明細書 ベンズイミダゾ一ル誘導体及びその医薬用途
技術分野
本発明は、 医薬品として有用なベンズイミダゾール誘導体に関するものであ る。
更に詳しく述べれば、本発明は、ナトリゥム依存性ヌクレオシド輸送体 2 (以 下 C N T 2という) 阻害活性を有し、 血漿尿酸値異常に起因する疾患の予防又 は治療薬として有用な、 ベンズイミダゾール誘導体若しくはその薬理学的に許 容される塩、 又はそのプロドラッグに関するものである。 背景技術
尿酸はヒトにおけるプリン体の最終産物であり、 性、 年齢を問わず、 血漿中 の尿酸溶解濃度が 7 . O m g Z d Lを正常上限とし、 これを超えるものを臨床 的に高尿酸血症と定義している。 高尿酸血症は成人の男性に多く、 プリン体代 謝に関与する遺伝的要因と高エネルギー食、 高核酸食の摂取といった二次的要 因との複合の結果生じると考えられている。 高尿酸血症の状態が持続すると関 節内または関節周囲に尿酸塩の結晶が沈着して関節炎を発症するリスクが高く なる。 このよう 関節炎を発症した症状を痛風といい、.関節炎を痛風発作とい う。 高尿酸血症の病型は、 尿酸の産生量が増加する尿酸産生過剰型、 尿中の尿 酸排泄量が低下する尿酸排泄低下型および両者が混在した混合型に大別される (例えば、 高尿酸血症 ·痛風の治療ガイドライン 第 1版 (2002) (以下、 治 療ガイドラインという)、 ρ· 12-22 ;及び診断と治療,第 90巻,第 2号, p. 186-191 (2002)参照) 。
高尿酸血症や痛風の予防または治療においては血漿尿酸値を一定水準以下に コントロールして痛風関節炎の発症を防止することが基本であり、 この痛風関 節炎の発症は、 血漿尿酸値を 4 . 6〜6 . 6 m g / d Lにコントロールしたと きが最も発症率が低いとされている。 従来、 高尿酸血症や痛風の治療には、 尿
酸合成阻害薬のァロプリノールまたは尿酸排泄促進薬のプロベネシド、 ブコロ ーム、 ベンズブロマロンなどを用いた血漿尿酸レベルの改善が行われている。 また、 痛風発作時の治療においては、 コルヒチンなどの鎮痛発作治療薬、 イン ドメ夕シン、 ナプロキセン、 フェンブフェン、 プラノプロフェン、' ォキサプロ ジンなどの非ステロイド性抗炎症薬および副腎皮質ステロイドが用いられてい る (例えば、 前記治療ガイドライン P. 23-45参照) 。 、
尿酸合成阻害薬であるァロプリノールは、 中毒症候群 (過敏性血管炎) 、 ス テイーブンス ·ジョンソン症候群、 剥離性皮膚炎、 再生不良性貧血、 肝機能障 害などの副作用がある。 また、 尿酸排泄促進薬は腎不全患者には使えないとい う制約が、あり、 さらに、 プロベネシド、 ブコロームやべンズブロマロンは、 胃 腸障害や尿路結石などの副作用を発現し、 特に、 ベンズブロマロンは、 特異体 質患者の場合、 劇症 炎を起こすこともある (例えば、 前記治療ガイドライン p. 32-33参照) 。
このような従来の治療薬の問題点を解決できるような副作用の少ない新しい 予防治療薬、 特に、 治療方法の選択枠を広げるという意味から、 従来の治療薬 とはメカニズムの異なった新しい予防治療薬が望まれている。
高尿酸血症は、 過食、 高プリン ' ·高脂肪 ·高タンパク食嗜好、 常習飲酒、 運 動不足などの生活習慣によって引き起こされ、 また、 肥満、 高血圧、 糖 ·脂質 代謝異常などとも深く関係することから、 生活習慣の是正を目的とした非薬物 療法としての生活指導の役割は大きい。 その中においてもプリン体の過剰摂取 制限を行う食事療法は重要な位置を占めているが、 この食事療法および生活習 慣の改善は持続することが困難で、 成功しないことも多い。
従来の尿酸合成阻害薬または尿酸排泄促進薬とは作用が異なり、 食事療法の 一環としてまたは食事療法に代えて用いられるものとして、 プリン体消化吸収 調節薬が ΊΙ案されている (例えば、 特開 2001- 1 63788号公報参照) 。 当該公報記 載の発明は、キトサンを含む、ヒトに対するプリン体消化吸収調節剤であるが、 投与量力 ^ 2〜2 0 0 O m g / k g Z日と比較的高用量であり、 さらに、 飲料ま たは食品の形態で投与するとされているように、 食事療法の補助的な使用を主 とするものである。 また、 この公報に記載された発明の他に、 キトサンまたは 食物繊維を有効成分とする高尿酸血症改善剤及び改善用食品も開発されている
(例えば、特許第 2632577号公報参照)。 これらの公報記載のキトサンまたは食 物繊維の作用は明確ではないが、 高分子であるキトサンまたは食物繊維にプリ ン体が結合または吸着されることにより、 プリン体の吸収が抑制され、 尿酸の 産生が低下するものと推測される。 '
ヒトにおける核酸の消化吸収経路については、 腸管内において、 摂取した核 酸および核タンパク質から核酸が放出され、 この核酸が、 リポヌクレアーゼ、 デォキシリポヌクレア一ゼ.およびポリヌクレオチダ一ゼによつてモノヌクレオ チドへと分解される。 さらに、 モノヌクレオチドがヌクレオチダ一ゼおよびホ スファターゼによってヌクレオシドに分解され吸収される経路が主経路と考え られている。 このうち吸収されたプリンヌクレオシドが尿酸に変わると考えら れている (例えば、 八一パー ·生化学 原書 25版訳、 p.417 (2001)参照) 。 この経路以外に、 プリンヌクレオシドが分解されてプリン塩基を生成した後に 吸収される経路、 あるいは食物に含まれるプリン塩基が直接吸収される経路な ども考えられるが、これらの経路については未だ詳細な解明がなされていない。 腸管内でのヌクレオシドの取り込みにはヌクレオシド輸送担体と呼ばれる膜 タンパク質が関与している。 哺乳類の細胞には、 この輸送担体としては、 ヌク レオシドの濃度差によって取り込む平衡化(Equilibrative)輸送体(以下 EN Tという) および細胞内外のイオン濃度差を利用するナトリゥム依存性ヌクレ オシド輸送体 (以下 C NTという) が存在している (例えば、 Membrane Transporters as Drug Targets, p.318-321 (1999)参照) 。 ヒトのヌクレオシ ド輸送担体について、 これまで、 ENTについては、 タイプ 1 (以下 ENT1 という) およびタイプ 2 (以下 ENT2という) の 2つのタイプが同定され、 クローニングされている (例えば、 NATURE MEDICINE, Vol.3, No.l, p.89-93 (1997) ;及び The Journal of Biological Chemistry, Vol.273, No.9, p.5288-5293 (1998)参照) 。 また、 CNTについては、 タイプ 1 (以下 CNT 1という) 、 タイプ 2 (上記 CNT2) およびタイプ 3 (以下 CNT3という ) の 3タイプが同定、 クロ一ニングされている (例えば、 American Journal of Physiology Cell Physiology, Vol.272, p. C707-C714 (1997); American Journal of Physiology Renal Physiology, Vol.273, p. F1058-F1065 (1997); The Journal of Biological Chemistry, Vol.276, No.4, p.2914-2927 (2001)参照
これらの輸送担体の分布および特性についてもある程度確認されている。 E NTは、 ENT1、 ENT 2共にヒト正常組織において広く発現しており、 プ リン、 ピリミジンヌクレオシド両方を輸送する。 機能的には、 ニトロべンジル チォイノシン (nitrobenzylthioinosine、 以下、 NBMPRという) による阻 害に対する感受性が異なっており、 ENT1は低濃度の NBMPR (I C50< 5 nM)でも顕著に阻害され、 ENT 2は NBMPRによって阻害されにくく、 高濃度の NBMPR (I C50>1 ^M) によってのみ阻害される (例えば、 Membrane Transporters as Drug Targets, p.316-318 (1999)参照) 。
一方、 CNTに関しては、 CNT 1はピリミジンヌクレオシドとアデノシン を取り込み、 ラットにおいて、 空腸、 腎臓においてメッセンジャー RNA (以 下 m—RNAとレ う) の発現が認められている。 CNT 2はプリンヌクレオシ ドとゥリジンを取り込み、 ヒトにおいて、 心齓 肝臓、 骨格筋、 腎臓、 腸など を含む臓器に多種類の m—RNAの発現が認められている。 CNT3は最近ク ローニングされているが、 プリン、 ピリミジンヌクレオシド両方を取り込み、 ヒトにおいて、 骨髄、 塍臓、 腸、 乳腺に m—RNAの発現が確認されている。 また、 機能的に «:、 全ての CNTは NBMPRによって影響を受けないことが 確認されている(例えば、 The Journal of Biological Chemistry, Vol.276, No.4, p.2914-2927 (2001) ;及ぴ ¾embrane Transporters as Drug Targets, p.327-332 (1999)参照) 。
また、 これまでの腸管における輸送メカニズムの研究において、 CNTを介 して粘膜(mucosal)側からヌクレオシドが取り込まれ、 ENTを介して漿膜( serosal) 側からヌクレオシドが輸送されていることが示されている (例えば、 Gastrointestinal transport, molecular physiology, p.334-337 (2001)参照 ) 。 しかしながら、 ヒトの腸管、 特に小腸におけるヌクレオシド吸収における 輸送担体の関与については詳細に解明されていない。
一方、 特開 2001-163788号公報および特許第 2632577号公報において、 プリン 体の吸収を抑制することにより血漿尿酸値が低下することが示されており、 ま た、 その外にも、 ヒトにおいて、 食物由来のプリン体の摂取制限を行うことに より血漿尿酸値力低下することも確認されており、 腸管から吸収されたプリン
ヌクレオシドから生成した尿酸は血漿尿酸濃度に反映されている (例えば、
Proceedings of the Nutrition Society, Vol.41, p.329-342 (1982)参照) 。 従つて、 腸管からのプリンヌクレオシド吸収を効果的に抑制することにより血 漿中の尿酸値を調整することができる。
これまで、 ヌクレオシド輸送担体の阻害薬としては、 ジピリダモールの他、 いくつかの化合物が報告されている (例えば、 特開平 6- 247942号公報、 特表 2002- 504134号公報、 特表 2001-517226号公報参照) 。 これらの阻害薬はいずれ も ENT阻害薬であり、 主として、 心臓保護、 疼痛治療、 抗腫瘍薬の作用強化 薬などとして用いられている。 一方、 CNT阻害薬についてはこれまでこのよ うな報告は全くされていない。 更に、 C NT 2阻害活性を有する化合物が腸管 におけるプリンヌクレオシド吸収を効果的に抑制でき、 血漿尿酸値異常に起因 する疾患の予防または治療薬として有用であることは全く報告も示唆もされて いない。
また、 配糖化べンズイミダゾール誘導体としては、 Lーリポースが配糖化し たべンズイミダゾール誘導体が、 ヘルぺスウイルスなどによるウィルス感染の 予防又は治療や冠動脈の再狭窄の予防又は治療に有用であることは報告されて いる。 しかしながら、 D—リポースが配糖化したベンズイミダゾール誘導体に ついては全く報告されていない。 また、 配糖化べンズイミダゾ一ル誘導体が、 痛風や高尿酸血症などの血漿尿酸値異常に起因する疾患の予防または治療に有 用であることは全く報告も示唆もされていない (国際公開第 W097/25337号パン フレット、 米国特許第 6, 204, 249号明細書、 米国特許第 6, 617, 315号明細書等参 照) 。
発明の開示 .
本発明者らは、 ヒトの腸管におけるヌクレオシド吸収について鋭意研究を行 つた結果、 ヒトの腸管、 特に上部小腸においては、 CNT2が最も多く分布し ていることを見出し、 また 1位に D—リボース等が配糖化し、 かつ 2位に種々 の置換基を有していてもよいフエニルアルキルァミノべンズイミダゾ一ル誘導 体が CNT 2阻害活性を有しており、 CNT 2を阻害することによりプリンヌ
クレオシドの体内吸収が抑制されることを見出した。 このように、 CNT2は プリンヌクレオシドの吸 4又に深く関与しており、 C N T 2を阻害することによ り血漿中の尿酸値を低下させることができることから、 C N T 2阻害活性を有 する上記のベンズィミダ、ノール誘導体が、 従来の治療薬とは全く異なるメカ二 ズムによる、 新規な血漿尿酸値異常に起因する疾患の予防または治療薬となり 得ることを見出し、 本発明をなすに至った。
本発明者らはヒト CNTの c DNAのクロ一ニングを行い、 先ず、 ヒト組織 における CNTの分布パターンを解析したところ、 ヒト小腸においては、 CN T 2が多量に発現していることを確認した。 更に、 消化管の各部位における分 布パターンについて解析を行った結果、 C NT 1は下部小腸の空腸および回腸 に多く発現しており、 C NT 2は上部小腸の十二指腸で最も発現量が多く、 次 いで空腸で発現量が多いことを確認した。
本発明者らは、 更に研究を進め、 CNT 2阻害活性を有する化合物を探索し た結果、 ヒト CNT2遺伝子導入 COS 7細胞を用いた実験において、 下記一 般式 (I) で表されるベンズイミダゾール誘導体が、 強力なアデノシン取り込 み阻害活性を示すことを確認した。 また、 ラットを用いたプリン体負荷試験に おいて、 血漿尿酸値上昇を有意に抑制することを確認した。 それ故、 下記一般 式 (I) で表されるベンズイミダゾール誘導体若しくはその薬理学的に許容さ れる塩、 又はそのプロドラッグは、 優れた C NT 2阻害活性を発現し、 血漿尿 酸値上昇を顕著に抑制することから、 血漿尿酸値異常に起因する疾患の予防又 は治療薬として有用であることが判った。 '·
即ち、 本発明は、
〔1〕 一般式 (I) で表されるベンズイミダゾ一ル誘導体若しくはその薬理 学的に許容される塩、 又はそのプロドラッグ: .
nは、 1又は 2であり、
R1及び R2は、 独立して、 水素原子、 ノ\ロゲン原子、 シァノ基、 置換基群 α から選択される異種若しくは同種の基を 1〜 3個有していてもよい下記置換基 (Α) 〜 (C) 、 置換基群 α及び) 3から選択される異種若しくは同種の基を 1 〜3個有していてもよい下記置換基 (D) 〜 (G) 、 又は下記置換基 (Η) 〜 (Μ) であり、
R3は、 水素原子、 ハロゲン原子、 置換基群 αから選択される異種若しくは 同種の基を 1〜 3個有していてもよい下記置換基 (Α) 〜 (C) 、 又は下記置 換基 (Η) 〜 (Μ) であり、
(A) 6アルキル基;
(B) C2— 6アルケニル基;
(C) C2_6アルキニル基;
(D) C3-8シクロアルキル基;
(E) 3〜10員環のへテロシクロアルキル基;
(F) 。ァリール基;
(G) 5〜10員環のへテロァリ一ル基;
(H) OR7 ;
(I) SR8 ;
( J) NR9R10 ;
(K) COO^11 ;
(L) CONR12R13 ;
(M) NHCOR14 .
(基中、 R7〜R14は、 独立して、 水素原子、 又は置換基群ひから選択される 異種若しくは同種の基を 1〜 3個有していてもよい下記置換基(N)〜(P)、 又は置換基群ひ及び] 3から選択される異種若しくは同種の基を 1〜 3個有して いてもよい下記置換基 (Q) 〜 (V) である
(N) アルキル基;
(O) C2_6アルケニル基;
(P) C2—6アルキニル基;
(Q) C 3-8シクロアルキル基;
(R) 3 10員環のへテロシクロアルキル基; ■
(S) 3 10員環の含窒素へテロシク口アルキル基の 4級塩;
(T) C 6— 。ァリール基; '
(U) 5 10員環のへテロアリール基;
(V) 5 10員環の含窒素へテロアリール基の 4級塩)
R4及び R5は、 独立して、 水素原子、 ハロゲン原子、 水酸基、 6アルキ ル基又は C 6アルコキシ基であり、
R6及び Rxは、 独立して、 水素原子又は水酸基であり、
RYは、 フッ素原子又は水酸基である。
伹し、 R R2及び R3の中少なくとも 1つは、 水素原子、 ハロゲン原子、 水酸基、 アルコキシ基、 NH2及び COOHから選択される基ではない。
〔置換基群 0!〕
(a) ハロゲン原子;
(b) シァノ基;
置換基群ァから選択される異種若しくは同種の基を 1 3個有していてもよい 下記置換基 (c) (h) 、 又は下記置換基 (i) (V) :
(c) C3_8シクロアルキル基;
(d) 3 10員環のへテロシクロアルキル基;
(e) 3 10員環の含窒素へテロシクロアルキル基の 4級塩;
(f ) C6— 1()ァリール基;
(g) 5 10員環のへテロアリール基;
(h) 5 L 0員環の含窒素へテロアリール基の 4級塩;
(i) OR15;
(j ) SR16;
(k) N 17 18 ;
(1) N + RDRERF;
(m) COOR19 ;
(o) NHCOR20;
(p) NHC (=NH) 一 NH2;
(q) C (=NH) 一 NH2 (但し、 含窒素へテロシクロアルキル基の窒素 原子に結合している) ;
(r) NR21CONR22R23;
(s) NRGS02RH; '
(t) S02Rr (R1は、 Ct— 6アルキル基、 C2_6アルケニレン基又はヒド ロキシ アルキル基) ;
(u) C〇NR24R25;
(V) S02NR26R27
(基中、 RD〜Fは、 独立して、 置換基群ァから選択される異種若しくは同種の 基を 1〜3個有していてもよい下記置換基 (y 1) 〜 (y 11) であり、 R15 、 R16、 R19~2\ RG~Hは、 独立して、 水素原子、 又は置換基群ァから選択 される異種若しくは同種の基を 1〜 3個有していてもよい下記置換基 (y 1) 〜 (y l l) であり、 R17、 R18、 R22〜R27は、 独立して、 水素原子、 又 は置換基群 rから選択される異種若しくは同種の基を 1〜 3個有していてもよ い下記置換基 (y l) 〜 (y l l) であるか、 或いは R17及び R18、 R22及び R23、 R24及び R25、 並びに R26及び R27は、 独立して、 結合して隣接する 窒素原子を含めて 3〜 8員環の脂環式アミノ基を形成してもよい
(y 1) cト 6アルキル基;
(y 2) C 2- 6アルケニル基;
(y 3) C 2- 6アルキニル基;
(y4) c3- 8シクロアルキル基;
(y 5) 3〜 ' 10員環のへテロシクロアルキル基;
(y 6) C Q_ 10ァリール基;
(y 7) 5〜 • 10員環のへテロアリール基;
(y 8) C 3— 8シクロアルキル一 d— 6アルキル基;
(y 9) 3〜 •10員環のへテロシクロアルキル一 C _6アルキル基;
(y 10) C 6-10ァリ一ルー アルキル基;
(y l l) 5〜10員環のへテロァリ一ルー( 6アルキル基)
〔置換基群 /3〕
置換基群ァから選択される異種若しくは同種の基を 1〜 3個有していてもよい
下記置換基 (z 1) 〜 (z 3) :
(z 1) (: 6アルキル基;
(z 2) C2— 6アルケニル基;
(z 3) C2_6アルキニル基
〔置換基群ァ〕
(1) ハロゲン原子;
、
(2) ニトロ基;
(3) シァノ基;
(4) OR28 ;
(5) SR29 ;
(6) NR30RJ (R30, RJは、 独立して、 水素原子、 アルキル基、 C2-6アルケニル基、 ヒドロキシ アルキル基、 C6— 10ァリール— アル キル基又は C ^。ァリール基) ;'
(7) N + RKRLRM (RK~Mは、 独立して、 CHアルキル基、 C2— 6アルケ ニル基、 ヒドロキシ 6アルキル基、 C6_10ァリ一ルー アルキル基又は
C 6— i。ァリール基) ;
(8) COR31 ;
(9) COOR32 ;
(1 0) OCOR33 ;
(1 1) NHCOR34 ;
(1 2) NHC (=NH) -NH2 ;
(1 3) C (=NH) — NH2 (伹し、 ヘテロシクロアルキル基の窒素原子 に結合している)
(1'4) NR35CONR36R37 ;
(1 5) NRNCOOR° ;
(1 6) CONR38R39 ;
(1 7) SO2NR40R41 ;
(1 8) ヒドロキシ C 2—6アルキル基
(1 9) 5〜1 0員環の含窒素へテロアリール基
(基中、 R28、 R29、 R31~35、 RN、 R0は、 独立して、 水素原子、 ァ
ルキル基又は C6_1 Qァリール一 CHアルキル基であり、 R36〜R41は、 独立 して、 水素原子、 又は ( 6アルキル基であるか、 或いは R36及び R37、 R38 及び R39、並びに R4Q及び R41は、独立して、結合して隣接する窒素原子を含 めて 3〜8員環の脂環式アミノ基を形成してもよい) ; .
〔2〕 nが 1である、 前記 〔1〕 記載のベンズイミダゾール誘導体若しくはそ の薬理学的に許容される塩、 又はそのプロドラッグ;ヽ
[33 RYが水酸基である、 前記 〔1〕 又は 〔2〕 記載のベンズイミダゾ一ル 誘導体若しくはその薬理学的に許容される塩、 又はそのプロドラッグ; 〔4〕 R1及び R3は、 独立して、 水素原子、 ハロゲン原子、 置換基群 から選 択される異種若しくは同種の基を 1〜 3個有していてもよい置換基 (A) 〜 ( C) 、 又は置換基 (H) 〜 (M) であり、 R2は、 独立して、 水素原子、 ハロ ゲン原子、 シァノ基、 置換基群ひから選 される異種若しくは同種の基を 1〜 3個有していてもよい置換基 (A) 〜 (C) 、 置換基群 α及び) 3から選択され る異種若しくは同種の基を 1〜3個有していてもよい置換基 (D) 〜 (G) 、 又は置換基 . (Η) 〜 (Μ) である、 請求項 1〜3のいずれかに記載のベンズィ ミダゾ一ル誘導体若しくはその薬理学的に許容される塩、 又はそのプロドラッ グ;
が D—リポシル基である、 前記 〔1〕 〜 〔4〕 のいずれかに記載のベンズイミ ダゾ一ル誘導体若しくはその薬理学的に言午容される塩、 又はそのプロドラッグ
〔6〕 nが 1.であり、 Rx及び RYがいずれも水酸基である、 前記 〔1〕 記載の ベンズイミダゾール誘導体 (I a) 若しくはその薬理学的に許容される塩、 又 はそのプロドラッグ
(式中の Ri R6は前記と同じ意味をもつ。) ; ,
〔7〕 R1は、 OR7 (但し、 R7は水酸基、 NR17R18若しくは N + RDRERF (R17、 R18及び RD〜Fは前記 〔1〕 記載と同じ意味である) を有する( 卜 6 アルキル基である) 又は水酸基であり、 R2は、 OR7 (但し、 R7は水酸基、 NR17R18若しくは N + RDRERF (R17、 R18及び RD~Fは前記 〔1〕 記載 と同じ意味である) を有する C^-eアルキル基である) 、 水酸基、 又は水酸基 若しくは OR15 (R15は前記 〔1〕 記載と同じ意味である) を有していてもよ い 。ァリール基であり、 R3、 : R4及び R5は水素原子である、 前記 〔6〕 記載のベンズイミダゾ一ル誘導体若しくはその薬理学的に許容される塩、 又は そのプロドラッグ;
〔8〕 前記 〔1〕 〜 〔7〕 のいずれかに記載のベンズイミダゾ一ル誘導体若し くはその薬理学的に許容される塩、 又はそのプロドラッグを有効成分として含 有する医薬組成物;
〔9〕 血漿尿酸値異常に起因する疾患の予防又は治療用の、 前記 〔8〕 記載の 医薬組成物; .
〔10〕 血漿尿酸値異常に起因する疾患が痛風、 高尿酸血症、 尿路結石、 高尿 酸性腎症および急性尿酸性腎症から選択される疾患である、 前記 〔9〕 記載の 医薬組成物;
〔11〕 血漿尿酸値異常に起因する疾患が痛風である、 前記 〔9〕 記載の医薬 組成物;
〔12〕 血漿尿酸値異常に起因する疾患が高尿酸血症である、 前記 〔9〕 記載 の医薬組成物;
〔13〕 有効成分として、 コルヒチン、 非ステロイド性抗炎症薬、 副腎皮質ス テロイド、 尿酸合成阻害薬、 尿酸 泄促進薬、 尿アルカリ化薬及び尿酸ォキシ
ダ一ゼの群から選ばれる少なくとも 1種の薬剤を組み合せてなる、 前記 〔8〕 〜 〔1 2〕 の何れかに記載の医薬組成物;
〔1 4〕 非ステロイド性抗炎症薬がインドメタシン、 ナプロキセン、 フェンブ フェン、 プラノプロフェン、 ォキサプロジン、 ケトプロフェン、 エトリコキシ ブまたはテノキシカムであり、 尿酸合成阻害薬がァロプリノール、 ォキシプリ ノール、 フエブキソスタツトまたは Y— 7 0 0であり、 尿酸排泄促進薬がプロ ベネシド、 ブコロームまたはべンズブロマロンであり、 尿アルカリ化薬が炭酸 水素ナトリウム、 クェン酸カリウムまたはクェン酸ナトリウムであり、 尿酸ォ キシダ一ゼがラスプリカ一ゼ、 ゥリカーゼ— P E G— 2 0、 遺伝子組換え型尿 酸ォキシダ一ゼ (ゥリカーゼ) である、 前記 〔1 3〕 記載の医薬組成物;等に 関するものである。
本発明の前記一般式 ( I )で表される化合物において、 (^_6アルキル基とは
、 メチル基、 ェチル基、 プロピル基、 イソプロピル基、 ブチル基、 イソブチル 基、 s e c一ブチル基、 t e r t一ブチル基、 ペンチル基、 イソペンチル基、 ネオペンチル基、 t e r t—ペンチル基、 へキシル基等の炭素数 1〜6の直鎖 状または枝分かれ状のアルキル基をいう。 C 2— 6アルケニル基とは、 ビニル基、 ァリル基、 1一プロぺニル基、 イソプロぺニル基、 1—ブテニル基、 2—ブテ ニル基、 2—メチルァリル基等の炭素数 2〜 6の直鎖状または枝分かれ状のァ ルケニル基をいう。 C 2_6アルキニル基とは、 ェチェル基、 2—プロピニル基等 の炭素数 2〜 6の直鎖状または枝分かれ状のアルキニル基 ^いう。 ハロゲン原 子とは、 フッ素原子、 塩素原子、 臭素原子またはヨウ素原子をいう。 ヒドロキ シ 6アルキル基とは、 水酸基を有する前記 アルキル基をいう。
6アルコキシ基とは、 メトキシ基、 エトキシ基、 プロポキシ基、 イソプロ ポキジ基、 ブトキシ基、 イソブトキシ基、 s e c一ブトキシ基、 t e r t—ブ トキシ基、ペンチルォキシ基、ィソペンチルォキシ基、ネオペンチルォキシ基、 t e r t _ペンチルォキシ基、 へキシルォキシ基等の炭素数 1〜6の直鎖状ま たは枝分かれ状のアルコキシ基をいい、 好ましくは、 プロポキシ基、 ブトキシ 基等の直鎖状のアルコキシ基が挙げられる。
C 3_8シクロアルキル基又は C 3_8シクロアルキルとは、 シクロプロピル基、 シクロブチル基、 シクロペンチル基、 シクロへキシル基、 シクロへプチル基ま
—たはシクロォクチル基をいい、 好ましくは、 シクロペンチル基、 シクロへキシ ル基等が挙げられる。 c 6_1 0ァリール基又は c 6_1 0ァリールとは、フエニル基、 ナフチル基等の炭素数 6又は 1 0の芳香族環状炭化水素基をいい、好ましくは、 フエニル基等が挙げられる (例えば、 C 6— 1 0ァリ一ル— d_6アル'キル基とは、 ベンジル基、 フエニルェチル基、 ナフチルメチル基、 ナフチルェチル基等が例 示でき、 好ましくは、 ベンジル基等が挙げられる) 。
3〜1 0員環のへテロシクロアルキル基又は 3〜 1 0員環のへテロシクロア ルキルとは、 アジリジニル基、 ァゼチジニル基、 モルホリノ基、 2一モルホリ ニル基、 チオモルホリニル基、 ピロリジノ基、 ピペリジノ基、 4—ピベリジ二 ル基、 1ーピペラジニル基、 2 _ォキソピロリジン一 1一^ rル基等の、 環内に 酸素原子、 硫黄原子及び窒素原子から選択されるへテロ原子を 1〜 2個含み、 ォキソ基を 1〜2個有していてもよい 3〜1 0員環の単環状、 多環状もしくは 架橋状へテロシクロアルキル基 (例えば、 1—ァザビシクロ [ 2 . 2 . 2 ]ォク チル基、 1 , 4—ジァザビシクロ [ 2 . 2 . 2 ]ォクト— 1 _ィル基等) 又はべ ンゼン環が縮合した前記へテロシクロアルキル基 (例えば、 1 , 3—ジォキソ イソインドリン— 2—ィル基等) をいい、 好ましくは、 モルホリノ基、 4ーピ ペリジニル基、 1ーピペリジニル基、 1ーピペラジニル基、 1一ピロリジニル 基、 1, 3—ジォキソイソインドリン— 2—ィル基等が挙げられる。
3〜1 0員環の含窒素へテロシクロアルキル基とは、 前記 3〜1 0員環のへ テロシクロアルキル基のうち少なくとも 1つの窒素原子を環内に含むものをい う。 . "
3〜8員環の脂環式ァミノ基とは、 アジリジニル基、 ァゼチジニル基、 モル ホリノ基、 チオモルホリニル基、 ピロリジニル基、 ピペラジニル基、 2—ォキ ソピロリジン一 1一ィル基等の、 結合部位の窒素原子以外に酸素原子、 硫黄原 子及び窒素原子から選択されるへテロ原子を環内に含んでいてもよい 3〜 8員 環の環状アミノ基をいい、 好ましくは、 4ーピペリジニル基、 1—ピベリジ二 ル基、 1一ピペラジニル基、 1 _ピロリジニル基等が挙げられる。
5〜1 0員環のへテロァリ一ル基又は 5〜1 0員環のへテロアリールとは、 チアゾール、 ォキサゾール、 イソチアゾール、 イソォキサゾ一ル、 ピリジン、 ピリミジン、 ピラジン、 ピリダジン、 ピロール、 フラン、 チォフェン、 イミダ
ゾール、 ピラゾール、 ォキサジァゾール、 チアジアゾ一ル、 トリァゾ一ル、 テ トラゾール、 フラザン等から派生される、 環内に酸素原子、 硫黄原子および窒 素原子から選択される任意のへテロ原子を 1〜 4個含む 5又は 6員環の芳香族 ヘテロ環基、 又はインド一ル、 イソインド一ル、 ベンゾフラン、 イソべンゾフ ラン、 ベンゾチォフェン、 ベンゾォキサゾール、 ベンゾチアゾ一ル、 ベンゾィ ソォキサゾール、ベンゾィソチアゾ一ル、ィンダゾ一ル、ベンゾイミダゾール、 キノリン、イソキノリン、 フタラジン、キノキサリン、キナゾリン、 シノリン、 インドリジン、ナフチリジン、プテリジン等から派生される、環内に酸素原子、 硫黄原子および窒素原子から選択される任意のへテロ原子を 1〜 4個含む 5又 は 6員環と 6員環が縮合した芳香族へテロ環基をいう。
5〜1 0員環の含窒素へテロアリール基とは、 前記 5〜1 0員環のへテロア リール基のうち少なくとも 1つの窒素原子を壞内に含むものをいい、好ましくは 、 ピリジン、 イミダゾール等から派生される基が挙げられる。
4級塩としては、 4級アンモニゥム塩、 ピリジニゥム塩、 ピペラジニゥム塩 等が挙げられる。 また、 その陰イオン配位子としては、 フロリド、 クロリド、 プロミド、 ョ一ジド、 ヒドロキシド、 アセテート、 メタンスルホネート、 トリ フルォロメタンスルホネート、 p—トルエンスルホネート、 スルフェート、 テ トラフルォロポレート、 クロ口クロメート等が挙げられ、 好ましくは、 ョ一ジ ド、 ヒドロキシド、 アセテート、 メタンスルホネート、 スルフェート等が挙げ られる。
本発明の前記一般式 ( I ) で表される化合物において、 前記 R 1 R 2又は R 3が O R 7であり、 かつ R 7が、 前記置換基群 αから選択される U ) 若しくは , ( k ) を有する置換基 (N) であることが好ましく、 置換基 (N) は、 炭素数 が 3 ^しくは 4のアルキル基であることが更に好ましい。 R 3、 4及び尺5は、 水素原子であることが望ましい。 以下に、 本発明の前記一般式 ( I ) で表される化合物の代表的な製造方法を 例に挙げて説明するが、 これらの製造方法に限定されるものではない。
本発明の前記一般式 ( I ) で表される化合物のうち nが 1であり、 かつ R x 及び RYが水酸基である化合物 (I a) は、 例えば、 以下の方法 1〜 3又はそ
れらに準じた方法、 その他文献記載の方法又はそれらに準じた方法等に従い製 造することができる (例えば、 国際公開第 W097/25337号パンフレット、 米国特 許第 6, 204, 249号公報、 米国特許第 6, 617, 315号公報) 。 尚、 保護基が必要な場 合は、 常法に従い適宜導入及び脱離の操作を組み合わせることがャきる。
(式中の R aは、 独立して、 水酸基の保護基であり、 R 6 aま水素原子又は保護 基を有する水酸基であり、 Lはハロゲン原子、ァセトキシ基等の脱離基であり、 Xはハロゲン原子、 トルエンスルホニルォキシ基等の脱離基であり、 R i R 5 は前記と同じ意味をもつ。 )
工程 1
1 ) 前記一般式 ( I I I ) で表される糖供与体の置換基 Lが臭素原子等の八 ロゲン原子の場合は、 前記一般式 (I I ) で表されるベンズイミダゾ一ル誘導 体を不活性溶媒中、 水素化ナトリウム、 炭酸カリウム等の塩基の存在下に配糖 化し、 または、 2 ) 前記一般式 (I I I ) で表される糖供与体の置換基 Lがァ セトキシ基等の脱離基の場合は、 前記一般式 (I I ) で表されるベンズイミダ ゾ一ル誘導体を N, O—ビス (卜リメチルシリル) ァセトアミドゃトリメチル シリルクロリド、 へキサメチルジシラザン等のシリル化剤を用いた前処理後、 不活性溶媒中、トリフルォロメ夕ンスルホン酸トリメチルシリル、四塩化スズ、 三フッ化ホウ素等のルイス酸の存在下に配糖化し、 前記一般式 ( I V) で表さ れる化合物を製造することができる。 配糖化反応に用いられる不活性溶媒とし ては、例えば N, N—ジメチルァセトアミド、 N, N—ジメチルホルムアミド、 N—メチルピロリジノン、 ジメチルスルホキシド、 ァセトニトリル、 1, 2― ジクロロェタン、 テトラヒドロフラン、 それらの混合溶媒などを挙げることが できる。 その反応温度は通常 0 °C〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料 物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 3 0分間〜 1日間である。
工程 2
前記一般式 (IV) で表される化合物を前記一般式 (V) で表される化合物 と、 不活性溶媒中、 水素化ナトリウム、 炭酸カリウム、 トリェチルァミン、 ジ イソプロピルェチルアミン等の塩基の存在下または非存在下に縮合し、 必要に 応じアルカリ加水分解等の有機合成において一般的に使用される方法に従い、 糖部分等の保護基を除去して、 本発明の前記一般式 (I a) で表される化合物
、
を製造することができる。縮合反応に用いられる不活性溶媒としては、例えば、 トルエン、 テトラヒドロフラン、 ジクロロメタン、 NT, N—ジメチルホルムァ ミド、 エタノール、 イソブタノール、 水、 それらの混合溶媒などを挙げること ができる。 その反応温度は通常室温〜還流温度であり、 反応時間は使用する原 料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 1時間から 3日間である。 〔方法 2〕
(III)
(式中の L、 R R 6 a !^〜 5、 nは前記と同じ意味をもつ。 ) 工程 3'
前記一般式 (V I) で表される 2—ァミノべンズイミダゾール誘導体を前記 一般式 (V I I) で表されるアルデヒド化合物と不活性溶媒中、 酢酸ナトリウ ム、 炭酸ナトリウム、 ナトリウムエトキシド等の塩基または酢酸、 メタンスル ホン酸等の酸の存在下または非存在下に縮合し、 前記一般式 (V I I I) で表 される化合物を製造することができる。 縮合反応に用いられる不活性溶媒とし ては、 例えば、 トルエン、 テトラヒドロフラン、 ジクロロメタン、 N, N—ジ
メチルホルムアミド、 エタノール、 水、 それらの混合溶媒などを挙げることが できる。 その反応温度は通常室温〜還流温度であり、'反応時間は使用する原料 物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 1 0分間〜 1日間である。 工程 4
前記一般式 (V I I I ) で表される化合物を、 不活性溶媒中、 水素化リチウ ムアルミニウム、 水素化ホウ素ナトリウム等の還元剤を用いて還元し、 前記一 般式 ( I X) で表されるベンズイミダゾール誘導体を製造することがでさる。 還元反応に用いられる不活性溶媒としては、 例えば、 トルエン、 テトラヒドロ フラン、 ジクロロメタン、 それらの混合溶媒などを挙げることができる。 その 反応温度は通常— 7 8 °C〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料物賀ゃ溶 媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 3 0分間〜 1日間である。
工程 5
1 ) 前記一般式 ( I I I ) で表される糖供与体の置換基 Lが臭素原子等のハ ロゲン原子の場合は、 前記一般式 (I X) で表されるベンズイミダゾ一ル誘導 体を不活性溶媒中、 水素化ナトリウム、 炭酸カリウム等の塩基の存在下に配糖 化し、 または、 2 ) 前記一般式 ( I I I ) で表される糖供与体の置換基 Lがァ セトキシ基等の脱離基の場合は、 前記一般式 ( I X) で表されるベンズイミダ ゾ一ル誘導体を N, 〇一ビス (トリメチルシリル) ァセトアミドゃトリメチル シリルクロリド、 へキサメチルジシラザン等のシリル化剤を用いた前処理後、 不活性溶媒中、トリフルォロメタンスルホン酸トリメチルシリル、四塩化スズ、 三フッ化ホウ素等のルイス酸の存在下に配糖化し、 必要に応じアルカリ加水分 解等の有機合成において一般的に使用される方法に従い、 糖部分等の保護基を 除去して、 本発明の前記一般式 (I ) で表される化合物を製造することができ る。 配'糖化反応に用いられる不活性溶媒としては、 例えば N, N—ジメチルァ セトアミド、 N, N—ジメチルホルムアミド、 N—メチルピロリジノン、 ジメ チルスルホキシド、 ァセトニトリル、 1, 2—ジクロロェタン、 テトラヒドロ フラン、 それらの混合溶媒などを挙げることができる。 その反応温度は通常 0 °C〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料物質や溶媒、 反応温度などによ り異なるが、 通常 3 0分間〜 1日間である。
〔方法 3〕 '
(式中の X、 R a、 R 6 a、 !^ 1〜!^ 5、 nは前記と同じ意味をもつ。 ) 工程 6
前記一般式( I V)で表される化合物を、不活性溶媒中、アジ化ナト υゥム、 アジ化リチウム等のアジド化試薬を用いてアジド化し、 前記一般式 (X) で表 される化合物を製造することができる。 アジド化反応に用いられる不活性溶媒 としては、 例えば、 トルエン、 テトラヒドロフラン、 ジクロロメタン、 Ν, Ν ージメチルホルムアミド、 エタノール、 イソブ夕ノール、 水、 それらの混合溶 媒などを挙げることができる。 その反応温度は通常室温〜還流温度であり、 反 応時間は使用する原料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 1時間 〜 3日間である。
工程 7 . '
前記一般式 (X) で表される化合物を、 不活性溶媒中、 塩酸等の酸の存在下 または非存在下、 パラジウム炭素末、 酸化白金等の金属触媒を用いて接触還元 し、 前記一般式 (X I ) で表される化合物を製造することができる。 接触還元 に用いられる不活性溶媒としては、 例えば、 メタノール、 エタノール、 テトラ ヒドロフラン、 酢酸ェチル、 酢酸、 それらの混合溶媒などを挙げることができ る。 その反応温度は通常室温〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料物質 や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 3 0分間〜 1日間である。
工程 8
前記一般式 (Χ Ϊ ) で表される 2—ァミノべンズイミダゾール誘導体を、 前
記一般式 (VI I) で表されるアルデヒド化合物と不活性溶媒中、 酢酸ナトリ ゥム、 炭酸ナトリウム、 ナトリウムエトキシド等の塩基または酢酸、 メタンス ルホン酸等の酸の存在下または非存在下に縮合し、 前記一般式 (XI I) で表 される化合物を製造することができる。 縮合反応に用いられる不洁性溶煤とし ては、 例えば、 トルエン、 テトラヒドロフラン、 ジクロロメタン、 N, N—ジ メチルホルムアミド、 ェタノ一ル、 水、 それらの混合溶媒などを挙げることが できる。 その反応温度は通常室温〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料 物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 30分間〜 1日間である。 工程 9
前記一般式 (XI I) で表される化合物を、 不活性溶媒中、 水素化リチウム アルミニウム、 水素化ホウ素ナトリウム等の還元剤を用いて還元し、 必要に応 じアルカリ加水分解等の有機合成において一般的に使用される方法に従い、 糖 部分等の保護基を除去して、 本発明の前記一般式 (I) で表される化合物を製 造することができる。 還元反応に用いられる不活性溶媒としては、 例えば、 ト ルェン、 テトラヒドロフラン、 ジクロロメタン、 酢酸、 それらの混合溶媒など を挙げることができる。 その反応温度は通常一 78 °C〜還流温度であり、 反応 時間は使用する原料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 30分間 〜1日間である
また、 本発明の前記一般式 (I) で表される化合物は、 例えば、 以下の方法 又はそれらに準じた方法、 或いはそれらを適宜組み合せて製造することもでき る。 尚、 保護基が必要な場合は、 常法に従い適宜導入及び脱離の操作を組み合 わせることができる。
本発明の前記一般式 (I) で表される化合物の中、 !^〜 3の少なくとも一 つが OR 7.、 SR8若しくは NR9R10 (但し、 R7、 R8、 及び I^ZR1。の少 なくとも 1つは水素原子ではない) 、 又は OR15、 SR16、 NR17R18若し くは N + RDRERF (但し、 R15、 R16、 及び R17/R18の少なくとも 1つは 水素原子ではない) を有する前記置換基 (A) 〜 (G) である化合物は、 該基 が水酸基、 チオール基又はアミノ基、 或いは水酸基、 チオール基又はアミノ基 を有する前記置換基 (A) 〜 (G) である化合物を、 対応するハロゲン化アル キル化合物等のアルキル化剤を用いて、 不活性溶媒中、 水酸化ナトリウム、 炭
酸カリウム、 トリェチルァミン、 ジイソプロピルェチルァミン等の塩基の存在 下、 必要に応じて触媒量のヨウ化ナトリウム存在下にアルキル化して製造する ことができる。 アルキル化反応に用いられる不活性溶媒としては、 例えば、 メ 夕ノール、エタノール、テ卜ラヒドロフラン、 N, N—ジメチルホルムアミド、 水、 それらの混合溶媒などを挙げることができる。 その反応温度は通常室温〜 還流温度であり、 反応時間は使用する原料物質や溶媒、 反応温度などにより異 なるが、 通常 10分間〜 1日間である。
本発明の前記一般式 (I) で表される化合物の中、 1〜!^3の少なくとも一 つが OR7又は COOR11 (但し、 R 7及び R 11は水素原子ではない)、 或いは 0 15又は(〇〇1 19 (但し、 R 15及び R 19は水素原子ではない) を有する 前記置換基 (A) 〜 (G) である化合物は、 該基が水酸基又はカルポキシ基、 或いは水酸基又は力ルポキシ基を有する前記置換基 (A) 〜 (G) である化合 物を、 対応するアルコール化合物を用いて、 不活性溶媒中、 ァゾジカルボン酸 ジェチル、 ァゾジ力ルポン酸ジイソプロピル等の光延試薬及びトリフエニルホ スフイン等の有機リン試薬の存在下に縮合して製造することができる。 縮合反 応に用いられる不活性溶媒としては、例えば、 トルエン、テトラヒドロフラン、 N,N—ジメチルホルムアミド、それらの混合溶媒などを挙げることができる。 その反応温度は通常室温〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料物質や溶 媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 10分間〜 1日間である。
本発明の前記一般式 (I) で表される化合物の中、 1〜. R3の少なくとも一 つが C〇NR12R13、 或いは CONR24R25を有する前記置換基 (A) 〜 ( G) である化合物は、 該基がカルポキシ基、 又は力ルポキシ基を有する前記置 換基 (A) 〜 (G) である化合物を、 対応するァミン化合物を用いて、 不活性 溶媒中: ジフエ二ルホスホリルアジド、 ジシクロへキシルカルポジイミド等の 縮合剤を用い、 必要に応じ 1—ヒドロキシベンゾトリァゾ一ル等の活性エステ ル化試薬の存在下にアミド化して製造することができる。 アミド化反応に用い られる不活性溶媒としては、 例えば、 トルエン、 テトラヒドロフラン、 N, N ージメチルホルムアミド、 それらの混合溶媒などを挙げることができる。 その 反応温度は通常室温〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 10分間〜 1日間である。
本発明の前記一般式 ( I ) で表される化合物の中、 !^〜 3の少なくとも一 つが C 2— 6アルケニル基又は C 2_ 6アルキニル基である化合物は、該基がハロゲ ン原子である化合物を、対応するアルゲン化合物又はアルキン化合物を用いて、 不活性溶媒中、 酢酸パラジウム等のパラジウム触媒、 トリフエニルホスフィン 等の有機リン配位子及び炭酸セシウム、 ナトリウム!: e r t一ブトキシド等の 塩基の存在下に縮合し、 製造することができる。 縮合反応に用いられる不活性 溶媒としては、 例えば、 トルエン、 テトラヒドロフラン、 N, N—ジメチルホ ルムアミド、 それらの混合溶媒などを挙げることができる。 その反応温度は通 常室温〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料物質や溶媒、 反応温度など により異なるが、 通常 1 0分間〜 1日間である。
本発明の前記一般式 ( I ) で表される化合物の中、 !^〜 3の少なくとも一 つが C 2— 6アルケニル基、 C 2_ 6アルキニル基、 C 3 _ 8シクロアルキル基、 C 6 。ァリール基又は 5〜1 0員環のへテロァリ一ル基である化合物は、 該基が 八ロゲン原子である化合物を、 対応するホウ酸化合物と、 不活性溶媒中、 炭酸 セシウム、 ナトリウム t e r t—ブトキシド等の塩基の存在下、 テトラキス ( トリフエニルホスフィン) パラジウム等の触媒と 2 , 2, 一ビス (ジフエ二レ ホスフイノ) 一 1 , 1 ' —ビナフチルなどの配位子の存在下に縮合して製造す ることができる。 縮合反応に用いられる不活性溶媒としては、 例えば、 トルェ ン、 テトラヒドロフラン、 N, N—ジメチルホルムアミド、 それらの混合溶媒 などを挙げることができる。 その反応温度は通常室温〜還流温度であり、 反応 時間は使用する原料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 1 0分間 〜1日間である。
本発明の前記一般式 ( I ) で表される化合物の中、 !^〜 3の少なくとも一 つがァ'シルァミノ基、 アルコキシ力ルポニルァミノ基、 スルホニルァミノ基又 はウレイド基を有する基である化合物は、 アミノ基を有する化合物を、 対応す るァシルハライド誘導体等のァシル化剤、 クロロギ酸エステル化合物等のカル バメート化剤、 スルホニルハライド化合物等のスルホニル化剤、 イソシアナ一 卜化合物等のウレイド化剤を用いて、 不活性溶媒中、 水酸化ナトリウム、 ピリ ジン、 トリェチルァミン、 ジイソプロピルェチルァミン等の塩基の存在下また は非存在下に反応を行ことにより製造することができる。 それぞれの反応に用
いられる不活性溶媒としては、 例えば、 テトラヒドロフラン、 N, N—ジメチ ルホルムアミド、 水、 それらの混合溶媒などを挙げることができる。 その反応 温度は通常室温〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料物質や溶媒、 反応 温度などにより異なるが、 通常 1 0分間〜 1日間である。 ' 上述した製造方法において出発原料として用いられる前記一般式 (I I ) 及 び (V I ) で表される化合物は、 市販品を購入するか、 公知の方法やそれに準 拠した方法などにより製造することができ、 例えば、 下記の方法を例示するこ とができる。 尚、 保護基が必要な場合は、 常法に従い適宜導入及び脱離の操作 を組み合わせることができる。
〔方法 4〕
(式中の X、 R 4及び R 5は前記と同じ意味をもつ。 )
工程 1 0
前記一般式 (X I I I ) で表される化合物を、 不活性溶媒中、 炭酸ナトリウ ム、 トリェチルァミン、ピリジン等の塩基の存在下または非存在下、ホスゲン、 力ルポニルジイミダゾ一ル等の試薬を用いて環化し、 前記一般式 (X I V) で 表され ¾化合物を製造することができる。 環化反応に用いられる不活性溶媒と しては、例えば、 テトラヒドロフラン、 ジクロロメタン、酢酸、 トルエン、 Ν, Ν—ジメチルホルムアミド、 それらの混合溶媒等を挙げることができる。 その 反応温度は通常 0 °C〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 1 0分間〜 1日間である。
工程 1 1
前記一般式 (X 1 V) で表される化合物を、 無溶媒もしくは不活性溶媒中、
チォニルクロリド、 三塩ィ匕リン、 五塩化リン、 ォキシ塩化リン、 三臭化リン、 フルォロ硫酸等の酸ハロゲン化試薬を用いてハロゲン化して、 前記一般式 ( I I ) で表される化合物を製造することができる。 ハロゲン化反応に用いられる 不活性溶媒としては、 例えば、 トルエン、 ジクロロメタン、 それらの混合溶媒 等を挙げることができる。 その反応温度は通常— 7 8 °C〜還流温度であり、 反 応時間は使用する原料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 3 0分 間〜 1日間である。
工程 1 2
前記一般式 (X I I I ) で表される化合物を、 不活性溶媒中、 臭化シアン等 の試薬を用いて環化して、 前記一般式 (V I ) で表される化合物を製造するこ とができる。 環化反応に用いられる不活性溶媒としては、 例えば、 テトラヒド 口フラン、 ジクロロメタン、 ァセトニトリル、 トルエン、 それらの混合溶媒等 を挙げることができる。 その反応温度は通常 o °c〜還流温度であり、 反応時間 は使用する原料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 1 0分間〜 1 日間である。 上述した製造方法 2において用いられる前記一般式 (I X) で表される化合 物のうち nが 1である化合物は、 公知の方法やそれに準拠した方法などにより 製造することができ、 例えば、 以下の方法を例示することができる。 尚、 保護 基が必要な場合は、 常法に従い適宜導入及び脱離の操作を組み合わせることが できる。 . ·:
〔方法 5〕
(式中の 1〜:^ 5は前記と同じ意味をもつ。 )
工程 1 3
前記一般式(X I I I )で表される化合物を、無溶媒もしくは不活性溶媒中、
トリェチルァミン、 炭酸ナトリウム、 ピリジン等の塩基の存在下または非存在 下に、 前記一般式 (XV) で表されるチォイソシァネート類と反応させ、 前記 一般式 (I X) で表される化合物を製造することができる。 該反応に用いられ る不活性溶媒としては、 例えば、 トルエン、 テトラヒドロフラン、'ジクロロメ タン、 N, N—ジメチルホルムアミド、 エタノール、 水、 それらの混合溶媒を 挙げることができる。 その反応温度は通常室温〜還流 、温度であり、 反応時間は 使用する原料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 1 0分間〜 1日 間である。 上述した製造方法 1において出発原料として用いられる前記一般式 (V) で 表される化合物は、 市販品を購入するか、 公知の方法やそれに準拠した方法な どにより製造することができ、 例えば、 下記の方法を例示することができる。 尚、 保護基が必要な場合は、 常法に従い適宜導入及び脱離の操作を組み合わせ ることができる。
〔方法 6〕
(式中の X 1はハ口'ゲン原子であり、 X 2はハロゲン原子であり、 !^ 1〜!^ 3は前
記と同じ意味をもつ。 )
工程 1 4 '
前記一般式 (XV I ) で表される化合物を、 一般的な二トリルの還元方法に 従い、 例えば、 1 ) 不活性溶媒中、 水素化リチウムアルミニウム、'水素化ジィ ソブチルアルミニウム等の還元剤を用いて還元し、或いは、 2 )不活性溶媒中、 塩酸等の酸の存在下または非存在下、 パラジウム炭素末、 酸化白金等の金属触 媒を用いて接触還元して、 前記一般式 (V) で表される化合物を製造すること ができる。 還元反応 1 ) に用いられる溶媒としては、 例えば、 トルエン、 テト ラヒドロフラン、ジクロロメタン、それらの混合溶媒等を挙げることができる。 その反応温度は通常一 7 8 °C〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料物質 や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 3 0分間〜 1日間である。 還元反 応 2 ) に用いられる溶媒としてはメタノール、 エタノール、 テトラヒドロフラ ン、 酢酸ェチル、 酢酸、 それらの混合溶媒等を挙げることができる。 その反応 温度としては通常室温〜還流温度であり、反応時間は使用する原料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 3 0分間〜 1日間である。
工程 1 5
前記一般式 (V i l a ) で表される化合物を、 不活性溶媒中、 ヒドロキシル ァミンと反応させ、 前記一般式 (XV I I ) で表される対応するォキシムを製 造することができる。 該反応に用いられる不活性溶媒としては、 例えば、 トル ェン、 テトラヒドロフラン、 ジクロロメタン、 それらの混合溶媒等を挙げるこ とができる。 その反応温度は通常一 7 8 °C〜還流温度であり、 反応時間は使用 する原料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 3 0分間〜 1日間で ある。
工程 1 '6
前記一般式 (XV I I ) で表される化合物を、 一般的なォキシムの還元方法 に従い、 例えば、 1 ) 不活性溶媒中、 水素化リチウムアルミニウム、 水素化ジ イソブチルアルミニウム等の還元剤を用いて還元し、 或いは、 2 ) 不活性溶媒 中、 塩酸等の酸の存在下または非存在下、 パラジウム炭素末、 酸化白金等の金 属触媒を用いて接触還元して、 前記一般式 (V) で表される化合物を製造する ことができる。 還元反応 1 ) に用いられる溶媒としては、 例えば、 トルエン、
テトラヒドロフラン、 ジクロロメタン、 それらの混合溶媒等を挙げることがで きる。 その反応温度は通常— 7 8 °C〜還流温度であり、 反応時間は使用する原 料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 3 0分間〜 1日間である。 還元反応 2 ) に用いられる溶媒としては、 メタノール、 エタノール、 テトラヒ ドロフラン、 酢酸ェチル、 酢酸、 それらの混合溶媒等を挙げることができる。 その反応温度としては通常室温〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料物 質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 3 0分間〜 1日間である。
工程 1 7
前記一般式 (XV I I I ) で表される化合物を、 無溶媒もしくは不活性溶媒 中、 アンモニアと反応させ、 前記一般式 (X I X) で表される化合物を製造す ることができる。該反応に用いられる不活性溶媒としては、例えば、 トルエン、 ジクロロメタン、 それらの混合溶媒等を挙げることができる。 その反応温度は 通常一 7 8 °C〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料物質や溶媒、 反応温 度などにより異なるが、 通常 3 0分間〜 1日間である。
工程 1 8
前記一般式 (X I X) で表される化合物を、 一般的な力ルバモイル基の還元 方法に従い、 例えば、 不活性溶媒中、 ポラン—ジメチルスルフィド複合体、 ポ ランーテトラヒドロフラン複合体、 水素化リチウムアルミニウム、 水素化ジィ ソブチルアルミニウム等の還元剤を用いて還元して、 前記一般式 (V) で表さ れる化合物を製造することができる。 還元反応に用いられる不活性溶媒として は、 例えば、 トルエン、 テトラヒドロフラン、 ジクロロメタン、 それらの混合 溶媒等を挙げることができる。その反応温度は通常一 7 8 〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 3 0 分間〜 1日間である。
工程 1 9
前記一般式 (X X)で表される化合物を、不活性溶媒中、水素化ナトリゥム、 炭酸ナトリウム、 水酸化カリウム等の塩基の存在下または非存在下に、 フタル イミドもしくはその塩と反応させ、 前記一般式 (X X I ) で表される化合物を 製造することができる。 該反応に用いられる不活性溶媒としては、 例えば、 ト ルェン、 テトラヒドロフラン、 ジクロロメタン、 Ν, Ν—ジメチルホルムアミ
ド、 エタノール、 それらの混合溶媒等を挙げることができる。 その反応温度は 通常室温〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料物質や溶媒、 反応温度な どにより異なるが、 通常 1 0分間〜 1日間である。
工程 2 0 '
前記一般式 (XX I ) で表される化合物を、 一般的なフタルイミドの脱保護 反応に従い、 例えば、 不活性溶媒中、 メチルァミン、 ヒドラジン等を用いて脱 保護して、 前記一般式 (V) で表される化合物を製造することができる。 脱保 護反応に用いられる不活性溶媒としては、 例えば、 トルエン、 テトラヒドロフ ラン、 それらの混合溶媒等を挙げることができる。 その反応温度は通常一 7 8 〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料物質や溶媒、 反応温度などによ り異なるが、 通常 3 0分間〜 1日間である。
工程 2 1
前記一般式(XX)で表される化合物を、不活性溶媒中、アジ化ナトリウム、 アジ化リチウム等のアジド化試薬と反応させ、 前記一般式 (XX I I ) で表さ れる化合物を製造することができる。 アジド化反応に用いられる不活性溶媒と しては、 例えば、 トルエン、 テ卜ラヒドロフラン、 N, N—ジメチルホルムァ ミド、 エタノール、 それらの混合溶媒等を使用することができる。 その反応温 度は通常室温〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料物質や溶媒、 反応温 度などにより異なるが、 通常 1 0分間〜 1日間である。
工程 2 2
前記一般式 (X.X I I ) で表される化合物を、 一般的なアジドの還元方法に 従い、 例えば、 1 ) 不活性溶媒中、 水素化リチウムアルミニウム、 水素化ジィ ソブチルアルミニウム等の還元剤を用いて還元し、或いは、 2 )不活性溶媒中、 塩酸等め酸の存在下または非存在下、 パラジウム炭素末、 酸化白金等の金属触 媒を用いて接触還元して、 前記一般式 (V) で表される化合物を製造すること ができる。還元反応 1 )に用いられる不活性溶媒としては、例えば、 トルエン、 テトラヒドロフラン、 ジクロロメタン、 それらの混合溶媒等を挙げることがで きる。 その反応温度は通常一 7 8 °C〜還流温度であり、 反応時間は使用する原 料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 3 0分間〜 1日間である。 還元反応 2 ) に用いられる溶媒としては、 例えば、 メタノール、 エタノール、
'、 酢酸ェチル、 酢酸、 それらの混合溶媒等を挙げることが できる。 その反応温度としては通常室温〜還流温度であり、 反応時間は使用す る原料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 3 0分間〜 1日間であ る。 ' 上述した製造方法 2又は 3において用いられる前記一般式 (V I I) の化合
、
物のうち nが 1である一般式 (V i l a) で表される化合物、 及び製造方法 6 において用いられる前記一般式 (XV I ) 、 (XV I 1 1) 、 (XX) で表さ れる化合物は、 市販品を購入するか、 公知の方法やそれに準拠した方法などに より製造することができる (J. Med. Chem. , Vol.46, p.1845-1857 (2003) ; Synthesis, Vol.17, p.2503-2512 (2002)等) 。 例えば、 これらの化合物の製造 方法としては、 下記の方法 7〜1 0を例示することができる。 尚、 保護基が必 要な場合は、常法に従い適宜導入及び脱離の操作を組み合わせることができる。 〔方法 7〕
(式中の X3及び X4はハロゲン原子であり、 R1' 'R3及び X2は前記と同じ意 味をもつ。 )
工程 2 3
前記一般式 (XX I I I ) で表される化合物を、 不活性溶媒中、 必要に応じ て、 過酸化べンゾィル、 ひ, α' ーァゾビスイソプチロニトリル等の反応開始 剤を用い、 Ν—クロ口こはく酸イミド、 Ν—ブロモこはく酸イミド等のハロゲ ン化試薬を用いて Λロゲン化して、 前記一般式 (XX I V) で表される化合物
を製造することができる。 ハロゲン化反応に用いられる不活性溶媒としては、 例えば、 テトラヒドロフラン、 ジクロロメタン、 酢酸、 トルエン、 N, N—ジ メチルホルムアミド、 それらの混合溶媒等を挙げることができる。 その反応温 度は通常 0 °C〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料物質や溶媒、 反応温 度などにより異なるが、 通常 1 0分間〜 1日間である。
工程 2 4
前記一般式 (X X I V) で表される化合物と、 メタノール中、 硝酸銀等の試 薬と反応させた後、 塩酸若しくは硫酸水溶液で処理を行い、 前記一般式 (V I I a ) で表されるホルミル化合物を製造することができる。 その反応温度は通 常室温〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料物質や溶媒、 反応温度など により異なるが、 通常 1時間〜 1日間である。
工程 2 5
前記一般式 (X X I I I ) で表される化合物を、 不活性溶媒中、 必要に応じ て、 過酸化べンゾィル、 a, —ァゾビスイソプチロニトリル等の反応開始 剤を用い、 N—クロ口こはく酸イミド、 N—ブロモこはく酸イミド等のハロゲ ン化試薬を用いて八ロゲン化して、 前記一般式 (X X) で表される化合物を製 造することができる。 ハロゲン化反応に用いられる不活性溶媒としては、 例え ば、 テトラヒドロフラン、 ジクロロメタン、 酢酸、 トルエン、 N, N—ジメチ ルホルムアミド、 それらの混合溶媒等を挙げることができる。 その反応温度は 通常 0 〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料や溶媒、 反応温度などに より異なるが、 通常 1 0分間〜 1日間である。
〔方法 8〕
(式中の R7aは水酸基の保護基又は R7と同義であり、 R7bは R7と同義であり 、 X5及び X6は、独立して、ハロゲン原子であり、 Arは C2_6アルケニル基、 C2_6アルキニル基、 C3_8シクロアルキル基、 C6— 。ァリール基又は 5〜1 0員環のへテロアリ一ル基であり、 R Aは水素原子又は Cト6アルキル基であり 、 Wはホルミル基、 シァノ基又はカルパモイル基であり、 R 3は前記と同じ意 味をもつ。 )
工程 26 .
前記一般式 (XXV) で表される化合物を、 前記一般式 (XXV I) で表さ れるアルキル化剤若しくは水酸基の保護基導入剤を用いて、 不活性溶媒中、 水 酸化ナトリウム、 炭酸カリウム、 トリェチルァミン、 ジイソプロピルェチルァ ミン等の塩基の存在下、 必要に応じて触媒量のヨウ化ナ卜リゥムの存在下に O 一アルキル化を行い、 前記一般式 (XXV I I) で表される化合物を製造する ことができる。 水酸基の保護基導入剤としては、 ベンジルブ口ミド、 クロロメ チルメチルェ一テル等を挙げることができ、 O—アルキル化に用いられる不活 性溶媒としては、例えば、 メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、 N, N—ジメチルホルムアミド、 水、 それらの混合溶媒等を挙げることができる。
その反応温度は通常室温〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料物質や溶 媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 1 0分間〜 1日間である。
工程 2 7
前記一般式 (XXV I I ) で表される化合物を、 前記一般式 (X XV I I I ) で表されるアルキル化剤を用いて、 不活性溶媒中、 水酸化ナトリウム、 炭酸 カリウム、トリェチルァミン、ジィソプロピルェチルァミン等の塩基の存在下、 必要に応じて触媒量のヨウ化ナトリウムの存在下に〇一アルキル化を行い、 前 記一般式 (XX I X) で表される化合物を製造することができる。 0—アルキ ル化に用いられる不活性溶媒としては、 例えば、 メタノール、 エタノール、 テ トラヒドロフラン、 N, N—ジメチルホルムアミド、 水、 それらの混合溶媒等 を挙げることができる。 その反応温度は通常室温〜還流温度であり、 反応時間 は使用する原料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 1 0分間〜 1 日間である。
工程 2 8
R 7 aが水酸基の保護基である前記一般式 (X X I X) で表される化合物を、 常法に従い、 水酸基の保護基を脱離して、 前記一般式 (XXX) で表される化 合物を製造することができる。 例えば、 該保護基がベンジル基である場合、 不 活性溶媒中、 塩酸等の酸の存在下または非存在下、 パラジウム炭素末等の金属 触媒を用いて接触還元し、 前記一般式 (XXX) で表される化合物を製造する ことができる。 接触還元に用いられる不活性溶媒としては、 例えば、 メタノー ル、 エタノ一ル、.テトラヒドロフラン、 酢酸ェチル、 酢酸、 それらの混合溶媒 等を挙げることができる。 その反応温度は通常室温〜還流温度であり、 反応時 間は使用する原料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 3 0分間〜 1日閬である。
工程 2 9
前記一般式 (X XX) で表される化合物を、 不活性溶媒中、 ピリジン、 トリ ェチルァミン、 ジィソプロピルェチルァミン等の塩基の存在下にトリフルォロ メタンスルホン酸無水物等のトリフルォロメタンスルホニル化試薬と反応させ、 前記一般式 (X XX I ) で表される化合物を製造することができる。 該反応に 用いられる不活性溶媒としては、例えば、 トルエン、テトラヒドロフラン、 N,
N—ジメチルホルムアミド、 ジクロロメタン、 それらの混合溶媒等を挙げるこ とができる。 その反応温度は通常 0°C〜還流温度であり、 反応時間は使用する 原料物質や溶媒、反応温度などにより異なるが、通常 10分間〜 1日間である。 工程 30 '
前記一般式 (XXXI)で表される化合物を、不活性溶媒中、炭酸セシウム、 ナトリウム t e r t _ブトキシド等の塩基の存在下、 トリス (ジベンジリデン アセトン) ジパラジウム等の触媒と 2, 2, —ビス (ジフエニルホスフィノ) — 1, 1' —ピナフチル等の配位子を用いて、 前記一般式 (XXX I I) で表 されるホウ酸化合物と縮合させ、 前記一般式 (XXX I I I) で表される化合 物を製造することができる。 縮合反応に用いられる不活性溶媒としては、 例え ば、 N, N—ジメチルァセトアミド、 トルエン、 テ卜ラヒドロフラン、 それら の混合溶媒等を挙げることができる。 その反応温度は通常室温〜還流温度であ り、 反応時間は使用する原料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 1時間〜 1日間である。
前記製造方法 8では、 R1が OR7である化合物を例に示したが、 尺1〜!^3 の少なくとも一つに SR8、 NR9R1Qを有する前記一般式 (I) で表される化 合物の原料も、 同様の方法又は文献記載の方法等により、 製造することができ る (例えば、 Melvinらの方法: Journal of Organic Chemistry, 31, 3980-3984 (1996)) (下記製造方法 9及び 10においても同様) 。 尚、 R1が NR9NR1 Qである化合物において保護基が必要な場合は、 常法に従い適宜導入及び脱離 の操作を組み合わせることができる。
〔方法 9〕
工程 33
トリフノレオロメタン
スルホニル化
(XXXVII)
(式中の RBは ^— 6アルキル基であり、 X7はハロゲン原子であり、 Ar、 RA 、 R3、 R7、 R12、 R13、 Wは前記と同じ意味をもつ。 )
工程 31
前記一般式 (XXX I Va) 又は (XXX I Vb) で表される化合物を、 不 活性溶媒中、 水酸化ナトリウム、 炭酸カリウム、 トリェチルァミン、 ジイソプ 口ピルェチルアミン等の塩基の存在下、 必要に応じて触媒量のヨウ化ナトリウ ム存在下に、 前記一般式 (XXXV) で表されるアルキル化剤を用いて、 〇一 アルキル化を行い、 前記一般式 (XXXV I a) 又は (XXXV I b) で表さ れる化合物を製造することができる。 o—アルキル化に用いられる不活性溶媒 としては、 例えば、 メタノール、 エタノール、 テトラヒドロフラン.、 N, N— ジメ^ルホルムアミド、 水、 それらの混合溶媒等を挙げることができる。 その 反応温度は通常室温〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 10分間〜 1日間である。
工程 32
方法 1) 前記一般式 (XXXV I a) 又は (XXXV I b) で表される化合 物を、 一般的なアルカリ加水分解処理により対応するカルボン酸に変換し、 不 活性溶媒中、 トリ Ϊチルァミン等の塩基の存在下、 ジフエニルホスホリルアジ
ド等の活性エステル化剤と反応後、 前記一般式 (XXXVI I) で表される対 応するァミンと縮合させるか、 或いは、 方法 2) 前記一般式 (XXXV I I) で表される対応するァミンをトリメチルアルミニウム等の活性化剤と反応後、 前記一般式 (XXXVI a) 又は (XXXVI b) で表される化合物と不活性 溶媒中で反応させ、 前記一般式 (XXXV I I I a) 又は (XXXV I I I b ) で表される化合物を製造することができる。 方法 1) の縮合反応に用いられ る不活性溶媒としては、 例えば、 テトラヒドロフラン、 N, N—ジメチルホル ムアミド、 それらの混合溶媒等を挙げることができる。 方法 2) の縮合反応に 用いられる不活性溶媒は、 例えば、 トルエン、 テトラヒドロフラン等を挙げる ことができる。 両反応における反応温度は通常室温〜還流温度であり、 反応時 間は使用する原料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 10分間〜 1日間である。
工程 33
前記一般式 (XXX I Vb)で表される化合物を、不活性溶媒中、 ピリジン、 トリェチルァミン、 ジィソプロピルェチルァミン等の塩基の存在下、 トリフル ォロメ夕ンスルホン酸無水物等のトリフルォロメタンスルホニル化試薬と反応 させ、 前記一般式 (XXXIX) で表される化合物を製造することができる。 該反応に用いられる不活性溶媒としては、 例えば、 トルエン、 テトラヒドロフ ラン、 N, N—ジメチルホルムアミド、 ジクロロメタン、 それらの混合溶媒等 を挙げることができる。 その反応温度は通常 0°C〜還流温度であり、 反応時間 は使用する原料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 10分間〜 1 日間である。
工程 34
前記一般式 (XXX I X) で表される化合物を、 不活性溶媒中、 炭酸セシゥ ム、 ナトリウム t e r t _ブトキシド等の塩基の存在下、 トリス (ジベンジリ デンアセトン) ジパラジウム等の触媒と 2, 2 ' —ビス (ジフエニルホスフィ ノ) 一 1, 1' ービナフチル等の配位子を用いて、 前記一般式 (XXX I I) で表されるホウ酸化合物と縮合させ、 前記一般式 (XXXX) で表される化合 物を製造することができる。 縮合反応に用いられる不活性溶媒としては、 例え ば、 N, N—ジメチルァセトアミド、 トルエン、 テトラヒドロフラン、 それら
の混合溶媒等を挙げることができる。 その反応温度は通常室温〜還流温度であ り、 反応時間は使用する原料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常
1時間〜 1日間である。
工程 35 '
方法 1) 前記一般式 (XXXX) で表される化合物を、 一般的なアルカリ加 水分解処理により対応するカルボン酸に変換し、 不活性溶媒中、 トリエヂルァ
、
ミン等の塩基の存在下、 ジフエニルホスホリルアジド等の活性エステル化剤と 反応後、 前記一般式 (XXXV I I) で表される対応するァミンと縮合させる か、 或いは、 方法 2) 前記一般式 (XXXV I I) で表される対応するァミン をトリメチルアルミニウム等の活性化剤と反応後、 前記一般式 (XXXX) で 表される化合物と不活性溶媒中で反応させ、 前記一般式 (XXXX I) で表さ れる化合物を製造することができる。 方法 1) の縮合反応に用いられる不活性 溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン、 N, N—ジメチルホルムアミド、 それらの混合溶媒等を挙げることができる。 方法 2) の縮合反応に用いられる 不活性溶媒は、 例えば、 トルエン、 テトラヒドロフラン等を挙げることができ る。 両反応における反応温度は通常室温〜還流温度であり、 反応時間は使用す る原料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 10分間〜 1日間であ る。
〔方法 10〕
才レフィン HO-R7
(式中の Rcは 1—アルケニル基であり、 X8はハロゲン原子であり、 Ar、 R A、 R3、 R6、 R7、 R7b、 R8、 R9、 R10、 Wは前記と同じ意味をもつ。 ) 工程 36
前記一般式 (XXXX I I) で表される化合物を、 不活性溶媒中、 酢酸等の 酸の存在下若しくは非存在下、 一塩ィヒヨウ素等のハロゲン化試薬と反応させ、 前記一般式 (XXXX I I I) で表される化合物を製造することができる。 八 ロゲン化反応に用いられる不活性溶媒としては、例えば、 トルエン、酢酸、 N, N—ジメチルホルムアミド、 ジクロロメタン、 それらの混合溶媒等を使用する ことができる。 その反応温度は通常室温〜還流温度であり、 反応時間は使用す る原料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 10分間〜 1日間であ る。 '
工程 37
前記一般式 (XXXX I I I) で表される化合物を、 前記一般式 (XXV I I I) で表されるアルキル化剤を用いて、 不活性溶媒中、 水酸化ナトリウム、 炭酸カリウム、 トリェチルァミン、 ジイソプロピルェチルァミン等の塩基の存 在下、 必要に応じて触媒量のヨウ化ナトリウムの存在下に o—アルキル化を行 い、 前記一般式 (XXXX I V) で表される化合物を製造することができる。
〇—アルキル化に用いられる不活性溶媒としては、 例えば、 メタノール、 エタ ノール、 テトラヒドロフラン、 N, N—ジメチルホルムアミド、 水、 それらの 混合溶媒等を挙げることができる。その反応温度は通常室温〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 10 5 分間〜 1日間である。
工程 38
• 前記一般式 (XXXX I V) で表される化合物を、 不活性溶媒中、 炭酸セシ ゥム、 ナトリウム t e r t _ブトキシド等の塩基の存在下、 トリス (ジベンジ リデンアセトン) ジパラジウム等の触媒と 2, 2 ' —ビス (ジフエニルホスフ
10 イノ) 一 1, 1 ' —ピナフチル等の配位子を用いて、 ォレフィン化合物と反応 させ、 前記一般式 (XXXXV) で表される化合物を製造することができる。 アルケニル化反応に用いられる不活性溶媒としては、 例えば、 N, N—ジメチ ルァセトアミド、 トルエン、 テ卜ラヒドロフラン、 それらの混合溶媒等を挙げ ることができる。 その反応温度は通常室温〜還流温度であり、 反応時間は使用
15 する原料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 1時間〜 1日間であ る。
工程 39
前記一般式 (XXXX I V) で表される化合物を、 前記一般式 (XXXXV I) で表されるアルコール化合物と、 不活性溶媒中、 水素化ナトリウム、 炭酸 20 カリウム等の塩基の存在下又は非存在下に縮合させ、 前記一般式 (XXXXV I I) で表される化合物を製造することができる。 縮合反応に用いられる不活 性溶媒としては、 例えば、 N, N—ジメチルァセトアミド、 トルエン、 テトラ ヒドロフラン、 それらの混合溶媒等を挙げることができる。 その反応温度は通 常室温〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料物質や溶媒、 反応温度など 25 により異なるが、 通常 1時間〜 1日間である。
' 工程 40
前記一般式 (XXXX I V) で表される化合物を、 前記一般式 (XXXXV I I I) で表されるチオール化合物と、 不活性溶媒中、 水素化ナトリウム、 炭 酸カリウム等の塩基の存在下又は非存在下に縮合させ、 前記一般式 (XXXX 30 I X) で表される化合物を製造することができる。 縮合反応に用いられる不活
性溶媒としては、 例えば、 N, N—ジメチルァセトアミド、 トルエン、 テトラ ヒドロフラン、 それらの混合溶媒等を挙げることができる。 その反応温度は通 常室温〜還流温度であり、 反応時間は使用する原料物質や溶媒、 反応温度など により異なるが、 通常 1時間〜 1日間である。
5 工程 4 1
前記一般式 (X XX X I V) で表される化合物を、 方法 1 ) 前記一般式 (L ) で表されるァミン化合物と、 不活性溶媒中、 水素化ナトリウム、 炭酸力リウ ム等の塩基の存在下又は非存在下に縮合させるか、 或いは方法 2 ) 前記一般式 (L ) で表されるァミン化合物と、 不活性溶媒中、 炭酸セシウム、 ナトリウム
1100 tt ee rr tt——ブブトトキキシシドド等等のの塩塩基基のの存存在在下下、、 トトリリスス
ジジパパララジジウウムム等等のの触触媒媒とと 22 ,, 22 '' ——ビビスス ((ジジフフエエニニルルホホススフフイイノノ)) ーー11,, 11 '' ーービビナナフフチチルルななどどのの配配位位子子をを用用いいてて縮縮合合ささせせ、、 前前記記一一般般式式 ((LL II )) でで表表さされれるる 化化合合物物をを製製造造すするるここととががででききるる。。 方方法法 11 )) にに用用いいらられれるる不不活活性性溶溶媒媒ととししててはは、、 例例ええばば、、 NN,, NN——ジジメメチチルルァァセセトトアアミミドド、、 トトルルエエンン、、 テテトトララヒヒドドロロフフラランン、、 そそ
1155 れれららのの混混合合溶溶媒媒等等をを挙挙げげるるここととががででききるる。。 そそのの反反応応温温度度はは通通常常室室温温〜〜還還流流温温度度 でであありり、、 反反応応時時間間はは使使用用すするる原原料料物物質質やや溶溶媒媒、、 反反応応温温度度ななどどにによよりり異異ななるるがが、、 通通常常 11時時間間〜〜 11日日間間ででああるる。。 ままたた、、 方方法法 22にに用用いいらられれるる不不活活性性溶溶媒媒ととししててはは、、 例例ええばば、、 NN,, NN——ジジメメチチルルァァセセ卜卜アアミミドド、、 トトルルエエンン、、 テテトトララヒヒドドロロフフラランン、、 そそ れれららのの混混合合溶溶媒媒等等をを挙挙げげるるここととががででききるる。。 そそのの反反応応温温度度はは通通常常室室温温〜〜還還流流温温度度
2200 でであありり、、 反反応応時時間間はは使使用用すするる原原料料物物質質やや溶溶媒媒、、 反反応応温温度度ななどどにによよりり異異ななるるがが、、 通通常常 11時時間間〜〜 11 BB間間ででああるる。。
工程 4 2
前記一般式 (X X X X I V) で表される化合物を、 不活性溶媒中、 炭酸セシ ゥム、 'ナトリウム t e r t—ブトキシド等の塩基の存在下、 トリス (ジベンジ 25 リデンアセトン) ジパラジウム等の触媒と 2, 2 ' —ビス (ジフエニルホスフ イノ) — 1, 1 ' ービナフチル等の配位子を用いて、 前記一般式 (X X X I I ) で表される化合物と縮合させ、 前記一般式 (X X X I I I ) で表される化合 物を製造することができる。 縮合反応に用いられる不活性溶媒としては、 例え ば、 N, N—ジメチルァセトアミド、 トルエン、 テトラヒドロフラン、 それら 30 の混合溶媒等を挙げることができる。 その反応温度は通常室温〜還流温度であ
り、 反応時間は使用する原料物質や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常
1時間〜 1日間である。
〔方法 1 1〕
前記製造方法 2及び 3において原料として用いられる前記一般式 (V I I) で表される化合物のうち、 nが 2である化合物 (V I l b) は、 市販品を購入 するか、 公知の方法やそれに準拠した方法などにより製造することができ、 下 記の方法を例示することができる。
(式中の Phはフエニル基であり、 X9はハロゲン化物イオンであり、 R R2、 R3は前記と同じ意味をもつ。 )
工程 43
前記一般式 (V i l a) で表される化合物と前記一般式 (L I I) で表され る化合物を、 不活性溶媒中、 水素化ナトリウム、 カリウム t e r t—ブトキシ ド、 n—ブチルリチウム、 リチウム ビス(トリメチルシリル)アミド、 ナトリウ ム ビス (トリメチルシリル) アミド、水酸化ナトリゥム等の塩基の存在下に縮 合することにより、 前記一般式 (L I I I) で表される化合物を製造すること ができる。 反応に用いられる不活性溶媒としては、 例えば、 テトラヒドロフラ ン、 ジメチルスルホキシド、 N, N—ジメチルホルムアミド、 N, N—ジメチ ルァセトアミド、 N—メチルピロリジノン、 1, 3—ジメチルー 2—イミダゾ リジノン、 ァセトニトリル、 それらの混合溶媒などを挙げることができる。 そ の反応温度は通常一 78 °C〜還流温度であり、 反応時間は原料物質や溶媒、 反 応温度などにより異なるが、 通常 30分間〜 1日間である。
工程 44
前記一般式 (L I I I) で表される化合物を、 塩酸、 硫酸、 メタンスルホン 酸、 p—トルエンスルホン酸、 p—トルエンスルホン酸ピリジニゥム等の酸の 存在下加水分解することにより、 前記一般式 (V I l b) で表される化合物を 製造することがで る。 反応に用いられる溶媒としては、 例えば、 テトラヒド
口フラン、 アセトン、 ァセトニトリル、 水、 それらの混合溶媒などを挙げるこ とができる。 その反応温度は通常 o°c〜還流温度であり、 反応時間は原料物質 や溶媒、 反応温度などにより異なるが、 通常 30分間〜 1日間である。
〔方法 12〕
(式中の X、 Ra、 R4、 R5は前記と同じ意味をもつ。)
工程 45〜 49
前記一般式 ( I V) のリポース体 ( I V a)を、 例えば、 工程 45〜工程 49 の文献記載の方法により、 適宜保護基を用いて、 上記一般式 (I Vb) 〜 (I V f ) で表される化合物に変換することもできる。
工程 45 : Chemical & Pharmaceutical Bulletin, 51 (4) 399-403 (2003); Chemical & Pharmaceutical Bulletin, 36(3) 945-953 (1988)
工程 46 : J. Chera. So , Perkin Trans. 1, 298-304 (2001); J. Heterocyclic Chem. , ' 38, 1297 (2001)
工程 47: The Journal of Antibiotics, 37, 941-942 (1984); European Journal of Organic Chemistry, 3997-4002 (2003); Journal of Medicinal Chemistry, 46(22), 4776-4789 (2003)
工程 48 : Angew. Chem. Int. Ed., 41, o.20, 3913-3915 (2002); Nucleosides & Nucleotide, 14(9&10), 1831-1852 (1995); Journal of Organic Chemistry, 53, 5046-5050 (19'88)
工程 4 9 : Tetrahedron Let ters, 7941-7943 (2003); Journal of Organic Chem i s try, 66, 7469-7477 (2001); Journal of the American Chemical Society, 123 (5) , 870-874 (2001)
これまでに説明した製造方法において使用される保護基としては、 一般的に 有機合成反応において用いられる各種の保護基を用いることができる。例えば、 水酸基の保護基としては、 p—メトキシベンジル基、 ベンジル基、 メトキシメ チル基、 ァセチル基、 ピバロイル基、 ベンゾィル基、 t e r t—ブチルジメチ ルシリル基、 t e r t —ブチルジフエニルシリル基、 ァリル基等の他、 2つの 水酸基が隣接する場合は、 イソプロピリデン基、 シクロペンチリデン基、 シク 口へキシリデン基等が挙げることができる。 チオール基の保護基とは、 p—メ トキシベンジル基、 ベンジル基、 ァセチル基、 ビバロイル基、 ベンゾィル基、 ベンジルォキシカルポ二ル基等を挙げることができる。ァミノ基の保護基とは、 ベンジルォキシカルポニル基、 t' e r t—ブトキシカルポニル基、ベンジル基、 p—メトキシベンジル基、 トリフルォロアセチル基、 ァセチル基、 フタロイル 基等を挙げることができる。 カルボキシ基の保護基とは、 ベンジル基、 t e r tーブチルジメチルシリル基、 ァリル基等を挙げることができる。
前記製造方法において得られる本発明の前記一般式 (I ) で表される化合物 は、'贋用の分離手段である分別再結晶法、クロマトグラフィーを用いた精製法、 溶媒抽出法、 固相抽出法等により単離精製することができる。
本発明の前記一般式 ( I ) で表されるベンズイミダゾ一ル誘導体は、 常法に より、 その薬理学的に許容される塩とすることができる。 このような塩として は、 塩酸、 臭化水素酸、 ヨウ化水素酸、 硫酸、 硝酸、 リン酸などの鉱酸との酸 付加塩、 ギ酸、 酢酸、 メタンスルホン酸、 ベンゼンスルホン酸、 p—トルエン スルホン酸、 プロピオン酸、 クェン酸、 コハク酸、 酒石酸、 フマル酸、 酪酸、 シユウ酸、 マロン酸、 マレイン酸、 乳酸、 リンゴ酸、 炭酸、 安息香酸、 ダル夕 ミン酸、 ァスパラギン酸等の有機酸との酸付加塩、 ナトリウム塩、 カリウム塩 等の無機塩基との塩、 N—メチルー D—ダルカミン、 N, N, ージベンジルェ チレンジァミン、 2—アミノエタノ一ル、 トリス (ヒドロキシメチル) ァミノ メタン、 アルギニン、 リジン等の有機塩基との付加塩を挙げることができる。 本発明の前記一般式 ( I ) で表されるベンズイミダゾ一ル誘導体又はその薬
理学的に許容される塩には、 水やエタノール等の医薬品として許容される溶媒 との溶媒和物も含まれる。
本発明の前記一般式 (I) で表されるベンズイミダゾール誘導体の中、 不飽 和結合を有する化合物には、 2つの幾何異性体である、 シス (Z)'体の化合物 及びトランス (E) 体の化合物が存在するが、 本発明においてはそのいずれの 化合物を使用してもよい。 、
本発明の前記一般式 (I) で表されるベンズイミダゾール誘導体の中、 糖残 基部分を除き不斉炭素原子を有する化合物には、 不斉炭素ごとに 2種類の光学 異性体である、 R配置の化合物及び S配置の化合物が存在するが、 本発明にお いてはそのいずれの光学異性体を使用してもよく、 それらの光学異性体の混合 物であっても構わない。
本発明の前記一般式 (I) で表されるベンズイミダゾール誘導体には種々の 互変異性体が存在することがあるが、 本発明の化合物にはそれらの互変異性体 も含まれる。
更に、 本発明においては、 前記一般式 (I) で表される化合物の各種プロド ラッグも用いることができる。 プロドラッグとは、 薬理学的に許容できる通常 プロドラッグにおいて使用される基で親化合物を修飾した化合物をいい、 例え ば、 安定性や持続性の改善等の特性が付与され、 腸管内等で親化合物に変換さ れて効果を発現することが期待できる。 本発明の前記一般式 (I) で表される 化合物のプロドラッグは、 対応するハロゲン化物等のプロドラッグ化試薬を用 いて、 常法により、 前記一般式 (I) で表される化合物における水酸基、 アミ ノ基、 その他プロドラッグ化の可能な基から選択される 1以上の任意の基に、 常法に従い適宜プロドラッグを構成する基を導入した後、 所望に応じ、 適宜常 法に従い単離精製することにより製造することができる ( 「月刊薬事 医薬品 適正使用のための臨床薬物動態」 , 2000年 3月臨時増刊号, 第 42巻, 第 4号, p. 669 - 707, 「新 · ドラッグデリバリ一システム」 , 株式会社 シーエムシー発行, 2000年 1月 31日, p. 67 - 173参照) 。 水酸基 ゃァミノ基において使用されるプロドラッグを構成する基としては、 例えば、 C — 6アルキル— CO—、 C丄 _ 6アルキル一 O _ C — 6アルキル— C 0—、 C, — 6アルキル一 OCO—じ 6アルキル一 CO—、 C — 6アルキル一 OCO_、
(: 6アルキル—O— アルキル _〇C〇_等を挙げることができる。 本発明において、 血漿尿酸値異常に起因する疾患としては、 痛風、 高尿酸血 症、尿路結石、高尿酸性腎症、急性尿酸性腎症などの疾患を挙げることができ、 特には、 痛風、 高尿酸血症を挙げることができる。 '
本発明の医薬組成物を実際の予防又は治療に用いる場合、 その有効成分であ る前記一般式 ( I ) で表される化合物またはその薬理学的に許容される塩、 或 いはそのプロドラッグの投与量は、 患者の年齢、 性別、 体重、 疾患および治療 の程度等により適宜決定されるが、 例えば、 経口投与の場合成人 1日当たり概 ね 1〜2 0 0 O m gの範囲で、 一回または数回に分けて適宜投与することがで きる。
本発明の医薬組成物を実際の予防又は治療に用いる場合、 用法に応じ、 経口 的或いは非経口的に種々の剤型のものが使用されるが、例えば、散剤、細粒剤、 顆粒剤、錠剤、カプセル剤、 ドライシロップ剤などの経口投与製剤が好ましい。
これらの医薬組成物は、 通常の調剤学的手法に従い、 その剤形に応じ適当な 賦形剤、 崩壊剤、 結合剤、 滑沢剤などの医薬品添加物を適宜混合し、 常法に従 い調剤することにより製造することができる。
例えば、散剤は、有効成分に必要に応じ、適当な賦形剤、滑沢剤などを加え、 よく混和して散剤とする。 錠剤は、 有効成分に必要に応じ、 適当な賦形剤、 崩 壊剤、 結合剤、 滑沢剤などを加え、 常法に従い打錠して錠剤とし、 更に必要に 応じ、 適宜コーティングを施し、 フィルムコート錠、 糖衣錠、 腸溶性皮錠など にする。 カプセル剤は、 有効成分に必要に応じ、 適当な賦形剤、 滑沢剤などを 加え、 よく混和した後、 或いは常法に従い顆粒又は細粒とした後、 適当なカブ セルに充填してカプセル剤とする。 さらに、 このような経口投与製剤の場合は 予防又は治療方法に応じて、 速放性あるいは徐放性製剤とすることもできる。 本発明の有効成分の他に、 ヌクレオシド吸収を実質的に阻害しない、 高尿酸 血症治療薬又は痛風治療薬を組み合せて使用することができる。 本発明におい て使用できる高尿酸血症治療薬としては、例えば、プロベネシド、ブコ口一ム、 ベンズブロマロン等の尿酸排泄促進薬、 ァロプリノール、 ォキシプリノール、 フエブキソス夕ット、 Y— 7 0 0等の尿酸合成阻害薬、 炭酸水素ナトリウム、
クェン酸力リゥム、クェン酸ナトリゥム等の尿アル力リ化薬、ラスプリ力一ゼ、 ゥリカーゼ— PEG— 20、 遺伝子組換え型尿酸ォキシダーゼ (ゥリカ一ゼ) 等の尿酸ォキシダ一ゼ等を挙げることができる。 また痛風治療薬としてはコル ヒチン、 或いはインドメタシン、 ナプロキセン、 フェンブフェン、 プラノプロ フェン、 ォキサプロジン、 ケトプロフェン、 エトリコキシプ、 テノキシカム等 の非ステロイド性抗炎症薬、 並びにプレドニゾロン^の副腎皮質ステロイド等 を挙げることができる。 本発明においては、 本発明の有効成分の他に、 少なく とも 1種のこれら薬剤と組み合せて使用することもできるが、 少なくとも 1種 のこれら薬剤と組み合せてなる医薬組成物とは、 本発明の有効成分と同時に配 合した単一の医薬組成物に限らず、 本発明の有効成分を含有する医薬組成物と は別個に製造した医薬組成物として同時に又は間隔をずらして併用する投与形 態も含む。 また、 本発明の有効成分以外の薬剤と組み合せて使用する場合、 本 発明の化合物の投与量は、 組み合せて使用する他の薬剤の投与量に応じて減量 すること力 Sでき、 場合により、 上記疾患の予防又は治療上相加効果以上の有利 な効果を得ることや、 組み合せて使用する他の薬剤の副作用を回避又は軽減さ せること力 できる。 図面の簡単な説明
図 1は、 ヒト組織における C NT 1及び CNT 2の発現パタ一ンを示すダラ フである。 縦軸は、 l ng cDNA当たりの分子数 (分子数/ ng cDN A) を表す。 横軸は、 組織名を表す。 尚、 左側の棒グラフが CNT1を示し、 右側の棒グラフが C N T 2を示す。
図 2は、 ヒト胃及び腸における CNT 1〜 3 'の発現パターンを示すグラフで ある。 縦軸は、 1 ng全 RNA当たりの分子数 (分子数/ ng全 RNA) を表 す。 横軸 ^ま、 部位名を表す。 尚、 左側の棒グラフが CNT 1を示し、 中央の棒 グラフが C NT 2を示し、 右側の棒グラフが C NT 3を示す。
発明を実施するための最良の形態
本発明の内容を以下の参考例、 実施例および試験例でさらに詳細に説明する が、 本発明はその内容に限定されるものではない。 参考例 1
5, 6—ジクロロー 1, 3—ジヒドロー 2 H—べンズイミダゾールー 2—オン 4, 5ージクロ口 _ 1, 2—フエ二レンジァミン (、10 g) をテトラヒドロ フラン (35mL) に溶解し、 力ルポニルジイミダゾ一ル (9. 6 g) のテト ラヒドロフラン (15mL) 懸濁液を室温撹拌下加えた。 室温にて 1時間撹拌 し、 反応混合物に水 (l O OmL) を加え、 氷冷下に撹拌した。 不溶物をろ取 後、 乾燥して標記化合物 (11. 6 g) を得た。
^-NMR (DMSO— d6) δ p pm:
7.11 (2H, s), 10.93 (2H, s) 参考例 2
2, 5, 6_トリクロロー 1 H—べンズィミダゾール
5, 6—ジクロ口— 1, 3—ジヒドロ _ 2H—ベンズイミダゾ一ルー 2—ォ ン (1 1. 5 g) をォキシ塩化リン (40mL) に懸濁させ、 24時間 120 °Cで加熱撹拌した。 放冷後、 反応混合物に水を滴下し、 28%アンモニア水を 加え塩基性にした。不溶物をろ取後、乾燥して標記化合物(5. 0 g)を得た。 XH-NMR (DMSO-d6) δ p pm:
7.83 (2H, brs), -l'3.30-14.00 (1H, br) 参考例 3
2—クロ口一 1ー(2, 3, 5—トリ一 0—ァセチルー /3—D—リポフラノシル )一 1 H—ベンズイミダゾ一ル
2—クロ口べンズイミダゾ一ル (7. 5 g) と N, O—ビス (トリメチルシ リル) ァセトアミド (18. 3mL) をァセトニトリル (15 OmL) 中に懸 濁し、 1時間 80 にて加熱撹拌した。 室温まで放冷し、 トリフルォロメタン スルホン酸トリメチルシリルエステル (17. 9mL) を加え、 15分間撹拌
した。 反応混合物に 1, 2, 3, 5—テトラ— O—ァセチルー D—リポフラノ ース (17. 3 g) を加え、 6時間室温で撹拌した。'反応混合物に飽和炭酸水 素ナトリウム水溶液を加え、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗 浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧下溶媒を留去した。 得られた残渣 をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (溶出溶媒:酢酸ェチル Zへキサン = 1/1 0) にて精製して標記化合物 (12. 4g) を得 、 た。
^-NMR (CDC 13) (5 p pm:
2.05 (3H, s), 2.17 (3H, s), 2.22 (3H, s), 4.30-4.60 (3H, m), 5.51 (1H, dd, J=4.0Hz, 6.6Hz), 5.65 (1H, dd, J=6.6Hz, 7.3Hz), 6.24, (1H, J=7.3Hz), 7.20-7.40 (2H, m), 7.61 (1H, d, J=7.4Hz), 7.71 (1H, d, J=7. Hz) 参考例 4
参考例 3と同様の方法で、 対応する原料化合物を用いて下記の化合物を合成 した。
1一(2, 3, 5—トリー O—ァセチル一 /3—D—リポフラノシル) —2, 5, 6—トリクロロー 1H—ベンズイミダゾ一ル
— NMR (CDC 13) (5 p pm:
2.05 (3H, s), 2.19 (3H, s), 2.32 (3H, s), 4.30-4.45 (2H, m), 4.55-4.65 (1H, m), 5.46 (1H, dd, J=2.7Hz, 6.8Hz), 5.50 (1H, dd, J=6.8Hz, 7.5Hz), 6.18, (1H, J=7.5Hz), 7.80 (1H, s), 7.81 (1H, s) 参考例 5
2—クロロー 1一(j3— D—リボフラノシル)一 1H—べンズイミダゾ一ル
2 - ロロ一 1—(2, 3, 5—トリー O—ァセチルー )3— D—リポフラノシ リレ)一 1H—べンズイミダゾ一ル (12. 3 g) をメタノールに (15 OmL) に溶解し、 2 8%ナトリウムメトキシドーメタノール溶液 (lmL) を加えて
1時間撹拌した。反応混合物を減圧下濃縮して標記化合物(8. 5 g)を得た。
XH-NMR (DMSO— d6) δ p pm:
3.60-3.78 (2H, m), 3.90-4.03 (1H, m), 4.13 (1H, dd, J=2.2Hz, 5.8Hz), 4.50 (1H, dd, J=5.8Hz, '7.5Hz), 5.89 (1H, d, J-7.5Hz), 7.15-7.35 (2H, m), 7.62
(1H, d, J=7.5Hz), 7.99 (1H, d, 7.5Hz) 参考例 6
参考例 5と同様の方法で、 対応する原'料化合物を用いて下記の化合物を合成 した。
1ー(/3— D—リポフラノシル) 一 2, 5, 6—トリクロ口一 1H—べンズイミ
、
ダゾーリレ
XH-NMR (DMSO— d6) δ p pm:
3.60-3.80 (2H, m), 3.95-4.25 (2H, m), 4.35-4.50 (1H, m), 5.20-5.60 (3H, in), 5.89 (1H, d, J=7.9Hz), 7.97 (1H, s), 8.56 (1H, s) 参考例 7
2—アジド一 1— (2, 3, 5—トリ一〇一ァセチルー ]3— D—リポフラノシ ル) 一 1 H—ベンズイミダゾール
2—クロロー 1ー (2, 3, 5—トリ一〇一ァセチル一 /3— D—リボフラノ シル) - 1H—ベンズイミダゾ一ル (1. 0 g) を N, N—ジメチルホルムァ ミド (1 0mL) に溶解し、 アジ化ナトリウム (1. 1 g) を加えて 100°C にて 24時間撹拌した。 反応混合物に水を加え、 酢酸ェチルで抽出した。 有機 層を飽禾ロ食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧下溶媒を留去 した。 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製 (溶出溶 媒:酢酸ェチル Zへキサン = 1/2) して標記化合物 (0. 45 g) を得た。 ^-NMR (CDC 13) δ p pm:
2.06 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.19 (3H, s), 4.30-4.50 (3H, m), 5.51 (1H, dd, J=4.1Hz, 6.5Hz), 5.70 (1H, dd, J=6.5Hz, 6.7Hz), 5.59 (1H, d, J=6.7Hz), 7.15-7.35 (2H, m), 7.47 (1H, d, J=8.0Hz), 7.63 (1H, d, J=8.0Hz) 参考例 8
2—アミノー 1— (2, 3, 5—トリ一 0—ァセチル一 一 D—リボフラノシ ル) — 1 Η—ベンズイミダゾ一ル
2—アジド— 1二 (2, 3, 5—トリ一 Ο—ァセチルー /3—D—リポフラノ
シル) - 1 H -べンズィミダゾール (l O Omg) をメタノール (2mL) に 溶解し、 触媒量の 1 0%パラジウム炭素末を加え、 水素雰囲気下室温にて 1時 間撹拌した。 不溶物をろ去し、 ろ液の溶媒を減圧下留去して標記化合物 (97 mg) を得た。
5 ^-NMR (CD C 13) (5 p pm:
1.99 (3H, s), 2.16 (3H, s) , 2.17 (3H, s), 4.27-4.43 (2H
、 , m), 4.55-4.68 (1H, m), 5.07 (2H, brs), 5.43 (1H, dd, J=3.7Hz, 6.6Hz), 5.57 (1H, dd, J=6.6Hz, 7.5Hz), 6.04 (1H, d, J=7.5Hz), 7.08 (1H, t, J=7.8Hz), 7.15 (1H, t, J=7.8Hz), 7.21 (1H, d, J=7.8Hz), 7.42 (1H, d, J=7.8Hz) 参考例 9
44一一ベベンンジジルルォォキキシシーー 33——ヒヒ
33,, 44ーージジヒヒドドロロキキシシベベンンズズアアルルデデヒヒドド ((22 11.. 66 gg)) 、、 炭炭酸酸カカリリウウムム ((22 11.. 5566 gg)) をを NN,, NN——ジジメメチチルルホホルルムムアアミミドド ((2200 OOmmLL)) にに懸懸濁濁ささせせ、、 氷氷
1155 冷冷下下べべンンジジルルブブロロミミドド((11 88.. 55mmLL))をを滴滴下下しし、、室室温温ににてて 1166時時間間撹撹拌拌ししたた。。
反反応応混混合合物物にに 22mmoo 11//LL塩塩酸酸 ((4400 OOmmLL)) をを滴滴下下しし、、 酢酢酸酸ェェチチルルでで抽抽出出しし たた。。 有有機機層層をを飽飽和和食食塩塩水水でで洗洗浄浄しし、、 無無水水硫硫酸酸ママググネネシシウウムムでで乾乾燥燥ししたた。。 減減圧圧下下 溶溶媒媒をを留留去去しし、、 得得らられれたた残残渣渣ををシシリリカカゲゲルルカカララムムククロロママトトググララフフィィーー ((溶溶出出溶溶 媒媒::酢酢酸酸ェェチチルル //へへキキササンン == 11ノノ 55)) ににてて精精製製ししてて標標記記化化合合物物 ((1199.. 00 gg))
2200 をを得得たた。。
^^--NNMMRR ((CCDD CC 1133)) ((55 pp ppmm::
55..2200 ((22HH,, ss)),, 77..0044 ((11HH,, dd,, JJ==88.. HHzz)),, 77..2200--77..6600 ((77HH,, mm)),, 99..8844 ((11HH,, ss)) 参参考考例例'' 1100
2255 参参考考例例 99とと同同様様のの方方法法でで、、 対対応応すするる原原料料化化合合物物をを用用いいてて下下記記のの化化合合物物をを合合成成 ししたた。。
33一一べべンンジジルルォォキキシシベベンンズズニニトトリリルル
^^--NNMMRR ((CCDD CC 1133)) δδ pp ppmm::
55..0088 ((22HH,, ss)),, 77..1133--77..5500 ((99HH,, mm))
参考例 1 1
3—メトキシー 4一フエニルベンゾニトリル
4ーヒドロキシー 3—メトキシベンゾニトリル (14. 9 g) とピリジン ( 24mL) をジクロロメタン (1 50mL) に溶解し、 氷冷撹拌下トリフルォ ロメ夕ンスルホン酸無水物 (1 9. 4mL) を滴下した。 30分間室温にて撹 拌し、 希塩酸を加え、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層 、を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒を留去し、 トリフルォロメタン スルホン酸エステレを得た。 得られたトリフルォロメタンスルホン酸エステル とフエニルホウ酸 (14. 7 g) 、 テトラプチルアンモニゥムブロミド (1. 6 g) 、 炭酸ナトリウム (21. 2 g) 、 テトラキストリフエニルホスフイノ パラジウム (5. 7 g) 、 水 (24mL) をトルエン (1 50mL) に懸濁さ せ、 12時間 80 にて加熱撹拌した。 不溶物をセライ卜ろ去し、 減圧下濃縮 した。 残渣に水を滴下し、 飽和食塩水を加え、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層 を飽和食塩水で洗、净し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒を留去 し、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (溶出溶媒:酢酸ェ チル /へキサン =1ノ 5) にて精製して標記化合物 (18. 0 g) を得た。
一 NMR (CD C 13) ^ P pm:
3.84 (3H, s), 7.15-7.60 (8H, m) 参考例 12
参考例 1 1と同様の方法で、 対応する原料化合物を用いて下記の化合物を合 成した。
2ーメトキシー 4一フエ二ルペンズアルデヒド
NMR (CD C 13) δ p pm:
4.01 (3H, s), 7.17 (1H, d, J=1.9Hz), 7.20-7.70 (6H, m), 7.90 (1H, d, J=8.3Hz), 10.49 (1H, s) 参考例 13 .
4一ベンジルォキシー 3—ヒドロキシベンズニトリル
4_ベンジルォキシ一 3—ヒドロキシベンズアルデヒド (1 9. 0 g) 、 塩
酸ヒドロキシルァミン (8. 6 g) 、 酢酸ナトリウム (13. 7 g) 、 水 (3 OmL) をエタノール (150mL) に懸濁させ、 8時間 80 °Cにて加熱撹拌 した。 反応混合物に水 (10 OmL) を加え、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層 を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧卞溶媒を留去 し、 ォキシム体を得た。 得られたォキシム体をジクロロメタン (10 OmL) に溶解し、 ピリジン ( 20 m L ) を加え、 氷冷撹拌下、トリフルォ口酢酸無水物
(35. 3mL) を滴下した。 室温にて 6時間撹拌し、 反応混合物に 2 mo 1 /L塩酸 (10 OmL) を加え、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和炭酸水 素ナトリウム水溶液、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥 した。 減圧下溶媒を留去し、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ ィ一 (溶出溶媒:酢酸ェチルノへキサン =1ノ10) にて精製して標記化合物
(11. 0 g) を得た。
XH-NMR (CDC 13) δ p pm:
5.17 (2H, s), 5.82 (1H, s), 6.96 (1H, d, J=8.3Hz), 7.13-7.25 (2H, ), 7.35-7.50 (5H, m) 参考例 14
3—ヒドロキシー 4一フエニルベンゾニトリル
3—メトキシー 4—フエニルベンゾニトリリレ (17. 8 g) をジクロ口メタ ン(20 OmL) に溶解させ、氷冷撹拌下三臭化ホウ素(14mL) を滴下し、 そのまま 6時間撹拌した。氷冷撹拌下反応混合物に水(20 OmL)を滴下し、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウム で乾燥した。 減圧下溶媒を留去し、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト グラフィ一(溶出溶媒:酢酸ェチル /へキサン =1ノ 5) にて精製して標記化合 物 ( 11. 0 g ) を得た。
XH-NMR (CDC 13) (5 p pm:
5.55 (1H, brs), 7.20-7.60 (8H, m) 参考例 15
参考例 14と同様の方法で、 対応する原料化合物を用いて下記の化合物を合
成した。
2—ヒドロキシー 4—フエエルベンズアルデヒド '
XH-NMR (CDC 13) δ p m:
7.15-7.32 (2H, m), 7.35-7.53 (3H, m), 7.57-7.70 (3H, m), 9.93 (1H, s), 11.12 (1H, s)
、
参考例 16
2—ヒドロキシ— 4—フエニルベンズアルデヒドォキシム
2—ヒドロキシ— 4—フエニ レベンズアルデヒド (3. 7 g) 、 塩酸ヒドロ キシルァミン (1. 4g) 、 酢酸ナトリウム (3. 1 g) 、 水 (1 OmL) を エタノール (5 OmL) に懸濁させ、 3時間 8 Ot:にて加熱撹拌した。 反応混 合物に水 (5 OmL) を加え、 酉乍酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で 洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、 減圧下溶媒を留去して標記化合物 (
3. 0 g) を得た。
XH-NMR (CDC 13) δ P pm:
7.17 (1H, dd, J=2.0Hz, 7.9Hz) , 7.20-7.30 (2H, m), 7.34-7.50 (3H, m),
7.55-7.65 (2H, m), 8.26 (1H, s), 9.87 (1H, brs) 参考例 17
参考例 16と同様の方法で対応する原料化合物を用いて下記の化合物を合成 した。 ,
XH-NMR (CDC 13) δ P pm:
3.93 (3H, s), 7.11 (1H, d, J = 1.6Hz), 7.20 (1H, dd, J-1.6Hz, 7.9Hz), 7.33-7.50 (3H, m), 7.55-7.65 (2H, m), 7.78 (1H, d, J=7.9Hz), 8.53 (1H, s) 参考例 18
4—ベンジルォキシー 3— (4一べンジルォキシブトキシ) ベンゾニトリル 4—ベンジルォキシー 3—ヒドロキシベンゾニトリル (3. 4 g) 、 炭酸力 リウム (6. 3 g)'を N, N—ジメチルホルムアミド (2 OmL) に溶解し、
ベンジル 4一ブロモブチルエーテル (3 mL) を加えて、 50°Cにて 1 6時 間撹拌した。 反応混合物に 2mo 1ZL塩酸 (4 OrhL) を滴下し、 酢酸ェチ ルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥し た。 減圧下溶媒を留去し、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ ― (溶出溶媒:酢酸ェチリレ へキサン = 1/5)にて精製して標記化合物( 5. 9 g) を得た。 、
— NMR (CDC 1 3) δ p pm:
1.70-2.10 (4H, m), 3.55 (2H, t, J=6.1Hz), 4.04 (2H, t, J=6.5Hz), 4.49 (2H, s), 5.17 (2H, s), 6.90 (1H, d, J=8, 2Hz), 7.08 (1H, d, J=1.9Hz), 7.19 (1H, dd, J=1.9Hz, 8.2Hz), 7.24-7.45 (10H, m) 参考例 19
参考例 18と同様の方法で、 対応する原料化合物を用いて下記の化合物を合 成した。
3― (3—べンジルォキシプロボキシ) ベンゾニトリル
XH-NMR (CDC 1 3) (5 P pm:
1.95-2.25 (2H, m), 3.65 (2H, t, J=6.0Hz), 4.10 (2H, t, J=6.0Hz), 4.52 (2H, s), 7.00-7.50 (9H, m) 参考例 20
4ーヒドロキシマ 3— (4ーヒドロキシブトキシ) ベンゾニトリル
4 _ベンジルォキシー 3 - ( 4一ベンジルォキシブトキシ) ベンゾニトリル (4. 0 g) をトリフルォロ酢酸 (9mL) 、 ジメチルスルフイド (0. 5m L) 、 水 (5mL) の混合溶媒に溶解し、 室温にて 18時間撹拌した。 減圧下 に溶媒を留去し、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (溶出 溶媒:酢酸ェチルノへキサン =1Z 5) にて精製して標記化合物 (1. O g) を得た。
XH-NMR (CDC 1 3) δ p pm:
1.90-2.05 (4H, m), 4.05-4.20 (2H, m), 4.40-4.55 (2H, m), 6.06 (1H, s), 6.98 (1H, d, J=8.3Hz),' 7.07 (1H, d, J=1.8Hz), 7.24 (1H, dd, J=1.8Hz, 8.3Hz)
参考例 21 '
4- ( 3—ベンジルォキシフエニル) —3— (4—ヒドロキシブトキシ) ベン ゾニトリル
4ーヒドロキシ— 3— (4ーヒドロキシブトキシ) ベンゾニトリル (1. 0 g) とピリジン (1. 9mL) をジクロロメタン (15mL) に溶解し、 氷冷 撹拌下トリフルォロメ夕ンスルホン酸無水物 (1. 7mL) を滴下した。 30 分間室温にて撹拌し、 lmo l/L塩酸 (5 OmL) を加え、 酢酸ェチルで抽 出した。 有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下に溶媒を留去し、 トリフルォロメ夕 ンスルホン酸エステルを得た。 得られたトリフルォロメ夕ンスルホン酸エステ ルと 3—ベンジルォキシフエニルホウ酸 (1. 3 g) 、 炭酸ナトリウム (1. 0 g) 、 テトラキストリフエニルホスフイノパラジウム (0. 3 g) 、 水 (2 mL) を N, N—ジメチルホルムアミド (15mL) に懸濁させ、 12時間 8 0°Cにて加熱撹拌した。反応混合物に 1 mo 1ZL塩酸(3 OmL)を滴下し、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽禾ロ食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウム で乾燥した。 減圧下に溶媒を留去し、 得られた残渣をァミノプロピル化シリカ ゲルカラムクロマトグラフィー (溶出溶媒:酢酸ェチル Zへキサン = 1Z5) にて精製して標記化合物 (0. 8g) を得た。
— NMR (CDC 13) ά p pm:
1.60-1.72 (2H, m), 1.78-1.90 (2H, m), 3.62 (2H, t, J=6.5Hz), 4.02 (2H, t, J=6.2Hz), 5.10 (2H, s), 6.90-7.50 (12H, m) 参考例 22
4—ベンジルォキシ— 3— (4一べンジルォキシブトキシ) ベンジルァミン 水素化リチウムアルミニウム (2. 6 g) をテトラヒドロフラン (3 OmL ) に懸濁し、 氷冷下 4一ベンジルォキシー 3 - ( 4—ベンジルォキシブトキシ ) ベンゾニトリル (5. 9 g) のテ卜ラヒドロフラン溶液 (3 OmL) を滴下 した。 2時間 60°Cにて撹拌し、 氷冷後反応混合物中にエタノール、 水を順次 滴下した。 反応混合物に無水硫酸ナトリウムを加え、 セライトろ過した。 ろ液
を減圧下に濃縮し、 得られた残渣をァミノプロピル化シリ力ゲルカラムクロマ トグラフィー (溶出溶媒:酢酸エヂル Zへキサン = 1/5) にて精製して標記 化合物 (2. 5 g) を得た。
^-NMR (CDC 13) δ p m:
1.70-2.00 (4H, m), 3.55 (2H, t, J=6.4Hz), 3.78 (2H, s), 4.06 (2H, t, J=6.5Hz), 4.49 (2H, s), 5.10 (2H, s), 6.70-7.00 (3H, m), 7.20-7.50 (10H, m) 参考例 23
参考例 20と同様の方法で、 対応する二トリル化合物又はォキシム化合物を 用いて下記の化合物を合成した。
3 _メトキシー 4一フエニルベンジルァミン
一 NMR (CDC 13) δ p pm:
3.83 (3H, s), 3.92 (2H, s), 6.80-7.70 (8H, m)
2—メトキシ— 4一フエニルベンジルァミン
^-NMR (CDC 13) (5 p pm:
3.87 (2H, s), 3.92 (3H, s), 7.0O-7.70 (8H, m)
3 - (3—ベンジルォキシプロボキシ) ベンジルァミン
^-NMR (CDC 13) δ p pm:
1.95-2.15 (2H, m), 3.65 (2H, t, J=6.1Hz), 3.83 (2H, s), 4.07 (2H, t, J=6.1Hz), 4.51 (2H, s), 6.70-7.50 (9H, m)
3—tドロキシ— 4—フエニルベンジルァミン
XH-NMR (DMSO - d6) <5 p pm:
3.67 (2H, s), 6.83 (1H, d, J=7.8Hz), 6.91 (1H, s), 7.16 (1H, d, J=7.8Hz), 7.26 (1H, t, J=7.7Hz), 7.37 (2H, t, J=7.7Hz), 7.52 (2H, d, J=7.7Hz)
2—ヒドロキシー 4一フエニルベンジルァミン
^-NMR (CDC 1
3) δ p pm:
4.17 (2H, s), 6.95-7.70 (8H, m)
3.85 (2H, s), 5.08 (2H, s), 6. S6 (1H, d, J=8.2Hz), 6.91 (1H, d, J=7.7Hz) 6.96 (1H, s), 7.20-7.50 (6H, m)
4— (3—ベンジルォキシフエニル) —3— (4—ヒドロキシブトキシ) ベン ジルァミン
^-NMR (CDC 13) δ p pm:
1.60-1.72 (2H, m), 1.75-1.90 (2H, m), 3.60 (2H, t, J=6.4Hz), 3.89 (2H, s), 4.02 (2H, t, J=6.2Hz), 5.09 (2H, s), 6.85-7.55 (12H, m) 参考例 24
3- (4—ァセトキシブトキシ) _ 5—ヒドロキシベンズアルデヒド
3, 5—ジヒドロキシベンズアルデヒド (0. 96 g)、 炭酸カリウム (1. 44 g) を N, N—ジメチルホ^/ムアミド (5mL) に懸濁させ、 氷冷下酢酸 4一ブロモブチルエステル (1. 49 g)を加え、室温にて 16時間撹拌した。 反応混合物に 1 mo 1ZL塩酸を加え、 ジェチルエーテルで抽出した。 有機層 を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸マグネ シゥムで乾燥した。 減圧下濃縮後、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト グラフィ一にて精製 (酢酸ェチル Zへキサン = 1/5) することにより標記化 合物 (0. 57 g) を得た。
iH— NMR (CDC ") δ p pm:
1.75-1.95 (4H, m), 2.07 (3H, s), 3.95—4.25 (4H, m), 5.65 (1H, s), 6.67 (1H, s), 6.90-7.05 (2H, m), 9.88 (1H, s) 参考例 25
3― ( 4—ベンジルォキシブトキシ) 一 4—ヒドロキシベンズアルデヒド 氷冷下 3、 4—ジヒドロキシベンズアルデヒド (0. 1 g)、水素化ナトリウ
ム (60% : 0. 064 g) を N, N—ジメチレホルムアミド (2ml) に懸 濁し、 反応混合物にベンジル 4一ブロモブチルェ一テル (0. 185 g) を加 え、 室温にて 17時間撹拌した。 反応混合物に水を加え、 酢酸ェチルで抽出し た。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥じた。 減圧下 濃縮後、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製 (酢酸 ェチル /へキサン =1Z3) することにより標記化合物ヽ (0. l g) を得た。
XH-NMR (CDC 13) δ p pm:
1.70-1.85 (2H, m), 1.90-2.05 (2H, m), 3.56 (2H, t, J=6.1Hz), 4.15 (2H, t, J=6.3Hz), 4.53 (2H, s), 6.42 (1H, s), 7.03 (1H, d, J=8.3Hz), 7.20-7.50 (7H, m), 9.81 (1H, s) 参考例 26
3 - (4ーァセトキシブトキシ) 一 5一フエ二ルペンズアルデヒド
3― (4—ァセトキシブトキシ) — 5—ヒドロキシベンズアルデヒド (0. 35 g) とピリジン (0. 50mL) をジクロロメタン (5mL) に溶解し、 氷冷撹拌下トリフルォロメタンスルホン酸無水物(0. 27mL)を滴下した。 30分間室温にて撹拌し、 lmo 1/L塩酸をお Πえ、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒 を留去し、 トリフルォロメ夕ンスルホン酸エステルを得た。 得られたトリフル ォロメタンスルホン酸エステルとフエニルホウ酸 (0. 2 O.g), 炭酸カリウム (0. 29 g)、テ.トラキストリフエニルホスフイノパラジウム(0. 08 g)、 水 (lmL) を N, N—ジメチルホルムアミド (5mL) に懸濁させ、 12時 間 80°Cにて加熱撹拌した。 不溶物をセライトろ過し、 減圧下濃縮した。 残渣 に水を ¾下し、 飽和食塩水を加え、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和食塩 水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮し、 得られた残渣 をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (溶出溶媒:酢酸ェチル Zへキサン = 1/5) にて精製することにより標記化合物 (0. 22 g) を得た。
一 NMR (CDC 13) <5 p pm:
1.80-2.00 (4H, m), 2.06 (3H, s), 4.05-4.25 (4H, m), 7.30-7.52 (5H, m), 7.56-7.75 (3H, m); 10.04 (1H, s)
参考例 2 7
参考例 2 6と同様の方法で、 対応する原料化合物を用いて下記の化合物を合成 した。
3— (4一べンジルォキシブトキシ) 一 4— (3—メトキシカルポニルフエ二 ル) ベンズアルデヒド
^-NMR (CDC 1 3) 5 p pm:
1.60-1.95 (4H, m), 3.47 (2H, t, J=6.2Hz), 3.91 (3H, s), 4.09 (2H, t, J=6.2Hz), 4.45 (2H, s), 6.95-7.70 (9H, m), 7.76 (1H, d, J=7.6Hz), 8.04 (1H, d, J=7.6Hz), 8.25 (1H, s), 10.00 (1H, s)
3—メトキシー 4—フエ二ルペンズアルデヒド
iH— NMR (CDC 13) δ p pm:
3.89 (3H, s), 7.30-7.65 (8H, m), 10.01 (1H, s)
3一 ( 4一ベンジルォキシブトキシ) 一 4— (3—メタンスルホニルフエニル) ベンズアルデヒド
^-NMR (CDC 13) δ p pm:
1.60-1.95 (4H, m), 3.04 (3H, s), 3.49 (2H, t, J=6.1Hz), 4.10 (2H, t, J=6.3Hz), 4.46 (2H, s), 7.20-7.70 (9H, m), 7.83 (1H, d, J.=8.0Hz) , 7.93 (1H, d, J=8.0Hz), 8.19 (1H, s), 10.01 (1H, s)
4- (3—ヒドロキシフエニル) ベンズアルデヒド
^-NMR (CDC 1 3) δ p pm:
6.60-8.00 (8H, m), 10.06 (1H, s) 参考例 2 8
3—ヒドロキシ— 4—フエ二ルペンズアルデヒド
3—メトキシ一 4一フエ二ルペンズアルデヒド (2 3. 0 g) をジクロロメ タン (1 5 OmL)' に溶解させ、 氷冷撹拌下三臭化ホウ素 (1 5. 4mL) を
滴下し、 室温にて 2時間撹拌した。 氷冷撹拌下反応混合物に水 (20mL) を 滴下し、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグ ネシゥムで乾燥した。 減圧下溶媒を留去し、 得られた残渣をメタノール (10 0ml) 、 2mo lZL塩酸 (50ml) に懸濁させ、 50°Cにて 2時間撹拌 した。 反応混合物に飽和食塩水を加え、 酢酸ェチルで油出した。 有機層を飽和 食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒を留去し、 得 られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (溶出溶媒:酢酸ェチル / へキサン =1ノ5) にて精製して標記化合物 (13. 8 g) を得た。
^-NMR (CDC 13) δ p pm:
5.43 (1H, s), 7.30-7.65 (8H, m), 9.99 (1H, s) 参考例 29
4 _フルオロー 3—ヒドロキシベンズアルデヒド (1 1. 9 g)、 N, N—ジ イソプロピルェチルァミン (44mL) を塩化メチレン (l O OmL) に溶解 し、クロロメチルメチルエーテル(13mL)を加え、室温で 3時間撹拌した。 反応混合物に lmo 1ZL塩酸 (25 OmL) を滴下し、 酢酸ェチルで抽出し た。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下 溶媒を留去することにより標記化合物 (14. 5 g) を得た。
XH-NMR (CDC 13) δ p m:
3.54 (3H, s), 5.29 (2H, s), 7.20-7.30 (1H, m), 7.50-7.60 (1H, m), 7.70-7.80 (1H, m), 9.92 (1H, s) 参考例 30
3—メトキシメトキシ— 4— (モルホリン— 4一ィル) ベンズアルデヒド
4一フルオロー 3—メトキシメトキシベンズアルデヒド (1. 12 g)、 モル ホリン (0. 8mL)、 炭酸カリウム (1. 26 g)、 水 (3ml) をジメチル スルホキシド (10mL) に懸濁し、 100°Cにて 18時間撹拌した。 反応混 合物に飽和炭酸水素ナトリゥム水溶液を加え、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層 を飽和食塩水で洗^し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒を留去
し、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (溶出溶媒:酢酸ェ チル /へキサン =1/5) にて精製することにより標記化合物 (0. 8 g) を 得た。
^-NMR (CDC 13) δ p pm:
3.15-3.30 (4H, m), 3.53 (3H, s), 3.80-3.95 (4H, m), 5.27 (2H, s), 6.98 (1H, d, J=8.2Hz), 7.51 (1H, dd, J=2.0Hz, 8.2Hz), 7.59 (1H, d, J=2.0Hz), 9.85 (1H, s) 参考例 31
3—ヒドロキシ— 4— (モルホリン— 4一ィル) ベンズアルデヒド
3—メトキシメトキシ _ 4 _ (モルホリンー 4—ィル)ベンズアルデヒド( 0. 35 g) をメタノール (1 OmL) に溶解し、 2mo 1 ZL塩酸 (5mL) を 加え、 60°Cにて 18時間撹拌した。 反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水 溶液を'加え、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸 マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒を留去することにより標記化合物 (0.
29 g) を得た。
XH-NMR (CDC 13) δ p pm:
2.90-3.02 (4H, i), 3.80-3.95 (4H, m), 6.55-6.75 (1H, m), 7.20-7.30 (1H, m), 7.40-7.50 (2H, m), 9.91 (1H, s) 参考例 32 .
3― ( 4一ベンジルォキシブトキシ) -4- (モルホリン— 4一^ fル) ベンズ アルデヒド
3—ヒドロキシ—4— (モルホリン一 4—ィル) ベンズアルデヒド (0. 2 8 g)、炭酸カリウム (0. 38 g) を N, N—ジメチルホルムアミド (2m 1 ) に懸濁させ、 反応混合物にベンジル 4—ブロモプチ レェ一テル (0. 36 g) を加え、 50°Cにて 16時間撹拌した。反応混合物に水を加え、 酢酸ェチルで抽 出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 減 圧下濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製 (酢 酸ェチル /へキサン =1Z 5) することにより標記 匕合物 (0. 50 g) を得
た。
^-NMR (CDC 13) δ p pm :
1.70-1.85 (2H, m), 1.90-2.05 (2H, m), 3.15-3.30 (4H, m), 3,55 (2H, t, J=6.3Hz), 3.80-3.95 (4H, m), 4.09 (2H, t, J=6.5Hz) , 4.09 (2H, t, J=6.5Hz), 4.53 (2H, s), 6.94 (1H, d, J=8.3Hz), 7.20-7.50 (7H, m), 9.84 (1H, s)
、
参考例 33
3― (N— t—ブトキシカルポニルピペリジン一 4—ィルォキシ) ベンズアル デヒド
3—ヒドロキシベンズアルデヒド (0. 98 g)、 1― t一ブトキシカルボ二 ル— 4—ヒドロキシピペリジン (2. 41 g)、 トリフエニルホスフィン (3. 1 5 g) をテトラヒドロフラン (10mL) に懸濁させ、 氷冷下 40%ァゾジ 力ルポン酸ジイソプロピル一トルエン溶液 (6. lmL) を滴下し、 室温にて 1時間撹拌した。 減圧下溶媒を留去し、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロ マトグラフィー (溶出溶媒:酢酸ェチル Zへキサン = 1Z 3) にて精製するこ とにより標記化合物 (0. 74 g) を得た。
— NMR (CDC 13) δ p pm:
1.47 (9H, s), 1.70-1.82 (2H, m), 1.88-2.00 (2H, m), 3.30-3.40 (2H, m), 3.65-3.80 (2H, m), 4.50-4.60 (1H, m), 7.13-7.23 (1H, m), 7.35-7.50 (3H, m), 9.97 (1H, s) 参考例 34
3, 4ージヒドロキシベンズアルデヒド (101. 6 g)、 炭酸カリウム (1 0.1. 7 g) を N, N—ジメチルホルムアミド (50 0mL) に懸濁させ、 氷 冷下ヨウ化工チル (58. 8mL) を滴下し、 室温にて 16時間撹拌した。 反 応混合物に 2 mo 1/L塩酸(50 OmL)を滴下し、酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下溶媒 を留去し、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (溶出溶媒: 酢酸ェチル Zへキ廿ン = 1 1) にて精製することにより標記化合物 (74.
3 g) を得た。
^-NMR (CDC 13) (5 p pm :
1.50 (3H, t, J=7.0Hz), 4.22 (2H, q, J=7.0Hz), 5.76 (1H, s), 6.95 (1H, d, J=8.1Hz), 7.35-7.50 (2H, m), 9.84 (1H, s) 参考例 35 、
参考例 34と同様の方法で、 対応する原料化合物を用いて下記の化合物を合成 した。
参考例 36
3— (3—クロ口プロボキシ) —4一エトキシベンズアルデヒド
4—エトキシー 3—ヒドロキシペンズアルデヒド (74. 3 g)、炭酸カリウム (1 1 1. 3 g)を N, N—ジメチルホルムアミド(35 OmL)に懸濁させ、 氷冷下 1一ブロモ—3—クロ口プロパン (79. 6mL) を滴下し、 室温にて 16時間撹拌した。 反応混合物に 2mo 1ZL塩酸 (30 OmL) を滴下し、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウム で乾燥した。 減圧下溶媒を留去し、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト グラフィ一 (溶出溶媒:酢酸ェチル Zへキサン =1/5) にて精製することに より標記化合物 (69. 8 g) を得た。
^-NMR (CDC 13) (5 P pm:
1.49 (3H, t, J=7.0Hz), 2.20-2.40 (2H, m), 3.78 (2H, t, J=6.3Hz), 4.17 (2H, t, J=7.0Hz), 4.22 (2H, t, J=5.8Hz), 6.96 (1H, d, J=8.1Hz), 7.38-7.52 (2H, in), 9.84 (1H, s) 参考例 37
参考例 36と同様の方法で、 対応する原料化合物を用いて下記の化合物を合成 した。
3― (3—クロ口プロボキシ) 一 4一フエ二ルペンズアルデヒド
XH-NMR (CD'C 13) δ p pm:
2.10-2.25 (2H, m), 3.50-3.70 (2H, m), 4.10-4.30 (2H, m), 7.30-7.70 (8H, m), 10.01 (1H, s)
4一べンジルォキシ一 3— (3—クロ口プロボキシ) ベンズアルデヒド XH-NMR (CDC 13) δ p pm:
2.15-2.40 (2H, m), 3.65-3.85 (2H, m), 4.15-4.35 (2H, m), 5.21 (2H, s), 6.95-7.55 (8H, i), 9.84 (1H, s)
3 - (3—クロ口プロポキシ) 一 4—メトキシベンズアルデヒド
3― (3—クロ口プロボキシ) ベンズアルデヒド
3— (3—クロ口プロポキシ) —4一プロポキシベンズァリレデヒド
4- (3—クロ口プロポキシフエニル) ベンズアルデヒド 参考例 38
3, 5—ビス (4ーァセトキシブトキシ) ベンズアルデヒド
3, 5—ジヒドロキシベンズアルデヒド (0. 49 g)、 炭酸カリウム (1.
48 g) を N, N—ジメチルホルムアミド (5mL) に懸濁させ、 氷冷下酢酸 4_ブロモブチルエステル (1. 46 g) を加え、 50°Cにて 16時間撹拌し た。 反応混合物に 1 mo 1ZL塩酸を加え、 ジェチルエーテルで抽出した。 有 機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸マ グネシゥムで乾燥した。 減圧下濃縮後、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロ マトグラフィ一にて精製 (酢酸ェチル /へキサン = 1/5) することにより標 記化合物 (0. 30 g) を得た。
XH-NMR (CDC 13) δ p pra:
1.75-1.95 (8H, m), 2.05 (6H, s), 3.95-4.25 (8H, m), 6.69 (1H, s), 6.99 (2H, s), 9.89 (1H, s) 参考例 39
3 - (4一ベンジルォキシブチルァミノ) ベンゾニトリル
3—ァミノべンゾニトリル(0. 45 g)、炭酸カリウム( 1. 05 g)を N,
N—ジメチルホルムアミド (5ml) に懸濁させ、 反応混合物にベンジル 4一 ブロモブチルエーテル(0. 63 g) を加え、 50°Cにて 16時間撹拌した。反 応混合物に lmo 1/L塩酸を加え、 ジェチルェ一テルで抽出した。 有機層を 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシ ゥムで乾燥した。 減圧下濃縮後、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ ラフィ一にて精製 (酢酸ェチル Zへキサン =1/1) することにより標記化合 物 (0. 45 g) を得た。
XH-NMR (CDC 13) (5 p m:
1.65-1.85 (4H, m), 3.05-3.20 (2H, m), 3.45-3.60 (2H, m), 4.00-4.10 (1H, m), 4.52 (2H, s), 6.65-6.75 (2H, m), 6,91 (1H, d, J=7.6Hz), 7.17 (1H, t, J=7.6Hz), 7.23-7.45 (5H, m) 参考例 40
3 - 〔N— (4一ベンジルォキシブチル) 一 N—メチルァミノ〕 ベンズゾニ卜 リル
3 - ( 4一ベンジルォキシブチルァミノ ) ベンゾニトリル (0. 22 g) 、 炭酸カリウム (0. 21 g) を N, N—ジメチルホルムアミド (5ml) に懸 濁させ、 反応混合物にヨウ化メチル (0. 16 g) を加え、 50°Cにて 16時 間撹拌した。 反応混合物に lmo 1ZL塩酸を加え、 ジェチルェ一テルで抽出 した。 有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無 水硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮後、 得られた残渣をシリカゲル力 ラムクロマトグラフィーにて精製 (酢酸ェチル へキサン =1Z1) すること により標記化合物 (0. 22 g) を得た。
^-NMR (CDC 1 δ p pm:
1.55-1.80 (4H, m), 2.93 (3H, s), 3.25-3.40 (2H, m), 3.45-3.55 (2H, m), 4.51 (2E, s), 6.75-6.95 (3H, m), 7.15-7.40 (6H, m) 参考例 41
3— (4ーァセトキシブチルスルファニル) ベンゾニトリル
3—メルカプトペンゾニトリル (0. 40 g) 、炭酸カリウム (0. 61 g)
を N, N—ジメチルホルムアミド (5m l) に懸濁させ、 反応混合物に酢酸 4 一ブロモブチルエステル (0. 63 g) を加え、 室温にて 16時間撹拌した。 反応混合物に lmo 1/L塩酸を加え、 ジェチルェ一テルで抽出した。 有機層 を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸マグネ シゥムで乾燥した。 減圧下濃縮後、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト グラフィ一にて精製 (酢酸ェチル /へキサン = 1 5) することにより標記化
' 、
合物 (0. 75 g) を得た。
— NMR (CDC 13) (5 p pm:
1.65-1.90 (4H, m), 2.05 (3H, s), 2.94-3.05 (2H, m), 4.03-4.20 (2H, m), 7.30-7.60 (4H, m) 参考例 42
3— (4—ヒドロキシブチルスルファニル) ベンジルァミン
水素化リチウムアルミニウム (0. 20 g) をテトラヒドロフラン (1 5m 1 ) に懸濁し、 氷冷下 3 - (4—ァセトキシブチルスルファニル) ベンゾニト リル (0. 75 g) を加え、 2時間 60°Cにて攪拌し、 氷冷後反応混合物中に エタノール、 水を順次滴下し、 ジェチルエーテルを加えた。 反応混合物に無水 硫酸ナトリウムを加え、 不溶物をろ去した。 ろ液を減圧下濃縮し、 標記化合物 (0. 22 g) を得た。
XH-NMR (CDC 13) δ p pm:
1.60-1.85 (4H, m), 2.97 (2H, t, J=7.1Hz), 3.67 (2H, t, J-6.1Hz), 3.85 (2H, s), 7.05-7.40 (4H, m) 参考^ 43
参考例 42と同様の方法で、 対応する原料化合物を用いて下記の化合物を合成 した。
3— (4—ベンジルォキシブチルァミノ) ベンジルァミン
'H-NMR (CDC 13) (5 p pm:
1.60-1.80 (4H, m), 3.05-3.25 (2H, m), 3.44-3.60 (2H, m), 3.77 (2H, s), 4.51 (2H, s), 6.46 (1H", d, J=7.9Hz), 6.52 (1H, s), 6.62 (1H, d, J=7.6Hz), 7.14
(1H, dd, J=7.6Hz, 7.9Hz), 7.24-7.45 (5H, m)
3— 〔N— ( 4一ベンジルォキシプチル) —N—メチルァミノ〕 ベンジルアミ ン
^-NMR (CDC 13) δ p pm:
1.55-1.80 (4H, m), 2.92 (3H, s), 3.25-3.40 (2H, m),、3.43 - 3.58 (2H, s), 3.79 (2H, s), 4.50 (2H, s), 6.50-6.70 (3H, m), 7.10-7.45 (6H, m) 参考例 44
3—ベンジルォキシー 4一ホルミルべンゾニトリル
4 _ホルミル— 3—ヒドロキシベンゾニトリル(4.0 g)、炭酸カリウム(3. 76 g) を N, N—ジメチルホルムアミド (20ml) に懸濁させ、 反応混合 物にベンジルブロミド (3. 6mL) を加え、 室温にて 16時間撹拌した。 反 応混合物に lmo 1/L塩酸を加え、 ジェチルェ一テルで抽出した。 有機層を 飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシ ゥムで乾燥した。 減圧下濃縮後、 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ ラフィ一にて精製 (酢酸ェチル /へキサン =1Z1) することにより標記化合 物 (3. 0 g) を得た。
^-NMR (CDC 13) δ P pm:
5.23 (2H, s), 7.30-7.50 (7H, m), 7.93 (1H, d, J=7.9Hz), 10.55 (1H, s) 参考例 45
3—べンジルォキシ _ 4— (3—ヒドロキシプロピル) ベンジルァミン
3一ベンジルォキシー 4一ホルミルべンゾニトリル ( 0 · 93 g)、 (力ルポ エトキシメチル) トリフエニルホスホニゥムブロミド (2. 52 g) を N, N —ジメチルホルムアミド(1 OmL)に懸濁させ、 t—ブトキシカリウム(0. 66 g) を加え、 室温にて 18時間撹拌した。 反応混合物に反応混合物に lm 0 1ZL塩酸を加え、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮後、 得られた残渣をテトラヒド 口フラン(1 Omi)に溶解し、氷冷撹拌下水素化リチウムアルミニウム(0.
20 g)のテトラヒドロフラン(1 5ml)の懸濁液に滴下した。 2時間 60 にて攪拌し、 氷冷後反応混合物中にエタノール、 水を順次滴下し、 ジェチルェ —テルを加えた。反応混合物に無水硫酸ナトリウムを加え、不溶物をろ去した。 ろ液を減圧下濃縮し、 標記化合物 (0. 20 g) を得た。
— NMR (CDC 13) δ p pm:
1.75-1.95 (2H, m), 2.75 (2H, t, J=7.3Hz), 3.58 (2H, t, J=6.2Hz), 3.85 (2H, t, J=6.2Hz), 5.10 (2H, s), 6.88 (1H, d, J=7.6Hz), 6.96 (1H, s), 7.14 (1H, d, J=7.6Hz), 7.25-7.55 (5H, m) 参考例 46
2—〔3—(3—クロ口プロポキシ)ー 4一エトキシベンジルァミノ〕— 1_ (2, 3, 5—トリ一 O—ァセチル一 /3—D—リボフラノシル)— 1H—ベンズィミダ ゾール
2—アミノー 1— (2, 3, 5—トリ一〇ーァセチル一 /3— D—リポフラノシ ル)一 1H—べンズイミダゾール(13. 7 g)と 3— (3—クロ口プロボキシ) 一 4一エトキシベンズアルデヒド (1 5. 3 g) をテトラヒドロフラン (15 0m l) に懸濁させ、 70°Cにて 20時間撹拌した。 氷冷撹拌下トリァセトキ シ水素化ホウ素ナトリウム (21. 7 g) を加え、 24時間室温で撹拌した。 反応混合物に水を加えた後、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和食塩水で洗 浄後、 無水硫酸マグネシウムで乾燥し、 減圧下濃縮した。 得られた残渣をシリ 力ゲルカラムクロマトグラフィ一にて精製 (溶出溶媒:酢酸ェチル /へキサン = 1/3) することにより、 標記化合物 (16. 8 g) を得た。
^-NMR (CDC 13) δ p m:
1.42 (3H, t, J=7.1Hz), 1.83 (3H, s), 1.97 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.20-2.30 (2H, m), 3.76 (2H; t, J=6.6Hz), 3.95-4.40 (6H, m), 4.47 (1H, dd, J=3.6Hz,
12.4Hz), 4.68 (2H, s), 5.20-5.45 (2H, m), 5.57 (IH, dd, J=6.8Hz, 7. Hz) 6.01 (IH, d, J=7.4Hz), 6.83 (IH, d, J=8. lHz), 6.92 (IH, dd, J=2. IHz, 8.1Hz) 6.99 (IH, d, J=2.1Hz), 7.02-7.25 (3H, m), 7.49 (1H, d, J=7.8Hz) 参考例 47
参考例 46と同様の方法で、 対応する原料化合物を いて下記の化合物を合成 した。
2 - 〔3— (3—クロ口プロポキシ) ベンジルァミノ〕 — 1一 (2, 3, 5— トリー O—ァセチル—3— D—リポフラノシル) _ 1H—べンズイミダゾ一ル XH-NMR (CDC 13) δ p pm:
1.81 (3H, s), 1.98 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.18-2.30 (2H, m), 3.73 (2H, t, J=6.6Hz), 4.10 (2H, t, J=6.0Hz), 4.22 (IH, dd, J=2.4Hz, 12.5Hz), 4.30-4.38 (1H, m), 4.49 (IH, d, J=3.4Hz, 12.5Hz), 4.65-4.85 (2H, m), 5.30-5.45 (2H, m), 5.56 (IH, dd, J=6.4Hz, 7.6Hz), 6.03 (IH, d, J=7.6Hz), 6.81 (1H, dd, J=2.2Hz, 8.1Hz), 6.90-7.00 (2H, m), 7.03-7.30 (4H, m), 7.49 (IH, d, J=7.6Hz)
2― 〔4一ベンジルォキシー 3— (3—クロ口プロボキシ) ベンジルァミノ〕 — 1— (2, 3, 5—トリ一 O—ァセチル一]3— D—リポフラノシル) — 1H —ベンズイミダゾール
— NMR (C.DC 13) ppm :
1.80 (3H, s), 1.97 (3H, s), 2.15 (3H, s), 2.18-2.30 (2H, m), 3.74 (2H, t, J-6.5Hz), 4.05-4.40 (4H, m), 4.46 (1H, d, J=3.5Hz, 12.5Hz), 4.67 (2H, d, J=5.2Hz), 5.10 (2H, s), 5.25-5.40 (2H, m), 5.57 (1H, dd, J=6.5Hz, 7.3Hz), 6.00 (IH, d, J=7.3Hz), 6.80-7.60 (12H, m)
2 - 〔3— (3—クロ口プロボキシ) —4—フエ二ルペンジルァミノ〕 一 1一 (2, 3, 5—トリ一〇一ァセチルー jS— D—リポフラノシル) 一 1H—ベン ズィミダゾール
XH-NMR (CDC 13) δ p pm:
1.83 (3H, s), 1.98 (3H, s), 2.05-2.25 (5H, m), 3.55-3.65 (2H, m), 4.00-4.40 (4H, m), 4.52 (1H, d, J=3.4Hz, 12.5Hz), 4.70-4.90' (2H, m), 5.30-5.50 (2H, m), 5.50 (1H, dd, J=6.5Hz, 7.8Hz) , 6.04 (1H, d, J=7.8Hz), 7.00-7.60 (12H, m) ' .
2一 {4— 〔3— (3 _クロ口プロポキシ) フエニル〕 ベンジルァミノ } ― 1 - (2, 3, 5—トリー〇一ァセチル— ]3— D—リボフラノシル) 一 1H—ベ ンズィミダゾール
^-NMR (CDC 13) δ p m:
10 1.77 (3H, s), 2.00 (3H, s), 2.16 (3H, s), 2.20-2.35 (2H, m), 3.60-3.85 (2H, m), 4.10-4.30 (4H, m), 4.50 (1H, d, J=3.5Hz, 12.7Hz), 4.75-4.90 (2H, m), 5.30-5.50 (2H, m), 5.57 (1H, dd, J=6.5Hz, 7.7Hz), 6.04 (1H, d, J=7.7Hz), 6.85-7.60 (12H, in)
15 2 - 〔3— (3—クロ口プロポキシ) 一 4—メトキシベンジルァミノ〕 — 1— (2, 3, 5—トリ一 O—ァセチル一j3—D—リポフラノシル) — 1H—ベン ズィミダゾール
22—— 〔〔33—— ((33——ククロロ口口ププロロポポキキシシ)) ——44——
2200 一一 ((22,, 33,, 55——トトリリーー OO——ァァセセチチルル—— ——DD——リリポポフフララノノシシルル)) —— 11HH——ベベ ンンズズィィミミダダゾゾ一一ルル 実施例 1
25 2 - (3—ヒドロキシ一 4一フエニルベンジルァミノ) - 1 - ( /3 - D -リポ フラノシル) 一 1 一べンズイミダゾール
2—クロロー 1— (i3— D—リポフラノシル) 一 1H—ベンズイミダゾ一ル (0. 21 g) と 3—ヒドロキシ— 4—フエ二ルペンジルァミン (0. 19 g ) をイソブ夕ノール (5mL) に懸濁させ、 トリェチルァミン (0. 36mL ) を加えて 16時間還流下に撹拌した。 反応混合物を減圧下に濃縮し、 得られ た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (溶出溶媒:メタノール/酢酸 ェチル =1Z20) にて精製して標記化合物 (0. l、g) を得た。
— NMR (DMSO-d6) δ p m:
3.60-3.80 (2H, m), 3.90-4.20 (2H, m), 4.35-4.65 (3H, m), 5.21 (1H, d, J=4.4Hz), 5.25 (1H, d, J=7.4Hz), 5.56 (1H, t, J=4.0Hz), 5.82 (1H, d, J=7.4Hz), 6.80-7.01 (4H, m), 7.10-7.60 (9H, m), 9.44 (1H, s) 実施例 2〜12
実施例 1と同様の方法で対応する原料化合物を用いて表 1及び 2の化合物を 合成した。
9
〔I拏〕 Z6T0/l700Zdf/XDd 88.C90/S00Z OAV
/vD/ O 06Ζ6Ϊ0さ oifcId 88/90S00iAV
〕)zW寸 ΐ I——
D—リポフラノシル) 一 1H—べンズイミダゾ一ル
2—アミノー 1— (2, 3, 5—トリー〇一ァセチルー 一 D—リポフラノ シル) 一 1H—べンズイミダゾ一ル (94mg) と 4一 (1H—イミダゾ一ル 一 1_ィル) ベンズアルデヒド (41mg) をテトラヒドロフラン (3mL) に懸濁させ、 室温にて 2時間撹拌した。 反応混合物に酢酸 (200 , L) を加 えた後、 トリァセトキシ水素化ホウ素ナトリウム (5、6mg) を加え、 24時 間室温で撹拌した。 反応混合物に水を加えた後、 減圧下に濃縮した。 得られた 残渣をエタノール (2mL) に溶解し、 5 mo 1ZL水酸化ナトリウム水溶液 (0. 5mL) を加え、 室温にて 1時間撹拌した。 反応混合物に酢酸 (lmL ) を加え、 減圧下に濃縮した。 得られた残渣を逆相分取カラムクロマトグラフ ィ一 (資生堂社製 CAP SELL PAC C 18UG80、 5 , 2 OX 50mm, 流速 3 OmL/分リニアグラジェント、 水 Zメタノール =70/3 0-10/90) にて精製し、 標記化合物 (67mg) を得た。
^-NMR (CD3OD) (5 p pm:
3.75-3.90 (2H, m), 4.08-4.18 (1H, m), 4.26 (1H, dd, J=2.1Hz, 5.6Hz), 4.60 (1H, dd, J=5.6Hz, 7.6Hz), 4.66 (1H, d, J=15.8Hz), 4.71 (1H, d, J=15.8Hz), 5.97 (1H, d, J-7.6Hz), 6.94-7.07 (2H, m), 7.12 (1H, s), 7.20-7.32 (2H, m), 7.45-7.60 (5H, m), 8.51 (1H, s) 実施例 14
2— 〔3— ( 4 _ベンジルォキシプトキシ) —4一フエニルベンジルァミノ〕 - 1 - (/3— D—リポフラノシル) 一 1H—べンズイミダゾ一ル
2 - (3—ヒドロキシー 4—フエ二ルペンジルァミノ) 一 1一 (i3— D—リ ポフラノシル) 一 1 H—べンズイミダゾール (7 Omg) と炭酸カリウム (6 5mg) を N, Nニジメチルホルムアミド (lmL) に懸濁し、 ベンジル 4—
ブロモブチルエーテル (45 ^L) を加えて 50°Cにて 1 6時間撹拌した。 不 溶物をろ去し、 反応混合物を減圧下に濃縮した。 得られた残渣をシリカゲル力 ラムクロマトグラフィー (溶出溶媒:メタノール Z酢酸ェチル = 1/20) に て精製して標記化合物 (54mg) を得た。 '
^-NMR (DMSO - d6) δ p pm:
1.50-1.80 (4H, m), 3.39 (2H, t, J=6.3Hz), 3.60-3.80 (2H, m), 3.90-4.20 (4H,
、
m), 4.39 (2H, s), 4.41-4.50 (1H, m), 4.59 (2H, d, J=5.9Hz), 5.21 (1H, d, J=4.4Hz), 5.31 (1H, d, J=7,lHz), 5.62 (1H, t, J=4.4Hz), 5.83 (1H, d, J=7.5Hz), 6.89 (1H, t, J=7.6Hz), 6.95 (1H, t, J=7.6Hz), 7.02 (1H, d, J=7.6Hz), 7.10-7.60 (15H, m) 実施例 1 5〜 27
実施例 14と同様の方法で対応する原料化合物を用いて表 3〜 6の化合物を 合成した。
〔表 3〕 実施例番号 構造式 'H-N R S ppm:
(DMSO-d6)0.89 (3H, t, J=7.5Hz), 1.50-1.70 (2H, m), 3.60-3.80 (2H, m), 3.92 (2H, t, J=6.1Hz), 3.98-4.05 (1H, m), 4.08-4.16 (1H, m), 4.40-4.50 実施例 15 (1H, m), 4.59 (2H, d, J=6.0Hz), 5.83 (1H, d,
J=7.4Hz), 6.89 (1H, t, J=7.6Hz), 6.95 (1H, t, J=7.6Hz), 7.01 (1H, d, J=7.6Hz), 7.13 (1H, s), 7.17 (1H, d, J=7.6Hz), 7.22 (1H, d, J=7.3Hz), 7.24-7.55 (7H, m)
(DMSO-d6)1.16 (3H, t, J=7.1Hz), 3.60-3.80 (2H,
A」 m), 3.95-4.20 (4H, m), 4.35-4.50 (1H, m), 4.58
(2H, d, J=7.0Hz), 4.75 (2H, s), 5.21 (1H, d, J=4.4Hz), 5.28 (1H, d, J=7.2Hz), 5.61 (1H, t, 実施^ 16
J=4.5Hz), 5.83 (1H, d, J=7.5Hz), 6.89 (1H, t, J=7.6Hz), 6.95.(1 H, t, J=7.6Hz), 7.02 (1H, s), 7.05 (1H, d, J=7.6Hz), 7.17 (1H, d, J=7.6Hz), 7.25 (1H, d, J=7.8Hz), 7.26-7.58 (7H, m)
9
〔 拏〕 Z6請 OOZdf/ェ:) d 88.C90/S00Z OAV
S
〔s拏〕
Z6lO/fOOZdf/X3d 88.C90/S00Z OAV
〔表 6〕
実施例 28
2— 〔3— (4—ヒドロキシブ卜キシ) -4-フエニルべンジルァミノ〕 一 1 - (/3— D—リポフラノシル) 一 1H—べンズイミダゾール
2 - 〔3— ( 4—ベンジルォキシブトキシ) 一 4 _フエ二ルペンジルァミノ 〕 — 1一 (j3— D—リポフラノシル) 一 1H_ベンズイミダゾール (35mg )をエタノール(5mL)に溶解し、触媒量の 10%パラジウム炭素末を加え、 水素雰囲気下 60°Cにて 24時間撹拌した。 不溶物をろ去し、 ろ液の溶媒を減 圧下に留去して標記化合物 (2 lmg) を得た。
'H-NMR (DMSO-d6) δ p pm:
1.40-1.55 (2H, m), 1.60-1.75 (2H, m), 3.30-3.45 (2H, m), 3.60-3.80 (2H, m), 3.90-4.20 (4H, m), 4.35-4.50 (2H, m), 4.59 (2H, d, J=6.3Hz), 5.21 (1H, d, J=4. Hz) , 5.30 (1H, d, J=7.5Hz), 5.63 (1H, t, J=4.4Hz), 5.83 (1H, d, J=7.5Hz), 6.88 (1H, t, J=7.6Hz), 6.95 (1H, t, J=7.6Hz), 7.01 (1H, d, J=7.6Hz), 7.10-7.60 (10H, m) 実施例 29〜 33
実施例 28と同镲の方法で対応する原料化合物を用いて表 7の化合物を合成
/ O0S00ZAV.2yD/fcJd 06Z6Sさ oz ¾ 0
2— 〔4一エトキシー 3— (4—ヒドロキシブトキシ) ベンジルァミノ〕 — 1 ― ()3— D—リポフラノシル) — 1H—べンズイミダゾ一ル
2— 〔4—ヒドロキシ一 3— (4ーヒドロキシブトキシ) ベンジルァミノ〕 — 1— (]3— D—リポフラノシル) — 1H—べンズイミダゾ一ル (30mg) と炭酸カリウム (18mg) を N, N—ジメチルホルムアミド (0. 7mL) に懸濁し、 ョ一ドエタン (20 L) を加えて 55 °Cにて 16時間撹拌した。 不溶物をろ去し、 反応混合物を減圧下に濃縮した。 得られた残渣を逆相分取力 ラムクロマトグラフィー (資生堂社製 CAP S ELL PAC C 18UG8' 0、 5 、 20 X 50mm、 流速 3 OmLZ分リニアグラジェント、 水 メ タノール =90Z1 0〜10/90) にて精製し、 標記化合物 (13mg) を 得た。
^-NMR (CD3OD) <5 p pm:
1.36 (3H, t, J=7.1Hz), 1.56-1.90 (4H, m), 3.58 (2H, t, J=6.5Hz), 3.73-3.90 (2H, m), 3.94-4.16 (5H, m), 4.24 (1H, dd, J=2.3Hz, 5.7Hz), 4.43-4.65 (3H, m), 5.94 (1H, d, J=7.6Hz), 6.80-7.10 (5H, m), 7.20-7.35 (2H, m) 実施例 35〜 4 S
実施例 34と同様の方法で対応する原料化合物を用いて表 8〜 1 1の化合物 を合成した。
〔表 8〕 実施例番号 構造式 1H-N R δ ppm:
(CD3OD) 1.56-1.90 (4H, m), 3.57 (2H, t, J=6.5Hz), 3.70-3.85 (5H, m), 3.94-4.05 (2H, m), 4.08-4.15 実施例 35 (1H, m), 4.24 (1H, dd, J=2.3Hz, 5.7Hz), 4.45-4.65
(3H, m), 5.94 (1H, d, J=7.8Hz), 6.80-7.10 (5H, m), 7.20-7.35 (2H, m)
HO OH
/vD/ O 06Ζ6Ϊ0さ oifcId 88/90S00iAV
〔表 11〕
実施例 49
2一 (3—カルポキシメチルォキシ _ 4一フエ二ルペンジルァミノ) -1- (β —D—リポフラノシル) - 1H—べンズイミダゾール
2― (3—エトキシカルポニルメチルォキシ一 4一フエ二ルペンジルァミノ ) — 1— (jS— D—リポフラノシル) _ 1 H—べンズイミダゾ一ル (53mg ) をテトラヒドロフラン (5mL) に溶解し、 2mo 1ZL水酸化ナトリウム 水溶液 (lmL) を加えた後、 60°Cにて 1時間撹拌した。 反応混合物に 2m o 1ZL塩酸 (lmL) を加え、 減圧下に溶媒を留去した。 得られた残渣を逆 相分取カラムクロマトグラフィー (資生堂社製 CAPSELL PAC C 1 8UG80、 5 rn, 20 X 5 Omm、流速 3 OmL/分リニアグラジェント、 水/メタノール =70Z30〜; 10Z90) にて精製し、 標記化合物 (20m
g) を得た。
XH-NMR (DMSO - d6) δ p pm :
3.60-3.80 (2H, m), 3.96-4.04 (1H, m), 4.08-4.16 (1H, m), 4.35-4.50 (1H, m), 4.58 (2H, d, J=6.0Hz), 4.66 (2H, s,), 5.83 (1H, d, J=7.6Hz), 6.89 (1H, t, J=7.6Hz), 6.95 (1H, t, J=7.6Hz), 7.00-7.60 (11H, m) 実施例 50
実施例 49と同様の方法で対応する原料化合物を用いて表 12の化合物を合 成した。
〔表 12〕
2 - 〔'3— (3—ァミノプロボキシ) 一 4—フエ二ルペンジルァミノ〕 一 1一 (j8— D—リポフラノシル) 一 1H—べンズイミダゾ一ル
2- 〔3— (3—フ夕ルイミドプロボキシ) —4—フエエルベンジルァミノ 〕 一 1— (j8—D—リポフラノシル) — 1H—べンズイミダゾ一ル (53mg ) をメタノール溶液 (5mL) に溶解し、 ヒドラジン一水和物 (0. 5mL) を加え、 90°Cにて 6時間撹拌した。 減圧下に溶媒を留去し、 得られた残渣を 逆相分取カラムク Πマトグラフィ一 (資生堂社製 CAPSELL PAC C
18UG80、 5 、 20 X 50mm、 流速 3 OmL/分リニアグラジェン 卜、 水ノメタノール =70/30〜10 90) にて精製して標記化合物 (2 2mg) を得た。
XH-NMR (DMSO - d6) δ p pm:
1.60-1.88 (2H, m), 2.50-2.70 (2H, m), 3.60-3.80 (2H, m), 3.95-4.20 (4H, m), 4.40-4.50 (1H, m), 4.55-4.65 (2H, m), 5.84 (1H, d, J=7.5Hz), 6.88 (1H, t, J=7.6Hz), 6.95 (1H, t, J=7.6Hz), 7.01 (1H, d, J=7.6Hz), 7.10-7.60 (雇, m) 実施例 52〜 53
実施例 51と同様の方法で対応する原料化合物を用いて表 13の化合物を合 成した。
〔表 13〕
2— 〔3— (2—ヒドロキシェチルォキシ) 一 4一フエ二ルペンジルァミノ〕 - 1 - (/3— D—リポフラノシル) 一 1H—ベンズイミダゾール
2 - ( 3—エトキシカルポニルメチルォキシー 4—フエ二ルペンジルァミノ ) — 1— (3—D—リポフラノシル) — 1H—ベンズイミダゾ一ル (53mg ) をメタノール (5mL) に溶解し、 水素化ホウ素ナトリウム (8mg) を加 えた後、 室温にて 1時間撹拌した。 反応混合物に 1 mo 1/L塩酸 (0. 5m L) を加え、 減圧下に溶媒を留去した。 得られた残渣を逆相分取カラムクロマ トグラフィ一(資生堂社製 CAPSELL PAC C 18UG80、 5 m、 20 X 50 mm, 流速 30 mLZ分リニアグラジェント、 水/メタノール =7 0/30〜10/90) にて精製し、 標記化合物 (2 lmg) を得た。
^-NMR (DMSO— d6) 6 p m:
3.60-3.80 (4H, ηι), 3.93-4.20 (4H, m), 4.38-4.50 (1H, m), 4.59 (2H, d, J=5.8Hz), 4.73 (1H, t, J=5.2Hz), 5.21 (1H, d, J=4.4Hz), 5.29 (1H, d, J=7.2Hz), 5.63 (1H, t, J=3.8Hz), 5.83 (1H, d, J=7.2Hz), 6.89 (1H, t, J=7.6Hz), 6.95 (1H, t, J=7.6Hz), 7.02 (1H, d, J=7.6Hz), 7.13 (1H, s), 7.18 (1H, d, J=7.6Hz), 7.23 (1H, d, J=7.6Hz), 7.25-7.60 (7H, m) 実施例 55
2— 〔3— (2—力ルポキシビニル) ベンジルァミノ〕 一 1— (/3—D—リポ フラノシル) 一 1 H—べンズィミダゾール
2— (3—プロ ¾:ベンジルァミノ) 一 1 _ (;3— D—リポフラノシル) ー1
H—ベンズイミダゾール (2 0 Omg) 、 アクリル酸 (1 1 2mg) 、 酢酸パ ラジウム (1 0mg) 、 トリー o—トリールホスフィン (28mg) をァセト 二トリル(2mL) に懸濁させ、 トリェチルァミン(0. 3mL) を加えた後、 1 0 0°Cにて 1 0時間撹拌した。 不溶物をろ去し、 減圧下に溶媒を留去した。 得られた残渣を逆相分取カラムクロマトグラフィー (資生堂社製 CAPSEL L PAC C 1 8UG8 0、 5 πι, 2 0 X 5 0 mm、 流速 30 mL/分リ 二アグラジエンド、 水 Zメタノール =7 0/3 0〜10Z90) にて精製し、 標記化合物 (5 2mg) を得た。
^-NMR (CD3OD) δ ρ pm:
3.75-3.90 (2H, m), 4.10-4.20 (1H, m), 4.26 (IH, dd, J=2.2Hz, 5.7Hz), 4.60 (IH, dd, J=5.7Hz, 7.5Hz), 4.64 (1H, d, J=15.9Hz), 4.69 (1H, d, J=15.9Hz), 5.99 (IH, d, J=7.5Hz), 6.48 (IH, d, J=16.0Hz), 6.99-7.12 (2H, m), 7.20-7.52 (5H, in), 7.60 (IH, d, J=16.0Hz), 7.62 (IH, s) 実施例 5 6
2— { 3一 12 - (2—ヒドロキシー 1ーヒドロキシメチルェチルカルバモイ ル) ビニル〕 ベンジルァミノ } - 1 - (3— D—リポフラノシル) 一 1 H—べ ンズィミダゾール
2— 〔3— (2—力ルポキシビニル) ベンジルァミノ〕 — 1— D—リ ポフラノシル) 一 1 H—ベンズイミダゾール (5 Omg) 、 2—アミノー 1, 3一プロパンジオール (2 lmg) 、 1ーヒドロキシベンゾトリアゾール (3 6mg) 、 トリェチルァミン (4 l iL) をテトラヒドロフラン (2mL) に 懸濁させ、 塩酸 1一ェチル— 3— (3—ジメチルァミノプロピル) カルポジィ ミド (45mg) を加えた後、 1 7時間撹拌した。 減圧下に溶媒を留去し、 得 られた残渣を逆相分取力ラムクロマトグラフィー (資生堂社製 C A P S E L L
PAC C 18UG80、 5 m、 20 X 50mm、 流速 3 OmLZ分リニア グラジェント、 水ノメタノール =70Z30〜10ノ90) にて精製して標記 化合物 (52mg) を得た。
XH-NMR (CD3OD) δ p pm:
3.66 (4H, d, J=5.4Hz), 3.75-3.90 (2H, m), 3.99-4.16 (2H, m), 4.27 (1H, dd,
2 - 〔3 - (2 _カルボキシェチル) ベンジルァミノ〕 ― 1― (jS_D—リポ フラノシル) — 1H—ベンズイミダゾ一ル
2 - 〔3— (2—力ルポキシビニル) ベンジルァミノ〕 — 1一 (/3-D-U ポフラノシル) 一 1 H—べンズィミダゾール (3 Omg) をメタノール (2m L) に溶解し、 触媒量の 10%パラジウム炭素末を加え、 水素雰囲気下室温に て 1時間撹拌した。 不溶物をろ去し、 ろ液の溶媒を減圧下に留去して標記化合 物 (25mg) を得た。
XH-NMR (CD3OD) δ p pm:
2.54 (2H, t, J=7.6Hz), 2.89 (2H, t, J=7.6Hz), 3.70-3.90 (2H, m), 4.05-4.18 (1H, m), 4.25 (1H, dd, J=2.3Hz, 5.7Hz), 4.50-4.75 (3H, m), 5.97 (1H, d, J=7.3Hz), 7.00-7.15 (3H, m), 7.16-7.40 (5H, ra) 実施例 58
2— 〔3— (4—ヒドロキシブチルォキシ) ベンジル、ァミノ〕 一 1一 (i3— D 一リボフラノシル) _ 1 H—ベンズィミダゾ一ル
2 - 〔3— (4—ベンジルォキシブチルォキシ) ベンジルァミノ〕 — 1— ( jS—D—リポフラノシル) - 1 H—べンズィミダゾール (24mg) をェタノ ール (2mL) に溶解し、 触媒量の 10%パラジウム炭素末を加え、 水素雰囲 気下 60°Cにて 24時間撹拌した。 不溶物をろ去し、 ろ液の溶媒を減圧下に留 去して標記化合物 (20mg) を得た。
XH-NMR (CD3OD) δ p pm:
1.60-1.90 (4H, m), 3.57 (2H, t, J=6.6Hz), 3.75-3.90 (2H, m), 3.96 (2H, t, J=6.4Hz), 4.05-4.10 (IH, m), 4.25 (IH, dd, J=2.6Hz, 5.7Hz), 4.50-4.70 (3H, m), 5.95 (IH, d, J=7.3Hz), 6.75 (IH, dd, J=1.6Hz, 8.3Hz), 6.90-7.08 (4H, m), 7.13-7.35 (3H, m) 実施例 59〜 62
実施例 58と同様の方法で対応する原料化合物を用いて表 14の化合物を合 成した。 .
O/oiAV8/20so 83yId/さ 0∑fc 06S10;
〕 〔 ΐ寸
ΙΟ
Ζ〔 ()〕上^卄へε2 w^Λ寸 ΐrA sΛ; r Π1:H,,—— 1———
ヽΐ—
シル) 一 1H—べンズイミダゾ一ル (0. 20 g) と 3— (4ーァセトキシブ トキシ) 一5—フエ二ルペンズアルデヒド (0. 19 g) をテトラヒドロフラ ン (3mL) に懸濁させ、 室温にて 13時間撹拌した。 反応混合物にトリァセ トキシ水素化ホウ素ナトリウム (0. 21 g) を加え、 24時間室温で撹拌し た。 反応混合物に水を加えた後、 減圧下濃縮した。 得られた残渣をメタノール (2mL) に溶解し、 5mo 1 ZL水酸化ナトリウ Λ ^溶液 (0. 5mL) を 加え、 室温にて 1時間撹拌した。 反応混合物に酢酸 (ImL) を加え、 減圧下 · 濃縮した。 得られた残渣を逆相分取カラムクロマトグラフィー (資生堂社製 C AP SELL P AC C 18UG80、 5 urn, 20 X 50mm、 流速 30 mLZ分リニアグラジェント、 水/メタノール =70Z30〜: L 0Z90) に て精製することにより、 標記化合物 (0. 08 g) を得た。
XH-NMR (DMSO-d 6) <5 ppm :
1.45-1.85 (4H, m), 3.60-3.78 (2H, m), 3.93-4.15 (4H, m), 4.34-4.45 (1H, m), 4.50-4.65 (2H, m), 5.87 (1H, d, J=7.6Hz), 6.80-7.05 (4H, m), 7.10-7.50 (6H, m), 7.55-7.70 (3H, m) 実施例 64〜 70
実施例 63と同様の方法で対応する原料化合物を用いて表 15の化合物を合 成した。
〔表 15〕
実施例番号 . 構造式 1H-NMR δ ppm
(DMSO-d6) 1.30-1.55 (11H, m), 1.78-1.95 (2H, m), 3.00-3.20 (2H, m), 3.55-3.80 (4H, m), 3.95- 4.04 (1H, m), 4.08-4.16 (1H, m), 4.35 - 4.62 (4H, m), 5.82 (1H, d, J=7.7Hz), 6.75-7.02 (5H, m), 実施例6.4
Z6請 OOZdf/ェ:) d 88.C90/S00Z OAV
実施例 7 1
2— 〔3— (4一ベンジルォキシブチルァミノ) ベンジルァミノ〕 - 1 - (β —D—リポフラノシル) 一 1H—ベンズイミダゾ一ル
2—クロロー 1一 (/3—D—リポフラノシル) _ 1H—べンズイミダゾ一ル
36 g) をイソブタノール (5mL) に懸濁させ、 トリェチルァミン (0. 5 6mL) を加えて 16時間加熱還流した。 反応混合物を減圧下濃縮し、 得られ た残渣を逆相分取カラムクロマトグラフィー (資生堂社製 CAPSELL P AC C 18UG80、 5 、 20 X 50 mm、 流速 3 OmLZ分リニアグ ラジェント、 水 Zメタノール =70/30〜10/90) にて精製することに より、 標記化合物 (0. 08 g) を得た。
^-NMR (DMSO-d6) δ p pm:
1.50-1.70 (4H, m), 2.90-3.05 (2H, m), 3.43 (2H, t, J=6.1Hz), 3.60-3.75 (2H, m), 3.95-4.02 (1H, m), 4.05-4.15 (1H, m), 4.35-4.55 (5H, m), 5.21 (1H, d, J=4.1Hz), 5.27 (1H, d, J=7.5Hz), 5.40-5.53 (1H, m), 5.57 (1H, t, J=4.4Hz), 5.80 (1H, d, J=7.5Hz), 6.38 (1H, d, J=7.7Hz), 6.45-6.60 (2H, m), 6.80-7.02 (3H, m), 7.15 (1H, d, J=7.5Hz), 7.20-7.40 (7H, m) 実施例 72〜 7 5
実施例 7 1と同様の方法で対応する原料化合物を用いて表 16の化合物を合 成した。
i O/-iiAVvDさ oifcId
ミダゾ一ル
N- (3—ァミノプロピル) 力ルバミン酸 t一ブチル(0. 37 g)、 ピリジ ン (0. 5 1mL) を塩化メチレン (5mL) に溶解し、 氷冷撹拌下プロモア セチルクロリド (0. 19mL) を滴下した。 3時間室温にて撹拌した後、 反 応混合物に 1 mo 1/L塩酸を加え、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を飽和食 塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮後、 得られた残 渣を N, N—ジメチルホルムアミド (2mL) に溶解し、 2— (3—ヒドロキ シベンジルァミノ) 一 1— (i3—D—リポフラノシル) 一 1H—べンズイミダ ゾ一ル (0, 09 g) と炭酸カリウム (0. 14 g) を加え、 50°Cにて 16 時間撹拌した。 不溶物をろ去後、 反応混合物を減圧下に濃縮した。 得られた残 渣を逆相分取カラムクロマトグラフィー (資生堂社製 CAP SELL PAC C 1 8UG80、 5 zm、 20 X 50 mm、 流速 30 mLZ分リニアグラジェ ン卜、 水/メタノール =70Z30〜 10/90) にて精製することにより、 標記化合物 (0. 02 g) を得た。
iH— NMR (DMSO-d6) δ p pm:
1.37 (9H, s), 1.45-1.60 (2H, m), 2.80-2.95 (2H, m), 3.03-3.15 (2H, m), 3.60-3.86 (2H, m), 3.95-4.03 (1H, m), 4.08-4.15 (1H, m), 4.38-4.47 (3H, in), 4.50-4.60 (2H, in), 5.22 (1H, d, J=4.6Hz), 5.31 (1H, d, J=7.3Hz), 5.60 (1H, t, J=4.5Hz), 5.81 (1H, d, J=7.6Hz), 6.70-7.00 (6H, m), 7.16 (1H, d, J-7.4Hz), 7.23 (1H, dd, J=7.4Hz, 8.1Hz), 7.29 (1H, d, J=8.1Hz), 7.40-7.50 (1H, in), 8.00-8.13 (1H, m) 実施例 77
実施例 76と同様の方法で対応する原料化合物を用いて表 17の化合物を合成 した。
〔表 17〕
2— {3- 〔( 3—ァミノプロピル力ルバモイル) メトキシ〕 ベンジルァミノ } — 1一 (|3— D—リポフラノシル) 一 1H—ベンズイミダゾ一ル
2- {3- 〔(3— t一ブトキシカルボニルァミノプロピル力ルバモイル) メ トキシ〕 ベンジルァミノ } — 1— (/3— D—リポフラノシル) 一 1H—べンズ イミダゾ一ル (1 5mg) を 22 %塩化水素一エタノール溶液に溶解し、 30 分間室温にて境拌した。 反応混合物を減圧下濃縮し、 得られた残渣を逆相分取 カラムクロマ卜グラフィ一 (資生堂社製 CAPSELL PAC C 18UG 80、 5j m、 20 X 50mm, 流速 3 OmLZ分リニアグラジェント、 水 Z メタノール =90Z10〜10Z90) にて精製することにより、 標記化合物 (9mg) を得た。
^-NMR (DMSO-d6) δ p pm:
1.40-1.55 (2H, in), 3.08-3.23 (2H, m), 3.60-3.75 (2H, m), 3.95-4.15 (2H, m), 4.35-4.45 (3H, m), 4.46-4.63 (2H, m), 5.81 (1H, d, J=7.6Hz), 6.70-7.05 (5H, m), 7.10-7.35 (3H, m), 7.40-7.55 (1H, m), 8.05-8.20 (1H, m) 実施例 79〜 80 '
実施例 78と同様の方法で対応する原料化合物を用いて表 18の化合物を合成 した。 '
〔表 18〕
2 - 〔3— (4ーヒドロキシブチルァミノ) ベンジルァミノ〕 - 1― (β - D ーリポフラノシル) 一 1H—ベンズイミダゾール
2— 〔3— (4一ベンジルォキシブチルァミノ)ベンジルァミノ〕— 1— (/3 一 D—リポフラノシル) _ 1 Η—ベンズィミダゾール (44mg) をエタノー ル (5mL) に溶解し、 触媒量の 10%パラジウム炭素末を加え、 水素雰囲気 下 60 にて 24時間撹拌した。 不溶物をろ去し、 ろ液の溶媒を減圧下に留去 して標記化合物 (22mg) を得た。
一 NMR (DMSO— d6) δ p pm:
1.40-1.60 (4H, m)', 2.90-3.02 (2H, m), 3.60-3.75 (2H, m), 3.94-4.02 (1H,
m), 4.08-4.15 (1H, m), 4.30-4.55 (4H, m), 5.21 (1H, d, J=4.3Hz), 5.28 (1H, d, J=7.8Hz), 5.43-5.52 (1H, m), 5.57 (1H, t, J=4.5Hz), 5.80 (1H, d, J=7.6Hz), 6.39 (1H, d, J=7.8Hz), 6.51 (1H, d, J=7.1Hz), 6.55 (1H, s), 6.80-7.05 (3H, m), 7.15 (1H, d, J=7.7Hz), 7.27 (1H, d J=7.7Hz), 7.35 (1H, t, J=6.1Hz) 実施例 82〜 84 、
実施例 81と同様の方法で対応する原料化合物を用いて表 19の化合物を合成 した。
〔表 19〕
2- {2- 〔3, 4—ビス (4 _アミノブトキシ) フエニル〕 ェチルアミノ} - 1 - ( ]3— D—リポフラノシル) 一 1 H—ベンズイミダゾール
2― { 2 - 〔3, 4一ビス (ベンジルォキシ) フエニル〕 ェチルアミノ} ― 1一 (iQ— D—リポフラノシル) 一 1H—ベンズイミダゾール (0. 35 g) をエタノール (5mL) に溶解し、 触媒量の 10%パラジウム炭素末を加え、 水素雰囲気下 6 にて 24時間撹拌した。 不溶物をろ去し、 得られた残渣と 炭酸カリウム (0. 30 g) を N, N—ジメチルホルムアミド (5mL) に懸 濁し、 N— (4—ブロモブチル) フタルイミド (0. 60 g) を加えて 60°C にて 16時間撹枠した。 不溶物をろ去し、 反応混合物を減圧下濃縮した。 得ら れた残渣をエタノール (5mL) に溶解し、 ヒドラジン一水和物 (0. 5mL) を加え、 90°Cにて 6時間撹拌した。 反応混合物を減圧下濃縮し、 得られた残 渣を逆相分取カラムクロマトグラフィー (資生堂社製 CAPSELL PAC C 1 8UG80、 5 ΐη, 20 X 50 mm、 流速 30 mL/分リニアグラジェ ント、 水 Zメタノール =70/30〜10Z90) にて精製することにより標 記化合物 (0. Q 2 g) を得た。
— NMR (CD3OD) δ p pm:
1.55-1.90 (8H, m), 2.65-2.83 (4H, m), 2.89 (2H, t, J=7.2Hz), 3.62 (2H, t, J =7.2Hz), 3.70-3.83 (2H, m), 3.90-4.10 (5H, m), 4.19 (1H, dd, J=2.5Hz, 6.1Hz), 4.44 (1H, dd, J=6.1Hz, 7.4Hz), 5.87 (1H, d, J=7.4Hz), 6.78 (1H, dd, J=1.7Hz, 7.9Hz), 6.85 (1H, d, J=7.9Hz), 6.89 (1H, d, J=1.7Hz), 6.98 (1H, t, J=7.6Hz), 7.04 (1H, t, J=7.6Hz), 7.23 (1H, d, J-7.6Hz), 7.28 (1H, d, J-7.6Hz) 実施例 86
2— 〔3— (N—力ルバモイルメチルピペリジン— 4—ィルォキシ) ベンジル
、
ァミノ〕 一 1— D—リポフラノシル) — 1H—ベンズイミダゾ一ル
2- [3- (ピペリジン一 4一^ fルォキシ) ベンジルァミノ〕 一 1一 (β— D—リポフラノシル) 一 1H—べンズイミダゾ一ル(50mg)、 ブロモ酢酸ァ ミド (20mg)、 炭酸カリウム (23mg) を N, N—ジメチルホルムアミド (5mL) に懸濁し、 60°Cにて 16時間撹拌した。 不溶物をろ去し、 反応混 合物を減圧下濃縮した。得られた残渣を逆相分取力ラムクロマトグラフィー (資 生堂社製 CAPSELL PAC C 18 UG 80、 5 m、 20 X 50mm、 流速 3 OmLZ分リニアグラジェント、 水 Zメタノール =90/10〜10Z 90) にて精製することにより、 標記化合物 (30mg) を得た。
^-NMR (DMSO-d6) (5 p pm:
1.55-1.73 (2H, m), 1.85-1.96 (2H, m), 2.20-2.35 (2H, m), 2.60-2.75 (2H, m), 2.84 (2H, s), 3.60-3.75 (2H, m), 3.95-4.02 (1H, m), 4.07-4.15 (1H, m), 4.25-4.45 (2H, m), 4.52 (2H, d, J=6.0Hz), 5.20 (1H, d, J=4.5Hz), 5.27 (1H, d, J=7.7Hz), 5.59 (1H, t, J=4.2Hz), 5.81 (1H, d, J=7.5Hz), 6.77 (1H, dd, J=1.8Hz, 8.4Hz),.6.83-7.00 (4H, m), 7.04-7.23 (4H, m)', 7.27 (1H, d J=7.8Hz) 7.43 (1H, t, J=6.0Hz) 実施例' 87
実施例 86と同様の方法で対応する原料化合物を用いて表 20の化合物を合成 した。
〔表 20〕
2― 〔3— (N, N—ジメチルピベリジ二ゥム— 4一ィルォキシ) ベンジルァ ミノ〕 一 1一 (/3—D—リポフラノシル) 一 1H—ベンズイミダゾール ョー ジド
2 - [3- (ピペリジン— 4—ィルォキシ) ベンジルァミノ〕 ― 1 - (β - D—リポフラノシル) 一 1H—べンズイミダゾール (0. 1 g) をエタノール
(5mL) に溶解し、 反応混合物にヨウ化メチル (78mg) を加え、 60°C にて 16時間撹拌した。 反応混合物を減圧下濃縮し、 得られた残渣を逆相分取 カラム 'クロマトグラフィー (資生堂社製 CAPSELL PAC C 18UG 80、 5 m, 20 X 50mm、 流速 3 OmL/分リニアグラジェント、 水/ メタノ一ル = 90Z10〜 10Z90) にて精製することにより、 標記化合物
(3 Omg) を得た。
— NMR (CD3〇D) δ p pm:
2.05-2.00 (2H, m), 2.25-2.40 (2H, m), 3.23 (3H, s), 3.30 (3H, s), 3.40-3.50 (2H, m), 3.55-3.70 (2H, in), 3.78-3.93 (2H, m), 4.20-4.32 (2H, m) , 4.55-4.63
(1H, m), 4.67-4.78 (3H, m), 6.10 (1H, d, J=7.7Hz), 6.90-7.15 (3H, m) 7.25-7.45 (4H, m), 7.50-7.60 (1H, m) 実施例 89 '
2— { 3 - 〔3— (4一力ルバモイルピペリジン一 1一ィル) プロボキシ〕 ベ ンジルアミノ} —1— ( — D—リポフラノシル) 一1H—ベンズイミダゾ一 ル
2— 〔3— (3—クロ口プロポキシ) ベンジルァミノ〕 一 1_ (2, 3, 5 —トリ— 0—ァセチルー ]3— D—リポフラノシル)— 1 H—ベンズイミダゾール (0. 67 g)、 ヨウ化ナトリウム (0. 52 g) をアセトン (15mL) に懸 濁し、 16時間加熱還流した。 不溶物をろ去し、 ろ液を減圧下濃縮した。 得ら れた残渣とイソ二ペコタミド (0. 30 g)、 炭酸カリウム (0. 32 g) をァ セトニ卜リル (5mL) に懸濁し、 70°Cにて 16時間撹拌した。 不溶物をろ 去し、ろ液を減圧下濃縮した。得られた残渣をメタノール(2mL)に溶解し、 5 mo 1ZL水酸化ナトリウム水溶液 (0. 5mL) を加え、 室温にて 1時間 撹拌した。 反応混合物に酢酸 (ImL) を加え、 減圧下濃縮した。 得られた残 渣を逆相分取カラムクロマトグラフィー (資生堂社製 CAP SELL PAC C 18UG80、 5 a , 20 X 50 mm、 流速 30 mL/分リニアグラジェ ント、 '水/メタノール =70ノ30〜: 10ノ90) にて精製することにより、 標記化合物 (0. 38 g) を得た。
^-NMR (CD3OD) δ p pm:
1.60-2.30 (9H, m), 2.40-2.65 (2H, m), 2.85-3.05 (2H, m), 3.75-3.90 (2H, m), 3.99 (2H, t, J=6.2Hz), 4.10-4.15 (1H, m), 4.20-4.30 (1H, m), 4.50-4.70 (3H, m), 5.96 (1H, d, J=7.4Hz), 6.70-6.80 (1H, m), 6.85-7.35 (7H, m)
vDi Oさ oifcId/-iiAV
o 6〇 τ〜
〔て s拏〕 i6T0/ 00Zdf/X3d 88Z.C90/S00Z OAV
/ O 88soiiAV//306sid
〔表 2 2〕 続き
実施例' 105
2— {3- (4ーヒドロキシブトキシ) 一 4一 〔3— (2—ジメチルアミノエ
チルカルバモイル) フエニル〕 ベンジルァミノ }一 1一 (]3— D—リポフラノシ ル) 一 1 H—べンズィミダゾール
室温にて 2— 〔3— (4ーヒドロキシブトキシ) —4一 (3—力ルポキシフ ェニル) ベンジルァミノ〕 一 1一 (|8— D—リポフラノシル) 一 1H—ベンズ イミダゾール (20mg)、 N, N—ジメチルエチレンジァミン (4mg)、 1 ーヒドロキシベンゾトリアド一ル (7mg) を N, N—ジメチルホルムアミド (lml) に懸濁させ、塩酸 1—ェチルー 3— (3—ジメチルァミノプロピル) カルポジイミド (1 Omg) を加え、 室温にて 13時間撹拌した。 減圧下反応 混合物を濃縮し、 得られた残渣を逆相分取カラムクロマトグラフィー (資生堂 社製 CAPSELL PAC C 18UG80、 5 xm、 20 X 5 Omm、 流 速 3 OmLZ分リニアグラジェント、 水 Zメタノール = 70/30〜; L 0Z9 0) にて精製して標記化合物 (16mg) を得た。
^-NMR (CD3OD) δ p pm:
1.50-1.62 (2H, i), 1.65-1.78 (2H, m), 2.31 (6H, s), 2.58 (2H, t, J=6.8Hz), 3.47 (2H, t, J=6.6Hz), 3.52 (2H, t, J=6.8Hz), 3.78-3.90 (2H, m), 3.99 (2H, t, J=6.3Hz), 4.10-4.19 (1H, m) , 4.28 (1H, dd, J=2.3Hz, 5.8Hz), 4.58-4.75 (3H, in), 5.97 (1H, d, J=7.4Hz), 6.95-7.10 (3H, m), 7.14 (1H, s), 7.21-7.32 (3H, m), 7.44 (1H, t, J=7.8Hz), 7.66 (1H, d, J=7.8Hz), 7.73 (1H, d, J-7.8Hz), 7.97 (1H, s) 実施例 106 . ·
実施例 105と同様の方法で対応する原料化合物を用いて表 23の化合物を合 成することができる。
〔表 23〕
1一 ( ]3— D—ァラビノフラノシル) -2- (4一フエ二ルペンジルァミノ) 一 1 H -べンズイミダゾール
2—クロ口一 1二 (jS— D—リポフラノ.シル) 一 1H—べンズイミダゾール
(0. 5 g) をピリジン (8. 8ml) に懸濁させ、 氷冷撹拌下 1, 3—ジク ロロ一 1, 1, 3, 3—テトライソプロピルジシロキサン (0. 59ml) を 滴下後、 26時間室温にて撹拌した。 反応混合物にメタノール (2ml) を加 え、 減圧下濃縮した。 得られた残渣に水を加え、 酢酸ェチルで抽出した。 有機 層を lmol/L塩酸、 飽和炭酸水素ナトリゥム水溶液、 飽和食塩水で順次洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮後、 得られた残渣をシリカゲル カラムクロマトグラフィーにて精製 (酢酸ェチル /へキサン =2/ 9) するこ とにより 2—クロ口一 1一 〔3, 5—〇, O— (1, 1, 3, 3—テ卜ライソ プロピルジシロキサニル) 一 一 D—リポフラノシル〕 — 1H—べンズイミダ ゾール (0. 35 g) を得た。 得られた化合物 (0. 34g)、 トリェチルアミ ン (0. 12m 1 )、 4ージメチルァミノピリジン (0. 08 g) をジクロロメ タン (13ml) に溶解し、 氷冷撹拌下トリフルォロメタンスルホニルクロリ ド (0. 09ml) を滴下し、 1時間室温にて撹拌した。 反応混合物に飽和炭 酸水素ナトリウム水溶液 (10ml) を加え、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層 を飽和食塩水で洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮後、 得 られた残渣を N, N—ジメチルホルムアミド (3ml) 溶解し、 酢酸セシウム (0. 17 g) を加え、 30 にて15時間撹拌した。 反応混合物に水 (10 ml) を加え、 ジェチルエーテルで抽出した。 有機層を水、 飽和食塩水で順次 洗浄し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥した。 減圧下濃縮後、 得られた残渣をテ トラヒドロフラン (3. 9 ml) に溶解し、 氷冷撹拌下 lmol/L テトラブチル アンモニゥムフロリドーテトラヒドロフラン溶液 (1.' 47ml) を滴下し、 氷冷下 1時間撹拌した。 反応混合物に酢酸 (0. 08ml) を加え、 減圧下濃 縮した。 得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製 (酢酸 ェチルノへキサン =4ノ 1) することにより 1― (2— O—ァセチルー |3— D ーァラビノフラノシル) —2—クロ口一 1H—べンズイミダゾール (0. 12 g)を得た。得られた化合物(0. 12 g)と 4一フエ二ルペンジルァミン(0. 26 g), N, N—ジイソプロピルェチルァミン (0. 37ml) を n—プロパ ノール (3. 6ml ) に懸濁させ、 43時間加熱還流した。 反応混合物を減圧 下濃縮し、 得られた残渣をァミノプロピル化シリ力ゲル力ラムクロマトグラフ ィ一にて精製 (ジ^ロロメタン/メタノール = 12/1) することにより標記
化合物 (0. 15 g) を得た。
:H-NMR (DMS 0-d6) (5 p pm :
3.63-3.85 (3H, m), 4.05-4.29 (2H, m), 4.48-4.72 (2H, m), 5.18-5.72 (3H, in), 6.16 (1H, d, J=5.4Hz), 6.78-6.97 (2H, m), 7.06-7.72 (12H, m) 実施例 108
2一 〔4—ヒドロキシー 3 - (3—ジメチルァミノプロボキシ) ベンジルアミ ノ〕 一 1_ ( ;8— D—リポフラノシル) 一 1H—べンズイミダゾ一ル
2― 〔4—ベンジフレオキシ一 3— (3—クロ口プロボキシ)ベンジルァミノ〕 - 1 - (2, 3, 5—卜リー 0—ァセチルー 3— D—リポフラノシル) 一1H—ベ ンズイミダゾ一ル (0. 05 g)、 ヨウ化ナトリウム (0. O l g) をアセトン (15mL) に懸濁し、 16時間加熱還流した。 不溶物をろ去し、 ろ液を減圧 下濃縮した。 得られた残渣とジメチルァミン (0. 03 g) をエタノール (1 mL)、 ァセトニトリル (lmL) の混合溶媒に懸濁し、 75°Cにて 24時間撹 拌した。 不溶物をろ去し、 ろ液を減圧下濃縮した。 得られた残渣を逆相分取力 ラムクロマトグラフィ一 (資生堂社製 CAP S ELL PAC C 18UG8 0、 5 rn, 20 X 50mm、 流速 3 OmL /分リニアグラジェント、 水 Zメ タノ一ル =70/3 0〜 10 90) にて精製することにより、 2 - 〔4一べ ンジ ォキシ一 3— (3—ジメチルァミノプロボキシ) ベンジルァミノ〕 — 1 - (|3— D—リポフラノシル) - 1H—べンズイミダゾ一ルを得た。 得られた化 合物をメタノール ( 2mL) に溶解し、 触媒量の 10%パラジウム炭素末を加 え、 水素雰囲気下 4 0°Cにて 24時間撹拌した。 不溶物をろ去し、 ろ液を減圧 下濃縮することにより、 標記化合物 (0. 02 g) を得た。
一 NMR (DMSO— d6) <5 ppm :
1.75-1.90 (2H, m); 2.15 (6H, s), 2.40 (2H, t, J-6.7Hz), 3.60-3.75 (2H, m),
3.85-4.15 (4H, m), 4.25-4.53 (3H, m), 5.78 (1H, d, J=7.7Hz), 6.65-7.05 (5H, m), 7.10-7.35 (3H, m) 実施例 109
実施例 108と同様の方法で対応する原料化合物を用いて表 24の化合物を合 成することができる。 、
〔表 24)
2— 〔3— (3—アミノブロボキシ) ベンジルァミノ〕 一 1— (;3— D—リポ フラノシル) 一 1H—べンズイミダゾ一ル
2— (3—ヒドロキシベンジルァミノ) 一 1— (j3— D—リポフラノシル) 一 1H—べンズイミダゾー レ (0. 77 g) と炭酸カリウム (0.' 43 g) を N, N—ジメチルホルムアミド (1 5mL) に懸濁し、 N— (3—ブロモプロ ピル) フタルイミド (0. 84 g) を加えて 60°Cにて 1 6時間撹拌した。 不 溶物をろ去し、 反応混合物を減圧下に濃縮した。 得られた残渣をシリカゲル力 ラムクロマトグラフィーにて精製 (酢酸ェチル /エタノール = 10/1) する ことにより、 2— 〔3— ( 3—フタルイミドプロボキシ) ベンジルァミノ〕 一 1一 (i3— D—リボフラノシル) — 1 H—べンズイミダゾール.(0. 75 g) を得た。 得られた化合物をメタノール溶液 (5mL) に溶解し、 ヒドラジン一 水和物 (0. 5mL) を加え、 90°Cにて 6時間撹拌した。 減圧下溶媒を留去 し、 得られた残渣を逆相分耳又カラムクロマトグラフィー (資生堂社製 CAPS ELL PAC C 18UG80、 5 m, 20 X 50 mm、 流速 30 mL/ 分リニアグラジェント、 水ノメタノール =70Z30〜1 0Z90) にて精製 して標記化合物 (0. 50 g) を得た。
iH— NMR (DMSO— d6) δ p pm:
1.65-1.90 (2H, m), 2.69 (2H, t, J=6.7Hz), 3.60-3.76 (2H, m), 3.85-4.20 (4H, m), 4.33-4.46 (1H, m), 4.53 (2H, d, J=5.8Hz), 5.83 (1H, d, J=7.7Hz), 6.70-7.55 (9H, m) 実施例 1 1 1
2— 〔3— (3—グァニジノプロボキシ) ベンジルァミノ〕 一 1— (β - Ό— リポフラノシル) ― 1 Η—べンズィミダゾール
2— 〔3— (3ニァミノプロボキシ) ベンジルァミノ〕 一 1一 (iS_D—リ
ポフラノシル) — 1H—べンズイミダゾール (0. 2 g)、 N- (ベンジルォキ シカルポニル) 一 1H—ピラゾ一ルー 1一力ルポキサミジン (0. 55 g) を テトラヒドロフラン(2. 5 mL)に懸濁させ、 60°Cにて 24時間撹拌した。 反応混合物を減圧下濃縮し、 得られた残渣をメタノール (4mL)'に溶解し、 触媒量の 10%パラジウム炭素末を加え、 水素雰囲気下 40°Cにて 2時間撹拌 した。 不溶物をろ去し、 ろ液を減圧下濃縮した。 得られた残渣を逆相分取カラ ムク マトグラフィー(資生堂社製 CAP SELL PAC C 18UG80、 5 πι, 20 X 50mm、 流速 3 OmLZ分リニアグラジェント、 水 Zメタノ —ル =70/30〜10/90) にて精製して標記化合物 (0. 01 g) を得 た。
^-NMR (CD3OD) δ p pm:
1.95-2.05 (2H, m), 3.80-3.85 (2H, m), 4.00-4.30 (4H, m), 4.55-4.65 (3H, m), 5.45-5.55 (2H, m), 5.95 (1H, d, J=7.4Hz), 6.75-6.85 (1H, m), 6.90-7.10 (4H, m), 7.15-7.30 (3H, m) 実施例 112
実施例 111と同様の方法で対応する原料化合物を用いて表 25の化合物を合 成することができる。
〔表 253
実施例 113
2— { 3 - 〔3— (力ルバモイルメチルカルバモイル) プロボキシ〕 一 4ーフ ェニルベンジルァミノ } 一 1一 (3— D—リポフラノシル) — 1H—ベンズィ ミダゾール
室温にて 2— 〔3— (3—力ルポキシプロボキシ) 一 4—フエニルベンジル ァミノ〕 _ 1一 (]3—D—リポフラノシル) — 1H—ベンズイミダゾ一ル (5 0mg)、 塩酸グリシンアミド (17mg)、 1—ヒドロキシベンゾトリアドー ル(29mg)、 トリェチルァミン (47mg) を N, N—ジメチルホルムアミ ド (2ml) に懸濁させ、 塩酸 1ーェチルー 3— (3—ジメチルァミノプロピ ル) カルポジイミド (36mg) を加え、 室温にて 17時間撹拌した。 減圧下 反応混合物を濃縮し、 得られた残渣を逆相分取カラムクロマトグラフィー (資 生堂社製 CAPSELL PAC C 18 UG 80、 5 zm、 20 X 50 mm、 流速 3 OmL/分リニアグラジェント、 水ノメタノール = 70/30〜 10, 90) にて精製することにより、 標記化合物 (23mg) を得た。
XH-NMR (CD3OD) (5 p pm:
1.90-2.05 (2H, m), 2.25-2.40 (2H, m), 3.75 (2H, s), 3.80-3.90 (2H, m), 3.95-4.05 (2H, m), 4.10-4.35 (2H, m), 5.97 (1H, d, J=7.2Hz), 6.90-7.55
(12H, m) 実施例 114〜 115 実施例 113と同様の方法で対応する原料化合物を用いて表 26の化合物を合 成した。
実施例 116
2 - 〔3— (4—ヒドロキシブトキシ) -4- (3—メタンスルホニルフエ二 ル) ベンジルァミノ〕 一 1一 (/3— D—リポフラノシル) 一 1H—べンズイミ ダゾール
2—ァミノ一 1一 (2, 3, 5—トリー 0—ァセチル一 一 D—リポフラノ シル) — 1H—べンズイミダゾ一ル (0. 11 g) と 3— (4—べンジルォキ
シブトキシ)—4一(3—メタンスルホニルフエニル)ベンズアルデヒド(0. 24 g) をテトラヒドロフラン (5mL) に懸濁させ、 反応混合物にトリァセ トキシ水素化ホウ素ナトリウム (0. 12 g) を加え、 24時間室温で撹拌し た。 反応混合物に水を加えた後、 減圧下濃縮した。 得られた残渣をメタノール (2mL) に溶解し、 5mo 1 ZL水酸化ナトリウム水溶液 (0. 5mL) を 加え、 室温にて 1時間撹拌した。 反応混合物に酢酸 ( 、ImL) を加え、 減圧下 濃縮した。 得られた残渣を逆相分取カラムクロマトグラフィー (資生堂社製 C APSELL PAC C 18 UG80, 5 m、 20 X 50mm、 流速 30 mLZ分リニアグラジェント、 水/メタノール =70Z30〜: 10Z90) に て精製することにより、 2— 〔3—(4一べンジルォキシブトキシ) —4— (3 一メタンスルホニルフエニル) ベンジルァミノ〕 — 1— (j3— D—リポフラノ シル) — 1H—ベンズイミダゾ一ル (0. 1 6 g) を得た。 得られた化合物を メタノール (2mL) に溶解し、 触媒量の 1 0%パラジウム炭素末を加え、 水 素雰囲気下 40°Cにて 24時間撹拌した。 不溶物をろ去し、 ろ液を減圧下濃縮 することにより、 標記化合物 (0. 04g) を得た。
'H-NMR (CD3OD) δ p pm:
1.50-1.85 (4H, m), 3.12 (3H, s), 3.50 (2H, t, J=6.5Hz), 3.77-3.90 (2H, m), 4.04 (2H, t, J-6.1Hz), 4.10-4.35 (2H, m), 4.55-4.80 (3H, m), 5.98 (1H, d, J=7.7Hz), 6.94-7.40 (7H, ni), 7.55-7.70 (1H, m), 7.75-7.95 (1H, m), 8.13 (1H, s) 試験例 1
ヒト CNT 1の c DNAクロ一ニング
ヒト CNT l cDNAは、 ヒト腎臓 c DNA (オリジーン (Origene) 社製) を用いた PCR増幅によって得た。 PCR反応液は、 l//L cDNA、 2ュニッ ッ ·プラチナタック · DNAポリメラーゼ ハイフィデリティー (units Platinum taq DNA polymerase high f idel i ty/ィンビトロジェン . (Invi trogen ) 社製)、 l^Mプライマー (フォワード: 5' - TGC ACTGCATGGTTGCTGCT_3'、 リバ一ス: 5'-GTC TAA GTC CTG TGG CTT CC-3' ) を用いて調製した。 増幅は、
94°C 2分、 1サイクル、 9 4°C 3 0秒、 5 8 3 0秒、 6 8°C 3分、 3 2サ ィクルで行い、 P CR I I — T〇P〇ベクタ一 (インビ卜ロジェン ( Invitrogen) 社製) に組み込んだ。 クローニングしたヒト C NT 1アミノ酸配 列は、 既に報告されているヒト CNT 1アミノ酸配列(NCBI Accession
No. AAB53837.1)に対し、 G 34 E (コドン GGAが GAA)、 Q 462 R (コドン CAGが CGG)、 R 511 C (コドン CGCが TGC)へと置換している。 試験例 2
ヒト CNT 2の c DNAクロ一ニングと発現プラスミドの作製
ヒト CNT2 CDNAは、 ヒト腎臓 c DNA (クロンテック (CL0NTECH)社製 )を用いた P C R増幅によって得た。 P CR反応液は、 1 L C DNA、 2ュニ ッッ ·プラチナタック · DNAポリメラーゼ ハイフィデリティ一 (units Platinum taq DNA polymerase high fidelity/ィンヒトロジェン (Invitrogen) 社製) 、 1 Mプライマー (フォワード: 5'- AGG AGC CAG AGG GAA TCA AT-3'、 リバース: 5'- ACA TCT TGG TGA GTG AGT TG-3' ) を用いて調製した。 増幅は、 94°C2分、 1サイクル、 94°C 30秒、 5 8°C30秒、 68°C3分、 32サ ィクルで行い、 P CR I I— TC)P〇ベクタ一 (インビトロジェン
(Invitrogen)社製) に組み込んだ。 作製したプラスミドを鍀型として、 制限酵 素付加したプライマ一を用いて PCR反応を行った。 PCR反応液は、 100 ngプラスミド、 2ュニッッ 'パイ口べスト DNAポリメラ一ゼ (units PyrobestDNApolymeraseZタカラ(Takara)社製) 、 330 nMプライマー (フ ォワード: 5' -CCG CTC GAG AGG AGC CAG AGG GAA TCA AT-3'、 リバース: 5' - CGT CTA GAA CAT CTT GGT GAG TGA GTT G-3') を用いて調製した。 増幅は、 9 5°C 3分、 1サイクル、 9 8°C 1 0秒、 6 0 °C 3 0秒、 7 2 °C 1分、 1 5サイクル、 7 2°C 7分、 1サイクルで行い、 P C Iーネ才 ·マンマリアン ·ェクスプレツ シヨンべクタ一 neo mammal i an expression vector,プロメガ (Promega) 社 製) に組み込んだ。 クローニングしたヒト C NT 2アミノ酸配列は、 既に報告 されているヒト CNT2アミノ酸配列(NCBI Accession No. AAC51930)に対し、 P 22 L (コドン CCGが CTG)、 S 45 C (コドン AGCが TGC)、 I 160 M (コドン ATA が ATG)へと置換し ΪΓいる。
試験例 3
ヒト CNT 3の c DN Aクローニング
ヒト CNT3 cDNAは、 ヒト小腸 cDNA (クロンテック (CL0NTECH)社製 )を用いた PC R増幅によって得た。 PC R反応液は、 0. 2 LcDNA、 ェ クスパンド ·ロングテンプレート PCRシステム (Expand long template PCR system/ロシュ(Roche)社製)、 0. 5 Mプライマー(フォワード: 5' - GCC AGC CAG CAG CAA AAA-3'、 リバース: 5' -TGG AGA AGT GGC TGA CCT-3' ) を用いて調 製した。 増幅は、 94°C2分、 1サイクル、 94°C10秒、 58°C30秒、 6 8°C2分、 33サイクルで行い、 PCR I I—TO P Oベクタ一 (インビト ロジェン(Invitrogen)社製) に組み込んだ。 クローニングしたヒト CNT 3塩 基酸配列は、 ヒト CNT3塩基配列(NCBI /^06351011 .丽022127)に対し1 1 30番目から 1215番目まで全て同じであった。 試験例 4
ヒト CNT遺伝子のヒト組織における分布/ \°ターン
1) cDNAの合成
ヒト肝臓、 結腸、 精巣、 塍齓 肺、 小腸、 胃、 胎盤、 筋肉由来の全 RNA( t o t a l RNA)はサヮディ一テクノロジ一社から購入し、気管、脳、 腎臓 、 心臓の t o t a l RNAはクロンテック (CL0NTECH) 社から購入した。 t o t a 1 RNA濃度をリポグリーン(RiboGreen) RNAクォンティフィケ一 ション · リージェン卜 ·アンド ·キット (quantification reagent and kit/ モレキュラープローブ (Molecular Probe)ネ七製) を用いて測定した。 cDNAの 合成 く逆転写反応) を行った。 16. 反応液を用い、 1. 5 g t o t a 1 RNA、 1. 5 Lの 500 n g/ Lランダムへキサマー (random hexamer/インビトロジェン(Invitrogen)社製)を含んでいる。反応液を 70°C で 5分の反応を行い、 室温に 5分間保持した。,6 Lの 5 xBRL ファース ト ·ストランド -緩衝液 (5 xBRL 1 s t s t r and bu f f e r
rogen)社製) 、 3. 25 Lの蒸留水 (二ツボンジ ―ン) 、 1. 5 Lの 1 OmMデォキシリポヌクレオチドミックス (dNTP
m i x/インビトロジェン(Invitrogen)社製) 、 0. 7 5 Lのリポヌクレア —ゼ阻害剤 (RNa s e i nh i b i t o rZインビトロジェン
(Invitrogen)社製) 、 2 Lのスーパースクリプト II (Sup e r S c r i p t II インビトロジェン(Invitrogen)社製) を含んでいる 13. 5 L反応 液を上記反応液に加えた。 また同時にスーパ一スクリブト 11の代わりに蒸留水 (二ツボンジーン) を加えた反応液も同様に上記溶液 、に加えた。 全ての混合液 は室温 10分放置後、 42°Cで 1時間反応を行った。 そしてスーパ一スクリブ ト IIを失活させるために 95°C10分反応を行い、 直ちに氷中に移した。 次に 1. 5 Lのリポヌクレアーゼ H (RN a s e HZインピトロジェン (Invitrogen)社製) を加え、 37°C30分反応を行った。 反応終了後 170 Lの蒸留水を加えた。 合成された cDNAは、 200 のフエノール:クロ 口ホルム:イソアミルアルコール =25 : 24 : 1 (インビトロジェン (Invitrogen)社製) で抽出し、 きらに 20 0 Lのクロ口ホルム:イソアミル アルコール =24 : 1を用いて抽出した.。 エタノール沈殿を行い 100 Lの 蒸留水 (二ツボンジーン) に溶解した。
2) リアルタイム定量 PCRを用いたヒト CNT遺伝子発現量の測定
ヒト CNT1のリアルタイム定量 PC Rのプライマ一として、 フォワード: 5'- ATT TAC CAG TGC TGC CGT GAG- 3'およびリバース: 5' - AAA CCG ACA GCA GTT GTC CAG-3'、 プローブとして 5' - AGA GCG TCA ATC CAG AGT TCA GCC CA-3'を用 いた。 ヒト CNT.2にはフォワード: 5'— GGC AGC TTG CAT CTT GAA TTT C-3' およびリバース: 5' -CAA AAA CGA GTG AAC CAG GAC A-3'、 プローブとして 5' -CCT TGT TTG TCA TCA CCT GCT TGG TGA TCT-3'を用いた。 プローブは、 蛍光色素、 FAMで 5' 末端を、 TAMRAで 3, 末端をラベルした。 25 L反応液を 用い、 上記で作製された 2. 5 n g cDNA、 1 xタックマン ·ュ二バーサ レ ·マスターミックス (l xTaqman Un i v e r s a l ma s t e r m i x/アプライドバイオシステムズ (Applied Biosystems)社製) 、 50 OnMフォワード、 リバースプライマ一、 200 nMプローブを含んでいる。 PCR条件は、 以下のようになる。 50°C2分、 1サイクル、 95°C10分、 1サイクル、 95115秒、 60 °C 1分、 40サイクル。 アツセィは、 ジーン
アンプ' 5500シーケンス 'ディテクシヨン'システム (Ge n e Amp 5 500 S e qu en c e d e t e c t i on s y s t e mZアプライド バイオシステムズ (Applied Biosystems)社製) を用い、 マイクロアンプ ·ォプ ティカル · 96穴' リアクションプレート (Mi c r o Amp op t i c a 1 96— we l l r e a c t i on p l a t eZアプライド パイオシ ステムズ (Applied Biosystems)社製) とマイクロア プ ·オプティカル ·キヤ ップ (Mi c r oAmp op t i c a l c ap/アプライド バイオシス テムズ (Applied Biosystems)社製) 中にて行われた。 シグナルは製造元の手引 きに従って検出した (ゲノム リサ一チ (Genome Research) , 1996年, 第 6巻, p. 986— 994参照) 。 連続的に 1 : 10の害 ij合で希釈したプラス ミド DNAを標準曲線として解析を行った。 結果は図 1 に示す通りであり、 ヒ ト CNT1は腎臓、 肝臓に多く発現し、 ヒト CNT2は/ J、腸、 胃に多く発現が 確認された。 試験例 5
ヒト CNT遺伝子の胃、 腸における分布パ夕一ン
リアルタイム定量 PC Rを用いたヒト CNT遺伝子発現量の測定
胃底部、 胃体部、 十二指腸、 空腸、 回腸、 上行結腸由来の全 RNA (t o t a 1 RNA)は B I OCHA I N (バイオチェ一ン)ネ tから購入した。 t o t a 1 RNA濃度をリポグリーン(RiboGreen) RNAクォンティフィケ一ショ ン ·リージ工ン卜 'アンド ·キット (quantification reagent and kitZモレ キュラープローブ (Molecular Probe)社製) を用いて測定した。 ヒト CNT1, 2のプライマ一、 プローブは試験例 4と同様のものを用いた。 ヒト CNT3に はフォワード: 5' -GCT GGT CCG ACC AT A TTT ACC TTA C - 3'およびリバース: 5' -CGC TTC CAG CAA TGG TAG AGA-3'、 プローブとして 5' -TCA CCA AGT CTG AAC TCC ACG CCA TC- 3'を用いた。 プロ一ブは、 蛍光色素、 FAMで 5 ' 末端を、 TAMRA で 3' 末端をラベルした。 タックマン · EZ RT— P CRキット (T a qm an EZ RT— PCR k i t/アプライド バイ才システムズ (Appl ied Biosystems)社製) 、 500 nMフォワード、 リバースプライマー、 200 nM プローブを用いて皮応液(25 L)を作製した。 PCR条件は、 以下のように
なる。 50°C2分、 1サイクル、 60 30分、 1サイクル、 95で 5分、 1 サイクル、 94°C20秒、 62°C1分、 40サイクル。 アツセィは、 DNAェ ンジンォプテイコン (DN A Eng i n e O p t i c o nZM Jジャパン
(M J J ap an) 社製) を用い、 96穴ロウ 'マルチプルプレート (96 we l l l ow mu 1 t i ρ 1 e p 1 a t e / Jジヤノ、。ン (M J J a p an) 社製) 中にて行われた。 シグナルは製造元の、手引きに従って検出した
(ゲノム リサーチ (Genome Research) , 19 96年, 第 6巻, p. 986— 994参照) 。 連続的に 1 : 10の割合で希釈したプラスミド DNAを標準曲 線として解析を行つた。結果は図 2に示す通りであり、ヒト C N T 1は、空腸、 回腸に強い発現が見られ、 ヒト CNT2は、 十二指腸、 空腸に強い発現が確認 された。 また、 胃、 結腸においても CNT2が弱く発現していた。 ヒト CNT 3は、 全般的に弱い発現が確認できた。 試験例 6
ヒト C N T 2—過性発現細胞の調製
ヒト CNT 2発現プラスミドをリポフエクシヨン法により COS— 7細胞 (RIKEN CELL BAM RCB0539)に導入した。 リポフエクシヨン試薬はリポフエクタ ミン 2000 (LIPOFECTAMINE 2000Zインビトロジェン(Invitrogen)社製) を 用いた。 COS— 7細胞を lmLあたり 5 x 1 05個となるよう 10%ゥシ胎 児血清 (三光純薬製) 含有 D— MEM培地 (インビトロジェン(Invitrogen)社 製) に懸濁し、 これをコラ一ゲンコート 96穴プレー卜 (岩城硝子製) の 1穴 あたり 100 Lずつ分注し、 2時間、 37° (:、 5 % C02条件下にて培養を 行った。 1穴あたり 0. 6 Lのリポフエクタミン 2 0 0 0 (LIPOFECTAMINE 2000ノインビトロジェン(Invitrogen)社製) を 25 Lの O P T I— MEM ( インビトロジェン(Invitrogen)社製) で希釈し、 室温で 7分間静置する (以下 L i po 2000— OPT Iとする) 。 1穴あたり 0. 3 のプラスミド を 25 zLの OPT I— MEM (インビトロジェン(Invi trogen)社製) で希釈 し、 L i p o 2000 -OPT Iに加えて穏やかに混和し 30分間静置した 後、 1穴あたり 5 ずつ細胞培養液に添加し、 37° (:、 5% C〇2の条 件下 2日間培養し、'取り込み阻害活性の測定に供した。
試験例 Ί
ヒト CNT 2を介したアデノシン取り込み阻害活性の測定
「取り込み用緩衝液」 は 14 OmM塩化ナトリウム、 2mM塩化カリウム、 ImM塩化カルシウム、 ImM塩化マグネシウム、 10mMへぺス (HEPE S) 2 - 〔4一 (2—ヒドロキシェチル) 一 1—ピぺ、ラジニル〕 ェ夕ンスルホ ン酸、 5mMトリス (ヒドロキシメチル) ァミノメタン、 5 mMグルコースを 含む緩衝液 pH 7. 4に、 アデノシンの非放射ラベル体(シグマ (Sigma)社製 ) と 14 cラベル体 (アマシャム ·バイオサイエンス (Amersham Biosciences) 社製) のアデノシンの最終濃度が 1 Ο ζΜとなるように混和し添加した。 基礎 取り込み測定用には塩化ナトリウムに替えて 14 OmMの塩^^コリンを含む 「 基礎取り込み測定用緩衝液」 を調製した。 測定時には取り込み用緩衝液及び基 礎取り込み測定用緩衝液には、 NBMPRを最終濃度が 10 Mとなるように 加えた。 化合物の阻害活性を測定する場合には、 ジメチルス レフォキシドに溶 解した後、 取り込み用緩衝液にて適宜希釈し測定用緩衝液とした。 ヒト CNT 2—過性発現細胞の培地を除去し、 前処置用緩衝液 (アデノシン、 グルコース を含まない基礎取り込み測定用緩衛液) を 1穴あたり 200 L加え、 37°C で 10分間静置した。 同一操作をもう 1度繰り返した後、 前処置用緩衝液を除 去し、 測定用緩衝液および基礎取り込み測定用緩衝液を 1穴当たり 75 Lず つ加え 37 °Cで静置した。 30分後に測定用緩衝液、 基礎取り込み測定用緩衝 液を除去し、 1穴当たり 200 Lの洗浄用緩衝液 (10 M非放射ラベル体 アデノシンを含む基礎取り込み測定用緩衝液) で 2回洗浄した。 1穴当たり 7 5 Lの 0. 2mo 1 /L水酸化ナトリウムで細胞を溶解し、 その液をピコプ レート (パーキンエルマ一 (Perkin Elmer) 社製) に移した。 150 Lのマ イク口シンチ 40 (パ一キンエルマ一(Perkin Elmer)社製) を加えて混和し、 シンチレーシヨンカウン夕一 (パーキンエルマ一 (Perkin Elmer) 社製) にて 放射活性を計測した。 対照群の取り込みから基礎取り込み量を差し引いた値を 100%として、 試験化合物の各濃度におけるアデノシンの取り込み量を算出 した。 試験化合物がアデノシンの取りこみを 50%阻害する濃度 (I C50値) を口ジットプロッ 1^により算出した。 結果は表 27に示す通りである。
〔表 27〕
CNT2阻害薬の血漿尿酸値への影響
SD- I GS系雄性ラット( 5週齢)をー晚絶食した後、ォキソン酸(Aldrich 社製; l O OmgZkg) を皮下投与し、 1時間後プリンミックス (アデノシ ン:イノシン:グアノシン = 1 : 1 : 1 (アデノシン (Sigma社製) 、 イノシン (和光純薬社製) 、 グアノシン (ICN社製) ; 5 Omg/kg) 、 試験化合物 ( 1 Omg/kg) を同時に経口投与した。 対照群としてォキソン酸、 プリンミ ックスのみを投与した群を用い、 またォキソン酸のみを投与した群を内因性の 血漿尿酸値として用いた。 1時間後に、 エーテル麻酔下で腹部大動脈より採血 を行い、 べノジェクト I I真空採血管 (テルモ、 VP- FH052) にて血漿分離を行 つた。 血漿中に含まれている尿酸は、 Journal of Chromatography B, Vol.744 (2000) , pp.129-138記載の方法に準拠し、 実施例 28は H P L C法にて下記の 条件で則定を行つた。 実施例 89、 90はリン夕ングステン酸法によつて測定 を行い、 測定試薬としてウリツクアツシドーテストヮコ一 (和光純薬社製) を 用いた。 HPLC法、 リンタングステン酸法の測定間における尿酸値の差異は なく、 どちらの方法を用いた場合においても尿酸値を測定することができる ( 例えば、 前記治療ガイドライン P.18- 19参照) 。 各実験群の血漿尿酸値より内 因性の血漿尿酸値を差し引いた値について、対照群を 10 0%として算出した。 結果は表 28に示す通りである。
〔表 28〕
H P L C法による尿酸濃度測定 、
上記により得られた血漿 0. lmLに、 内部標準物質としてテオフィリン 1 O gを添加した後、 メタノ一ル lmLを加え、 除タンパクを行った。 遠心分 離後、メタノール層を窒素気流下で蒸発乾固した。移動相 300 iLで希釈し、 その 40 Lを HP LCに注入した。 血漿尿酸濃度は H PLC法により以下の 条件にて測定した。 尚、 検量線は蒸留水 0. lmLに、 内部標準物質としてテ オフィリンおよび種々の濃度の尿酸を適量添加し、 上記と同様に操作すること により作製した。
HP LC分析条件
カラム: I ne r t s i l ODS- 2 (4. 6X25 Omm)
移動相
A溶液:ァセトニトリル
B溶液: 10mMリン酸緩衝液 (pH3. 0)
グラジェント溶出法: A溶液 2%〜A溶液 22% (25分)
カラム温度: 40V
流速: 0. 5mLZ分
測定波長: 284 nm 産業上の利用可能性
本発明の前記一般式 (I) で表されるベンズイミダゾール誘導体若しくはそ の薬理学的に許容される塩、 又はそのプロドラッグは、 優れた CNT 2阻害活 性を発現し、 血漿尿酸値上昇を顕著に抑制することができる。 それ ί文、 血漿尿 酸値異常に起因する疾患の予防又は治療薬として有用である。
「配列表フリーテキスト」
配列番号 1 •合成 DNAプライマ一 配列番号 2 •合成 DNAプライマー 配列番号 3 •合成 DNAプライマ一 配列番号 4 •合成 DNAプライマ一 配列番号 5 •合成 DN Aプライマ一 配列番号 6 •合成 DN Aプライマー 配列番号 7 •合成 DNAプライマ一 配列番号 8 -合成 DN Aプライマ一 配列番号 9 ··合成 DNAプライマ一 配列番号 1 0 :合成 DNAプライマ' 配列番号 1 1 :合成 DN Aプローブ 配列番号 1 2 :合成 DNAプライマ' 配列番号 1 3 :合成 DNAプライマ' 配列番号 1 4 :合成 DN Aプローブ 配列番号 1 5 :合成 DNAプライマ' 配列番号 1 6 :合成 DNAプライマ' 配列番号 1 7 :合成 DNAプローブ