WO2006001277A1

WO2006001277A1 - 飲料ディスペンサ

Info

Publication number: WO2006001277A1
Application number: PCT/JP2005/011368
Authority: WO
Inventors: Tooru Asami
Original assignee: Sanden Corporation
Priority date: 2004-06-28
Filing date: 2005-06-21
Publication date: 2006-01-05
Also published as: JP2006008219A; TW200609178A

Abstract

　本発明は、飲料容器を容易且つ衛生的に交換できる飲料ディスペンサの提供を目的とする。　本発明の飲料ディスペンサは第１連結部材１２を有し、第１連結部材１２は飲料容器１０の開口部１１ａに連結している。また、第１連結部材１２は、飲料水ＷＡの注出口１２ｄを閉鎖可能な第１弁体１３と、第１弁体１３を付勢するための第１バネ１４とを備えている。即ち、飲料容器１０が飲料ディスペンサ本体１の上部に載置される時に、飲料容器１０の開口部１１ａ側が下方に向けられても、飲料水ＷＡが飲料容器１０から流出しない。

Description

明細書

飲料ディスぺンサ

技術分野

[0001] 本発明は、ミネラルウォーター等が入って、る飲料容器が着脱自在に取付けられた飲料ディスペンサに関する。

背景技術

[0002] 一般に知られて、る飲料ディスペンサは、上部に飲料注出口を有する飲料容器と、飲料注出口が下方に向けられた状態で飲料容器の飲料注出口が連結され得る飲料注入口と、前記飲料容器から飲料注入口を介して供給された飲料を加熱または冷却するための飲料タンクと、飲料タンク内の飲料を注出するための注出バルブとを備えている。また、飲料注入口は飲料ディスペンサ本体の上部に設けられている特許文献 1 :特開 2000— 85893号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0003] ところで、この飲料ディスペンサでは、飲料容器の交換時に、作業者は飲料注出口が下方に向けられた飲料容器を飲料ディスペンサ本体の上部まで持ち上げる必要がある。また、作業者は飲料注出口を飲料注入口に素早く連結する必要がある。なぜなら、飲料容器内の飲料が飲料注出口力流出する力である。し力しながら、一般に飲料入りの飲料容器は重 1、ので、飲料容器の交換作業は容易ではな!/、。

[0004] また、飲料容器の交換のために飲料容器が飲料注入ロカ取り外されると、飲料注入口が開放される。即ち、空気中の塵埃が飲料注入口から飲料デイスペンサ内に入る。従って、飲料容器の交換作業に衛生面に関する懸念事項が残されていた。

[0005] 本発明の目的とするところは、飲料容器を容易且つ衛生的に交換できる飲料ディスペンサを提供することにある。

課題を解決するための手段

[0006] 本発明の飲料ディスペンサは、前記目的を達成するために、上部に飲料注出口を有する飲料容器と、飲料注出口が下方に向けられた状態で飲料容器の飲料注出口が連結され得る飲料注入口と、飲料注入口に連結された飲料容器から飲料注入口を介して供給された飲料を加熱または冷却するための飲料タンクと、飲料タンク内の飲料を注出するための注出バルブと、飲料容器の飲料注出口が飲料注入口に連結される時に飲料容器の飲料注出口を開放する第 1バルブと、飲料容器の飲料注出口が飲料注入口に連結される時に飲料注入口を開放する第 2バルブとを備えて、る。

[0007] これにより、飲料注出口を飲料注入口に連結すると飲料注出口及び飲料注入口が開放されるので、飲料容器の飲料が飲料タンク内に流れ込む。また、飲料注出口を飲料注入口に連結するまでは、飲料容器内の飲料は飲料注出口を下方に向けても流出しない。なぜなら、飲料注出口が第 1バルブによって閉鎖されているからである。また、飲料注出口に連結していない飲料注入口は第 2バルブによって閉鎖される。従って、飲料容器の交換のために飲料容器が飲料注入ロカも取り外された時に、空気中の塵埃が飲料ディスペンサ内に入らな、。

発明の効果

[0008] 本発明の飲料ディスペンサによれば、飲料注出口を飲料注入口に連結するまでは、飲料容器内の飲料は飲料注出口を下方に向けても流出しない。従って、飲料容器の飲料注出口を飲料注入口に素早く連結する必要がない。即ち、飲料容器の交換作業は容易である。また、飲料容器の交換のために飲料容器が飲料注入ロカも取り外された時に、空気中の塵埃が飲料ディスペンサ内に入らない。従って、飲料容器は衛生的に交換される。

[0009] 本発明の前記目的とそれ以外の目的と、特徴と、利益は、以下の説明と添付図面によって明らかになる。

図面の簡単な説明

[0010] [図 1]本発明の第 1実施形態を示す飲料ディスペンサの正面断面図である。

[図 2]飲料容器を取付ける前の飲料容器と飲料ディスぺンサ本体との連結部の要部断面部である。

[図 3]飲料容器を取付けた後の飲料容器と飲料ディスぺンサ本体との連結部の要部断面図である。

[図 4]第 1連結部材を取付ける前のボトルと第 1連結部材の要部断面図である。 [図 5]飲料水が不足している状態の飲料ディスペンサの正面断面図である。

[図 6]本発明の第 2実施形態を示す飲料ディスペンサの正面断面図である。

[図 7]本発明の第 3実施形態を示す飲料ディスペンサの要部断面図である。

符号の説明

[0011] 1…飲料デイスペンサ本体、 10…飲料容器、 11···ボトル、 11a…開口部、 lib…雄ネジ部、 12···第 1連結部材、 12c…雌ネジ部、 12d…注出口、 13···第 1弁体、 13a …シャフト部、 13b…当接部、 13c…ストッパリング、 14…第 1パネ、 20…飲料タンク、 21…タンク、 21a…ベース部、 21b…ガイド部材、 22···ヒータ、 23···温度センサ、 24 …連通管、 25…第 3パネ、 30…吐出バルブ、 40···第 2連結部材、 40a…凹状部、 4 Ob…中空部、 40c…注入口、 41···連通管、 42···第 2弁体、 42a…シャフト部、 42b …当接部、 43…第 2パネ、 50…ボトル、 51···開口部材、 52···袋部、 60···第 2連結部材、 60a…凹状部、 60b…凹状部、 60c…注入口、 61···第 2弁体、 61a…シャフト部、 61b…当接部、 62···第 2パネ、 63···密閉容器、 WA…飲料水。

発明を実施するための最良の形態

[0012] 図 1は本発明の第 1実施形態を示す飲料ディスペンサの正面断面図、図 2は飲料容器を取付ける前の飲料容器と飲料ディスぺンサ本体との連結部の要部断面部、図 3は飲料容器を取付けた後の飲料容器と飲料ディスぺンサ本体との連結部の要部断面図、図 4は第 1連結部材を取付ける前のボトルと第 1連結部材の要部断面図、図 5 は飲料水が不足している状態の飲料ディスペンサの正面断面図である。

[0013] 第 1実施形態の飲料ディスペンサは、飲料ディスペンサ本体 1と、飲料ディスペンサ本体 1の上部に取付けられた飲料容器 10と、飲料ディスペンサ本体 1の内部に設けられ、飲料容器 10から供給される飲料水 WAを加熱可能な飲料タンク 20と、飲料デイスペンサ本体 1に設けられ、飲料タンク 20内の飲料水 WAを注出するための注出バルブ 30とを備えている。また、飲料容器 10は飲料ディスペンサ本体 1の上部に設けられた第 2連結部材 40に着脱自在に連結されて!ヽる。

[0014] 飲料ディスペンサ本体 1は箱状であり、この飲料ディスペンサ本体 1はその内部に飲料タンク 20を収容可能な中空部を有する。

[0015] 飲料容器 10は、ボトル 11と、ボトル 11の開口部 11aを閉鎖するための第 1連結部材 12とを有する。

[0016] ボトル 11はプラスチック材料力も成り、その一端に開口部 11aを有する。ボトル 11は開口部 11a側が徐々に細くなり、ボトル 11は開口部 11aの外周面に雄ネジ部 l ibを有する。ボトル 11はミネラルウォーター等の飲料水 WAを収容した状態で販売されている。ボトル 11の開口部 11aは雄ネジ部 l ibに連結可能な図示しないキャップによつて閉鎖されている。

[0017] 第 1連結部材 12は、ボトル 11の軸方向に延びる筒状部 12aと、筒状部 12aの一端を閉鎖する端面部 12bとを有する。筒状部 12aは内周側に雌ネジ部 12cを有する。雌ネジ部 12cはボトル 11の雄ネジ部 1 lbに連結されて!、る。端面部 12bはその中央に飲料水 WAを流通可能な注出口 12dを有する。第 1弁体 13が注出口 12dの内側に挿入されている。環状のシール 12eが注出口 12dのボトル 11側の開口部に設けられている。

[0018] 第 1弁体 13は、シャフト部 13aと、シャフト部 13aの一端に設けられた当接部 13bとを有する。シャフト部 13aは注入口 12dの内径よりも小さい外径である。当接部 13bは注出口 12dの内径よりも大きい外径である。第 1弁体 13のシャフト部 13aは注出口 12 dにボトル 11側力挿入されている。第 1弁体 13の当接部 13bが環状のシール 12e に当接すると、注出口 12dが当接部 13bによって閉鎖される。ストッパリング 13cがシャフト部 13aの他端側に取付けられている。例えばコイルスプリングである第 1パネ 14 力 Sストツバリング 13cと端面部 12bとの間に圧縮状態で設けられている。従って、第 1 パネ 14によって付勢されることにより第 1弁体 13は注出口 12dを閉鎖する。第 1弁体 13と第 1パネ 14との組合せはクレームに示す第 1バルブに相当する。

[0019] 飲料タンク 20は、飲料水 WAを収容するためのタンク 21と、タンク 21内の飲料水 W Aを加熱するためのヒータ 22と、タンク 21内の飲料水 WAの温度を測定するための温度センサ 23と、タンク 21内から注出ノレブ 30に飲料を供給するための連通管 24 とを備えている。タンク 21は飲料ディスペンサ本体 1内に第 3パネ 25により吊り下げられている。即ち、タンク 21は第 3パネ 25によって上方に付勢されている。

[0020] タンク 21は両端が閉鎖された円筒形状であり、タンク 21の下側はベース 21aにより支持されている。ベース 21aの下面は飲料ディスペンサ本体 1内の底面 laに接触している。段付ボルトから成る複数のガイド部材 21bが底面 laに設けられている。ベース 21aは各ガイド部材 21bにより上下方向に移動可能にガイドされている。

[0021] ヒータ 22は周知の電熱器から成り、タンク 21の下側からタンク 21内に挿入されている。

[0022] 連通管 24はウレタン材料等力も成る可撓性のチューブ状部材である。連通管 24の一端はタンク 21の上側力もタンク 21内に挿入され、連通管 24の他端は注出バルブ 3 0に接続されている。

[0023] 第 3パネ 25は例えば金属製のコイルスプリングである。第 3パネ 25の一端は飲料デイスペンサ本体 1内の上面に固定され、第 3パネ 25の他端はタンク 21の上面に固定されている。タンク 21内が飲料水 WAによって満たされて連通管 24が飲料水 WAに浸っている時は、ベース 21aの下面が飲料ディスペンサ本体 1内の底面 laに接触するように第 3パネ 25の付勢力が設定されている。また、飲料水 WAが減少してタンク 2 1内のヒータ 22が露出する時は、ベース 21aが底面 laから浮き上がるように第 3パネ 25の付勢力が設定されている。

[0024] スィッチ 26がベース 21aの底面に設けられている。スィッチ 26は、ベース 21aの下面が飲料ディスペンサ本体 1内の底面 laに接触している時にヒータ 22に電力を供給する。また、スィッチ 26は、ベース 21aが底面 laから浮き上がった時にヒータ 22への電力の供給を遮断する。

[0025] 注出バルブ 30は周知の流量制御バルブから成り、スピンドルの回転により流路を開閉可能である。注出バルブ 30は注出口が下方に向けられた状態で飲料ディスぺンサ本体 1の側面に固定されている。また、飲料用カップを載置するための載置部 1 bが飲料ディスペンサ本体 1に設けられている。載置部 lbは注出バルブ 30の下側に設けられている。

[0026] 第 2連結部材 40は飲料ディスペンサ本体 1の上面に固定されている。また、凹状部 40aが第 2連結部材 40の上端側に設けられ、凹状部 40aはボトル 11の第 1連結部材 12が連結され得る。第 2連結部材 40からタンク 21内に飲料水 WAを流通可能な連通管 41が第 2連結部材 40に接続されている。中空部 40bが第 2連結部材 40の下端側の内部に設けられ、中空部 40bは連通管 41に連通している。凹状部 40aと中空部 40bとが注入口 40cを介して連通している。また、第 2弁体 42が注入口 40cの内側に挿入されている。また、環状のシール 40dが注入口 40cの凹状部 40a側の開口部に設けられ、環状のシール 40eが注入口 40cの中空部 40b側の開口部に設けられている。

[0027] 第 2弁体 42は、シャフト部 42aと、シャフト部 42aの一端に設けられた当接部 42bとを有する。シャフト部 42aは注入口 40cよりも小さい外径である。当接部 42bは注入口 40cよりも大きい外径である。第 2弁体 42のシャフト部 42aは注入口 40cに中空部 40 b側力も挿入されている。第 2弁体 42の当接部 42bが環状のシール 40eに当接すると、注入口 40cが当接部 42bによって閉鎖される。ストッパリング 42cがシャフト部 42a の他端側に取付けられて、る。例えばコイルスプリングである第 2パネ 43がストツパリング 42cと注入口 40cとの間に圧縮状態で設けられている。即ち、第 2パネ 43によつて付勢されることにより第 2弁体 42は注出口 12dを閉鎖する。第 2弁体 42と第 2パネ 4 3との組合せはクレームに示す第 2バルブに相当する。

[0028] また、エア抜き孔 40fが中空部 40bの底面に設けられて!/、る。エアフィルタ 40hが逆止弁 40gを介してエア抜き孔 40fの開口部に取付けられている。逆止弁 40gは中空部 40b側からの飲料水 WAの流出を規制し、エアフィルタ 40h側力の空気の流入を許容する。

[0029] 前述の飲料ディスペンサにおいては、先ず、第 1連結部材 12が下方に向けられた状態で飲料容器 10が飲料デイスペンサ本体 1の上方に持ち上げられる。次に、飲料容器 10の第 1連結部材 12が第 2連結部材 40の凹状部 40bに挿入され、飲料容器 1 0の第 1連結部材 12が第 2連結部材 40に連結される。即ち、第 1連結部材 12の端面部 12bがシール 40dに当接する。また、飲料容器 10が第 1連結部材 12を下方に向けた状態で飲料ディスペンサ本体 1の上側まで持ち上げられる時は、第 1連結部材 1 2の注出口 12dは第 1弁体 13によって閉鎖されている。

[0030] 第 1連結部材 12が第 2連結部材 40の凹状部 40aに挿入されると、第 1弁体 13のシャフト部 13aが第 2弁体 42のシャフト部 42aに当接する。即ち、各弁体 13, 42が各バネ 14, 43の付勢力に抗して各弁体 13, 42の軸方向に移動する。従って、第 1連結部材 12の注出口 12d、第 2連結部材 40の注入口 40c、第 2連結部材 40の中空部 4 Ob及び連通管 41を介することにより、飲料容器 10内と飲料タンク 20のタンク 21内とが連通する。つまり、連通管 24が浸るまで飲料水 WA力タンク 21内に流入する。

[0031] 次に、タンク 21内に流入した飲料水 WAはヒータ 22及び温度センサ 23により温度を調整される。また、タンク 21内の飲料水 WAは連通管 24内を流れて注出バルブ 30 から任意に注出される。

[0032] ここで、飲料容器 10内の飲料水 WAが無くなると、タンク 21内の水位が低下して飲料水 WAが連通管 24に流れなくなる。また、ヒータ 22が飲料水 WAから露出する。即ち、飲料タンク 20が軽くなるので、飲料タンク 20のベース 21aが第 3パネ 25の付勢力により飲料ディスペンサ本体 1内の底面 laから浮き上がる。従って、ヒータ 22への電力供給がスィッチ 26により遮断される。

[0033] このように、第 1実施形態の飲料ディスペンサによれば、第 1連結部材 12が飲料容器 10の開口部 11aに連結している。第 1連結部材 12は、注出口 12dを閉鎖可能な第 1弁体 13と、第 1弁体 13を付勢するための第 1パネ 14とを備えている。即ち、飲料容器 10が飲料デイスペンサ本体 1の上側に持ち上げられる時に、飲料容器 10の開口部 11a側が下方に向けられても、飲料水 WAが飲料容器 10から流出しない。従つて、飲料容器 10を飲料ディスペンサ本体 1の上側まで素早く持ち上げる必要が無いので、飲料容器 10の交換作業が容易である。

[0034] また、第 2連結部材 40は注入口 40cと第 2弁体 42と第 2パネ 43とを備えている。従つて、飲料容器 10が第 2連結部材 40から取り外された後に、空気中の塵埃が注入口 40cに入らない。即ち、飲料容器 10が衛生的に交換される。

[0035] また、飲料容器 10の第 1連結部材 12が飲料ディスペンサ本体 1の上部に設けられた第 2連結部材 40に挿入されると、第 1弁体 13のシャフト部 13aが第 2弁体 42のシャフト部 42aに当接する。即ち、各弁体 13, 42が各パネ 14, 43の付勢力に抗して各弁体 13, 42の軸方向に移動する。従って、第 1連結部材 12の注出口 12d及び第 2連結部材 40の注入口 40cが開放され、飲料水 WAが飲料容器 10から飲料タンク 20に供給される。

[0036] さらに、飲料容器 10はボトル 11と第 1連結部材 12とから成り、第 1連結部材 12はボトル 11に連結している。また、第 1連結部材 12は第 1弁体 13と第 1パネ 14とから成る第 1バルブを有している。従って、第 1連結部材 12がボトル 11の開口部 11aに連結されると、第 1バルブがボトル 11の開口部 11aに取付けられる。即ち、ボトル 11の開口部 11aに第 1バルブを取付ける作業が容易である。

[0037] また、飲料タンク 20は飲料ディスペンサ本体 1内を上下方向に移動可能であり、第 3パネ 25により上方に付勢されている。また、タンク 21内が飲料水 WAで満たされて連通管 24が飲料水 WAに浸っている時は、飲料タンク 20のベース 21aの下面が飲料デイスペンサ本体 1内の底面 laに接触する。また、飲料水 WAが減少してヒータ 22 が露出する時は、ベース 21aが底面 laから浮き上がる。また、スィッチ 26がベース 21 aの底面に設けられて!/、る。スィッチ 26はベース 21aの上昇を検知するとヒータ 22に供給する電力を遮断する。即ち、ヒータ 22のオーバーヒートが防止される。また、タンク 21内の飲料水 WAの水位を検知するために、飲料水 WAと直接接触するフロータ等の機器が使用されていない。即ち、飲料水 WAの味が低下しない。

[0038] 尚、飲料容器 10のボトル 11は飲料水 WAを収容可能であれば良ヽ。また、飲料容器 10のボトル 11は雄ネジ部 1 lbが開口部 1 laの外周面に設けられて!/、れば良!、。即ち、飲料水 WAが収容された汎用のプラスチック製のボトルを使用できる。飲料水 WAが収容された汎用のプラスチック製のボトルは巿場で大量に流通しているので、その入手が容易である。また、ボトルの容量には多くの種類がある。従って、容量が小さく軽、ボトルを用いることにより、飲料ディスペンサ本体 1に飲料容器 10を装着する作業がさらに容易になる。但し、ボトル 11の雄ネジ部 l ibに合わせて第 1連結部材 12の雌ネジ部 12cを形成する必要がある。

[0039] また、第 1実施形態では、飲料タンク 20内の飲料水 WAはヒータ 22により加熱されるが、ヒータ 22の代わりに設けられた蒸発器等の冷却器により、飲料タンク 20内の飲料水 WAを冷却することも可能である。また、飲料ディスペンサが複数の飲料タンク 2 0を有する時は、各飲料タンク 20ごとに飲料水 WAの加熱と冷却とを選択できる。

[0040] 図 6は本発明の第 2実施形態を示す飲料ディスペンサの正面断面図である。第 2実施形態は第 1実施形態のボトル 11をボトル 50に変更した飲料ディスペンサである。尚、第 1実施形態と同等の構成部分には同一の符号を付す。

[0041] 詳しくは、第 1実施形態のボトル 11はプラスチック等力成る定形の容器である。一方、第 2実施形態のボトル 50は、外周面に雄ネジ部 51aが設けられた円筒状の開口部材 51と、開口部材 51の一端側に連結されたプラスチック力成る可撓性の袋部 5 2とを有する。

[0042] このように、第 2実施形態の飲料ディスペンサによれば、第 2連結部材 40の底面に設けたエア抜き孔 40fによりボトル 50内に空気を供給する必要が無い。即ち、エア抜き孔 40f、逆止弁 40g及びエアフィルタ 40hは不要である。また、ボトル 50内に空気中の塵埃が入らないので、飲料水 WAの衛生状態が向上する。

[0043] 図 7は本発明の第 3実施形態を示す飲料ディスペンサの要部断面図である。第 3実施形態は第 1実施形態の第 2連結部材 40を第 2連結部材 60に変更した飲料ディスペンサである。尚、第 1実施形態と同等の構成部分には同一の符号を付す。

[0044] 第 2連結部材 60は飲料ディスペンサ本体 1の上部に固定されている。第 1連結部材 12と連結され得る凹状部 60aが第 2連結部材 60の上端側に設けられている。また、凹状部 60bが第 2連結部材 60の下端側に設けられている。凹状部 60aは凹状部 6 Obに注入口 60cを介して連通して!/、る。第 2弁体 61が注入口 60cの内側に挿入されている。また、環状のシール 60dが注入口 60cの凹状部 60a側の開口部に設けられ、環状のシール 60eが注入口 60cの凹状部 60b側の開口部に設けられている。

[0045] 第 2弁体 61は、シャフト部 61aと、シャフト部 61aの一端に設けられた当接部 61bとを有する。シャフト部 61aは注入口 60cの内径よりも小さい外径である。当接部 61bは注入口 60cの内径よりも大き、外径である。第 2弁体 61のシャフト部 61aは注入口 60 cに凹状部 60b側から挿入されて、る。第 2弁体 61の当接部 6 lbが環状のシール 60 eに当接すると、注入口 60cが当接部 61bによって閉鎖される。ストッパリング 61cがシャフト部 61aの他端側に取付けられて、る。例えばコイルスプリングである第 2パネ 62がストツパリング 61cと注入口 60cとの間に圧縮状態で設けられている。即ち、第 2 パネ 62によって付勢されることにより第 2弁体 61は注入口 60cを閉鎖する。また、第 2 弁体 61と第 2パネ 62との組合せはクレームに示す第 2バルブに相当する。

[0046] 第 2連結部材 60の下端側は密閉容器 63に挿入されている。また、密閉容器 63は連通管 41を介してタンク 21内に連通している。また、エア抜き孔 63aが密閉容器 63 の側面の上方に設けられている。また、エアフィルタ 63bがエア抜き孔 63aの開口部に取付けられている。

[0047] このように、第 3実施形態の飲料ディスペンサによれば、飲料容器 10の第 1連結部材 12を第 2連結部材 60の凹状部 60aに挿入すると、飲料容器 10の第 1連結部材 12 が第 2連結部材 60に連結する。また、第 1連結部材 12の端面部 12bがシール 60dに当接し、第 1弁体 13のシャフト部 13aが第 2弁体 61のシャフト部 61aに当接する。即ち、各弁体 13, 61が各パネ 14, 62の付勢力に抗して各弁体 13, 61の軸方向に移動する。従って、飲料容器 10内と凹状部 60bとが連通し、飲料水 WAが凹状部 60b 及び連通管 41を介して飲料タンク 20内に流入する。この時、密閉容器 63内は第 2 連結部材 60の下端まで飲料水 WAによって満たされ、第 2連結部材 60内の上側に空気層が発生する。この空気層はエア抜き孔 63aに連通するので、空気が飲料容器 10内に流入する。従って、第 3実施形態の飲料ディスぺンサによって第 1実施形態の飲料ディスペンサと同様の作用効果が得られる。

[0048] 本明細書に記載した好まヽ態様は例示的なものであり限定的なものではな!/、。発明の範囲は添付のクレイムによって示されており、それらクレイムの意味の中に入る全ての変形例は本発明に含まれるものである。

Claims

請求の範囲

[1] 上部に飲料注出口を有する飲料容器と、

飲料注出口が下方に向けられた状態で飲料容器の飲料注出口が連結され得る飲料注入口と、

飲料注入口に連結された飲料容器から飲料注入口を介して供給された飲料をカロ熱または冷却するための飲料タンクと、

飲料タンク内の飲料を注出するための注出バルブと、

飲料容器の飲料注出口が飲料注入口に連結される時に飲料容器の飲料注出口を開放する第 1バルブと、

飲料容器の飲料注出口が飲料注入口に連結される時に飲料注入口を開放する第

2バルブとを備えた

ことを特徴とする飲料ディスペンサ。

[2] 第 1バルブ及び飲料注出口を含み、飲料容器の上部に連結される第 1連結部材と第 2バルブ及び飲料注入口を含み、第 1連結部材が連結され得る第 2連結部材とをさらに備えた

ことを特徴とする請求項 1記載の飲料ディスぺンサ。

[3] 飲料容器は上部に雄ネジ部を有し、

第 1連結部材は飲料容器の雄ネジ部に連結するための雌ネジ部を有していることを特徴とする請求項 2記載の飲料ディスぺンサ。

[4] 第 1連結部材の雌ネジ部は、汎用のプラスチック製ボトルの飲料注出口の雄ネジ部に連結可能である

ことを特徴とする請求項 3記載の飲料ディスぺンサ。

[5] 第 1バルブは、

第 1パネ部材と、

第 1パネ部材によって飲料容器の飲料注出口側に付勢され、飲料容器の飲料注出口が飲料注入口に連結する時に飲料注入口側に当接し、飲料注入口側に当接すると第 1パネ部材の付勢力に抗する移動により飲料容器の飲料注出口を開放する第 1 弁体とを備え、

第 2バルブは、

第 2パネ部材と、

第 2パネ部材によって飲料注入口側に付勢され、飲料容器の飲料注出口が飲料注入口に連結する時に飲料容器の飲料注出口側に当接し、飲料容器の飲料注出口側に当接すると第 2パネ部材の付勢力に抗する移動により飲料注入口を開放する第 2弁体とを備えた

ことを特徴とする請求項 1記載の飲料ディスぺンサ。

[6] 第 1バルブは、

第 1パネ部材と、

第 2バルブは、

第 2パネ部材と、

ことを特徴とする請求項 2記載の飲料ディスぺンサ

[7] 飲料タンクを上下方向に移動可能にガイドするためのガイド機構と、

飲料タンクを上方に付勢するための第 3パネ部材と、

飲料タンク内の飲料の量を飲料タンクの上下方向の移動に基づいて検知可能な検知手段とをさらに備えた

ことを特徴とする請求項 1記載の飲料ディスぺンサ。

[8] 飲料タンクを上下方向に移動可能にガイドするためのガイド機構と、

飲料タンクを上方に付勢するための第 3パネ部材と、飲料タンク内の飲料の量を飲料タンクの上下方向の移動に基づいて検知可能な知手段とをさらに備えた

ことを特徴とする請求項 2記載の飲料ディスぺンサ。