WO2007129366A1

WO2007129366A1 - コンピュータシステム、サーバ、コンピュータ端末及びプログラム

Info

Publication number: WO2007129366A1
Application number: PCT/JP2006/308647
Authority: WO
Inventors: Seiichi Tanaka; Hidekazu Hagiwara
Original assignee: Takaoka Electric Mfg. Co., Ltd.; Mintwave Co., Ltd
Priority date: 2006-04-25
Filing date: 2006-04-25
Publication date: 2007-11-15
Also published as: JP4772117B2; TW200801975A; JPWO2007129366A1

Abstract

　シンクライアントサーバシステムにおいて、端末用サーバの保守作業を行いやすくすると共に、利用者の利便性を向上する。　３台の端末用サーバ（１０２ａ～１０２ｃ）は、相互に保有するデータをミラー化するように構成され、又、現地時間が相互に８時間ずつ異なる地域に配設されており、８時間毎に順にインターネット（１０４）から離脱して、保守作業が行われる。コンピュータ端末（１０３ａ～１０３ｎ）は、インターネット（１０４）を介して接続先決定用サーバ（１０１）に対して、どの端末用サーバ（１０２ａ～１０２ｃ）に接続すべきかを問い合わせ、接続先決定サーバ（１０１）によって決定された端末用サーバに接続し、当該端末用サーバを遠隔操作することによって当該端末用サーバの保有するソフトウェアを当該サーバに実行させる。

Description

明細書

コンピュータシステム、サーバ、コンピュータ端末及びプログラム技術分野

[0001] 本発明は、ソフトウェアを有するサーバとコンピュータ端末とをネットワークを介して接続し、前記コンピュータ端末によって前記サーバが有するソフトウェアを該サーバに実行させて使用するコンピュータシステム、前記コンピュータシステムに適したサーバ及びコンピュータ端末、コンピュータプログラムに関する。

背景技術

[0002] 従来から、複数のコンピュータ端末と複数のサーバコンピュータをネットワークに接続して使用するコンピュータシステムが開発されている (特許文献 1〜3参照)。例えば、特許文献 1には複数のサーバに負荷を分散するようにしたクライアントサーバシステムが記載され、特許文献 2、 3には、サーバの故障時のバックアップを行うようにしたシステムが記載されて!、る。

[0003] 従来のコンピュータシステムの一つとして、自身ではアプリケーションプログラムを有しない複数のコンピュータ端末 (シンクライアントコンピュータ）と、アプリケーションプログラムを有するサーバとをネットワークに接続し、前記各コンピュータ端末を操作することによって前記サーバに格納した各種のアプリケーションプログラムを該サーバに実行させるように構成されたシンクライアント型コンピュータシステムがある。

[0004] 前記コンピュータシステムにおいては、各コンピュータ端末としてハードディスクを有しない小型のシンクライアントを使用して、サーバに格納されたアプリケーションソフトウェアを当該サーバに実行させることができるため、多様なアプリケーションソフトゥェァを高速に実行処理することが可能になり、システムの高機能化、ソフトウェアの更新処理の簡素化、システムの低コスト化、 TCO (Total Cost of Ownership)の削減等が可能になるという効果がある。

[0005] ところで、アプリケーションソフトウェアやオペレーティングシステム（OS)等のソフトウェアは、機能強化や不具合の修正等のためにバージョンアップ等の更新が行われたり、新しい種類のソフトウェア開発されている。したがって、これらのソフトウェアを使用するためにサーバにソフトウェアの追加（既存ソフトウェアの更新や新し、種類のソフトウェアのインストール)を行う保守作業が必要になる。また、前記保守作業以外にも、サーバやシステム全体の動作が円滑に行われるようにするための保守作業、例えば、前記アプリケーションソフトウェアや OSを格納して、るサーバのハードディスクのデフラグ処理等の保守作業や、機能拡張処理等の保守作業も行われる。

[0006] し力しながら、前記従来のコンピュータシステムでは、サーバの保守作業を行う場合、前記サーバの動作を一時的にではあるが停止させる必要があるため、その間はコンピュータ端末を利用できなくなるという問題がある。

この問題を解決する方法として、複数のサーバを使用することによって多重化し、システムを冗長化することが考えられる。

[0007] しかしながら、労働時間は午前から午後の 8時間前後というのが一般的であり、保守作業をそれ以上の長時間にわたって行ったり、利用者の少ない夜間に保守作業を行ったりすることは保守作業員にとって好ましくない。その一方で、コンピュータ端末の利用者にとっては、 24時間いつでも利用できるようにすることが利便性という点から好ましい。

しかしながら、前記特許文献 1〜3には、保守作業性の改善や利便性の向上に関しては記載されていない。

[0008] 特許文献 1 :特開平 7— 283473号公報

特許文献 1：特開 2001— 205038号公報

特許文献 2：特開 2001— 205921号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0009] 本発明は、前記問題点に鑑み成されたもので、端末用サーバの保守作業を行いやすくすると共に、利用者の利便性を向上することを課題としている。

課題を解決するための手段

[0010] 本発明によれば、複数のコンピュータ端末と、現地時刻が相互に所定時間異なる地域に配設されると共にソフトウエアを記憶する記憶手段を有し、前記複数のコンビユータ端末のうちの接続されたコンピュータ端末の操作に応答して前記記憶手段に記憶しているソフトウェアを実行する複数の端末用サーバと、前記複数の端末用サーバの状況を表すサーバ状況データを記憶する記憶手段を有し、前記複数のコンビュータ端末力の接続先問い合わせに応答して、前記サーバ状況データを参照して当該コンピュータ端末が接続する端末用サーバを決定する接続先決定用サーバとを備えて成り、前記複数のコンピュータ端末、前記複数の端末用サーバ及び前記接続先決定用サーバはネットワークに接続して使用されることを特徴とするコンピュータシステムが提供される。

[0011] 複数の端末用サーバは、現地時刻が相互に所定時間異なる地域に配設されると共にソフトウェアを記憶する記憶手段を有し、複数のコンピュータ端末のうちのネットヮークを介して接続されたコンピュータ端末の操作に応答して前記記憶手段に記憶しているソフトウェアを実行する。接続先決定用サーバは、前記複数の端末用サーバの状況を表すサーバ状況データを記憶する記憶手段を有し、前記複数のコンビユータ端末からの接続先問い合わせに応答して、前記サーバ状況データを参照して当該コンピュータ端末が接続する端末用サーバを決定する。

[0012] ここで、前記接続先決定用サーバに接続先の問い合わせを行ったコンピュータ端末は、前記ネットワークを介して、前記接続先決定用サーバによって決定された端末用サーバに接続するように構成してもよ、。

また、前記端末用サーバは 3台備えられて成り、前記各端末用サーバは、現地時刻が相互に 8時間ずつ異なる地域に配設されて成るように構成してもよい。

[0013] また、前記各端末用サーバは所定時間間隔で順に保守作業が行われるように定められて成り、前記接続先決定用サーバは、次の保守作業が開始されるまでの時間が長い端末用サーバを、前記接続先の問い合わせを行ったコンピュータ端末の接続先として決定するように構成してもよヽ。

また、前記接続先決定用サーバは、前記サーバ状況データを参照して、負荷の小さい端末用サーバを、前記接続先の問い合わせを行ったコンピュータ端末の接続先として決定するように構成してもよヽ。

[0014] また、前記コンピュータ端末の操作に応答してソフトウェアを実行し新たなデータを生成した前記端末用サーバは、保守作業が行われていない稼働中の他の端末用サーバに対して前記データを送信し、前記他の端末用サーバは受信した前記データを自己の記憶手段に格納するように構成してもよい。

また、保守作業力も復帰して前記ネットワークに再接続した端末用サーバは、他の前記各サーバに対して再接続した旨を表す再接続通知を送信し、前記コンピュータ端末の操作に応答してソフトウェアを実行し新たなデータを生成した前記端末用サーバは、前記再接続した前記他の端末用サーバに対して前記データを送信し、前記再接続した他の端末用サーバは、受信した前記データを自己の記憶手段に格納するように構成してちょい。

[0015] また、保守作業に入る端末用サーバは、前記接続先決定用サーバ及び他の前記端末用サーバに対して保守作業に入る旨を表す保守作業通知を送信すると共に前記コンピュータ端末との接続を切断するように構成してもよ、。

また、前記コンピュータ端末は、前記端末用サーバとの接続を切断するに際して、前記接続先決定用サーバに対して、前記端末用サーバとの接続を切断する旨を表す切断通知を送信し、前記接続先決定用サーバは、前記切断通知を受信して、装置前記サーバ状況データを、前記コンピュータ端末が前記端末用サーバとの接続を切断した旨のデータによって変更するように構成してもよ!/、。

[0016] また、本発明によれば、現地時刻が相互に所定時間異なる地域に配設され、保有するデータが相互にミラー化された複数のサーバをネットワークを介して接続することを特徴とするサーバシステムが提供される。

また、現地時刻が相互に所定時間異なる地域に配設され、保有するデータが相互にミラー化された複数のサーバをネットワークを介して接続して使用する。

[0017] ここで、前記複数のサーバは、現地時刻が相互に 8時間異なる地域に配設された 3 台のサーバであるように構成してもよ、。

また、前記各サーバはソフトウェアを記憶する記憶手段を有し、前記ネットワークを介して受信した操作信号に応答して前記ソフトウェアを実行するように構成してもよ!/ヽ

[0018] また、本発明によれば、操作信号に応答して自己の保有するソフトウェアを実行する複数の端末用サーバの状況を表すサーバ状況データを記憶する記憶手段と、外部からの接続先問い合わせに応答して、前記サーバ状況データを参照し、前記複数の端末用サーバのな力から当該コンピュータ端末が接続する端末用サーバを決定する接続先決定手段とを備えて成ることを特徴とする接続先決定用サーバが提供される。

接続先決定手段は、コンピュータ端末力の接続先問い合わせに応答して、記憶手段に記憶したサーバ状況データを参照し、複数の端末用サーバのな力から当該コンピュータ端末が接続する端末用サーバを決定する。

[0019] ここで、前記サーバ状況データには前記各端末用サーバの保守作業開始時刻が含まれて成り、前記接続先決定手段は、前記各端末用サーバの保守作業開始時刻を参照して、次の保守作業開始時刻までの時間が長い端末用サーバを、前記接続先の問い合わせを行ったコンピュータ端末の接続先として決定するように構成してもよい。

また、前記サーバ状況データには前記各端末用サーバの負荷状況が含まれて成り、前記接続先決定手段は、前記各端末用サーバの負荷状況を参照して、最も負荷の小さい端末用サーバを、前記接続先の問い合わせを行ったコンピュータ端末の接続先として決定するように構成してもよヽ。

[0020] また、本発明によれば、ネットワークを介して接続先決定用サーバに接続先の問い合わせを行う接続先問い合わせ手段と、接続先として決定された端末用サーバの情報を受信し、前記ネットワークを介して前記端末用サーバに接続する通信手段と、前記端末用サーバが有するソフトウェアを当該端末用サーバに実行させる操作手段とを備えて成ることを特徴とするコンピュータ端末が提供される。

[0021] 接続先問い合わせ手段は、ネットワークを介して接続先決定用サーバに接続先の問い合わせを行う。通信手段は、接続先として決定された端末用サーバの情報を受信し、前記ネットワークを介して前記端末用サーバに接続する。操作手段は、前記端末用サーバが有するソフトウェアを当該端末用サーバに実行させる。

ここで、前記通信手段は、前記端末用サーバとの接続を切断するに際して、前記接続先決定用サーバに対して、前記端末用サーバとの接続を切断する旨を表す切断通知を送信するように構成してもよヽ。

[0022] また、本発明によれば、コンピュータを、コンピュータ端末からの接続先問い合わせに応答して、記憶手段に記憶された複数の端末用サーバの状況を表すサーバ状況データを参照して、前記複数の端末用サーバのなかから、当該コンピュータ端末が接続する端末用サーバを決定する接続先決定手段として機能させることを特徴とするプログラムが提供される。

コンピュータはプログラムを実行することにより、コンピュータ端末からの接続先問い合わせに応答して、記憶手段に記憶された複数の端末用サーバの状況を表すサーバ状況データを参照して、前記複数の端末用サーバのなかから、当該コンピュータ端末が接続する端末用サーバを決定する接続先決定手段として機能する。

[0023] ここで、前記接続先決定手段は、前記サーバ状況データに含まれる各端末用サーバの保守作業開始時刻を参照して、次の保守作業開始時刻までの時間が長、端末用サーバを、前記接続先の問い合わせを行ったコンピュータ端末の接続先として決定するように機能させるよう前記プログラムを構成してもよ、。

また、前記接続先決定手段は、前記サーバ状況データに含まれる各端末用サーバの負荷状況を参照して、最も負荷の小さい端末用サーバを、前記接続先の問い合わせを行ったコンピュータ端末の接続先として決定するように機能させるよう前記プログラムを構成してもよい。

[0024] また、本発明によれば、コンピュータを、ネットワークを介して接続先決定用サーバに接続先の問い合わせを行う接続先問い合わせ手段と、接続先として決定された端末用サーバの情報を受信し、前記ネットワークを介して前記端末用サーバに接続する通信手段と、前記端末用サーバが有するソフトウェアを当該端末用サーバに実行させる操作手段として機能させることを特徴とするプログラムが提供される。

[0025] コンピュータはプログラムを実行することにより、ネットワークを介して接続先決定用サーバに接続先の問い合わせを行う接続先問い合わせ手段と、接続先として決定された端末用サーバの情報を受信し、前記ネットワークを介して前記端末用サーバに接続する通信手段と、前記端末用サーバが有するソフトウェアを当該端末用サーバに実行させる操作手段として機能する。ここで、前記通信手段は、前記端末用サーバとの接続を切断するに際して、前記接続先決定用サーバに対して、前記端末用サーバとの接続を切断する旨を表す切断通知を送信するように機能させるよう前記プログラムを構成してもよヽ。

発明の効果

[0026] 本発明のコンピュータシステムによれば、保守作業を行いやすくすると共に、利用者の利便性を向上することが可能になる。

また、本発明によれば、前記コンピュータシステムに適したサーバシステム、サーバ及びコンピュータ端末を提供することが可能になる。

また、本発明によれば、前記コンピュータシステム、サーバ及び端末コンピュータをコンピュータによって構成することが可能なプログラムを提供することができる。

図面の簡単な説明

[0027] [図 1]本発明の実施の形態に係るコンピュータシステムの構成図である。

[図 2]本発明の実施の形態に係る接続先決定用サーバのブロック図である。

[図 3]本発明の実施の形態に係る端末用サーバのブロック図である。

[図 4]本発明の実施の形態に係るコンピュータ端末のブロック図である。

[図 5]本発明の実施の形態に係るコンピュータシステムの動作を説明するための流れ図である。

符号の説明

[0028] 101 · · '接続先決定用サーバ

102a, 102b, 102c…端末用サーノ

103a〜103n' · 'コンピュータ端末

104· · ·ネットワークを構成するインターネット

201 · · '第 1操作手段を構成する操作部

202· · '第 1表示手段を構成する表示部

203 · · ·第 1制御手段及び第 1通信手段を構成する CPU

204· · '第 1通信手段を構成する通信インタフェース

205 · · '第 1記憶手段を構成するハードディスク装置

206 · · '第 1記憶手段を構成するメモリ 207 · · 'サーバ状況データ

301a- • '第 2操作手段を構成する操作部

302a- • ·第 2表示手段を構成する表示部

303a- • ·第 2制御手段及び第 2通信手段を構成する CPU

304a · • '第 2通信手段を構成する通信インタフェース

305a- • '第 2記憶手段を構成するハードディスク装置

306a- • '第 2記憶手段を構成するメモリ

307a- • ·アプリケーションソフトウェア

401a- • '第 3操作手段を構成する操作部

402a- • ·第 3表示手段を構成する表示部

403a- • ·第 3制御手段及び第 3通信手段を構成する CPU

404a · • '第 3通信手段を構成する通信インタフェース

405a- • '第 3記憶手段を構成するメモリ

発明を実施するための最良の形態

[0029] 以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係るコンピュータシステム、サーバシステム、サーバ、コンピュータ端末、コンピュータが実行することによって前記サーバゃコンピュータ端末を構成するためのコンピュータプログラムについて説明する。図 1は、本発明の実施の形態に係るコンピュータシステムであるシンクライアントシステムのブロック図である。

[0030] 図 1において、複数のコンピュータ端末 103a〜103nは、ネットワークとしてのインタ一ネット 104に接続されている。また、 1台の接続先決定用サーノ 101及び複数 (本実施の形態では 3台）の端末用サーバ 102a〜102cがインターネット 104に接続されている。これにより、接続先決定用サーバ 101、複数の端末用サーバ 102a〜102c 及び複数のコンピュータ端末 103a〜103nはインターネット 104を介して接続されている。

[0031] 各コンピュータ端末 103a〜103nは同一構成であり、又、各コンピュータ端末 103a 〜103nはアプリケーションプログラムやアプリケーションプログラム等を記憶するためのハードディスクを備えておらず、各コンピュータ端末 103a〜103nの操作部の操作に応じた操作信号を、ネットワークを介して接続した端末用サーバ 102a〜102cに送信して、当該端末用サーバが有するアプリケーションソフトウェアを当該端末用サーバに実行させるように構成されたコンピュータ (シンクライアント）である。

[0032] 接続先決定用サーバ 101は、各コンピュータ端末 103a〜103nからの接続要求に応答して、当該コンピュータ端末 103〜103nがインターネット 104を介して接続する端末用サーバ 102a〜102cを決定する。

複数の端末用サーバ 102a〜102cは、インターネット 104を介して接続したコンビユータ端末 103a〜103nによる操作に応答して、即ち、コンピュータ端末 103a〜10 3nからの操作信号に応答して、自己の保有するソフトウェアを実行する。

[0033] 端末用サーバ 102a〜102cは各々、同じサービスを行う機能を有している。また、各端末用サーバ 102a〜102cは、コンピュータ端末 103a〜103n用のアプリケーシヨンソフトウェアやコンピュータ端末 103a〜103nの操作に応答してアプリケーションソフトウェアを実行することによって生成したデータを相互にミラー化しており、同一のアプリケーションソフトウェアやデータを保有するミラーサーバを構成して、る。即ち、第 1端末用サーバ 102a、第 2端末用サーバ 102b及び第 3端末用サーバ 102cはハ一ドウエアが同一構成であり又、コンピュータ端末 103a〜 103ηの操作に応答して実行するアプリケーションソフトウェア等のソフトウェアやコンピュータ端末 103a〜103n 用のデータも同一のものを保有している。

[0034] 端末用サーバ 102a〜102cは、現地時刻が相互に所定時間（本実施の形態では 8 時間）ずつ異なる地球上の地点に配設されている。例えば、端末用サーバ 102aの配設されている地域がグリニッジ標準時間で零時のとき、端末用サーバ 102bの配設されている地域はグリニッジ標準時間で 8時、端末用サーバ 102cの配設されている地域はグリニッジ標準時間で 16時である。端末用サーバ 102a〜102cの配設地域に対応する時刻のデータは、接続先決定用サーバ 101が保有するサーバ状況データの一つとして接続先サーバ 101内に記憶されて、る。

[0035] 端末用サーバ 102a〜102cは、各々、配設された地域における定時の就業時間（残業時間を含まない勤務時間であり、本実施の形態では、午前 9時〜午後 5時）内において、保守作業員が保守作業を行うように管理されている。これにより、各端末用サーバ 102a〜102cは、 8時間間隔で順に保守作業が行われるため、保守作業の開始時刻の前後所定時間は 3台同時に稼働するが、それ以外の通常時は端末用サーバ 102a〜102cの中の 2台が稼働することになる。

[0036] 接続先決定用サーバ 101の設置場所は任意でり、休み無く連続して 24時間 Z日稼働する。また、コンピュータ端末 103a〜103nの設置場所も任意であり、世界中の種々の場所からインターネット 104を介して端末用サーバ 102a〜102cに接続して利用できるように構成される。

尚、接続先決定用サーバ 101、端末用サーバ 102a〜102c、コンピュータ端末 10 3a〜103nは、各装置から見た場合、他の装置は外部の機器を構成している。

[0037] 図 2は、接続先決定用サーノ 101の構成を示すブロック図である。

図 2において、接続先決定用サーバ 101は、キーボードやマウス等によって構成された操作部 201、液晶表示装置 (LCD)等によって構成された表示部 202、中央処理装置（CPU) 203、サーバ 101をネットワークに接続するための通信インタフェース (I/F) 204、半導体によって構成されたメモリ 205及び磁気ディスク装置 206を備えている。

[0038] 磁気ディスク装置 206には、コンピュータ端末 103a〜103nや端末用サーバ 102a 〜102cの管理を行うソフトウェア、コンピュータ端末 103a〜103nからの接続要求に応答して接続先の決定を行うためのソフトウェア、 OS等の各種ソフトウェア、データ等が記憶されている。また、磁気ディスク装置 206には、各端末用サーバ 102a〜102c の状況を表すデータであるサーバ状況データ 207が記憶される。

[0039] サーバ状況データ 207としては、例えば、端末用サーバ 102a〜102cがインターネット 104に接続して稼働中か否かの状況を表すデータ、コンピュータ端末 103a〜 10 3nの操作に応じて動作している端末用サーバ 102a〜102cの CPU303a〜303c やメモリ 305a〜305c及び磁気ディスク装置 306a〜306cの使用状況 (負荷情況）を表す負荷情況データ、各端末用サーバ 102a〜102cの保守作業の開始時刻を表すデータがある。

[0040] CPU203が磁気ディスク装置 206に記憶されているコンピュータソフトウェアを実行する場合には、実行するソフトウェアを磁気ディスク装置 206からー且メモリ 205に記憶し、メモリ 205に記憶した前記ソフトウエアを実行する。

ここで、接続先決定用サーバ 101の構成要素である操作部 201は第 1操作手段を構成し、表示部 202は第 1表示手段を構成し、 CPU203は磁気ディスク装置 206に格納されたソフトウェアを実行する (メモリ 205に記憶して実行する）ことによって種々の制御を行う第 1制御手段を構成し、メモリ 205及び磁気ディスク装置 206は第 1記憶手段を構成し又、 CPU203及び通信 IZF204は第 1通信手段を構成して、る。

[0041] 図 3は、端末用サーバ 102aの構成を示すブロック図である。尚、前述したとおり、サーバ 102a、 102b, 102cは同一構成となっているため、サーバ 102aを例にとって説明し、他のサーバ 102b、 102cについては、特に必要がない場合は説明を省略する。尚、サーバ 102a、 102b, 102cの構成要素を個々に表す場合には、各々、符号「a 」、「b」、「c」を付して表す。

[0042] 図 3において、端末用サーバ 102aは、キーボードやマウス等によって構成された操作部 301a、液晶表示装置 (LCD)等によって構成された表示部 302a、中央処理装置（CPU) 303a,端末用サーバ 102aをネットワークに接続するための通信インタフエース（lZF) 304a、半導体によって構成されたメモリ 305a、磁気ディスク装置 306aを備えている。

[0043] 磁気ディスク 306aには、コンピュータ端末 103a〜103nの管理を行うソフトウェア（管理ツール）、 OS、コンピュータ端末 103a〜103nの操作に応答して端末用サーバ 102aが実行するアプリケーションソフトウェア 307a等のソフトウェア、前記アプリケーシヨンソフトウェア 307aの実行によって生成したデータ等が記憶されている。

[0044] また、磁気ディスク 306aには、既存ソフトウェアのバージョンアップ等の更新や新たなソフトウェアのインストール等によって追加されたソフトウェア等が記憶される。サーノ 102aは、磁気ディスク装置 306aから読み出してメモリ 305aに記憶した前記管理ツールを CPU303aが実行することにより、接続先決定用サーバ 101、端末用サーノ 102b、 102c,コンピュータ端末 103a〜103nとともに、インターネット 104を介して接続された複数のコンピュータ端末 103a〜103nからの操作に応じた処理を行うコンピュータシステムを構築する。

[0045] 表示部 302aには、コンピュータ端末 103a〜103n等の管理を行うための管理情報、例えば、端末用サーバ 102aに接続されているコンピュータ端末 103a〜103nの表示部 402a〜402nに表示されて、る画像情報を合成して一つにした画像情報や、ネットワークに接続されて動作中のコンピュータ端末 103a〜103nをアイコンで表した情報等が表示される。

前記管理ツールとしては、電源起動時や所定タイミングで、ネットワーク接続検査用のブロードキャストパケットを送信して、新たにネットワーク接続されたコンピュータ端末やネットワーク力も離脱したコンピュータ端末を検出するためのソフトウェア等が含まれる。

[0046] ここで、第 1端末用サーバ 102aの構成要素である操作部 301aは第 2操作手段を構成し、表示部 302aは第 2表示手段を構成し、 CPU303aは磁気ディスク 306aに格納されたソフトウェアを実行する (メモリ 305aに記憶させて実行する）ことによって種々の制御を行う第 2制御手段を構成し、メモリ 305a及び磁気ディスク 306aは第 2記憶手段を構成し又、 CPU303a及び通信 lZF304aはインターネット 104を介してサーノ 101、 102b, 102cやコンピュータ端末 103a〜103nと信号の送受信を行う第 2通信手段を構成している。

[0047] また、第 2端末用サーバ 102bの構成要素である操作部 301bは第 2操作手段を構成し、表示部 302bは第 2表示手段を構成し、 CPU303bは磁気ディスク 306bに格納されたソフトウェアを実行する (メモリ 305bに記憶させて実行する）ことによって種々の制御を行う第 2制御手段を構成し、メモリ 305b及び磁気ディスク 306bは第 2記憶手段を構成し又、 CPU303b及び通信 I/F304bはインターネット 104を介してサーバ 101、 102a, 102cやコンピュータ端末 101a〜101nと信号の送受信を行う第 2 通信手段を構成している。表示部 302bには、表示部 302aと同様に、端末用サーバ 102bに接続されているコンピュータ端末 101a〜101nの管理等を行うための管理情報が表示される。

[0048] また、同様に、第 3端末用サーバ 102cの構成要素である操作部 301cは第 2操作手段を構成し、表示部 302cは第 2表示手段を構成し、 CPU303Cは磁気ディスク 30 6cに格納されたソフトウェアを実行する (メモリ 305cに記憶させて実行する）ことによつて種々の制御を行う第 2制御手段を構成し、メモリ 305c及び磁気ディスク 306cは第 2記憶手段を構成し又、 CPU303c及び通信 lZF304cはインターネット 104を介してサーバ 101、 102a, 102bやコンピュータ端末 101a〜101nと信号の送受信を行う第 2通信手段を構成している。表示部 302cには、表示部 302a、 302bと同様に、端末用サーバ 102cに接続されているコンピュータ端末 101a〜101nの管理等を行うための管理情報が表示される。

[0049] 図 4は、コンピュータ端末 103aの構成を示すブロック図である。前述したとおり、各コンピュータ端末 103a〜103nは同一構成となっているため、コンピュータ端末 103 aを例にとって説明し、他のコンピュータ端末 103b〜103nについての説明は省略する。尚、コンピュータ端末 103a〜103nの構成要素を個々に表す場合には、各々、符号「a」〜「！ 1」を付して表す。

[0050] 図 4において、コンピュータ端末 103aは、キーボードやマウス等によって構成された操作部 401a、液晶表示装置 (LCD)等によって構成された表示部 402a、中央処理装置（CPU) 403a、コンピュータ端末 103aをネットワークに接続するための通信ィンタフェース (IZF) 404a,半導体によって構成されたメモリ 405aを備えて、る。

[0051] メモリ 405aには、コンピュータ端末 103aをインターネット 104に接続してサーバ 10 2a〜102cが有するソフトウェアを該サーバ 102a〜102cに実行させるためのソフトゥエア (基本ソフトウェア）が記憶されている。例えば、前記基本ソフトウェアとして、コンピュータ端末 103aが電源起動後に、接続先決定用サーバ 101に接続先を問い合わせ、サーバ 102a〜120cの中の決定されたサーバ 102a〜102cにインターネット 10 4を介して接続して、該接続したサーバ 102a〜 102cが有するアプリケーションソフトウェアを該アプリケーションソフトウェアを有するサーバ 102a〜102cに実行させる機能を実現するソフトウェアが含まれる。

[0052] ここで、操作部 401aは第 3操作手段を構成し、表示部 402aは第 3表示手段を構成し、 CPU403aはメモリ 405aに記憶されたソフトウェアを実行することによって種々の制御を行う第 3制御手段を構成し、 CPU403a及び通信 lZF404aはインターネット 1 04を介してサーバ 101、 102a〜102cと信号の送受信を行う第 3通信手段を構成し、メモリ 405aは第 3記憶手段を構成している。

[0053] 同様に、コンピュータ端末 103ηの構成要素である操作部 401ηは第 3操作手段を構成し、表示部 402nは第 3表示手段を構成し、 CPU403nはメモリ 405ηに記憶されたソフトウェアを実行することによって種々の制御を行う第 3制御手段を構成し、 CPU 403η及び通信 I/F404nはインターネット 104を介してサーバ 101、 102a〜102c と信号の送受信を行う第 3通信手段を構成し、メモリ 405ηは第 3記憶手段を構成している。

図 5は、本発明の実施の形態に係るコンピュータシステムの動作を説明するための流れ図である。

[0054] 以下、図 1〜図 5を用いて、本発明の実施の形態に係るコンピュータシステム、サーバシステム、接続先決定用サーバ、端末用サーバ、コンピュータ端末及びコンビユータに実行させるためのプログラムについて詳細に説明する。

尚、コンピュータ端末 103a〜103nのうち、コンピュータ端末 103aを例にとって動作説明する力他のコンピュータ端末 103b〜103nも同様の動作を行う。

[0055] 図 5において、いずれかの端末用サーバ 102a〜102cが保守作業に入る直前の過渡状態 (保守モード移行状態）にあって、全ての端末用サーバ 102a〜102cは、電源がオン状態にあり、インターネット 104に接続して正常に動作しているものとする。この状態で、端末用サーバ 102aの保守作業を行う場合、端末用サーバ 102aが配設された地域の保守作業員は定時就業時間内において、操作部 301aを操作することによって、保守作業の開始を入力する。

[0056] 端末用サーバ 102aの CPU303aは、操作部 301aから保守作業開始が入力されると、通信 lZF304aを介して、インターネットに接続されている各サーバ (接続先決定用サーバ 101、端末用サーバ 102b、端末用サーバ 102c)に対して、保守作業を行う旨を表す保守作業通知を送信する (ステップ S1〜S3)。

このとき、端末用サーバ 102aは、データ等のミラー化のために、端末用サーバ 102 b、 102cに対して未だ送信していないデータがある場合には、前記保守作業通知とともに前記データ等も端末用サーバ 102b、 102cに送信する。

[0057] このように、各端末用サーバ 102a〜102cは、保守作業に入るときに、他の端末用サーバに対して未だ送信していないデータがある場合には、必ずこれらを前記他の端末用サーバに送信した後に、保守作業に入るようにする。これにより、いずれかの端末用サーバ 102a〜102cが保守作業を開始するときに、全ての端末用サーバ 10 2a〜102cのデータ等のミラー化が行われる。また、各端末用サーバ 102a〜102c は、稼働中に、所定タイミングで、他の稼働中の端末用サーバに対して、新たに生成したデータを送信する。前記他の稼働中の端末用サーバは、前記データ等を受信して、自己の磁気ディスク装置に記憶する。これにより、稼働中の各端末用サーバは所定タイミングで、保有して、るデータがミラー化される。

[0058] 接続先決定用サーバ 101の CPU203は、インターネット 104及び通信 IZF204を介して端末用サーバ 102aから前記保守作業通知を受信すると、磁気ディスク装置 2 06に記憶されているサーバ状況データ 207を、インターネット 104には端末用サーノ 102b、 102cが接続されており、端末用サーバ 102aはインターネット 104から離脱して、ることを表すデータに変更する。

また、端末用サーバ 102b、 102cは、端末用サーバ 102aからの前記保守作業通知を受信して、端末用サーバ 102aが離脱したことを認識し、端末 102aが復帰するまでは、端末用サーバ 102aに対しては、ミラー化のためのデータ等の送信処理は行わない。

[0059] 端末用サーバ 102aの CPU303aは、前記保守作業通知を送信した後、インターネット 104との接続を切断して、コンピュータシステム力も離脱する (ステップ S4)。この状態で、保守作業員は端末用サーバ 102aの保守作業を行う。前記保守作業としては、例えば、磁気ディスク装置 306aに既に記憶されているアプリケーションソフトゥェァ 307aの更新処理、 OSの更新処理ある、は未だ記憶されてヽな、新 Uヅフトウェァのインストール処理等のソフトウェアの追加処理や、磁気ディスク装置 306aのデフラグ処理等がある。 CPU303aは、操作部 301aによる保守作業を行うための操作に応答して、端末用サーバ 102aの各構成要素を制御して、前記ソフトウェア追加処理やデフラグ処理等の保守作業を行う（ステップ S5)。

[0060] 一方、端末用サーバ 102aが保守作業を行っている状態で、利用者がコンピュータ端末 103aの電源を起動すると、 CPU403aは、通信 lZF404a及びインターネット 1 04を介して、接続先決定用サーバ 101に対して、どの端末用サーバ 102a〜102c に接続すべきかの問、合わせ (接続先問!、合わせ)を行う（ステップ S6)。接続先決定用サーノ 101の CPU203は、コンピュータ端末 103aから前記接続先問い合わせを受信すると、磁気ディスク装置 206に記憶されているサーバ状況データ 207を参照して、コンピュータ端末 103aが接続すべき端末用サーバを決定する。

[0061] このとき、 CPU203は、現在時刻及びサーバ状況データ 207を参照して、インターネット 104に接続して稼働状態にある端末用サーバ 102b、 102cのうち、次の保守作業開始時刻までの時間が最も長い端末用サーバ (例えば端末用サーバ 102b)を、コンピュータ端末 103aの接続先として決定する。 CPU203は、コンピュータ端末 103a の接続先として決定した端末用サーバ (ここでは端末用サーバ 102b)を表すサーバ決定通知を、通信 IZF204及びインターネット 104を介して、コンピュータ端末 103a に送信する (ステップ S7)。

[0062] また同時に、 CPU203は、コンピュータ端末 103aの接続先の端末用サーバを決定すると、サーバ状況データ 207に、コンピュータ端末 103aが当該端末用サーバ (ここでは端末用サーバ 102b)に接続された旨を表すデータを追加して記憶する。

コンピュータ端末 103aの CPU403aは、接続先決定用サーバ 101から前記サーバ決定通知を受信すると、通信 lZF404a及びインターネット 104を介して、前記サーバ決定通知によって通知された端末用サーバ 102bに接続する（ステップ S8)。

[0063] コンピュータ端末 103aの利用者が操作部 401aを操作する毎に、 CPU403aはィンターネット 104を介して、操作部 401aの操作情報を端末用サーバ 102bに送信して、端末用サーバ 102bに磁気ディスク装置 306bに記憶したアプリケーションソフトゥエア 307bを実行させると共に、端末用サーバ 102bからの画像情報を表示部 402a に表示するように動作する。

[0064] 前記画像情報は、コンピュータ端末 103aが端末用サーバ 102bにアプリケーションソフトウェア 307bを実行させるために使用する操作画面の情報であり、例えば、サーノ 103bが有しコンピュータ端末 103a〜103nがサーバ 102bに実行させることができるソフトウェア 307bのアイコンを表す情報や、接続されたコンピュータ端末 103a〜 103ηの操作に応答してアプリケーションソフトウェア 307bを実行しているときの表示を表す情報が含まれる。

[0065] コンピュータ端末 103aは、通信 lZF404aを介して前記画像情報を受信すると、 C PU403aが表示部 402aに前記画像情報を表示するように制御する。これにより、表示部 402aには、端末用サーバ 102bに実行させることが可能なアプリケーションソフトウエア 307bのアイコンや前記アプリケーションソフトウェア 307bの実行画面の表示が行われる。

[0066] 端末用サーバ 102bの CPU303bは、前記ソフトウェア 307bを実行することによつて新たに生成したデータを磁気ディスク装置 306bに順次記憶すると共に、前記生成したデータを所定タイミングで端末用サーバ 102cに送信する (ステップ S 10)。

端末用サーバ 102cの CPU303cは、インターネット 104及び通信 I/F304cを介して前記データを受信すると、磁気ディスク装置 306cに順次保存する (ステップ S 11) 。これにより、サーバ 102bとサーバ 102cのデータカラ一化される。

[0067] 次に、端末用サーバ 102aは、保守作業が終了した後、インターネット 104に再接続して復帰すると (ステップ S12)、各サーバ 101、 102b, 102cに対して、インターネット 104に再接続して復帰した旨を表す再接続通知を送信する (ステップ S 13〜S 15 ) oまた、端末用サーバ 102aは、他の端末用サーバ 102b、 102cに対しては、前記再接続通知を送信すると共に、保守作業によって追加したアプリケーションソフトゥェァを送信する。

[0068] 端末 103aからの操作に応答してアプリケーションソフトウェア 307bを実行中の端末用サーバ 102bの CPU303bは、端末用サーバ 102aから受信した前記追カ卩したァプリケーシヨンソフトウェアを磁気ディスク装置 306bに記憶する。

また、端末用サーバ 102bの CPU303bは、処理ステップ S2の保守作業通知を受信して力も処理ステップ S 14の前記再接続通知を受信するまでに、前記アプリケーシヨンソフトウェア 307bを実行することによって生成したデータを端末用サーバ 102aに送信する (ステップ S 16)。

[0069] 同様に、端末用サーバ 102cの CPU303cは、端末用サーバ 102aから受信した前記追カ卩したアプリケーションソフトウェアを磁気ディスク装置 306cに記憶する。また、端末用サーバ 102cの CPU303cは、処理ステップ S3の保守作業通知を受信してから処理ステップ S15の前記再接続通知を受信するまでに、前記アプリケーションソフトウェア 307cを実行することによって生成したデータを端末用サーバ 102aに送信する (ステップ SI 7)。

[0070] 端末用サーバ 102aの CPU303aは、インターネット 104及び通信 lZF304aを介して、端末用サーバ 102b、 102cから受信した前記データを磁気ディスク装置 306aに記憶する (ステップ S18)。これにより、端末用サーバ 102aが再接続したときに、全ての端末用サーバ 102a〜102cのデータやアプリケーションソフトウェアのミラー化が行われる。

その後も、端末用サーバ 102bの CPU303bは、前記ソフトウェア 307bを実行することによって生成したデータを磁気ディスク装置 306bに順次記憶すると共に、前記生成したデータを所定タイミングで端末用サーバ 102a、 102cに送信する。これにより、端末用サーバ 102a〜102cのデータがミラー化される。

[0071] この状態で、端末用サーバ 102bの保守作業開始時刻が到来すると、端末用サーバ 102bが配設されている地域の保守作業員は、定時勤務時間内に端末用サーバ 1 02bの保守作業を行う。

端末用サーバ 102bの CPU303bは、操作部 301bから保守作業開始入力が入力されると、通信 I/F304bを介して、インターネット 104に接続されている各サーバ 10 1、 102a, 102cに対して保守作業通知を送信する（ステップ S19〜S21)。

[0072] 接続先決定用サーバ 101の CPU203は、前記保守作業通知を受信すると、サーバ状況データ 207を参照して、端末用サーバ 102bに接続されているコンピュータ端末 103aに対して、作業を終了するように促すための作業終了通知を送信する (ステップ S22)。

コンピュータ端末 103aは、前記作業終了通知に応答して、端末用サーバ 102bとの接続を終了すると共に、接続先決定用サーバ 101に対して、端末用サーバ 102b との接続を切断して作業を終了した旨を表す作業終了通知を送信する (ステップ S2 3)。

[0073] 端末用サーバ 102bの CPU303bは、自己に接続されたコンピュータ端末の終了処理に応答して、作成処理中のデータを磁気ディスク装置 306bに記憶し、端末用サーノ 102a、 102cに対して未だ送信していないデータがある場合には、前記データ等も端末用サーバ 102a、 102cに送信する。端末用サーバ 102a、 102cは前記データを自己の磁気ディスク装置 306a、 306cに記憶し、データをミラー化する。

[0074] 一方、接続先決定用サーバ 101の CPU203は、端末用サーバ 102bからの前記保守作業通知及びコンピュータ端末 103aからの作業終了通知を受信して、サーバ状況データ 207を、インターネット 104には端末用サーバ 102a、 102cが接続されており、端末用サーバ 102bはインターネット 104から離脱していることを表すデータに変更する。また、コンピュータ端末 103aはいずれの端末用サーバ 102a〜102にも接続されて、な、旨を表すデータに変更する。

その後、端末用サーバ 102bはインターネット 104との接続を切断して離脱した後（ステップ S24)、現地の保守作業員によって保守作業が行われる (ステップ S25)。

[0075] 端末用サーバ 102bが保守作業を行っている状態で、コンピュータ端末 103aの電源を起動すると、 CPU403aは、通信 lZF404a及びインターネット 104を介して、接続先決定用サーバ 101に対して、どの端末用サーバ 102a〜102cに接続すべきかの問、合わせを行う（ステップ S26)。

接続先決定用サーノ 101の CPU203は、コンピュータ端末 103aから前記接続先問い合わせを受信すると、磁気ディスク装置 206に記憶されているサーバ状況データ 207を参照して、コンピュータ端末 103aが接続すべき端末用サーバを決定する。

[0076] このとき、 CPU203は、現在時刻及びサーバ状況データ 207を参照して、インターネット 104に接続して稼働状態にある端末用サーバ 102a、 102cのうち、次の保守作業開始時刻までの時間が最も長い端末用サーバ (例えば端末用サーバ 102a)を、コンピュータ端末 103aの接続先として決定する。 CPU203は、コンピュータ端末 103a の接続先として決定した端末用サーバ (ここでは端末用サーバ 102a)を表すサーバ決定通知を、通信 IZF204及びインターネット 104を介して、コンピュータ端末 103a に送信する (ステップ S27)。

また同時に、 CPU203は、コンピュータ端末 103aの接続先の端末用サーバを決定すると、サーバ状況データ 207に、コンピュータ端末 103aが当該端末用サーバ (ここでは端末用サーバ 102a)に接続された旨を表すデータを追加して記憶する。

[0077] コンピュータ端末 103aの CPU403aは、接続先決定用サーバ 101から前記サーバ決定通知を受信すると、通信 lZF304a及びインターネット 104を介して、前記サーバ決定通知によって通知された端末用サーバ 102aに接続する (ステップ S28)。コンピュータ端末 103aの利用者が操作部 401aを操作する毎に、 CPU403aは操作部 401aの操作情報を端末用サーバ 102aに送信して、端末用サーバ 102aに磁気ディスク装置 306aに記憶したアプリケーションソフトウェア 307aを実行させると共に、端末用サーバ 102aからの画像情報を表示部 402aに表示するように動作する。端末用サーバ 102aは、コンピュータ端末 103aの操作に応答して、磁気ディスク装置 306aに記憶したアプリケーションソフトウェア 307aを実行する（ステップ S29)。

[0078] 一方、各端末用サーバ 102a〜102bは、各々、保守作業時間が定時勤務時間である 8時間以内で完了するように、 8時間間隔で保守作業が順次開始されるように決められているが、保守作業が定時勤務時間内に終了しない場合、そのままインターネット 104に接続せずに保守作業を一旦終了し、翌日の定時勤務時間に残りの保守作業が行なわれる。このため、保守作業が前記定時勤務時間内に終了しない場合には、保守作業が行われている端末用サーバ 102bをー且インターネット 104に接続し、他の各サーバ 101、 102a, 102cに対して、次の定時勤務時間まで保守作業を継続して行う旨を表す保守継続通知を送信する (ステップ S30〜S32)。

[0079] 保守作業が行われていない他の端末用サーバ 102a、 102cは、前記保守継続通知を受信して、次回の自己の保守作業開始時刻が到来した場合にも、保守作業は行われず、保守作業が行われている端末用サーノから再接続通知を受信した後に自己の保守作業開始時刻が到来した場合に保守作業が行われる。

この場合、接続先決定用サーバ 101は、前記保守継続通知を受信して、サーバ状況データに記憶されている端末用サーバ 102a〜12cの保守作業開始時刻を変更し (例えば、各端末用サーバ 102a〜102cの保守作業を 1回ずつ省略してその次の開始時刻にする。）、該変更後の保守作業開始時刻に基づいて、コンピュータ端末 103 a〜103nの接続先の端末用サーバ 102a〜102cを決定する。

[0080] 以上述べたように、本発明の実施の形態に係るコンピュータシステムによれば、保守作業はサーバ 102a〜102cの配設されている地域の保守作業員が定時勤務時間内に行うようにできるため、保守作業が行いやすくなる。

また、 3台の端末用サーバ 102a〜102cを使用すると共に、所定タイミングで順次 1 台ずつ保守作業を行うようにしているので、 24時間使用できるため、利用者の利便性を向上することが可能になる。

[0081] また、接続先決定サーバがコンピュータ端末 103a〜103nの接続先サーバ 102a 〜102cを決定する場合、次回の保守作業までの時間が最も長い端末用サーバに接続するように決定するため、保守作業によって中断されるまでの使用時間を長くすることが可能になり、利用の利便性が向上する。

また、本発明の実施の形態によれば、端末用サーバ 102a〜102cを備えたサーバシステム、サーバ、コンピュータ端末 103a〜103n、接続先の端末用サーバの決定方法、サーバやコンピュータ端末の管理方法を提供することが可能になる。

[0082] また、本発明の実施の形態によれば、前記コンピュータシステム、サーバ 101、 102 a〜102c及び端末コンピュータ 103a〜103nをコンピュータによって構成することが可能なプログラムを提供することができる。

尚、接続先決定用サーバ 101がコンピュータ端末 103a〜103nの接続先の端末用サーバ 102a〜102cを決定する場合、次回の保守作業までの時間が最も長い端末用サーバに決定するように構成したが、負荷 (CPUの使用時間やメモリの使用量)の小さい端末用サーバ 102a〜102cを、前記接続先の問い合わせを行ったコンビユータ端末の接続先として決定するように構成してもよい。これにより、コンピュータ端末 1 03a〜103nは、負荷の小さい端末用サーバ 102a〜102cにソフトウェアを実行させることができるため、軽快な利用が可能になる。

[0083] 磁気ディスク装置 206のサーバ状況データ 207には、どの端末用サーバ 102a〜l 02cが稼働しているかというデータや、各端末用サーバ 102a〜102cに接続されているコンピュータ端末 103a〜 103ηの台数のデータが含まれるため、接続先決定用サーバ 101が負荷の小さい端末用サーバを決定する場合、 CPU203はサーバ状況データ 207を参照して、接続されているコンピュータ端末 103a〜103nの台数が少ない端末用サーバを、負荷力、さい端末用サーバと判断して、当該端末用サーバを、接続先問ヽ合わせを行ってきたコンピュータ端末の接続先として決定するように構成してちょい。

[0084] また、接続先決定用サーバ 101が、各端末用サーバ 102a〜102cの負荷状況を判断しやすいように、各端末用サーバ 102a〜102cが、所定タイミングで、自己の負荷状況を表す負荷状況通知を接続先決定用サーバ 101に送信し、 CPU203は各端末用サーバ 102a〜102cからの前記負荷状況通知を受信して、その時点における各端末用サーバ 102a〜102cの負荷状況のデータをサーバ状況データ 207内に記憶するように構成してもよい。これにより、接続先決定用サーバ 101が、各端末用サーバ 102a〜102cの負荷状況を判断する場合には、サーバ状況データを参照して判断することが可能になる。

[0085] また、前記実施の形態は、コンピュータ端末 103aを操作した例で説明したが、他のコンピュータ端末 103b〜103nを操作した場合や、複数のコンピュータ端末 103a〜 103ηを同時に操作した場合でも同様の動作を行なわせることが可能である。この場合、各端末用サーバ 102a〜102cは、ネットワーク 104を介して接続されている各コンピュータ端末 102a〜 102ηに対して、前述した動作を行う。

[0086] また、ネットワークとしてインターネット 104の利で説明したが、 WAN (Wide Area Ne twork)等の各種ネットワークが利用可能である。

また、利用するソフトウェアとしては、アプリケーションソフトウェアのみならず OSにも適用可能である。特に、保守作業を行う端末用サーバをネットワークから離脱した状態で保守作業を行うため、ソフトウェア追加後に電源の再立上げ処理を行うようにしているため、追加後にリセットが必要なソフトウェアの追カ卩に好適である。

産業上の利用可能性

[0087] コンピュータ端末と複数のサーバとをネットワークに接続し、前記コンピュータ端末を操作することによって前記サーバが有するソフトウェアを該サーバに実行させるようにした種々のコンピュータシステム、前記コンピュータシステムに適したサーバ、コンピュータ端末、コンピュータプログラムに適用可能である。

Claims

請求の範囲

[1] 複数のコンピュータ端末と、

現地時刻が相互に所定時間異なる地域に配設されると共にソフトウェアを記憶する記憶手段を有し、前記複数のコンピュータ端末のうちの接続されたコンピュータ端末の操作に応答して前記記憶手段に記憶しているソフトウェアを実行する複数の端末用サーバと、

前記複数の端末用サーバの状況を表すサーバ状況データを記憶する記憶手段を有し、前記複数のコンピュータ端末力の接続先問い合わせに応答して、前記サーバ状況データを参照して当該コンピュータ端末が接続する端末用サーバを決定する接続先決定用サーバとを備えて成り、

前記複数のコンピュータ端末、前記複数の端末用サーバ及び前記接続先決定用サーバはネットワークに接続して使用されることを特徴とするコンピュータシステム。

[2] 前記接続先決定用サーバに接続先の問い合わせを行ったコンピュータ端末は、前記ネットワークを介して、前記接続先決定用サーバによって決定された端末用サーバに接続することを特徴とする請求項 1記載のコンピュータシステム。

[3] 前記端末用サーバは 3台備えられて成り、前記各端末用サーバは、現地時刻が相互に 8時間ずつ異なる地域に配設されて成ることを特徴とする請求項 1又は 2記載のコンピュータシステム。

[4] 前記各端末用サーバは所定時間間隔で順に保守作業が行われるように定められて成り、前記接続先決定用サーバは、次の保守作業が開始されるまでの時間が長い端末用サーバを、前記接続先の問い合わせを行ったコンピュータ端末の接続先として決定することを特徴とする請求項 1乃至 3のいずれか一に記載のコンピュータシステム。

[5] 前記接続先決定用サーバは、前記サーバ状況データを参照して、負荷の小さい端末用サーバを、前記接続先の問い合わせを行ったコンピュータ端末の接続先として決定することを特徴とする請求項 1乃至 3のいずれか一に記載のコンピュータシステム。

[6] 前記コンピュータ端末の操作に応答してソフトウェアを実行し新たなデータを生成した前記端末用サーバは、保守作業が行われていない稼働中の他の端末用サーバに対して前記データを送信し、

前記他の端末用サーバは受信した前記データを自己の記憶手段に格納することを特徴とする請求項 1乃至 5のいずれか一に記載のコンピュータシステム。

[7] 保守作業から復帰して前記ネットワークに再接続した端末用サーバは、他の前記各サーバに対して再接続した旨を表す再接続通知を送信し、

前記コンピュータ端末の操作に応答してソフトウェアを実行し新たなデータを生成した前記端末用サーバは、前記再接続した前記他の端末用サーバに対して前記データを送信し、

前記再接続した他の端末用サーバは、受信した前記データを自己の記憶手段に格納することを特徴とする請求項 1乃至 6のいずれか一に記載のコンピュータシステム。

[8] 保守作業に入る端末用サーバは、前記接続先決定用サーバ及び他の前記端末用サーバに対して保守作業に入る旨を表す保守作業通知を送信すると共に前記コンビユータ端末との接続を切断することを特徴とする請求項 1乃至 7のいずれか一に記載のコンピュータシステム。

[9] 前記コンピュータ端末は、前記端末用サーバとの接続を切断するに際して、前記接続先決定用サーバに対して、前記端末用サーバとの接続を切断する旨を表す切断通知を送信し、

前記接続先決定用サーバは、前記切断通知を受信して、装置前記サーバ状況データを、前記コンピュータ端末が前記端末用サーバとの接続を切断した旨のデータによって変更することを特徴とする請求項 1乃至 8のいずれか一に記載のコンビユータシステム。

[10] 現地時刻が相互に所定時間異なる地域に配設され、保有するデータが相互にミラ一化された複数のサーバをネットワークを介して接続することを特徴とするサーバシステム。

[11] 前記複数のサーバは、現地時刻が相互に 8時間異なる地域に配設された 3台のサーバであることを特徴とする請求項 10記載のサーバシステム。

[12] 前記各サーバはソフトウェアを記憶する記憶手段を有し、前記ネットワークを介して受信した操作信号に応答して前記ソフトウェアを実行することを特徴とする請求項 10 又は 11記載のサーバシステム。

[13] 操作信号に応答して自己の保有するソフトウェアを実行する複数の端末用サーバの状況を表すサーバ状況データを記憶する記憶手段と、外部からの接続先問、合わせに応答して、前記サーバ状況データを参照し、前記複数の端末用サーバのなかから当該コンピュータ端末が接続する端末用サーバを決定する接続先決定手段とを備えて成ることを特徴とする接続先決定用サーバ。

[14] 前記サーバ状況データには前記各端末用サーバの保守作業開始時刻が含まれて成り、

前記接続先決定手段は、前記各端末用サーバの保守作業開始時刻を参照して、次の保守作業開始時刻までの時間が長い端末用サーバを、前記接続先の問い合わせを行ったコンピュータ端末の接続先として決定することを特徴とする請求項 13記載の接続先決定サーバ。

[15] 前記サーバ状況データには前記各端末用サーバの負荷状況が含まれて成り、前記接続先決定手段は、前記各端末用サーバの負荷状況を参照して、最も負荷の小さい端末用サーバを、前記接続先の問い合わせを行ったコンピュータ端末の接続先として決定することを特徴とする請求項 13記載の接続先決定用サーバ。

[16] ネットワークを介して接続先決定用サーバに接続先の問い合わせを行う接続先問い合わせ手段と、接続先として決定された端末用サーバの情報を受信し、前記ネットワークを介して前記端末用サーバに接続する通信手段と、前記端末用サーバが有するソフトウェアを当該端末用サーバに実行させる操作手段とを備えて成ることを特徴とするコンピュータ端末。

[17] 前記通信手段は、前記端末用サーバとの接続を切断するに際して、前記接続先決定用サーバに対して、前記端末用サーバとの接続を切断する旨を表す切断通知を送信することを特徴とする請求項 16記載のコンピュータ端末。

[18] コンピュータを、

コンピュータ端末力の接続先問い合わせに応答して、記憶手段に記憶された複数の端末用サーバの状況を表すサーバ状況データを参照して、前記複数の端末用サーバのなかから、当該コンピュータ端末が接続する端末用サーバを決定する接続先決定手段として機能させることを特徴とするプログラム。

[19] 前記接続先決定手段は、前記サーバ状況データに含まれる各端末用サーバの保守作業開始時刻を参照して、次の保守作業開始時刻までの時間が長!、端末用サーバを、前記接続先の問い合わせを行ったコンピュータ端末の接続先として決定するように機能させることを特徴とする請求項 18記載のプログラム。

[20] 前記接続先決定手段は、前記サーバ状況データに含まれる各端末用サーバの負荷状況を参照して、最も負荷の小さい端末用サーバを、前記接続先の問い合わせを行ったコンピュータ端末の接続先として決定するように機能させることを特徴とする請求項 18記載のプログラム。

[21] コンピュータを、

ネットワークを介して接続先決定用サーバに接続先の問い合わせを行う接続先問い合わせ手段と、接続先として決定された端末用サーバの情報を受信し、前記ネットワークを介して前記端末用サーバに接続する通信手段と、前記端末用サーバが有するソフトウェアを当該端末用サーバに実行させる操作手段として機能させることを特徴とするプログラム。

[22] 前記通信手段は、前記端末用サーバとの接続を切断するに際して、前記接続先決定用サーバに対して、前記端末用サーバとの接続を切断する旨を表す切断通知を送信するように機能させることを特徴とする請求項 21記載のプログラム。