JP2004336682A - 画像記録再生装置及び画像記録再生装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】チャンネルサーバに用いる画像記録再生装置に於いて、メモリカードに記憶された静止画像を表示装置画面上に自動的にスライドショーとして再生表示させる。
【解決手段】メモリカード126に記憶させた複数の静止画像をスライドショーとして表示装置300に再生表示する際に装置本体100の挿入口125にメモリカード126を挿入して置き、装置本体100の主電源投入時にコントローラ121はメモリカード126に記録したファイル名等を読み取って、ファイル名があれば自動的にスライドショーを行なう。
【選択図】 図8
【解決手段】メモリカード126に記憶させた複数の静止画像をスライドショーとして表示装置300に再生表示する際に装置本体100の挿入口125にメモリカード126を挿入して置き、装置本体100の主電源投入時にコントローラ121はメモリカード126に記録したファイル名等を読み取って、ファイル名があれば自動的にスライドショーを行なう。
【選択図】 図8
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は外部記憶媒体が挿入可能なカードスロット等の挿入口を有する画像記録再生装置及び画像記録再生装置の制御方法に係わり、特に、外部記憶媒体内に記憶された複数の画像を連続的に順次表示装置に表示させるように成した画像記録再生装置及び画像記録再生装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からデジタルカメラ等で外部記憶媒体(以下メモリカードと記す)内にデジタルカメラで撮像した複数の画像データを記憶させ、これら複数の画像データをデジタルカメラやデジタル画像再生装置等の表示部に表示させる様に成したものが広く利用されている。
【0003】
例えば、デジタルカメラで撮像された画像データ或は再生専用の画像データが記憶されたメモリカード内の画像を順次連続的に表示装置に表示させるスライドショーを行わせる様に成したデジタル画像再生装置及びデジタルカメラが特許文献1及び特許文献2に開示されている。
【0004】
特許文献1にはフラッシュメモリ、フラッシュメモリを搭載したPCカード、等の外部記憶媒体(メモリカード)がデジタル再生装置のカードの挿入口に挿入されると、カードの挿入口に備えられている機械スイッチが挿入状態を検知して、メモリカードの挿入をデジタル再生装置内の制御コンピュータ(CPU)に知らせると、デジタル再生装置内のすべての回路ブロックに電源供給する様に成され、メモリカード内の画像を見る為に画面上に表示された処理選択メニューに表示された「スライドショー」を選択するとCPUはメモリカードにおける各画像ファイルの中の画像を順に再生する処理を行って、表示装置に順次表示させることで挿入されたメモリカードに画像ファイルが存在する場合、再生ソフトを立ち上げて画像再生を行う旨の記載がある。
【0005】
又、特許文献2にはデジタルカメラに於いて、撮影モードと再生モードを切換える際に撮影用のメモリカード及び再生用の、メモリカードをカードの挿入口に挿入すると自動的に切り換わり、再生モードでスライドショーを行うことが出来る旨の記載がある。
【0006】
即ち、特許文献2に於いては、撮影用及び再生用メモリカードの他に「スライドショー」等の特殊な再生を行うための再生プログラムを記録した再生用プログラムカードやブラケット撮影等の特殊な撮影を行うための撮影用プログラムカード等を用意し、再生モードでは、たとえば上述の再生プログラムカードをメモリカードを装着すると、再生プログラムが実行される。その再生プログラムをデジタルカメラ内のCPUが実行することで異なる処理や再生を行うことができるようになる。例えば、スライドショーによる再生を行う再生用プログラムカードが装着された場合、直接、複数の撮影済み画像で連続して表示されるスライドショーが行われるといった具合である。この記載のように、再生用プログラムを記憶した再生用プログラムカードを挿入した場合、プログラムを読み出して再生プログラムを実行する様に成されている。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−275503号公報
〔段落番号〔0045〕及び〔0065〕、図5〕
【特許文献2】
特開2001−251538号公報
〔段落番号〔0096〕及び〔0132〕、図11〕
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述の特許文献1に開示された記載ではスライドショーを開始する場合にはPCカード等のメモリカードがデジタル再生装置のカードの挿入口に装着されると、このメモリカード挿入口に設けた機械的スイッチがメモリカードの挿入状態を検知して、挿入されたメモリカードに画像ファイルが存在する場合に再生ソフトウェアを立ち上げて画像のスライドショーを行う様に成されているため、デジタル再生装置等のメモリカードを装着する側に機械的スイッチ等のメモリカードの装着の有無を検出するセンサを必要とする課題を有している。
【0009】
また、特許文献2に開示された記載ではスライドショーを開始するためにはメモリカードに再生用プログラムを記憶した再生用プログラムカードを必要とする課題を有している。
【0010】
本発明は叙上の課題を解消するために成されたものであり、発明が解決しようとする課題は店頭等でデモを行なう時に自動的にスライドショーを行うメモリカードを機器本体に装着した状態で、毎朝、電源を投入するだけで、自動的にスライドショーを表示装置に表示することができる極めて便利に使用可能である画像記録再生装置及び画像記録再生装置用の制御方法を得る様に成したものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像記録再生装置及びその制御方法はスライドショーを表示装置にて再生する際に、装置本体に予め定めた文章ファイルが記載されたメモリカードを挿入させた状態で電源を投入するだけで再生を開始させることが出来る。
【0012】
本発明の画像記録再生装置は、少なくとも画像データを記憶可能な外部記憶媒体が装着出来る挿入口を有する画像記録再生装置であって、画像記録再生装置の各回路を駆動する電源手段と、電源手段の投入及び外部記録媒体の挿入状態を制御する画像制御手段と、画像データを表示可能な表示手段とを具備し、画像制御手段の投入時に外部記憶媒体内に予め定めた文章ファイルを読みとって、外部記憶媒体内に記憶させた複数の画像を表示させて成るものである。
【0013】
本発明の画像記録再生装置の制御方法は、少なくとも画像データを記憶可能な外部記憶媒体が装着された画像記録再生装置の制御方法であって、画像記録再生装置の各回路を電源手段で駆動し、電源手段の投入及び外部記憶媒体の挿入状態を画像制御手段で制御し、画像データを表示手段に表示する様に成し、画像制御手段は電源手段の投入時に外部記録媒体内に予め定めた文章ファイルを読みとって外部記憶媒体内に記憶させた複数の画像を表示手段に順次表示させて成るものである。
【0014】
本発明に依れば店頭のデモストレーションを毎日行なう場合に、その都度再生処理プログラムを立ち上げて「スライドショー」を指示させなくてもメモリカードを装置本体に装着して、電源を投入すればスライドショーが自動的に開始されるので極めて便利な画像記録再生装置及びその制御方法が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画像記録再生装置及び画像記録再生装置の制御方法を図1乃至図6を用いて詳記する。
【0016】
図1は本発明の画像記録再生装置の全体的システム構成図、図2はハードディスクを内蔵した画像記録再生装置(以下ハードディスク記録再生装置:HDDと記す)の系統図、図3はシステムを構成する画像源を取得するためのCSチューナの系統図である。
【0017】
図1は、本発明の形態によるシステム構成例を示した図である。本例においては、テレビジョン放送を録画するHDD100と、CS放送を受信するCSチューナ200とを接続し、さらにテレビジョン受像機等の表示装置300を接続する構成としてある。HDD100は、テレビジョン放送番組を録画し再生するハードディスクが内蔵された画像記録再生装置として構成し、このHDD100には、地上波のテレビジョン放送を受信するチューナが内蔵された、例えば地上波用アンテナ91を接続する。CSチューナ200は、CS放送を受信するチューナであり、例えばパラボラアンテナ92を接続し、パラボラアンテナ92に取付けられたコンバータ93からCS放送の受信波が供給される。
【0018】
CSチューナ200は、2つのCS放送サービスを受信するように構成し、CSチューナ200で受信されたテレビジョン放送(CS放送)の映像信号と音声信号を、それぞれケーブル83、84を介してハードディスク記録再生装置100に送る。なお、2つの放送サービスは、電波を中継する通信衛星が異なる衛星であり、放送データの形式についても若干異なる。また、HDD100とCSチューナ200は、それぞれの機器に用意されたデータ通信ポートをケーブル85で接続して双方向に通信できるようにしてあり、CSチューナ200で受信された放送データなどをHDD100に送ることができる。
【0019】
HDD100では、内蔵された地上波のチューナで受信した地上波のテレビジョン放送番組のハードディスクへの記録と、接続されたCSチューナ200で受信したCS放送のテレビジョン放送番組のハードディスクへの記録とが行える。
【0020】
本例の場合には、CSチューナ200で受信するCS放送サービスは、デジタルデータ化された映像信号や音声信号が伝送されるデジタル放送サービスであり、これらのデータが伝送されるパケットには、EPGデータと称される電子番組データが付加されている。この電子番組データが付加されたパケットが、データ通信ポートを介してCSチューナ200からHDD100に送られる。
【0021】
また、このデータ通信ポート間の接続で、HDD100側から、CSチューナ200の動作を制御するコントロール信号を送ることができる。このコントロール信号によるリモートコントローラ400からの指令としては、CSチューナ200の電源オン・オフ指令や、チャンネル切換え指令、受信する放送サービスの切換え指令などがある。但し、受信する放送サービスの切換え指令は、接続されるCSチューナ200の構成によっては不要である。また、直接的に動作を指示する指令ではなく、CSチューナ200の現在の動作状態を問い合わせる指令(例えば電源オン状態であるかスタンバイ状態であるかの問い合わせ)を送るようにしても良い。
【0022】
また、HDD100が出力する映像信号と音声信号を、ケーブル81、82を介して表示装置300に接続してある。表示装置300では、HDD100には、CSチューナ200以外の映像信号を接続して、その映像信号源から供給される映像信号及び音声信号を、ハードディスクに記録することもできる。
【0023】
次に、HDD100の構成を、図2を参照して説明する。HDD100に接続された地上波用アンテナ91は、HDD100に内蔵された地上波用チューナ101に接続してあり、チューナ101で受信して得た地上波のテレビジョン放送の映像信号及び音声信号を、切換えスイッチ110の端子111に供給する。
【0024】
地上波用チューナ101での受信チャンネルについては、このHDD100のコントローラ(CPU)121により制御される。チューナ101で受信する地上波は、アナログ放送波であるが、予め定められた特定のチャンネルについては、1日に数回、決められた時間に、映像信号のブランキング期間へのデータの重畳などで、電子番組表を表示させるためのEPGデータを送るようにしてある。このEPGデータは、そのEPGデータが重畳されたチャンネルの案内だけでなく、その地域で受信可能なほとんどの地上波のチャンネルについての番組を案内するデータであり、チューナ101で受信されたEPGデータについては、CPU121に送られる。
【0025】
切換えスイッチ110は、チューナ101の受信信号と、外部からの入力端子131,132,133,134に得られる信号とを切り換えるスイッチである。
入力端子131,132は第1の入力部として使用される映像信号の入力端子及び音声信号の入力端子であり、これらの入力端子に得られる信号を、切換スイッチ110の端子112に供給する。入力端子133,134は第2の入力部として使用される映像信号の入力端子及び音声信号の入力端子であり、これらの入力端子に得られる信号を、切換スイッチ110の端子113に供給する。これらの端子111,112,113,114に得られる映像信号,音声信号の内の、CPU121の制御で選択された信号が、端子114に得られる。なお、図2では、映像信号と音声信号の供給や切換えなどが同時に行われる場合もあるが、これらを含めて図2では両信号の伝送路を1本の伝送線で示してある。
【0026】
外部からの入力部の内の、第1の入力部(入力端子131,132)については、CSチューナ200で受信して出力する映像信号及び音声信号が供給される専用の入力端子として使用される。但し、CSチューナを接続しない場合には、この第1の入力部に、その他の映像信号源を接続しても良い。
【0027】
第2の入力部(入力端子133,134)については、このHDD100で記録したい映像信号及び音声信号が出力される映像信号源が接続される。例えば、BSチューナやビデオテープ記録再生装置などが接続される。
【0028】
切換スイッチ110で選択された映像信号と音声信号(端子114に得られる信号)は、MPEG(Moving Picture coding Experts Group)エンコーダ102に供給して、例えばMPEG2方式で圧縮符号化されたデジタル映像データとデジタル音声データとする。このMPEGエンコーダ102に供給される信号は、アナログ信号であるので、アナログ信号をデジタルデータ化するデジタル変換についても、MPEGエンコーダ102内(あるいは別体の回路)で行う。
【0029】
MPEGエンコーダ102で得られたMPEG2方式の映像データ及び音声データは、記録再生処理部103に供給する。記録再生処理部103は、ハードディスク105に映像データや音声データなどを記録し再生するための処理を行う回路である。記録再生処理部103にはバッファメモリ104が接続してあり、このバッファメモリ104にデータを一時蓄積させながら、記録や再生を行うよう。なお、電子番組データについても、CPU121の制御で、ハードディスク105に記録し再生する。ハードディスク105については、スピンドルモータにより高速回転させた状態で、ヘッドにより記録し再生する。例えば数十Gバイトの記録容量で、数十時間のテレビジョン放送信号を記録することが可能である。
【0030】
ハードディスク105から再生されて、記録再生処理部103で処理された映像データ及び音声データは、MPEGデコーダ106に供給して、MPEG2方式のデコードを行う。デコードされた映像データは、混合器107を介してNTSCエンコーダ108に供給し、NTSC方式のアナログ映像信号として、出力端子135に供給する。デコードされた音声データについては、デジタル/アナログ変換器109でアナログ音声信号に変換し、そのアナログ音声信号を出力端子136に供給する。この出力端子135,136が、図1のケーブル81,82で表示装置300に接続される端子に相当する。
【0031】
また、本例のHDD100は、CSチューナ200と通信を行うためのデータ通信ポート137を備えている。このデータ通信ポート137でCSチューナ200側から伝送されたデータの中から、インターフェース122で必要なデータを抽出して、CPU121に送る構成とし、CSチューナ200側からHDD100に送られるデータとしては、例えば電子番組データがある。また、CPU121からCSチューナ200側に送りたいデータ(図1の説明で述べた各種指令など)を、インターフェース122を介してデータ通信ポート137から出力させる。
【0032】
HDD100を操作する指令については、操作キーやリモートコントローラ400の受信部(受光部)129で構成される入力部123から供給される構成としてある。例えば、リモートコントローラ400から赤外線信号で操作指令が入力部123の受光部129に届くと、その受信した指令をCPU121に送る。リモートコントローラ400やキーの操作などによる指令としては、例えば直接的に電源投入,録画,再生,チャンネル切換えなどを指示する指令の他に、このHDD100に接続された表示装置300での表示を参照しながら、カーソルキーや確定キーなどの操作で多機能の操作を行う、いわゆるGUI(Graphical User Interface)操作の指令もある。
【0033】
CPU121は、このGUI操作のための画面を生成させる処理を行った場合、その生成された画面のデータを混合器107に送り、MPEGデコーダ106が出力する映像データに混合して、出力端子135から出力される映像信号を、対応した画面に表示する映像信号となるようにしてある。
【0034】
このGUI操作のための画面以外でも、このHDD100で各種表示を行う必要がある場合には、CPU121が同様にその表示画面のデータを生成させて、混合器107に送るようにしてある。これらの処理で表示される画面の例については、後述する。
【0035】
またCPU121には、時計部124が接続してあり、時計部124で現在時刻(年月日,時分秒)をカウントした結果をCPU121で随時判断するようにしてある。この時計部124でカウントした日時をCPU121で判断して、予約された録画の実行などを行うようにしてある。時計部124でカウントする時刻については、ユーザ操作で設定や修正を行うようにしても良いが、チューナ101(又は接続されたCSチューナ200)で受信した信号に基づいて、時刻を自動修正するようにしても良い。
【0036】
また本例のHDD100は、メモリカード126が着脱自在に装着可能なカードスロット用の挿入口125を備え、挿入口125に装着されたメモリカード126に記憶されたデータを、CPU121が読み出して、各種処理が行えるようにしてある。例えば、装着されたメモリカード126に静止画像データや動画像データが記憶されている場合、その画像データをCPU121が読み出して混合器107側に送り、このHDD100に接続された表示装置300に表示させることができる。或いは、メモリカード126から読み出したデータを、ハードディスク105などに記録させても良い。
【0037】
さらに本例のHDD100は、インターネットに接続するためのポートを備えて、そのインターネット接続用ポートで接続された通信手段を介したデータのやり取りが、インターフェースを介してCPU121で行えるようにしてある。
【0038】
インターネット接続用ポートについては、例えばインターネット接続用のルータやモデムと、所定のケーブルを介して接続できるようにしてある。このインターネット接続用ポートを介して所定のアドレスのサーバにアクセスして、電子番組データを取得することもできる。
【0039】
CPU121は、種々の処理により電子番組データを取得した場合に、その電子番組データを、ハードディスク105の一部の領域に保存して、その保存されたデータを活用して電子番組表の表示処理や、録画予約処理を行うようにしてある。CPU121が取得する電子番組データとしては、内蔵されたチューナ101で受信した電子番組データと、接続されたCSチューナ200からポート137を介して得られた電子番組データと、インターネットを介して取得した電子番組データの3種類があり、どの電子番組データを使用するかが予め設定で決められる。
【0040】
なお、CPU121には、不揮発性メモリ(図示せず)が接続してあり、各種設定事項を記憶するようにしてある。また、録画予約の情報についても、この不揮発性メモリに記憶させる。但し、不揮発性メモリを設けないで、ハードディスク105の一部の記録領域を代わりに使用しても良い。
【0041】
次に、本例のHDD100に接続されるCSチューナ200の構成を、図3を参照して説明する。
【0042】
CSチューナ200には、衛星放送波を受信するパラボラアンテナ92を接続し、アンテナ92のコンバータ93から供給される信号の中から、受信するチャンネルのデータが含まれるパケットをチューナ201で受信処理する。受信するパケットの選択は、コントローラ(CPU1)210により制御される。チューナ201で受信されたパケットは、QPSK(Quadra Phase Shift Keying)復調部202に供給して、受信パケットのデータをQPSK復調処理する。その復調されたデータを、エラー訂正部203に供給して、エラー訂正処理を行う。
【0043】
エラー訂正された受信データは、デマルチプレクサ204に供給し、受信パケットの中から受信するチャンネルの映像データ,音声データ,その他のデータを選択する。その他のデータとしては、例えば電子番組データがある。この抽出処理は、CPU1.210の制御に基づいて実行され、データ処理に必要なデータの一時記憶は、接続したバッファメモリ205で行う。
【0044】
デマルチプレクサ204で出力された映像データと音声データは、MPEGデコーダ206に供給し、MPEG−2方式で符号化された映像データと音声データにデコードする。MPEGデコーダ206でデコードされた映像データは、混合器207を介してNTSCエンコーダ208に供給し、NTSC方式のアナログ映像信号として、出力端子221に供給する。デコードされた音声データについては、デジタル/アナログ変換器209でアナログ音声信号に変換し、そのアナログ音声信号を出力端子222に供給する。この出力端子221,222が、図1のケーブル83,84でHDD100に接続される端子に接続されている。デマルチプレクサ204で抽出された電子番組データについては、CPU1.210に送るようにしてある。
【0045】
端子221から出力される映像信号については、CPU1.210で生成された各種案内表示用の画像による映像信号である場合もある。即ち、CPU1.210で生成された案内表示用の画像データを、混合器207に供給して、MPEGデコーダ206が出力する映像データに重畳させて、NTSCエンコーダ208に供給できる構成とする。この案内表示用の画像データとしては、例えば受信したチャンネルの信号に付加された電子番組データに基づいた電子番組表を表示させる画像データがある。
【0046】
また、本例のCSチューナ200は、HDD100と通信を行うためのデータ通信ポート223を備えている。このデータ通信ポート223は、専用のケーブル(図1に示したケーブル85)で、HDD100側のデータ通信ポート137と接続される。このデータ通信ポート223を使用して送るための放送データを、デマルチプレクサ204からインターフェース211に送り、インターフェース211を介してデータ通信ポート223から出力させるようにする。本例の場合には、受信した放送データが含まれるパケットそのもの(即ち映像データ,音声データ,EPGデータなどが含まれたデータ)を、データ通信ポート223からHDD100側に送るようにしてある。HDD100側では、その伝送されたパケットデータの中から、EPGデータだけを抽出出来るようにしてある。
【0047】
また、データ通信ポート223を介してインターフェース211で、HDD100側から送られたデータ(各種指令など)を受信した場合には、そのデータをCPU1.210に送るようにする。また、CPU1.210からインターフェース211を介してHDD100側にデータを送る場合もある。
【0048】
CSチューナ200を操作する指令については、操作キーやリモートコントロール信号の受光部で構成される入力部212から供給される構成とし、例えば、リモートコントローラ400から赤外線信号で操作指令が入力部212に届くと、その受信した指令をCPU1.210に送る。
【0049】
また、このCSチューナ200は、ユーザの登録情報や視聴記録などの受信契約に関するデータを保持するICカード213が装着される構成で、このICカード213に記憶された情報に基づいて、CPU1.210が有料チャンネルの受信などの処理を行うようにしてある。
【0050】
さらに、このCSチューナ200には、電話回線の接続端子を備え、CPU1.210からインターフェースを介して、端子に接続された電話回線側に、データを送ることができる。この電話回線を介して送るデータとしては、有料チャンネルの視聴記録などの受信契約に関するデータがある。
【0051】
なお、本例のCSチューナ200は、既に説明したように、2つの放送サービス(サービスAとサービスB)の受信が可能であり、それぞれの放送サービス毎に受信する衛星が異なるが、サービスAのチャンネルを受信している状態から、サービスBのチャンネルに切り換える場合(或いはその逆の場合)には、チューナの構成上、衛星切換え操作を行った後に、チャンネル切換え操作が必要な形式のチューナと、チャンネル切換え操作だけで放送サービスが自動的に切換わるチューナの、2つの形式のものが存在する。チャンネル切換え操作が必要な形式のチューナは、比較的古い形式のチューナに多く存在する。
【0052】
次に、以上説明した構成のHDD100とCSチューナ200とを図1に示すように接続して、HDD100で記録(録画)や再生を行うためユーザは、例えば、HDD100に付属するリモートコントローラにより制御を行う。具体的には、HDD100の出力端子135から出力される映像(GUI操作用の映像)を表示装置300で表示させた状態で、リモートコントローラ400の上下左右釦や決定釦などの操作で各項目の入力を行うようにしてある。
【0053】
上述のシステム構成に於いて、図4は図1及び図2に示すHDD100を縦型に立設させた斜視図、図5はリモートコントローラ(以下リモコンと記す)の操作釦を説明するための平面図、図6及び図7は本発明の画像記録再生装置に挿入されるメモリカード内に記憶させた画像を表示装置に表示させる手順を説明するための表示画面図、図8は本発明の画像記録再生装置及び画像記録再生装置の制御方法を説明するフローチャートである。
【0054】
本発明に用いるメモリカードはデジタルカメラで撮像した画像、CPUのハードディスクから取得した画像、CS(BS)チューナから取得した画像、 VHF(UHF)チューナから取得した画像、インターネットから取得した画像、CD等の記録画像から取得した画像等の静止画像をJPEG(Joint PhotographicExperts Group)形式の符号データに変換した複数の画像が記憶されている。再生時にはJPEG符号データを復号して、表示装置300に表示する様に成されている。
【0055】
この様なメモリカード126内に記憶された画像を見る場合には表示装置300の電源を入れ、HDD100に接続した入力に切り換えて、HDD100の電源釦を「オン」にするか、図1及び図5に示すリモコン400の電源釦401が押圧されて、電源「オン」の指令が出されると、赤外線等の指令信号をセンサ129が受けてCPU121は電源部127の電源スイッチ128を「オン」にする。勿論、この場合リモコン400のセンサ系路はバックアップされている。
【0056】
次に、図4に示したHDD100のメモリカード126の挿入口125内にメモリカード126を挿入する。
【0057】
次に、リモコン400にある図5に示すリモコン400のメニュー釦402を押圧すると図6(A)に示す様に表示装置300の画面301にメニュー画面302が表示される。
【0058】
次のステップでは図5に示すリモコン400の上下左右釦403でメニュー画面302の「メモリカード」の項目303を選択する。更にリモコン400の決定釦404を押圧することで図6(B)に示す様なサムネル画像304が表示装置300の画面301に表示される。
【0059】
次のステップではサムネル画像304から上下左右釦403で自分の見たい静止画像を選択して、決定釦404を押圧すると図6(C)に示すサブメニュー305が表示される。このサブメニューの「表示」の項目306を選択し、決定釦404を押圧すれば図6(D)の様に表示装置の画面301上に全画面307が表示される。
【0060】
表示装置に表示された静止画像表示を閉じるには図5で示したリモコン400のライブ釦405を押圧し、静止画像一覧画面に戻すには戻る釦406を押圧し、他の静止画面を見るには上下左右釦403を押圧して所定の静止画像位置に切り換え、全画面307が表示装置に表示されている時には画面表示釦407を押圧することでファイル名やファイルの更新日付けなどを表示させることが出来る。
【0061】
次にメモリカードに記憶されている静止画像を自動的に切り換えながら見るスライドショーで表示装置300の画面を見る場合を図7(A)(B)の表示画面に基づいて説明する。
【0062】
上述の図6(A)及び図6(B)に至る手順で図5(B)に示すサムネル画像304を表示装置300の画面303に表示させる。
【0063】
次のステップでは図5に示すリモコン400のツール釦408を押圧すると、図7(A)に示す様にサムネル画面304上にツールメニュー306が表示される。
【0064】
次にツールメニュー306の「スライドショー」の項目308をリモコン400の上下左右釦403で選択し、決定釦404を押圧すれば表示装置300の画面301上に自動的にスライドショーが開始される。
【0065】
このスライドショーを停止させるにはリモコンの戻る釦406を押圧させればよい。この戻り釦406を押圧することで表示装置300の画面301にはサムネル画面304が表示される。
【0066】
次にスライドショーの静止画像の切り換わるタイミングを変えたり、スライドショーを繰り返さない様な設定を行なう設定方法を図7(B)に依って説明する。
【0067】
スライドショーの設定方法としては図6(A)及び図6(B)に至る手順で説明したと同様に図6(B)に示すサムネル画像304を表示し、リモコン400のツール釦を押圧すると図7(A)の様にツールメニュー306が表示される。次に上下左右釦403を用いて「スライドショー設定」の項目を選択し、決定釦404を押圧する。
【0068】
次に、リモコン上下左右釦403に依って、図7(B)に示すスライドショー設定項目のメニューが表示される。ここで間隔の項目311を選択して、決定釦404を押圧すると間隔時間の項目310が表示される。10秒、30秒、1分、5分の間隔時間の中から上下左右釦403で1分を選択すれば約1分毎に静止画像が切り換わる様に成される。出荷時には約10秒毎に静止画像が切り換わる様に設定されている。ここで1分を選択した後に設定釦404を押圧すれば間隔時間は1分に設定される。
【0069】
また、繰り返しの項目309を選択した場合には「入」「切」が表示され、「入」の場合はサムネル画面304の最後の静止画面を表示したら、最初の静止画面から繰り返し、「切」の選択では最後の静止画面を表示すると、スライドショーが終了する様に成される。この繰り返し再生を停止させるには戻る釦406を押圧することで繰り返し再生を止めることが出来る。
【0070】
上述の様に本発明ではスライドショーの再生及び設定を行なうことが出来るが、例えば店頭でデモンストレーション等を行なう場合には毎日スライドショーを見せるために図6(A)及び図6(B)の処理と図7(A)の処理を行なわなくてはならずかなり煩雑となる。
【0071】
そこで、本発明の画像記録再生装置ではメモリカード126内に予め定められた文書ファイルをテキスト或はバイナリ形式で記録しておく、例えば、「デモンストレーション」等のファイル名が記録されていれば、HDD100内のCPU121は電源投入時にこのファイル名を読み取って、自動的にスライドショーを再生し表示装置に表示を行なう様に構成する。
【0072】
そのため、「デモンストレーション」のファイル名の記録されたメモリカード126を予めHDD100の挿入口125に挿入して置く。また、図1で示す様にチャンネルサーバとして機能するCSチューナ200及びHDD100並びに表示装置300は例えば、HDD100の主電源を投入するとCSチューナ200及び表示装置300も連動して主電源が投入されるものとして説明を進める。実際にはCSチューナ200とHDD100が連動されていればチャンネルサーバとしては充分である。
【0073】
上述の条件で図8のフローチャートにより、本発明の自動スライドショーを行なうCPU121の動作を説明する。
【0074】
図8の第1ステップST1ではリモコン400の電源釦401を押圧するかHDD100の電源スイッチ(図2、図4参照)128を手動操作で主電源「オン」にする。
【0075】
第2ステップST2ではCPU121がメモリカード126のファイル名の内容を読みに行く装置起動処理である。
【0076】
この時、自動的にスライドショーを行なうかを第3ステップST3で行なう。この自動的にスライドショーを行なうか否かを判断するためにCPU121は予め定められたファイル名、例えば「デモンストレーション」、「DEMO,MODO」等がメモリカード126のファイルにあるか否かをみて、予め定められたファイル名があるYESであれば第4ステップST4の様に自動的にメモリカード126内に記録された複数の静止画面を所定間隔で順次再生させて表示装置300に表示するスライドショーを自動的に実施する。
【0077】
第3ステップST3で予め定めたファイル名が無いNOであれば第5ステップST5に進められて、通常の動作に遷移する。
【0078】
図8の第4ステップST4でスライドショーの再生を行なっているとき、特定の操作(電源釦を押圧する)することで通常動作に戻る。
【0079】
図8の例では通常の動作を行なっている状態でHDD100を第6ステップST6の様にスタンバイ状態にすると、HDD100を第7ステップST7の様にスタンバイから復帰させるときに起動時と同様に第3ステップST3に戻されて、自動でスライドショーを行なうメモリカード126が挿入されているかの判断を行なって、メモリカードにファイル名の記録があれば第4ステップST4でスライドショーを自動的に表示装置300に表示する様に成されている。
【0080】
上述の図8ではHDD100をスタンバイ状態から復帰させる場合を説明したが、HDD100のリセット或はスタート状態からの復帰に於いても第3ステップST3の判断を行なう様に構成する。
【0081】
上述では文章ファイル形式をテキストファイル及びバイナリファイルで説明したが、他のHTML(Hyper Text Mark Up)やPDF(Potable Document Format)、RTF(リッチテキスト)等であってもよく、勿論、拡張子の付加を行なって所定のファイル名を記憶させる様にしてもよい。
【0082】
この様に構成させて置けば店頭でのデモンストレーション用のスライドショーを再生する場合には毎日朝方に電源を入れるだけで自動的にスライドショーが開始されて、スライドショーを行なう煩雑な操作を省略することが出来る。
【0083】
【発明の効果】
本発明の画像記録再生装置及び画像記録再生装置の制御方法に依れば、自動スライドショーを行なうメモリカードを機器本体の挿入口125に挿入した状態で装置本体の電源を投入するだけで自動的にスライドショーが開始されるため、店頭のデモンストレーションの場合、毎日、スライドショーを行なう設定が省略出来て、便利なものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチャンネルサーバとしての全体的システム構成図である。
【図2】ハードディスクを内蔵したチャンネルサーバ用の画像記録再生装置の系統図である。
【図3】チャンネルサーバシステムを構成するCSチューナの系統図である。
【図4】本発明の画像記録再生装置の斜視図である。
【図5】本発明のチャンネルサーバに用いるリモートコントローラの平面図である。
【図6】本発明の静止画像を見るための操作説明図である。
【図7】本発明の表示装置にメモリカードに記憶させた静止画像をスライドショーさせる場合の操作説明図である。
【図8】本発明のスライドショーを再生するため動作説明用フローチャートである。
【符号の説明】
100‥‥画像記録再生装置(HDD)、121‥‥コントローラ(CPU)、126‥‥メモリカード、127‥‥電源部、128‥‥電源スイッチ、200‥‥CSチューナ、300‥‥表示装置、301‥‥画面、304‥‥サムネル画面、400‥‥リモートコントローラ(リモコン)、401‥‥電源釦、403‥‥上下左右釦、404‥‥決定釦
【発明の属する技術分野】
本発明は外部記憶媒体が挿入可能なカードスロット等の挿入口を有する画像記録再生装置及び画像記録再生装置の制御方法に係わり、特に、外部記憶媒体内に記憶された複数の画像を連続的に順次表示装置に表示させるように成した画像記録再生装置及び画像記録再生装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からデジタルカメラ等で外部記憶媒体(以下メモリカードと記す)内にデジタルカメラで撮像した複数の画像データを記憶させ、これら複数の画像データをデジタルカメラやデジタル画像再生装置等の表示部に表示させる様に成したものが広く利用されている。
【0003】
例えば、デジタルカメラで撮像された画像データ或は再生専用の画像データが記憶されたメモリカード内の画像を順次連続的に表示装置に表示させるスライドショーを行わせる様に成したデジタル画像再生装置及びデジタルカメラが特許文献1及び特許文献2に開示されている。
【0004】
特許文献1にはフラッシュメモリ、フラッシュメモリを搭載したPCカード、等の外部記憶媒体(メモリカード)がデジタル再生装置のカードの挿入口に挿入されると、カードの挿入口に備えられている機械スイッチが挿入状態を検知して、メモリカードの挿入をデジタル再生装置内の制御コンピュータ(CPU)に知らせると、デジタル再生装置内のすべての回路ブロックに電源供給する様に成され、メモリカード内の画像を見る為に画面上に表示された処理選択メニューに表示された「スライドショー」を選択するとCPUはメモリカードにおける各画像ファイルの中の画像を順に再生する処理を行って、表示装置に順次表示させることで挿入されたメモリカードに画像ファイルが存在する場合、再生ソフトを立ち上げて画像再生を行う旨の記載がある。
【0005】
又、特許文献2にはデジタルカメラに於いて、撮影モードと再生モードを切換える際に撮影用のメモリカード及び再生用の、メモリカードをカードの挿入口に挿入すると自動的に切り換わり、再生モードでスライドショーを行うことが出来る旨の記載がある。
【0006】
即ち、特許文献2に於いては、撮影用及び再生用メモリカードの他に「スライドショー」等の特殊な再生を行うための再生プログラムを記録した再生用プログラムカードやブラケット撮影等の特殊な撮影を行うための撮影用プログラムカード等を用意し、再生モードでは、たとえば上述の再生プログラムカードをメモリカードを装着すると、再生プログラムが実行される。その再生プログラムをデジタルカメラ内のCPUが実行することで異なる処理や再生を行うことができるようになる。例えば、スライドショーによる再生を行う再生用プログラムカードが装着された場合、直接、複数の撮影済み画像で連続して表示されるスライドショーが行われるといった具合である。この記載のように、再生用プログラムを記憶した再生用プログラムカードを挿入した場合、プログラムを読み出して再生プログラムを実行する様に成されている。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−275503号公報
〔段落番号〔0045〕及び〔0065〕、図5〕
【特許文献2】
特開2001−251538号公報
〔段落番号〔0096〕及び〔0132〕、図11〕
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述の特許文献1に開示された記載ではスライドショーを開始する場合にはPCカード等のメモリカードがデジタル再生装置のカードの挿入口に装着されると、このメモリカード挿入口に設けた機械的スイッチがメモリカードの挿入状態を検知して、挿入されたメモリカードに画像ファイルが存在する場合に再生ソフトウェアを立ち上げて画像のスライドショーを行う様に成されているため、デジタル再生装置等のメモリカードを装着する側に機械的スイッチ等のメモリカードの装着の有無を検出するセンサを必要とする課題を有している。
【0009】
また、特許文献2に開示された記載ではスライドショーを開始するためにはメモリカードに再生用プログラムを記憶した再生用プログラムカードを必要とする課題を有している。
【0010】
本発明は叙上の課題を解消するために成されたものであり、発明が解決しようとする課題は店頭等でデモを行なう時に自動的にスライドショーを行うメモリカードを機器本体に装着した状態で、毎朝、電源を投入するだけで、自動的にスライドショーを表示装置に表示することができる極めて便利に使用可能である画像記録再生装置及び画像記録再生装置用の制御方法を得る様に成したものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像記録再生装置及びその制御方法はスライドショーを表示装置にて再生する際に、装置本体に予め定めた文章ファイルが記載されたメモリカードを挿入させた状態で電源を投入するだけで再生を開始させることが出来る。
【0012】
本発明の画像記録再生装置は、少なくとも画像データを記憶可能な外部記憶媒体が装着出来る挿入口を有する画像記録再生装置であって、画像記録再生装置の各回路を駆動する電源手段と、電源手段の投入及び外部記録媒体の挿入状態を制御する画像制御手段と、画像データを表示可能な表示手段とを具備し、画像制御手段の投入時に外部記憶媒体内に予め定めた文章ファイルを読みとって、外部記憶媒体内に記憶させた複数の画像を表示させて成るものである。
【0013】
本発明の画像記録再生装置の制御方法は、少なくとも画像データを記憶可能な外部記憶媒体が装着された画像記録再生装置の制御方法であって、画像記録再生装置の各回路を電源手段で駆動し、電源手段の投入及び外部記憶媒体の挿入状態を画像制御手段で制御し、画像データを表示手段に表示する様に成し、画像制御手段は電源手段の投入時に外部記録媒体内に予め定めた文章ファイルを読みとって外部記憶媒体内に記憶させた複数の画像を表示手段に順次表示させて成るものである。
【0014】
本発明に依れば店頭のデモストレーションを毎日行なう場合に、その都度再生処理プログラムを立ち上げて「スライドショー」を指示させなくてもメモリカードを装置本体に装着して、電源を投入すればスライドショーが自動的に開始されるので極めて便利な画像記録再生装置及びその制御方法が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画像記録再生装置及び画像記録再生装置の制御方法を図1乃至図6を用いて詳記する。
【0016】
図1は本発明の画像記録再生装置の全体的システム構成図、図2はハードディスクを内蔵した画像記録再生装置(以下ハードディスク記録再生装置:HDDと記す)の系統図、図3はシステムを構成する画像源を取得するためのCSチューナの系統図である。
【0017】
図1は、本発明の形態によるシステム構成例を示した図である。本例においては、テレビジョン放送を録画するHDD100と、CS放送を受信するCSチューナ200とを接続し、さらにテレビジョン受像機等の表示装置300を接続する構成としてある。HDD100は、テレビジョン放送番組を録画し再生するハードディスクが内蔵された画像記録再生装置として構成し、このHDD100には、地上波のテレビジョン放送を受信するチューナが内蔵された、例えば地上波用アンテナ91を接続する。CSチューナ200は、CS放送を受信するチューナであり、例えばパラボラアンテナ92を接続し、パラボラアンテナ92に取付けられたコンバータ93からCS放送の受信波が供給される。
【0018】
CSチューナ200は、2つのCS放送サービスを受信するように構成し、CSチューナ200で受信されたテレビジョン放送(CS放送)の映像信号と音声信号を、それぞれケーブル83、84を介してハードディスク記録再生装置100に送る。なお、2つの放送サービスは、電波を中継する通信衛星が異なる衛星であり、放送データの形式についても若干異なる。また、HDD100とCSチューナ200は、それぞれの機器に用意されたデータ通信ポートをケーブル85で接続して双方向に通信できるようにしてあり、CSチューナ200で受信された放送データなどをHDD100に送ることができる。
【0019】
HDD100では、内蔵された地上波のチューナで受信した地上波のテレビジョン放送番組のハードディスクへの記録と、接続されたCSチューナ200で受信したCS放送のテレビジョン放送番組のハードディスクへの記録とが行える。
【0020】
本例の場合には、CSチューナ200で受信するCS放送サービスは、デジタルデータ化された映像信号や音声信号が伝送されるデジタル放送サービスであり、これらのデータが伝送されるパケットには、EPGデータと称される電子番組データが付加されている。この電子番組データが付加されたパケットが、データ通信ポートを介してCSチューナ200からHDD100に送られる。
【0021】
また、このデータ通信ポート間の接続で、HDD100側から、CSチューナ200の動作を制御するコントロール信号を送ることができる。このコントロール信号によるリモートコントローラ400からの指令としては、CSチューナ200の電源オン・オフ指令や、チャンネル切換え指令、受信する放送サービスの切換え指令などがある。但し、受信する放送サービスの切換え指令は、接続されるCSチューナ200の構成によっては不要である。また、直接的に動作を指示する指令ではなく、CSチューナ200の現在の動作状態を問い合わせる指令(例えば電源オン状態であるかスタンバイ状態であるかの問い合わせ)を送るようにしても良い。
【0022】
また、HDD100が出力する映像信号と音声信号を、ケーブル81、82を介して表示装置300に接続してある。表示装置300では、HDD100には、CSチューナ200以外の映像信号を接続して、その映像信号源から供給される映像信号及び音声信号を、ハードディスクに記録することもできる。
【0023】
次に、HDD100の構成を、図2を参照して説明する。HDD100に接続された地上波用アンテナ91は、HDD100に内蔵された地上波用チューナ101に接続してあり、チューナ101で受信して得た地上波のテレビジョン放送の映像信号及び音声信号を、切換えスイッチ110の端子111に供給する。
【0024】
地上波用チューナ101での受信チャンネルについては、このHDD100のコントローラ(CPU)121により制御される。チューナ101で受信する地上波は、アナログ放送波であるが、予め定められた特定のチャンネルについては、1日に数回、決められた時間に、映像信号のブランキング期間へのデータの重畳などで、電子番組表を表示させるためのEPGデータを送るようにしてある。このEPGデータは、そのEPGデータが重畳されたチャンネルの案内だけでなく、その地域で受信可能なほとんどの地上波のチャンネルについての番組を案内するデータであり、チューナ101で受信されたEPGデータについては、CPU121に送られる。
【0025】
切換えスイッチ110は、チューナ101の受信信号と、外部からの入力端子131,132,133,134に得られる信号とを切り換えるスイッチである。
入力端子131,132は第1の入力部として使用される映像信号の入力端子及び音声信号の入力端子であり、これらの入力端子に得られる信号を、切換スイッチ110の端子112に供給する。入力端子133,134は第2の入力部として使用される映像信号の入力端子及び音声信号の入力端子であり、これらの入力端子に得られる信号を、切換スイッチ110の端子113に供給する。これらの端子111,112,113,114に得られる映像信号,音声信号の内の、CPU121の制御で選択された信号が、端子114に得られる。なお、図2では、映像信号と音声信号の供給や切換えなどが同時に行われる場合もあるが、これらを含めて図2では両信号の伝送路を1本の伝送線で示してある。
【0026】
外部からの入力部の内の、第1の入力部(入力端子131,132)については、CSチューナ200で受信して出力する映像信号及び音声信号が供給される専用の入力端子として使用される。但し、CSチューナを接続しない場合には、この第1の入力部に、その他の映像信号源を接続しても良い。
【0027】
第2の入力部(入力端子133,134)については、このHDD100で記録したい映像信号及び音声信号が出力される映像信号源が接続される。例えば、BSチューナやビデオテープ記録再生装置などが接続される。
【0028】
切換スイッチ110で選択された映像信号と音声信号(端子114に得られる信号)は、MPEG(Moving Picture coding Experts Group)エンコーダ102に供給して、例えばMPEG2方式で圧縮符号化されたデジタル映像データとデジタル音声データとする。このMPEGエンコーダ102に供給される信号は、アナログ信号であるので、アナログ信号をデジタルデータ化するデジタル変換についても、MPEGエンコーダ102内(あるいは別体の回路)で行う。
【0029】
MPEGエンコーダ102で得られたMPEG2方式の映像データ及び音声データは、記録再生処理部103に供給する。記録再生処理部103は、ハードディスク105に映像データや音声データなどを記録し再生するための処理を行う回路である。記録再生処理部103にはバッファメモリ104が接続してあり、このバッファメモリ104にデータを一時蓄積させながら、記録や再生を行うよう。なお、電子番組データについても、CPU121の制御で、ハードディスク105に記録し再生する。ハードディスク105については、スピンドルモータにより高速回転させた状態で、ヘッドにより記録し再生する。例えば数十Gバイトの記録容量で、数十時間のテレビジョン放送信号を記録することが可能である。
【0030】
ハードディスク105から再生されて、記録再生処理部103で処理された映像データ及び音声データは、MPEGデコーダ106に供給して、MPEG2方式のデコードを行う。デコードされた映像データは、混合器107を介してNTSCエンコーダ108に供給し、NTSC方式のアナログ映像信号として、出力端子135に供給する。デコードされた音声データについては、デジタル/アナログ変換器109でアナログ音声信号に変換し、そのアナログ音声信号を出力端子136に供給する。この出力端子135,136が、図1のケーブル81,82で表示装置300に接続される端子に相当する。
【0031】
また、本例のHDD100は、CSチューナ200と通信を行うためのデータ通信ポート137を備えている。このデータ通信ポート137でCSチューナ200側から伝送されたデータの中から、インターフェース122で必要なデータを抽出して、CPU121に送る構成とし、CSチューナ200側からHDD100に送られるデータとしては、例えば電子番組データがある。また、CPU121からCSチューナ200側に送りたいデータ(図1の説明で述べた各種指令など)を、インターフェース122を介してデータ通信ポート137から出力させる。
【0032】
HDD100を操作する指令については、操作キーやリモートコントローラ400の受信部(受光部)129で構成される入力部123から供給される構成としてある。例えば、リモートコントローラ400から赤外線信号で操作指令が入力部123の受光部129に届くと、その受信した指令をCPU121に送る。リモートコントローラ400やキーの操作などによる指令としては、例えば直接的に電源投入,録画,再生,チャンネル切換えなどを指示する指令の他に、このHDD100に接続された表示装置300での表示を参照しながら、カーソルキーや確定キーなどの操作で多機能の操作を行う、いわゆるGUI(Graphical User Interface)操作の指令もある。
【0033】
CPU121は、このGUI操作のための画面を生成させる処理を行った場合、その生成された画面のデータを混合器107に送り、MPEGデコーダ106が出力する映像データに混合して、出力端子135から出力される映像信号を、対応した画面に表示する映像信号となるようにしてある。
【0034】
このGUI操作のための画面以外でも、このHDD100で各種表示を行う必要がある場合には、CPU121が同様にその表示画面のデータを生成させて、混合器107に送るようにしてある。これらの処理で表示される画面の例については、後述する。
【0035】
またCPU121には、時計部124が接続してあり、時計部124で現在時刻(年月日,時分秒)をカウントした結果をCPU121で随時判断するようにしてある。この時計部124でカウントした日時をCPU121で判断して、予約された録画の実行などを行うようにしてある。時計部124でカウントする時刻については、ユーザ操作で設定や修正を行うようにしても良いが、チューナ101(又は接続されたCSチューナ200)で受信した信号に基づいて、時刻を自動修正するようにしても良い。
【0036】
また本例のHDD100は、メモリカード126が着脱自在に装着可能なカードスロット用の挿入口125を備え、挿入口125に装着されたメモリカード126に記憶されたデータを、CPU121が読み出して、各種処理が行えるようにしてある。例えば、装着されたメモリカード126に静止画像データや動画像データが記憶されている場合、その画像データをCPU121が読み出して混合器107側に送り、このHDD100に接続された表示装置300に表示させることができる。或いは、メモリカード126から読み出したデータを、ハードディスク105などに記録させても良い。
【0037】
さらに本例のHDD100は、インターネットに接続するためのポートを備えて、そのインターネット接続用ポートで接続された通信手段を介したデータのやり取りが、インターフェースを介してCPU121で行えるようにしてある。
【0038】
インターネット接続用ポートについては、例えばインターネット接続用のルータやモデムと、所定のケーブルを介して接続できるようにしてある。このインターネット接続用ポートを介して所定のアドレスのサーバにアクセスして、電子番組データを取得することもできる。
【0039】
CPU121は、種々の処理により電子番組データを取得した場合に、その電子番組データを、ハードディスク105の一部の領域に保存して、その保存されたデータを活用して電子番組表の表示処理や、録画予約処理を行うようにしてある。CPU121が取得する電子番組データとしては、内蔵されたチューナ101で受信した電子番組データと、接続されたCSチューナ200からポート137を介して得られた電子番組データと、インターネットを介して取得した電子番組データの3種類があり、どの電子番組データを使用するかが予め設定で決められる。
【0040】
なお、CPU121には、不揮発性メモリ(図示せず)が接続してあり、各種設定事項を記憶するようにしてある。また、録画予約の情報についても、この不揮発性メモリに記憶させる。但し、不揮発性メモリを設けないで、ハードディスク105の一部の記録領域を代わりに使用しても良い。
【0041】
次に、本例のHDD100に接続されるCSチューナ200の構成を、図3を参照して説明する。
【0042】
CSチューナ200には、衛星放送波を受信するパラボラアンテナ92を接続し、アンテナ92のコンバータ93から供給される信号の中から、受信するチャンネルのデータが含まれるパケットをチューナ201で受信処理する。受信するパケットの選択は、コントローラ(CPU1)210により制御される。チューナ201で受信されたパケットは、QPSK(Quadra Phase Shift Keying)復調部202に供給して、受信パケットのデータをQPSK復調処理する。その復調されたデータを、エラー訂正部203に供給して、エラー訂正処理を行う。
【0043】
エラー訂正された受信データは、デマルチプレクサ204に供給し、受信パケットの中から受信するチャンネルの映像データ,音声データ,その他のデータを選択する。その他のデータとしては、例えば電子番組データがある。この抽出処理は、CPU1.210の制御に基づいて実行され、データ処理に必要なデータの一時記憶は、接続したバッファメモリ205で行う。
【0044】
デマルチプレクサ204で出力された映像データと音声データは、MPEGデコーダ206に供給し、MPEG−2方式で符号化された映像データと音声データにデコードする。MPEGデコーダ206でデコードされた映像データは、混合器207を介してNTSCエンコーダ208に供給し、NTSC方式のアナログ映像信号として、出力端子221に供給する。デコードされた音声データについては、デジタル/アナログ変換器209でアナログ音声信号に変換し、そのアナログ音声信号を出力端子222に供給する。この出力端子221,222が、図1のケーブル83,84でHDD100に接続される端子に接続されている。デマルチプレクサ204で抽出された電子番組データについては、CPU1.210に送るようにしてある。
【0045】
端子221から出力される映像信号については、CPU1.210で生成された各種案内表示用の画像による映像信号である場合もある。即ち、CPU1.210で生成された案内表示用の画像データを、混合器207に供給して、MPEGデコーダ206が出力する映像データに重畳させて、NTSCエンコーダ208に供給できる構成とする。この案内表示用の画像データとしては、例えば受信したチャンネルの信号に付加された電子番組データに基づいた電子番組表を表示させる画像データがある。
【0046】
また、本例のCSチューナ200は、HDD100と通信を行うためのデータ通信ポート223を備えている。このデータ通信ポート223は、専用のケーブル(図1に示したケーブル85)で、HDD100側のデータ通信ポート137と接続される。このデータ通信ポート223を使用して送るための放送データを、デマルチプレクサ204からインターフェース211に送り、インターフェース211を介してデータ通信ポート223から出力させるようにする。本例の場合には、受信した放送データが含まれるパケットそのもの(即ち映像データ,音声データ,EPGデータなどが含まれたデータ)を、データ通信ポート223からHDD100側に送るようにしてある。HDD100側では、その伝送されたパケットデータの中から、EPGデータだけを抽出出来るようにしてある。
【0047】
また、データ通信ポート223を介してインターフェース211で、HDD100側から送られたデータ(各種指令など)を受信した場合には、そのデータをCPU1.210に送るようにする。また、CPU1.210からインターフェース211を介してHDD100側にデータを送る場合もある。
【0048】
CSチューナ200を操作する指令については、操作キーやリモートコントロール信号の受光部で構成される入力部212から供給される構成とし、例えば、リモートコントローラ400から赤外線信号で操作指令が入力部212に届くと、その受信した指令をCPU1.210に送る。
【0049】
また、このCSチューナ200は、ユーザの登録情報や視聴記録などの受信契約に関するデータを保持するICカード213が装着される構成で、このICカード213に記憶された情報に基づいて、CPU1.210が有料チャンネルの受信などの処理を行うようにしてある。
【0050】
さらに、このCSチューナ200には、電話回線の接続端子を備え、CPU1.210からインターフェースを介して、端子に接続された電話回線側に、データを送ることができる。この電話回線を介して送るデータとしては、有料チャンネルの視聴記録などの受信契約に関するデータがある。
【0051】
なお、本例のCSチューナ200は、既に説明したように、2つの放送サービス(サービスAとサービスB)の受信が可能であり、それぞれの放送サービス毎に受信する衛星が異なるが、サービスAのチャンネルを受信している状態から、サービスBのチャンネルに切り換える場合(或いはその逆の場合)には、チューナの構成上、衛星切換え操作を行った後に、チャンネル切換え操作が必要な形式のチューナと、チャンネル切換え操作だけで放送サービスが自動的に切換わるチューナの、2つの形式のものが存在する。チャンネル切換え操作が必要な形式のチューナは、比較的古い形式のチューナに多く存在する。
【0052】
次に、以上説明した構成のHDD100とCSチューナ200とを図1に示すように接続して、HDD100で記録(録画)や再生を行うためユーザは、例えば、HDD100に付属するリモートコントローラにより制御を行う。具体的には、HDD100の出力端子135から出力される映像(GUI操作用の映像)を表示装置300で表示させた状態で、リモートコントローラ400の上下左右釦や決定釦などの操作で各項目の入力を行うようにしてある。
【0053】
上述のシステム構成に於いて、図4は図1及び図2に示すHDD100を縦型に立設させた斜視図、図5はリモートコントローラ(以下リモコンと記す)の操作釦を説明するための平面図、図6及び図7は本発明の画像記録再生装置に挿入されるメモリカード内に記憶させた画像を表示装置に表示させる手順を説明するための表示画面図、図8は本発明の画像記録再生装置及び画像記録再生装置の制御方法を説明するフローチャートである。
【0054】
本発明に用いるメモリカードはデジタルカメラで撮像した画像、CPUのハードディスクから取得した画像、CS(BS)チューナから取得した画像、 VHF(UHF)チューナから取得した画像、インターネットから取得した画像、CD等の記録画像から取得した画像等の静止画像をJPEG(Joint PhotographicExperts Group)形式の符号データに変換した複数の画像が記憶されている。再生時にはJPEG符号データを復号して、表示装置300に表示する様に成されている。
【0055】
この様なメモリカード126内に記憶された画像を見る場合には表示装置300の電源を入れ、HDD100に接続した入力に切り換えて、HDD100の電源釦を「オン」にするか、図1及び図5に示すリモコン400の電源釦401が押圧されて、電源「オン」の指令が出されると、赤外線等の指令信号をセンサ129が受けてCPU121は電源部127の電源スイッチ128を「オン」にする。勿論、この場合リモコン400のセンサ系路はバックアップされている。
【0056】
次に、図4に示したHDD100のメモリカード126の挿入口125内にメモリカード126を挿入する。
【0057】
次に、リモコン400にある図5に示すリモコン400のメニュー釦402を押圧すると図6(A)に示す様に表示装置300の画面301にメニュー画面302が表示される。
【0058】
次のステップでは図5に示すリモコン400の上下左右釦403でメニュー画面302の「メモリカード」の項目303を選択する。更にリモコン400の決定釦404を押圧することで図6(B)に示す様なサムネル画像304が表示装置300の画面301に表示される。
【0059】
次のステップではサムネル画像304から上下左右釦403で自分の見たい静止画像を選択して、決定釦404を押圧すると図6(C)に示すサブメニュー305が表示される。このサブメニューの「表示」の項目306を選択し、決定釦404を押圧すれば図6(D)の様に表示装置の画面301上に全画面307が表示される。
【0060】
表示装置に表示された静止画像表示を閉じるには図5で示したリモコン400のライブ釦405を押圧し、静止画像一覧画面に戻すには戻る釦406を押圧し、他の静止画面を見るには上下左右釦403を押圧して所定の静止画像位置に切り換え、全画面307が表示装置に表示されている時には画面表示釦407を押圧することでファイル名やファイルの更新日付けなどを表示させることが出来る。
【0061】
次にメモリカードに記憶されている静止画像を自動的に切り換えながら見るスライドショーで表示装置300の画面を見る場合を図7(A)(B)の表示画面に基づいて説明する。
【0062】
上述の図6(A)及び図6(B)に至る手順で図5(B)に示すサムネル画像304を表示装置300の画面303に表示させる。
【0063】
次のステップでは図5に示すリモコン400のツール釦408を押圧すると、図7(A)に示す様にサムネル画面304上にツールメニュー306が表示される。
【0064】
次にツールメニュー306の「スライドショー」の項目308をリモコン400の上下左右釦403で選択し、決定釦404を押圧すれば表示装置300の画面301上に自動的にスライドショーが開始される。
【0065】
このスライドショーを停止させるにはリモコンの戻る釦406を押圧させればよい。この戻り釦406を押圧することで表示装置300の画面301にはサムネル画面304が表示される。
【0066】
次にスライドショーの静止画像の切り換わるタイミングを変えたり、スライドショーを繰り返さない様な設定を行なう設定方法を図7(B)に依って説明する。
【0067】
スライドショーの設定方法としては図6(A)及び図6(B)に至る手順で説明したと同様に図6(B)に示すサムネル画像304を表示し、リモコン400のツール釦を押圧すると図7(A)の様にツールメニュー306が表示される。次に上下左右釦403を用いて「スライドショー設定」の項目を選択し、決定釦404を押圧する。
【0068】
次に、リモコン上下左右釦403に依って、図7(B)に示すスライドショー設定項目のメニューが表示される。ここで間隔の項目311を選択して、決定釦404を押圧すると間隔時間の項目310が表示される。10秒、30秒、1分、5分の間隔時間の中から上下左右釦403で1分を選択すれば約1分毎に静止画像が切り換わる様に成される。出荷時には約10秒毎に静止画像が切り換わる様に設定されている。ここで1分を選択した後に設定釦404を押圧すれば間隔時間は1分に設定される。
【0069】
また、繰り返しの項目309を選択した場合には「入」「切」が表示され、「入」の場合はサムネル画面304の最後の静止画面を表示したら、最初の静止画面から繰り返し、「切」の選択では最後の静止画面を表示すると、スライドショーが終了する様に成される。この繰り返し再生を停止させるには戻る釦406を押圧することで繰り返し再生を止めることが出来る。
【0070】
上述の様に本発明ではスライドショーの再生及び設定を行なうことが出来るが、例えば店頭でデモンストレーション等を行なう場合には毎日スライドショーを見せるために図6(A)及び図6(B)の処理と図7(A)の処理を行なわなくてはならずかなり煩雑となる。
【0071】
そこで、本発明の画像記録再生装置ではメモリカード126内に予め定められた文書ファイルをテキスト或はバイナリ形式で記録しておく、例えば、「デモンストレーション」等のファイル名が記録されていれば、HDD100内のCPU121は電源投入時にこのファイル名を読み取って、自動的にスライドショーを再生し表示装置に表示を行なう様に構成する。
【0072】
そのため、「デモンストレーション」のファイル名の記録されたメモリカード126を予めHDD100の挿入口125に挿入して置く。また、図1で示す様にチャンネルサーバとして機能するCSチューナ200及びHDD100並びに表示装置300は例えば、HDD100の主電源を投入するとCSチューナ200及び表示装置300も連動して主電源が投入されるものとして説明を進める。実際にはCSチューナ200とHDD100が連動されていればチャンネルサーバとしては充分である。
【0073】
上述の条件で図8のフローチャートにより、本発明の自動スライドショーを行なうCPU121の動作を説明する。
【0074】
図8の第1ステップST1ではリモコン400の電源釦401を押圧するかHDD100の電源スイッチ(図2、図4参照)128を手動操作で主電源「オン」にする。
【0075】
第2ステップST2ではCPU121がメモリカード126のファイル名の内容を読みに行く装置起動処理である。
【0076】
この時、自動的にスライドショーを行なうかを第3ステップST3で行なう。この自動的にスライドショーを行なうか否かを判断するためにCPU121は予め定められたファイル名、例えば「デモンストレーション」、「DEMO,MODO」等がメモリカード126のファイルにあるか否かをみて、予め定められたファイル名があるYESであれば第4ステップST4の様に自動的にメモリカード126内に記録された複数の静止画面を所定間隔で順次再生させて表示装置300に表示するスライドショーを自動的に実施する。
【0077】
第3ステップST3で予め定めたファイル名が無いNOであれば第5ステップST5に進められて、通常の動作に遷移する。
【0078】
図8の第4ステップST4でスライドショーの再生を行なっているとき、特定の操作(電源釦を押圧する)することで通常動作に戻る。
【0079】
図8の例では通常の動作を行なっている状態でHDD100を第6ステップST6の様にスタンバイ状態にすると、HDD100を第7ステップST7の様にスタンバイから復帰させるときに起動時と同様に第3ステップST3に戻されて、自動でスライドショーを行なうメモリカード126が挿入されているかの判断を行なって、メモリカードにファイル名の記録があれば第4ステップST4でスライドショーを自動的に表示装置300に表示する様に成されている。
【0080】
上述の図8ではHDD100をスタンバイ状態から復帰させる場合を説明したが、HDD100のリセット或はスタート状態からの復帰に於いても第3ステップST3の判断を行なう様に構成する。
【0081】
上述では文章ファイル形式をテキストファイル及びバイナリファイルで説明したが、他のHTML(Hyper Text Mark Up)やPDF(Potable Document Format)、RTF(リッチテキスト)等であってもよく、勿論、拡張子の付加を行なって所定のファイル名を記憶させる様にしてもよい。
【0082】
この様に構成させて置けば店頭でのデモンストレーション用のスライドショーを再生する場合には毎日朝方に電源を入れるだけで自動的にスライドショーが開始されて、スライドショーを行なう煩雑な操作を省略することが出来る。
【0083】
【発明の効果】
本発明の画像記録再生装置及び画像記録再生装置の制御方法に依れば、自動スライドショーを行なうメモリカードを機器本体の挿入口125に挿入した状態で装置本体の電源を投入するだけで自動的にスライドショーが開始されるため、店頭のデモンストレーションの場合、毎日、スライドショーを行なう設定が省略出来て、便利なものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチャンネルサーバとしての全体的システム構成図である。
【図2】ハードディスクを内蔵したチャンネルサーバ用の画像記録再生装置の系統図である。
【図3】チャンネルサーバシステムを構成するCSチューナの系統図である。
【図4】本発明の画像記録再生装置の斜視図である。
【図5】本発明のチャンネルサーバに用いるリモートコントローラの平面図である。
【図6】本発明の静止画像を見るための操作説明図である。
【図7】本発明の表示装置にメモリカードに記憶させた静止画像をスライドショーさせる場合の操作説明図である。
【図8】本発明のスライドショーを再生するため動作説明用フローチャートである。
【符号の説明】
100‥‥画像記録再生装置(HDD)、121‥‥コントローラ(CPU)、126‥‥メモリカード、127‥‥電源部、128‥‥電源スイッチ、200‥‥CSチューナ、300‥‥表示装置、301‥‥画面、304‥‥サムネル画面、400‥‥リモートコントローラ(リモコン)、401‥‥電源釦、403‥‥上下左右釦、404‥‥決定釦
Claims (6)
- 少なくとも画像データを記憶可能な外部記憶媒体が装着出来る挿入口を有する画像記録再生装置であって、
上記画像記録再生装置の各回路を駆動する電源手段と、
上記電源手段の投入及び上記外部記録媒体の挿入状態を制御する画像制御手段と、
上記画像データを表示可能な表示手段とを具備し、
上記画像制御手段は上記電源手段の投入時に上記外部記憶媒体内に予め定めた文章ファイルを読み取って該外部記憶媒体内に記憶させた複数の画像を上記表示装置に順次表示させて成ることを特徴とする画像記録再生装置。 - 前期文章ファイルはテキストファイル或はバイナリファイルであることを特徴とする請求項1記載の画像記録再生装置。
- 前記複数の画像を順次表示後に行われる通常動作の後に前記画像記録再生装置で行われるリセット動作、スタート動作、スタンバイ動作から前記外部記録媒体が前記挿入口に挿入されていれば前記画像制御手段は再び該複数の画像を順次、前記表示手段に表示させる様に成したことを特徴とする請求項1記載の画像記録再生装置。
- 少なくとも画像データを記憶可能な外部記憶媒体が装着された画像記録再生装置の制御方法であって、上記画像記録再生装置の各回路を電源手段で駆動し、該電源手段の投入及び上記外部記憶媒体の挿入状態を画像制御手段で制御し、上記画像データを表示手段に表示するように成し、
上記画像制御手段は上記電源手段の投入時に上記外部記録媒体内に予め定めた文章ファイルを読み取って上記外部記憶媒体内に記憶させた複数の画像を上記表示手段に順次表示させて成ることを特徴とする画像記録再生装置の制御方法。 - 前記文章ファイルはテキストファイル或はバイナリファイルであることを特徴とする請求項4記載の画像記録再生装置の制御方法。
- 前記複数の画像を順次表示後に行われる通常動作の後に前記画像記録再生装置で行われるリセット動作、スタート動作、スタンバイ動作から前記外部記録媒体が前記挿入口に挿入されていれば前記画像制御手段は再び該複数の画像を順次、前記表示手段に表示させる様に成したことを特徴とする請求項4記載の画像記録再生装置の制御方法。
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2003
- 2003-05-07 JP JP2003167150A patent/JP2004336682A/ja active Pending
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