JPH10112838A - 録画番組情報管理装置、録画番組情報管理方法、記録再生装置、及び記録再生方法 - Google Patents

録画番組情報管理装置、録画番組情報管理方法、記録再生装置、及び記録再生方法

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JPH10112838A
JPH10112838A JP9196898A JP19689897A JPH10112838A JP H10112838 A JPH10112838 A JP H10112838A JP 9196898 A JP9196898 A JP 9196898A JP 19689897 A JP19689897 A JP 19689897A JP H10112838 A JPH10112838 A JP H10112838A
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tape
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JP9196898A
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Tomoyuki Hanai
朋幸 花井
Yasutomo Nishina
寧友 仁科
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一のビデオテープにおいて録画番組間で異
なるテープ番号が付された場合にこれを統一管理するた
めの再構築処理を行うようにして、更に使い勝手のよい
録画番組ガイド機能が得られるようにする。また、再構
築処理を含む録画番組情報の管理にあたりメモリ管理等
が効率的に行われるようにする。 【解決手段】 テープを先頭よりスキャンしてテープ番
号[1],番組番号[1]が既に設定された録画番組A
と、テープ番号[2],番組番号[1]が設定された録
画番組Bを検出した場合には、録画番組Aにはテープ番
号[R1],番組番号[R1]、録画番組Aにはテープ
番号[R1],番組番号[R2]という再構築用の番号
を設定する。そして、再構築データ対応テーブル上で、
(テープ番号[1],番組番号[1])と(テープ番号
[R1],番組番号[R1])を対応させ、同様に(テ
ープ番号[2],番組番号[1])と(テープ番号[R
1],番組番号[R2])を対応させて記憶させ、以
降、録画番組A,Bは再構築用のテープ番号及番組番号
により管理されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばビデオカセ
ット等のテープ状記録媒体に記録された録画番組の録画
番組情報を管理する録画番組情報管理装置及び録画番組
情報管理方法と、このような録画番組情報管理装置及び
録画番組情報管理方法を利用することにより録画番組情
報を管理する機能が備えられた記録再生装置、及び記録
再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】VTR(Video Tape Recorder) などによ
りビデオカセットに録画した録画番組に関する情報をユ
ーザに提示する方法として、例えばビデオカセットの磁
気テープの先頭部分等に録画番組情報専用の記録領域を
設け、必要な場合にはこの録画番組情報の記録領域を再
生して録画番組情報を得て、モニタの画面に録画番組ガ
イドとして表示するといったことが行われている。ユー
ザは、モニタ画面に表示された録画番組情報を見ること
によって、現在VTRに装填されているビデオカセット
に録画されている番組の内容、録画順、テープ上の録画
開始/終了位置(時間)などを把握することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
録画番組ガイドの提示方法では、ビデオカセットの磁気
テープ上に録画番組情報が記録されていることから、例
えばユーザが見たいと思っている所望の番組がどのビデ
オカセットに録画されているのかを見付けるまでには、
VTRに対してビデオカセットの装填とイジェクトを繰
り返す必要があり、ユーザにとっては煩わしい作業を強
いられることになる。また、例えば録画番組情報用の記
録領域がビデオカセットの先頭部分にあることで、ビデ
オカセットが途中巻きとなっているような状態では、ユ
ーザが録画番組情報を見るためには、ビデオカセットを
先頭にまで巻き戻す時間が必要となり、この点でもユー
ザにストレスを与えることになる。
【0004】そこで、例えば番組を録画する際には、番
組が記録されるテープを識別するためのテープ番号と、
録画番組単位について識別を行うための番組番号を設定
し、このテープ番号と番組番号の情報を所要の番組ガイ
ドデータに対応させてVTR本体のテープライブラリメ
モリに対して格納すると共に、例えば録画番組の映像信
号の垂直ブランキング期間に対して上記テープ番号及番
組番号の情報とテープ状の記録位置を示すアドレス情報
等を重畳するようにして録画を行うようにした方法が知
られている。
【0005】録画時において、上記VTRがテープ番号
を設定する際には、例えば当該VTRに装填されたテー
プカセットを数秒間再生して、すでに録画された番組が
あればこの番組の映像信号と共に記録されたテープ番号
を検出して、これと同一のテープ番号を設定した後に録
画を開始するようにされる。また、テープカセットを数
秒間再生しても録画済みの番組が無ければ、バージンテ
ープであるとして新規のテープ番号を設定することにな
る。また、番組番号の設定は、例えば、上記のようにし
て検出したテープ番号を利用してテープライブラリメモ
リを検索することにより設定すべき番組番号を判断して
これを設定する。
【0006】このようにして録画番組を特定するための
識別情報を付与して管理することにより、例えば装填さ
れたビデオカセットについて短時間の再生を行うなどあ
る1つの録画番組のテープ番号が識別されさえすれば、
このテープ番号に従ってテープライブラリメモリに格納
された番組ガイド情報を読み出して表示させることが可
能となる。つまり、短時間の再生動作によって必要な番
組ガイド情報を得ることができる。また、テープカセッ
トの筐体に対してVTRにより設定されたテープ番号に
対応する番号などが記入されたラベルなどを貼り付けて
おけば、例えばテープライブラリのデータに基づいてこ
れまで録画した番組に関する情報を表示させることによ
って、ユーザの所望の番組がどのテープのどのあたりの
位置に記録されているのかといったことを容易に把握す
ることができる。
【0007】ところが、前述のようにしてテープ番号を
設定する際に、すでに番組が録画されているのにも関わ
らず、たまたまテープのローディング位置がブランク領
域(未記録領域)であったような場合には、たとえこの
ローディング位置を起点に数秒間の再生を行ったとして
も、録画番組が検出されないことから、これをバージン
テープである判断してしまうことになる。このような場
合、VTRにおいては新規のテープ番号を設定してこれ
を番組の映像信号に記録し、また、設定されたテープ番
号の情報と共に録画番組の情報をテープライブラリに対
して格納することになる。つまり、実際には同一のビデ
オテープに対して複数の録画番組が記録されているのに
も関わらず、映像信号に重畳して記録されたテープ番号
は異なる番号となり、テープライブラリデータ上では、
これらの番組がそれぞれ異なるテープに記録されたもの
として管理されることになり、実際のビデオテープに対
する記録結果と、番組ガイド情報として提示される管理
結果との整合が得られなくなってくる。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記し
た問題点を解消することにより、ユーザにとって更に使
い勝手のよい録画番組ガイド機能が提供できるようにす
ることを目的とする。また、実際のビデオテープに対す
る記録結果と、番組ガイド情報として提示される管理結
果との整合が得られるように録画番組情報を管理するの
にあたり、できるだけメモリ管理等が効率的に行われる
ようにすることを目的とする。
【0009】このため、テープ状記録媒体に記録された
録画番組に関する情報を管理するための録画番組情報管
理装置として、録画番組情報として少なくとも録画番組
を記録するテープ状記録媒体ごとに異なるようにして付
す記録媒体番号を示す記録媒体番号情報と、この記録媒
体番号に従属するようにして録画番組ごとに異なるよう
にして付す番組番号を示す記録媒体番号情報とを設定す
る録画番組情報設定手段と、録画番組の識別情報として
少なくとも録画番組情報設定手段により設定された記録
媒体番号情報及び番組番号情報を録画番組の映像信号に
重畳してテープ状記録媒体に記録させる記録制御手段
と、テープ状記録媒体に記録された各録画番組に関する
録画番組情報として、少なくとも、録媒体番号情報及び
番組番号情報を記憶することのできる記憶手段と、同一
テープ状記録媒体に記録された録画番組間において、少
なくとも異なる記録媒体番号が既に設定されている場合
に、同一テープ状記録媒体における録画番組の記録媒体
番号情報を統一して管理するための再構築処理を実行す
ることのできる再構築手段を備えて構成することとし
た。そして、上記再構築手段の構成として、再構築処理
の対象となるテープ状記録媒体に付すべき所定の再構築
用記録媒体番号を示す再構築用記録媒体番号情報を設定
する再構築用番号設定手段と、再構築処理の対象となる
テープ状記録媒体の再生映像信号から、録画番組ごとに
記録媒体番号情報及び番組番号情報を抽出する識別情報
抽出手段と、この識別情報抽出手段により抽出した録画
番組ごとの記録媒体番号情報に対して再構築用記録媒体
番号情報を対応させるようにして記憶手段の再構築用領
域に記憶させることのできる記憶制御手段と、再構築用
領域の記憶内容を参照することによって、テープ状記録
媒体に記録された録画番組の記録媒体番号情報について
は、構築用記録媒体番号情報に置き換えるようにして管
理する番組情報管理手段とを備えることとした。
【0010】また、テープ状記録媒体に記録された録画
番組に関する情報を管理するための録画番組情報管理方
法としては、録画番組情報として少なくとも録画番組を
記録するテープ状記録媒体ごとに異なるようにして付す
記録媒体番号を示す記録媒体番号情報と、この記録媒体
番号に従属するようにして録画番組ごとに異なるように
して付す番組番号を示す記録媒体番号情報とを設定する
録画番組情報設定処理と、録画番組の識別情報として少
なくともこの録画番組情報設定処理により設定された記
録媒体番号情報及び番組番号情報を録画番組の映像信号
に重畳してテープ状記録媒体に記録させるための記録制
御と、テープ状記録媒体に記録された各録画番組に関す
る録画番組情報として、少なくとも上記録媒体番号情報
及び番組番号情報を所定の記憶領域に記憶させることの
できる記憶制御と、同一テープ状記録媒体に記録された
録画番組間において、少なくとも異なる記録媒体番号が
既に設定されている場合に、同一テープ状記録媒体にお
ける録画番組の記録媒体番号情報を統一して管理するた
めの再構築処理とを実行するように構成する。そして、
上記再構築処理として、再構築処理の対象となるテープ
状記録媒体に付すべき所定の再構築用記録媒体番号を示
す再構築用記録媒体番号情報を設定することのできる再
構築用番号設定処理と、再構築処理の対象となるテープ
状記録媒体の再生映像信号から、録画番組ごとに記録媒
体番号情報及び番組番号情報を抽出する識別情報抽出処
理と、この識別情報抽出処理により抽出した録画番組ご
との記録媒体番号情報に対して、上記再構築用記録媒体
番号情報を対応させるようにして上記記憶領域内の再構
築用領域に記憶させる再構築情報記憶制御と、再構築用
領域の記憶内容を参照することによって、テープ状記録
媒体に記録された録画番組の記録媒体番号情報について
は再構築用記録媒体番号情報に置き換えるようにして管
理する番組情報管理処理とを実行するように構成するこ
ととした。
【0011】また、テープ状記録媒体に対応して記録及
び再生を行う記録再生手段を備えた記録再生装置とし
て、録画番組情報として少なくとも録画番組を記録する
テープ状記録媒体ごとに異なるようにして付す記録媒体
番号を示す記録媒体番号情報と、この記録媒体番号に従
属するようにして録画番組ごとに異なるようにして付す
番組番号を示す記録媒体番号情報とを設定する録画番組
情報設定手段と、録画番組の識別情報として少なくとも
録画番組情報設定手段により設定された記録媒体番号情
報及び番組番号情報を録画番組の映像信号に重畳してテ
ープ状記録媒体に記録するための上記記録再生手段に対
する制御を行う記録制御手段と、テープ状記録媒体に記
録された各録画番組に関する録画番組情報として、少な
くとも録媒体番号情報及び番組番号情報を記憶すること
のできる記憶手段とを備えることにより、テープ状記録
媒体に記録された録画番組に関する情報を管理可能に構
成することとした。そして、上記構成に対して、同一テ
ープ状記録媒体に記録された録画番組間において、少な
くとも異なる記録媒体番号が既に設定されている場合
に、同一テープ状記録媒体における録画番組の記録媒体
番号情報を統一して管理するための再構築処理を実行す
ることのできる再構築手段を設けるものである。そし
て、この再構築手段は、再構築処理の対象となるテープ
状記録媒体に付すべき所定の再構築用記録媒体番号を示
す再構築用記録媒体番号情報を設定する再構築用番号設
定手段と、再構築処理の対象となるテープ状記録媒体の
再生映像信号から、録画番組単位で記録媒体番号情報及
び番組番号情報を抽出する識別情報抽出手段と、この識
別情報抽出手段により抽出した録画番組ごとの記録媒体
番号情報に対して再構築用記録媒体番号情報を対応させ
るようにして記憶手段の再構築用領域に対して記憶させ
ることのできる記憶制御手段と、再構築用領域の記憶内
容を参照することによってテープ状記録媒体に記録され
た録画番組の記録媒体番号情報については再構築用記録
媒体番号情報に置き換えるようにして管理する番組情報
管理手段とを備えて構成することとした。
【0012】さらに、テープ状記録媒体に対応して記録
及び再生を行う記録再生方法として、録画番組情報とし
て少なくとも録画番組を記録するテープ状記録媒体ごと
に異なるようにして付す記録媒体番号を示す記録媒体番
号情報と、この記録媒体番号に従属するようにして録画
番組ごとに異なるようにして付す番組番号を示す記録媒
体番号情報とを設定する録画番組情報設定処理と、録画
番組の識別情報として少なくとも録画番組情報設定処理
により設定された記録媒体番号情報及び番組番号情報を
録画番組の映像信号に重畳してテープ状記録媒体に記録
するための記録制御と、テープ状記録媒体に記録された
各録画番組に関する録画番組情報として、少なくとも、
上記録媒体番号情報及び番組番号情報を記憶領域に記憶
することのできる記憶制御とを実行することにより、テ
ープ状記録媒体に記録された録画番組に関する情報を管
理可能に構成することとした。そして、このうえで、同
一テープ状記録媒体に記録された録画番組間において、
少なくとも異なる記録媒体番号が既に設定されている場
合に、同一テープ状記録媒体における録画番組の記録媒
体番号情報を統一して管理するための再構築処理を実行
することのできる再構築処理モードを設定するものであ
る。そして、この再構築処理モードとしては、再構築処
理の対象となるテープ状記録媒体に付すべき所定の再構
築用記録媒体番号を示す再構築用記録媒体番号情報を設
定する再構築用番号設定処理と、再構築処理の対象とな
るテープ状記録媒体の再生映像信号から、録画番組ごと
に記録媒体番号情報及び番組番号情報を抽出する識別情
報抽出処理と、この識別情報抽出処理により抽出した録
画番組ごとの記録媒体番号情報に対して、上記再構築用
記録媒体番号情報を対応させるようにして上記記憶領域
の再構築用領域に対して記憶させることのできる再構築
情報記憶制御と、再構築用領域の記憶内容を参照するこ
とによって、テープ状記録媒体に記録された録画番組の
記録媒体番号情報については再構築用記録媒体番号情報
に置き換えるようにして管理する番組情報管理処理とを
実行することにより実現するものとした。
【0013】上記構成によれば、テープ状記録媒体に記
録した録画番組に関して、録画番組ごとにテープ状記録
媒体に記録された記録媒体番号と番組番号の識別デー
タ、及び記憶手段(記憶領域)に格納した記録媒体番号
と番組番号の識別データを利用することで、テープ状記
録媒体(ビデオカセット)単位で録画番組の管理を行う
ようにされるが、本発明のようにして再構築処理が実行
されることにより、映像信号に重畳して記録媒体番号等
の識別データをテープ状記録媒体に記録したことで、こ
の識別データが後から直接書き換え不能なような場合で
も、同一のテープ状記録媒体における記録媒体番号の不
一致を統一して録画番組を管理することが可能となる。
【0014】そして、本発明の再構築処理方法によれ
ば、再構築専用の再構築用記録媒体番号を設定し、この
再構築用記録媒体番号と元の記録媒体番号とを対応させ
て専用の記憶領域(再構築用領域)に格納するようにさ
れることから、再構築後の録画番組に関する特定は、再
構築用記録媒体番号と元の記録媒体番号とを参照するだ
けで容易にに行えることになる。つまり、再構築後のテ
ープ状記録媒体に記録された録画番組については再構築
用記録媒体番号に基づいて一元的に管理することが可能
となり、録画番組情報に関する情報管理のための処理は
比較的単純ですむことになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図9を参照して本発
明の実施の形態について説明する。本実施の形態は、特
定の放送チャンネルのテレビジョン信号に重畳するよう
にして伝送されてくる番組表データに基づいて電子番組
ガイド表示を行うことのできる電子番組ガイド表示装置
に対して、本発明としての録画番組管理装置を備えた記
録再生装置を複合することにより、録画番組情報も電子
番組ガイドとして提供可能とした電子番組ガイド表示装
置として構成される。
【0016】なお、以降の説明は次の順序で行うことと
する。 <1.本実施の形態の電子番組ガイド表示装置の構成例
> <2.本実施の形態のEPNとしてのモード遷移> <3.録画番組情報の管理> (a.磁気テープに記録される番組識別情報) (b.テープライブラリメモリのデータ内容) (c.録画動作に伴う録画番組情報構築例) (d.録画番組情報を利用した頭出し再生動作例) <4.録画番組情報の再構築処理>
【0017】<1.本実施の形態の電子番組ガイド表示
装置の構成例>図1は、本発明の実施の形態としての電
子番組ガイド表示装置の構成の一例を示すブロック図で
ある。なお、本実施の形態においては、先に述べたよう
に、放送番組の情報と、VTRによりビデオカセットに
録画した録画番組の情報とを電子番組ガイドとして表示
するように構成されるが、このような形態の電子番組ガ
イドについては、「EPN(Erectrical Program Navig
ator) 」ということにする。
【0018】図1において、アンテナ1にて受信された
放送波はチューナ2に供給され、ここで受信チャンネル
の選局が行われる。選局されたチャンネルの映像信号は
ビデオプロセッサ4とEPNコントローラ8に分岐して
供給され、音声信号はオーディオプロセッサ3に供給さ
れる。
【0019】オーディオプロセッサ3は入力された音声
信号について所要の信号処理を施して音声出力信号Au
dio Outとして出力する。また、オーディオプロ
セッサ3は、VTR部11の音声記録/再生ヘッドHA
と接続されており、記録時の動作として、オーディオプ
ロセッサ3により信号処理を施した音声信号を音声記録
/再生ヘッドHAに供給して磁気テープTに対して音声
の記録を行う。また、再生時のオーディオプロセッサ3
の動作として、音声記録/再生ヘッドHAにより磁気テ
ープTから再生した音声信号を入力して信号処理を施し
た後に、音声出力信号Audio Outとして出力す
る。
【0020】ビデオプロセッサ4は入力された映像信号
について所要の信号処理を施して、VTR部11の映像
記録/再生ヘッドHA、及びオンスクリーンディスプレ
イ5に出力することができる。この場合、ビデオプロセ
ッサ4は、VTR部11による記録時の動作として、ビ
デオプロセッサ4により信号処理を施した映像信号を映
像記録/再生ヘッドHVに供給することにより磁気テー
プTに対して映像信号の記録を行う。また、再生時のビ
デオプロセッサ4の動作として、映像記録/再生ヘッド
HVにより磁気テープTから再生した映像信号を入力し
て信号処理を施した後に、オンスクリーンディスプレイ
5に出力する。
【0021】オンスクリーンディスプレイ5は、ビデオ
プロセッサ4から供給された映像信号に対して、所要の
キャラクタやシンボル等の映像信号を重畳する。これに
より、モニタ装置12に表示される画像上の所定位置に
キャラクタやシンボルがインポーズされる。映像スイッ
チ6は、オンスクリーンディスプレイ5から出力される
通常の映像信号(チューナ2で受信/選局して得られる
映像信号、又はVTR11で再生された映像信号)と、
後述するEPNコントローラ8から出力されるEPN画
面の映像信号との切換え又は合成を行う。本実施の形態
の映像スイッチ6では、オンスクリーンディスプレイ5
から出力される映像信号に対して、EPNコントローラ
8から出力されるEPN画面の映像信号を合成すること
により、モニタ装置12の表示画面上において通常の画
像上にインポーズするようにしてEPN画面のウィンド
ウを表示させることが可能である。モニタ装置12は、
上記映像スイッチ6から供給された映像信号について表
示を行う。
【0022】VTR部11は、オーディオプロセッサ3
及びビデオプロセッサ4から供給される音声信号と映像
信号を、それぞれ音声記録/再生ヘッドHA及び映像記
録/再生ヘッドHVによりビデオカセットの磁気テープ
Tに記録する。また、ビデオカセットの磁気テープTに
記録された映像信号と音声信号を、それぞれ音声記録/
再生ヘッドHA及び映像記録/再生ヘッドHVにより再
生してオーディオプロセッサ3及びビデオプロセッサ4
に供給する。本実施の形態の場合、VTR部11の記録
/再生制御はチューナ/タイマーコントローラ7により
実行され、このチューナ/タイマーコントローラ7の制
御により、チューナ2で受信/選局された番組を録画す
ることができる。また、チューナ/タイマーコントロー
ラ7の制御によって、指定された選局チャンネルと予約
録画時間等に基づいて放送番組(チューナ2で受信/選
局された番組)の予約録画も行うことができる。
【0023】また、本実施の形態においては、録画番組
の映像信号の所定位置に対して、録画番組を特定するた
めの識別情報であると共に、録画番組の目次的な内容情
報を有する「番組識別情報」が挿入されて、磁気テープ
に対する記録が行われ、例えば、EPNを利用した頭出
し再生や、ビデオカセットの再構築処理時に、テープに
記録された録画番組を認識するための情報として利用さ
れるが、これについては後述する。
【0024】VTR部11のコントロールヘッドHC
は、垂直同期信号に基づいて発生され、再生時の同期を
得るためのコントロール信号をコントロールトラックに
対して記録/再生する。また、システムコントローラ9
の制御によって、録画番組の記録開始位置を示すインデ
ックス信号IDXをコントロールトラックに記録する。
本実施の形態では、インデックス信号IDXは、録画番
組の頭出し再生動作や、ビデオカセットの再構築処理時
の録画番組のスキャンなどのために用いられるが、これ
については後述する。
【0025】チューナ/タイマーコントローラ7は、チ
ューナ2の選局動作及びVTR部11のタイマー録画予
約等の制御を実行する。EPNコントローラ8は、EP
Nの表示出力及びその表示に関連する制御を行う。本実
施の形態においては、送信側より送信される映像信号の
垂直ブランキング期間の所定の水平ラインに対して、放
送番組に関連するガイドとなる情報である電子番組ガイ
ドのデータ信号が挿入されている。そこで、EPNコン
トローラ8は、チューナ2にて受信/選局して得られた
映像信号を入力して、映像信号から電子番組ガイドのデ
ータ信号成分を抽出してデコード処理を施し、電子番組
ガイドデータを得る。デコードして得られた電子番組ガ
イドデータは、データメモリ10において記憶される。
そして、必要に応じて、データメモリ10に保持されて
いる電子番組ガイドデータ(及び後述する番組識別情
報)を読み出してEPN用の映像信号を生成して映像ス
イッチ6に供給することで、モニタ装置12においてE
PNが表示される。
【0026】システムコントローラ9は、マイクロコン
ピュータなどにより構成され、各機能回路部の処理制御
を実行する。また、システムコントローラ9には図示し
ない受信部が備えられており、リモートコントローラ1
3から送信された送信信号を受信してコマンド情報とし
て得るようにしている。システムコントローラ9は、こ
のコマンド情報に基づいてこれまで説明してきた各機能
回路部の制御動作を実行する。
【0027】データメモリ10は、例えば不揮発性メモ
リ等によって構成され、前述のようにしてEPNコント
ローラ8において得られた放送番組に関連する電子番組
ガイドデータを格納する領域を備えている。また、本実
施の形態では、放送番組をVTR部11により録画する
際に、EPNコントローラ8の処理により、録画番組に
関連する所要のデータが録画イベントとして作成され、
データメモリ10に格納される。このため、データメモ
リ10においては、この録画番組に関連する番組情報が
格納される領域としてテープライブラリメモリ10aの
領域が設けられている。なお、本実施の形態における録
画番組に関連する番組情報は、ビデオカセットごとのラ
イブラリ的な情報となることから、このような録画番組
情報については「テープライブラリデータ」ともいうこ
とにする。また「テープライブラリデータ」の内容につ
いては後述する。また、以降は放送番組に関連する「電
子番組ガイドデータ」と、上記「テープライブラリデー
タ」を一括してEPNデータともいうことにする。
【0028】リモートコントローラ13には、実際に
は、この図に示す各機能回路部の動作について所要の操
作を行うための各種キーが設けられているものとされ、
そのキー操作に応じたコマンド信号を、例えば赤外線や
電波等により送信するように構成されている。そしてリ
モートコントローラ13には、図示は省略するが、後述
するようにして本実施の形態のEPN画面上での各種操
作を行う場合に用いるキーとして、「EPNキー」、
「コマンドキー」、及びEPN画面のウィンドウ上に表
示されたカーソル上下左右方向に移動させたり、数値入
力、機能設定のオン/オフ操作等を行うことのできる
「カーソルキー」、及び何らかの決定操作に用いる「E
XEキー」が備えられている。
【0029】<2.本実施の形態のEPNとしてのモー
ド遷移>次に、図2を参照して本実施の形態のEPNと
してのモード遷移について説明する。この図は、EPN
のモード遷移をEPN画面のウィンドウ表示と共に示し
ている。図2において、normalモードは、前述の
ようにチューナ2で受信/選局して得られる映像、又は
VTR11で再生された映像の画面を表示する通常の表
示モードである。本実施の形態では、このnormal
モードに対してEPN画面を表示するEPNモードが設
定される。そして、normalモードとEPNモード
との切換えは、「EPNキー」を操作することにより行
われる。
【0030】EPNモードにおいては、更にMAINモ
ード、COMMANDモード、INPUTモードが存在
する。本実施の形態では、normalモードの状態か
ら「EPNキー」の操作によりEPNモードに移行した
場合には、図2から分かるように先ずMAINモードに
入ることになる。
【0031】MAINモードでは、例えば、図2に示す
ように表示画面P内においてMAINウィンドウW1が
表示される。この場合、表示画面PにおけるMAINウ
ィンドウW1以外の領域は、例えばnormalモード
時の画像が継続して表示されている。あるいは、ブルー
バック表示などが行われるようにされても構わない。M
AINウィンドウW1には、例えば、後述するような表
示形態によって、表示モードに応じて電子番組ガイドの
番組情報(放送予定の番組情報)、及びこれまで当該装
置のVTR部11によりビデオカセットに録画した録画
番組の情報等を表示する。ところで、MAINモードに
おいてはナビゲートモードが設定されており、このナビ
ゲートモードとしては、例えば[all channe
l navigate],[this channel
navigate],[all tape navi
gate],[this tape navigat
e]の4つとされている。
【0032】all channel navigat
eモードは、現時点以降において放送中又は放送予定の
番組についてのすべての情報を提供可能なモードであ
り、this channel navigateモー
ドは、所定の操作により指定されたチャンネルにおい
て、現時点以降放送中又は放送予定の番組についての情
報を提供するモードである。また、all tape
navigateは、これまで、テープライブラリメモ
リ10aに格納されているすべてのテープライブラリデ
ータを参照することにより、これまでVTR部11によ
り録画したとされるすべてのビデオカセットの録画番組
に関する情報を提供するモードとされ、this ta
pe navigateモードは、これまでVTR部1
1により録画したビデオカセットのうち、所定操作によ
り選択したある1つのビデオカセットの録画番組に関す
る情報を提供するモードとされる。
【0033】つまり、上記4つのナビゲートモードを切
換えることによって、EPNとしての表示内容が適宜変
更され、全チャンネル又は特定チャンネルの放送番組に
関する電子番組ガイドとしての機能、あるいは、これま
でVTR部11により録画した全ビデオカセット又は特
定のビデオカセットの録画番組に関する電子番組ガイド
としての機能が切換わることになる。このモード切換え
は後述するコマンドウィンドウW2上で所定のコマンド
項目を選択して所要の操作を行うことにより実行するこ
とができる。
【0034】次に、EPNモードにおいてMAINモー
ドとされている状態で、「コマンドキー」が操作される
と、図2に示すように、MAINモードからCOMMA
NDモードに移行する。この状態では、図のように、M
AINウィンドウW1に加えてCOMMANDウィンド
ウW2が表示される。COMMANDモードは、EPN
として所要の指定操作を実行する場合に用いるモードで
あり、COMMANDウィンドウW2にはこの指定操作
のための各種コマンド項目が表示される。また、図2の
COMMANDモード時の表示状態としては、MAIN
ウィンドウW1内が斜線で示されているのに対し、CO
MMANDウィンドウW2のウィンドウ内が白抜きで示
されているが、これは、COMMANDウィンドウW2
がアクティブウィンドウとされていることを示す何らか
の表示が行われている状態であることを示している。
【0035】次に、EPNモードにおいてCOMMAN
Dモードとされている場合に、ある特定の操作項目を選
択した状態で「EXEキー」を操作した場合には、図2
に示すように、INPUTモードに移行する。このIN
PUTモードでは図のように、CAMMANDウィンド
ウW1、COMMANDウィンドウW2に加えてINP
UTウィンドウW3が表示される。そしてこの場合に
は、INPUTウィンドウW3のみが白抜きで表現され
ていることから分かるように、INPUTウィンドウW
3がアクティブウィンドウとなる。INPUTモード
は、例えばCAMMANDウィンドウW2において指定
された操作項目に属する所要のパラメータ等の入力を行
うためのモードであり、INPUTウィンドウW3内に
はこのようなパラメータの入力が行えるような表示が行
われる。INPUTモードの状態において、適正にパラ
メータの入力操作が終了し、EXEが操作されたような
場合には、図2に示すようにしてCOMMANDモード
に移行する。
【0036】また、EPNモードにおける何れのモード
の状態にあっても、EPNキーが操作された場合には、
直接normalモードに戻ることができるようにされ
ている。
【0037】<3.録画番組情報の管理> (a.磁気テープに記録される番組識別情報>次に、本
実施の形態において録画番組情報であるテープライブラ
リデータを管理するための構成について説明することと
し、先ず、テープライブラリデータと実際にビデオカセ
ットに録画されている番組との対応をとるために、磁気
テープに対して記録する番組識別情報について説明す
る。
【0038】図3(a)は、本実施の形態のVTR部1
1における磁気テープT上の記録フォーマット例を概念
的に示す図である。この図に示すように、音声信号が記
録されるオーディオトラックTRAは、固定ヘッドであ
る音声記録/再生ヘッドHAの記録動作により、磁気テ
ープT上の上側の縁部に沿って形成される。また、映像
信号が記録されるビデオトラックTRVは、回転ヘッド
である映像記録/再生ヘッドHVのヘリカルスキャンに
よる記録動作によって、磁気テープT上に斜め方向に連
続して形成される。コントロール信号が記録されるコン
トロールトラックTRCは、固定ヘッドであるコントロ
ールヘッドHCにより磁気テープTの下側の縁部に沿っ
て形成される。
【0039】そして本実施の形態では、映像信号の垂直
ブランキング期間内の所定の水平ライン(例えばライン
10〜20あたり)に番組識別情報のデータを記録する
ようにしており、従って、ビデオトラックTRVの垂直
ブランキング期間内の所定水平ラインに相当する部分に
番組識別情報が記録されていることになる。また、コン
トロールトラックTRC上の録画番組の開始位置に対し
ては、録画開始位置を示すインデックス信号IDXを記
録するようにしている。このインデックス信号IDXの
記録はシステムコントローラ9の制御によって行われ
る。
【0040】上記番組識別情報は録画番組ごとに与えら
れるデータであり、その内容としては、例えば図3
(b)に示すものとなる。この図3(b)は、磁気テー
プTに記録される番組識別情報をデータ構造的に示して
いるが、この図によれば、番組識別情報はテープ番号の
識別データを格納するテープ番号エリアと、番組番号の
識別データを格納する番組番号エリア、及びアドレスデ
ータなどのデータが格納されるデータエリアにより形成
されている。
【0041】テープ番号は、VTR部11により録画番
組を録画したビデオカセットごとに対して、それぞれ番
号が異なるようにして割り当てられるものである。つま
り、番組が録画されているビデオカセットの固体を識別
するためのデータである。そして、原則的なテープ番号
の与え方としては、VTR部11によりバージンテープ
に対して記録を行うごとに、このバージンテープに対し
て順次[1]〜[n]の昇順に従ってテープ番号を与え
ていくようにされる。なお、必要があれば、これまで使
用されていないテープ番号をユーザが任意に選択して、
これから録画を行うバージンテープに対して選択したテ
ープ番号を付すようにすることもできる。
【0042】番組番号は、同一のテープ番号において録
画順に従って番組ごとに与えられる番号であり、原則と
して同一テープにおける録画順に従って、[1]〜
[n]までの番号が与えられる。なお、割り当て可能な
テープ番号及び番組番号の最大数、つまり変数nの最大
値については実際の使用条件や各情報に割り当て可能な
ビット数等に応じて任意に設定されればよい。また、デ
ータ領域におけるアドレスデータは、例えば磁気テープ
上における録画開始/終了位置の情報を時間により示す
データである。なお、このデータ領域には、必要があれ
ばアドレスデータのほかに他の種類のデータが追加設定
されても構わない。
【0043】本実施の形態の場合、上記テープ番号と番
組番号の組み合わせを参照することにより、これまでV
TR部11により録画された番組のうちから1つの録画
番組を特定することが可能であり、ある番組がどのテー
プ番号の付されたビデオカセットにおいて、どのような
録画順で録画されているのかを識別することが可能であ
る。これに加えてアドレスデータの情報を参照すること
より、磁気テープ上の録画開始/終了位置及び録画時間
長を識別することも可能となる。
【0044】(b.テープライブラリメモリのデータ内
容)次に、テープライブラリメモリ10aに格納される
テープライブラリデータの内容について図4を参照して
説明する。テープライブラリデータは、録画番組単位の
情報である録画番組データブロックにより形成される。
そして、各録画番組データブロックの内容は、VTR部
11による番組録画時において、システムコントローラ
9が、録画する放送番組のEPNデータに基づいて録画
イベントとして作成することができる。
【0045】録画番組データブロックの構造は図4
(a)に示されている。この図に示すように、録画番組
データブロックDBは、その録画番組が記録されている
ビデオカセットのテープ番号のデータが格納されるテー
プ番号エリアA1と、録画番組に与えられた番組番号の
データが格納される番組番号エリアA2と、この録画番
組に関連する所要の情報(番組ガイドデータ)が格納さ
れるデータエリアA3により形成される。
【0046】ここで、データエリアA3の領域に格納さ
れる番組ガイドデータの具体的な内容についての詳しい
説明は省略するが、放送番組を録画する場合には、この
放送番組に関連する電子番組ガイド情報に基づいて、番
組名をはじめとする多様な情報を番組ガイドデータとし
て作成することが可能である。また、番組ガイドデータ
としては、図3(b)にて説明したアドレスデータも含
むものとされており、これにより、ビデオカセット上に
おける録画番組の開始/終了位置及び録画時間長のデー
タを番組ガイドデータの情報とすることができる。
【0047】図4(b)は、テープライブラリメモリ1
0aにおけるテープライブラリデータの構造を示してい
る。この図に示すようにテープライブラリデータは、テ
ープ対応領域A10−1〜A10−nと、再構築データ
対応テーブルA11により形成される。
【0048】テープ対応領域A10−1〜A10−n
は、これまでVTR部11により録画が行われて、テー
プ番号が付されたビデオカセットに対応するもので、例
えば、これまでVTR部11により50本のビデオカセ
ットに対して録画を行っているとすると、50のテープ
対応領域A10−1〜A10−50が存在することにな
る。また、各テープ対応領域は、各ビデオカセットに録
画されている番組の録画番組データブロックDBにより
形成される。
【0049】テープ番号[1]のビデオカセットに対応
するテープ対応領域A10−1を例にとると、テープ対
応領域A10−1に属する録画番組データブロックDB
の各テープ番号エリアには、すべてテープ番号として
[1]を示す値が格納されることになる。また、番組番
号エリアA1は、実際にテープ番号[1]が付されてい
るビデオカセット上の録画順に対応して、番組番号
[1]〜[n]を示すデータが格納されることになる。
例えば実際に、テープ番号[1]が付されたビデオカセ
ットに対して3つの番組が適正に録画されているとする
と、このテープ対応領域A10−1には3つの録画番組
データブロックDBが存在し、それぞれ録画順に従って
番組番号[1]〜[3]を示すデータが、番組番号の領
域に格納される。また、番組ガイドデータ領域の情報
は、各録画番組データブロックDBが対応する録画番組
に応じてそれぞれ異なる内容のものとなる。
【0050】そして、残りのテープ対応領域A10−2
〜A10−nにおいては、それぞれ各グループ内のテー
プ番号エリアA2に対して、テープ番号[2]〜[n]
を示すデータが格納される。また、番組番号エリアA2
には、各テープ番号が付されたビデオカセット上での記
録順に応じて、番組番号[1]〜[n]を示すデータが
格納されることになる。
【0051】再構築データ対応テーブルA11は、後述
する再構築処理により録画番組に対して新たに設定され
た再構築用のテープ番号及び番組番号と、既にテープラ
イブラリデータとして録画番組データブロックDBに書
き込み済のテープ番号及び番組番号との対応関係を示す
データが格納されるが、これについては後述する。
【0052】(c.録画動作に伴う録画番組情報構築
例)これまで説明してきた録画番組情報として、磁気テ
ープT上の番組識別情報及び、テープライブラリメモリ
10a内のテープライブラリデータにおける録画番組デ
ータブロックDBは、VTR部11による番組録画時に
作成されて、それぞれ記録及び書き込みが行われるが、
このような番組録画時の録画番組情報の構築動作例につ
いて、図5を参照して説明する。
【0053】例えば、現在図5(a)に示すように、テ
ープ番号[1]が付されているビデオカセットにおい
て、その開始位置から矢印aに示す位置まで、録画番組
Aが既に録画されている状態であるとする。本実施の形
態では、前述のように録画開始位置においてコントロー
ルトラックにインデックス信号IDXが記録されるが、
図5(a)においては、録画番組Aの録画開始位置を示
すインデックス信号IDX・Aが記録されている状態に
ある。そして、この場合には、ユーザが番組を録画する
ためにVTR部11にこのビデオカセットを装填したこ
とにより、録画番組Aの録画終了位置である矢印Aのテ
ープ位置にてテープローディングが行われたとする。
【0054】そして、上記の状態から新たな番組の録画
を開始するとした場合、先ず、本実施の形態の機器にお
いては、ビデオカセットについて若干の巻き戻しの後に
短時間の再生動作を実行することにより、既に録画され
ている番組のうち最後の録画番組(この場合は録画番組
Aとなる)とされる番組の番組識別情報を検出する。こ
の録画番組Aの番組識別情報の内容は、例えば図5
(c)の左側に示す内容のものとなっており、テープ番
号としては[1]の値が記録されている。また、録画番
組Aは、ビデオカセット上で先頭(最初)に録画されて
いる番組であることから、ここでは番組番号としては
[1]の値が記録されている。またアドレスデータは実
際の録画開始位置に対応した内容が記録されていること
になる。
【0055】また、録画番組Aに関するテープライブラ
リデータは、図5(c)の左側の録画番組データブロッ
クDBとして、既にテープライブラリメモリ10aに格
納されている。つまり、図のように録画番組Aの録画番
組データブロックDBは、テープ番号[1]に対応する
テープ対応領域A10−1に格納され、テープ番号エリ
アA1及び番組番号エリアA2の内容は、それぞれ番組
識別情報に対応してテープ番号[1]、及び番組番号
[1]を示す値が格納されている。データエリアA3に
は録画番組Aに応じた内容の情報が格納されている。
【0056】上述のようにして、録画番組Aの番組識別
情報を得ることによって、これより矢印aの位置から新
たに録画する録画番組Bの番組識別情報におけるテープ
番号及び番組番号は、図5(c)の右側に示す内容に設
定することができる。つまり、録画番組Aはテープ番号
[1]であることから、録画番組Aと同一テープに記録
される録画番組Bについてもテープ番号[1]とされる
ことになる。次に、録画番組Aは番組番号[1]である
ことから、その次の位置に録画されることとなる録画番
組Bについては、テープ番号[2]が設定されることに
なる。
【0057】上記のように録画番組Bに関するテープ番
号及び番組番号を設定して、図5(b)に示すように録
画番組Bの記録を矢印aの位置から開始したとすると、
先ず、録画番組Bの録画開始位置に対応し、コントロー
ルトラック上にインデックス信号IDX・Bが記録され
る。そして以降、録画番組Bの映像信号の垂直ブランキ
ング期間内の所定ラインに、番組番号[1]及びテープ
番号[2]を示すデータ及びアドレスデータが重畳され
た状態で記録が行われていくことになる。アドレスデー
タは現在のテープ位置を時間換算して示すものであり、
録画の進行に応じて逐次更新されたアドレスデータが、
番組番号データ及びテープ番号データと共にテープ上に
記録されていく。
【0058】そして、例えば録画番組Bの録画が終了す
ると、上記図5(c)の右側に示す番組識別情報の内容
に対応して、図5(d)に示すようにして録画番組Bの
録画番組データブロックDBが作成されて、テープライ
ブラリデータとして格納される。録画番組Bの録画番組
データブロックDBの内容は、図のように、番組番号エ
リアA1及びテープ番号エリアA2のそれぞれに対し
て、番組番号[1]及びテープ番号[2]であることを
示す値が格納される。また、録画番組Bが本来放送番組
であるとすれば、放送信号に重畳して伝送されてくる電
子番組ガイドデータのうち、録画番組Bに関連する内容
のデータを利用して、データエリアA3に格納すべき番
組ガイドデータを作成して格納することになる。また、
番組ガイドデータにアドレスデータを含めることによっ
て、録画番組Bに関するテープ上の録画開始/終了位
置、及び録画時間長等の情報も番組ガイドデータとする
ことができる。
【0059】本実施の形態の電子番組表示制御装置で
は、図4に示したデータ構造を有すると共に図5に示し
たようにして作成されるテープライブラリデータに基づ
いて、先に、図2により説明したようにして、EPNモ
ードにおいてこれまで録画したビデオカセットの番組に
関する情報を表示して提供するように表示制御を行うこ
とができる。なお、EPNモードにおける録画番組情報
の具体的表示形態例であるが、ここでは説明を省略す
る。
【0060】(d.録画番組情報を利用した頭出し再生
動作例)次に、これまで説明してきた録画番組情報(番
組識別情報及びテープライブラリデータ)を利用した、
本実施の形態のVTR部11における頭出し再生動作の
一例について、図6を参照して説明する。ここでは、E
PN画面により所望の録画番組を選択して頭出し再生を
行う場合が示されている。
【0061】図6には、ビデオカセットの磁気テープ上
においてテープ開始位置から録画番組A、B、Cの3つ
の録画番組が順に記録されている状態が示されている。
この場合、録画番組A、B、Cの各番組識別情報及びテ
ープライブラリデータにおけるテープ番号は共通の値
(例えばテープ番号[1])とされ、番組番号は録画番
組A、B、Cごとに[1][2][3]の値が設定され
ているものとする。
【0062】例えば、先ずユーザは図2にて説明した操
作によってEPNにおけるMAINモードに移行させて
MAINウィンドウW1を表示させた上で、録画番組ガ
イド表示のためのモード(all tape navi
gateモード又はthistape navigat
eモード)として、これまでVTR部11により録画し
た録画番組に関連する情報を表示させる。ここで、ユー
ザが見たいと思っている所望の番組は、図6に示すビデ
オカセットに記録されている録画番組Bであるとする。
ユーザは、MAINウィンドウW1上で、任意の検索項
目を利用しながら録画番組Bについて検索する。そし
て、MAINウィンドウW1に表示されている、録画番
組Bが録画されているビデオカセットのテープ番号を参
照して、このテープ番号が付されているテープをVTR
部11に装填する。ここでは、このときのテープローデ
ィング位置は、図6の矢印bにより示す位置(録画番組
Cの終了位置)とする。そしてユーザは、例えば所要の
操作によりEPNにおけるMAINウィンドウW1上で
録画番組Bを選択した上でCOMMANDモードに移行
し、COMMANDウィンドウ上で頭出し再生のための
操作を行う。
【0063】上記操作に基づき、システムコントローラ
9はVTR部11を制御して、図の○内に示す手順1〜
10に示すようにして録画番組Bについての頭出し再生
を行う。 手順1:テープローディング位置より所定量の巻き戻し
を行う。 手順2:手順1の巻き戻しが終了した位置から短時間
(例えば数秒程度)の再生を行って、ここでは番組識別
情報のうち、アドレスデータについて検出を行う。この
アドレスデータを検出することで、現在のテープ位置が
識別されるが、この現在のテープ位置と、テープライブ
ラリデータに格納された録画番組Bの録画開始位置情報
とを比較することにより、録画番組Bについて頭出しを
行うためのテープ送り方向が判別される。この場合に
は、テープ送り方向として巻き戻しを行うことになる。 手順3:テープの巻き戻しを行いながら、コントロール
トラックに記録されているインデックス信号IDXの検
出を待機する。 手順4:ここでは、先ず録画番組Cのインデックス信号
IDX・Cが検出される。 手順5:上記手順4によりインデックス信号IDX・C
が検出されると、短時間の再生を行って、録画番組Cの
番組識別情報(テープ番号及び番組番号)を抽出する。
システムコントローラでは、抽出した録画番組Cの番組
識別情報と、頭出しすべき録画番組Bのテープライブラ
リデータ(録画番組データブロックDB)とにおけるテ
ープ番号及び番組番号データについてを比較する。この
場合の比較結果としては不一致であることが判別され
る。 手順6:上記のように不一致の判別結果が得られた場合
には、更にテープを巻き戻しながら、次のインデックス
信号IDXが検出されるのを待機する。 手順7:ここでは、録画番組Bのインデックス信号ID
X・Bが検出される。 手順8:インデックス信号IDX・Bの位置から短時間
の再生を行って、録画番組Bの番組識別情報を抽出し、
この録画番組Bの番組識別情報と、録画番組Bのテープ
ライブラリデータ(録画番組データブロックDB)とに
おけるテープ番号及び番組番号データを参照する。この
場合には、一致であるとの比較結果が得られることにな
る。 手順9:手順8で再生した分だけテープを巻き戻して、
録画番組Bの開始位置にテープを送る。 手順10:録画番組Bの再生を行う。
【0064】なお、例えば、上記手順2において抽出し
た番組識別情報のテープ番号を利用し、このテープ番号
の録画番組がテープライブラリメモリ上でどのテープ番
号に対応しているかを識別することが可能である。そこ
で、例えば、頭出し再生すべき録画番組が記録されてい
ないビデオカセットが装填された状態で、頭出し再生が
要求されたような場合には、手順2において、現在装填
されているビデオカセットは頭出し再生すべき録画番組
が記録されたものではないことを判別することができ
る。そして、以降の頭出し再生動作は行わずに、例えば
ユーザに頭出しすべき録画番組が記録されているビデオ
カセットを装填するように促すメッセージ表示などを出
力するようにすることが可能である。
【0065】これまでの説明から分かるように、本実施
の形態ではテープライブラリメモリ10a上に録画番組
に関連する番組情報を格納することで、例えば従来のよ
うにビデオカセットを装填して番組情報領域を再生する
といったことをしなくとも、録画番組情報のためのガイ
ド表示を行うことが可能となる。また、磁気テープ上に
少なくとも番組を特定することのできる識別情報とし
て、テープ番号及び番組番号を記録して、テープライブ
ラリメモリ10a上では、このテープ番号及び番組番号
に対応させるようにして各録画番組の番組ガイド情報を
格納するようにしたことで、磁気テープ上とテープライ
ブラリメモリ10a上のテープ番号及び番組番号を参照
することによって、例えば上記図6にて説明したように
して、ユーザが選択した番組の頭出し再生を行うことが
可能となる。
【0066】<4.録画番組情報の再構築処理>ビデオ
カセットは磁気テープの長手方向に沿って物理的に磁気
記録を行うことから、1本のビデオカセットに複数の番
組を録画して、本実施の形態のようにして録画番組情報
(番組識別情報及びテープライブラリデータ)を作成し
て磁気テープに記録、及びテープライブラリデータメモ
リ10aへの格納を行っていく場合、1本の磁気テープ
に記録されている複数の録画番組間で異なるテープ番号
が付される可能性がある。本実施の形態における録画番
組情報の再構築処理とは、このように1本のビデオカセ
ットにおいて異なる番組番号が付された場合に、これら
録画番組のテープ番号を統一して扱えるようにテープ番
号の登録について再構築処理を行うものであるが、その
前提として、どのような場合に1本のビデオカセットに
おいて異なるテープ番号が登録されるのか、その一例に
ついて図7を参照して説明する。
【0067】図7(a)には、ビデオカセットのテープ
開始位置より録画番組Aが記録されている状態が示され
ている。このビデオカセットには、現状態ではテープ番
号[1]が付されているものとされ、従って、図5
(c)の番組識別情報及び図5(d)のテープライブラ
リデータのいずれにおいても録画番組Aが対応するテー
プ番号は[1]として登録されている。また、このビデ
オカセットに記録されているのは録画番組Aのみであ
り、番組番号は[1]として登録されている。
【0068】ここで、何らかの事情により、ビデオカセ
ットの磁気テープが録画番組Aの終了位置よりも先の図
7(a)の矢印cに示す位置まで送られていたとする。
このビデオカセットをVTR部11に装填した場合に
は、矢印cに対応すテープ位置がテープローディング位
置となる。つまり、録画番組Aの終了位置とテープロー
ディング位置との間には相当のブランク領域が存在する
状態である。そして、この状態からビデオカセットに新
たに番組を録画するとした場合、機器の動作としては、
図5においても説明したように、最初にこの矢印cの位
置から所定量のテープの巻き戻しを行って、先に録画さ
れている番組の番組識別情報を検出する動作を実行す
る。ところが、この場合には上記したブランク領域が番
組識別情報検出のための巻戻し量以上の幅(テープ長)
を有している。このため、図7(a)に示すようにブラ
ンク領域に対して番組識別情報の検出が行われることに
なり、当然のこととして番組識別情報は検出されない。
このように、番組識別情報が検出されない場合、システ
ムコントローラ9はこのビデオカセットについてバージ
ンテープであると見做して、次に録画されることとなる
録画番組B(図7(b)参照)については、少なくとも
テープ番号[1]とは異なるテープ番号を設定してしま
う。この場合には、テープ番号[2]が設定されるもの
とする。また、この場合には録画番組Bが対応する番組
番号は、テープ番号[2]のビデオカセットに最初に記
録される録画番組であると見做し、従って番組番号
[1]を設定するものとする。
【0069】このようにして、録画番組Bのテープ番号
及び番組番号が記録されることで、実際にテープ上に記
録される録画番組A及び録画番組Bの各番組識別情報と
しては、図7(c)に示すものとなる。また、これに対
応して、録画番組A及び録画番組Bのテープライブラリ
データ(録画番組データブロック)の内容としては、図
7(d)に示すようなものとなる。つまり、録画番組A
及び録画番組Bは、同一ビデオカセット上に録画されて
いるのにも関わらず、テープライブラリデータ上では、
それぞれテープ番号の異なる録画番組として扱われる。
即ち、異なるビデオカセットに録画されている番組とし
て管理されることになり、例えばEPNにおける録画番
組情報の表示としても、録画番組Aと録画番組Bとで
は、それぞれテープ番号[1]とテープ番号[2]のビ
デオカセットに録画された録画番組として扱うようにし
て表示されることになる。
【0070】このように、実際のビデオカセットにおけ
る録画番組の物理的記録状態と、電子番組ガイド表示装
置側における録画番組情報のビデオカセット単位での管
理状態が一致しないということは、録画番組に関する電
子番組ガイドの使い勝手の良さを阻害することにつなが
る。そこで、本実施の形態においては、次に図8により
説明するようにして録画番組情報の再構築処理を実行し
て、1本のビデオカセットにおいて異なる番組番号が付
された録画番組について、テープ番号を統一するように
して、新たに1本のビデオカセットに記録された録画番
組としてテープライブラリデータ上で管理できるように
するものである。
【0071】図8(a)は、録画番組情報の再構築処理
の手順例を示している。また、この図に示すビデオカセ
ットとしては、先に図7により例示したビデオカセット
の記録状態が示されている。つまり、図7(b)に示す
ビデオカセットと同一の記録状態が示されているもので
あり、このテープに記録されている録画番組A、Bの各
番組識別情報及びテープライブラリデータの内容も図7
(c)及び図7(d)に示したものと同一となる。
【0072】ところで、再構築が必要なビデオカセット
の識別に関してであるが、これはユーザがEPN画面に
よる番組表を見たときに、ある番組に関するテープ番号
の割当が自分の記憶と違っていること等に気付いて、ユ
ーザ自身が把握する場合や、例えば頭出し再生処理等の
スキャン実行時に抽出した録画番組ごとの番組識別情報
の内容に基づいて、装置側のシステムコントローラが認
識する場合などが考えられるが、例えば、装置側により
再構築が必要なビデオカセットであることが判別された
ような場合には、自動的に装置側の制御により以下説明
するような一連の再構築処理を実行する、若しくは、ユ
ーザに再構築処理を促すためのアラート表示などを行う
ようにすることが考えられる。このような場合、ユーザ
は例えばリモートコントローラ等によって再構築処理を
実行するための操作を行うことで、再構築処理を行わせ
ることができる。
【0073】そこで、再構築処理の手順として、例えば
ユーザは録画番組情報について再構築を行いたいビデオ
カセットをVTR部11に装填する。この場合には図8
(a)の矢印dに示す位置(録画番組Bの終了位置)に
おいて、ビデオカセットのテープローディングが行われ
たものとする。この状態で、例えばユーザが再構築処理
を実行させるための所定の操作を行うことで、以降は、
システムコントローラ9の処理制御によって、図8
(a)の〜に示す手順により、再構築処理が実行さ
れることになる。なお、この場合にはビデオカセットに
ついてテープ番号[1]を設定して再構築処理を実行す
る場合が示されている。
【0074】 この場合には、ビデオカセットの途中
位置(矢印dにより示す位置)でテープローディングが
行われていることから、ビデオカセットをテープ開始位
置まで巻き戻すことが行われる。 テープの開始位置より早送りを行いながら、順次、
録画番組のインデックス信号IDXを検出していく動作
が開始される。この場合には、ほぼテープ開始位置にお
いて直ちに録画番組Aのインデックス信号IDX・Aが
検出された。 録画番組Aのインデックス信号IDX・Aが検出さ
れると、この録画番組Aについて短時間の再生を行っ
て、映像信号に重畳された番組識別情報を抽出すること
が行われる。この録画番組Aの映像信号に重畳して記録
された番組識別情報のうち、テープ番号及び番組番号
は、図7(c)に示したようにテープ番号[1]、番組
番号[1]となっている。また、これに対応して、既に
テープライブラリデータとして格納されている録画番組
Aのテープ番号及び番組番号も、図7(d)に示したよ
うにテープ番号[1]、番組番号[1]となっている。
システムコントローラ9は、図8(b)に示すように、
この録画番組Aについて既に設定されているテープ番号
[1]、番組番号[1]のデータを、再構築データ対応
テーブルA11の「格納済データ」の領域に格納する。
次に、この録画番組Aに対応する再構築データとして、
新たにテープ番号[R1]、及び番組番号[R1]を設
定し、このテープ番号[R1]、及び番組番号[R1]
のデータを、図8(b)に示すように、録画番組Aに対
応するアドレスの「再構築データ」の領域に格納する。
ここで、再構築用の番号データ(R1〜Rn)に付され
ている「R」は、再構築により設定された番号であるこ
とを示すフラグである。従って、例えばテープ番号[R
1]であれば、再構築によりテープ番号[1]として扱
うように設定されたことを示している。このようにし
て、録画番組Aのテープ番号及び番組番号について、図
8(b)に示すような「格納済データ」と「再構築デー
タ」の対応関係が得られることになる。なお、上記フラ
グ「R」は、例えば実際には数ビットによる固定長のブ
ロックデータに対して所定のビットパターンが割与えら
れるようにして設定されればよい。 上記手順における処理の後は、物理的にテープ上
において録画番組Aの次に記録されている録画番組をサ
ーチするための早送りが行われる。 ここでは、録画番組Aの次に録画された番組とし
て、録画番組Bのインデックス信号IDX・Bが検出さ
れる。 録画番組Bについて短時間の再生を行って、映像信
号に重畳された番組識別情報を抽出する。この録画番組
Bの映像信号に重畳して記録された番組識別情報のう
ち、テープ番号及び番組番号は、図7(c)に示したよ
うにテープ番号[2]、番組番号[1]であり、これに
対応するテープライブラリデータとして格納済のテープ
番号及び番組番号も、図7(d)に示したようにテープ
番号[2]、番組番号[1]である。ここで、システム
コントローラ9は、図8(b)に示すように、この録画
番組Bについて登録済のテープ番号[2]、番組番号
[1]のデータを、再構築データ対応テーブルA11の
「格納済データ」の空き領域に格納する。次に、この録
画番組Bに対応する再構築データとして、新たにテープ
番号[R1]と、及び番組番号[R2]を設定する。こ
こで設定されたテープ番号[R1]は上記録画番組Aと
共通であり、番組番号[R2]は、録画順として録画番
組A(番組番号[R1])の次の録画番組として扱われ
ることを示している。このテープ番号[R1]及び番組
番号[R2]のデータは、図8(b)に示すように、録
画番組Bに対応するアドレスの「再構築データ」の領域
に格納され、これにより、図8(b)に示すような録画
番組Bに関する「格納済データ」と「再構築データ」の
対応関係をつくる。 上記手順における処理の後は、物理的にテープ上
において録画番組Bの次に記録されている録画番組をサ
ーチするための早送りが行われる。 この場合には、録画番組Bの後には録画番組が存在
しない、つまり新たなインデックス信号IDXは検出さ
れず、テープ終了位置まで早送りが行われて、この早送
り動作が停止されることで、再構築処理が終了する。な
お、この手順の後に、自動的にテープの先頭位置まで
巻き戻しを行って再構築処理を終了させるようにしても
よい。
【0075】このようにして再構築処理が行われると、
この後は、次に説明するようにしてテープライブラリメ
モリ上のデータが管理されることになる。例えばEPN
表示制御等で、録画番組A及び録画番組Bの番組ガイド
データを利用する場合には、システムコントローラ9
は、再構築データ対応テーブルA11を参照して、実際
にテープライブラリデータのテープ番号エリアA1及び
番組番号エリアA2に記録されている録画番組A、Bの
テープ番号及び番組番号データ(図8(b)の格納済デ
ータの内容に相当する)が対応する再構築データを読み
出す。そして、録画番組A及び録画番組Bについてのテ
ープライブラリデータ上の見掛け上の扱いとしては、再
構築データ対応テーブルA11から読み出した、再構築
データのテープ番号び番組番号のデータに、番組ガイド
データを対応させる。
【0076】従って、本実施の形態においては、図8
(c)に示すようにしてテープライブラリデータを管理
することになる。つまり、録画番組A,Bの各録画番組
データブロックDBのテープ番号エリアA1には、それ
ぞれテープ番号として[R1]が対応して、録画番組
A,Bは共にテープ番号[1]のビデオカセットに記録
された番組として扱われる。また、録画番組A,Bの各
番組番号エリアA2にはそれぞれ番組番号として[R
1][R2]が対応して、テープ番号[1]のビデオカ
セットにおいて、それぞれ番組番号[1][2]が付与
された番組であるとして扱われる。そして、例えば実際
にEPNにより番組ガイド表示が行われる場合にも、録
画番組A、Bは、それぞれテープ番号[1]のビデオカ
セットにおいて、番組番号[1]、[2]が付された録
画番組として表示される。
【0077】また、番組情報について再構築されたビデ
オカセットについて、EPNを利用して先に図6にて説
明したようにして頭出し再生を行う場合であるが、この
ときには再構築データ対応テーブルA11を参照するこ
とにより、選択された録画番組に対して実際に格納済の
データとして登録されているテープ番号及び番組番号を
識別し、この識別したテープ番号及び番組番号が記録さ
れている録画番組を磁気テープ上でサーチしていくこと
で、問題なく頭出し再生を行うことができる。
【0078】このように、本実施の形態では、録画番組
A、Bの番組識別情報は映像信号に重畳した形式で磁気
テープ上に記録されているため、図7(c)に示す内容
のままとされて、記録後の変更は不可能なのであるが、
上記のように既に設定されたテープ番号び番組番号のデ
ータを、再構築データ対応テーブルA11で再構築デー
タと対応させて、以降はこの再構築データのテープ番号
及び番組番号を番組ガイドデータの管理に利用すること
で、1本のビデオカセットにおいて複数の録画番組に対
して異なるテープ番号が設定されたとしても、テープ番
号を統一して管理することが可能なように構成される。
【0079】なお、再構築後のテープライブラリデータ
におけるテープ対応領域A10−1〜A10−nの記憶
内容の管理であるが、具体的に、図7及び図8により説
明した場合を例にとって考えてみた場合、図7(d)に
示す録画時に記憶された録画番組A,Bに関する記憶内
容は再構築後には不要となる。そこで、再構築後のテー
プライブラリデータのメモリ内容の管理として、図7
(d)に示す記憶内容は消去し、代わりに図8(c)に
示す内容のデータをテープライブラリメモリに対して書
き込むようにすればよい。このように、テープ対応領域
A10−1〜A10−nの記憶内容を書き換えたとして
も、再構築データ対応テーブルに格納された情報を参照
しさえすれば、常にEPNとしての番組ガイド表示は正
確に行われる。
【0080】例えば、本実施の形態とは異なる他の再構
築処理として、実際に録画されているビデオカセットと
異なるテープ番号が付された録画番組があることがわか
ったときに、修正により新規に発生させたテープ番号及
び番組番号等の情報を、既に記録時の元のテープ番号及
び番組番号が記憶されて管理されている同一グループの
記憶領域内に追加するようにして格納すると共に、上記
新規のテープ番号及び番組番号の格納領域のアドレス
と、元のテープ番号及び番組番号の格納領域とのアドレ
スをリンクさせるためのリンク情報を設定して保持する
ようにして処理を行うことが考えられるが、このような
管理形態では上記リンク情報に依存して再構築のための
管理が行われることになる。このため、例えば、1本の
ビデオテープに対して何度も適当に録画番組を重ね録り
したなどの事情により、結果的に、ある1つの番組に対
して何度も再構築が行われたような場合には、リンク情
報により連結される格納領域数が多くなるなどして、メ
モリ管理が非常に重くなる可能性がある。また、リンク
情報により連結される必要上、本来は不要であるはずの
最新の再構築処理より前のテープ番号及び番組番号の情
報は、消去、書き換えなどは行わずに保持し続けること
になり、それだけメモリ容量を消費することになるの
で、条件によっては比較的大容量のメモリが必要とな
る。
【0081】これに対して、本実施の形態のように元の
テープ番号及び番組番号とは独立した再構築用のテープ
番号及び番組番号により管理することで、たとえある1
つの番組に対して再構築処理が重なったとしても、再構
築データのテープ番号及び番組番号に基づいて効率的に
管理が行われるので、特にメモリ管理に関する処理が重
くなることはない。なお、例えばある1つの録画番組に
ついて再構築処理が2度以上行われるときには、再構築
データ対応テーブルA11における再構築データの領域
の内容がそのとき設定された再構築用のテープ番号及び
番組番号に従って書き換えられることになる。また、本
実施の形態では、再構築処理後はその管理内容に従って
テープライブラリデータの内容について消去、書き換え
を行うようにされるため、不用意にメモリ容量が消費さ
れることなく、テープライブラリデータとしての記憶容
量を有効に利用することが可能となる。
【0082】ここで、図9(a)に示すビデオカセット
の磁気テープには、テープ開始位置より録画番組A、
B、D、Cが順に記録されている状態が示されている。
ただし、録画番組Dは、図9(b)に示すようにその前
後の部分が録画番組Bと録画番組Cにより上書きされて
消去された状態である。この録画番組Dのように、後か
ら録画した番組に上書きするようにして番組録画を行う
場合は、ユーザは録画番組Dが消去されるのを承知で行
っている場合がほとんどである。つまり、録画番組Dは
ユーザにとっては既に不要となった番組であると想定す
ることができる。このような録画番組は、録画番組情報
のデータ管理から外されて、例えばEPN上においても
表示しないようにすることが実際の使用上では好まし
い。本実施の形態ではこのようなビデオカセットに対し
て再構築処理を行うことで、例えば図9(a)に示すよ
うな不要な録画番組Dをデータ管理から除外することが
できる。
【0083】この場合、録画番組Dのインデックス信号
IDX・Dは録画番組Bの上書きにより消去されてお
り、図9(a)に示すビデオカセットの記録状態では存
在しない。このようなビデオカセットの録画番組情報に
ついて、図8にて説明した手順に準ずるようにして再構
築処理を行った場合、録画番組のスキャンのための早送
り時においては、録画番組Dのインデックス信号IDX
・Dは検出されないために、再構築データ対応テーブル
A11に対して、録画番組Dについてのデータは登録さ
れない。このため、再構築処理後において、再構築デー
タ対応テーブルA11を参照してデータ管理を行った場
合、録画番組Dはこのテープには記録されていないもの
として扱われることになる。そして、例えばEPN上で
は、録画番組Dに関する情報は表示されないことにな
る。
【0084】なお、本発明は、これまで説明してきた実
施の形態の構成に限定されるものではなく各種変更が可
能であり、例えば図6及び図8に示した頭出し再生動作
や再構築処理の手順については、ほかにも考えられるも
のである。また、番組ガイドとしてのEPN表示も図2
に示したものに限定されるものではなく各種考えられる
ものである。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、例えば番
組ガイド表示などのための録画番組の管理形態として、
テープ状記録媒体に対して映像信号に重畳して記録した
テープ番号と番組番号の識別データと、メモリ上に格納
されたテープライブラリデータとしてのテープ番号と番
組番号の識別データに基づいて録画番組を特定する方法
を採っている。このような管理形態では、同一ビデオカ
セットにおいて録画番組間で異なるテープ番号が設定さ
れる場合が生じることが不可避となるものの、テープ番
号は映像信号に重畳して記録されるため記録後には書き
換え不可能であった。このため、積極的に同一ビデオカ
セットの録画番組間のテープ番号を統一管理するように
修正するための再構築は困難とされていたが、本発明の
ようにしてテープ番号について再構築処理を実行すれ
ば、以降は、実際には同一ビデオカセットにおいて異な
るテープ番号が記録された録画番組について、共通のテ
ープ番号を設定して管理することが容易に実現されるわ
けである。そして、例えば本発明のようにして再構築処
理によって管理された番組情報に基づいて番組ガイド情
報を提示するようにすれば、ユーザにとっては実際のビ
デオカセットの番組録画状態に一致するガイド情報が得
られることになるため、録画番組ガイド機能としては更
に使い勝手が向上されることになる。
【0086】また、上記再構築処理にあたっては再構築
用のテープ番号を設定し、この再構築用のテープ番号と
録画時に設定される元のテープ番号とを対応させるよう
にして管理することにより、再構築後のテープライブラ
リデータの管理は効率的で簡単なものとすることができ
ることになる。そして、再構築後の管理に従ってテープ
ライブラリデータにおける記憶内容を更新するようにし
たことで、それだけテープライブラリデータのメモリ容
量の消費が抑えられて、メモリの記憶容量を有効に利用
することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の電子番組表示制御装置の
構成例を示すブロック図である。
【図2】EPNのモード遷移をその表示形態により示す
説明図である。
【図3】磁気テープ上における番組識別情報の記録フォ
ーマットを説明するための説明図である。
【図4】テープライブラリデータのデータ構造を示す説
明図である。
【図5】録画時における番組識別情報の記録及びテープ
ライブラリデータの格納例を説明するための説明図であ
る。
【図6】本実施の形態における頭出し再生動作例を説明
するための説明図である。
【図7】同一ビデオカセットの録画番組間で異なるテー
プ番号が付される場合の録画時の動作例について説明す
るための説明図である。
【図8】本実施の形態の再構築処理をその手順と共に示
す説明図である。
【図9】再構築処理を行った場合に、磁気テープ上にお
いて部分的に上書きされた録画番組に対する扱いを説明
するための説明図である。
【符号の説明】
2 チューナ、7 チューナ/タイマーコントローラ、
8 EPNコントローラ、9 システムコントローラ、
11 VTR部、12 モニタ装置、13 リモートコ
ントローラ、W1 MAINウィンドウ、W2 COM
MANDウィンドウ、W3 INPUTウィンドウ、A
10−1〜A10−1n テープ対応領域、DB 録画
番組対応ブロック、A1 テープ番号エリア、A2 番
組番号エリア、A3 データエリア、A11 再構築デ
ータ対応テーブル、IDX インデックス信号

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ状記録媒体に記録された録画番組
    に関する情報を管理するための録画番組情報管理装置と
    して、 録画番組情報として、少なくとも録画番組を記録するテ
    ープ状記録媒体ごとに異なるようにして付す記録媒体番
    号を示す記録媒体番号情報と、この記録媒体番号に従属
    するようにして録画番組ごとに異なるようにして付す番
    組番号を示す記録媒体番号情報とを設定する録画番組情
    報設定手段と、 録画番組の識別情報として、少なくとも上記録画番組情
    報設定手段により設定された記録媒体番号情報及び番組
    番号情報を録画番組の映像信号に重畳してテープ状記録
    媒体に記録させる記録制御手段と、 テープ状記録媒体に記録された各録画番組に関する録画
    番組情報として、少なくとも、上記録媒体番号情報及び
    番組番号情報を記憶することのできる記憶手段と、 同一テープ状記録媒体に記録された録画番組間におい
    て、少なくとも異なる記録媒体番号が既に設定されてい
    る場合に、同一テープ状記録媒体における録画番組の記
    録媒体番号情報を統一して管理するための再構築処理を
    実行することのできる再構築手段を備えて構成され、 上記再構築手段は、 上記再構築処理の対象となるテープ状記録媒体に付すべ
    き所定の再構築用記録媒体番号を示す再構築用記録媒体
    番号情報を設定する再構築用番号設定手段と、 上記再構築処理の対象となるテープ状記録媒体の再生映
    像信号から、録画番組ごとに記録媒体番号情報及び番組
    番号情報を抽出する識別情報抽出手段と、 上記識別情報抽出手段により抽出した録画番組ごとの記
    録媒体番号情報に対して、上記再構築用記録媒体番号情
    報を対応させるようにして上記記憶手段の再構築用領域
    に記憶させることのできる記憶制御手段と、 上記再構築用領域の記憶内容を参照することによって、
    テープ状記録媒体に記録された録画番組の記録媒体番号
    情報については、上記再構築用記録媒体番号情報に置き
    換えるようにして管理する番組情報管理手段とを備えて
    いることを特徴とする録画番組情報管理装置。
  2. 【請求項2】 上記再構築用番号設定手段は、上記再構
    築用記録媒体番号に従属するようにして録画番組ごとに
    付すべき再構築用番組番号を示す再構築用番組番号情報
    を設定可能とされ、 上記記憶制御手段は、上記情報抽出手段により抽出した
    録画番組ごとの記録媒体番号情報及び番組番号情報に対
    して、上記再構築用記録媒体番号情報及び再構築用番組
    番号情報を対応させるようにして上記記憶手段の再構築
    用領域に記憶させ、 上記番組情報管理手段は、上記再構築用領域の記憶内容
    を参照することによって、テープ状記録媒体に記録され
    た録画番組の記録媒体番号情報及び番組番号情報につい
    ては、それぞれ上記再構築用記録媒体番号情報及び再構
    築用番組番号情報に置き換えて管理するように構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の録画番組情報管理装
    置。
  3. 【請求項3】 上記再構築処理の対象となった録画番組
    に関しては、上記記憶手段に対して記憶されている再構
    築処理前の録画番組情報の記憶内容を消去し、必要があ
    れば、上記番組情報管理手段の管理内容に従って、録画
    番組情報の記憶内容の書き換えを行う録画番組情報更新
    手段、 を備えていることを特徴とする請求項1に記載の録画番
    組情報管理装置。
  4. 【請求項4】 テープ状記録媒体に記録された録画番組
    に関する情報を管理するための録画番組情報管理方法と
    して、 録画番組情報として、少なくとも録画番組を記録するテ
    ープ状記録媒体ごとに異なるようにして付す記録媒体番
    号を示す記録媒体番号情報と、この記録媒体番号に従属
    するようにして録画番組ごとに異なるようにして付す番
    組番号を示す記録媒体番号情報とを設定する録画番組情
    報設定処理と、 録画番組の識別情報として、少なくとも上記録画番組情
    報設定処理により設定された記録媒体番号情報及び番組
    番号情報を録画番組の映像信号に重畳してテープ状記録
    媒体に記録させるための記録制御と、 テープ状記録媒体に記録された各録画番組に関する録画
    番組情報として、少なくとも、上記録媒体番号情報及び
    番組番号情報を所定の記憶領域に記憶させることのでき
    る記憶制御と、 同一テープ状記録媒体に記録された録画番組間におい
    て、少なくとも異なる記録媒体番号が既に設定されてい
    る場合に、同一テープ状記録媒体における録画番組の記
    録媒体番号情報を統一して管理するための再構築処理を
    実行するものとされたうえで、 上記再構築処理は、 再構築処理の対象となるテープ状記録媒体に付すべき所
    定の再構築用記録媒体番号を示す再構築用記録媒体番号
    情報を設定することのできる再構築用番号設定処理と、 上記再構築処理の対象となるテープ状記録媒体の再生映
    像信号から、録画番組ごとに記録媒体番号情報及び番組
    番号情報を抽出する識別情報抽出処理と、 上記識別情報抽出処理により抽出した録画番組ごとの記
    録媒体番号情報に対して、上記再構築用記録媒体番号情
    報を対応させるようにして上記記憶領域内の再構築用領
    域に記憶させる再構築情報記憶制御と、 上記再構築用領域の記憶内容を参照することによって、
    テープ状記録媒体に記録された録画番組の記録媒体番号
    情報については、上記再構築用記録媒体番号情報に置き
    換えるようにして管理する番組情報管理処理とを実行す
    ることを特徴とする録画番組情報管理方法。
  5. 【請求項5】 上記再構築用番号設定処理は、上記再構
    築用記録媒体番号に従属するようにして録画番組ごとに
    付すべき再構築用番組番号を示す再構築用番組番号情報
    を設定可能とされ、 上記再構築情報記憶制御は、上記情報抽出処理により抽
    出した録画番組ごとの記録媒体番号情報及び番組番号情
    報に対して、上記再構築用記録媒体番号情報及び再構築
    用番組番号情報を対応させるようにして記憶し、 上記番組情報管理処理は、上記再構築用領域の記憶内容
    を参照することによって、テープ状記録媒体に記録され
    た録画番組の記録媒体番号情報及び番組番号情報につい
    ては、それぞれ上記再構築用記録媒体番号情報及び再構
    築用番組番号情報に置き換えるようにして管理するよう
    に構成したことを特徴とする請求項4に記載の録画番組
    情報管理方法。
  6. 【請求項6】 再構築処理の対象となった録画番組に関
    しては、上記記憶領域に対して記憶されている再構築処
    理前の録画番組情報の記憶内容を消去し、必要があれ
    ば、上記番組情報管理処理の管理内容に従って、録画番
    組情報の記憶内容の書き換えを行う録画番組情報更新処
    理を実行可能に構成されていることを特徴とする請求項
    4に記載の録画番組情報管理方法。
  7. 【請求項7】 テープ状記録媒体に対応して記録及び再
    生を行う記録再生手段を備えた記録再生装置において、 録画番組情報として、少なくとも録画番組を記録するテ
    ープ状記録媒体ごとに異なるようにして付す記録媒体番
    号を示す記録媒体番号情報と、この記録媒体番号に従属
    するようにして録画番組ごとに異なるようにして付す番
    組番号を示す記録媒体番号情報とを設定する録画番組情
    報設定手段と、 録画番組の識別情報として、少なくとも上記録画番組情
    報設定手段により設定された記録媒体番号情報及び番組
    番号情報を録画番組の映像信号に重畳してテープ状記録
    媒体に記録するための上記記録再生手段に対する制御を
    行う記録制御手段と、 テープ状記録媒体に記録された各録画番組に関する録画
    番組情報として、少なくとも、上記録媒体番号情報及び
    番組番号情報を記憶することのできる記憶手段とを備え
    ることにより、テープ状記録媒体に記録された録画番組
    に関する情報を管理可能とされたうえで、 同一テープ状記録媒体に記録された録画番組間におい
    て、少なくとも異なる記録媒体番号が既に設定されてい
    る場合に、同一テープ状記録媒体における録画番組の記
    録媒体番号情報を統一して管理するための再構築処理を
    実行することのできる再構築手段が設けられ、 上記再構築手段は、 上記再構築処理の対象となるテープ状記録媒体に付すべ
    き所定の再構築用記録媒体番号を示す再構築用記録媒体
    番号情報を設定する再構築用番号設定手段と、 上記再構築処理の対象となるテープ状記録媒体の再生映
    像信号から、録画番組ごとに記録媒体番号情報及び番組
    番号情報を抽出する識別情報抽出手段と、 上記識別情報抽出手段により抽出した録画番組ごとの記
    録媒体番号情報に対して、上記再構築用記録媒体番号情
    報を対応させるようにして上記記憶手段の再構築用領域
    に対して記憶させることのできる記憶制御手段と、 上記再構築用領域の記憶内容を参照することによって、
    テープ状記録媒体に記録された録画番組の記録媒体番号
    情報については、上記再構築用記録媒体番号情報に置き
    換えるようにして管理する番組情報管理手段とを備えて
    いることを特徴とする記録再生装置。
  8. 【請求項8】 上記記憶手段は、録画番組に関する所要
    のガイド情報を示す録画番組ガイド情報を、上記記録媒
    体番号情報及び番組番号情報に対応させて記憶可能なよ
    うに構成されると共に、 上記記憶手段の記憶内容に基づいて、録画番組のガイド
    となる番組ガイド表示を行うことのできる表示手段が設
    けられていることを特徴とする請求項7に記載の記録再
    生装置。
  9. 【請求項9】 指定された録画番組について、上記記録
    再生手段により頭出し再生を実行させるための頭出し再
    生制御手段を備え、 上記頭出し再生制御手段は、 上記記憶手段に格納されている上記指定された録画番組
    を示す記録媒体番号情報及び番組番号情報について、テ
    ープ状記録媒体に記録されている録画番組ごとの再生映
    像信号から抽出した記録媒体番号情報及び番組番号情報
    と一致しているかについて判別処理を行い、上記テープ
    状記録媒体に記録されている録画番組のうち、上記判別
    処理として一致の判別結果が得られた録画番組について
    頭出し再生が行われるように、上記記録再生手段に対す
    る制御を実行することを特徴とする請求項7に記載の記
    録再生装置。
  10. 【請求項10】 上記テープ状記録媒体の所定領域に
    は、録画番組ごとにその開始位置を示すインデックス信
    号が記録されているものとされ、 上記頭出し再生制御手段は、 テープ状記録媒体に記録されている録画番組ごとの再生
    映像信号から記録媒体番号情報及び番組番号情報を抽出
    するのにあたり、録画番組の開始位置にアクセスするた
    めに上記インデックス信号を検出するための再生動作
    と、その開始位置にアクセスした録画番組の記録媒体番
    号及び番組番号が重畳された再生映像信号を得るための
    再生動作とが行われるように、上記記録再生手段に対す
    る制御を実行することを特徴とする請求項9に記載の記
    録再生装置。
  11. 【請求項11】 テープ状記録媒体に対応して記録及び
    再生を行う記録再生方法において、 録画番組情報として、少なくとも録画番組を記録するテ
    ープ状記録媒体ごとに異なるようにして付す記録媒体番
    号を示す記録媒体番号情報と、この記録媒体番号に従属
    するようにして録画番組ごとに異なるようにして付す番
    組番号を示す記録媒体番号情報とを設定する録画番組情
    報設定処理と、 録画番組の識別情報として、少なくとも上記録画番組情
    報設定処理により設定された記録媒体番号情報及び番組
    番号情報を録画番組の映像信号に重畳してテープ状記録
    媒体に記録するための記録制御と、 テープ状記録媒体に記録された各録画番組に関する録画
    番組情報として、少なくとも、上記録媒体番号情報及び
    番組番号情報を記憶領域に記憶することのできる記憶制
    御とを実行することにより、テープ状記録媒体に記録さ
    れた録画番組に関する情報を管理可能とされたうえで、 同一テープ状記録媒体に記録された録画番組間におい
    て、少なくとも異なる記録媒体番号が既に設定されてい
    る場合に、同一テープ状記録媒体における録画番組の記
    録媒体番号情報を統一して管理するための再構築処理を
    実行することのできる再構築処理モードを設定し、 上記再構築処理モードは、 再構築処理の対象となるテープ状記録媒体に付すべき所
    定の再構築用記録媒体番号を示す再構築用記録媒体番号
    情報を設定する再構築用番号設定処理と、 上記再構築処理の対象となるテープ状記録媒体の再生映
    像信号から、録画番組ごとに記録媒体番号情報及び番組
    番号情報を抽出する識別情報抽出処理と、 上記識別情報抽出処理により抽出した録画番組ごとの記
    録媒体番号情報に対して、上記再構築用記録媒体番号情
    報を対応させるようにして上記記憶領域の再構築用領域
    に対して記憶させることのできる再構築情報記憶制御
    と、 上記再構築用領域の記憶内容を参照することによって、
    テープ状記録媒体に記録された録画番組の記録媒体番号
    情報については、上記再構築用記録媒体番号情報に置き
    換えるようにして管理する番組情報管理処理とを実行す
    ることにより実現されることを特徴とする記録再生方
    法。
  12. 【請求項12】 上記記憶制御として、録画番組に関す
    る所要のガイド情報を示す録画番組ガイド情報を、上記
    記録媒体番号情報及び番組番号情報に対応させて記憶可
    能とされると共に、 上記記憶領域に記憶された内容に基づいて、録画番組の
    ガイドとなる番組ガイド表示を行う表示制御を実行する
    ように構成されていることを特徴とする請求項11に記
    載の記録再生方法。
  13. 【請求項13】 指定された録画番組について頭出し再
    生を実行させるための頭出し再生制御が実行可能とさ
    れ、 上記頭出し再生制御は、 上記記憶領域に格納されている上記指定された録画番組
    を示す記録媒体番号情報及び番組番号情報について、テ
    ープ状記録媒体に記録されている録画番組ごとの再生映
    像信号から抽出した記録媒体番号情報及び番組番号情報
    と一致しているかについて判別処理を行い、上記テープ
    状記録媒体に記録されている録画番組のうち、上記判別
    処理として一致の判別結果が得られた録画番組について
    頭出し再生が行われるように制御を実行することを特徴
    とする請求項11に記載の記録再生方法。
  14. 【請求項14】 上記テープ状記録媒体の所定領域に
    は、録画番組ごとにその開始位置を示すインデックス信
    号が記録されているものとされ、 上記頭出し再生制御としては、 テープ状記録媒体に記録されている録画番組ごとの再生
    映像信号から記録媒体番号情報及び番組番号情報を抽出
    するのにあたり、録画番組の開始位置にアクセスするた
    めに上記インデックス信号を検出するための再生動作
    と、その開始位置にアクセスした録画番組の記録媒体番
    号及び番組番号が重畳された再生映像信号を得るための
    再生動作とが行われるように制御を実行することを特徴
    とする請求項13に記載の記録再生方法。
JP9196898A 1996-08-13 1997-07-23 録画番組情報管理装置、録画番組情報管理方法、記録再生装置、及び記録再生方法 Withdrawn JPH10112838A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7657155B2 (en) 2003-09-04 2010-02-02 Sony Corporation Program data recording method and apparatus

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