WO2006059601A1

WO2006059601A1 - 映像／音声記録システム、映像／音声記録装置、受信装置、映像／音声記録方法及び映像／音声管理プログラム

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Publication number: WO2006059601A1
Application number: PCT/JP2005/021888
Authority: WO
Inventors: Junji Tajime
Original assignee: Nec Corporation
Priority date: 2004-11-30
Filing date: 2005-11-29
Publication date: 2006-06-08
Also published as: JPWO2006059601A1; US20080166103A1; EP1819162A4; EP1819162A1

Abstract

　著作権保護のためにコンテンツにコピー制限が課せられている場合であっても、記録領域を有効に利用してコンテンツを記録できるようにする。チューナ制御部１１，２１は、利用予約の要求に従って、利用情報１１ａ，２１ａを更新しチューナ利用権を設定する。録画管理部１２２は、コンテンツの複数録画を指示されると、チューナ制御部１１，２１から利用情報１１ａ，２１ａを取得し、利用可能なチューナ１３，２３を調べる。そして、録画管理部１２２は、録画に用いるチューナ１３，２３のチューナ利用権を確保する。また、録画管理部１２２は、確保したいずれか１つのチューナが受信するコンテンツをレコーダ１４に記録させる。そして、コンテンツ管理部１２１は、確保したチューナ１３，２３数をコンテンツの保有数として含むコンテンツ管理情報１２ａを記録する。

Description

明細書

映像 Z音声記録システム、映像 Z音声記録装置、受信装置、映像 Z音声記録方法及び映像 Z音声管理プログラム

技術分野

[oooi] 本発明は、映像や音声を含む映像音声コンテンツを記録する映像 Z音声記録システム、映像 Z音声記録装置及び映像 Z音声記録方法に関し、特に著作権保護のための各種制限が課せられて、るコンテンツを記録する映像 Z音声記録システム、映像 Z音声記録装置及び映像 Z音声記録方法に関する。また、本発明は、映像 Z音声記録システムのコンテンツ管理サ一ノ^受信装置、レコーダ、及び映像音声コンテンッを管理するための映像 Z音声管理プログラムに関する。

背景技術

[0002] 地上波ディジタル放送や衛星 (BS)ディジタル放送、ストリーミング放送等にお!、て、ディジタル映像や音声を含む映像音声コンテンツ (例えば、放送番組)が流通し、コンテンッの多彩な利用方法が提案されている。一方、コンテンツの取り扱いに関して、コンテンツの著作権を保護する目的のために各種制限が課せられている。

[0003] 非特許文献 1には、地上波ディジタル放送及び BSディジタル放送にぉ、て、著作権保護のために、 1回だけ録画可能である旨のコピーワンス信号を付加してコンテンッを放送するコピーワンス放送が行われて、ることが記載されて、る。

[0004] 図 20は、地上波ディジタル放送や BSディジタル放送で行われているコピーワンス放送の例を示す説明図である。コピーワンス放送を行う場合、図 20に示すように、放送局 930は、映像音声コンテンツにコピーワンス信号を付加して放送する。コピーワンス信号が付加されている場合、放送されたコンテンツを 1回に限り録画 (記録)することができるが、 1度記録したコンテンツを更に他の記録手段 Z媒体にコピーすることはできない。図 20に示す例では、受信 Z記録手段 (例えば、チューナ内蔵レコーダ） 910, 920は、放送局 930が放送するコンテンツを受信し 1回に限り記録できる。しかし、受信 Z記録手段 910, 920は、記録したコンテンツを更に他の記録手段 Z媒体にコピーすることはできな、。 [0005] 図 20において、受信 Z記録手段 910, 920は、例えば、コピーワンス放送対応型のハードディスクレコーダ（HDDレコーダ）や DVDレコーダである。受信 Z記録手段 910, 920は、コンテンツを受信すると、コンテンツにコピーワンス信号が付カロされている力否かを判断する。そして、コピーワンス信号が付加されている場合、受信 Z記録手段 910, 920がコンテンツを更に他の記録手段 Z媒体にコピーしないように制御すること〖こよって、コピーワンス放送が実現される。

[0006] なお、コピーワンス信号を付加されたコンテンツであっても、他の記録媒体 (DVD士 R, RWに代表される光ディスク媒体やハードディスクに代表される磁気記録媒体)や記録手段 Z媒体を備えた機器 (HDDレコーダや DVDレコーダ、パーソナルコンビュ →、 PDA,携帯電話機等) 940にムーブ (移動)することはできる。この場合、受信 Z記録手段 910, 920は、図 20に示すように、コンテンツを記録媒体 940に記録させた後に自らが記録するコンテンツを消去することによって、コンテンツをムーブする。

[0007] 非特許文献 1 : (特集）地上 ZBSデジタルのコピーワンスについて 9社のレコーダのコピーワンス対応状況一覧、 [online]、株式会社インプレス、 [平成 16年 10月 18日検索]、インターネットく URL： http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040412/ copyl.htmノ

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0008] しかし、非特許文献 1に記載されたコピーワンス放送が行われる場合、ユーザが個人的に利用するため私的コピーをしたい場合であっても、コンテンツのコピーを制限されてしまう。この場合、ユーザは、同一コンテンツを様々な環境で利用するために、複数の記録装置（DVDレコーダやビデオレコーダ、パーソナルコンピュータ等）を用意して、同一コンテンツを複数コピーしなければならな!/、。

[0009] 例えば、コンテンツを HDDレコーダと光ディスク媒体とに保持したい場合、図 20に示すように、 2つの受信 Z記録手段 (本例では、 HDDレコーダ） 910, 920を用意し、同一コンテンツを受信 Z記録手段 910及び受信 Z記録手段 920でそれぞれ受信して記録しなければならない。そして、一方の受信 Z記録手段 910に記録したコンテンッを光ディスク媒体にムーブしなければならない。そのため、同一コンテンツをコピーするために複数の記録手段が必要となり、無駄な記録領域を使用してしまうことになる。

[0010] また、記録手段が 1つし力なくても、受信手段が複数あれば、同一コンテンツを複数記録することができる。例えば、チューナを複数内蔵する記録装置 (例えば、ダブルチューナ HDDレコーダ）を用いて、 1つの記録装置に同一コンテンツを複数記録することも考えられる。しかし、 1つの記録装置に同一コンテンツを複数記録することになるので、同一コンテンツをコピーするために無駄な記録領域を使用してしまうことになる。

[0011] そこで、本発明は、著作権保護のためにコンテンツにコピー制限が課せられている場合であっても、記録領域を有効に利用してコンテンツを記録できる映像 Z音声記録システム、コンテンツ管理サーバ、映像 Z音声記録装置、受信装置、レコーダ、映像 Z音声記録方法及び映像 Z音声管理プログラムを提供することを目的とする。課題を解決するための手段

[0012] 本発明による映像 Z音声記録システムは、映像と音声のいずれ力、または、両方を含みコピー制限を課せられた (例えば、コピーワンス信号を付加された)コンテンツを記録する映像 Z音声記録システムであって、コンテンツを受信する複数のコンテンツ受信手段 (例えば、チューナ 13, 23によって実現される）と、同一のコンテンツの複数記録が指示されると、コンテンツの記録数と同数のコンテンツ受信手段を確保する受信数確保手段 (例えば、録画管理部 122によって実現される）と、コンテンツを記録するコンテンツ記録手段 (例えば、レコーダ 14によって実現される）と、コンテンツ記録手段が記録するコンテンツの保有数を示すコンテンツ保有数情報 (例えば、コンテンッ保有数情報 12a)を記憶する保有数記憶手段 (例えば、保有数記憶手段 121〖こよって実現される）と、保有数記憶手段が記録するコンテンツ保有数情報にもとづいて、コンテンツ記録手段が記録するコンテンツの保有数を管理する保有数管理手段（例えば、保有数記憶手段 121によって実現される）とを備え、コンテンツ記録手段は、受信数確保手段が確保したコンテンツ受信手段のうちのいずれ力 1つのコンテンツ受信手段が受信したコンテンツを記録し、保有数記憶手段は、受信数確保手段が確保したコンテンツ受信手段の数をコンテンツの保有数として含むコンテンツ保有数情報を記憶することを特徴とする。

[0013] また、映像 Z音声記録システムは、コンテンツ記録手段が記録するコンテンツを外部の記録手段 Z媒体にコピーするコンテンツコピー手段 (例えば、受信 Z記録装置 1 0の制御部及び入出力部によって実現される）を備え、保有数管理手段は、コンテンッコピー手段がコンテンツを外部の記録手段にコピーすると、保有数記憶手段が記憶するコンテンツ保有数情報に示される保有数を、外部の記録手段にコピーしたコンテンッの数だけ減算するものであってもよい。そのような構成によれば、実際にはコンテンッを 1つだけ記録している状態に変わりはないが、コンテンツ保有数情報を更新することによって、恰も複数保持しているコンテンツのうちの 1つを他の記録手段にムーブしたものとして扱うことができる。

[0014] また、映像 Z音声記録システムは、コンテンツ受信手段を利用する権利である受信手段利用権 (例えば、チューナ利用権)を設定する利用権設定手段 (例えば、チューナ制御部 11, 21によって実現される）を備え、受信数確保手段は、同一のコンテンツの複数記録が指示されると、コンテンッの記録数と同数のコンテンツ受信手段に対する受信手段利用権を利用権設定手段に設定させることによって、コンテンツ受信手段を確保するものであってもよい。そのような構成によれば、利用権を設定することによって、コンテンツの記録に用いるコンテンツ受信手段を容易に確保することができる

[0015] また、映像 Z音声記録システムは、コンテンツ受信手段の利用予約状況を示す利用予約情報 (例えば、利用予約情報 11a, 21a)を記憶する利用予約情報記憶手段（例えば、チューナ制御部 11, 21によって実現される）を備え、利用権設定手段は、コンテンッ受信手段の利用予約の要求に応じて、利用予約情報記憶手段が記憶する利用予約情報に新たな利用予約内容を追加することによって、受信手段利用権を設定するものであってもよい。そのような構成によれば、受信手段の利用予約を行うことによって、容易に受信手段の利用権を設定することができる。

[0016] また、利用予約情報記憶手段は、利用予約情報として、コンテンツ受信手段を利用する利用日時 (例えば、録画日時）と、コンテンツ受信手段を利用する主体である利用主体 (例えば、利用ユーザ)とを対応付けて記憶し、利用権設定手段は、利用予約情報にもとづいて、利用主体以外によるコンテンツ受信手段の利用要求を利用日時に受け付けないように制御することによって、利用主体の受信手段利用権を確保するものであってもよい。そのような構成によれば、利用日時に利用主体以外による受信手段の利用を禁止することができ、受信手段利用権を確保することができる。

[0017] また、受信数確保手段は、同一のコンテンツの複数記録が指示されると、利用権設定手段によって受信手段利用権を設定されていないコンテンツ受信手段を特定し、指示された記録数 (例えば、希望録画数 N)が特定したコンテンツ受信手段の数以下であるか否かを判断し、指示された記録数が特定したコンテンツ受信手段の数以下であると判断すると、指示された記録数と同数のコンテンツ受信手段を確保し、指示された記録数が特定したコンテンツ受信手段の数より大きいと判断すると、所定の条件に従つて確保すべきコンテンッ受信手段の数を決定し、決定した数のコンテンツ受信手段を確保するものであってもよい。そのような構成によれば、ユーザによって指定されたコンテンツの記録数の希望値が利用可能な受信手段の数より多、場合、コンテンッの記録数を調整することができる。

[0018] また、受信数確保手段は、指示された記録数が特定したコンテンツ受信手段の数より大きいと判断すると、特定したコンテンツ受信手段を確保するものであってもよい。そのような構成によれば、ユーザによって指定されたコンテンツの記録数の希望値が利用可能な受信手段の数より多い場合であっても、コンテンツの記録数を自動設定することができる。

[0019] また、受信数確保手段は、指示された記録数が特定したコンテンツ受信手段の数より大きいと判断すると、所定の優先条件に従って指示内容を優先するか否かを判断し、指示内容を優先すると判断すると、既に受信手段利用権を設定されているコンテンッ受信手段に対する受信手段利用権の設定を利用権設定手段に変更させることによって、指示された記録数と同数のコンテンツ受信手段を確保するものであってもよい。そのような構成によれば、コンテンツ等に応じてコンテンツの記録を優先予約することができる。

[0020] また、映像 Z音声記録システムは、映像と音声のいずれか、または、両方を含みコピー制限を課せられたコンテンツを記録する映像 Z音声記録システムであって、コンテンッを受信する複数のコンテンツ受信手段と、コンテンツを記録するコンテンツ記録手段と、コンテンツ記録手段が記録するコンテンツを管理するコンテンツ管理サーノ《（例えば、管理サーバ 50によって実現される）とを備え、コンテンツ管理サーバは、同一のコンテンツの複数記録が指示されると、コンテンツの記録数と同数のコンテンッ受信手段を確保する受信数確保手段と、コンテンツ記録手段が記録するコンテンッの保有数を示すコンテンツ保有数情報を記憶する保有数記憶手段と、保有数記憶手段が記憶するコンテンツ保有数情報にもとづ、て、コンテンツ記録手段が記録するコンテンツの保有数を管理する保有数管理手段とを含み、コンテンツ記録手段は、受信数確保手段が確保したコンテンッ受信手段のうちの、ずれか 1つのコンテンッ受信手段が受信したコンテンツを記録し、保有数記憶手段は、受信数確保手段が確保したコンテンツ受信手段の数をコンテンツの保有数として含むコンテンツ保有数情報を記憶するものであってもよい。そのような構成によれば、コンテンツの記録や保有数の管理をサーバを用いて一括管理することができるとともに、記録領域を有効に利用してコンテンッを記録できる。

[0021] なお、本明細書において「コンテンツを管理する」とは、例えば、保有数情報を変更することによって、実際にはコンテンツを 1つだけ記録している力恰も保有するコンテンッの 1つを他の記録手段にムーブしたものとして扱うこと等をいう。

[0022] また、コンテンツ管理サーバは、コンテンツ受信手段を利用する権利である受信手段利用権を設定する利用権設定手段 (例えば、チューナ制御部 15によって実現される）を備え、受信数確保手段は、同一のコンテンツの複数記録が指示されると、コンテンッの記録数と同数のコンテンツ受信手段に対応する受信手段利用権を利用権設定手段に設定させることによって、コンテンツ受信手段を確保するものであってもよい。そのような構成によれば、各コンテンツ受信手段の利用権をサーバが一括して管理するので、各コンテンツ受信手段の利用が偏らないように制御することができ、各コンテンッ受信手段を効率的に利用することができる。

[0023] 本発明による映像 Z音声記録装置は、映像と音声のいずれか、または、両方を含みコピー制限を課せられたコンテンツを受信する複数のコンテンツ受信手段を含むシステムにおける、コンテンツを記録する映像 z音声記録装置であって、同一のコンテンッの複数記録が指示されると、コンテンツの記録数と同数のコンテンツ受信手段を確保する受信数確保手段と、コンテンツを記録するコンテンツ記録手段と、コンテンッ記録手段が記録するコンテンツの保有数を示すコンテンツ保有数情報を記憶する保有数記憶手段と、保有数記憶手段が記憶するコンテンツ保有数情報にもとづヽて、コンテンツ記録手段が記録するコンテンツの保有数を管理する保有数管理手段とを備え、コンテンツ記録手段は、受信数確保手段が確保したコンテンツ受信手段のうちのいずれか 1つのコンテンツ受信手段が受信したコンテンツを記録し、保有数記憶手段は、受信数確保手段が確保したコンテンツ受信手段の数をコンテンツの保有数として含むコンテンツ保有数情報を記憶することを特徴とする。

[0024] 本発明による受信装置は、映像と音声のいずれか、または、両方を含みコピー制限を課せられたコンテンッを記録する映像 Z音声記録システムにおける、コンテンッを受信する受信装置であって、コンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、コンテンツ受信手段を利用する権利である受信手段利用権を設定する利用権設定手段とを備えたことを特徴とする。そのような構成によれば、利用権を設定することによって、映像 Z音声記録システムがコンテンツの記録に用いるコンテンツ受信手段を容易に確保することができる。

[0025] また、受信装置は、コンテンツ受信手段の利用予約状況を示す利用予約情報を記憶する利用予約情報記憶手段を備え、利用予約情報記憶手段は、利用予約情報として、コンテンツ受信手段を利用する利用日時と、コンテンツ受信手段を利用する主体である利用主体とを対応付けて記憶し、利用権設定手段は、利用予約情報にもとづいて、利用主体以外によるコンテンツ受信手段の利用要求を利用日時に受け付けないように制御することによって、利用主体の受信手段利用権を確保するものであつてもよい。そのような構成によれば、利用日時に利用主体以外による受信手段の利用を禁止することができ、受信手段利用権を確保することができる。

[0026] 本発明による映像 Z音声記録方法は、映像と音声のヽずれか、または、両方を含みコピー制限を課せられたコンテンツを受信する複数のコンテンツ受信手段を備えたシステムにおける、コンテンツを記録する映像 z音声記録方法であって、同一のコンテンッの複数記録が指示されると、コンテンツの記録数と同数のコンテンツ受信手段を確保するステップと、確保したコンテンツ受信手段のうちのいずれ力 1つのコンテンッ受信手段が受信したコンテンツを記録するステップと、確保したコンテンツ受信手段の数をコンテンツの保有数として含むコンテンツ保有数情報を記憶するステップと、記憶したコンテンツ保有数情報にもとづいて、記録したコンテンツの保有数を管理するステップとを含むことを特徴とする。

[0027] また、映像 Z音声記録方法は、同一のコンテンツの複数記録が指示されると、コンテンッの記録数と同数のコンテンッ受信手段に対応する、コンテンッ受信手段を利用する権利である受信手段利用権を設定することによって、コンテンツ受信手段を確保するものであってもよい。そのような構成によれば、利用権を設定することによって、コンテンツの記録に用いるコンテンツ受信手段を容易に確保することができる。

[0028] 本発明による映像 Z音声管理プログラムは、映像と音声のいずれか、または、両方を含みコピー制限を課せられたコンテンツを受信する複数のコンテンツ受信手段と、コンテンツを記録する記録手段とを備えた記録するシステムにおける、記録するコンテンッを管理するための映像 z音声管理プログラムであって、コンピュータに、同一のコンテンツの複数記録が指示されると、コンテンツの記録数と同数のコンテンツ受信手段を確保する処理と、確保したコンテンツ受信手段のうちのいずれ力 1つのコンテンッ受信手段が受信したコンテンツを、記録手段に記録させる処理と、確保したコンテンッ受信手段の数をコンテンツの保有数として含むコンテンツ保有数情報を記憶する処理と、記憶したコンテンツ保有数情報にもとづいて、記録手段に記録させたコンテンツの保有数を管理する処理とを実行させることを特徴とする。発明の効果

[0029] 本発明によれば、同一のコンテンツの複数記録が指示されると、コンテンツの記録数と同数のコンテンツ受信手段を確保する。また、確保したコンテンツ受信手段のうちのいずれか 1つのコンテンツ受信手段が受信したコンテンツを記録する。そして、確保したコンテンツ受信手段の数をコンテンツの保有数として含むコンテンツ保有数情報を記憶する。そのため、実際にはコンテンツを 1つだけ記録している力同一コンテンッを恰も複数保有しているものとして扱うことができる。従って、著作権保護のためにコンテンツにコピー制限が課せられてヽる場合であっても、記録領域を有効に利用してコンテンッを記録できる。

図面の簡単な説明

[図 1]本発明による映像 Z音声記録システムの適用概念の一例を示す説明図である

[図 2]映像音声コンテンツをストリーミングする場合の映像 Z音声記録システムの適用概念を示す説明図である。

[図 3]映像 Z音声記録システムの基本構成を示すブロック図である。

[図 4]映像 Z音声記録システムの構成の一例を示すブロック図である。

[図 5]チューナ制御部 11, 21が記憶する利用予約情報 11a, 21aの例を示す説明図である。

[図 6]保有数記憶手段 121が記憶するコンテンツ保有数情報 12aの例を示す説明図である。

[図 7]図 4に示す映像 Z音声記録システムの具体的な構成の一例を示すブロック図である。

[図 8]コピーワンス信号を付加されたコンテンツを複数録画する録画処理の一例を示す流れ図である。

[図 9]受信 Z記録装置 10が表示する録画予約の入力画面の例を示す説明図である

[図 10]受信装置 20が表示する利用予約の変更可否の入力画面の例を示す説明図である。

[図 11]コンテンツ録画の優先予約の入力画面の例を示す説明図である。

[図 12]各チューナ 13, 23の予約状況を示す予約画面情報の例を示す説明図である

[図 13]コンテンツ録画の優先予約の入力画面の他の例を示す説明図である。

[図 14]録画予約されたコンテンツを録画する場合の情報の流れを示す説明図である

[図 15]図 4に示す映像 Z音声記録システムの他の具体的な構成例を示すブロック図である。 [図 16]ネットワークを介した映像 Z音声記録システムの具体的な構成の一例を示すブロック図である。

[図 17]映像 Z音声記録システムの他の構成例を示すブロック図である。

[図 18]コンテンツ録画の優先予約の入力画面の更に他の例を示す説明図である。

[図 19]録画予約の設定を変更するための録画予約情報画面の例を示す説明図である。

[図 20]地上波ディジタル放送や BSディジタル放送で行われているコピーワンス放送の例を示す説明図である。

符号の説明

[0031] 10 受信 Z記録装置

11 , 21 チューナ制御部

11a, 21a 利用予約情報

12 コンテンツ Z録画管理部

12a コンテンツ保有数情報

12b 録画スケジュール

13, 23 チューナ

14 レコーダ

20 受信装置

30 放送局

40 記録手段 Z媒体

121 保有数記憶手段

122 録画管理部

141 記録媒体

発明を実施するための最良の形態

[0032] 実施の形態 1.

以下、本発明の第 1の実施の形態を図面を参照して説明する。まず、本発明による映像 Z音声記録システムの適用概念を説明する。図 1は、映像 Z音声記録システムの適用概念の一例を示す説明図である。本実施の形態では、放送局 30は、地上波ディジタル放送や BSディジタル放送等のディジタル映像や音声を含む映像音声コンテンッ (例えば、放送番組。以下、単にコンテンツという）を放送する。また、放送局 30 は、コンテンツを 1回だけ録画可能である旨のコピーワンス信号を付加してコンテンツを放送するコピーワンス放送を行う。

[0033] なお、図 1は放送波による放送をイメージして記載されている力放送局 30が映像音声コンテンツを保持したストリーミングサーバであり、インターネットなどの通信手段を介して受信 Z記録装置に対して映像音声コンテンツをストリーミングするような構成であってももちろんよい。図 2は、映像音声コンテンツをストリーミングする場合の映像 Z音声記録システムの適用概念を示す説明図である。図 2に示すように、ストリーミングを行う場合、ストリーミングサーバは、インターネット等のネットワーク及びストリーミング用セットトップボックスを介して、コンテンツをレコーダやモニタに送信する。

[0034] 映像 Z音声記録システムは、少なくとも 1つの記録手段と、少なくとも 2つの受信手段とを含む。例えば、映像 Z音声記録システムは、チューナ内蔵レコーダ等の受信

Z記録装置 10と、チューナ内蔵テレビジョン受信機等の受信装置 20とを含む。すなわち、映像 Z音声記録システムは、受信 Z記録装置 10のレコーダ (記録部）を記録手段として含み、受信 Z記録装置 10及び受信装置 20がそれぞれ内蔵するチューナを受信手段として含む。

[0035] 同一のコンテンツを複数録画する場合、受信 Z記録装置 10は、録画日時に利用可能な受信手段 (チューナなど)を全て特定する。そして、受信 Z記録装置 10は、特定した受信手段について、受信手段を利用する権利である利用権 (以下、受信手段利用権またはチューナ利用権ともいう）を確保する。例えば、利用可能な受信手段として受信 Z記録装置 10及び受信装置 20の受信手段を特定したとすると、受信 Z記録装置 10は、受信 Z記録装置 10及び受信装置 20の受信手段利用権を確保する。

[0036] 本実施の形態では、確保した受信手段利用権の数によって、コピーワンス信号を付カロされた同一コンテンツを保有できる数が定まる。例えば、 2つの受信手段の受信手段利用権を確保した場合、映像 Z音声記録システムは、コンテンツを記録すると、記録したコンテンツを 2つ保有して、るものとして扱う。

[0037] 受信 Z記録装置 10は、受信手段利用権を確保した!/、ずれかの受信手段を用いて、放送局 30から受信するコンテンツを録画する。例えば、受信 Z記録装置 10は、自らが内蔵する受信手段を用いてコンテンツを受信し録画 (記録)する。すなわち、受信 Z記録装置 10は、同一のコンテンツを複数 (本例では、 2つ)録画するように指示された場合であっても、一方の受信手段を用いてコンテンツを 1つだけ録画する。なお、映像 Z音声記録システムは、コンテンツの録画中、受信手段利用権を確保した受信手段のうち、録画に用いている受信手段以外の受信手段 (本例では、受信装置

20が内蔵するチューナ）を利用不可となるよう制御する。

[0038] コンテンツを録画すると、受信 Z記録装置 10は、録画したコンテンツを管理するためのコンテンツ保有数情報を記録する。本実施の形態では、受信 Z記録装置 10は、録画したコンテンツの保有数に関する保有数情報を保有数記憶手段で記憶管理する。本例では、受信 Z記録装置 10は、コピー不可コンテンツを 2個保持している旨のコンテンツ保有数情報を記録する。本実施の形態では、コンテンツ保有数情報を用いてコンテンツ管理を行うことによって、受信 z記録装置 10は、実際にはコンテンツを 1つだけ記録している力同一コンテンツを恰も 2つ保有しているものとして扱う。

[0039] 例えば、受信 Z記録装置 10は、コンテンツを他の記録手段 Z媒体 (DVDレコーダや PDA、携帯電話機、光ディスク媒体等) 40にムーブ (移動)する場合、コンテンツを記録手段 Z媒体 40に記録させた後、コンテンツ保有数情報を「コピー不可コンテンッを 1個保持」に更新する。すなわち、受信 Z記録装置 10は、実際にはコンテンツを 1つだけ記録している状態に変わりはないが、コンテンツ保有数情報を更新することによって、恰も 2つ保持しているコンテンツのうちの 1つを他の記録手段/媒体 40にムーブしたものとして扱う。

[0040] 次に、映像 Z音声記録システムの構成について説明する。なお、映像 Z音声記録システムは複数の記録手段と複数の受信手段とを含みうるが、本実施の形態では、最も基本的な構成として、映像 Z音声記録システムが 1つの記録手段と 2つの受信手段とを含む場合を説明する。また、記録手段と各受信手段とはそれぞれ別々の装置であってもよぐ記録手段と全ての受信手段とがー体的に 1つの装置で実現されてもよい。また、記録手段といずれか一方の受信手段とがー体的に 1つの装置で実現されてもよい。 [0041] 図 3は、映像 Z音声記録システムの基本構成を示すブロック図である。図 3に示すように、映像 Z音声記録システムは、コンテンツを受信する複数 (本例では、 2つ）のコンテンツ受信手段、及びコンテンツを記録するコンテンツ記録手段を含む。また、映像 Z音声記録システムは、同一コンテンツの複数記録が指示されると、コンテンツの記録数と同数のコンテンツ受信手段を確保する受信数確保手段を含む。また、映像 Z音声記録システムは、コンテンツ記録手段が記録するコンテンツの保有数を示すコンテンツ保有数情報を記憶する保有数記憶手段を含む。また、映像 Z音声記録システムは、保有数記憶手段が記憶するコンテンツ保有数情報にもとづいて、コンテンッ記録手段が記録するコンテンツの保有数を管理する保有数管理手段を含む。

[0042] 本実施の形態では、映像 Z音声記録システムのコンテンツ記録手段は、受信数確保手段が確保したコンテンッ受信手段のうちの、ずれか 1つのコンテンッ受信手段が受信したコンテンツを記録する。そして、保有数記憶手段は、受信数確保手段が確保したコンテンツ受信手段の数をコンテンツの保有数として含むコンテンツ保有数情報を記憶する。

[0043] また、映像 Z音声記録システムは、コンテンツ受信手段を利用する権利である受信手段利用権を設定する利用権設定手段、及びコンテンツ受信手段の利用予約状況を示す利用予約情報を記憶する利用予約情報記憶手段を含む。本実施の形態では、利用権設定手段は、コンテンツ受信手段の利用予約の要求に応じて、利用予約情報記憶手段が記憶する利用予約情報に新たな利用予約内容を追加することによつて、受信手段利用権を設定する。

[0044] 図 4は、映像 Z音声記録システムの構成の一例を示すブロック図である。図 4に示すように、映像 Z音声記録システムは、 2つのチューナ 13, 23と、 2つのチューナ制御部 11, 21と、コンテンツ Z録画管理部 12と、レコーダ 14とを含む。

[0045] チューナ（受信手段） 13, 23は、具体的には、 HDDレコーダや DVDレコーダ、ビデォレコーダ、テレビジョン受信機等が搭載するチューナである。チューナ 13, 23は、放送局 30が放送するコピーワンス信号を付加されたコンテンツを受信する機能を備える。

[0046] チューナ制御部 11, 21は、具体的には、テレビジョン受信機等の制御部によって実現される。また、記録手段と受信手段とがー体的に 1つの装置で実現される場合には、チューナ制御部 11, 21は、チューナを搭載する HDDレコーダや DVDレコーダ、ビデオレコーダの制御部によって実現される。

[0047] チューナ制御部 11, 21は、チューナ 13, 23に対するチューナ利用権を設定する機能を備える。本実施の形態では、チューナ制御部 11, 21は、図 4に示すように、チユーナ 13, 23の利用予約状況を示す情報である利用予約情報 11a, 21aをメモリ等に記憶している。チューナ制御部 11, 21は、チューナ 13, 23の利用予約の要求に応じて、利用予約情報 11a, 21aに新たな利用予約内容を追加することによって、チユーナ利用権を設定する。

[0048] チューナ制御部 11, 21は、利用予約情報 11a, 21aにもとづいて、チューナ 13, 2 3の利用管理を行う機能を備える。例えば、チューナ制御部 11, 21は、チューナ 13, 23の利用を要求された場合、利用予約情報 11a, 21aにもとづいて、利用要求された時間帯に既に利用予約されている力否かを判断する。そして、既に利用予約されている場合、チューナ制御部 11、 21は、他の利用要求を受け付けないように制御することによって、チューナ利用権を確保する。なお、例えば、優先予約の要求をされた場合等には、チューナ制御部 _n, ₂₁は、既に利用予約されている場合であっても

、優先予約の要求を優先して受け付けるようにしてもょ、。

[0049] 図 5は、チューナ制御部 11, 21が記憶する利用予約情報 11a, 21aの例を示す説明図である。また、図 5 (a)は、チューナ制御部 11が記憶する利用予約情報 11aの例を示し、図 5 (b)は、チューナ制御部 21が記憶する利用予約情報 21aの例を示す。図 5に示すように、チューナ制御部 11, 21は、利用予約情報 11a, 21aとして、利用日、利用時間、予約手段 (利用手段)、予約者 (利用者)及び利用状態 (例えば、「利用予約」）の情報を対応付けて記憶する。

[0050] 例えば、図 5 (a)に示す例では、 10月 22日の 15時 30分から 17時までについては、ユーザ Cが HDDレコーダを操作して既に利用予約（例えば、録画予約）していることが分かる。また、同じ装置を用いて異なるユーザが利用予約することもできる。例えば、図 5 (b)に示す例では、 10月 21日についてユーザ B (例えば、父）がチューナ 23 を用いて既に利用予約しており、 10月 22日についてユーザ C (例えば、娘）が同じチユーナ 23を用いて既に利用予約していることが分かる。この場合、チューナ制御部 1 1, 21は、例えば、リモートコントローラに設けられたユーザボタンを押下することによつて入力された予約者情報を含む利用予約情報 11a, 21aを記憶している。

[0051] また、例えば、チューナ 13, 21が現在利用中である場合、チューナ制御部 11, 21 は、利用予約情報 11a, 21aの利用状態を「利用中」と記憶してもよい。例えば、図 5 ( b)に示すように、チューナ 23をユーザ Dが現在利用中である場合、チューナ制御部 21は、利用状態「利用中」を含む利用予約情報 2 laを記憶して、る。

[0052] 図 5 (a)に示す例では、チューナ 13は、 10月 21日の 13時から 13時 30分までは、ユーザ Aによってチューナ 13を用いて既に利用予約されていることが分かる。また、チューナ 13は、 10月 22日の 15時 30分力、ら 17時 00分までは、ユーザ Cによって記録手段 (例えば、 HDDレコーダ）を用いて既に利用予約されていることが分かる。また、図 5に示す例では、 10月 21日の 13時 15分から 13時 30分までは、いずれのチューナ 13, 23も既に利用予約されており、利用不可であることが分かる。また、 10月 2 1曰の 13時力ら 13時 15分まで、 10月 22曰の 15時 30分力ら 17時まで、及び 10月 2 3日の 16時 30分から 17時までは、一方のチューナのみが利用可能であることが分かる。

[0053] チューナ制御部 11, 21は、チューナ 13, 23を用いるユーザ (以下、チューナユーザともいう）の入力指示に従って、利用予約情報 11a, 21aに利用予約内容の情報を登録したり変更したりする機能を備える。また、チューナ制御部 11, 21は、記録手段のユーザ力も利用要求された場合、後述する録画管理部 122の指示に従って、利用予約情報 11a, 21aに利用予約内容の情報を登録したり変更したりする機能を備える。本実施の形態では、チューナ制御部 11, 21は、チューナ 13, 23の利用日時や利用ユーザ名等の情報を利用予約情報 11a, 21aに登録する。

[0054] チューナ制御部 11, 21は、チューナユーザの入力指示に従って、放送局 30から放送されるコンテンツをチューナ 13, 23に受信させる機能を備える。また、予約録画の場合、チューナ制御部 11, 21は、録画管理部 122からの指示に従って、放送局 3 0から放送されるコンテンツをチューナ 13, 23に受信させる機能を備える。また、チューナ制御部 11, 21は、録画管理部 122からの要求に応じて、利用予約情報 11a, 2 laを録画管理部 122に出力又は送信する機能を備える。

[0055] コンテンツ Z録画管理部 12は、具体的には、 HDDレコーダや DVDレコーダ、ビデォレコーダの制御部である。コンテンツ Z録画管理部 12は、コンテンツを管理する保有数記憶手段 121と、録画を制御したり録画の予約スケジュールを管理する録画管理部 122とを含む。

[0056] 保有数記憶手段 121は、記録手段が記録するコンテンツの保有数を示すコンテンッ保有数情報を記録する機能を備える。また、保有数記憶手段 121は、コンテンツ保有数情報にもとづヽて、記録手段が記録するコンテンツの保有数を管理する機能を備える。

[0057] 本実施の形態では、保有数記憶手段 121は、図 4に示すように、コンテンツ保有数情報 12aをメモリ等に記憶している。そして、保有数記憶手段 121は、コンテンツ保有数情報 12aにもとづいて、記録手段に記録するコンテンツを管理する。本実施の形態では、保有数記憶手段 121は、コンテンツ保有数情報 12aにもとづいて、レコーダ 14に実際には 1つだけ記録するコンテンツを恰も複数保有しているものとして扱う。また、保有数記憶手段 121は、録画管理部 122の指示に従ってコンテンツ保有数情報 12aを更新する機能を備える。

[0058] 図 6は、保有数記憶手段 121が記憶するコンテンツ保有数情報 12aの例を示す説明図である。図 6に示すように、保有数記憶手段 121は、コンテンツ保有数情報 12a として、コンテンツ IDと、コンテンツ名と、コンテンツ個数とを対応付けて記憶する。図 6に示す例では、例えば、記録手段がコンテンツ ID「IDO」のコンテンツを実際には 1 つだけ記録している力保有数記憶手段 121は、コンテンツ ID「IDO」のコンテンツを 2つ保有して、るものとして扱うことを示して！/、る。

[0059] 録画管理部 122は、記録手段を用いるユーザ（例えば、 HDDレコーダや DVDレコーダ、ビデオレコーダのユーザ、もしくはレコーダ自体。以下、レコーダユーザともいう )の録画予約の指示に従って、チューナ 13, 23が受信するコンテンツをレコーダ 14 に記録させる機能を備える。

[0060] また、録画管理部 122は、レコーダユーザによって同一のコンテンツの複数録画を指示されると、コンテンツ数と同数のチューナ 13, 23を確保する機能を備える。本実施の形態では、録画管理部 122は、コンテンツ数と同数のチューナ 13, 23のチューナ利用権を確保する。また、録画管理部 122は、確保したチューナ 13, 23のうちのいずれか 1つのチューナが受信したコンテンツをレコーダ 14に録画させる。すなわち、録画管理部 122は、録画指示されたコンテンツをレコーダ 14に 1つだけ記録させる。この場合、録画管理部 122は、コンテンツの録画数に応じて、保有数記憶手段 121 にコンテンツ保有数情報 12aを更新させる。本実施の形態では、録画管理部 122は、確保したチューナ 13, 23の数をコンテンツの録画数 (保有数）として含む情報を、コンテンッ保有数情報 12aとして記録する。

[0061] 本実施の形態では、録画管理部 122は、同一のコンテンツの複数録画を指示された場合、各チューナ 13, 23が録画日時に利用可能カゝ否かを判断する。この場合、録画管理部 122は、各チューナ制御部 11, 21に利用予約情報 11a, 21aを要求する。そして、録画管理部 122は、各チューナ制御部 11, 21から入力又は受信した利用予約情報 11a, 21aにもとづいて、各チューナ 13, 23が録画日時に利用可能か否かを判断する。すなわち、録画管理部 122は、各チューナ 13, 23がチューナ制御部 1 1, 21によって録画日時に既にチューナ利用権を設定されている力否かを判断する

[0062] また、録画管理部 122は、録画日時に利用可能なチューナ 13, 23の数を求める。

また、録画管理部 122は、利用可能なチューナの数がユーザによって指定された希望録画数に満たない場合には、コンテンツの録画数を調整する機能を備える。例えば、録画管理部 122は、チューナ制御部 11, 21によって録画日時にチューナ利用権を設定されていないチューナ 13, 23を特定し、ユーザによって指定された希望録画数が特定したチューナ 13, 23の数以下であるか否かを判断する。希望録画数が特定したチューナ 13, 23の数より大きいと判断すると、録画管理部 122は、所定の条件に従ってコンテンツの録画数を調整する。

[0063] また、録画管理部 122は、録画予約の予定を示す録画スケジュール 12bをメモリ等に記憶している。例えば、録画管理部 122は、録画日時、録画チャンネル、録画番組名録画数、利用するチューナを対応付けた録画スケジュール 12bを記憶して、る。録画管理部 122は、録画スケジュール 12bにもとづいて、予約された録画日時に指定されたコンテンツを録画する機能を備える。

[0064] なお、録画スケジュール 12bが含む情報は、本実施の形態で示したものに限られない。例えば、録画管理部 122は、予約者を示す予約者情報を含む録画スケジュール 12bを記憶していてもよい。そして、録画管理部 122は、ユーザの指示操作に従って、スケジュールとともに予約者を表示部に表示させてもよい。また、録画管理部 122 は、ユーザの指示操作に従って、利用予約情報 11a, 21aをチューナ制御部 11, 21 力入力し、利用予約情報 11a, 21aに含まれる予約者情報にもとづいて予約者を表示させてもよい。

[0065] レコーダ（記録手段） 14は、具体的には、 HDDレコーダや DVDレコーダ、ビデオレコーダの記録部である。また、レコーダ 14は、録画管理部 122からの指示に従って、チューナ 13, 23が受信したコンテンツを、ハードディスクや光ディスク媒体、ビデオテープ等の記録媒体 141に記録する機能を備える。

[0066] 図 7は、図 4に示す映像 Z音声記録システムの具体的な構成の一例を示すブロック図である。図 7では、一例として、記録手段と一方の受信手段とがー体的に 1つの装置で実現されている場合を示す。図 7に示すように、映像 Z音声記録システムは、受信 Z記録装置 10と受信装置 20とを含む。また、受信 Z記録装置 10と受信装置 20とは、 LANやインターネット等の通信ネットワークを介して接続される。

[0067] 受信 Z記録装置 10は、具体的には、 HDDレコーダや、 DVDレコーダ、ビデオレコーダ等である。図 7では、一例として、受信 Z記録装置 10が HDDレコーダである場合を示す。図 7に示すように、受信 Z記録装置 10は、チューナ制御部 11とコンテンツ Z録画管理部 12とを含む。

[0068] また、受信 Z記録装置 10は、チューナを備え、放送局 30が放送するコピーワンス信号を付加されたコンテンツを受信する機能を備える。また、受信 Z記録装置 10は、受信したコンテンツを記録する機能を備える。すなわち、本例では、受信 Z記録装置 10は、記録手段を備えるとともに、 1つの受信手段を備える。

[0069] 受信装置 20は、具体的には、テレビジョン受信機等の装置である。図 7に示すように、受信装置 20は、チューナ制御部 21を含む。受信装置 20は、チューナを備え、放送局 30が放送するコピーワンス信号を付加されたコンテンツを受信する機能を備える。すなわち、本例では、受信装置 20は、 1つの受信手段を備える。また、受信装置 20は、受信したコンテンツにもとづいて、表示部に映像を表示するとともに音声を再生出力する機能を備える。

[0070] 次に、動作について説明する。なお、以下、図 7に示すように、映像 Z音声記録システムが受信 Z記録装置 10と受信装置 20とを含む場合を説明する。映像 Z音声記録システムにおいて、チューナ制御部 21は、チューナユーザやレコーダユーザの利用予約の入力指示に従って、利用予約情報 2 laを随時更新している。また、チューナ制御部 11は、レコーダユーザの利用予約の入力指示に従って、利用予約情報 11 aを随時更新している。すなわち、チューナ制御部 11, 21は、チューナユーザゃレコーダユーザの利用予約の要求指示に従って、随時チューナ利用権を設定したり変更したりしている。

[0071] 図 8は、コピーワンス信号を付加されたコンテンツを複数録画する録画処理の一例を示す流れ図である。本実施の形態では、予めレコーダユーザの入力指示に従って録画予約を行い、予約内容に従って録画日時にコンテンツを複数録画する場合を説明する。なお、予約録画する場合に限らず、映像 Z音声記録システムは、レコーダュ一ザの入力指示に従って、現時刻からコンテンツを複数記録してもよい。

[0072] レコーダユーザ（例えば、図 7に示す HDDレコーダのユーザ）は、コンテンツを録画させたい場合、受信 Z記録装置 10を操作して、コンテンツの録画日時や希望録画数等を入力指示する。受信 Z記録装置 10の録画管理部 122は、レコーダユーザの入力指示に従って、コンテンツの録画日時及びコンテンツの希望録画数 Nを入力する（ステップ Sl l)。なお、録画管理部 122は、希望録画数 Nとして、少なくとも映像/音声記録システムに含まれる受信手段の数 (本例では、「2」）と同じか、受信手段の数より少ない値を入力する。

[0073] ステップ S11において、例えば、録画管理部 122は、受信 Z記録装置 10の表示部に、録画予約をするための入力画面を表示させる。図 9は、受信 Z記録装置 10が表示する録画予約の入力画面の例を示す説明図である。ユーザは、図 9に示す入力画面から、コンテンツ名や録画日時、希望録画数 N、利用を希望するチューナを入力指示する。すると、録画管理部 122は、コンテンツ名や録画日時、希望録画数 N、利用希望チューナを入力する。

[0074] なお、利用希望チューナについては、レコーダユーザが手動で選択できるようにしてもよく、録画管理部 122が自動選択するようにしてもよい。利用希望チューナを自動選択する場合、例えば、予め各チューナ 13, 23に優先度を設定しておき、録画管理部 122は、チューナの優先度に従って利用希望チューナを選択する。また、例えば、録画管理部 122は、録画日時に利用可能なチューナを検索し検索順に利用希望チューナを選択してもよい。また、録画管理部 122は、チューナの使用頻度を求め、求めた使用頻度に従って利用希望チューナを選択してもよい。

[0075] また、レコーダユーザが手動で選択できるようにする場合、録画日時に利用可能なチューナの情報をレコーダユーザに提示するようにしてもよい。例えば、録画管理部 122は、レコーダユーザの入力指示に従って録画日時を入力すると、録画日時に利用可能なチューナを検索し、検索結果にもとづいて、利用可能なチューナのチューナ制御部 11, 21から利用予約情報 11a, 21aを入力する。そして、録画管理部 122 は、利用予約情報 11a, 21a及び録画スケジュール 12bにもとづいて、各チューナ 13 , 23の利用予約情報及び録画のスケジュール (録画チャンネルや録画番組名等）を表示してもよい。この場合、レコーダユーザは、表示された利用予約情報にもとづいて利用希望チューナを選択し入力指示する。

[0076] 本実施の形態では、映像 Z音声記録システムが 2つの受信手段 (チューナ 13及びチューナ 23)を含むので、録画管理部 122は、希望録画数 Nとして「1」又は「2」を入力する。以下、本実施の形態では、録画管理部 122が希望録画数 Nとして「2」を入力した場合を説明する。

[0077] 録画日時及び希望録画数 Nを入力すると、録画管理部 122は、各チューナ制御部 11 , 21から利用予約情報 11a, 21aを取得し、取得した利用予約情報 11a, 21aにもとづ、て、録画日時に利用可能な (チューナ利用権を設定されて、な、）チューナ 13, 23を特定する。また、録画管理部 122は、録画日時に利用可能なチューナ数を求める (ステップ S12)。例えば、録画管理部 122は、受信 Z記録装置 10のチューナ制御部 11に利用予約情報 1 laを要求し、チューナ制御部 11から利用予約情報 1 la を入力する。また、録画管理部 122は、通信ネットワークを介して受信装置 20に利用予約情報 21aを要求し、通信ネットワークを介して受信装置 20のチューナ制御部 21 から利用予約情報 21aを受信する。

[0078] 録画管理部 122は、取得した利用予約情報 11a, 21aにもとづいて、録画日時にチユーナ 13及びチューナ 23の両方が利用可能であるか否かを判断する。チューナ 13 及びチューナ 23の両方が利用可能である場合、録画管理部 122は、利用可能なチユーナ数「2」と求める。また、チューナ 13及びチューナ 23のうちの一方が既に利用予約されている場合、録画管理部 122は、利用可能なチューナ数「1」と求める。また、チューナ 13及びチューナ 23の両方が既に利用予約されている場合、録画管理部 122は、利用可能なチューナ数「0」と求める。

[0079] 録画管理部 122は、求めた利用可能なチューナ数が希望録画数 N以上ある場合、希望録画数 Nをコンテンツの録画数 Mとして決定し、特定した利用可能なチューナを録画に用いるチューナとして決定する。例えば、チューナ 13及びチューナ 23の両方が利用可能である場合、録画管理部 122は、希望録画数 N「2」をそのまま録画数 M として決定し、録画に用いるチューナを「チューナ 13」及び「チューナ 23」に決定する

[0080] また、録画管理部 122は、求めた利用可能なチューナ数が希望録画数 Nに満たない場合、コンテンツの録画数を調整する。そして、録画管理部 122は、調整結果にもとづ、て録画数 M及び録画に用いるチューナを決定する（ステップ S 13)。

[0081] 例えば、録画管理部 122は、希望録画数 Nにかかわらず、利用可能と判定したチュ一ナ数を録画数 Mとして決定する。例えば、希望録画数 N「2」で利用可能なチューナ数「1」である場合、録画管理部 122は、希望録画数 N「2」にかかわらず録画数 M を「1」に決定する。この場合、チューナ 23だけが利用可能であるとすると、録画管理部 122は、録画に用いるチューナとして「チューナ 23」を決定する。また、録画管理部 122は、例えば、希望録画数 Nにかかわらず、現在使用中のチューナを利用できないものとして、録画数 M及び利用チューナを決定する。

[0082] また、ステップ S13において、チューナ 13, 23を現在利用中（例えば、チューナュ一ザが現在コンテンツを視聴中）である場合、チューナユーザに録画日時を通知し、利用予約の変更を促すようにしてもよい。例えば、録画管理部 122は、録画日時にチューナ 23が利用不可となっている受信装置 20に、利用予約の変更依頼を通信ネットワークを介して送信する。すると、受信装置 20のチューナ制御部 21は、利用予約の変更の可否の入力を促す入力画面を表示部に表示させる。

[0083] 図 10は、受信装置 20が表示する利用予約の変更可否の入力画面の例を示す説明図である。受信装置 20は、例えば、図 10に示すように、チューナ 23のユーザの操作に従って、放送局 30からコンテンツを受信し、コンテンツに含まれる映像 81を表示し音声を再生出力している。また、受信装置 20は、例えば、図 10に示すように、映像 81とともに、利用予約の変更可否の入力画面 82を表示部に表示する。

[0084] チューナ 23のユーザは、利用予約の変更可否の入力画面 82を確認し、利用予約を変更してよいと判断すると「許可」ボタン 83を選択し入力指示する。すると、チューナ制御部 21は、ユーザの入力指示に従い、利用予約変更可能である旨の通知情報を、通信ネットワークを介して受信 Z記録装置 10に送信する。また、利用予約を変更不可と判断すると、チューナ 23のユーザは、「不許可」ボタン 84を選択し入力指示する。すると、チューナ制御部 21は、ユーザの入力指示に従い、利用予約変更不可である旨の通知情報を、通信ネットワークを介して受信 Z記録装置 10に送信する。

[0085] 録画管理部 122は、受信した通知情報にもとづいて、録画数 M及び利用するチューナ（以下、利用チューナともいう）を決定する。例えば、録画日時に既にチューナ 2 3だけ利用予約されているが、受信装置 20から利用予約変更可の通知情報を受信した場合、録画管理部 122は、既にチューナ 23の利用予約がされている場合であつても、録画数 Mを「2」と決定し、利用チューナとして「チューナ 13」及び「チューナ 23 」を決定する。また、受信装置 20から利用予約不可の通知情報を受信した場合、録画管理部 122は、録画数 Mを「1」と決定し、利用チューナとして「チューナ 13」だけを決定する。

[0086] また、ステップ S13において、録画管理部 122は、所定の優先条件に従ってレコーダユーザの予約指示を優先する力否かを判断し、優先予約するようにしてもよい。例えば、既に利用予約されているチューナがある場合、録画管理部 122は、コンテンツの録画を優先予約するか否かの入力画面を、受信 Z記録装置 10の表示部に表示させる。 [0087] 図 11は、コンテンツ録画の優先予約の入力画面の例を示す説明図である。図 11 では、指定した 2つのチューナ 13, 23のうちの一方力既に利用予約されている場合の優先予約の入力画面の例を示す。図 11に示すように、録画管理部 122は、録画日時に既に利用希望チューナが利用予約されている旨や、利用予約されている番組名、チャンネル、予約者等を表示させる。なお、録画管理部 122は、チューナを現在利用中であるか否か等の情報を含む入力画面を表示させてもょ、。

[0088] レコーダユーザは、チューナの利用予約状況を確認し、自分が希望するコンテンツの録画を優先予約した、と判断すると、図 11に示す入力画面から「優先予約」ボタン 91を選択し入力指示する。すると、録画管理部 122は、既にチューナの利用予約がされている場合であっても、レコーダユーザが指示する録画予約を優先し、希望録画数 Nをそのまま録画数 Mとして決定し利用チューナを決定する。また、レコーダユーザは、自分の希望するコンテンツの録画予約を取り消す場合、図 11に示す入力画面から「取消」ボタン 92を選択し入力指示する。すると、録画管理部 122は、録画予約を取り消し処理を終了する。

[0089] また、レコーダユーザは、録画に用いるチューナを変更する場合、チューナ変更ボタン 93を選択しチューナの変更を指示する。すると、録画管理部 122は、レコーダュ一ザの入力指示に従って利用希望チューナを変更する。この場合、例えば、ユーザが入力画面から「全チューナ情報」ボタン 94を選択すると、録画管理部 122は、映像 Z音声記録システムに含まれる全てのチューナの利用予約情報を表示する。また、例えば、録画管理部 122は、利用可能なチューナがある場合、利用可能なチューナ名を表示する。そして、ユーザが全チューナの利用予約情報を確認し空いているチユーナヘの変更を入力指示す

ると、録画管理部 122は、利用希望チューナを変更する。例えば、録画管理部 122 が図 12に示す各チューナ 13, 23の予約状況を示す予約画面情報を表示部に表示させ、レコーダユーザは、表示された予約画面情報を確認し優先予約やチューナ変更を入力指示する。

[0090] また、図 13は、コンテンツ録画の優先予約の入力画面の他の例を示す説明図である。図 13では、指定した 2つのチューナ 13, 23の両方力既に利用予約されている場合の優先予約の入力画面の例を示す。図 13に示すように、両方のチューナ 13, 2 3が既に利用予約されている場合、録画管理部 122は、チューナ 13, 23それぞれついて、録画日時に既に利用希望チューナが利用予約されている旨や、利用予約されている番組名、チャンネル、予約者等を表示させる。そして、図 11に示す例と同様に、録画管理部 122は、レコーダユーザの操作に従って、チューナ 13, 23それぞれについて、優先予約を行ったり、録画予約を取り消したり、利用希望チューナの変更を行う。

[0091] また、録画管理部 122は、所定の優先度を用いて優先予約してもよい。例えば、チユーナユーザやコンテンツ、コンテンツの視聴頻度等にもとづいて録画番組 (コンテンッ)の優先度を定め、録画管理部 122は、優先度に従って優先予約するようにしてもよい。例えば、録画管理部 122は、優先度が低い (この例では視聴頻度がある閾値以下である）場合に、チューナユーザがチューナを利用し続けている場合には録画を行わないが、録画日時にチューナユーザがチューナを利用していない場合には録画を行うようにしたり、優先度が高ヽ (この例では視聴頻度がある閾値以上である）場合に、チューナユーザがチューナを利用し続けている場合に、チューナユーザ向けの警告を提示するための制御を行うようにしてもょ、。

[0092] 録画数 M及び利用チューナを決定すると、録画管理部 122は、録画スケジュール 1 2bを更新する。例えば、録画管理部 122は、指定された録画日時や録画チャンネル、番組名、録画数 M、利用するチューナの情報を録画スケジュール 12bに格納する。また、録画管理部 122は、決定した利用チューナのチューナ制御部 11, 21に、利用予約情報 11a, 21aの更新を指示する。チューナ制御部 11, 21は、録画管理部 122 力もの指示に従い、利用予約情報 11a, 21aを更新する (ステップ S14)。すなわち、録画管理部 122は、チューナ制御部 11, 21にチューナ利用権を設定させ、予約録画に用いるチューナ 13, 23を確保する。

[0093] 例えば、録画管理部 122は、録画日時やレコーダユーザ名を含む通知情報をチューナ制御部 11, 21に出力又は送信する。そして、チューナ制御部 11, 21は、入力又は受信した通知情報にもとづいて、利用日や利用時間、利用ユーザ名（本例では、レコーダユーザ）、利用状態を利用予約情報 11a, 21aに格納する。なお、ステップ SI 3でチューナユーザによる利用予約変更やレコーダユーザによる優先予約がされた場合、録画管理部 122は、利用予約変更や優先予約に伴う録画予約の録画日時や利用ユーザ名等にもとづいて、チューナ制御部 11, 21に利用予約情報 11a, 21a を更新させる。

[0094] 以上のように、ステップ S11からステップ S14までの処理が実行されることによって、コピーワンス信号を付加されたコンテンツの複数録画の予約が行われる。

[0095] 録画管理部 122は、録画スケジュール 12bにもとづいて、予約された録画日時になつた力否かを判断する。録画日時であると判断すると、録画管理部 122は、チューナ制御部 11, 21及びレコーダ 14に、指定されたコンテンツの録画開始を指示する (ステツプ S15)。図 14は、録画予約されたコンテンツを録画する場合の情報 (各種指示情報やコンテンツ)の流れを示す説明図である。

[0096] 録画日時になると、録画管理部 122は、いずれか一方のチューナ制御部 11, 21にコンテンツの受信開始を指示する。本実施の形態では、録画管理部 122がチューナ制御部 11にコンテンツの受信開始を指示する場合を説明する。チューナ制御部 11 は、チューナ 13にコンテンツの受信を開始させる。また、チューナ 13は、受信したコンテンッをレコーダ 14に出力する。

[0097] また、録画日時になると、録画管理部 122は、レコーダ 14にコンテンツの記録開始を指示する。すると、レコーダ 14は、チューナ 13が出力するコンテンツの記録媒体 1 41への記録 (録画)を開始する。

[0098] また、チューナ制御部 21は、コンテンツの録画中、チューナ 23を利用不可となるように制御する。例えば、チューナユーザが受信装置 20を操作したとしても、チューナ制御部 21は、コンテンツの録画中、利用予約情報 21aにもとづいて、チューナユーザの入力指示を受け付けな、ように制御する。

[0099] 録画を終了しコンテンツを記録媒体 141に記録すると、録画管理部 122は、コンテンッ保有数情報 12aを更新するように保有数記憶手段 121に指示する。すると、保有数記憶手段 121は、録画管理部 122の指示に従って、コンテンツ保有数情報 12aを更新する (ステップ S16)。例えば、保有数記憶手段 121は、コピー不可コンテンツを 2つ保持という情報を新たにコンテンツ保有数情報 12aに記録する。 [0100] 以上の処理が実行されることによって、受信 Z記録装置 10は、実際にはコンテンツを 1つだけ記録している力同一コンテンツを恰も 2つ保持しているものとして扱うことができる。そして、保有数記憶手段 121は、コンテンツ保有数情報 12aにもとづいて、記録したコンテンツの保有数を管理する。

[0101] 例えば、地上波ディジタル放送のコンテンツを HDDレコーダに記録するとともに D VDレコーダにも保持したい場合、受信 Z記録装置 10は、レコーダユーザの操作に従って、レコーダ 14に記録するコンテンツを DVDレコーダにムーブする。この場合、受信 Z記録装置 10は、レコーダ 14が記録するコンテンッを DVDレコーダにコピーする。また、録画管理部 122は、保有数記憶手段 121にコンテンツ保有数情報 12a の更新を指示する。保有数記憶手段 121は、録画管理部 122の指示に従って、コンテンッ保有数情報 12aに含まれる「コピー不可コンテンツを 2つ保持」の情報を「コピ一不可コンテンツを 1つ保持」の情報に変更する。そのようにすることによって、受信

Z記録装置 10は、実際にはコンテンツを 1つだけ記録している状態に変わりはない力恰も 2つ保持しているコンテンツのうちの 1つを DVDレコーダにムーブしたものとして扱うことができる。

[0102] なお、ステップ S15において、予約録画中にレコーダユーザ以外のユーザ（例えば、チューナ 23のユーザ）が割り込みによってチューナ 23を利用できるようにしてもよい。この場合、例えば、チューナ制御部 21は、現在チューナ 23が予約録画に利用中である旨を含む利用予約情報を表示部に表示させる。チューナ 23のユーザは、表示された利用予約情報を確認し、予約録画中であってもチューナ 23を利用したいと判断した場合、利用予約情報 21aの変更を入力指示する。すると、チューナ制御部 21 は、チューナ 23のユーザの変更指示に従って利用予約情報 21aを変更する。

[0103] また、録画途中で利用予約情報を変更した場合、保有数記憶手段 121は、利用予約情報の変更前後で異なるコンテンツ保有数の情報をコンテンツ保有数情報 12aに記録してもよい。例えば、保有数記憶手段 121は、利用予約情報の変更前についてコピー不可コンテンツを 2個保持する旨の情報を記録し、利用予約情報の変更後につ!、て同一のコピー不可コンテンツを 1個保持する旨の情報を記録してもよ!/、。

[0104] 以上のように、本実施の形態によれば、受信 Z記録装置 10は、同一のコンテンツの複数録画を指示されると、コンテンツの録画数と同数のチューナのチューナ利用権を確保する。また、受信 Z記録装置 10は、確保したチューナのうちのいずれか 1つのチューナが受信したコンテンツを記録する。そして、受信 Z記録装置 10は、確保したチューナの数をコンテンツの保有数として含むコンテンツ保有数情報 12aを記録する。そのため、受信 Z記録装置 10は、実際にはコンテンツを 1つだけ記録しているが、同一コンテンツを恰も複数保有しているものとして扱うことができる。従って、同一コンテンッを複数記録する必要がなぐ著作権保護のためにコンテンツにコピー制限が課せられて!/ヽる場合であっても、記録領域を有効に利用してコンテンツを記録できる。また、記録装置を複数用意しなくても、同一コンテンツを複数保有することができる

[0105] なお、本実施の形態では、図 7に示すように、映像 Z音声記録システムが受信 Z記録装置 10と受信装置 20とを含む場合を説明したが、映像 Z音声記録システムの具体的構成は、本実施の形態で示したものに限られない。例えば、記録手段と全ての受信手段とを、一体的に 1つの装置を用いて実現してもよい。図 15は、図 4に示す映像 Z音声記録システムの他の具体的な構成例を示すブロック図である。図 15に示すように、映像 Z音声記録システムは、コンテンツ Z録画管理部 12及び 2つのチューナ制御部 11, 21を含む受信 Z記録装置 10Aによって実現される。

[0106] 図 15に示す例では、受信 Z記録装置 10Aは、例えば、ダブルチューナ HDDレコーダである。この場合、記録手段と各受信手段とがー体的に構成されているので、受信 Z記録装置 10Aが各チューナの利用予約情報を一括して設定したり管理したりする。また、ユーザはダブルチューナ HDDレコーダのユーザのみであるので、受信 Z 記録装置 10Aは、レコーダユーザの操作に従って、チューナ利用権の設定や変更を行ったり、コンテンツの録画制御やコンテンツの保有数の管理を行う。

[0107] また、映像 Z音声記録システムは、ネットワークを介して、複数の受信 Z記録装置や複数の受信装置を含むものであってもよい。図 16は、ネットワークを介した映像 Z 音声記録システムの具体的な構成の一例を示すブロック図である。図 16に示すように、映像 Z音声記録システムは、受信 Z記録装置 10として、チューナを内蔵する D VDZHDDレコーダ 10Bやビデオレコーダ 10C等を含む。また、映像 Z音声記録システムは、受信装置 20として、チューナを内蔵するテレビジョン受信機 20Aやパーソナルコンピュータ 20B、携帯電話機 20C等を含む。そして、各受信 Z記録装置 10B , C及び各受信装置 20A, B, Cは、インターネットや LAN等の通信ネットワーク 100 を介して接続される。

[0108] 実施の形態 2.

次に、本発明の第 2の実施の形態を図面を参照して説明する。第 1の実施の形態では、チューナを備える受信装置側で利用権の管理を行い、記録装置側でコンテンッ管理や録画管理を行う場合を説明したが、本実施の形態では、サーバが利用権の管理やコンテンツ管理、録画管理を一括して行う場合を説明する。なお、映像 Z音声記録システムは複数の記録手段と複数の受信手段とを含みうるが、本実施の形態では、第 1の実施の形態と同様に、最も基本的な構成として、映像 Z音声記録システム力つの記録手段と 2つの受信手段とを含む場合を説明する。

[0109] 図 17は、映像 Z音声記録システムの他の構成例を示すブロック図である。図 17に示すように、映像 Z音声記録システムは、 2つのチューナ 13, 23と、レコーダ 14と、管理サーバ 50とを含む。

[0110] チューナ (受信手段） 13, 23は、具体的にはテレビジョン受信機等の受信装置が搭載するチューナであり、放送局 30が放送するコピーワンス信号を付加されたコンテンッを受信する機能を備える。また、本実施の形態では、チューナユーザによってチューナ 13, 23の利用予約の入力指示をされると、各受信装置は、チューナユーザの入力指示に従って、利用予約内容の情報を管理サーバ 50に送信する。

[0111] レコーダ（記録手段） 14は、具体的には、 HDDレコーダや DVDレコーダ、ビデオレコーダ等の記録装置によって実現される。本実施の形態では、レコーダ 14は、管理サーバ 50からの指示に従って、チューナ 13, 23が受信したコンテンツを記録媒体 1 41に記録する機能を備える。

[0112] なお、本実施の形態において、チューナ 13, 23を搭載する各受信装置と、レコーダ 14と、管理サーバ 50とは、インターネットや LAN等の通信ネットワークを介して接続される。

[0113] また、図 17の例においては、管理サーバ 50は、チューナ制御部 15、録画管理部 1 22と保有数記憶手段 121を含むコンテンツ/録画管理部 12を含む構成となっているが、コンテンツ Z録画管理部 12を別の機器で構成し、チューナ制御部 15の機能だけで構成されていてもよい。この場合、チューナ制御部 15とコンテンツ Z録画管理部 12は通信ネットワークを介して接続され動作する。

[0114] また、以下では、管理サーバ 50は録画スケジュール 12bやコンテンツ保有数情報 1 2aを管理サーバ 50内に記憶する構成で説明しているが、これらの情報は管理サーバ外の記憶手段（図示せず）に記録されて、る構成であってもよ、。

[0115] 管理サーバ 50は、具体的には、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。図 17に示すように、管理サーバ 50は、チューナ制御部 15及びコンテンツ Z録画管理部 12を含む。なお、管理サーバ 50は、サーバ機能を備えた HDDレコーダや DV Dレコーダ、ビデオレコーダ等によって実現されてもよい。

[0116] チューナ制御部 15は、具体的には、プログラムに従って動作する管理サーバ 50の CPU及び記憶装置によって実現される。チューナ制御部 15は、図 17に示すように、各チューナ 13, 23の利用予約状況を示す情報である利用予約情報 15aを記憶している。チューナ制御部 15は、利用予約情報 15aにもとづいて、チューナ 13及びチューナ 23の利用管理を行う機能を備える。本実施の形態では、チューナ制御部 15は、各受信装置から利用予約内容の情報を受信すると、受信した利用予約内容の情報を利用予約情報 15aに登録したり変更したりして、チューナ利用権を設定する機能を備える。

[0117] 本実施の形態では、第 1の実施の形態と異なり、チューナ 13, 23からなる各受信装置側で利用予約情報を管理するのではなぐ管理サーバ 50側で利用予約情報を記憶し各チューナ 13, 23の利用権を一括管理する。ただし、チューナ 13, 23からなる各受信装置は、チューナ 13, 23を利用可力利用不可かの情報だけを記憶している。なお、チューナ制御部 15がチューナ 13, 23の利用管理を行う基本的な処理は、第 1の実施の形態におけるチューナ制御部 11, 21が行う利用管理の処理と同様である。

[0118] コンテンツ Z録画管理部 12は、具体的には、プログラムに従って動作する管理サーバ 50の CPU及び記憶装置によって実現される。コンテンツ Z録画管理部 12は、第 1の実施の形態と同様に、保有数記憶手段 121と録画管理部 122とを含む。また、第 1の実施の形態と同様に、保有数記憶手段 121は、コンテンツ保有数情報 12aを記憶しており、コンテンッ保有数情報 12aにもとづ、てレコーダ 14に記録するコンテンッを管理する機能を備える。

[0119] また、第 1の実施の形態と同様に、録画管理部 122は、録画スケジュール 12bを記憶しており、録画スケジュール 12bにもとづいて録画管理を行う機能を備える。また、本実施の形態では、録画管理部 122は、同一のコンテンツの複数録画を指示された場合、チューナ制御部 15の利用予約情報 15aにもとづいて、録画に用いるチューナ 13, 23を確保する。

[0120] なお、本実施の形態において、保有数記憶手段 121及び録画管理部 122が行う基本的な処理は、第 1の実施の形態におけるそれらの処理と同様である。

[0121] また、本実施の形態において、管理サーバ 50の記憶装置は、映像音声コンテンツの記録を行うための各種プログラムを記憶している。例えば、管理サーバ 50の記憶装置は、コンピュータに、同一のコンテンツの複数記録が指示されると、コンテンツの記録数と同数のコンテンツ受信手段を確保する処理と、確保したコンテンツ受信手段のうちのいずれか 1つのコンテンツ受信手段が受信したコンテンツを、記録手段に記録させる処理と、確保したコンテンツ受信手段の数をコンテンツの保有数として含むコンテンツ保有数情報を記憶する処理と、記憶したコンテンツ保有数情報にもとづ!/ヽて、記録手段に記録させたコンテンッの保有数を管理する処理とを実行させるための映像 Z音声管理プログラムを記憶して、る。

[0122] 次に、動作について説明する。本実施の形態では、チューナ 13, 23を搭載する各受信装置は、チューナユーザの利用予約の入力指示に従って、利用予約内容の情報を通信ネットワークを介して随時管理サーバ 50に送信している。そして、管理サーバ 50のチューナ制御部 15は、受信した利用予約内容の情報にもとづいて、利用予約情報 15aを随時更新ししている。

[0123] 管理サーバ 50のユーザ（以下、サーバユーザとも、う）は、コンテンツを録画させたい場合、管理サーバ 50を操作して、コンテンツの録画日時や希望録画数 N等の指定情報を入力指示する。すると、管理サーバ 50は、レコーダユーザの入力指示に従つて、コンテンツの録画日時及び希望録画数 Nを入力する。

[0124] なお、レコーダユーザが録画日時や希望録画数 Nを入力できるようにしてもょ、。この場合、レコーダ 14は、レコーダユーザの入力指示に従って、コンテンツの録画日時及び機能録画数 Nを入力し、通信ネットワークを介して管理サーバ 50に送信する

[0125] 録画日時及び希望録画数 Nを受信すると、管理サーバ 50の録画管理部 122は、チューナ制御部 15から利用予約情報 15aを入力し、録画日時に利用権を設定されていないチューナ数を求める。また、録画管理部 122は、求めた利用権を設定されて Vヽな、チューナ数が希望録画数 Nに満たな、場合にはコンテンツの録画数を調整し、調整結果にもとづいて録画数 M及び利用チューナを決定する。なお、利用権を設定されてヽな、チューナ数を求める基本的な処理や、録画数 M及び利用チューナを決定する基本的な処理は、第 1の実施の形態におけるそれらの処理（図 8に示すステップ S12, S 13)と同様である。

[0126] 録画数の調整を行う場合、例えば、録画管理部 122は、希望録画数 Nにかかわらず、利用権を設定されていないと判定したチューナ数を録画数 Mとして決定する。また、例えば、チューナユーザに録画日時を通知し、利用予約の変更を促すようにしてもよい。この場合、例えば、録画管理部 122は、利用予約の変更の可否の通知情報を通信ネットワークを介して各受信装置力受信し、受信した通知情報にもとづいて録画数 M及び利用チューナを決定する。

[0127] また、録画数の調整を行う場合、サーバユーザの判断で優先予約できるようにしてもよい。例えば、録画管理部 122は、コンテンツの録画を優先予約する力否かの入力画面を、管理サーバ 50の表示部に表示させる。

[0128] 図 18は、コンテンツ録画の優先予約の入力画面の更に他の例を示す説明図である。図 18に示すように、録画管理部 122は、録画日時に重複する利用予約がある旨や、利用予約されている番組名、チャンネル、予約者等を表示させる。なお、本実施の形態では、チューナ毎の利用権の制御等を行わないので、図 18に示すように、録画管理部 122は、第 1の実施の形態におけるチューナ変更ボタンを表示しない。

[0129] サーバユーザは、表示された利用予約状況を確認し、自分が希望するコンテンツの録画を優先予約した、と判断すると、図 18に示す入力画面から「優先予約」ボタン 161を選択し入力指示する。すると、録画管理部 122は、重複する利用予約がある場合であっても、サーバユーザの録画予約を優先して希望録画数 Nをそのまま録画数 Mとして決定し利用チューナを決定する。また、サーバユーザは、自分の希望するコンテンツの録画予約を取り消す場合、図 18に示す入力画面から「取消」ボタン 162 を選択し入力指示する。すると、録画管理部 122は、録画予約を取り消し処理を終了する。

[0130] また、管理サーバ 50に録画予約情報を表示させ、サーバユーザが録画予約の設定を変更できるようにしてもよい。この場合、例えば、サーバユーザは、図 18に示す入力画面から「録画予約情報」ボタン 163を選択し入力指示する。すると、録画管理部 122は、録画予約の設定を変更するための録画予約情報画面を表示部に表示させる。例えば、録画管理部 122は、図 19に示す録画予約情報画面を管理サーバ 50 の表示部に表示させる。サーバユーザが図 19に示す録画予約情報画面からマウスクリック等によって入力指示すると、録画管理部 122は、サーバユーザの入力指示に従って録画予約の設定を変更する。

[0131] 録画数 M及び利用チューナを決定すると、録画管理部 122は録画スケジュール 12 bを更新し、チューナ制御部 15は利用予約情報 15aを更新する。また、指定された録画日時になると、チューナ制御部 15は、通信ネットワークを介して受信装置に受信開始の指示情報を送信し、チューナ 13にコンテンツの受信を開始させる。また、録画日時になると、録画管理部 122は、通信ネットワークを介して記録開始の指示情報をレコーダ 14に送信し、チューナ 13が出力するコンテンツの記録 (録画）をレコーダ 14に開始させる。なお、チューナ制御部 15は、コンテンツの録画中、コンテンツの記録に用いな!/、方のチューナ 23を利用不可となるように制御する。録画を終了しコンテンツを記録媒体 141に記録すると、保有数記憶手段 121は、録画管理部 122の指示に従って、コンテンツ保有数情報 12aを更新する。

[0132] なお、本実施の形態において、利用予約情報 15aを更新したり、録画日時にコンテンッを記録しコンテンツ保有数情報 12aを更新する基本的な処理は、第 1の実施の形態におけるそれらの処理（図 8に示すステップ S 14からステップ S 16)と同様である [0133] 以上のように、本実施の形態によれば、各チューナの利用権や録画管理、コンテンッ管理を一括して行う管理サーバ 50を用いることによって、著作権保護のためにコンテンッにコピー制限が課せられてヽる場合であっても、記録領域を有効に利用してコンテンッを記録できる。

[0134] また、チューナ利用権の管理をチューナ毎に行う場合、ある特定のチューナの利用が集中し、他のチューナが利用できる状態であっても予約録画やコンテンツ視聴をできない場合がある。本実施の形態によれば、各チューナのチューナ利用権を管理サーバ 50がー括して管理するので、各チューナの利用が偏らな!/、ように制御することができ、各チューナを効率的に利用することができる。

産業上の利用可能性

[0135] 本発明は、コピー制限を課せられたコンテンツを複数記録する用途に利用できる。

特に、地上波ディジタル放送や BSディジタル放送において、コピーワンス信号を付カロされたコンテンツを複数保有したヽ場合に、記録領域を有効に利用してコンテンツを記録することができる。

Claims

請求の範囲

[1] 映像と音声のいずれか、または、両方を含みコピー制限を課せられたコンテンツを記録する記録システムであって、前記コンテンツの記録時に利用可能な前記コンテンッの受信手段の数をコピー可能回数として記憶することを特徴とする映像 Z音声記録システム。

[2] 映像と音声のいずれか、または、両方を含みコピー制限を課せられたコンテンツを記録する映像 Z音声記録システムであって、コンテンツを受信する複数のコンテンツ受信手段と、同一のコンテンツの複数記録が指示されると、コンテンツの記録数と同数のコンテンツ受信手段を確保する受信数確保手段と、コンテンツを記録するコンテンッ記録手段と、前記コンテンツ記録手段が記録するコンテンツの保有数を示すコンテンッ保有数情報を記憶する保有数記憶手段と、前記保有数記憶手段が記憶するコンテンツ保有数情報にもとづヽて、前記コンテンツ記録手段が記録するコンテンツの保有数を管理する保有数管理手段とを備え、前記コンテンツ記録手段は、前記受信数確保手段が確保したコンテンッ受信手段のうちの、ずれか 1つのコンテンッ受信手段が受信したコンテンツを記録し、前記保有数記憶手段は、前記受信数確保手段が確保したコンテンツ受信手段の数をコンテンツの保有数として含むコンテンツ保有数情報を記憶することを特徴とする映像 Z音声記録システム。

[3] コンテンツ記録手段が記録するコンテンツを外部の記録手段にコピーするコンテンッコピー手段を備え、保有数管理手段は、前記コンテンツコピー手段がコンテンツを外部の記録手段にコピーすると、保有数記憶手段が記憶するコンテンツ保有数情報に示される保有数を、前記外部の記録手段にコピーしたコンテンツの数だけ減算する請求項 2記載の映像 Z音声記録システム。

[4] コンテンツ受信手段を利用する権利である受信手段利用権を設定する利用権設定手段を備え、受信数確保手段は、同一のコンテンツの複数記録が指示されると、コンテンッの記録数と同数のコンテンツ受信手段に対する受信手段利用権を前記利用権設定手段に設定させることによって、コンテンツ受信手段を確保する請求項 2又は請求項 3記載の映像 Z音声記録システム。

[5] コンテンツ受信手段の利用予約状況を示す利用予約情報を記憶する利用予約情報記憶手段を備え、利用権設定手段は、コンテンツ受信手段の利用予約の要求に応じて、前記利用予約情報記憶手段が記憶する利用予約情報に新たな利用予約内容を追加することによって、受信手段利用権を設定する請求項 4記載の映像 Z音声記録システム。

[6] 利用予約情報記憶手段は、利用予約情報として、コンテンツ受信手段を利用する利用日時と、前記コンテンツ受信手段を利用する主体である利用主体とを対応付けて記憶し、利用権設定手段は、前記利用予約情報にもとづいて、前記利用主体以外による前記コンテンツ受信手段の利用要求を前記利用日時に受け付けないように制御することによって、前記利用主体の受信手段利用権を確保する請求項 5記載の映像 Z音声記録システム。

[7] 受信数確保手段は、同一のコンテンツの複数記録が指示されると、利用権設定手段によって受信手段利用権を設定されていないコンテンツ受信手段を特定し、前記指示された記録数が前記特定したコンテンツ受信手段の数以下である力否かを判断し、前記指示された記録数が前記特定したコンテンツ受信手段の数以下であると判断すると、前記指示された記録数と同数のコンテンツ受信手段を確保し、前記指示された記録数が前記特定したコンテンツ受信手段の数より大きいと判断すると、所定の条件に従つて確保すべきコンテンッ受信手段の数を決定し、前記決定した数のコンテンッ受信手段を確保する請求項 4力請求項 6のうちのいずれか 1項に記載の映像 Z音声記録システム。

[8] 受信数確保手段は、該指示された記録数が特定したコンテンツ受信手段の数より大き！ヽと判断すると、前記特定したコンテンツ受信手段を確保する請求項 7記載の映像 Z音声記録システム。

[9] 受信数確保手段は、指示された記録数が特定したコンテンツ受信手段の数より大きいと判断すると、所定の優先条件に従って指示内容を優先する力否かを判断し、指示内容を優先すると判断すると、既に受信手段利用権を設定されているコンテンッ受信手段に対する受信手段利用権の設定を利用権設定手段に変更させることによって、指示された記録数と同数のコンテンツ受信手段を確保する請求項 7記載の映像 Z音声記録システム。

[10] 映像と音声のいずれか、または、両方を含みコピー制限を課せられたコンテンツを記録する記録システムのコンテンツ管理サーバであって、前記コンテンツの記録時に利用可能な前記コンテンツの受信手段の数をコピー可能回数として記憶するように制御することを特徴とするコンテンツ管理サーバ。

[11] 映像と音声のいずれか、または、両方を含みコピー制限を課せられたコンテンツを記録する記録システムのコンテンツ管理サーバであって、前記コンテンツの受信手段に予約制御を行、、前記コンテンツの記録時に利用可能な前記コンテンツの受信手段の数をコピー可能回数として記憶するように制御することを特徴とするコンテンツ管理サーバ。

[12] 映像と音声のいずれか、または、両方を含みコピー制限を課せられたコンテンツを受信する複数のコンテンツ受信手段と、前記コンテンツを記録する記録手段とを少なくとも備えた映像 Z音声記録システムのコンテンツ管理サーバであって、同一のコンテンッの複数記録が指示されると、コンテンツの記録数と同数のコンテンツ受信手段を確保する受信数確保手段と、前記コンテンツ記録手段が記録するコンテンツの保有数を示すコンテンツ保有数情報を記憶するように制御を行う保有数記憶手段と、前記保有数記憶手段によって記憶するように制御されたコンテンツ保有数情報にもとづ

V、て、前記コンテンツ記録手段が記録するコンテンツの保有数を管理する保有数管理手段とを含み、前記コンテンツ記録手段は、前記受信数確保手段が確保したコンテンッ受信手段のうちのいずれ力 1つのコンテンツ受信手段が受信したコンテンツを記録するように制御し、前記保有数記憶手段は、前記受信数確保手段が確保したコンテンッ受信手段の数をコンテンツの保有数として含むコンテンツ保有数情報を記憶するように制御することを特徴とするコンテンツ管理サーバ。

[13] コンテンツ受信手段を利用する権利である受信手段利用権を設定する利用権設定手段を備え、受信数確保手段は、同一のコンテンツの複数記録が指示されると、コンテンッの記録数と同数のコンテンツ受信手段に対応する受信手段利用権を前記利用権設定手段に設定させることによって、コンテンツ受信手段を確保する請求項 12 記載のコンテンツ管理サーバ。

[14] 映像と音声のいずれか、または、両方を含みコピー制限を課せられたコンテンツを受信する複数のコンテンツ受信手段を含むシステムにおける、前記コンテンッを記録する映像 Z音声記録装置であって、同一のコンテンツの複数記録が指示されると、コンテンッの記録数と同数のコンテンツ受信手段を確保する受信数確保手段と、コンテンッを記録するコンテンツ記録手段と、前記コンテンツ記録手段が記録するコンテンッの保有数を示すコンテンツ保有数情報を記憶する保有数記憶手段と、前記保有数記憶手段が記憶するコンテンツ保有数情報にもとづ、て、前記コンテンツ記録手段が記録するコンテンツの保有数を管理する保有数管理手段とを備え、前記コンテンッ記録手段は、前記受信数確保手段が確保したコンテンツ受信手段のうちの、ずれ力 1つのコンテンッ受信手段が受信したコンテンッを記録し、前記保有数記憶手段は、前記受信数確保手段が確保したコンテンツ受信手段の数をコンテンツの保有数として含むコンテンツ保有数情報を記憶することを特徴とする映像 Z音声記録装置。

[15] 映像と音声のいずれか、または、両方を含みコピー制限を課せられたコンテンツを記録する映像 Z音声記録システムにおける、前記コンテンツを受信する受信装置であって、前記コンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、前記コンテンツ受信手段を利用する権利である受信手段利用権を設定する利用権設定手段とを備えたことを特徴とする映像 Z音声記録システムの受信装置。

[16] 前記コンテンツ受信手段の利用予約状況を示す利用予約情報を記憶する利用予約情報記憶手段を備え、前記利用予約情報記憶手段は、利用予約情報として、コンテンッ受信手段を利用する利用日時と、前記コンテンツ受信手段を利用する主体である利用主体とを対応付けて記憶し、利用権設定手段は、前記利用予約情報にもとづヽて、前記利用主体以外による前記コンテンツ受信手段の利用要求を前記利用日時に受け付けないように制御することによって、前記利用主体の受信手段利用権を確保する請求項 15記載の映像 Z音声記録システムの受信装置。

[17] 映像と音声のいずれか、または、両方を含みコピー制限を課せられたコンテンツを記録する映像 Z音声記録システムにおける、前記コンテンツを受信し記録するレコーダであって、前記コンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、前記コンテンツ受信手段を利用する権利である受信手段利用権を設定する利用権設定手段とを備えたことを特徴とする映像 Z音声記録システムのレコーダ。

[18] 映像と音声のいずれか、または、両方を含みコピー制限を課せられたコンテンツを受信する複数のコンテンツ受信手段を備えたシステムにおける、前記コンテンツを記録する映像 Z音声記録方法であって、同一のコンテンツの複数記録が指示されると、コンテンツの記録数と同数のコンテンツ受信手段を確保するステップと、前記確保したコンテンツ受信手段のうちのいずれ力 1つのコンテンツ受信手段が受信したコンテンッを記録するステップと、前記確保したコンテンツ受信手段の数をコンテンツの保有数として含むコンテンツ保有数情報を記憶するステップと、前記記憶したコンテンッ保有数情報にもとづヽて、前記記録したコンテンツの保有数を管理するステップとを含むことを特徴とする映像 Z音声記録方法。

[19] 同一のコンテンツの複数記録が指示されると、コンテンツの記録数と同数のコンテンッ受信手段に対応する、当該コンテンツ受信手段を利用する権利である受信手段利用権を設定することによって、コンテンツ受信手段を確保する請求項 18記載の映像 Z音声記録方法。

[20] 映像と音声のいずれか、または、両方を含みコピー制限を課せられたコンテンツを受信する複数のコンテンツ受信手段と、前記コンテンツを記録する記録手段とを備えた記録するシステムにおける、前記記録するコンテンッを管理するための映像 Z音声管理プログラムであって、コンピュータに、同一のコンテンツの複数記録が指示されると、コンテンツの記録数と同数のコンテンツ受信手段を確保する処理と、前記確保したコンテンツ受信手段のうちのいずれ力 1つのコンテンツ受信手段が受信したコンテンッを、前記記録手段に記録させる処理と、前記確保したコンテンツ受信手段の数をコンテンツの保有数として含むコンテンツ保有数情報を記憶する処理と、前記記憶したコンテンツ保有数情報にもとづ、て、前記記録手段に記録させたコンテンツの保有数を管理する処理とを実行させるための映像 Z音声管理プログラム。