明細書 眼科用剤 技術分野
本発明は、 カルシウムハンドリング蛋白に作用して細胞内のカノレシゥム は細胞 内カルシウムの i it Kg^を調節する化^ ¾ί、 細胞内カルシウムイオンの過纖を抑 制する化合物、 細胞内ナトリゥムイオンの過 を抑制する化合物及 υ¾定のァミノべ ンゼンスノレホン酸誘 (本もしくはその塩、又はそれらの 7i 口物もしくぱ 口物を有効 成分として含む眼科用剤、 mm^mmmmi 及び網 制剤に関するものであ る。 背景技術
眼科領域におけるネ觀田胞死と神樹呆護については、 視神経 ·網膜疾患の多くでアポ トーシスによる神総田胞死力 s発生することが近年の w¾によって明らかになつてきた。 視神繊害で神総田胞死を誘導するメ力二ズムは完全には解明されてレ、なレ、が、 網藤 血が一つの要因と考えられている。 jfelfiLは 流循環の 口なレ、し不足と定義され、 £±昇による目 ¾k流低下に伴う低酸素 ώ ^が視神経変性に重要な ί體!]を果たすと考え られてレヽる。
これに対応レ 現時点での緑内障の治療には、 を難療^3 療法で下げるこ と力 s行われている。 その有効性は多くの研究で証明されているが、 を十分低下させ ることができない例も少なくなく、 また、 眼圧降下が無効なものもある。長潮的にみる と、 治療を行っていても無見できない確率で失明に至る危険がある。
このような背景から、 緑内障の治療においても、 Β脏下降効果のみではなく、 血流改 ^細胞死抑制の観 から直接的な視神樹呆護を重視した治療戦略の ¾ώが望まれてレ、 る (Exp. Eye Res. 69, 331 - 342, 1999等)。 また、 糸罔 β]脈閉¾¾や糸 脈閉維など
による網膜の循環 は、 重篤なネ纖能 P轄を呈し適切な治療手段がないため、 その良 好な治;^ IJ力 S希求されている。
(式中、 Rx ¾ _R素原子、 d- Ceのアルキル基、 C3- C7 のシクロアノレキル基、 d - C4のハロゲン化アルキル基、 ハロゲン原子、 又は C6— C12のァリ—ル基を表し R 2 素原子、 d— C6のアルキル基、 又はシァノ基、 ニトロ基、 d— C6のアルコキ シ基、 ハロゲン原子、 d— C6のアルキル基、 及びァミノ基からなる群から選ばれる 1 又は 2以上の置 ^を有してレヽてもよい C7— C12のァラルキル基を表し; nは 1から 4 の難を表す) で示されるァミノベンゼンスルホン酸誘導体は心筋又 ttJt管 髓の細 胞内カルシウムイオン (特開平 3-7263号公報)、 及び細胞内ナトリウムイオン (以下の 参考例 1を参照 J の過麵を抑制すること、 並びにカルシゥムハンドリング蛋白である ナトリクム/カノレシゥム交換系 (Journal of Cardiac Failure Vol. 8 No.5 Suppl. 2002, S230、 以下の参考例 2を参照)、 及び筋小胞体力ルシゥムー A T Pァーゼ (J. pharmacology and experimental therapeutics. 298, 11り 1—1166, 2001J にィ乍用して細 胞内のカルシウム «Xは細胞内カルシウムの iig変化 を調節する作用を有するこ と力 s知られている。
さらに上記^!拭 ( I ) のァミノベンゼンスルホン酸誘導体は心筋又 ¾ifiL管 骨筋の 細胞内カルシウムィオンの過蓄積を抑制する作用を有すること力 口られており、 ]8受容 体刺激剤様の作用、 容体遮断剤様の作用、 又はカルシウムチャネル拮婦臁の作用 を有さずに心筋障害、 心謹獵伝導 P轄等を抑制又は軽減し、虚血性 、 (例えば心 筋梗塞、狭 等)、心不全、高雄あるいは不麵等に対して有用な予防又は治藤 IJと なりうること力特開平 3 - 7263号公報、特開平 4 - 139127号 に開示されている。また、 特開平 10-298077号公報には同化合物が心筋症^ ϋ下における' L«能低下を顕著に改善
する作用を有するとともに、 錄性の心筋症において長期的に生存率を改善し、 延命さ せる効果を有すること力 さらに、国 開^^ W099/40919号には、同化^ が心筋筋 小胞体におけるカルシウムイオン取り込み促進作用を有し、 心拡張 P韓の治療又は予防 に有用であることが開示されている。
しかしながら、 これらの刊行物には、 同化^/が眼科用剤、 網勝申繊田胞保謙^ 及 び 月読 1¾卬制剤として有効である力 かにつ 、ては全く記載されてレ、なレ、。
本発明は、 カルシウムハンドリング蛋白に作用して細胞内のカルシウム ii^xは細胞 内カルシウムの濃度変ィヒ〕献を調節する化合物、 細胞内カルシゥムィオンの過麵を抑 制する化^ 4勿、 細胞内ナトリウムイオンの過難を抑制する化 、 及 «定のァミノ ベンゼンスルホン酸 ^体もしくはその塩、 又はそれらのフ 口物もしくは溶馳物を有 効成分として含む眼科用剤、 網勝申繊鹏保謙 IJ、 及び編 生抑制剤を »Τること を目的としている。 発明の開示
本発明者らは、 視ネ概 '網膨申繊田胞死のメカニズムをより深く^ Sし、 細胞死を抑 制するような治療法を開発すれば、 これらの荑 台 の治療成債を向上させることに つながると考え鋭意 ^¾を難した。 その結果、 カルシウムハンドリング蛋白に作用し て細胞内のカルシゥム濃 J は細胞内カルシウムの濃度変化速度を調節する化合物、 細 胞内カノレシゥムィオンの過 を抑制する化合物、 細胞内ナトリゥムイオンの過難を 抑制する化 Ί 及 ) 定のァミノベンゼンスルホン酸誘導体もしくはその塩、 又はそ れらの水和物もしく 菌ロ物が、 祌纖'細胞死の抑制作用および網 生の抑制作用 を有することを見出し、 その結果、 眼科用剤として 可能なことを見出し、本発明を 完^ "るに至った。
本発明の要旨は以下の通りである。
1 . カルシウムハンドリング蛋白に作用して細胞内のカルシウム濃 it は細胞内カル シゥムの m^iKffiを調節する化合物を ^成分として含む眼科用剤。
2. カルシウムハンドリング蛋白がナトリゥム /カルシウム交換系又は筋小胞体カル シゥム一AT Pァーゼである 1に記載の眼科用剤。
3. 細胞内カルシウムイオンの過 を抑制する化合物を有効成分として含む眼科用 剤。
4. 細胞内ナトリウムィオンの過纖を抑制する化合物を有効成分として含む眼科用 剤。
5. 有効成分が下記^^; ( I )
(式中、 Ri は水素原子、 Ci- C6 のアルキル基、 C3- C7 のシクロアノレキル基、 d 一 C4のハロゲン化アルキル基、 ハロゲン原子、 又は C6— C12のァリール基を表し; R 2 «7_K素原子、 d— C6 のァノレキル基、 又はシァノ基、 ニトロ基、 d— Cs のァノレコキ シ基、 ハロゲン原子、 d— C6のアルキル基、 及びァミノ基からなる群から選ばれる 1 又は 2以上の置換基を有していてもよい C7_ C12のァラルキル基を表し; nは 1から 4 の纖を表す)
で表されるアミノベンゼンスルホン酸^ ¾体もしくはその塩、 又はそれらのフ 口物もし くは?容擬ロ物である 1から 4のレヽずれかに記載の眼科用斉 IJ。
6. 有効成分が、 5—メチノレー 2— ( 1ーピペラジニノレ) ベンゼンスルホン酸もしく はその塩、 又はそれらの zkf口物もしくは溶礙ロ物である 1から 5のい かに記載の眼 科用剤。
7. 有効成分が、 5—メチルー 2— ( 1ーピペラジニノレ) ベンゼンスルホン酸 一 7 和物である 1力ら 6のレ、ずれかに記載の眼科用斉 1
8. 視神,^ Eまたは網膜疾患の予防及び/又は治療のために用いる 1から 7のいず れかに記載の眼科用剤。
9. 視神 患が、 炎症'^患、 循環障害による 、 視神経の中毒 ¾ ^害、、 視神経
障害及び緑内障から選ばれる 1力ら 8のい かに記載の眼科用斉。
1 0. 視神繊患が、虚血性視神, び緑内障から選ばれる 1から 9のいずれかに 記載の眼科用剤。
1 1 . 網魅 が、 糖尿病翻献 網膜の循環障害、 網膜の P轄、 黄纏患、網膜 の変隱患及び網膜剥離から選ばれる 1力ら 8のいずれかに記載の眼科用剤。
1 2. 細嫉患が、 糖尿病性纏離、 翻 II鳜閉 ¾g¾び纏鎳脈閉 «から選ばれ る 1から 8又は 1 1のレヽずれかに記載の眼科用剤。
1 3. カルシゥムハンドリング蛋白に作用して細胞内のカルシゥム itit は細胞内力 ルシゥムの iijt KStを調節する化合物を有効成分として含 罔職申編田胞保纖 IJ。
1 4 · 細胞内カルシウムィオンの過 を抑制する化^ ¾を有効成分として含 罔膜 祌繊胞保翻。
1 5. 細胞内ナトリウムイオンの過 を抑制する化^ Jを有効成分として含 罔膜 神翻胞保舰
(式中、 Ri «7_R素原子、 Ci- C6 のアルキル基、 C3- C7 のシクロアルキル基、 Ci - C4のハ口ゲン化アルキル基、 ハ口ゲン原子、 又は C6— Ci2のァ V一ル基を表し; R 2 ('お K素原子、 Ci- Csのア'ルキル'基、 又はシァノ基、 ニトロ基、 Ci -Csのアルコキ シ基、 ハロゲン原子、 d_C6のァノレキノレ基、 及ぴァミノ基からなる群から選ばれる 1 又は 2以上の置纏を有してレ、てもよい C7— C12のァラルキル基を表し; nは 1から 4 の纖を表す)
で表されるアミノベンゼンスルホン酸誘導体もしくはその塩、 又はそれらのフ 口物もし くは涵凝ロ物である 1 3から 1 5のいずれかに記載の網膨申繊田胞保纖 lj。
1 7. 網膨申繊田胞カ S網膨申繊細胞である 1 3力、ら 1 6のいずれかに記載の網膨申
纖胞保謙 'Jo
1 8. カルシウムハンドリング蛋白に作用して細胞内のカルシウム it^Xは細胞内力 ルシゥムの離変ィ Kggを調節する化^を有効成分として含 卬制剤。
1 9. 細胞内カルシウムイオンの過 を抑制する化^ ¾を有効成分として含む網膜 変睡 IJ剤。
2 0. 細胞内ナトリゥムイオンの過纖を抑制する化合物を カ成分として含 罔膜 変瞧, Jo
2 1 · 有効成分が下記ー航 ( I )
(式中、 Ri は水素原子、 d- C6のアルキル基、 C3-C7 のシクロアルキル基、 Ci -C4のハロゲン化ァノレキル基、 ハロゲン原子、 又は C6— C12のァリール基を表し; R 2 «τ素原子、 Ci一 C6のァノレキノレ基、 又はシァノ基、 ニトロ基、 d— c6のァノレコキ シ基、 ハロゲン原子、 d— C6のアルキノレ基、及びァミノ基からなる群から選ばれる 1 又は 2以上の置 を有してレ、てもよい C7— C 12のァラルキル基を表し; nは 1から 4 の纖を表す)
で表されるァミノベンゼンスルホン酸誘導体もしくはその塩、 又はそれらのフ 口物もし くは?容擬ロ物である 1 8力ら 2 0のレヽずれかに記載の網 |¾卬制剤。
2 2. 網月 | '生が、 血により i¾Sされる 1 8から 2 1のいずれかに記載の網膜 変隱' J剤。 図面の簡単な説明
第 1図は難例 1の "^性網薩血眼での纏 生に财る抑制効果を^ T図である。 第 2図は実施例 2の綱穀申経節細胞死に対する抑制効果を示す図である。
発明を »するための最良の形態
本宪明の猫 ijの有効成分は、 カルシウムハンドリング蛋白に作用して細胞内のカルシ ゥム iiit は細胞内カルシウムの 変化 ¾sを調節する化合物であ ま、特に制限され なレ、。 本明細書にお!/、てカルシウムハンドリング蛋白とは電位依存性カルシウムチヤネ ル、 ナトリゥム zカルシウム交換系、 ナトリゥム プロトン 系、 細胞膜カノレシゥム
-AT Pァーゼ、 カノレシゥム放出チヤンネル及び筋小胞体カルシウム一 AT Pァーゼの 群から選ばれる蛋白のことをいう。 これらのカルシウムハンドリング蛋白のうち、 本発 明において好ましいものとしてはナトリゥム /カルシウム交換系 (Circ Res., 2001, 88, 864-876)、 及び筋小胞体カルシウム一 AT Pァーゼ (Circ Res., 1994 , 74 , 555-564) を挙げることができる。 有効成分がカルシウムハンドリング蛋白に作用して細胞内の力 ルシゥム は細胞内カルシウムの «変ィ を調節する力 かは 口の方法、 例 は丄 pharmacology and experimental therapeutics. 298, llol - 1166, 2001や本 細書の参考例 2に記載の方法に準じて調べることができる。
別の氯 から本発明凝 IJの有効成分の例を挙げると、 細胞内カルシウムィオンの過蓄 積を抑制する化合物、 及び細胞内ナトリゥムイオンの過纖を抑制する化合物を挙げる ことができる。 有効成分力 S細胞内カルシゥムィオンゃナトリウムィオンの過纖を抑制 するカ かは 口の方法、例えば特開平 3-7263号公報や本明細書の 例 1 ^ 考例 2 に記載の方法に準じて調べることができる。
本発明の歸 IJの有効成分をさらに別の観 からみると、 上述した^ ζ ( I ) で表さ れるァミノベンゼンスルホン酸誘導体もしくはその塩、 又はそれらの ζΚΙ口物もしくはそ. れらの溶媒和物力挙げられる。 上記 HI拭 ( I ) 中、 P !で定義される d— C6のアル キル基としては、 例えば、 メチル基、 ェチル基 プロピル基、 イソプロピル基、 ブチル 基、 イソブチル基、 sec-プチル基、 tert-ブチル基、 ペンチル基、 イソペンチル基、 ネオペンチル基、 tert-ペンチル基、 へキシル基、 イソへキシル が挙げられる。
C3— C7のシクロアルキル基としては、 シクロプロピル基、 シクロブチル基、 シクロべ ンチル基、 シクロへキシル基、 シクロへプチル¾ ^が拳げられる。 d—C4のノヽロゲン
化ァノレキル基としては、 例えば、 トリフノレオロメチノレ基、 トリフルォロェチル基、 ペン タフ/レオロェチル が挙げられる。 ハロゲン原子としては、 例えば、 フッ素原子、 塩 素原子、臭素原子等が挙げられる。 C6— C12のァリール基としては、例えば、 フエ-ノレ 基、 ナフチル纏が挙げられる。 (
の好ましい例として、 7_K素原子、 C — C 6のアルキル基、 C 5— C 6のシクロアル キル基、 トリフルォロメチル基、 ハロゲン原子又はフエニル基が挙げられ、 さらに好ま しい例として、 1 1が〇1—〇3のァルキル基、 シクロへキシル基、 トリフノレオロメチル 基、 塩素原子、 臭素原子又はフエニル基が挙げられ、 特にメチル基又はプロピル基であ ることが好ましい。
R2 で定義される d— C6のアルキル基としては、 例えば、 上記 で定義したよう なアルキル基が挙げられる。 c7-c12のァラルキル基としては、 例えば、 ベンジル基、 フエネチル基、 ナフチルメチル縛力 S挙げられる。 このァラルキル基は、 シァノ基;二 トロ基;メトキシ基、 エトキシ基、 プロポキシ基、 イソプロポキシ基、 ブトキシ基、 ィ ソブトキシ基、 tert-ブトキシ基、ペンチルォキシ基、ィソペンチルォキシ基、 tert- ペンチルォキシ基、 へキシルォキシ の — Cs のァノレコキシ基;上記 で定義し たようなハ口ゲン原子;上記 R!で定義したような d _ C 6のアルキル基及びァミノ基 からなる群から選ばれる 1又は 2個以上の g¾¾を有して 、てもよい。
R 2の好ましレ、例としては、 水素原子; C i—C 3のアルキル基;又は、 C i— C 3のァ ノレコキシ基、 ハロゲン原子、 及び 一 C 3のアルキル基から選ばれる 1若しくは 2以上 の置換基を有していても良い C 7— 2のァラルキル基が、 さらに好まし 列としては、 R 2が水素原子又は 1若しくは 2以上の C 一 C 3のアルコキシ基を有していても良い C
7— C 1 2のァラルキル基が挙げられ、 特に、 7K素原子であること力 S好ましい。
また、 上記 ( I ) 中、 nとしては 2であること力 S好ましい。
なお、 本発明における嫌な具体例としては、 下記表 1及び表 2に ^ "化合物を拳げ ることができる。
化合物 Riの置換 n R2
No. Ri
位置
16 5 一 (Ch½ゾ 3CH3 2 H
17 5 一 (CH2)4〇H3 2 H
18 5 一 2)5 H3 2 H
19 6 一 CH3 2 H
20 6 一 し 2 H
21 6 2 H
22 一 H 2 O
23 3 一 Η2^-Ή^ 2 -CH3
24 3 ― {^2)2^ 2 -CH3
25 3 一 CH(CH3)2 2
26 3 一 (CH2 3CH3 2 -CH3
27 4 一 CH3 2 -CH3
28 4 一 Grl GH3 2 -CH3
29 4 一 (0Η2)2^Η3 2 一 CHg
30 5 一 CH3 2 -CH3
31 5 一 H? 2 -CH3
表 1 つづき
化合物 の置換
No. Ri n R2
位置
32 5 2)2 3 2 CH3
〇
33 5 一 CH(CH3)2 2 一 CH3
34 5 ― (CH2)3CH3 2 -CH3
35 5 一 Ηΐ2)4。Η3 2
5 一 (CH2)5CH3 2 -CH3
37 6 2
38 6 一 Η·¾ 2 - oC〇H3
O
39 6 一 (CH2)2CH3 2 -CH3
40 6 -CH(CH3)2 2 -CH3
41 6 一 (CH2)3CH3 2
42 3 一 (CH2)2 Γ½ 2 一 (ΟΗ2)2〇Η3
43 4 一 Η2)2 Η3 2 一 (CH2)2CH3
44 5 -CH3 2 一 H2)2 H3
45 5 H2 HI3 2 -(CH2)2CH3
46 5 一 (^H2)2^h3 2 一 (CH2)2^ 3
47 5 -CH(CH3)2 2 一 )2 Hs
表 1 つづき
表 1 つづき
16
表 1 つづき
表 2
上記表 1及び表 2中、 の置換位置が 5位である化合物力 S好ましく、 さらに趣な 化合物としては以下の化合物力 S挙げられる。
5—メチル一2- (1ーピぺラジェル) ベンゼンスノレホン酸;
5—トリフノレオ口メチル一 2— (1—ピペラジニノレ) ベンゼンスノレホン酸;
5— η—プロピル一 2— (1ーピペラジニノレ) ベンゼンスルホン酸;
5—フエ二ノレ一 2— (1 -ピベラジニノレ) ベンゼンスルホン酸;
5—クロ口一2— (1ーピペラジニノレ) ベンゼンスルホン酸;
5—ブロモー 2— (1-ピペラジニノレ) ベンゼンスノレホン酸;
5— iso—プロピノレ一 2— (1—ピぺラジュノレ) ベンゼンスノレホン酸;
5—シク口へキシル一 2一 (1—ピペラジニノレ) ベンゼンスノレホン酸;
5 _n—プロピル一 2— (1一ホモピペラジニル) ベンゼンスルホン酸;
5— n—プロピノレー 2— [ 4一 (2, 3, 4—トリメトキシベンジノレ) 一 1—ピペラ ジニノレ]ベンゼンスルホン酸;
5 _ .n—プロピル一 2— [ 4— (3, 4 _ジメトキシベンジノレ) 一 1—ピペラジニル] ベンゼンスルホン酸
なお、 上記の化合物のうち、 特に好ましい例としては、 5—メチルー 2— ( 1—ピぺ ラジュル) ベンゼンスルホン^ ¾び 5— n—プロピル一 2— (1ーピペラジニノレ) ベン ゼンスルホン酸が挙げられる。
また上記で挙げた化^ ¾の薬学的に許容されうる ¾ISも本発明の範囲に包含される。 上記化合物の塩類としては、 例えば、 ナトリゥム塩、 力リゥム塩、 マグネシウム塩、 力 ルシゥム塩、 アルミニゥム塩等のアル力リ金属:^ Xはアル力リ土類麵塩;ァンモニゥ ム塩、 トリェチルァミ ^等の ifil及ァノレキノレアミ ^、 2—ヒドロキシェチノレアミ ¾、 ビス一 (2—ヒドロキシェチノレ) アミ^、 トリス (ヒドロキシメチル) ァミノメタン 塩、 N—メチノレー D—グノレカミ^等のヒドロキシ i 及ァノレキノレアミ^、 ジシクロへ キシルァミ ^等のシク口アルキルァミ ¾、 N, N—ジペンジノレエチレンジァミ 等のベンジルアミ ジベンジルアミ 等のアミ^ ; :^^、 : ^toK素難、 硫 赚、 リン謹等の纖赚;又は、 フマル赚、 コハク赚、 シユウ赚、 乳謹等 の有機藤等が挙げられる。
なお、塩^ «断態の化^ %の他、 これらの任意の 7 口物あるいは?觀ロ物を本発明 の医薬の有効成分として用いても良い。 上記化^ ¾の溶^ ¾物を形成しうる溶媒として は、 例えば、 メタノール、 エタノール、 イソプロピルアルコール、 アセトン、 酢酸ェチ ル、 塩化メチレン等が挙げられる。
本発明の有夯城分としては、 5—メチノレー 2 _ ( 1—ピペラジニノレ) ベンゼンスルホ ン酸 ーフ 口物力最も好ましいものとして挙げられる。
上記 ( I )で示されるァミノベンゼンスルホン酸誘導体は 口の化^ %であり、 例えば特開平 3-7263号及 開平 9-221479号^ ¾、欧州特許出願公開公報 390654号及 び 779283号、 並びに、 米国特言松報 5053409号及び 5990113号等に記載の方法により、
容易に合 ることができ、 当 ^"が容易に入手することができる化^である。 以下、 5—メチルー 2— ( 1—ピペラジニル) ベンゼンスノレホン酸 ーフ 口物を用い た齢を 列として、本発明について説明するが、 他の化^!を有効成分として用いる 齢でも、 下記を にして、 删周製して棚することができる。
本発明歸 ijの投与繊は特に限定されず、 経口的または非経口的に投与することがで きる。 経口投与のため (^IJ形としては、 顆丰立斉 ij、 糸畔立斉 IJ、 mi t 硬カプセル剤、 軟カプセル剤、 シロッ H 乳剤、 懸様 IJ又は磁嘮カ S挙げられる。 非経口投与のため の剤形としては、 ¾M剤、 U、 撤剤、 点目跻 IJ等力挙げられる。 また、 非経口投与の ための好ましレヽ剤形として ¾lt剤; ^挙げられる。 さらに別の非経口投与のための好まし 形として点 B跻 挙げられる。
本発明の有効成分は、 上記剤形中において、 固体、 もしくは液体の医 担体又は賦 形剤、 安越 U、潤滑剤、 甘喊 U、 保 ¾IJ、 懸樹匕剤等の通常用いられる医麵添蒯と ともに含まれており、 治療 ±Xは予防上の有効成分の担体成分に る含有割合は 1重 量%_ 9 0¾4%の範囲が好ましレヽ。
用いられる固体成分の例としては、 白陶土、 ショ糖、 結晶セルロース、 コーン スターチ、 タルク、 寒天、 ぺクチン、 アカシア、 ステアリン酸、 ステアリン酸マグネシ ゥム、 レシチン、 塩化ナトリウム等力 s挙げられる。液状担体の例としては、 シロップ、 グリセリン、 生油、 ポリビニルピロリドン、 ォリーブ油、 エタノール、 ベンジルァ ノレコール、 プロピレンダリコーノレ、 水等が挙げられる。
有効成分として用いる物質の投与量は、 患者の症状、 健、 年齢や &@iJ等を考慮して
¾ϋ各有効成分毎に決定 i ばよいが、 5—メチ /レー 2— (1ーピペラジニノレ) ベンゼ ンスルホン酸 ーフ] ^口物で表される化 物を代表例とすると、経口剤として用いる 上記化^を 0. 0 1〜: 1 0 0 0 m g/k を 1日 1〜数回に分けて投与すること ができ、 点目賤 IJとして用いる^^には上記化 0. 0 1〜: L 0 0 0 m g/m lを 1〜 2滴、 1日 1〜数回点眼することができる。 また上記化^/は眼内灌赚中に翻口して ィ することもできる。
この様にして得られる本発明の眼科用剤は、 以下の餓例で^ 1 "ように、 網膨申繊田 胞死を抑制及び網腐 «田胞を保護し、 生、 特に纏 により i¾される網膜 変'性を抑制するため、 視神^^患または 等を予防または治療する として使 用される。 本発明における視神^^とは、 例えば、 視神経炎などの炎症' 14!^、、 虚血 性視神^などの循環 による^!、、 視神経の中毒 '1¾^、、 視神経の圧迫や浮月 IXは ¥1 ^外傷や腫瘍などによる視神経障害及び緑内障などを挙げることができる。 この中 で好ましい例としては、 網腐申総田胞死、 より好ましくは、 纏劐申画田胞死に起因す る疾患を挙げることができ、 例えば、 虚血性視ネ や緑内障が挙げられる。 緑内障の 更に好ましい例としては正常目 TO录内障が挙げられる。 また、 本発明における網膜疾患 とは、 例えば、 糖尿病性棚莫症;纏齄争脈閉躯 罔麵脈閉霞などの網膜の循環障 害; ^外傷、 ウィルスや細菌や真菌、 網膜に毒性のある歸や化^)などに起因す る網膜の による^!、;カロ龄性黄斑変†¾£などの黄 ¾¾ ;網膜色素変[«などの網 膜の変 [■嫉患;及ひ罔膜剥離などを挙げることができる。この中で好ましい例としては、 網藤性に起因する疾崈、を挙げることができ、例えば、 糸瞧籠閉雜、網麵脈閉塞 症、 糖尿病性網膜症等が挙げることができる。 なお、 これらの魏は例示として挙げた に過ぎず、 視神 «mや縮 をこれらに限定するものではな 、。 雞例
以下、 難例により本発明についてさらに詳細に説明するが、 本発明はその要旨を超 えなレ、限り以下の »例に限定されるものではな 、。
なお、 以下の参考例及び猫例で示した本発明化合物は 5—メチル—2— ( 1—ピぺ ラジニル) ベンゼンスノレホン酸 一 口物であり、 特開平 9 - 2 2 1 4 7 9号公報の例 1に記載の;^去に従って製造したものを鶴した。
細列 1 体重約 2 0 0 gのウィスター系雄†生ラットを用いた。 麻酔下に保温プレートを用いて
充分な保 置を施レ 定ィ雄置を用いて頭部を固定した。 赤池の方法 ( ^ ^ 誌 111卷、 97 - 104頁、 1998年)に準じて、眼球の上方 1 7 4 c mの高さに保持したボト ルょり輸液チューブおよび 3 0 Gの 針を用いて眼内灌撤夜を翻膜的に前房内に注 入することによって、 目脏を 1 3 0 mmH gに 5 0分間保持 (高 B脏処 «) し、 Hi 性 の纏鐘血を した。 高 処置 ί½眼にのみ施し、 左眼は無処置とした。 高 Ρ£処 置の直前および直後に生理雄液あるレヽは 1 m g Z k g用量の本発明化 を臃空内投 与した。 高目賍処置 7日後に動物を i#S¾死させ、 眼球を摘出レ 網膜の水平切片につ いての光顕標本を纏した。 顕纖下、 マイクロメーターを用いて網膜の厚さ (内網状 層〜外網状層の厚さ) を測定した。
(試輸果)
結果を第 1図に^ 1~。 第 1図は、 高目赃処置 7日後の個体ごとの »置眼と高目赃処 置眼の網麟の比 (高鹏処置眼の纏餺 置眼の網藤、 網藤;内網漏〜外 網状層の合計の厚さ) を示した図である。値は各群の平均値を示し、 パーは標準誤差を 示し、 *は非投与群との有意差 (p<0. 05) を 。
この結果より、 5—メチ 7レー 2— (1ーピぺラジュノレ) ベンゼンスノレホン酸 一 7J ^口 物は 性の網 血により される網 性を有意に抑制することがわかった。 細列 2
(実 mm
Otoriらの方法 (Investigative Ophtna丄 moiogy & lsual science , Vol. ό9 , No. 6 , 1998) に準じて、 以下の実験を行った。 6日齢のウィスター系ラットより、 »t申,細胞を 分離した。 24穴の培養プレート中に挿入したポリ一 L一リジン (poly- L-lysine) およ びラミニン (laniinin) コーティングを施した直径 12腿のカノ一グラス上に先に分離し た細胞を約 300個となるように ί難して 24時間培養した。これらを 2穴づつ、無処置群、 対騰、 觀 lj群に分けた。 »置および対照 J¥には難咅鎌を、 翻 (鮮には種々髓 の本発明化合物を 动ロし 4時間培養した。無処 ^を除く全ての群に 250 βΜグルタミン 酸を添ロし、 さらに 48時間: fcf¾した。 8時間培養した後、 1 μΜのカノ Hィンァセトキ
シメチノレエステノレ (calcein-acetoxymetyl ester) で染色し、 蛍光顕 下、 細胞径の 2倍以上の長さの神^^を伸ばす細胞を生^田胞として、 糸田胞数を数え、 生存率を求 めた。 2穴の平均値を 1例とし、 5例の試験を行った。
(実鶴果)
結果を第 2図に示す。 この結果より、 本発明化合物はグルタミン酸により^ Sされる 網膨申,鶴細胞死を有意に抑制した。 *及び * *は対離との有意差 (* : Pく 0. 05、 * *: p<0. 01、 Dunnet) を^。 参考例 1
mwf
ラットの心臓を摘出し、 ランゲンドルフ法に従って Krebs Buffer (in mM; NaCl 119, KC1 4. 6, MgS04 · 7H20 1. 2, CaCl2 · 2H20 1. 3, NaHC03 25, KH2P04 1. 2, glucose 11; pH 7.4, 37°C)で灌流した。心尖に糸を縫いつけ、その端を勸トランスデューサ一に接続して収 縮^ Λを測定した。 標本を安定化させた後、 灌蘇を低下させることにより心筋虚血を 誘発した(4 5分間)。帮萑流 3 0分後に心臓を石難中で醐军レ原紙赚分析により心 室の総ナトリウム^ 4を測定した。 実験の間中収縮動を測定し、 実験開始時の幢張 力に ¾1 "る、 流 3 0分後の時点での収縮 ¾ΙΛの回復率を心 ϋ!縮性の樹票として用 いた。
(結果)
結果を下記表 3に示す。 表中、 * *は、 対照に ¾ ~る Dunnettの多重比嫌定による Pが 0 . 0 1未満、 * * *は対照に対する Dunnet tの多重比較検定による Pが 0. 0 0 1未満を示し、 # #は、 正常に财る t検定による Pが 0. 0 1未満、 # # #は正常に 财る t検定による Pが 0. 0 0 1未満を^ Τ。
虚血.稱藿流心 m では正常心と比較して心 忿ナトリウム含量の; t勤口 (ナトリウ ムオーバーロード) と繊勸回復率の低下カ德された。 两藿赚中 発明化^ % を翻口すると、虚血两瞿流により引き起こされた心室ナトリゥム含纖口は抑制され、
収縮 ¾ΙΛ回復率低下は改善された。 Amiloride (ナトリウム .プロトン交換系阻害薬) (Sigma社 (St. Louis, MO, USA)より購 λ) は高用量で輸張力回復率低下を改善した ものの、 心室ナトリゥム含 it勤口に対しては を及ぼさなかった。 表 3 本発明化合物の心室ナトリウム含 4¾び収縮 ¾§Λ回復率に及ぼす景灣
## p<0.01, ### p<0.001 vs.正常
* p<0.05, ** ρ<0·01, *** ρ<0.001 vs.対照 上記の結果より、 本発明化合物は虚血 .再灌流により誘発した心筋細胞内ナトリウム ィオン含 ftt|¾口の抑制に有効であること力 s示された。
参考例 2
(実 去)
ラットの心臓を摘出し、 ランゲンドルフ法に従って Krebs Buffer (in ; NaCl 119, KC1 4.6, MgS04 · 7H20 1.2, CaCl2 · 2H20 1.3, NaHC03 25, KH2P04 1.2, glucose 11; pH 7.4, 37°C)で灌流した。心尖に糸を縫いつけ、その端を勸トランスデューサ一に接続して収 縮 ¾¾¾を測定した。 モネンシン (5μ ;ナトリウム'ィオノフォア) を含む灌赚で 1 0分間灌流した後、 を 0にして虚血を誘発した(1 5分間)。两萑流 3 0分後に 心臓を硝酸中で鬲蠏し、原紙 分析により心室の総カルシウム含量を測定した。 実験 の間中収縮 を測定し、 実験開始時の収縮 ¾Λに る、 两萑流 3 0分後の時点での
¾ΙΛの回復率を心廳縮性の指標として用いた。
C結果)
結果を下記表 4に示す。 表中、 * *は、 対照に る Dunnettの多重比纖定による Pが 0 . 0 1未満、 * * *は対照に する Dunnettの多重比,定による Pが 0 . 0 0
1未満を;^。
モネンシン処理と虚血.两瞿流の組み合わせた心臓 (MM) においては、 正常灌流心 臓 (正常)と比べて心 忿カルシウム含量の働口と嫌勤回復率の低下カ嫌された。 ここで増加したカルシウム含量は細胞内ナトリゥム依存性であることより、 ナトリウ ム ·カルシウム交換系を介して、 したものであると考えられた。 また、 繊動回復 率の低下は、 モネンシンが無い条件では小さいことから、 カルシウム含 St勤口と関連し た変化であると考えられた。 本発明化合物は、 モネンシン処職び虚血赚流により引 き起こされた心室カルシウム含 »勖口並びに II應勸回復率低下を改善した。 Diltiazem
(カルシウム拮抗薬、 シグマ社より購入) 及び Amiloride (ナトリウム,プロトン交換 系阻 «、 シグマ社より購 λ) はこれらの作用を示さなかった。 表 4本発明化^ ¾の心室カルシウム含 4¾ぴ収縮 ¾ΙΛ回復率に及ぼす
上記の,結果より、 本発明ィ匕合物は、 ナトリウム 'カルシウム交換系の阻害により、 ナ トリゥム負荷並びに虚血 .帮瞿流により誘発した心筋カルシウム含 卩の抑制に有効
であること力 S示された。 産 の利用可能性
本発明によれば、 カルシウムハンドリング蛋白に作用して細胞内のカルシウム ititx は細胞内カルシゥムの 匕 を調節する化合物、 細胞内カルシウムィオンの過蓄 積を抑制する化^)、 細胞内ナトリゥムイオンの過難を抑制する化^)及び特定のァ ミノベンゼンスルホン酸誘導体もしくはその塩、 又はそれらのフ]^口物もしくは溶擬ロ物 を有効成分として含む眼科用斉 0、 網腐申繊田胞保灘リ、 及び) ai¾t生抑$糊を ί»τる ことが可能である。 なお、 本出願が主張する織権の纖となる日 許出願である特願 2 0 0 3 - 2 6 7 1 6の明細書に記載の内容は全て、 本明細書の開示の^ ¾として本明細書中に引用に より取り込むものとする。