WO2006006739A1 - Pt/CeO2/導電性炭素ナノヘテロアノ-ド材料およびその製造方法 - Google Patents

Pt/CeO2/導電性炭素ナノヘテロアノ-ド材料およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

従来の高分子型燃料電池用固体電解質や、各種センサ−などに利用されるPt/第2成分/導電性炭素系アノ−ド材料は、CO酸化活性や価格の面など、いくつかの点で困難な問題があった。本発明は、このような問題のないPt/CeO2/導電性炭素ナノヘテロアノ−ド材料およびその製造方法を提供しようというものである。 本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、鋭意検討を続けた結果、セリア(CeO2)の粒径をナノサイズに制御したうえで、このCeO2上に、ナノサイズのPtを担持した電極活物質を、導電性カ−ボン上に分散させることで、安価で、極めて高い電極活性を有するアノ−ド材料が作製できることを見出し、高分子型燃料電池用Pt/CeO2/導電性炭素系ナノヘテロアノ−ドを完成した。          

Description

2005/013433
P t/Ce02 /導電性炭素ナノヘテロアノード材料およびその製造方法 技術分野
本発明は、 高分子型燃料電池用固体電解質、 や各種センサーなどに利用される Pt/Ce02/導電性炭素ナノへテロアノード材料およびその製造方法に関する。 背景技術
Pt/導電性炭素ァノ一ド材料は、高明分子型燃料電池用電極材料として用いられる 代表的な電極材料である。 この電極は、糸高い電極活性を示すものの、 燃料として 高純度水素を用いる必要があるという使用上の制約を有していた。 燃料電池発電 用に用いられる燃料に、微量の可燃性不純物書が混在した場合、白金(Pt)表面で、 可燃性成分は、燃焼し二酸化炭素 (C02)と一酸化炭素 (CO)といったガス成分を発生 させるが、 なかでも COは、 極めて微量であっても、 Pt表面上に極めて強く吸着 し、 Pt表面の活性を著しく低下させることが知られている (非特許文献 1 )。 そこで、 従来、 燃料電池用の燃料としては、 高純度水素を用いることが検討さ れている。 し力、し、 家庭で高純度水素を保管し、 利用することは難しく、 燃料電 池システムの普及の障害になっていた。 この問題を解決するために、 Pt/導電性炭素アノード材料に、 金属ルテニウム (Ru) や、 金属鉄 (Fe)、 金属マンガン (Mn)などの金属元素を分散させることで、 燃料としてメタノールやエタノールといった可燃性アルコールを用いるこころみ がなされている (非特許文献 2 )。 こうしたアルコールを燃料として用いた場合、 Pt表面上では、 水素と COが多 量に発生するが、 発生した COは添加した Ru、 Fe、 または Mnといった金属元素上 で、酸化され C02に転化することから、 Ptの高い電極活性を低下させることなく、 長期間燃料電池を利用することが可能になった。 しかし、 添加する Ru金属は高価であるとともに、 COの酸化活性はいまだ十分 に高いものではなく、 他の安価な酸化鉄や酸化マンガンといった化合物も、 Ruほ どの高い CO酸化活性を示すにいたつていないため、 こうした Pt/第 2成分/導電 性炭素からなるアノード材料は、 いまだ実用化がなされていない。 参考文献
非特許文献 1: M. Watanabe, et al., Denki Kagaku, 38巻, 927頁- 932頁, 1970 年、 電気化学協会発行
非特許文献 2 :渡辺政廣、 触媒 (Catalys is and Catalys t) , 44巻、 3号、 182 頁- 188頁、 2002年、 触媒学会発行 発明の開示
発明が解決しょうとする課題
以上述べたように、従来の Pt/第 2成分/導電性炭素系ァノ一ド材料は、 CO酸ィ匕 活性や価格の面など、 いくつかの点で困難な問題があった。 本発明は、 このよう な問題のない Pt/Ce02/導電性炭素ナノへテロアノード材料およびその製造方法を 提供しょうというものである。 課題を解決するための手段
本発明者らは、 上記従来技術の問題点に鑑み、 鋭意検討を続けた結果、 セリア (Ce02)の粒径をナノサイズに制御したうえで、 この Ce02上に、 ナノサイズの Pt を担持した電極活物質を、 導電性力一ボン上に分散させることで、 安価で、 極め て高い電極活性を有するァノ一ド材料が作製できることを見出し、 本発明を完成 するに至った。 すなわち本発明の上記課題を解決するための解決手段として講じた技術的構成 は、 以下(1)、(2)および (3)に記載する通りである。
(1) 一般式が、 X*Pt/Y*Ce02/Z*carbon (ただし式中、 X、 Y、 Ζは、 それぞれ白金 Pt、 Ce02、 carbonの含有割合であり、 0. 1≤X≤0. 4、 0. 1≤Y≤0. 4, Ζ=卜 X- Υであ り、 Carbonは導電性カーボンを表す) で表され、 希土類元素などの成分を固溶し ない未ド一プ Ce02粉末の一次粒子径が 10ナノメ一夕一以上 50ナノメ一夕一以下 であり、 次粒子径が 60ナノメーター以上 300ナノメーター以下のナノサイズ粒 子であり、 かつ柱状粒子と球状粒子の割合が、 個数割合にして、 球状粒子が 50% 以上、柱状粒子のァスぺクト比が 20以下、柱状粒子の短径方向の径が 300ナノメ —夕一以下、 白金の一次粒子径が 50ナノメータ一以下、 2次粒子径が 300ナノメ —夕一以下であり、 それ以外の成分が導電性炭素からなることを特徴とする、 高 分子型燃料電池用 Pt/CeOノ導電性炭素系ナノへテロアノード材料。
(2) 組成式が、 X*Pt/Y*Ce02/Z*carbon (ただし式中、 X、 Y、 Ζは、 それぞれ白金 Pt、 Ce02、 carbonの含有割合であり、 0. 1≤X≤0. 4、 0· 1≤Y≤0. 4、 Ζ=1_Χ- Υであ り、 Carbonは導電性カーボンを表す)となるように、まず硝酸セリウム水溶液(濃 度 0. 5モル/リットル (M) 以上 3モル/リットル (M) 以下) を作製し、 この水溶 液を 50で以上 8(TC以下の温度に加熱した炭酸アンモニゥムまたは炭酸水素アン モニゥム水溶液(いずれも濃度 0. 5モル/リットル(M)以上 9モル/リットル(M) 以下) 中に滴下してセリア前駆体を作製し、 30分以上 48時間以下その温度に保 持して固-液分離し、 水洗、 乾燥を行い、 400で以上 900°C以下の温度において、 酸素流通下において仮焼し、 結晶性セリアナノ粉末を作製し、 得られたセリアナ ノ粉末を塩化白金酸(¾PtClfi'6¾0) 水溶液(濃度 0. 05モル/リットル(M) 以上 1 モル/リットル (M) 以下) および導電性炭素微粉末と混合し、 溶媒を不活性ガス 流通下において蒸発させ乾燥した後、 300°C以上 500°C以下の温度で、 水素流通下 において仮焼することを特徴とする、 高分子型燃料電池用 Pt/Ce02/導電性炭素系 ナノへテロアノード材料の製造方法。
(3) 組成式が、 X*Pt/Y*Ce02/Z*carbon (ただし、 X、 Y、 Ζは、 それぞれ白金 Pt、 Ce02、 carbonの含有割合であり、 0. 1≤X≤0. 4、 0. 1≤Y≤0. 4, Ζ=卜 X - Υであり、 carbonは導電性カーボンを表す) となるように、 硝酸セリウム水溶液 (濃度 0. 5 モル/リットル(M)以上 3モル/リットル(M)以下)を作製し、 この水溶液を 50 以上 80°C以下の温度に加熱した炭酸アンモニゥムまたは炭酸水素アンモニゥム 水溶液 (いずれも濃度 0. 5モル/リットル (M) 以上 9モル/リットル (M) 以下) 中に滴下してセリァ前駆体を作製し、 30分以上 48時間以下その温度に保持して 固-液分離し、水洗、乾燥を行ったのち、このセリァ前駆体粉末を 150°C以上 300°C 以下の温度範囲において、 1時間以上 20時間以下の温度において熱処理し、 400°C 以上 900°C以下の温度において、 酸素流通下において仮焼し、 結晶性セリアナノ 粉末を作製する。 得られたセリア粉末を、 白金及び導電性炭素微粉末と混合する ことにより、アノード反応におけるオンセットポテンシャル(On Set Potent ial すなわち、 COの酸化反応が開始される電位をいう、 以下、 オンセッ卜ポテンシャ ルという) を低下させることを特徴とする、 高分子型燃料電池用 Pt/Ce02/導電性 炭素系ナノへテロアノード材料の製造方法。 発明の効果
本発明は、 上記特有なプロセスによって得られてなる原料を、 電極触媒活物質 に使用することにより、 燃料電池などに利用可能なァノ一ド電極特性を大幅に改 良することに成功したものであり、 今後、 燃料電池を始め各種センサー等におい て使用され、 それらの性能アップと、 優れた性能の長期安定性に大いに寄与する ものと期待される。 とりわけ、 近年注目されている高分子型燃料電池の小型化、 高出力化には大いに寄与するものと期待され、 その意義は極めて大きいし、 重大 である。 図面の簡単な説明
図 1:本発明の Pt/Ce02 /導電性炭素系ナノへテロアノード材料と市販の Pt/Ru/ 導電性炭素系ナノへテロアノード材料の、定電位における無攪拌状態での電流 値の経時変化を示すグラフ
図 2: 本発明の製造方法で合成したセリァ粉末の X線回折図
図 3: 本発明の製造方法で合成したセリァ粉末の SEM写真
図 4: 本発明の製造方法で合成した Pt/Ce02/導電性炭素系ナノへテロアノー ド材料の TEM写真
図 5: アノード材料のサイクリック ·ポルタモグラムの比較。 実線:実施例 1の電極特性、 破線:比較例 17の電極特性、(電解液: 0. 5M硫酸水溶液 +0. 5Mメ 夕ノール、 走查速度: 50mV/sec) 発明を実施するための最良の形態
ここに、 本発明の焼結体は、 一般式: X*Pt/Y*Ce02/Z arbon (ただし式中、 X、 Y、 Ζ は、 それぞれ白金 Pt、 Ce02、 carbon の含有割合であり、 0. 1≤Χ≤0· 4、 0. 1≤Υ≤0. 4、Ζ=1- X- Υであり、 Carbonは導電性カーボンを表す) で表され、 電極 活物質であることが好ましい。 上記の Xの範囲を下回ると、活性発現の主役である Pt量が過少であることから、 燃料 (メタノール、 エタノールなどのアルコール類) からの十分な水素生成が行 われず、 結果として、 燃料電池の発電特性が向上しないことから好ましくない。 また上記 Xの範囲を上回っても、 それなりの効果しか望めない上、 高価な Pt を多量に使用することになり、 電極自体の価格が高くなりすぎるので好ましくな い。 一方、 上記一般式中の Ce02は、 白金表面に吸着した COを酸化する働きをする と考えられる。 Pt表面で燃料から発生した水素により、 Ce02表面付近の酸素分圧 が低下 (水素分圧の上昇) することで、 Ce02表面に多量の酸素欠陥が発生し、 あ わせて活性な酸素ラジカルが多量に発生するようになる。 この活性な酸素ラジカルが、 白金表面に吸着した COを速やかに C02へと転化さ せ、 表面における CO被毒の影響を取り除くものと考えられるが、 上記 Yの範 囲を下回ると、この Ce02が不足すること力、ら、十分な CO被毒低減効果が現れず、 電極の活性および安定性が低下するので好ましくない。 こうした Ce02を含むァノ一ド電極触媒の作用は、電気化学的にも確認すること が可能である。 この電極触媒機能を確認するためには、 電極特性を評価する際に 利用するサイクリック ·ポル夕ンメトリーの測定において、 測定されたピーク電 位を定電位として、 電流密度の経時変化を対数でプロッ卜することで確認するこ とが可能である。 図 1に、 市販の Pt/Ru/導電性炭素アノード材料 (石福金属社製) と本発明によ り合成した Pt/CeOノ導電性炭素ァノ一ド材料の電流密度の経時変化を比較して示 した。 この図から分かるとおり、 市販の Pt/Ru/導電性炭素アノードは、 傾きが 1 に近い変化を示す反応律速であるのに対し、 本発明により合成した Pt/CeOノ導電 性炭素アノード材料は、 傾きが 0. 5に近い変化を示した。 このことは、 本発明において合成したアノード電極反応が、 酸素拡散律速反応 であることを示唆している。 どちらの電極でも、 Pt上でメタノールが酸ィ匕され反 応中間体の COが Ptに吸着するが、 /Ru/導電性炭素アノード材料では、 Ru表面 に酸ィ匕活性の高い水酸ィ匕ラジカル (0Hラジカル) が発生したのち、 この 0Hラジ カルが白金上に吸着した COを C02として除去する電極反応機構であるのに対し、 P t/Ce02 /導電性炭素アノード材料の場合、白金上の吸着した COが Ce02から生成し た酸素種の放出 · P及蔵による触媒作用によって酸ィ匕除去され、 この酸素種の拡散 が律速であると考えられる。 このように、 従来の P t/Ru/導電性炭素アノード材料とは、 まったく異なる電極 反応を示すことに、 本発明により得られたアノード材料の大きな特徴があるとい える。 また、 上記 Yの範囲を上回ると、 導電性炭素上における Ce02量が過剰になり、 Ce02同士が、 互いに凝集し、 大きな凝集体を作りやすくなり、 そのことがかえつ て、 電極の活性、 CO被毒低減効果を損なうことになるので、 好ましくない。 また、 Zの値は、 上記 Xと Yの値のバランスにより決められる値であることか ら、上記 Xおよび が、適切な範囲に入ることで、一義的に決定される量である。 また、 上記一般式内で表される、 Ce02粒子は、 希土類元素やアルカリ土類元素 などの他の成分を固溶しない未ドープ Ce02粉末であり、その一次粒子径が 1 0ナ ノメーター以上 5 0ナノメータ一以下であることが好ましい。 この範囲を超える 大きな一次粒子径を有する Ce02を、 電極活物質成分に用いると、 Ce02上に担持さ れる P t量が減少してしまうと同時に、 P tと Ce02間の相互作用を低下させてしま い、 電極活性を低下させ、 CO被毒の低減につながらないため好ましくない。 ただし、 ここでいう Ptと Ce02間の相互作用とは、 P t表面において燃料から転 化して発生した水素が、 Ce02表面上で酸素欠陥をつくり、 活性な酸素ラジカルを 発生させ、 この活性酸素ラジカルが、 P t表面に吸着した COを酸化するという、 一連の化学反応をさす。 一方、 Ce02の一次粒子径を小さくするにも限界があり、 極端に小さい一次粒子 径を有する Ce02を作製するプロセスは、電極全体の製造コストを大幅に引き上げ ることにつながるので、 10ナノメータ一以上の一次粒子径を有する Ce02ナノ粒子 を用いることが、 工業的観点から妥当である。 さらに、 Ce02の 2次粒子径は、 60ナノメ-タ-以上 300ナノメ-タ-以下であることが好 ましい。 この範囲を上回ると Ce02上に担持される P t量が減少してしまうと同時 に、 P t と Ce02間の相互作用を低下させてしまい、 電極活性を低下させ、 CO被毒 の低減につながらないため好ましくない。 一方、 Ce02の 2次粒子径を小さくするにも限界があり、 極端に小さい 2次粒子 径を有する Ce02を作製すること、すなわち単分散状態の Ce02粉末作製プロセスを 用いることは、 電極全体の製造コストを大幅に引き上げることにつながるので、 60ナノメーター以上の 2次粒子径を有する Ce02ナノ粒子を用いることが、工業的 観点から妥当である。 また、 Ce02ナノ粒子の形状は、 柱状粒子と球状粒子の個数割合にして、 球状粒 子が 50%以上含まれていることが好ましい。 この個数割合が低く、柱状粒子が多 数を占める状態では、 Ce02上に担持される Pt 量が減少してしまうと同時に、 Pt と Ce02間の相互作用を低下させてしまい、電極活性を低下させ、 CO被毒の低減に つながらないため好ましくない。 よって、 すべてが Ce02球状粒子であることが、 さらに好ましく、 球状粒子の存在割合の増加は、 電極活性の向上につながり重要 である。
Ce02粒子中でも、柱状粒子のアスペクト比は 20以下が好ましく、 このァスぺク ト比以上の Ce02柱状粒子の上には、 均一に十分な Pt力担持できないことから、 Pt と Ce02間の相互作用を低下させてしまい、 電極活性が低下し、 CO被毒の低減 につながらないため好ましくない。 さらに、 Ce02柱状粒子の短径方向の径は、 300ナノメータ一以下が好ましく、 この径を上回る場合には、 こうした Ce02柱状粒子の上には、 均一に、 十分な Pt が担持できないことから、 Ptと Ce02間の相互作用を低下させてしまい、電極活性 が低下し、 CO被毒の低減につながらないため好ましくない。 くわえて、 Ce02粒子上またはその極近傍に存在する白金の一次粒子径は、 50ナ ノメ一ター以下であることが好ましい。この粒径を上回るような、大きな Pt粒子 表面では、 燃料から水素を作製する反応速度が低下し、 電極活性は大きく低下し てしまうので好ましくない。 また Ptの 2次粒子径も、 300ナノメ一夕一以下であることが好ましい。 この範 囲を上回るような強く凝集した Pt粒子を用いると、燃料から水素を作製する反応 速度が低下し、 電極活性は大きく低下してしまうので好ましくない。 さらに、 本発明における Pt/Ce02/導電性炭素ナノへテロアノード材料を作成す るためには、 組成式が、 X*Pt/Y*Ce02/Z*carbon (ただし、 0. l≤I≤Q. 4 1≤Y≤ 0. 4、 Z=l-X-Y, Carbonは導電性カーボンを表す) となるように、 原料を配合しな ければならないが、 配合するまえの、 各成分のナノ粒子の合成方法および、 その 配合方法が極めて重要である。 まず、ナノサイズの Ce02粒子を作製するために、硝酸セリウム水溶液 (濃度 0. 5M 以上 3M以下) を調整する必要がある。 原料水溶液の濃度は、 合成される Ce02粒 子の形状 (球状または柱状) に大きな影響を与える重要な要素である。 本発明に 示す範囲を下回ると、 柱状粒子に加えて、 板状の粒子が生成し、 高活性を示す電 極を作製するうえで必要な球状粒子の個数が低下するので好ましくない。 一方、 上記濃度範囲を上回ると、 主として柱状粒子が生成し、 球状粒子の個数がへるこ とから、 好ましくない。 次に、この水溶液を 50°C以上 80°C以下の温度に加熱した炭酸アンモニゥムまた は炭酸水素アンモニゥム水溶液 (いずれも濃度 0. 5M以上 9M以下) 中に滴下して セリア前駆体を作製する必要がある。 このとき、 沈殿剤である炭酸アンモニゥム または炭酸水素アンモニゥム水溶液の温度は、 50°C以上 80°C以下に管理されてい なければならない。 この温度範囲を下回ると、生成する Ce02粒子の 2次粒子径が増大(凝集が増大) し、 電極活性を低下させることから好ましくない。 また、 上記温度範囲を上回る と、 炭酸アンモニゥムまたは炭酸水素アンモニゥムの分解がはじまり、 それぞれ の濃度が低下してしまうのみならず、 生成する Ce02粒子の 2次粒子径が増大 (凝 集が増大) し、 電極活性を低下させることから好ましくない。 また、 炭酸アンモニゥムまたは炭酸水素アンモニゥム水溶液の濃度は、 いずれ も濃度 0. 5M以上 9M以下であることが好ましい。 この範囲を下回ると、 粒子サイ ズは小さいものの、ァスぺクト比の大きな針状 Ce02粒子が多く生成し、その結果、 電極活性を低下させることから好ましくない。 また上記範囲を上回ると、 ァスぺ クト比は小さいものの、 柱状粒子の短径が極めて大きい (太い) 柱状 Ce02粒子が 多数生成し、 その結果、 電極活性を低下させることから好ましくない。
50°C以上 80°C以下の温度に加熱した炭酸アンモニゥムまたは炭酸水素アンモ ニゥム水溶液中への硝酸セリウム水溶液の滴下速度には、 特に制限はないが、 あ まり早い速度で、 滴下を行うと、 沈殿の凝集を招くことから、 毎分 2ミリ ·リツ トルよりも遅い速度で滴下を行うことが好ましい。 さらに、 上記の操作により作製された沈殿は、 50°C以上 80°C以下の温度に加熱 した炭酸アンモニゥムまたは炭酸水素アンモニゥム水溶液中において、 硝酸セリ ゥム水溶液の滴下終了後も、 50°C以上 80°C以下の温度において、 30分以上攪拌を 続ける (熟成処理を行う) ことが、 ナノサイズ球状粒子を作製するうえでは好ま しい。 熟成時間があまり短すぎると、 粉末の凝集が強くなり、 電極の活性低下に つながるので好ましくなく、 また逆にあまり長すぎても、 かえって沈殿が凝集を 起こすので、 3 0分以上 4 8時間以内の範囲で、熟成処理を行うことが好ましい。 得られた前駆体は、 ろ過、 水洗を数回繰り返し、 不活性ガス流通下で十分乾燥 したのち、 400°C以上 900で以下の温度において、酸素流通下において仮焼しなけ ればならない。 仮焼の際に酸素を流通させないと、 可燃性の不純物が、 生成物中 に多く残存し、 この不純物により、 電極活性が著しく低下することから好ましく ない。 また、仮焼温度は 400°C以上 900°C以下であることが好ましい。 この温度範囲を 下回ると、 Ce02の結晶化が不十分となり、 ホ夕ル石型結晶構造以外の結晶構造を 持つようになる。この場合、期待される Ptと Ce02の相互作用が十分におこらず、 電極の活性や Pt表面上の CO被毒低減効果が十分に現れないので好ましくない。 また一方、 この温度範囲を上回ると、 Ce02粒子同士が会合して、 大きな 2次粒子 をつくり、 結果として電極の活性が低下することから好ましくない。 こうして得られた、 セリアナノ粉末は、 引き続き塩化白金酸 (H2PtCl6'6H20) 水 溶液 (濃度 0 . 0 5モル/リットル (M) 以上 1 . 0モル/リットル (M) 以下) お よび導電性炭素微粉末と混合し、 溶媒を不活性ガス流通下において蒸発させ乾燥 させる必要がある。塩化白金酸の濃度が、 上記範囲を上回ると、 Pt粒子の凝集が おこり、 電極の活性低下の原因となるので、 好ましくなく、 また上記範囲を下回 ると、 十分に Ce02ナノ粒子上に Pt粒子が担持されないので、 電極活性と CO被毒 低減効果が低下することから好ましくない。 また、 この混合に際し、 用いる溶媒は水または蒸留水を用いればよいが、 でき るかぎり、 均一な混合状態をうるためには、 エタノールなどの有機溶媒を用いる ことがさらに好ましい。 さらに、 混合して得られた電極活物は、 不活性ガス流通 下においてゆっくりと溶媒を蒸発させる必要がある。 不活性ガスをもちいずに加 熱処理などにより溶媒の除去を行うと、 せっかくナノサイズで分散している粒子 が互いに会合し、 大きな凝集体を形成し、 結果として電極の活性が著しく低下す るので好ましくない。 このようにして得られた電極成分は、 300°C以上 以下の温度で、水素流通 下において仮焼しなければならない。 水素流通下において熱処理することで、 Pt 表面の酸化膜が還元され、 Pt表面の活性が十分現れるようになるが、 その仮焼温 度は、 300°C以上 500°C以下であることが好ましい。 この温度範囲を下回ると、 水 素による Pt表面における酸化皮膜除去効果が十分に発現せず、電極の活性向上に つながらないことから好ましくなく、 上記温度範囲を上回る場合には、 かえって Pt粒子同士が会合し、 大きな Pt凝集粒子ができることになり、 結果として得ら れた電極の活性を著しく低下させることから好ましくない。 電極性能は、 電極の電流値のみで規定されるものはなく、 オンセットポテンシ ャル、 すなわち、 COの酸化反応が開始される電位が低いことも重要である。 この 電位が低いということは、 Pt上に吸着した COの酸化が極めて容易に起こること を意味している また、 低いオンセッ卜ポテンシャルを有するアノードを燃料電池用の電極として 用いることで、 燃料電池を発電させる場合に生じるアノード損失を低減させ、 燃 料電池から大きな電流密度ならびに出力をとりだすことが可能になる。 よって、 オンセッ卜ポテンシャルは十分に低いものでなければならない。 このオンセットポテンシャルを低下させる有効な方法は、 Pt/CeOノ導電性炭素 アノード材料中の Ce02粒子を合成する際に、 Ce02前駆体をあらかじめ、 150°C以 上 300で以下の温度範囲において、 1時間以上 20時間以下の温度において熱処理 し、 400°C以上 900°C以下の温度において、 酸素流通下において仮焼し、 高い結晶 性を有する Ce02ナノ粉末を作製し、この Ce02粉末を電極成分に用いることである。 共沈法により得られた Ce02前駆体は、 150°C以上 300°C以下の温度範囲において 酸化セリアの核が生成すると思われる。 よって、 この温度範囲以下の温度範囲で 熱処理を行っても、 Ce02の結晶性が十分にたかまらず、 その結果、 COの酸化反応 がより低い電位で起こることにつながらないため、 好ましくない。 また、 一方、 この温度以上の温度において熱処理を行っても、 それなりの効果しかえられない ので、 オンセットポテンシャルの低下につながらないために、 上限は 300でとす れば十分である。 また、 熱処理時間は、 1時間以上の時間を必要とし、 これよりも大幅に短い時 間で熱処理を行っても、 Ce02の結晶性は高まらず、 その結果、 COの酸化反応がよ り低い電位で起こることにつながらないため、 好ましくない。 また、 一方、 20時 間以上の長時間にわたって熱処理を行っても、 それなりの効果しかえられないの で、 オンセットポテンシャルの低下につながらないために、 20時間程度熱処理を 行えば十分である。 実施例
次に、 本発明を実施例、 図面及び比較例に基づいて説明する。 伹し、 これらの 実施例は、 あくまでも本発明を具体的に示し、 容易に理解するための一助として 開示するものであって、 本発明の内容は、 これらの実施例により制限されるもの ではない。 実施例 1 ;
組成が 30wt%Pt/26wt%CeO2/44wt%Cになるように、 出発原料として、 1. 0モル /リットルの硝酸セリゥム (純度 9 9 . 9 9 %) と 2. 5モル Zリットルの炭酸ァ ンモニゥム水溶液 (純度 9 9 . 5%) を調製し、 75度に熱した炭酸アンモニゥム 水溶液中に、 硝酸セリゥム水溶液を毎分 1ミリ ·リツトルの速度で滴下して沈殿 を作製した。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 75°Cの温度で、 1時間熟成を行つ た。 こうして得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾 燥窒素ガス中において、 2日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引 き続き、 酸素流通下 (毎分 250 ミリ ·リツトル) において、 8 0 0 °Cの温度で 2 時間仮焼して結晶性セリア粉末を作成し、 ホタル石単一の結晶相からなることを X線回折試験により確認した。 図 2には、 X線回折試験による結晶相の同定結果を示す。得られた仮焼粉末は、 平均 1次粒子径が 50ナノメータ一、 2次粒子径が 200ナノメーターの球状粒子と ァスぺクト比が 15、短径方向の径が 250ナノメーター以下の柱状粒子が共存した 粉末であった。 球状 Ce02粒子の柱状 Ce02粒子に対する個数割合は、 およそ 90% であった。 電極物質の走査型電子顕微鏡 (SEM) 観察写真を図 3に示す。
このナノセリア粉末を、 0 . 1 5モルノリットルの塩化白金酸水溶液とカーボ ンブラックを蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネティッ ク 'スタ—ラーで 2時間攪拌したのち、 吸引ろ過器を用いて、 ろ過を行った。 得 られた沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3回 繰り返したのち、 毎分 150ミリ ·リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 2日間乾燥 した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミリ ·リツ トル)において、 400°Cで、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処理を行つた。 作製した電極物質活物質中の Pt粒子は、極めて小さく、 SEMでは観察できない ことから、 透過型電子顕微鏡 (TEM) を用いてセリア上の Pt粒子の形態を観察し た結果を図 4に示す。 これらの図から分かるように、 Ptは 1次粒子径が 40ナノ メ一ター以下、 2次粒子径が 200ナノメーター程度のナノ粒子になっていること が分かった。 こうして得られた電極活物質を、濃度 0.5モル/リットルの H2S04水溶液と濃 度 0.5モル Zリットルのメタノールの混合水溶液中において、 50mV/s の走査速 度で、 サイクリック ·ポルタンメトリーにより、 電極活性評価を行った。 図 5には、本実施例で得られた電極活物質のサイクリック 'ボルタモグラムを示す。 この図からも分かるように、 0.70V vs RHEの電位に、メタノール酸ィ匕を示す 7.8mA の大きな電流値のピークが確認された。このピークの大きさは、メタノールから水素が発 生した際に、副生成物として発生する COの C02への転化の効率をは力る指標となり、 大きな電流値がとれるほど、 COの C〇2への転ィ匕反応が容易に進むことを意味している ことから、実施例 1において得られたアノード材料は、メタノールから水素と COへの添 加が起こり、かつ副生成物である COの C02への転ィヒ反応容易に進み、極めて高い電 極活性を示すことが確認された。また、 coの酸化反応力 s容易に起こるか否かを示す指 標であるオンセットポテンシャルも 0.48(V vs. RHE)と十分に低レ、ものであった。 実施例 1で得られた結果を、表 1から表 6にまとめて示した。 実施例 2 ;
組成が 15wt%Pt/35wt%CeO2 50wt%Cになるように、 出発原料として、 1. 0モル Zリットルの硝酸セリゥム (純度 9 9 . 9 9 %) と 2. 5モル/リットルの炭酸ァ ンモニゥム水溶液 (純度 9 9 . 5 %) を調製し、 75度に熱した炭酸アンモニゥム 水溶液中に、 硝酸セリウム水溶液を毎分 1ミリ ·リットルの速度で滴下して沈殿 を作製した。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 75°Cの温度で、 1時間熟成を行つ た。 こうして得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾 燥窒素ガス中において、 2日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引 き続き、 酸素流通下 (毎分 250 ミリ ·リツトル) において、 8 0 0 °Cの温度で 時間仮焼して結晶性セリア粉末を作成し、 実施例 1同様、 ホタル石単一の結晶相 からなることを X線回折試験により確認した。 作製した電極物質の SEM観察結果 から、 得られた仮焼粉末は、 平均 1次粒子径が 40 ナノメータ一、 2次粒子径が 150ナノメータ一の球状粒子とァスぺクト比が 17、 短径方向の径が 150ナノメー 夕一以下の柱状粒子が共存した粉末であった。 また、 球状 Ce( 粒子の柱状 Ce02 粒子に対する個数割合は、 およそ 90 %であった。 このナノセリア粉末を、 0. 15モル/リットルの塩化白金酸水溶液とカーポンプ ラックを蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネティック ·ス 夕一ラーで 2時間攪拌したのち、 吸引ろ過器を用いて、 ろ過を行った。 得られた 沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3回繰り返 したのち、 毎分 150ミリ ·リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 2日間乾燥した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミリ · リット ル) において、 400°Cで、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処理を行った。 作製した電極物質活物質中のセリア上の Pt粒子は、 TEM観察結果から、 1次粒 子径が 45ナノメータ一、 2次粒子径が 180ナノメ一夕一程度のナノ粒子になって いることが分かった。 こうして得られた電極活物質を、 実施例 1と同じ実験条件下において、 サイク リック ·ポルタンメトリーにより、 電極活性評価を行つた。
その結果、 0.70V vs RHEの電位に、メタノール酸ィヒを示す 7.6mAの大きな電流値 のピークが確認されたことから、実施例 2において得られたアノード材料は、メタノール から水素と COへの添加が起こり、かつ副生成物である COの C02への転化反応容易 に進み、極めて高い電極活性を示すことが確認された。また、 COの酸化反応が容易に 起こるか否かを示す指標であるオンセットポテンシャルも 0.49(V vs. RHE)と十分に低い ものであった。 実施例 2で得られた結果を、実施例 1同様、表 1から表 6にまとめて示した。 実施例 3 ;
組成が 30wt%Pt/26wt%CeOa/44wt%Cになるように、 出発原料として、 2. 5モル Zリットルの硝酸セリゥム (純度 99. 99%) と 7. 5モル/リットルの炭酸水素アン モニゥム水溶液 (純度 99. 5%) を調製し、 70度に熱した炭酸水素アンモニゥム水 溶液中に、 硝酸セリウム水溶液を毎分 1ミリ ·リットルの速度で滴下して沈殿を 作製した。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 70°Cの温度で、 1 0時間熟成を行つ た。 こうして得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾 燥窒素ガス中において、 2日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引 き続き、 酸素流通下(毎分 250ミリ ·リットル) において、 500°Cの温度で 6時間 仮焼して結晶性セリァ粉末を作成し、 実施例 1同様、 ホ夕ル石単一の結晶相から なることを X線回折試験により確認した。作製した電極物質の SEM観察結果から、 得られた仮焼粉末は、平均 1次粒子径が 40ナノメーター、 2次粒子径が 120ナノ メーターの球状粒子とァスぺクト比が 18、短径方向の径が 240ナノメータ一以下 の柱状粒子が共存した粉末であった。 また、球状 Ce02粒子の柱状 Ce02粒子に対す る個数割合は、 およそ 80%であった。 このナノセリア粉末を、 0. 15モル リットルの塩化白金酸水溶液とカーポンプ ラックを蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネティック ·ス 夕—ラーで 2時間攪拌したのち、 吸引ろ過器を用いて、 ろ過を行った。 得られた 沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3回繰り返 したのち、 毎分 150ミリ · リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 2日間乾燥した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミリ · リツ トル)において、 450°Cで、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処理を行つた。 作製した電極物質活物質中のセリア上の Pt粒子は、 TEM観察結果から、 1次粒 子径が 41ナノメーター、 2次粒子径が 190ナノメーター程度のナノ粒子になって いることが分かった。 こうして得られた電極活物質を、 実施例 1と同じ実験条件下において、 サイク リック ·ポル夕ンメトリ一により、 電極活性評価を行つた。 その結果、 0.70V vs RHEの電位に、メタノール酸化を示す 7.7mAの大きな電流値 のピークが確認されたことから、実施例 3において得られたアノード材料は、メタノール から水素と COへの添加が起こり、かつ副生成物である COの C02への転化反応容易 に進み、極めて高い電極活性を示すこと力 S確認された。また、 COの酸化反応力 s容易に 起こるか否かを示す指標であるオンセットポテンシャルも 0.48(V vs. RHE)と十分に低い ものであった。 実施例 3で得られた結果を、実施例 1同様、表 1から表 6にまとめて示した。 実施例 4 ;
組成が 35 wt Pt 15wt%CeO2/50wt%Cになるように、 出発原料として、 2. 5モル /リットルの硝酸セリウム (純度 9 9 . 9 9 % ) と 7. 5モル/リットルの炭酸ァ ンモニゥム水溶液 (純度 9 9 . 5%) を調製し、 75度に熱した炭酸水素アンモニ ゥム水溶液中に、 硝酸セリウム水溶液を毎分 1ミリ ·リットルの速度で滴下して 沈殿を作製した。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 75°Cの温度で、 1時間熟成を 行った。 こうして得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾 燥窒素ガス中において、 2日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引 き続き、 酸素流通下 (毎分 250 ミリ ·リットル) において、 7 0 0 °Cの温度で 1 時間仮焼して結晶性セリア粉末を作成し、 実施例 1同様、 ホタル石単一の結晶相 からなることを X線回折試験により確認した。 作製した電極物質の SEM観察結果 から、 得られた仮焼粉末は、 平均 1次粒子径が 45 ナノメーター、 2次粒子径が 180ナノメーターの球状粒子とァスぺクト比が 20、 短径方向の径が 245ナノメ一 ター程度の柱状粒子が共存した粉末であった。 また、 球状 Ce02粒子の柱状 Ce02 粒子に対する個数割合は、 およそ 85 %であった。 このナノセリア粉末を、 0 . 1 5モル Zリットルの塩化白金酸水溶液と力一ポ ンブラックを蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネティッ ク ·スターラーで 2時間攪拌したのち、 吸引ろ過器を用いて、 ろ過を行った。 得 られた沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3回 繰り返したのち、 毎分 150ミリ,リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 2日間乾燥 した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミリ ·リツ トル)において、 350°Cで、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処理を行った。 作製した電極物質活物質中のセリア上の Pい粒子は、 TEM観察結果から、 1次粒 子径が 40ナノメーター、 2次粒子径が 150ナノメーター程度のナノ粒子になって いることが分かった。 こうして得られた電極活物質を、 実施例 1と同じ実験条件下において、 サイク リック ·ポルタンメトリ一により、 電極活性評価を行つた。 その結果、 0.70V vs RHEの電位に、メタノール酸化を示す 7.2mAの大きな電流値 のピークが確認されたことから、実施例 4において得られたアノード材料は、メタノーノレ から水素と COへの添加が起こり、かつ副生成物である COの C〇2への転化反応容易 に進み、極めて高い電極活性を示すことが確認された。また、 COの酸化反応が容易に 起こる力否かを示す指標であるオンセットポテンシャルも 0.48(V vs. RHE)と十分に低い ものであった。 実施例 4で得られた結果を、実施例 1同様、表 1から表 6にまとめて示した。 実施例 5;
組成が 30wt%Pt/26wt%CeO2 44wt%Cになるように、 出発原料として、 2. 5モル リットルの硝酸セリゥム (純度 9 9 . 9 9 %) と 7. 5モル Zリットルの炭酸ァ ンモニゥム水溶液 (純度 9 9 . 5%) を調製し、 70度に熱した炭酸アンモニゥム 水溶液中に、 硝酸セリウム水溶液を毎分 1ミリ ·リットルの速度で滴下して沈殿 を作製した。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 70°Cの温度で、 1 0時間熟成を行 つた。 こうして得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾 燥窒素ガス中において、 2日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引 き続き、 酸素流通下 (毎分 250 ミリ ·リツトル) において、 5 0 0 °Cの温度で 6 時間仮焼して結晶性セリァ粉末を作成し、,実施例 1同様、 ホタル石単一の結晶相 からなることを X線回折試験により確認した。 作製した電極物質の SEM観察結果 から、 得られた仮焼粉末は、 平均 1次粒子径が 40 ナノメーター、 2次粒子径が 120ナノメ一夕一の球状'粒子とァスぺクト比が 18、 短径方向の径が 240ナノメー 夕一以下の柱状粒子が共存した粉末であった。 また、 球状 Ce02粒子の柱状 Ce02 粒子に対する個数割合は、 およそ 80%であった。 次に、 0. 90モル リットルの塩化白金酸水溶液と力一ポンプラックを準備し、 上記組成式を満たすように、 本実施例で作成したセリア粉末を秤量し、 これら 3 種類の電極活物質を蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネテ ィック ·スターラーで 2時間攪拌したのち、吸引ろ過器を用いて、ろ過を行った。 得られた沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3 回繰り返したのち、 毎分 150ミリ ·リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 2日間乾 燥した。
得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミリ ·リツ トル)において、 450 で、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処理を行った。 作製した電極物質活物質中のセリア上の Pt粒子は、 TEM観察結果から、 1次粒 子径が 40ナノメーター、 2次粒子径が 200ナノメーター程度のナノ粒子になって いることが分かった。 こうして得られた電極活物質を、 実施例 1と同じ実験条件下において、 サイク リック,ポル夕ンメトリーにより、 電極活性評価を行つた。 その結果、 0.70V vs RHEの電位に、メタノール酸化を示す 7.7mAの大きな電流値 のピークが確認されたことから、実施例 5において得られたアノード材料は、メタノーノレ から水素と COへの添加が起こり、かつ副生成物である COの C〇2への転化反応容易 に進み、極めて高い電極活性を示すことが確認された。また、 COの酸化反応が容易に 起こるか否かを示す指標であるオンセットポテンシャル(on set potential)も 0.49(V vs. RHE)と十分に低 、ものであった。 実施例 5で得られた結果を、実施例 1同様、表 1から表 6にまとめて示した。 実施例 6;
組成が 30w Pt/26wt%Ce02/44wt%Cになるように、 出発原料として、 2. 5モル /リットルの硝酸セリゥム (純度 99. 99%) と 7. 5モル Zリットルの炭酸アンモニ ゥム水溶液(純度 99. 5%)を調製し、 70度に熱した炭酸アンモニゥム水溶液中に、 硝酸セリゥム水溶液を毎分 1ミリ ·リツトルの速度で滴下して沈殿を作製した。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 70°Cの温度で、 1時間熟成を行った。 こうして得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾 燥窒素ガス中において、 2日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引 き続き、 酸素流通下 (毎分 250ミリ ·リットル) において、 500°Cの温度で 6時間 仮焼して結晶性セリア粉末を作成し、 実施例 1同様、 ホタル石単一の結晶相から なることを X線回折試験により確認した。作製した電極物質の SEM観察結果から、 得られた仮焼粉末は、平均 1次粒子径が 40ナノメ一夕一、 2次粒子径が 120ナノ メーターの球状粒子とァスぺクト比が 18、短径方向の径が 240ナノメーター以下 の柱状粒子が共存した粉末であった。 また、球状 Ce02粒子の柱状 Ce02粒子に対す る個数割合は、 およそ 80%であった。 次に、 0 . 1 0モル/リットルの塩化白金酸水溶液とカーボンブラックを準備 し、 上記組成式を満たすように、 本実施例で作成したセリア粉末を秤量し、 これ ら 3種類の電極活物質を蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグ ネテイツク ·ス夕一ラーで 2時間攪捽したのち、 吸引ろ過器を用いて、 ろ過を行 つた。 得られた沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うというェ 程を 3回繰り返したのち、 毎分 150ミリ ·リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 2 日間乾燥した。得られた電極活物質は、管状炉内で、高純度水素流通下(毎分 250 ミリ ·リットル) において、 450でで、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処 理を行った 作製した電極物質活物質中のセリア上の Pt粒子は、 TEM観察結果から、 1次粒 子径が 40ナノメーター、 2次粒子径が 190ナノメーター程度のナノ粒子になって いることが分かった。 こうして得られた電極活物質を、 実施例 1と同じ実験条件 下において、 サイクリック ·ポルタンメトリ一により、 電極活性評価を行つた。 その結果、 0.70V vs RHEの電位に、メタノール酸化を示す 7.7mAの大きな電流値 のピークが確認されたことから、実施例 6において得られたアノード材料は、メタノール から水素と COへの添加が起こり、かつ副生成物である COの C02への転化反応容易 に進み、極めて高い電極活性を示すことが確認された。また、 COの酸化反応が容易に 起こるか否かを示す指標であるオンセットポテンシャルも 0.49(V vs. RHE)と十分に低い ものであった。 実施例 6で得られた結果を、実施例 1同様、表 1から表 6にまとめて示した。 実施例 7 ;
組成が 30wt%Pt/26wt%CeO2/44wt%Cになるように、 出発原料として、 1. 0モル /リットルの硝酸セリゥム (純度 99. 99%) と 2. 5モル リットルの炭酸アンモニ ゥム水溶液(純度 99. 5%)を調製し、 75度に熱した炭酸アンモニゥム水溶液中に、 硝酸セリウム水溶液を毎分 1ミリ ·リットルの速度で滴下して沈殿を作製した。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 75°Cの温度で、 1時間熟成を行った。 こうして得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾 燥窒素ガス中において、 2日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引 き続き、 酸素流通下(毎分 250ミリ ·リットル) において、 150°Cの温度で 2時間 熱処理を行い、 その後降温することなく、 80(rCの温度まで昇温し、 2時間仮焼し て結晶性セリァ粉末を作成し、 実施例 1同様、 ホ夕ル石単一の結晶相からなるこ とを X線回折試験により確認した。 得られた仮焼粉末は、 平均 1次粒子径が 50 ナノメーター、 2次粒子径が 150ナノメ一夕一の球状粒子とァスぺクト比が 12、 短径方向の径が 200ナノメーター以下の柱状粒子が共存した粉末であった。 球状 Ce( 粒子の柱状 Ce02、粒子に対する個数割合は、 およそ 93%であった。 このナノ Ce02粉末を、 0. 15モル/リツトルの塩ィ匕白金酸水溶液と力一ポンプ ラックを蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネティック *ス ターラーで 2時間攪拌したのち、 吸引ろ過器を用いて、 ろ過を行った。 得られた 沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3回繰り返 したのち、 毎分 150ミリ ·リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 2日間乾燥した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミリ ·リツ トル)において、 400°Cで、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処理を行った。 作製した電極物質活物質中の Pt粒子は、 1次粒子径が 40ナノメータ一以下、 2 次粒子径が 200ナノメーター程度のナノ粒子になっていることが分かった。 こうして得られた電極活物質を、 実施例 1と同じ実験条件下において、 サイク リック ·ポル夕ンメトリ一により、 電極活性評価を行った。 その結果、 OJOV vs RHEの電位に、メタノール酸化を示す 8.5mAの大きな電流値 のピークが確認された。このピークの大きさは、メタノールから水素が発生した際に、副 生成物として発生する COの C02への転ィヒの効率をは力る指檫となり、大きな電流値が とれるほど、 COの C〇2への転ィ匕反応が容易に進むことを意味してレ、ることから、実施例 7におレ、て得られたアノード材料は、メタノールから水素と COへの添加が起こり、かつ 副生成物である COの C02への転化反応容易に進み、極めて高い電極活性を示すこ とが確認された。また、 CO の酸ィヒ反応が容易に起こるか否かを示す指標であるオンセ ットポテンシャルも 0.44(V vs. RHE)と十分に低いものであった。 実施例 8 ;
組成が 30wt%Pt/26wt%CeCV44wt%Cになるように、 出発原料として、 1. 0モル Zリットルの硝酸セリゥム (純度 9 9 . 9 9 %) と 2. 5モル Zリットルの炭酸ァ ンモニゥム水溶液 (純度 9 9 . 5%) を調製し、 75度に熱した炭酸アンモニゥム 水溶液中に、 硝酸セリウム水溶液を毎分 1ミリ ·リットルの速度で滴下して沈殿 を作製した。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 75°Cの温度で、 1時間熟成を行つ た。 こうして得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾 燥窒素ガス中において、 2日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引 き続き、 酸素流通下 (毎分 250ミリ ·リットル) において、 150での温度で 15時 間熱処理を行い、 その後降温することなく、 800°Cの温度まで昇温し、 2時間仮焼 して結晶性セリア粉末を作成し、 実施例 1同様、 ホ夕ル石単一の結晶相からなる ことを X線回折試験により確認した。得られた仮焼粉末は、 平均 1次粒子径が 50 ナノメーター、 2次粒子径が 130ナノメータ一の球状粒子とァスぺクト比が 12、 短径方向の径が 200ナノメータ一以下の柱状粒子が共存した粉末であった。 球状 Ce02粒子の柱状 Ce02粒子に対する個数割合は、 およそ 94%であった。 このナノセリア粉末を、 0. 15モル/リットルの塩化白金酸水溶液とカーポンプ ラックを蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネティック ·ス ターラーで 2時間攪拌したのち、 吸引ろ過器を用いて、 ろ過を行った。 得られた 沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3回繰り返 したのち、 毎分 150ミリ ·リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 2日間乾燥した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミリ ·リツ トル)において、 400°Cで、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処理を行った。 作製した電極物質活物質中の Pt粒子は、 1次粒子径が 40ナノメータ一以下、 次、粒子径が 200ナノメーター程度のナノ粒子になっていることが分かった。 こう して得られた電極活物質を、実施例 1と同じ実験条件下において、サイクリック · ポルタンメトリーにより、 電極活性評価を行つた。 その結果、 0.70V vs RHEの電位に、メタノール酸化を示す 8.6mAの大きな電流値 のピークが確認された。このピークの大きさは、メタノール力 水素が発生した際に、副 生成物として発生する COの C02への転ィヒの効率をは力、る指標となり、大きな電流値が とれるほど、 COの C02への転ィ匕反応が容易に進むことを意味してレ、ることから、実施例 8において得られたアノード材料は、メタノールから水素と COへの添加が起こり、かつ 副生成物である COの C02への転化反応容易に進み、極めて高い電極活性を示すこ と力 S確認された。また、 CO の酸化反応が容易に起こるか否かを示す指標であるオンセ ットポテンシャルも 0.43(V vs. RHE)と十分に低いものであった。 実施例 9 ;
組成が 30wt%Pt/26wt%CeO2/44wt%Cになるように、 出発原料として、 L 0モル リットルの硝酸セリゥム (純度 99. 99¾) と 2. 5モル Zリットルの炭酸アンモニ ゥム水溶液(純度 99. 5%)を調製し、 75度に熱した炭酸アンモニゥム水溶液中に、 硝酸セリゥム水溶液を毎分 1ミリ ·リツトルの速度で滴下して沈殿を作製した。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 75°Cの温度で、 1時間熟成を行った。 こうして得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾 燥窒素ガス中において、 2日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引 き続き、 酸素流通下 (毎分 250ミリ · リットル) において、 280 の温度で 15時 間熱処理を行い、 その後降温することなく、 800°Cの温度まで昇温し、 時間仮焼 して結晶性セリァ粉末を作成し、 実施例 1同様、 ホ夕ル石単一の結晶相からなる ことを X線回折試験により確認した。 得られた仮焼粉末は、 平均 1次粒子径が 50ナノメーター、 2次粒子径が 130 ナノメーターの球状粒子とァスぺクト比が 15、短径方向の径が 170ナノメーター 以下の柱状粒子が共存した粉末であった。球状 Ce( 粒子の柱状 Ce02粒子に対する 個数割合は、 およそ 95 %であった。 このナノセリア粉末を、 0. 15モル/リットルの塩ィ匕白金酸水溶液とカーポンプ ラックを蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネティック *ス 夕一ラーで 2時間攪拌したのち、 吸引ろ過器を用いて、 ろ過を行った。 得られた 沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3回繰り返 したのち、 毎分 150ミリ ·リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 2日間乾燥した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミリ ·リツ トル)において、 400 で、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処理を行った。 作製した電極物質活物質中の Pt粒子は、 1次粒子径が 40ナノメーター以下、 2 次粒子径が 200ナノメータ一程度のナノ粒子になっていることが分かった。 こうして得られた電極活物質を、 実施例 1と同じ実験条件下において、 サイク リック ·ポル夕ンメ卜リーにより、 電極活性評価を行つた。 その結果、 0.70V vs RHEの電位に、メタノール酸化を示す 8.6mAの大きな電流値 のピークが確認された。このピークの大きさは、メタノール力 水素が発生した際に、副 生成物として発生する COの C02への転ィ匕の効率をはカゝる指標となり、大きな電流値が とれるほど、 COの C02への転ィ匕反応が容易に進むことを意味していることから、実施例 9において得られたアノード材料は、メタノールから水素と COへの添加が起こり、かつ 副生成物である C〇の C02への転化反応容易に進み、極めて高い電極活性を示すこ とが確認された。 また、 CO の酸ィ匕反応が容易に起こるカゝ否かを示す指標であるオンセットポテンシャ ルも 0.44(V vs. RHE)と十分に低いものであった。
表 1 硝酸セリウム 炭酸アンモニゥム水溶液 濃度 (M) または炭酸水素アンモニゥム 水溶液濃度 (M) 実施例 1 3 Ow t ¾Pt/26wt% Ce0244wt%C 1. 0 2. 5
実施例 2 15wt ¾Pt/35wt%CeO2/50wt% C 1. 0 2. 5
実施例 3 3 Ow t ¾Pt26wt%Ce02/44wt C 2. 5 7. 5
実施例 4 35 wt%Pt/15wt%CeO2/50wt%C 2. 5 7. 5
実施例 5 30w t ¾Pt/26wt%Ce02/44wt% C 2. 5 7. 5
実施例 6 30wt¾Pt/26wt%CeO2/44wt%C 2. 5 7. 5
実施例 7 3 Ow t ¾Pt/26wt%Ce02/44wt C 1. 0 2. 5
実施例 8 30wt¾Pt/26wt%CeO2/44wt%C 1. 0 2. 5
実施例 9 3 Ow t ¾Pt/26wt%Ce02/44wt% C 1. 0 2. 5
表 2
実施例 熟成 熟成 セリア前駆体 セリア前駆体 セリア前駆体 セリア前駆体 温度 時間 熱処理温度 熱処理時間 仮焼温度 仮焼時間
(。c) (時間) (時間) CC) (時間) 実施例 1 75 1 熱処理なし 0 800 2 実施例 2 75 1 熱処理なし 0 800 2 実施例 3 70 10 熱処理なし 0 500 6 実施例 4 75 1 熱処理なし 0 700 2 実施例 5 75 1 熱処理なし 0 800 2 実施例 6 70 1 熱処理なし 0 500 6 実施例 7 75 1 150 2 800 2 実施例 8 75 1 150 15 800 2 実施例 9 75 1 280 15 800 2 表 3
実施例 セリアの セリアの セリアの 球状セリア粒子の割合 結晶相 1次粒子径 2次粒子径 の割合 (%)
(nm) Uim)
実施例 1 蛍石構造 50 200 90 実施例 2 蛍石構造 40 1 50 90 実施例 3 蛍石構造 40 120 80 実施例 4 蛍石構造 45 180 8 5 実施例 5 蛍石構造 40 120 80 実施例 6 蛍石構造 40 1 20 80 実施例 7 蛍石構造 50 1 50 9 3 実施例 8 蛍石構造 50 1 30 94 実施例 9 蛍石構造 50 1 30 9 5
表 4
実施例 柱状セリア粒子 柱状セリア粒子 塩化白金酸水溶液
のァスぺク卜比 の短径 (mn) (M)
実施例 1 1 5 250 0 . 1 5
実施例 2 1 7 1 50 0 . 1 5
実施例 3 1 8 240 0. . 1 5
実施例 4 20 245 0. . 1 5
実施例 5 1 8 240 0. , 90
実施例 6 18 240 0. . 1 0
実施例 7 1 2 200 0 . 1 5
実施例 8 1 2 200 0 • 1 5
実施例 9 1 0 170 0 . 1 5 表 5
電極活物質 電極活物質 白金粒子一次 白金 2次 仮焼温度 (で) 仮焼時間 (時間) 粒子径 (nm) 粒子径 (nm) 実施例 1 400 2 40 200 実施例 2 400 2 45 180 実施例 3 450 2 41 190 実施例 4 350 2 40 150 実施例 5 450 2 40 200 実施例 6 450 2 40 190 実施例 7 400 2 40 200 実施例 8 400 2 40 200 実施例 9 400 2 40 200
表 6
0.70V vs RHEの電位における オンセットポテンシャル 電流値(ミリ ·アンペア) on set potential
(V vs RHE)
実施例 1 7. 8 0. 48
実施例 2 7. 6 0. 49
実施例 3 7. 7 0. 48
実施例 4 7. 2 0. 48
実施例 5 7. 7 0. 49
実施例 6 7. 7 0. 49
実施例 7 8. 5 0. 44
実施例 8 8. 6 0. 43
実施例 9 8. 6 0. 44 本明細書内におけるオンセットポテンシャル (on set potential) は、 たとえば図 4にあるサ イクリック ·ポル夕モグラムの図において、 電流値 0mAの点から Potential軸 (横軸) に平 行に直線を引き、 最初のピークと交わった点における potentialをもとに規定した値である。 比較例 1 ;
組成が 5wt%Pt/25wt%CeO2/70wt%Cになるように、 出発原料として、 1. 0モルノ リットルの硝酸セリゥム (純度 99. 99%) と 2. 5モル リットルの炭酸アンモニゥ ム水溶液 (純度 99. 5%) を調製し、 75度に熱した炭酸アンモニゥム水溶液中に、 硝酸セリゥム水溶液を毎分 1ミリ ·リツトルの速度で滴下して沈殿を作製した。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 75°Cの温度で、 1時間熟成を行った。 こうして得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾 燥窒素ガス中において、 2 日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引 き続き、 酸素流通下(毎分 250ミリ ·リットル) において、 800°Cの温度で I時間 仮焼して結晶性セリア粉末を作成し、 実施例 1において示された図 1同様、 ホ夕 ル石単一の結晶相からなることを X線回折試験により確認した。 得られた仮焼粉末は、 平均 1次粒子径が 50ナノメータ一、 2次粒子径が 200 ナノメータ一の球状粒子とァスぺクト比が 15、短径方向の径が 250ナノメーター 以下の柱状粒子が共存した粉末であった。球状 Ce02粒子の柱状 Ce( 粒子に対する 個数割合は、 およそ 90 %であった。 このナノセリア粉末を、 0. 15モル/リットルの塩化白金酸水溶液とカーポンプ ラックを蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネティック ·ス 夕一ラーで 2時間攪拌したのち、 吸引ろ過器を用いて、 ろ過を行った。 得られた 沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3回繰り返 したのち、 毎分 150ミリ · リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 1日間乾燥した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミリ ·リツ トル)において、 400°Cで、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処理を行つた。 作製した電極物質活物質中の Pt粒子は、 極めて小さいことから、 SEMでは観察 できないことから、 透過型電子顕微鏡 (TEM) を用いてセリア上の PU立子の形態 を観察した。 TEMによる観察結果から、 Ptは 1次粒子径が 40ナノメーター以下、 2次粒子径が 200ナノメータ一程度のナノ、粒子になっていることが分かった。 こうして得られた電極活物質を、濃度 0.5モル/リツトルの H2S04水溶液と濃 度 0.5モル リットルのメタノールの混合水溶液中において、 50mV/s の走査速 度で、 サイクリック ·ポル夕ンメトリーにより、 電極活性評価を行つた。 測定結果から、 OJOV vs RHEの電位に、メタノール酸ィ匕を示す 1.8mAの小さな電流 値のピークが確認されたことから、比較例 1において得られたアノード材料は、メタノー ルから水素と COへの添加は起こり、副生成物である COの C02への転化反応も起こ るものの、その活性は低ぐ電極活性は低いものであることが確認された。 また、 CO の酸ィ匕反応力 s容易に起こる力否かを示す指標であるオンセットポテンシャ ルも 0.56(V vs. RHE)と高い値であり、 COの酸化が始まりにくい結果となった。
比較例 1で得られた結果を、表 7から表 12にまとめて示した。 比較例 2 ;
組成が 30W Pt/50wt%CeO2/20wt%Cになるように、 出発原料として、 1. 0モル リットルの硝酸セリゥム (純度 99. 99¾) と . 5モル/リットルの炭酸アンモニ ゥム水溶液(純度 99. 5%)を調製し、 75度に熱した炭酸アンモニゥム水溶液中に、 硝酸セリゥム水溶液を毎分 1ミリ 'リツトルの速度で滴下して沈殿を作製した。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 75°Cの温度で、 1時間熟成を行った。 こうして得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾 燥窒素ガス中において、 I 日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引 き続き、 酸素流通下(毎分 250ミリ ·リットル) において、 800°Cの温度で 2時間 仮焼して結晶性セリア粉末を作成し、 実施例 1同様、 ホ夕ル石単一の結晶相から なることを X線回折試験により確認した。 作製した電極物質の SEM観察結果から、 得られた仮焼粉末は、 平均 1次粒子径 が 40ナノメータ一、 2次粒子径が 550ナノメーターの球状粒子とァスぺクト比が 17、 短径方向の径が 245ナノメータ一以下の柱状粒子が共存した粉末であった。 また、球状 Ce02粒子の柱状 Ce02粒子に対する個数割合は、およそ 90%であった。 このナノセリア粉末を、 0. 15モル Zリットルの塩化白金酸水溶液と力一ボンブ ラックを蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネティック -ス 夕—ラ—で 2時間攪拌したのち、 吸引ろ過器を用いて、 ろ過を行った。 得られた沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3回繰り返したのち、 毎分 150ミリ ·リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 2日間 乾燥した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミ リ ·リットル) において、 400°Cで、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処理 を行つた。作製した電極物質活物質中のセリァ上の Pt粒子は、 TEM観察結果から、 1次粒子径が 45ナノメーター、 2次粒子径が 180ナノメーター程度のナノ粒子に なっていることが分かつた。 こうして得られた電極活物質を、 比較例 1と同じ実験条件下において、 サイク リック ·ポルタンメトリーにより、 電極活性評価を行った。 測定結果から、 0.70V vs RHEの電位に、メタノール酸ィ匕を示す 1.6mAの小さな電流値のピークが確認された ことから、比較例 2において得られたアノード材料は、メタノールから水素と COへの添 加は起こり、副生成物である COの C02への転ィ匕反応も起こるものの、その活性は低ぐ 電極活性は低いものであることが確認された。また、 CO の酸ィ匕反応が容易に起こるか 否かを示す指標であるオンセットポテンシャルも 0.55(V vs. RHE)と高い値であり、 COの 酸化が始まりにくレヽ結果となった。 比較例 2で得られた結果を、表 7から表 12にまとめて示した。 比較例 3 ;
組成が 30wt Pt/5wt%Ce(V65wt%Cになるように、 出発原料として、 . 5モル / リットルの硝酸セリゥム (純度 99. 99%) と 7. 5モル/リットルの炭酸水素アンモ ニゥム水溶液 (純度 99. 5%) を調製し、 70度に熱した炭酸水素アンモニゥム水溶 液中に、 硝酸セリウム水溶液を毎分 1ミリ ·リットルの速度で滴下して沈殿を作 製した。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 70 の温度で、 10時間熟成を行った。 こうして得られた沈殿は、 z洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾 燥窒素ガス中において、 2 日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引 き続き、 酸素流通下(毎分 250ミリ 'リットル) において、 500での温度で 6時間 仮焼して結晶性セリア粉末を作成し、 実施例 1同様、 ホ夕ル石単一の結晶相から なることを X線回折試験により確認した。 作製した電極物質の SEM観察結果から、 得られた仮焼粉末は、 平均 1次粒子径 が 40ナノメ一夕一、 2次粒子径が 120ナノメーターの球状粒子とァスぺク卜比が 18、 短径方向の径が 240ナノメ一ター以下の柱状粒子が共存した粉末であった。 また、球状 Ce02'粒子の柱状 Ce02粒子に対する個数割合は、およそ 80%であった。 このナノセリァ粉末を、 0. 15モルノリットルの塩ィ匕白金酸水溶液とカーポンプ ラックを蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネティック ·ス ターラーで 2時間攪拌したのち、 吸引ろ過器を用いて、 ろ過を行った。 得られた 沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3回繰り返 したのち、 毎分 150ミリ · リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 2日間乾燥した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミリ ·リツ トル)において、 450°Cで、 2時間仮焼することで、 P t表面の活性化処理を行った。 作製した電極物質活物質中のセリア上の Pt粒子は、 TEM観察結果から、 1次粒 子径が 41ナノメ一ター、 2次粒子径が 190ナノメーター程度のナノ粒子になって いることが分かった。
こうして得られた電極活物質を、 比較例 1と同じ実験条件下において、 サイク リック,ポル夕ンメトリ一により、 電極活性評価を行つた。 測定結果から、 OJOV vs RHEの電位に、メタノール酸ィヒを示す 1.9mAの小さな電流 値のピークが確認されたことから、比較例 3において得られたアノード材料は、メタノー ルから水素と COへの添加は起こり、副生成物である COの C02への転化反応も起こ るものの、その活性は低ぐ電極活性は低いものであることが確認された。また、 CO の 酸ィ匕反応が容易に起こる力、否かを示す指標であるオンセットポテンシャルも 0.57(V vs. RHE)と高い値であり、 COの酸ィ匕が始まりにくい結果となった。 比較例 3で得られた結果を、表 7から表 12にまとめて示した。 比較例 4 ;
組成が 35 wt%Pt/15wt%CeO2/50wt%Cになるように、 出発原料として、 0. 1モル /リットルの硝酸セリゥム (純度 99. 99%) と Ί. 5モル/リットルの炭酸アンモニ ゥム水溶液 (純度 99. 5%) を調製し、 75度に熱した炭酸水素アンモニゥム水溶液 中に、 硝酸セリウム水溶液を毎分 1ミリ ·リットルの速度で滴下して沈殿を作製 した。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 75°Cの温度で、 1時間熟成を行った。 こうして得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾 燥窒素ガス中において、 2日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引 き続き、 酸素流通下 (毎分 250 ミリ ·リットル) において、 70 0 °Cの温度で 2 時間仮焼して結晶性セリア粉末を作成し、 実施例 1同様、 ホタル石単一の結晶相 からなることを X線回折試験により確認した。 作製した電極物質の SEM観察結果から、 得られた仮焼粉末は、 平均 1次粒子径 が 45ナノメータ一、 2次粒子径が 180ナノメータ一の球状粒子、ァスぺクト比が 20、 短径方向の径が 245ナノメーター以下の柱状粒子および、 縦 100ナノメータ 一、 横 200ナノメーター程度の板状のセリァが共存した粉末であった。 また、 球状 Ce02粒子の柱状または柱状 Ce02粒子に対する個数割合は、 およそ 17%であった。 このナノセリア粉末を、 0. 15モル Zリットルの塩化白金酸水溶液と力一ポンプ ラックを蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネティック ·ス 夕一ラーで 2時間攪拌したのち、 吸引ろ過器を用いて、 ろ過を行った。 得られた 沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3回繰り返 したのち、 毎分 150ミリ ·リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 2日間乾燥した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミリ ·リツ トル)において、 350°Cで、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処理を行った。 作製した電極物質活物質中のセリア上の Pt '粒子は、 TEM観察結果から、 1次粒 子径が 40ナノメーター、 2次粒子径が 150ナノメーター程度のナノ粒子になって いることが分かった。 こうして得られた電極活物質を、 比較例 1と同じ実験条件下において、 サイク リック ·ポルタンメトリーにより、 電極活性評価を行つた。 測定結果から、 0.70V vs RHEの電位に、メタノール酸化を示す 1.6mAの小さな電流 値のピークが確認されたことから、比較例 4において得られたアノード材料は、メタノー ルから水素と COへの添加は起こり、副生成物である COの C02への転化反応も起こ るものの、その活性は低く、電極活性は低レ、ものであることが確認された。また、 CO の 酸化反応が容易に起こるか否かを示す指標であるオンセットポテンシャル(on set potential)も 0,56(V vs. RHE)と高い値であり、 COの酸化が始まりにくい結果となった。 比較例 4で得られた結果を、表 7から表 12にまとめて示した。 比較例 5;
組成が 35 wt%Pt/15wt%CeO2/50wt%Cになるように、 出発原料として、 5. 0モル Zリットルの硝酸セリゥム (純度 99. 99¾) と 7. 5モル/リットルの炭酸アンモニ ゥム水溶液(純度 99. 5%)を調製し、 75度に熱した炭酸アンモニゥム水溶液中に、 硝酸セリゥム水溶液を毎分 1ミリ ·リツトルの速度で滴下して沈殿を作製した。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 75°Cの温度で、 1時間熟成を行った。 こうして得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾 燥窒素ガス中において、 2 日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引 き続き、 酸素流通下(毎分 250ミリ ·リットル) において、 700°Cの温度で 時間 仮焼して結晶性セリア粉末を作成し、 実施例 1同様、 ホ夕ル石単一の結晶相から なることを X線回折試験により確認した。 作製した電極物質の SEM観察結果から、 得られた仮焼粉末は、 平均 1次粒子径 が 40ナノメーター、 2次粒子径が 160ナノメータ一の球状粒子とァスぺクト比が 19、 短径方向の径が 245ナノメーター以下の柱状粒子が共存した粉末であった。 また、 球状 Ce02粒子の柱状 Ce02粒子に対する個数割合は、 およそ 14%であり、 主として柱状粒子からなっていた。 次に、 0. 15 モル リットルの塩化白金酸水溶液と力一ポンプラックを準備し、 上記組成式を満たすように、 本比較例で作成したセリア粉末を秤量し、 これら 3 種類の電極活物質を蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネテ ィック ·スターラーで 2時間攪拌したのち、吸引ろ過器を用いて、ろ過を行った。 得られた沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3 回繰り返したのち、 毎分 150ミリ ·リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 2日間乾 燥した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミリ ·リツ トル)において、 450υで、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処理を行つた。 作製した電極物質活物質中のセリア上の Pt粒子は、 TEM観察結果から、 1次粒 子径が 40ナノメーター、 2次粒子径が 200ナノメーター程度のナノ粒子になって いることが分かった。 こうして得られた電極活物質を、 比較例 1と同じ実験条件下において、 サイク リック 'ポルタンメトリーにより、 電極活性評価を行つた。 測定結果から、 0.70V vs RHEの電位に、メタノール酸化を示す 1.1mAの小さな電流 値のピークが確認されたことから、比較例 5において得られたアノード材料は、メタノー ルから水素と COへの添加は起こり、副生成物である COの C02への転化反応も起こ るものの、その活性は低ぐ電極活性は低レ、ものであることが確認された。また、 CO の 酸化反^が容易に起こるか否かを示す指標であるオンセットポテンシャル(on set potential)も 0.58(V vs. RHE)と高い値であり、 COの酸化が始まりにくい結果となった。 比較例 5で得られた結果を、表 7から表 12にまとめて示した。 比較例 6 ;
組成が 35wt%Pt/15wt%CeO2/50wt%Cになるように、 出発原料として、 1. 5モル /リットルの硝酸セリゥム (純度 99. 99%) と 15. 0モル Zリットルの炭酸アンモ ニゥム水溶液 (純度 99. 5%) を調製し、 70度に熱した炭酸アンモニゥム水溶液中 に、 硝酸セリウム水溶液を毎分 1ミリ ·リットルの速度で滴下して沈殿を作製し た。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 70°Cの温度で、 1時間熟成を行った。 こうして得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾 燥窒素ガス中において、 2日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引 き続き、 酸素流通下 (毎分 250ミリ ·リットル) において、 700°Cの温度で 2時間 仮焼して結晶性セリア粉末を作成し、 実施例 1同様、 ホタル石単一の結晶相から なることを X線回折試験により確認した。 作製した電極物質の SEM観察結果から、 得られた仮焼粉末は、 平均 1次粒子径 が 40ナノメーター、 2次粒子径が 170ナノメーターの球状'粒子とァスぺクト比が 17、 短径方向の径が 500ナノメーター以上の柱状粒子が共存した粉末であった。 また、球状 Ce02粒子の柱状 Ce02粒子に対する個数割合は、およそ 20%であった。 次に、 0. 15 モル Zリットルの塩ィ匕白金酸水溶液とカーボンブラックを準備し、 上記組成式を満たすように、 本比較例で作成したセリア粉末を秤量し、 これら 3 種類の電極活物質を蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネテ ィック ·スタ一ラーで 2時間攪拌したのち、吸引ろ過器を用いて、ろ過を行った。 得られた沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3 回繰り返したのち、 毎分 150ミリ ·リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 2日間乾 燥した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミリ ·リツ 卜ル)において、 400°Cで、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処理を行った。 作製した電極物質活物質中のセリァ上の Pt粒子は、 TEM観察結果から、 1次粒 子径が 40ナノメーター、 2次粒子径が 190ナノメータ一程度のナノ粒子になって いることが分かった。 こうして得られた電極活物質を、 比較例 1と同じ実験条件下において、 サイク リック,ポルタンメトリ一により、 電極活性評価を行つた。 その結果、 0.70V vs RHEの電位に、メタノール酸化を示す 1.7mAの大きな電流値 のピークが確認されたことから、実施例 6において得られたアノード材料は、メタノーノレ から水素と COへの添加が起こり、かつ副生成物である COの C〇2への転化反応容易 に進み、極めて高い電極活性を示すことが確認された。また、 COの酸化反応が容易に 起こるか否かを示す指標であるオンセットポテンシャノレ(on set potential)も 0.56(V vs. RHE)と高い値であり、 COの酸化が始まりにくい結果となった。 比較例 6で得られた結果を、比較例 1同様、表 7から表 12にまとめて示した。 比較例 7;
組成が 35 wt%Pt/15wt%CeO2/50wt%Cになるように、 出発原料として、 1. 5モル Zリットルの硝酸セリゥム (純度 99. 99%) と 7. 5モル Ζリットルの炭酸アンモ ニゥム水溶液(純度 99. 5%) を調製し、 30°Cに熱した炭酸水素アンモニゥム水溶 液中に、 硝酸セリウム水溶液を毎分 1ミリ ·リットルの速度で滴下して沈殿を作 製した。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 30°Cの温度で、 1時間熟成を行った。 こうして得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾 燥窒素ガス中において、 2 日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引 き続き、 酸素流通下(毎分 250ミリ .リットル) において、 700 の温度で 2時間 仮焼して結晶性セリア粉末を作成し、 実施例 1同様、 ホ夕ル石単一の結晶相から なることを X線回折試験により確認した。 作製した電極物質の SEM観察結果から、 得られた仮焼粉末は、 平均 1次粒子径 が 40ナノメ一夕一、 2次粒子径が 490ナノメーターの球状粒子、 ァスぺクト比が 20、 短径方向の径が 250ナノメ一ター以下の柱状粒子および、 縦 100ナノメータ 一、 横 200ナノメータ一程度の板状のセリアが共存した粉末であった。 球状 Ce02 粒子の柱状または板状 Ce02粒子に対する個数割合は、 およそ 17%であった。 このナノセリア粉末を、 0. 15モル/リットルの塩化白金酸水溶液と力一ポンプ ラックを蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネティック ·ス 夕一ラーで 2時間攪拌したのち、 吸引ろ過器を用いて、 ろ過を行った。 得られた 沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3回繰り返 したのち、 毎分 150ミリ ·リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 2日間乾燥した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミリ ·リツ トル)において、 400°Cで、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処理を行つた。 作製した電極物質活物質中のセリァ上の Pt粒子は、 TEM観察結果から、 1次粒 子径が 40ナノメーター、 2次粒子径が 190ナノメータ一程度のナノ粒子になって いることが分かった。 こうして得られた電極活物質を、 比較例 1と同じ実験条件下において、 サイク リック ·ポルタンメトリ一により、 電極活性評価を行つた。 測定結果から、 OJOV vs RHEの電位に、メタノール酸化を示す 1.4mAの小さな電流 値のピークが確認されたことから、比較例 7において得られたアノード材料は、メタノー ルから水素と COへの添加は起こり、副生成物である COの C02への転化反応も起こ るものの、その活性は低ぐ電極活性は低いものであることが確認された。また、 C〇 の 酸化反応が容易に起こるか否かを示す指標であるオンセットポテンシャル(on set potential)も 0.56(V vs. RHE)と高い値であり、 COの酸化が始まりにくい結果となった。 比較例 7で得られた結果を、表 7から表 12にまとめて示した。 比較例 8;
組成が 35 wt Pt 15wt CeO2/50wt Cになるように、 出発原料として、 2. 5モル リットルの硝酸セリゥム (純度 99. 99%) と Ί. 5モル/リットルの炭酸アンモニ ゥム水溶液 (純度 99. 5%) を調製し、 90度に熱した炭酸水素アンモニゥム水溶液 中に、 硝酸セリウム水溶液を毎分 1ミリ ·リツトルの速度で滴下して沈殿を作製 した。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 90°Cの温度で、 1時間熟成を行った。 こうして得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾 燥窒素ガス中において、 2日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引 き続き、 酸素流通下(毎分 250ミリ ·リットル) において、 700°Cの温度で 2時間 仮焼して結晶性セリア粉末を作成し、 実施例 1同様、 ホ夕ル石単一の結晶相から なることを X線回折試験により確認した。
作製した電極物質の SEM観察結果から、 得られた仮焼粉末は、 平均 1次粒子径 が 40ナノメ一夕一、 2次粒子径が 420ナノメーターの球状粒子とァスぺクト比が 20、 短径方向の径が 247ナノメ一ター以下の柱状粒子が共存した粉末であった。 球状 Ce02粒子の柱状 Ce02粒子に対する個数割合は、 およそ 19%であった。 このナノセリア粉末を、 0. 15モルノリットルの塩化白金酸水溶液とカーボンブ ラックを蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネティック ·ス 夕一ラーで 2時間攪拌したのち、 吸引ろ過器を用いて、 ろ過を行った。 得られた 沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3回繰り返 したのち、 毎分 150ミリ ·リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 2日間乾燥した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミリ ·リツ トル)において、 400°Cで、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処理を行った。 作製した電極物質活物質中のセリア上の Pt粒子は、 TEM観察結果から、 1次粒 子径が 40ナノメータ一、 1次粒子径が 190ナノメーター程度のナノ粒子になって いることが分かった。 こうして得られた電極活物質を、 比較例 1と同じ実験条件下において、 サイク リック ·ボル夕ンメトリ一により、 電極活性評価を行つた。 測定結果から、 OJOV vs RHEの電位に、メタノール酸化を示す 1.5mAの小さな電流 値のピークが確認されたことから、比較例 8において得られたアノード材料は、メタノー ルから水素と COへの添加は起こり、副生成物である COの C02への転化反応も起こ るものの、その活性は低 電極活性は低いものであることが確認された。また、 CO の 酸化反応が容易に起こるか否かを示す指標であるオンセットポテンシャル(on set potential )も 0.56(V vs. RHE)と高い値であり、 COの酸化が始まりにくい結果となった。 比較例 8で得られた結果を、表 7から表 12にまとめて示した。 比較例 9;
組成が 35 wt Pt/15wt%CeO2 50wt Cになるように、 出発原料として、 1. 5モル ノリットルの硝酸セリウム (純度 99. 99%) と 7. 5モル Zリットルの炭酸アンモ 二ゥム水溶 ί夜 (純度 9 9 . 5 %) を調製し、 75度に熱した炭酸水素アンモニゥム 水溶液中に、 硝酸セリゥム水溶液を毎分 1ミリ 'リツトルの速度で滴下して沈殿 を作製した。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 75°Cの温度で熟成を行わずに、 水洗処理とろ 過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾燥窒素ガス中において、 2日間乾燥し、 前 駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引き続き、 酸素流通下 (毎分 250ミリ ·リツ トル) において、 700°Cの温度で 2時間仮焼して結晶性セリア粉末を作成し、実施 例 1同様、 ホタル石単一の結晶相からなることを X線回折試験により確認した。 作製した電極物質の SEM観察結果から、 得られた仮焼粉末は、 平均 1次粒子径 が 40ナノメーター、 2次粒子径が 520ナノメ一ターの球状粒子とァスぺク卜比が 23、 短径方向の径が 245ナノメーター以下の柱状粒子が共存した粉末であった。 球状 Ce02粒子の柱状 Ce( 粒子に対する個数割合は、 およそ 60%であった。 このナノセリア粉末を、 0. 15モル/リットルの塩ィ匕白金酸水溶液とカーポンプ ラックを蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネティック 'ス ターラーで 2時間攪拌したのち、 吸引ろ過器を用いて、 ろ過を行った。 得られた 沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3回繰り返 したのち、 毎分 150ミリ ·リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 1日間乾燥した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミリ ·リツ トル)において、 400でで、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処理を行った。 作製した電極物質活物質中のセリア上の Pt粒子は、 TEM観察結果から、 1次粒 子径が 40ナノメーター、 2次粒子径が 190ナノメータ一程度のナノ粒子になって いることが分かった。 こうして得られた電極活物質を、 比較例 1と同じ実験条件下において、 サイク リック,ポル夕ンメトリ一により、 電極活性評価を行つた。 測定結果から、 0.70V vs RHEの電位に、メタノール酸化を示す 2.0mAの小さな電流 値のピーク; ^確認されたことから、比較例 9において得られたアノード材料は、メタノー ルから水素と COへの添加は起こり、副生成物である COの C02への転化反応も起こ るものの、その活性は低 電極活性は低レヽものであることが確認された。また、 CO の 酸化反応が容易に起こるか否かを示す指標であるオンセットポテンシャル(on set potential)も 0.55(V vs. RHE)と高い値であり、 COの酸化が始まりにくい結果となった。 比較例 9で得られた結果を、表 7から表 12にまとめて示した。 比較例 10;
組成が 35 wt%Pt/15wt%CeO2/50wt%Cになるように、 出発原料として、 2. 5モル /リットルの硝酸セリゥム (純度 99. 99%) と 7. 5モル Zリットルの炭酸アンモニ ゥム水溶液 (純度 99. 5%) を調製し、 75度に熱した炭酸水素アンモニゥム水溶液 中に、 硝酸セリゥム水溶液を毎分 1ミリ ·リツトルの速度で滴下して沈殿を作製 した。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 75 の温度で、 72時間熟成を行った。 こうして得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾 燥窒素ガス中において、 2 日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引 き続き、酸素流通下(毎分 250ミリ ·リットル) において、 70ο の温度で I時間 仮焼して結晶性セリア粉末を作成し、 実施例 1同様、 ホ夕ル石単一の結晶相から なることを X線回折試験により確認した。 作製した電極物質の SEM観察結果から、 得られた仮焼粉末は、 平均 1次粒子径 が 45ナノメーター、 2次粒子径が 560ナノメータ一の球状粒子とァスぺク卜比が 21、 短径方向の径が 246ナノメーター以下の柱状粒子が共存した粉末であった。 また、球状 Ce02粒子の柱状 Ce02粒子に対する個数割合は、およそ 57%であった。 このナノセリア粉末を、 0. 15モル/リットルの塩化白金酸水溶液とカーポンプ ラックを蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネティック *ス ターラーで 2時間攪拌したのち、 吸引ろ過器を用いて、 ろ過を行った。 得られた 沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3回繰り返 したのち、 毎分 150ミリ · リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 2日間乾燥した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミリ ·リツ トル)において、 400°Cで、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処理を行った。 作製した電極物質活物質中のセリア上の P 立子は、 TEM観察結果から、 1次粒 子径が 40ナノメータ一、 2次粒子径が 190ナノメータ一程度のナノ粒子になって いることが分かった。 こうして得られた電極活物質を、 比較例 1と同じ実験条件下において、 サイク リック ·ポルタンメトリーにより、 電極活性評価を行つた。 測定結果から、 OJOV vs RHEの電位に、メタノール酸化を示す 1.7mAの小さな電流 値のピークが確認されたことから、比較例 10において得られたアノード材料は、メタノー ルから水素と COへの添加は起こり、副生成物である COの C02への転化反応も起こ るものの、その活性は低く、電極活性は低レヽものであることが確認された。また、 C〇 の 酸化反応が容易に起こるか否かを示す指標であるオンセットポテンシャル(on set potential)も 0.57(V vs. RHE)と高い値であり、 COの酸化が始まりにくい結果となった。 比較例 10で得られた結果を、表 7から表 12にまとめて示した。 比較例 11;
組成が 35 wt%Pt/15wt%CeO2/50wt%Cになるように、 出発原料として、 2. 5モル /リットルの硝酸セリゥム (純度 99. 99%) と 7. 5モル Zリットルの炭酸アンモニ ゥム水溶液 (純度 99. 5%) を調製し、 75度に熱した炭酸水素アンモニゥム水溶液 中に、 硝酸セリゥム水溶液を毎分 1ミリ ·リツトルの速度で滴下して沈殿を作製 した。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 75°Cの温度で、 1時間熟成を行った。 こうして得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾 燥窒素ガス中において、 2 日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引 き続き、酸素流通下(毎分 250ミリ ·リットル) において、 200°Cの温度で 1時間 仮焼して、 X線回折試験により生成物の結晶相を調べたところ、 蛍石構造に由来 する回折線は認められず、 炭酸セリウムに由来すると思われる回折線が認められ た。 作製した電極物質の SEM観察結果から、 得られた仮焼粉末は、 セリア (Ce02) ではなかったが、平均 1次粒子径が 40ナノメーター、 2次'粒子径が 180ナノメー 夕一の球状粒子とァスぺクト比が 20、短径方向の径が 245ナノメーター以下の柱 状粒子が共存した粉末であった。また、球状粒子の柱状粒子に対する個数割合は、 およそ 85%であった。 このナノ仮焼粉末を、 0. 15モル リットルの塩化白金酸水溶液とカーボンブラ ックを蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネティック ·スタ —ラーで 2時間攪拌したのち、 吸引ろ過器を用いて、 ろ過を行った。 得られた沈 殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3回繰り返し たのち、 毎分 150ミリ · リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 2日間乾燥した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、' 高純度水素流通下 (毎分 250ミリ ·リツ 卜ル)において、 400°Cで、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処理を行った。 作製した電極物質活物質中のセリア上の 粒子は、 TEM観察結果から、 1次粒 子径が 40ナノメーター、 2次粒子径が 190ナノメーター程度のナノ粒子になって いることが分かった。
こうして得られた電極活物質を、 比較例 1と同じ実験条件下において、 サイク リック,ポルタンメトリーにより、 電極活性評価を行つた。 測定結果から、 OJOV vs RHEの電位に、メタノール酸化を示す 0.1mAの極めて小さ な電流値のピークが確認されたことから、比較例 11 において得られたアノード材料は、 メタノールから水素と COへの添加は起こり、副生成物である COの C〇2への転化反応 も起こるものの、その活性は低く、電極活性は低いものであることが確認された。また、 COの酸ィ匕反応が容易に起こる力否かを示す指標であるオンセットポテンシャル (on set potential)も 0.58(V vs. RHE)と高い値であり、 COの酸化が始まりにくい結果となった。 比較例 11で得られた結果を、表 7から表 12にまとめて示した。 比較例 12;
組成が 35 wt%Pt/15wt%CeO2/50wt%Cになるように、 出発原料として、 1. 5モル リットルの硝酸セリゥム (純度 99. 99¾) と 7. 5モル/リットルの炭酸アンモニ ゥム水溶液(純度 99. 5%)を調製し、 75度に熱した炭酸アンモニゥム水溶液中に、 硝酸セリゥム水溶液を毎分 1ミリ ·リツトルの速度で滴下して沈殿を作製した。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 75°Cの温度で、 1時間熟成を行った。 こうして得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾 燥窒素ガス中において、 2 日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引 き続き、 酸素流通下 (毎分 250 ミリ ·リットル) において、 1, 000°Cの温度で 2 時間仮焼して結晶性セリア粉末を作成し、 実施例 1同様、 ホ夕ル石単一の結晶相 からなることを X線回折試験により確認した。 作製した電極物質の SEM観察結果から、 得られた仮焼粉末は、 平均 1次粒子径 が 40ナノメーター、 2次粒子径が 1, 200ナノメ一夕一の凝集粒子とァスぺクト比 が 18、短径方向の径が 290ナノメ一夕一以下の柱状粒子が共存した粉末であった。 また、 凝集球形 Ce02粒子の柱状 Ce( 粒子に対する個数割合は、 およそ 80%であ つた。 このナノセリア粉末を、 0 . 1 5モル Zリットルの塩化白金酸水溶液とカーボ ンブラックを蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネティッ ク ·スタ一ラーで 2時間攪拌したのち、 吸引ろ過器を用いて、 ろ過を行った。 得 られた沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3回 繰り返したのち、 毎分 150ミリ ·リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 2日間乾燥 した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミリ ·リツ トル)において、 400°Cで、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化^ L理を行った。 作製した電極物質活物質中のセリア上の Pt粒子は、 TEM観察結果から、 1次粒 子径が 40ナノメータ一、 2次粒子径が 190ナノメーター程度のナノ粒子になって いることが分かった。 こうして得られた電極活物質を、 比較例 1と同じ実験条件下において、 サイク リック ·ポルタンメトリーにより、 電極活性評価を行つた。 測定結果から、 0.70V vs RHEの電位に、メタノール酸化を示す 1.2mAの小さな電流 値のピークが確認されたことから、比較例 12において得られたアノード材料は、メタノー ルから水素と COへの添カ卩は起こり、副生成物である COの C〇2への転化反応も起こ るものの、その活性は低ぐ電極活性は低レ、ものであることが確認された。また、 CO の 酸化反応が容易に起こるか否かを示す指標であるオンセットポテンシャル(on set potential)も 0.55(V vs. RHE)と高い値であり、 COの酸化が始まりにくい結果となった。 比較例 12で得られた結果を、表 7から表 12にまとめて示した。 比較例 13;
組成が 35 wt%Pt/15wt%CeO2/50wt%Cになるように、 出発原料として、 2. 5モル /リットルの硝酸セリゥム (純度 99. 99%) と 7. 5モル Zリットルの炭酸アンモニ ゥム水溶液 (純度 99. 5 )を調製し、 75度に熱した炭酸アンモニゥム水溶液中に、 硝酸セリウム水溶液を毎分 1ミリ ·リットルの速度で滴下して沈殿を作製した。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 75°Cの温度で、 1時間熟成を行った。 こうして得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾 燥窒素ガス中において、 2 日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引 き続き、 酸素流通下 (毎分 250ミリ ·リットル) において、 700°Cの温度で 2時間 仮焼して結晶性セリア粉末を作成し、 実施例 1同様、 ホタル石単一の結晶相から なることを X線回折試験により確認した。 作製した電極物質の SEM観察結果から、 得られた仮焼粉末は、 平均 1次粒子径 が 40ナノメータ一、 1次粒子径が 180ナノメ一夕一の球状粒子とァスぺクト比が 20、 短径方向の径が 245ナノメーター以下の柱状粒子が共存した粉末であった。 また、球状 Ce02粒子の柱状または柱状 Ce02粒子に対する個数割合は、およそ 85% であった。 このナノセリア粉末を、 0. 01モル Zリットルの塩化白金酸水溶液とカーボンブ ラックを蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネティック ·ス ターラーで 2時間攪拌したのち、 吸引ろ過器を用いて、 ろ過を行った。 得られた 沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3回繰り返 したのち、 毎分 150ミリ ·リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 日間乾燥した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミリ ·リツ トル)において、 400°Cで、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処理を行った。 作製した電極物質活物質中のセリア上の Pt粒子は、 TEM観察結果から、 1次粒 子径が 40ナノメーター、 2次粒子径が 190ナノメ一夕一程度のナノ粒子になって いることが分かった。 こうして得られた電極活物質を、 比較例 1と同じ実験条件下において、 サイク リック ·ポル夕ンメトリーにより、 電極活性評価を行つた。 測定結果から、 0.70V vs RHEの電位に、メタノール酸化を示す 0.3mAの小さな電流 値のピークが確認されたことから、比較例 13において得られたアノード材料は、メタノー ルから水素と COへの添加は起こり、副生成物である COの C〇2への転ィヒ反応も起こ るものの、その活性は低ぐ電極活性は低いものであることが確認された。また、 CO の 酸化反応が容易に起こるか否かを示す指標であるオンセットポテンシャル(on set potential)も 0.59(V vs. RHE)と高い値であり、 COの酸化が始まりにくい結果となった。 比較例 13で得られた結果を、表 7から表 12にまとめて示した。 比較例 14;
組成が 35 wt Pt/15wt CeO2/50wt%Cになるように、 出発原料として、 2. 5モル /リットルの硝酸セリゥム (純度 9 9 . 9 9 %) と 7. 5モル/リットルの炭酸ァ ンモニゥム水溶液 (純度 9 9 . 5%) を調製し、 75度に熱した炭酸アンモニゥム 水溶液中に、 硝酸セリウム水溶液を毎分 1ミリ ·リットルの速度で滴下して沈殿 を作製した。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 75°Cの温度で、 1時間熟成を行つ た。 こうして得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾 燥窒素ガス中において、 2日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引 き続き、酸素流通下 (毎分 250ミリ ·リットル) において、 700°Cの温度で 1時間 仮焼して結晶性セリァ粉末を作成し、 実施例 1同様、 ホタル石単一の結晶相から なることを X線回折試験により確認した。 作製した電極物質の SEM観察結果から、 得られた仮焼粉末は、 平均 1次粒子径 が 40ナノメーター、 2次粒子径が 180ナノメーターの球状粒子とァスぺクト比が 20、 短径方向の径が 245ナノメータ一以下の柱状粒子が共存した粉末であった。 また、球状 Ce02'粒子の柱状または柱状 Ce02粒子に対する個数割合は、およそ 85% であった。
このナノセリア粉末を、 0. 20モル Zリットルの塩化白金酸水溶液と力一ポンプ ラックを蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネティック ·ス ターラーで 2時間攪拌したのち、 吸引ろ過器を用いて、 ろ過を行った。 得られた 沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3回繰り返 したのち、 毎分 150ミリ ·リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 2日間乾燥した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミリ ·リツ トル)において、 400°Cで、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処理を行った。 作製した電極物質活物質中のセリア上の Pt粒子は、 TEM観察結果から、 1次粒 子径が 40ナノメーター、 2次粒子径が 470ナノメーター程度のナノ粒子になって いることが分かった。 こうして得られた電極活物質を、 比較例 1と同じ実験条件下において、 サイク リック ·ポル夕ンメ卜リーにより、 電極活性評価を行つた。 測定結果から、 0.70V VS RHEの電位に、メタノール酸化を示す 2.5mAの小さな電流 値のピークが確認されたことから、比較例 14において得られたアノード材料は、メタノー ルから水素と COへの添加は起こり、副生成物である COの C02への転化反応も起こ るものの、その活性は低く、電極活性は低いものであることが確認された。また、 CO の 酸化反応が容易に起こるか否かを示す指標であるオンセットポテンシャル(on set potential)も 0.54(V vs. RHE)と高い値であり、 COの酸化が始まりにくい結果となった。 比較例 14で得られた結果を、表 7から表 12にまとめて示した。 比較例 15;
組成が 35 wt%P< 15wt%CeO250wt%Cになるように、 出発原料として、 2. 5モル ノリットルの硝酸セリゥム (純度 99. 99%) と 7. 5モル Zリットルの炭酸アンモ ニゥム水溶液(純度 99. 5%) を調製し、 75度に熱した炭酸アンモニゥム水溶液中 に、 硝酸セリウム水溶液を毎分 1ミリ ·リットルの速度で滴下して沈殿を作製し た。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 75°Cの温度で、 1時間熟成を行った。 こうして得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾 燥窒素ガス中において、 2日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引 き続き、 酸素流通下(毎分 250ミリ ·リットル) において、 700°Cの温度で 1時間 仮焼して結晶性セリア粉末を作成し、 実施例 1同様、 ホ夕ル石単一の結晶相から なることを X線回折試験により確認した。 作製した電極物質の SEM観察結果から、 得られた仮焼粉末は、 平均 1次粒子径 が 40ナノメーター、 2次粒子径が 180ナノメ一夕一の球状粒子とァスぺクト比が 20、 短径方向の径が 245ナノメ一夕一以下の柱状粒子が共存した粉末であった。 また、球状 Ce02粒子の柱状または柱状 Ce02粒子に対する個数割合は、およそ 85% であった。 このナノセリア粉末を、 0 . 1 5モル/リットルの塩ィ匕白金酸水溶液とカーボ ンプラックを蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネティッ ク ·スターラーで 2時間攪拌したのち、 吸引ろ過器を用いて、 ろ過を行った。 得 られた沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3回 繰り返したのち、 毎分 150ミリ ·リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 2日間乾燥 した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミリ ·リツ トル)において、 100°Cで、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処理を行った。 作製した電極物質活物質中のセリア上の Pt粒子は、 TEM観察結果から、 1次粒 子径が 40ナノメ一夕一、 2次粒子径が 110ナノメーター程度のナノ粒子になって いることが分かった。 こうして得られた電極活物質を、 比較例 1と同じ実験条件下において、 サイク リック ·ポルタンメトリーにより、 電極活性評価を行つた。
測定結果から、 OJOVvs RHEの電位に、メタノール酸化を示す 2.3mAの小さな電流 値のピークが確認されたことから、比較例 15において得られたアノード材料は、メタノー ルから水素と COへの添カ卩は起こり、副生成物である COの C〇2への転化反応も起こ るものの、その活性は低ぐ電極活性は低いものであることが確認された。また、 CO の 酸ィ匕反応力 S容易に起こるか否かを示す指標である on set potentialも 0.55(V vs. RHE) と高い値であり、 COの酸化が始まりにくい結果となった。 比較例 15で得られた結果を、表 7から表 12にまとめて示した。 比較例 16;
組成が 35 wt%Pt/15wt%CeO2/50wt%Cになるように、 出発原料として、 2. 5モル Zリットルの硝酸セリゥム (純度 99. 99%) と 7, 5モル Zリットルの炭酸アンモニ ゥム水溶液(純度 99. 5¾)を調製し、 75度に熱した炭酸アンモニゥム水溶液中に、 硝酸セリゥム水溶液を毎分 1ミリ ·リツトルの速度で滴下して沈殿を作製した。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 75°Cの温度で、 1時間熟成を行った。
こうして得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾 燥窒素ガス中において、 1 日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引 き続き、 酸素流通下(毎分 250ミリ ·リットル) において、 70(TCの温度で 2時間 仮焼して結晶性セリア粉末を作成し、 実施例 1同様、 ホ夕ル石単一の結晶相から なることを X線回折試験により確認した。 作製した電極物質の SEM観察結果から、 得られた仮焼粉末は、 平均 1次粒子径 が 40ナノメーター、 2次粒子径が 180ナノメータ一の球状粒子とァスぺク卜比が 20、 短径方向の径が 245ナノメーター以下の柱状粒子が共存した粉末であった。 また、球状 Ce02粒子の柱状または柱状 Ce02粒子に対する個数割合は、およそ 85% であった。 このナノセリア粉末を、 0. 15モル Zリットルの塩化白金酸水溶液とカーポンプ ラックを蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネティック,ス ターラーで 2時間攪拌したのち、 吸引ろ過器を用いて、 ろ過を行った。 得られた 沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3回繰り返 したのち、 毎分 150ミリ ·リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 2日間乾燥した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミリ ·リツ トル)において、 700°Cで、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処理を行った。 作製した電極物質活物質中のセリア上の Pt粒子は、 TEM観察結果から、 1次粒子 径が 40ナノメータ一、 2次粒子径が 820ナノメータ一程度の凝集粒子になってい ることが分かった。 こうして得られた電極活物質を、 比較例 1と同じ実験条件下において、 サイク リック ·ポルタンメトリ一により、 電極活性評価を行った。 測定結果から、 OJOVvs RHEの電位に、メタノール酸化を示す 1.1mAの小さな電流 値のピークが確認されたことから、比較例 16において得られたアノード材料は、メタノー ルから水素と COへの添加は起こり、副生成物である COの C02への転化反応も起こ るものの、その活性は低ぐ電極活性は低レ、ものであることが確認された。また、 CO の 酸化反応が容易に起こるか否かを示す指標であるオンセットポテンシャル(on set potential)も 0.57(V vs. RHE)と高い値であり、 COの酸化が始まりにくい結果となった。 比較例 16で得られた結果を、表 7から表 12にまとめて示した。 比較例 17;
比較のために、組成が 30 wt%Pt/15wt%Ru/55wt%Cとして市販されているァノ一 ド材料 (石福金属製) を用いて、 この電極活物質を、 管状炉内で、 高純度水素流 通下 (毎分 250ミリ ·リットル) において、 400°Cで、 2時間仮焼することで、 Pt 表面の活性化処理を行つた。 作製した電極物質活物質中のセリァ上の Pt粒子は、 TEM観察結果から、 1次粒 子径が 10ナノメーター、 2次粒子径が 90ナノメーター程度のナノ粒子になって いることが分かった。 こうして得られた電極活物質を、 比較例 1と同じ実験条件下において、 サイク リック,ポルタンメトリーにより、 電極活性評価を行つた。 測定結果から、 OJOV vs RHEの電位に、メタノール酸化を示す 2.1mAの大きさの電 流値のピークが確認され(図 4 参照)、また、 CO の酸ィ匕反応が容易に起こる力否かを 示す指標であるオンセットポテンシャル(on set potential)は 0.53(V vs. RHE)と大きな値 であった。よって、比較例 17 において得られたアノード材料は、メタノールから水素と COへの添加は起こり、副生成物である COの C02への転化反応も起こるものの、その 活性は必ずしも十分ではないことが確認された。 比較例 18;
組成が 30wt%Pt/50wt%CeO2/20wt%Cになるように、 出発原料として、 1. 0モル リットルの硝酸セリゥム (純度 99. 99%) と 2. 5モル Zリットルの炭酸アンモ ニゥム水溶液(純度 99. 5 %) を調製し、 75度に熱した炭酸アンモニゥム水溶液中 に、 硝酸セリウム水溶液を毎分 1ミリ ·リットルの速度で滴下して沈殿を作製し た。
硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 75°Cの温度で、 1時間熟成を行った。 こうし て得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾燥窒素ガ ス中において、 2日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引き続き、 酸素流通下 (毎分 250ミリ ·リツ卜ル) において、 100°Cの温度で 15時間熱処理 を行い、 その後降温することなく、 800 の温度まで昇温し、 800°Cの温度で 2時 間仮焼して結晶性セリア粉末を作成し、 実施例 1同様、 ホタル石単一の結晶相か らなることを X線回折試験により確認した。 作製した電極物質の SEM観察結果から、 得られた仮焼粉末は、 平均 1次粒子径 が 40ナノメーター、 2次粒子径が 550ナノメーターの球状粒子とァスぺクト比が 17、 短径方向の径が 245ナノメーター以下の柱状粒子が共存した粉末であった。 また、球状 Ce( 粒子の柱状 Ce02粒子に対する個数割合は、およそ 90%であった。 このナノセリア粉末を、 0. 15モル Zリットルの塩化白金酸水溶液と力一ポンプ ラックを蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネティック 'ス ターラーで 2時間攪拌したのち、 吸引ろ過器を用いて、 ろ過を行った。
得られた沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3回繰り返したのち、 毎分 150ミリ ·リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 2日間 乾燥した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミ リ ·リットル) において、 400°Cで、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処理 を行った。 作製した電極物質活物質中のセリア上の Pt粒子は、 TEM観察結果から、 1次粒 子径が 45ナノメータ一、 2次粒子径が 180ナノメーター程度のナノ粒子になって いることが分かった。 こうして得られた電極活物質を、 比較例 1と同じ実験条件 下において、 サイクリック ·ボルタンメトリーにより、 電極活性評価を行つた。 測定結果から、 0.70V vs RHEの電位に、メタノール酸化を示す 1.6mAの小さな電流 値のピークが確認されたことから、比較例 18において得られたアノード材料は、メタノー ルから水素と COへの添加は起こり、副生成物である COの C02への転化反応も起こ るものの、その活性は低ぐ電極活性は低いものであることが確認された。また、 CO の 酸化反応が容易に起こるか否かを示す指標であるオンセットポテンシャル(on set potential)も 0.55(V vs. RHE)と高い値であり、 COの酸化が始まりにくい結果となった。 比較例 18で得られた結果を、表 7から表 12にまとめて示した。 比較例 19;
組成が 30wt%Pt/50wt%CeO2/20wt%Cになるように、 出発原料として、 1. 0モル Zリットルの硝酸セリゥム (純度 99. 99%) と 2. 5モル Zリットルの炭酸アンモ ニゥム水溶液(純度 99. 5%) を調製し、 75度に熱した炭酸アンモニゥム水溶液中 に、 硝酸セリウム水溶液を毎分 1ミリ · リットルの速度で滴下して沈殿を作製し た。 硝酸セリウム水溶液滴下終了後、 75 の温度で、 1時間熟成を行った。 こうし て得られた沈殿は、 水洗処理とろ過とを交互に 3回繰り返したのち、 乾燥窒素ガ ス中において、 2日間乾燥し、 前駆体粉末を作製した。 前駆体粉末は引き続き、 酸素流通下(毎分 250ミリ ·リットル) において、 180°Cの温度で 6分間熱処理を 行い、 その後降温することなく、 の温度まで昇温し、 800°Cの温度で 2時間 仮焼して結晶性セリァ粉末を作成し、 実施例 1同様、 'ホタル石単一の結晶相から なることを X線回折試験により確認した。 作製した電極物質の SEM観察結果から、 得られた仮焼粉末は、 平均 1次粒子径 が 40ナノメータ一、 2次粒子径が 550ナノメータ一の球状粒子とァスぺク卜比が 17、 短径方向の径が 245ナノメータ一以下の柱状粒子が共存した粉末であった。 また、球状 Ce02粒子の柱状 Ce02粒子に対する個数割合は、およそ 90%であった。 このナノセリア粉末を、 0. 15モル Zリットルの塩ィ匕白金酸水溶液とカーポンプ ラックを蒸留水中に分散した溶液の混合溶液中に分散させ、 マグネティック 'ス ターラーで 2時間攪拌したのち、 吸引ろ過器を用いて、 ろ過を行った。 得られた 沈殿物は、 アルコールを用いて洗浄し、 再度ろ過を行うという工程を 3回繰り返 したのち、 毎分 150ミリ ·リットルの乾燥窒素ガス流通下で、 2日間乾燥した。 得られた電極活物質は、 管状炉内で、 高純度水素流通下 (毎分 250ミリ ·リツ トル)において、 400°Cで、 2時間仮焼することで、 Pt表面の活性化処理を行った。 作製した電極物質活物質中のセリア上の Pt粒子は、 TEM観察結果から、 1次粒子 径が 45ナノメータ一、 2次粒子径が 180ナノメーター程度のナノ粒子になってい ることが分かった。 こうして得られた電極活物質を、 比較例 1と同じ実験条件下において、 サイク リック ·ポルタンメトリ一により、 電極活性評価を行った。 測定結果から、 0.70V vs RHEの電位に、メタノール酸化を示す 1.6mAの小さな電流値のピークが確認された こと力ら、比較例 2において得られたアノード材料は、メタノールから水素と COへの添 加は起こり、副生成物である COの C02への転化反応も起こるものの、その活性は低く、 電極活性は低レヽものであることが確認された。また、 CO の酸化反応が容易に起こるか 否かを示す指標であるオンセットポテンシャル(on set potential)も 0.55(V vs. RHE)と高 い値であり、 COの酸化が始まりにくい結果となった。 比較例 19で得られた結果を、表 7から表 12にまとめて示した。
表 7 比較例 電極組成 硝酸セリウム 炭酸アンモニゥム水溶液 濃度 (M) または炭酸水素アンモニゥム 水溶液濃度 (M) 比較例 1 5wt¾Pt/25wt%CeO2/70wt%C 1. 0 2. 5
比較例 2 30wt ¾Pt/50wt%CeO2/20wt% C 1. 0 2. 5
比較例 3 30wt%Pt/5wt CeO2/65wt%C 2. 5 7. 5
比較例 4 35wt%Pt/15wt%CeO2/50wt%C 0. 1 7. 5
比較例 5 35wt Pt 15wt%CeO2/50wt%C 5. 0 7. 5
比較例 6 35wt%Pt/15wt%CeO2/50wt%C 2. 5 1 5. 0
比較例 7 35wt%Pt/15wt%CeO2/50wt%C 2. 5 7. 5
比較例 8 35wt%Pt/15wt CeO250wt%C 2. 5 7. 5
比較例 9 35 t%Pt/15 t%CeO2/50wt%C 2. 5 7. 5
比較例 10 35wt%Pt/15wt%CeO2/50wt%C 2. 5 7. 5
比較例 11 35wt%Pt/15wt CeO2/50wt C 2. 5 7. 5
比較例 12 35wt%Pt/15wt%CeO2/50wt%C 2. 5 7. 5
比較例 13 35wt%Pt15wt%CeO2/50wt%C 2. 5 7. 5
比較例 14 35wt%Pt 15wt%CeO2/50wt%C 2. 5 7. 5
比較例 15 35wt%Pt/15wt%CeO2/50wt%C 2. 5 7. 5
比較例 16 35wt%Pt/15wt%CeO2/50wt%C 2. 5 7. 5
比較例 17 30wt¾Pt15wt%Ru/55wt C なし なし
比較例 18 3 Ow t ¾Pt/50wt%CeO2/20wt% C 1. 0 2. 5
比較例 19 3 Ow t ¾Pt/50wt% CeO,/20wt% C 1. 0 2. 5
表 8 比較例 熟成 熟成 セリア前駆体 セリア前駆体 セリア前駆体 セリア前駆体 温度 時間 熱処理温度 熱処理時間 仮焼温度 仮焼時間
( ) (時間) (時間) (°C) (時間) 比較例 1 7 5 1 熱処理なし 0 8 0 0 2 比較例 2 7 5 1 熱処理なし 0 8 0 0 2 比較例 3 7 0 1 0 熱処理なし 0 5 0 0 6 比較例 4 7 5 1 熱処理なし 0 7 0 0 2 比較例 5 7 5 1 熱処理なし 0 7 0 0 2 比較例 6 7 0 1 熱処理なし 0 7 0 0 2 比較例 7 3 0 1 熱処理なし 0 7 0 0 2 比較例 8 9 0 1 熱処理なし 0 7 0 0 2 比較例 9 7 5 0 熱処理なし 0 7 0 0 2 比較例 10 7 5 7 2 熱処理なし 0 7 0 0 2 比較例 11 7 5 1 熱処理なし 0 2 0 0 2 比較例 12 7 5 1 熱処理なし 0 1 0 0 0 2 比較例 13 7 5 1 熱処理なし 0 7 0 0 2 比較例 14 7 5 1 熱処理なし 0 7 0 0 2 比較例 15 7 5 1 熱処理なし 0 7 0 0 2 比較例 16 7 5 1 熱処理なし 0 7 0 0 2 比較例 17 なし なし なし なし なし 比較例 18 7 5 1 1 0 0 1 5 8 0 0 2 比較例 19 7 5 1 1 8 0 0 . 1 8 0 0 2
表 9 比較例 セリアの 球状セリアの 球状セリアの 球状セリァ粒子の合 結晶相 1次粒子径 2次粒子径 の割合 (%)
(nm; (nm
比較例 1 蛍石構造 50 200 9 0
比較例 2 蛍石構造 40 550 9 0
比較例 3 蛍石構造 40 120 80
比較例 4 蛍石構造 45 180 1 7
比較例 5 40 160 14
比較例 6 40 1 70 20
比較例 7 石 fefa 40 490 1 7
比較例 8 40 420 1 9
比較例 9 蛍石構造 40 520 6 0
比較例 10 40 560 57
比較例 11 蛍石構造は (40) (1 80) (8 5)
認められず。
比較例 12 構 ·ίΗ 40 1, 200 8 0
比較例 13 蛍石構造 40 1 80 8 5
比較例 14 堂 構: IS 40 180 8 5
比較例 15 蛍石構造 40 180 8 5
比較例 16 蛍石構造 40 1 80 8 5
比較例 17 ― ― 一 ―
比較例 18 蛍石構造 40 550 9 0
比較例 19 蛍石構造 40 5 50 90
*比較例 1 1の値は、 セリアが結晶化していないため、 参考値として ( ) を用いて記載し た。
表 1 o 比較例 柱状セリァ粒子 柱状セリア粒子 塩化白金酸水溶液 のァスぺク卜比 の短径 (nm) 濃度 (M) 比較例 1 15 250 0. 15 比較例 2 17 245 0. 1 5 比較例 3 18 240 0. 15 比較例 4 20 245 0. 15 比較例 5 19 245 0. 15 比較例 6 17 500 0. 15 比較例 7 20 250 0. 15 比較例 8 20 247 0 15 比較例 9 . 23 245 0 15 比較例 10 21 246 0. 15 比較例 11 20 245 0. 1 5 比較例 12 18 290 0. 15 比較例 13 20 245 0. 0 1 比較例 14 20 245 2. 0 比較例 15 20 245 0. 1 5 比較例 16 20 245 0. 15 比較例 17 ― ― ― 比較例 18 17 245 0. 15 比較例 19 17 245 0. 1 5
表 1 比較例 電極活物質 電極活物質 白金粒子一次 白金 2次 仮焼温度 ( ) 仮焼時間 (時間) 粒子径 (nm) 粒子径 (nm) 比較例 1 400 2 40 200 比較例 2 400 2 45 1 80 比較例 3 450 2 41 1 90 比較例 4 350 2 40 1 50 比較例 5 450 2 40 200 比較例 6 400 2 40 190 比較例 7 400 2 40 1 90 比較例 8 400 2 40 1 90 比較例 9 400 2 40 1 90 比較例 10 40 0 2 40 1 9 0 比較例 11 400 2 40 1 90 比較例 12 400 2 40 1 90 比較例 13 400 2 40 1 90 比較例 14 400 2 40 47 0 比較例 15 1 00 2 40 1 1 0 比較例 16 700 2 40 820 比較例 17 400 2 10 90 比較例 18 40 0 2 45 1 80 比較例 19 40 0 2 45 1 80
表 12
0.70V vs RHEの電位における オンセットポテンシャル
電流値(ミリ ·アンペア) on set potential
(V vs RHE)
比較例 1 1. 8 0. 5 6
比較例 2 1. 6 0. 5 5
比較例 3 1. 9 0. 5 7
比較例 4 1. 6 0. 5 6
比較例 5 1. 1 0. 5 8
比較例 6 1. 7 0. 5 6
比較例 7 1. 4 0. 5 6
比較例 8 1. 5 0. 5 6
比較例 9 2. 0 0. 5 5
比較例 10 1. 7 0. 5 7
比較例 11 0. 1 0. 5 8
比較例 12 1. 2 0. 5 5
比較例 13 0. 3 0. 5 9
比較例 14 2. 5 0. 5 4
比較例 15 2. 3 0. 5 5
比較例 16 1. 1 0. 5 7
比較例 17 2. 1 0. 5 3
比較例 18 1. 6 0. 5 5
比較例 19 1. 6 0. 5 5 本明細書内におけるオンセットポテンシャル (on set potential)は、 たとえば図 4にあるサイ クリック ·ポルタモグラムの図において、 電流値 0mAの点から Potential軸 (横軸) に平行 に直線を引き、 最初のピークと交わった点における potentialをもとに規定した値である。
以上の実施例、 比較例を総合すると、 本発明の特許請求の範囲で規定した、 一 般式に基づく組成式で規定されるアノード材料であって、 電極活物質の平均粒子 径、 形態、 アスペクト比がそれぞれ特定の値を有してなる場合、 その範囲外に比 し極めて高い電極活性を有することが明らかにされた。 すなわち、 このデータに よると特許請求の範囲で規定した各要件事項は、 それぞれ格別意義のある事項を 規定したものと言える。 産業上の利用可能性
近年、 温暖化対策の一環として二酸化炭素削減が叫ばれる一方、 高まるェネル ギー需要に応えるために、 高出力小型燃料電池の開発力活発に進められている。 こうした燃料電池の開発には、 500°Cから 700°Cといった温度域で高い出力を示 す燃料電池用固体電解質の研究、 開発が必要不可欠である。 本発明は、 まさにこ のニーズに対応した 700°Cの温度で大きな電導率を示すセリァ系焼結体固体電解 質を提供するもので、 今後大いに利用されることが期待される。 また本発明の電導率の大きなセリァ系焼結体固体電解質は、 極めて多角的且つ 基本的な観点に立脚してナノレベルで新たな知見を得、 その上で開発することに 成功したものであるところから、 極めて安定した品質が保証され、 今後は、 燃料 電池のみならず、 各種技術分野において優れた固体電解質として供され、 且つ利 用されるものと期待される。 とくに、 耐熱性に優れた固体電解質であるところからその利用範囲は広く、 新 産業創出へと発展することが期待される。

Claims

1 . 一般式が、 Pt/Y*Ce02/Z*carbon (ただし式中、 X、 Y、 I は、 それぞれ白 金 Pt、 Ce02、 carbonの含有割合であり、 0 . 1≤X≤0 . 4、 0 . 1≤Y≤ 0 . 4、 Z=l-X- Υであり、 Carbonは導電性カーボンを表す) で表され、 希土類元素などの 成分を固溶しない未ド一プ Ce02粉末の一次粒子径が 1 0ナノメータ一以上 5 0ナ ノメータ一以下であり、 2次粒子径が 6 0ナノメーター以上 3 0 0ナノメーター以 下のナノサイズ粒子であり、かつ柱状粒子と球状粒子の割合が、個数割合にして、 球状粒子が 50%以上、 柱状粒子請のアスペクト比が 2 0以下、 柱状粒子の短径方向 の径が 300ナノメーター以下、 白金の一次'粒子径が 50ナノメーター以下、 2次'粒 子径が 300ナノメーター以下であり、 それ以外の成分が導電性炭素からなること を特徴とする高分子型燃料電池用 Pt/Ce02の/導電性炭素系ナノへテロアノード材料。
2 . 組成式が、 X*Pt/Y*Ce02/Z*carbon (ただし、 X、 Y、 Ζは、 それぞれ白金 Pt、 Ce02、 carbonの含有割合であり、 0 . 1≤Χ≤0 · 4囲、 0 . 1≤Υ≤ 0 . 4、 Ζ=卜 X- Υ であり、 carbonは導電性カーボンを表す) となるように、 まず硝酸セリウム水溶 液 (濃度 0. 5モル/リットル (M) 以上 3モル/リットル (M) 以下) を作製し、 こ の水溶液を 50°C以上 80°C以下の温度に加熱した炭酸アンモニゥムまたは炭酸水 素アンモニゥム水溶液(いずれも濃度 0. 5モル/リットル(M)以上 9モル/リット ル (M) 以下) 中に滴下してセリア前駆体を作製し、 30分以上 48時間以下その温 度に保持して固-液分離し、 水洗、 乾燥を行い、 400°C以上 900 以下の温度にお いて、 酸素流通下において仮焼し、 結晶性セリアナノ粉末を作製し、 得られたセ リアナノ粉末を塩化白金酸 (H2PtCl6-6H20) 水溶液 (濃度 0. 05モル/リットル (M) 以上 1モル/リットル (M) 以下) および導電性炭素微粉末と混合し、 溶媒を不活 性ガス流通下において蒸発させ乾燥した後、 300°C以上 500°C以下の温度で、 水素 流通下において仮焼することを特徴とする、 高分子型燃料電池用 Pt/Ce0ノ導電性 炭素系ナノへテロアノード材料の製造方法。
3 . 組成式が、 X*Pt/Y*Ce02/Z*carbon (ただし、 X、 Y、 Ζは、 それぞれ白金 Pt、 Ce02、 carbonの含有割合であり、 0 . 1≤X≤0 .
4、 0 . 1≤Ί≤ 0 . 4、 Ζ= X- Υ であり、 carbonは導電性カーボンを表す)となるように、硝酸セリウム水溶液(濃 度 0. 5モル/リットル (M) 以上 3モル/リットル (M) 以下) を作製し、 この水溶 液を 50°C以上 80 以下の温度に加熱した炭酸アンモニゥムまたは炭酸水素アン モニゥム水溶液(いずれも濃度 0. 5モル/リットル(M) 以上 9モル/リットル(M) 以下) 中に滴下してセリア前駆体を作製し、 30分以上 48時間以下その温度に保 持して固-液分離し、 水洗、 乾燥を行ったのち、 このセリア前駆体粉末を 150°C以 上 300で以下の温度範囲において、 1時間以上 20時間以下の温度において熱処理 し、 400°C以上 900°C以下の温度において、 酸素流通下において仮焼し、 結晶性セ リアナノ粉末を作製する。 得られたセリア粉末を、 白金及び導電性炭素微粉末と 混合することにより、 アノード反応におけるオンセットポテンシャル (On Set Potent ial) を低下させることを特徴とする高分子型燃料電池用 Pt/Ce02 /導電性 炭素系ナノへテロアノード材料の製造方法。
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