WO2007023652A1 - 隠しスライドファスナー用スライダー - Google Patents

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Keiichi Keyaki
Yuichi Iwase
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    • Y10T24/2561Slider having specific configuration, construction, adaptation, or material

Abstract

 隠しスライドファスナー用のスライダー(100) は、下翼板(101) の左右側縁に沿って一対の逆L字形断面をもつ第1フランジ(102,103) を有するとともに、同下翼板(101) の一端中央部に立設された略楕円形の水平断面をもつ案内柱(104) を有している。一対の第1フランジ(102,103) の上板部分(102a,103a) の間の楔状空間には、前記案内柱(104) の上面に一体に形成された矩形状板部(105a)と楔状板部(105b)とを有し、前記案内柱(104) の外周に沿って外側に張り出した第2フランジ(105) を備えている。この第2フランジ(105) の肩口側端部の下面高さを他の領域の高さより高く設定するとともに、周面に後口側に向けて段階的にテーパ角(α1 ~α5)が漸増するテーパ面(105c)を形成する。かかる構成により、例えば、座席シートなどのシートカバーに適用されてスライドファスナーの閉鎖時に強力な横引き力が加わっても、スライダーにエレメントを円滑に導入できる。

Description

明 細 書
隠しスライドファスナー用スライダー
技術分野
[0001] 本発明はスライドファスナーの閉鎖時には、その開閉具であるスライダーの本体が 外部に表出しないタイプの隠しスライドファスナー用のスライダーに関し、特にスライド ファスナーの閉鎖時において強い横引き力が作用しても、円滑なスライダー操作を 可能にする隠しスライドファスナー用のスライダーに関する。
背景技術
[0002] この種の隠しスライドファスナーは女性用の被服類に多く使われていた力 近年は 他分野の例えば自動車や列車の座席シートなどに進出するようになった。座席シート は、予めフレームに一体に形成されたクッション体にシートカバーが被覆される。この とき、シートカバーの寸法はクッション体の外形寸法よりも小さくして、クッション体を圧 縮状態で被覆し、外観形状に生じる緩みや変形などの発生を極力抑制するようにし ている。また、着座時の人体などの荷重分布にも容易に対応するように弾性変形して も、座席から離れると確実に原形に戻るようにして形崩れを防 、で ヽる。
[0003] シートカバーは、通常、天然皮革や合成皮革、或いは様々な構造をもつ編織物な どからなる表皮層と、ポリウレタン発泡体シートなど力もなる薄い弾性中間層と、極め て細い糸条を使って編成又は織成して得られる薄手の編織物など力 なる裏面基布 層とがラミネート加工などによって積層一体化されたシートから構成される。通常は、 これらのシートを座席シートの形状に合わせて複数枚力 なるシート片に裁断し、こ れらのシート片を組み合わせて立体的に縫製してシートカバーを製作する。しかしな がら、シートカバーの全体を縫製により製作すると、複雑な外観形状をもつ座席のク ッシヨン体にシートカバーを被覆できない場合が多発する。そこで従来は、予め未縫 製部分を作っておき、クッション体に被覆したのち前記未縫製部分を手縫いにて縫 製していた。
[0004] し力しながら、この手縫いによる縫製では、縫製作業員の技能の差により完成品に 品質や縫製時間に差が生じやすい。そこで、近年では手縫いを排除すベぐシート カバーの縫製部の一部、例えば玉縁部に沿ってスライドファスナー、特にスライダー 本体が外側に表出しない隠しスライドファスナーが使われることが多くなつた。その結 果、全ての縫製をミシンによりできるようになり、技能の差に基づく従来の不具合が大 幅になくなり生産効率も一段と向上した。
[0005] この隠しスライドファスナーは、例えば特公昭 50— 25855号公報 (特許文献 1)にも 開示されて 、るように、スライダー胴体の下翼板のスライダー摺動方向に直交する側 縁には、各側縁に沿って逆 L字断面をもつ左右一対の第 1フランジが立設されている 。この一対の第 1フランジは平面視で平行な直線部と、同直線部に続き互いが離間 するように屈曲しながら拡開する拡開部とを有して 、る。前記下翼板の拡開側の端部 には略楕円形の水平断面をもつ案内柱が上方に向けて垂直に立設されている。この 案内柱の上面には第 2フランジが一体に形成されるとともに、同第 2フランジの上面に は摺動方向に延在する門型の引手取付柱が一体に形成されて!、る。この引手取付 柱には引手が摺動方向の前後に回動自在に取り付けられる。第 2フランジは前記案 内柱の周面を囲むようにして外側に延設された略矩形状板部と、同矩形状板部に続 いて前記第 1フランジの上記直線部の間に向けて延設された先端を先鋭に形成した 楔状の板部とからなる。ここで、案内柱側の端部開口を肩口といい、案内柱とは反対 側の開口を後口という。
[0006] 前記第 1フランジと前記案内柱及び第 2フランジにより形成される空間が嚙合エレメ ント列の案内通路となり、第 1フランジと第 2フランジとの間に形成される間隙がファス ナーテープの案内間隙となる。一方、かかる構成を備えたスライダーが挿通されるフ ァスナーストリンガーは、嚙合頭部を内側にして多数の嚙合エレメントが 2本一対のフ ァスナ一テープの対向側縁に沿って、それぞれ縫製などにより取り付けられる。こうし て得られる一対のファスナーストリンガーの各エレメント取付縁部を嚙合エレメントの 嚙合頭部が外側に突出するように、同エレメント取付縁部に沿って U字状に折り曲げ られ、熱セットなどによりその折曲げ形状が固定される。こうした構造をもつ一対のフ ァスナーストリンガーを、上記スライダーの肩ロカもエレメントの嚙合頭部を向かい合 わせるとともにファスナーテープの折返し部分を上記第 1及び第 2フランジ間のテー プ案内間隙から外側に延出させてスライダーを挿通する。 特許文献 1:特公昭 50— 25855号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0007] 以上の構成を備えたスライダーを挿通して得られる従来の隠しスライドファスナーに あって、特に上述ような自動車などの座席シートのシートカバーに適用して、最後に 同隠しスライドファスナーを閉鎖するとき、シートカバーがクッション体の外形寸法より 小さく形成されているため、スライダーの近傍のファスナーストリンガーには強力な横 引き力が加わる。この強力な横引き力は、上述のような隠しスライドファスナーに特有 の構造によって嚙合エレメント列を立ち上がらせる。特に、従来のスライダーには案 内柱の肩口側の端面力も左右側面にかけて、ほぼ第 1フランジと同等肉厚の第 2フラ ンジが延在している。
[0008] この第 2フランジの肩口付近の部分にて横引き力を受けながら肩口へと導入される 各エレメントは、ファスナーテープのテープ面に対して略直角となるまで立ち上がる。 各エレメントの連結部がスライダーの下翼板の上面に載るまでは、同エレメントは先に スライダーのエレメント案内通路に導入されて、第 1フランジ、案内柱及び第 2フラン ジの上板部分との接触により傾倒姿勢とされている先行エレメントによる傾倒させる力 と、スライダーの摺動操作に基づくファスナーテープ Tの相対的な引張力との影響を 受ける。そのため、各エレメントの連結部がスライダーの下翼板の上面に載ると僅か に傾倒する力 その傾倒が少ないため、往々にしてエレメントの連結部が前記第 1フ ランジと第 2フランジとの間に挟み込まれてしまい、スライダーの摺動を不可能にする 。ここで無理にスライダーを摺動させようとすると、横引き力によるエレメントを損傷さ せるばかりでなぐファスナーテープの折曲げ縁を裂断しかねな!/、。
[0009] 本発明は、こうした従来の不具合を解消すべくなされたものであり、具体的には例 えば座席シートなどのシートカバーに適用されてスライドファスナーの閉鎖時に強力 な横引き力が加わっても、円滑なスライダーの摺動操作を可能にした隠しスライドファ スナ一のスライダーを提供することを目的として ヽる。
課題を解決するための手段
[0010] 前記目的は、本発明の主要な構成である相対する側縁部が U字状に屈曲固定さ れ、同側縁部の折り曲げ端縁の外側表面に沿って多数の嚙合エレメントが取着され た一対のファスナーストリンガーの各嚙合エレメントを係脱する隠しスライドファスナー 用のスライダーであって、同スライダーは、同スライダーの摺動方向に直交する左右 側縁部に沿って立設する逆 L字形断面力 なる一対の第 1フランジをもつ下翼板と、 同下翼板の摺動方向の一端中央部に立設された案内柱と、前記一対の第 1フランジ の上板部分の間に配され、前記案内柱の上面に一体に形成された矩形状板部と同 矩形状板部から摺動方向に延在する楔状板部とを有し、前記案内柱の外周に沿つ て外側に張り出した第 2フランジとを備えてなり、前記第 2フランジの周面の、左右の 前記第 1フランジの左右の前記上板部分の案内柱側端面を通る直線 Lと交わる部分 の少なくとも案内柱側の外側領域に、下端から上方に向けて拡がるテーパ面が形成 されてなり、前記テーパ面の上端稜線部が前記第 1フランジの前記上板部分の上面 より低ぐ且つ下翼板の上面と前記上板部分の下面との間の高さよりも高く設定され てなることを特徴とする隠しスライドファスナー用スライダーにより効果的に達成される
[0011] 好適な実施態様によれば、前記テーパ面の上端稜線部は、前記直線 Lの楔状板 部側の第 2フランジ部分の上端稜線部と前記下翼板の上面との間の高さが最も小さ ぐ前記直線 Lの楔状板部側と反対側の端面にかけての前記テーパ面の上端稜線 部は、下翼板の上面との間の高さが段階的に漸増するように設定される。また好適に は前記テーパ面が、第 2フランジの周方向に複数段に変化するテーパ角を有し、同 第 2フランジの前記直線 Lの近傍のテーパ角が最も大きぐ同直線 Lから案内柱側の 端部にかけてテーパ角が漸次小さく設定される。更に、前記第 1フランジの上面と第 2フランジの上面とが同一平面上にあり、少なくとも前記直線 Lよりも楔状板部側の前 記第 2フランジの下面は前記第 1フランジの下面よりも下方に配されるとよ 、。前記複 数段の各テーパ角は 0° 〜90° の範囲で段階的に順次変化させるとよい。
[0012] 前記第 1フランジの上板部分と前記第 2フランジとの間に Y字状のテープ案内通路 が形成され、前記第 2フランジの矩形状板部の長辺延長線により内外部分に区分け された第 1フランジの内側部分の縁部下面が段差を介して外側部分の下面よりも薄 肉に形成されこともある。 発明の効果
[0013] 上述のとおり、隠しスライドファスナー用のスライダーにおける案内柱側(肩口側)の 案内柱の上面に一体に形成された矩形状板部と同矩形状板部から摺動方向に延在 する楔状板部とを有する第 2フランジのうちで、下翼板の左右力 立ち上がる逆 L字 断面をもつ左右の前記第 1フランジの左右の前記上板部分の案内柱側端面を通る 直線 Lと交わる部分の少なくとも肩口側の外側領域に、下端力 上方に向けて拡がる テーパ面が形成されて 、る。このテーパ面の上端稜線部は前記第 1フランジの前記 上板部分の上面より低ぐ且つ下翼板の上面と前記上板部分の下面との間の高さよ りも高く設定されている。そのため、例えば、自動車などの座席シートを被覆するシー トカバーに取付けられた隠しスライドファスナーでは、同ファスナーを閉鎖しょうとする とき、ファスナーテープには極めて強い横引き力が働くため、肩口から下翼板、案内 柱、第 1フランジ及び第 2フランジにより形成されたエレメント案内通路に順次導入さ れる嚙合エレメントは、肩口から離間した位置ではファスナーテープのテープ面に対 して略平行であった姿勢力 肩口に近づくに連れてエレメントの連結部が上となり、 嚙合頭部が下となってエレメント取付部が逆さまの状態で、テープ面に対して直角に 立ち上がった姿勢となる。
[0014] 従来のスライダーでは第 2フランジの肩口端部付近も後口側端部も、その下面と下 翼板との間の寸法は変わらない。そのため、肩口側の下翼板に載ったエレメントは先 行してエレメント通路内に入ったエレメント及びテープの弓 I張力と傾倒させようとする 力の影響を受けて僅かに傾倒はするものの、完全には傾倒しないままに第 2フランジ と干渉し合いながら第 2フランジへと導入が続けられ、肩口の部分へと立ち上がった ままの状態でエレメントの連結部力 脚部の間が第 1フランジの上板部分と第 2フラン ジの間の間隙に挟み込まれ、スライダーの動きを止めてしまうことが多い。
[0015] これに対して、本発明によるスライダーは、上述のごとき下翼板に対する第 2フラン ジの肩口側のテーパ面の上端稜線部の高さを後口のそれよりも高く設定しているた め、たとえエレメントが僅かな傾倒姿勢で下翼板上に載っても第 2フランジと干渉する ことがなくなり、第 2フランジのテーパ面に案内されてエレメント案内通路に導入される 。この導入の間に、テーパ面による案内と、先行エレメント及びファスナーテープの引 張力によるエレメントを傾倒させようとする力との総合的な影響を受けて、エレメント連 結部が第 2フランジの下面に潜ろうとする姿勢へと徐々に傾く。一旦、エレメント案内 通路内に導入されたエレメントは、下翼板の上板部分と第 2フランジとによって傾倒 姿勢が確保されて、相対的にスライダーのエレメント案内通路内を円滑に進むように なる。そのため、従来のようにエレメントの嚙合頭部や脚部が下翼板の上板部分と第 2フランジとの間に挟まれることがなくなり、エレメントの破損やファスナーテープの裂 断などの発生が防止され、スライダーの円滑な摺動操作によって隠しスライドファスナ 一を支障なく閉鎖させることができる。
[0016] また、更に前記テーパ面の上端稜線部は、前記直線 Lの楔状板部側の第 2フラン ジ部分の上端稜線部と前記下翼板の上面との間の高さが最も小さぐ前記直線しの 楔状板部側と反対側の端面にかけての前記テーパ面の上端稜線部は、下翼板の上 面との間の高さが段階的に漸増するように設定される。また好適には前記テーパ面 力 第 2フランジの周方向に複数段に変化するテーパ角を有し、同第 2フランジの前 記直線 Lの近傍のテーパ角が最も大きぐ同直線 Lカゝら案内柱側の端部にかけてテ ーパ角が漸次小さく設定される。力かる構成により、上述のようにスライダーのエレメ ント案内通路内に円滑に導入されたエレメントは、その嚙合頭部が第 2フランジの前 記テーパ面に案内されて後口に向力う途中で段階的に第 2フランジの楔状板部の下 面へと導かれて水平に近!、嚙合姿勢とされ、第 2フランジの楔状板部の先端を越え た直後に相手方のエレメントと完全に嚙合して後口へと案内される。
[0017] このとき、第 1フランジの上面と第 2フランジの上面とを同一平面上に配するとともに 、前記第 2フランジの少なくとも前記第 1フランジの上板部分と対向する領域の下面を 前記第 1フランジの下面よりも下方に配し、同時にそのテーパ面を前記第 1フランジ の上板部分の下面を含む平面との交差線から下方に形成すると、エレメント案内通 路を相対的に移動するエレメントの傾倒姿勢が安定して維持され、続く相手方との嚙 合が円滑且つ確実になされるようになる。
[0018] 前記多段に変化するテーパ角を肩口側の端部力 後口側の端部にかけて、 0° 〜 90° の範囲で段階的に順次漸増させると、肩ロカ 案内通路に導入されたエレメン トはテーパ面にエレメントの嚙合頭部が摺接しながら立ち姿勢力 次第に順次大きく 傾倒する姿勢へと変わりながら円滑に後口へと導かれ、円滑に且つ確実な嚙合を実 現する。第 2フランジの周面に形成されるテーパ面は、スライダーの成形と同時に形 成する。その成形をしやすくすベぐ第 1フランジの上板部分を前記第 2フランジの矩 形状板部の長辺延長線をもって内外部分に区分けし、その区分けされた上板部分 の内側領域の下面を段差を挟んで外側領域の下面よりも薄肉に形成する。
図面の簡単な説明
[図 1]本発明の第 1実施例に係る隠しスライドファスナー用のスライダーを肩口側の斜 め上方から見た斜視図である。
[図 2]同スライダーの一部を切除して肩口側の斜め下方力 見た部分斜視図である。
[図 3]同スライダーの要部を後口側力も見た正面図である。
[図 4]同スライダーの引手取付柱を切除したときの第 2フランジの外観形状を模式的 に示す肩口側力 見た斜視図である。
[図 5]図 4の V-V線に沿った矢印方向の断面図である。
[図 6]図 4の VI-VI線に沿った矢印方向の断面図である。
[図 7]図 4の VII-VII線に沿った矢印方向の断面図である。
[図 8]同スライダーの半部の一部を拡大して示す下翼板のエレメント案内面力 見た 水平断面図である。
[図 9]同スライダーを下翼板のエレメント案内面力 見た嚙合エレメントの挙動説明図 である。
[図 10]同スライダーの半部の一部を拡大して示す肩口側から見たときの嚙合エレメン トの挙動説明図である。
[図 11]同スライダーのエレメント通路中に導入されるときのスライドファスナーの半部 の状態を示す横断面図である。
[図 12]本発明の第 2実施例に係る隠しスライドファスナー用スライダーの要部を肩口 側の斜め上方力 見た部分斜視図である。
[図 13]本発明の第 3実施例に係る隠しスライドファスナー用スライダーの要部を肩口 側の斜め上方力 見た部分斜視図である。
符号の説明 100 スライダー
101 下翼板
101a ランド言
102, 103 左右の第 1フランジ
102a, 103a 上板部分
102b, 103b 側壁部分
102c, 103c 段部
102d, 103d 薄肉部
104 案内柱
105 第 2フランジ
105a 矩形状板部
105b 楔状板部
105c テーノヽ面
105c- l〜105c- 5 第 1〜第 5アーノヽ面
106 引手取付柱
107 引手
107a 環状部
T ファスナーテープ
FS ファスナーストリンガー
E 嚙合エレメント
EH 嚙合頭部
D 間隙
L 左右上板部分の先端面を結ぶ直線 a 1〜 a 5 弟 1〜 5アーノヽ角
T1〜T5 肉厚
H1〜H5 高さ
Eg テーパ面の上端稜線部
GP エレメント案内通路 GS エレメント案内面
PE 平行領域
発明を実施するための最良の形態
[0021] 以下、本発明の代表的な実施形態を図示実施例に基づいて具体的に説明する。
図 1〜図 4は、本発明の第 1実施例を示している。図 1は同実施例に係る隠しスライ ドファスナー用のスライダーを肩口側の斜め上方から見た斜視図である。本実施例の スライダー 100にあっても、従来と同様に、左右の側縁に沿って立設された逆 L字断 面の第 1フランジ 102, 103を備えた下翼板 101と、同下翼板 101の肩口側端部に 前記第 1フランジ 102, 103と同方向に立設された水平断面が略楕円形状の案内柱 104と、同案内柱 104の上面に同案内柱 104の周面力 外側に延出して一体に形 成された第 2フランジ 105と、同第 2フランジ 105の上面にスライダー 100の摺動方向 に延在する門型の引手取付柱 106と、一端部の環状部 107aを介して前記引手取付 柱 106に回動自在に支持された引手 107とを備えている。
[0022] 前記下翼板 101は、肩口端縁から案内柱 104のほぼ肩口側半部に沿って漸次拡 幅されたのち、前記案内柱 104の後口側半部に沿って漸次縮幅され、同案内柱の 後口側端を越えるあたりから後口端縁までを同一幅としている。かかる形状を有する 下翼板 101の左右側縁に第 1フランジ 102, 103がスライダー 100の摺動方向に沿 つて立設される。この第 1フランジ 102, 103は鏡面対称の形状を有し、上板部分 10 2a, 103aと、側壁部分 102b, 103bとからなる横断面が逆 L字状の部材カもなり、そ の後口側の左右側壁部分 102b, 103bは平行領域 PEとされている。前記左右の側 壁部分 102b, 103bは前記上板部分 102a, 103aの肩口側端部に対応する領域を 欠落させている。
[0023] また本実施例にあっては、前記案内柱 104の後口側半部力も後口に向けて突出す る楔状平面を有するランド部 101aが下翼板 101の上面に形成されている。上記第 2 フランジ 105は全体が平板状であり、前記案内柱 104の肩口側端縁及び左右側縁 の周面に沿って形成される矩形状板部 105aと、前記矩形状板部 105aに続いて案 内柱 104の後口側端縁から先鋭な先端を後口に向けて一体に延設された楔状板部 105bとを備えている。 [0024] こうした構成を備えた本実施例に係るスライダー 100の、前記下翼板 101の上面に 形成された前記ランド部 101aの周辺領域と、案内柱 104と、第 1フランジ 102, 103 と、第 2フランジ 105との間に Y字状のエレメント案内通路 GPが形成される。図示例 によれば、左右一対の前記第 1フランジ 102, 103の上面と第 2フランジ 105の上面と は同一平面内にある。一方、第 1フランジ 102, 103の各上板部分 102a, 103aの下 面と第 2フランジ 105の下面とは同一平面上になぐ第 1フランジ 102, 103の各上板 部分 102a, 103aの下面の方が第 2フランジ 105の下面よりも上方にある。換言する と、第 1フランジ 102, 103の各上板部分 102a, 103aの肉厚が第 2フランジ 105の肉 厚よりも薄く形成されている。また、左右一対の前記第 1フランジ 102, 103の各上板 部分 102a, 103aの内側側面と前記第 2フランジ 105の周側面との間には図示せぬ ファスナーテープが挿通できる間隙 Dを有している。
[0025] 力かる基本構成を備えた本実施例の隠しスライドファスナー用スライダー 100にあ つては、更に本発明の最も特徴とする構成を備えている。すなわち、上記第 2フラン ジ 105の周縁部が従来と異なる構成を備えている。これを図 4及び図 5を参照しなが ら、具体的に説明する。図 4は引手取付柱 106を排除したときの第 2フランジ 105を 斜め上方から見た斜視図である。また、図 5、図 6及び図 7は、それぞれが図 4におけ る V-V線、 VI-VI線、 VII-VII線に沿った矢視断面図である。
[0026] 図 4に基づいて、第 2フランジ 105の全体の形状を簡単に説明すると、第 2フランジ 105は上述のとおり平面視で案内柱 104の上面部分は矩形状板部 105aと同矩形状 板部 105aから後口側に延びる楔状板部 105bをもつ板材カもなる。その周側面には 、図 4に示すように、丁度、案内柱 104の肩口端力も後口側端まで 5段階にテーパ角 を変えたテーパ面 105cが形成されている。ただし、以下に述べる本実施例における テーパ面 105cの形状やテーパ角 aは、この例に限定されるものではなぐ隠しスライ ドファスナーの仕様により多様に変更できるものである。本発明におけるテーパ面 10 5cは、第 2フランジ 105の上面よりは低い位置に上端稜線部 Egを有しており、すべて 案内柱 104の周面及びランド部 101aに向けて下傾斜している。
[0027] 同図によれば、案内柱 104の肩口端からほぼ案内柱 104の半部より少ない部分に かけては、上記テーパ面 105cの前記上端稜線部 Egと下翼板 101の上面との間の 高さ HIが最も高く且つフランジ厚みが最も薄肉 Tlである第 1テーパ面 105c— 1とさ れている。この第 1テーパ面 105c— 1に続ぐ第 2フランジ 105の後口端側の第 2テ ーパ角 ex 2は第 1テーパ角 oc 1よりも徐々に立ち上げられ、更に続く後口端側の第 3 テーパ角 a 3 (図示省略。 )は第 2テーパ角 a 2よりも徐々に立ち上げられ、これが繰 り返されて楔状板部 105bの先端部の第 5テーパ角《5 (図示省略。)となる。この第 5 テーパ角 a 5は殆ど傾斜がなく 90° に近い。また同時に、前記テーパ面 105c及び 第 2フランジ 105の肉厚 T1〜T5 (T3、 Τ5は図示省略。)も、テーパ角 αの変化に応 じて順次大きくされている。ただし、本実施例では第 2フランジ 105の第 4及び第 5番 目の肉厚 Τ4, Τ5は同一厚さとしている。従って、テーパ面 105cの前記上端稜線部 Egと下翼板 101の上面との間の高さ H1〜H5 (H3、 H5は図示省略。)は、 H1 >H2 >H3 >H4 ( =H5)の関係で順次低くなつている。
[0028] ここで、本実施例では左右の第 1フランジ 102, 103の上板部分 102a, 103aの各 肩口側端面を結ぶ直線 L (図 1及び図 4)よりも肩口端側の第 2フランジ 105の周面は 、図 4〜図 6に示すように第 1〜第 4のテーパ面 105c— l〜105c—4にむかうにつれ てテーパ角 αを、肉厚 Τと同様に第 1〜第 4テーパ角《1〜ひ 4と大きくなしている。し かし、前記テーパ面 105cは後述するように前記直線 L (図 1及び図 4)よりも肩口端側 の第 2フランジ 105の周面に形成すれば足りる場合もある。
[0029] 本実施例の第 2フランジ 105について更に具体的に説明すると、第 2フランジ 105 の周面は肩口側端力も矩形状板部 105aの半部までは最も薄いほぼ同一の肉厚 T1 であるが、以降の案内柱 104の後口側端部付近まで肉厚力T2〜T3と漸次増加して おり、同時に第 2フランジ 105の下面まで形成される下傾斜するテーパ角 α 1〜ひ 3 も段階的に大きくしている。このことは、同じく図 5〜図 7からも理解できるとおり、下翼 板 101のエレメント案内面 GS力も第 2フランジ 105の肩口端部側のテーパ面 105c— l〜105c— 3の上記上端稜線部 Egまでの高さ H1〜H3が、案内柱 104の後口側端 付近力も楔状板部 105bにかけての下翼板 101の上面との間の高さ H4, H5よりも高 くなることを意味している。なお、本実施例では第 2フランジ 105の肩口側端部の肉 厚 T1を薄くすると同時に、そのテーパ角 a 1を他のテーパ角 a 2及び a 3よりも小さく してテーパ面 105cを形成している力 このテーパ角 a 1は排除してもよい。すなわち 、テーパ角ひ 1は 0° としてもよい。
[0030] 第 2フランジ 105の周面形状を、以上のように形成することにより、従来のように、隠 しスライドファスナーの閉鎖のためのスライダー操作時に、ファスナーテープに特に強 力な横引き力が加わっても、第 1フランジ 102, 103の各上板部分 102a, 103aと、第 2フランジ 105との間の間隙 Dにエレメン Eが挟み込まれることがなくなり、スライダー 1 00を円滑に摺動操作できるようにする。これを図 8及び図 9に基づいて詳しく説明す る。
[0031] 図 9は下翼板 101のエレメント案内面力も第 2フランジ 105を見たときの断面図であ り、図 10はスライダー 100の第 1フランジ 102手前の嚙合エレメント E1と先行してエレ メント案内通路 GPに導入されたエレメント E2の立ち姿勢の変化を示す説明図である 。これらの図から理解できるように、スライダー 100の肩口側前方の左右ファスナース トリンガー FSは、ファスナーテープに対する強力な横引き力により大きく開いた状態 にあり、このとき嚙合エレメント Eは嚙合頭部 EHを上方(図 9の手前側)に向けてファ スナーテープのテープ面に対して直角に近 、姿勢で立ち上がって 、る。
[0032] スライダー 100の閉鎖方向(図 9の上方)の摺動操作により、連続するエレメント Eは 順次スライダー 100の下翼板 101のエレメント案内面 GSに載る。このときエメント案内 面 GSに載ったエレメント E1には相変わらず強力な横引き力が加わっている力 先行 してスライダー 100のエレメント案内通路 GPに導入されているエレメント E2は第 1及 び第 2フランジ 102, 103 ; 105によって傾倒姿勢が強制され、そのためファスナーテ ープにも横引き力に対抗する力が働き、スライダー 100の肩口から離れて ヽるエレメ ント Eと比べると大きく傾倒しょうとしている。ここで、従来のスライダーのように第 2フラ ンジの肉厚が肩部側力も後口側まで全て同じである場合には、下翼板のエレメント案 内面力 第 2フランジの下面までの高さが低ぐ傾倒しょうとする前記エレメント E1の 傾倒姿勢では、その嚙合頭部 EHと第 2フランジとが干渉してしまい、嚙合頭部 EHが 第 2フランジの下面に案内されないまま、第 1フランジと第 2フランジとの間隙に進入し 、挟み込まれてしまう。
[0033] その点、本実施例によるスライダー 100であれば、第 2フランジ 105の肩口側端部 の下面が切除されて薄肉に形成されているため、傾倒が僅かである前記エレメント E 1の嚙合頭部 EHはスライダー 100の摺動とともに第 2フランジの下面へと導かれ、ェ レメント案内通路 GPへと円滑に導入される。図 11はエレメント案内通路 GPに導入さ れた瞬間の第 1フランジの上板部分の肩口側端面を通る横断面図を示している。同 図に示すように、第 2フランジ 105の少なくとも第 1フランジ 102, 103と対向する領域 力も楔状板部 105bの面の下面には、上述のような関係をもつテーパ角 α 3, « 4の テーパ面 105cを段階的に形成しておけば、エレメント案内通路 GPに導入されたェ レメント Eはそのテーパ面 105cに円滑に導かれながら嚙合に必要な所要の傾倒姿 勢へと確実に移行させることができ、最終的には第 2フランジ 105の楔状板部 105b の下面へと導かれるため好ましい。図 11において、符号 Tはファスナーテープを示す
[0034] なお、本実施例にあっては、図 3及び図 8に示すように第 1フランジ 102, 103の上 板部分 102a, 103aの平行領域 PEには、その対向する側縁部の下面を段部 102c, 103cを介して直線状に切除した薄肉部 102d, 103dを形成している。前記薄肉部 1 02d, 103dは、図 8に示すように、第 2フランジ 105の矩形状板部 105aの左右側縁 の各延長線に沿って第 1フランジ 102, 103の上板部分 102a, 103aを内外領域に 2 分したときの内側領域に相当する。この薄肉部 102d, 103dは前記第 2フランジ 105 の周面のテーパ面 105cを形成するために必要なスライダー成形時の図示せぬ挿入 型との干渉を避けるがためである。
[0035] 図 12は本発明の第 2実施例に係る隠しスライドファスナー用のスライダーを一部切 除して示す肩口側の斜め上方力 見た斜視図である。この実施例では、第 2フランジ 105の肩口側端面を案内柱 104の同端面と面一に形成するとともに、同端面を除く 第 2フランジ 105の周面に沿って同一テーパ角 αのテーパ面 105cを連続して形成し ている点で第 1実施例と異なっている。その他の構成は上記第 1実施例と実質的に 変わるところがない。そのため、この実施例において第 1実施例と実質的に異ならな い部材には同一の符号を付している。この第 2実施例によっても、上記第 1実施例と 同等の作用効果が期待できる。なお、この実施例にあっては、前記テーパ面 105cを 上記直線 Lまでの間で止め、続く楔状板部 105bの先端まではテーパ面 105cを形成 しないままでもよい。 図 13は、本発明の第 3実施例に係る隠しスライドファスナー用のスライダーを一部 切除して示す肩口側の斜め上方力 見た斜視図である。この実施例では、第 2フラン ジ 105の肩口側端面から上板部分 102a, 103aの案内柱側端面を結ぶ直線 Lの位 置までの肉厚を漸次増加させるとともに、引き続きその肉厚をもって楔状板部 105b の先端までの肉厚を前記肩口側の肉厚よりも厚くしている。更に、その肉薄部の側面 にテーパ角 a 1が漸増してテーパ角 a 3となる連続するテーパ面 105cを形成すると ともに、同肉薄部力も楔状板部 105bの先端までは連続する上記テーパ角《3をもつ テーパ面 105cを形成している。この実施例にあっても、第 2フランジ 105の上記直線 Lから案内柱側端面まで小さなテーパ角 α 1〜ひ 3のテーパ面に形成するとともに、 下翼板 101のエレメント案内面 GSから肩口側端面側の第 1フランジ 102, 103 (第 2 フランジ 105)の下面までの高さ Ηを他の領域より高くしているため、上記第 1実施例 と同等の作用効果が期待できる。

Claims

請求の範囲
[1] 相対する側縁部が u字状に屈曲固定され、同側縁部の折り曲げ端縁の外側表面 に沿って多数の嚙合エレメントが取着された一対のファスナーストリンガー (FS)の各嚙 合エレメント (E)を係脱する隠しスライドファスナー用のスライダー (100)であって、 同スライダー (100)は、同スライダー (100)の摺動方向に直交する左右側縁部に沿 つて立設する逆 L字形断面力もなる一対の第 1フランジ (102, 103)をもつ下翼板 (101) と、同下翼板 (101)の摺動方向の一端中央部に立設された案内柱 (104)と、前記一 対の第 1フランジ (102, 103)の上板部分 (102a, 103a)の間に配され、前記案内柱 (104) の上面に一体に形成された矩形状板部 (105a)と同矩形状板部 (105a)から摺動方向 に延在する楔状板部 (105b)とを有し、前記案内柱 (104)の外周に沿って外側に張り 出した第 2フランジ (105)とを備えてなり、
前記第 2フランジ (105)の周面の、左右の前記第 1フランジ (102, 103)の左右の前記 上板部分 (102a, 103a)の案内柱側端面を通る直線 Lと交わる部分の少なくとも案内柱 (104)側の外側領域に、下端力 上方に向けて拡がるテーパ面 (105c)が形成されて なり、
前記テーパ面 (105c)の上端稜線部 (Eg)が前記第 1フランジ (102, 103)の前記上板部 分 (102a, 103a)の上面より低ぐ且つ下翼板 (101)の上面と前記上板部分 (102a, 103a) の下面との間の高さ (H)よりも高く設定されてなる、
ことを特徴とする隠しスライドファスナー用スライダー。
[2] 前記テーパ面 (105c)の上端稜線部 (Eg)は、前記直線 Lの楔状板部 (105b)側の第 2 フランジ部分の上端稜線部 (Eg)と前記下翼板 (101)の上面との間の高さ (H5)が最も小 さぐ
前記直線 Lの楔状板部 (105b)側と反対側の端面にかけての前記テーパ面 (105c)の 上端稜線部 (Eg)は、下翼板 (101)の上面との間の高さ (H5〜H1)が段階的に漸増す るように設定されてなる請求の範囲第 1項記載の隠しスライドファスナー用スライダー
[3] 前記テーパ面 (105c)が、第 2フランジ (105)の周方向に複数段に変化するテーパ角
( α 1〜ひ 5)を有し、同第 2フランジ (105)の前記直線 Lの近傍のテーパ角( oc 4)が最 も大きく、同直線 L力 案内柱側の端部にかけてテーパ角( α 3, α 2, α 1)が漸次小さ く設定されてなる請求の範囲第 1項又は第 2項記載の隠しスライドファスナー用スライ ダー。
[4] 前記第 1フランジ (102,103)の上面と第 2フランジ (105)の上面とが同一平面上にあ り、少なくとも前記直線 Lよりも楔状板部 (105b)側の前記第 2フランジ (105)の下面は 前記第 1フランジ (102, 103)の下面よりも下方に配されてなる請求の範囲第 1項記載 の隠しスライドファスナー用スライダー。
[5] 前記複数段の各テーパ角(《1〜ひ 5)は 0° 〜90° の範囲で段階的に順次変化 させてなる請求の範囲第 3項記載の隠しスライドファスナー用スライダー。
[6] 前記第 1フランジ (102,103)の上板部分 (102a,103a)と前記第 2フランジ (105)との間 に Y字状のテープ案内通路 (GP)が形成され、前記第 2フランジ (105)の矩形状板部 (1 05a)の長辺延長線により内外部分に区分けされた第 1フランジ (102,103)の内側部分 の縁部下面が段差を介して外側部分の下面よりも薄肉に形成されてなる請求の範囲 第 1項記載の隠しスライドファスナー用スライダー。
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