WO2004113969A1 - 光反射体およびそれを用いた面光源装置 - Google Patents

光反射体およびそれを用いた面光源装置 Download PDF

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Hiroshi Koyama
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Abstract

 熱可塑性樹脂とフィラーを含有し、少なくとも1軸方向に延伸され、かつ面積延伸倍率が1.3~80倍である基材層(A)と熱可塑性樹脂を含む層(B)よりなる積層フィルムを有し、全光線反射率が95%以上であり、表面強度が250g以上である光反射体を開示する。この光反射体は、光学特性に優れていて、かつ各種板材に貼合して成形を行っても、貼合した板材からの浮き、脱落、剥がれ等を発生しにくくて加工適性に優れている。

Description

明 細 書
光反射体おょぴそれを用いた面光源装置 技術分野
本発明は、 面光源装置に使用される光反射板、 リフレクタ一および各種照明器 具に用いられる光反射用の部材として有用であって、各種加工を行っても表面の 損傷が起こりにくく、 加工適性に優れている光反射体に関するものである。 背景技術
内蔵式光源を配置したバックライト型の液晶ディスプレイが広く普及してい る。 バックライト型の内蔵光源のうち、 直下式パックライトの典型的な構成は第 1図に示すとおりであり、 構造体兼光反射体の役割を果たすハウジング 1 1、 拡 散板 1 4、 そして冷陰極ランプ 1 5などの光源からなる。 サイドライト式バック ライトの典型的な構成は第 2図に示すとおりであり、透明なアクリル板 1 3に網 点印刷 1 2を行った導光板、 光反射体 1 1、 拡散板 1 4、 そして冷陰極ランプ 1 5などの光源からなる。 何れも光源からの光を光反射体で反射させて、 拡散板で 均一面状の光を形成する。 近年照明光源も高出力化や光源ランプ数の増加などの 改良が図られてきている。表示物の大型化に伴い輝度向上のため、光源は第 1図, 第 2図に示すように複数個設置される場合もある。
従来から、本用途の光反射体には白色ポリエステルフィルムが使用されること が多かった (例えば特開平 4 _ 2 3 9 5 4 0号公報)。 ところが、 白色ポリェズ テルフィルムを用いた光反射体の場合、 近年の光量の増加、 またランプからの熱 による雰囲気温度の高温ィ匕により、 光反射体の色調の変化 (黄変) が問題になる ことがあり、 より変色の少ない素材が求められるようになっていた。
そこで近年、 白色ポリオレフインフィルムを用いた光反射体が提案されている (例えば特開平 6— 2 9 8 9 5 7号公報および特開 2 0 0 2— 3 1 7 0 4号公 報)。 白色ポリオレフインフィルムを用いた光反射体は、 白色ポリエステルフィ ルムを用いた光反射体に比べて色調の変化が少ない (例えば特開平 8— 2 6 2 2 08号公報おょぴ WO 03/014778号公報) ίΚ その一方で、 金属や他 の板材に貼合し各種成形加工する場合に、 貼合部分の破壌による浮き、 脱落など が発生するという問題が生じていた。 また、 場合によっては表面を保護するため の保護テープを使用しても、 その粘着力により白色ポリオレフインフィルムの表 面が剥がれてしまう等の問題が発生することも明らかになった。
また表示物の大型化に伴い輝度向上の要望が高まり、従来の白色ポリエステル フィルムゃ白色ポリオレフインフィルムでは十分ではなく、 より '高輝度な光反射 体が求められている。
本発明は、 光学特性に優れていて、 かつ各種板材に貼合して成形を行っても、 貼合した板材からの浮き、 脱落、 剥がれ等を発生しにくくて加工適性に優れた光 反射体を提供することを目的とする。 発明の要約
上記の目的は、 熱可塑性樹脂とフィラーを含有し、 少なくとも 1軸方向に延伸 され、 かつ面積延伸倍率が 1. 3〜80倍である基材層 (Α) と熱可塑性樹脂を 含む層 (Β) よりなる積層フィルムを有し、 全光線反射率が 95%以上であり、 表面強度が 250 g以上であることを特徴とする本発明の光反射体により達成 された。
本発明の光反射体の式 (1) で表される散乱係数 Sは 0. 5以上であることが 好ましい。
100 X R 1
散乱係数 s = 式 (1)
(100— Rl) X TA X P
(上式において、 R 1は波長 550 nmでの反射率、 TAは基材層 (A) の肉厚 [単位 μπι]、 Pは式 (2) で表される空孔率 [単位%] である) P o~ P
空孔率 P = X 1 0 0 式 ( 2 )
P o
(上式において、 p。は積層フィルムの真密度であり、 pは積層フィルムの密度 である)
本発明の光反射体は、 光学特性に優れていて、 かつ各種板材に貼合して成形を 行っても、 貼合した板材からの浮き、 脱落、 剥がれ等を発生しにくくて加工適性 に優れている。 特に、 本発明によれば、 輝度ムラがなく明度が良好な光反射体を 提供することができ、 特に高輝度の光反射体を提供することができる。 図面の簡単な説明
第 1図は、 直下式バックライトの構成を示す断面図である。
第 2図は、 サイドライト式パックライトの構成を示す断面図である。
図中、 1 1は光反射体 (ハウジング)、 1 2は反射用白色網点印刷、 1 3はァ クリル板 (導光板)、 1 4は拡散板、 1 5は冷陰極ランプである。 発明の詳細な説明
以下において、 本発明の光反射体の構成おょぴ効果を詳細に説明する。 なお、 本発明において 「〜」 はその前後に記載される数値をそれぞれ最小値おょぴ最大 値として含む範囲を意味する。
[基材層 (A) ]
熱可塑性樹脂
本発明の基材層 (A) に用いられる熱可塑性樹脂の種類は特に制限されない。 基材フィルムに使用する熱可塑性樹脂 (A) としては、 高密度ポリエチレン、 中 密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン等のエチレン系樹脂、プロピレン系樹脂、 ポリメチノレー 1一ペンテン、 エチレン一環状ォレフイン共重合体等のポリオレフ イン系樹脂、 ナイロン一 6、 ナイロン一 6, 6、 ナイロン一 6, 1 0、 ナイロン 一 6, 1 2等のポリアミ ド系樹脂、ポリエチレンテレフタレートやその共重合体、 ポリエチレンナフタレート、脂肪族ポリエステル等の熱可塑性ポリエステル系樹 脂、 ポリカーボネート、 ァタクティックポリスチレン、 シンジォタクティックポ リスチレン、 ポリフエ二レンスルフイ ド等の熱可塑性樹脂が挙げられる。 これら は 2種以上混合して用いることもできる。
これらの中でも、 耐薬品性や生産コスト等の観点より、 ポリオレフイン系樹脂 を用いることが好ましく、 プロピレン系樹脂を用いることがより好ましい。
プロピレン系樹脂としては、 プロピレン単独重合体や、 主成分であるプロピレ ンと、 エチレン、 1—ブテン、 1 一へキセン、 1—ヘプテン, 4—メチノレ一 1一 ペンテン等の α—ォレフインとの共重合体を用いることができる。立体規則性は 特に制限されず、 ァイソタクティックないしはシンジオタクティック及ぴ種々の 程度の立体規則性を示すものを用いることができる。 また、 共重合体は 2元系で も 3元系でも 4元系でもよく、 またランダム共重合体でもブロック共重合体であ つてもよい。
このような熱可塑性樹脂は、 基材層 (Α) に 2 5〜 9 5重量%で使用すること が好ましく、 3 0〜 9 0重量%で使用することがより好ましい。 基材層 (Α) に おける熱可塑性樹脂の含有量が 2 5重量%以上であれば、 後述する積層フィルム の延伸成形時に表面にキズが生じにくい傾向があり、 9 0重量%以下であれば、 充分な空孔数が得られやすい傾向がある。
フィラー
本発明の基材層 (Α) に熱可塑性樹脂とともに用いられるフイラ一としては、 各種無機フィラーまたは有機フィラーを使用することができる。
無機ブイラ一としては、 重質炭酸カルシウム、 沈降性炭酸カルシウム、 焼成ク レー、 タルク、 酸化チタン、 硫酸バリウム、 硫酸アルミニウム、 アルミナ、 シリ 力、 酸化亜鉛、 酸化マグネシウム、 珪藻土等を例示することができる。 また、 上 記無機フイラ一の種々の表面処理剤による表面処理品も例示できる。 中でも重質 炭酸カルシウム、 沈降性炭酸カルシウム及びそれらの表面処理品、 クレー、 珪藻 土を使用すれば安価で延伸時の空孔形成性がよいために好ましい。 さらに好まし いのは、 重質炭酸カルシウム、 沈降性炭酸カルシウムの種々の表面処理剤による 表面処理品である。 表面処理剤としては、 例えば樹脂酸、 脂肪酸、 有機酸、 硫酸 エステル型陰イオン界面活性剤、スルホン酸型陰イオン界面活性剤、石油樹脂酸、 これらのナトリウム、 カリウム、 アンモニゥム等の塩、 または、 これらの脂肪酸 エステル、 樹脂酸エステル、 ワックス、 パラフィン等が好ましく、 非イオン系界 面活性剤、 ジェン系ポリマー、 チタネート系カップリング剤、 シラン系カツプリ ング剤、 燐酸系カップリング剤等も好ましい。 硫酸エステル型陰イオン界面活性 剤としては、 例えば長鎖アルコール硫酸エステル、 ポリオキシエチレンアルキル エーテル硫酸エステル、 硫酸ィヒ油等あるいはそれらのナトリウム、 カリウム等の 塩が挙げられ、 スルホン酸型陰イオン界面活性剤としては、 例えばアルキルベン ゼンスルホン酸、 アルキルナフタレンスルホン酸、 ノ ラフインスルホン酸、 (X— ォレフインスルホン酸、 アルキルスルホコハク酸等あるいはそれらのナトリゥム、 カリウム等の塩が挙げられる。 また、 脂肪酸としては、 例えばカブロン酸、 カブ リル酸、ペラルゴン酸、力プリン酸、 ゥンデカン酸、 ラウリン酸、 ミリスチン酸、 パルミチン酸、ステアリン酸、へベン酸、ォレイン酸、 リノール酸、 リノレン酸、 エレォステアリン酸等が挙げられ、 有機酸としては、 例えばマレイン酸、 ソルビ ン酸等が挙げられ、 ジェン系ポリマーとしては、 例えばポリブタジエン、 イソプ レンなどが挙げられ、 非イオン系界面活' I"生剤としてはポリエチレングリコールェ ステル型界面活性剤等が挙げられる。 これらの表面処理剤は 1種類または 2種類 以上組み合わせて使用することができる。 これらの表面処理剤を用いた無機フィ ラーの表面処理方法としては、 例えば、 特開平 5— 43815号公報、 特開平 5 - 139728号公報、 特開平 7— 300568号公報、 特開平 10— 1760 79号公報、 特開平 1 1一 256144号公報、 特開平 1 1— 349846号公 報、 特開 2001— 1 58863号公報、 特開 2002— 220547号公報、 特開 2002— 363443号公報などに記載の方法が使用できる。 有機フィラーとしては、熱可塑性樹脂の融点また ガラス転移点よりも高い融 点またはガラス転移点(例えば、 1 2 0〜3 0 0 °C)を有するものが使用される。 例えば、 ポリエチレンテレフタレート、 ポリブチレンテレフタレート、 ポリアミ ド (例えばナイロン一 6、 ナイロン一 6, 6 )、 ポリカーボネート、 ポリエチレ ンナフタレート、 ポリスチレン、 メラミン樹脂、 環状ォレフィン単独重合体、 環 状ォレフインとエチレンとの共重合体、ポリエチレンサルフアイ ト、ポリイミ ド、 ポリェチルエーテルケトン、 ポリフヱニレンサルフアイト等を例示することがで きる。 中でも、 使用するポリオレフイン系樹脂よりも融点またはガラス転移温度 が高くて非相溶性の有機フィラーを使用するのが空孔形成の点で好ましい。
基材層 (A) には、 無機フィラーまたは有機フィラーの中から 1種を選択して これを単独で使用してもよいし、 2種以上を選択して組み合わせて使用してもよ レ、。 2種以上を組み合わせて使用する場合には、 有機フィラーと無機フィラーを 混合して使用してもよい。
無機ブイラ一の平均粒径及ぴ有機ブイラ一の平均分散粒径は、 例えば、 マイク 口トラック法、 走査型電子顕微鏡による一次粒径の観察 (本発明では粒子 1 0 0 個の平均値を平均粒径とした) 、 比表面積からの換算 (本発明では (株) 島津製 作所製の粉体比表面積測定装置 S S - 1 0 0を使用し比表面積を測定した) など により求めることができる。
後述する積層フィルムの延伸成形により発生させる空孔サイズの調整のため、 上記無機フィラーの平均粒径、 または有機フィラーの平均分散粒径は好ましくは それぞれが 0 . 0 5〜 1 . 5 μ mの範囲、 より好ましくはそれぞれが 0 . 1〜 1 μ mの範囲のものを使用する。 平均粒径または平均分散粒径が 1 . 5 m以下の フィラーを用いれば、 空孔がより均一になる傾向がある。 また、 平均粒径または 平均分散粒径が 0 . 0 5 μ πι以上のフィラーを用いれば、 所定の空孔がより得ら れやすくなる傾向がある。
後述する積層フィルムの延伸成形により発生させる空孔量の調整のため、延伸 フィルム中への上記フィラーの配合量は好ましくは 5〜 7 5重量%、 より好まし くは 1 0〜7 0重量%の範囲にする。 フィラーの配合量が 5重量%以上であれば、 充分な空孔数が得られやすくなる傾向がある。 また、 フィラーの配合量が 7 5重 量%以下であれば、 表面にキズがより生じにくくなる傾向がある。
その他の成分
基材層 (A) を構成する主要な樹脂がプロピレン系樹脂の場合、 延伸性を改良 するために、 ポリエチレン、 エチレン酢酸ビエル等のプロピレン系樹脂より低融 点の樹脂を 3〜 2 5重量0 /0配合してもよい。 - 本発明で用いる基材層 (A) は、 単層構造であっても、 多層構造であってもよ い。 基材層.(A) の肉厚は、 3 0〜5 0 0 mが好ましく、 4 0〜4 0 0 μ ηιが より好ましく、 5 0〜3 0 0 μ πιがさらに好ましい。
[熱可塑性樹脂を含む層 (Β ) ]
熱可塑性樹脂を含む層 (Β ) は、 基材層 (Α) の片面に形成しても両面に形成 してもよい。
層 (Β ) の形成方法としては、 上記基材層 (Α) の延伸成形前に多層 Τダイや Iダイを使用して層 (Β ) の溶融原料を共押出し、 得られた積層体を延伸成形し て設ける方法、 上記基材層 (Α) が 2軸延伸の場合、 1軸方向の延伸が終了した のち、 層 (Β ) の溶融原料を押し出し貼合し、 この積層体を 1軸延伸成形して設 ける方法、 上記基材層 (Α) を延伸成形して得た後に層 (Β ) の原料樹脂を直接 または易接着層を介して押し出し貼合して設ける方法等が挙げられる。
上記層 (Β ) ·には、 基材層 '(Α) に使用されるものと同様の熱可塑性樹脂が使 用できる。 また、 上記フィラーを含有しても良く、 フィラーの配合量は 5重量% 未満の範囲で使用できる。
層 (Β ) がフイラ一を含有しない場合、 プロピレン系樹脂 4 0〜6 0重量0 /0、 高密度ポリエチレン 6 0〜4 0重量%を含有するものが、積層フィルムの光沢度 が 7 0〜 8 6 %に制御され、 明度に優れた光反射体を得ることができるため好ま しい。 層(B)の肉厚は、 2 /zm以上が好ましく、 2〜8 Ομπαがより好ましく、 2. 5〜60 μπιがさらに好ましい。 2 μπι以上にすることによって、 250 g以上 の表面強度が得られやすくなるとともに、 所望の加工特性も得られやすくなる。 [積層フィルム]
添加剤
本発明の積層フィルムには、 必要により、 蛍光增白剤、 安定剤、 光安定剤、 分 散剤、 滑剤等を配合してもよい。 安定剤としては、 立体障害フエノール系やリン 系、 アミン系等の安定剤を 0. 001〜1重量%、 光安定剤としては、 立体障害 アミンやべンゾトリァゾール系、 ベンゾフエノン系などの光安定剤を 0. 001 〜1重量%、 無機フィラーの分散剤としては、 シランカップリング剤、 ォレイン 酸ゃステアリン酸等の高級脂肪酸、 金属石鹼、 ポリアクリル酸、 ポリメタクリル 酸ないしはそれらの塩等を 0. 01〜4重量%配合してもよい。
成形
積層フィルムの成形方法としては、一般的な 1軸延伸や 2軸延伸方法が使用で きる。 具体例としてはスクリユー型押出機に接続された単層または多層の τダイ や Iダイを使用して溶融樹脂をシート状に押し出した後、 ロール群の周速差を利 用した縦延伸で 1軸延伸する方法、 さらにこの後にテンターオーブンを使用した 横延伸を み合わせた 2軸延伸方法や、テンターオーブンとリニァモーターの組 み合わせによる同時 2軸延伸などが挙げられる。
延伸温度は使用する熱可塑性樹脂の融点より 2〜60°C低い温度、 ガラス転移 点より 2〜 60 °C高い温度であり、 樹脂がプロピレン単独重合体 (融点 155〜 167。C) のときは 95〜165°C、 ポリエチレンテレフタレート (ガラス転移 点:約 70°C)-のときは 100〜130°Cが好ましく、 環状ポリオレフイン系樹 脂 (ガラス転移点: 120 °C) のときは 122〜 180°Cが好ましい。 また、 延 伸速度は 20〜 350 m/分が好ましい。
得られた積層フィルムは、 必要により熱処理 (アニーリング処理) を行い、 結 晶化の促進や、 積層フィルムの熱収縮率低減などを図ることもできる。
積層フィルム中に発生させる空孔の大きさを調整するために、 基材層 (A) の 面積延伸倍率は 1. 3〜80倍の範囲とし、 好ましくは 7〜 70倍の範囲、 より 好ましくは 22倍〜 65倍、 最も好ましくは 25〜 60倍とする。 面積延伸倍率 が 1. 3〜80倍の範囲内であれば、 微細な空孔が得られやすく、 反射率の低下 も抑えやすい。
本発明の積層フィルム中に発生させる空孔の単位体積あたりの量を調整する ために、 空孔率は好ましくは 15〜 60 %、 より好ましくは 20〜 55 %の範囲 とする。 本明細書において 「空孔率」 とは、 上記式 (2) にしたがって計算され る値を意味する。 式 (2) の P。は真密度を表し、 p は密度 (J I S— P811 8) を表す。 延伸前の材料が多量の空気を含有するものでない限り、 真密度は延 伸前の密度にほぼ等しい。
本発明で用いる積層フィルムの密度は、 一般に 0. 5〜1. 2 gZcm3の範' 囲であり、 空孔が多いほど密度は小さくなり空孔率は大きくなる。 空孔率が大き い方が表面の反射特性も向上させることができる。
[光反射体]
本発明の光反射体は、 上記の積層フィルムを有する点に特徴がある。 本発明の 光反射体'は、 上記の積層フィルムのみからなっていてもよいし、 上記の積層フィ ルムにさらに適当な材料が付加されたものであってもよい。
例えば、 本発明の光反射体は、 基材層 (A) と熱可塑性樹脂を含む層 (B) か らなる積層体に、 さらに別の層が積層された構造を有していてもよい。 具体的に は、 基材層 (A) の両面に熱可塑性樹脂を含む層 (B) を積層した構造を有して いてもよいし、 基材層 (A) と熱可塑性樹脂を含む層 (B) からなる積層体の一 面または両面に保護層(C)を積層した構造を有していてもよい。すなわち、(A) / (B)、 (B) / (A) / (B)、 (C) / (A) / (B)、 (A) / (B) / (C)、 (C) / (A) / (B) / (C)、 (B) / (A) / (B) / (C)、 (C) / (B) / (A) Z (B) / (C) などの構造を有する光反射体を例示することができる。 本発明の光反射体の全光線反射率 Rは、 J I S-Z 8722条件 d記載の方法 に従って波長 400〜700 nmの範囲で測定した各波長の反射率の平均値を 意味する。 本発明の光反射体の全光線反射率 Rは 95%以上、 好ましくは 96% 以上、 更に好ましくは 97%〜100%である。 また波長 55 Onmでの反射率 R 1は好ましくは 97 %以上、 より好ましくは 9 S . 5以上であり、 波長 450 n mでの反射率 R 2は好ましくは 98 %以上、 より好ましくは 98. 5 %以上で あるものが、 本努明の光反射体として特に望ましい。
また、 本発明の光反射体は、 上記式 (1) で定義される散乱係数 Sが好ましく は 0. 5以上、 より好ましくは 0. 6以上、 さらに好ましくは 0. 8以上である。 散乱係数 Sは、 空孔の単位体積あたりの光の散乱の度合いを意味し、 R1に比例 し、 基材層 (A) の肉厚 TAおよぴ空孔率 Pに反比例する。 本発明によって、 よ り微細で均一な大きさで、 扁平な形の空孔を数多く基材層 (A)'に形成すること により、 基材層 (A) を必要以上に厚くすることなく、 光反射体として所望の輝 度を得ることが可能となった。
また拡散反射率 Rdは、 J I S-Z 8722条件 d記載の方法に従い、 光トラ ップを用い、 正反射成分をカットし、 波長 400〜 700 nmの反射率測定を行 つた。 その平均値を拡散反射率 Rdとした。 93%以上であることが好ましく、 95〜100%であることがより好ましい。 拡散反射率が 93%以上であれば、 本発明の光反射体を用いて面光源装置などの面光源装置を作成したときに輝度 ムラがより発生しにくくなるため好ましい。
光反射体の輝度は後述する記載する方法により測定することができる。本発明 の光反射体の輝度は好ましくは 1380 c d/m2以上、 より好ましくは 140 0 c d/m2以上、 さらに好ましくは 1420 c dZm2〜3000 c d/m 特に好ましくは 1440 c d/m2〜2000 c d/m2である。
本発明の光反射体の表面強度は 250 g以上であり、好ましくは 270〜 10 O O gである。 本明細書でいう表面強度は、 後述する測定法に示すとおり、 光反 射体の測定面に幅 1 8 mmの粘着テープを貼り、 3 0 0 mm/m i nの速度で剥 離した際の剥離荷重を意味する。 表面強度が 2 5 0 g以上であれば、 本発明の光 反射体を板材に貼合し各種成形加工した場合に浮きや剥離等の問題が発生する のを回避することができる。
以下に実施例、 比較例及び試験例を記載して、 本発明をさらに具体的に説明す る。 以下に示す材料、 使用量、 割合、 操作等は、 本楽明の趣旨を逸脱しない限り 適時変更することができる。 従って、本発明の範囲は以下に示す具体例に制限さ れるものではない。 なお、 本実施例に使用した材料を表 1に示す。
表 1
種類 内 容
P P 1 プロピレン単独重合体 [日本ポリケム㈱、 ノバテック P P : EA8] (MFR (2 3 0 °C、 2. 1 6 k g荷 重) =0. 8 gZl 0分) 、 融点 (1 6 7°C、 DSCピーク温度)
プロピレン単独重合体 本ポリケム㈱、 ノバテック P P : MA4] (MFR (2 3 0。C、 2. 1 6 k g荷
P P 2
重) = 5 g/1 0分) 、 融点 (1 6 7°C、 DSCピーク温度)
HD PE 高密度ポリエチレン [日本ポリケム㈱、 ノバテック HD: H J 3 6 0] (MFR (1 9 0°C、 2. 1 6 k g荷 重) = 5. 5 gZl 0分) 、 融点 (1 34°C、 DSCピーク温度)
C a C03 . 平均粒径 0. 1 5 μπι (電子顕微鏡観察) の表面処理沈降性炭酸カルシウム (表面処理:特開 2002- 363443号 (a) 公報実施例 1に記載の方法) ' .
C a C03 平均粒径 0. 3 βΐα (電子顕微鏡観察) の表面処理沈降性炭酸カルシウム (表面処理:特開 2002- 363443号公報 (b) 実施例 1に記載の方法)
C a C03 平均粒径 Q. 5 im (電子顕微鏡観察) の表面処理沈降性炭酸カルシウム (表面処理:特開 2002- 363443号 (c) 公報実施例 1に記載の方法) .
C a CO3 平均粒径 1. 8 μΐη (比表面積換算) の重質炭酸カルシウム [白石カルシウム㈱) 製、 ソフトン # 1 8 0 (d) 0] 、 比表面積 1 2, 5 0 0 cm2/g
C a C〇3 平均粒径 0. 8 9 //m (比表面積換算) の重質炭酸カルシウム [丸尾カルシウム㈱) 製、 カルテックス
(e) 5] 、 比表面積 2 5, 0 0 0 c m2 ^、 粒径 5 μπι以上の粒子を含まない
C a C03 . 平均粒径 0. 9 7 μϊα (比表面積換算) の重質炭酸カルシウム [丸尾カルシウム㈱) 製、 カルテックス
(f) 7] 、 比表面積 2 3, 0 0 0
Figure imgf000014_0001
粒径 7 μ m以上の粒子を含まない
T i o2 平均粒径 0. 2 μ mの二酸化チタン [石原産業㈱製、 CR-6 0]
(実施例 1 )
表 1に記載の材料を表 2に記載の配合で混合した組成物 (A) と組成物 (B) を、 それぞれ別々の 3台の押出機 (組成物 (B) については 2台使用) を用いて 2 50°Cで溶融混練した p その後、 一台の共押ダイに供給してダイ内で (A) の 両面に (B) を積層後、 シート状に押し出し、 冷却ロールで約 60°Cまで冷却す ることによって (B) I (A) I (B) の積層物を得た。
この積層物を 14 5 °Cに再加熱した後、 多数のロール群の周速差を利用して縦 方向に延伸し、 再ぴ約 1 50°Cまで再加熱してテンターで横方向に延伸した。 そ の後、 1 60°Cでァニーリング処理した後、 60。Cまで冷却し、 耳部をスリット して三層構造の積層フィルムを得た。 縦、 横の延伸倍率および各層の肉厚は表 2 に記載の通りである。 この積層フィルムを光反射体とした。
(実施例 2〜 5 )
表 1に記載の材料を表 2に記載の配合で混合した組成物 (A) を、 押出機を用 いて 2 50°Cに溶融混練した。 その後、 シート状に押し出し、 冷却ロールで約 6 0°Cまで冷却することによってシートを得た。 このシートを 145 °Cに再加熱し た後、 多数のロール群の周速差を利用して f方向に延伸した。
表 1に記載の材料を表 2に記載の配合で混合した組成物 (B) を 2つの押出機 で溶融混練し、 上で得られた延伸シートの両面に (B) が外側になるようにダイ 内で押し出しして積層し、 (B) / (A) / (B) の積層物を得た。 ついでこの 積層物を 1 60°Cに再加熱してテンターで横方向に延伸した。
その後、 1 60°Cでアニーリング処理した後、 6 0°Cまで冷却し、 耳部をスリ ットして三層構造の積層フィルムを得た。 縦、横の延伸倍率および各層の肉厚は 表 2に記載の通りである。 この積層フィルムを光反射体とした。
(比較例 1 )
実施例 1の基材層 (A) を光反射体とした。 (比較例 2 )
特開 2002— 31 704号公報の実施例 5で得られた積層物を光反射体と した。
(比較例 3)
特開 2002— 31704号公報の実施例 6で得られた積層物を光反射体と した。
(比較例 4)
WO 03Z014778号公報の実施例 3で得られた 3層フィルムを光反射 体とした。
(試験方法)
実施例 1〜 5および比較例 1〜4の光反射体を用いて、 以下の試験を行った。 1) 全光線反射率 R
J I S-Z 8722条件 d記載の方法に従って波長 400〜700 nmの範 囲で測定した各波長の反射率の平均値を全光線反射率 Rとした。
2) 反射率 Rl、 R2
J I S-Z 8722条件 d記載の方法に従って測定した波長 55 Onmの反 射率を Rl、 450 nmの反射率を R 2とした。
3) 拡散反射率 Rd
J I S— Z 8722条件 d記載の方法に従い、 光トラップを用い、 正反射成 分を力ットし、 波長.400〜 700 nmの反射率測定を行った。 その平均値を 拡散反射率 R dとした。
4) 輝度
第 2図に例示する 14ィンチサイズの面光源装置の 11の位置に各光反射体 をセットし、 冷陰極ランプ 15にハリソン社 (製) インパーターユニットを接 続して、 冷陰極ランプに 12V, 6mAの管電流を流し点灯、 照射して、 3時 間後に以下の評価を行つた。
輝度は (株) トプコン社製輝度計 (商品名 : BM— 7) を用い、 面光源装置 の法線方向に対して、 輝度計測部と面光源装置の距離を 50 cmとし、 計 9点 の輝度を測定してその平均値を求めた。
) 空孔率
空孔率は、 J I S— P 8118にしたがって密度 pおよび真密度 p。を測定 し、 式 (2) の空孔率算出式により計算して求めた。
) 表面強度
表面強度は以下の手順で測定した。 幅 18mmの粘着テープ (ニチパン製、 商品名:セロテープ(登録商標)) を光反射体の測定面に空気が入らないように 100 mm以上の長さを貼り付け、最後の 10 mm以上は貼り付けずに残した。 その試料を 20 mm幅に切り取った。 引張試験機 ((株)オリエンテック製、 商 品名: RTM—250) で荷重 5 k g用のロードセルを用い、 チャック間隔を 1 cmにし、 貼り付けずに残した粘着テープの部分と粘着テープを貼り付けな かつた光反射体の部分をそれぞれ上下のチヤックに挟んだ。 300 mm/m i nのスピードで引っ張り、 チヤ一トの安定している部分の荷重を読みとつた。 3回測定し、 その平均値を算出することによって表面強度を求めた。
) 加工性
実施例および比較例で得られた光反射体を、 ステンレス板 (SUS # 505
2、 厚さ 0. 6mm) に接着剤 (東洋モートン社製、 商品名: TM590) と 硬化剤 (東洋モートン社製、 商品名: CAT 56) を用いてドライラミネーシ ヨンし、試料とした。本試料の光反射体側に保護フィルム (積水化学工業 (株) 製、 商品番号: # 6312 B) を貼り合わせ、 光反射体側が山および谷になる ようにプレス機で互いに逆向きに 90° の角度で 2力所を曲げ加工し、 保護フ イルムを剥がして以下の評価を行った。
〇 ステンレス板からの浮きや剥がれ、 反射体表面の剥がれがない。 X ステンレス板からの浮きや剥がれ、 反射体表面の剥がれが見られる:
(結果)
これらの各測定結果を表 2に示す。
表 2 基材層 (A)組成 (重量 %) 表裏層 (表/裏) (B)組成 (重量 %) 保護層 (表/裏) (C)組成 (重量 %)層の肉厚( m) 延伸倍率 基材層 (A)
B/A/B 面積倍率
PP 1 HDPE CaC03 Ti02 PP 2 HDPE GaC03 Ti02 PP 2 HDPE GaC03 Ti02 縦 MD 横 CD
C/B/A/B/G D * CD 実施例 1 61 4 30 (f) 5 97 ― 2.5 (f) 0.5 ― ― ― ― 3/194/3 4.5 8.8 39.6 実施例 2 61 4 30 (fl 5 50 50 ― ― ― ― ― ― 14/172/14 4.5 8.5 38.3 実施例 3 51 4 40 (a) 5 50 50 ― ― 一 ― ― ― 14/196/14 4.5 8.5 38.3 実施例 4 51 4 40 (b) 5 50 50 ― ― ― ― ― ― 14/196/14 4.5 8.5 38.3 実施例 5 51 4 40 (c) 5 50 50 一 ― ― ― ― ― 14/196/14 4.5 8.5 38.3 比較例 1 61 4 30 (f) 5 ― ― ― ― ― ― ― 200 4.5 8.7 39.2 比較例 2 75 10 15 (d) ― 97 ― 3 (。) ― 55 ― 45 (d) ― 40/1/1 18/1/40 5 7.5 37.5 比較例 3 62 10 25 (e) 3 70 ― 29.5 (e) 0.5 ― ― 一 ― 0.5/134/0.5 5 9 45.0 比較例 4 54 10 30 (f) 6 70 ― 29.5 (f) 0.5 ― ― ― ― 0.5/169/0.5 3.8 8.2 31.2
表 2 (続き) 全光線 550nm 450nm 拡散 550nm 表面強度 加工性
輝度 空孔率
反射率 反射 JKJ寸率 反射率 散乱係数 反射体面 非 S射体面 反射体面 非反射対面
R (%) R1 (%) R2 (%) Rd (%) (cd/m2) S P (%) (g) (g)
実施例 1 96.3 97.3 98.1 93.2 1380 0.38 48 320 320 〇 〇 実施例 2 96.2 97.3 98.0 94.1 1380 0.46 39 460 460 〇 〇 実施例 3 97.9 99.0 100.3 96.5 1450 1.10 46 460 460 ' 〇 〇 実施例 4 97.8 98.8 100.1 96.5 1440 0.91 46 460 460 o 〇 実施例 5 97.1 98.1 98.9 95.8 1400 0.53 50 460 460 〇 〇 比較例 1 96.3 97.3 98.1 94.9 1380 0.37 49 200 200 X X 比較例 2 92.1 94.5 96.0 91.5 1220 0.22 31 400 400 〇 〇 比較例 3 95.5 96.5 97.0 95.0 1360 0.44 47 200 200 X X 比較例 4 95.8 96.8 97.4 95.3 1350 0.42 43 200 200 X X
産業上の利用可能性
本発明の光反射体は、 光学特性に優れていて、 かつ各種板材に貼合して成形を 行っても、 貼合した板材からの浮き、 脱落、 剥がれ等を発生しにくくて加工適性 に優れている。 特に、 本発明によれば、 輝度ムラがなく明度が良好な光反射体を 提供することができ、 特に高輝度の光反射体を提供することができる。 したがつ て本発明は、光反射体や面光源装置などの工業的な製造に利用することが可能で あり、 産業上有用な発明である。

Claims

請 求 の 範 囲
1. 熱可塑性樹脂とフィラーを含有し、 少なくとも 1軸方向に延伸さ れ、 かつ面積延伸倍率が 1. 3〜80倍である基材層 (A) と熱可塑性樹脂を含 む層 (B) よりなる積層フィルムを有し、 全光線反射率が 95%以上であり、 表 面強度が 250 g以上である光反射体。
2. 基材層 (A) に含まれる熱可塑性樹脂がポリオレフイン系樹脂で ある請求の範囲第 1項に記載の光反射体。
3. 層 (B) に含まれる熱可塑性樹脂がポリオレフイン系樹脂である 請求の範囲第 1項に記載の光反射体。
4. 基材層 (A) に含まれる熱可塑性樹脂と層 (B) に含まれる熱可 塑性樹脂がともにポリオレフイン系樹脂である請求の範囲第 1項に記載の光反 射体。
5. 基材層 (A) のフイラ一濃度が 5〜75重量%である請求の範囲 第 1〜 4項のいずれかに記載の光反射体。
6. ブイラ一が平均粒径 0. 05〜1. .5 μΐηの無機フィラー及びノ 又は平均分散粒径 0. 05〜1. 5 /zmの有機フィラーである請求の範囲第 5項 に記載の光反射体。
7. 基材層 (A) のフイラ一が表 ®処理された無機フィラーである請 求項 1〜 6のいずれかに記載の光反射体。
8. 基材層 (A) の肉厚が 30〜500 μπιである請求項 1〜7のい ずれかに記載の光反射体。
9. 層 (Β) の肉厚が 2 μπι以上である請求の範囲第 1〜 8項のいず れかに記載の光反射体。
10. 層 (Β) のフイラ一濃度が 5重量%未満である請求の範囲第 1 〜 9項のいずれかに記載の光反射体。
11. 層 (Β) がプロピレン系樹脂 40〜 60重量%と高密度ポリエ チレン 60〜40重量%を含有する請求の範囲第 1〜10項のいずれかに記載 の光反射体。
1 2. 層 (B) が少なくとも 1軸方向に延伸されている請求の範囲第 1〜1 1項のいずれかに記載の光反射体。
1 3. 保護層 (C) をさらに有する請求の範囲第 1〜12項のいずれ かに記載の光反射体。
14. 式 (1) で表される散乱係数 Sが 0. 5以上である請求の範囲 第 1〜 13項のいずれかに Ϊ己載の光反射体。
100 X R 1
散乱係数 s = 式 (1)
(100 -R l) X TA X P
(上式において、 R 1は波長 550 nmでの反射率、 TAは基材層 (A) の肉厚 [単位 μπι]、 Ρは式 (2) で表される空孔率 [単位%] である)
Ρ ο~ Ρ
空孔率 ρ = X 100 式 (2)
ο
(上式において、 /)。は積層フィルムの真密度であり、 Ρは積層フィルムの密度 である)
1 5. 積層フィルムの空孔率が 15〜60%である請求の範囲第 14 項に記載の光反射体。
16. 輝度が 1380 c d/m2以上である請求の範囲第 1〜1 5項の いずれかに記載の光反射体。
1 7. 波長 450 nmでの反射率 R2が 98%以上である請求の範囲 第 1〜 16項のいずれかに記載の光反射体。
18. 拡散反射率 Rdが 93%以上である請求の範囲第 1〜1 7項の いずれかに記載の光反射体。
19. 表面強度が 270〜1000 gである請求の範囲第 1〜18項 のいずれかに記載の光反射体。
20. 請求の範囲第 1〜19項のいずれかに記載の光反射体を用いた面 光源装置。
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