明 細 書
番組データ記録方法及び装置
技術分野
本発明は、 例えば放送番組をハ ー ドディスクなどの記録媒体に 記録する記録装置に適用して好適な番組データ記録方法及び装置 に関する。 背景技術
従来、 テレビジョ ン放送を記録 (録画) する機器と して、 ハー ドディスクを記録媒体と して使用した、 ハー ドディスク記録再生 装置が実用化されている。 このハ ー ドディスク記録再生装置の場 合には、 例えば数十 Gバイ トの記録容量で、 数十時間のテレビジ ョ ン放送信号を記録するこ とが可能である。 記録可能な時間につ いては、 ハー ドディスクなどの記録媒体の記録密度の向上や、 放 送データの圧縮技術の向上に伴って、 増大が想定される。
このハー ドディスク記録再生装置において、 テレビジョ ン番組 の録画を簡単に行える よ う にするために、 E P G ( Electronic Program Guide) と称される電子番組案内データを受信するよ う にしたものがある。 E P Gデータは、 デジタル衛星放送などの放 送システムの場合には、放送データに付加されるよ う にしてあり 、 またアナ口グ放送である地上波の場合には、 特定のチャンネルの 映像信号のプランキング期間などに、 特定の時間帯だけ付加して 送るよ う にしてある。 また、 放送データの送信とは全く別に、 ィ ンターネッ トなどの伝送手段を介してユーザ側の記録再生装置に 配信するよ う な形態もある。
このよ う に送信される E P Gデータを受信して、 その受信した E P Gデータに基づいて、 テレビジョ ン放送の番組表を受像機の 画面に表示させて、 その番組表の中から録画したい番組を選択す
る操作を行う ことで、 ユーザは比較的簡単に所望の番組の録画予 約が行える という効果を有する。
また、 E P Gデータに基づいた番組表を利用するこ とで、 例え ば毎日決まった時間に放送される連続ドラマのよ うなシリーズ番 組の予約を、 一括して行う よ うなこ と も可能である。 また、 予め 設定したキーヮー ドで番組を検索して、 その検索で見つかった番 組の予約を自動で行う よ う なこと も可能である。
日本国特許庁発行の特開 2 0 0 0 — 2 8 7 1 4 7号公報には、 このよ うな電子番組データを利用して、 録画予約を行うテレビジ ョ ン受信装置の一例が記載されている。
と ころで、 ハー ドディスク記録再生装置の如き放送番組の記録 装置で記録を行う場合、 電子番組データを利用して録画予約を行 う際には、 電子番組データで示された番組単位で録画予約を行う ので、 記録されたデータは、 1単位の記録データが 1つの番組に 対応するよ う になる。 ところが、 この種の記録装置を使用した録 画処理と しては、 このよ うな E P Gデータに基づいた予約録画処 理だけではなく 、 例えばユーザがチャンネル番号と録画開始時刻 と終了時刻を指定して、録画予約を行う よ うな場合もある。また、 録画開始ボタンを押して、 放送中の番組を録画するよ うな場合も ある。 そのよ うな場合には、 決められた録画終了時刻まで、 或い はユーザが録画停止ポタンを押すまで、録画されるこ とになるが、 その記録開始から記録終了までの間に、 複数の番組が放送された と しても、 このときの記録は、 1単位のプログラムと して記録さ れてしま う。
従って、 例えば記録開始から 3 0分後に、 ユーザが見たい番組 の放送が始まった場合には、 そのとき記録されたプログラムを再 生する際には、 プログラムの先頭から約 3 0分の記録区間を早送 り再生などして、 いわゆる頭だし操作を行う必要があり、 あま り
使い勝手が良いとは言えなかった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、 放送番組を記 録する場合の記録形態を、 再生時に使いやすい形態にすることを 目的とする。 発明の開示
第 1 の発明は、 受信した放送番組を記録する番組データ記録方 法において、記録したチャンネルの放送番組の案内情報を取得し、 その取得した案内情報で、 記録の開始時刻から終了時刻までの間 に、 複数の番組が存在する場合に、 それぞれの番組が開始される 時刻の記録位置に所定のポインタを設定するよ う にしたものであ る。
このよ う にしたことで、 自動的に番組案内情報に基づいて、 各 番組の記録開始位置にポインタが設定されるので、 例えばそのポ イ ンタ毎に再生開始位置を設定できるよ う にしたこ とで、 記録さ れたそれぞれの番組毎に再生位置を設定できるよ う になる。
第 2の発明は、 第 1 の発明の番組データ記録方法において、 再 生時には、 各ポイ ンタの設定位置から記録番組を再生できるよ う にしたものである。
このよ うにしたこ とで、 記録されたそれぞれの番組毎に再生位 置を設定できるよ う になる。
第 3の発明は、 第 2の発明の番組データ記録方法において、 案 内情報についても番組データ と共に記録し、 その記録された案内 情報に基づいて記録番組のリ ス トを表示できるよ う にしたもので ある。
このよ う にしたことで、 表示されたリ ス トの中から再生する番 組を簡単に選択できるよ う になる。
第 4の発明は、 所定の放送サービスの放送信号を受信する受信
手段と、 受信手段で受信した放送信号を記録する記録手段と、 放 送サービスで放送される番組の案内情報を得る案内情報取得手段 と、 記録手段で記録中の番組に関する案内情報を、 案内情報取得 手段よ り取得して、 その取得した案内情報で、 記録の開始時刻か ら終了時刻までの間に、 複数の番組が存在する場合に、 各番組が 開始される時刻の記録位置に所定のポインタを設定する制御手段 とを備えた番組データ記録装置と したものである。
このよ う にしたことで、 自動的に番組案内情報に基づいて、 各 番組の記録開始位置にポインタが設定されるので、 例えばそのポ インタ毎に再生開始位置を設定できるよ う にしたことで、 記録さ れたそれぞれの番組毎に再生位置を設定できるよ う になる。
第 5の発明は、 第 4の発明の番組データ記録装置において、 制 御手段は、 記録手段で記録された番組の再生時に、 各ポイ ンタの 設定位置から記録番組を再生させる制御を行う よ う にしたもので める。
このよ うにしたこ とで、 記録されたそれぞれの番組毎に再生位 置を設定できるよ う になる。
第 6 の発明は、 第 5 の発明の番組データ記録装置において、 記 録手段は、 そのとき記録された番組の案内情報についても番組デ ータ と共に記録し、 制御手段は、 その記録された案内情報に基づ いて記録番組のリ ス トを表示させる制御を行う よ う にしたもので ある。
このよ うにしたこ とで、 表示されたリ ス トの中から再生する番 組を簡単に選択できるよ う になる。 図面の簡単な説明
図 1 は、 本発明の一実施の形態によるシステム構成例を示す説 明図である。
図 2 は、 本発明の一実施の形態によるハードディスク記録再生 装置の構成例を示すプロ ック図である。
図 3 は、 本発明の一実施の形態によるチューナ装置の構成例を 示すブロ ック図である。
図 4 は、 本発明の一実施の形態によるセッ トアツプ処理例を示 すフローチヤ一トである。
図 5 は、 本発明の一実施の形態による番組表取得チヤンネル変 更処理例を示すフローチヤ一トである。
図 6 は、 本発明の一実施の形態による E P Gデータ取得時間設 定処理例を示すフローチャー トである。
図 7 は、 本発明の一実施の形態による地上波の番組表取得処理 例を示すフローチヤ一トである。
図 8 は、 本発明の一実施の形態による C S放送の番組表取得処 理例を示すフローチヤ一トである。
図 9 は、 本発明の一実施の形態による録画処理例を示すフロー チヤ一トである。
図 1 0 は、 本発明の一実施の形態による再生リ ス ト表示処理例 を示すフローチヤ一トである。
図 1 1 は、 本発明の一実施の形態によるセッ トアップメニュー の表示例を示す説明図である。
図 1 2 は、 本発明の一実施の形態によるセッ トアップメ ニュー の他の表示例を示す説明図である。
図 1 3 は、 本発明の一実施の形態による地上波チャンネル設定 時の表示例を示す説明図である。
図 1 4 は、 本発明の一実施の形態による地上波チャンネル確認 時の表示例を示す説明図である。
図 1 5 は、 本発明の一実施の形態による地上波チャンネル自動 録画チャンネル設定時の表示例を示す説明図である。
図 1 6 は、 本発明の一実施の形態による C S放送チヤンネル設 定時の表示例を示す説明図である。
図 1 7は、 本発明の一実施の形態による C S放送チャンネル確 認時の表示例を示す説明図である。
図 1 8は、 本発明の一実施の形態による C S放送チャ ンネル自 動録画チャンネル設定時の表示例を示す説明図である。
図 1 9は、 本発明の一実施の形態による再生リ ス ト の表示例を 示す説明図である。
図 2 0は、 本発明の一実施の形態によるデータ構造例 (例 1 ) を示す説明図である。
図 2 1 は、 本発明の一実施の形態によるデータ構造例 (例 2 ) を示す説明図である。 発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の一実施の形態を、添付図面を参照して説明する。 図 1 は、本実施の形態によるシステム構成例を示した図である。 本例においては、 テ レビジョ ン放送を録画するハー ドディスク記 録再生装置 1 0 0 と、 C S放送を受信する C Sチューナ装置 2 0 0 とを接続し、 さ らにテレビジョ ン受像機 3 0 0 を接続する構成 と してある。 ハー ドディスク記録再生装置 1 0 0は、 テレビジョ ン放送番組を録画し再生するハー ドディスクが内蔵されたビデオ 記録再生装置と して構成してあり、 こ のハー ドディスク記録再生 装置 1 0 0 には、 地上波のテ レビジ ョ ン放送を受信するチューナ が内蔵されて、 例えば地上波用アンテナ 9 1が接続してある。 C Sチューナ装置 2 0 0は、 C S放送を受信するチューナと してあ り、 例えばパラボラアンテナ 9 2が接続してあり、 パラボラアン テナ 9 2に取付けられたコ ンバータ 9 3から C S放送の受信波が 供給される。 テ レビジョ ン受像機 3 0 0は、 ハー ドディスク記録
再生装置 1 0 0からの映像信号と音声信号を入力して、 映像の表 示と音声の出力ができる手段であれば、 モニタ受像機などの他の 表示装置を使用しても良い。 音声信号については、 表示装置とは 別の音声出力装置に供給して、 出力させても良い。
C Sチューナ装置 2 0 0 は、 2 つの C S放送サービスを受信す るよ う に構成してあり、 C Sチューナ装置 2 0 0で受信されたテ レビジ ョ ン放送 ( C S放送) の映像信号と音声信号を、 それぞれ ケーブル 8 3 , 8 4を介してハー ドディスク記録再生装置 1 0 0 に送る。 なお、 2 つの放送サービスは、 電波を中継する通信衛星 が異なる衛星であり、 放送データの形式についても若干異なる。 ' また、 ハー ドディスク記録再生装置 1 0 0 と C Sチューナ装置 2 0 0は、 それぞれの機器に用意されたデータ通信ポー トをケープ ル 8 5で接続して双方向に通信できるよ うにしてあり、 C Sチュ ーナ装置 2 0 0で受信された放送データなどをハー ドディスク記 録再生装置 1 0 0 に送るこ とができる。
ハー ドディスク記録再生装置 1 0 0では、 内蔵された地上波の チューナで受信した地上波のテレビジョ ン放送番組のハー ドディ ス クへの記録と、 接続された C Sチューナ装置 2 0 0で受信した C S放送のテレビジョ ン放送番組のハー ドディスクへの記録とが 行える。
本例の場合には、 C Sチューナ装置 2 0 0で受信する C S放送 サービスは、 デジタルデータ化された映像信号や音声信号が伝送 されるデジタル放送サービスであり 、 これらのデータが伝送され るパケッ トには、 E P Gデータ と称される電子番組データが付加 されている。 この電子番組データが付加されたパケッ トが、 デー タ通信ポー トを介して C Sチューナ装置 2 0 0からハー ドデイ ス ク記録再生装置 1 0 0 に送られる。
また、 このデータ通信ポー ト間の接続で、 ハー ドディスク記録
再生装置 1 0 0側から、 C Sチューナ装置 2 0 0 の動作を制御す るコン トロール信号を送ることができる。 このコン トロール信号 による指令 (コマン ド) と しては、 C Sチューナ装置 2 0 0の電 源オン · オフ指令や、 チャ ンネル切換え指令、 受信する放送サー ビスの切換え指令、 動作モー ドの切換え指令などがある。 但し、 受信する放送サー ビスの切換え指令は、 接続される C Sチューナ 装置 2 0 0 の構成によっては不要である。 また、 直接的に動作を 指示する指令ではなく 、 C Sチューナ装置 2 0 0の現在の動作状 態を問い合わせる指令 (例えば電源オン状態であるかスタ ンバイ 状態であるかの問い合わせ) を送るよ う にしても良い。
また、 ハー ドディスク記録再生装置 1 0 0が出力する映像信号 と音声信号を、 ケーブル 8 1 , 8 2 を介してテ レビジ ョ ン受像機 3 0 0に接続してある。 テ レビジョ ン受像機 3 0 0では、 ハー ド ディスク記録再生装置 1 0 0に内蔵されたハー ドディスクに記録 された映像の表示及ぴ音声の出力が行える。 なお、 図 1では図示 してないが、 C Sチューナ装置 2 0 0 とテレビジョ ン受像機 3 0 0 を直接接続しても良い。 また、 ハー ドディスク記録再生装置 1 0 0 には、 C Sチューナ装置 2 0 0以外の映像信号源を接続して、 その映像信号源から供給される映像信号及び音声信号を、 ハ ー ド ディスクに記録するこ と もできる。
次に、 ハー ドディスク記録再生装置 1 0 0 の構成を、 図 2を参 照して説明する。 ハー ドディスク記録再生装置 1 0 0 に接続され た地上波用アンテナ 9 1 は、 装置 1 0 0に内蔵された地上波用チ ユ ーナ 1 0 1 に接続してあり、 チューナ 1 0 1 で受信して得た地 上波のテ レビジ ョ ン放送の映像信号及び音声信号を、 切換スイ ツ チ 1 1 0 の端子 1 1 1 に供給する。
地上波用チューナ 1 0 1 での受信チャンネルについては、 この 記録再生装置 1 0 0 のコ ン ト ローラ 1 2 1 によ り制御される。 チ
ユーナ 1 0 1で受信する地上波は、 アナログ放送波であるが、 予 め決められた特定のチャンネルについては、 1 日に数回、 決めら れた時間に、 映像信号のブランキング期間へのデータの重畳など で、 電子番組表を表示させるための E P Gデータを送るよ う にし てある。 この E P Gデータは、 その E P Gデータが重畳されたチ ヤンネルの案内だけでなく 、 その地域で受信可能なほとんどの地 上波のチャンネルについての番組を案内するデータ と してある。 従って、 チューナ 1 0 1 は、 E P Gデータが重畳 (付加) された チャンネルを、 その重畳された時間に受信するこ とで、 そのチヤ ンネルに重畳された E P Gデータを抽出する、 番組データ取得手 段と して機能する。 チューナ 1 0 1 で受信された E P Gデータに ついては、 コン トローラ 1 2 1 に送るよ う にしてある。 本例のコ ン トローラ 1 2 1 は、 供給された E P Gデータの中から、 必要な 番組データだけを抽出する処理手段と しての機能を備える。 必要 な番組データだけを抽出する処理の詳細については後述する。 切換スィ ッチ 1 1 0は、 チューナ 1 0 1 の受信信号と、 外部か らの入力端子 1 3 1 , 1 3 2 , 1 3 3, 1 3 4に得られる信号と を切り換えるスィ ッチである。 入力端子 1 3 1 , 1 3 2は第 1 の 入力部と して使用される映像信号の入力端子及び音声信号の入力 端子であり、 これらの入力端子に得られる信号を、 切換スィ ッチ 1 1 0の端子 1 1 2 に供給する。 入力端子 1 3 3, 1 3 4は第 2 の入力部と して使用される映像信号の入力端子及び音声信号の入 力端子であり、 これらの入力端子に得られる信号を、 切換スイ ツ チ 1 1 0の端子 1 1 3 に供給する。これらの端子 1 1 1 , 1 1 2, 1 1 3に得られる映像信号, 音声信号の内の、 コン ト ローラ 1 2 1 の制御で選択された信号が、 端子 1 1 4に得られる。 なお、 図 2では、 映像信号と音声信号の供給や切換えなどが同時に行われ る場合には、 両信号の伝送路を 1本の伝送線で示してある。
外部からの入力部の内の、 第 1 の入力部 (入力端子 1 3 1, 1 3 2 ) については、 C Sチューナ装置 2 0 0で受信して出力する 映像信号及び音声信号が供給される専用の入力端子と して使用さ れる。 伹し、 C Sチューナを接続しない場合には、 この第 1 の入 力部に、 その他の映像信号源を接続しても良い。
第 2の入力部 (入力端子 1 3 3, 1 3 4 ) については、 このハ ー ドディスク記録再生装置 1 0 0で記録したい映像信号及び音声 信号が出力される映像信号源が接続される。 例えば、 B Sチュー ナゃビデオテープ記録再生装置などが接続される。
切換スィ ッチ 1 1 0で選択された映像信号と音声信号 (端子 1 1 4 に得られる信号) は、 M P E G ( Moving Picture coding Experts Group ) エンコーダ 1 0 2 に供給して、 例えば M P E G 2方式で圧縮符号化されたデジタル映像データ とデジタル音声デ ータ とする。 このエンコーダ 1 0 2に供給される信号は、 アナ口 グ信号であるので、 アナログ信号をデジタルデータ化するデジタ ル変換についても、 エンコーダ 1 0 2内 (あるいは別体の回路) で行う よ う にしてある。
M P E Gエンコーダ 1 0 2で得られた M P E G 2方式の映像デ ータ及び音声データは、 記録再生処理部 1 0 3 に供給する。 記録 再生処理部 1 0 3は、 ハー ドディスク 1 0 5に映像データや音声 データなどを記録し再生するための処理を行う回路である。 記録 再生処理部 1 0 3にはバッファメモリ 1 0 4が接続してあり、 こ のバッファメモリ 1 0 4にデータを一時蓄積させながら、 記録や 再生を行う よ う にしてある。 なお、 ノヽー ドディスク 1 0 5は、 電 子番組データの記憶手段 (記録手段) と しても使用するよ う にし てある。 即ち、 コン トローラ 1 2 1 で処理された電子番組データ を、 コン トローラ 1 2 1 の制御で、 ハー ドディスク 1 0 5 に記録 し再生するよ う にしてある。 但し、 この電子番組データについて
は、 ハー ドディスク 1 0 5 を記憶手段と して使用しないで、 コン トローラ 1 2 1 に接続されたメモリ (図示せず) を記憶手段と し て使用しても良い。 ハー ドディスク 1 0 5 については、 ス ピン ド ルモータによ り高速回転させた状態で、 へッ ドによ り記録し再生 する構成と してあり、 例えば数十 Gバイ トの記録容量で、 数十時 間のテレビジョ ン放送信号を記録するこ とが可能である。
ハー ドディスク 1 0 5から再生されて、 記録再生処理部 1 0 3 で処理された映像データ及び音声データについては、 M P E Gデ コーダ 1 0 6 に供給して、 M P E G 2方式からのデコー ドを行う。 デコー ドされた映像データについては、 混合器 1 0 7 を介して N T S Cエンコーダ 1 0 8に供給し、 N T S C方式のアナログ映像 信号と して、 出力端子 1 3 5 に供給する。 デコー ドされた音声デ ータについては、 デジタル アナログ変換器 1 0 9でアナログ音 声信号に変換し、 そのアナログ音声信号を出力端子 1 3 6 に供給 する。 この出力端子 1 3 5, 1 3 6が、 図 1 のケーブル 8 1, 8 2でテレビジョ ン受像機に接続される端子に相当する。
また、 本例のハー ドディスク記録再生装置 1 0 0は、 C Sチュ ーナ装置 2 0 0 と通信を行うためのデータ通信ポー ト 1 3 7 を備 えている。 このデータ通信ポー ト 1 3 7で C Sチューナ装置 2 0 0側から伝送されたデータの中から、 インターフェース 1 2 2で 必要なデータを抽出して、 コン トローラ 1 2 1 に送る構成と して ある。 C Sチューナ装置 2 0 0側から記録再生装置 1 0 0 に送ら れるデータ と しては、 例えば電子番組データがある。 また、 コン トローラ 1 2 1 から C Sチューナ装置 2 0 0側に送り たいデータ (図 1 の説明で述べた各種指令など) を、 イ ンターフェース 1 2 2を介してデータ通信ポー ト 1 3 7から出力させるよ うにしてあ る。
ハー ドディスク記録再生装置 1 0 0 を操作する指令については
操作キーやリ モー ト コ ン ト ロール信号の受信部 (受光部) で構成 される入力部 1 2 3から供給される構成と してある。 例えば、 図 示しないリ モー ト コ ン ト ロール装置から赤外線信号で操作指令が 入力部 1 2 3 に届く と、 その受信した指令をコ ン ト ローラ 1 2 1 に送る。 リ モー ト コ ン ト ロール装置やキーの操作などによる指令 と しては、 例えば直接的に録画, 再生, チャ ンネル切換えなどを 指示する指令の他に、 このハー ドディスク記録再生装置 1 0 0 に 接続された受像機 3 0 0 での表示を参照しながら、 カーソルキー や確定キーなどの操作で多機能の操作を行う 、 いわゆる G U I ( Graphical User Interface) 操作の指令もある。
コン トローラ 1 2 1 は、 こ の G U I操作のための画面を生成さ せる処理を行った場合、 その生成された画面のデータを混合器 1 0 7に送り、 M P E Gデコーダ 1 0 6が出力する映像データに混 合して、 出力端子 1 3 5から出力される映像信号が、 対応した画 面が表示される映像信号となるよ う にしてある。
こ の G U I 操作のための画面以外でも、 このハー ドディスク記 録再生装置 1 0 0で各種表示を行う必要がある場合には、 コン ト ローラ 1 2 1 が同様にその表示画面のデータを生成させて、 混合 器 1 0 7に送るよ うにしてある。 これらの処理で表示される画面 の例については、 後述する。
またコ ン ト ローラ 1 2 1 には、 時計部 1 2 4が接続してあり、 時計部 1 2 4で現在時刻 (年月 日, 時分秒) をカウン ト した結果 をコ ン ト ローラ 1 2 1 で随時判断するよ う にしてある。 この時計 部 1 2 4でカウン ト した日時をコン トローラ 1 2 1 で判断して、 予約された録画の実行などを行う よ う にしてある。 時計部 1 2 4 でカウン トする時刻については、 本例の場合、 接続された C Sチ ユ ーナ装置 2 0 0で受信した信号に基づいて、 時刻を自動修正す るよ う にしてある。その時刻の自動修正処理については後述する。
また本例のハー ドディスク記録再生装置 1 0 0は、 装置の前面 パネル部に点灯手段と しての 3つの発光ダイォー ド 1 4 1, 1 4 2, 1 4 3 を組み込んであり、 コン ト ローラ 1 2 1 の制御に基づ いた、 点灯制御部 1 4 0による駆動で、 この 3つの発光ダイォー ド 1 4 1〜 1 4 3 の点灯が、 個別に制御されるよ う にしてある。 この 3つの発光ダイオー ド 1 4 1 ~ 1 4 3 は、 例えば発光する色 をそれぞれ異なる色に設定してある。 本例の場合には、 この 3つ の発光ダイオー ド 1 4 1〜 1 4 3による発光で、 新たな録画 (具 体的にはシリーズ予約) があった場合に、 そのことを告知する手 段と して使用する。
また本例のハー ドディスク記録再生装置 1 0 0は、 メモリ カー ドが着脱自在に装着可能なカー ドスロ ッ ト 1 2 5 を備え、 カー ド スロ ッ ト 1 2 5 に装着されたメモリ カー ド 1 2 6 に記憶されたデ ータを、 コン トローラ 1 2 1 が読み出して、 各種処理が行えるよ う にしてある。 例えば、 装着されたメモリカー ド 1 2 6 に静止画 像データや動画像データが記憶されている場合、 その画像データ をコン ト ローラ 1 2 1 が読み出して混合器 1 0 7側に送り、 この 記録再生装置 1 0 0に接続された受像機 3 0 0 に表示させること ができる。或いは、メモリカー ド 1 2 6から読み出したデータを、 ハー ドディスク 1 0 5などに記録させても良い。
さ らに本例のハー ドディスク記録再生装置 1 0 0は、 インター ネッ トに接続するためのポー ト 1 3 8 を備えて、 そのインターネ ッ ト接続用ポー ト 1 3 8で接続された通信手段を介したデータの やり取り が、 イ ンターフェース 1 2 7 を介してコン トローラ 1 2 1 で行えるよ う にしてある。
インターネッ ト接続用ポー ト 1 3 8 については、 例えばインタ ーネッ ト接続用のルータやモデムと、 所定のケーブルを介して接 続できるよ う にしてある。 このインターネッ ト接続用ポー ト 1 3
8 を介して所定のァ ドレスのサーバにアクセスして、 電子番組デ ータを取得するこ と もできる。
コン トローラ 1 2 1 は、 種々の処理によ り電子番組データを取 得した場合に、 その電子番組データを、 ハー ドディスク 1 0 5の 一部の領域に保存して、 その保存されたデータを活用して電子番 組表の表示処理や、 録画予約処理を行う よ う にしてある。 コン ト ローラ 1 2 1 が取得される電子番組データ と しては、 内蔵された チューナ 1 0 1 で受信した電子番組データ と、 接続された C Sチ ューナ装置 2 0 0からポー ト 1 3 7 を介して得られた電子番組デ ータと、 インターネッ トを介して取得した電子番組データの 3種 類があり、 どの電子番組データを使用するかが予め設定で決めら れる。
なお、 コン トローラ 1 2 1 には、 不揮発性メ モ リ (図示せず) が接続してあり、各種設定事項を記憶するよ う にしてある。また、 録画予約の情報についても、 この不揮発性メモリ に記憶させる。 但し、 不揮発性メ モ リ を設けないで、 ハー ドディスク 1 0 5の一 部の記録領域を代わり に使用しても良い。
次に、 本例のハー ドディスク記録再生装置 1 0 0 に接続される C Sチューナ装置 2 0 0の構成を、 図 3 を参照して説明する。
C Sチューナ装置 2 0 0は、 衛星放送波を受信するパラボラァ ンテナ 9 2が接続してあり、 パラボラアンテナ 9 2のコンバータ 9 3から供給される信号の中から、 受信するチャ ンネルのデータ が含まれるバケツ トをチューナ 2 0 1で受信処理する。 受信する パケッ トの選択は、 コン トローラ 2 1 0 によ り制御される。 チュ ーナ 2 0 1 で受信されたパケッ ト は、 Q P S K ( Quadrature Phase Shift Keying ) 復調部 2 0 2に供給して、 受信バケツ トの データを Q P S K復調処理する。 その復調されたデータを、 エラ 一訂正部 2 0 3 に供給して、 エラー訂正処理を行う。
エラー訂正された受信データは、 デマルチプレクサ 2 0 4に供 給し、 受信バケツ トの中から受信するチャンネルの映像データ, 音声データ, その他のデータを抽出する。 その他のデータ と して は、 例えば電子番組データがある。 この抽出処理は、 コン ト ロー ラ 2 1 0の制御に基づいて実行され、 データ処理に必要なデータ の一時記憶を、 接続したバッファメモリ 2 0 5で行う よ う にして ある。
デマルチプレクサ 2 0 4で抽出された映像データ と音声データ は、 M P E Gデコーダ 2 0 6 に供給し、 M P E G— 2方式で符号 化された映像データ と音声データをデコー ドする。 M P E Gデコ ーダ 2 0 6でデコー ドされた映像データは、 混合器 2 0 7を介し て N T S Cエンコーダ 2 0 8 に供給し、 N T S C方式のアナログ 映像信号と して、 出力端子 2 2 1 に供給する。 デコー ドされた音 声データについては、 デジタル Zアナログ変換器 2 0 9でアナ口 グ音声信号に変換し、 そのアナログ音声信号を出力端子 2 2 2に 供給する。 この出力端子 2 2 1, 2 2 2が、図 1 のケーブル 8 3, 8 4でハー ドディスク記録再生装置 1 0 0に接続される端子に相 当する。 デマルチプレクサ 2 0 4で抽出された電子番組データに ついては、 コン ト ローラ 2 1 0に送るよ う にしてある。
端子 2 2 1から出力される映像信号については、 コ ン ト ローラ 2 1 0で生成された各種案内表示用の画像による映像信号である 場合もある。 即ち、 コン ト ローラ 2 1 0で生成された案内表示用 の画像データを、 混合器 2 0 7に供給して、 M P E Gデコーダ 2 0 6が出力する映像データに重畳させて、 N T S Cエンコーダ 2 0 8に供給できる構成と してある。 この案内表示用の画像データ と しては、 例えば受信したチャンネルの信号に付加された電子番 組データに基づいた電子番組表を表示させる画像データがある。
また、 本例の C Sチューナ装置 2 0 0は、 ハー ドディスク記録
再生装置 1 0 0 と通信を行うためのデータ通信ポー ト 2 2 3 を備 えている。 このデータ通信ポー ト 2 2 3は、 専用のケーブル (図 1 に示したケーブル 8 5 ) で、 ハー ドディスク記録再生装置 1 0 0側のデータ通信ポー ト 1 3 7 と接続される。 このデータ通信ポ ー ト 2 2 3 を使用して送るための放送データを、 デマルチプレク サ 2 0 4からインターフェース 2 1 1 に送り、 インターフェース 2 1 1でポー ト 2 2 3から出力させる形式のデータ と して出力さ せるよ うにしてある。 本例の場合には、 受信した放送データが含 まれるパケッ トそのもの (即ち映像データ, 音声データ, E P G データなどが含まれたデータ) を、 ポー ト 2 2 3からハー ドディ ス ク記録再生装置 1 0 0側に送るよ うにしてある。 ハー ドデイ ス ク記録再生装置 1 ◦ 0側では、 その伝送されたバケツ トデータ の 中から、 E P Gデータだけを抽出するよ う にしてある。
また、 データ通信ポー ト 2 2 3 を介してインターフェース 2 1 1で、 ハー ドディスク記録再生装置 1 0 0側から送られたデータ (各種指令など) を受信した場合には、 そのデータをコ ン ト ロー ラ 2 1 0 に送るよ う にしてある。 コ ン ト ローラ 2 1 0からインタ 一フェース 2 1 1 を介してハー ドディスク記録再生装置 1 0 0側 にデータを送る場合もある。
C Sチューナ装置 2 0 0 を操作する指令については、 操作キー やリ モー ト コ ン ト ロール信号の受信部 (受光部) で構成される入 力部 2 1 2から供給される構成と してある。 例えば、 図示しない リ モー ト コ ン ト ロ ール装置から赤外線信号で操作指令が入力部 2
1 2に届く と、 その受信した指令をコ ン ト ローラ 2 1 0に送る。 また、 この C Sチューナ装置 2 0 0は、 ユーザの登録情報ゃ視 聴記録などの受信契約に関するデータを保持する I Cカー ド 2 1
3が装着される構成と してあり、 この I Cカー ド 2 1 3に記憶さ れた情報に基づいて、 コ ン トローラ 2 1 0が有料チャ ンネルの受
信などの処理を行う よ う にしてある。 I Cカー ド 2 1 3の記憶情 報で受信契約がされていない有料のチャンネル又は番組について は、 選局されてもそのチャ ンネルの番組のデスクランプルをしな レ、よ う に制御される。
さ らに、 この C Sチューナ装置 2 0 0 には、 電話回線の接続端 子 2 2 4を備え、 コン トローラ 2 1 0力 らインターフェース 2 1 4を介して、 端子 2 2 4に接続された電話回線側に、 データを送 るこ とができる。 この電話回線を介して送るデータ と しては、 有 料チャ ンネルの視聴記録などの受信契約に関するデータがある。
なお、本例の C Sチューナ装置 2 0 0は、既に説明したよ う に、 2 つの放送サービス (サービス Aとサービス B ) の受信が可能で あり、 それぞれの放送サービス毎に受信する衛星が異なるが、 サ 一ビス Aのチャ ンネルを受信している状態から、 サー ビス Bのチ ヤ ンネルに切り換える場合 (或いはその逆の場合) には、 チュー ナの構成上、 衛星切換え操作を行った後に、 チャ ンネル切換え操 作が必要な形式のチューナと、 チャ ンネル切換え操作だけで放送 サービスが自動的に切換わるチューナの、 2つの形式のものが存 在する。 衛星切換え操作が必要な形式のチューナは、 比較的古い 形式のチューナに多く存在する。
次に、 以上説明した構成のハー ドディスク記録再生装置 1 0 0 と C Sチューナ装置 2 0 0 とを図 1 に示すよ う に接続して、 ハー ドディスク記録再生装置 1 0 0で記録 (録画) や再生を行うため の処理について、 図 4〜図 1 0 のフ ローチャー ト と、 図 1 1以降 の表示例を参照して説明する。 これらの処理を行うためのユーザ 操作は、 例えば、 ハー ドディスク記録再生装置 1 0 0に付属する リ モー ト コ ン ト ロール装置 (図示せず) によ り行う ものとする。 具体的には、 ハー ドディスク記録再生装置 1 0 0 の出力端子 1 3 5から出力される映像 (G U I操作用の映像) をテ レビジョ ン受
像機 3 0 0で表示させた状態で、 リ モー ト コン トロール装置の力 一ソルキーや決定キーなどの操作で各項目の入力を行う よ う にし てある。 図 1 1 以降の表示例は、 こ の G U I 操作用の画面の例で ある。
本例のハー ドディスク記録再生装置 1 0 0での放送番組の録画 と しては、 既に説明したよ う に、 記録再生装置 1 0 0 に内蔵され たチューナ 1 0 1 で受信した地上波のテ レビジ ョ ン放送番組の録 画と、 C Sチューナ装置 2 0 0で受信した C S放送波のテ レビジ ョ ン放送番組の録画とがある。 これらの放送番組の録画を行う た めに、 まずハー ドディスク記録再生装置 1 0 0でセッ トアップを 必要とする。 このセッ トアップ処理は、 コン ト ローラ 1 2 1 の制 御で実行され、 そのセッ トアップされた事項については、 コン ト ローラ 1 2 1 に接続された不揮発性のメ モ リ (図示せず) やハー ドディ スクなどに記憶 (記録) される。
図 4 は、 このセッ トアップ処理の一例を示したフローチャー ト である。 まず、 ハー ドディスク記録再生装置 1 0 0 のコ ン ト ロー ラ 1 2 1 は、 ユーザの操作がセッ トアップ画面を表示させる選択 であるか否か判断する (ステップ S 1 1 )。 このと き、 セッ トアツ プ画面の表示が選択されてない場合には、 他の処理に移る。 セッ トアップ画面の表示が選択された場合には、 セッ トアップ画面を 表示させる。 また、 初期設定の場合には、 ハー ドディスク記録再 生装置 1 0 0 の電源の投入に連動して、 自動的にセッ トアップ画 面を表示させるよ う にしてもよい。
図 1 1 は、このセッ トアップ画面の最初の表示例を示してあ り 、 セッ トアップを行う メ ニューが表示されている。 即ち、 図 1 1 に 示すよ う に、 画面の上側にセッ トアップとの表示 1 1 があ り 、 左 側にセッ トアップメニューの表示 1 2がある。 ここでは、 メ ニュ 一の中のチャンネル合わせ表示 1 2 a が選択された状態と してあ
り、 そのチャンネル合わせ表示 1 2 aが選択されるこ とで、 右側 にチャンネル合わせを行う項目の表示 1 3が行われる。
セッ トアップ画面が表示された状態で、 その画面中に表示され たセッ トアップメニューの中のチャンネル合わせが選択されたか 否か判断する (ステップ S 1 2 )。 チャンネル合わせが選択された 場合には、 さ らに地上波のチャンネル合わせであるか、 C Sチヤ ンネルのチャンネル合わせであるかが選択される (ステップ S 1 3 )。
図 1 1 に示すよ う に、 チャンネル合わせ表示 1 2 a を選択した 状態では、 チャンネル合わせを行う項目の表示 1 3 と して、 〔地上 波チャンネル〕, 〔 C Sチャンネル〕, 〔地上波自動チャンネル合わ せ〕 の 3つの項目が表示される。
ここで、 地上波のチャンネル設定が選択された場合には、 ユー ザ操作で、 このシステムが設置された地域毎に割当てられたコー ド番号 (地域番号) を入力させる画面を表示させて、 その画面で 地域番号を入力させる (ステップ S 1 4 )。 図 1 3は、 地域番号の 入力画面の例を示した図であり、 地域番号を入力する表示領域 1 5が用意されている。
その図 1 3に示した表示の中に地域番号が入力される と、 その 地域で受信できる地上波のテレビジョ ン放送チャンネルの一覧を 画面に表示させる (ステップ S 1 5 )。 なお、 地域番号毎に受信可 能なチャンネル番号と放送局名のデータについては、 このハ ー ド ディスク記録再生装置 1 0 0 のコン トローラ 1 2 1 に接続された メモリ などに予め記憶させてある。
図 1 4は、 地域番号の入力に基づいて表示される、 受信チャン ネルの確認画面の一例である。 ここでは、 受信チャンネル番号の 一覧表示 1 6 と、 表示されるチャンネル番号の一覧表示 1 7 と、 放送局名の一覧表示 1 8 とを行う よ う にしてある。 一覧表示 1 7
の中のチャンネル番号を変更するこ とで、 実際に受信時に画面中 に表示されるチャンネル番号を、 受信番号から変更することが可 能である。 このよ う に変更できるこ とで、 いわゆるサテライ ト局 を受信する場合に表示されるチャンネル番号を、 ユーザが覚えて いるチャンネル番号に一致させるこ とが可能になる。 なお、 地上 波の場合には、 E P Gデータが送信されるチャンネルが、 各地域 毎に予め決められた特定のチャンネルだけにしてあり、 この地域 番号の入力でチャンネル設定を行った場合には、 E P Gデータを 取得する際に受信するチャンネル番号も、 予め用意されたデータ に基づいて対応したチャンネル番号に自動的に設定されるよ う に してある。
図 1 4に示したよ う に、 表示された受信チャンネルの一覧表示 をユーザが確認して、 それで良い場合には、 次の処理に移る。 受 信チャンネルの一覧表示をユーザが確認して、 受信できるチャン ネルと して追加したいチャンネル、 或いは削除したいチャンネル がある場合には、 対応したユーザ操作を行う。 なお、 図 4 のフロ 一チャー トでは示してないが、 ステップ S 1 4に示した地域番号 の入力ではなく 、 1局ずつユーザ操作で登録するチャンネルを選 択するよ う にしても良い。 この 1局ずつの登録時には、 地上波の E P Gデータを取得するチャンネルについてもユーザ操作で登録 する必要がある。
こ こまでの処理で選択された受信チャンネルが、 コン トローラ 1 2 1 の制御で、 チューナ 2 0 1 で受信できる地上波のチャンネ ルとなる。 即ち、 例えばリ モー ト コン ト ロール装置のチャンネル アップキーやチャンネルダウンキーを操作した場合に、 その選択 された受信チャンネルの中で、 チャンネル番号順などに受信チヤ ンネルが変化する。
そして、 地上波で受信するチャンネルの設定が終わると、 その
受信するチャンネルの中で、 自動録画を行うチャンネルと して登 録するチャンネルを選択する画面を表示させる(ステップ S 1 6 ) , ここでの自動録画は、 その放送チャンネルの電子番組データをコ ン トローラ 1 2 1が判断して、 予め決められ条件に一致する番組 を探し出し、 その捜し出した番組の録画予約を自動的に行う処理 である。 予め決められ条件と しては、 例えば、 電子番組データで 示される番組名や番組の案内文の中に、 特定のキーヮー ドが含ま れる場合に、 その番組を自動的に録画予約して、 その番組を自動 的にハ ー ドディスクに録画させる処理である。
図 1 5は、 地上波の自動録画チャンネルの設定画面の例を示し た図である。この例では、表示チャンネル番号の一覧表示 1 9 と、 それに対応した放送局名の一覧表示 2 0 と、 各チャンネル毎の自 動録画の設定表示 2 1 とを行う よ う にしてある。 自動録画の設定 表示 2 1 の中の、 各チャンネル毎の表示を、 自動録画するかしな いか選択する操作を行う ことで、 それぞれのチャンネル毎に設定 ができる。
このステップ S 1 6 での表示に基づいて、 受信チャンネルの中 で自動録画を行うチャンネルと して選択されたチャンネルについ ては、 キーワー ドの指定などに基づいて、 一定の条件に合致する 番組が見つかった場合には、 コン トローラ 1 2 1 はその番組の録 画予約を自動的に行う。 また、 ステップ S 1 6 での表示に基づい て、 受信チャンネルの中で自動録画をしないチャンネルと して選 択されたチャンネルについては、 このよ うな自動的な録画処理を 行わない。 自動録画チャンネルと して選択されてないチャンネル については、 ユーザ操作による録画 (ここではこのよ うな録画を 自動録画と区別するために手動録画と称する) は可能である。
また、 ステップ S 1 3で、 C Sチャンネルのチャンネル設定で ある と選択された場合には、 コン ト ローラ 1 2 1 は、 受信するチ
ヤンネル番号の入力画面を表示させ、 その入力画面で受信するチ ヤンネル番号をユーザ操作で入力させる。 本例のハー ドディ スク 記録再生装置 1 0 0 は、 この装置から C Sチューナ装置 2 0 0側 に受信を指示する こ とができるチャンネルと して、 最大 2 0チヤ ンネルを設定でき るよ う にしてある。 この 2 0チャンネルは、 C Sチューナ装置 2 0 0で受信可能な 2つの放送サービスが混在し ても良い。
図 1 6 は、 C Sチャンネルのチャンネノレ番号の入力画面の例で ある。 この例では、 チャンネル番号を入力できる領域の表示 2 2 を、 1 つずつ順に表示させて、 チャンネル番号の入力が終わる毎 に、 その領域の表示 2 2 を増やしていき、 最大で 2 0個のチャン ネル番号が入力できるよ う にしてある。 図 1 6 の例では、 各チヤ ンネル番号は 3桁の番号と して示してある。
ステップ S 1 7 でのチャンネル番号の入力が行われて確定操作 が行われる と、 その入力されたチャンネル番号の放送局名の一覧 を表示させる (ステップ S 1 8 )。 このチャンネル番号と放送局名 の対応については、 ハー ドディ スク記録再生装置 1 0 0内に予め 記憶させても良いが、 接続された C Sチューナ装置 2 0 0で受信 したデータに基づいて得るよ う にしても良い。 このステップ S 1 8 の一覧で表示された C S放送の受信チャンネルが、 本例のハー ドディスク記録再生装置 1 0 0 で電子番組データに基づいて録画 予約が可能なチャンネルになる。
図 1 7 は、 C Sチャンネルのチャンネル番号の放送局名の一覧 の表示例である。 ここでは、 受信チャンネル番号の一覧表示 2 4 と、 対応した放送局名の一覧表示 2 5 と、 放送サービスの一覧表 示 2 6 と を行う よ う にしてある。 既に説明したよ う に、 本例の C Sチューナ装置 2 0 0で受信できる放送サービスには、 2種類の サービスがあ り (ここではサービス Aとサービス B と称する)、 そ
の放送サービス毎に電波を送信 (中継) している通信衛星が異な る。
ステップ S 1 8 での C S放送の受信チャンネルの一覧表示をュ 一ザが確認する と、 次に、 C S放送の受信チャンネルの中で、 自 動録画を行う チャンネルと して登録するチヤンネルを選択する画 面を表示させる (ステップ S 1 9 )。 ここでの自動録画は、 地上波 での自動録画と同じであ り 、 その放送チャンネルの電子番組デー タをコン ト ローラ 1 2 1 が判断して、 予め決められ条件に一致す る番組を探し出し、 その捜し出した番組の録画予約を自動的に行 う処理である。
図 1 8 は、 C Sチャンネルの自動録画チャンネル設定の表示例 である。 ここでは、 受信チャンネル番号の一覧表示 2 7 と、 対応 した放送局名の一覧表示 2 8 と、 各チャンネル毎の自動録画の設 定表示 2 9 と を行う よ う にしてある。 自動録画の設定表示 2 9 の 中の、 各チャンネル毎の表示を、 自動録画するかしないか選択す る操作を行う こ とで、 それぞれのチャンネル毎に設定ができる。 ステップ S 1 9 での表示に基づいて、 受信チャンネルの中で自 動録画を行うチャンネルと して選択された C Sチャンネルについ ては、 キーワー ドの指定などに基づいて、 一定の条件に合致する 番組が見つかった場合には、 コン ト ローラ 1 2 1 はその番組の録 画予約を自動的に行う。 また、 ステップ S 1 9での表示に基づい て、 受信チャンネルの中で自動録画をしないチャンネルと して選 択された C Sチャンネルについては、 このよ う な自動的な録画処 理を行わない。 自動録画チャンネルと して選択されてないチャン ネルについては、 電子番組表を表示させながら、 そのユーザ操作 によ り録画する番組を選択する手動録画は可能である。
また、 ステップ S 1 2で、 セッ トアップ画面からチャンネル合 わせ以外の項目が選択されたと判断した場合には、 C S放送の受
信に関する設定 (但しチャンネル設定以外) が選択されたか否か 判断し (ステップ S 2 0 )、 C S放送の受信設定である場合には、 該当する項目を入力させる画面を表示させる (ステップ S 2 1 )。
図 1 2は、 C S放送の受信設定に関するセッ トアップメニュー の表示例である。 この例では、 メニュー表示 1 2 の中から、 C S 設定表示 1 2 b を選択した場合と してあり、 画面の右側に、 C S 設定に関する詳細の一覧表示 1 4が行われている。 この詳細の一 覧表示 1 4 を順に説明する と、 C S機能のオン · オフの表示 1 4 a と、 接続される C Sチューナ装置 2 0 0の製造メーカー名の表 示 1 4 b と、 衛星切換え送信のオン ' オフの表示 1 4 c と、 チュ ーナ電源制御が連動か非連動かの表示 1 4 d と、 サービス Aで電 子番組表を表示させるための E P Gデータを取得するチャンネル 番号の表示 1 4 e と、 サービス Bで電子番組表を表示させるため の E P Gデータを取得するチャンネル番号の表示 1 4 f と、 E P Gデータを取得する希望の時刻の表示 1 4 g とを行う よ う にして あ 。
この図 1 2に示した C S放送の受信設定画面が表示された状態 で、 それぞれの表示項目を選択して、 変更させる操作を行う こ と で、 ユーザの好みの設定状態とするこ とができる。 具体的な各項 目について説明する と、 C S機能のオン · オフの表示 1 4 a で、 C S機能を 「入」 とするこ とで、 接続された C Sチューナのコン トロールが可能になり、 「切」 とすることで、'このよ う なコン ト口 ールを行わない状態となる。 接続される C Sチューナ装置 2 0 0 の製造メーカー名の表示 1 4 bで、 接続された C Sチューナ装置 2 0 0の製造メーカー名を正しく設定することで、 正しい C Sチ ユ ーナの動作制御が可能になる。
衛星切換え送信のオン ' オフの表示 1 4 cで、 「オン」 と設定す ることで、 C S放送サービスが異なるチャンネルにチャンネル切
換えを行う場合に、 衛星切換え指令が C Sチューナ装置 2 0 0に 送られ、 その後チャンネル番号の指令が送られるよ う になる。 「ォ フ」 と設定した場合には、 C S放送サービスが異なるチャンネル にチャンネル切換えを行う場合であっても、 衛星切換え指令を送 ることなく 、 直接チャンネル番号の指令が送られるよ うになる。 なお、 衛星切換え指令を出力させる場合には、 その衛星切換え指 令を出力してから、 チャンネル番号の指令を送るまでに、 数秒の 間を開ける必要がある。
チューナ電源制御が連動か非連動かの表示 1 4 dで、 「連動」 と 設定した場合には、 ハー ドディスク記録再生装置 1 0 0が C Sチ ユ ーナ装置 2 0 0 を作動させる必要がある場合だけ、 C Sチュー ナ装置 2 0 0の電源をオン状態と し、 その他の場合にはオフ状態 (或いはスタンパイ状態) とするよ う にしてある。 「非連動」 と設 定した場合には、 ハー ドディスク記録再生装置 1 0 0から C Sチ ユ ーナの電源の制御は行わない。 従って、 「非連動」 と設定した上 で C Sチャンネルの録画予約などを行う場合には、 C Sチューナ 装置 2 0 0の電源を常時オン状態にしておく必要がある。
サービス Aで電子番組表を表示させるための E P Gデータを取 得するチャンネル番号の表示 1 4 e と、 サービス Bで電子番組表 を表示させるための E P Gデータを取得するチャンネル番号の表 示 1 4 f については、 それぞれのサービスで最も電子番組データ が良好に取得でき るチャンネル番号を予め設定してある。 本例の 場合には、 それぞれのサービス毎に用意されたプロモーショ ンチ ヤンネルのチャンネル番号を、 このハー ドディスク記録再生装置 1 0 0の出荷時に設定してある。 但し、 プロモーショ ンチャンネ ルのチャンネル番号は変更される可能性があるので、 そのよ うな 場合には、 表示 1 4 e又は表示 1 4 f に表示されたチャンネル番 号を変更するよ う なユーザ入力を行う。
E P Gデータを取得する希望の時刻の表示 1 4 gについては、 C Sチャンネルの E P Gデータを取得を開始する時刻が表示され るよ う にしてある。 C Sチャンネルの E P Gデータは、 基本的に 放送サービスを行っている時間内であれば、 何時でも取得可能で あるが、 E P Gデータの取得には、比較的長い時間が必要であり、 その E P Gデータの取得時間は、 できる限り録画予約された時間 などと重ならないよ う にする必要があり、 基本的にユーザが必要 とする番組が放送される可能性の少ない時間を設定するのが好ま しい。
なお、 画面の例は示さないが、 地上波の E P Gデータについて も、 地上波の放送の設定画面で、 取得する時刻の表示を行って、 設定 (変更) できるよ う にしてある。 但し、 地上波の E P Gデー タは、 現状では予め決まった時間に、 1 日数回だけ送信するよ う にしてあり、 その数回の送信時間の中からだけ選択できるよ う に してある。 また、 C Sチャンネルの E P Gデータと して設定でき る時間帯は、 この地上波の E P Gデータの取得時間帯は避けるよ う にしてある。
ここで、 図 1 2の表示例の E P Gデータを取得するチャンネル 番号の表示 1 4 e, 1 4 f を変更する場合の、 コン ト ローラ 1 2 1 での処理例を、 図 5のフローチャー トを参照して説明する。 ま ず、 図 1 2に示したセッ トアップメニューを表示させた状態で、 サービス Aの E P Gデータの取得チャンネルを変更させる入力が あるか否か判断し (ステップ S 3 1 )、 該当する入力がない場合に は、 サービス Bの E P Gデータの取得チャンネルを変更させる入 力があるか否か判断する (ステップ S 3 2 )。 いずれかのサービス の E P Gデータの取得チャンネルの変更入力がある と、 変更され たチャンネル番号を、 該当するサービスでの E P Gデータの取得 時に受信させるチャンネルと して登録して、 不揮発性メモリ又は
ハー ドディスクに記憶させ (ステップ S 3 3 )、 表示 1 4 e又は 1 4 f と して表示されるチャンネル番号を、 その登録させたチャン ネル番号に変更させる (ステ ップ S 3 4 )。
このよ う にして、 電子番組表のデータを取得するチヤンネル番 号が変更できることで、 放送サービス側でプロモーシ ョ ンチャン ネルのチャ ンネル番号などに変更があった場合でも、 ユーザ操作 で簡単に対処することができる。
次に、 図 6のフローチャー トを参照して、 電子番組表を表示さ せる E P Gデータを取得する時刻の設定を行う際の、 コン トロー ラ 1 2 1 での処理例を説明する。 まず、 E P Gデータ の取得時間 の変更操作があると、 地上波の E P Gデータの取得時間の変更の 操作であるか否か判断する (ステップ S 3 5 )。 ここで、 地上波の E P Gデータの取得時間の変更の場合には、 予め E P Gデータが 送信されることが決められた複数の時間だけを候補と して表示さ せて、 その候補時間の中だけから、 いずれか 1つが選択できるよ うにしてある (ステップ S 3 6 )。 設定画面では、 例えば E P Gデ ータの取得を開始させる時刻だけを表示させるよ う にしてあるが 実際には E P Gデータの取得に比較的長い時間が必要である。 そ して次に、 C S チャ ンネルの E P Gデータの取得時間の変更の操 作であるか否か判断する (ステップ S 3 7 )。 C S チャ ンネルの E P Gデータの取得時間の変更の場合には、 地上波の E P Gデータ を取得する時間帯と重ならない時間帯の中から、 複数の候補とな る時間を表示させて、 その候捕時間の中から、 いずれか 1つが選 択できるよ う にしてある (ステップ S 3 8 )。
そして、ここまで E P Gデータの取得時間の設定が行われる と、 そのとき設定された取得時間帯と重なる時間の録画予約が存在す るか否か判断する (ステップ S 3 9 )。 ここで、 取得時間と重なる 時間の録画予約がある場合には、 録画予約が重なるこ とを示す警
告の表示を、 そのときのセッ トアップ画面上に重ねて行う よ う に してある (ステップ S 4 0 )。 この警告の表示にはユーザからの承 諾を受け付けるよ う にしてもよい。 承諾された場合はその録画予 約をキャンセルする(ステップ S 5 5 )。承諾されなかった場合は、 ステップ S 3 5 に戻る。 なお、 承諾を受け付けない場合は、 その ままステップ S 5 5 に進む。
この E P Gデータの取得時間帯と録画予約とが重なるこ とを警 告表示から確認したユーザは、 E P Gデータの取得時間を変更し たり、 或いは録画予約時間を変更することで、 正しく 作動しない 不具合を回避できる。
次に、 このよ う にしてハー ドディスク記録再生装置 1 0 0での セッ トアップが完了した後に、 実際に E P Gデータを取得する処 理について説明する。 まず、 コン ト ローラ 1 2 1 の制御で、 地上 波の E P Gデータを取得する処理を、 図 7のフローチャー トを参 照して説明する。
コン トローラ 1 2 1 は、時計部 1 2 4がカウン トする時刻から、 地上波の E P Gデータを取得する時刻になったか否か判断し (ス テツプ S 4 1 )、地上波の E P Gデータを取得する時刻になるまで 待機する。 そして、 地上波の E P Gデータを取得する時刻になつ たと判断した場合に、 予め登録された地上波の E P Gデータを取 得するチャンネルを、 チューナ 1 0 1で受信させる (ステップ S 4 2 )。その受信で、 E P Gデータの取得を行う(ステップ S 4 3 )。 この取得処理を開始して、 1単位の E P Gデータを全て取得でき たか否か判断し (ステップ S 4 4 )、 取得が完了するまで行う。 本 例の場合には、 その地域で放送される全てのチャンネル (但し E P Gデータがない一部のチャンネルを除く) についての、 当 日か ら 1週間先までの電子番組表のデータを取得する。
そして、その 1単位の E P Gデータを全て取得できた場合には、
その取得された E P Gデータを、ハー ドディスクに保存させる(ス テツプ S 4 5 )。 なお、 ハー ドディスクへの保存は、 データの取得 と並行して、 逐次行っても良い。
そして、 ハー ドディスクに保存された E P Gデータを、 この記 録再生装置 1 0 0で利用しやすい形態のデータ構造とする整理処 理を行い (ステップ S 4 6 )、 地上波の E P Gデータ取得処理を終 了する。
なお、 この図 7のフローチヤ一トに示した地上波の E P Gデー タの取得処理は、 地上波の放送データに付加された E P Gデータ を取得する処理であるが、 これとは別に、 本例のハー ドディスク 記録再生装置 1 0 0は、 インターネッ トに接続できる構成と して あり、 インターネッ トを経由して所定のサーバにアクセス して、 そのサーバから送られた E P Gデータを蓄積させるこ ともできる, このィンターネッ トを経由して取得した E P Gデータであっても 放送波から抽出された E P Gデータであっても、 後述する録画予 約などは同じよ う に実行できる。 但し、 後述するキーワー ド検索 などを行うためには、 詳しい番組案内情報が必要であり、 よ り詳 しいデータで構成された E P Gデータを利用する方が好ましい。 次に、 コン トローラ 1 2 1 の制御で、 C S放送の E P Gデータ を取得する処理を、 図 8のフローチャー トを参照して説明する。
コン トローラ 1 2 1 は、時計部 1 2 4がカウン トする時刻から、 C S放送の E P Gデータを取得する時刻になったか否か判断し (ステップ S 5 1 )、 C S放送の E P Gデータを取得する時刻にな るまで待機する。 そして、 C S放送の E P Gデータを取得する時 刻になったと判断した場合に、 現在、 接続された C Sチューナ装 置 2 0 0の電源がオンか否か判断し (ステップ S 5 2 )、 C Sチュ ーナ装置 2 0 0の電源がオン状態でない場合には、 チューナをォ ンさせる指令を C Sチューナ装置 2 0 0に送る(ステップ S 5 3 ),
なお、 ステップ S 5 2での電源オン状態の判断については、 C S チューナ装置 2 0 0 との通信で、 C Sチューナ装置 2 0 0 の状態 が検出できる場合には、 その検出処理を行えば良い。 また、 C S チューナ装置 2 0 0 の状態が検出できない場合には、 現在、 C S チューナ装置 2 0 0から受信データなどが供給される場合に、 電 源オン状態と判断し、 受信データが供給されない場合に、 電源ォ ン状態でないと判断する。 また、 C Sチューナ装置 2 0 0 の電源 を非連動と設定してある場合には、 ステップ S 5 2, S 5 3 での 処理は必要ない。
そして、 ステップ S 5 2で電源オンと判断した後、 及ぴステツ プ S 5 3で電源オン指令を送った後に、 予め登録されたサービス A又はサービス Bのプロモーショ ンチャンネルを受信させるチヤ ンネル切換え指令を送る (ステップ S 5 4 )。 ここで受信するサー ビスは、 例えば登録された受信チャンネルの中の最もチャンネル 番号が小さいものから順に受信するものとする と、 その最もチヤ ンネル番号が小さいチャンネルが属するサービスとする。 ここで は、 チャンネル番号順に受信するものと して以下説明する。 ここ で、 衛星切換え操作が必要な C Sチューナが接続されている場合 は、 強制的に望む衛星に衛星切換え指令を送ってから、 チャンネ ル切換え指令を送る必要がある。 なお、 コン トローラ 1 2 1 に接 続されたメモリ などに、 前回衛星切換え指令を行った時の衛星情 報が記憶されている場合は、 その情報に基づいて、 衛星切換えが 必要と判断した場合にのみ衛星切換え指令を送るよ う にしてもよ レヽ 0
従って、 最もチャンネル番号の小さいものについての E P Gデ ータを取得する処理を行い (ステップ S 5 5 )、 そのチャンネル番 号についての、 当 日から 1週間先までの電子番組表のデータが取 得できたか否か判断する (ステップ S 5 6 )。 1つのチャンネルの
1週間分の電子番組表のデータを取得するのには、 例えば約 1分 必要であり、 該当するチャンネルの 1週間分の電子番組表のデー タが取得できるまでステップ S 5 5 での取得処理を行う。 該当す るチャンネルの 1週間分の電子番組表のデータが取得できたら、 その 1週間分の E P Gデータを、ハ ー ドディスクに保存させる(ス テツプ S 5 7 ) 。
そして次に、 登録された受信チャンネルの中の次に小さなチヤ ンネル番号が、 直前に E P Gデータを取得したチャンネル番号と 同じ放送サービスのチャンネルであるか否か判断し (ステップ S 5 8 )、違う放送サービスである場合には、 別の放送サービスのプ 口モーショ ンチャンネルの受信に切換えさせる(ステップ S 5 9 ) « こ こで、 衛星切換え操作が必要な C Sチューナが接続されている 場合には、 衛星切換え指令を送ってから、 チャンネル切換え指令 を送る必要がある。
そして、 ステップ S 5 8で同じ放送サービスである と判断した 場合、 及びステップ S 5 9の処理が行われた後に、 そのときに取 得するチャンネルについての E P Gデータを取得する処理を行い (ステップ S 6 0 )、 そのチャンネル番号についての、 当 日から 1 週間先までの電子番組表のデータが取得できたか否か判断する (ステップ S 6 1 )。該当するチャンネルの 1週間分の電子番組表 のデータが取得できたら、 その 1週間分の E P Gデータを、 ハ ー ドディスクに保存させる (ステップ S 6 2 ) 。
このステップ S 5 8 からステップ S 6 2 までの処理は、 受信す るこ とが登録されたチャンネルがある限り繰り返し行う。 本例の 場合には、 最大で登録できる C S放送のチャンネル数は 2 0個で あるので、 最大 2 0回 E P Gデータの取得処理が行われる。 登録 された全てのチャンネルについて E P Gデータが取得できてハー ドデイスクに保存できた場合、 C Sチユ ーナ装置 2 0 0に電源ォ
フとする指令を送り (ステップ S 6 3 )、 C Sチューナ装置 2 0 0 をスタンバイ状態とする。 但し、 C Sチューナ装置 2 0 0 の電源 を非連動と設定してある場合には、 ステップ S 6 3 での処理は必 要ない。
その後、 ハー ドディスクに保存された E P Gデータを、 このハ ー ドディスク記録再生装置 1 0 0で利用し易いデータ形式とする データ整理処理を行い (ステップ S 6 4 )、 ここでの C S放送の E P Gデータの取得処理を終了する。 1 つの C Sチャンネルについ ての E P Gデータの取得に、 約 1分必要である とする と、 最大 2 0チャンネルの登録が可能であるので、 最大約 2 0分受信に必要 で、 その後のステップ S 6 4でのデータ整理に、 例えば約 1 0分 必要で、 合計で約 3 0分程度の時間が必要となる。
このよ う にしてハー ドディスク記録再生装置 1 0 0に E P Gデ ータを保存できるこ とで、 その保存された E.P Gデータに基づい て番組表を接続されたテレビジョ ン受像機などに表示させて、 G U I操作などでその表示された番組表の中から録画する番組を選 択する操作を行う こ とで、 録画予約される番組を簡単に選ぶこ と ができる。 また、 このよ うな E P Gデータに基づいた録画予約で はなく、 単にユーザの録画開始操作などを行って、 いずれかの受 信チャンネルの放送データを録画した際にも、 E P Gデータを参 照する処理を行う よ う にしてある。
次に、 本例のハー ドディスク記録再生装置 1 0 0で、 内蔵され たチューナ 1 0 1 で受信した地上波の放送信号、 又は接続された C Sチューナ 2 0 0で受信した C S放送の放送信号を録画(記録) する際の処理を、 図 9のフローチャー トを参照して説明する。 こ こでは、 例えばユーザの操作で、 ユーザが指定した開始時刻から 終了時刻までの間、 特定の地上波の放送チヤンネル又は C S放送 のチャンネルの録画を行う録画予約があり、 その録画予約された
時間が近づいて、 録画開始処理が始まったとする。
このと き、 現在録画されるチャンネルを記録再生装置 1 0 0 の コン ト ローラ 1 2 1 が判断して、 そのチャンネルに関する E P G データを、 上述した処理で取得して蓄積した E P Gデータの中か ら取り 出す (ステップ S 1 4 1 )。 そして、 現在記録を始めよ う と している番組の画像データの記録位置の保存ポイ ンタ と、 用意さ れた E P Gデータを、 録画する番組のタイ トルのデータに紐付け する (ステップ S 1 4 2 )。 次に、 E P Gデータに基づいて、 現在 記録を始めよ う と している番組終了時刻 (timel ) を抽出し (ス テツプ S 1 4 3 )、時計部 1 2 4でカ ウン トする現在時刻がセッ ト された終了時刻になったか否か判断し (ステップ S 1 4 4 )、 終了 時刻でない場合にステップ S 1 4 6 に移り、 現在時刻が番組終了 時刻 (timel ) を超えたか否か判断する。 ここで、 番組終了時刻 を超えてない場合に、 録画処理が実行され、 ハー ドディスク 1 0 5への該当するチャンネルの放送データ (番組の画像データ及び 音声データなど) の録画が開始する (ステップ S 1 4 7 )。 なお、 ステップ S 1 4 1 で得た記録中の番組の E P Gデータについても 同時に記録される。
そして、 その録画処理が行われる と、 ステップ S 1 4 4 の終了 時刻であるか否かの判断に戻る。 ステップ S 1 4 4で終了時刻に なったと判断した場合には、 録画を停止させる終了処理が行われ る (ステップ S 1 4 5 )。 また、 ステップ S 1 4 6 で、 現在時刻が 番組終了時刻 ( timel ) を超えた場合には、 ステップ S 1 4 1 に 戻り 、 次の番組の E P Gデータを取り 出し、 その E P Gデータに 基づいてステップ S 1 4 2, S 1 4 3 の処理を行う。
このよ う にして録画処理を行う こ とで、 録画中に存在する番組 毎に、 その番組データの先頭の記録位置のポイ ンタが、 その番組 のタイ トルと紐付けられて記録されるこ と にな り 、 録画された番
組データを再生する際に、 記録された番組を容易に検索できるよ うになる。
次に、 このよ う にして録画された番組データ (画像データ, 音 声データなど) を再生する際の処理例を、 図 1 0のフローチヤ一 トに示す。 まず、 タイ トルに紐付けされた E P Gデータ群を抽出 する (ステップ S 1 5 1 )。 次に、 それぞれの E P Gデータ群から タイ トル情報だけを抽出して、 テ レビジ ョ ン受像機 3 0 0の画面 に再生リ ス ト と して表示させる (ステップ S 1 5 2 )。 図 1 9は、 この場合の再生リ ス トの表示例を示した図である。 ここでは記録 日時、 チャ ンネル番号 (又は放送局名)、 タイ トル一覧を表示させ た例と してある。
そして、 ユーザはこの表示されたタイ トル一覧の中から、 再生 させたい番組を選択する (ステップ S 1 5 3 )。 この選択操作は、 例えばリモー トコン トロール装置を使用して行われる。 そして、 タイ トル一覧の中から特定の番組が選ばれる と、 その選ばれた番 組と共に紐付けられている画像データなどを保存してある先頭ポ インタを抽出する (ステップ S 1 5 4 )。 そして、 そのポインタか ら保存されているデータをハー ドディスク 1 0 5から記録 · 再生 処理部 1 0 3に読出して、 M P E Gデコーダ 1 0 6 に供給して再 生処理を行い、 接続されたテレビジョ ン受像機 3 0 0 などに送る (ステ ップ S 1 5 5 )。
このよ う にして再生処理が行われることで、 録画された時間の 間に、 複数の番組が放送されていた場合、 再生リ ス ト の中から選 択した番組の先頭から再生させるこ とが可能になる。
ここで、 このよ う にして録画される場合の、 データ構造例を図 2 0に示す。 こ こでは、 番組データ と して M P E G方式の画像デ ータが記録されるが、 E P Gデータへのリ ンク群と、 チャ ンネル 情報と、 画像へのリ ンク群とを使用して、 各番組毎の記録開始時
間と記録場所 (ポインタ) とが示された状態で、 各番組毎の M P E G方式の画像データが記録されるこ とになる。 ここでの E P G データ とチャンネル情報は、 放送信号を受信してダウンロー ドし たデータである。 E P Gデータについては、 例えば、 タイ トル, ジャンル, サブジャンル, 番組の詳細説明, 放送日, 開始時間, 終了時間などが得られ、 記録される。 このタイ トルなどの群のデ ータをリス ト化して、 ユーザに見せる処理が行われる。 チャンネ ル情報については、 そのチャンネル番号の放送局名, チューニン グ番号, 表示チャンネル番号などがある。 そして、 画像データへ のリ ンク群と して、 記録開始時間、 記録場所などが得られ、 画像 データが特定される。 ここで、 本例においては、 ユーザが選択し たタイ トル名から、 その開始時間を抽出し、 画像データへの リ ン ク群から記録開始時間をサーチして、 その時間にあたる場所を探 して、 画像データを特定し、 再生する処理が行われる。
ここで使用される E P Gデータについては、 図 7のフローチヤ 一 トなどの処理で取得してハー ドディスク 1 0 5に記録された E P Gデータをそのまま使用しても良いが、 記録された画像データ に関連したデータ と して別の場所に記録しておいても良い。また、 図 2 0の例では、 E P Gデータへのリ ンク群は、 一括して行う よ う にしたが、 例えば図 2 1 に示すよ う に、 番組毎に E P Gデータ へのリ ンク群を設けるよ う にしても良い。
なお、 図 1 0のフローチャー トに示した再生処理では、 タイ ト ルのリ ス トを表示させて、 その中から再生する番組を選ぶよ う に したが、 タイ トルリ ス トを表示させずに番組が選べるよ う にして も良い。 例えば、 このとき記録されたものを再生するこ とが選択 された場合、 最初に再生ボタンが押される と、 最初の番組の先頭 位置から再生させ、 その状態でスキップポタンが押される と、 次 の番組の先頭位置から再生させ、 さ らにも う 1 回スキップボタン
が押されると、 さ らに次の番組の先頭位置から再生させるよ う に して、 再生ボタンやスキップポタンが押される回数で各番組の再 生位置が選べるよ うにしても良い。 この場合、 それぞれの番組の 先頭位置から再生される画像中に、 E P Gデータから得たタイ ト ルをスーパーィンポーズなどで表示させても良い。
なお、 上述した実施の形態では、 ハー ドディスクを記録媒体と して使用した記録再生装置に適用した例と したが、 その他の各種 記録(記憶)媒体を使用した記録装置に適用しても良い。例えば、 D V D ( Digital Video Disc又は Digital Versatile Disc) などの ディスクに放送番組の画像データなどを記録する場合にも適用可 能である。 このディスクに記録する場合には、 各番組の先頭位置 毎に、 その位置から再生できるポインタ (チヤプタなど) を設定 すれば良い。
また、 上述した実施の形態では、 記録再生装置に内蔵されたチ ユ ーナについても、 上述した実施の形態では、 アナログの地上波 のテレビジョ ン放送を受信するチューナと したが、 例えばデジタ ル地上波を受信するチューナなど、 その他の受信形態のチューナ であっても良い。 また、 C S放送の受信を行うチューナを記録装 置とは別体と して構成したが、 C S放送受信用などの内蔵された チューナとは別のチャンネルを受信するチューナを、 ハー ドディ スク記録装置などの記録装置と一体化しても良い。 C S放送受信 用のチューナについても、 B S放送受信などの他の放送システム の受信用のチューナであっても良い。 或いは、 C S放送と B S放 送の両方を受信するチューナであっても良い。
また、 上述した実施の形態では、 別体のチューナと記録再生装 置との間では、 アナログ信号に変換された映像信号及び音声信号 を伝送するよ う にしたが、 チューナで受信されたデジタル映像デ ータゃ音声データを、 そのまま記録再生装置に伝送して記録させ
るよ う にしても良い。
また、 上述した実施の形態では、 記録再生装置に別体のテレビ ジョ ン受像機を接続する構成と したが、 受像機内に本例のよ う な 処理構成の記録再生装置を内蔵させても良い。
また、 上述例のよ うな専用のチューナや記録装置を用意するの ではなく 、 例えば各種データ処理を行うパーソナルコンピュータ 装置に、 本例での記録装置に相当する大容量の記録 (記憶) 装置 を装着 (接続) させ、 そのコンピュータ装置に別体のチューナな どを接続させた構成と して、 E P Gデータの取得や放送データの 記録処理の制御を行う ソフ トウェア (プログラム) を、 パーソナ ルコンピュータ装置に実装させて、 同様の録画処理 (記録処理) を行う よ う にしても良い。
また、 上述した実施の形態では、 一般のテレビジョ ン放送を受 信して録画する場合を例と して説明したが、 例えばラジオ放送や 各種データ放送などの他の放送データの記録を、 受信装置とは別 体の記録装置で行う場合にも、 同様の処理を適用しても良いこ と は勿論である。