WO2006114905A1

WO2006114905A1 - 表示用記述フォーマット提供装置およびその制御方法、通信ネットワークシステム、表示制御装置およびその制御方法、表示システム、表示用記述フォーマット提供装置制御プログラム、表示制御装置制御プログラム、ならびに該プログラムを記録した記録媒体

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Publication number: WO2006114905A1
Application number: PCT/JP2005/017743
Authority: WO
Inventors: Soichi Nitta; Toshihide Hagawa; Masafumi Hirata
Original assignee: Sharp Kabushiki Kaisha
Priority date: 2005-04-19
Filing date: 2005-09-27
Publication date: 2006-11-02
Also published as: JPWO2006114905A1; EP1881705A4; EP1881705A1

Description

明細書

表示用記述フォーマット提供装置およびその制御方法、通信ネットワークシステム、表示制御装置およびその制御方法、表示システム、表示用記述フォーマット提供装置制御プログラム、表示制御装置制御プログラム、ならびに該プログラムを記録した記録媒体

技術分野

[0001] 本発明は、コンテンツを表示するための表示用記述フォーマットを情報通信端末に提供する表示用記述フォーマット提供装置およびその制御方法、通信ネットワークシステム、上記表示用記述フォーマットに基づいて表示装置を制御する表示制御装置およびその制御方法、表示システム、表示用記述フォーマット提供装置制御プロダラム、表示制御装置制御プログラム、ならびに該プログラムを記録した記録媒体に関するものである。特に、本発明は、コンテンツを情報通信端末に表示する表示レイアウトをサーバ側力規定する記述フォーマットの 1種である表示用テンプレートに関するものである。

背景技術

[0002] 従来、端末の表示能力（解像度、サポートして!/、る伸長方式など)を把握し、該表示能力に対応するようにコンテンツをフォーマット変換して上記端末に提供するサーバなどが知られている。例えば、該サーバは、端末力 SjPEG (Joint Photographic Expert s Group)形式の画像をサポートして、な、場合、 JPEG形式の画像を PNG (Portable Network Graphics)形式の画像にフォーマット変換して端末に送信することができる

[0003] また、 2画面を有する携帯電話機であって、所定の画面に所定のコンテンツを表示するものが知られている（例えば、特許文献 2(日本国公開特許公報「特開 2005— 0 80020号公報」（公開日： 2005年 3月 24日））を参照。）。また、 1画面の所定領域に所定のコンテンツを表示する携帯電話機が知られている。

[0004] また、移動体向け地上デジタル ·テレビ放送 (以下、「1セグメント放送」と称する。）に対応した携帯電話機であって、所定領域にテレビジョン放送の映像 (以下、「τν映像」と称する。）を表示すると同時に、その他の所定領域に、 BML (Broadcast Marku p Language)で記載されたデータに従う表示を行うものが知られて、る。

[0005] また、特許文献 1 (日本国公開特許公報「特開 2003— 319097号公報」（公開日： 2003年 11月 7日））には、 2画面連動映像配信システムおよび装置が開示されている。このシステムおよび装置は、大画面表示装置接続中に携帯端末のモニタに異なるサービスを提供することを可能にするため、 1本のデータに多重化された 2種類のメディアデータを携帯端末にて受信し、 2個の表示装置に出力する手段を提供している。また、上記システムおよび装置は、互いに連動する 2種類のメディアデータを異なる端末にて受信し、連動してサービス画面を表示する手段を提供して、る。

発明の開示

[0006] 従来、複数の表示用コンテンツを提供するサーバや放送局は、複数の表示用コンテンッを 1つのコンテンツに統合して端末に送信している。この場合、サーバや放送局が複数の表示用コンテンツの表示レイアウトを決定するので、サーバや放送局が所望する表示レイアウトで端末に表示させることができる。しかしながら、端末は、統合前の各表示用コンテンツの表示レイアウトを別々に変更することは困難である。このため、端末の利用者が所望する表示レイアウトで各表示用コンテンツを表示することは困難である。

[0007] 一方、上記サーバや放送局は、上記特許文献 1のように、複数の表示用コンテンツを多重化して端末に送信することもある。この場合、多重化された表示用コンテンツを端末が分離して表示することになるため、端末の利用者が所望する表示レイアウトで各表示用コンテンツを表示することが可能である。このため、上記サーバや放送局が所望する表示レイアウトで端末が各表示用コンテンツを表示することが困難となる。

[0008] 本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、サービスを提供する側でもサービスを受ける側でも、複数のコンテンツの表示レイアウトを変更できる表示用記述フォーマット提供装置などを提供することにある。

[0009] 本発明に係る表示用記述フォーマット提供装置は、上記目的を達成するため、複数のコンテンツを情報通信端末に表示するための表示用記述フォーマットであって、複数の表示領域を指定する表示領域情報と、前記表示領域の変更を指示する変更指示情報と、前記表示領域に表示するコンテンツを指示するコンテンツ指示情報とを含む表示用記述フォーマットを、前記情報通信端末に提供することを特徴としている

[0010] また、本発明に係る表示用記述フォーマット提供装置は、上記目的を達成するため

、複数のコンテンツを情報通信端末に表示するための表示用記述フォーマットであつて、複数の表示領域を指定する表示領域情報と、前記表示領域の変更を指示する変更指示情報と、前記表示領域に表示するコンテンツを指示するコンテンツ指示情報とを含む表示用記述フォーマットを生成し、生成した表示用記述フォーマットを、前記情報通信端末に提供することを特徴として!/、る。

[0011] 上記の構成によると、情報通信端末は、表示用記述フォーマット提供装置から取得した表示用記述フォーマットに含まれる表示領域情報およびコンテンツ指示情報に基づいて、複数の表示領域を指定し、指定された各表示領域に、指示されたコンテンッをそれぞれ表示することになる。そして、情報通信端末は、上記表示用記述フォ一マットに含まれる変更指示情報に基づいて、コンテンツの表示領域が変更されることになる。

[0012] これにより、例えば、情報通信端末の利用者による所定の入力が表示領域の変更の契機（トリガ)となることを上記変更指示情報に含めれば、利用者がコンテンツの表示レイアウトを変更することができる。また、表示用記述フォーマット提供装置等の外部装置力所定の変更指示信号を受信することが表示領域の変更のトリガとなることを上記変更指示情報に含めれば、表示用記述フォーマット提供装置がコンテンツの表示レイアウトを変更することができる。また、コンテンツに含まれる所定の信号を受信することが表示領域の変更のトリガとなることを上記変更指示情報に含めれば、コンテンッに連動して表示レイアウトを変更することができる。

[0013] したがって、本発明に係る表示用記述フォーマット提供装置は、サービスを提供する表示用記述フォーマット提供装置またはコンテンツ提供サーバの側でも、サービスを受ける情報通信端末の側でも、情報通信端末に表示される複数のコンテンツの表示レイアウトを変更することができる。

[0014] なお、表示用記述フォーマットは、コンテンツ自身を含んでもよいし、ネットワークァドレス、 URI (Uniform Resource Identifiers)、 TV放送のチャンネル情報などのコンテンッの位置情報を含んでもよ!、。

[0015] また、表示用記述フォーマット提供装置から情報通信端末への表示用記述フォーマットの提供は、通信ネットワークを介して行われてもよいし、フラッシュメモリ、光ディスクなどの記録媒体を介して行われてもよ、し、放送により行われてもよ、。

[0016] また、前記変更指示情報は、前記表示領域の少なくとも 2つ以上のそれぞれに対し変更を指示するものであってもよい。この場合、上記表示領域ごとに変更の指示を変えることができる。

[0017] また、前記変更指示情報は、少なくとも 1つの前記表示領域に対し複数の変更を指示するものであってもよい。この場合、上記表示領域に対し、例えば異なる契機に基づ、て異なる変更を指示することができる。

[0018] また、前記変更指示情報の例としては、前記表示領域の移動を指示する情報、他の情報通信端末への前記表示領域の移動を指示する情報、 2つの前記表示領域の入替えを指示する情報、或る表示領域に対する非表示から表示への変更を指示する情報、および或る表示領域の非表示への変更を指示する情報、およびこれらの組合せが挙げられる。

[0019] 前記変更指示情報が、前記表示領域の移動を指示する情報である場合、各コンテンッの表示位置が変更されることになる。さらに、前記変更指示情報が、他の情報通信端末への前記表示領域の移動を指示する情報である場合、例えば、画像サイズの大き、コンテンツを、他の情報通信端末のより広、表示画面に表示することにより、コンテンツを詳細に表示することができる。

[0020] また、前記変更指示情報が、 2つの前記表示領域の入替えを指示する情報である場合、例えば、一方の表示領域が他方の表示領域よりも表示サイズを大きくすることにより、詳細な表示を望むコンテンツを切り替えることができる。また、前記変更指示情報が、或る表示領域に対する非表示から表示への変更を指示する情報である場合、適当な時期に適当なコンテンツを追加表示させることができる。また、前記変更指示情報が、或る表示領域の非表示への変更を指示する情報である場合、不要なコンテンッを表示画面から削除することができ、他のコンテンツの表示が制約されることを回避できる。

[0021] また、前記変更指示情報は、前記表示領域の変更を指示する契機となる 1または複数のトリガ情報を含むことが望ましい。このトリガ情報の例としては、上述のような、前記情報通信端末にて所定の入力が行われた場合、前記情報通信端末が所定の変更指示信号を取得した場合、コンテンツに含まれる所定の変更指示信号を取得した場合などに前記表示領域の変更を指示するものが挙げられる。

[0022] また、上記トリガ情報の他の例としては、前記情報通信端末にて所定のアプリケーシヨンソフトが動作した場合に前記表示領域の変更を指示するものが挙げられる。ここで、上記アプリケーションソフトの例としては、メーノレソフト、アラームソフト、スケジューラなどが挙げられる。この場合、アプリケーションソフトの動作に応じてポップアップ表示が行われる従来の表示形態と比べて、サービスを提供する側でも、サービスを受ける側でも、情報通信端末に表示される複数のコンテンツの表示レイアウトを変更できるという効果を奏する。

[0023] なお、上記所定の変更指示信号は、表示用記述フォーマット提供装置から情報通信端末に送信してもよ、し、別の装置力も別の通信ネットワークを介して情報通信端末に送信してもよい。また、変更指示信号を電子メールとして情報通信端末が受信し、常駐して、るメールソフトが動作することをトリガとして表示レイアウトを変更してもよい。

[0024] また、上記構成の表示用記述フォーマット提供装置と、複数の情報通信端末とが通信ネットワークを介して接続した通信ネットワークシステムであれば、上述の作用効果を奏することができる。

[0025] なお、情報通信端末の利用者が、外部力の変更指示信号に基づく表示レイアウトの変更を所望しない場合のために、前記情報通信端末は、前記変更指示情報を無視する機能を有することが望まし、。

[0026] また、例えば、前記コンテンツの 1つは、移動体向け地上デジタル 'テレビ放送の映像情報であり、前記情報通信端末は、前記移動体向け地上デジタル 'テレビ放送の映像を表示可能な移動体であってもよい。また、前記情報通信端末は、表示装置を制御する表示制御装置であってもよ、。 [0027] 本発明に係る表示制御装置は、上記の目的を達成するため、複数のコンテンツを表示するための表示用記述フォーマットであって、複数の表示領域を指定する表示領域情報と、前記表示領域の変更を指示する変更指示情報と、前記表示領域に表示するコンテンツを指示するコンテンツ指示情報とを含む表示用記述フォーマットを取得する取得手段と、取得した表示用記述フォーマットに基づ、て表示装置を制御する表示制御手段とを備えることを特徴として、る。

[0028] また、本発明に係る表示制御装置は、上記の目的を達成するため、複数の表示領域を指定する表示領域情報、前記表示領域の変更を指示する変更指示情報、および前記表示領域に表示するコンテンツを指示するコンテンツ指示情報を取得する取得手段と、複数のコンテンツを表示するための表示用記述フォーマットであって、取得した表示領域情報、変更指示情報、およびコンテンツ指示情報を含む表示用記述フォーマットを生成する生成手段と、生成した表示用記述フォーマットに基づ、て表示装置を制御する表示制御手段とを備えることを特徴としている。

[0029] ここで、取得手段が取得する表示用記述フォーマットまたは各種情報は、自装置の記憶手段から取得してもよいし、外部記録媒体力取得してもよいし、外部装置から通信ケーブルまたは通信ネットワークを介して取得してもよい。

[0030] 上記の構成によると、表示制御装置は、取得手段が取得した表示用記述フォーマット、または生成手段が生成した表示用記述フォーマットに含まれる表示領域情報およびコンテンツ指示情報に基づいて表示装置を制御することにより、表示装置における複数の表示領域が指定され、指定された各表示領域に、指示されたコンテンツがそれぞれ表示される。そして、表示制御装置は、上記表示用記述フォーマットに含まれる変更指示情報に基づいて表示装置を制御することにより、コンテンツの表示領域が変更される。

[0031] これにより、例えば、表示制御装置の利用者による所定の入力が表示領域の変更のトリガとなることを上記変更指示情報に含めれば、利用者がコンテンツの表示レイァ外を変更することができる。また、外部装置から所定の変更指示信号を受信することが表示領域の変更のトリガとなることを上記変更指示情報に含めれば、外部からコンテンツの表示レイアウトを変更することができる。また、コンテンツに含まれる所定の信号を受信することが表示領域の変更のトリガとなることを上記変更指示情報に含めれば、コンテンツに連動して表示レイアウトを変更することができる。

[0032] したがって、本発明に係る表示制御装置は、利用者側でも、コンテンツサービスを提供する側でも、表示装置に表示される複数のコンテンツの表示レイアウトを変更することがでさる。

[0033] なお、表示制御装置としては、 TVチューナ、 STB (セットトップボックス）、 HDDレコーダ、 DVDレコーダなどが挙げられる。

[0034] また、上記表示制御装置において、前記表示用記述フォーマットを別の表示用記述フォーマットに変更するフォーマット変更手段をさらに備えることもできる。この場合、表示レイアウトの変更を、表示用記述フォーマットの変更により容易に実現できる。

[0035] また、上記構成の表示制御装置と、該表示制御装置が制御する表示装置とを備える表示システムであれば、上述の作用効果を奏することができる。なお、上記表示システムでは、表示制御装置と表示装置とがー体の構成であってもよいし、別々の構成であってもよい。別々の構成の場合、表示制御装置および表示装置の間の通信は、有線で行われてもよいし、無線で行われてもよい。

[0036] 本発明に係る表示用記述フォーマット提供装置の制御方法は、複数のコンテンツを情報通信端末に表示するための表示用記述フォーマットを生成し、生成した表示用記述フォーマットを、通信ネットワークを介して前記情報通信端末に提供する表示用記述フォーマット提供装置の制御方法である。前記表示用記述フォーマット提供装置は、複数の表示領域を指定する表示領域指定情報を含む原記述フォーマットと、前記表示領域の変更を指示する変更指示情報とを記憶する記憶手段を備えている。上記制御方法は、上記の目的を達成するため、コンテンツ提供者からコンテンツ情報を取得すると、取得したコンテンツ情報に対応する原記述フォーマットを前記記憶手段から選択するステップと、選択した原記述フォーマットに対し、取得したコンテンッ情報を合成すると共に、予め設定された変更指示情報を前記記憶手段から取得して合成するステップとを含むことを特徴として、る。

[0037] 上記の方法によると、コンテンツ提供者からコンテンツ情報を取得すると、取得したコンテンツ情報に対応する原記述フォーマットを記憶手段力選択し、選択した原記述フォーマットに対し、取得したコンテンツ情報を合成すると共に、予め設定された変更指示情報を記憶手段から取得して合成することにより、上述の表示用記述フォーマットを自動的に生成して、情報通信端末に提供することができる。

[0038] 本発明に係る表示用記述フォーマット提供装置の制御方法は、複数のコンテンツを情報通信端末に表示するための表示用記述フォーマットを、通信ネットワークを介して前記情報通信端末に提供する表示用記述フォーマット提供装置の制御方法である。前記表示用記述フォーマットは、複数の表示領域を指定する表示領域情報と、前記表示領域の変更を指示する変更指示情報と、前記表示領域に表示するコンテンッを指示するコンテンツ指示情報とを含んでいる。上記制御方法は、上記の目的を達成するため、前記情報通信端末が所定の変更指示信号を取得した場合に、前記表示領域の変更を指示する変更指示情報を含む表示用記述フォーマットを、前記通信ネットワークを介して前記情報通信端末に提供するステップと、前記変更指示信号を、前記通信ネットワークを介して前記情報通信端末に送信するステップとを含むことを特徴としている。

[0039] 上記の方法によると、表示用記述フォーマットには、情報通信端末が所定の変更指示信号を取得した場合に、表示領域の変更を指示する変更指示情報を含んでおり、上記変更指示信号を表示用記述フォーマット提供装置から情報通信端末に送信している。これにより、サービスを提供する表示用記述フォーマット提供装置の側が、情報通信端末におけるコンテンツの表示レイアウトを変更することができる。

[0040] 本発明に係る表示制御装置の制御方法は、複数のコンテンツを表示するための表示用記述フォーマットに基づ、て、表示装置を制御する表示制御装置の制御方法であって、前記表示制御装置は、複数の表示領域を指定する表示領域情報を複数個記憶する記憶手段を備えており、前記記憶手段から前記表示領域情報を選択するステツプと、選択した表示領域情報と、前記表示領域の変更を指示する変更指示情報と、前記表示領域に表示するコンテンツを指示するコンテンツ指示情報とを含む表示用記述フォーマットを生成するステップと、生成した表示用記述フォーマットに基づいて表示装置を制御するステップとを含むことを特徴としている。

[0041] 上記の方法によると、表示制御装置は、表示領域情報を選択し、選択した表示領域情報を含む表示用記述フォーマットに基づ、て表示装置を制御して、る。したがつて、表示制御装置の利用者は、記憶手段が記憶する複数の表示領域情報の中から所望の表示領域情報を選択して変更することにより、所望の表示レイアウトに容易に変更することができる。

[0042] なお、上記表示用記述フォーマット提供装置の制御方法における各ステップを表示用記述フォーマット提供装置制御プログラムによりコンピュータ上で実行させることができる。また、上記表示制御装置の制御方法における各ステップを表示制御装置制御プログラムによりコンピュータ上で実行させることができる。

[0043] さらに、上記表示用記述フォーマット提供装置制御プログラム、および Zまたは、上記表示制御装置制御プログラムをコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶させることにより、任意のコンピュータ上で上記表示用記述フォーマット提供装置制御プログラム、および Zまたは、上記表示制御装置制御プログラムを実行させることができる。

[0044] 以上のように、本発明に係る表示用記述フォーマット提供装置は、変更指示情報を含む表示用記述フォーマットを情報通信端末に提供することにより、サービスを提供する側でも、サービスを受ける側でも、情報通信端末に表示される複数のコンテンツの表示レイアウトを変更できると、う効果を奏する。

[0045] 本発明のさらに他の目的、特徴、および優れた点は、以下に示す記載によって十分わ力るであろう。また、本発明の利益は、添付図面を参照した次の説明で明白になるであろう。

図面の簡単な説明

[0046] [図 1]本発明の一実施形態である通信ネットワークシステムの概略構成と、該通信ネットワークシステムにおける表示用テンプレートサーバの概略構成とを示すブロック図である。

[図 2]上記通信ネットワークシステムにおける携帯通信端末の概略構成を示すブロック図である。

[図 3]上記サーバにおけるテンプレート合成部が合成した表示用テンプレートの一例を XML形式で記述したデータで示す図である。

[図 4]上記表示用テンプレートに含まれる表示領域データに基づいて、上記携帯通信端末の表示部に表示されるコンテンツの表示領域を示す図である。

[図 5]上記サーバのテンプレート合成部における処理動作を示すフローチャートである。

圆 6]上記携帯通信端末の制御部における処理動作を示すフローチャートである。

[図 7(a)]上記実施形態における表示領域の切替え前における表示例を示す図である

[図 7(b)]上記実施形態における表示領域の切替え後における表示例を示す図である

[図 8]本発明の別の実施形態である通信ネットワークシステムの表示用テンプレートサーバにおけるテンプレート合成部が合成した表示用テンプレートの一例を XML形式で記述したデータで示す図である。

[図 9]上記通信ネットワークシステムの携帯通信端末の制御部における処理動作を示すフローチャートである。

[図 10(a)]上記実施形態における表示領域の移動前における表示例を示す図である

[図 10(b)]上記実施形態における表示領域の移動後における表示例を示す図である

[図 11]本発明のさらに別の実施形態である通信ネットワークシステムの表示用テンプレートサーバにおけるテンプレート合成部が合成した表示用テンプレートの一例を X

ML形式で記述したデータで示す図である。

[図 12(a)]上記実施形態における表示領域の切替え前における表示例を示す図である。

[図 12(b)]上記実施形態における表示領域の切替え後における表示例を示す図である。

[図 13]本発明のさらに別の実施形態である通信ネットワークシステムの表示用テンプレートサーバにおけるテンプレート合成部が合成した表示用テンプレートの一例を X ML形式で記述したデータで示す図である。

[図 14]本発明のさらに別の実施形態である通信ネットワークシステムの表示用テンプレートサーバにおけるテンプレート合成部が合成した表示用テンプレートの一例を X ML形式で記述したデータで示す図である。

[図 15(a)]上記実施形態における表示領域の追加前における表示例を示す図である

[図 15(b)]上記実施形態における表示領域の追加後における表示例を示す図である

[図 16]本発明のさらに別の実施形態である通信ネットワークシステムの表示用テンプレートサーバにおけるテンプレート合成部が合成した表示用テンプレートの一例を X ML形式で記述したデータで示す図である。

[図 17]本発明のさらに別の実施形態である通信ネットワークシステムの表示用テンプレートサーバにおけるテンプレート合成部が合成した表示用テンプレートの一例を X ML形式で記述したデータで示す図である。

圆 18(a)]上記実施形態における表示領域の削除前における表示例を示す図である圆 18(b)]上記実施形態における表示領域の削除後における表示例を示す図である

[図 19]本発明のさらに別の実施形態である通信ネットワークシステムの表示用テンプレートサーバにおけるテンプレート合成部が合成した表示用テンプレートの一例を X ML形式で記述したデータで示す図である。

[図 20]本発明のさらに別の実施形態である通信ネットワークシステムの表示用テンプレートサーバにおけるテンプレート合成部が合成した表示用テンプレートの一例を X ML形式で記述したデータで示す図である。

[図 21(a)]上記実施形態における表示領域の追加前における表示例を示す図である

[図 21(b)]上記実施形態における表示領域の追加後における表示例を示す図である

[図 22]本発明のさらに別の実施形態である通信ネットワークシステムの表示用テンプレートサーバにおけるテンプレート合成部が合成した表示用テンプレートの一例を X ML形式で記述したデータで示す図である。

[図 23(a)]上記実施形態における表示領域の追加前における表示例を示す図である

[図 23(b)]上記実施形態における表示領域の追加後における表示例を示す図である

[図 24]本発明のさらに別の実施形態である通信ネットワークシステムの表示用テンプレートサーバにおけるテンプレート合成部が合成した表示用テンプレートの一例を X ML形式で記述したデータで示す図である。

[図 25(a)]上記実施形態における表示領域の追加前における表示例を示す図である

[図 25(b)]上記実施形態における 2つの表示領域の追加後における表示例を示す図である。

[図 26]本発明のさらに別の実施形態である通信ネットワークシステムの表示用テンプレートサーバにおけるテンプレート合成部が合成した表示用テンプレートの一例を X ML形式で記述したデータで示す図である。

[図 27]上記通信ネットワークシステムの携帯通信端末の表示部における表示画像の変遷例を示す図である。

[図 28]本発明のさらに別の実施形態である通信ネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。

[図 29]本発明のさらに別の実施形態である通信ネットワークシステムの概略構成を示すブロック図である。

[図 30]本発明の他の実施形態である通信ネットワークシステムにおける携帯通信端末の概略構成を示すブロック図である。

[図 31]上記携帯通信端末の制御部が行う処理動作を示すフローチャートである。

[図 32]上記通信ネットワークシステムの携帯通信端末の表示部における表示画像の変遷例を示す図である。

発明を実施するための最良の形態

〔実施の形態 1〕以下、本発明の一実施形態について図 1〜図 7を参照しつつ説明する。図 1は、本実施形態である通信ネットワークシステムの概略構成を示している。図示のように、通信ネットワークシステム 10は、表示用テンプレートサーバ（表示用記述フォーマット提供装置） 11と、携帯電話機などの 1または複数の携帯通信端末 (情報通信端末） 12 とが通信ネットワーク 13を介して通信可能に接続した構成である。また、携帯通信端末 12は、放送局 14から、例えば 1セグメント放送などの TV放送用電波を受信して T V映像を表示する機能を有している。なお、通信ネットワーク 13としては、移動体通信網、電話回線網、インターネット、 LAN (Local Area Network)など、公知の通信ネットワークを利用することができる。

[0048] 表示用テンプレートサーバ（以下、単に「サーバ」と称する。） 11は、携帯通信端末 1 2にてコンテンツを表示するための表示用テンプレートを提供するものであり、コンビユータにより構成されている。図 1に示されるように、サーバ 11は、記憶部（記憶手段） 20、制御部 21、および通信部 22を備える構成である。

[0049] 記憶部 20は、サーバ 11が提供する各種情報を記憶するものである。記憶部 20は、例えば HDD (ノヽードディスクドライブ)などによって構成される。なお、記憶部 20の詳細については後述する。

[0050] 制御部 21は、サーバ 11における各種構成を統括的に制御するものである。制御部 21の機能は、例えば RAMやフラッシュメモリなどの記憶装置に記憶されたプロダラムを CPUが実行することによって実現される。なお、制御部 21の詳細については後述する。

[0051] 通信部 22は、制御部 21から受信したデータを、データ通信に適した形式に変換し、変換した信号を通信ネットワーク 13に送信するものである。また、通信部 22は、通信ネットワーク 13から受信した信号を元の形式に変換し、変換したデータを制御部 2 1に送信するものである。

[0052] 図 2は、携帯通信端末 12の概略構成を示している。図示のように、携帯通信端末 1 2は、通信部 30、制御部（取得手段、表示制御手段） 31、操作部 32、表示部 33、および TV放送受信部 34を備える構成である。

[0053] 通信部 30は、制御部 31から受信したデータを、データ通信に適した形式に変換し、変換した信号を通信ネットワーク 13に送信するものである。また、通信部 30は、通信ネットワーク 13から受信した信号を元の形式に変換し、変換したデータを制御部 3

1に送信するものである。

[0054] 制御部 31は、携帯通信端末 12における各種構成を統括的に制御するものである

。制御部 31の機能は、例えば RAMやフラッシュメモリなどの記憶装置に記憶されたプログラムを CPUが実行することによって実現される。本実施形態では、制御部 31 は、サーバ 11から通信ネットワーク 13および通信部 30を介して取得した表示用テンプレートに基づいて、表示部 33の表示を制御するものである。

[0055] 操作部 32は、利用者からの操作を受け付けるものであり、例えば、キーボード、テンキー、ポインティングデバイスなどが挙げられる。操作部 32は、利用者からの操作に基づ!/ヽて操作信号を作成し、制御部 31に送信する。

[0056] 表示部 33は、文字や画像などの各種情報を表示出力するものである。表示部 33 の例としては、 LCD (Liquid Crystal Display)、 EL (Electroluminescence)ディスプレイ

、 PDP (Plasma Display Panel)などが挙げられる。

[0057] TV放送受信部 34は、放送局 14からの TV放送用電波を受信し、所定の映像データおよび音声データに変換して、制御部 31に送信するものである。なお、本願発明は、コンテンツの表示出力に関するものであるため、音声出力に関する構成は省略している。

[0058] 次に、表示用テンプレートサーバ 11における記憶部 20および制御部 21の詳細について、図 1、図 3、および図 4を参照しつつ説明する。

[0059] 図 1に示されるように、記憶部 20は、テンプレート記憶部 23、コマンド記憶部 24、およびコンテンツ記憶部 25を記憶している。テンプレート記憶部 23は、携帯通信端末 1 2の表示画面において、 1または複数の表示領域を指定する表示領域情報を含む各種の原テンプレートを含んでいる。また、コマンド記憶部 24は、上記表示領域の変更を指示する各種の変更指示情報を含んでいる。また、コンテンツ記憶部 25は、上記表示領域に表示するコンテンツを指示するコンテンツ指示情報を含んで、る。なお、コンテンツ記憶部 25は、携帯通信端末 12に提供する画像データ、音声データ、文書データなどのコンテンツを含んでもょ、。 [0060] なお、コンテンツ記憶部 25は、コンテンツ自体を記憶してもよ、し、ネットワークアドレス、 URI、 TV放送のチャンネル情報などのような、コンテンツの位置情報を記憶してもよい。また、コンテンツ記憶部 25は、別のサーノくから提供されるコンテンツを一時記憶するものであってもよ、。

[0061] 制御部 21は、テンプレート合成部 26を備えている。テンプレート合成部 26は、テンプレート記憶部 23から取得した原テンプレートに対し、コマンド記憶部 24から取得した変更指示情報と、コンテンツ記憶部 25から取得したコンテンツ指示情報とを合成するものである。テンプレート合成部 26は、合成したテンプレートを表示用テンプレートとして、通信部 22および通信ネットワーク 13を介して携帯通信端末 12に送出する。

[0062] なお、上記表示用テンプレートの変更指示情報は、外部から所定の変更指示信号を取得すると表示領域の変更を指示するものである場合がある。そこで、表示用テンプレートサーバ 11が上記所定の変更指示信号を携帯通信端末 12に送信する場合、図 1に示されるように、表示用テンプレートサーバ 11の制御部 21は、上記所定の変更指示信号を、通信部 22および通信ネットワーク 13を介して携帯通信端末 12に送信する変更指示部 27を備えることが望ま、。

[0063] 本実施形態では、サーバ 11から携帯通信端末 12に送信する表示用テンプレートは、携帯通信端末 12の表示部 33に 2つの表示領域を設定し、各表示領域に異なるコンテンツを表示し、携帯通信端末 12の利用者が「切替」ボタンを押すと、表示領域を入れ替えてコンテンツを表示するように、携帯通信端末 12の表示部 33に指示するものである。

[0064] 図 3は、テンプレート合成部 26にて合成された表示用テンプレートの一例を示している。なお、図示の場合では、表示用テンプレートは、 XML (extensible Markup Lan guage)形式で記述されているが、 HTML (Hyper Text Markup Language)开式、 XH TML (extensible Hyper Text Markup Language)形式、 SMIL (Synchronized Multim edia Integration Language)形式、 SVG (Scalable Vector Graphics)形式など、任, sの記述形式またはそれらの組合せによって記述することができる。また、図示のタグは、あくまでも記述の一例であり、別の記述も可能である。 [0065] 図 3において、符号 40で示したデータ力テンプレート記憶部 23から取得した原テンプレートに含まれる表示領域データ (表示領域情報)である。すなわち、表示領域データ 40は、表示用テンプレートに基づいて使用される全体の表示領域を設定し、該表示領域を 2つの表示領域に分割するように指示するものである。また、表示領域データ 40は、利用者が選択する選択ボタンを表示するように指示するものである。

[0066] なお、表示領域データ 40が携帯通信端末 12における表示画面の一部または全部の表示領域を設定するためにも、サーバ 11は、携帯通信端末 12の表示画面のサイズを公知の方法で取得しておくことが望ま U、。

[0067] 図 4は、図 3に示される表示領域データ 40に基づいて、携帯通信端末 12の表示部 33に表示されるコンテンツの表示領域を示している。図示のように、表示部 33の表示画面のうち、幅 240ドット、高さ 260ドットの表示領域が全体の表示領域として設定され、設定された表示領域が、上側の広い方の表示領域 45 (幅 240ドット、高さ 200 ドットの表示エリア 01)と、下側の狭い方の表示領域 46 (幅 240ドット、高さ 60ドットの表示エリア 02)とに分割されていることが理解できる。また、表示領域 45 ·46の下方に、選択ボタン 47が表示されることが理解できる。

[0068] また、図 3において、符号 41で示したデータ力コマンド記憶部 24から取得したコマンドデータ（変更指示情報)である。すなわち、コマンドデータ 41は、図 4に示される広、方の表示領域 45に表示するコンテンッと、狭、方の表示領域 46に表示するコンテンツとを入れ替えるように指示するものである。

[0069] また、図 3において、符号 42で示したデータ力コンテンツ記憶部 25から取得したコンテンツ指示データ (コンテンツ指示情報)である。すなわち、コンテンツ指示データ 42は、図 4に示される広い方の表示領域 45に表示するコンテンツと、狭い方の表示領域 46に表示するコンテンツとを指定するものである。

[0070] 上記構成の通信ネットワークシステム 10における処理動作を、図 5〜図 7を参照しつつ説明する。

[0071] 図 5は、サーバ 11のテンプレート合成部 26における処理動作を示している。図示のように、まず、コンテンツ提供者カゝらコンテンツ情報が提供されるまで待機する (ステツプ S 10 (以下「S 10」と略称することがある。他のステップについても同様である。））。なお、提供されたコンテンツ情報は、コンテンツ記憶部 25に記憶される。

[0072] ステップ S10にてコンテンツ情報が提供されると、提供されたコンテンツ情報に対応する原テンプレートをテンプレート記憶部 23から選択する（S 11)。次に、選択した原テンプレートに対し、提供されたコンテンツ情報と、関連するコンテンツ情報とをコンテンッ記憶部 25から取得して合成すると共に（S 12)、サービス提供者が予め設定した表示領域の変更指示情報をコマンド記憶部 24から取得して合成する（S13)。そして、合成したテンプレートを表示用テンプレートとして携帯通信端末 12に送信する。その後、サーバ 11の処理動作を終了する。

[0073] 図 6は、携帯通信端末 12の制御部 31が行う処理動作を示している。図示のように、まず、サーバ 11から表示用テンプレートを受信すると（S20)、表示用テンプレートに含まれるコンテンツの再生開始条件に合致するまで待機する (S21)。具体的には、コンテンツの再生開始時刻が設定されている場合には、設定された時刻に到達するまで待機する。また、利用者の操作に従うように設定されている場合には、ユーザが操作部 32における再生ボタンを押すまで待機する。

[0074] 再生開始条件に合致すると、制御部 31は、コンテンツを再生して、表示部 33の表示領域 45 ·46 (図 4)に表示する（S22)。次に、制御部 31は、表示領域の切替要求を取得したか否かを判断する（S23)。本実施形態では、ユーザが操作部 32における切替ボタンを押したカゝ否かを判断する。切替要求を取得した場合には、表示領域を切り替える（S24)。

[0075] 図 7 (a) · (b)は、それぞれ、ステップ S24における表示領域の切替えの前後における表示例を示している。同図（a)に示されるように、表示領域の切替え前には、広い方の表示領域 45に TV番組の映像が表示され、狭、方の表示領域 46に地震情報のコンテンツが表示されているとする。このとき、利用者が地震情報の詳細を知りたいと考えて、切替ボタン 47aを選択すると、同図（b)に示されるように、地震情報のコンテンッが広、方の表示領域 45に表示され、 TV番組の映像が狭、方の表示領域 46 に表示される。

[0076] 次に、コンテンツの再生終了条件に合致するか否かを判断する（S25)。具体的には、コンテンツの再生終了時刻が設定されている場合には、設定された時刻に到達したカゝ否かを判断する。また、利用者の操作に従うように設定されている場合には、ユーザが操作部 32における再生終了ボタンを押したか否かを判断する。

[0077] 再生終了条件に合致しない場合には (ステップ S25にて NO)、ステップ S22に戻つて上記処理動作を繰り返す。一方、再生終了条件に合致する場合には (ステップ S2 5にて YES)、コンテンツの再生を終了する（S26)。その後、携帯通信端末 12における処理動作を終了する。

[0078] したがって、本実施形態のサーバ 11が提供する表示用テンプレートを用いて、携帯通信端末 12の利用者が切替ボタン 47aを選択することにより、各表示領域 45 ·46 に表示されるコンテンツを入れ替えることができる。その結果、上記表示用テンプレートにより、携帯通信端末 12の利用者がコンテンツの表示レイアウトを変更することができる。また、携帯通信端末 12の利用者が詳細な表示を望むコンテンツを、表示サイズの広い表示領域に表示することができる。また、携帯通信端末 12の利用者が切替ボタン 47aを選択することで表示レイアウトを簡単に変更できるので、サービス提供者の意図に沿った分力り易いサービスを受けることができる。

[0079] なお、本実施形態では、情報通信端末として携帯通信端末 12を利用しているが、通信機能、表示制御機能、および表示機能を有する表示装置を利用することもできるし、通信機能および表示制御機能を有する表示制御装置と表示機能を有する表示装置とを含む表示システムを利用することもできる。ここで、表示制御装置としては、 TVチューナ、 STB、 HDDレコーダ、 DVDレコーダなどが挙げられる。

[0080] 〔実施の形態 2〕

次に、本発明の別の実施形態について、図 8〜図 10を参照しつつ説明する。本実施形態の通信ネットワークシステムは、図 1〜図 7に示される通信ネットワークシステム 10に比べて、利用者が「移動」ボタンを押すと、表示領域 45 · 46を移動する点が異なり、その他の構成および処理動作は同様である。なお、上記実施形態で説明した構成および処理動作と同様の構成および処理動作には同一の符号を付して、その説明を省略する。

[0081] 図 8は、本実施形態において、テンプレート合成部 26にて合成された表示用テンプレートの一例を示している。図示の表示用テンプレートは、図 3に示される表示用テンプレートに比べて、表示領域データ 40にお、て利用者が選択する選択ボタン 4 7が移動ボタン 47bである点と、コマンド記憶部 24から取得するコマンドデータとが異なるのみであり、その他のデータは同様である。

[0082] 図示のように、コマンド記憶部 24から取得したコマンドデータ 50は、図 4に示される広、方の表示領域 45を下側に、狭、方の表示領域 46を上側にそれぞれ移動するように指示するものである。なお、本実施形態では、コマンドデータ 50は、移動先の座標として絶対座標を指定してヽるが、相対座標を指定することもできる。

[0083] 図 9は、携帯通信端末 12の制御部 31が行う処理動作を示している。図示の処理動作は、図 6に示される処理動作と比べて、制御部 31が、表示領域の移動要求を取得した力否かを判断し (S30)、移動要求を取得した場合には、表示領域を移動する（S 31)点が異なり、その他の処理動作は同様である。

[0084] 図 10 (a) · (b)は、それぞれ、ステップ S31における表示領域を移動する工程の前後における表示例を示している。同図（a)に示されるように、表示領域の移動前には、広い方の表示領域 45に TV番組の映像が表示され、狭い方の表示領域 46に上記 TV番組の関連コンテンツが表示されているとする。このとき、利用者が関連コンテンッの表示位置を変更したいと考えて、移動ボタン 47bを選択すると、同図（b)に示されるように、狭い方の表示領域 46が上側に移動し、かつ広い方の表示領域 45が下側に移動する。これにより、関連コンテンツが上側に表示され、 TV番組の映像が下側に表示される。

[0085] したがって、本実施形態のサーバ 11が提供する表示用テンプレートを用いて、携帯通信端末 12の利用者が移動ボタン 47bを選択することにより、各表示領域 45 ·46 を移動させることができる。その結果、携帯通信端末 12の利用者は、上記表示用テンプレートにより、所望する表示位置にコンテンツを表示させることができ、コンテンツの表示レイアウトを変更することができる。

[0086] なお、例えば TV受像機や表示制御機能を有するモニタなど、別の情報通信端末が近くに存在する場合、携帯通信端末 12の表示領域 45 ·46の一方を、上記別の情報通信端末の表示画面に移動することもできる。この場合、サーバ 11は、 URI、ネットワークアドレスなど、上記別の情報通信端末を識別する識別情報を取得する必要がある。これには、上記識別情報をサーバ 11に予め登録しておく方法や、携帯通信端末 12が、赤外線通信などの近距離無線通信手段を介して、上記別の情報通信端末力識別情報を取得し、取得した識別情報をサーバ 11に送信して、上記別の情報通信端末にコンテンツを表示するようにサーバ 11に指示する方法などが考えられる。

[0087] 〔実施の形態 3〕

次に、本発明のさらに別の実施形態について、図 11および図 12を参照しつつ説明する。本実施形態の通信ネットワークシステムは、図 1〜図 7に示される通信ネットワークシステム 10に比べて、サーバ 11から所定の変更指示信号を取得すると、各表示領域 45 · 46に表示するコンテンツを切り替える点が異なり、その他の構成および処理動作は同様である。なお、上記実施形態で説明した構成および処理動作と同様の構成および処理動作には同一の符号を付して、その説明を省略する。

[0088] 図 11は、本実施形態において、テンプレート合成部 26にて合成された表示用テンプレートの一例を示している。図示の表示用テンプレートは、図 3に示される表示用テンプレートに比べて、コマンドデータ 41を実行するトリガを示すく input type>^ グの内容が異なるのみであり、その他のデータは同様である。図示のように、テンプレート記憶部 23から取得した原テンプレートにおけるく input type>タグ（トリガ情報 ) 51は、サーバ 11から所定の変更指示信号を取得することを示している。また、く in put type >タグ 51において、「value = ""」が省略されることにより、携帯通信端末 1 2の表示部 33における選択ボタン 47の表示が省略される。なお、これは、携帯通信端末 12の制御部 31が、表示用テンプレートを解釈することにより行われる。

[0089] 図 12 (a) · (b)は、それぞれ、図 6に示されるステップ S24における表示領域の切替えの前後における表示例を示している。同図（a)に示されるように、表示領域の切替え前には、広い方の表示領域 45に TV番組の映像が表示され、狭い方の表示領域 4 6に地震情報のコンテンツが表示されているとする。このとき、サーバ 11が、地震情報を重要情報であると判断して、所定の変更指示信号を携帯通信端末 12に送信すると、同図（b)に示されるように、地震情報のコンテンツが広い方の表示領域 45に表示され、 TV番組の映像が狭、方の表示領域 46に表示される。

[0090] 従って、本実施形態のサーバ 11が提供する表示用テンプレートを用いて、携帯通信端末 12が、サーバ 11から所定の変更指示信号を取得することにより、各表示領域 45 · 46に表示されるコンテンツを入れ替えることができる。その結果、サーバ 11の側で、携帯通信端末 12に表示するコンテンツの表示レイアウトを変更することができる。また、サーバ 11の側で詳細な表示を望むコンテンツを、表示サイズの広い表示領域に表示することができる。すなわち、携帯通信端末 12の利用者は、重要情報などは大きく表示されるなど、利用者が操作することなく理解し易いサービスを受けることができる。

[0091] 〔実施の形態 4〕

次に、本発明のさらに別の実施形態について、図 13を参照しつつ説明する。本実施形態の通信ネットワークシステムは、図 8〜図 10に示される通信ネットワークシステム 10に比べて、サーバ 11から所定の変更指示信号を取得すると、表示領域 45 ·46 を移動する点が異なり、その他の構成および処理動作は同様である。なお、上記実施形態で説明した構成および処理動作と同様の構成および処理動作には同一の符号を付して、その説明を省略する。

[0092] 図 13は、本実施形態において、テンプレート合成部 26にて合成された表示用テンプレートの一例を示している。図示の表示用テンプレートは、図 8に示される表示用テンプレートに比べて、コマンドデータ 50を実行するトリガを示すく input type >^ グの内容が異なるのみであり、その他のデータは同様である。図示のように、テンプレート記憶部 23から取得した原テンプレートにおけるく input type >タグ 51は、サーノ 11から所定の変更指示信号を取得することを示している。また、く input type > タグ 51において、「value = ""」が省略されることにより、携帯通信端末 12の表示部 3 3における選択ボタン 47の表示が省略される。なお、これは、携帯通信端末 12の制御部 31が、表示用テンプレートを解釈することにより行われる。

[0093] したがって、本実施形態のサーバ 11が提供する表示用テンプレートを用いて、携帯通信端末 12が、サーバ 11から所定の変更指示信号を取得することにより、各表示領域 45 · 46を移動させることができる。その結果、サーバ 11の側で、所望する表示位置にコンテンツを表示することができ、コンテンツの表示レイアウトを変更することができる。 [0094] なお、図 11および図 13に示される通信ネットワークシステムにおいて、携帯通信端末 12は、サーバ 11からの所定の変更指示信号を受信許否してもよいし、無視してもよい。また、携帯通信端末 12は、コマンドデータ 41 · 50を無視してもよい。これらの場合、利用者が所望しないときに表示レイアウトが変更されることを防止できる。

[0095] また、所定の変更指示信号は、コンテンツに含まれていてもよい。この場合、コンテンッの内容に連動して表示レイアウトを変更することができる。

[0096] 〔実施の形態 5〕

次に、本発明のさらに別の実施形態について、図 14および図 15を参照しつつ説明する。本実施形態の通信ネットワークシステムは、図 1〜図 7に示される通信ネットワークシステム 10に比べて、利用者が「追加」ボタンを押すと、或る表示領域内に新たな表示領域が追加される点が異なり、その他の構成および処理動作は同様である。なお、上記実施形態で説明した構成および処理動作と同様の構成および処理動作には同一の符号を付して、その説明を省略する。

[0097] 図 14は、本実施形態において、テンプレート合成部 26にて合成された表示用テンプレートの一例を示している。図示の表示用テンプレートは、図 3に示される表示用テンプレートに比べて、テンプレート記憶部 23から取得する表示領域データと、コマンド記憶部 24から取得するコマンドデータとが異なり、その他のデータは同様である

[0098] 図 14に示される表示領域データ 52は、図 3に示される表示領域データ 40に比べて、図 4に示される広い方の表示領域 54がコンテンツの全表示領域（幅 240ドット、高さ 260ドット）である点と、選択ボタン 47が追加ボタン 47cである点とが異なり、その他の内容は同様である。

[0099] また、図 14に示されるコマンドデータ 53は、広い方の表示領域 54内の下側に、狭い方の表示領域 46を追加するとともに、広い方の表示領域 54の画像に、狭い方の表示領域 46の画像が上書きされた形態で表示するオーバラップ表示を行うように指示するものである。

[0100] 本実施形態における携帯通信端末 12の制御部 31が行う処理動作は、図 6に示される処理動作と比べて、ステップ S23にて表示領域の追加要求を取得したか否かを判断する点と、ステップ S24にて追加要求を取得した場合には、狭い方の表示領域 46を追加する点とが異なり、その他の処理動作は同様である。

[0101] 図 15 (a) · (b)は、それぞれ、上記狭い方の表示領域 46を追加する工程の前後における表示例を示している。同図（a)に示されるように、表示領域の追加前には、広い方の表示領域 54に TV番組の映像が表示されているとする。このとき、利用者が番組関連情報の表示を追加したいと考えて、追加ボタン 47cを選択すると、同図（b)に示されるように、広い方の表示領域 54内の下側に、狭い方の表示領域 46が追加されて、 TV番組の映像に番組関連情報がオーバラップ表示される。

[0102] したがって、本実施形態のサーバ 11が提供する表示用テンプレートを用いて、携帯通信端末 12の利用者が追加ボタン 47cを選択することにより、新たな表示領域 46 を追加することができる。その結果、携帯通信端末 12の利用者は、上記表示用テンプレートにより、所望するタイミングで新たなコンテンツを表示させることができ、コンテンッの表示レイアウトを変更することができる。図 15の例では、携帯通信端末 12の利用者は、放送中の TV番組を見ているときに、所望のタイミングで、 TV番組の関連情報ち見ることがでさるよう〖こなる。

[0103] なお、本実施形態では、広!、方の表示領域 54の画像に、狭、方の表示領域 46の画像が上書きされた形態で表示するオーバラップ表示を行っているが、広い方の表示領域 54から狭、方の表示領域 46を除、た領域に合わせて、広、方の表示領域 5 4の画像を縮小して表示するタイリング表示を行ってもよい。これには、図 14に示されるコマンドデータ 53にお、て、「area - add - overlap」との記述を「area - add— tili ng」との記述に変更すればよい。

[0104] また、追カ卩した表示領域 46に Webページを表示させるなどの方法により、追加した表示領域 46内でユーザの操作を受け付けることもできる。

[0105] また、追加ボタン 47cで表示領域を追加する前に、追加される表示領域 46に表示される内容をユーザが把握できることが望ましい場合が考えられる。そこで、追加ボタン 47cに、例えば「関連情報追加」など、上記表示される内容を簡潔に示す情報を表示することも可能である。

[0106] 〔実施の形態 6〕次に、本発明のさらに別の実施形態について、図 16を参照しつつ説明する。本実施形態の通信ネットワークシステムは、図 14および図 15に示される通信ネットワークシステム 10に比べて、サーバ 11から所定の変更指示信号を取得すると、或る表示領域内に新たな表示領域が追加される点が異なり、その他の構成および処理動作は同様である。なお、上記実施形態で説明した構成および処理動作と同様の構成および処理動作には同一の符号を付して、その説明を省略する。

[0107] 図 16は、本実施形態において、テンプレート合成部 26にて合成された表示用テンプレートの一例を示している。図示の表示用テンプレートは、図 14に示される表示用テンプレートに比べて、テンプレート記憶部 23から取得する表示領域データが異なり、その他のデータは同様である。図 16に示される表示領域データ 56は、図 14に示される表示領域データ 52に比べて、コマンドデータ 53を実行するトリガを示すく input type >タグの内容が異なるのみであり、その他の内容は同様である。

[0108] 図 16に示されるく input type>タグは、サーバ 11から所定の変更指示信号を取得することを示している。また、図示のく input type >タグにおいて、選択ボタン 47 の表示を指示する「value = ""」が省略されている。このため、図示の表示用テンプレートを用いて携帯通信端末 12の制御部 31が表示部 33を制御する場合、表示部 33 の表示画面には、図 15 (a) · (b)に示される画像力選択ボタン 47が省略された画像が表示されることになる。

[0109] 従って、本実施形態のサーバ 11が提供する表示用テンプレートを用いて、携帯通信端末 12が、サーバ 11から所定の変更指示信号を取得することにより、新たな表示領域 46を追加することができる。その結果、サーバ 11の側で、携帯通信端末 12に表示するコンテンツの表示レイアウトを変更することができる。

[0110] 例えば、図 15に示されるように、携帯通信端末 12にて広い方の表示領域 54に表示するコンテンツとして _TV番組の映像が指定され、狭、方の表示領域 ₄₆に表示するコンテンツとして、番組関連情報が指定されているとする。ここで、番組関連情報の例としては、 TV番組に関連する商品のショッピング情報や、 TV番組と連携したアンケートなどの投票情報が挙げられる。

[0111] このとき、サーバ 11が所定の変更指示信号を携帯通信端末 12に送信することにより、携帯通信端末 12では TV番組の映像に番組関連情報が追加されて表示される。その結果、サーバ 11は、放送中の TV番組に対応する番組関連情報を適切なタイミングで表示させることができる。

[0112] なお、本実施形態では、オーバラップ表示を行っている力図 16に示されるコマンドデータ 53にお、て、「area - add - overlap」との記述を「area - add - tiling」との記述に変更することにより、タイリング表示を行うこともできる。

[0113] 〔実施の形態 7〕

次に、本発明のさらに別の実施形態について、図 17および図 18を参照しつつ説明する。本実施形態の通信ネットワークシステムは、図 14および図 15に示される通信ネットワークシステム 10に比べて、利用者が「削除」ボタンを押すと、或る表示領域内に存在する表示領域であって、変更指示情報で指定される表示領域が削除される点が異なり、その他の構成および処理動作は同様である。なお、上記実施形態で説明した構成および処理動作と同様の構成および処理動作には同一の符号を付して、その説明を省略する。

[0114] 図 17は、本実施形態において、テンプレート合成部 26にて合成された表示用テンプレートの一例を示している。図示の表示用テンプレートは、図 14に示される表示用テンプレートに比べて、テンプレート記憶部 23から取得する表示領域データと、コマンド記憶部 24から取得するコマンドデータとが異なり、その他のデータは同様である

[0115] 図 17に示される表示領域データ 57は、図 14に示される表示領域データ 40に比べて、選択ボタン 47が削除ボタン 47dである点が異なり、その他の内容は同様である。また、図 17に示されるコマンドデータ 58は、広い方の表示領域 54内の下側に存在する狭、方の表示領域 46を削除するように指示するものである。

[0116] 本実施形態における携帯通信端末 12の制御部 31が行う処理動作は、図 6に示される処理動作と比べて、ステップ S23にて表示領域の削除要求を取得したか否かを判断する点と、ステップ S24にて削除要求を取得した場合には、狭い方の表示領域 46を削除する点とが異なり、その他の処理動作は同様である。

[0117] 図 18 (a) · (b)は、それぞれ、上記狭い方の表示領域 46を削除する工程の前後における表示例を示している。同図（a)に示されるように、表示領域の削除前には、広 Vヽ方の表示領域 54に TV番組の映像が表示され、狭、方の表示領域 46に番組関連情報が表示されているとする。このとき、利用者が番組関連情報の表示を削除したいと考えて、削除ボタン 47dを選択すると、同図（b)に示されるように、狭い方の表示領域 46が削除されて、広ヽ方の表示領域 54に TV番組の映像が表示される。

[0118] なお、表示領域の削除前の表示が、広い方の表示領域 54の画像に、狭い方の表示領域 46の画像が上書きされた形態で表示するオーバラップ表示である場合、表示領域の削除後には、広、方の表示領域 54に TV番組の映像をそのまま表示すればよい。この場合、狭い方の表示領域 46で隠れていた部分が表示されることになる。

[0119] 一方、表示領域の削除前の表示が、広い方の表示領域 54から狭い方の表示領域 46を除、た領域に合わせて、 TV番組の映像を縮小して表示するタイリング表示である場合、表示領域の削除後には、広い方の表示領域 54に合わせて、 TV番組の映像を拡大して、或いは元に戻して表示すればよい。

[0120] したがって、本実施形態のサーバ 11が提供する表示用テンプレートを用いて、携帯通信端末 12の利用者が削除ボタン 47dを選択することにより、表示領域 46を削除することができる。その結果、携帯通信端末 12の利用者は、上記表示用テンプレートにより、所望するタイミングで複数のコンテンツの一部を非表示とすることができ、コンテンッの表示レイアウトを変更することができる。図 18の例では、携帯通信端末 12の利用者は、放送中の TV番組とその関連情報とを見ているときに、所望のタイミングで、 TV番組の関連情報を消すことができる。

[0121] 〔実施の形態 8〕

次に、本発明のさらに別の実施形態について、図 19を参照しつつ説明する。本実施形態の通信ネットワークシステムは、図 17および図 18に示される通信ネットワークシステム 10に比べて、サーバ 11から所定の変更指示信号を取得すると、或る表示領域内に存在する表示領域であって、変更指示情報で指定される表示領域が削除される点が異なり、その他の構成および処理動作は同様である。なお、上記実施形態で説明した構成および処理動作と同様の構成および処理動作には同一の符号を付して、その説明を省略する。 [0122] 図 19は、本実施形態において、テンプレート合成部 26にて合成された表示用テンプレートの一例を示している。図示の表示用テンプレートは、図 17に示される表示用テンプレートに比べて、テンプレート記憶部 23から取得する表示領域データが異なり、その他のデータは同様である。図 19に示される表示領域データ 59は、図 17に示される表示領域データ 56に比べて、コマンドデータ 58を実行するトリガを示すく input type >タグの内容が異なるのみであり、その他の内容は同様である。

[0123] 図 19に示されるく input type>タグは、サーバ 11から所定の変更指示信号を取得することを示している。また、図示のく input type >タグにおいて、選択ボタン 47 の表示を指示する「value = ""」が省略されている。このため、図示の表示用テンプレートを用いて携帯通信端末 12の制御部 31が表示部 33を制御する場合、表示部 33 の表示画面には、図 18 (a) · (b)に示される画像力選択ボタン 47が省略された画像が表示されることになる。

[0124] 従って、本実施形態のサーバ 11が提供する表示用テンプレートを用いて、携帯通信端末 12が、サーバ 11から所定の変更指示信号を取得することにより、表示領域 4 6を削除することができる。その結果、サーバ 11の側で、携帯通信端末 12に表示するコンテンツの表示レイアウトを変更することができる。

[0125] 例えば、図 18に示されるように、携帯通信端末 12にて広い方の表示領域 54に表示するコンテンツとして _TV番組の映像が指定され、狭、方の表示領域 ₄₆に表示するコンテンツとして、上述の番組関連情報が指定されているとする。

[0126] このとき、サーバ 11が所定の変更指示信号を携帯通信端末 12に送信することにより、携帯通信端末 12では TV番組の映像のみが表示される。その結果、サーバ 11は、放送中の TV番組に対応する番組関連情報を適切なタイミングで非表示とすることができる。

[0127] 〔実施の形態 9〕

次に、本発明のさらに別の実施形態について、図 20〜図 23を参照しつつ説明する。本実施形態の通信ネットワークシステムは、図 14および図 15に示される通信ネットワークシステム 10に比べて、携帯通信端末 12にて或るアプリケーションソフトが動作すると、或る表示領域内に新たな表示領域が追加されてタイリング表示される点が異なり、その他の構成および処理動作は同様である。なお、上記実施形態で説明した構成および処理動作と同様の構成および処理動作には同一の符号を付して、その説明を省略する。

[0128] 図 20は、本実施形態において、テンプレート合成部 26にて合成された表示用テンプレートの一例を示している。表示用テンプレートは、テンプレート記憶部 23から取得した原テンプレートに含まれる表示領域データ 60と、コマンド記憶部 24から取得したコマンドデータ 61と、コンテンツ記憶部 25から取得したコンテンツ指示データ 62とを含んでいる。

[0129] 図 20に示される表示領域データ 60は、図 16に示される表示領域データ 56に比べて、コマンドデータ 61を実行するトリガを示すく input type >タグの内容が異なり、その他の内容は同様である。

[0130] 図 20に示されるく input type>タグは、アプリケーションソフトが動作することにより取得することを示している。また、く input type >タグにおける「application="" 」により、上記アプリケーションソフトが指定される。図示の例で指定されるアプリケーシヨンソフトは、メールソフト（mail)である。

[0131] また、図示のく input type >タグにおいて、選択ボタン 47の表示を指示する「val ue = ""」が省略されている。このため、図示の表示用テンプレートを用いて携帯通信端末 12の制御部 31が表示部 33を制御する場合、図 21 (a) · (b)に示される表示部 3 3の表示画面では、選択ボタン 47が省略されることになる。

[0132] 図 20に示されるコマンドデータ 61は、図 16に示されるコマンドデータ 53に比べて、タイリング表示を行う点が異なり、その他の内容は同様である。また、図 20に示されるコンテンツ指示データ 62は、図 16に示されるコンテンツ指示データ 42に比べて、狭 V、方の表示領域 46に表示するコンテンツの指定位置が、例えば受信したメールのタイトルゃ本文などのような、メールソフト内の表示すべき情報の位置を示すポインタである点が異なり、その他の内容は同様である。

[0133] 本実施形態における携帯通信端末 12の制御部 31が行う処理動作は、図 6に示される処理動作と比べて、ステップ S23にて電子メールを取得してメールソフトが動作した力否かを判断する点と、ステップ S24にてメールソフトが動作した場合には、狭い方の表示領域 46を追加する点とが異なり、その他の処理動作は同様である。

[0134] 図 21 (a) · (b)は、それぞれ、上記狭い方の表示領域 46を追加する工程の前後における表示例を示している。同図（a)に示されるように、表示領域の追加前には、広い方の表示領域 54に TV番組の映像が表示されているとする。このとき、携帯通信端末 12が電子メールを取得すると、メールソフトが動作し、同図（b)に示されるように、広い方の表示領域 54内の下側に、狭い方の表示領域 46が追加されて、 TV番組の映像に電子メールの内容がタイリング表示される。なお、電子メールの内容の例としては、タイトル、発信者、本文などが挙げられる。

[0135] 図 22は、本実施形態において、テンプレート合成部 26にて合成された表示用テンプレートの他の例を示している。図 22に示される表示用テンプレートは、図 20に示される表示用テンプレートに比べて、アラームソフトが動作すると狭い方の表示領地機 46が追加される点が異なり、その他は同様である。

[0136] 図 22に示される表示領域データ 63は、図 20に示される表示領域データ 60に比べて、コマンドデータ 61を実行するトリガを示すく input type >タグにおいて指定されるアプリケーションソフトが、アラームソフト（alarm)である点が異なり、その他の内容は同様である。また、図 22に示されるコンテンツ指示データ 64は、図 20に示されるコンテンツ指示データ 62に比べて、狭い方の表示領域 46に表示するコンテンツの指定位置が、例えばアラームの内容などのような、アラームソフト内の表示すべき情報の位置を示すポインタである点が異なり、その他の内容は同様である。

[0137] 図 23 (a) · (b)は、それぞれ、上記狭い方の表示領域 46を追加する工程の前後における表示例を示している。同図（a)に示されるように、表示領域の追加前には、広い方の表示領域 54に TV番組の映像が表示されているとする。このとき、携帯通信端末 12にてアラームソフトが動作すると、同図（b)に示されるように、広い方の表示領域 54内の下側に、狭い方の表示領域 46が追加されて、 TV番組の映像にアラームの内容がタイリング表示される。なお、アラームの内容の例としては、発生時刻、コメントなどが挙げられる。

[0138] 従って、本実施形態のサーバ 11が提供する表示用テンプレートを用いると、携帯通信端末 12が、アプリケーションソフトの動作をトリガとして、新たな表示領域 46を追加することができる。その結果、表示画面のほぼ全面にコンテンツを表示しているときに、アプリケーションソフトが動作して携帯通信端末 12の状態が変化したことを見逃すことを防止できる。

[0139] また、図 20に示される表示用テンプレートを利用した場合、サーバ 11が、狭い方の表示領域 46に表示するコンテンツの指定情報を含む電子メールを携帯通信端末 12 に送信することにより、サーバ 11からの指示に基づいて新たな表示領域 46を追加することができる。すなわち、図 16に示される通信ネットワークシステムにてサーバ 11が送信する変更指示信号を、上記電子メールに代替することができる。

[0140] なお、本実施形態では、アプリケーションソフトの一例として、メールソフト、アラームソフトを挙げた力スケジューラなどの他のアプリケーションソフトにも適用可能である

[0141] 〔実施の形態 10〕

次に、本発明のさらに別の実施形態について、図 24および図 25を参照しつつ説明する。本実施形態の通信ネットワークシステムは、図 16に示される通信ネットワークシステム 10に比べて、サーバ 11から所定の変更指示信号を取得すると、或る表示領域内に新たな表示領域が追加されてタイリング表示されるとともに、携帯通信端末 12 にて或るアプリケーションソフトが動作すると、或る表示領域内に別の新たな表示領域が追加されてタイリング表示される点が異なり、その他の構成および処理動作は同様である。なお、上記実施形態で説明した構成および処理動作と同様の構成および処理動作には同一の符号を付して、その説明を省略する。

[0142] 図 24は、本実施形態において、テンプレート合成部 26にて合成された表示用テンプレートの一例を示している。表示用テンプレートは、テンプレート記憶部 23から取得した原テンプレートに含まれる表示領域データ 70と、コマンド記憶部 24から取得したコマンドデータ 71と、コンテンツ記憶部 25から取得したコンテンツ指示データ 72とを含んでいる。

[0143] 図 24に示される表示領域データ 70は、図 20に示される表示領域データ 60に比べて、広い方の表示領域 54内の右側に、新たな表示領域 73 (幅 80ドット、高さ 260ドット、 id="03")が定義されている点と、コマンドデータ 71を実行するトリガを示すく in put type >タグ力追加される表示領域、すなわち狭い方の表示領域 46および新たな表示領域 73のそれぞれに設けられている点が異なり、その他の内容は同様である。なお、以下では、広い方の表示領域 54を「第 1の表示領域 54」と称し、狭い方の表示領域 46を「第 2の表示領域 46」と称し、新たな表示領域 73を「第 3の表示領域 7 3」と称する。

[0144] 図 24に示されるコマンドデータ 71は、図 20に示されるコマンドデータ 61に比べて、第 1の表示領域 54に対し、第 2の表示領域 46または第 3の表示領域 73を追加する点が異なり、その他の内容は同様である。また、図 24に示されるコンテンツ指示データ 72は、図 20に示されるコンテンツ指示データ 62に比べて、第 3の表示領域 73に表示するコンテンツを指定する情報が追加されている点が異なり、その他の内容は同様である。

[0145] 本実施形態における携帯通信端末 12の制御部 31が行う処理動作は、図 6に示される処理動作と比べて、ステップ S23において、電子メールを取得してメールソフトが動作したか否かと、サーバ 11から所定の変更指示信号を取得した力否力とを判断する点と、ステップ S24において、メールソフトが動作した場合には、第 2の表示領域 46 を追加し、サーバ 11から所定の変更指示信号を取得した場合には、第 3の表示領域 73を追加する点とが異なり、その他の処理動作は同様である。

[0146] 図 25 (a) · (b)は、それぞれ、第 2の表示領域 46および Zまたは第 3の表示領域 73 を追加する工程の前後における表示例を示している。同図（a)に示されるように、表示領域の追加前には、第 1の表示領域 54に TV番組の映像が表示されている。

[0147] このとき、携帯通信端末 12が電子メールを取得すると、メールソフトが動作し、図 25

(b)に示されるように、第 1の表示領域 54内の下側に、第 2の表示領域 46が追加されて、 TV番組の映像に電子メールの内容がタイリング表示される。また、サーバ 11から所定の変更指示信号を取得すると、同図 (b)に示されるように、第 1の表示領域 54内の右側に、第 3の表示領域 73が追加されて、 TV番組の映像に天気予報の内容がタィリング表示される。

[0148] 従って、本実施形態のサーバ 11が提供する表示用テンプレートを用いると、携帯通信端末 12が、所定のトリガにより 2つの表示領域 46 · 73が追加されて表示領域を 3 つとして、 3つのコンテンツをタイリング表示することができる。なお、本実施形態と同様にすれば、表示領域を 4つ以上にできることは明らかである。

[0149] なお、上記の天気予報のように時間とともに変化するコンテンツの場合、コンテンツを更新できることが望ましい。これは、表示用テンプレートサーバ 11が、更新すべきリンク先の情報を携帯通信端末 12に送信する一方、携帯通信端末 12が、受信したリンク先の情報に基づいて、表示用テンプレートのコンテンツ指示データ 72におけるデータソースのリンク先を更新することにより実現できる。

[0150] 〔実施の形態 11〕

次に、本発明のさらに別の実施形態について、図 26および図 27を参照しつつ説明する。本実施形態の通信ネットワークシステムは、図 24および図 25に示される通信ネットワークシステム 10に比べて、利用者が「削除」ボタンを押すと第 2の表示領域 46が削除される処理と、サーバ 11から所定の変更指示信号を取得すると第 3の表示領域 73が削除される処理とが追加される点が異なり、その他の構成および処理動作は同様である。なお、上記実施形態で説明した構成および処理動作と同様の構成および処理動作には同一の符号を付して、その説明を省略する。

[0151] 図 26は、本実施形態において、テンプレート合成部 26にて合成された表示用テンプレートの一例を示している。図示の表示用テンプレートは、図 24に示される表示用テンプレートに比べて、テンプレート記憶部 23から取得する表示領域データと、コマンド記憶部 24から取得するコマンドデータ 71とが異なり、その他のデータは同様である。

[0152] 図 26に示されるコマンドデータ 75は、図 24に示されるコマンドデータ 71に比べて、 3つの処理を含んでいる。第 1の処理（actionl)は、図 24に示されるコマンドデータ 7 1と同様に、第 1の表示領域 54に対し、第 2の表示領域 46または第 3の表示領域 46 を追加する処理である。また、第 2の処理 (action2)は、第 2の表示領域 46を削除する処理である。そして、第 3の処理 (action3)は、第 3の表示領域 73を削除する処理である。

[0153] 図 26に示される表示領域データ 74は、図 24に示される表示領域データ 70に比べて、コマンドデータ 75を実行するトリガを示すく input type >タグが異なり、その他は同様である。図示の表示領域データ 74では、 < input type >タグが第 2の表示領域 46および第 3の表示領域 73ごとに 2つずつ含んでいる。また、く input type> タグには、コマンドデータ 75内の何れの処理を行うかを示す「acion=""」が含まれる

[0154] 具体的には、第 2の表示領域 46 (id= "02")に関しては、メールソフトが動作するとコマンドデータ 75の第 1の処理を行うことを示すく input type>タグと、「削除」ボタンが押されるとコマンドデータ 75の第 2の処理を行うことを示す <input type>タグとが含まれる。また、第 3の表示領域 73 (id="03")に関しては、サーバ 11から追カロを示す変更指示信号 (value = "追加"、以下「追加指示信号」と称する。）を受信するとコマンドデータ 75の第 1の処理を行うことを示す < input type>タグと、サーバ 11 力削除を示す変更指示信号 (value = "削除"、以下「削除指示信号」と称する。）を受信するとコマンドデータ 75の第 3の処理を行うことを示す <input type >タグと力 S 含まれる。

[0155] 本実施形態における携帯通信端末 12の制御部 31が行う処理動作は、図 6に示される処理動作と比べて、ステップ S23 ' S24の処理動作が異なり、その他の処理動作は同様である。

[0156] 本実施形態では、ステップ S23において、電子メールを取得してメールソフトが動作したか否かと、削除ボタンが押された力否かと、サーバ 11から追加指示信号を取得した力否かと、サーバ 11から削除指示信号を取得した力否力とを判断している。また、ステップ S24において、メールソフトが動作した場合に第 2の表示領域 46を追カロし、削除ボタンが押された場合に第 2の表示領域 46を削除し、追加指示信号を取得した場合に第 3の表示領域 73を追加し、削除指示信号を取得した場合に第 3の表示領域 73を削除している。

[0157] 図 27は、携帯通信端末 12の表示部 33における表示画像の変遷の一例を示している。同図の左上に示されるように、表示領域の追加前には、第 1の表示領域 54に T V番組の映像が表示されている状態である。このとき、携帯通信端末 12が電子メールを取得してメールソフトが動作すると、同図の右上に示されるように、第 1の表示領域 54内の下側に、第 2の表示領域 46が追加されて、 TV番組の映像に電子メールの内容がタイリング表示される（actionl)。また、上記の状態で、サーバ 11から追加指示信号を取得すると、同図の左下に示されるように、第 1の表示領域 54内の右側に、第 3の表示領域 73が追加されて、 TV番組の映像に天気予報の内容がタイリング表示される (actionl)。

[0158] また、同図の右上に示されるように、第 1および第 2の表示領域 54·46の表示が行われている状態で、利用者が削除ボタン 47dを押すと、同図の左上に示されるように、第 2の表示領域 46が削除され、 TV番組の映像が元のサイズに拡大表示される（ac tion2) _Gまた、上記の状態で、サーバ 11から追加指示信号を取得すると、同図の右下に示されるように、第 1の表示領域 54内の右側に、第 3の表示領域 73が追加されて、 TV番組の映像に天気予報の内容がタイリング表示される（actionl)。これにより、第 1〜第 3の表示領域 54· 46 · 73に別々のコンテンツが表示されることになる。

[0159] また、同図の左下に示されるように、第 1および第 3の表示領域 54· 73が表示されている状態で、サーバ 11から削除指示信号を取得すると、同図の左上に示されるように、第 3の表示領域 73が削除され、 TV番組の映像が元のサイズに拡大表示される (action3) ₀また、上記の状態で、携帯通信端末 12が電子メールを取得すると、メールソフトが動作し、同図の右下に示されるように、第 1および第 3の表示領域 54· 73内の下側に、第 2の表示領域 46が追加されて、 TV番組および天気予報の映像に電子メールの内容がタイリング表示される（actionl)。これにより、第 1〜第 3の表示領域 5 4·46 · 73に別々のコンテンツが表示されることになる。

[0160] また、同図の右下に示されるように、第 1〜第 3の表示領域 54·46 · 73が表示されている状態で、利用者が削除ボタン 47dを押すと、同図の左下に示されるように、第 2 の表示領域 46が削除される一方、第 1および第 3の表示領域 54· 73が拡大する分だけ TV番組および天気予報の映像が拡大表示される（action2)。また、上記の状態で、サーバ 11から削除指示信号を取得すると、同図の右上に示されるように、第 3 の表示領域 73が削除される一方、第 1の表示領域 54が拡大する分だけ TV番組の映像が拡大表示される (action3)。

[0161] したがって、本実施形態のサーバ 11が提供する表示用テンプレートを用いることにより、所定のトリガに基づいて表示領域を追加したり削除したりすることができ、複数のコンテンツの一部を表示したり非表示としたりすることができる。

[0162] 〔実施の形態 12〕

次に、本発明のさらに別の実施形態について、図 28を参照しつつ説明する。本実施形態の通信ネットワークシステムは、図 1〜図 7に示される通信ネットワークシステム 10に比べて、表示用テンプレートサーバ 11の変更指示部 27が別のサーバに設けられる点が異なり、その他の構成および処理動作は同様である。なお、上記実施形態で説明した構成および処理動作と同様の構成および処理動作には同一の符号を付して、その説明を省略する。

[0163] 図 28は、本実施形態の通信ネットワークシステム 80の概略構成を示している。図示の通信ネットワークシステム 80は、図 1に示される通信ネットワークシステム 10に比べて、変更指示サーバ 82が追加されている点が異なり、その他の構成は同様である。

[0164] 変更指示サーバ 82は、上記所定の変更指示信号を通信ネットワーク 13を介して携帯通信端末 12に送信するものである。図 28に示されるように、変更指示サーバ 82は、上記所定の変更指示信号を生成する変更指示部 83と、変更指示部 83が生成した変更指示信号を、データ通信に適した形式に変換し、変換した信号を通信ネットヮーク 13に送信する通信部 84とを備える構成である。

[0165] したがって、本実施形態では、表示用テンプレートサーバ 11とは別の変更指示サーバ 82が、上記所定の変更指示信号を携帯通信端末 12に送信している。このように、上記所定の変更指示信号は、表示用テンプレートを提供するサーバ 11から携帯通信端末 12に送信することもできるし、別のサーバ 82から携帯通信端末 12に送信することちでさる。

[0166] なお、本実施形態では、表示用テンプレートサーバ 11および携帯通信端末 12の間の通信ネットワークと、変更指示サーバ 82および携帯通信端末 12の間の通信ネットワークとを同じとしている力別々にすることもできる。

[0167] 〔実施の形態 13〕

次に、本発明のさらに別の実施形態について、図 29を参照しつつ説明する。本実施形態の通信ネットワークシステムは、図 28に示される通信ネットワークシステム 80 に比べて、表示用テンプレートサーバ 11のテンプレート記憶部 23およびテンプレート合成部 26が、携帯通信端末 12に設けられる点と、表示用テンプレートサーバ 11に代えて、コマンドサーバおよびコンテンツサーバが設けられている点とが異なり、その他の構成および処理動作は同様である。なお、上記実施形態で説明した構成および処理動作と同様の構成および処理動作には同一の符号を付して、その説明を省略する。

[0168] 図 29は、本実施形態の通信ネットワークシステム 90の概略構成を示している。図示の通信ネットワークシステム 90は、図 28に示される通信ネットワークシステム 10に比ベて、表示用テンプレートサーバ 11の代わりに、コマンドサーバ 85およびコンテンツサーバ 91を備えている。

[0169] コマンドサーバ 85は、携帯通信端末 12の表示画面において、 1または複数の表示領域の変更を指示する各種の変更指示情報を携帯通信端末 12に提供するものである。図 29に示されるように、コマンドサーバ 85は、通信部 86、制御部 87、およびコマンド記憶部 88を備える構成である。

[0170] 通信部 86は、制御部 87から受信したデータを、データ通信に適した形式に変換し、変換した信号を通信ネットワーク 13に送信するものである。また、通信部 86は、通信ネットワーク 13から受信した信号を元の形式に変換し、変換したデータを制御部 8 7に送信するものである。

[0171] コマンド記憶部 88は、図 1に示されるコマンド記憶部 24と同様に、各種の上記変更指示情報を記憶している。

[0172] 制御部 87は、コマンドサーバ 85における各種構成を統括的に制御するものである。制御部 87の機能は、例えば RAMやフラッシュメモリなどの記憶装置に記憶されたプログラムを CPUが実行することによって実現される。本実施形態では、制御部 87 は、携帯通信端末 12から通信ネットワーク 13および通信部 86を介して取得した指示に基づき、コマンド記憶部 88から変更指示情報を読み出して、通信部 86および通信ネットワーク 13を介して携帯通信端末 12に送信するものである。

[0173] 一方、コンテンツサーバ 91は、上記表示領域に表示するコンテンツを指示するコンテンッ指示情報を携帯通信端末 12に提供するものである。図 29に示されるように、コンテンツサーバ 91は、通信部 92、制御部 93、およびコンテンツ記憶部 94を備える構成である。

[0174] 通信部 92は、制御部 93から受信したデータを、データ通信に適した形式に変換し、変換した信号を通信ネットワーク 13に送信するものである。また、通信部 92は、通信ネットワーク 13から受信した信号を元の形式に変換し、変換したデータを制御部 9 3に送信するものである。

[0175] コンテンツ記憶部 94は、図 1に示されるコンテンツ記憶部 25と同様に、各種の上記コンテンツ指示情報を記憶している。なお、コンテンツ記憶部 94は、携帯通信端末 1 2に提供する画像データ、音声データ、文書データなどのコンテンツを記憶してもよい。

[0176] 制御部 93は、コンテンツサーバ 91における各種構成を統括的に制御するものである。制御部 93の機能は、例えば RAMやフラッシュメモリなどの記憶装置に記憶されたプログラムを CPUが実行することによって実現される。本実施形態では、制御部 9 3は、携帯通信端末 12から通信ネットワーク 13および通信部 92を介して取得した指示に基づき、コンテンツ記憶部 94からコンテンツ指示情報を読み出して、通信部 92 および通信ネットワーク 13を介して携帯通信端末 12に送信するものである。

[0177] また、図 29に示される表示用テンプレートサーバ 11は、図 1に示される表示用テンプレートサーバ 11に比べて、テンプレート記憶部 23、コンテンツ記憶部 25、およびテンプレート合成部 26が省略されている点が異なり、その他の構成は同様である。

[0178] また、図 29に示される携帯通信端末 12は、図 2に示される携帯通信端末 12に比べて、テンプレート記憶部 95 (記憶手段）が追加されている点と、制御部 31にテンプレート合成部 96 (取得手段、生成手段）が追加されている点とが異なり、その他の構成は同様である。

[0179] テンプレート記憶部 95は、図 1に示されるテンプレート記憶部 23と同様に、上記表示領域を指定する表示領域情報を含む各種の原テンプレートを記憶している。

[0180] テンプレート合成部 96は、テンプレート記憶部 95から原テンプレートを取得し、表示用テンプレートサーバ 11に指示してコマンド記憶部 24から変更指示情報を取得し、かつ、コンテンツサーバ 91に指示してコンテンツ記憶部 94からコンテンツ指示情報を取得している。そして、テンプレート合成部 96は、テンプレート記憶部 95から取得した原テンプレートに対し、コマンド記憶部 24から取得した変更指示情報と、コンテンッ記憶部 94から取得したコンテンツ指示情報とを合成して、合成したテンプレートを表示用テンプレートとして、る。

[0181] したがって、本実施形態では、携帯通信端末 12が、原テンプレートに対して変更指示情報とコンテンツ指示情報とを合成することにより、表示用テンプレートを作成している。このように、テンプレートの合成は、表示用テンプレートサーバ 11で行うこともできるし、携帯通信端末 12で行うこともできるし、さらには別のノードで行うこともできる。

[0182] なお、本実施形態では、携帯通信端末 12のテンプレート記憶部 95に各種の原テンプレートを記憶している力図 1に示されるように、表示用テンプレートサーバ 11のテンプレート記憶部 23に各種の原テンプレートを記憶しておき、携帯通信端末 12が表示用テンプレートサーバ 11から所要の原テンプレートを取得してテンプレート記憶部 95に保存する形態であってもよい。

[0183] さらに、携帯通信端末 12がコンテンツ記憶部を備えており、表示用テンプレートサーバ 11が、テンプレート記憶部 23から取得した原テンプレートに対し、コマンド記憶部 24から取得した変更指示情報を合成して携帯通信端末 12に送信する一方、携帯通信端末 12のテンプレート合成部 96が、表示用テンプレートサーバ 11からの合成したテンプレートに対し、コンテンツ記憶部から取得したコンテンツ指示情報を合成して表示用テンプレートを作成することもできる。

[0184] 〔実施の形態 14〕

次に、本発明の他の実施形態について、図 30〜図 32を参照しつつ説明する。本実施形態の通信ネットワークシステムは、図 29に示される通信ネットワークシステム 9 0に比べて、携帯通信端末 12の制御部 31にテンプレート選択部（フォーマット変更手段） 97が追加される点が異なり、その他の構成および処理動作は同様である。なお、上記実施形態で説明した構成および処理動作と同様の構成および処理動作には同一の符号を付して、その説明を省略する。

[0185] 図 30は、本実施形態の通信ネットワークシステム 90における携帯通信端末 12の概略構成を示している。図示の携帯通信端末 12は、上述のように、図 29に示される携帯通信端末 12に比べて、制御部 31にテンプレート選択部 97が追加されている。 [0186] テンプレート選択部 97は、テンプレート記憶部 95に記憶された複数の原テンプレートの中から、操作部 32の操作に基づいて原テンプレートを選択するものである。また、本実施形態におけるテンプレート合成部 96は、テンプレート選択部 97が選択した原テンプレートに対し、表示用テンプレートサーバ 11のコマンド記憶部 24から取得した変更指示情報と、コンテンツサーバ 91のコンテンツ記憶部 94から取得したコンテンッ指示情報とを合成し、合成したテンプレートを表示用テンプレートとするものである。

[0187] 図 31は、上記構成の携帯通信端末 12の制御部 31が行う処理動作を示している。

図示のように、まず、テンプレート選択部 97が原テンプレートを選択して、テンプレート合成部 96が表示用テンプレートを作成する（S40)。次に、表示用テンプレートに含まれるコンテンツの再生開始条件に合致するまで待機する（S21)。

[0188] 再生開始条件に合致すると、制御部 31は、コンテンツを再生して、表示部 33に表示する（S22)。次に、利用者が操作部 32を操作して、テンプレートの入替えを指示された場合には（S41にて YES)、テンプレート選択部 97が、入れ替えるべき原テンプレートを選択し、テンプレート合成部 96が表示用テンプレートを新たに作成して、表示用テンプレートを入れ替える（S42)。次に、制御部 31は、表示領域の変更要求を取得した場合には（S43にて YES)、表示領域の変更を実行する（S44)。

[0189] 次に、コンテンツの再生終了条件に合致するか否かを判断する（S25)。再生終了条件に合致しない場合には (ステップ S25にて NO)、ステップ S22に戻って上記処理動作を繰り返す。一方、再生終了条件に合致する場合には (ステップ S25にて YE S)、コンテンツの再生を終了する（S26)。その後、携帯通信端末 12における処理動作を終了する。

[0190] 図 32は、入れ替えた表示用テンプレートに基づいて表示部 33に表示される表示画像の変遷の一例を示している。図 32に関する表示用テンプレートは、図 27に関する表示用テンプレートに比べて、第 2の表示領域 100が、第 1の表示領域 54における上部に設定され、第 3の表示領域 101が、第 1の表示領域 54における下部に設定される点が異なり、その他の内容は同様である。

[0191] したがって、本実施形態では、利用者からの操作に基づ!、てテンプレート合成部 9 6が表示用テンプレートを入れ替えることにより、例えば、図 27に示されるような表示レイアウトから、図 32に示されるような表示レイアウトに変更することができる。その結果、利用者が所望する表示レイアウトを実現することができる。また、携帯通信端末 1 2が変更指示サーバ 82から同じ変更指示信号を受信しても、異なる表示レイアウトを実現することができる。

[0192] なお、本実施形態では、テンプレート選択部 97は、操作部 32の操作に基づ、て原テンプレートを選択している力、表示用テンプレートサーバ 11などの外部装置力受信した所定の変更指示信号に基づいて原テンプレートを選択することもできる。

[0193] 本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなぐ請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。

[0194] 例えば、サーバ 11の各ブロック、特に制御部 21や、携帯通信端末 12の各ブロック、特に制御部 31は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のように CPU を用いてソフトウェアによって実現してもよ!/、。

[0195] すなわち、サーバ 11および携帯通信端末 12は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行する CPU、上記プログラムを格納した ROM、上記プログラムを展開する RAM、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置 (記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトゥェァであるサーバ 11および携帯通信端末 12の制御プログラムのプログラムコード (実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム）をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記サーバ 11および携帯通信端末 12に供給し、そのコンピュータ（または CPUや MPU)が記録媒体に記録されて、るプログラムコードを読み出し実行することによつても、達成可能である。

[0196] 上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスク Zハードディスク等の磁気ディスクや CD— ROMZMOZMDZD

VDZCD—R等の光ディスクを含むディスク系、 icカード (メモリカードを含む) Z光カード等のカード系、あるいはマスク ROM/EPROM/EEPROM/フラッシュ RO M等の半導体メモリ系などを用いることができる。 [0197] また、サーバ 11および携帯通信端末 12を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよ、。この通信ネットヮークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、 LAN, ISDN, VAN, CATV通信網、仮想専用網（virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、 IEEE1394、 USB、電力線搬送、ケーブル TV回線、電話線、 ADSL回線等の有線でも、 IrDAやリモコンのような赤外線、 Bluetooth (登録商標）、 802. 11無線、 HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された搬送波あるいはデータ信号列の形態でも実現され得る。

[0198] 発明の詳細な説明の項においてなされた具体的な実施形態または実施例は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、そのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなぐ本発明の精神と次に記載する特許請求事項の範囲内で、いろいろと変更して実施することができるものである。

産業上の利用の可能性

[0199] 本発明に係る通信ネットワークシステムでは、情報通信端末は、表示画面の狭、携帯電話機、 PDA,ノート型 PCなどの携帯通信端末に好適であるが、デスクトップ型 P C、ネットワーク対応型表示装置、 TV受像機など、その他の情報通信端末にも適用できる。

Claims

請求の範囲

[1] 複数のコンテンツを情報通信端末に表示するための表示用記述フォーマットであつて、複数の表示領域を指定する表示領域情報と、前記表示領域の変更を指示する変更指示情報と、前記表示領域に表示するコンテンツを指示するコンテンツ指示情報とを含む表示用記述フォーマットを、前記情報通信端末に提供することを特徴とする表示用記述フォーマット提供装置。

[2] 複数のコンテンツを情報通信端末に表示するための表示用記述フォーマットであつて、複数の表示領域を指定する表示領域情報と、前記表示領域の変更を指示する変更指示情報と、前記表示領域に表示するコンテンツを指示するコンテンツ指示情報とを含む表示用記述フォーマットを生成し、生成した表示用記述フォーマットを、前記情報通信端末に提供することを特徴とする表示用記述フォーマット提供装置。

[3] 前記変更指示情報は、前記表示領域の少なくとも 2つ以上のそれぞれに対し変更を指示するものであることを特徴とする請求項 1または 2に記載の表示用記述フォーマット提供装置。

[4] 前記変更指示情報は、少なくとも 1つの前記表示領域に対し複数の変更を指示するものであることを特徴とする請求項 1ないし 3の何れか 1項に記載の表示用記述フォ一マット提供装置。

[5] 前記変更指示情報は、前記表示領域の移動を指示する情報、他の情報通信端末への前記表示領域の移動を指示する情報、 2つの前記表示領域の入替えを指示する情報、或る表示領域に対する非表示から表示への変更を指示する情報、および或る表示領域の非表示への変更を指示する情報、の中の少なくとも 1つであることを特徴とする請求項 1ないし 4の何れ力 1項に記載の表示用記述フォーマット提供装置。

[6] 前記変更指示情報は、前記表示領域の変更を指示する契機となる 1または複数のトリガ情報を含むことを特徴とする請求項 1ないし 5の何れか 1項に記載の表示用記述フォーマット提供装置。

[7] 前記トリガ情報は、前記情報通信端末にて所定の入力が行われた場合、前記情報通信端末が所定の変更指示信号を取得した場合、コンテンツに含まれる所定の変更指示信号を取得した場合、および前記情報通信端末にて所定のアプリケーションソフトが動作した場合の中の少なくとも 1つの場合に前記表示領域の変更を指示するものであることを特徴とする請求項 6に記載の表示用記述フォーマット提供装置。

[8] 請求項 1ないし 7の何れか 1項に記載の表示用記述フォーマット提供装置と、複数の情報通信端末とが通信ネットワークを介して接続した通信ネットワークシステム。

[9] 前記情報通信端末は、前記変更指示情報を無視することを特徴とする請求項 8に記載の通信ネットワークシステム。

[10] 前記コンテンツの 1つは、テレビ放送の映像情報であり、

前記情報通信端末は、前記テレビ放送の映像を表示可能な移動体であることを特徴とする請求項 8に記載の通信ネットワークシステム。

[11] 前記情報通信端末は、表示装置を制御する表示制御装置であることを特徴とする請求項 8に記載の通信ネットワークシステム。

[12] 複数のコンテンツを表示するための表示用記述フォーマットであって、複数の表示領域を指定する表示領域情報と、前記表示領域の変更を指示する変更指示情報と

、前記表示領域に表示するコンテンツを指示するコンテンツ指示情報とを含む表示用記述フォーマットを取得する取得手段と、

取得した表示用記述フォーマットに基づいて表示装置を制御する表示制御手段とを備えることを特徴とする表示制御装置。

[13] 複数の表示領域を指定する表示領域情報、前記表示領域の変更を指示する変更指示情報、および前記表示領域に表示するコンテンツを指示するコンテンツ指示情報を取得する取得手段と、

複数のコンテンツを表示するための表示用記述フォーマットであって、取得した表示領域情報、変更指示情報、およびコンテンツ指示情報を含む表示用記述フォーマットを生成する生成手段と、

生成した表示用記述フォーマットに基づいて表示装置を制御する表示制御手段とを備えることを特徴とする表示制御装置。

[14] 前記表示用記述フォーマットを別の表示用記述フォーマットに変更するフォーマット変更手段をさらに備えることを特徴とする請求項 12または 13に記載の表示制御装置

[15] 請求項 12ないし 14の何れか 1項に記載の表示制御装置と、該表示制御装置が制御する表示装置とを備える表示システム。

[16] 複数のコンテンツを情報通信端末に表示するための表示用記述フォーマットを生成し、生成した表示用記述フォーマットを、前記情報通信端末に提供する表示用記述フォーマット提供装置の制御方法であって、

前記表示用記述フォーマット提供装置は、複数の表示領域を指定する表示領域指定情報を含む原記述フォーマットと、前記表示領域の変更を指示する変更指示情報とを記憶する記憶手段を備えており、

コンテンツ提供者からコンテンツ情報を取得すると、取得したコンテンツ情報に対応する原記述フォーマットを前記記憶手段から選択するステップと、

選択した原記述フォーマットに対し、取得したコンテンツ情報を合成すると共に、予め設定された変更指示情報を前記記憶手段から取得して合成するステップとを含むことを特徴とする表示用記述フォーマット提供装置の制御方法。

[17] 複数のコンテンツを情報通信端末に表示するための表示用記述フォーマットを、前記情報通信端末に提供する表示用記述フォーマット提供装置の制御方法であって、前記表示用記述フォーマットは、複数の表示領域を指定する表示領域情報と、前記表示領域の変更を指示する変更指示情報と、前記表示領域に表示するコンテンッを指示するコンテンツ指示情報とを含んでおり、

前記情報通信端末が所定の変更指示信号を取得した場合に、前記表示領域の変更を指示する変更指示情報を含む表示用記述フォーマットを、前記情報通信端末に提供するステップと、

前記変更指示信号を、前記情報通信端末に送信するステップとを含むことを特徴とする表示用記述フォーマット提供装置の制御方法。

[18] 複数のコンテンツを表示するための表示用記述フォーマットに基づいて、表示装置を制御する表示制御装置の制御方法であって、

前記表示制御装置は、複数の表示領域を指定する表示領域情報を複数個記憶する記憶手段を備えており、

前記記憶手段から前記表示領域情報を選択するステップと、選択した表示領域情報と、前記表示領域の変更を指示する変更指示情報と、前記表示領域に表示するコンテンツを指示するコンテンツ指示情報とを含む表示用記述フォーマットを生成するステップと、

生成した表示用記述フォーマットに基づいて表示装置を制御するステップとを含むことを特徴とする表示制御装置の制御方法。

[19] 請求項 16または 17に記載の表示用記述フォーマット提供装置の制御方法における各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする表示用記述フォーマット提供装置制御プログラム。

[20] 請求項 18に記載の表示制御装置の制御方法における各ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする表示制御装置制御プログラム。

[21] 請求項 19に記載の表示用記述フォーマット提供装置制御プログラム、および Zまたは、請求項 20に記載の表示制御装置制御プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取り可能な記録媒体。