WO2005085002A1 - 後方確認の安全性を高めたバックミラーとルームミラー - Google Patents

Abstract

複数の縦横倍率の違う種類の鏡を設け、複数の縦横倍率の違う種類の鏡から、必要な縦横倍率の鏡に瞬時に設定できるバックミラーとルームミラーである。縦横倍率の違う3種類の鏡を用いて正三角柱のそれぞれの側面に貼り、その正三角柱の中心軸をモーターにより回転させ、120度毎に停止させることで、縦横倍率がそれぞれ違う3種類の鏡の内、必要な縦横倍率の鏡に設定が出来るように構成した。尚、正三角柱は均等な正三角形の柱状の形状をしている。又、縦横倍率の違う3種類の鏡の縦横倍率は、1対1、1対2、1対5とする。但し、縦横倍率の設定は任意による。これにより後方の視界範囲と後方の遠近間隔の確認情報が1つの情報から3つの情報に広がることが出来る。又、瞬時に後方の視界範囲と後方の遠近間隔が切り替えることで、走行中に必要な後方の視界範囲と後方の遠近間隔の情報量を効果的に高め、一段と走行中の安全性を高めることが出来る。

Description

明 細 書 後方確認の安全性を高めたバックミラーとルームミラ一 技術分野

この発明は、 車両走行中の後方の視界範囲と後方の遠近間隔の情報量を高め、 走行中の安全 性を高めるのに適したパックミラ一とルームミラ一に関する。 背景技術

従来から、 車両のバックミラ一とルームミラ一では、 1枚の一定縦横倍率の鏡による後方の 視界確認が行われてきた。 その為、 後方の視界範囲の方向を変えるには、 鏡自体を動かし、 走行 中の後方確認を行い、 安全対策を施してきた。

従来のバックミラーとルームミラ一の一枚の一定縦横倍率の鏡では、 後方の視界範囲と後方 の遠近間隔が一定である為に、 限られた後方の視界範囲しか確認出来ないという欠点があつた。

又、 锋方の視界範囲を変えるには、 鏡自体を動かす必要があった。 鏡を動かし設定すること は、 瞬時に行うことは困難であり、 運転にも支障をきたすという欠点があった。

このような従来のバックミラ一とルームミラ一の欠点は、 単に 1枚の一定の鏡による一定の 後方の視界確認と一定の後方の遠近間隔を得ることに起因している。 又、 後方の視界範囲を変え る為には、鏡自体を動かし適切な位置に設定する必要があるが、運転に支障をきたさないように、 瞬時に設定出来る構成になっていない点に起因する。

従って、 本発明は、 複数の縦横倍率の違う種類の鏡を設けることで、 複数の後方の視界範囲 と複数の後方の遠近間隔の確認情報を得ることになる。 これにより走行中の後方確認の情報量を 高め、 走行中の安全性を高めるバックミラ一とルームミラ一を提供することを目的 <tしている。

又、 本発明【ま、 さらに走行中の状況により、 複数の縦横倍率の違う種類の鏡から、 必要な縦 横倍率の鏡に瞬時に切り換えることが出来る。 これによつて後方の視界範囲と後方の遠近間隔が 瞬時に切り替かわり、 走行中に必要 ょ後方確認の情報を瞬時に得ることが出来る。 このように瞬 時に複数の後方の視界範囲と複数の後方の遠近間隔の情報を得ることは、 さら ίこ後方確認の情報 量を効果的に高め、 走行中の安全性を高めるバックミラーとルームミラ一を提供することを目的 としている。 発明の開示

本発明は、 3種類の縦横倍率の違う鏡を設け、 3種類の縦横倍率の違う鏡をそれぞれの側面 に貼った正三角柱を設けたものである。このことによって、従来の 1枚の一定縦横倍率の鏡から、 本発明のように 3種類のそれぞれ縦ネ黄倍率の違う鏡を設けることになり、 後方の視界範囲と後方 の遠近間隔の確認情報が、 1つの情 艮から 3つの情報に広がつたバックミラ一とルームミラ一に なる。

又、 本発明は縦横倍率の違う 3 類の鏡を装着した正三角柱の中心軸をモータ一により回転 させることで、 必要な縦横倍率の鏡に設定が出来る。 このことにより、 瞬時に後方の視界範囲と 後方の遠近間隔を切り替えることが 来る。さらに走行中の後方確認の情報量が一段と高まる上、 走行中の安全性が高まるという効果を発揮する。 図面の簡単な説明

第 1図は、 本発明の実施形態を示すバックミラーの図であり、 第 2図は、 同バヅ

クミラーの Α— Α線断面を示す図である。 第 3図は、 同バックミラ一の B— B ,観断面

を示す図であり、 原理を示す図である。 第 4図は、 本発明の実施形態を示すルームミ

ラーの図である。 発明を実施するための最良の形麓

本発明を詳細に説述するために、 添付の図面に従って説明する。

第 1図は、 本発明の実態形態を すバックミラーを示している。 車体とバックミ ラーの取り付け部 3と、 バックミラーのカバ一 2と、 そのバックミラ一のカバーに IE三角柱の側 面に装着した鏡 1を納めた状態である。

第 2図は、 第 1図で示した A— A線断面を示している、 正三角柱 5に縦横倍率の違う鏡 1を 装着し、 その正三角柱 5の中心軸に回転軸 6を取り付け、 その回転軸を回すモー夕一 4とバック ミラーのカバー 2で構成されている。

第 3図は、 第 1図で示した B— B線断面を示しており、 原理を示している。

鏡 1は 3枚あり、 それぞれの縦横倍率は違い、その縦横倍率は、 1対 1 、 1対 2、 l ¾f 5とする。 但し、 縦横倍率の設定は任意による。 又、 正三角柱 5は、 均等な正三角形の柱状の形状をしてい る。 尚、 縦横倍率の違う 3種類の鏡を装着した正三角柱の中心軸を回転することにより、 第 3図 は正三角形の回転範囲 7を示している。

第 4図は、 本発明の実態を示すルームミラーであり、 第 1図のバックミラー同様

の構成をしている。 フロントガラスとルームミラ一の取りつけ部 8とルームミラ一のカバ一 9、 そのルームミラーのカバー 9に正三角柱 5の側面に装着した鏡 1を納めた状態である。

正三角柱 5に縦横倍率の違う鏡 1を装着し、その正三角柱 5の中心軸に回転軸 6を取り付け、 その軸を回すモ一夕一 4とルームミラ一のカバー 9で構成されている。

上記のようにして、モーター 4から正三角柱 6の中心軸に回転が伝わり正三角柱 5が回転し、 1 2 0度の角度ごとに回転が停止する。 縦横倍率の違う 3種類の鏡 1の内から 1枚の鏡は、 正三 角柱 5の回転により瞬時に選択出来るようになる。 これにより走行中に必要な情報である後方の 視界範囲と後方の遠近間隔が、 正三角柱の中心軸の回転により必要に応じて瞬時に切り替えるこ とが出来る。 走行中の後方の視界範囲と後方の遠近間隔の情報量が一段と高まるという効果を発 揮する。 産業上の利用可能性

以上のように本発明にかかるバックミラ一とルームミラーは、 複数の後方の視界範囲と複数 の後方の遠近間隔を瞬時に得ることが出来る。 車両走行中の運転者にとって、 後方の視界範囲と 後方の違近間隔の情報量を高めることは、 走行中の安全性を高める上で有用であり、 ¾らゆる交 通状況や状態に対応することが出来る為、 全ての車両に用いるのに適している。

Claims

請 求 の 範 囲

1.正三角柱 (5)のそれぞれの側面に縦横倍率の違う 3 ¾類の鏡 (1)を設けたことを特徴とするバ ックミラーとリレ一ムミラー。

2.縦横倍率の違う 3種類の鏡 （1) を、 それぞれの側面に装着した正三角柱 （5) と、 縦横倍 率の違う 3種類の鏡 (1)のうち、 必要な縦横倍率の鏡に応じて正三角柱 (5)の中心尊由を回転させ るモータ一 （4) を設けたことを特徴とする請求の範囲第 1項記載のバックミ ラ一とルーム ミラ—。