックライト装置の他の変形例を示す平面図である。
[図 8(a)]実施の形態 1に係るバックライト装置の変形例を示す平面図である。
[図 8(b)]実施の形態 1に係るバックライト装置の他の変形例を示す平面図である。
[図 9]実施の形態 1に係るバックライト装置の変形例を示す平面図である。
[図 10]実施の形態 2に係るバックライト装置の構成を示す平面図である。
[図 11]図 10の A— A線による矢視断面図である。
[図 12]実施の形態 2に係る導光体と発光体の配置を示す平面図である。
[図 13]実施の形態 3に係るバックライト装置の構成を示す平面図である。
[図 14]実施の形態 3に係る導光体と発光体の配置を示す平面図である。
[図 15]図 13の A— A線による矢視断面図である。
[図 16]実施の形態 4に係るバックライト装置の構成を示す平面図である。
[図 17]実施の形態 4に係るバックライト装置の変形例を示す側面図である。
[図 18]実施の形態 4に係るバックライト装置の他の変形例を示す側面図である。
[図 19]上記各実施の形態において、タンデム方向に隣り合う導光体同士を固定する 構成例を示す断面図である。
[図 20]従来のバックライト装置における導光ブロックと発光体の配置を示す斜視図で ある。
[図 21]従来のバックライト装置の全体構成を示す斜視図である。
[図 22]従来のバックライト装置の変形例を示す平面図である。
符号の説明
1 液晶表示装置
2 導光体
3 発光体
7 リブ
8 9 固定部
17a〜17f 18a〜18f 固定穴
19 リブ
27a~27f 28a~28f ジブ
30 · 40 · 50 · 60 バックライト(光源装置)
発明を実施するための最良の形態
[0030] 本発明の実施の一形態を、図 1〜図 19を用いて説明すれば、以下のとおりである。
図 4に示すように、本液晶表示装置 1は液晶パネルと本バックライト装置とを備え、図 示していないが、本バックライト装置は複数の導光体と、各導光体に対応する発光体 と、ハウジング (ケース シャーシ)とを備える。
[0031] 図 2は、本バックライト装置の一部を示す断面図である。同図に示されるように、本 ノ ックライト装置においては、タンデム配置された導光体 2a〜2cが 1組とされ、各導 光体(2a〜2c)に対応して発光体(3a〜3c)が設けられる。ここで、導光体 2は、図 2 に示すように、一端 (エッジ E1)力 他端 (エッジ E2)に至るに従って厚みが小さくな るような楔形状を有しており、各組において、導光体の厚い方の端部に他の導光体 の薄い方の端部が乗り上げるようにタンデム配置される。この配置によって、導光体 の厚い方の端近傍には、凹所が形成され、この凹所に、対応する発光体が配置され る。例えば、導光体 2aの薄い方の端部 mlが導光体 2bの厚い方の端部 M2に乗り上 げ、これによつて形成される凹所 HIに発光体 3bが設けられ、また、導光体 2bの薄い 方の端部 m2が導光体 2cの厚い方の端部 M3に乗り上げ、これによつて形成される 凹所 H2に発光体 3cが設けられる。なお、発光体 3aは、導光体 2aの厚い方のエッジ E1に沿って設けられる。
[0032] 導光体 2は、アクリル榭脂等で形成されており、図 3に示すように、その裏面 (背面) には反射シート 70が設けられる。図示しないが、導光体 2の表面にはプリズムシート を設置しても良いし、さらに、該プリズムシートと導光体 2との間に拡散シートを設けて もよい。なお、反射シート 70は反射機能を有する板状部材で代替することもできる。 また、導光体 2をホールドするハウジングに反射機能を持たせるような構成も可能で ある。さらに、発光体 3は反射機能を有するカバー Rで覆われている。これにより、発 光体 3から導光体 2の厚い方の一端 (エッジ E1)に導入された光は、散乱作用と反射 作用を受けながら導光体における薄い方の他端 (エッジ E2)に向けて導光される。こ の過程で導光体表面 55から光が出射され、これによつて面光源が実現される。
[0033] 〔実施の形態 1〕
図 1は、実施の形態 1に係るノ ックライト装置の構成を示す平面図である。図 1に示 すように、本バックライト装置 30は、導光体 2 (2a〜2f)と、発光体 3 (3a〜3f)と、リブ 7 (固定用リブ 7A〜7I)が設けられたハウジング 4とを備える。
[0034] 図 6に、本バックライト装置における導光体および発光体の配置を示す。同図に示 されるように、バックライト装置 30においては、図中縦方向にタンデム配置された導光 体 2a〜2cおよび導光体 2d〜2fがそれぞれ組とされて横方向に並べられ、さらに各 導光体(2a〜2f)に対応して発光体(3a〜3f)が設けられる。図 2は図 1の A— A線に よる線矢視断面図である。同図に示すように、導光体 2は、一端 (エッジ E1)力 他端 (エッジ E2)に至るに従って厚みが小さくなるような楔形状を有しており、各組におい て、導光体の厚 、方の端部 Mに他の導光体の薄 、方の端部 mが乗り上げるようにタ ンデム配置される。この配置によって、導光体の厚い方の端近傍には、凹所 Hが形 成され、この凹所に、対応する発光体が配置される。
[0035] 例えば、導光体 2aの薄い方の端部 mlが導光体 2bの厚い方の端部 M2に乗り上げ 、これによつて形成される凹所 HIに発光体 3bが設けられ、また、導光体 2bの薄い方 の端部 m2が導光体 2cの厚い方の端部 M3に乗り上げ、これによつて形成される凹 所 H2に発光体 3cが設けられる。なお、発光体 3aは、導光体 2aの厚い方のエッジ E1 に沿って設けられる。図示しないが、同様に、導光体 2dの薄い方の端部が導光体 2e の厚い方の端部に乗り上げ、これによつて形成される凹所に発光体 3eが設けられ、 また、導光体 2eの薄い方の端部が導光体 2fの厚い方の端部に乗り上げ、これによつ て形成される凹所に発光体 3fが設けられる。なお、発光体 3dは、導光体 2dの厚い方 のエッジ (E1)に沿って設けられる。
[0036] 本実施の形態では、図 5に示すように、各導光体 2は、他の導光体が乗り上げる厚 い方の端部 Mの両側に、幅方向(図中矢印参照)に凹んだ固定部 8 · 9を備えている 。具体的には、図 6に示すように、導光体 2aは、厚い方の端部の両側に、幅方向に 凹んだ固定部 8a ' 9aを備え、導光体 2bは、導光体 2aが乗り上げる厚い方の端部の 両側に、幅方向に凹んだ固定部 8b ' 9bを備え、導光体 2cは、導光体 2bが乗り上げ る厚い方の端部の両側に、幅方向に凹んだ固定部 8c ' 9cを備え、導光体 2dは、厚 い方の端部の両側に、幅方向に凹んだ固定部 8d' 9dを備え、導光体 2eは、導光体
2dが乗り上げる厚い方の端部の両側に、幅方向に凹んだ固定部 8e ' 9eを備え、導 光体 2fは、導光体 2eが乗り上げる厚い方の端部の両側に、幅方向に凹んだ固定部 8f ' 9fを備える。
[0037] そして、図 6および図 1に示すように、各導光体 2a〜2fは、リブ 7A〜 71を備えたノヽ ウジング 4に、固定部 8a〜8cにリブ 7A〜7Cが嵌合し、固定部 9aおよび 8dにリブ 7D が嵌合し、固定部 9bおよび 8eにリブ 7Eが嵌合し、固定部 9cおよび 8fにリブ 7Fが嵌 合し、固定部 9e〜8fノヽウジング 4のリブ 7G〜7Iが嵌合するように、位置決めされ、固 定される。これにより、各導光体 2a〜2fの位置ズレ等やがたつきを抑制することがで きる。この効果は導光体の幅方向(図中矢印参照)について特に顕著である。
[0038] ここで、導光体 2bの固定部 8b ' 9b、導光体 2cの固定部 8c ' 9c、導光体 2eの固定 部 8e ' 9e、および導光体 2fの固定部 8f · 9fは、他の導光体が乗り上げている部分で あるため、この部分が凹んで!/、ても各導光体(2b · 2c · 2e · 2f)の光出射量に影響は ない。ただし、光の利用効率の観点からリブ 7によって光吸収がなされない方がよい。 そこで、リブ 7に光透過性ある 、は反射性をもたせることが望ま 、。
[0039] なお、図 1 (図 5)の構成では固定部 8 · 9の凹みが導光体のエッジまで至っているが 、例えば、図 7 (a) (b)のように、固定部 8 · 9の凹みを、導光体 2のエッジまで至らない 等脚台形形状に形成するとともに、ハウジングのリブ 7を六角形に構成しておき、上 記の凹みとリブ 7とを嵌合させてもよい。こうすれば、導光体の幅方向(図中 X方向)に カロえて、タンデム方向(図中 y方向)についても、位置ズレ等やがたつきを抑制するこ とができる。なお,固定部 8 · 9の凹みを、導光体のエッジまで至らない長方形形状に 形成するとともに、ハウジング 4のリブをこれに合致する形状にすることもできる。
[0040] さらに、図 1の構成では、ハウジング 4にリブ 7A〜 71を設けているが、図 8 (a) (b)に 示すようにハウジング 4に固定爪 13を設けておき、この固定爪 13と導光体 2の固定部 (8 · 9)とを係合させるような構成も可能である。こうすれば、光出射方向の位置ずれ やがたつきを抑制することができる。この場合も、光の利用効率の観点から、固定爪 1 3によって光吸収がなされない方がよぐしたがって、固定爪 13に光透過性あるいは 反射性をもたせることが望ま U、。
[0041] 固定部 8 · 9の凹みが大き力つたり複雑であったりして導光体自体が大きく変形する
と光の利用効率が下がるおそれがある。そこで、図 9に示すように、導光体 2に設ける 凹み(8 · 9)自体は小さくしておいて、そこにハウジングのリブあるいは固定爪の形状 に合致するような固定部用部材 14を別途設けても構わない。
[0042] なお、導光体の固定部は、他の導光体が乗り上げる部分 (厚い方の端部)において 幅方向に凹んだものであればどのような形状でもよぐまた、その個数も任意である。 例えば、導光体の一辺に複数の固定部を設けることもできる。また、ハウジングに設 けられるリブ 7 (あるいは固定爪 13)の形状、材質、個数も任意であり、例えば、タンデ ム方向と直交する方向に隣り合う導光体同士を共通に固定 (保持)するような構成で あってもよい。また、ハウジングに設けられるリブ 7 (あるいは固定爪 13)は、ハウジン グと一体形成されていてもよいし、接着やねじ止め等によってハウジングに取り付けら れていてもよい。
[0043] 〔実施の形態 2〕
図 10は、実施の形態 2に係るノ ックライト装置の構成を示す平面図であり、図 11は 、図 10の A— A線による線矢視断面図であり、図 12は、本バックライト装置における 導光体および発光体の配置を示す平面図である。図 11に示すように、本実施の形 態においては、各導光体 2が、他の導光体が乗り上げる厚い方の端部の裏面側に 2 つ固定穴 17 · 18を有している。例えば、導光体 2aは、厚い方の端部の裏面側に固 定穴 17a' 18aを備え、導光体 2bは、導光体 2aが乗り上げる厚い方の端部の裏面両 側に固定穴 17b ' 18bを備え、導光体 2cは、導光体 2bが乗り上げる厚い方の端部の 裏面側に固定穴 17c ' 18cを備え、導光体 2dは、厚い方の端部の裏面側に固定穴 1 7d' 18dを備え、導光体 2eは、導光体 2dが乗り上げる厚い方の端部の裏面側に固 定穴 17e ' 18eを備え、導光体 2fは、導光体 2eが乗り上げる厚い方の端部の裏面側 に固定穴 17f ' 18fを備える。
[0044] そして、図 10〜図 12に示すように、各導光体 2a〜2fは、リブ 19を備えたノヽゥジン グ 24に、各固定穴 17 · 18とリブ 19とが嵌合するように、位置決めされ、固定される。 これにより、導光体の幅方向(図中 X方向)に加えて、タンデム方向(図中 y方向)につ いても、位置ズレ等やがたつきを抑制することができる。ここで、導光体 2bの固定穴 1 7b - 18b、導光体 2cの固定穴 17c ' 18c、導光体 2eの固定穴 17e ' 18e、および導光
体 2fの固定穴 17f ' 18fは、他の導光体が乗り上げている部分に形成されているため 、この部分に穴があっても各導光体(2b · 2c · 2e · 2f)の光出射量に影響はな!/、。
[0045] なお、導光体の固定穴は、他の導光体が乗り上げる部分 (厚い方の端部)の裏面 側に設けられていればどのような形状でもよぐまた、その個数も任意である。例えば 、固定穴が導光体を貫通しないが導光体を保持できる程度の穴であってもよいし、導 光体を貫通する穴であってもよい。また、導光体の一辺に複数の固定穴を設けること もできる。また、ハウジング 24に設けられるリブ 19の形状、材質、個数も任意である。 また、リブ 19を固定爪にすることも可能である。
[0046] 〔実施の形態 3〕
図 13は、本実施の形態に係るノ ックライト装置の構成を示す平面図であり、図 14は 、本バックライト装置における導光体および発光体の配置を示す平面図であり、図 15 は、図 13の A— A線による線矢視断面図である。図 14に示すように、本バックライト 装置 50は、各導光体 2が、他の導光体が乗り上げる厚い方の端部の裏面側にリブ 2 7を有している。例えば、導光体 2aは、厚い方の端部の裏面側にリブ 27a ' 28aを備 え、導光体 2bは、導光体 2aが乗り上げる厚い方の端部の裏面両側にリブ 27b ' 28b を備え、導光体 2cは、導光体 2bが乗り上げる厚い方の端部の裏面側にリブ 27c ' 28 cを備え、導光体 2dは、厚い方の端部の裏面側にリブ 27d' 28dを備え、導光体 2eは 、導光体 2dが乗り上げる厚い方の端部の裏面側にリブ 27e ' 28eを備え、導光体 2f は、導光体 2eが乗り上げる厚い方の端部の裏面側にリブ 27f ' 28fを備える。
[0047] そして、図 13〜 15に示すように、各導光体 2a〜2fは、固定穴を備えたノヽウジング 3 4に、各固定穴とリブ 27 · 28とが嵌合するように、位置決めされ、固定される。これによ り、導光体の幅方向(図中 X方向)にカ卩えて、タンデム方向(図中 y方向)についても、 位置ズレ等やがたつきを抑制することができる。ここで、導光体 2bのリブ 27b ' 28b、 導光体 2cのリブ 27c ' 28c、導光体 2eのリブ 27e ' 28e、および導光体 2fのリブ 27f · 2 8fは、他の導光体が乗り上げている部分に形成されているため、この部分に穴があ つても各導光体(2b ' 2c ' 2e ' 2f)の光出射量に影響はない。ただ、光の利用効率の 観点から、リブ 27 · 28に光反射特性をもたせることが望ましい。
[0048] なお、導光体のリブは、他の導光体が乗り上げる部分 (厚い方の端部)の裏面側に
設けられていればどのような形状でもよぐまた、その個数も任意である。また、リブ 27 •28を固定爪にすることも可能である。また、ハウジング 34の固定穴はリブの形状に 合わせた任意の形状 (例えば、丸や四角)とすることができる。
[0049] 〔実施の形態 4〕
図 16は、本実施の形態に係るバックライト装置の構成を示す平面図である。同図に 示すように、本バックライト装置 60は、各導光体 2が、他の導光体が乗り上げる厚い 方の端部の一方側面に凸部 48を備えるとともに他方側面に凹部 47を有している。例 えば、導光体 2aは、厚い方の端部の一方側面に凸部 48aを備えるとともに他方側面 に凹部 47aを備え、導光体 2bは、導光体 2aが乗り上げる厚い方の端部の一方側面 に凹部 47bを備えるとともに他方側面に凸部 48bを備え、導光体 2cは、導光体 2bが 乗り上げる厚い方の端部の一方側面に凹部 47cを備えるとともに他方側面に凸部 48 cを備え、導光体 2dは、厚い方の端部の一方側面に凹部 47dを備えるとともに他方 側面に凸部 48dを備え、導光体 2eは、導光体 2dが乗り上げる厚い方の端部の一方 側面に凹部 47eを備えるとともに他方側面に凸部 48eを備え、導光体 2fは、導光体 2 eが乗り上げる厚い方の端部の一方側面に凹部 47fを備えるとともに他方側面に凸部 48fを備える。
[0050] そして、図 16に示すように、各導光体 2a〜2fは、それぞれが備える凸部 48と凹部 47とが嵌合するように、位置決めされ、ハウジング 44に固定される。これにより、導光 体の幅方向(図中 X方向)にカ卩えて、タンデム方向(図中 y方向)についても、位置ズ レ等やがたつきを抑制することができる。ここで、導光体 2bのリブ凸部 48b '凹部 47b 、導光体 2cの凸部 48c '凹部 47c、導光体 2eのリブ凸部 48e '凹部 47e、および導光 体 2fの凸部 48f '凹部 47fは、他の導光体が乗り上げている部分に形成されているた め、この部分に穴があっても各導光体(2b ' 2c ' 2e ' 2f)の光出射量に影響はない。た だ、光の利用効率の観点から、凸部 48に光反射特性をもたせることが望ましい。
[0051] なお、凸部 48は、他の導光体が乗り上げる部分 (厚い方の端部)の側面に設けられ ていればどのような形状でもよぐまた、その個数も任意である。例えば、図 17に示す (a)のように、凸部 48を、太いピン 48x上に細いピン 48yを設けた 2段階の出っ張り構 造を有するボルト型にすることも可能である。こうすれば、隣り合う導光体同士を、間
隔をあけて固定することができる。また、図 17に示す (b)のように、ピン 48z上の根元 にヮッシャ 48tを設けたボルト型にすることも可能である。また、導光体 2の凸部 48を 、図 18に示す (a)〜(c)のように、直方体型や屋根型あるいはきのこ型とし、凹部 47 をこれらに嵌合する形状とすることも可能である。
[0052] なお、上記各実施の形態においては、図 19のように、各導光体 2 (例えば導光体 2 b)が、他の導光体が乗り上げる厚い方の端部表面に連結用穴部 68を備えるとともに 、薄い方の端部表面に連結用リブ 69を備えていてもよい。こうすれば、タンデム方向 (図中 y方向)に隣り合う導光体同士を連結(固定)することができ、 y方向の位置ズレ 等やがたつきを抑制することができる。なお、連結用穴部 68および連結用リブ 69に ついても、その形状や個数は任意である。
[0053] また、上記各実施の形態にお!、ては、ハウジングが各導光体をホールドするような( 導光体の背面や側面に沿うような)構造であってもよい。また、発光体 3には、例えば 、 CCFL (冷陰極管)や HCFL (熱陰極管)あるいは LED (発光ダイオード)を用いる ことができる。
[0054] なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなぐ請求項に示した範 囲で種々の変更が可能であり、実施の形態に開示された技術的手段を適宜組み合 わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
産業上の利用可能性
[0055] 本発明の光源装置は、例えば液晶表示装置に好適である。