明 細 書
内燃機関の空気量推定装置 技 術 分 野
本発明は、 内燃機関の気筒内に導入される空気の量を推定する装 置に関する。 背 景 技 術
内燃機関に供給される混合気の空燃比を目標空燃比と一致させる ためには、 同内燃機関の気筒内に導入される空気の量 (以下、 「筒内 空気量」 と称呼する。) を精度良く推定しなければならない。 この筒 内空気量は、 スロ ッ トル弁の開度が殆ど変化しない定常運転状態に おいては、 内燃機関の吸気通路に設けられた空気流量センサの出力 値によ り精度良く推定される。 一方、 スロ ッ トル弁の開度が急激に 変化する過渡運転状態においては、 空気流量センサの時間応答性が 良好でないことから、 空気流量センサの出力値に基づいて筒内空気 量を精度良く求める ことは困難である。 従って、 筒内空気量を空気 流量センサよ り も応答性良く推定することが求められる。
更に、 燃料は に吸気行程が終了するまでに噴射される。 方 、 筒内 は 吸 行程が終了する時占 (吸気弁閉弁時) にお いて確定する 従つて 燃料噴射時においては筒内空気量が確定し ていない のため 筒内に形成される 合 の空燃比を目標と する空燃比と一致させる噴射燃料量を決定するためには、 燃料噴射 刖 (即ち 吸 行程が終了する前) の所定の時点にて吸気弁閉弁時 における筒内空気量を推定することが求められる。
のよ Όな要求を満足するための筒内空気量推定装置の つとし て、 特開 2 0 0 1 — 4 1 0 9 5号公報は、 吸気通路内を通流する空 気の挙動をモデル化した物理モデルを使用して現時点よ り先の時点 の筒内空気量を推定する装置を開示している。
この装置が使用する物理モデルによれば、 推定される現時点よ り 先の時点の筒内空気量は、 同先の時点のスロッ トル弁の上流の空気 (スロ ッ トル弁上流空気) の圧力及び温度を用いた関係式によ り表 される。 従って、 上記先の時点のスロ ッ トル弁上流空気の圧力及び 温度が精度良く推定されなければ、 同先の時点の筒内空気量を精度 良く推定ずることができない。 '
ところで、 上 従来の装置が適用される内燃機関は自然吸気を行 ているので、 スロ V ル弁上流空気の圧力及び温度は大気の圧力 及び温度と略等しい また、 大気の圧力及び温度は、 現時点から筒 内 が推定される先の時点までの短い時間内では殆ど変化しな い 従つて 、 上 従来の装置は 、 大気の圧力及び吸気通路内に設け られた温度センサによ り検出された吸気温度を現時点よ り先の時点 のス口ヅ ル弁上流空 の圧力及び温度としてそれぞれ採用する こ とにより、 同先の時点の筒内空気量を精度良く推定する。
しかしながら、 内燃機関がその最 1¾1出力を向上させる と等を巨 的として過給機及びイ ンタ一クーラを備える場合においては 、 吸 通路内の空気が過給機によ り圧縮されるとともに、 ィ ン夕 ク ラ によ り冷却されるので、 スロ ッ トル弁上流空気 (イ ン夕 ク ラ内 の空気 ) の圧力及び温度は上記短い時間内でも変化する のため 過給機及びイ ンタークーラを備える内燃機闋において 上記従来 の装置によ り、 現時点より先の時点の筒内空気量を精度良 <推定す ることは困難であるという問題があった。 発 明 の 開 示
本発明は上述した課題に対処するためになされたものであつて、 その目的は 、 過給機を備える内燃機関に ¾いて現時点よ り先の時点 の筒内空気量を高い精度にて推定する ことが可能な内燃機関の空気 写推定装置を提供することにある。
かかる 目的を達成するため本発明の空気量推定装置は 外 §Bカゝら 取り込んだ空気を気筒内に導入する吸気通路と 前記吸 通路内に 配置され同吸気通路内を通流する空気の量を変更するよう に開度を 整可能なスロッ トル弁と、 前記ス Πッ 卜ル弁の上流にて刖記吸気 通路に配設され同吸気通路内の空気を圧縮する ンプレ Vサを有す る過給機と 、 刖記スロ ッ 卜 Jレ弁と目 IJ記過給機の間の前記吸気通路に 配設され同吸気通路内の空気を冷却するィ ン夕 ク ラ と を備え る内燃機関に適用される。
HU Βΰ空気量推定装置は、 前記イ ン夕 ク ラに供給される空気に 刖記過給機によ り与えられる第 1 ェネルギ ―と 同ィ ン夕 クーラ の壁と同ィ ンタークーラ内の空気との間で交換される第 2 ェネルギ と、 を考慮した同ィ ンタークーラ内の空気に関する Xネルギ一保 存則に基づいて構築されたイ ンターク ―ラモデルを用いて 同イ ン
ターク—ラ内の空気の圧力及び温度を前記ス ロ ッ トル弁の上流の前 記吸気通路内の空気であるスロ ッ トル弁上流空気の圧力及び温度と してそれぞれ推定するイ ンタ一クーラ内空気状態推定手段と、
前記推定されたスロ ル弁上流空気の圧力及び温度に基づいて 前記気筒内に導入されている空気の量で αδる筒内空気量を推定する 筒内空気量推定手段と,
を備える。
これによれば、 イ ン夕 クーラに供給される空気に過給機によ り 与えられる第 1 ェネルギ ―と、 ィ ンターク ―ラの壁と同ィ ン夕―ク
—ラ内の空気との間で交換される第 2 ェネルギーと、 を考 して イ ンタークーラ内の空 の圧力及び温度がス Ρ ッ トル弁の上流の吸 気通路内の空気 (スロ V ル弁上流空気 ) の圧力及び温度としてそ れぞれ推定される。 そして 、 推定されたス Π ッ 卜ル弁上流空気の圧 力及び温度に基づいて気筒内に導入されている空気の量でめる筒內 空気量が推定される。
この結果、 過給機の圧縮仕事量及びィ ン夕 ク ラの壁と空気と の間の伝熱量が考慮されるので、 スロ ッ 卜ル弁上流空気の圧力及び 温度が精度良く推定される れによ り 内燃機関の気筒内に導入 されている空気の量 (筒内空気量 ) を精度良く推定することがでさ この場合、 前記イ ンタークーラ内空気状態推定手段は、 前記過給 機のコンプレッサの回転速度に基づいて前記第 1 エネルギーを推定 するように構成されてなることが好適である。
過給機の運転状態を表す過給機のコ ンプレッサの回転速度である ンプレッサ回転速度とイ ンタ クーラに供給される空気に同過給 機によ り与えられる第 1 ェネルギ一とは非常に相関が強い。 従って 上記のよう に ン夕ークーラ内空気状 推定手段を構成すれば、 上記第 1 ェネルギ —が精度良く推定される れによ り、 過給機の 転状態が変動しても、 スロ ッ 卜ル弁上流空気の圧力及び温度を精 度良く推定する とができる。
この場合、 前記空気量推定装置は、
前記過給機のコ ンプレッサの回転速度を検出するコ ンプレッサ回 転速度検出手段を備えるとともに、
前記インタークーラ内空気状態推定手段は、
前記検出されたコ ンプレッサの回転速度に基づいて現時点よ り先
の時点の前記第 1 エネルギーを推定し、 同推定された先の時点の第 1 エネルギーを前記イ ンタ一クーラモデルにて使用される前記第 1 エネルギーと して採用する ことによ り 同先の時点の前記イ ンターク ーラ内の空気の圧力及ぴ温度を同先の時点の前記スロッ トル弁上流 空気の圧力及び温度としてそれぞれ推定するように構成され、
前記筒内空気量推定手段は、
前記推定された先の時点の前記スロ ッ トル弁上流 の圧力及び
、 ί)曰度に基づいて同先の時点の前記筒内空気量を推定するよう に構成 されてなることが好適である。
本発明の発明者は種々の検討を行った結果 ンプレッサ回転速 度は現時点から筒内空気量が推定される先の時占までの い時間内 では殆ど変化しないという知見を得た。 従つて 上記のよう に空気 里推定装置を構成すれば、 同先の時点の上記第 1 Xネルギ が精度 良く 推定される。 これにより、 過給機を備える内燃機関において、 現時点よ り先の時点の過給機の運転状態を 般に複 となる過給機 モデルによ り推定しなく とも、 同先の時点のス口 V 卜ル弁上流空気 の圧力及び温度を精度良く推定する ことがでさる の •δ士果 、 同先 の時点の筒内空気量を精度良く推定することができる 図 面 の 簡 単 な 説 明
図 1 は、 本発明の実施形態に係る空気量推定装置を火花点火式多 気筒内燃機関に適用したシステムの概略構成図である。
図 2 は、 スロッ トル弁開度を制御するとともに筒内空気量を推定 するためのロジック及ぴ各種モデルの機能ブロック図である。
図 3 は、 図 1 に示した C P Uが参照するアクセルペダル操作量と 目標スロッ トル弁開度との関係を規定したテーブルを示した図であ る。
図 4は、 暫定目標スロ ッ トル弁開度、 目標スロ ッ トル弁開度及び 予測スロッ トル弁開度の変化を示したタイムチャー トである。
図 5 は、 予測スロ ッ トル弁開度を算出する際に用いる関数を示し たグラフである。
図 6 は、 図 1 に示した C P Uが参照するイ ンタ一クーラ内圧力を 吸気圧力で除した値及びコンプレッサ回転速度とコ ンプレッサ流出 空気流量との関係を規定したテーブルを示した図である。
図 7 は、 図 1 に示した C P Uが参照するコ ンプレッサ流出空気流
量及びコンプレッサ回転速度とコンプレッサ効率との関係を規定し たテーブルを示した図である。
図 8 は、 図 1 に示した C P Uが実行するスロッ トル弁開度を推定 するためのプログラムを示したフローチヤ一トである。
図 9 は、 図 1 に示した C P Uが実行する筒内空気量を推定するた めのプログラムを示したフローチヤ一 トである。
図 1 0 は、 図 1 に示した C P Uが実行するスロッ トル通過空気流 量を推定するためのプログラムを示したフローチャー トである。
図 1 1 は、 第 1 時点、 所定の時間間隔 Δ t0、 前回推定時点 t l及び 今回推定時点 12の関係を示した模式図である。
図 1 2 は、 図 1 に示した C P Uが実行するコ ンプレッサ流出空気 流量及びコンプレッサ付与エネルギーを推定するためのプログラム を示したフローチヤ一 トである。 発明を実施するための最良の形態
以下 、 本発明による内燃機関の空気量推定装置の各実施形 HEに いて図面を参照しながら説明する。 図 1 は、 本発明の実施形態に係 る刖 BE空気量推定装置を火花点火式多気筒 ( 4気筒) 内燃機関に 用したシステムの概略構成を示している。 なお、 図 1 は、 特定気筒 の断面のみを示しているが、 他の気筒も同様な構成を備えている o この内燃機関 1 0 は、 シリ ンダブロ ック、 シリ ンダブ口 ク Dヮ 一ケース及びオイルパン等を含むシリ ンダブロック部 2 0 と 、 シ V ンダブ Dック部 2 0 の上に固定されるシリ ンダへッ ド部 3 0 と 、 シ
U ンダブ口ック部 2 0 に燃料と空気とからなる混合気を供給するた めの吸気系統 4 0 と、 シリ ンダブロック部 2 0からの排ガスを外部 に放出するための排気系統 5 0 と、 を含んでいる。
シリ ンダブロ ック部 2 0 は、 シリ ンダ 2 1 、 ピス ト ン 2 2 、 ン
D ッ ド 2 3及びクランク軸 2 4 を含んでいる。 ピス ト ン 2 2 はシ U ンダ 2 1 内を往復動し、 ピス ト ン 2 2 の往復動がコ ンロッ ド、 2 3 を 介してクランク軸 2 4 に伝達され、 これによ り 同ク ランク軸 2 4が 回転するよう になつている。 シリ ンダ 2 1 、 ピス ト ン 2 2 のへ V ド、 及びシ ンダヘッ ド部 3 0 は、 燃焼室 2 5 を形成している。
シリ ンダヘッ ド部 3 0 は、 燃焼室 2 5 に連通した吸気ポ 卜 3 1
、 吸気ポ一ト 3 1 を開閉する吸気弁 3 2 、 吸気弁 3 2 を駆動するィ ンテーク力ムシャフ トを含むとともに同イ ンテ一ク力ムシャフ 卜の
位相角を連続的に変更する可変吸気タイ ミ ング装置 3 3 、 可変吸気 タイ ミ ング装置 3 3 のァクチユエ一夕 3 3 a、 燃焼室 2 5 に連通し た排気ポー ト 3 4、 排気ポー ト 3 4 を開閉する排気弁 3 5 、 排気弁 3 5 を駆動するェキゾ一ス トカムシャ フ ト 3 6 、 点火プラグ 3 7、 点火プラグ 3 7 に与える高電圧を発生するイダ二ッショ ンコイルを 含むィグナイタ 3 8及び燃料を吸気ポー ト 3 1 内に噴射するイ ンジ ェクタ 3 9 を備えている。
吸気系統 4 0 は、 吸気ポー ト 3 1 に連通したイ ンテ一クマ二ホー ル ド 4 1 、 イ ンテークマ二ホール ド 4 1 に連通したサージタンク 4
2 、 サ一ジタ ンク 4 2 に一端が接続されイ ンテークマ二ホールド 4 1 及びサ一ジタンク 4 2 とともに吸気通路を形成する吸気ダク ト 4
3 、 吸気ダク ト 4 3 の他端部から下流 (サージタンク 4 2 ) に向け て順に吸気ダク ト 4 3 に配設されたエアフィルタ 4 4、 過給機 9 1 のコ ンプレッサ 9 1 a、 イ ンタ一ク一ラ 4 5 、 スロ ッ トル弁 4 6 及 ぴスロッ トル弁ァクチユエ一夕 4 6 a を備えている。 なお、 スロ ッ トル弁 4 6から吸気弁 3 2 までの吸気通路は、 吸気管部を構成して いる。
イ ンタークーラ 4 5 は空冷式であって、 吸気通路を通流する空気 を内燃機関 1 0 の外部の空気によ り冷却するよう になっている。 ィ ンタークーラ 4 5 は、 コンプレッサ 9 l aの出口 (下流) からスロ ッ トル弁 4 6 までの吸気通路とと もにイ ンターク一ラ部を構成して いる。
スロ ッ トル弁 4 6 は吸気ダク ト 4 3 に回転可能に支持され、 スロ ッ トル弁ァクチユエ一夕 4 6 a によ り駆動される こ とによ り 開度が 調整できるよう になつている。 これによ り、 スロ ッ トル弁 4 6 は、 吸気ダク ト 4 3の通路断面積を可変とするようになつている。
D Cモ一夕からなるスロ ッ トル弁ァクチユエ一夕 4 6 aは、 後述 する電気制御装置 7 0が達成する電子制御スロ ッ トル弁口ジックに よ り送出される駆動信号に応じて、 実際のスロ ッ トル弁開度 0 taが 目標スロッ トル弁開度 0 ttとなるようにスロッ トル弁 4 6 を駆動する ようになつている。
排気系統 5 0 は、 排気ポー ト 3 4 に連通し同排気ポー ト 3 4 とと もに排気通路を形成するェキゾース トマ二ホール ドを含む排気管 5 1 、 排気管 5 1 内に配設された過給機 9 1 のタービン 9 1 b及ぴタ 一ビン 9 1 b の下流の排気管 5 1 に配設された三元触媒装置 5 2 を
備えている。
のよ うな配置によ り、 過給機 9 1 のタービン 9 1 b は排ガスの ェネルギーによ り回転する。 更に、 タービン 9 1 b は、 シャ フ 卜を 介して吸気系統 4 0 のコンプレッサ 9 1 a と連結されている。 れ に り、 吸気系統 4 0 のコンプレッサ 9 1 aが夕 ビン 9 1 b と 体となって回転して吸気通路内の空気を圧縮する 即ち、 過給機 9
1 は 、 内燃機関 1 0 に空気を過給するようになっている。
のシステムは、 圧力センサ 6 1 、 温度センサ 6 2 ン プレッサ回転 度検出手段としてのコ ンプレッサ回転速度センサ 6
3 カムポジシヨ ンセンサ 6 4、 ク ランクポジシ a ンセンサ 6 5 転状態量取得手段としてのアクセル開度センサ 6 6及び電気制御 装置 7 0 を備えている。
圧力センサ 6 1 は、 エアフ.ィ ル夕 4 4 とコンプレッサ 9 1 aの間 の吸気ダク 卜 .4 3 に配設されている。 圧力センサ 6 1 は、 吸気ダク 卜 4 3 内の空気の圧力を検出し、 コ ンプレッサ 9 1 aの上流の吸 通路内の空気の圧力である吸気圧力 Paを表す信号を出力するよ Ό に な Όている urn.度センサ 6 2 は、 エアフィルタ 4 4 とコ ンプレ Vサ
9 1 aの間の吸気ダク ト 4 3 に配設されている。 温度センサ 6 2 は 吸気ダク h 4 3 内の空気の温度を検出し、 コンプレッサ 9 1 a の 上流の吸気通路内の空気の温度である吸気温度 Taを表す信号を出力 するよ になつている。 コンプレッサ回転速度センサ 6 3 は、 n ン プレッサ 9 1 a の回転軸が 3 6 0 ° 回転する毎に信号を出力するよ う になっている 。 この信号は、 コ ンプレッサ回転速度 Ncmを表す 力ムポジショ ンセンサ 6 4 は、 イ ンテーク力ムシャ フ 卜カ S 9 0 回 転する毎に (即ち、 ク ランク軸 2 4が 1 8 0 ° 回転する毎に) 一つ のパルスを有する信号 ( G 2信号) を発生するよう になっている クランクポジシヨ ンセンサ 6 5 は、 ク ランク軸 2 4が 1 0 ° 回転す る毎に幅狭のパルスを有する とともに同ク ランク軸 2 4が 3 6 0 回転する毎に幅広のパルスを有する信号を出力するよう になつてい る この信号は 、 エンジン回転速度 NEを表す。 ァクセル開度センサ
6 6 は、 転者によって操作されるアクセルぺダル 6 7 一! ¾
の操作里を 検出し、 同ァクセルペダルの操作量 Accpを表す信号を出力する Ό になつてい
電気制御装置 7 0 は、 互いにバスで接続された C P U 7 1 C P
U 7 1 が実行するプログラム、 テーブル ( 'ルックァッフテープル
マップ 定数等を予め記憶した R O M: 7 2 C P U 7 1 が必要に応 じてテ ―夕を一時的に記億する R A M 7 3 電源が投入された状態 でデ一夕を記憶する とともに同記憶したつ 夕を電源が遮断されて いる間ち保持するバ yクアップ R A M 7 4及び A Dコンバ一タを含 むィ ン夕 フェース 7 5等からなるマィク α ンピュー夕である。 ィ ン夕 フェース 7 5 は、 前記センサ 6 6 6 と接続され、 C P
U 7 1 にセンサ 6 1 6 6からの信号を供給する ととちに、 同 C P
U 7 1 の指示に応じて可変吸気夕イ ミ ング装置 3 3 のァクチユエ タ 3 3 a 、 イ ダナイ夕 3 8 、 イ ンジェクタ 3 9及びスロ ッ トル弁ァ クチュ X一夕 4 6 a に駆動信号 (指示信号) を送出するよう になつ ている
次に 上記のよう に構成された内燃機関の 気量推定装置による 筒内空気量の推定方法の概要について説明する。
の空気里推定 置が適用される内燃機関 1 0 においては、 ィ ン ジェク夕 3 9 は吸 弁 3 2 の上流に配置されているので、 吸気弁閉 弁時 (吸気行程が終了する時占) までに燃料が噴射されなければな らない 従つて、 筒内に形成される 比 気の空燃比を目 する 空燃比と 致させる噴射燃料量を決定するためには、 この空気量推 定装置は 燃料噴射前の所定の時点にて吸気弁閉弁時に ·&ける筒内 空気量を推定する必要がある。
そこで、 この空気量推定装置は、 エネルギー保存則、 運動量保存 則及び質量保存則などの物理法則に基づいて構築された物理モデル を用いて現時点よ り先の時点のィ ンターク ラ 4 5 内の空気の圧力 及び温度を同先の時点のスロッ トル弁上流空気の圧力及び温度と し て推定し、 同推定した先の時点のスロ ッ トル弁上流空気の圧力及び 温度 (即ち、 イ ンタークーラ 4 5 内の空気の圧力及び温度) に基づ いて、 同先の時点の筒内空気量を推定する。
の空気量推定装置は、 上記先の時点のィ ンタ ―ク一ラ 4 5 内の 空気の圧力及び温度を推定するための物理モデルとして ィ ン夕一 ク ラ 4 5 に供給される空気に過給機 9 1 のコ ンプレッサ 9 1 a に よ り与えられる第 1 エネルギーと、 イ ンターク一ラ 4 5 の と同ィ ン夕 クーラ 4 5 内の空気との間で交換される第 2 ェネルギ ―と、 を考慮して構築された物理モデルを採用する。
の空気量推定装置は、 機能ブロ ック図である図 2 に示したよう に、 子制御スロ ッ トル弁モデル M 1 を備えるとともに 上 13物理
法則に基づいて構築された物理モデルと して、 スロ ッ 卜ルモァ'ル M
2 、 吸気弁モデル 3 、 コンプレッサモデル M 4 、 ィ ン夕一ク ―ラ モデル M 5 、 吸気管モデル M 6及び吸気弁モデル M 7 を備えている た、 この空気 ■曰.
里推定装置は 、 電子制御ス ロ ッ トル弁 Dジック A
1 を備えている。 なお、 コンプレッサモデル M 4及びィ ン夕一ク一 ラモデル M 5 は、 ィ ンターク一ラ内空気状態推定手段の主要な部分 を構成している。 また、 スロ ッ 卜ルモデル M 2 、 吸気弁モデル M 3
、 吸気管モデル M 6 及び吸気弁モデル M 7 は、 筒内空気 推定手段 の主要な部分を構成している。
モデル M 2 〜 M 7 (スロ ッ トルモデル M 2 、 吸気弁モデル M 3 、 コ ンプレッサモデル M 4、 イ ンタークーラモデル M 5 、 吸気管モ了 ル M 6及び吸気弁モデル M 7 ) は、 ある時ハ占、、における空気の挙動を 表すように上記物理法則に基づいて導き出された数式 (以下、 厂一般 化された数式」 とも言う。) により表される
こ こで、 一般化された数式において使用される値 (変数) は 、 求 めたい値が 「ある時点」 の値であるならば 、 すべて 「め 時点 J の 値でなく てはならない。 即ち、 例えば、 あるモデルが y = f ( X ) という一般化された数式によ り表されているとき、 現時点よ 先の 特定の時点の yの値を求めるには、 変数 X を同先の特定の時点の値 としなければならない。
と ころで、 前述したように、 本空気量推定装置によ り求めたい筒 内空気量は、 現時点 (演算時点) よ り先の時点の値である。 従って
、 後述するよう にモデル M 2 〜 M 7 にて使用するスロッ トル弁開度 Θ t コンプレッサ回転速度 Ncm、 吸気圧力 Pa、 吸気温度 Ta、 ェンジ ン回転速度 NE及び吸気弁 3 2 の開閉タイミ ング VT等の値は、 すべて 現時点より先の時点の値とする必要がある。
のため、 本空気量推定装置は、 目標とするスロ ッ トル弁開度を 決定した時点から遅延させてスロッ 卜ル弁 4 6 を制御する ことによ り 、 現時点よ り先の時点 (現時点から現時点よ り先の第 1 時点 (本 例では 、 現時点から遅延時間 TDだけ経過した後の時点) までの時ハ占、ヽ
) のス Πッ トル弁開度を推定する。
更に 、 上述したよう に、 コ ンプレッサ回転速度 Ncmは現時点から
1口 ί内空 量が推定される先の時点までの短い時間内ではそれほど大 さ <変化しない。 そこで、 本空気量推定装置は、 上記先の時点の ンプレッサ回転速度 Ncmとしてコ ンプレッサ回転速度センサ 6 3 に
よ り検出された現時点のコンプレッサ回転速度 Ncmを採用する。
また、 吸気圧力 Pa、 吸気温度 Ta、 エンジン回転速度 NE及び吸気弁 3 2 の開閉タイミ ング VTも、 上記先の時点までの短い時間内ではそ れほど大きく変化しない。 従って、 本空気量推定装置は、 上記一般 化された数式において、 上記先の時点の吸気圧力 Pa、 吸気温度 Ta、 エンジン回転速度 NE及び吸気弁 3 2の開閉タイミ ング VTとして、 現 時点の吸気圧力 Pa、 吸気温度 Ta、 エンジン回転速度 NE及び吸気弁 3 2 の開閉夕イミング VTをそれぞれ採用する。
以上のように、 本空気量推定装置は、 推定された現時点よ り先の 時点のスロッ トル弁開度 0 tと、 検出された現時点のコンプレッサ回 転速度 Ncmと、 現時点の吸気圧力 Pa、 吸気温度 Ta、 エンジン回転速 度 NE及び吸気弁 3 2 の開閉タイミ ング VTと、 上記モデル M 2〜 M 7 と、 に基づいて同先の時点の筒内空気量を推定する。
以下、 具体的に、 各モデル M l 〜M 7 及びロジック A 1 について 説明する。 なお、 以下に述べるスロッ トルモデル M 2 、 吸気弁モデ ル M 3 、 吸気管モデル M 6及び吸気弁モデル M 7 を表す式の導出は 周知であるため (特開 2 0 0 1 - 4 1 0 9 5号公報及び特開 2 0 0 3 一 1 8 4 6 1 3号公報を参照。)、 本明細書においては詳細な説明 を省略する。
<電子制御スロ ッ トル弁モデル M 1 と電子制御ス ロ ッ トル弁口ジッ ク A 1 >
電子制御スロ ッ トル弁モデル M 1 は、 電子制御スロッ トル弁口ジ ック A 1 と協働して、 現時点までのアクセルペダル操作量 Accpに基 づいて上記第 1 時点までのスロッ トル弁開度 0 tを推定するモデルで ある。
具体的に述べると、 電子制御スロッ トル弁ロジック A 1 は、 図 3 に示したアクセルペダル操作量 Accpと目標スロ ッ トル弁開度 Θ ttと の関係を規定するテーブル及びアクセル開度センサ 6 6 によ り検出 された実際のアクセルペダル操作量 Accpに基づいて暫定的な目標ス ロッ トル弁開度である暫定目標スロッ トル弁開度 0 tt 1 を所定時間 Δ Tt 1 (本例では、 2 m s ) の経過毎に決定する。 また、 電子制御ス ロ ッ トル弁ロジック A 1 は、 タイムチャー トである図 4 に示したよ う に、 この暫定目標スロ ッ トル弁開度 0 tt l を所定の遅延時間 TD ( 本例では、 6 4 m s ) 後の時点 (第 1 時点) の目標スロッ トル弁開 度 0 ttとして設定する。 即ち、 電子制御スロッ トル弁ロジック A 1 は
、 所定の遅延時間 TD前の時点にて決定された暫定目標スロッ トル弁 開度 0 tt 1 を現時点の目標スロッ トル弁開度( ttとして設定する。 そ して、 電子制御スロッ トル弁ロジック A 1 は、 現時点のスロ ッ トル 弁開度 0 taが現時点の目標スロッ トル弁開度 0 ttとなるようにスロッ トル弁ァクチユエ一夕 4 6 aに対して駆動信号を送出する。
と ころで、 電子制御スロ ッ トル弁ロジック A 1 から上記駆動信号 がスロ ッ トル弁ァクチユエ一夕 4 6 a に対して送出される と、 同ス ロ ッ トル弁ァクチユエ一夕 4 6 aの作動の遅れやスロッ トル弁 4 6 の慣性などによ り、 実際のスロ ッ トル弁開度 0 taは、 ある遅れを伴 つて目標スロッ トル弁開度 0 ttに追従する。 そこで、 電子制御スロッ トル弁モデル M 1 は、 (1)式に基づいて遅延時間 TD後の時点における スロッ トル弁開度を推定 (予測) する (図 4を参照。)。
Θ te (k) = Θ te (k - 1) + Δ Tt 1 · f ( Θ tt(k) , Θ te (k ~ 1)) …(1)
( 1)式において、 0 te (k)は今回の演算時点にて新たに推定される予 測ス口ッ トル弁開度 Θ teであ り、 Θ tt(k)は今回の演算時点にて新た に設定された目標スロッ トル弁開度 0 ttであり、 0 te (k— 1)は今回の 演算時点にて既に推定されていた予測スロ ッ トル弁開度 0 te (即ち 、 前回の演算時点にて新たに推定された予測ス ロッ トル弁開度 0 te ) である。 また、 関数 f ( Θ tt , 0 te)は、 図 5 に示したよう に、 Θ ttと teとの差 Δ Θ ( = 6» tt - te)が大きい程大きい値をとる関数 ( Δ 0 に関して単調増加する関数 f ) である。
このよう に、 電子制御スロッ トル弁モデル M 1 は、 今回の演算時 点にて上記第 1 時点 (現時点から遅延時間 TD後の時点) の目標スロ ッ トル弁開度 0 ttを新たに決定するとともに、 上記第 1時点のスロッ トル弁開度 0 teを新たに推定し、 上記第 1 時点までの目標スロ ッ ト ル弁開度 0 ttと予測スロッ トル弁開度 0 teとを、 現時点からの時間経 過に対応させた形で R A M 7 3 に記憶させる (格納する)。 なお、 上 記駆動信号がスロッ トル弁ァクチユエ一夕 4 6 a に対して送出され た時点から殆ど遅れる こ となく実際のスロ ッ トル弁開度 0 taが目標 スロ ッ トル弁開度 0 ttとなる場合には、 (1)式に換えて式 ( 0 te (k) = Θ tt(k) ) を用いてスロッ トル弁開度を推定してもよい。
<スロッ トルモデル M 2 >
スロ ッ トルモデル M 2 は、 本モデルを表す一般化された数式であ り、 エネルギー保存則、 運動量保存則、 質量保存則及び状態方程式 等の物理法則に基づいて得られた(2)式及び(3)式に基づいて、 スロッ
トル弁 4 6 の周囲を通過する空気の流量 (スロッ トル通過空気流量 ) mtを推定するモデルである。 (2)式において、 Ct ( t) はスロ ッ トル弁開度 0 tに応じて変化する流量係数、 At ( 0 t) はスロ ッ トル 弁開度 0 tに応じて変化するスロッ トル開口断面積 (吸気通路内のス ロ ッ トル弁 4 6 の周囲の開口断面積)、 Picはイ ンタークーラ 4 5 内 の空気の圧力であるイ ンタークーラ内圧力 (即ち、 スロ ッ トル弁 4 6 の上流の吸気通路内の空気の圧力であるスロッ トル弁上流圧力)、 Pmは吸気管部内の空気の圧力である吸気管内圧力、 Ticはィ ンター クーラ 4 5 内の空気の温度であるイ ンタークーラ内温度 (即ち、 ス ロ ッ トル弁 4 6 の上流の吸気通路内の空気の温度であるスロ ッ トル 弁上流温度)、 IIは気体定数及び κ は空気の比熱比 (以下、 κ を一定 値として扱う。) である。
Pic
mt = Ct(0t)-At(0t) Φ (Pm/Pic) "'(2)
R'Tic
ここで、 (2)式の右辺の Ct ( Θ t) 及び At ( Θ t) の積である Ct ( Θ t ) · At ( Θ t) は、 スロッ トル弁開度 0 tに基づいて経験的に決定する ことができる。 そこで、 スロッ トルモデル M 2 は、 スロッ トル弁開 度 0 tと、 Ct ( 0 t) * At ( 0 t) と、 の関係を規定するテーブル MAPCTATを R O M 7 2 に記憶させていて、 電子制御スロッ トル弁モ デル M 1 によ り推定された予測スロッ トル弁開度 Θ t(k— 1) ( = Θ te ) に基づいて Ct ( 0 t) · At ( 0 t) ( = MAPCTAT( 0 t(k- 1))) を求め る。
更に、 スロ ッ トルモデル M 2 は、 値 Pm/Picと値 Φ (Pm/Pic)との関 係を規定するテーブル MAP Φを R〇 M 7 2 に記憶させていて、 後述 する吸気管モデル M 6 によ り既に推定されている直前 (最新) の吸 気管内圧力 Pm(k_ l)を後述するィ ンタ一クーラモデル M 5 によ り既 に推定されている直前 (最新) のイ ンタークーラ内圧力 (スロ ッ ト ル弁上流圧力) Pic(k - 1)で除した値 (Pm(k— 1)/Pic(k— 1)) と、 前
記テープル MAP Φ と、 か ら値 Φ (Pm(k一 1)/Pic(k— 1)) ( = MAP Φ (Pm(k - 1)/Pic(k - 1)) ) を求める。 スロッ トルモデル M 2 は、 以上の ように求めた値 Φ (Pm(k一 1)/Pic(k一 1))と、 後述するインターク一ラ モデル M 5 によ り既に推定されている直前 (最新) のイ ンターク一 ラ内圧力 Pic(k— 1)及びインタークーラ内温度 (スロ ッ トル弁上流温 度) Tic(k一 1)と、 を上記(2)式に適用してスロ ッ トル通過空気流量 mt(k - 1)を求める。
<吸気弁モデル M 3 >
吸気弁モデル M 3 は、 吸気管部内の空気の圧力である吸気管内圧 力 Pm、 吸気管部内の空気の温度である吸気管内温度 Tm及びィ ンタ —ク一ラ内温度 Tic等から吸気弁 3 2 の周囲を通過して気筒内に流入 する空気の流量である筒内流入空気流量 mcを推定するモデルである 。 吸気行程 (吸気弁 3 2 の閉弁時も含む) における気筒内 (シリ ン ダ 2 1 内、 燃焼室 2 5 内) の圧力は吸気弁 3 2 の上流の圧力、 即ち 、 吸気管内圧力 Pmとみなすことができるので、 筒内流入空気流量 mc は吸気弁閉弁時の吸気管内圧力 Pmに比例すると考えることができる 。 そこで、 吸気弁モデル M 3 は、 筒内流入空気流量 mcを、 本モデル を表す一般化された数式であ り、 経験則に基づく下記(5)式にしたが つて求める。
mc = ( Tic/Tm) · ( c · Pm - d) …(5)
上記(5)式において、 値 cは比例係数及び値 dは気筒内に残存してい た既燃ガス量を反映した値である。 値 cは、 エンジン回転速度 NE及 び吸気弁 3 2 の開閉タイミング VTと定数 cとの関係を規定するテープ ル MAPC、 現時点のエンジン回転速度 NE及び現時点の吸気弁 3 2 の 開閉夕イミ ング V から求めることができる(c=MAP C(NE ,VT))。 吸気 弁モデル M 3 は、 上記テ一ブル MAPCを R 0 M 7 2 に記憶させてい る。 同様に、 値 dは、 エンジン回転速度 NE及び吸気弁 3 2 の開閉夕 イミング VTと定数 dとの関係を規定するテーブル MAPD、 現時点のェ ンジン回転速度 NE及ぴ現時点の吸気弁 3 2 の開閉夕イミ ング VTから 求めることができる(d=MAPD (NE,VT))。 吸気弁モデル M 3 は、 上記 テーブル MAPDを R〇 M 7 2 に記憶させている。
吸気弁モデル M 3 は、 後述する吸気管モデル M 6 によ り既に推定 されている直前 (最新) の吸気管内圧力 Pm(k— 1)及び吸気管内温度 Tm(k— 1)と、 後述するイ ン夕一クーラモデル M 5 により既に推定さ れている直前 (最新) のイ ンタークーラ内温度 Tic(k— 1)と、 を上記
(5)式に適用し、 筒内流入空気流量 mc(k— 1)を推定する。
<コンプレッサモデル M 4〉
コンプレッサモデル M 4は、 インタークーラ内圧力 Pic、 コンプレ ッサ回転速度 Ncm等に基づいて、 コンプレッサ 9 1 aから流出する 空気 (イ ンタ一クーラ 4 5 に供給される空気) の流量 (コ ンプレツ サ流出空気流量) mcm及びイ ンタークーラ 4 5 に供給される空気が 過給機 9 1 のコ ンプレッサ 9 1 a を通過する際に単位時間あたり に 同コンプレッサ 9 1 a によ り与えられるコ ンプレッサ付与エネルギ 一 (第 1エネルギー) Ecmを推定するモデルである。
先ず、 本モデルにより推定されるコンプレッサ流出空気流量 mcm について説明する。 コンプレッサ流出空気流量 mcmは、 イ ンターク 一ラ内圧力 Picを吸気圧力 Paで除した値 Pic/Paと、 コンプレッサ回転 速度 Ncmと、 に基づいて経験的に推定する ことができる。 従って、 コ ンプレッサ流出空気流量 mcmは、 イ ンタークーラ内圧力 Picを吸気 圧力 Paで除した値 Pic/Pa及ぴコンプレッサ回転速度 Ncmとコ ンプレ ッサ流出空気流量 mcmとの関係を規定するテーブル MAPMCM、 ィ ン タ一クーラ内圧力 Picを吸気圧力 Paで除した値; Pic/Pa及びコンプレツ サ回転速度 Ncmに基づいて求められる。
コ ンプレッサモデル M 4 は、 図 6 に示したよ うな上記テーブル MAPMCMを R O M 7 2 に記憶させている。 コンプレッサモデル M 4 は、 後述するイ ンタークーラモデル M 5 によ り既に推定されている 直前 (最新) のイ ンタークーラ内圧力 Pic(k— 1)を現時点の吸気圧力 Paで除した値 Pic(k— 1)/Paと、 コ ンプレッサ回転速度センサ 6 3 に よ り検出された現時点のコンプレッサ回転速度 Ncmと、 上記テ一ブ ル MAPMCMと、 か ら コ ンプレ ッ サ流出空気流量 mcm(k— 1) ( = MAPMCM(Pic(k - l)/Pa,Ncm) ) を推定する。
なお、 コンプレッサモデル M 4は、 上記テ一ブル MAPMCMに代え て、 標準状態のイ ンタークーラ内圧力 Picstdを標準圧力 Pstdで除し た値 Picstd/Pstd及び同標準状態のコンプレツサ回転速度 Ncmstdと、 同標準状態のコンプレツサ流出空気流量 mcmstdと、 の関係を規定す るテ一ブル MAPMCMSTDを R O M 7 2 に記憶させていてもよい。 こ こで、 標準状態は、 コ ンプレッサ 9 1 a に流入する空気であるコ ン プレッサ流入空気の圧力が標準圧力 Pstd (例えば、 9 6 2 7 6 P a ) であると ともにコ ンプレッサ流入空気の温度が標準温度 Tstd (例 えば、 3 0 3 . 0 2 K ) である状? Jである。
この場合、 コンプレッサモデル M 4は、 インタークーラ内圧力: Pic を吸気圧力 Paで除した値 Pic/Paと、 コンプレッサ回転速度センサ 6 3 によ り検出された現時点のコンプレツサ回転速度 Ncmを下記(6)式 の右辺に適用して得られる標準状態のコンプレッサ回転速度 Ncmstd と、 上記テ一ブル MAPMCMSTDと、 から上記標準状態のコンプレツ サ流出空気流量 mcmstdを求め、 同求めた標準状態のコンプレッサ流 出空気流量 mcmstdを下記(7)式の右辺に適用してコンプレッサ流入空 気の圧力が吸気圧力 P aであるとともにコンプレッサ流入空気の温度 が吸気温度 Taである状態のコ ンプレッサ流出空気流量 memを求める
次に、 本モデルによ り 推定されるコ ンプレ ッサ付与エネルギー Ecmについて説明する。 コンプレッサ付与エネルギー E cmは、 本モ デルの一部を表す一般化された数式であ り、 エネルギー保存則に基 づいた下記(8)式、 コンプレッサ効率 7? 、 コンプレッサ流出空気流量 mcm、 インタークーラ内圧力 Picを吸気圧力 Paで除した値 Pic/P a及び 吸気温度 Taによ り求められる。
Pic
Ecm = Cp■ mcm■ Ta -- …
Pa Ό
こ こで、 Cpは空気の定圧比熱である。 また、 コンプレッサ効率?7 は、 コ ンプレッサ流出空気流量 mcmと、 コ ンプレッサ回転速度 Ncm と、 に基づいて経験的に推定する ことができる。 従って、 コ ンプレ ッサ効率 η は、 コ ンプレッサ流出空気流量 mem及びコンプレッサ回 転速度 Ncraと コ ンプレ ッ サ効率 7? と の関係を規定するテーブル MAPETA、 コ ンプレッサ流出空気流量 mem及びコ ンプレッサ回転速 度 Ncmに基づいて求められる。
コ ンプレッサモデル M 4 は、 図 7 に示したよ うな上記テーブル MAPETAを R O M 7 2 に記憶させている。 コンプレッサモデル M 4 は、 上記推定されたコンプレッサ流出空気流量 mcm(k— 1)と、 コ ン プレッサ回転速度センサ 6 3 によ り検出された現時点のコ ンプレツ サ回転速度 Ncmと、 上記テーブル MAPETAと、 からコ ンプレッサ効 率 (k— 1) ( = MAPETA(mcm (k - l) , Ncm) ) を推定する。
そして、 コ ンプレッサモデル M 4は、 同推定されたコ ンプレッサ 効率?7 (k— 1)と、 上記推定されたコ ンプレッサ流出空気流量 mcm(k 一 1)と、 後述するイ ンタークーラモデル M 5 によ り既に推定されて いる直前 (最新) のイ ンタ一クーラ内圧力 Pic(k— 1)を現時点の吸気 圧力 P aで除した値 Pic(k— 1)/P aと、 現時点の吸気温度 Taと、 を上記 (8)式に適用してコンプレッサ付与エネルギー Ecm(k— 1)を推定する 。 なお、 図 6及び図 7 に示したよう に、 コ ンプレッサ流出空気流量 mem及びコ ンプレッサ効率? は、 コンプレッサ回転速度 Ncmと非常 に相関が強い。 従って、 コ ンプレッサ流出空気流量 mcm及びコ ンプ レッサ効率 77 に基づいて推定されるコ ンプレッサ付与エネルギー
Ecmも、. コンプレッサ回転速度 Ncmと非常に相関が強い。
ここで、 コ ンプレッサモデル M 4の一部を記述した上記(8)式の導 出過程について説明する。 以下、 コンプレッサ 9 1 a に流入してか ら流出するまでの空気のエネルギーのすべてが温度上昇に寄与する (即ち、 運動エネルギーを無視する) ことを仮定する。
コンプレッサ 9 1 a に流入する空気であるコンプレッサ流入空気 の流量を mi及ぴ同コンプレッサ流入空気の温度を Tiとおく とともに 、 コ ンプレッサ 9 l aから流出する空気であるコンプレッサ流出空 気の流量を mo及び同コンプレッサ流出空気の温度を Toとおく と、 コ ンプレッサ流入空気のエネルギーは Cp · mi · Tiとなり、 コ ンプレツ サ流出空気のエネルギーは Cp · mo · Toとなる。 コンプレッサ流入空 気のエネルギーにコ ンプレッサ付与エネルギー Ecmを加えたエネル ギ一はコ ンプレッサ流出空気のエネルギーと等しいので、 エネルギ 一保存則に基づく下記(9)式が得られる。
Cp · mi · Ti + Ecm = Cp · mo · To …(9)
と ころで、 コ ンプレッサ流入空気の流量 miはコンプレッサ流出空 気の流量 moと等しいので、 下記(10)式が得られる。
Ecm = Cp · mo · (To - Ti) …(10)
一方、 コンプレッサ効率 77 は、 下記(11)式により定義される。
こ こで、 Piはコ ンプレッサ流入空気の圧力及び Poはコ ンプレッサ 流出空気の圧力である。 上記(11)式を上記(10)式に代入すると、 下記 ( 12)式が得られる。
Po κ 1
Ecm = Cp"mo"l ι 一 1 (12)
Pi
ところで、 コ ンプレッサ流入空気の圧力: Pi及び温度 は、 それぞ れ吸気圧力 P a及び吸気温度 Taと等しいと考える ことができる。 また 、 圧力は温度に比較して伝播しやすいので、 コ ンプレッサ流出空気 の圧力 Poはィ ンタークーラ内圧力 Picと等しいと考えることができる 。 更に、 コンプレッサ流出空気の流量 moはコンプレッサ流出空気流 量 memである。 これらを考慮すれば、 上記(12)式から上記(8)式が得 られる。
<ィン夕一クーラモテリレ M 5 >
イ ンタークーラモデル M 5 は、 本モデルを表す一般化された数式 であ り、 質量保存則とエネルギー保存則とにそれぞれ基づいた下記 ( 13)式及び下記(14)式、 吸気温度 Ta、 インタ一クーラ部に流入する空 気の流量 (即ち、 コンプレッサ流出空気流量) mcm、 コンプレッサ 付与エネルギー E cm及びイ ンタークーラ部から流出する空気の流量 (即ち、 スロッ トル通過空気流量) mtから、 イ ンタークーラ内圧力 Pic及びイ ンタークーラ内温度 Ticを求めるモデルである。 なお、 下 記(13)式及び下記(14)式において、 Vicはィ ンタークーラ部の容積で ある。
d(Pic/Tic) / dt = (R/Vic) - (mcm— mt) ·'· ( 13)
dPic/dt = κ · (R/Vic) · (mcm · Ta— mt · Tic)
+ ( κ - l)/(Vic) · (Ecm - K · (Tic - Ta)) …(14)
イ ンタークーラモデル M 5 は、 コ ンプレッサモデル M 4 によ り取 得されたコ ンプレッサ流出空気流量 ni cni (k— 1)及びコ ンプレッサ付 与エネルギー Ecm (k— 1)と、 スロッ トルモデル M 2 により取得された スロッ トル通過空気流量 mt(k— 1)と、 現時点の吸気温度 Taと、 を上
記(13)式及び上記(14)式の右辺に適用する。 そして、 (13)式及び(14) 式に基づく計算を行って、 最新のインターク一ラ内圧力 Pic(k)及びィ ンタ一クーラ内温度 Tic(k)を推定する。
こ こで、 インタークーラモデル M 5 を記述した上記(13)式及び上記 (14)式の導出過程について説明する。 先ず、 イ ンタ一クーラ部内の空 気に関する質量保存側に基づく(13)式について検討する。 イ ンターク ーラ部の総空気量を Mとすると、 総空気量 Mの単位時間あたりの変化 量 (時間的変化) は、 イ ンタークーラ部に流入する空気の流量に相 当するコンプレッサ流出空気流量 m cmと、 同イ ンタ一クーラ部から 流出する空気の流量に相当するスロッ トル通過空気流量 mtと、 の差 であるから、 質量保存則に基づく下記(15)式が得られる。
dM/ dt = mcm - mt … (15)
また、 状態方程式は下記(16)式となるから、 上記(15)式に下記(16) 式を代入して総空気量 Mを消去する とともに、 ィ ンタークーラ部の 容積 Vicが変化しないこ とを考慮する と、 質量保存則に基づく 上記 ( 13)式が得られる。
Pic - Vic = M - R - Tic …(16)
次に、 イ ン夕一クーラ部内の空気に関するエネルギー保存則に基 づく(14)式について検討する。 インターク一ラ部内の空気のエネルギ " M - Cv ic ( Cvは空気の定容比熱) の単位時間あたり の変化量 ( d(M - Cv - Tic)/dt ) は、 単位時間あた り にイ ン夕一クーラ部内の空気 に与えられるエネルギーと、 単位時間あたり に同イ ンタークーラ部 内の空気から奪われるエネルギーと、 の差に等しい。 以下、 イ ンタ —クーラ部内の空気のエネルギーのすべてが温度上昇に寄与する ( 即ち、 運動エネルギ一を無視する〉 ことを仮定する。
上記イ ンターク一ラ部内の空気に与えられるエネルギーは、 イ ン 夕一クーラ部に流入する空気のエネルギーである。 このィ ンターク ーラ部に流入する空気のエネルギ一は、 コ ンプレッサ 9 1 a によ り 圧縮されないと仮定した場合に吸気温度 Taのままイ ンタークーラ部 に流入する空気のエネルギー Cp · mcm · Taと、 イ ンタークーラ部に 流入する空気に過給機 9 1 のコ ンプレッサ 9 1 a により与えられる コンプレッサ付与エネルギー Ecmと、 の和に等しい。
一方、 上記イ ンタークーラ部内の空気から奪われるエネルギーは 、 イ ンタークーラ部か ら流出する空気のエネルギー Cp · mt · Ticと 、 イ ンタークーラ 4 5 内の S気とイ ン夕一クーラ 4 5 の壁との間で
交換されるエネルギーである第 2エネルギーと、 の和に等しい。
この第 2 エネルギーは、 一般的な経験則に基づく式から、 イ ンタ 一クーラ 4 5 内の空気の温度 Ticと、 イ ンタークーラ 4 5 の壁の温度 Ticwと、 の差に比例する値 K · (Tic - Ticw)と して求められる。 こ こ で、 Kは、 インタークーラ 4 5 の表面積と、 インターク一ラ 4 5 内の 空気とイ ンタ一クーラ 4 5 の壁との間の熱伝達率と、 の積に応じた 値である。 ところで、 上述したよう に、 イ ンタークーラ 4 5 は、 内 燃機関 1 0 の外部の空気によ り吸気通路内の空気を冷却するよう に なっているので、 イ ンタークーラ 4 5 の壁の温度 Ticwは内燃機関 1 0 の外部の空気の温度と略等しい。 従って、 イ ンタークーラ 4 5 の 壁の温度 Ticwは吸気温度 Taと等しいと考える ことができるので、 第 2エネルギーは、 値 K · (Tic一 Ta)として求められる。
以上によ り、 イ ンタークーラ部内の空気に関するエネルギー保存 則に基づく下記(17)式が得られる。
d(M-CvTic)/dt= Cp-mcm-Ta- Cp - nit- Tic
+ Ecm— K · (Tic— Ta) …(17)
ところで、 比熱比 κは下記(18)式、 マイヤ一の関係は下記(19)式で 示されるから、 上記(16)式 (Pic'Vic=M':R'Tic)、 下記(18)式及び下 記(19)式を用いて上記(17)式を変形することによ り、 上記(14)式が得 られる。 ここで、 イ ンタ一クーラ部の容積 Vicは変化しないことが考 慮されている。
κ = Cp/Cv … (18)
Cp= Cv+ R - (19)
<吸気管モデル M 6 >
吸気管モデル M 6 は、 本モデルを表す一般化された数式であ り 、 質量保存則とエネルギー保存則とにそれぞれ基づいた下記( 20 )式及び 下記(21)式、 吸気管部に流入する空気の流量 (即ち、 スロッ トル通過 空気流量) mt、 イ ンターク一ラ内温度 (即ち、 スロッ トル弁上流温 度) Tic及び吸気管部から流出する空気の流量 (即ち、 筒内流入空気 流量) mcから、 吸気管内圧力 Pm及び吸気管内温度 Tmを求めるモデ ルである。 なお、 下記(20)式及び下記(21)式において、 Vmは吸気管 部 (スロ ッ トル弁 4 6から吸気弁 3 2 までの吸気通路) の容積であ る。
d(Pm/Tm)/dt= ( /Vm) - (mt— mc) …(20)
dPm/dt= κ · (R/Vm) · (mt · Tic- mc · Tm) 〜(21)
吸気管モデル M 6 は、 スロッ トルモデル M 2 によ り取得されたス 口 ッ トル通過空気流量 mt(k— 1)と、 吸気弁モデル M 3 によ り取得さ れた筒内流入空気流量 mc(k— 1)と、 イ ンタークーラモデル M 5が推 定した最新のインタ一クーラ内温度 (スロッ トル弁上流温度) Tic(k) と、 を上記(20)式及び上記(21)式の右辺に適用する。 そして、 (20)式 及び(21)式に基づく計算を行って、 最新の吸気管内圧力 Pm(k)及び吸 気管内温度 Tm(k)を推定する。
<吸気弁モデル M 7 >
吸気弁モデル M 7 は、 上述の吸気弁モデル M 3 と同様のモデルを 含んでいる。 吸気弁モデル M 7 においては、 上記吸気管モデル M 6 が推定した最新の吸気管内圧力 Pm(k)及び吸気管内温度 Tm(k)と、 上 記イ ンタークーラモデル M 5が推定した最新のイ ンタ一クーラ内温 度 Tic(k)と、 を本モデルを表す一般化された数式であり上記経験則に 基づく(5)式 (mc= (Tic/Tm) · (c · Pm— d)) に適用して最新の筒内 流入空気流量 mc(k)を求める。 そして、 吸気弁モデル M 7 は、 求めた 筒内流入空気流量 mc(k)に現時点のエンジン回転速度 NE及び現時点 の吸気弁 3 2 の開閉タイ ミ ング VTから算出される吸気弁 3 2が開弁 してから閉弁するまでの時間 Tintを乗じる ことによ り推定される筒 内空気量である予測筒内空気量 KLfwdを求める。
次に、 電気制御装置 7 0 の実際の作動について、 図 8 〜図 1 2 を 参照しながら説明する。
<ス口ッ トル弁開度推定 >
C P U 7 1 は、 図 8 にフローチヤ一 トによ り示したスロッ トル弁 開度推定ルーチンを所定の演算周期 Δ Tt 1 (本例では、 2 m s ) の 経過毎に実行する ことによ り、 上記電子制御スロ ッ トル弁モデル M 1 及び上記電子制御スロ ッ トル弁ロジック A 1 の機能を達成する。 具体的に述ぺると、 C P U 7 1 は所定のタイ ミ ングにてステップ 8 0 0 から処理を開始し、 ステップ 8 0 5 に進んで変数 i に Γ 0」 を 設定し、 ステップ 8 1 0 に進んで変数 i が遅延回数 ntdlyと等しいか 否かを判定する。 この遅延回数 ntdlyは、 遅延時間 TD (本例では、 6 m s ) を上記演算周期 A Tt l で除した値 (本例では、 3 2 ) であ る。
この時点で変数 i は 「 0」 であるから、 C P U 7 1 はステップ 8 1 0 にて 「 N o」 と判定し、 ステップ 8 1 5 に進んで目標スロッ ト ル弁開度 0 tt(i)に目標スロ ッ トル弁開度 0 tt(i+l)の値を格納すると
ともに、 続く ステップ 8 2 0 にて予測スロッ トル弁開度 S te(i)に予 測スロ ッ トル弁開度 0 te(i+ l)の値を格納する。 以上の処理によ り、 目標スロ ッ トル弁開度 0 tt(0)に目標スロッ トル弁開度 0 tt(l)の値が 格納され、 予測スロッ トル弁開度 te (0)に予測スロッ トル弁開度 0 te(l)の値が格納される。
次いで、 C P U 7 1 は、 ステップ 8 2 5 にて変数 i の値を 「 1 」 だけ増大してステップ 8 1 0 にもどる。 そして、 変数 i の値が遅延 回数 ntdlyよ り小さければ、 再びステップ 8 1 5〜 8 2 5 を実行する 。 即ち、 ステップ 8 1 5〜 8 2 5 は、 変数 i の値が遅延回数 ntdlyと 等しく なるまで繰り返し実行される。 これによ り、 目標スロ ッ トル 弁開度 0 tt(i+ l)の値が目標スロ ッ トル弁開度 0 tt(i)に順次シフ 卜 さ れ、 予測スロ ッ トル弁開度 0 te (i+ l)の値が予測スロ ッ トル弁開度 0 te (i)に順次シフ トされて行く。
前述のステップ 8 2 5が繰り返される こ とによ り変数 i の値が遅 延回数 ntdlyと等しくなると、 C P U 7 1 はステップ 8 1 0 にて 「丫 e s 」 と判定してステップ 8 3 0 に進み、 同ステップ 8 3 0 にて現 時点のアクセルペダル操作量 Accpと、 図 3 に示したテーブルと、 に 基づいて今回の暫定目標スロッ トル弁開度 0 tt l を求め、 これを遅延 時間 TD後の目標スロッ トル弁開度 0 ttとするために目標スロ ッ トル 弁開度 0 tt(ntdly)に格納する。
次に、 C P U 7 1 はステップ 8 3 5 に進み、 同ステップ 8 3 5 に て、 前回の演算時点にて同演算時点から遅延時間 TD後の予測ス口ッ トル弁開度 S teとして格納した予測スロッ トル弁開度 0 te(ntdly一 1) と、 上記ステップ 8 3 0 にて遅延時間 TD後の目標スロッ トル弁開度 0 ttと して格納した目標スロ ッ トル弁開度 3 tt(ntdly)と、 上記(1)式 (の右辺) に基づく ステップ 8 3 5 内に示した式と、 に応じて現時 点から遅延時間 TD後の予測スロッ トル弁開度 0 te(ntdly)を算出する 。 そして、 ステップ 8 4 0 にて実際のスロ ッ トル弁開度 0 taが目標 スロ ッ トル弁開度 0 tt(0)となるよう にスロッ トル弁ァクチユエ一夕 4 6 a に対して駆動信号を送出し、 ステップ 8 9 5 に進んで本ル一 チンを一旦終了する。
以上のよう に、 目標スロッ トル弁開度 S ttに関するメモリ ( R A M 7 3 ) においては、 本ル一チンが実行される毎にメモリ の内容が一 つずっシフ ト されていき、 目標スロ ッ トル弁開度 0 tt(0)に格納され た値が、 電子制御スロッ トル弁ロジック A 1 によ りスロ ッ トル弁ァ
クチユエ一夕 4 6 aに出力される目標スロッ トル弁開度 0 ttとして設 定される。 即ち、 今回の本ルーチンの実行によ り 目標スロ ッ トル弁 開度 0 tt(ntdly)に格納された値は、 今後において本ル一チンが遅延 回数 ntdlyだけ繰り返されたとき (遅延時間 TD後) に 0 tt(0)に格納 される。 また、 予測スロッ トル弁開度 0 teに関するメモリ において は、 同メモリ 内の 0 te(in) に現時点から所定時間(m · Δ Τΐ) 経過後 の予測スロッ トル弁開度 Θ teが格納される。 この場合の値 mは、 0 〜 ntdlyの整数である。
<筒内空気量推定 >
一方、 C P U 7 1 は、 図 9 にフローチャー トによ り示した筒内空 気量推定ルーチンを所定の演算周期 Δ Τ1; 2 (本例では、 8 m s ) の 経過毎に実行する ことにより、 現時点よ り先の時点の筒内空気量を 推定する。 具体的に説明すると、 所定のタイ ミ ングになったとき、 C P U 7 1 はステップ 9 0 0から処理を開始し、 ステップ 9 0 5 に 進んで上記ス ロ ッ トルモデル M 2 によ り ス ロ ッ トル通過空気流量 mt(k一 1)を求めるため、 図 1 0 のフ口一チャー トに示したステップ 1 0 0 0 に進む。
次いで、 C P U 7 1 は、 ステップ 1 0 0 5 に進んで、 図 8 のスロ ッ トル弁開度推定ルーチンによ りメモリ に格納されている 0 te(m) ( mは、 0 〜! itdlyの整数) から、 現時点よ り所定の時間間隔 Δ ΐΟ (本 例では、 特定の気筒の燃料噴射開始時期前の所定の時点 (噴射燃料 量を決定する必要がある最終の時点) から同気筒の吸気行程におけ る吸気弁 3 2 の閉弁時 (第 2時点) までの時間) だけ後の時点と最 も近い時点のスロ ッ トル弁開度と して推定された予測スロッ トル弁 開度 0 te(m)を予測スロッ トル弁開度 S t(k— 1)として読み込む。 以下 、 説明の便宜上、 前回の演算時点における上記予測スロ ッ トル弁開 度 0 t(k— 1)に対応する時点を前回推定時点 tlとし、 今回の演算時点 における上記予測スロッ トル弁開度 0 t(k— 1)に対応する時点を今回 推定時点 t2とする (第 1 時点、 所定の時間間隔 Δ ΐ0、 前回推定時点 tl及び今回推定時点 t2の関係を示した模式図である図 1 1 を参照。) そして、 C P U 7 1 は、 ステップ 1 0 1 0 に進んで、 上記(2)式の Ct ( Θ t) - At ( Θ t) を、 上記テーブル MAPCTATと、 予測スロ ッ ト ル弁開度 0 t(k— 1)と、 から求める。
次に、 0 11 7 1 はステップ 1 0 1 5 に進んで、 前回の図 9'のル
一チンの実行時における後述するステップ 9 2 5 にて求められた前 回推定時点 tlにおける吸気管内圧力 Pm(k— 1)を前回の図 9 のル一チ ンの実行時における後述するステッ プ 9 2 0 にて求められた前回推 定時点 tlにおけるインタ一クーラ内圧力 Pic(k— 1)で除した値 (Pm(k — 1)/Pic(k— 1)) と、 上記テーブル ΜΑΡ Φ と、 か ら値 (Pm(k— 1)/Pic(k- 1))を求める。
そして、 。 ? 11 7 1 はステップ 1 0 2 0 に進んで、 上記ステップ 1 0 1 0及ぴステップ 1 0 1 5 にてそれぞれ求めた値と、 上記スロ ッ トルモデル M 2 を表す (2)式に基づく ステップ 1 0 2 0 内に示した 式と、 前回の図 9 のルーチンの実行時における後述するステップ 9 2 0 にて求め られた前回推定時点 tlにおけるイ ンタークーラ内圧力 Pic(k- 1)及びィ ンターク一ラ内温度 Tic(k— 1)と、 に基づいて前回推 定時点 tlにおけるスロ ッ トル通過空気流量 mt(k— 1)を求め、 ステツ プ 1 0 9 5 を経由して図 9のステップ 9 1 0 に進む。
C P U 7 1 は、 ステップ 9 1 0 にて上記吸気弁モデル M 3 を表す (5)式の係数 cを、 上記テ一ブル MAPCと、 現時点のエンジン回転速度 NE及び現時点の吸気弁 3 2の開閉タイミ ング VTと、 から求める。 ま た、 同様に値 dを、 上記テーブル MAPDと、 現時点のエンジン回転速 度 NE及び現時点の吸気弁 3 2 の開閉タイミ ング VTと、 から求める。 そして、 C P U 7 1 は、 同ステップ 9 1 0 にて上記吸気弁モデル M 3 を表す(5)式に基づく ステップ 9 1 0 内に示した式と、 前回の本ル 一チンの実行時における後述するステップ 9 2 0 にて求められた前 回推定時点 tlにおけるイ ンタークーラ内温度 Tic(k一 1)と、 前回の本 ル一チンの実行時における後述するステップ 9 2 5 にて求められた 前回推定時点 tlにおける吸気管内圧力 Pm(k— 1)及び吸気管内温度 Tm(k一 1)と、 に基づいて前回推定時点 tlにおける筒内流入空気流量 mc(k- 1)を求める。
次に、 C P U 7 1 はステップ 9 1 5 に進んで上記コ ンプレッサモ デル M 4 によ り コ ンプレッサ流出空気流量 mcin(k— 1)及びコ ンプレ ッサ付与エネルギー Ecm(k— 1)を求めるため、 図 1 2 のフローチヤ一 トに示したステップ 1 2 0 0 に進む。
次いで、 C P U 7 1 は、 ステップ 1 2 0 5 に進んでコ ンプレッサ 回転速度センサ 6 3 によ り検出されたコ ンプレッサ回転速度 Ncmを 読み込む。 次に、 C P U 7 1 は、 ステップ 1 2 1 0 に進んで、 上記 テーブル MAPMCMと、 前回の図 9 のルーチンの実行時における後述
するステップ 9 2 0 にて求められた前回推定時点 tlにおけるイ ンタ —クーラ内圧力 Pic(k— 1)を現時点の吸気圧力 Paで除した値 Pic(k— 1)/Pa及び上記ステップ 1 2 0 5 にて読み込んだコンプレッサ回転速 度 Ncmと、 から前回推定時点 tlにおけるコンプレッサ流出空気流量 mcm(k— 1) 求める。
そして、 C P U 7 1 は、 ステップ 1 2 1 5 に進んで、 上記テ一ブ ル MAPETAと、 上記ステップ 1 2 1 0 にて求められたコ ンプレッサ 流出空気流量 mcm(k— 1)及び上記ステップ 1 2 0 5 にて読み込んだ コ ンプレッサ回転速度 Ncmと、 からコンプレッサ効率 (k一 1)を求 める。
次に、 C P U 7 1 は、 ステップ 1 2 2 0 に進んで、 前回の図 9 の ルーチンの実行時における後述するステップ 9 2 0 にて求められた 前回推定時点 tlにおけるイ ンターク一ラ内圧力 Pic(k— 1)を現時点の 吸気圧力 Paで除した値 Pic(k— 1)/Paと、 上記ステップ 1 2 1 0 にて 求めたコ ンプレッサ流出空気流量 mcin(k— 1)と、 上記ステップ 1 2 1 5 にて求めたコ ンプレッサ効率 (k一 1)と、 現時点の吸気温度 Ta と、 コンプレッサモデル M 4の一部を表す上記(8)式に基づくステツ プ 1 2 2 0 内に示した式と、 に基づいて前回推定時点 tlにおけるコ ンプレッサ付与エネルギー Ecm(k— 1)を求め、 ステップ 1 2 9 5 を経 由して図 9 のステップ 9 2 0 に進む。
C P U 7 1 は、 ステップ 9 2 0 にて上記イ ンタ一クーラモデル M 5 を表す(13)式及び(14)式を離散化したステツプ 9 2 0内に示した式 (差分方程式) と、 上記ステップ 9 0 5及ぴステップ 9 1 5 にてそ れぞれ求めたスロッ トル通過空気流量 mt(k— 1)、 コンプレッサ流出 空気流量 mcm(k— 1)及びコンプレツサ付与エネルギー Ecm(k— 1)と、 に基づいて、 今回推定時点 t2におけるイ ンタークーラ内圧力 Pic(k)と 、 同インタークーラ内圧力 Pic(k)を今回推定時点 t2におけるイ ンター クーラ内温度 Tic(k)にて除した値 { Pic/Tic} (k)と、 を求める。 なお 、 Δ t はイ ンタ一クーラモデル M 5及び後述する吸気管モデル M 6 で使用される離散間隔を示し、 式 ( Δ t = t2— tl) によ り表される 。 即ち、 ステップ 9 2 0 においては、 前回推定時点 tlにおけるイ ン 夕一クーラ内圧力: Pic(k— 1)及びィ ンタークーラ内温度 Tic(k一 1)等か ら、 今回推定時点 t2におけるィ ンタ一クーラ内圧力 Pic(k)及びィ ン夕 一クーラ内温度 Tic(k)が求められる。
次に、 C P U 7 1 はステップ 9 2 5 に進み、 上記吸気管モデル M
6 を表す(20)式及び(21)式を離散化したステップ 9 2 5 内に示した式 (差分方程式) と、 上記ステップ 9 0 5及びステップ 9 1 0 にてそ れぞれ求めたスロッ トル通過空気流量 mt(k— 1)及び筒内流入空気流 量 mc(k— 1)と、 前回の本ル一チンの実行時における上記ステップ 9 2 0 にて求められた前回推定時点 t lにおけるイ ンタークーラ内温度 Tic(k一 1)と、 に基づいて、 今回推定時点 t2における吸気管内圧力 Pm (k)と、 同吸気管内圧力 Pm(k)を今回推定時点 t2における吸気管内 温度 Tm(k)にて除した値 { Pm/Tm } (k)と、 を求める。 即ち、 ステツ プ 9 2 5 においては、 前回推定時点 t lにおける吸気管内圧力 Pm(k— 1)及び吸気管内温度 Tm(k— 1)等から、 今回推定時点 t2における吸気 管内圧力 Pm(k)及び吸気管内温度 Tm(k)が求められる。
次いで、 C P U 7 1 は、 ステップ 9 3 0 にて上記吸気弁モデル M 7 を表す(5)式を用いて今回推定時点 t2における筒内流入空気流量 mc(k)を求める。 このとき、 係数 c及び値 dとして、 上記ステップ 9 1 0 にて求めた値を使用する。 また、 イ ンタークーラ内温度 Tic(k)、 吸 気管内圧力 Pm(k)及び吸気管内温度 Tm(k)は、 上記ステップ 9 2 0及 びステップ 9 2 5 にてそれぞれ求められた今回推定時点 t2における 値 (最新の値) を用いる。
そして、 C P U 7 1 は、 ステップ 9 3 5 に進んで現時点のェンジ ン回転速度 NEと、 現時点の吸気弁 3 2 の開閉タイミ ング VTと、 によ り求められる吸気弁開弁時間 (吸気弁 3 2 が開弁してから閉弁する までの時間) Tintを計算し、 続く ステップ 9 4 0 にて上記今回推定 時点 t2における筒内流入空気流量 mc(k)に吸気弁開弁時間 Tintを乗じ て予測筒内空気量 KLfwdを算出し、 ステップ 9 9 5 に進んで本ルー チンを一旦終了する。
このよう に、 検出されたコ ンプレッサ回転速度 Ncmに基づいて、 前回推定時点 t lのコ ンプレッサ流出空気流量 mcm(k— 1)及びコ ンプ レッサ付与エネルギー Ecm(k— 1)が推定される。 次に、 同推定された コ ンプレッサ流出空気流量 mcm (k— 1)及びコ ンプレッサ付与エネル ギ一 E cm(k _ 1)に基づいて、 前回推定時点 よ り微小時間 Δ t だけ先 の今回推定時点 t2のィ ン夕一クーラ内圧力 Pic(k)及びィ ンターク一ラ 内温度 Tic(k)が推定される。 そして、 同推定されたイ ンターク一ラ内 圧力 Pic(k)及びィ ンタ一クーラ内温度 Tic(k)に基づいて、 同今回推定 時点 t2の予測筒内空気量 KLfwdが推定される。
以上のよう に算出される予測筒内空気量 KLfwdについて、 更に、
説明する。 こ こで、 説明の便宜上、 図 9 の筒内空気量推定ルーチン の演算周期△ Tt 2がク ランク軸 2 4が 3 6 0 ° 回転する時間よ り も 十分に短い場合であって、 且つ、 所定の時間間隔 Δ t0が大きく変化 しない場合を考える。 このとき、 今回推定時点 t2は、 上述した筒内 空気量推定ルーチンの実行が繰り返される毎に略演算周期 Δ Tt 2 だ け先の時点へと移行していく。 そして、 特定の気筒の燃料噴射開始 時期前の所定の時点 (噴射燃料量を決定する必要がある最終の時点 ) にて本ルーチンが実行される と、 今回推定時点 t2は上記第 2 時点
(同気筒の吸気行程における吸気弁 3 2 の閉弁時) と略一致する。 従って、 この時点にて算出される予測筒内空気量 KLfwdは、 上記第 2時点の筒内空気量の推定値となっている。
以上説明したよう に、 本発明による内燃機関の空気量推定装置の 実施形態は、 イ ンタークーラ 4 5 に供給される (流入する) 空気に 過給機 9 1 のコンプレッサ 9 1 a によ り与えられるコ ンプレッサ付 与エネルギー (第 1 エネルギー) と、 イ ンターク一ラ 4 5 の壁と同 イ ンタークーラ 4 5 内の空気との間で交換される第 2エネルギーと 、 を考慮して、 イ ンタークーラ 4 5 内の空気の圧力及び温度をスロ ッ トル弁 4 6 の上流の吸気通路内の空気 (スロ ッ トル弁上流空気) の圧力及び温度としてそれぞれ推定する。 これによ り、 過給機 9 1 の圧縮仕事量及びイ ンタ一クーラ 4 5 の壁と空気との間の伝熱量が 考慮されるので、 スロ ッ トル弁上流空気の圧力及び温度が精度良く 推定される。 そして、 上記実施形態は、 推定したスロ ッ トル弁上流 空気の圧力及び温度に基づいて筒内空気量を推定する。 これによ り 、 内燃機関 1 0 の気筒内に導入されている空気の量 (筒内空気量) を精度良く推定することができる。
更に、 上記実施形態は、 過給機の 転状態を表す ンプレッサ回 転速度 (過給機 9 1 のコ ンプレツサ 9 1 a の回転速度 ) に基づいて 上記コ ンプレッサ付与エネルギーを推定する。 れに り 過給機
9 1 の運転状態が変動しても、 ス D ッ 卜ル弁上流空 (ィ ン夕 ク ラ 4 5 内の空気) の圧力及び温度を精度良く推定する とがでさ ス
o
加えて、 上記実施形態は、 コ ンプレッサ回転速度センサ 6 3 によ り検出された現時点のコ ンプレツサ回転速度に基づいて現時占 c Ό 先の時点の上記コンプレッサ付与ェネルギーを推定する れに
Ό 、 過給機を備える内燃機関において 上記先の時占の過給機 9 1
の運転状態を一般に複雑となる過給機モデルによ り推定しな < とも 同先の時点のスロッ トル弁上流空気の圧力及び温度を in度良 <推 定する ことができる。 この結果 、 同先の時点の筒内空気里を 度良 ぐ推定する ことができる。
なお、 本発明は上記実施形態に限定される ことはなぐ 本発明の 範囲内において種々の変形例を採用する こ とができる 例えば 上 記実施形態においては、 遅延時間 TDを一定の時間としていたが、 内 燃機関 1 0 が所定のクランク角度 (例えば、 クランク角度にして 2
7 0 ° ) だけ回転するのに要する時間 T270とする等、 ェンンン回転 速度 NEに応じた可変の時間とすることもできる。
また、 上記実施形態においては、 イ ンタークーラ 4 5 を空冷式と していたが、 吸気通路を通流する空気を冷却水を循環させる こ とに よ り冷却する水冷式としてもよい。 この場合、 空気量推定装置は 冷却水の温度 Twを検出する水温センサを備え、 同水温センサにより 検出された冷却水の温度 Twに基づいてイ ンタークーラ 4 5 内の空 とイ ンタークーラ 4 5 の壁との間で交換されるエネルギ ― (第 2 X ネルギ一) を求めてもよい。 即ち、 ィ ンタークーラモデル M 5 に いて上記(14)式に換えて、 下記(22)式が使用される。
dPic/dt = κ · (R/Vic) · (mcm · Ta— mt · Tic)
+ ( K - l)/(Vic) · (E cm - K · (Tic一 Tw)) (22)
更に、 上記実施形態においては、 過給機をターボ式過給機と して いたが、 機械式又は電気式の過給機とする こともできる。