ビデオ信号処理装置、 ビデオ信号記録装置、 ビデオ信号再生 装置、 ビデオ信号処理装置の処理方法、 ビデオ信号記録装置の 処理方法、 ビデオ信号再生装置の処理方法、 記録媒体
明 技術分野 田
本発明は、 ビデオ信号処理装置、 ビデオ信号記録装置、 ビデ ォ信号再生装置、 およびこれらの装置の処理方法、 記録媒体に 関する。
背景技術
近年、 T V番組やビデオコ ンテ ンッなどの映像作品の制作分 野では、 撮影した映像素材 (ビデオデータ等) に関するメ タデ ータの利用が進んできている。 かかるメ タデータを有効活用す るためには、 映像作品の制作に利用 される複数の機器間でメ タ データの互換性が必要となる。 例えば、 ビデオカメ ラ等のビデ ォ信号記録装置が生成したメ タデータ を、 編集機器等のビデオ 信号再生装置が利用する と いったケースな どでは、 共用 される メ タデータ の互換性が求め られる。
しかしなが ら、 従来では、 上記メ タデータの表記形式や意味 に一貫性がなく 、 同 じ用途であっても互換性が全く 取れなかつ た。 このよ う な状況の下、 メ タデータの表記形式の標準化が進 め られてきた。 例えば、 汎用性が高い X M L ( extensible Markup Language) 等でメ タデータ を記述する こ と によ り 、 メ タデータ
の表記形式の標準化を図ろ う とする動き もある。 しかし、 それ ぞれの標準化団体の考え方や目標 とする と こ ろが異なる結果、 標準化方式と はいえ ども様々 な形式のメ タデータ が存在 して いるのが現状である。
他方、 究極的には、 各ユーザが 自身の個別要求を満たすこ と を 目 的と してメ タデータ を利用するので、 メ タデータ形式の多 様化はある程度は避け られない。 換言すれば、 ある単一のメ タ データ形式が全ての映像作品の制作分野で広く 採用 される こ と は、 将来的にもあま り 期待できない。 たと え、 仮にそ う なつ たと しても、 各ユーザの個別ニーズに基づく 、 メ タデータ形式 の追加 · 拡張要求は残ら ざる を得ない。
上記の よ う な多様極ま る メ タデータ形式に対処する ために は、 それぞれのメ タデータの表記形式に応じた変換ツールおよ ぴ変換テーブルを個別に開発しなければな らなかった。 たと え こ の変換ツールが変換テーブルから独立 した汎用的な も ので あっても、 変換テーブルはあく までメ タデータの表記形式に応 じた固有なもの と な ら ざるを得ないので、 その都度、 かかる変 換テーブルを用意しなければな らない点は同様であった。
このため、 映像作品の制作に用い られる各機器が、 多様な表 記形式のメ タデータ に柔軟に対応する こ と ができ ない と い う 問題があった。 この結果、 これら複数の機器間でメ タデータ を 迅速かつ円滑にやり 取 り する こ と が困難であった。
本発明は、 上記問題点に鑑みてなされたも のであ り 、 本発明 の 目 的は、 多様な表記形式のメ タデータ に柔軟に対応する こ と が可能な、 新規かつ改良されたビデオ信号処理装置およびその 処理方法等を提供する こ と にある。
発明の開示
上記課題を解決するため、 本発明の第 1 の観点によれば、 ビ デォ信号を処理する ビデオ信号処理装置が提供される。 こ のビ デォ信号処理装置は、 所定の言語で記述されたメ タデータの表 記形式を識別する、 メ タデータ表記形式識別部と ; 予め用意さ れている 1 又は 2以上の変換テーブルの中から、 識別されたメ タデータの表記形式に対応する変換テーブルを選択する、 変換 テーブル選択部と ; 選択された変換テーブルに基づいて、 メ タ データの表記形式を、 ビデオ信号処理装置が対応可能な表記形 式に変換する、 メ タデータ表記形式変換部と ; 表記形式が変換 されたメ タデータに基づいて、 ビデオ信号に関する処理を制御 する、 処理制御部と ; を備える こ と を特徴とする。
かかる構成によ り 、 ビデオ信号処理装置は、 所定の言語で記 述された任意の表記形式のメ タデータ に、 柔軟に対処する こ と ができ る。 即ち、 メ タデータ表記形式識別部は、 外部から取得 したメ タデータが、 いかなる表記形式で記述されているかを識 別する こ と ができ る。 また、 変換テーブル選択部は、 メ タデー タ表記形式識別部によって識別された表記形式と、 ビデォ信号 処理装置内部で認識可能な表記形式と の間の変換ルールを規 定した変換テーブルを選択する こ と ができ る。 さ らに、 メ タデ ータ表記形式変換部は、 変換テーブル選択部によって選択され た変換テーブルの変換ルールに従って、 取得したメ タデータ の 表記形式を、 ビデオ信号処理装置内部で認識可能な表記形式に 変換する こ と ができ る。 また、 処理制御部は、 メ タデータ表記 形式変換部によ って変換されたメ タデータ を認識、 処理して、
かかる メ タデータ を利用 したビデオ信号処理装置における多 様な処理を実行する こ と ができ る。
なお、 メ タデータの表記形式 (ス キーマ) と は、 例えば、 メ タデータ の書式、 データ形式、 構造、 文書型定義、 属性表現形 式、 その他のメ タデータの種類を含むものである。
また、 上記メ タデータ表記形式識別部は、 マークア ップ言語 で記述されたメ タデータからタ グを検出する こ と によ り 、 メ タ データの表記形式を識別する よ う に構成しても よい。 かかる構 成によ り 、 メ タデータ表記形式識別部は、 タ グ言語であるマー ク アップ言語で記述されたメ タデータから、 開始タ グな どを検 出するだけで、 メ タデータの表記形式を容易かつ迅速に特定す る こ と ができ る。
また、 上記ビデオ信号処理装置は、 ビデオ信号を記録媒体に 記録する ビデオ信号記録装置、 或いは、 ビデオ信号を再生する ビデオ信号再生装置である よ う に構成しても よい。
また、上記課題を解決するため、本発明の別の観点によれば、 コ ン ピュータ読み取 り 可能な記録媒体であって、 : コ ン ビユ ー タを して、 上記ビデオ信号処理装置と して機能せしめる こ と を 特徴とする プロ グラ ムが記録されたコ ン ピ ュータ読み取 り 可 能な記録媒体が提供される。
また、上記課題を解決するため、本発明の別の観点によれば、 ビデオ信号を処理する ビデオ信号処理装置の処理方法が提供 される。 こ の ビデオ信号処理装置の処理方法は、 所定の言語で 記述されたメ タデータの表記形式を識別する、 メ タデータ表記 形式識別工程と ;予め用意されている 1 又は 2 以上の変換テー ブルの中から、 識別されたメ タデータの表記形式に対応する変
換テーブルを選択する、 変換テーブル選択工程と ; 選択された 変換テーブルに基づいて、 メ タデータの表記形式を、 ビデオ信 号処理装置が対応可能な表記形式に変換する、 メ タデータ表記 形式変換工程と ;表記形式が変換されたメ タデータに基づいて ビデオ信号に関する処理を制御する、 処理制御工程と ; を含む こ と を特徴とする。 かかる構成によ り 、 ビデオ信号処理装置は、 所定の言語で記述された任意の表記形式のメ タデータに、 柔軟 に対処する こ と ができ る。
また、上記課題を解決するため、本発明の別の観点によれば、 ビデォ信号を記録媒体に記録する ビデオ信号記録装置が提供 される。 こ の ビデオ信号記録装置は、 ビデオ信号に関連するメ タデータ を所定の言語で記述して生成する メ タデータ生成部 と ; 予め用意されている 1 又は 2 以上の変換テーブルに基づい て、 少な く と も生成されたメ タデータ の表記形式を、 記録媒体 に記録された ビデオ信号を再生する ビデオ信号再生装置が対 応可能な表記形式に変換する、 メ タデータ表記形式変換部と ; ビデオ信号再生装置が ビデオ信号に関する処理をメ タデータ に基づいて制御でき る よ う に、 表記形式が変換されたメ タデー タ、 およびビデオ信号を関連付けて記録媒体に記録する、 ビデ ォ信号記録部と ; を備える こ と を特徴とする。
かかる構成によ り 、 ビデオ信号記録装置は、 記録媒体を介し て、 自身が生成したメ タデータ をビデオデータ と と もにビデオ 信号再生装置に提供する こ と ができ る。 この と き、 ビデオ信号 記録装置は、 自身が生成したメ タデータ の表記形式を、 ビデオ 信号再生装置が対応可能な表記形式に予め変換する前処理を 行った上で、 当該メ タデータ をビデオ信号再生装置に提供でき
る。 こ のため、 ビデオ信号再生装置は、 特殊な装置を具備しな く と も、 ビデオ信号記録装置から取得した記録媒体に記録され ている メ タデータを、 認識、 処理する こ と が可能と なる。 この よ う に、 ビデオ信号記録装置は、 ビデオ信号再生装置に対して、 自 身のメ タデータ表記形式を無理強い しないよ う にでき る。 また、上記課題を解決するため、本発明の別の観点によれば、 コ ン ピュータ読み取り 可能な記録媒体であって、 : コ ンビユー タ を して、 上記ビデオ信号記録装置と して機能せしめる こ と を 特徴 と する プロ グラ ムが記録されたコ ン ピュータ読み取 り 可 能な記録媒体が提供される。
また、上記課題を解決するため、本発明の別の観点によれば、 ビデオ信号を記録媒体に記録する ビデオ信号記録装置の処理 方法が提供される。 こ のビデオ信号記録装置の処理方法は、 ビ デォ信号に関連する メ タデータ を所定の言語で記述 して生成 する メ タデータ生成工程と ; 予め用意されている 1 又は 2 以上 の変換テーブルに基づいて、 少な く と も生成されたメ タデータ の表記形式を、 記録媒体に記録されたビデオ信号を再生する ビ デォ信号再生装置が対応可能な表記形式に変換する、 メ タデー タ表記形式変換工程と ; ビデオ信号再生装置がビデオ信号に関 する処理をメ タデータに基づいて制御でき る よ う に、 表記形式 が変換されたメ タデータ、 およびビデオ信号を関連付けて記録 媒体に記録する、 ビデオ信号記録工程と ; を含むこ と を特徴と する。 かかる構成によ り 、 ビデオ信号記録装置は、 自身が生成 したメ タデータ の表記形式を、 ビデオ信号再生装置が対応可能 な表記形式に予め変換した上で、 ビデオ信号再生装置に提供で き る。
また、上記課題を解決するため、本発明の別の観点によれば、 ビデオ信号を記録媒体に記録する ビデオ信号記録装置が提供 される。 こ のビデオ信号記録装置は、 ビデオ信号に関連するメ タデータ を所定の言語で記述して生成する メ タデータ生成部 と ; 予め用意されている 1 又は 2以上の変換テーブルの中から 少な く と も 1 の変換テーブルを選択する、 変換テーブル選択部 と ;記録媒体に記録されたビデオ信号を再生する ビデオ信号再 生装置が ビデオ信号に関する処理をメ タデータ に基づいて制 御でき る よ う に、 少なく と も生成されたメ タデータ、 選択され た変換テーブル、 およびビデォ信号を関連付けて記録媒体に記 録する、 ビデオ信号記録部と ; を備える こ と を特徴とする。
かかる構成によ り 、 ビデオ信号記録装置は、 記録媒体を介し て、 自身が生成したメ タデータおよびこのメ タデータ に対応す る変換テーブルを、 ビデオデータ と と もにビデオ信号再生装置 に提供する こ とができ る。 即ち、 ビデオ信号およびメ タデータ の提供側である ビデオ信号記録装置は、 ビデオ信号おょぴメ タ データの利用側である ビデオ信号再生装置に配慮して、 自身が 生成 したメ タデータ を ビデオ信号再生装置側で容易に変換し て利用でき る よ う に、 当該メ タデータ に対応する変換テーブル を、 未変換のメ タデータ と と もに提供する こ とができ る。 こ の ため、 ビデオ信号再生装置は、 提供された変換テーブルを利用 して、 ビデオ信号記録装置から取得した記録媒体に記録されて いるメ タデータを容易に変換した上で、 認識、 処理する こ と が 可能と なる。 こ のよ う に、 ビデオ信号記録装置は、 ビデオ信号 再生装置に対して、 自身のメ タデータ表記形式を無理強いしな レヽよ う にでき る。
また、上記課題を解決するため、本発明の別の観点によれば、 コ ン ピ ュータ読み取り 可能な記録媒体であって、 : コ ン ビ ユ ー タを して、 上記ビデオ信号処理装置と して機能せしめる こ と を 特徴とするプロ グラ ムが記録されたコ ン ピ ュータ読み取 り 可 能な記録媒体が提供される。
また、上記課題を解決するため、本発明の別の観点によれば、 ビデオ信号を記録媒体に記録する ビデオ信号記録装置の処理 方法が提供される。 こ の ビデオ信号記録装置の処理方法は、 ビ デォ信号に関連する メ タデータ を所定の言語で記述して生成 する メ タデータ生成工程と ; 予め用意されている 1 又は 2 以上 の変換テーブルの中力ゝら、 少なく と も 1 の変換テーブルを選択 する、 変換テーブル選択工程と ; 記録媒体に記録されたビデオ 信号を再生する ビデオ信号再生装置が ビデオ信号に関する処 理をメ タデータに基づいて制御でき る よ う に、 少なく と も生成 されたメ タデータ、 選択された変換テーブル、 およびビデオ信 号を関連付けて記録媒体に記録する、 ビデオ信号記録工程と ; を含むこ と を特徴とする。 かかる構成によ り 、 ビデオ信号記録 装置は、 記録媒体を介して、 自身が生成したメ タデータおよび このメ タデータを変換する際に必要な変換テーブルを、 ビデオ データ と と もにビデオ信号再生装置に提供する こ と ができ る。
また、上記課題を解決するため、本発明の別の観点によれば、 記録媒体に記録された ビデオ信号を再生する ビデオ信号再生 装置が提供される。 こ の ビデオ信号再生装置は、 ビデオ信号が 記録された記録媒体から、 所定の言語で記述されたメ タデータ と、 メ タデータの表記形式に対応した少なく と も 1 の変換テー プルと 、 を読み出す、 メ タデータ読出部と ; 読み出された少な
く と も 1 の変換テーブルに基づいて、 読み出されたメ タデータ の表記形式を、 ビデオ信号再生装置が対応可能な表記形式に変 換する、 メ タデータ表記形式変換部と ; 表記形式が変換された メ タデータ に基づいて、 ビデオ信号に関連する処理を制御する 処理制御部と ; を備える こ と を特徴とする。
かかる構成によ り 、 ビデオ信号再生装置は、 記録媒体から読 み出 した変換テーブルを利用 して、 ビデオ信号記録装置から取 得したメ タデータ を、 自 己の対応可能な表記形式に容易に変換 する こ とができ る。 このため、 ビデオ信号再生装置の処理制御 部は、 メ タデータ表記形式変換部によって変換されたメ タデー タを認識、 処理して、 かかる メ タデータ を利用 したビデオ信号 再生装置における多様な処理を実行する こ と ができ る。
また、上記課題を解決するため、本発明の別の観点によれば、 コ ン ピュータ読み取り 可能な記録媒体であって、 : コ ンビユー タを して、 上記ビデオ信号再生装置と して機能せしめる こ と を 特徴 と する プロ グラ ムが記録されたコ ン ピュータ読み取 り 可 能な記録媒体が提供される。
また、上記課題を解決するため、本発明の別の観点によれば、 記録媒体に記録された ビデオ信号を再生する ビデオ信号再生 装置の処理方法が提供される。 こ のビデオ信号再生装置の処理 方法は、 ビデオ信号が記録された記録媒体から、 所定の言語で 記述されたメ タデータ と、 メ タデータの表記形式に対応した少 なく と も 1 の変換テーブルと、 を読み出す、 メ タデータ読出ェ 程と ; 読み出 された少な く と も 1 の変換テーブルに基づいて、 読み出されたメ タデータ の表記形式を、 ビデオ信号再生装置が 対応可能な表記形式に変換する、 メ タデータ表記形式変換工程
と ; 表記形式が変換されたメ タデータに基づいて、 ビデオ信号 に関連する処理を制御する、 処理制御工程と ; を含むこ と を特 徴とする。 かかる構成によ り 、 ビデオ信号再生装置は、 記録媒 体から読み出 した変換テーブルを利用 して、 ビデオ信号記録装 置から取得したメ タデータ を、 自 己の対応可能な表記形式に容 易に変換する こ と ができ る。 図面の簡単な説明
図 1 は、 第 1 の実施形態にかかる映像プロ グラム制作支援シ ステムの概略的な構成を示すプロ ック 図である。
図 2 は、 第 1 の実施形態にかかるプロ グラムメ タデータの構 成を例示する説明図である。
図 3 は、 上記図 2 で説明 したプロ グラ ムメ タデータ の X M L によ る記述例の一部を示す説明図である。
図 4 は、 上記図 2 で説明 したプロ グラムメ タデータの X M L によ る記述例の一部を示す説明図である。
図 5 は、 第 1 の実施形態にかかるテイ ク メ タデータの構成を 例示する説明図である。
図 6 は、 上記図 5 で説明 したテイ ク メ タデータの X M Lによ る記述例を示す説明図である。
図 7 は、 第 1 の実施形態にかかる X S L Tエンジンによるメ タデータ の変換を概念的に示す説明図である。
■図 8 は、 第 1 の実施形態にかかる撮像装置の概略的な構成を 示すプロ ッ ク 図である。
図 9 は、 外部メ タデータ に一例である M O S メ タデータ によ る取材指示情報の記述例を示す説明図である。
図 1 0 は、 M O S メ タデータおよび内部メ タデータに対応し た変換テーブルの具体例を示す説明図である。
図 1 1 は、 変換された内部メ タデータ によ る取材指示情報の 記述例を示す説明図である。
図 1 2 は、 第 1 の実施形態にかかる撮像装置の処理方法を示 すフローチヤ一 トである。
図 1 3 は、 第 1 の実施形態にかかる編集用端末装置の概略的 な構成を示すプロ ック図である。
図 1 4 は、 第 2 の実施形態にかかる撮像装置の概略的な構成 を示すブロ ッ ク 図である。
図 1 5 は、 第 2 の実施形態にかかる撮像装置の処理方法を示 すフローチヤ一 トである。
図 1 6 は、 第 3 の実施形態にかかる撮像装置の概略的な構成 を示すブロ ッ ク 図である。
図 1 7 は、 第 3 の実施形態にかかる撮像装置の処理方法を示 すフローチャー トである。
図 1 8 は、 第 3 の実施形態にかかる編集用端末装置の概略的 な構成を示すブロ ック 図である。
図 1 9 は、 第 3 の実施形態にかかる編集用端末装置の処理方 法を示すフ ロ ーチャー トである。 発明を実施するための最良の形態
以下に添付図面を参照 しなが ら、 本発明の好適な実施の形態 について詳細に説明する。 なお、 本明細書及び図面において、 実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、 同一の 符号を付する こ と によ り 重複説明を省略する。
(第 1 の実施の形態)
以下に、 本発明の第 1 の実施の形態について説明する。 第 1 の実施形態にかかる ビデオ信号処理装置は、 対応不能な形式の メ タデータ を取得した場合に、 こ のメ タデータ を自 己が対応可 能な表示形式に変換し、 かかる変換したメ タデータ に基づいて 各種の ビデオ信号に関する処理を実行でき る こ と を特徴と す る。 以下に、 かかる特徴を実現するため のビデオ信号処理装置 について詳細に説明する。 < 1 . 映像プロ グラム制作支援シス テ ム >
まず、 本実施形態にかかる ビデオ信号処理装置が採用 される 映像プロ グラ ム制作支援シス テ ム の全体構成につい て説明す る。
映像プロ グラ ム制作支援シス テ ムは、 例えば、 テ レ ビ放送局 や、 ビデオコ ンテンツ、 映画等の制作会社などに設け られ、 T V番組、 ビデオコ ンテ ンツ、 映画な どの映像作品である映像プ 口 グラムを制作するためのシス テ ムである。 本実施形態にかか る映像プロ グラム制作支援システ ム の特徴は、 映像プロ グラム の制作を分担する各部署で用いられる複数の端末装置間で、 電 子フ ァ イ ル形式のメ タデータ (詳細については後述する。) を、 共用でき る点にある。
こ こ で、 図 1 に基づいて、 本実施形態にかかる映像プロ ダラ ム制作支援シス テ ム の構成につい て説明する 。 なお、 図 1 は、 本実施形態にかかる映像プロ グラ ム制作支援シス テ ム の概略 的な構成を示すブロ ッ ク 図である。
図 1 に示すよ う に、 本実施形態にかかる映像プロ グラム制作
支援シス テ ム 1 は、 例えば、 ネ ッ ト ワ ー ク 5 と、 企画用端末装 置 1 0 と 、撮像装置 4 0 およびフ ィ ール ド P C / P D A (以下、 フ ィ ール ド P C とい う。 ) 5 0 な どからなる取材用端末装置 2 0 と 、 編集用端末装置 3 0 と 、 カゝら主に構成される。
ネ ッ ト ワーク 5 は、 例えば、 企画用端末装置 1 0 、 撮像装置 4 0 、 フ ィ ール ド P C 5 0 および編集用端末装置 3 0 な どを相 互に双方向通信可能に接続する電気通信回線網である。 こ のネ ッ ト ワーク 5 は、 本実施形態では、 例えば、 R S — 4 2 2 又は R S — 2 3 2 Cなどの有線通信回線と、 I E E E 8 0 2 . 1 1 a 規格な どを始め と した無線通信回線な どから構成される。 し 力 し、ネ ッ ト ワーク 5 は、かかる例に限定されず、こ の他にも、 例えば、 F D D I (Fiber Distributed Date Interface) な ど の光ファイバ網、 衛星通信網、 イ ーサネ ッ ト (登録商標) 、 L A N、 ィ ンターネ ッ トな どの各種の専用または公衆回線網を利 用 して構成されても よい。
かかるネ ッ ト ワーク 5 は、 例えば、 企画用端末装置 1 0 が生 成したメ タデータ を、 撮像装置 4 0 およびフ ィ ール ド P C 5 0 (即ち、 取材用端末装置 2 0· )' な どに伝送する こ と ができ る。 また、 ネ ッ ト ワーク 5 は、 例えば、 撮像装置 4 0 が記録したビ デォデータや、 撮像装置 4 0 およびフ ィ ール ド P C 5 0 が生成 • 編集したメ タデータな どを、 編集用端末装置 3 0 などに伝送 する こ と ができ る。
なお、 映像プロ グラム制作支援シス テ ム 1 は、 例えば、 こ の よ う なネ ッ ト ワーク 5 を必ずしも具備していなく と も よい。 こ の場合には、 各端末装置間で、 例えば、 光ディ スク 3 、 メ モ リ 一カー ド、 メ モ リ ースティ ッ ク、 磁気ディ スク等の各種の記録
媒体を介して、 メ タデータな どをや り 取 り しても よい。
また、 企画用端末装置 1 0 、 取材用端末装置 2 0 、 編集用端 末装置 3 0 は、 例えば、 映像プロ グラムの制作を分担する複数 の部署の う ち、 それぞれ、 企画構成部署、 取材部署、 編集部署 な どによって利用される端末装置である。
企画用端末装置 1 0 は、 例えば、 パー ソ ナルコ ン ピ ュータな どの情報処理装置及びその周辺装置な どで構成されてお り 、 企 画構成部署に設け られる。 こ の企画構成部署と は、 映像プロ グ ラムの制作全体を統括する部署であって、 制作する映像プロ グ ラ ム の企画 · 構想を行ってシナリ オ (筋書) を作成する と と も に、 取材部署および編集部署等の他部署に制作作業内容を指示 する部署である。
上記企画用端末装置 1 0 は、 電子フ ァ イ ル形式のメ タデータ を生成するメ タデータ生成部 (図示せず。 ) を備えている。 こ のメ タデータ生成部は、 例えば、 メ タデータ を生成するための アプリ ケー シ ョ ン ソ フ ト ウエアを、 企画用端末装置 1 0 にイ ン ス トールする こ と によ り構成される。 かかるメ タデータ生成部 は、 例えば、 企画構成部署担当者の入力に基づいてメ タデータ の コ ンテ ンツを取得し、 かかる コ ンテ ンツを例えば X M Lなど の所定の言語の所定の表記形式 (ス キーマ) で記述してメ タデ ータ フ ァ イ ルを作成する こ と ができ る。 なお、 こ のメ タデータ の表記形式は、 例えば、 企画用端末装置 1 0 が対応 (認識) 可 能な任意の表記形式であってよい。
かかる企画用端末装置 1 0 は、 メ タデータ と して、 例えば、 プロ グラムメ タデータ (詳細は後述する。 ) を映像プロ グラム 毎に生成する こ とができ る。詳細には、企画用端末装置 1 0 は、
例えば、 上記プロ グラ ムメ タデータ の枠組みを作成する。 さ ら に、 企画用端末装置 1 0 は、 企画構成部署担当者の入力に基づ いて制作指示情報を生成し、 上記作成したプロ グラ ムメ タデー タ内の該当欄に、 こ の制作指示情報を書き込む。 こ の制作指示 情報と は、 例えば、 企画構成部署が他部署に対して映像プロ グ ラ ムの制作内容を指示するための情報であ り 、 企画構成部署に よって作成されたシナ リ ォに該当する ものである。
また、 企画用端末装置 1 0 は、 例えば、 上記のよ う に生成し たメ タデータを、 取材用端末装置 2 0等に提供する こ とができ る。 かかるメ タデータの提供は、 ネッ ト ワーク 5 を介した送信 によってなされても よ く 、 或いは、 メ モ リ ーカー ドなどの記録 媒体を介して実現されても よい。 こ の よ う に して、 企画用端末 装置 1 0 が例えば上記制作指示情報を含むプロ グラ ムメ タデ ータ を取材用端末装置 2 0 な どに提供する こ と によ り 、 企画構 成部署は、 取材部署などに対して取材 , 撮影すべき場面や内容 等を指示する こ と ができ る。
また、 取材用端末装置 2 0 は、 取材部署によって利用 される 端末装置群であ り 、 例えば、. 撮像装置 4 0 と フィ ール ド P C 5 0 な どから構成される。 こ の取材部署と は、 例えば、 上記企画 構成部署によ る制作指示、 シナリ オなどに従って、 制作現場で 実際に取材を行う部署であって、 映像プロ グラムを構成する各 場面の映像を撮影する と と もに、 撮影状況を取材する部署であ る。
撮像装置 4 0 は、 例えば、 カムコーダなどの ビデオカメ ラで あ り 、 放送用のニュース番組の取材や、 スポーツなどの試合の 模様、 映画な どの映像コ ンテンツの撮影に使用 される装置であ
る。 本実施形態では、 こ の撮像装置 4 0 は、 ビデオ信号を処理 する ビデオ信号処理装置であって、 撮影した ビデオ信号を記録 する処理を行う ビデオ信号記録装置と して構成されている。
即ち、 撮像装置 4 0 は、 例えば、 映像プロ グラムを構成する 各場面の映像 (音声を含む。 ) を撮影する こ と ができ る。 こ の 撮影処理は、 例えば、 テイ ク を複数回繰り 返すこ と によって、 進行していく 。 例えば、 撮像装置 4 0 は、 ある場面について 1 または 2 回以上のテイ ク を行い、 次いで、 異なる場面について さ らに 1 または 2 回以上のテイ ク を行 う 。 なお、 こ のテイ ク と は、 撮像装置 4 0 によ る 1 回の記録開始から終了に至るまでの 連続した撮影処理をい う。 換言する と 、 こ のテイ ク は、 映像プ 口 グラ ムの撮影段階における撮影処理の最小単位である。 なお 映像作品の制作分野では、 こ のテイ ク は、 「ク リ ップ」 、 「シ ヨ ッ ト」 または 「カ ッ ト」 等と呼ばれる場合もある。
また、撮像装置 4 0 は、例えば、上記撮影したビデオ信号 (映 像信号及び/又は音声信号をい う。 ) を、 光ディ スク 3等の記 録媒体に記録する こ と ができ る。換言する と、撮像装置 4 0 は、 例えば、 撮影処理によって生成したビデオデータを当該記録媒 体に記録する こ とができ る。 なお、 こ のビデオデータ と は、 撮 像装置 4 0 によ って撮影された内容を表す映像データ及び/ 又は音声データである、 かかる ビデオデータ は、 例えば、 T V 番組、 映画な どの動画像データ、 写真や絵画などの静止画像デ ータ、 ラジオ番組な どの音声データ、 字幕データ、 或いはこれ らの組合せなどから構成される。 さ らに、 撮像装置 4 0 は、 か かる ビデオデータ を上記テイ ク ごと に記録する こ と ができ る。 即ち、 撮像装置 4 0 が、 例えば、 テイ ク を 2 回実行すれば、 2
W 200
17 つのビデオデータ ファイルが記録される こ と になる。
また、 こ のビデオデータが記録される光ディ スク 3 は、 本実 施形態では、 例えば、 大容量 (例えば数百ギガパイ ト) の ビデ ォデータ を記録可能な大容量 ·次世代光ディ スク な どで構成さ れる。 しかし、 光ディ ス ク 3 は、 かかる例に限定されず、 例え ば、 D V D— R、 D V D— R O M、 D V D— R AM、 C D - R , C D— R O M等の各種の光ディ スクであっても よい。 また、 撮 像装置 4 0 が ビデオデータ を記録する記録媒体と しては、 上記 光ディ スク 3 の例に限定されず、 例えば、 M O等の光磁気ディ スク、 フ レキシブルディ スク等の磁気ディ スク、 デジタル V T Rフォーマ ツ ト の ビデオテープ等の磁気テープ、 各種の R AM R O Mな どであっても よい。
また、 撮像装置 4 0 は、 ビデオデータ と して、 例えば、 オリ ジナル映像だけでな く 、 ローレゾリ ューショ ン (low resolution: 低解像度) 映像を光ディ スク 3 に記録する こ と も可能である。 こ こでい う オリ ジナル映像と は、 撮像装置 4 0 が撮像した生の ビ デォデータである。 このオリ ジナル映像は、 大容量であるが高 画質である ので、映像プロ グラ ムの完成品に用い られる。一方、 ロー レゾ リ ューシ ョ ン映像 (以下ロー レゾ映像と い う 。 ) は、 上記オリ ジナル映像を圧縮したビデオデータである。 こ の ロー レゾ映像は、 比較的低画質だが小容量であるので、 送信が迅速 かつ容易である と い う利点を有し、 主に粗編集段階で用い られ る。
さ らに、 この よ う な撮像装置 4 0 の本実施形態にかかる特徴 は、 以下の通り である。 即ち、 撮'像装置 4 0 は、 例えば、 上記 企画用端末装置 1 0 など外部の機器から、 ネ ッ ト ワーク 5 また
は記録媒体を介 して、 各種のメ タデータ を取得する こ と ができ る。 また、 撮像装置 4 0 は、 こ の よ う に外部から取得したメ タ データ の表記形式を、 自 己が対応可能な表記形式に変換する こ と ができ る。 さ ら に、 撮像装置 4 0 は、 上記変換によ り 認識可 能 と なったメ タデータ に基づいて、 ビデオ信号に関する各種処 理を制御でき る。
さ ら に、 こ の撮像装置 4 0 は、 上記取得したメ タデータ を編 集する こ と ができ る。 また、 撮像装置 4 0 は、 テイ ク メ タデー タ (詳細は後述する。 ) 等のメ タデータ を 自 ら生成する こ と も 可能である。 こ の よ う なメ タデータ の編集処理や生成処理は、 例えば、 X M L等でメ タデータ を記述する こ と によ り 実行され るが、 こ の際のメ タデータ の表記形式は、 例えば、 撮像装置 4 0 自 身が対応可能な表記形式であって よい。 以上のよ う な撮像 装置 4 0 の特徴の詳細については後述する。
—方、 フ ィ ール ド P C 5 0 は、 例えば、 ノ ー ト型のパー ソナ ノレコ ンピュータ また ま P D A ( personal digital assistant) な どの携帯可能な コ ン ピュータ及びそ の周辺装置な どで構成 される。 こ のフ ィ ール ド P Cは、 上記撮像装置 4 0 と各種の有 線または無線回線な どで接続されてお り 、 例えば、 メ タデータ や記録した ビデオデータ を共用する こ と もでき る。
こ のフ ィ ール ド P C 5 0 は、 例えば、 上記企画用端末装置 1 0 または撮像装置 4 0 な どの他の機器か ら、 ネ ッ ト ワーク 5 ま たは記録媒体を介してメ タデータ を取得する こ と ができ る。 さ ら に、 かかる フ ィ ール ド P C 5 0 は、 例えば、 後述する撮像装 置 4 0 の メ タデータ 変換機能 と 略同一の機能を有する よ う に 構成されても よい。 これによ り 、 フ ィ ール ド P C 5 0 は、 例え
ば、 上記取得したメ タデータ の表記形式を、 自 己が対応可能な 表記形式に変換し、 かかる変換によ り 認識可能 と なっ たメ タデ ータ に基づいて、 自 己の各種処理を制御する こ と ができ る。
力 力 る処理の例を挙げる と 、 フ ィ ール ド P C 5 0 は、例えば、 取得したメ タデータ を所定の表示部に表示 して、 取材部署担当 者にメ タデー タ の内容を認識させる こ と ができ る。 また、 フ ィ ール ド P C 5 0 は、例えば、取材部署担当者の入力に基づいて、 取材時におけ る撮影状況に関する メ タ データ であ る撮影状況 情報を上記プロ グラ ムメ タデータ に追加する こ と ができ る。
こ の よ う に、 フ ィ ール ド P C 5 0 は、 例えば取得したメ タデ ータ を編集する こ と ができ る。 か力 る フ ィ ール ド P C 5 0 に よ る メ タデータ の編集機能は、 例えば、 メ タデータ を編集する た め のアプ リ ケーシ ョ ン ソ フ ト ウエア を、 フ ィ ール ド P C 5 0 に イ ンス ト ールする こ と によって実現可能である。 なお、 こ の よ う なメ タデータ の編集処理は、 例えば、 X M L等でメ タデータ を記述する こ と によ り 実行される が、 こ の際のメ タデータ の表 記形式は、 フ ィ ール ド P C 5 0 自 身が対応可能な表記形式であ つ て よ い。
また、例えば、 フ ィ ール ド P C 5 0 が対応可能な表記形式を、 上記撮像装置 4 0 が対応可能な表記形式 と 同一に した場合に は、 フ ィ ール ド P C 5 0 が上記メ タデータ変換機能を具備せず と も よ く なる。 即ち、 フ ィ ール ド P C 5 0 は、 撮像装置 4 0 か ら変換後のメ タデータ を取得する こ と で、 当該メ タデータ に基 づいて上記メ タ デー タ編集処理な どの各種処理を実行でき る よ う になる。
編集用端末装置 3 0 は、 例えば、 パー ソナルコ ン ピュータ な
どの情報処理装置及びその周辺装置な どで構成されてお り 、 編 集部署に設け られる。 こ の編集部署と は、 例えば、 上記企画構 成部署からの制作指示、 シナリ ォゃ、取材段階で得た取材状況、 撮像条件などに基づいて、 上記撮像装置 4 0 が記録したビデォ データ を編集して、 映像プロ グラムを完成させる部署である。 本実施形態では、 こ の編集用端末装置 3 0 は、 上記ビデオ信号 処理装置であって、 上記ビデオ信号記録装置 (即ち、 撮像装置 4 0 ) によって記録媒体に記録されたビデオ信号を再生する ビ デォ信号再生装置と して構成されている。
即ち、 編集用端末装置 3 0 は、 例えば、 記録媒体に記録され たビデオデータを再生する と と も に、 こ のビデオデータ を編集 する こ と ができ る。 よ り 詳細には、 例えば、 上記撮像装置 4 0 から、 光ディ スク 3等を介してビデオデータ を取得する こ と が でき る。 また、 こ の編集用端末装置 3 0 は、 例えば光ディ ス ク 3 に記録されている ビデオデータ を、 例えば、 テイ ク毎に単独 再生、 或いは好適な順序で連続再生して表示する こ とができ る t さ らに、 この編集用端末装置 3 0 は、 例えば、 かかる ビデオデ ータ の編集処理を支援する こ と ができ る。 こ の編集処理は、 例 えば、 粗編集処理と本編集処理と からなる。
粗編集処理と は、 次のよ う な処理である。 まず、 上記テイ ク ごと に記録された複数のビデオデータの中から、 本編集で使用 すべき ビデオデータを収集する。 さ らに、 収集されたビデオデ ータ の中から、 必要な映像部分を選択 (L o g g i n g ) する。 次い で、 選択された映像部分に対応した編集開始位置 (I n点) また は編集終了位置 (Out点) を例えばタイムコード等によって設定して、 ビ デォデータの中から必要部分を抽出 (Ingestion) する。
また、 本編集処理と は、 例えば、 上記粗編集を経た複数の ビ デォデータ を切 り 出 して繋ぎ合わせ、 最終的な画質調整等を施 し、 番組な どで放映するための完全パッケージデータ を作成す る処理である。
さ らに、 このよ う な編集用端末装置 3 0 の本実施形態にかか る特徴は、 以下の通 り である。 即ち、 編集用端末装置 3 0 は、 例えば、 上記撮像装置 4 0 など外部の機器から、 ネ ッ ト ワーク 5 または光ディ スク 3 などを介して、 各種のメ タデータ を取得 する こ と ができ る。 また、 編集用端末装置 3 0 は、 このよ う に 外部から取得したメ タデータの表記形式を、 自 己が対応可能な 表記形式に変換する こ と ができ る。 さ らに、 編集用端末装置 3 0 は、 上記変換によ り認識可能と なったメ タデータに基づいて ビデオ信号に関する各種処理を制御でき る。
さ らに、 こ の編集用端末装置 3 0 は、 上記取得したメ タデー タ を編集する こ とができ る。 このよ う なメ タデータの編集処理 は、 例えば、 X M L等でメ タデータを記述する こ と によ り 実行 されるが、 この際のメ タデータの表記形式は、 例えば、 編集用 端末装置 3 0 自身が対応可能な表記形式であってよい。 以上の よ う な編集用端末装置 3 0 の特徴の詳細については後述する。
以上、 本実施形態にかかる映像プロ グラム制作支援システム 1 およびその構成要素の概略について説明 した。 かかる映像プ ロ グラ ム制作支援システム 1 は、 システムを構成する上記複数 の端末装置 (ビデオ信号処理装置) 間で、 映像プロ グラ ムの制 作に関する各種のメ タデータ を、 その表記形式にかかわらず相 互にや り 取り して、 映像プロ グラ ムの制作に利用でき る とい う 利点を有する。 こ の利点は、 例えば、 メ タデータ の受け側であ
る撮像装置 4 0 、 フ ィール ド P C 5 0 および編集用端末装置 3 0 な どが、 受け取ったメ タデータを 自 己が認識可能な表記形式 に柔軟に変換でき る と レヽ う 機能を有する こ と によ って実現さ れる ものである。
< 2 . メ タデータ >
次に、 本実施形態にかかるメ タデータについて、 具体例を挙 げなが ら詳細に説明する。
< 2 . 1 メ タデータ の概容 >
「メ タデータ」 と は、あるデータ に関する上位データであ り 、 各種データ の内容や属性を表すためのイ ンデッ ク ス (しお り ) と して機能するデータ をい う。 かかるメ タデータの具体例 と し ては、 例えば、 映像プロ グラ ムの制作内容を指示する制作指示 情報データ (シナ リ オデータ) 、 取材時に取得した撮影状況等 に関する撮影状況情報データ、 ビデオデータ についてのテイ ク 毎の撮影条件や機器のセ ッ ト ア ップ等に関する撮影条件情報 データ、 テイ ク毎に撮影したビデオデータ と シナリ ォと を結ぴ つけるティ ク関連付け情報データ、 ビデオデータ内の代表的な 静止画像に関するサムネイルデータ、 およびビデオデータのコ ンテ ンッ の特徴点に関する電子マークデータ、 な どがある。
こ のよ う なメ タデータは、 映像プロ グラ ムを制作する上で非 常に有用な情報である。 例えば、 各部署の担当者は、 かかる メ タデータを閲覧する こ と によ り 、 撮影 したビデオデータのイ ン デッタ ス情報を得た り 、 制作指示内容や取材結果内容、 シナ リ ォと ビデオデータ の対応関係を確認した り する こ と ができ る。 また、 各部署に設け られる上記各端末装置は、 かかるメ タデー
タを 自動認識する こ と によ り 、 例えば、 セッ トア ップ情報ゃビ デォデータ内の特徴点に関する情報を取得した り 、 シナ リ オと ビデオデータの対応関係を把握した り する こ と ができ る。
また、 かかる メ タデータは、 各部署 (各端末装置) 内だけで 独立して利用 される場合であっても有用であるが、 さ らに、 か かる メ タデータ を複数の部署 (端末装置) 間で共通して利用可 能に構成する こ と によ り 、 映像プロ グラ ムの制作効率や品質を よ り 高める こ と ができ る。
こ の よ う に複数の部署および装置間でメ タデータ を共用す るためには、 例えば、 当該メ タデータの表記形式がある程度は 統一されている こ と が好ま しい。 こ のため、 本実施形態では、 例えば、 メ タデータ を記述するための言語を 1 つの言語で統一 している。 これによ り 、 メ タデータ の表記形式をある程度は標 準化して、 互換性を高める こ とができ る。 さ らに、 本実施形態 では、 かかるメ タデータ を記述するための言語と して、 例えば X M Lを採用 している。 こ の X M Lは、 拡張可能なマーク ア ツ プ言語であ り 、 汎用性が高く 、 文法が比較的単純で修得しやす いとい う利点を有する。 このため、 かかる X M Lでメ タデータ を記述する こ と によ り 、 不特定のユーザがメ タデータの記述內 容を容易に理解、 修正する こ と ができ る。
< 2 . 2 プロ グラムメ タデータ >
次に、 図 2 に基づいて、 本実施形態で利用 されるメ タデータ の具体例であるプロ グラムメ タデータについて説明する。 なお 図 2 は、 本実施形態にかかるプロ グラ ムメ タデータ の構成を例 示する説明図である。
プロ グラ ムメ タデータは、 例えば、 映像プロ グラ ムの制作に
必要な各種のメ タデータ が表形式で構造化 された表データ (即 ち、 構成表メ タデータ) であ り 、 例えば、 映像プロ グラ ム毎に 1 つのメ タデータ フ ァイルで管理される も のである。
こ のプロ グラ ムメ タデータ は、 図 2 に示すよ う に、 例えば、 映像プロ グラ ムの構成単位である取材、 シーン、 カ ツ ト な どに 応 じて、 プロ グラ ム識別階層、 取材階層、 シー ン階層、 カ ッ ト 階層な どか ら なる 階層構造を有 している。 なお、 カ ッ ト と は、 企画段階 (即ち、 シナ リ オ作成時) における 映像プロ グラ ムを 構成する最小単位である。 図 2 の例では、 映像プロ グラ ムは例 えば 1 3 つのカ ッ ト 力 ら構成されている。 ま た、 シーン と は、 企画段階におけ る映像プロ グラ ム を構成する 中規模単位であ り 、 1 又は 2 以上の上記カ ツ ト から構成される。 図 2 の例では、 映像プロ グラ ムは例えば 5 つのシーンから構成されている。 ま た、 取材と は、 企画段階における映像プロ グラ ムを構成する最 大単位であ り 、 1 又は 2 以上の上記シーンか ら構成される。 図 2 の例では、 映像プロ グラ ムは例えば 2 つ の取材か ら構成され ている。 こ のよ う に、 プロ グラ ムメ タデータ は、 プロ グラ ム識 別階層を頂点 と し、 取材階層、 シー ン階層、 カ ッ ト 階層に遷移 する につれて徐々 に細分化 される よ う なツ リ ー構造を有する。
また、 プロ グラ ム メ タデータ の各階層において、 例えば、 上 方の欄に記入されている取材、 シーン、 カ ッ ト ほ ど、 シナ リ オ 順が先である こ と を示す。 例えば、 図 2 に示す映像プロ グラ ム を構成する 5 つのシーンの う ち、 最上段の欄のシーンがシナ リ ォの最初のシーンであ り 、 一方、 最下段の欄のシーンがシナ リ ォの最終のシーン と なる。
次に、 上記の よ う な階層構造を有するプロ グラ ムメ タデータ
の内容について説明する。 プロ グラムメ タデータには、例えば、 上記制作指示情報、 撮影状況情報およびティ ク 関違付け情報等 のメ タデータが含まれている。 これらの う ち、 例えば、 制作指 示情報および撮影状況情報は、 階層構造化されて各階層に含ま れている。 これによ り 、 映像プロ グラムの制作指示 (シナリ オ) や取材中に得た情報等の制作者の意図や認識に関連する メ タ データ を、 明確かつ簡潔に表現する こ と ができ る。 一方、 ティ ク関連付け情報は、 例えば、 カ ツ ト階層にのみ含まれている。 以下に、 こ の制作指示情報、 撮影状況情報およびテイ ク 関連付 け情報についてそれぞれ説明する。
まず、 制作指示情報は、 企画構成部署が、 取材部署や編集部 署な どに映像プロ グラ ム の制作内容を指示するために作成す るメ タデータであ り 、 映像プロ グラムのシナリ ォに該当するメ タデータである。 この制作指示情報データは、 例えば、 企画構 成部署担当者の入力に基づいて上記企画用端末装置 1 0 な ど によって生成され、 プロ グラムメ タデータ内の該当欄に書き込 まれる。 映像プロ グラ ムの制作を分担する各部署は、 かかる制 作指示情報を閲覧する こ と によ り 、 制作指示内容、 シナリ オな どを把握でき る。
かかる制作指示情報は、 例えば、 プロ グラムメ タデータにお いて、 プロ グラ ム識別階層全体、 取材階層の 「取材指示」 、 シ ーン階層の 「シーン指示」 、 およびカ ツ ト階層の 「カ ツ ト指示」 の欄に含まれる。
具体的には、 図 2 に示すよ う に、 プロ グラム識別階層の欄に は、 例えば、 当該プロ グラムメ タデータに対応する映像プロ グ ラムを識別するための識別データ と して、 映像プロ グラム I D
[ I D ] の項目) と、 映像プロ グラムのタイ トル名 ( [ T t ] の項目) などの情報が含まれている。
また、 取材階層の 「取材指示」 の欄には、 上記制作指示情報 と して、 例えば、 取材毎に付される固有の I Dである取材 I D ( [ I D ] の項目) 、 取材タ イ ト ル ( [ T t 1 ] の項目) 、 当 該取材を担当するカ メ ラ マ ン名 ( [ C a m] の項目) 、 当該取 材を担当する レポータ名 ( [ R e p ] の項目) 、 当該取材の場 所 ( [ P 1 c ] の項目) 、 当該取材の開始時刻および終了時刻 の指示 ( [ T i m] の項目) 、 当該取材の 目 的、 概要な どの取 材指示内容 ( [ D s c ] の項目) な どの情報が含まれる。
また、 シー ン階層の 「シー ン指示」 の欄には、 上記制作指示 情報と して、 例えば、 取材を構成する各シー ンに対して例えば し番号で付されるシーン番号 ( [ N o ] の項目) 、 シーンタ ィ ト ル ( [ T t 1 ] の項目) 、 当該シー ンの概要、 展開な どシ 一ン構成を指示するための取材指示内容 ( [ D s c ] の項目) などが含まれる。
また、 カ ッ ト階層の 「カ ッ ト指示」 の欄には、 上記制作指示
'ト全
m報と して、 例えば、 シーンを構成する各カ ッ トに対して例え ば通し番号で付されるカ ッ ト番号 ( [ N o ] の項目) 、 撮影す きカ ッ ト 内容を指示するためのカ ッ ト タイ トル ( [ T t 1 ] の項目) な どの情報が含まれる。
また、 撮影状況情報は、例えば、 カ ツ ト階層以上の各階層 (例 ば、 カ ツ ト階層、 シー ン階層、 取材階層等) に対応した撮影 状況に関する メ タデータである。 かかる撮影状況情報は、 例え ば、 取材部署担当者の入力に基づいてフ ィ ール ド P C 5 0 な ど によって生成され、 プロ グラムメ タデータ内の該当欄に書き込
まれる。 映像プロ グラ ム の制作を分担する各部署は、 かかる撮 影状況情報を閲覧する こ と によ り 、 映像撮影時における撮影状 況を把握でき る。
かかる撮影状況情報は、 例えば、 プロ グラムメ タデータ にお いて、 取材階層の 「取材メ モ」 、 シー ン階層の 「シー ンメ モ」 、 およびカ ッ ト階層の 「カ ッ ト メ モ」 の欄に含まれる。
具体的には、 取材階層の 「取材メ モ」 の欄には、 上記撮影状 況情報と して、 例えば、 取材担当者が取材全体を通して気づい た連絡事項、 注意事項および提案事項、 取材場所の特徴および 印象、 取材作業全体で発生した事項などの取材メ モ内容 ( [ D s c ] の項目) などの情報が含まれる。
また、 シー ン階層の 「シー ンメ モ」 の欄には、 上記撮影状況 情報と して、 例えば、 取材担当者がシー ン レベルで気づいた連 絡事項、 注意事項および提案事項、 撮影したシー ンの特徴およ び印象、 シーンの撮影作業で発生した事項な どのシーンメ モ内 容 ( [ D s c ] の項目) などの情報が含まれる。
また、 カ ッ ト階層の 「カ ッ ト メ モ」 の欄には、 上記撮影状況 情報と して、 例えば、 取材担当者がカ ツ ト レベルで気づいた連 絡事項、 注意事項および提案事項、 撮影したカ ツ ト の特徴およ び印象、 カ ツ ト の撮影作業で発生した事項などのカ ツ ト メ モ内 容 ( [ D s c ] の項目) などの情報が含まれる。
また、 テイ ク関連付け情報は、 上記テイ ク のビデオデータな どを、 カ ッ ト に関連付けるためのメ タデータである。 かかるテ イ ク 関連付け情報は、 例えば、 取材部署または編集部署担当者 の入力に基づいて、 取材用端末装置 2 0 または編集用端末装置 3 0 によって生成され、 プロ グラムメ タデータのカ ツ ト階層内
の 「テイ ク関違付け情報」 の欄に書き込まれる。 映像プロ グラ ムの制作を分担する各部署は、 かかるテイ ク関連付け情報を閲 覧する こ と によ り 、 カ ツ ト に対していかなるテイ ク が割 り 当て られているかを把握でき る。 さ らに、 編集用端末装置 3 0 な ど も、 例えば、 かかるテイ ク 関連付け情報に基づいて、 カ ッ ト と テイ ク の関連性を自動的に判断する こ と ができ る。
よ り 具体的には、 このテイ ク関連付け情報は、 図 2 に示すよ う に、 例えば、 「テイ クデータ」 ( 「テイ ク番号」 、 「 I n点」 および 「 O u t 点」 ) 情報、 「 O K / N G」 情報、 「ビデオフ アイル名」 情報、 「ロー レゾファイル名」 情報おょぴ 「テイ ク メ タデータ フ ァイル名」 情報な どからなる。
「テイ クデータ」 の欄には、 例えば、 テイ ク毎に付される 固 有の番号であるテイ ク番号 ( [ N o ] の項目) 、 編集作業にお いて決定された編集開始位置 ( I n点) の タ イ ム コ ー ドである I n点情報 ( [ I n ] の項目) と、 編集終了位置 ( O u t 点) の タ イ ム コ ー ドである O u t 点情報 ( [ O u t ] の項目) な ど の情報が含まれる。
また、 「 O K / N G」 の欄には、 例えば、 当該カ ッ ト に関連 付け られた 1 又は 2 以上のテイ ク の中から、いずれを採用(「 0 K」 ) し、 いずれを不採用 ( 「 N G」 ) とするかを表す情報で ある O K Z N G情報が含まれる。
また、 「ビデオフ ァ イ ル名」 の欄には、 当該テイ ク のオリ ジ ナル映像が記録されている フ ァ イ ル名の情報が含まれ、 「 ロ ー レ ゾ フ ァ イ ル名」 の欄には、 当該テイ ク の ロ ー レゾ映像が記録 されているフ ァ イ ル名の情報が含まれる。 また、 「テイ ク メ タ デー タ フ ァ イ ル名」 の欄には、 関連付けられたテイ ク に対応す
るテイ ク メ タデータ (後述する) のフ ァイ ル名 の情報が含まれ る。
上記の よ う な情報を含むテイ ク 関連付け情報に よ って、 プロ グラ ムメ タデータ 内のカ ッ ト に対 して、 テイ ク を従属 させる こ と ができ る。 例えば、 図 2 の例では、 プロ グラ ム I D : 「 P 2 0 0 2 — 1 0」 、 取材 I D : 「 A 2 0 0 2 — 1 0 0 1 」 、 シー ン番号 : 「 1 」 、 カ ッ ト番号 : 「 1 」 で特定される カ ッ ト (最 上段の欄のカ ッ ト) には、 テイ ク番号 「 1 」 および 「 2 」 で特 定される 2つのテイ ク が リ ンク されてレヽる。 こ の よ う に、 ティ ク 関連付け情報は、 企画構成部署側で意図 したカ ツ ト と 、 取材 部署側で得た実際の映像素材 と を結びつける機能を有する。
以上、 図 2 に基づいて、 プロ グラ ムメ タデータ の構成及ぴ内 容について説明 した。 なお、 プロ グラ ムメ タデータ の内容は、 上記例に限定されず、 上記以外にも、 例えば、 取材用機材の指 示、 制作スケジュール、 作業の進埗状況、 代表的な静止画像 (サ ムネイルデータ) 、 他部署の作業に関する メ モな ど、 映像プロ グラ ムの制作に関わ る各種のメ タデータ を含むよ う に して も よい。
と こ ろで、 上記図 2 では、 説明の便宜のため、 プロ グラ ムメ タデータ を表形式で表示された態様で表現 した。 しか し、 かか るプロ グラ ムメ タデータ は、 実際には、 例えば X M Lで記述さ れた X M L文書データである。
こ こで、 図 3 およぴ図 4 に基づいて、 本実施形態にかかるプ ロ グラ ムメ タデータ の X M L に よ る記述例について説明する、 なお、 図 3 およぴ図 4 は、 上記図 2 で説明 したプロ グラ ムメ タ データ の X M L によ る記述例を示す説明図である。
図 3 および図 4 に示すよ う に、 プロ グラ ムメ タデータ は、 例 えば、 本願発明者らがプロ グラ ムメ タデータ用 に独自 に開発 し た X M L表記形式で記述されている。 当該プロ グラ ムメ タデー タ の表記形式が、 かかる独自 の X M L表記形式である こ と は、 例えば、 実質的な先頭の開始タ グである く P r o g r a m M e t a d a t a i d = " P 2 0 0 2 - 1 0 " t i t 1 e = " 東西麵つゆの境界線" >のタ グ (即ち、 「 B」 のタ グ) によ り 、 識別する こ と ができ る。
かかる プロ グラ ム メ タデータ の記述内容を詳細に説明する と 、 まず、 「 A」 の部分は、 X M L宣言を行 う 部分である。 ま た、 「 B」 および 「 B , 」 の部分は、 上記プロ グラ ム識別階層 に含まれる情報が記述されている部分であ り 、 かかる部分によ り 当該プロ グラ ム メ タ データ がいかな る 映像プロ グラ ム に属 する も のである かを識別する こ と ができ る。 また、 「 C」 およ ぴ 「 C, 」 のタ グは、 これ らのタ グで囲まれる部分には、 プロ グラ ムメ タデー タ の コ ンテンツが記述されている こ と を表す。
「 D」 の部分は、 取材 I Dが 「 A 2 0 0 2 — 1 0 0 1 」 であ る取材について、 上記取材階層の 「取材指示」 に含まれる情報 が記述されている部分である。 また、 「 E」 の部分は、 当該取 材について 「取材メ モ」 に含まれる情報が記述されている部分 である。
「 F」 の部分は、 上記取材における シー ン番号 1 の シー ン (以 下では、 シーン 1 と い う 。 他の番号、 他の階層について も 同様 とする。 ) について、 上記シーン階層おょぴカ ツ ト 階層に含ま れる情報が記述されている部分である。 詳細には、 シー ン 1 は 例えばカ ツ ト 1 およびカ ツ ト 2 カゝ ら構成されてお り 、 さ ら に、
カ ツ ト 1 にはテイ ク 1 と テイ ク 2 が従属 し、 カ ツ ト 2 にはティ ク 3 が従属 している。 従って、 「 G J の部分には、 カ ッ ト 1 に ついて、 上記カ ツ ト 階層の 「カ ツ ト指示」 および 「カ ツ ト メ モ」 に含まれる情報と 、 テイ ク 1 およびテイ ク 2 についての 「ティ ク 関連付け情報」 に含まれる情報が記述 さ れてい る。 一方、 Γ H」 の部分には、 カ ッ ト 2 について、 上記カ ッ ト階層の 「力 ッ ト指示」 お よび 「カ ッ ト メ モ」 に含まれる情報 と 、 テイ ク 3 についての 「テイ ク 関連付け情報」 に含まれる情報が記述され ている。 また、 「 I 」 の部分には、 シーン 1 についての 「シー ンメ モ」 に含まれる情報が記述されている。
「 J 」 の部分は、 上記取材における シーン 2 について、 上記 シーン 1 の場合と 同様に して、 シーン階層およびカ ツ ト 階層に 含まれる情報が記述されている部分である。 なお、 こ の 「 J 」 の部分の後には、 取材 I Dが 「 A 2 0 0 2 — 1 0 0 2 J である 取材についてのメ タデータ が記述されている が、 この記载は省 略する。
以上、 プロ グラ ムメ タデータ の X M L によ る記述例について 説明 した。 上記の記述例では、 例えば、 < A s s i g n m e n t >、 < S c e n e >、 く C u t >、 く T a k e >タ グな どを用レヽて、 プロ グラ ムメ タデータ に含まれる メ タデータ を分割 して、 分か り 易 く 記述している ので、 任意のユーザがかかるプロ グラ ムメ タデータ を容易に理解、 修正する こ と ができ る。 なお、 上記記 述例では、 タ グ名や X M L文書構造な どのメ タデータ表記形式 を、 本願発明者ら によ る独 自 の表記形式と したが、 かかる例に 限定されず、 同様の内容のプロ グラ ムメ タデータ を、 後述する 別のメ タデータ表記形式で記述する こ と も可能である。
< 2 . 3 テイ ク メ タデータ >
次に、 図 5 に基づいて、 本実施形態で利用 される メ タデータ の具体例であるテイ ク メ タデータ について詳細に説明する。 な お、 図 5 は、 本実施形態にかかるテイ ク メ タデータ の構成を例 示する説明図である。
図 5 に示すよ う に、 テイ ク メ タデータ は、 例えば、 個々 のテ ィ ク に対応する撮影状況、 撮影条件等に関する メ タデータ であ り 、 例えば、 テイ ク ごと に 1 つのメ タデータ フ ァイルで管理さ れる も のである。 こ のテイ ク メ タデータ は、 例えば、 撮像装置 4 0 によっ てあるテイ ク の ビデオデータ が記録される と 、 こ の テイ ク の ビデオデータ と 1 対 1 対応 して作成される。 換言する と 、 例えば、 テイ ク の撮影が行われる度に、 新たなテイ ク メ タ データ フ ァ イ ルが作成される。 また、 かかるテイ ク メ タデータ は、 例えば、 上記プロ グラ ムメ タデータ 内のテイ ク 関連付け情 報によっ て、 同一のテイ ク の ビデオデータ と と も に上記カ ツ ト 階層のカ ツ ト に関連付け られても よい。
次に、 テイ ク メ タデータ の内容について詳細に説明する。 テ イ ク メ タデータ には、 例えば、 テイ ク撮影条件情報、 テイ ク撮 影状況情報な どのメ タデータ が含まれている。 こ のテイ ク撮影 条件情報 と は、 例えば、 テイ ク の撮影条件や、 機器のセ ッ ト ァ ップ情報、 撮影状態その他のテイ ク に関する客観的なメ タデー タである。 かかるテイ ク撮影条件情報は、 例えば、 撮像装置 4 0 な どによ って 自 動的に生成され、 テイ ク メ タデータ内に書き 込まれる。 また、 テイ ク撮影状況情報と は、 例えば、 テイ ク の 撮影処理 レベルでの撮影状況に関する 主観的なメ タ データ で ある。 かかるテイ ク撮影状況情報は、 例えば、 取材部署担当者
の入力に基づレヽてフ ィ ール ド P C 5 0 などによって生成され、 テイ ク メ タデータ内に書き込まれる。
具体例を挙げて説明する と 、 図 5 に示すよ う に、 テイ ク メ タ データには、 上記テイ ク撮影状況情報と して、 例えば、 テイ ク の撮影時において、 取材担当者が気づいた連絡事項、 注意事項 および提案事項、 テイ ク の特徴および印象、 テイ ク の撮影作業 で発生した事項、 当該テイ ク の ビデオデータに関する事項な ど のテイ ク メ モ内容 ( [ D s c ] の項目) な どの情報が含まれる。
また、 テイ ク メ タデータ には、 上記テイ ク撮影条件情報と し て、 例えば、 当該テイ ク の撮影を行った 日付 ( [ D a t e ] の 項目) 、 テイ ク の撮影を行った時刻 ( [ T i m e ] の項目) 、 当該テイ ク の撮影を行った場所の緯度および経度情報 ( G P S 情報な ど) ( [ P o s ] の項目) 、 当該テイ ク の撮影を行った 撮像装置 4 0 の機種や機器番号 ( [M a c i n e ] の項目) 、 機器設定情報 ( [ S e t u p ] の項目) な どの情報が含まれる。
こ の う ち、 機器設定情報は、 例えば、 当該テイ ク の撮影を行 つた撮像装置 4 0 のセ ッ トア ップ情報などである。 この機器設 定情報は、 例えば、 テイ ク撮影時のカ メ ラ のフ ィ ルタ の種類、 ホワイ トバラ ンススィ ッチ、 ゲイ ンスィ ッチ、 D C C (ダイ ナ ミ ッ ク コ ン ト ラス ト コ ン ト ロ ーノレ ) スィ ッチ、 シャ ツ タ スイ ツ チ、 ェク ステ ンダースイ ッチ等の状態 (スイ ッチの o n Z o f f やレベル等) な どである。
また、 テイ ク メ タデータは、 上記以外にも、 例えば、 対応す る ビデオデータ 内の代表的な静止画像に関するサムネイ ルデ ータ、 当該ビデオデータのコ ンテンツの特徴点に関する電子マ ークデータ な どを含んでも よい。
また、 例えば、 上記プロ グラ ムメ タデータ に含まれていたテ イ ク 関連付け情報を、 テイ ク メ タデータ に含める よ う に して も 良い。 即ち、 テイ ク メ タデータ T Mが、 例えば、 対応する ビデ ォデータ の ビデオデータ フ ァイル名情報、 ロ ー レゾフ ァイル名 情報や、 当該ビデオデータ の I n 点おょぴ O u t 点情報、 ティ ク番号、 O K / N G情報な どを含むよ う に しても よい。
以上、 図 5 に基づいて、 テイ ク メ タデータ の構成及ぴ内容に ついて説明 した。 以上の よ う なテイ ク メ タデータ を参照する こ と によ っ て、 映像プロ グラムの制作を分担する各部署は、 例え ば、 テイ ク メ タデータ に対応する ビデオデータ の内容、 撮影条 件、 機器のセ ッ ト ア ップ状態な どを把握でき る。 かかるテイ ク メ タデータ 内の情報は、 特に、 編集部署において ビデオデータ の編集作業を行 う 際に有用である。
と こ ろで、 上記図 5 では、 説明の便宜のため、 テイ ク メ タデ 一タ を表形式で表示された態様で表現した。 しか し、 かかるテ イ ク メ タデータ は、 実際には、 例えば X M L で記述された X M L文書データ である。
こ こで、 図 6 に基づいて、 本実施形態にかかるテイ ク メ タデ ータ の X M L に よ る記述例について説明する 、 なお、 図 6 は、 上記図 5 で説明 したテイ ク メ タデータ の X M L に よ る記述例 を示す説明図である。
図 6 に示すよ う に、 テイ ク メ タデータ は、 例えば、 本願発明 者 ら がプロ グラ ム メ タデータ用 に独 自 に開発 した X M L表記 形式で記述されている。 当該プロ グラ ムメ タデータ の表記形式 が、 かかる独自 の X M L表記形式である こ と は、 例えば実質的 な先頭の開 合タ グであ る く T a k e M e t a d a t a n o
= " 1 " >のタ グ (即ち、 「 B 」 のタ グ) によ り 、 識別する こ と ができ る。
かかるテイ ク メ タデータの記述内容を詳細に説明する と 、 ま ず、 「 A」 の部分は、 X M L宣言を行 う 部分である。 また、 「 B 」 および 「: B ' 」 の部分は、 テイ ク メ タデータ を識別するための 情報が記述されている部分であ り 、 かかる部分によ り 当該ティ ク メ タデータがいかなるテイ ク に属する も のであるかを識別 する こ と ができ る。
「 C」 の部分は、 当該テイ ク に関するテイ ク撮影状況情報 (即 ち、テイ ク メ モ内容)が記述されている部分である。また、 「 D J の部分は、 当該テイ クの撮影を行った 日付、 時間、 緯度経度の 情報が記述されている部分である。 また、 「 E」 の部分は、 当 該ティ ク の撮影を行った撮像装置 4 0 の機種や機器番号、 およ び機器設定情報が記述されている部分である。
以上、 テイ ク メ タデータの X M L によ る記述例について説明 した。 なお、 上記記述例では、 タ グ名や X M L文書構造な どの メ タデータ表記形式を、 本願発明者らによる独自 の表記形式と したが、 かかる例に限定されず、 同様の内容のテイ ク メ タデー タを、 後述する別のメ タデータ表記形式で記述する こ と も可能 である。
< 2 . 4 メ タデータの別の表記形式 >
上記では、 例えばメ タデータプロ グラ ムメ タデータおよびテ イ ク メ タデータが、 例えば、 本願発明者ら独自 の X M Lベース の表記形式で記述されている場合について詳細に説明 した。 し かし、 本実施形態にかかるメ タデータは、 例えば、 上記表記形 式以外にも、 映像作品の制作分野において用いられる任意の X
M Lベース の表記形式で記述されていても よい。 かかる X M L ベース の表記形式で記述されたメ タデータ は、 各標準化団体の 方針やユーザの個別要求な どに応 じて多様な も のが存在する が、 その具体例を挙げると、 例えば、 「D u b l i n C o r eメタデ 一タ」 、 「MP E G— 7メタデータ」 、 「 G e n e v a S c h e m e メタデータ」 、 「MO Sメタデータ」 、 その他、 「カスタマ一独自のメ タデータ」 などがある。
詳細には、 「 D u b l i n C o r eメタデータ」 は、 D u b l i n C o r e Me t a d a t a I n i t i a t i v eによって制定さ れた標準仕様で記述されたメタデータであ り 、 限定された少数の要 素を標準化 して記述する こ と を特徴と する。 また、 「M P E G _ 7 メ タデータ」 は、 M P E G— 7 ( Moving Picture Expert Group) 規格のメタデータである。 また 「G e n e v a S c h e m e メタデータ」 は、 B P R Lで検討中の MX F G e n e v a S c h e m eの XML版のメタデータである。 また、 「M O S メ タデータ」 は、 M O S ( Media Object Server) プロ ト コノレに基づく メ タ データ である。 また、 「カ ス タマ一独自 のメ タデータ」 は、 各 ユーザが、 上記標準化メ タデータ を基に、 或いは全く 独 自 に、 自 己 の要望に応 じて作成 したメ タデータ な どである。 く 3 . メ タデータ変換の概容 >
次に、 本実施形態にかかる メ タデータ の変換の概要について 説明する。
上記映像プロ グラ ム制作支援シス テ ム 1 を構成する各端末 装置は、 例えば、 X M Lベース のメ タデータ を解釈して、 かか る メ タ デー タ に基づいて所定の処理を実行する メ タデータ ァ
プ リ ケーシ ョ ン処理部を備えている。 こ のメ タデータ アプ リ ケ ーシ ヨ ン処理部は、 例えば、 ある特定の表記形式のメ タデータ に対応 して構成されてお り 、 それ以外の表記形式のメ タデータ が入力 されて も認識、 処理する こ と ができ ない。
一方、 X M Lではシ ンタ ッ ク ス が厳密に規定されている こ と か ら、 X M Lで記述されたメ タデータ の表記形式は、 例えば X S L T I, Extensible Stylesheet Language Transformations) な どを用いて容易に変換する こ と ができ る。 従っ て、 例えば、 X S L Tエンジンな どの変換エンジンを、 上記メ タデータ ァ プ リ ケーシ ョ ン処理部の入出力処理部に導入する こ と によ り 、 メ タデータ アプ リ ケーシ ョ ン処理部は、 任意の表記形式のメ タデ ータ の入出力に対応する こ と ができ る。
こ こで、 図 7 に基づいて、 この よ う な X S L Tエ ンジンによ る メ タデータ変換の概略について説明する。 なお、 図 7 は、 本 実施形態にかかる X S L Tエ ンジンに よ る メ タ データ の変換 を概念的に示す説明図である。
図 7 に示すよ う に、 例えば、 撮像装置 4 0 な どの各端末装置 のメ タデータ入出力処理部には、 X S L Tエンジン 7 0 が設け られている。 こ の X S L Tエ ンジ ン 7 0 は、 例えば、 外部力、 ら 提供された XM Lベース の任意の表記形式のメ タデータ (以下 では、 外部メ タデータ と い う 。 ) 7 2 を、 変換テーブル 7 4 を 用いて、 メ タデータ アプ リ ケーシ ョ ン処理部 8 0 が対応可能な 表記形式のメ タデータ (以下では、 内部メ タデータ と レヽ う 。 ) 7 6 に変換する こ と ができ る。 こ の変換テーブル 7 4 は、 外部 メ タデータ と 内部メ タ データ と の変換ルールを定義 した変換 定義書であ り 、 X S L ( extensible Stylesheet Language) 文
書などである。
こ の よ う な X S L文書な どの変換テーブル 7 4 や X S L T エンジン 7 0 は、 X M L分野で汎用的に用い られている標準化 技術であ り 、 記述内容や構造が分かり 易い上、 これらに関する 多様な有効な変換データ生成ツールが入手可能な状態にある。 このため、 任意のユーザが、 変換テーブル 7 4や X S L Tェン ジン 7 0 を、 容易にカスタマイズする こ と が可能である。
上記端末装置内に設け られたメ タデータ アプリ ケーシ ョ ン 処理部 8 0 は、 例えば、 D O M ( Document Object Model) 等 の標準 A P I ( Application Programming Interface) 7 8 な どを介して、 上記内部メ タデータにアクセスする こ と ができ る こ の内部メ タデータ 7 6 は、 上記 X S L Tエンジン 7 0 によつ てメ タデータアプ リ ケーシ ョ ン処理部 8 0 が対応可能な表記 形式に変換されている。 このため、 メ タデータアプリ ケーショ ン処理部 8 0 は、 こ の内部メ タデータ 7 6 を認識して、 かかる メ タデータに基づいて所定の処理を実行する こ と ができ る。
上記のよ う に、 例えば、 メ タデータ入出力処理部に X S L T エンジン 7 0 な どの変換エンジンを導入する こ と によ り 、 予め 定めた変換テーブル 7 4 を別途準備するだけで、 撮像装置 4 0 な どの各端末装置が、 外部から提供された任意の表記形式のメ タデータを容易に認識、 処理する こ と が可能と なる。
一方、 上記 X S L Tエンジン 7 0 は、 例えば、 内部メ タデー タ 7 6 を、 変換テーブル 7 4 を用いて、 任意の表記形式の外部 メ タデータ 7 2 に逆変換する こ と もでき る。 これによ り 、 各端 末装置は、 内部で生成 · 編集したメ タデータ を、 外部機器で用 い られる メ タデータ の表記形式に変換して出力する こ と も可
能である。
< 4 . 撮像装置 >
次に、 上記メ タデータの変換機能を備えたビデオ信号処理装 置と して、 本実施形態にかかる ビデオ信号記録装置である撮像 装置 4 0 について詳細に説明する。
< 4 . 1 撮像装置の構成 >
まず、 図 8 に基づいて、 本実施形態にかかる撮像装置 4 0 の 構成について説明する。 なお、 図 8 は、 本実施形態にかかる撮 像装置 4 0 の概略的な構成を示すブロ ック 図である。
図 8 に示すよ う に、 撮像装置 4 0 は、 C P U 4 0 2 と、 メ モ リ 部 4 0 4 と、 操作部 4 0 6 と、 表示部 4 0 8 と、 音声出力部 4 1 0 と 、 通信部 4 1 2 と 、 外部イ ン タ フ ェ ース 4 1 4 と、 力 メ ラブロ ッ ク 4 1 6 と、 ディ スク装置 4 1 8 と、 変換テーブル データベー ス 4 2 0 と、 メ タデータ生成部 4 2 2 と、 メ タデー タ入出力処理部 4 3 0 と 、 メ タデータアプ リ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 と を備える。
C P U 4 0 2 は、 演算処理装置および制御装置と して機能し 撮像装置 4 0 の各部の処理を制御する こ と ができ る。 また、 メ モ リ 部 4 0 4 は、 例えば、 R A M、 R O M , フ ラ ッ シュ メ モ リ な どで構成されてお り 、 C P U 4 0 2 の処理に関するデータ等 の各種データ、 および C P U 4 0 2 の動作プ ロ グラ ム等を記憶 または一時記憶する機能を有する。
操作部 4 0 6 は、 例えば、各種のボタ ン、 レバー、 ダイヤル、 タ ツチパネルな どの操作手段などから構成される。 カメ ラマン は、かかる操作部 4 0 6 を手動で操作する こ と によ り 、例えば、
電源 o n Z o f f 操作、 撮影操作、 ビデオデータの記録 ' 再生 操作、 ズーム操作、 モー ド変更操作、 メ タデータ の閲覧、 作成、 編集操作な どを行う こ と ができ る。 C P U 4 0 2 は、 こ の操作 部 4 0 6 に対する操作内容に基づいて、 例えば、 レンズの絞 り またはズームの調整、 記録開始または終了な どの各種処理を力 メ ラプロ ッ ク 4 1 6 の各部に実行させる ための指示信号を生 成する。 また、 こ の操作部 4 0 6 には、 例えば、 上記フィルタ 切替スィ ッチ、 ホ ワイ トノ《ラ ンススィ ッチ、 ゲイ ンスィ ッチ、 D C Cスィ ッチ、 シャ ツ タスイ ッチ、 ェク ステンダースイ ッチ 等も含まれる。
表示部 4 0 8 は、 ディ スプレイ装置であ り 、 例えば、 ビュー ファイ ンダー、 液晶モニタなどで構成される。 こ の表示部 4 0 8 は、 撮影中のビデオデータ、 または再生したビデオデータな どを表示する こ と ができ る。 これによ り 、 カメ ラマンは、 例え ば、 表示部 4 0 8 を見なが ら、 撮影する被写体の確認、 撮像中 のモニタ リ ング、 光ディ スク 3 に記録されたビデオデータのチ エ ッ ク 、 或いはビデオデータの簡単な編集作業などを行う こ と ができ る。 さ らに、 こ の表示部 4 0 8 は、 例えば、 セ ッ トア ツ プ情報や上記プロ グラムメ タデータな どの各種メ タデータ を、 単独で或いは映像と重畳させて表示する こ と もでき る。
音声出力部 1 1 0 は、 ス ピーカなどの発音装置と音声データ 処理装置等から構成されてお り 、 ビデオデータの音声などを出 力する こ と ができ る。また、こ の音声出力部 1 1 0 は、例えば、 後述する メ タデータ アプ リ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 によ って 読み上げられた制作指示情報等のメ タデータ を音声出力する こ と などもでき る。
通信部 4 1 2 は、 例えば、 企画用端末装置 1 0 および編集用 端末装置 3 0 な どの外部機器と の間でネ ッ ト ワーク 5 を介 し て、 各種メ タデータや、 ローレゾ映像のビデオデータな どの各 種データ を送受信する こ と ができ る。 例えば、 この通信部 4 1 2 は、 外部の機器から提供されたメ タデータ を受信して、 こ の メ タデータ をメ タデータ入出力処理部 4 3 0 に出力する こ と ができ る。 また、 かかる通信部 4 1 2 は、 例えば S D I (Serial Digital Interface) により上記データ をネ ッ ト ワーク 5 を介して 送信する場合には、 K L V (Key Length Value) 符号化な どの 符号化処理をする こ と もでき る。
外部イ ンタ フェース 4 1 4 は、 撮像装置 4 0 に例えば U S B ( Universal Serial Bus 、 S C S I ismal丄 Computer System Interface) な どの規格で接続された周辺機器と の間で、 データ の送受信を行 う部位である。 また、 こ の外部イ ンタ フェース 4 1 4 は、 例えば、 メ モ リ ーカー ド、 メ モ リ ースティ ッ ク 、 フ レ キシブルディ スク な どの記録媒体に対して、 メ タデータな どの 各種データ を読み書きするイ ンタ フ ェース と して機能する こ と もでき る。
カメ ラブロ ック 4 1 6 は、 撮影処理を行い、 ビデオデータ を 生成する機能を有する。 このカメ ラブロ ッ ク 4 1 6 は、例えば、 被写体を撮像して映像信号を出力する撮像部 と、 撮影環境の音 声を収集し音声信号を生成するマイ ク部と、 映像信号および音 声信号な どからなる ビデオ信号を処理する ビデオプロ セ ッサ と 、 ビデオ信号を M P E G 1 、 2 な どの方式で圧縮して上記口 ー レゾ映像な どを生成する ビデオ圧縮部と、 タイ ムコー ドを生 成してビデオデータ に付加するタイ ムコー ド生成部 (いずれも
図示せず。 ) などを備える。
こ の う ち撮像部は、 例えば、 光学系ブロ ック と、 駆動系プロ ック と、 C C D ( Charge Coupled Device) 等の撮像素子 (撮 像デバイス) な どから構成されている。 光学系ブロ ッ ク は、 レ ンズ、 絞 り 、 フィルタなどからな り 、 被写体からの光学像を撮 像素子に入射させる こ とができ る。駆動系プロ ッ ク は、例えば、 レ ンズの絞 り 、 ズーム、 露出、 フ ォーカ スなどを調整する こ と ができ る。 撮像素子は、 受光面に 2次元的に設け られた光電変 換素子からなる複数の画素によ り 、 上記光学像を光電変換して 電気的な映像信号を出力する こ と ができ る。
また、 ビデオプロセ ッサは、 例えば、 撮像部によ り 生成され' た映像信号に対して、 A/ D変換処理、 ゲイ ン調整 ( A G C ) 処理、 ホワイ トパランス処理、 (ガンマ) 補正処理、 シエー デイ ング補正、 輪郭補正するためのアパーチャ.一 ( aperture) 処理、 ノイズ減少させるための CD S (Correlated double sampling circuit: 相関 2重サンプリ ング) 処理な どを実行する。 また、 このビデオプロセ ッサは、 音声信号な どを処理する こ と もでき る。
ディ スク装置 4 1 8 は、 例えば、 光ディ スク 3 な どの記録媒 体に対して、 上記カメ ラブロ ッ ク 4 1 6 が生成したビデオデー タ (ビデオ信号) を記録する こ と ができ る。 また、 こ のディ ス ク装置 4 1 8 は、 例えば、 上記記録媒体などに対して、 例えば メ タデータ生成部 4 2 2 な どが生成 '編集したメ タデータ を記 録する こ と もでき る。 かかる観点では、 このディ スク装置 4 1 8 は、 例えば、 記録媒体にビデオ信号と メ タデータを関連付け て記録する ビデオ信号記録部と して機能する こ と ができ る。 ま
た、 ディ ス ク装置 4 1 8 は、 例えば、 上記記録媒体に記録され た ビデオデータ を再生する こ と もでき る。 また、 かかるデイ ス ク装置 4 1 8 は、 外部から提供された記録媒体に記録されてい る メ タデータ を読み出 して、 メ タデータ入出力処理部 4 3 0 に 出力する こ と もでき る。
変換テーブルデータベース 4 2 0 は、 本実施形態にかかる特 徴部であ り 、 例えば、 上記メ タデータ の変換テーブルを貯蔵す る記録装置である。 こ の変換テーブルは、 外部から提供された メ タデータ (即ち、 上記外部メ タデータ) と 、 撮像装置 4 0 が 対応可能な表記形式のメ タデータ (即ち、上記内部メ タデータ) と 間の変換定義が記述された X S L文書な どである。 変換テー ブルデータベース 4 2 0 には、 多様な種類の外部メ タデータ に 対応 した変換テーブルが、 例えば複数記録されている。 なお、 かかる変換テーブルは、例えば、外部か ら上記ネ ッ ト ワーク 5 、 ま たはメ モ リ ーカー ド等の記録媒体を介 して提供さ れて も よ い し、 或いは取材部署担当な どの入力に基づいて撮像装置 4 0 内で生成されても よい。
メ タデータ生成部 4 2 2 は、 例えば、 テイ ク メ タデータ等の メ タデータ を新規に生成する機能を有する。
具体的には、 メ タデータ生成部 4 2 2 は、 例えば、 上記ティ ク 毎にティ タ メ タデータ を新規に作成 し、 作成 したティ タ メ タ デー タ の コ ンテンツ と して上記テイ ク 撮影条件情報な どを記 入する こ と ができ る。
よ り 詳細には、 カ メ ラプロ ッ ク 4 1 6 によっ て 1 回のテイ ク の撮影処理がな された場合に、 メ タデータ生成部 4 2 2 は、 例 えば、 かかるテイ ク に関するテイ ク メ タデータ のフ ァイルを 自
動的に新規作成する。 次いで、 メ タデータ生成部 4 2 2 は、 例 えば当該テイ ク に関する撮影条件、 セッ トア ップ情報などを撮 像装置 4 0 内の各部から収集し、 上記テイ ク撮影条件情報を 自 動的に生成する。 例えば、 メ タデータ生成部 4 2 2 は、 上記タ ィ ム コ一 ド生成部から、 当該テイ ク の撮影処理を開始した 日付 および時間情報を取得した り 、 メ モ リ 部 4 0 4 などから A G C ゲイ ンの レベル、 ホワイ ト ノ《ラ ンススィ ツチの状態および D C C スィ ッ チの o n / o f f な どの撮像装置 4 0 の設定情報を 取得した り でき る。 さ らに、 メ タデータ生成部 4 2 2 は、 こ の よ う に生成したテイ ク撮影条件情報を、 例えば、 上記新規作成 したテイ ク メ タデータ のフ ァイルに、 X M Lをベース と した内 部メ タデータの表記形式で記述する。 なお、 以上のよ う に して 作成されたテイ ク メ タデータ などは、 例えば、 メ モ リ 部 4 0 4 や光ディ スク 3 などに記録される。
メ タデータ入出力処理部 4 3 0 は、 本実施形態にかかる特徴 部であ り 、 上記図 7 で説明 したよ う に、 例えば、 外部メ タデー タ を內部メ タデータに変換した上で、 メ タデータアプリ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 に対して出力する機能を有する。 こ のメ タデ ータ入出力処理部 4 3 0 は、 例えば、 メ タデータ表記形式識別 部 4 3 2 と、 変換テーブル選択部 4 3 4 と、 メ タデータ表記形 式変換部 4 3 6 と を備える。
以下に、 図 9 〜図 1 1 を参照しなが ら、 かかるメ タデータ入 出力処理部 4 3 0 の各部の機能について詳細に説明する。 なお 図 9 は、 外部メ タデータの一例である M O S メ タデータによ る 取材指示情報の記述例を示す説明図である。 また、 図 1 0 は、 M O S メ タデータおょぴ内部メ タデータ に対応 した変換テー
ブルの具体例を示す説明図である。 また、 図 1 1 は、 変換され た内部メ タ デー タ に よ る取材指示情報の記述例を示す説明図 である。
メ タデータ表記形式識別部 4 3 2 は、 外部メ タデータ の表記 形式を識別する機能を有する。 詳細には、 こ のメ タデータ表記 形式識別部 4 3 2 には、 例えば、 企画用端末装置 1 0 な ど外部 から提供された外部メ タデータが、 通信部 4 1 2 、 外部イ ンタ フ ェース 4 1 4 またはディ ス ク 装置 4 1 8 な ど を介 して入力 される。 こ の外部メ タデータ は、 例えば、 X M Lで記述されて いる が、 その表記形式が内部メ タデータ と は異なる もの と する メ タデータ表記形式識別部 4 3 2 は、 例えば、 このよ う に入 力 された外部メ タデータ か ら タ グを検出する こ と によ り 、 こ の 外部メ タデータ の表記形式を識別する こ と ができ る。 即ち、 X M Lで記述されたメ タデータ は、 開始タ グがメ タデータ の種類 ごと に規定されている。 このため、 メ タデータ表記形式識別部 4 3 2 は、 例えば、 外部メ タデータ 内に記述されている先頭ま たは最後の開始タ グな どを検出する こ と に よ り 、 当該外部メ タ データ の種類を特定する こ と ができ る。
例えば、 M P E G— 7 メ タデータ は、 必ずく M p e g 7 〉な る タ グで開始し、 く / M p e g 7 >なる タ グで終了する。 よ つ て、 メ タデータ表記形式識別部 4 3 2 は、 < M p e g 7 >及び < /M p e g 7 >のタ グを検出 した場合には、 当該メ タデータ はく M p e g 7 > フ ォーマ ツ ト で記述 さ れたメ タ データ あ る と 特定する。 また、 例えば、 < T a k e M e t a d a t a >及 びく / T a k e M e t a d a t a > と い う タ グを検出 した場 合には、 本願発明者 ら独 自 の表記形式のティ タ メ タデータであ
る と特定する。
外部メ タデータ の実例をあげて よ り 具体的に説明する と 、 例 えば、 図 9 に示すよ う な外部メ タデータ が、 メ タデータ表記形 式識別部 4 3 2 に入力 された とする。 こ の場合には、 メ タデー タ表記形式識別部 4 3 2 は、 例えば、 先頭および最後のタ グで あ る く m o s >及びく Z m o s > の タ グを検出する こ と に よ り 、 当該外部メ タデータ が M O S メ タデータ である と識別する こ と ができ る。
変換テーブル選択部 4 3 4 は、 変換テーブル D B 4 2 0 に記 録されている例えば複数の変換テーブルの中から、 上記メ タデ ー タ表記形式識別部 4 3 2 に よ っ て識別 さ れた外部メ タデー タ の表記形式に対応する変換テーブルを選択する機能を有す る。 即ち、 変換テーブル選択部 4 3 4 は、 外部メ タデータ を内 部メ タデータ に変換する ための変換テーブルを選択する こ と ができ る。
例えば、 外部メ タデータ の種類が図 9 に示 したよ う な M O S メ タデータである と識別された場合には、 変換テーブル選択部 4 3 4 は、例えば、外部メ タデータである M O S メ タデータ と 、 内部メ タデータ であ る本願発明者 ら独 自 形式のプロ グラ ム メ タデータ と に対応する変換テーブルを選択する。 こ の変換テー ブルには、 図 1 0 に示すよ う に、 M O S メ タデータ のタ グを内 部メ タデー タ のタ グに変換するため の、 タ グ名変換ルールが記 述されてレ、る。 例えば、 M O S メ タデータ の < a f O b j >な る タ グは、 内部メ タデータ のく A q u i s i t i o n 〉なる タ グに変換する よ う 定義されている。 また、 例えば、 M O S メ タ データ のく a f I D >なる タ グは、 内部メ タデータ のく A s s
i g n m e n t @ i d >なる タ グに変換する よ う 定義されて いる。 なお、 こ のく A s s i g n m e n t @ i d >タ グに変換 する と は、 M O S メ タデータ の 「 a f I D」 要素の内容を、 内 部メ タデータ の 「 A s s i g n m e n t 」 要素が持つ i d属性 と して、 記述する こ と を意味する。
メ タデータ表記形式変換部 4 3 6 は、 上記変換テーブル選択 部 4 3 4 によって選択された変換テーブルに基づいて、 外部メ タデータ の表記形式を内部メ タデータ の表記形式に変換する 機能を有する。 こ のメ タデータ表記形式変換部 4 3 6 は、 例え ば、 X S L Tエ ンジンな どの変換エ ンジ ンで構成されてお り 、 上記図 7 の X S L Tエンジン 7 0 に対応する部分である。 かか るメ タデータ表記形式変換部 4 3 6 は、 上記選択された変換テ 一ブルに従って、 例えば、 外部メ タデータのタ グを、 内部メ タ データのタ グに変換する。
具体的には、 メ タデータ表記形式変換部 4 3 6 は、 例えば、 図 9 に示した M O S メ タデータ に従 う 取材指示メ タデータ を、 図 1 0 に示した変換テーブルに基づいて変換し、 図 1 1 に示す よ う な内部メ タデータ に従う 取材指示メ タデータ (即ち、 プロ グラムメ タデータの 「取材指示」 欄の一部に該当する。 ) を生 成する。 図 9 および 1 1 に示すよ う に、 図 9 の外部メ タデータ の 「 A」 およぴ 「 A, 」 、 「 B」 、 「 C」 および 「 C, 」 、 「 D」 、 並びに 「 E」 の部分が、 それぞれ、 図 1 1 の内部メ タデータ の 「 a 」 および 「 ' 」 、 「 b 」 、 「 。 」 ぉょぴ 「 0 ' 」 、 「 d」 および 「 d , 」 、 並びに 「 e 」 の部分に対応している。
詳細には、 まず、 ( 「 A」 および 「 A ' 」 ) → ( 「 a J およ び 「 a , 」 ) の部分については、 例えば、 く m o s >等のタ グ
カ 、 く P r o g r a m M e t a d a t a >等のタ グに変換され て ヽる。
また、 「 B」 → 「 b 」 の部分については、 例えば、 外部メ タ データの特有の項 目 であ り 変換テーブルに定義がないため、 < m o s I D >およびく n c s I D > のタ グ力 S、 く m o s : m o s I D >およびく m o s : n c s I D >のタ グに変換されてい る。 こ の よ う に、 外部メ タデータ特有の項 目 は、 例えば、 その 名前空間を含めたタ グに変換 (具体的には、 例えば 「 m o s : 」 なる接頭語を付加する) して保持されている。
また、 ( 「 C」 およぴ 「。 , 」 ) → ( 「 c 」 お よぴ 「 。 , 」 ) の部分については、 例えば、 く a f O b j >等のタ グが、 < A c q u i s i t i o n >等のタ グに変換されている。
また、 「 D」 → 「 d 」 の部分については、 例えば、 く a f I D >お よ びく a f S 1 u g >等の タ グが く A s s i g n m e n t 〉等のタ グに統一 して変換さ れる と と も に、 a f I Dおよ ぴ a f S 1 u g 要素の内容が、 A s s i g n m e n t 要素が持 つ i d 属性、 t i t 1 e 属性と して記述されている。
また、 「 D」 の部分については、 例えば、 く p h o t o g r a p h e r >、 く r e p o r t e r >およびく d e s c r i p t i o n >等のタ グが、 く C a m e r a m a n >、 く R e p o r t e r > お よびく D e s c r i p t i o n >等の タ グに変 換されている。
こ のよ う に、 メ タデータ表記形式変換部 4 3 6 は、 外部メ タ データ を、 メ タデータ アプリ ケーシ ョ ン処理部 8 0 が対応可能 な内部メ タデータ の表記形式に変換する こ と ができ る。 こ のた め、 メ タデータアプ リ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 は、 かかる変換
されたメ タデータ を認識、 処理する こ と が可能 と なる。
なお、 外部メ タデータ と 内部メ タデー タ のメ タデータ構成要 素は必ず しも一対一対応 している訳ではないが、 上記の変換例 のよ う に、 例えば、 外部メ タデータ特有の項目 はその名前空間 を含めたタ グ名 に変換して保持する こ と で、 当該メ タデータ ァ プ リ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 は これ ら を効率的に読み飛ばす こ と ができ るだけでな く 、 逆変換が必要と なった場合も元の情 報を保つこ と が可能と なる。
他方、 内部メ タデータ では定義されている も の の、 外部メ タ データ には存在 しない項 目 (例えば F i e 1 d N o t e や S c e n e 要素な ど) については、 例えば、 内部メ タデータへの変 換時に単にこれ ら を生成 しないこ と で対処でき る。
次に、 メ タデータ アプリ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 は、例えば、 上記表記形式が変換されたメ タデータ に基づいて、 撮像装置 4 0 内 にお け る ビデオ信号に関連する処理な どの各種の処理を 制御する機能を有する。 かかる観点では、 メ タデータアプ リ ケ ーシ ョ ン処理部 4 8 0 は、 本実施形態にかかる制御処理部 と し て機能する。
上記の よ う に、 メ タデータ表記形式変換部 4 3 6 は、例えば、 メ タ データ アプ リ ケー シ ョ ン処理部 4 8 0 が対応不能な外部 メ タデータ を、 メ タデータ アプ リ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 が対 応可能な内部メ タデー タ の表記形式に変換する こ と ができ る。 メ タデータ アプリ ケー シ ョ ン処理部 4 8 0 は、 例えば、 かかる 変換されたメ タデー タ フ ァ イ ルを解釈し、 必要なメ タデータ を 抽出する こ と ができ る。 さ ら に、 メ タデータ アプ リ ケーシ ョ ン 処理部 4 8 0 は、例えば、 こ の抽出 したメ タデータ を利用 して、
撮像装置 4 0 における 多様なアプ リ ケー シ ョ ン処理を実行す る こ と ができ る。
以下に、 こ のメ タデータ アプ リ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 によ る メ タデータ に基づ く 制御処理の具体例について、 説明する。
まず、 メ タデータ アプ リ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 によ る撮像 装置 4 0 の再セ ッ ト ア ッ プ処理について説明する。 メ タデータ アプ リ ケー シ ョ ン処理部 4 8 0 は、 例えば、 以前に撮影 した と き に記録 したセ ッ ト ア ッ プ情報な どを含むメ タデータ を取得 した場合には、 かかる メ タデータ から抽出 した各種のセ ッ ト ァ ップ情報を利用 して、 撮像装置 4 0 を例えば以前の撮影状態 と 同様に再セ ッ ト ア ップする こ と ができ る。
よ り 詳細には、 メ タデータ アプリ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 は 例えば、 前回あるいはそれ以前のティ ク撮影時に記録した上記 テイ ク メ タデータ な どが提供される と 、 こ のテイ ク メ タデータ な どか ら、 当該テイ ク の撮影時における各種のセ ッ トア ップ情 報を抽出する。 こ のセ ッ ト ア ップ情報は、 例えば、 フ ィ ルタや ェ ク ス テ ンダ一の種類等の レ ンズに関する情報や、 ホ ワイ トバ ラ ンス調整、 シ ェ ーディ ング捕正、 ガ ンマ捕正、 ゲイ ン調整、 D C C等に関する ビデオ信号の処理値ゃスィ ツ チの状態な ど である。 メ タデータ アプ リ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 は、 カ メ ラ ブロ ッ ク 4 1 6 な どに対 して、 これ ら のセ ッ ト ア ップ情報に基 づいたセ ッ ト ア ップ指示を送 り 、 カ メ ラ プロ ッ ク 4 1 6 内の各 部を以前 と 同様な撮影状態にセ ッ ト ア ッ プする よ う に制御す る こ と ができ る。 これに よ り 、 撮像装置 4 0 を例えば前回の撮 影状態に復活させる こ と ができ る。 こ のよ う に、 メ タデータ ァ プ リ ケー シ ヨ ン処理部 4 8 0 が メ タデータ に基づいて 自 動的
に再セ ッ ト ア ップを行 う こ と によ り 、 カ メ ラマンな どが、 煩雑 なセ ッ ト ァ ップ操作を手動で行わな く て も 済むの で便利であ る。
次に、 メ タデータ アプ リ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 によ る メ タ データ の表示制御処理について説明する。 メ タデータ アプ リ ケ ーシ ョ ン処理部 4 8 0 は、 解釈したメ タデータ を、 表示部 4 0 8 に表示させる表示制御処理を実行する こ と ができ る。
よ り 詳細には、 かかる メ タデータ アプリ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 は、 例えば、 入力 されたプロ グラ ムメ タデータやテイ ク メ タデータ な どのメ タデータ を解釈 して、 メ タデータ 内の項 目 を 個別に扱いやすいよ う な表形式に変換する こ と ができ る。 さ ら に、 メ タデータ アプ リ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 は、 例えば、 こ の表形式に変換さ れたプロ グラ ム メ タデータやティ ク メ タ デ ータ な どを、 ビューフ アイ ンダーや液晶モニタ な どの表示部 4 0 8 に表示させる よ う 制御する こ と ができ る。 また、 こ の と き、 メ タデータ アプリ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 は、 例えば、 プロ グ ラ ム メ タ データ な どの項 目 を絞 り 込んで表示 させる こ と も で き る。 こ の よ う なメ タデータ の表示制御処理によ り 、 カ メ ラマ ンな どは、 表形式のプロ グラ ムメ タデータ な どを閲覧 して、 撮 影すべき シー ン、 カ ツ ト の数や構成等を容易に認識する こ と が でき る。 また、 テイ ク メ タデータ を閲覧する こ と に よ り 、 撮影 したティ ク の撮影条件等を確認する こ と もでき る。
次に、 メ タデータアプ リ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 に よ る メ タ データ の音声変換再生処理について説明する。 メ タデータアブ リ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 は、 例えば、 プロ グラ ムメ タデータ やティ ク メ タ データ な どの メ タデータ を解釈 して音声信号に
W
52 変換し、 かかる メ タデータ の内容を音声出力部 4 1 0 か ら音声 出力 させる よ う 制御する こ と ができ る。 こ の よ う なメ タデータ の音声変換再生処理に よ り 、 カ メ ラマンな どは、 読み上げられ たプロ グラ ムメ タデータ な どの取材指示内容を聴いて、 撮影す べき シー ン、 カ ツ ト の数や構成等を容易に認識する こ と ができ る。 また、 テイ ク メ タデータ の内容を聴く こ と に よ り 、 撮影 し たテイ ク の撮影条件な どを確認する こ と もでき る。
次に、 メ タデータ アプ リ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 によ る ビデ ォデータ のサムネイ ル表示制御処理について説明する。 メ タデ ータ アプリ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 は、 ビデオデータ 内の代表 的な静止画像のポイ ン ト (タイ ム コー ドな ど) を表すメ タデー タであるサムネイ ルデータ値を認識する こ と ができ る。 さ らに メ タデータ アプ リ ケー シ ョ ン処理部 4 8 0 は、 上記認識したサ ムネイ ルデータ値に対応する ビデオデータ 内 の フ レー ム を表 示部 4 0 8 にサムネイ ル表示 させる よ う 制御する こ と ができ る。 こ の よ う な ビデオデータ のサムネイル表示制御処理によ り カ メ ラマンな どに対 して、 撮影 した ビデオデータ (映像素材) の ビジュ アルイ ンデッ ク ス情報を提供する こ と ができ る。
次に、 メ タデータ アプ リ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 によ る シナ リ オと 映像素材と の関係付け処理について説明する。 メ タデー タアプ リ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 は、例えば、制作指示情報(シ ナ リ オ) を含むプロ グラ ムメ タデータ を取得した場合には、 か かる プロ グラ ムメ タデータ に対して、 撮影 したテイ ク の ビデオ データ な どの映像素材を関連付ける こ と ができ る。
よ り 詳細には、 メ タデータ アプ リ ケー シ ョ ン処理部 4 8 0 は 例えば、 テイ ク の撮影処理が行われる度に、 上記テイ ク番号、
O K / N G情報、 ビデオフ ァイル名、 ロー レゾフ ァイル名およ ぴテイ ク メ タデータ フ ァ イ ル名等か ら な る テイ ク 関連付け情 報な どを例えば自 動的に生成 して、 例えば、 上記プロ グラ ムメ タデータのカ ツ ト 階層の欄に追加記入する こ と ができ る。 こ の よ う に して、 メ タデータアプ リ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 は、 テ イ ク 関連付け情報を記入する こ と によ り 、 当該テイ ク の ビデオ データおよびティ タ メ タデータ を、 上記プロ グラムメ タデータ 内のカ ッ ト に関連付ける こ と ができ る。 また、 かかるテイ ク の 映像素材等をいずれのカ ツ ト に関連付ける かは、 例えば、 カ メ ラマンな どのカ ツ ト選択操作に基づいて、 決定される。 こ の力 ッ ト選択操作と は、 例えば、 カ メ ラマンな どが、 例えばタ ツチ パネル方式のボタ ンを操作する こ と な どによ り 、 上記表示され たプロ グラ ム メ タ データ の制作指示情報に含まれる複数の力 ッ ト の中か ら、 これか ら撮影 しょ う と するテイ ク或いは撮影済 のテイ ク を割 り 当て るカ ッ ト を選択する操作である。
こ の よ う に して、 メ タデータ アプ リ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 は、 例えば、 生成 したテイ ク 関連付け情報をプロ グラ ムメ タデ ータ に追加記入して、 プロ グラ ムメ タデータ を編集する こ と が でき る。 こ の結果、 メ タデータアプ リ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 は、 制作指示 (シナ リ オ) と 映像素材 と を関係付ける こ と がで き る。
上記のよ う に、 メ タデータアプリ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 に よ る メ タデータ に基づ く アプ リ ケーシ ョ ン処理の具体例につ いて説明 したが、 これら はほんの一例であ り 、 メ タデータ ァプ リ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 は、 これ ら以外にも、 ビデオ信号に 関する各種処理な ど、 撮像装置 4 0 における多様な処理をメ タ
データに基づいて制御する こ と ができ る。
< 4 . 2 撮像装置の処理方法 >
次に、 図 1 2 に基づいて、 本実施形態にかかる撮像装置 4 0 における メ タデータ に関する処理方法について説明する。 なお 図 1 2 は、 本実施形態にかかる撮像装置 4 0 の処理方法を示す フ ローチヤ一 トである。
図 1 2 に示すよ う に、 まず、 ステ ップ S 1 0 2 では、 外部か ら提供された X M Lベースの任意の表記形式のメ タデータ (即 ち、 外部メ タデータ) が、 取得される (ステ ッ プ S 1 0 2 ) 。 撮像装置 4 0 は、 例えば、 企画用端末装置 1 0 な どの外部機器 から、 ネ ッ ト ワーク 5或いは記録媒体な どを介して、 外部メ タ データ を取得する。 詳細には、 例えば、 ネ ッ ト ワーク 5 を介し て取得する場合には、 撮像装置 4 0 の通信部 4 1 2 が、 ネ ッ ト ワーク 5 を介して送信されてきた外部メ タデータ を受信して、 メ タデータ入出力処理部に 4 3 0 に出力する。 一方、 例えば、 記録媒体を介して取得する場合には、 外部イ ンタ フヱース 4 1 4 またはディ スク装置 4 1 8 が、 記録媒体に記録されている外 部メ タデータ を読み出 して、 メ タデータ入出力処理部に 4 3 0 に出力する。
次いで、 ステ ップ S 1 0 4 では、 上記取得されたメ タデータ の表記形式が識別される。 (ステ ッ プ S 1 0 4 : メ タデータ表 記形式識別工程) 。 メ タデータ入出力処理部 4 3 0 のメ タデー タ表記形式識別部 4 3 2 は、 例えば、 入力 された外部メ タデー タ フ ァイルか ら、 開始タ グな どを検出する こ と によ り 、 当該外 部メ タデータの表記形式を識別する。 例えば、 メ タデータ表記 形式識別部 4 3 2 は、 < m o s >なるタ グを検出 した場合には
外部メ タデータ の種類が M O S メ タ データ であ る と識別でき る。
さ ら に、 ステ ップ S 1 0 6 では、 識別されたメ タデータ の表 記形式が、 撮像装置 4 0 が対応可能な形式か否かが判定される (ステ ップ S 1 0 6 ) 。 例えば、 メ タデータ表記形式識別部 4
3 2 は、 予め、 撮像装置 4 0 のメ タデータ アプ リ ケーシ ョ ン処 理部 4 8 0 な どが認識可能なメ タデータ (即ち、 内部メ タデー タ) の表記形式を知得している。 従っ て、 メ タデータ表記形式 識別部 4 3 2 は、 上記ステ ップ S 1 0 4 で識別 した外部メ タデ タ の表記形式が、 こ の内部メ タデータ の表記形式と 同一であ る か否かを判定する こ と ができ る。 こ の結果、 外部メ タデータ の表記形式が、 メ タデータアプ リ ケー シ ョ ン処理部 4 8 0 が対 応不能である と判定された場合には、 ステ ップ S 1 0 8 に進み 一方、 対応可能である と判定された場合には、 ステ ップ S 1 1 2 に進む。
その後、 ステ ップ S 1 0 8 では、 上記識別 されたメ タデータ の表記形式に対応する変換テーブルが選択される (ステ ップ S 1 0 8 : 変換テーブル選択工程) 。 変換テーブル選択部 4 3 4 は、 例えば、 変換テーブル D B 4 2 0 に記録されている複数の 変換テーブルの中か ら、 上記ステ ッ プ S 1 0 4 で識別 された外 部メ タ データ の表記形式 と 内部メ タ データ の表記形式に対応 する 1 つの変換テーブルを選択する。
次いで、 ステ ップ S 1 1 0 では、 上記選択された変換テープ ルに基づいて、 メ タデータ の表記形式が変換される (ステ ップ S 1 1 0 : メ タデータ変換工程) 。 メ タデータ表記形式変換部
4 3 6 は、 上記ス テ ッ プ S 1 0 8 で選択された変換テーブルに
基づいて、 外部メ タデータ の表記形式を内部メ タデー タ の表記 形式に変換する。 これによ り 、 取得した外部メ タデータ を、 メ タデータ アプリ ケー シ ョ ン処理部 4 8 0 が認識可能な表記形 式に変換する こ と ができ る。
さ らに、 ステップ S 1 1 2 では、 各種のメ タデータアプリ ケ ーシヨ ン処理が実行される (ステ ップ S 1 1 2 :処理制御工程) メ タデータアプリ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 は、 例えば、 上記表 記形式が変換されて認識可能と なったメ タデータに基づいて、 上記説明 したよ う な撮像装置 4 0 内における多様な処理を制 御する。 また、 メ タデータアプリ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 は、 例えば、 ス テ ッ プ S 1 0 6 で内部メ タデー タ の表記形式と略同 一である と判定された外部メ タデータ を、 直接に認識して処理 する こ と もでき る。 く 5 . 編集用端末装置 >
次に、 上記メ タデータの変換機能を備えたビデオ信号処理装 置と して、 本実施形態にかかる ビデオ信号再生装置である編集 用端末装置 3 0 について詳細に説明する。
< 5 . 1 編集用端末装置の構成 >
まず、 図 1 3 に基づいて、 本実施形態にかかる編集用端末装 置 3 0 の構成について説明する。 なお、 図 1 3 は、 本実施形態 にかかる編集用端末装置 3 0 の概略的な構成を示すプロ ッ ク 図である。
図 1 3 に示すよ う に、 編集用端末装置 3 0 は、 C P U 3 0 2 と 、 メ モ リ 部 3 0 4 と、 入力部 3 0 6 と、 表示部 3 0 8 と 、 音 声出力部 3 1 0 と、 通信部 3 1 2 と 、 外部イ ンタ フ ェ ース 3 1
4 と 、 ディ スク装置 3 1 6 と、 記録装置 3 1 8 と、 変換テープ ル D B 3 2 0 と、 メ タデータ入出力処理部 3 3 0 と、 メ タデー タアプリ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 と 、 を備える。
C P U 3 0 2 は、 演算処理装置および制御装置と して機能し 編集用端末装置 3 0 の各部の処理を制御する こ と ができ る。 ま た、 メ モ リ 部 3 0 4 は、 例えば、 R A M、 R O M、 フ ラ ッ シュ メ モ リ な どで構成されてお り 、 C P U 3 0 2 の処理に関する各 種データ、 C P U 3 0 2 の動作プロ グラム等を記憶する機能を 有する。
入力部 3 0 6 は、 例えば、 マウス、 キーボー ド、 タ ツチパネ ルな どの一般的な入力装置 (図示せず。 ) と、 映像編集用入力 装置 (図示せず。 ) などから構成されている。 こ の映像編集用 入力装置は、 例えば、 I n点を決定する I n点決定ポタ ン、 O u t 点を決定する O u t 点決定ポタ ン、 映像再生ボタ ン、 停止 ボタ ンな どの各種の編集用ポタ ンや、 映像再生速度を調整した り 、 再生する ビデオデータ を選択した り するためのジョ グダイ ャル、 レバーなどを備える。 編集部署の担当者は、 例えば、 上 記映像編集用入力装置を操作して、 ビデオデータを多様に再生 (早送り や巻き戻しなどを含む。 ) させた り 、 I n点および O u t 点を決定した り でき る。
表示部 3 0 8 は、 ディ スプレイ装置であ り 、 例えば C R Tモ ニタゃ液晶モニタなどで構成される。 こ の表示部 3 0 8 は、 メ タデータやビデオデータの映像な どを表示する こ と ができ る。
また、 音声出力部 3 1 0 は、 ス ピーカなどの発音装置と音声 データ処理装置等から構成されてお り 、 ビデオデータの音声な どを出力する こ と ができ る。 また、 こ の音声出力部 3 1 0 は、
例えば、 後述するメ タデータアプリ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 に よ って読み上げられた制作指示情報等のメ タデータ を音声出 力する こ と などもでき る。
通信部 3 1 2 は、 例えば、 企画用端末装置 1 0 および撮像装 置 4 0 な どの外部機器と の間でネ ッ ト ワーク 5 を介して、 各種 メ タデータや、 ローレゾ映像のビデオデータな どの各種データ を送受信する こ と ができ る。 例えば、 こ の通信部 3 1 2 は、 外 部の機器から提供されたメ タデータ を受信して、 こ のメ タデー タ をメ タデータ入出力処理部 3 3 0 に出力する こ と ができ る。 また、 こ の通信部 3 1 2 は、 例えば S D I によ り 上記データ を ネ ッ ト ワーク 5 を介して送信する場合には、 K L V符号化な ど の符号化処理をする こ と もでき る。 上記のよ う に、 かかる通信 部 3 1 2 によって受信したメ タデータおよびロ ー レゾ映像の ビデオデータなどは、 例えば、 メ モ リ 部 3 0 4 または記録装置 3 1 8 な どに記録される。
外部イ ンタ フェー ス 3 1 4 は、 編集用端末装置 3 0 に例えば U S B 、 S C S I な どの規格で接続された周辺機器と の間で、 データ の送受信を行 う部位である。 こ の周辺装置は、 例えば、 外付けの各種ディ スク装置、 ハー ドディ スク ドライ ブ、 プリ ン タ、 スキャナな どである。
ディ スク装置 3 1 6 は、 例えば、 撮像装置 4 0 な どから提供 された光ディ ス ク 3 な どの記録媒体に対して、 ビデオデータ (ビデオ信号) を記録または再生する記録再生装置である。 こ のディ スク装置 3 1 6 は、 例えば、 編集用端末装置 3 0 に内蔵 して構成する こ と もでき る し、 或いは、 外部イ ンタ フェー ス 3 1 4 を介して外付け して、 編集用端末装置 3 0 と は別体に構成
された記録再生装置と して構成する こ と もでき る。 また、 後者 の場合には、 例えば、 かかるディ ス ク装置 3 1 6 に、 上記のよ う な C P U、 メ モ リ 部、 編集用入力装置、 通信部、 コ ン ビユ ー タイ ンタ フ エース、 表示制御部な どを設けて も よい。
かかるディ ス ク装置 3 1 6 は、 例えば、 光ディ ス ク 3 に記録 されてい る オ リ ジナル映像ま たは ロ ー レゾ映像の ビデオデー タ を再生 して、 表示部 3 0 8 に表示する こ と ができ る。 また、 ディ ス ク装置 3 1 6 は、 例えば、 光ディ ス ク 3 な どに記録され ている メ タデータ を読み出 して、 メ タデータ入出力処理部 4 3 0 に出力する こ と もでき る。
また、 ディ ス ク装置 3 1 6 は、 例えば、 ビデオデータ を光デ イ ス ク 3 な どに記録する こ と もでき る。 例えば、 ディ ス ク装置 3 1 6 は、 ネ ッ ト ワーク 5 を介 して送信されてき たロー レゾ映 像の ビデオデータや、 編集処理によ り 切 り 出 された ビデオデー タ を、 光ディ ス ク 3 に記録する こ と ができ る。 ま た、 ディ ス ク 装置 3 1 6 は、 例えば、 生成 · 編集されたメ タデータ を光ディ ス ク 3 に記録する こ と もでき る。
また、 ディ ス ク装置 3 1 6 は、 例えば、 上記光ディ ス ク 3 以 外にも、 フ レキシブルディ ス ク 、 ノヽー ドディ ス ク 、 M O等の磁 気ディ ス ク 、 メ モ リ ースティ ッ ク 、 メ モ リ ーカー ドな どの記録 媒体に対 して、 メ タデータ、 各種アプリ ケーシ ョ ンプロ グラ ム な どを読み書き でき る よ う に構成 しても よい。 これによ り 、 編 集用端末装置 3 0 は、 例えば、 メ モ リ ーカー ドな どから メ タデ ータ を取得する こ と も可能になる。
記録装置 3 1 8 は、 例えば、 ハー ドディ ス ク ドライ ブ等で構 成されたス ト レージ装置であ り 、各種プロ グラ ム、 メ タデータ、
オリ ジナル映像またはロ ー レゾ映像等の ビデオデータ な どの 各種データ を格納する こ と ができ る。
変換テーブルデータベース 3 2 0 は、 本実施形態にかかる特 徴部であ り 、 例えば、 上記メ タデータの変換テーブルを貯蔵す る記録装置である。 こ の変換テーブルデータベース 3 2 0 の機 能構成は、 上記撮像装置 4 0 の変換テーブルデータベース 4 2 0 の機能構成と略同一である ので、 その説明を省略する。 なお、 例えば、 かかる変換テーブルデータベース 3 2 0 は、 上記記録 装置 3 1 8 内に設け られても よい。
メ タデータ入出力処理部 3 3 0 は、 本実施形態にかかる特徴 部であ り 、 上記図 7 で説明 したよ う に、 例えば、 外部メ タデー タを内部メ タデータ に変換した上で、 メ タデータアプリ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 に対して出力する機能を有する。
こ のメ タデータ入出力処理部 4 3 0 は、 例えば、 メ タデータ 表記形式識別部 3 3 2 と、 変換テーブル選択部 3 3 4 と 、 メ タ データ表記形式変換部 3 3 6 と を備える。 なお、 かかる メ タデ ータ表記形式識別部 3 3 2 、 変換テーブル選択部 3 3 4 および メ タデータ表記形式変換部 3 3 6 の機能構成は、 上記撮像装置 4 0 におけるメ タデータ表記形式識別部 4 3 2 、 変換テーブル 選択部 4 3 4 およびメ タデータ表記形式変換部 4 3 6 の機能 構成とそれぞれ略同一であるので、 その説明は省略する。
メ タデータアプリ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 は、 例えば、 上記 メ タデータ入出力処理部 3 3 0 によ って表記形式が変換され たメ タデータ に基づいて、 編集用端末装置 3 0 内における ビデ ォ信号に関連する処理な どの各種の処理を制御する機能を有 する。 かかる観点では、 メ タデータアプリ ケーシ ョ ン処理部 3
8 0 は、 本実施形態にかかる制御処理部 と して機能する。
メ タデータ表記形式変換部 3 3 6 は、 例えば、 メ タデータ ァ プ リ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 が対応不能な外部メ タデータ を、 メ タデータ アプ リ ケー シ ョ ン処理部 3 8 0 が対応可能な内部 メ タデータ の表記形式に変換する こ と ができ る。 メ タデータ ァ プ リ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 は、 例えば、 かかる変換されたメ タデー タ フ ァ イ ルを解釈 し、 必要なメ タデータ を抽出する こ と ができ る。 さ ら に、. メ タデータ アプ リ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 は、 例えば、 こ の抽出 したメ タデータ を利用 して、 編集用端末 装置 3 0 におけ る 多様なアプ リ ケー シ ョ ン処理を実行する こ と ができ る。
以下に、 こ のメ タデータアプ リ ケー シ ョ ン処理部 3 8 0 によ る メ タデータ に基づ く 制御処理の具体例について、 説明する。
まず、 メ タデータ アプ リ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 によ る メ タ データ の表示制御処理お よ び音声変換再生処理について説明 する。 メ タデータ アプリ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 は、 解釈 した メ タデータ を、 表示部 3 0 8 に表示させる表示制御処理を実行 する こ と ができ る。 また、 メ タデータ アプ リ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 は、 例えば、 プロ グラ ムメ タデータやテイ ク メ タデータ な どのメ タデータ を解釈して音声信号に変換し、 かかる メ タデ ータ の内容を音声出力部 3 1 0 か ら音声出力 させる よ う 制御 する こ と ができ る。 なお、 かかる メ タデータ アプ リ ケーシ ョ ン 処理部 3 8 0 に よ る メ タ データ の表示制御処理お よ び音声変 換再生処理は、 上記撮像装置 4 0 のメ タデータ アプリ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 に よ る メ タ データ の表示制御処理お よび音声 変換再生処理と 略同一なので、 詳細説明は省略する。
かかる メ タデータ表示制御処理お ょぴ音声変換再生処理に よ り 、 編集部署の担当者などは、 表形式に整理されたプロ グラ ム メ タデータなどを閲覧した り 、 或いは読み上げられた制作指 示や取材状況を聴いた り して、 編集しょ う とする映像プロ ダラ ムのシナ リ オ、 撮影時の状況な どを把握する こ とができ る。 ま た、 編集部署の担当者は、 例えば、 一覧表示或いは個々 に表示 されたテイ ク メ タデータを閲覧した り 、 読み上げられたテイ ク メ タデー タ の内容を聴いた り して、 テイ ク メ タデータ に対応す る ビデオデータの概容、 撮影時の撮像条件な どを把握する こ と ができ る。
次に、 メ タデータアプリ ケー シ ョ ン処理部 3 8 0 による ビデ ォデータの表示制御処理について説明する。 メ タデータアプリ ケーショ ン処理部 3 8 0 は、 解釈したメ タデータ に基づいて、 ビデオデータ を表示部 3 0 8 に多様な態様で表示させる映像 表示制御処理を実行する こ と ができ る。
具体的には、 例えば、 メ タデータアプリ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 は、 プロ グラムメ タデータ に基づいて、 シナリ オ順に、 O Kのテイ ク の ビデオデータを順次、 連続再生 (連続表示) する よ う に制御でき る。 かかる違続再生処理についてよ り 詳細に説 明する と、 まず、メ タデータアプリ ケー シ ョ ン処理部 3 8 0 は、 例えば、 プロ グラムメ タデー タ の制作指示情報に基づいて、 力 ッ ト のシナ リ オ順を知得する。 さ らに、 メ タデータアプリ ケー シ ョ ン処理部 3 8 0 は、 テイ ク 関連付け情報に基づいて、 カ ツ ト に従属する O Kのティ ク の ビデオデータ をシナ リ ォ順に順 次特定しなが ら、 当該テイ ク のビデオデータ をディ スク装置 3 1 6 が順次再生する よ う制御する。 かかる処理によ り 、 シナ リ
ォ順に ビデオデータ を連続再生 して、 映像プロ グラ ムのプレ ビ ユーが可能になる。
また、 メ タデータアプ リ ケー シ ョ ン処理部 3 8 0 は、例えば、 編集部署の担当者に よ り 選択さ れた 1 のティ ク の ビデオデー タ のみを単独再生 (単独表示) する よ う に制御する こ と もでき る。 かかる単独再生処理について よ り 詳細に説明する と 、 まず、 メ タ データ アプ リ ケー シ ョ ン処理部 3 8 0 はプロ グラ ム メ タ データ を表示部 3 0 8 に表示させる。 次いで、 編集部署の担当 者に よ っ てプロ グラ ム メ タ データ 内の複数のテイ ク の 中か ら 閲覧所望のテイ ク が選択される (例えば、 タ ッチス ク リ ーン方 式や G U I 入力な どで選択可能である。 ) と 、 メ タデータ アブ リ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 は、 テイ ク 関連付け情報に基づいて 当該ティ ク の ビデオデータ特定 し、 かかる ビデオデータ のみを ディ ス ク装置 3 1 6 が再生する よ う 制御する。 これによ り 、 デ イ ス ク装置 3 1 6 は、 指示されたテイ ク の ビデオデータ のみを 再生する こ と ができ る。
さ ら に、 メ タデータ アプ リ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 は、 かか る ビデオデータ の再生中に、 例えば、 プロ グラムメ タデータ ま たはティ ク メ タデータ な どの一部または全部を、 映像にスーパ 一イ ンポーズ表示する こ と もでき る。
こ の よ う に、 メ タデータ アプ リ ケー シ ョ ン処理部 3 8 0 は、 メ タデータ に基づいて、 ビデオデータ を多様な態様で表示制御 する こ と ができ る。 これによ り 、 映像編集前においては、 編集 部署の担当者は、 所望する ビデオデータ を、 所望の態様で迅速 に閲覧でき る。 さ ら に、 編集部署の担当者は、 シナ リ オに従つ た順序で連続再生された ビデオデータ を閲覧する こ と に よ り 、
編集 しよ う とする映像プロ グラ ムの全体構成やイ メ ージを把 握でき る。 このため、 編集処理の効率化を図る こ と ができ る。 また、 編集処理後においては、 編集部署の担当者は、 連続再生 されたビデオデータ を閲覧する こ と によ り 、 完成した映像プロ グラ ムの内容を容易に確認でき る。
また、 メ タデータアプリ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 は、例えば、 上記撮像装置 4 0 の メ タデータアプ リ ケー シ ョ ン処理部 4 8 0 と 同様に して、 ビデオデータのサムネイル表示制御処理を行 う こ と ができ る。 このよ う なビデオデータのサムネイル表示処 理によ り 、 編集部署の担当者などに対して、 ビデオデータのビ ジユアルイ ンデッタ ス情報を提供する こ と ができ る。
次に、 メ タデータアプリ ケー シ ョ ン処理部 3 8 0 によ る粗編 集支援処理について説明する。 メ タデ一タアプリ ケーショ ン処 理部 3 8 0 は、 例えば、 編集部署の担当者の粗編集結果に基づ いて上記 I n点情報および O u t 点情報を生成し、 かかる上記 I n 点情報おょぴ O u t 点情報をプロ グラ ムメ タデータ に追 加記入する こ と で粗編集を支援する こ と ができ る。
よ り 詳細には、 粗編集処理は、 例えば、 テイ ク の ビデォデ一 タから、 カ ツ ト に相当する時間長分のビデオデータ を抽出する 処理である。 かかる粗編集処理を行 う と きには、 まず、 編集部 署の担当者が、 例えば、 粗編集しょ う とするカ ツ トに関連付け られているテイ ク のビデオデータ を再生して、閲覧する。 なお、 かかる ビデオデータの再生は、 上記映像表示制御処理によって 好適に行われるので、 編集部署の担当者は、 迅速かつ容易に粗 編集作業を行 う こ と ができ る。 次いで、 編集部署の担当者は、 再生映像を閲覧しなが ら、 所望の時点で上記 I n点決定ポタ ン
または O u t 点決定ポタ ンを押下 し、 I n点おょぴ O u t 点を 決定する。 メ タデータアプ リ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 は、 例え ば、 編集部署の担当者が I n 点決定ポタ ンまたは I n 点決定ボ タ ンを押下 したタイ ミ ングにおける、 例えば当該ビデオデータ に付されている タイ ム コー ドをそれぞれ抽出する。 これによ り メ タデータ アプリ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 は、 I n 点情報お よ ぴ O u t 点情報を生成する こ と ができ る。 さ ら に、 メ タデータ アプ リ ケー シ ョ ン処理部 3 8 0 は、 例えば、 こ の よ う に して生 成 した上記 I n点情報および O u t 点情報を、 例えば上記プロ グラ ムメ タデータ の所定項 目 に記入する。 これによ り 、例えば、 プロ グラ ムメ タデータが完成 し、 力 ッ ト に関連付け られたティ ク の ビデオデータ の有効範囲を特定する こ と ができ る。
次に、 メ タデータ アプ リ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 によ る ビデ ォデータ編集処理について説明する。 メ タデータ アプリ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 は、 例えば、 例えば、 上記完成 したプロ ダラ ムメ タデータ に基づいて、 映像プロ グラ ムを構成する全カ ツ ト に対応するテイ ク の ビデオデータ を切 り 出 し、 切 り 出 した複数 の ビデオデータ をつな ぎ合わせて記録する よ う 制御する こ と ができ る。
よ り 詳細には、 メ タデータ アプ リ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 は まず、 解釈 した制作指示情報に基づいて、 例えばシナ リ オの最 初のカ ツ ト を特定する。 さ ら に、 ビデオデータ編集部 3 4 0 は、 例えば、 プロ グラ ムメ タデータ のテイ ク 関連付け情報に基づい て、 当該カ ッ ト に対応する 「 O K」 のテイ ク を特定 し、 当該テ イ ク の ビデオデータ の I η 点情報お ょ ぴ O u t 点情報を取得 する。 次いで、 メ タデータ アプ リ ケー シ ョ ン処理部 3 8 0 は、
ディ ス ク装置 3 1 6 を用いて当該テイ ク の ビデオデータ を取 得し、 上記 I n点情報および O u t 点情報に基づいて当該ビデ ォデータの有効映像部分を抽出する。 さ らに、 メ タデータアブ リ ケーシヨ ン処理部 3 8 0 は、例えば、ディ スク装置 3 1 6 が、 抽出 された ビデオデータ を新たな光ディ ス ク 3 または記録装 置 3 1 8 に記録する よ う 制御する。 次いで、 メ タデータアプリ ケーシヨ ン処理部 3 8 0 は、 上記と 同様に して、 次のカ ツ ト に 対応するテイ クのビデオデータを切 り 出 して、 上記先のテイ ク のビデオデータの例えば直後に記録する よ う制御する。 以上の よ う な処理を繰り 返すこ と で、 メ タデータアプリ ケーシ ョ ン処 理部 3 8 0 は、 必要なビデオデータ をシナ リ オ順につなぎ合わ せて記録する処理を制御する こ と ができ る。 このよ う なビデオ データ編集処理によ り 、 シナリ オに従った映像プロ グラ ムのビ デォデータ を完成させる こ と ができ る。
上記のよ う に、 メ タデータアプリ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 に よ る メ タデータ に基づ く アプリ ケーシ ョ ン処理の具体例につ いて説明 したが、 これらはほんの一例であ り 、 メ タデータァプ リ ケーシヨ ン処理部 3 8 0 は、 これら以外にも、 ビデオ信号に 関する各種処理など、 編集用端末装置 3 0 における多様な処理 をメ タデータに基づいて制御する こ と ができ る。
< 5 . 2 編集用端末装置の処理方法 >
次に、 本実施形態にかかる編集用端末装置 3 0 における メ タ データに関する処理方法について説明する。 編集用端末装置 3 0 において、 メ タデータアプリ ケーショ ン処理部 3 8 0 が認識 不能な外部メ タデータ を取得した場合には、 まず、 メ タデータ 表記形式識別部 3 3 2 が、 取得した外部メ タデータの表記形式
を識別する。 次いで、 変換テーブル選択部 3 3 4 が、 上記識別 された表記形式に対応する変換テーブルを選択する。 さ らに、 メ タデータ表記形式変換部 3 3 6 が、 上記選択された変換テー ブルに基づいて、 外部メ タデータ を內部メ タデータの表記形式 に変換する。 この結果、 メ タデータアプリ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 は、 上記変換され認識可能と なったメ タデータ に基づいて 上記編集用端末装置 3 0 内の各種処理を制御する こ と ができ る。 なお、 かかる編集用端末装置のメ タデータ変換に関する処 理方法は、 上記図 1 2 で説明 したよ う な、 撮像装置 4 0 の処理 方法と略同一であるので、 その詳細な説明は省略する。
以上説明 したよ う に、 撮像装置 4 0 および編集用端末装置 3 0 は、 例えば、 メ タデータ入出力処理部 4 3 0 、 3 3 0 を備え ているので、 内部のメ タデータアプリ ケーショ ン処理部 4 8 0 3 8 0 が対応不能な表記形式のメ タデータ を取得した場合で あっても、 かかるメ タデータ を対応可能な表記形式に的確に変 換して、 認識する こ と ができ る。 こ のため、 撮像装置 4 0 およ ぴ編集用端末装置 3 0 は、 任意の種類の X M Lベース のメ タデ ータに、 柔軟に対処する こ と ができ る。
また、 例えば、 企画用端末装置 1 0やフ ィ ール ド P C 5 0 な ど他の端末装置に対しても、 上記のよ う なメ タデータ入出力処 理部を適用する こ と も可能である。 これによ り 、 映像プロ ダラ ム制作支援システム 1 內で、 各々 の端末装置が対応可能なメ タ データ形式が異なる場合であっても、 各々 の端末装置が円滑に メ タデータ をやり 取 り でき るので、 映像プロ グラム制作の効率 化や映像作品の品質向上を図る こ と ができ る。
(第 2 の実施の形態)
次に、 本発明の第 2 の実施の形態について説明する。 第 2 の 実施形態では、 ビデオ信号記録装置の一実施形態である撮像装 置 4 0 が、 例えば、 自身の生成したメ タデータの表記形式を、 ビデオ信号再生装置の一実施形態である編集用端末装置 3 0 が対応可能な表記形式に変換した上で、 かかる変換したメ タデ ータ と ビデオ信号を関連付けて編集用端末装置 3 0 に提供す る こ と を特徴とする。 即ち、 ビデオ信号およびメ タデータの提 供側である撮像装置 4 0 が、 ビデオ信号およびメ タデータの利 用側である編集用端末装置 3 0 に配慮して、 メ タデータ を当該 編集用端末装置 3 0 が対処可能な形式に予め変換した上で提 供する点に特徴を有する。
なお、 第 2 の実施形態にかかる撮像装置 4 0 および編集用端 末装置 3 0 は、 上記第 1 の実施形態にかかる撮像装置 4 0 およ ぴ編集用端末装置 3 0 と比 して、 上記特徴点に関連する機能構 成が相違するのみである。 このため、 第 2 の実施形態では、 撮 像装置 4 0 および編集用端末装置 3 0 に関する上記以外の機 能構成や、 シス テ ム構成、 メ タデータ等については、 上記第 1 の実施形態の場合と略同一である ので、 その説明は省略する。
まず、 図 1 4 に基づいて、 本実施形態にかかる撮像装置 4 0 の構成について説明する。 なお、 図 1 4 は、 本実施形態にかか る撮像装置 4 0 の概略的な構成を示すプロ ッ ク 図である。
図 1 4 に示すよ う に、 撮像装置 4 0 は、 C P U 4 0 2 と、 メ モ リ 部 4 0 4 と、 操作部 4 0 6 と、 表示部 4 0 8 と 、 音声出力 部 4 1 0 と、 通信部 4 1 2 と 、 外部イ ンタ フェース 4 1 4 と 、 カメ ラブロ ック 4 1 6 と、 ディ スク装置 4 1 8 と、 変換テープ
ルデータベース 4 2 0 と、 メ タデータ生成部 4 2 2 と、 メ タデ ータ入出力処理部 4 3 0 と 、 メ タデータアプリ ケ一ン ョ ン処理 部 4 8 0 と を備える。
なお、 第 2 の実施形態にかかる撮像装置 4 0 におけるメ タデ ータ入出力処理部 4 3 0 以外の各部の機能構成は、 第 1 の実施 形態にかかる撮像装置 4 0 の場合と 略同一である のでその説 明は省略する。
メ タデータ入出力処理部 4 3 0 は、 本実施形態にかかる特徴 部であ り 、 上記図 7 で説明 したよ う に、 例えば、 内部メ タデー タ を任意の外部メ タデータに変換して出力する機能を有する。 こ のメ タデータ入出力処理部 4 3 0 は、 例えば、 相手先メ タデ ータ表記形式特定部 4 3 1 と 、 変換テーブル選択部 4 3 4 と 、 メ タデータ表記形式変換部 4 3 6 と を備える。
相手先メ タデータ表記形式特定部 4 3 1 は、 例えば、 メ タデ ータを提供する相手先の機器 (編集用端末装置 3 0 など) が対 応可能なメ タデータの表記形式 (以下では、 相手先メ タデータ 形式と略称する場合もある。 ) を、 特定する機能を有する。 よ り 詳細には、 相手先メ タデータ表記形式特定部 4 3 1 は、 例え ば、 担当者の入力操作等によ り 内部メ タデータ を外部の機器へ 提供する 旨の指示を受ける と、 当該外部の機器の相手先メ タデ ータ形式を特定して、 相手先メ タデータ形式の情報を変換テー プル選択部 4 3 4 に出力する。
かかる相手先メ タデータ表記形式特定部 4 3 1 が相手先メ タデータ形式を特定する手法と しては、 例えば、 担当者の入力 に基づいて特定する手法であっても よい し、 或いは、 例えば、 相手先機器を識別する情報な どに基づいて相手先メ タデータ
形式を自動的に特定する手法であっても よい。 後者のよ う に 自 動特定する場合には、 相手先メ タデータ表記形式特定部 4 3 1 は、 ネ ッ ト ワーク 5 を介して相手先の機器にア ク セ スする こ と によ り 、 相手先メ タデータ形式の情報を自動的に取得する よ う にしても よい。 或いは、 相手先メ タデータ表記形式特定部 4 3 1 は、 撮像装置 4 0 内部のメ モ リ 部 3 0 4や、 外部から提供さ れたメ モ リ 一力一 ド等の記録媒体な どに格納されている相手 先メ タデータ形式の情報を読み出すこ と によ り 、 相手先メ タデ ータ形式の情報を 自動的に取得する よ う に しても よい。 なお、 この場合には、 例えば、 担当者な どが、 予め調査した例えば複 数の相手先メ タデータ形式を、 上記メ モ リ 部 3 0 4や記録媒体 等に記録しておく 必要がある。
変換テーブル選択部 4 3 4 は、 変換テーブル D B 4 2 0 に記 録されている例えば複数の変換テーブルの中から、 上記編集用 端末装置 3 0 な どの相手先の機器が認識可能なメ タデータ の 表記形式に対応する変換テーブルを選択する機能を有する。 即 ち、 変換テーブル選択部 4 3 4 は、 内部メ タデータ を相手先メ タデータ形式に変換するための変換テーブルを選択する こ と ができ る。 かかる変換テーブルの選択処理は、 例えば、 上記相 手先メ タデータ表記形式特定部 4 3 1 か ら入力 された相手先 メ タデータ形式の情報に基づいて、 実行される。 例えば、 相手 先メ タデータ表記形式特定部 4 3 1 が判断した相手先メ タデ ータ形式が M O S メ タデータ形式である場合には、 変換テープ ル選択部 4 3 4 は、 例えば、 内部メ タデータ と M O S メ タデー タ と に対応する変換テーブルを選択する。
メ タデータ表記形式変換部 4 3 6 は、 上記変換テーブル選択
部 4 3 4 によ って選択された変換テーブルに基づいて、 内部メ タ デー タ の表記形式を相手先メ タデータ形式に変換する機能 を有する。 こ のメ タデータ表記形式変換部 4 3 6 は、 上記 と 同 様に、 例えば、 X S L Tエンジンな どの変換エンジンで構成さ れている。 かかる メ タデータ表記形式変換部 4 3 6 は、 上記選 択された変換テーブルに従っ て、 例えば、 上記メ タデータ生成 部 4 2 2 によ って生成された内部メ タデータ、 またはメ タデー タ アプ リ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 に よ っ て編集 さ れた内部メ タデータ な どを、 相手先メ タデータ形式に変換する こ と ができ る。 かかる メ タデータ変換処理は、 例えば、 上記図 9 〜図 1 1 で示 したよ う な、 タ グの変換処理な どである。
上記の よ う に、 メ タデータ表記形式変換部 4 3 6 は、例えば、 相手先の機器が対応不能な内部メ タデータ を、 対応可能な相手 先メ タデータ形式に変換する こ と ができ る。 こ のよ う に変換さ れたメ タデータ は、 例えば、 ディ ス ク装置 4 1 8 に よ り 、 光デ イ ス ク 3 な どの記録媒体に記録される、 かかる メ タデータ の記 録時には、 本実施形態にかかる ビデオ信号記録部であるディ ス ク装置 4 1 8 は、 例えば、 当該メ タデータ と 、 当該メ タデータ に対応する ビデオデータ を関違付けて記録する こ と ができ る。 こ の よ う にメ タデータ と ビデオデータ と を関連付けて記録す る手法と しては、 例えば、 メ タデータ フ ァ イルと ビデオデータ フ ァイ ルを、 同一フォルダ或いは リ ンク されたフォルダ内に記 録する な ど、 記録媒体内のディ レク ト リ 構成を利用する手法、 或いは、 例えば、 上記プロ グラ ムメ タデータ のテイ ク 関連付け 情報の よ う に、 メ タデータ 内に ビデオデータ フ ァイル名 を記入 する手法な どがある。
このよ う に して、 変換されたメ タデータが記録された光ディ ス ク 3 な どの記録媒体は、 編集用端末装置 3 0 などの外部機器 に提供される。 これによ り 、 当該編集用端末装置 3 0 などは、 例えば、 ビデオデータ と と も にこ の ビデオデータに関連するメ タデータ を、 同一の記録媒体を介して取得する こ と ができ る。
以上、 本実施形態にかかる撮像装置 4 0 の各部の機能構成に ついて説明 した。 しかし、 撮像装置 4 0 は、 上記の構成例に限 定される も のではない。
例えば、 撮像装置 4 0 は、 例えば、 上記相手先メ タデータ形 式に変換したメ タデータ を、 ネ ッ ト ワーク 5 を介して送信する こ と によ り 、 編集用端末装置 3 0 な どの外部機器に提供する よ う に しても よい。 これによ り 、 撮像装置 4 0 は、 当該外部機器 に対して、 変換したメ タデータを迅速に提供する こ と ができ る また、 本実施形態にかかる メ タデータ入出力処理部 4 3 0 は 例えば、 外部から入力 された対応不能な表記形式の外部メ タデ ータ を内部メ タデータに変換するべく 、 上記第 1 の実施形態に かかる メ タデータ入出力処理部 4 3 0 と 同様な機能を兼ね備 えても よい。
即ち、 メ タデータ入出力処理部 4 3 0 は、 さ らに、 外部メ タ データ の表記形式を識別する メ タデータ表記形式識別部 4 3 2 を備える よ う に構成しても よい。 さ らに、 上記変換テーブル 選択部 4 3 4 が、 例えば、 第 1 の実施形態に場合のよ う に、 変 換テーブル D B 4 2 0 内の例えば複数の変換テーブルの中か ら、 上記メ タデータ表記形式識別部 4 3 2 によって識別された 外部メ タデータ の表記形式に対応する変換テーブルを選択す る機能を兼ね備える よ う に しても よい。 加えて、 上記メ タデー
タ表記形式変換部 4 3 6 が、 例えば、 第 1 の実施形態に場合の よ う に、 外部メ タデータ を、 メ タデータ アプリ ケーシ ョ ン処理 部 8 0 が対応可能な内部メ タデータ の表記形式に変換する機 能を兼ね備える よ う に して も よい。 これら の構成に よ り 、 撮像 装置 4 0 に対 して対応不能な外部メ タ デー タ を内部メ タデー タ形式に変換して、 メ タデータ アプ リ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 が、変換されたメ タデータ を認識、処理する こ と が可能と なる。
次に、 図 1 5 に基づいて、 本実施形態にかかる撮像装置 4 0 における メ タデータ に関する処理方法について説明する。 なお 図 1 5 は、 本実施形態にかかる撮像装置 4 0 の処理方法を示す フ ロ ーチヤ一 ト である。
図 1 5 に示すよ う に、 まず、 ステ ップ S 2 0 2 では、 撮像装 置 4 0 の内部でメ タデータ が生成される (ステ ップ S 2 0 2 : メ タデータ生成工程) 。 撮像装置 4 0 のメ タデータ生成部 4 2 2 は、 例えば、 上記テイ ク メ タデータ な どのメ タデータ を新規 に生成する。 このよ う に して撮像装置 4 0 内部で生成されたメ タデータ は、 撮像装置 4 0 が対応可能な内部メ タデータ の表記 形式で記述されている。
なお、 こ こ でい う 撮像装置 4 0 の内部で生成されたメ タデー タ には、 上記新規生成されたメ タデータ だけでな く 、 例えば、 外部か ら提供されて撮像装置 4 0 の内部で編集 さ れたメ タ デ ータ な ども含むも の と する。 かかる編集されたメ タデータ の例 と しては、 例えば、 メ タデータ アプリ ケーシ ョ ン処理部 4 8 0 が、 上記ティ ク 関連付け情報な どを追加記入する こ と な どに よ り 、 編集されたプロ グラ ムメ タデータ な どである。
次いで、 ステ ッ プ S 2 0 4 では、 メ タデータ を提供する相手
先の外部機器が認識可能なメ タデータ の表記形式が特定され る (ステ ッ プ S 2 0 4 ) 。 相手先メ タデータ表記形式特定部 4 3 1 は、 例えば、 担当者の入力に基づいて、 或いは自動的に、 上記相手先メ タデータ形式を特定する。
さ らに、 ステップ S 2 0 6 では、 特定された相手先のメ タデ ータ表記形式が、 撮像装置 4 0 の内部メ タデー タ の表記形式と 同一であるか否かが判定される (ス テ ッ プ S 2 0 6 ) 。 相手先 メ タデータ表記形式特定部 4 3 1 は、 例えば、 既知の内部メ タ データの表記形式と 、 上記ステ ップ S 2 0 4 で特定した相手先 メ タデータ形式が、 同一であるか否かを判断する。 この結果、 同一でない と判断された場合には、 ステ ップ S 2 0 8 に進み、 一方、 同一である と判断された場合には、 メ タデータ変換の必 要がないので、 ステ ップ S 2 1 2 に進む。
その後、 ステ ップ S 2 0 8 では、 上記特定されたメ タデータ の表記形式に対応する変換テーブルが選択される (ステ ップ S 2 0 8 ) 。 変換テーブル選択部 4 3 4 は、 例えば、 変換テープ ル D B 4 2 0 に記録されている複数の変換テーブルの中から、 上記ステ ップ S 2 0 4 で特定された相手先メ タデータ形式と 、 および内部メ タデータ の表記形式と に対応する例えば 1 つの 変換テーブルを選択する。
次いで、 ステ ップ S 2 1 0 では、 上記選択された変換テープ ルに基づいて、 上記生成されたメ タデータ の表記形式が変換さ れる (ス テ ッ プ S 2 1 0 : メ タデータ表記形式変換工程) 。 メ タデータ表記形式変換部 4 3 6 は、 上記ス テ ッ プ S 2 0 8 で選 択された変換テーブルに基づいて、 内部メ タデータ の表記形式 を相手先メ タデータ形式に変換する。 これによ り 、 撮像装置 4
0 は、 生成した内部メ タデータ を、 編集用端末装置 3 0 な どが 認識可能な表記形式に変換する こ と ができ る。
さ ら に、 ステ ップ S 2 1 2 では、 上記変換されたメ タデータ と ビデオ信号と が記録媒体に記録される (ステ ップ S 2 1 2 : ビデオ信号記録工程) 。 ディ ス ク装置 4 1 8 は、 編集用端末装 置 3 0 な どが ビデオ信号に関する 処理を上記メ タ データ に基 づいて制御でき る よ う に、 上記ステ ップ S 2 1 0 で変換された メ タデータ (或いは上記ステ ップ S 2 0 6 で変換不要と判断さ れたメ タデータ) と 、 当該メ タデータ に対応する ビデオデータ と を相互に関連付けて、 光ディ ス ク 3 な どに記録する。
その後、 ステ ッ プ S 2 1 4 では、 記録媒体を介してメ タデー タ な どが提供される (ステ ップ S 2 1 4 ) 。 撮像装置 4 0 は、 上記ステ ッ プ S 2 1 2 でメ タデータ お よび ビデオデータ な ど が記録された光ディ ス ク 3 等の記録媒体を、 編集用端末装置 3 0 な どの外部機器に提供する。 これによ り 、 編集用端末装置 3 0 な どは、 例えば、 自身が対応でき る よ う に変換されたメ タデ ータ を、 ビデオデータ と と も に取得する こ と ができ る。
以上の よ う に、 撮像装置 4 0 は、 自身が生成 · 編集 したメ タ データ を、 編集用端末装置 3 0 な どの相手先の対応可能な表記 形式に変換した上で記録媒体に記録する こ と ができ る。 こ のた め、 かかる記録媒体を取得した当該編集用端末装置 3 0 な どは 特段の処理を行わずと も、 当該変換されたメ タデータ を記録媒 体から読み出 して、 認識、 処理する こ と ができ る。 よ っ て、 メ タデータ の受け側である 当該編集用端末装置 3 0 な どは、 例え ば、 上記第 1 の実施形態で説明 した よ う なメ タデータ入出力処 理部 3 3 0 な どを具備 しな く ても よいので、 装置構成の簡略化
低価格化が図れる。
また、 記録媒体にはビデオデータ と メ タデータが関連付け ら れて記録されているので、 編集用端末装置 3 0 などは、 取得し たメ タデータ と ビデオデータ の対応関係を容易に把握でき る。 こ のため、 当該編集用端末装置 3 0 は、 当該メ タデータに基づ いて当該ビデオデータ に関する処理を好適に実行でき る。
(第 3 の実施の形態)
次に、 本発明の第 3 の実施の形態について説明する。 第 3 の 実施形態では、 ビデオ信号記録装置の一実施形態である撮像装 置 4 0 が、 例えば、 自 己の生成したメ タデータ と、 かかるメ タ データ に対応する変換テーブル、 およびビデオ信号を関連付け て、 ビデオ信号再生装置の一実施形態である編集用端末装置 3 0 に提供する こ と を特徴とする。 即ち、 ビデオ信号およびメ タ データの提供側である撮像装置 4 0 が、 ビデオ信号およびメ タ データ の利用側である編集用端末装置 3 0 に配慮して、 編集用 端末装置 3 0 側で当該メ タデータ を容易に変換して利用でき る よ う に、 当該メ タデータに対応する変換テーブルを当該メ タ データ と と もに提供する点に特徴を有する。
なお、 第 3 の実施形態にかかる撮像装置 4 0 および編集用端 末装置 3 0 は、 上記第 1 の実施形態にかかる撮像装置 4 0 およ ぴ編集用端末装置 3 0 と比して、 上記特徴点に関違する機能構 成が相違する のみである。 こ のため、 第 3 の実施形態では、 撮 像装置 4 0 および編集用端末装置 3 0 に関する上記以外の機 能構成や、 システム構成、 メ タデータ等については、 上記第 1 の実施形態の場合と略同一であるので、 その説明は省略する。
まず、 図 1 6 に基づいて、 本実施形態にかかる撮像装置 4 0 の構成について説明する。 なお、 図 1 6 は、 本実施形態にかか る撮像装置 4 0 の概略的な構成を示すブロ ック図である。
図 1 6 に示すよ う に、 撮像装置 4 0 は、 C P U 4 0 2 と 、 メ モ リ 部 4 0 4 と、 操作部 4 0 6 と 、 表示部 4 0 8 と、 音声出力 部 4 1 0 と 、 通信部 4 1 2 と、 外部イ ンタ フェース 4 1 4 と、 カメ ラブロ ッ ク 4 1 6 と、 ディ スク装置 4 1 8 と、 変換テープ ルデータベース 4 2 0 と、 メ タデータ生成部 4 2 2 と、 メ タデ ータ入出力処理部 4 3 0 と 、 メ タデータアプリ ケーシ ョ ン処理 部 4 8 0 と を備える。
なお、 第 3 の実施形態にかかる撮像装置 4 0 におけるメ タデ ータ入出力処理部 4 3 0 以外の各部の機能構成は、 第 1 の実施 形態にかかる撮像装置 4 0 の場合と 略同一である のでその説 明は省略する。
メ タデータ入出力処理部 4 3 0 は、 本実施形態にかかる特徴 部であ り 、 例えば、 内部メ タデータの変換に必要な変換テープ ルを選択して出力する機能を有する。 こ のメ タデータ入出力処 理部 4 3 0 は、 例えば、 相手先メ タデータ表記形式特定部 4 3 1 と、 変換テーブル選択部 4 3 4 と 、 を備える。
相手先メ タデータ表記形式特定部 4 3 1 は、 例えば、 メ タデ ータを提供する相手先の機器 (編集用端末装置 3 0 など) が対 応可能なメ タデータの表記形式 (以下では、 相手先メ タデータ 形式と略称する場合もある。 ) を、 特定する機能を有する。 こ の相手先メ タデータ表記形式特定部 4 3 1 の機能構成は、 上記 第 2 の実施形態にかかる相手先メ タデータ表記形式特定部 4 3 1 の機能構成と略同一であるので、 その説明は省略する。 な
お、かかる相手先メ タデータ表記形式特定部 4 3 1 は、例えば、 必ずしも具備されなく と も よい。
変換テーブル選択部 4 3 4 は、 変換テーブル D B 4 2 0 に記 録されている例えば複数の変換テーブルの中から、 例えば、 上 記編集用端末装置 3 0 な どの相手先の機器が認識可能なメ タ データ の表記形式に対応する変換テーブルを選択する機能を 有する。 即ち、 変換テーブル選択部 4 3 4 は、 例えば、 相手先 の機器が、 撮像装置 4 0 の生成した内部メ タデータ を、 相手先 メ タデータ形式に 自 ら変換するための変換テーブルを選択す る こ と ができ る。 かかる変換テーブルの選択処理は、 例えば、 上記相手先メ タデータ表記形式特定部 4 3 1 から入力 された 相手先メ タデータ形式の情報などに基づいて、 実行されても よ い。 例えば、 相手先メ タデータ表記形式特定部 4 3 1 が特定し た相手先メ タデータ形式が M O S メ タデータ形式である場合 には、 変換テーブル選択部 4 3 4 は、 例えば、 内部メ タデータ と M O S メ タデータ と に対応する変換テーブルを選択する。 また、 メ タデータ入出力処理部 4 3 0 が上記相手先メ タデー タ表記形式特定部 4 3 1 を具備しない場合には、 こ の変換テー ブル選択部 4 3 4 は、 例えば、 撮像装置 4 0 の生成した内部メ タデータ と 、 任意の表記形式の外部メ タデータ と に対応した 1 又は 2 以上の変換テーブルを選択する よ う にしても よい。 こ の 場合はさ ら に、 変換テーブル選択部 4 3 4 は、 でき るだけ多く の種類の外部メ タデータ に対応でき る よ う に、 例えば、 変換テ 一ブル D B 4 2 0 に格納されている例えば全ての変換テープ ルを選択する よ う にしても よい。
上記のよ う に して、 変換テーブル選択部 4 3 4 によって選択
された 1 又は 2以上の変換テーブルは、 例えば、 ディ スク装置 4 1 8 によ り 、 光ディ スク 3 な どの記録媒体に記録される、 か かる変換テーブルの記録時には、 本実施形態にかかる ビデオ信 号記録部と して構成されているディ スク装置 4 1 8 は、 例えば 当該変換テーブルと、 メ タデータ生成部 4 2 2 な どが生成した 未変換のメ タデータ と、 当該メ タデータ に対応する ビデオデー タ と を関連付けて記録媒体に記録する こ と ができ る。 こ の よ う にメ タデータ と ビデオデータ と を関連付けて記録する手法と しては、 例えば、 変換テーブルフ ァ イル、 メ タデータ ファイル およびビデオデータ フ ァイルを、 同一フォルダ或いは リ ンク さ れたフォルダ内に記録するな ど、 記録媒体内のディ レク ト リ 構 成を利用する手法、 或いは、 例えばメ タデータ内に変換テープ ルフ アイル名およびビデォデータ フ アイル名を記入する手法、 これ ら三者の関連付け情報を記録したデータ フ ァ イ ルを と も に記録する手法などがある。
このよ う に して、 未変換のメ タデータおよび変換テーブルが 記録された光ディ スク 3 な どの記録媒体は、 編集用端末装置 3 0 な どの外部機器に提供される。 これによ り 、 当該編集用端末 装置 3 0 な どは、 例えば、 ビデオデータ と と もに、 こ のビデオ データに関連するメ タデータ と、 こ のメ タデータを変換するた めの変換テーブルと を、 同一の記録媒体を介して取得する こ と ができ る。
以上、 本実施形態にかかる撮像装置 4 0 の各部の機能構成に ついて説明 した。 しかし、 撮像装置 4 0 は、 上記の構成例に限 定される も のではない。
例えば、 撮像装置 4 0 は、 例えば、 上記未変換のメ タデータ
およびこ のメ タデータ に対応する変換テーブルな どを、 ネ ッ ト ワーク 5 を介して送信する こ と によ り 、 編集用端末装置 3 0 な どの外部機器に提供する よ う にしても よい。 これによ り 、 撮像 装置 4 0 は、 当該外部機器に対して、 メ タデータおよび変換テ 一ブルを迅速に提供する こ と ができ る。
また、 本実施形態にかかるメ タデータ入出力処理部 4 3 0 は 例えば、 外部から入力された対応不能な表記形式の外部メ タデ ータを内部メ タデータに変換するべく 、 上記第 1 の実施形態に かかる メ タデータ入出力処理部 4 3 0 と 同様な機能を兼ね備 えても よい。即ち、メ タデータ入出力処理部 4 3 0 は、 さ らに、 上記メ タデータ表記形式識別部 4 3 2 および上記メ タデータ 表記形式変換部 4 3 6 を備える よ う に構成しても よい。 かかる 構成によ り 、 撮像装置 4 0 に対して対応不能な外部メ タデータ を内部メ タデータ形式に変換して、 メ タデータアプリ ケーショ ン処理部 4 8 0 が、 変換されたメ タデータ を認識、 処理する こ と が可能と なる。
次に、 図 1 7 に基づいて、 本実施形態にかかる撮像装置 4 0 におけるメ タデータ に関する処理方法について説明する。 なお 図 1 7 は、 本実施形態にかかる撮像装置 4 0 の処理方法を示す フ ローチャー トである。
図 1 7 に示すよ う に、 まず、 ステ ップ S 3 0 2 では、 撮像装 置 4 0 の内部でメ タデータが生成される (ステップ S 3 0 2 : メ タデータ生成工程) 。 本ステ ップは、 上記図 1 5 で示したス テ ツプ S 2 0 2 と略同一であるので、 詳細説明は省略する。
次いで、 ステ ップ S 3 0 4 では、 メ タデータを提供する相手 先の外部機器が認識可能なメ タデータ の表記形式が特定され
る (ステ ップ S 3 0 4 ) 。 相手先メ タデータ表記形式特定部 4 3 1 は、 例えば、 担当者の入力に基づいて、 或いは自動的に、 上記相手先メ タデータ形式を特定する。 なお、 本ステ ップは省 略する こ とが可であ り 、 この場合には、 以下のステップ S 3 0 6、 S 3 1 2、 S 3 1 4 も省略される。
さ らに、 ステップ S 3 0 6 では、 特定された相手先のメ タデ ータ表記形式が、 撮像装置 4 0 の内部メ タデータ の表記形式と 同一であるか否かが判定される (ステ ップ S 3 0 6 ) 。 相手先 メ タデータ表記形式特定部 4 3 1 は、 例えば、 既知の内部メ タ データ の表記形式と 、 上記ステ ップ S 3 0 4 で特定した相手先 メ タデータ形式が、 同一であるか否かを判断する。 この結果、 同一でないと判断された場合には、 ステ ップ S 3 0 8 に進み、 一方、 同一である と判断された場合には、 変換テーブルを送出 する必要がないので、 ステップ S 3 1 4 に進む。
その後、 ステ ップ S 3 0 8 では、 1 又は 2 以上の変換テープ ルが選択される (ステ ップ S 3 0 8 :変換テーブル選択工程)。 変換テーブル選択部 4 3 4 'は、 例えば、 変換テーブル D B 4 2 0 に記録されている例えば複数の変換テーブルの中から、 上記 ステ ップ S 3 0 4 で特定された相手先メ タデータ形式と、 およ ぴ内部メ タデータ の表記形式と に対応する例えば 1 つの変換 テーブルを選択する。
また、 上記ステップ S 3 0 4 を省略した場合や、 相手先メ タ データ形式を特定でき なかった場合な どには、 例えば、 変換テ 一ブル選択部 4 3 4 は、 変換テーブル D B 4 2 0 に記録されて いる例えば複数の変換テーブルの う ちの全部又は一部を選択 して も よレヽ。
次いで、 ステ ップ S 3 1 0 では、 上記選択された変換テープ ル、 上記生成されたメ タデータ およびビデオ信号が記録媒体に 記録される (ステ ッ プ S 3 1 0 ) 。 ディ ス ク装置 4 1 8 は、 編 集用端末装置 3 0 な どが ビデオ信号に関する処理を上記メ タ データ に基づいて制御でき る よ う に、 上記ステ ップ S 3 0 8 で 選択された 1 又は 2 以上の変換テーブルと 、 上記ステ ップ S 3 0 2 で生成された未変換のメ タデータ と 、 当該メ タデータ に対 応する ビデオデータ と を相互に関連付けて、 光ディ ス ク 3 な ど に記録する。
さ ら に、 ステ ッ プ S 3 1 2 では、 記録媒体を介 して変換テー ブルおょぴメ タデータ な どが提供される (ステ ップ S 3 1 2 )。 撮像装置 4 0 は、 上記ステ ップ S 3 1 0 で変換テーブル、 メ タ データ お よ びビデオデータ な どが記録さ れた光ディ ス ク 3 等 の記録媒体を、 編集用端末装置 3 0 な どの外部機器に提供する これによ り 、 編集用端末装置 3 0 な どは、 例えば、 未変換のメ タ データお よびこ の メ タ データ を変換する ための変換テープ ルを、 ビデオデータ と と も に取得する こ と ができ る。
一方、 ステ ップ S 3 1 4 では、 上記生成されたメ タデータお よびビデオ信号が記録媒体に記録される (ステ ップ S 3 1 4 )。 ディ ス ク装置 4 1 8 は、 上記ステ ップ S 3 0 2 で生成された未 変換のメ タデータ と 、 当該メ タデータ に対応する ビデオデータ と を相互に関連付けて、 光ディ ス ク 3 な どに記録する。
その後、 ステ ップ S 3 1 6 では、 記録媒体を介してメ タデー タ な どが提供される (ステ ップ S 3 1 6 ) 。 撮像装置 4 0 は、 上記ステ ッ プ S 3 0 8 でメ タデータ お よ び ビデオデータ な ど が記録された光ディ ス ク 3 等の記録媒体を、 編集用端末装置 3
0 な どの外部機器に提供する。 これによ り 、 編集用端末装置 3 0 などは、 例えば、 未変換であ り なが ら対応可能なメ タデータ を、 ビデオデータ と と も に取得する こ と ができ る。
次に、 図 1 8 に基づいて、 本実施形態にかかる編集用端末装 置 3 0 の構成について説明する。 なお、 図 1 8 は、 本実施形態 にかかる編集用端末装置 3 0 の概略的な構成を示すプロ ッ ク 図である。
図 1 8 に示すよ う に、 編集用端末装置 3 0 は、 C P U 3 0 2 と、 メ モ リ 部 3 0 4 と、 入力部 3 0 6 と 、 表示部 3 0 8 と 、 音 声出力部 3 1 0 と、 通信部 3 1 2 と、 外部イ ンタ フ ェース 3 1 4 と 、 ディ ス ク装置 3 1 6 と、 記録装置 3 1 8 と、 変換テープ ル D B 3 2 0 と、 メ タデータ入出力処理部 3 3 0 と、 メ タデー タアプリ ケー シ ョ ン処理部 3 8 0 と、 を備える。
なお、 第 3 の実施形態にかかる編集用端末装置 3 0 における ディ ス ク装置 3 1 6 およびメ タデータ入出力処理部 3 3 0 以 外の各部の機能構成は、 第 1 の実施形態にかかる編集用端末装 置 3 0 の場合と略同一であるのでその説明は省略する。
ディ スク装置 3 1 6 は、 上記第 1 の実施形態にかかるデイ ス ク装置 3 1 6 の機能に加え、 例えば、 上記撮像装置 4 0 などか ら提供された記録媒体から、 メ タデータ と 、 こ のメ タデー タ の 表記形式に対応する 1 又は 2 以上の変換テーブルを読み出す メ タデータ読出部と しても機能する。
よ り 詳細には、 撮像装置 4 0 などから編集用端末装置 3 0 に 対して光ディ スク 3 等の記録媒体が提供される と、 ディ スク装 置 4 1 8 は、 例えば、 かかる記録媒体から、 未変換の (即ち、 例えば撮像装置 4 0 の対応可能な表記形式のままの) メ タデー
タ と 、 こ のメ タデータ に関連付け られている 1 または 2 以上の 変換テーブルと を読み出す。 かかる記録媒体に記録されている メ タデータは、 例えば、 X M Lベースではある ものの、 上記撮 像装置 4 0 が認識可能な表記形式で記述されてお り 、 必ずしも 編集用端末装置 3 0 に対応した表記形式である と は限らない。 また、上記記録媒体に記録されている変換テーブルは、例えば、 上記撮像装置 4 0 に よ る相手先メ タデータ形式特定処理およ ぴ変換テーブル選択処理の内容に応じて、 編集用端末装置 3 0 が対応可能なメ タデータ の表記形式に対応 した例えば 1 の変 換テーブルである場合もあれば、 或いは、 例えば多様な表記形 式に対応した複数の変換テーブルである場合もある。
ディ スク装置 3 1 6 は、 上記のよ う にして読み出 したメ タデ ータおよび変換テーブルをメ タデータ入出力処理部 3 3 0 に 出力する。
また、 撮像装置 4 0 と編集用端末装置 3 0 の対応可能なメ タ データ の表記形式が略同一である と きな どには、 上記撮像装置 4 0 から提供された記録媒体に、 例えば、 メ タデータに関連付 け られた変換テーブルが記録されていない場合もある。 こ の場 合には、 ディ スク装置 3 1 6 は、 例えば、 当該記録媒体からメ タデータ のみを読み出すこ と もでき る。 この場合には、 当該メ タデータの表記形式が、 編集用端末装置 3 0 が対応可能な表記 形式であるので、 後述するメ タデータ表記形式の変換処理は不 要と なる。 従って、 読み出されたメ タデータは、 メ タデータァ プリ ケーシ ヨ ン処理部 4 8 0 に直接出力 されて、 処理される。
メ タデータ入出力処理部 3 3 0 は、 本実施形態にかかる特徴 部であ り 、 上記図 7 で説明 したよ う に、 例えば、 外部メ タデー
タ を内部メ タデータに変換した上で、 メ タデータアプリ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 に対して出力する機能を有する。 こ のメ タデ ータ入出力処理部 3 3 0 は、 例えば、 変換テーブル選択部 3 3 と、 メ タデータ表記形式変換部 3 3 6 を備える。
変換テーブル選択部 3 3 4 は、 例えば、 ディ スク装置 3 1 6 によって読み出 された 1 又は 2 以上の変換テーブルの中から、 編集用端末装置 3 0 のメ タデータ アプ リ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 が対応可能な表記形式に対応 した 1 の変換テーブルを選 択する機能を有する。 こ の変換テーブル選択部 3 3 4 によ る選 択処理の内容は、 例えば、 上記撮像装置 4 0 によ る相手先メ タ データ形式特定処理および変換テーブル選択処理によって、 好 適な変換テーブルが既に選択済みである か否かに よ って異な る。
即ち、 例えば、 上記撮像装置 4 0 が、 予め編集用端末装置 3 0 の対応可能なメ タデータ表記形式を特定し、 かかる表記形式 に対応した例えば 1 の変換テーブルのみを選択して、 記録媒体 を介して提供した場合には、 変換テーブル選択部 3 3 4 は、 提 供された例えば唯一の変換テーブルを選択する。 なお、 こ の場 合には、 変換テーブル選択部 3 3 4 は必ずしも具備されなく と も よ く 、 こ の変換テーブルをメ タデータ表記形式変換部 3 3 6 に対して直接的に入力する よ う構成しても よい。
一方、 上記撮像装置 4 0 が、 予め編集用端末装置 3 0 の対応 可能なメ タデータ表記形式を特定せず、 未変換のメ タデータに 対応する例えば複数の変換テーブルを選択して提供した場合 には、 変換テーブル選択部 3 3 4 は、 こ の提供された複数の変 換テーブルの中から、 メ タデータアプリ ケーシ ョ ン処理部 3 8
0 が対応可能な表記形式に対応 した 1 の変換テーブルを選択 する。
メ タデータ表記形式変換部 3 3 6 は、 例えば、 X S L Tェン ジンな どの変換エンジン と して構成されてお り 、 上記変換テー ブル選択部 3 3 4 によ って選択された例えば 1 の変換テープ ルに基づいて、 上記記録媒体から読み出されたメ タデータの表 記形式を内部メ タデータの表記形式に変換する機能を有する。 これによ り 、 メ タデータアプリ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 は、 か かる変換されたメ タデータ を認識、 処理する こ とが可能と なる 次に、 図 1 9 に基づいて、 本実施形態にかかる編集用端末装 置 3 0 における メ タデータ に関する処理方法について説明す る。 なお、 図 1 9 は、 本実施形態にかかる編集用端末装置 3 0 の処理方法を示すフ ローチヤ一 トである。
図 1 9 に示すよ う に、 まず、 ステ ップ S 3 3 2 では、 編集用 端末装置 3 0 が記録媒体を取得する (ステ ップ S 3 3 2 ) 。 編 集用端末装置 3 0 は、 上記撮像装置 4 0 によってメ タデータお よびビデオデータな どが記録された光ディ ス ク 3 な どの記録 媒体を取得する。
次いで、 ステ ップ S 3 3 4 では、 上記記録媒体に変換テープ ルが記録されているか否かが判断される (ステ ップ S 3 3 4 )。 メ タデータ入出力処理部 3 3 0 は、 例えば、 記憶装置 3 1 8 を 利用 して、 上記記録媒体内に、 X L T文書などの変換テーブル の有無を判断する。 こ の際、 例えば、 上記撮像装置 4 0 が変換 テーブルを記録媒体のルー ト位置な どに記録する よ う に規定 されていれば、 メ タデータ入出力処理部 3 3 0 は、 変換テープ ルの有無を容易に判断する こ と ができ る。
この結果、 変換テーブルが記録媒体に記録されている と判断 された場合には、 ス テ ッ プ S 3 4 0 に進む。 一方、 変換テープ ルが記録媒体に記録されていないと判断された場合には、 ス テ ップ S 3 3 6 に進む。
さ らに、 ステップ S 3 3 6 では、 メ タデータが記録媒体から 読み出される (ス テ ッ プ S 3 3 6 ) 。 記憶装置 3 1 8 は、 例え ば、 記録媒体からメ タデータ を読み出 して、 メ タデータ入出力 処理部 3 3 0 に出力する。
次いで、 ステップ S 3 3 8 では、 上記読み出されたメ タデー タ が編集用端末装置 3 0 で対応可能な形式か否かが判断され る (ステ ップ S 3 3 8 ) 。 メ タデータ入出力処理部 3 3 0 は、 上記ステ ップ S 3 3 6 で読み出 されたメ タデータ の表記形式 が、 メ タデータアプリ ケーショ ン処理部 3 8 0 で対応可能であ るか否かを判断する。 例えば、 上記撮像装置 4 0 が上記相手先 メ タデータ形式を特定でき、 かつ、 その相手先メ タデータ形式 が撮像装置 4 0 の内部メ タデータ形式と 略同一であつ た と判 断した場合な どには、 撮像装置 4 0 は、 編集用端末装置 3 0 に 対してメ タデータのみを提供し、 変換テーブルを提供しない。 この場合には、 上記ステ ップ S 3 3 6 で読み出されたメ タデー タは編集用端末装置 3 0 の対応可能な表記形式である。 かかる 場合な どには、 上記読み出 されたメ タデータがメ タデータアブ リ ケー シ ョ ン処理部 3 8 0 の対応可能な表記形式である と判 断され、 変換処理を行 う 必要がないので、 ステップ S 3 4 8 に 進む。 一方、 上記読み出 されたメ タデータがメ タデータアプリ ケー シ ョ ン処理部 3 8 0 の対応不能な表記形式である と 判断 された場合には、 変換テーブルも添付されていないため、 メ タ
データ アプ リ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 は当該メ タデータ を認 識、 処理でき ないので、 全てのステ ップを終了する。
—方、 ステ ップ S 3 4 0 では、 メ タデータおょぴ変換テープ ルが記録媒体か ら読み出 される (ステ ップ S 3 4 0 : メ タデー タ読出工程) 。 上記ステ ップ S 3 3 4 で、 変換テーブルが記録 媒体に記録されている と判断された場合には、 記憶装置 3 1 8 は、 例えば、 当該記録媒体か ら、 メ タデータ と 、 こ のメ タデー タ に対応する 1 または 2 以上の変換テーブルを読み出 して、 メ タデータ入出力処理部 3 3 0 に出力する。
さ ら に、 ステ ッ プ S 3 4 2 では、 上記読み出 された変換テー ブルが選択不要であ る か否かが判断さ れる (ステ ッ プ S 3 4 2 ) 。 メ タデータ入出力処理部 3 3 0 は、 上記ステ ップ S 3 4 0 で読み出 された変換テーブルが、 例えば、 複数である か、 あ るいは 1 つである かを判断する。 こ の結果、 上記読み出 された 変換テーブルが複数である場合には、 メ タデータ アプ リ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 が対応可能な表記形式に対応する変換テー ブルを選択する必要がある ので、 ステ ッ プ S 3 4 4 に進む、 ― 方、 上記読み出 された変換テーブルが 1 つである場合は、 例え ば、 上記撮像装置 4 0 に よ って、 編集用端末装置 3 0 の内部メ タデータ形式に対応 した 1 の変換テーブルが予め選択 さ れて いる ケースな どである。 よっ て、 かかる場合には、 変換テープ ルの選択は不要である ので、 ステ ップ S 3 4 6 に進む。
その後、 ステ ップ S 3 4 4 では、 内部メ タデータ に対応する 変換テーブルが選択される (ステ ップ S 3 4 4 : 変換テーブル 選択工程) 。 変換テーブル選択部 3 3 4 は、 上記ステ ッ プ S 3 4 0 で読み出 された 1 又は 2 以上の変換テーブルの中か ら、 例
えば、 メ タデータアプリ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 が対応可能な 表記形式に対応した 1 の変換テーブルを選択する。
次いで、 ステ ップ S 3 4 6 では、 上記読み出 し或いは選択さ れた変換テーブルに基づいて、 メ タデータの表記形式が変換さ れる (ステ ップ S 3 4 6 : メ タデータ表記形式変換工程) 。 メ タデータ表記形式変換部 3 3 6 は、 例えば、 上記ステ ップ S 3
4 4 で選択された変換テーブル、 或いは上記ステ ップ S 3 4 0 で読み出された唯一の変換テーブルに基づいて、 上記ス テ ップ
5 3 4 0 で読み出さ されたメ タデータ の表記形式を、 メ タデー タ アプリ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 が対応可能な形式に変換す る。 これによ り 、 編集用端末装置 3 0 は、 記録媒体を介して取 得したメ タデータ を、 自身が認識可能な表記形式に変換する こ と ができ る。
さ らに、 ステップ S 3 4 8 では、 各種のメ タデータアプリ ケ ー シ ョ ン処理が実行される (ス テ ッ プ S 3 4 8 :処理制御工程) メ タデータアプリ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 は、 例えば、 上記表 記形式が変換された認識可能と なったメ タデータ に基づいて、 上記説明 したよ う な編集用端末装置 3 0 内における多様な処 理を制御する。 また、 メ タデータアプリ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0 は、 例えば、 ス テ ッ プ S 3 3 8 で内部メ タデー タ の表記形式 と略同一である と判定された外部メ タデータ を、 直接に認識し て処理する こ と もでき る。
こ の よ う に編集用端末装置 3 0 は、 例えば、 まず、 変換テー ブルの有無を確認し、 それが存在する場合は、 記録媒体から読 み出 したメ タデータ を当該変換テー ブルの規定に従って対応 可能な形式に変換する こ と ができ る。 これによ り 、 編集用端末
装置 3 0 は、 様々 な外部メ タデータが記録された記録媒体を分 け隔てな く 取 り 扱 う こ と が可能と なる。
以上のよ う に、 本実施形態では、 撮像装置 4 0 は、 自身が生 成 · 編集したメ タデータ に対応する変換テーブルを、 当該メ タ データ と と も に記録媒体に記録する こ と ができ る。 このため、 かかる記録媒体を取得した編集用端末装置 3 0 は、 記録媒体か ら読み出 した変換テーブルを用いて、 記録媒体から読み出 した 当該メ タデータ を、 自 己が認識、 処理可能な表記形式に容易に 変換する こ と ができ る。
また、 撮像装置 4 0 が、 例えば、 多様な種類の変換テーブル を当該メ タデータ と と も に記録媒体に記録してお く こ と に よ り 、 かかる記録媒体は、 認識可能なメ タデータ形式が異なる複 数の編集用端末装置 3 0 によって利用可能と なる。 即ち、 かか る記録媒体を取得した任意の編集用端末装置 3 0 は、 記録され ている複数の変換テーブルの中から、 上記生成されたメ タデー タ を 自 己のメ タデータ形式に変換する ための変換テーブルを 選択して、 変換処理を好適に実行する こ と ができ る。 このよ う に、 記録媒体内に複数種類の変換テーブルを予め記録しておく こ と によ り 、 かかる 1 つの記録媒体が、 例えば、 認識可能なメ タデータ形式が異なる複数の編集用端末装置 3 0 な どに対応 したメ タデータ伝達媒体と して機能でき る。
また、 記録媒体にはビデオデータ、 メ タデータおよび変換テ 一プルが関連付け られて記録されているので、 編集用端末装置 3 0 は、 取得したメ タデータ と変換テーブルおよびビデオデー タの対応関係を容易に把握でき る。 こ のため、 編集用端末装置 3 0 は、 変換したメ タデータに基づいて当該ビデオデータに関
する処理を好適に実行でき る。
また、 上記第 1 〜第 3 の実施形態における メ タデータ生成部 4 2 2 、 メ タデータ入出力処理部 3 3 0、 4 3 0 およびメ タデ ータアプリ ケーシ ョ ン処理部 3 8 0、 4 8 0 などは、 上記のよ う な処理機能を実現でき る も のであれば、例えば、専用装置(ハ 一ドウエア) と して構成されても よ く 、 また、 撮像装置 4 0 や 編集用端末装置 3 0 などの各端末装置に、 上記処理を実行させ る アプ リ ケーシ ョ ンプロ グラ ムをイ ンス トールして構成され ても よい。 さ らに、 後者の場合、 上記アプリ ケーシ ョ ンプロ グ ラムは、 上記各端末装置に対して、 C D— R O M等の記録媒体 によって提供されても よ く 、 また、 通信部 3 1 2、 4 1 2 な ど を介して外部からダウンロ ー ドする こ と で提供されても よい。 また、 当該アプリ ケーショ ンプロ グラ ムは、 予め、 上記各端末 装置内のメ モ リ 部 3 0 4、 4 0 4 、 記録装置 3 1 8 、 或いは外 部イ ンタ フヱ ース 3 1 4、 4 1 4等に接続された周辺機器な ど に格納されていても よい。
以上のよ う に、 撮像装置 4 0 および編集用端末装置 3 0 な ど の各端末装置は、 例えば、 任意の表記形式に従った X M Lベー ス の メ タデータの入出力に対して、 柔軟に対応する こ と ができ る。 こ のた め、 映像プロ グラム制作支援システ ム 1 内で、 各々 の端末装置の対応可能なメ タデータ の表記形式が異なる場合 であっても、 各々の端末装置が円滑にメ タデータをやり 取り で き る。 従って、 複数の端末装置間でメ タデータ を共用 して有効 利用でき る の で、 映像プロ グラム制作の効率化や映像作品の品 質向上を図る こ と ができ る。
以上、 添付図面を参照しなが ら本発明の好適な実施形態につ
いて説明 したが、 本発明はかかる例に限定されない。 当業者で あれば、 特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内にお いて各種の変更例または修正例に想到 し得る こ と は明 ら かで あ り 、 それらについても当然に本発明の技術的範囲に属する も の と了解される。
例えば、 上記企画用端末装置 1 0 、 撮像装置 4 0 、 フィ ール ド P C 5 0 および編集用端末装置 3 0 などの各端末装置は、 必 ずしも 1 台だけから構成されなく と も よ く 、 複数台から構成さ れる場合であっても実施可能である。 例えば、 複数台の撮像装 置 4 0 が撮影したビデオデータ を、 光ディ スク 3 またはネ ッ ト ワーク 5 な どを介して、 編集用端末装置 3 0 に提供する こ と も 可能である。
また、 映像プロ グラム制作支援システム 1 は、 例えば、 上記 企画用端末装置 1 0 、 取材用端末装置 2 0 および編集用端末装 置 3 0 の間に、 センターサーバ (図示せず。 ) を設ける こ と で、 企画用端末装置 1 0 、 取材用端末装置 2 0 および編集用端末装 置 3 0 をク ライ アン ト と した、 ク ライ アン ト Zサーバ ( C I i e n t / S e r v e r ) のネ ッ ト ワーク システム と して構成す る こ と も可能である。
例えば、 上記第 1 の実施形態では、 企画用端末装置 1 0 、'取 材用端末装置 2 0 および編集用端末装置 3 0 の間でメ タデー タ を、 例えばネ ッ ト ワーク 5 な どを介して直接送受信していた が、 本発明はかかる例に限定されない。 例えば、 ネ ッ ト ワーク 5 に接続されたセンターサーバ (図示せず。 ) を設けて、 メ タ データやビデオデータ な どを集中管理するデータベース を構 築しても よい。 これによ り 、 各端末装置は、 ネ ッ ト ワーク 5 を
介してこのセンターサーバにアクセス し、 メ タデーまたはビデ ォデータのな どの取得や更新を行う こ と ができ る。
また、 上記第 1 の実施形態では、 企画用端末装置 1 0 、 取材 用端末装置 2 0 および編集用端末装置 3 0 などの間で、 メ タデ 一タ等を例えばネ ッ ト ワーク 5 を介 して送受信する こ と によ り 、 メ タデータをやり 取り していたが、 本発明はかかる例に限 定されない。 例えば、 企画用端末装置 1 0 、 取材用端末装置 2 0 および編集用端末装置 3 0 などの間で、 各種の記録媒体を介 してメ タデータ等をや り 取 り しても よい。 かかる構成によ り 、 上記第 1 の実施形態の よ う なネ ッ ト ワーク 5 を介した通信を 行 う ための設備等を設けな く ても済むので、 映像プロ グラ ム制 作支援システム 1 をよ り 安価かつ容易に構築でき る。
また、 上記第 1 〜 3 の実施形態では、 取材用端末装置 2 0 を 撮像装置 4 0 およびフ ィ ール ド P C 5 0 と レ、 う 2 つのハー ド ウェアから構成したが、 本発明はかかる例に限定されない。 例 えば、 取材用端末装置 2 0 は、 上記撮像装置 4 0 およぴフィ 一 ル ド P C 5 0 の双方の機能を併せ持つハー ドウエアであれば、 例えば 1 つのハー ドウヱァで構成する こ と も可能である。 こ の 1 つのハー ドゥヱァからなる取材用端末装置 2 0 は、 例えば、 撮像装置 4 0 にキーボー ドな どの入力手段を接続して、 取材部 暑担当者が上記撮影状況情報およびティ ク撮影状況情報を入 力可能に構成する こ とで、 実現可能である。
また、 上記第 1 〜 3 の実施形態では、 映像プロ グラム制作支 援システム 1 は、 企画構成部署、 取材部署および編集部署に対 応した端末装置 1 0 、 2 0 、 3 0 のみを具備した例について説 明 しているが、 本発明はかかる例に限定されない。 実際の映像
プロ グラムの制作に携わる部署は、 上記 3 つの部署以外にも、 例えば、 事務部署、 機材部署、 情報部署、 台詞部署、 C G Z S . I 部署、 出演者部署、 資料部署、 データ保存部署な ど多岐にわ たる。 従って、 映像プロ グラム制作支援システム 1 は、 これら の部署に対応した 1 または 2 以上の端末装置 (ビデオ信号処理 装置) をさ らに備え、 上記メ タデータ をよ り 多く の端末装置間 で共用でき る よ う に構成しても よい。
また、 上記第 1 〜 3 の実施形態では、 メ タデータ を記述する 言語と して、 X M L を採用 したが、 かかる例に限定されず、 例 えば、 H T M L ( Hyper Text Markup Language) 、 S G M L ( Standard Generalized Markup Language)な とて の他のマーク ア ップ言語、 或いは X M L以外のその他の各種の言語な どであ つても よい。 また、 例えば、 X M L と H T M L と の間など、 異 なるマークア ップ言語の間で、 メ タデータの表記形式を変換で き る よ う に構成しても よい。
また、 上記第 1 〜 3 の実施形態では、 ビデオ信号記録装置の 一実施形態と して撮像装置 4 0 の例を挙げる と と もに、 ビデオ 信号記録装置の一実施形態 と して編集用端末装置 3 0 の例を 挙げて説明 したが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、 ビデオ信号記録装置と しては、 ビデオ信号を記録媒体に記録可 能な装置であれば、 撮像装置 4 0 以外の各種装置で構成されて も よい。 また、 ビデオ信号再生装置と しては、 ビデオ信号を再 生可能な装置であれば、 編集用端末装置 3 0 以外の各種装置で 構成されても よい。
また、 上記第 1 〜 3 の実施形態では、 ビデオ信号記録装置お ょぴビデオ信号再生装置な どのビデオ信号処理装置が、 1 つの
映像プロ グラ ム制作支援システム 1 の構成要素 と して構成さ れていたが、 本発明はかかる例に限定されない。 例えば、 ビデ ォ信号記録装置およびビデオ信号再生装置な どの ビデオ信号 処理装置は、 例えば、 所定のシステム内で一組と なって利用 さ れる場合のみな らず、 各々が単体で利用 されても よい。
また、 上記第 2 および 3 の実施形態では、 撮像装置 4 0 は、 光ディ スク 3 などの記録媒体を介して、 メ タデータ及び Z又は 変換テーブルをビデオデータ と と もに、 編集用端末装置 3 0 に 提供したが、 本発明はかかる例に限定されない。 例えば、 撮像 装置 4 0 は、 編集用端末装置 3 0 に対して、 ビデオデータ と、 メ タデータ及び 又は変換テーブルと を別々 に提供して も よ い。 即ち、 撮像装置 4 0 は、 ビデオデータが記録される光ディ スク 3 などと は異なる、 メ モ リ ーカー ド、メ モ リ ースティ ック、 磁気ディ スク等の各種の記録媒体を介して、 メ タデータ及び/ 又は変換テーブルを編集用端末装置 3 0 に提供しても よい。 ま た、 撮像装置 4 0 は、 例えば、 ネ ッ ト ワーク 5 を介した送信に よ り 、 メ タデータ及び 又は変換テーブルを編集用端末装置 3 0 に提供しても よい。 産業上の利用可能性
以上説明 したよ う に、 本発明によれば、 ビデオ信号処理装置 は、 多様な表記形式のメ タデータの入出力に対して柔軟に対応 する こ と ができ る。 このため、 複数の ビデオ信号処理装置間で メ タデータを共用 して有効利用でき るので、 映像作品の制作の 効率化や品質向上を図る こ と ができ る。