WO2005079873A1 - 空間殺菌用組成物及び空間殺菌方法 - Google Patents

空間殺菌用組成物及び空間殺菌方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、簡便に使用でき、浮遊菌に対して優れた殺菌作用を発揮する空間殺菌用組成物を提供することである。 【解決手段】 (A)塩化ベンザルコニウム及び塩化ベンゼトニウムよりなる群から選択される少なくとも1種、(B)エタノール、(C)水、及び(D)ジメチルエーテルを組み合わせ配合し、空間殺菌用組成物を調製する。

Description

明 細 書
空間殺菌用組成物及び空間殺菌方法
技術分野
[0001] 本発明は、簡便に使用でき、浮遊菌に対して優れた殺菌作用を発揮する空間殺菌 用組成物に関する。また、本発明は、空間殺菌方法に関する。
背景技術
[0002] 産業活動や日常生活を営む空間の衛生状態は、人間の健康に影響を及ぼすため 、常に良好であることが求められる。特に、トイレ、玄関、台所、居室等の居住空間や 、病院、飲食店、製薬工場、食品加工工場等の施設内の空間、或いは車、航空機、 電車等の車両内の空間では、高い衛生状態を保持することが望まれている。
[0003] 近年、空間内の衛生状態を良好に保つ手段として、各種の殺菌成分で空間内を殺 菌する方法が提案されている。例えば、特定湿度条件下で空間内にオゾンガスを空 間内に流入させる方法 (特許文献 1参照)や、次亜塩素酸を含む薬液を空間内に噴 霧する方法 (特許文献 2参照)等が報告されている。しかしながら、前者の方法では、 オゾンガスを空間内に流入させるための専用装置が必要であり、空間内の殺菌を簡 便に行うことができないという欠点がある。また、後者の方法では、浮遊菌に対する殺 菌効果が不十分であるという問題点がある。
[0004] このような従来技術を背景として、簡便な方法で使用でき、しかも浮遊菌に対して優 れた殺菌作用を発揮する空間殺菌剤の開発が望まれていた。
[0005] ところで、従来、塩化ベンザルコニゥム、塩化べンゼトニゥム並びにエタノールには 、殺菌作用があることが知られており、殺菌成分として各種の製品に配合して使用さ れている。し力 ながら、これらの成分の殺菌作用を増強させる方法、特に空間浮遊 菌に対する殺菌作用を増強させる方法にっレ、ては、これまで報告されてレ、なレ、。 特許文献 1 :特開平 5 - 148114号公報
特許文献 2:特開平 11 - 169441号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題 [0006] 本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決することである。詳細には、本発明 は簡便に使用でき、浮遊菌に対して優れた殺菌作用を発揮する空間殺菌用組成物 を提供することを目的とする。また、本発明は、当該空間殺菌用組成物を用いて空間 を殺菌する方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0007] 本発明者等は、上記課題を解決すべく鋭意検討したところ、塩化ベンザノレコニゥム 及び/又は塩化べンゼトニゥムと共に、エタノール、水及びジメチルエーテルを含有 する組成物は、殺菌作用が相乗的に増強されており、特に空間内の浮遊菌に対して 優れた殺菌作用を発揮することを見出した。本発明は、力かる知見に基づいて、更に 検討を重ねることによって完成したものである。
[0008] 即ち、本発明は、下記に掲げる空間殺菌用組成物である:
項 1 · (A)塩ィ匕ベンザルコニゥム及び塩化べンゼトニゥムよりなる群から選択される 少なくとも 1種、(B)エタノール、(C)水、及び(D)ジメチルエーテルを含有する空間 殺菌用組成物。
項 2· (A)成分 0· 01-0. 8重量%、(B)成分 8— 64重量%、(C)成分 3· 2— 47. 99重量%、及び (D)成分 20— 80重量%の割合で含有する、項 1に記載の空間殺 菌用組成物。
項 3. (A)成分 0. 05-0. 8重量%、(B)成分 15— 60重量%、(C)成分 5 40重 量%、及び (D)成分 25— 70重量%の割合で含有する、項 1又は 2に記載の空間殺 菌用組成物。
項 4. (A)成分 0. 1-0. 8重量%、(B)成分 20— 50重量%、(C)成分 10 30重 量%、及び (D)成分 30— 60重量%の割合で含有する、項 1乃至 3のいずれかに記 載の空間殺菌用組成物。
[0009] また、本発明は、下記に掲げる空間殺菌方法である:
項 5. 項 1乃至 4のいずれかに記載の空間殺菌用組成物を空間内に拡散させること を特徴とする、空間内の殺菌方法。
[0010] 以下、本発明を詳細に説明する。本発明の空間殺菌用組成物は、(A)塩化ベンザ ルコニゥム及び塩化べンゼトニゥムよりなる群から選択される少なくとも 1種、(B)エタ ノーノレ、 (C)水、及び(D)ジメチルエーテルを含有することを特徴とするものである。
[0011] (A)成分として、塩化ベンザルコニゥム及び塩化べンゼトニゥムの内、いずれか少 なくとも 1種を使用する。好ましくは塩ィ匕ベンザルコニゥムである。本発明の空間殺菌 用組成物中の (A)成分の配合割合としては、(A)成分の総量で、通常 0. 01-0. 8 重量%、好ましくは 0. 05-0. 8重量%、更に好ましくは 0. 1-0. 8重量%が例示さ れる。力、かる範囲よりも高い割合で (A)成分を使用しても優れた殺菌作用が発揮でき るため、(A)成分を上記割合よりも多く含有することを妨げるものではないが、本発明 の空間殺菌用組成物では、各成分の相互作用により殺菌作用が相乗的に高められ るため、上記割合で (A)成分を含有していれば、優れた殺菌作用を発揮することが できる。
[0012] (B)であるエタノールは、空間殺菌用組成物中に、通常 8— 64重量%、好ましくは
15— 60重量%、更に好ましくは 20 50重量%の割合で配合される。
[0013] (C)成分である水は、空間殺菌用組成物中に、通常 3. 2— 47. 99重量%、好まし くは 5— 40重量%、更に好ましくは 10— 30重量%の割合で配合される。
[0014] (D)成分であるジェチルエーテルは、空間殺菌用組成物中に、通常 20— 80重量
%重量%、好ましくは 25— 70重量%、更に好ましくは 30— 60重量%の割合で配合 される。
[0015] また、本発明の空間殺菌用組成物は、上記 (A)—(D)成分の各配合割合を充足し 、更に(B)成分 1重量部に対して、 (C)成分が例えば 0. 25- 1. 5重量部、好ましく は 0. 4— 1. 2重量部、更に好ましくは 0. 6— 1. 0重量部となる割合を満たしていれ ば、一層殺菌作用が増強され、優れた殺菌効果が奏される。
[0016] また、本発明の空間殺菌用組成物は、上記 (A)—(D)成分の各配合割合を充足し 、更に (A)、 (B)及び(C)成分の総重量 1重量部に対して、(D)成分力 S、例えば 0. 2 5— 4重量部、好ましくは 0. 4— 2重量部、更に好ましくは 0. 5 1重量部となる割合 を満たしていれば、より一層優れた殺菌効果が奏される。
[0017] 本発明の空間殺菌用組成物が有する格別の殺菌作用は、上記 (A)— (D)成分の 内のレ、ずれか一つの成分でも欠レ、てレ、る組成物では得られず、上記 (A)— (D)成 分が組成物中で一体となって共存することによって奏されるものである。 [0018] また、上記 (D)成分は、上記格別の効果に寄与するだけでなぐ容器に充填された 当該空間殺菌用組成物をエアゾール状で噴霧又は噴射して空間内に分散させる際 の噴射剤としての役割をも果たしている。即ち、本発明の空間殺菌用組成物は、必 須成分として上記(D)成分を含有することによって、エアゾールの形態を備えている
[0019] 本発明の空間殺菌組成物には、上記 (A) (D)成分に加えて、他の殺菌成分や 消毒成分を含有していてもよい。また、前述するように、上記(D)成分が、組成物を エアゾール状にする噴射剤としての役割も果たしているため、本発明の空間殺菌用 組成物には、他の噴射剤成分を配合しなくてもよいが、本発明の効果に悪影響を及 ぼさない限り、液化石油ガス(例えば、ェタン、プロパン、エチレン、イソブタン、ノルマ ノレブタン、プロピレン等)、窒素ガス、炭酸ガス、フロンガス等の噴射剤成分を更に含 んでいてもよい。
[0020] また、本発明の空間殺菌用組成物には、上記 (A)—(D)成分の他に、本発明の効 果を妨げないことを限度として、界面活性剤、 pH調整剤、緩衝剤、香料、消臭剤、他 の有機溶剤等が更に配合されてレ、てもよレ、。
[0021] 本発明の空間殺菌用組成物の調製方法は、特に制限されず、例えば、上記 (A)—
(D)成分及び必要に応じて他成分を混合して耐圧性容器に充填する方法や、上記( A)一 (C)成分及び必要に応じて他成分 (噴射成剤分以外)を混合してこれを耐圧性 容器に充填し、次いで当該容器内に上記 (D)成分及び必要に応じて他の噴射剤成 分を加圧充填する方法等を挙げることができる。上記耐圧性容器としては、本発明の 空間殺菌用組成物を充填し収容するのに耐え得る強度を備えていればよぐ例えば 、エアゾール組成物を収容する容器として、通常使用されている缶、瓶又は樹脂製 の容器が挙げられる。
[0022] 本発明の空間殺菌用組成物は、空間内に拡散されることにより使用され、該空間を 殺菌することができる。本発明の空間殺菌用組成物は、エアゾール形態の組成物で あるので、収容された容器から、殺菌対象の空間内に噴霧又は噴射されることにより 、該空間殺菌用組成物が空間内に霧状で拡散される。
[0023] 本発明の空間殺菌用組成物が空間内に拡散される際の霧状粒子の粒子径につい ては、特に制限されない。
[0024] 本発明の空間殺菌用組成物を空間内に拡散させる量については、該組成物の種 類や粒子径、殺菌対象となる空間の種類等によって異なり、一律に規定することはで きないが、殺菌対象の空間 lm3あたり、該空間殺菌用組成物が通常 100— 6000mg 、好ましくは 300— 4000mg、更に好ましくは 500— 2000mgとなる量を挙げ、ること力 S できる。
[0025] 空間殺菌用組成物の噴霧'噴射状態は、容器内の圧力や容器のバルブの噴射孔 径等を適宜設定することにより調整できる。
[0026] 本発明の空間殺菌用組成物は、屋内空間又は屋外空間の別を問わず、空間内の 浮遊菌を低減乃至死滅させる目的で使用される。本発明の効果をより効果的に発揮 させるという観点から、適用対象となる空間は屋内空間であることが望ましい。
[0027] 本発明の空間殺菌用組成物の好適な適用対象空間の一例として、トイレ、玄関、 台所、居室等の居住空間;病院、飲食店、製薬工場、食品加工工場等の施設内の 空間;車、航空機、電車等の車両内の空間等が例示される。
[0028] また、本発明の空間殺菌用組成物は、空間内に浮遊している菌に対して、優れた 殺菌作用を発揮するが、該空間殺菌用組成物が空間内に拡散されることによって、 同時に、該空間の壁、天井、床に付着している菌に対しても、殺菌作用を発揮する。
[0029] 本発明の空間殺菌用組成物は、細菌、ウィルス、力ビ等を含む広範な微生物に対 して殺菌作用を発揮できる。特に、空間には、例えば、 Acremonium sp、
し ladosponum cladosponoides, Aspergillus versicolor等の微生物力、浮 ifeしてレ、。こ とが知られており、本発明の空間殺菌用組成物は、これらの空間浮遊微生物に対し て優れた殺菌効果を奏する。
[0030] また、他の観点から、本発明は、上記 (A)成分、 (B)成分及び(C)成分を含有し、 殺菌作用を有する組成物に、上記(D)成分を配合することにより、該組成物の殺菌 作用を増強すること、特に空間内の浮遊菌に対する殺菌作用を増強することができ る。従って、本発明は、更に、以下に示す殺菌作用の増強方法を提供する。なお、下 記発明において、使用する各成分、その配合割合、各成分の配合方法、殺菌対象 空間、殺菌対象の菌等については、上記殺菌剤組成物の場合と同様である。 (1) (A)塩ィ匕ベンザルコニゥム及び塩ィ匕べンゼトニゥムよりなる群から選択される少 なくとも 1種、(B)エタノール、及び(C)水を含有する殺菌剤組成物に、(D)ジメチル エーテルを配合することを特徴とする、上記殺菌剤組成物の殺菌作用の増強方法。
(2) 最終濃度が、 (A)成分 0. 01-0. 8重量%、 (B)成分 8 64重量%、 (C)成分 3. 2-47. 99重量%、及び(D)成分 20 80重量%となるように、(A)、(B)及び(C )成分を含有する殺菌剤組成物に (D)成分を配合する、 (1)記載の殺菌作用の増強 方法。
(3) 殺菌剤組成物中に、 (C)成分が(B)成分 1重量部に対して 0. 25- 1. 5重量 部となる割合で含有されている、(1)又は(2)に記載の殺菌作用の増強方法。
(4) (A)、(B)及び (C)成分の総重量 1重量部に対して、(D)成分を 0. 25— 4重量 部の割合で配合する、(1)乃至(3)のレ、ずれかに記載の殺菌作用の増強方法。
(5) 増強対象となる殺菌作用が、空間内の浮遊菌に対する殺菌作用である、(1)乃 至(4)のレ、ずれかに記載の殺菌作用の増強方法。 発明の効果
[0031] 本発明の空間殺菌用組成物によれば、空間内に浮遊する細菌に対する殺菌作用 が顕著に高められているので、空間内の細菌を効果的に死滅させて、空間を衛生的 に保つことができる。
[0032] また、本発明の空間殺菌用組成物は、人体に対する安全性も備えているので、屋 内空間において問題なく使用できる。
[0033] 更に、本発明の空間殺菌用組成物は、エアゾール形態の組成物であり、容器内か ら吐出されて空間内に霧状に拡散するので、特段の装置を用いることなぐ簡便に使 用できる。
[0034] そして更に、本発明の空間殺菌用組成物は、易揮発性であるので、該組成物を空 間内に拡散した後に、水滴が壁、床又は天井に残留することがなレ、。そのため、本発 明の空間殺菌用組成物によれば、極めて簡便な方法で空間内の衛生状態を良好に 保つことができる。
発明を実施するための最良の形態
[0035] 以下、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明は以下の実施例等 により何ら限定されるものではなレ、。なお、以下の実施例において、表中の成分の欄 の数値の単位は重量%である。
[0036] 実施例 1-11
所定量の塩ィ匕ベンザルコニゥム、エタノール及び蒸留水を混合して、これを耐圧容 器に充填し、更に所定量のジメチルエーテル (DME)を該容器に充填することによつ て、表 1に示す処方の空間殺菌用組成物(実施例 1 - 9)を製造した。
[0037] 得られた空間殺菌用組成物の空間内浮遊細菌に対する殺菌作用を以下の方法で 評価した。
ぐ殺菌作用評価方法 >
1. 1000Lの密閉空間内の浮遊細菌数を測定する。
2. 次いで、その空間に空間殺菌用組成物を 2秒間噴射 (噴射量 lg)して、 1分間静 置した。
3. 再度、空間内の浮遊細菌数を測定する。
4. 下記式に従って、空間殺菌用組成物の殺菌率を算出する。
[0038] [数 1]
^ . 空間殺菌用組成物噴射後の浮遊細菌数
殺菌率(%) = 1 χ ι οο
L 空間殺菌用組成物噴射前の浮遊細菌数」 なお、浮遊細菌の測定は、エアサンプラー(Biotest社製 RCS High Flow)に一般細 菌用培地 (Biotest社製ァガーストリップ TC)を装着して、上記密閉空間の中央下部 にエアサンプラーを設置し、 500Lのエアーをサンプリングした後、該培地を 30°C恒 温槽に 3日間置いて、生育菌数を計測することにより行った。
[0039] また、比較のため、表 2に示す空間殺菌用組成物(比較例 1一 4)についても、同様 の方法で調製して、空間内浮遊細菌に対する殺菌作用を評価した。なお、表 2中の LPGは、プロパンガスを意味する。
[0040] 得られた結果を表 1及び 2に併せて示す。この結果、塩ィ匕ベンザノレコニゥム、ェタノ ール、水及びジメチルエーテルの 4成分を組み合わせて空間殺菌用組成物を調製 することによって、空間に浮遊する菌に対する殺菌効果が顕著に高められることが確 認された。特に、塩化ベンザルコニゥム、エタノール及び水からなる組成物の殺菌作 用力 ジメチルエーテルにより著しく高められることが確認された
[0041] [表 1]
Figure imgf000009_0001
[0042] [表 2]
Figure imgf000009_0002
窗列 10—13
表 3に示す組成の空間殺菌用組成物を調製し、その殺菌作用について評価した。 なお、調製方法及び殺菌作用の評価方法は、上記実施例 1 - 9場合と同様である。
[0043] 得られた結果を表 3に併せて示す。この結果、実施例 10-13の空間殺菌用組成物 についても、優れた殺菌作用があることが確認された。
[0044] [表 3] 実施例
成分 10 11 12 13
塩化へ'ンサ'ルコニゥム 0.4 0.4 0.8 0.8
エタ ル 64 40 64 40
蒸留水 15.6 39.6 15.2 39.2
DME 20 20 20 20
総量 100 100 100 100
殺菌率 (%) 90.0 94.7 90.1 92.3 実施例 14-17
表 4に示す組成の空間殺菌用組成物を調製した(実施例 14- 4] 実施例
成分 14 15 16 17
塩化へ'ンサ'ルコニゥム 0.2 0.2 0.1 0.1
溢化へ'ンセ'トニゥム 0.1 0.1
ェ夕ハル 38.5 35 38.5 35
蒸留水 25 23 25 23
DME 36.3 41.8 36.3 41.8
100 100 100 100

Claims

請求の範囲
[1] (A)塩化ベンザノレコニゥム及び塩ィ匕べンゼトニゥムよりなる群から選択される少なくと も 1種、(B)エタノール、(C)水、及び (D)ジメチルエーテルを含有する空間殺菌用 組成物。
[2] (A)成分 0. 01-0. 8重量%、 (B)成分 8 64重量%、 (C)成分 3. 2 47. 99重量
%、及び (D)成分 20— 80重量%の割合で含有する、請求項 1に記載の空間殺菌用 組成物。
[3] 請求項 1又は 2に記載の空間殺菌用組成物を空間内に拡散させることを特徴とする、 空間内の殺菌方法。
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