WO2004086737A1

WO2004086737A1 - 携帯型無線通信装置

Info

Publication number: WO2004086737A1
Application number: PCT/JP2004/003656
Authority: WO
Inventors: Toshiya Kanesaka; Hirochika Satou; Jun Hirotomi; Yuuichi Inoue; Kazuhiro Fujita
Original assignee: Seiko Instruments Inc.
Priority date: 2003-03-24
Filing date: 2004-03-18
Publication date: 2004-10-07
Also published as: JPWO2004086737A1

Abstract

時計型通信機は機器全体のサイズを小さくしなければならず、それに伴い電池容量も小さくなるので通信可能時間が短いという問題に対し、使用していないときには無線通信回路への電源の供給を停止して時計モードとして使用し、通信機として使用したい場合に無線通信回路への電源の供給を行なうことで、通信可能時間を長くした。

Description

明細書携帯型無線通信装置技術分野

本発明は携帯型無線通信装置に関する。背景技術

携帯電話や P H S等の無線通信装置は、利便性や携帯性等が優れたものが望まれている。例えば、携帯性と利便性を兼ね備えた無線通信装置として、腕時計型の携帯電話などが開示されている。この無線通信装置では、腕に装着可能な装置本体と、時計モードにおける表示およぴ逼信モードにおける表示を行なう表示手段と、時計モードと通信モードとを切り替える切り替え手段を具備し、腕時計機能と通信機能の両立を図っている（例えば特開平 1 1 一 1 4 6 0 4 2号公報第 2 — 4項及ぴ第 1 ， 2図参照）。

従来の無線通信装置においては、腕時計機能と通信機能の両立を図るだけで消費電力に関しては考慮されていなかった。腕時計型携帯電話機の場合に携帯性を考えると、装置全体の容積を小さくしなければならず、それに伴い電池の容積も小さくする必要が有る。そのため電池の電気容量も少なぐなリ、携帯電話の使用可能時間も短くなる。また、腕時計型に限らず電池の電気容量には限りがあるため、携帯電話機能を使いたいときに電池が切れていて使用できない、という課題があった。発明の開示上記問題を解決するために本発明では、以下の手段を講じた。入力手段と、時刻を計時し出力する時計計時手段と、無線通信手段と、表示手段とを有する携帯型無線通信装置において、前記入力手段からの入力信号により少なくとも前記時計計時手段への電源供給の停止をせずに前記無線通信手段への電源を供給するか停止するかの制御を行う電源制御手段と、前記時計計時手段か無線通信手段の出力を選択して表示手段へ表示することを特徴とする。

更に、入力手段の所定の操作が第一の所定の時間続いた場合に表示の切り替えを行なう事を特徴とする。

更に、入力手段の所定の操作が更に引き続き第二の所疋時 |ョ] |% いた場合に電源を切断することを特徴とする。

更に、表示手段に無線モードであるか時計モードであるか表不を行なう事を特徴とする。 .

また表示手段は時計計時手段の出力を表示する第一の表示手段と無線通信手段の出力を表示する第二の表示手段とを有する事を特徴とする。

また、時計機能と無線通信機能と入力手段と表示手段を有し入力手段の入力によリ時計機能と無線通信機能を切り替え表示でぎる携帯型無線通信装置において、入力手段を監視して入力手段の操作状態の継続時間を計測する操作時間計測手段と、電源制御手段と、制御手段を有し、時計機能表示のときに前記入力手段の操作状態が第一の所定の時間継続すると前記電源制御手段によリ無線通信手段へ電源を供給して無線通信機能を動作させると共に前記制御手段が前記表示手段の表示を無線通信機能表示に切り替え、無線通信機能表示のときに前記入力手段の操作状態が ―の所定の時間継続すると前期電源制御手段によリ無線通信手段への電源の供給を停止して無線通信機能の動作を停止させると共に前記制御手段が前記表示手段の表示を時計機能表示に切リ替えることを特徴とする。

また、無線通信機能表示は無線通信手段の機能が動作していることをあらわす表示と無線通信手段から出力される情報の表示を含む表示であり、時計機能表示は無線通信手段の機能が停止したことをあらわす表示と無線通信手段から出力される情報の表示を消灯する表示を含む表示であることを特徴とする。

更に入力手段の操作状態が第一の所定の時間継続した後に更に一の所定の時間継続すると電源制御手段は少なくとも無線信手段と前記表示手段への電源の供給を停止し無線通信機能の動作と前記表示手段の表示を停止させることを特徴とする。また、入力手段は、電源の入リ切リを行なう操作スィッチであってい

時計機能と無線通信機能と入力手段と表示手段を有し入力手段の入力により時計機能と無線通信機能を切り替え表示できる

J 型無線通信装置において、電源制御手段と、制御手段と、電池電圧を検出して所定の時間以上通信可能である第一の電池電圧を検出すると信号を出力する電池電圧検出手段とを有し、該電池圧検出手段によリ第一の電池電圧を検出すると制御手段に信を出力し、電源制御手段により無線通信手段への電源の供給を停止して無線通信機能の動作を停止させると共に制御手段が表示手段の表示を時計機能表示に切り替えることを特徴とする。

また、無線通信手段は複数の電話番号を記憶することのできる電話通信手段であり、携帯電話通信手段の機能が停止しているときに予め記憶した所定の電話番号に電話をかける操作がおこなわれると電源制御手段により無線通信手段へ電源を供給して携帯電話通信手段の機能の動作を開始させて通信を行い、制御手段は表示手段の表示を携帯電話通信手段の機能が動作していることをあらわす表示と携帯電話通信手段から出力される情報の表示をさせ、通信相手と通信が終了すると携帯電話通信手段の機能を停止させ、制御手段は表示手段の表示を携帯電話通信手段の機能が停止ししていることをあらわす表示と携帯電話通信手段から出力される情報の表示を消灯することを特徴とする。また、予め記憶した所定の電話番号は緊急通報番号を含む番号であることを特徴とする。また、携帯電話通信手段の通信は文字データを含むデータ通信であることを特徴としてもよい。また、通信相手との通信の終了後からの経過時間を計測して所定の時間経過後に携帯電話通信手段の機能を停止させ、通信の終了から所定の時間経過後まで携帯電話通信手段の機能の動作が一時的な動作であることをあらわす表示を行なうことを特徴とする。

また、携帯型無線通信装置は携帯電話機である事を特徴とする。更に、携帯電話機は腕時計型である事を特徴とする。図面の簡単な説明

図 1 は、本発明の一実施の形態に係る携帯型無線通信装置の構成を示すプロック図である。

2は、本発明の一実施の形態に係るボタン操作における遷移工程を示すフローチヤ一トである。

図 3は、本発明の一実施の形態に係る画面の遷移図である。図 4 ( a ) は、本発明の第一の実施例に係る腕時計型携帯電話機のァームホルダーを開いた場合の正面図で GO 'S) 0 図 4 ( b ) は、本発明の第一の実施例に係る腕時計型

機のァームホルダーを閉じた場合の側面図で 00 。

囪 5は、本発明の第二の実施例に係る携帯電話機の外

る o

図 6は、本発明の第二の実施の形態を示す携帯型無線通信装置の構成を示すプロック図である。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。

1 は、本発明の実施の形態を示す携帯型無線通信のネ冓成を示ブロック図であリ _¾ 携帯電話機能と時計機能をね備えてい入力手段 1 0 1 は押し釦式のスィッチゃスラ 4 tのスィソチなどの機械的な動作を電気的信号に変換するスィッチなどは勿論のことホ卜ダイオードや太陽電池などの 7C

や、マイク口フォンなどの音響電気変換器ゃタツチパィ、ルなどのスッチでもよい。入力手段 1 0 1 は、少なくとも電源のォンとォフを行なうための機能と、時計機能と携帯電話機能を切替える機能を有するスィツチである。また、入力手段 1 0 1 は複数のスィ Vチで構成し、その入力の組合せによリ機能をえる手段を用いても実現はできる。入力手段 1 0 1 は、操作によ発生した電 5<l信号を制御回路 1 0 2へ出力する。

制御回路 1 0 2は、入力手段 1 0 1 からの電気信号の入力、電源制御回路 1 1 2 と表示制御回路 1 1 0への電気信号の出力、時計回路 1 0 9 と携帯電話制御回路 1 0 8 との電気信号の入出力を行い、更に各種制御を行なっている。制御回路 1 0 2は、 C P U とメモリによりプログラムで動作している。

電源制御回路 1 1 2は、制御回路 1 0 2からの制御信号を入力し、表示制御回路 1 1 0、時計回路 1 0 9、携帯電話制御回路 1 0 8、無線回路 1 0 4への電源の供給を制御している。

時計回路 1 0 9は、発振回路を有し発振した信号を分周し計数する事で、時刻を計時し表示制御回路 1 1 0へ表示データを出力する。また時計回路 1 0 9 は、発振した信号を分周して、必要に応じて制御回路 1 0 2 に対して割り込み信号として出力している。

アンテナ 1 0 3は、電波の送受信を行なうアンテナである。無線回路 1 0 4は、携帯電話制御回路 1 0 8からのデジタル信号を通信用の信号に変換してアンテナ 1 0 3へ出力しまた、アンテナ 1 0 3からの入力信号をデジタル信号へ変換して、携帯電話制御回路 1 0 8へ出力する。マイク 1 0 5は、音響電気信号変換器で通話時に発した音声を電気信号へ変換し . 携帯電話制御回路 1 0 8へ出力し通話に用いる。

レシーバー 1 0 6は、携帯電話制御回路 1 0 8からの電気信号を音声に変換して、これを通話に用いる。スピーカー 1 0 7 は、着信があった時や所定の時刻に報知したり、通話時の会話を拡声したりするスピーカーで、携帯電話制御回路 1 0 8からの電気信号を音に変換する。携帯電話制御回路 1 0 8は、携帯電話機能を実現する為に、基地局との通信のための信号処理や、音声と電気 - 信号とを変換する処理や、表示手段 1 1 1 へ表示するためのデータ処理や、無線回路 1 0 4の制御等の処理や、これらの制御を行なう。携帯電話制御回路 1 0 8は、 C P U とメモリを有しプログラムを用いて動作させている。表示制御回路 1 1 0は、時計回路 1 0 9 と携帯電話制御回路 1 0 8 とからの表示データ信号と、制御回路 1 Q 2の制御データ信号とを基に、表示手段 1 1 1 を駆動して表示を行なう。表示手段 1 1 1 は、平面型表示装置で液晶ディスプレイや E Lディスプレィである。

携帯電話機能が動作している状態、つまり携帯電話制御回路 1 0 8、無線回路 1 0 4へ電源を供給し、携帯電話機能を使用可能な状態にしている状態を以降は電話モードと言う。また、携帯電話機能を停止させるために携帯電話制御回路 1 0 8、無線回路 1 0 4 に対して電源供給を停止させ時計機能を動作させている状態があり、これを以降は時計モードという。時計モードでの消費電力は、電話モードに対して電源を供給する回路が少ない分低く抑えることができる。

電話モードに於いて、入力手段 1 0 1 が操作されると、制御回路 1 0 2は操作された事を検知し、計時回路 1 0 9に対して所定時間毎に割り込み信号を出力する事を要求する。時計回路 1 0 9 は、所定時間毎に、ここでは仮に 1 秒として、 1 秒毎に制御回路 1 0 2に対して割り込み信号を発生させる。制御回路 1 0 2では、この割り込み信号毎に入力手段 1 0 1 の状態を観察する。入力手段 1 0 1 が操作され続けていれば、その操作継続時間を所定時間、ここでは仮に 2秒以上か否かを判断して 2秒以上ならば電話モ一ドから時計モードへ変更する。更に操作が継続し例えば 4秒を超えると、電源をオフする。

また、時計モードで入力手段 1 0 1 が継続して例えば 2秒以上操作があったなら、時計モードから電話モードへ変更し，更に 4 秒以上なら電源をオフする。こうする事で、携帯電話機能を使用しない'ときに時計モードにしておく事で、消費電力の節約が可能となる。また、予め決めた時間帯では時計モードにするよラにスケジュールを組むことも可能である。通信が終了してからの時間を計測して通信終了後例えば 1 0分間に自動的に時計モ一ドに移行するとか、 1 時から 6時までは時計モードにするとかというスケジュールを組むことができる。

また、表示制御回路 1 1 0 と表示手段 1 1 1 を、時計回路 1 0

9の出力情報を表示するものと携帯電話制御回路 1 0 8の出力情報を表示するものとに分ける事も可能である。こうすることで表示情報量の多い表示と情報量の少ない表示を分けることがでさるので、更に省電力化ができる。

図 2は、本発明の実施の形態に係るポタン操作における遷丄程を示すフローチヤ一トであり、入力手段 1 0 1 の操作によ y本発明の携帯型通信装置の時計モードと電話モードとのモ一ドの切リ替えの遷移を示したものである。

まず、入力手段 1 0 1 が例えばプッシュスィツチであつたとして、このプッシュスィッチを押しつづけるとする。プッシュスィ

Vチが押されると割リ込みが入り、その割り込み処理で力ゥンタの動作が開始する。また所定時間毎に割り込みの発生が開始されその都度割り込み処理が行なわれることになる。ここでは 1 秒に

―回割り込みが発生するとする。

図 2は、この所定時間毎の割り込み処理によりモードがわる程を示している。割り込みが発生すると、ステップ 2 0 1 開始へ処理が移る。そしてステップ 2 0 2でカウンタがプラス 1 される。一秒に 1 回の割り込み処理なので、カウンタの値はプッシュスィツチが押され始めてからの経過時間を現している。図示はしていないが、この経過時間や遷移までの残り時間を計算して画面に出力する事で、釦の押している時間や遷移までの残り時間を表示する事も可能であり、そのような示をすることで利便性が更に向上する。

ステップ 2 0 3でカウンタが 2以上か判断を行なう。カウンタが 2 以上でなければステップ 2 0 7終了へ進み割り込み処理は終了し、次の割り込みまで待つことになる。カウンタが 2以上ならステツプ 2 0 4へ進み力ゥンタが 4以上か判断する。力ゥンタが 4以上でなければステップ 2 0 6へ進み、現在のモードが電話モ一ドなら時計モードへ、時計モードなら電話モードへ変更る。そしてステップ 2 0 7終了へ進み割り込み処理は終了し、次の害 lj y みまで待つことになる。カウンタが 4以上ならはステップ 2

0 5へ進み、電源停止処理を行い、電源を停止する。そしてステップ 2 0 7の終了へ進み、割り込み処理は終了する。以上の処理を行なう事で、プッシュスィツチを押し始めてから 2秒後にモーが変更され、更に 2秒経過後つまり 4秒経過すると電源が切れる ο

図 3は、本発明の実施の形態に係る画面の遷移図であり.、入力手段 1 0 1 の操作により電話モードから時計モードへのモードが変わる遷移の過程の表示画面を示したものであり、電話モードから時計モードへ移りさらに電源が切れるまでの画面を図示したものである。電話モードの画面 3 0 6は、電話モードの画面を表示する。電話モード表示 3 0 1 は、電話モードである事を示している表示である。電話モードでの表示画面例 3 0 3は、現在の日時及び時刻を示してしヽる「 2 0 0 3年 6月 1 0 曰 1 0 : 0 8」の表示と、電波強度を示すアンテナマーク 3 0 9の表示をしている。電話モードで図 2で説明したプッシュスィッチを 2秒以上押し続けると、画面表示は時計モードの画面 3 0 7へ切り替わる。時計モードの画面 3 0 7 は時計モードの画面を表示する。

時計モード表示 3 0 2は時計モードである事を示している。時計モード表示 3 0 2 と電話モード表示 3 0 1 は、各モードであること示す表示なので同時には表示されない。時計モードでの表示画面例 3 0 4は「 2 0 0 3年 6月 1 0 日 1 0 : 0 8」と表示し、これは現在の日時及び時刻を示している。また、電話モードでは表示されていたアンテナマーク 3 0 9は、携帯電話制御回路 1 0 8からの情報なので表示されない。さらにプッシュスィッチを 2 秒以上押し続けるつまり最初から 4秒押し続けると、画面表示は消灯の画面 ' 3 0 8 を表示する。消灯表示 3 0 5は L G Dの電源がオフされるので何も表示されない。以上のように画面が遷移する。

次に、図 6は本発明の第二の実施の形態を示す携帯型無線通信装置の構成を示すブロック図であり、携帯電話機能と時計機能を兼ね備えている。入力手段 6 0 1 は図 1 の入力手段 1 0 1 で説明した入力手段と同様の入力手段である。入力手段 6 0 1 は、操作によリ発生した電気信号を制御回路 6 0 2へ出力する。

電池 6 1 3は携帯型無線通信装置の全体の電源であり、リチウムイオン二次電池などの二次電池である。電圧検出回路 6 1 4は電池 6 1 3 の電圧を検出し制御回路 6 0 2へ検出結果を出力する。

制御回路 6 0 2は、入力手段 6 0 1 からの信号を入力し、電圧検出回路 6 1 4からの検出鏔果を入力し、電源制御回路 6 1 2 と表示制御回路 6 1 0へ電気信号を出力し、時計回路 6 0 9及ぴ携帯電話制御回路 6 0 8 とは電気信号の入出力を行い、制御を行なつている。制御回路 6 0 2は、 C P U とメモリによりプログラムで動作している。

源制御回路 6 1 2は、制御回路 6 0 2からの制御信号を入力し、表示制御回路 6 1 0、時計回路 6 0 9、携帯電話制御回路 6

0 8 、無線回路 6 0 4への電源の供給を制御している。

時計回路 6 0 9は、発振回路を有し発振した信号を分周し計数する事で、時刻を計時し表示制御回路 6 1 0へ表示データを出力する。また時計回路 6 0 9は、発振した信号を分周して、必要に応じて制御回路 6 0 2 に対して割り込み信号として出力してし、る ο

ァン亍ナ 6 0 3は、電波の送受信を行なうアンテナである。無線回路 6 0 4は、携帯電話制御回路 6 0 8からのデジタル信号を通用の信号に変換してアンテナ 6 0 3へ出力しまた、アンテナ 6 0 3からの入力信号をデジタル信号へ変換して、携帯電話制御回路 6 0 8へ出力する。マイク 6 0 5は、音響電気信号変換器で通話時に発した音声を電気信号へ変換し、携帯電話制御回路 6

0 8へ出力し通話に用いる。

レシーバー 6 0 6は、携帯電話制御回路 6 0 8からの電気信号を曰声に変換して、これを通話に用いる。スピーカ一 6 0 7 は、着信があった時や所定の時刻に報知したり、通話時の会話を拡声したりするスピーカーで、携帯電話制御回路 6 0 8からの電気信を音に変換する。携帯電話制御回路 6 0 8は、携帯電話機能を実現する為に、基地局との通信のための信号処理や、音声と電気信号とを変換する処理や、表示手段 6 1 1 へ表示するためのデータ処理や、無線回路 6 0 4の制御等の処理や、これらの制御を行なう。携帯電話制御回路 6 0 8は、 C P U とメモリを有しプログ厶を用いて動作.させている。

表示制御回路 6 1 0は、時計回路 6 0 9 と携帯電話制御回路 6

0 8 とからの表示データ信号と、制御回路 6 0 2の制御データ信口

とを基に、表示手段 6 1 1 を駆動して表示を行なう。表示手段

6 1 1 は、平面型表示装置で液晶ディスプレイや E Lディスプレィでめ。

帯電話機能が動作している状態、つまり携帯電話制御回路 6

0 8 、無線回路 6 0 4対して電源を供給し、携帯電話機能を使用可能な状態にしている状態を電話モードとする。また、携帯電話機能を停止させるために携帯電話制御回路 6 0 8、無線回路 6 0

4 に対して電源供給を停止させ時計機能を動作させている状態があ y , これを時計モードとする。時計モードでの消費電力はモードに対して電源を供給する回路が少ない分低く抑えることができる。

話モードに於いて、電圧検出回路 6 1 4が電池 6 1 3の電圧出し予め携帯電話を所定時間例えば 1 5分間通話するだけの電池容量が残っている電池電圧を記憶しておき、その記憶してある電池電圧以下になったときに、制御回路 6 0 2は電話モードから時計モードへ切り替える制御を行なう。また、表示制御回路

6 1 0は電話モードから時計モードへ切り替わると携帯電話制御回路 6 0 8から得た情報による表示を消し、時計回路 6 0 9からの時刻情報と時計モードである事を示す表示をする。

時計モードにおいては電源制御回路 6 1 2 により無線通信のための回路への電源供給を停止しているため無綠通信はできないが、所定の電話番号例えば、警察や消防への緊急通報のための番号や予め電話帳に記憶してある特定の電話番号が入力手段 6 - 0 1 の操作により入力された場合、制御回路 6 0 2は電源制御回路 6 1 2に対して無線回路 6 0 4、携帯電話制御回路 6 0 8に対して電源供給を開始するように制御し、携帯電話制御回路 6 0 8 に対して携帯電話の基地局をサーチさせて電話をかけるように制御を行なう。基地局のサーチをして基地局が見つからない場合は所定の時間毎に見つかるまでサーチを行なう。通信が終了すると、予め決められた間、例えば 1 0分後に時計モードへ移行するように制御する。これによつて、通話が終了した後所定時間は相手からの電話を受ける事が可能となり、緊急時にも電話の待ち受けができるようになる。また、通信終了後に所定時間待たずに時計モードへ移行することも、通信終了後に時計モードに移行しないように制御する事も可能で、制御回路 6 0 2 を設定することで選択もできる。時計モードにおいて、音声通話の代わりに電子メ —ルの送受信のための発信にすることもできる。

また通信終了後に計時回路 6 0 9の 1 秒毎の割り込みを制御回路 6 0 2でカウントし、このカウント値が 3 0 0カウント以下の場合は時計モードへ移行せず、 3 0 0カウン卜を超えると時計モードへ移行するように制御を行なうことで、通信終了後 5分間は電話の待ち受けを可能とできることで、折り返しかかってくる場合も受ける事ができる。

ここで、制御回路 6 0 2の制御により通信機能を停止させる制御を行なっている間であっても入力手段 6 0 1 の操作にょリ電話帳やメール作成などの携帯電話の電話通信以外の機能を操作する事ができる。また、通信機能を停止させるために電源の供給を停止させる事の他、クロックの停止や、制御信号により停止させることも実現可能である。また、携帯電話回路のうち一部分である無線回路 6 0 4 などのアナログ回路部分の電源を停止させるなど通信回路の一部を停止させることでも実現可能である。

ここまで無線通信手段として携帯電話の例で説明したが、無線通信手段として B I u e t o o t h などの近距謐無線通信や無線 L A N を用いた無線通信やこれらを用いた無線 I P電話なども利用できる。

以下本発明の第一の実施例を、図 4 ( a ) に示す、本発明の第一の実施例に係る腕時計型携帯電話機のアームホルダーを開いた場合の正面図と、図 4 ( b ) に示す、本発明の第一の実施例に係る腕時計型携帯電話機のアームホルダーを閉じた場合の側面図を用いて説明する。図 4 ( a ) と図 4 ( b ) とで共通の部分は - 共通の符号を用いている。

本体 4 0 1 の内部には圃示は省略したが少なくとも時計回路。, アンテナ、携帯電話回路等の電子回路を備えている。レシーバー側アームホルダー 4 0 2は、レシ一バ一側ヒンジ部 4 0 6 を用いて本体 4 0 1 に接続し、マイク側アームホルダー 4 0 3は、マイク側ヒンジ部 4 0 7 を用いて本体 4 0 1 に接続し、両ヒンジ部 ( 4 0 6 , 4 0 7 ) により本体 4 0 1 と両アームホルダー（ 4 0 2， 4 0 3 ) のなす角度を任意に固定できる。腕に装着する場合は、図 4 ( b ) の側面図に示すように、両アームホルダー ( 4 0 2 , 4 0 3 ) を閉じた状態にする。携帯電話機として用いる場合は図 4 ( a ) の正面図に示すように開いた状態で用いる。

レシーバー側アームホルダー 4 0 2には、レシーバーであるレシーバー 4 0 4 を配置し、マイク側アームホルダー 4 0 3 には、マイクロフォンであるマイク 4 0 5 を配置し、マイク 4 0 5 とレシーバー 4 0 4を用いて携帯電話通信の時に会話を行なう。本体 4 0 1 には、液晶ディスプレイを用いて文字や記号や画像等を表示するための表示画面 4 0 8 を配置した。操作釦群 4 1 0は、点線で囲まれた部分の複数の釦で、電話番号入力をする数字釦ゃ、携帯電話接続開始停止をするオフフック釦とオンフック釦等の複数の釦.で構成している。

電源釦 4 0 9は、電源のオンとオフを切り替える機能及び、電話モードと時計モード機能を切り替える機能とを有する。ここで、電話モードに於いて電源釦 4 0 9 を 2秒間以上押しつづけることで、電話モードから時計モードへ遷移する。さらに電源釦 4 0 9 を 2秒間以上押すこと、つまり最初に電源釦 4 0 9 を押してから 4秒以上押し続けることで、電源がオフする。また逆に時計モードに於いて電源釦 4 0 9 を 2秒間以上押しつづけることで時計モードから電話モードへ遷移する。さらに電源釦 4 0 9 を 2 秒間以上押すこと、つまり最初に電源釦 4 0 9 を押してから 4秒以上押し続けることで、電源がオフする。

電話モードの待ち受け時の消費電流は約 1 . 5 m A程度であり時計モードの消費電流は約 0 . 0 5 m A程度である。また、腕時計サイズにするためには、電池の外形を縦横それぞれ 3 0 m m程度で厚みを 3 m m程度の外形にする必要があり、その外形にするとリチウムイオン二次電池の容量は 2 O O m A程度になる。また、普通の携帯電話に用いる二次電池の容量は約 7 0 O m A程度ある。腕時計型の場合電話モードでは約 1 _: 3 3時間の使用可能時間に対し、通常は時計モードにして必要なときに電話モードに切リ替えると最大約 4 0 0 0時間の使用可能時間になる。このことからも、電話モードから時計モードへ切り替えて携帯電話機能に関する回路への電源の供給は停止することで、携帯電話機能に関する回路では電力は消費されずその分の電力節約でき、携帯電話として使用したい'ときに電話モードにして > それ以外の時には時計モードにすることで使用可能な時間が長くなる。

また、電源釦 4 0 9の押し続け時間によりモードの切り替えと電源オンオフの機能を兼用させることで、新たに釦を追加しなくとも済む。また、数字釦等とモード切替機能を兼用すると、数字入力中にモードが変わってしまい、次の操作にオフフックを予定していた場合など次の操作に影響を及ぼす問題が生じたりするが、電源釦であれば次の操作は無いので、問題が生じないという利点がある。

以下本発明の第二の実施例を、図 5の本発明の第二の実.施例に係る携帯電話機の外観図を用いて説明する。

本体 5 0 1 の内部には、時計回路と携帯電話回路等の電子回路を備えている。

アンテナ 5 0 2は、無線通信に用いる電波を受信し無線回路へ電気信号として入力する。本体 5 0 1 の上部にレシーバー 5 0 3 を配置し、本体 5 0 1 の下部へマイク 5 0 4 を配置し通話を行なう。本体 5 0 1 には、液晶ディスプレイを用いて文字や記号や画像等を表示するための表示画面 5 0 5 を配置した。操作釦群 5 0 7 は点線で囲まれた部分の釦群で、電話番号入力の為の数字釦ゃ携帯電話接続開始停止をするオフフック釦ゃオンフック釦等の複数の釦で構成している。

電源釦 5 0 6は、電源のオンとオフを切り替える機能及び電話モードと時計モード機能を切り替える機能とを有する。電話モードに於いて電源釦 5 0 6 を 2秒間以上押しつづけることで、電話モードから時計モードへ遷移する。さらに電源釦 5 0 6を 2秒間以上押すこと、つまり最初に電源釦 5 0 6 を押してから 4秒以上押し続けることで、電源がオフする。また逆に、時計モードに於いて電源釦 5 0 6 を 2秒間以上押しつづけることで、時計モードから電話モードへ遷移する。さらに電源釦 5 0 6 を 2秒間以上押すこと、つまり最初に電源釦 5 0 6 を押してから 4秒以上押し続けることで、電源がオフする。携帯電話機能を使用したいときに電話モードにして、それ以外の時には時計モードにすることで使用可能な時間を長くさせる事が可能となる。 ' 産業上の利用可能性

本発明の携帯型無線通信装置は、例えば携帯電話等の無線通信機能と無線通信機能より消費電力を低く抑えられる腕時計機能等の時計機能を電源切り替える事により省電力化を可能として携帯型無線通信装置の使用可能時間を長くして利便性を向上させるものである。また、電源釦に電源オンオフ機能とモード切替機能の兼用をさせることで誤操作の防止が可能となる。

表示制御回路と表示手段を、時計回路の出力情報を表示するものと携帯電話制御回路の出力情報を表示するものとに分ける事で、表示情報量の多い表示と情報量の少ない表示を分けることができるので省電力化ができる。

また、時計モードにおいて、無線通信機能を動作させ、基地局をサーチし、通信相手との接続を行なうことで緊急の場合などに電話の発信を可能としたことで、時計モードで電力消費を抑えながら必要なときにモードを変える手間を省いて電話をかける事が可能となり、緊急時などに緊急通報するときに余分な操作を行なわずに電話をかけることができ、また、常に無線機能を動作させないので電力消費を抑えながら緊急の場合電話がかけられる。また、緊急時に電話をかけた後に所定の時間通信機能を動作させるのでかかってきた電話を受ける事も可能となる。また、電池の残量が少なくなると自動的に時計モードへ移行することで予め決めた番号への電話は可能としながら電力消費を抑えられる。時計モードにすることで電話をかけられるがかかつてこない状態でかつ電話機に付属する電話以外の電子手帳や力レンダーなどの諸機能を使う事ができる。

Claims

1 . 入力手段と、時刻を計時し出力する時計計時手段と、無線通信手段と、表示手段とを有する携帯型無線通信装置において、前記入力手段からの入力信号により少なくとも前記時計計時手青

段への電源供給の停止をせずに前記無線通信手段への電源を供給するか停止するかの制御を行う電源制御手段と、前記時計計時手段か無線通信手段の出力を選の択して表示手段へ表示する制御手段とを備えることを特徴とする携帯型無線通信装置。

2 . 前記入力手段の所定の操作が第一の囲所定の時間続いた場合に前記表示の切り替えを行なう事を特徴とする請求項 1 記載の携帯型無線通信装置。

3 . 前記入力手段の所定の操作が第一の所定の時間入力が続いた後に更に第二の所定時間続いた場合に電源を切断することを特徴とする請求項 2記載の携帯型無線通信装置。

4 . 前記表示手段に無線モードであるか時計モードであるか表示を行なう事を特徴とする請求項 1 記載の携帯型無線通信装置。

5 . 前記表示手段は前記時計計時手段の出力を表示する第一の表示手段と前記無線通信手段の出力を表示する第二の表示手段とを有する事を特徴とする請求項 1 記載の携帯型無線通信装置。

6 . 前記携帯型無線通信装置は携帯電話機である事を特徴とする請求項 1 から請求項 5記載のいずれかの携帯型無線通信装置。

7 . 前記携帯電話機は腕時計型である事を特徴とする請求項 6 記載の携帯型無線通信装置。

8 . 時計機能と無線通信機能と入力手段と表示手段を有し入力手段の入力により時計機能と無線通信機能を切リ替え表示できる携帯型無線通信装置において、

入力手段を監視して入力手段の操作状態の継続時間を計測する操作時間計測手段と、電源制御手段と、制御手段を有し、時計機能表示のときに前記入力手段の操作状態が第一の所定の時間継続すると前記電源制御手段により無線通信手段へ電源を供給して無線通信機能を動作させると共に前記制御手段が前記表示手段の表示を無線通信機能表示に切り替え、無線通信機能表示のときに前記入力手段の操作状態が第一の所定の時間継続すると前期電源制御手段によリ無線通信手段への電源の供給を停止して無線通信機能の動作を停止させると共に前記制御手段が前記表示手段の表示を時計機能表示に切り替えることを特徴とする携帯型無線通信装置。

9 。前記表示手段の無線通信機能表示は前記表示手段に無線通信手段の機能が動作していることをあらわす表示と無線通信手段から出力される情報の表示を含む表示であり、前記時計機能表示は無線通信手段の機能が停止したことをあらわす表示と無線通信手段から出力される情報の表示を消灯する表示を含む表示であることを特徴とする請求項 8記載の携帯型無線通信装置。

1 0 . 前記入力手段の操作状態が前記第一の所定の時間継続した後に更に第二の所定の時間継続すると前記電源制御手段は少なくとも無線通信手段と前記表示手段への電源の供給を停止し無線通信機能の動作と前記表示手段の表示を停止させることを特徴とする請求項 8または 9記載の携帯型無線通信装置。

1 1 . 前記入力手段は電源の入リ切リを行なう操作スィッチであることを特徴とする請求項 8乃至 1 0記載の携帯型無線通信装置。

1 2 . 時計機能と無線通信機能と入力手段と表示手段を有し入力手段の入力により時計機能と無線通信機能を切り替え表示できる携帯型無線通信装置において、

電源制御手段と、制御手段と、電池電圧を検出して所定の時間以上通信可能である第一の電池電圧を検出すると信号を出力する電池電圧検出手段とを有し、該電池電圧検出手段により前記第一の電池電圧を検出すると前記制御手段に信号を出力し、前期電源制御手段によリ無線通信手段への電源の供給を停止して無線通信機能の動作を停止させると共に前記制御手段が前記表示手段の表示を時計機能表示に切り替えることを特徴とする携帯型無線通信装置。

1 3 . |前記無線通信手段は複数の電話番号を記することのでき電話通信手段であり前記携帯電話通信手段の機能が停止しているときに予め記憶した所定の電話番号に言 IJ記入力手段をいて電話をかける操作がおこなわれると前し電源制御キ fe によ線通信手段へ電源を供給して前記携帯 £ ")& Ira 段の機能の動作を開始させて通信を行い、前記制御手段は記表示手の表示を前記携帯電話通信手段の機能が動作していることをあらわす表示と前記携帯電話通信手段から出力される情報の表示をさせ、前記通信相手と通信が終了すると前記 3 W 日。：通信手段の機能を停止させ、前記制御手段は前記表示手段の表示を前記携帯電話通信手段の機能が停止ししていることをあらわす表示と前記携帯電話通信手段から出力される情報の表示を消灯することを特徴とする請求項 8乃至 1 2記載の携帯型無線通信装置。

1 4 . 前記予め記憶した所定の電話番号は緊急通報番号を含むことを特徴とする請求項 1 3記載の携帯型無線通信装置。

1 5 . 前記携帯電話通信手段の通信は文字データを含むデータ通信であることを特徴とする請求項 1 3 または請求項 1 4記載の携帯型無線通信装置。

1 6 . 前記通信相手との通信の終了後からの経過時間を計測して所定の時間経過後に前記携帯電話通信手段の機能を停止させ、通信の終了から該所定の時間経過後まで前記携帯竃話通信手段の機能の動作が一時的な動作であることをあらわす表示を行なうことを特徴とする請求項 1 3乃至請求項 1 5記載の携帯型無通信装置。

1 7 . 前記携帯型無線通信装置は腕時計型であること特徴とする請求項 8乃至 1 6記載の携帯型無線通信装置。