以下,本発明の好適な実施の形態について,添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお,以下の説明及び添付図面において,略同一の機能及び構成を有する構成要素については,同一符号を付することにより,重複説明を省略する。
(コンテンツ管理システムについて)
まず,図1を参照しながら,第1の実施の形態にかかるコンテンツ管理システム100の構成について説明する。図1は,第1の実施の形態にかかるコンテンツ管理システムの概略的な構成を示すブロック図である。
図1に示すように,コンテンツ管理システム100は,撮像装置101と,管理情報生成装置102と,管理情報加工装置103と,ネットワーク105と,管理サーバ106とを備えている。
なお,上記管理サーバ106は,ネットワーク105を介して上記撮像装置101と,管理情報生成装置102と,管理情報加工装置103とを相互に接続しているが,かかる例に限定されず,ネットワーク105がコンテンツ管理システム100に構成されない場合であっても実施可能である。
上記のような場合,光ディスク又はフラッシュメモリなどの記録媒体を介して,オフラインで,データが管理サーバ106と撮像装置101(管理情報生成装置102,管理情報加工装置103含む)との間でやりとりされてもよく,さらには,撮像装置101,管理情報生成装置102,および管理情報加工装置103との間で記録媒体を介してデータがやりとりされてもよい。
上記撮像装置101,管理情報生成装置102,および管理情報加工装置103は,必ずしも各装置とも1台から構成される必要はなく,複数台から構成される場合であっても実施可能であり,例えば,複数台の撮像装置101が撮像したコンテンツ素材又はテイクメタ情報を,ネットワーク105を介して管理サーバ106に送信することが可能である。
コンテンツ管理システム100内において管理情報生成装置102は,撮像装置101が撮影したコンテンツ素材を含め,完パケとしてのコンテンツなど,コンテンツに関する情報を管理するための管理情報を生成する。なお,管理情報については,後程詳述するが,上記管理情報には,シーンメタ情報,カットメタ情報,テイクメタ情報,属性情報等の種々の情報が含まれている。
さらに,本実施の形態にかかる管理情報には,シーンメタ情報の他に,台本や香盤表等の電子化された台本データ等が含まれても実施可能である。
上記台本データには,例えば,出演者のセリフや,各シーン又は各カットのロケ地の説明,各シーン又は各カットで登場するセット(家具や,その他の物品など)の説明,さらには監督,出演者,その他の制作スタッフ等のリストが記述されているが,かかる例に限定されない。
上記管理情報生成装置102は,ネットワーク105を介してデータを送受信可能な通信機能を備えた装置である。より具体的には,管理情報生成装置102は,例えば,デスクトップ型又はノート型問わずPC(パーソナルコンピュータ),PDA(Personal Digital Assistant),または携帯電話等の場合でも良い。
また,上記コンテンツ素材は,例えば,撮像装置101により撮像されたコンテンツデータそのままであり,編集などの加工処理がまだ施されていない状態の映像をいうが,かかる例に限定されない。
撮像装置101は,カムコーダなどの,ビデオカメラであり,放送用のニュース番組の取材や,スポーツなどの試合の模様や,映画などのコンテンツ素材の撮影に使用される装置である。
上記撮像装置101は,コンテンツを撮影できるだけでなく,シーン,カット,またはテイクにおいて撮影の時間情報(日時情報コード)を生成又は記録することができる。なお,時間情報は,例えばタイムコードを例示することができ,そのタイムコードは,日時又は時間を示すものである。
また,タイムコードは,上記撮像装置101によってフレーム単位に生成されるが,係る例に限定されず,5フレームごとにタイムコードが生成されても良い。
なお,上記シーンは,1又は2以上のカットを組み合わせたものである。上記カットは,切れ目なしにシームレスに撮影(又は,撮像)された場面(又は,動画像)をいう。さらに編集する段階におけるカットは,イン点からアウト点までの場面である。
上記テイクは,一つのカットの一回分の撮影をいう。なお,一つのカットに対し,1又は2回以上撮影する場合があり,そのうちから一つ選択されたテイクをOKテイクなどと定義する。
撮像装置101は,撮影したコンテンツ素材を,内蔵するハードディスクドライブ(HDD)等の記憶手段,撮像装置101で使用可能なメモリカード,光ディスクなどの記憶媒体などに書き込み,記憶させる。
また,撮像装置101は,ネットワーク105を介して,例えば,IP(インターネットプロトコル)接続により管理サーバ106に接続し,タイムコード情報等を含んだテイクメタ情報を中心としたメタ情報を送信することができる。
なお,本実施の形態にかかる撮像装置101は,撮影したコンテンツ素材をその場で再生することが可能な再生機能を備えている。したがって,撮像装置101は,テイクで撮影したコンテンツ素材を撮像装置101に備わるビューファインダー419又は液晶ディスプレイに表示することができる。
なお,コンテンツデータは,複数のフレームが連続して構成される動画(ビデオ)データ及び/又は音声(オーディオ)データである。また,本実施の形態にかかる撮像装置101は,例えば,コンテンツデータを記録する記録機能,コンテンツデータを画面上に再生する再生機能等を備える場合でも実施可能である。
コンテンツは,上記説明のように,動画及び/又は音声であるが,より具体的には放送番組や映画などを例示することができ,さらには写真や絵画など所定時間のフレーム全て同じ画像が連続する静止画像データ,ラジオ番組などの音声データ,またはそれらの組合せから構成されるデータである。
また,図1に示す管理サーバ106は,管理情報生成装置102から送信されるシーンメタ情報等を含んだ管理情報を受信し,コンテンツごとに管理情報データベース(以下,DB)に格納する。したがって,管理情報DBには管理情報が各コンテンツごとに格納される。
ネットワーク105は,例えば,FDDI(Fiber Distributed Data Interface)などの光ファイバ網をはじめ,IEEE802.11a規格などの無線,RS−232C,またはRS−422などの有線から構成される。また,衛星通信などから構成することも可能である。
図2を参照しながら,図1に示すコンテンツ管理システム100を応用した応用例について説明する。図2は,本実施の形態にかかるコンテンツ管理システムの概略的な構成を示す説明図である。
図2に示すように,例えば,放送番組を制作する場合,コンテンツ管理システム100には,番組制作するシステムと,ECGシステムと,著作権プラットフォーム著作権処理システムと,映像配信サービスVODシステムとが備わっている。
番組制作システムにおいて,粗編集装置は,アーカイブセンターシステムからコンテンツ素材と台本,香盤表などのメタ情報を受信する。
粗編集装置は,撮像処理(又は,テイク)ごとに撮像された複数のコンテンツデータから完パケとして使用する,または,放映するための映像シーンの取捨選択や範囲指定(イン点,アウト点)などを行う。なお,映像シーンの取捨選択や範囲指定などは,例えば利用者からの指示に従うが,かかる例に限定されない。
粗編集装置は,編集を行った際には採用された各シーンの記録されていた媒体を特定するIDと,開始点(イン点)および終了点(アウト点)のタイムコードをメタ情報(又は,EDL)として記録する。
上記本編集装置は,上記EDL等を基にして,粗編集された映像シーンから最終コンテンツデータである完パケを作成する。
また,本編集装置は,編集を行った際には採用された各シーンの記録されていた媒体を特定するIDおよび開始点・終了点のタイムコードをメタ情報としてHDD等に記録する。
さらに,本編集装置は自己の完パケメタDBに,各完パケに対応したメタ情報を管理する。
次に,図2に示すECGシステムには,ECGメタ情報管理サーバと,ECG登録サービスサーバと,ECG提供サービスサーバとが備わっている。
上記ECG登録サービスサーバは,ECGメタ情報管理サーバに備わる各種DBに対し,番組メタ情報や商品(DVD,CD,書籍,など)メタ情報を完パケのコンテンツに係るメタ情報に登録(又は,付加)したり,番組メタ情報と商品メタ情報とを関連付けたりする。
上記ECGメタ情報管理サーバは,上記ECG登録サービスサーバで登録された番組メタ情報,商品メタ情報が格納された番組メタ情報DB,商品メタ情報DBを備える。
さらに,上記ECGメタ情報管理サーバは,番組メタ情報と商品メタ情報との関連付け情報(ディレクトリメタ情報)が格納されたECGメタ情報DBを備える。
上記ECG提供サービスサーバは,上記ECGメタ情報管理サーバから必要なメタ情報を取得し,ユーザ端末に対して各種メタ情報を送信することによってECGサービスを提供する。
さらに,上記ECG提供サービスサーバは,各種メタ情報を,例えば,HTMLまたはBMLなどの各種プレゼンテーション形式にデータを変換する機能を備えている。
上記ユーザ端末は,ユーザ(利用者)がECG提供サービスを利用するための端末であり,より具体的には,例えば,ユーザ端末は,IP接続し,ネットワーク105を介して通信可能なPC,携帯電話,PVR,STB(セットトップボックス)などを例示することができる。
上記著作権プラットフォーム/著作権処理システムは,各種コンテンツに対して,例えば二次利用などの用途に応じた権利処理を行うためのプラットフォームおよびシステムである。
上記著作権プラットフォーム/著作権処理システムは,管理情報生成装置102等により生成された属性情報に含まれる著作権情報等を解釈し,権利処理が必要な権利者への権利クリアや著作権料分配などの処理を行う。
また,上記著作権プラットフォーム/著作権処理システムは,完パケに付加された管理情報のうち権利クリアに必要な情報を取得し,それらを別途管理する権利者ごとの確認連絡先情報などと照らし合わせ,該当する権利をクリアするための連絡先などの一覧を画面上に表示するなどの機能も備えてもよい。
上記映像配信サービス/VODシステムは,コンテンツの二次利用を行うシステムであって,ネットワークを介して,ユーザ端末に対しコンテンツを配信するシステムである。
管理情報加工装置103は,管理情報生成装置102により生成される管理情報(メタ情報)を,ネットワーク105を介して受信し,撮影した結果,シーンまたはカットに変更部分があれば,管理情報加工装置103は,その部分のメタ情報を変更することができる。
また,管理情報加工装置103は,上記管理情報生成装置102と同様に,ネットワーク105を介してデータを送受信可能な通信機能を備えた装置である。より具体的には,管理情報加工装置103は,例えば,デスクトップ型又はノート型問わずPC(パーソナルコンピュータ),PDA(Personal Digital Assistant),または携帯電話等の場合でも良い。
(撮像装置101について)
次に,図3を参照しながら,本実施の形態に係る撮像装置101について説明する。図3は,本実施の形態にかかるコンテンツ管理システムに備わる撮像装置の概略的な構成を示すブロック図である。
図3に示すように,撮像装置101は,被写体を撮像して,撮像したコンテンツデータを記録媒体である光ディスク104に記録して,光ディスク104に記録されたコンテンツデータを再生する機能を有する。即ち,撮像装置101は,撮影した映像を記録媒体に記録可能な映像記録装置としてもよい。
図3に示すように,撮像装置101は,映像データを生成し,撮像装置101におけるズーム,再生,または記録処理等の各処理制御するカメラブロック402と,音声データ,タイムコード,サムネイル,映像記録媒体の識別情報などのテイクメタ情報の生成,上記生成された音声データ,映像データ,テイクメタ情報を光ディスク104に記録したり,記録されたデータを再生したりするレコーダブロック403とから構成される。したがって,撮像装置101は,撮像装置,再生装置,または記録装置のうち少なくとも一つを備えた装置である。
上記カメラブロック402は,撮像部407と,ビデオプロセッサ408と,ビデオ圧縮部409と,ビデオインタフェース410と,データバス411と,カメラコントローラ413と,カメラコントローラインタフェース412と,ビデオプロセッサインタフェース414と,操作部インタフェース415と,操作部416と,メモリ部417と,CPU(中央演算処理装置)418と,ビューファインダー419と,ビューファインダーインタフェース420と,レコーダインタフェース421とから構成される。
撮像部407は,少なくとも1つの撮像素子(撮像デバイス)を備える。撮像素子は,例えば,受光面に2次元的に設けられた光電変換素子からなる複数の画素により,被写体から受光した光学像を光電変換して電気的な画像信号として出力するCCDなどの固体撮像デバイスが挙げられる。
ビデオプロセッサ408は,撮像部407により生成された映像データをA/D変換,ホワイトバランス処理,γ(ガンマ)補正や,アパーチャー(aperture)補正処理などを実行する。
ビデオ圧縮部409は,圧縮する必要がある場合,上記ビデオプロセッサ408によりA/D変換された映像データを,例えばモーションJPEG,MPEG1,MPEG2,またはMPEG4方式などにより圧縮処理(エンコード処理)する。
ビデオインタフェース410は,ビデオ圧縮部409により圧縮された映像データを,コンテンツデータとしてデータバス411に転送(送受信)するための媒介として機能する。なお,本実施の形態にかかるビデオ圧縮部409は,圧縮が必要ない場合は,圧縮処理せずにビデオインタフェース410に出力する。
ビデオプロセッサインタフェース414は,上記ビデオプロセッサ408により,A/D変換又は圧縮するための制御プロセッサデータなどを,ビデオプロセッサ408又はデータバス411に転送するための媒介として機能する。
カメラコントローラ413は,例えば操作部416などによる指示に基づき,撮像部407に対し絞りやズームの制御を行い,カメラコントローラインタフェース412は,データバス411から転送される例えば操作部416による指示データなどをカメラコントローラ413に転送するための媒介として機能する。
操作部416は,利用者からの指示を受付けて,例えばズーム又は絞りの調整や,記録開始など各操作を行い,操作部インタフェース415は,上記操作部416の操作により生成される指示データをデータバス411に転送するための媒介として機能する。
なお,本実施の形態に係る操作部416は,例えば,利用者から操作指示を受けることが可能なトラックボール,トラックパッド,またはジョイスティックなどのポインティングデバイスや,1又は2以上のボタン,スイッチ,レバー,または利用者からの音声を認識することが可能なマイク等の操作手段と,操作手段で受付けた入力に対応する入力信号を生成し,CPU418に出力する入力制御回路などから構成されている。
CPU418は,カメラブロック402の各部の処理を制御し,メモリ部417は,例えば,過去の撮像時のズームや絞りなどの撮像情報を記憶する。なお,メモリ部411は,RAM,EEPROMなどが例示されるが,撮像情報などのデータを記憶可能であれば,かかる例に限定されない。
ビューファインダー419は,撮像する被写体の範囲を定めるための器具であり,撮像中又は再生時の映像データ(ビデオ)を表示し,さらにタイムコード等を表示する。ビューファインダーインタフェース420は,データバス411から転送されてくる映像データ又はタイムコードなどを上記ビューファインダー419に転送するための媒介として機能する。
レコーダインタフェース421は,カメラブロック402とレコーダブロック403との間に,データを転送するための媒介として機能する。
レコーダブロック403は,マーク生成部404と,テイクメタ生成部405と,記録部406と,マイクロフォン422と,オーディオプロセッサ423と,オーディオインタフェース424と,オーディオプロセッサインタフェース425と,カメラインタフェース426と,通信部427と,日時情報コード生成部428と,LCD表示インタフェース430と,LCD表示429と,メモリカードインタフェース431と,メモリ部432と,CPU433と,サムネイル生成部451と,ID生成部450とを備える。
テイクメタ生成部405は,テイクごとに生成されたタイムコード等に基づきテイクメタ情報を生成する。したがって,テイクメタ生成部405は,1回の記録開始から記録終了に至る連続した撮像処理(テイク)において生成されたタイムコード全てと,撮像した際のズーム倍率など撮像に関連する撮像情報の付加処理などを行い,テイクメタ情報を生成する。
さらに,テイクメタ生成部405は,例えば,予め管理情報生成装置102により生成された管理情報に含まれるシーンメタ情報,カットメタ情報を基にして,撮影したコンテンツ素材の映像を基にして自動的にテイクメタ情報を生成してもよい。
自動的にテイクメタ情報を生成するためには,テイクメタ生成部405は,コンテンツ素材の画像解析を行うことで,シーン又はカットを特定し,その特定したシーン又はカットに対応するシーンメタ情報又はカットメタ情報を基にして,テイクメタ情報等を生成する。
カメラインタフェース426は,カメラブロック402とレコーダブロック403との間に,データを転送するための媒介として機能する。
オーディオプロセッサ423は,マイクロフォン422により伝送される音声データのA/D変換及び音声調整などを行い,必要に応じてA/D変換された音声データを圧縮する。
オーディオプロセッサインタフェース425は,上記オーディオプロセッサ423により生成するための制御プロセッサデータを,オーディオプロセッサ423又はデータバス434に転送するための媒介として機能し,オーディオインタフェース424は,必要に応じて圧縮された音声データをコンテンツデータとしてデータバス434に転送するための媒介として機能する。
通信部427は,撮像装置101から,少なくとも映像データ及び/又は音声データからなるコンテンツデータや,テイクメタ情報などのデータを,ネットワーク105を介して送受信する。
日時情報コード生成部428は,撮像時に年,月,日,及び時間などからなる日時情報コード(タイムコード)のタイムカウントを行い,コンテンツデータのフレームごとに生成された上記タイムコードを付加する。なお,本実施形態にかかるタイムコードは,コンテンツデータのフレームを識別可能であれば,かかる例に限定されず,例えば,年,月,日,もしくは時間のうち少なくとも一つからなる情報コードや,コンテンツデータの先頭フレームからフレームにフレーム番号またはFTC(フレーム タイム コード)などを付加する場合等であっても実施可能である。なお,FTCは,先頭フレームからのフレーム番号をタイムコード形式に表示したものである。
LCD表示429は,コンテンツデータの画像,日時情報コード,音声出力レベル,またはテイクメタ情報などを表示する。LCD表示インタフェース430は,上記LCD表示429に撮影中のコンテンツの映像,テイクメタ情報に含まれるタイムコードもしくは撮像情報,音声出力レベルなどを表示させるためデータバス434からデータを転送するための媒介として機能する。
メモリインタフェース431は,例えば,フラッシュメモリ等の半導体メモリに記録されたテイクメタ情報に含まれる撮像情報などのデータを転送するための媒介として機能する。したがって,例えばフラッシュメモリなどに他の撮像装置101で使用したテイクメタ情報などを読み取り,または上記撮像情報などを書き込みすることが可能となる。
CPU433は,レコーダブロック403又は管理ブロック406の各部の処理を制御することができる。メモリ部432は,テイクメタ情報などのデータを記憶することが可能である。例えば,メモリ部432は,RAM,EEPROM,などを例示することができるが,かかる例に限定されず,本実施の形態にかかるメモリ部432は,ハードディスクなどの磁気記憶部であってもよい。
また,本実施の形態にかかる管理ブロック406は,テイクで撮像された映像データと音声データとからなるコンテンツデータと,テイクごとに生成されるテイクメタ情報とを光ディスク104又はメモリ部432等に記録する。
なお,本実施の形態にかかる管理ブロック406は,光ディスク104にコンテンツデータとテイクメタ情報を記録する場合に限定されず,例えば,管理ブロック406は,撮像により映像データと音声データとから成るコンテンツデータと,テイクごとに生成されるテイクメタ情報とを光ディスク104の記録領域に別々に記録する場合でもよい。なお,上記光ディスク104に記録される記憶領域は,コンテンツデータとテイクメタ情報とは別領域である。例えば,光ディスク104の同一トラック内におけるコンテンツデータが記録される記憶領域の前後にテイクメタ情報が記録される記憶領域が存在する場合,光ディスク104のコンテンツデータが記録される記憶領域及びテイクメタ情報が記録される記憶領域が予め定められている場合などが例示される。
上記管理ブロック406は,ドライブインタフェース435と,コンテンツデータ及びテイクメタ情報を光ディスク又はメモリ部432に記録する又は再生するためのデータ形式に変換するデータプロセッサ437と,コンテンツデータ及びテイクメタ情報を読み/書きするためレーザーの発生及び受光部(図示せず。)を制御するピックアップコントロール436と,再生/記録するために光ディスク104を着脱制御するローディングメカニズムコントローラ438と,メカニズムインタフェース439とから構成されている。
サムネイル生成部451は,タイムコードの生成とともに,コンテンツ素材の先頭部のフレームを取得し,そのフレームの画像をサムネイル画像として生成する。
ID生成部450は,映画又は番組等の一連の撮影単位又はコンテンツ素材を記録する記録媒体単位に識別可能なID(識別子)を生成する。なお,IDの生成は,例えば,一意に識別可能なように撮影日時,GPS等による撮影場所などを組み合わせることによってIDを生成するが,かかる例に限定されない。
(管理情報生成装置102について)
次に,図4を参照しながら,本実施の形態にかかる管理情報生成装置102について説明する。図4は,本実施の形態にかかる管理情報生成装置の概略的な構成を示すブロック図である。
図4に示すように,管理情報生成装置102は,CPU(又は,制御手段)501と,入力部502と,出力部503と,通信部504と,メモリ部505と,ストレージ装置506とを備える。
上記CPU501は,管理情報生成装置102に備わる各部(入力部502〜ストレージ装置506)の処理を制御する。また,ストレージ装置506に記憶された各種のプログラムを実行する。
入力部502は,例えば,利用者から操作指示を受けることが可能なマウス,トラックボール,トラックパッド,スタイラスペン,またはジョイスティックなどのポインティングデバイスや,キーボード,ボタン,スイッチ,レバー等の操作手段と,入力信号を生成してCPU501に出力する入力制御回路などから構成されている。管理情報生成装置102を使用する利用者は,この入力部502を操作することにより,例えば,管理情報生成装置102に対して各種のデータを処理するよう指示したりプログラムの起動を指示したりすることができる。
出力部503は,CPU501等により表示可能なように処理された表示画面データを画面上に表示する。また,出力部503は,例えば,TV装置又は液晶ディスプレイ装置などを例示することができ,静止画像のほか,音声又は動画像などを出力することが可能である。
通信部504は,ネットワーク105を介して管理サーバ106,撮像装置101,または管理情報加工装置103と通信可能である。したがって,通信部504は各種データを受信し,又は,通信部504は各種データを送信する。
メモリ部505は,CPU501等の指示により,各種データを読み出し,又は,プログラムなど各種データを書き込むことができる。なお,メモリ部505は,例えば,RAM,EEPROMなどを例示することができるが,かかる例に限定されない。
ストレージ装置506は,本実施形態にかかる管理情報生成装置102の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置であり,例えば,HDD(Hard Disk Drive)で構成される。
上記ストレージ装置506は,HDDを駆動し,CPU501が実行するプログラムや各種データを格納する。また,このストレージ装置506には,後述の図4に示すカットメタ情報生成部510,属性関連付け部511,シーンメタ情報生成部512などが格納されている。
上記カットメタ情報生成部510は,利用者からの入力に応じて,コンテンツの各カットについて,カットメタ情報を生成するプログラムモジュールである。上記カットメタ情報は,後述するが,撮影の前に台本とともに作成されるカットに関するメタ情報である。
上記属性関連付け部511は,生成されたカットメタ情報又はシーンメタ情報と,属性情報とを関連付ける(ひも付ける)プログラムモジュールである。上記属性情報は,例えば,カットに登場する出演者(被写体)の契約の有無や,建物もしくは携行品等の使用契約の有無,または著作者隣接権等の権利情報を含んだ情報である。
なお,本実施の形態にかかる被写体は,例えば,シーン又はカットに登場する建物,小道具,出演者,撮影場所(ロケ地),さらにはシーン又はカットに使用される楽曲などを例示することができる。
シーンメタ情報生成部512は,コンテンツの各シーンについて,シーンメタ情報を生成するプログラムモジュールである。なお,上記シーンメタ情報は,詳細は後述するが,シーンメタ情報は,シーンに登場する出演者,撮影予定日などを含んだメタ情報である。
(管理情報加工装置103)
次に,図5を参照しながら,本実施の形態にかかる管理情報加工装置103について説明する。なお,図5は,本実施の形態にかかる管理情報加工装置103の概略的な構成を示すブロック図である。
図5に示すように,管理情報加工装置103は,CPU(又は,制御手段)551と,入力部552と,出力部553と,通信部554と,メモリ部555と,ストレージ装置556とを備える。
なお,本実施の形態にかかる管理情報加工装置103は,上記説明した管理情報生成装置102に備わるものと,ほぼ実質的に同様であるため,以下に異なる点について説明する。
上記ストレージ装置556には,テイクメタ情報取得部560と,テイク関連付け部561と,加工部562と,画面情報生成部563と,各種プログラム又はデータが記憶されている。
テイクメタ情報取得部560は,プログラムモジュールであって,撮像装置101により生成されたテイクメタ情報を取得するプログラムである。
テイク関連付け部561は,上記テイクメタ情報取得部560によって取得されたテイクメタ情報と,カットメタ情報又はシーンメタ情報とを関連付けるプログラムモジュールである。
テイク関連付け部561は,テイクメタ情報に記載されたコンテンツを特定するIDと,予めシーンメタ情報又はカットメタ情報に記載されているコンテンツを特定するためのID(番組IDなど)とが同一であると判断した場合,それらのメタ情報とテイクメタ情報とを関連付ける。
加工部562は,取得したテイクメタ情報,カットメタ情報,またはシーンメタ情報等の各種データを,利用者からの入力に従い,適宜情報を追加,変更,または削除するプログラムモジュールである。
画面情報生成部563は,シーンメタ情報又はカットメタ情報を画面上に表示するための表示画面データを生成するプログラムモジュールである。また,画面情報生成部563は,例えば,シーンメタ情報又はカットメタ情報と関連付けられた属性情報については,その情報項目について表示態様を他のものと変更する。
なお,本実施の形態にかかる管理情報加工装置103又は管理サーバ106に備わる各種データを通信でやり取りしながら処理を行う機能などは,それぞれどちらに備わっていても実施可能である。即ち,管理情報加工装置103に備わる各部は,管理サーバ106に備わっている場合でも良く,または,管理サーバ106に備わる各部は,管理情報加工装置103に備わる場合でも良い。
つまり,例えば,管理情報加工装置103にインストールされたアプリケーションで編集処理(又は,加工処理)を実行してもよいし,管理サーバ106にインストールされたWebアプリケーションの機能により編集作業(又は,加工処理)を実行しても良い。
(コンテンツ管理システムにおける動作説明)
次に,図6を参照しながら,本実施の形態に係るコンテンツ管理システムにおける動作について説明する。図6は,本実施の形態にかかるコンテンツ管理システムの動作の概略を示すフローチャートである。
(事前処理)
まず,図6を参照しながら,本実施の形態に係るコンテンツ管理システムにおける事前処理について説明する。
図6に示すように,事前処理では,まず,管理情報生成装置102は,撮影前に用意された台本の情報を電子化し,メタ情報として管理サーバ106に備わる管理情報DBに格納する(S601)。
上記ステップS601で管理情報DBに格納される主な情報は,例えば,台本中でシーン毎に香盤表として用意された情報や,放送番組であれば放送時間等の編成情報,映画であれば上映時間等の情報を含む。
なお,本実施の形態にかかる台本のシーンにおける出演者,そのシーンに関する香盤表は,例えば,番組又は映画等のコンテンツを制作するスタッフ(スクリプター等)が作成したデータを管理情報生成装置102に記憶したものをメタ情報に含ませるようにしても実施可能である。
また,メタ情報として管理情報DBに格納される際に,管理情報生成装置102のカットメタ情報生成部510が生成したカットメタ情報や,カットメタ情報等と関連付けられた属性情報等もメタ情報に含まれる。
ここで,図7を参照しながら,本実施の形態にかかる管理情報生成装置102が生成する,又は,管理情報DBに格納されるメタ情報の構成について説明する。図7は,本実施の形態にかかるメタ情報の概略的な構成を示す説明図である。
図7に示すように,メタ情報には,番組(又は,映画など)全体に関する編成メタ情報と,シーンごとに生成されるシーンメタ情報(図7に示すシーン1,シーン2,…)と,シーンメタ情報又はカットメタ情報と関連付けられる属性情報とが含まれる。なお,シーンメタ情報には,そのシーンに構成される1又は2以上のカットに係るカットメタ情報が含まれている。
シーンメタ情報は,シーンごとにシーンメタ情報生成部512により生成される。シーンメタ情報には,図7に示すように,例えば,シーンを撮影した日(撮影日)などの情報が含まれる。
さらに,図7に示すように,例えば,シーン1は,カット1とカット5とから構成されているように,適当なカットを組み合わせることでシーンを構成することができる。上記カット1,カット5などの各カットについては,カットメタ情報生成部510がカットメタ情報を生成する。
上記カットメタ情報は,シーンに構成される1又は2以上のカットに関するメタ情報であって,シーンメタ情報と同様にカットを撮影した日(撮影日)等の情報が含まれる。なお,シーンに構成されるカットが1カットである場合,カットメタ情報を生成せずに,シーンメタ情報のみでも実施可能である。
生成されたカットメタ情報は,シーンメタ情報がシーンメタ情報生成部512により生成される際に,利用者からの指示に応じて,そのシーンを構成するカットのカットメタ情報が組み合わされ,その各カットメタ情報の内容がまとめられ,シーンメタ情報に反映される。
属性情報は,シーン又はカットに関する出演者,楽曲,小物,商品,ロケ地,建造物,さらには権利対象物等の権利情報が含まれる。上記属性情報をシーンメタ情報又はカットメタ情報に関連付けることで,例えば,シーン又はカットに登場する出演者の契約(二次利用に関連する等)の有無や,契約の内容,著作者隣接権の許諾内容又は権利処理の有無(図6に示す“処理済”,または“未処理”)等を管理することができる。
上記説明したように,シーンメタ情報生成部512は,カットメタ情報を組み合わせ,シーンメタ情報が生成される際には,カットメタ情報に関連付けられた属性情報をまとめて属性リスト情報を生成し,その属性リスト情報をシーンメタ情報に含ませている。
管理情報生成装置102の属性関連付け部511は,例えば,上記のようなシーンメタ情報が生成されると,利用者が画面上に表示されるシーンメタ情報を参照しながら,例えば人物DBに格納された俳優Aを選択し,既に契約済みであれば,利用者からその属性情報に契約済みフラグを設定するよう指示があるとフラグを設定し,利用者からシーンメタ情報と属性情報との関連付けの指示があると,シーンメタ情報と属性情報との関連付けを行う。
次に,図8を参照しながら,本実施の形態にかかるコンテンツに対し,コンテンツ素材が記憶された記憶媒体に関するIDおよびそのIDに対応するメタ情報について説明する。図8は,本実施の形態にかかるコンテンツ素材が記録された記録媒体に関するIDとそのIDに対応するメタ情報の概略を示した説明図である。
図8に示すように,管理情報DBには,コンテンツ一つ分のデータ構成として,または,コンテンツ一つについて一つのファイル構成として,DBのルートに番組等のコンテンツを特定するIDが存在し,その配下には1又は2以上のコンテンツ素材(映像素材)を特定するためのIDが存在する。
さらに,上記映像素材IDの直下には,その映像素材に対応するメタ情報が存在する。当該メタ情報は,上記説明した通り,例えば,シーンメタ情報,カットメタ情報,属性情報,後述するがテイクメタ情報等を例示することができる。
そして,最後にコンテンツの完パケを特定するためのID(完パケID)が存在し,その完パケIDの直下には,完パケに対応するメタ情報が存在している。
なお,映像素材IDまたは完パケIDによって特定するコンテンツ素材(映像素材)または完パケは,例えば,管理情報DBとは別のストレージ装置に格納されているが,かかる例に限定されない。
また,管理情報DBから管理情報加工装置103などに送信する際のファイル構成は,例えば,一つのコンテンツ全体で,一つのメタ情報のファイル(XML等のタグによりシーン単位での情報確認を可能とする),または,一つのコンテンツ全体で一つのメタ情報のファイルと各シーンごとのメタ情報のファイルのどちらの場合でも実施可能である。上記メタ情報のファイルは,例えばXML形式等で記述される。
また,上記管理情報DBを参照し,その参照したメタ情報を基にして,例えば,メタ情報が指示する実際の情報等を取得することも実施可能である。例えば,管理情報DBのメタ情報には,楽曲や出演者を特定するためのIDのみが格納され,楽曲や人物についての各種情報は別の楽曲情報DBや人物情報DBを参照して取得する場合を例に挙げることができる。
さらに,図9を参照しながら,本実施の形態にかかるメタ情報の生成について説明する。なお,図9は,本実施の形態にかかるメタ情報の生成の概略について示す説明図である。
管理情報生成装置102により,カットメタ情報等のメタ情報を生成する場合,管理情報生成装置102の画面上には,図9に示すような表示画面(以下,メタ情報生成画面)が表示される。
図9に示すように,メタ情報生成画面は,編成情報等に該当するコンテンツ(番組など)全体に関連する情報と,コンテンツのシーン,カット,テイク(タイムコード含む)を指定するためのプルダウンメニューと,シーン等に関する出演者などの属性情報の項目が表示される属性表示項目とから少なくとも構成される。
利用者は,まず番組の放送日時,番組名,監督名,原作名などのコンテンツ全体に関する情報を,入力部502を操作して入力し,事前に撮影に用いる記録媒体が決まっている場合は,撮影媒体ID(記録媒体ID)を指定する。
次に,利用者がコンテンツのカットいずれかを選択すると,カットメタ情報生成部512はカットメタ情報を生成する。さらに,そのカットが選択された状態で,画面左側に表示された属性表示項目が利用者によりクリックされて関連付けの指示があると,その属性表示項目に表示された属性情報と,カットメタ情報とが関連付けられ,シーンに関係する情報として表示態様が図9に示すように変化する。
さらに,上記カットメタ情報と属性情報との関連付がシーン内における他のカットについても実行されると,さらにシーンメタ情報の生成が利用者からの指示としてあると,シーンメタ情報生成部512は,既に生成され,シーンに構成されるカットについてのカットメタ情報を収集し,そのカットメタ情報の情報内容を集計することで,シーンメタ情報を生成する。
生成されたシーンメタ情報は,各カットメタ情報に含まれる撮影日時や,属性情報としての出演者名,ロケ地,権利対象物などの情報を総和したもの(属性リスト情報)を含んでいる。したがって,シーンメタ情報が管理情報生成装置102の画面上に表示されると,例えば,図9に示すように,あるシーンに出演する全出演者や全ロケ地など複数の属性情報が属性表示項目として表示される。
なお,図9に示すように,例えば,シーンメタ情報が1又は2以上生成されると,そのシーンに関係する属性情報またはシーンに関係しない属性情報として,表示態様が異なるように画面上に表示されるが,かかる例に限定されず,例えば,カットメタ情報が複数生成された場合でも,上記と同様に表示態様が異なるように画面上に表示されても良い。
再び図6に戻り,図6を参照すると,管理情報加工装置103の通信部554は管理サーバ106から台本等の情報が含まれたメタ情報を受信する(S603)。なお,管理情報加工装置103は,管理サーバ106からテイクメタ情報を取得する場合に限らず,例えば,管理情報加工装置103は,撮像装置101から直接に有線無線を問わず通信網を介してテイクメタ情報を取得しても良い。
管理情報加工装置103は,上記管理サーバ106からメタ情報を受信すると,そのメタ情報に含まれるコンテンツごと,そのコンテンツのシーンごと,そのシーンに構成されるカットごとにメタ情報をストレージ装置556に記憶し管理する。
なお,管理情報加工装置103は,上記管理サーバ106からネットワーク105を介してメタ情報を受信する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,管理情報加工装置103は,フラッシュメモリなどの記録媒体を介してオフラインでメタ情報を取得する場合等でも実施可能である。
次に,管理情報加工装置103は,取得したメタ情報を基にして,画面上に表示する(S605)。
ここで,管理情報加工装置103におけるメタ情報の加工画面について説明する。管理情報加工装置103によるメタ情報の加工処理の初期画面は,図9に示すような管理情報生成装置102によりメタ情報を生成するための画面と実質的に同様な画面が表示される。なお,管理情報加工装置103におけるメタ情報の加工画面は,図9に示す管理情報生成装置102によりメタ情報を生成するための画面と実質的に同様であるが,かかる例に限定されない。
図9に示すように,管理情報加工装置103の画面上にメタ情報加工処理の初期画面が表示される。管理情報加工装置103は,管理サーバ106の管理情報DBから取得したメタ情報の名称を一覧表示する。
利用者は,図9に示すメタ情報と対応付けられたコンテンツ素材が記録された記録媒体(テープなど)を特定する撮影媒体IDを指定する。なお,かかる撮影媒体IDは,例えば,管理情報加工装置103が,加工処理等においてタイムコードを取得する際に,どの記録媒体に記録されたコンテンツ素材のタイムコード(テイクメタ情報)を取得するか,という判断材料となる。
利用者が,図9に示すプルダウンメニューをクリックしてシーンを指定すると,管理情報加工装置103の画面上には,取得済みのシーン毎のシーンメタ情報が表示されるが,その際に管理情報加工装置103の画面情報生成部563は,それらシーンメタ情報を参照し,各メタ情報項目が当該シーンに関連するか否か判断し,関連性の有無がセルの色区別などの表現態様で自動的に表示画面データを生成する。
なお,図9に示す加工画面の項目は,シーンに関連する項目のみ表示される場合,例えば出演者情報のみ,楽曲情報のみなどメタ情報の特定カテゴリのみ表示される場合などを利用者側からの任意の指示により切り替えることができる。さらにまた,任意の条件によるメタ情報の項目を表示する順番をソートにより変更することも実施可能である。
以上で,本実施の形態にかかるコンテンツ管理システム100における事前処理について説明を終了する。
(撮影及びテイクメタ情報生成について)
次に,図6を参照しながら,本実施の形態にかかる撮影及びテイクメタ情報生成処理について説明する。
図6に示すように,事前処理が終了すると(S605),次に,撮像装置101は,実際に撮影現場で撮影タイミングにあわせて撮影処理を開始し,タイムコード等のテイクメタ情報を生成する(S607)。
上記撮像装置101は,撮影する映像に対し,各シーン,各カット,各テイクなどの任意の撮影時間単位でタイムコードを表すテイクメタ情報を生成する(S607)。
次に,撮像装置101は生成したタイムコードを含むテイクメタ情報を管理サーバ106に送信する(S609)。
また,撮像装置101は,生成するテイクメタ情報にタイムコードとあわせて,さらに例えば,シーン,カット,テイクを識別するIDを含ませたり,撮影しているカメラを識別するIDをテイクメタ情報に含ませたり,撮影媒体(テープ,ディスクなど)を識別するIDを含ませたりするが,かかる例に限定されない。
また,撮像装置101はネットワーク105を介して,又は,オフラインで,撮影したコンテンツ素材である映像または撮影区間の最初の画面の静止画像などを合わせて送信することができる。
なお,図6に示す例は,撮像装置101からネットワーク105を介して管理サーバ106にデータを送信する,という伝達経路であるが,かかる例に限定されず,例えば,図10に示すように,撮像装置101から,管理情報加工装置103にテイクメタ情報等が送信され(S610),さらに管理情報加工装置103から管理サーバ106にシーンメタ情報等のメタ情報が送信される等の伝達経路でもよい。
なお,図10に示すフローチャートは,図6に示すフローチャートと,上記のステップS610が存在する点を除いて,実質的に同様な処理構成であるため,詳細な説明は省略する。
最終的には,メタ情報が管理サーバ106に一元的に格納される点,および,管理情報生成装置102により生成されたメタ情報が,編集/加工する際に管理情報加工装置103に送信されて,存在している点が必要な要件となる。
なお,本実施の形態にかかる撮像装置101において生成された映像データ(コンテンツ素材)又はテイクメタ情報を,ネットワーク105を介する場合以外に,例えば,各種ディスクやフラッシュメモリなどの記録媒体を通じてオフラインで受け渡してもよい。
次に,図6に示すように,管理サーバ106は,受信したメタ情報等から対象となるコンテンツ(番組)や記録媒体に関する情報を管理情報DBから検出し,新規に受信したメタ情報を基にしてに,コンテンツ全体のメタ情報を最新のメタ情報に更新する(S611)。
なお,管理サーバ106に備わる管理情報DBに格納されているメタ情報の概略的なデータ構成は,図11に示すような複数のタグから構成されたデータ構造となるが,かかる例に限定されない。
図11は,本実施の形態にかかるメタ情報の概略的なデータ構成を示す説明図である。図11に示すように,ブロック1101は,番組全体に関する情報であり,ブロック1103は,記録媒体ごとに作成される情報であり,ブロック1105は,シーン,カット,テイクごとに作成される情報である。
次に,図6に示すように,管理情報加工装置103は,管理サーバ106に記録媒体を特定するための識別情報(ID情報など)を送信し(S613),その記録媒体の識別情報と対応するタイムコードなどのテイクメタ情報,さらにはそのテイクメタ情報と関連付けられたシーンメタ情報又はカットメタ情報を取得する(S615)。
管理情報加工装置103は,上記のように,シーンメタ情報,カットメタ情報(属性情報も含む),テイクメタ情報等のメタ情報を取得すると,図12に示すように,記録媒体に記録されたコンテンツ素材の映像シーンと,シーンメタ情報等のメタ情報とを関連付けて,各シーンについて管理することができる。
なお,図12に示すテープ1の上段がコンテンツ素材の各シーンの先頭部のサムネイル画像であって,下段がその各シーンについてのシーンメタ情報であることを示している。テープ2についても同様である。
また,上記各シーンを編集して完パケにしても完パケとして採用された各シーンのコンテンツ素材とメタ情報とが対応付けられて管理される。
さらに,図13に示すように,粗編集・本編集によって図12に示す各シーンから完パケとして採用されると,不採用になった(完パケとは対象外となった)シーンについては,サムネイル画像と属性情報等のメタ情報とがともに表示態様が変更されて,不採用であることを示すように画面上に表示される。または不採用である部分を完全に非表示としても良い。なお,図12,図13は,本実施の形態にかかるコンテンツとメタ情報との概略的な構成を示した説明図である。
図13に示す対象外となったシーン,カット,テイクなどについては,例えば,管理情報加工装置103に備わる加工部562によって対象外フラグが設定され,そのシーン,カット,テイクとともに上記対象外フラグがストレージ装置556に記憶されるが,かかる例に限定されない。
次に,管理情報加工装置103の画面情報生成部563は,ステップS615で取得したタイムコード等を含んだテイクメタ情報やシーンメタ情報を基にして,セグメントで区切ったメタ情報を加工/編集するための画面を生成し画面上に表示する(S617)。
図14に示すように,画面情報生成部563により,画面上に表示されるメタ情報を加工/編集する画面には,セグメント単位にシーンメタ情報等のメタ情報が表示される。なお,図14に示すように,セグメントは,例えば,タイムコードを基準にイン点〜アウト点が設定された範囲であって,画面上では“▼”〜“▼”の範囲をセグメントとする。
なお,本実施の形態にかかる上記セグメントの幅は,常に一定である場合,タイムコードの時間的な幅に連動して増減する場合(なお,かかる場合,実際の映像の長さを視覚的に判断することが可能である。)のいずれかの場合を利用者による設定で変更することが可能である。
管理情報加工装置103が,管理サーバ106よりシーン/カット/テイクを識別するIDを取得していた場合,自動的に区切られ新規に作成されたセグメントに対し,取得済みの台本等のメタ情報から対応するシーンの情報を参照し,セルの表示を更新する(S619)。
管理情報加工装置103がその他の補足情報としてサムネイル画像などのテイクメタ情報を取得していた場合には,あわせて画面上に表示することにより,利用者の操作をより直感的なものとして処理効率を上げることができる。
利用者は,管理情報加工装置103の加工/編集画面を利用し,実際に撮影されている映像の内容に合わせて,各メタ情報項目の関連性の有無を編集するよう指示する。すると,加工部562,テイク関連付け部561は,テイクメタ情報を必要に応じて変更し,またテイクメタ情報とシーンメタ情報又はカットメタ情報とを関連付ける。
図14に示す例では,加工/編集はセルのTRUE/FALSEをクリック等で切り替えるのみで,利用者は入力部552を介してデータ項目名を毎回入力することなく編集が可能となる。
入力部552などのマウスでセルをクリックすることによるトグル式の切り替えを行う,または,入力部552に備わるタッチパネルでセルをクリックすることによるトグル式の切り替えを行う等を例示することができる。
なお,図14では,画面上に属性情報(又は,属性リスト情報),シーン又はカットのサムネイル,および撮影日時などの情報のみが表示されているが,かかる例に限定されない。例えば,画面上に,さらに電子化された台本データに含まれるシーン又はカットごとのセリフが表示される場合などでも実施可能である。
次に,管理情報加工装置103は,自装置内で更新したメタ情報を任意のタイミングで管理サーバ106に送信する(S621)。
次に,管理サーバ106は,管理情報加工装置103から受信した各種メタ情報のうち,コンテンツを識別する番組IDや映像記録媒体IDから更新されたメタ情報の所在を特定し,最新の情報に個別に更新する(S623)。
必要に応じて管理サーバ106は,管理情報DBに格納された電子化された台本のデータ等を他の装置に転送することができる。
次に,上記ステップS607〜ステップS623を撮影の期間中繰り返して実行する。
(映像の粗編集,本編集について)
次に,本実施の形態にかかる粗編集と本編集とについて説明する。編集については,映像の編集に合わせてメタ情報を取捨選択することが必要である。
映像の編集を行う際には,コンテンツ(番組など)のIDを基にして,コンテンツ素材の映像と,コンテンツ素材に係るメタ情報とを関連付ける。
コンテンツ素材とメタ情報とは,映像素材(コンテンツ素材)と管理サーバ106に付加されたタイムコードにより対応付ける。
ここで,図15を参照しながら,管理情報加工装置103による粗編集,本編集のための編集画面について説明する。なお,図15は,本実施の形態にかかる粗編集・本編集のための編集画面の概略的な構成を示す説明図である。
図15に示すように,コンテンツ素材を編集する際には,図12,図13に示すように,シーン又はカット単位に採用された映像の区切りごとに開始点(イン点)と終了点(アウト点)が記録される。
なお,上記イン点とアウト点は,利用者が入力部552等を用いて設定することにより,テイクメタ情報等にタイムコードとともに記録される。
次に,管理情報加工装置103のテイク関連付け部561は,それらの開始点(イン点)・終了点(アウト点)を取得し,図16に示すように,タイムコードを比較することにより対応する区分のメタ情報の部分のみを,編集後のコンテンツ素材と対応付ける。図16は,本実施の形態にかかるコンテンツ素材とメタ情報との編集の概略について示す説明図である。
図16に示すように,イン点,アウト点を設定すると,その範囲に係る部分のメタ情報のみをコンテンツ素材と対応付けることによって,完パケとしてコンテンツ素材(シーン2映像,シーン3映像,シーン7映像)とそれに対応するメタ情報に編集することができる。
図16に示すように,例えば,テープ2のシーン7映像のコンテンツ素材(映像データ)について,利用者から入力部552を介してイン点(▼),アウト点(▼)を設定するよう指示を,管理情報加工装置103が受けると,加工部562は,テイクメタ情報に上記イン点,アウト点を設定し,さらに完パケとしての指示があると,加工部562は,そのイン点,アウト点が設定されたシーン7映像のコンテンツ素材とテイクメタ情報とを図16に示すように,データを移動する。
(完パケメタ情報の格納について)
次に,図6に示すように,粗編集と本編集とが完了すると,その本編集が完了した完パケ(最終的なコンテンツ)に対応する完パケ用のメタ情報を完パケメタDBに格納する。なお,完パケ用のメタ情報は,管理情報DBの完パケ用の領域を割当てて,そこに格納される場合でもよい。さらに,完パケを特定するID(完パケID)を完パケ用のメタ情報に含ませておくことで,その完パケIDを基にして完パケを取得することができる。
(完パケのメタ情報の利用について)
本実施の形態にかかるコンテンツ管理システムでの事前処理〜本編集処理までの一連の処理を通じて,制作された完パケとその完パケに付随するメタ情報とは,例えば,番組ID,完パケ用のコンテンツ素材を特定するIDにより,完パケの映像コンテンツとメタ情報とが対応付けられている。
なお,完パケの映像データは,メタ情報が記録される記録媒体の領域内に一緒に格納する場合でも良いし,データ量が大きくメタ情報と一緒の領域に記憶することが困難である場合,メタ情報とは別途の記録媒体に映像データを格納する場合でも実施可能である。
完パケのメタ情報に記載された例えば各シーン,カット等のメタ情報を基にして,スクリプター等のスタッフ(利用者)が電子化された台本や,香盤表などを再加工することにより,リアルタイムで又は後日,最新の情報で構成された電子化された台本データ等を作成することもできる。
完パケのメタ情報を基に再度修正された台本データには,例えば,シーン毎に正確なタイムコードが記述されていたり,視覚的にストーリー展開を把握しやすいようにシーン毎のサムネイル画像が表示されていたり,様々な画面表示用のテンプレートとの組み合わせにより用途に応じた電子化された台本データを作成することができる。
各シーン/カット/テイクで生成されたメタ情報は,それらシーン,カット,テイクの区切りの単位でメタ情報を外部に出力することができる。一つのシーン(シーン5だけ等)の情報を含むシーンメタ情報,シーン3とシーン8のメタ情報を含むシーンメタ情報,さらにシーンとそのシーン構成されるカットのシーンメタ情報とカットメタ情報などを外部に出力することができる。
また,カットメタ情報には関連付けられた属性情報が含まれており,さらにシーンメタ情報には,そのシーンに構成されるカットの属性情報をまとめた属性リスト情報が含まれているため,利用者は本編集後のコンテンツのメタ情報に含まれる属性情報または属性リスト情報から,契約の有無や,契約内容,権利情報などを把握することが可能となり,例えば,コンテンツの二次利用などに迅速に活用することができる。
(データ構造)
上記図11において説明したが,ここで,図17〜図19を参照しながら,本実施の形態にかかるメタ情報のデータ構造について詳細に説明する。図17〜図19は,本実施の形態にかかるメタ情報の概略的なデータ構成を示す説明図である。
図17は,撮像装置101から管理サーバ106に送信される際のメタ情報を図示したものである。図17に示すメタ情報は,例えば,撮像装置101が生成するテイクメタ情報等を例に挙げることができる。
図17に示すように,タグ1701には,番組又は映画等のコンテンツを特定するための情報が含まれている。なお,ID“pro0001”がコンテンツを特定するための情報である。
タグ1703には,記録媒体を特定するための情報が含まれている。なお,ID“tape01”が記録媒体を特定するための情報である。また,タグ1705には,シーン,カット,テイクに関する情報が含まれている。
図18は,管理サーバ106から管理情報加工装置103に送信される際のメタ情報を図示したものである。図18に示すメタ情報は,例えば,シーンごとに生成されるシーンメタ情報や,そのシーンに構成されるカットに関するカットメタ情報などを例示することができる。
図18に示すように,タグ1801には,コンテンツ全体に関する情報が含まれている。例えば,放送日時や,番組名等の編成情報がタグ1801に含まれている。
タグ1803には,管理情報生成装置102により生成されたシーンメタ情報,カットメタ情報等のメタ情報が含まれている。また,タグ1805には,コンテンツの各シーン,カット,テイクに関する全体のメタ情報が含まれている。なお,図18に示すメタ情報は,撮影前の初期登録時の状態であるためタイムコード等のテイクメタ情報に含まれるような情報は存在していない。
図19は,管理サーバ106から管理情報加工装置103に送信される際のメタ情報を図示したものである。図19に示すメタ情報は,図18に示すメタ情報と比較して,撮影に関するタイムコード等の情報が含まれている点で相違する。つまり,図19に示すメタ情報は,撮影後に管理サーバ106に送信されるテイクメタ情報を基にして図18に示すメタ情報が更新されたものである。
図19に示すように,タグ1901には,上記タグ1801と同様に,コンテンツ全体に関する情報が含まれている。例えば,放送日時や,番組名等の編成情報がタグ1901に含まれている。
タグ1903には,上記タグ1803と同様に,管理情報生成装置102により生成されたシーンメタ情報,カットメタ情報等のメタ情報が含まれている。また,タグ1905には,上記タグ1805と同様に,コンテンツの各シーン,カット,テイクに関する全体のメタ情報が含まれている。
(メタ情報の加工処理について)
次に,図20〜図22を参照しながら,本実施の形態に係るコンテンツ管理システムにおけるメタ情報の加工処理について説明する。なお,図20〜図22は,本実施の形態に係るコンテンツ管理システムにおけるメタ情報の加工処理の概略を示すフローチャートである。
図20に示すように,まず管理情報生成装置102は,コンテンツのIDや,コンテンツ名等の番組であれば編成情報に相当する情報を登録する(S2001)。なお,図20〜図22では,コンテンツのIDを番組IDとしているが,かかる例に限定されない。
次に,管理情報生成装置102(カットメタ情報生成部510又はシーンメタ情報生成部512)は,番組IDに対応付けられた台本データを基にして,シーンメタ情報を生成する(S2003)。なお,管理情報生成部102は,シーンにおけるカットが複数存在する場合,まずカットメタ情報を生成する。
撮像装置101は,管理サーバ106に登録された番組IDと同じIDを撮像装置101側にも登録する(S2005)。なお,撮像装置101は,管理サーバ106の管理情報DBから番組ID等を含んだシーンメタ情報等を受信することで,上記番組ID等を設定しても良い。
次に,撮像装置101は,記録媒体を特定するためのIDを生成し,自装置内に登録する(S2007)。なお,上記記録媒体IDは上記説明したように,日時や場所などをIDに含ませる手法などが挙げられる。
次に,管理情報加工装置103は,後続の処理でメタ情報を加工する対象の番組IDを設定する(S2009)。なお,上記番組IDは,管理サーバ106に備わる管理情報DBに格納されたメタ情報を受信した際に設定されても良く,かかる場合,番組IDの設定を省略することができる。
次に,管理情報加工装置103は,管理サーバ106に番組IDを指定して,その番組IDに対応するメタ情報を要求する(S2011)。
管理情報加工装置103からメタ情報の要求があると(S2011),管理サーバ106は,該当するメタ情報を管理情報DBから検索し,データが存在すれば(S2015),管理サーバ106は,管理情報加工装置103に上記番組IDに対応する台本データや,シーンメタ情報,カットメタ情報等のメタ情報を送信する(S2017)。
一方,管理情報DBにデータが存在しない場合(S2015),管理情報DBに該当するコンテンツ(番組)が未登録であると判断され(S2016),管理情報加工装置103には,エラーメッセージが送信され,画面上に表示される。したがって,管理情報生成装置102によりコンテンツの登録等の事前処理が行われる(S2001〜)。
次に,図21に示すように,撮像装置101は,撮影時,テイク単位にシーン番号,カット番号,テイク番号を生成し,さらにはタイムコードを生成する(S2019)。上記生成されたシーン番号等は,例えば,テイクメタ情報に含まれるが,かかる例に限定されない。
撮影が終了すると撮像装置101は,先程ステップS2019で生成したテイクメタ情報を管理サーバ106に送信することで,管理サーバ106は,番組ID,記録媒体ID,シーン番号,カット番号,テイク番号,タイムコード等を含んだテイクメタ情報を取得することができる(S2021)。
次に,管理サーバ106は,取得したメタ情報に記載された内容を基にして,番組ID又は記録媒体ID等をキーにして,該当するメタ情報を管理情報DBから検索する(S2023)。
検索の結果,該当する番組IDが存在した場合(S2025),さらに管理サーバ106は,その番組IDで,該当する記録媒体ID,シーン番号,カット番号が存在するか検索する。
一方,検索の結果,該当する番組IDが存在しない場合(S2025),台本データ等のメタ情報に登録がされていないとして,エラーとして撮像装置101または管理情報生成装置102等の画面上にエラーメッセージが表示され,事前処理を行うように利用者を促す。
次に,指定された映像記録媒体ID(記録媒体ID),シーン番号,カット番号等を基にして管理情報DBに該当するメタ情報を検索する(S2027)。
検索の結果,該当する記録媒体ID,シーン番号,カット番号が存在しない場合で,例えば,シーン番号が存在しない場合,管理サーバ106は,シーンメタ情報を新規に生成するように撮像装置101又は管理情報生成装置102に促すためメッセージを送信する(S2031)。
また,管理サーバ106は,シーン番号に該当するシーンに複数のカット番号,テイク番号が存在するか否かをシーンメタ情報等を参照することで確認し(S2033),管理情報DB内のシーンメタ情報にカット番号,テイク番号が存在した場合,該当するシーンメタ情報又はカットメタ情報を既に受信したテイクメタ情報を基にして更新し,テイクメタ情報も更新する(S2035)。
またカット番号,テイク番号が存在しない場合(S2033),管理サーバ106は,管理情報DBに格納された該当するシーンメタ情報又はカットメタ情報に,既に受信したテイクメタ情報を新規に関連付けて追加する(S2037)。
次に,管理情報加工装置103は,例えば,所定間隔ごとに管理サーバ106に対して,予め指定した番組ID,記録媒体IDに該当するメタ情報を送信するよう要求する(S2039)。なお,管理情報加工装置103のテイクメタ情報取得部560は,管理サーバ106に対して,予め指定した番組ID,記録媒体IDに該当するメタ情報が更新された場合に限り,そのメタ情報を送信するよう要求しても良い。
管理サーバ106は,管理情報加工装置103からメタ情報が要求されると,番組ID,記録媒体IDに該当するメタ情報を管理情報DBから検索し,該当する番組ID,記録媒体IDのメタ情報が存在した場合(S2041),管理サーバ106は,その最新のメタ情報を管理情報加工装置103に送信する(S2043)。
一方,該当する番組ID,記録媒体IDが存在しない場合(S2041),管理情報加工装置103の画面上にエラーメッセージ等が表示され,利用者に事前処理を実行するよう促す(S2044)。
次に,管理情報加工装置103は,管理サーバ106からメタ情報を受信すると,画面上にメタ情報を表示し,利用者からの指示に応じて,加工部562は表示しているメタ情報に対して変更,削除などの加工処理を実行する(S2045)。なお,上記メタ情報の加工処理については,図14,図15等で説明した通りである。
次に,管理サーバ106は,管理情報加工装置103から加工されたメタ情報を受信すると(S2047),そのメタ情報を基にして,既に管理情報DBに格納されているメタ情報を最新の状態に更新する(S2049)。例えば,管理サーバ106がテイクメタ情報を受信すれば,管理情報DBに格納されたテイクメタ情報が最新の状態に更新される。
以上,第1の実施の形態にかかるコンテンツ管理システム100の説明を終了するが,かかるコンテンツ管理システム100が提供されることによって,以下に示すような優れた効果が存在する。
(1)コンテンツの二次利用のために,例えば,契約や,著作権などの権利処理のために必要な情報を整備することで実際の権利クリア処理を効率的に行うことができる。なお従来では,完パケの映像や赤入れした後の台本をスクリプター等のスタッフが目視し確認しながら行う必要があり,非常に困難な作業であった。
(2)各コンテンツ素材が記録された記録媒体の最新のセグメント情報(シーン,カット,テイク)を管理サーバ106で一元的に管理することで管理情報加工装置103や撮像装置101が複数ある場合にも常に最新の状態でメタ情報を共有することができる。
(3)管理情報加工装置103は,撮像装置101から送信されるテイクメタ情報を基に管理サーバ106上でリアルタイムに更新される正確なタイムコード情報を取得し,予め取得した台本データ,シーンメタ情報,カットメタ情報と連携させて編集を行うことができる。上記編集は取得済みの台本データ,シーンメタ情報等のメタ情報に対して発生した変更を利用者のクリックなどによる簡単な操作で反映可能なGUIを画面上に表示することによって行われる。したがって,撮影現場で,例えば,シーンメタ情報,カットメタ情報の内容を見ながらリアルタイムに最新の情報を簡便に加工・設定登録することができる。
(4)管理情報加工装置103で更新された情報を再度管理サーバ106に送信し,常に最新のメタ情報で統合し,映像の編集時にはOKシーン,OKカット,OKテイクなど採用された映像の開始点(イン点)・終了点(アウト点)を基に編集後の映像に対応したメタ情報を自動的に抽出し完パケ用のメタ情報として生成することができる。したがって,最終コンテンツデータ(完パケ)が完成した段階で,コンテンツの二次利用に必要な各種権利情報等の属性情報が整った状態になり,VODサービスなどさらに幅広い用途にコンテンツを容易に迅速に利用することができる。
(5)台本(脚本)の段階で既に出演者の契約内容,著作者隣接権などの情報(属性情報)が管理サーバ106内に保存してあるため,完パケ前後,二次使用のためのコンテンツ制作前後など,いかなるタイミングでもコンテンツの属性情報を迅速かつ的確に確認することができる。
(6)著作権等の属性情報がカットメタ情報等と一緒にメタ情報として保存されることにより,従来では紙媒体などで管理されていた契約などの権利情報を,画面上で瞬時に参照することができ,従来ではコンテンツを一部始終確認してから権利者への使用許諾などの契約処理を行っていた非効率な作業を,コンテンツ管理システム100により効率的に行うことができる。
(7)最終的に生成される完パケに対応するメタ情報には,撮影で生成された正確なタイムコードと各シーン(又は,各カット)のメタ情報とが対応付けられているため,任意のテンプレートと組み合わせて,各シーンとその映像との関係が視認しやすいように整形処理を行い,完パケのためのコンテンツに対して正確なメタ情報などを作成することができる。
(8)シーン,カット,テイクなどのセグメント(区切り)の単位で各種のメタ情報を出力することができるため,コンテンツの一部分について映像等を提供するサービスを時刻する場合でも,その一部分に係る属性情報を基にして,利用者は効率的に権利処理等を行うことができる。
(9)あるコンテンツのうち特定の出演者が登場するシーンだけを部分的にコンテンツを抽出し,そのコンテンツを二次利用する場合であっても,コンテンツを一部始終確認しなくとも,その特定の出演者が登場するシーンの検索を,属性情報等を基に検索し,スタッフは契約の依頼をすることができる。例えば,DVDなどパッケージ化されたコンテンツにおける部分検索や,複数のコンテンツデータからダイジェスト映像集や総集編を作成する際の効率的なコンテンツ素材(シーン,カット)の検索や,完パケに存在しないコンテンツ素材からカットを取捨選択して制作するディレクターズカット(映画)の各カット又は各シーンに登場する出演者との契約の有無等の検索を,利用者は効率的に実行し,画面上で検索結果を確認することができる。
(第2の実施形態)
次に,図23を参照しながら,第2の実施の形態にかかるコンテンツ管理システム100aについて説明する。図23は,第2の実施の形態にかかるコンテンツ管理システムの概略的な構成を示すブロック図である。
なお,第2の実施の形態に係るコンテンツ管理システム100aに係る説明では,第2の実施の形態にかかるコンテンツ管理システム100aと,第1の実施の形態にかかるコンテンツ管理システム100とを比較し,特に相違する点について説明する。その他については,特段の記載が無い場合,実質的に同一であるため詳細な説明は省略する。
図23に示すように,第2の実施の形態にかかるコンテンツ管理システム100aでは,第1の実施の形態にかかるコンテンツ管理システム100と比べて,撮影に登場する出演者や,物品などに無線ICタグ231が具備されており,撮影の際に撮像装置101aがその無線ICタグからの情報を取得する点で異なっている。
したがって,第2の実施の形態にかかるコンテンツ管理システム100aの概略については以下に示す(1)〜(6)の順番通りとなる。
(1)初期メタ情報登録
(2)無線ICタグに被写体識別情報格納
(3)映像撮影
(4)初期メタ情報取得
(5)テイクメタ情報取得
(6)メタ情報更新
まず,上記(1)初期メタ情報登録では,第1の実施の形態にかかるコンテンツ管理システム100と同様に,コンテンツ素材や完パケなどコンテンツに関する多様な情報を管理するための管理情報が生成される。初期メタ情報としての管理情報には,シーンメタ情報の他に,台本や香盤表等の電子化された台本データ等を例に挙げることができる。
上記コンテンツ素材は,例えば,撮像装置101aにより撮像されたコンテンツデータそのままであり,編集などの加工処理がまだ施されていない状態の映像をいうが,かかる例に限定されない。
なお,撮像装置101aは,被写体を撮影し,記録媒体に映像を記録可能な装置である。したがって,上記撮像装置101aは,撮像装置または記録装置の少なくとも一方の機能を備えた装置である。上記撮像装置101aは,放送用のニュース番組の取材や,スポーツなどの試合の模様や,映画などのコンテンツ素材の撮影に使用される装置である。なお,撮像装置101aは,その場で撮影した映像を確認するために再生機能を具備しても良い。第1の実施の形態にかかる撮像装置101についても同様である。
上記(2)無線ICタグ231に被写体識別情報格納では,出演者や撮影に使用される美術品等を識別可能な被写体識別情報を無線ICタグ231に撮影前,予め記憶しておく。上記被写体識別情報を記憶した無線ICタグ231は,例えば,出演者の衣類や外部から見えない部分に付けられる。
なお,第2の実施の形態にかかる無線ICタグ231には,上記被写体識別情報が記録される場合を例にあげて説明するが,かかる例に限定されず,例えば,無線ICタグ231には,被写体識別情報とともに,被写体の属性情報(名前,出演者であればプロフィール,著作権等の権利情報など)が,記録される場合であっても実施可能である。
上記(3)映像撮影では,撮像装置101aを用いて各シーン,各カットごとに撮影を行う。撮影の際に,撮像装置101aは,ビューファインダー419内に収まる上記出演者や美術品等の被写体に付された無線ICタグから被写体識別情報を取得する。
つまり,撮像装置101aは,撮影したコンテンツに構成されるフレームに写っている被写体については,全て無線ICタグ231から被写体識別情報を取得し,フレーム内に登場していない被写体については無線ICタグ231から情報を取得しない。
また,撮像装置101aは,タイムコード(日時情報コード)を生成し,上記無線ICタグから被写体識別情報を取得したタイミングに対応するタイムコードと,その被写体識別情報とを含んだテイクメタ情報を生成する。つまり,被写体識別情報の取得タイミングに従って,タイムコードと被写体識別情報とが関連付けられてテイクメタ情報が生成される。
なお,上記シーンは,1又は2以上のカットを組み合わせたものである。上記カットは,切れ目なしにシームレスに撮影(又は,撮像)された場面(又は,動画像)をいう。さらに編集する段階におけるカットは,イン点からアウト点までの場面である。
上記テイクは,一つのカットの一回分の撮影をいう。なお,一つのカットに対し,1又は2回以上撮影する場合があり,そのうちから一つ選択されたテイクをOKテイクなどと定義する。
撮像装置101aは,撮影したコンテンツ素材を,内蔵するハードディスクドライブ(HDD)等の記憶手段,撮像装置101aで使用可能なメモリカード,光ディスクなどの記憶媒体などに書き込み,記憶させる。
また,撮像装置101aは,撮影したコンテンツ素材の記録とともに,例えば,上記テイクメタ情報等のメタ情報を上記コンテンツ素材よりも低解像度のコンテンツデータと一緒にMXF(Material eXchange Format)形式で記録することができるが,かかる例に限定されず,例えば,撮像装置101aは,上記MXF形式のデータをネットワークを介してサーバ等の外部記憶装置に転送することにより,そのデータが記録される場合等でもよい。
なお,本実施の形態にかかる撮像装置101aは,撮影したコンテンツ素材をその場で再生することが可能な再生機能を備えている。したがって,撮像装置101aは,テイクで撮影したコンテンツ素材を撮像装置101aに備わるビューファインダー419又は液晶ディスプレイに表示することができる。
上記(4)初期メタ情報取得では,管理情報加工装置103aが,管理情報生成装置102aによって管理サーバ106aaに登録された管理情報(初期メタ情報(シーンメタ情報,カットメタ情報など))を,ネットワーク105aを介して取得する。
上記(5)テイクメタ情報取得では,管理情報加工装置103aが,撮像装置101aにより生成されたテイクメタ情報を管理サーバ106aaを介して取得する。なお,管理情報加工装置103aは,上記管理サーバ106aaを介さずとも撮像装置101aから有線/無線問わずケーブルを介してテイクメタ情報を取得しても良い。
上記(6)メタ情報更新では,管理情報加工装置103aが,取得した管理情報(初期メタ情報:シーンメタ情報,カットメタ情報)を,テイクメタ情報を基にして順次加工しながら更新する。
本実施の形態では,コンテンツデータは,複数のフレームが連続して構成される動画(ビデオ)データ及び/又は音声(オーディオ)データである。
コンテンツは,上記説明のように,動画及び/又は音声であるが,より具体的には放送番組や映画などを例示することができ,さらには写真や絵画など所定時間のフレーム全て同じ画像が連続する静止画像データ,ラジオ番組などの音声データ,またはそれらの組合せから構成されるデータである。
また,図23に示す管理サーバ106aaは,管理情報生成装置102aから送信されるシーンメタ情報等を含んだ管理情報を受信し,コンテンツごとに管理情報データベース(以下,DB)に格納する。したがって,管理情報DBには管理情報が各コンテンツごとに格納される。
ネットワーク105aは,例えば,FDDI(Fiber Distributed Data Interface)などの光ファイバ網をはじめ,IEEE802.11a規格などの無線,RS−232C,またはRS−422などの有線から構成される。また,衛星通信などから構成することも可能である。
次に,第2の実施の形態にかかるコンテンツ管理システム100aを応用した応用例については,上記説明の図2に示すコンテンツ管理システム100を応用した応用例と,ほぼ同様な構成であるため,詳細な説明は省略する。
(撮像装置101aについて)
次に,図24〜図26を参照しながら,第2の実施の形態に係る撮像装置101aについて説明する。図24〜図26は,第2の実施の形態にかかるコンテンツ管理システムに備わる撮像装置の概略的な構成を示すブロック図である。
図24に示すように,撮像装置101aは,無線ICタグ231(231−1,231−2,231−3,…)からの無線を受信し,被写体識別情報を取得するリーダ/ライタブロック401をさらに備えている点で,第1の実施の形態にかかる撮像装置101と異なる。
上記リーダ/ライタブロック401には,外部からの電波を受信する/外部に対して電波を送信するアンテナ581と,外部からの電波を同調し復調し情報を取得する/情報を変調しアンテナ581に伝送する制御回路583とが備わっている。
ここで,本実施の形態に係る無線ICタグ231の特徴は,非接触通信が可能であること,所定の金属等を除いて通信に透過性を有すること,アンチコリジョン(衝突防止)機能を有して複数の無線ICタグ231から複数の情報を一括してリーダ/ライタブロック401に送信することができること等を例示できる。
また,無線ICタグ231のデータ伝送方式には,電波方式が適用されているため,通信距離(又は,交信距離)が長く,指向性があるため通信エリアを限定することができる。即ち,撮像装置101aが備えるアンテナ581を指向性アンテナにすることによって,撮像装置101aのレンズが向けられた方向に存在する1又は2以上の無線ICタグ231からの電波をアンテナ581は的確に受信することができる。なお,かかる電波方式に限らず,例えば,上記通信距離や指向性などの条件を満たせば,他の如何なる方式による場合でも実施可能である。
さらに,ズームに応じて撮像部407が撮像する画面範囲(フレーム範囲)が変動しても,アンテナ581が有する指向性の特性と,撮像装置101aの撮像部407が有するズームの特性とを利用して,上記画面範囲内に存在する無線ICタグ231からの電波をアンテナ581が的確に受信できるように,カメラコントローラ413やCPU418や制御回路583がアンテナ581の通信エリアを調整する。
より具体的には,例えば,ズームインした場合,制御回路583は,ズームの倍率に応じてアンテナ581が受信する電波の通信エリアを狭くしたり,ズームアウトした場合,アンテナ581が受信する電波の通信エリアを広くしたりするが,かかる例に限定されない。
したがって,撮影時にズームイン又はズームアウトなどして撮影倍率が変更しても,撮像装置101aが備えたビューファインダー419又はディスプレイ等に映し出される被写体が有する無線ICタグ231からの電波を漏らさずに,また通信エリア以外の不要な電波を受信してしまうのを防いで,アンテナ581は受信することができる。なお,編集時などで後程,ユーザが手動で無線ICタグ231からの情報を追加・削除などすることができる。
なお,第2の実施の形態にかかるリーダ/ライタブロック401は,撮像装置101aに内蔵された場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,リーダ/ライタブロック401は,撮像装置101aの外側に接続される場合(外付けの場合)でも実施可能である。
図25に示すカメラブロック402は,撮像部407と,ビデオプロセッサ408と,ビデオ圧縮部409と,ビデオインタフェース410と,データバス411と,カメラコントローラ413と,カメラコントローラインタフェース412と,ビデオプロセッサインタフェース414と,操作部インタフェース415と,操作部416と,メモリ部417と,CPU(中央演算処理装置)418と,ビューファインダー419と,ビューファインダーインタフェース420と,レコーダインタフェース421とを備えるが,上記説明した第1の実施の形態にかかるカメラブロック402とほぼ同様な構成であるため詳細な説明は省略する。
次に,図26に示すレコーダブロック403aは,マーク生成部404と,テイクメタ生成部405aと,記録部406と,マイクロフォン422と,オーディオプロセッサ423と,オーディオインタフェース424と,オーディオプロセッサインタフェース425と,カメラインタフェース426と,通信部427と,日時情報コード生成部428と,LCD表示インタフェース430と,LCD表示429と,メモリカードインタフェース431と,メモリ部432と,CPU433と,サムネイル生成部451と,ID生成部450とを備える。
テイクメタ生成部405aは,リーダ/ライタブロック401の制御回路583から被写体識別情報を受け取ると,その受け取ったタイミングに生成された日時情報コード生成部428からのタイムコードと被写体識別情報とを対応付けてテイクメタ情報を生成する。なお,日時情報コード生成部428は,撮影中,リアルタイムにタイムコード(日時情報コード)を生成するが,かかる例に限定されず,10秒ごと1分ごとに,または外部操作(例えば,入力ボタンの押下)などにあわせた不定期のタイミングなど任意のタイミングで,タイムコードを生成しても良い。
なお,テイクメタ生成部405aにより生成されたテイクメタ情報は,ネットワーク105を介して管理サーバ106aに送信されるか,記録媒体104に記録されるか,または管理情報加工装置103に送信される。
また,テイクメタ生成部405aは,上記被写体識別情報と,タイムコードのほかに,撮像した際のズーム倍率など撮像に関連する撮像情報等をテイクメタ情報に含ませても実施可能である。
さらに,テイクメタ生成部405aは,例えば,予め管理情報生成装置102により生成された管理情報に含まれるシーンメタ情報,カットメタ情報を基にして,撮影したコンテンツ素材の映像を基にして自動的にテイクメタ情報を生成してもよい。
自動的にテイクメタ情報を生成するためには,テイクメタ生成部405aは,コンテンツ素材の画像解析を行うことで,シーン又はカットを特定し,その特定したシーン又はカットに対応するシーンメタ情報又はカットメタ情報を基にして,テイクメタ情報等を生成する。
日時情報コード生成部428は,撮像時に年,月,日,及び時間などからなる日時情報コード(タイムコード)のタイムカウントを行い,コンテンツデータのフレームごとに生成された上記タイムコードを付加する。なお,本実施形態にかかるタイムコードは,コンテンツデータのフレームを識別可能であれば,かかる例に限定されず,例えば,年,月,日,もしくは時間のうち少なくとも一つからなる情報コードや,コンテンツデータの先頭フレームからフレームにフレーム番号や,FTC(フレーム タイム コード)を付加する場合等であっても実施可能である。なお,FTCは,先頭フレームからのフレーム番号をタイムコード形式に表示したものである。
コンテンツ映像は,例えば1秒間で30枚のフレームで構成される場合,フレーム値は,00から29フレームの範囲である。時間は24時間時計で昇順にカウントされる循環体系となっている。
より具体的には,タイムコードは,“05/10/23/09:43:52:01”(2005年10月23日9時43分52秒01の意)などのようなものを例示できる。上記タイムコードは,かかる例に限定されず,例えば,“05:10:23:09:43:52:01”などのように表記される場合であっても実施可能である。
また,図26に示す管理ブロック406は,ドライブインタフェース435と,コンテンツデータ及びテイクメタ情報を光ディスク又はメモリ部432に記録する又は再生するためのデータ形式に変換するデータプロセッサ437と,コンテンツデータ及びテイクメタ情報を読み/書きするためレーザーの発生及び受光部(図示せず。)を制御するピックアップコントロール436と,再生/記録するために光ディスク104を着脱制御するローディングメカニズムコントローラ438と,メカニズムインタフェース439とを備えるが,第1の実施の形態にかかる管理ブロック406とほぼ同様な構成であるため詳細な説明は省略する。
(被写体識別情報の取得)
次に,上記説明したが,図27を参照しながら,撮像装置101aが被写体識別情報を取得する処理について簡単に説明する。図27は,第2の実施の形態にかかる撮像装置101aが被写体識別情報を取得する処理の概略を示す説明図である。
図27に示すように,所定倍率で撮影している撮影画面271内に登場している出演者各々は,無線ICタグ231(231−1,231−2,231−3)を身に付けている。なお,仮に上記無線ICタグ231−1〜231−3以外の無線ICタグ231を身に付けている出演者,または,無線ICタグ231が付されたアクセサリーや家具等の大道具,小道具などが登場していたとしても,撮影画面271を外れているため被写体識別情報を取得する対象外となる。なお,撮影画面271は,例えば,ビューファインダー419に映像が表示されている画面範囲を示すが,かかる例に限定されない。
リーダ/ライタブロック401のアンテナ581は無線ICタグ231から出演者情報(被写体識別情報)を電波で受信する。制御回路583は,アンテナ581から送信される電波のうち撮像部407の撮影ズームに対応する通信エリア内の電波だけを復調し,出演者情報を取得する。なお,制御回路583は,撮像部407のズーム等を制御するカメラコントローラ413からズーム倍率等の情報を予め取得しておく。
リーダ/ライタブロック401から被写体識別情報を取得し,その取得したタイミングに生成された日時情報コード生成部428からのタイムコードと当該被写体識別情報とを関連付けて,テイクメタ生成部405aは,テイクメタ情報を生成する。
既に説明したように,生成されたテイクメタ情報は,記録媒体104に記録される,または,管理サーバ106a等に転送される。
(管理情報加工装置103a)
次に,図28を参照しながら,第2の実施の形態にかかる管理情報加工装置103aについて説明する。なお,図28は,第2の実施の形態にかかる管理情報加工装置103aの概略的な構成を示すブロック図である。
図28に示すように,管理情報加工装置103は,CPU(又は,制御手段)551と,入力部552と,出力部553と,通信部554と,メモリ部555と,ストレージ装置556とを備える。
なお,第2の実施の形態にかかる管理情報加工装置103aに備わるCPU551と,入力部552と,出力部553と,通信部554と,メモリ部555と,ストレージ装置556は,第1の実施の形態にかかる管理情報生成装置102に備わるものと,ほぼ実質的に同様であるため,詳細な説明は省略する。
上記ストレージ装置556には,テイクメタ情報取得部560と,テイク関連付け部561と,加工部562と,画面情報生成部563aと,登場率計算部565と,各種プログラム又はデータが記憶されている。
テイクメタ情報取得部560は,プログラムモジュールであって,撮像装置101aにより生成されたテイクメタ情報を取得するプログラムである。
テイク関連付け部561は,上記テイクメタ情報取得部560によって取得されたテイクメタ情報と,カットメタ情報又はシーンメタ情報とを関連付けるプログラムモジュールである。
テイク関連付け部561は,テイクメタ情報に記載されたコンテンツを特定するIDと,予めシーンメタ情報又はカットメタ情報に記載されているコンテンツを特定するためのID(番組IDなど)とが同一であると判断した場合,それらのメタ情報とテイクメタ情報とを関連付ける。
加工部562は,取得したテイクメタ情報,カットメタ情報,またはシーンメタ情報等の各種データを,利用者からの入力に従い,適宜情報を追加,変更,または削除するプログラムモジュールである。
画面情報生成部563aは,シーンメタ情報又はカットメタ情報を画面上に表示するための表示画面データを生成するプログラムモジュールである。また,画面情報生成部563aは,例えば,シーンメタ情報又はカットメタ情報と関連付けられた属性情報については,その情報項目について表示態様を他のものと変更したり,被写体識別情報に対応する項目の表示態様を変更したり(強調表示),または被写体ごとに求められた登場回数(又は,登場率)を表示したりする。
登場率計算部565は,取得したテイクメタ情報に含まれる被写体識別情報を基にして,各被写体のシーン又はカットに登場する割合を求めるプログラムモジュールである。詳細は後述するが,登場率計算部565は,例えば,1カット分の映像に構成された全フレームを分母として,被写体識別情報を取得したタイミングに対応するフレームの総数を分子として,その全フレーム中に占める上記対応フレームの割合を被写体の登場率として算出する。その登場率を各被写体ごとに登場率計算部565が求める。なお,被写体の登場率に限定されず,例えば,登場率計算部565は,被写体の登場回数などを求めてもよい。
なお,上記説明した管理情報加工装置103aにインストールされたアプリケーションは,管理サーバ106aにインストールしても実施可能である。つまり,管理情報加工装置103a側で上記編集処理(又は,加工処理)を実行してもよいし,管理サーバ106a側で上記編集作業(又は,加工処理)を実行しても良い。
なお,第2の実施の形態にかかる管理情報加工装置103a又は管理サーバ106aに備わる各種データを通信でやり取りしながら処理を行う機能などは,それぞれどちらに備わっていても実施可能である。即ち,管理情報加工装置103aに備わる各部は,管理サーバ106aに備わっている場合でも良く,または,管理サーバ106aに備わる各部は,管理情報加工装置103aに備わる場合でも良い。
(コンテンツ管理システムにおける動作説明)
次に,図29以降を参照しながら,第2の実施の形態に係るコンテンツ管理システムにおける動作について説明する。図29〜図31は,第2の実施の形態にかかるコンテンツ管理システムの動作の概略を示すフローチャートである。
なお,以降に説明する第2の実施の形態にかかるコンテンツ管理システムにおける動作については,第1の実施の形態にかかるコンテンツ管理システムにおける動作との相違点について記載し,その他の部分については,特段記載の無い場合,ほぼ同様であるとして詳細な説明を省略する。
(事前処理)
まず,図29を参照しながら,本実施の形態に係るコンテンツ管理システムにおける事前処理について説明する。
図29に示すように,事前処理では,まず,管理情報生成装置102は,撮影前に用意された台本の情報を電子化し,メタ情報として管理サーバ106aに備わる管理情報DBに格納する(S2001)。
例えば,管理情報生成装置102は,コンテンツが放送番組であれば放送番組の編成情報に相当する情報を登録する(S2001)。なお,コンテンツのIDを番組IDとしているが,かかる例に限定されない。
上記ステップS2001で管理情報DBに格納される主な情報は,例えば,台本中でシーン毎に香盤表として用意された情報,出演者,大道具,小道具などを識別する被写体識別情報,出演者名,役名などの情報,放送番組であれば放送時間等の編成情報,映画であれば上映時間等の情報などを含む。
また,メタ情報として管理情報DBに格納される際に,管理情報生成装置102のカットメタ情報生成部510が生成したカットメタ情報や,カットメタ情報等と関連付けられた属性情報等もメタ情報に含まれる。さらに,無線ICタグ231のメモリ233に被写体識別情報の他に,被写体に関する属性情報が格納され,その被写体に関する属性情報が上記カットメタ情報やシーンメタ情報に関連付けられても良い。
次に,管理情報生成装置102(カットメタ情報生成部510又はシーンメタ情報生成部512)は,番組IDに対応付けられた台本データを基にして,シーンメタ情報を生成し,それらのメタ情報を管理サーバ106aに登録する(S2003)。なお,管理情報生成部102は,シーンにおけるカットが複数存在する場合,まずカットメタ情報を生成する。
次に,上記登録された台本データに記述された出演者名や物品名などを基にして管理情報生成装置102は,被写体識別情報を生成し,上記被写体識別情報を無線ICタグ231のメモリ233に格納する(S2004)。なお,管理情報生成装置102は,メモリ233に被写体識別情報に限らず,さらに出演者名や役名などの属性情報を格納してもよく,また管理情報生成装置102は,無線ICタグ231のメモリ233に情報を読書き可能なリーダライタ(図示せず)を内蔵又は外付けすることで備えている。
上記管理情報生成装置102により無線ICタグ231のメモリ233に被写体識別情報等の情報が記録されると,その無線ICタグ231を出演者自身または出演者が身に付けるアクセサリーなどに付す。小道具等であれば物品に無線ICタグ231を付ける。
撮像装置101aは,管理サーバ106aに登録された番組IDと同じIDを撮像装置101a側にも登録する(S2005)。なお,撮像装置101aは,管理サーバ106aの管理情報DBから番組ID等を含んだシーンメタ情報等を受信することで,上記番組ID等を設定しても良い。
次に,撮像装置101aは,記録媒体を特定するためのIDを生成し,自装置内に登録する(S2007)。なお,上記記録媒体IDは上記説明したように,日時や場所などをIDに含ませる手法などが挙げられる。
次に,管理情報加工装置103は,後続の処理でメタ情報を加工する対象の番組IDを設定する(S2009)。なお,上記番組IDは,管理サーバ106aに備わる管理情報DBに格納されたメタ情報を受信した際に設定されても良く,かかる場合,番組IDの設定を省略することができる。
次に,管理情報加工装置103は,管理サーバ106aに番組IDを指定して,その番組IDに対応するメタ情報を要求する(S2011)。
管理情報加工装置103からメタ情報の要求があると(S2011),管理サーバ106aは,該当するメタ情報を管理情報DBから検索し,データが存在すれば(S2015),管理サーバ106aは,管理情報加工装置103に上記番組IDに対応する台本データや,シーンメタ情報,カットメタ情報等のメタ情報を送信する(S2017)。
一方,管理情報DBにデータが存在しない場合(S2015),管理情報DBに該当するコンテンツ(番組)が未登録であると判断され(S2016),管理情報加工装置103には,エラーメッセージが送信され,画面上に表示される。したがって,管理情報生成装置102によりコンテンツの登録等の事前処理が行われる(S2001〜)。
次に,図30に示すように,撮像装置101aは,撮影時,テイク単位にシーン番号,カット番号,テイク番号を生成し,さらにはタイムコードを生成することによって,テイクメタ情報を生成する(S2019a)。上記生成されたシーン番号等は,例えば,テイクメタ情報に含まれるが,かかる例に限定されない。
(撮像装置101aによる撮影時の動作について)
ここで,図32を参照しながら,第2の実施の形態にかかる撮像装置101aによる撮影時の動作について説明する。なお,図32は,第2の実施の形態にかかる撮像装置101aによる撮影時の動作の概略を示すフローチャートである。
図32に示すように,まず撮影者は,台本データに記述された通りに,撮像装置101aのビューファインダー419を見ながら撮影範囲を定める(S2101)。撮影範囲を調整する際には例えば,ズームボタンなどのズームを調整するための入力手段が撮影者により操作される。
撮影範囲が決定すると(S2101),撮像装置101aに備わるカメラコントローラ413はCPU418に対し決定したズーム倍率を伝達すると,CPU418はそのズーム倍率をリーダ/ライタブロック401の制御回路583に送信する。
制御回路583は当該制御回路583に内蔵又は外部に備え付けのメモリ(図示せず)に格納された送受信範囲テーブルを参照して,受信したズーム倍率に対応するアンテナ581の送受信範囲を決定する。送受信範囲テーブルは,ズーム倍率と,そのズーム倍率における撮影範囲に存在する無線ICタグ231と最も漏れなく通信可能な範囲を示すアンテナ581の送受信範囲とを,対応付けたアンテナ581の指向性に関するテーブルである。
なお,上記送受信範囲テーブルは,リーダライタブロック401又は制御回路583に備わるメモリに格納され,制御回路583がズーム倍率に対応するアンテナ581の送受信範囲を決定する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,カメラブロック402に備わるメモリ部417に上記送受信範囲テーブルを格納し,CPU418がズーム倍率を基にアンテナ581の送受信範囲を決定してもよい。
次に,リーダ/ライタブロック401の制御回路583は,単位時間(1分,1秒,1/16秒など)ごとにアンテナ581の送受信範囲内に存在する無線ICタグ231に対し,情報取得要求(又は,ポーリング要求)を電波又は磁界に乗せて送信する(S2105)。なお,以下では,特段の記載がなければ,上記リーダ/ライタブロック401と無線ICタグ231との間で電波又は磁界に乗せて行う通信を総称して無線通信とする。
また,第2の実施の形態にかかるリーダ/ライタブロック401の制御回路583は,単位時間ごとにアンテナ581の送受信範囲内に存在する無線ICタグ231に対し,情報取得要求を電波又は磁界に乗せて送信する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,制御回路583は,1フレームごと10フレームごと30フレームごと等のように,単位フレーム数ごとにアンテナ581の送受信範囲内に存在する無線ICタグ231に対し,情報取得要求を電波又は磁界に乗せて送信してもよい。
上記アンテナ581の送受信範囲内に無線ICタグ231が存在していた場合,その無線ICタグ231は無線でリーダ/ライタブロック401からの情報取得要求の情報をアンテナ237を介して受信する(S2107)。
次に,無線ICタグ231に備わるアンテナ237に,整流(電波の場合)又は共振(磁界の場合)により電力が発生する(S2109)。
上記発生した電力により(S2109),制御回路235,メモリ233を作動させ,メモリ233に記憶された被写体識別情報を無線でアンテナ237から送信する(S2111)。
なお,第2の実施の形態において,無線ICタグ231からリーダ/ライタブロック401へは被写体識別情報が無線で送信される場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,被写体識別情報の他に被写体の属性情報などがリーダ/ライタブロック401に送信される場合でも実施可能である。
次に,リーダ/ライタブロック401のアンテナ581は,上記無線ICタグ231のアンテナ237から無線を受信する(S2113)。
リーダ/ライタブロック401の制御回路583は,アンテナ581で受信した無線を復調し,復調して得られた信号をデコードし,解析することによって,被写体識別情報を取得する(S2115)。
テイクメタ生成部405aは,上記ステップS2115で被写体識別情報を取得したタイミングに該当する日時情報コード生成部428で生成したタイムコードを取得すると,当該被写体識別情報とタイムコードとを対応付けて,それらの情報を少なくとも含んだテイクメタ情報を生成する(S2117)。
なお,同一タイミングに複数の被写体識別情報を取得した場合,生成されるテイクメタ情報には,同一のタイムコードに対して,複数の被写体識別情報が含まれてもよい。
かかる上記ステップS2101〜ステップS2117までの一連の動作は,例えば撮像装置101aに備わるRECボタン押下時からRECストップボタン押下時まで等,撮影開始から撮影終了までのテイクの間,繰り返される。
次に,図30を参照すると,上記ステップS2019aの後,撮像装置101aは,上記番組ID,記録媒体を識別する映像記録媒体ID,シーン番号,カット番号,テイク番号,タイムコード,出演者ID(被写体識別情報),物品ID(被写体識別情報)などを含んだテイクメタ情報を管理サーバ106aに送信し,管理サーバ106aは撮像装置101aからテイクメタ情報を取得する(S2021a)。なお,上記ステップS2019a時に生成されたテイクメタ情報にさらに番組ID等の上記複数情報が追加される。
ここで,図33を参照しながら,撮像装置101aにより送信されたテイクメタ情報を管理サーバ106aが受信し,テイクメタ情報をリスト化したリスト情報について説明する。図33は,第2の実施の形態にかかるテイクメタ情報のリスト情報の概略を示す説明図である。
図33に示すように,リスト情報は,シーン番号,カット番号,テイク番号が同一のものについて,受信したテイクメタ情報に含まれるタイムコードと,被写体識別情報とを取り出して,「タイムコード」と,「被写体識別情報」の項目に各々記述する。
例えば,図33に示すように,シーン番号が「1」,カット番号が「1」,テイク番号が「1」について,タイムコードが「05/03/03/09:10:10:00」のタイミングでは,「被写体識別情報」に「A01」,「A02」,「A03」,「B01」と4つの被写体識別情報が記述されている。
なお,図33に示すリスト情報は,管理サーバ106aが作成する場合に限定されず,例えば,管理情報加工装置103aが撮像装置101aからテイクメタ情報を受信し,リスト情報を作成しても良い。
図33に示すように,リスト情報は,撮像装置101aから送信されたテイクメタ情報に含まれる情報をシーン/カット/テイクごとに順に並べられたテイクメタ情報群のようなものであるが,かかる例に限定されない。
なお,上記シーン/カット/テイクごとに並べるとは,シーン番号,カット番号,テイク番号のうち少なくとも一つが一致するごとに並べることである。例えば,シーン番号,カット番号,テイク番号のうちシーン番号〜テイク番号まで存在すれば,シーン番号〜テイク番号まで全て一致するごとに並べることであり,シーン番号とカット番号のみ存在すれば,シーン番号とカット番号とが一致するごとに並べることに相当するが,一例でありかかる例に限定されない。
さらに,図34を参照しながら,撮像装置101aが管理サーバ106aに送信する際のテイクメタ情報のデータ構造について説明する。図34は,第2の実施の形態にかかるテイクメタ情報のデータ構造の概略を示す説明図である。
図34に示すように,第2の実施の形態にかかるテイクメタ情報には,番組を特定する番組IDと,記録媒体を特定する映像記録媒体IDと,シーン/カット/テイク毎のメタ情報と,単位時間ごとに無線ICタグ231から取得した被写体識別情報と,との時のタイムコードとが含まれている。
より具体的には,図34に示す番組IDは,<ProgramInformation>タグのId以降に記述された“pro0001”に該当し,映像記録媒体IDは,<Media>タグのId以降に記述された“tape01”に該当する。
また,上記シーン/カット/テイク毎のメタ情報には,<SegmentList>タグ内の<SegmentInformation>タグ以降にシーン番号(Scene),カット番号(Cut),テイク番号(Take)が記述され,さらにシーン,カット,またはテイクの開始時刻が,StartTime以降に記述されている。なお,上記シーン,カット,またはテイクの終了時刻は,例えば,次の<SegmentInformation>タグのStartTimeに記述される時刻に該当するが,かかる例に限定されない。
さらに,出演者ID又は物品IDなどの被写体識別情報は,<TimeList>タグ内の<TimeInformation>タグ内にIDListに記述され,タイムコードは同じく<TimeInformation>タグ内のStartTimeに記述される。
なお,図34に示すテイクメタ情報は,撮像装置101aが生成し管理サーバ106aに送信する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,管理情報加工装置103aが撮像装置101aからテイクメタ情報を直接受信する場合でもよい。
再び図31を参照すると,図31に示すステップS2043では,管理サーバ106aは,管理情報加工装置103からメタ情報が要求されると,番組ID,記録媒体IDに該当するメタ情報を管理情報DBから検索し,該当する番組ID,記録媒体IDのメタ情報が存在した場合(S2041),管理サーバ106aは,その最新のメタ情報を管理情報加工装置103に送信する(S2043a)。
上記ステップS2043aで送信する上記メタ情報には,番組ID,映像記録媒体ID,シーン番号,カット番号,テイク番号,タイムコード,出演者ID(被写体識別情報),物品ID(被写体識別情報)などが含まれる。
上記ステップS2043aにおいて,最新のメタ情報(例えば,テイクメタ情報,リスト情報)を管理サーバ106aから受信すると,管理情報加工装置103aは,受信したリスト情報又はテイクメタ情報のうち少なくとも一方を基にして自己が記憶するメタ情報を表示する(S2045a)。画面上にメタ情報を表示する処理については,後程説明する。
利用者は,画面上に表示された情報内容を参照し,適宜,管理情報加工装置103aに備わる入力部552を操作すると,入力部552からの操作内容に従って,加工部562は,自装置が記憶するシーンメタ情報,カットメタ情報等の情報を編集し,更新することができる。
より具体的には,例えば,画面上に表示される内容として,シーン/カット/テイクの各映像に登場する出演者名,物品名,ロケ地名が表示されるが,その他に,加工部562が当該映像に流すBGM(バック-グラウンドミュージック)の曲名などを追加するように,シーンメタ情報,カットメタ情報,テイクメタ情報を更新することができる。追加された項目名は,画面情報生成部563aにより画面上に表示される。
上記加工部562が情報を更新すると,その更新された内容は,管理サーバ106aにネットワーク105を介して送信される(S2047)。
管理サーバ106aは,上記更新内容を自装置内のDBに反映し,管理情報加工装置103aが保有するシーンメタ情報等の情報と同期をとる(S2049)。以上で,図29〜図32に示す一連の処理について説明を終える。
ここで,図35を参照しながら,第2の実施の形態にかかる画面上の表示処理(S2045a)について説明する。図35は,第2の実施の形態にかかる画面上の表示処理の概略を示すフローチャートである。
図35に示すように,まず管理情報加工装置103aの画面情報生成部563aは,管理サーバ106aから取得したシーンメタ情報,カットメタ情報を基に,一つ目のシーン/カット/テイクに対応するセグメント(又は,複数のセルの集まり)を表示する(S2201)。なお,画面上の表示レイアウトについては後程説明する。
画面情報生成部563aは,シーンに対応するセグメント,カットに対応するセグメント,テイクに対応するセグメントといったように表示する。上記セグメント内には,撮影が開始しテイクメタ情報を取得していないため,例えば出演者名,ロケ地,物品名などの項目を除き空白のままセルが画面上に表示される。
なお,シーンメタ情報,カットメタ情報を管理情報加工装置103aが記憶していない場合,画面情報生成部563aは,所定数のシーン/カット/テイクに対応するセグメントを自動的に表示し,シーンメタ情報,カットメタ情報,テイクメタ情報を取得し次第,画面上のセグメント内に情報を反映し,再表示する。
次に,管理情報加工装置103aは,1フレームに相当する単位時間ごとに撮像装置101aにより無線ICタグ231から取得した出演者ID等の被写体識別情報を含むリスト情報を管理サーバ106aから,5秒など所定時間ごとに取得する(S2203)。
なお,上記ステップS2203では,管理サーバ106aから所定時間ごとにリスト情報を管理情報加工装置103aが取得する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,管理サーバ106aから所定時間ごとにテイクメタ情報を管理情報加工装置103aが取得してもよい。
次に,画面情報生成部563aは,上記ステップS2203で管理サーバ106aから取得した被写体識別情報と一致する被写体識別情報が存在するか否か確認する(S2205)。画面情報生成部563aは,例えば,被写体識別情報の確認は,記憶されたシーンメタ情報,カットメタ情報,またはテイクメタ情報に一致する被写体識別情報が記述されているか否かで判断する。
上記ステップS2205で一致する情報が存在しない場合,画面情報生成部563aは,項目欄(セル)を追加し,その被写体識別情報に対応する項目名(例えば,急遽登場した出演者名や物品名など)を表示する(S2207)。
なお,上記被写体識別情報に対応する項目名は,例えば,テイクメタ情報に当該被写体の属性情報に含まれている場合,テイクメタ情報に当該被写体の属性情報がネット上に存在するロケーション情報を基に取得する場合,自装置内のストレージ装置556から同一の被写体識別情報に対応する項目名を取得する場合などを例示することができる。
一方,上記ステップS2205で一致する情報が存在した場合,画面情報生成部563aは,その被写体識別情報に対応する項目名のセルが画面上,強調表示された状態(TRUE状態)であるか否かを確認する(S2209)。
なお,上記ステップS2209におけるTRUE状態であるか否かの確認は,例えば,項目セルの画面表示が強調表示であることを示すフラグ(強調表示フラグ)の値を各項目ごとにストレージ装置556に記憶しておき,項目名からその強調表示フラグ値を参照し,強調表示の有無を判断するが,かかる例に限定されず,例えば,同一の被写体識別情報が,同じシーン/カット/テイク内に存在していた場合,画面情報生成部563aが既にその項目は強調表示されていると判断しても良い。上記強調表示フラグの初期値は,項目セルの画面表示は強調表示されていない状態(FALSE状態)を示す値である。
上記ステップS2209で項目セルが強調表示されていない状態の場合,画面情報生成部563aは,該当するシーン/カット/テイクに対応するセルを強調表示するような画面情報を生成し,画面上に表示する(S2211)。
図35に示すように,上記ステップS2203〜S2211までの一連の処理が,単位時間又は単位フレームごとに,次のシーン,カット,またはテイクのうちいずれかが終了し,次のものに切換わるまで継続して繰り返される。
次に,所定時間内に撮影終了した旨の情報が管理サーバ106aから送信された場合(S2213),図35に示す一連の画面情報加工装置103aの処理が終了する。
まだ終了しない場合(S2213),画面情報生成部563aは,ステップS2201と同様に,次のシーン/カット/テイクに対応するセグメント(又は,複数のセルの集まり)を表示する(S2215)。以降は,上記説明のステップS2203〜ステップS2215の通りである。
なお,図35に示す第2の実施の形態にかかる画面上の表示処理では,撮像装置101aにより撮影処理が行われつつ,管理サーバ106aから管理情報加工装置103aにリスト情報又はテイクメタ情報がリアルタイムに送信され,管理情報加工装置103aの画面上に種々の情報が表示される場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,撮影装置101aによる撮影処理の終了後,一括して管理サーバ106aから管理情報加工装置103aにリスト情報又はテイクメタ情報が送信され,バッチ処理で管理情報加工装置103aの画面上に種々の情報が表示される場合でも良い。
次に,図36を参照しながら,第2の実施の形態にかかる画面上に表示されるレイアウトについて説明する。なお,図36は,第2の実施の形態にかかる画面上の表示レイアウトの概略を示す説明図である。
図36に示すように,画面情報生成部563aにより,表示される画面の画面構成例は,セグメント単位にシーンメタ情報等のメタ情報と,出演者,物品,ロケ地名などの項目名が表示される。
なお,図14に示すレイアウトと同様に,図36に示すセグメントは,例えば,タイムコードを基準にイン点〜アウト点が設定された範囲であって,画面上では“▼”〜“▼”の範囲をセグメントとする。また,セグメント内には各項目名に対応する複数のセルが含まれる。
なお,第2の実施の形態にかかる上記セグメントの幅は,常に一定である場合,タイムコードの時間的な幅に連動して増減する場合(なお,かかる場合,実際の映像の長さを視覚的に判断することが可能である。)のいずれかの場合を利用者による設定で変更することが可能である。
上記説明したように,画面情報生成部563aは,受信したリスト情報又はテイクメタ情報に含まれる被写体識別情報と一致する項目名が存在しないことを確認すると,図36に示すように,項目名を追加し,その受信した被写体識別情報に該当するシーン/カット/テイクのセグメント内のセルを強調表示し,強調表示フラグの値を変更する。
なお,図16に示すように,第2の実施の形態についても,編集時にセグメント内の一部に相当するシーンメタ情報,カットメタ情報,またはテイクメタ情報を,例えば,削除した場合,その削除された部分に相当する被写体識別情報についても削除し,当該削除によって,上記削除された被写体識別情報がそのセグメント内に1つも存在しなくなった場合,その項目のセルをFALSE状態に変更する(強調表示を解除する)。
図36に示すように,画像情報生成部563aは,管理サーバ106aから送信されるリスト情報又はテイクメタ情報を基に,リアルタイムに画面上に項目名を表示したり,項目セルの表示を強調表示に変更したり,強調表示を解除したりする。
管理情報加工装置103aは,シーン,カット,またはテイクの各映像に登場している出演者,物品,ロケ地,BGMなどを視覚的に区別することができる。即ち,全ての出演者,物品(大道具,小道具など),ロケ地,またはBGM等のうち,各シーン/カット/テイクに関連性(又は,登場している)のあるものを効率よく選別することができる。
したがって,管理情報加工装置103aにより区別された各出演者,物品,ロケ地,BGM等の各シーン/カット/テイクについて,管理情報加工装置103aは,登場する時間,登場する割合(登場率)を計算し求め,または,登場する個所などを検出することができる。かかる登場時間,登場率などを参考にすれば,改めて再編集し放送又は物販する際に著作権に関するライセンス料算出などの権利処理を効率的に公平性を保って実行することができる。なお,登場率については,後述する。
また,図36に示すような表示構成例を利用者が参照することで,利用者が各シーン/カット/テイクに関連性のある出演者,物品,ロケ地,BGM等を容易に把握することができ,コンテンツ編集の効率性を向上させることができる。
次に,図37を参照しながら,図35に示す画面上の表示処理の変形例について説明する。図37は,図35に示す画面上の表示処理の変形例の概略を示すフローチャートである。なお,以下の説明では,図35に示す画面上の表示処理と異なる点について詳細に説明する。
図37に示す画面上の表示処理は,図35に示す画面上の表示処理と比較して,さらに登場率をリアルタイムに算出している(S2212)点で異なる。
上記ステップS2201で取得したリスト情報又はテイクメタ情報に含む被写体識別情報を基にして,登場率計算部565は,シーン/カット/テイクに当該被写体が登場する登場率を計算し,画面上にその結果を表示する(S2212)。
より具体的には,上記登場率計算部565は,被写体識別情報を取得するセグメントに該当するシーン/カット/テイクの全フレーム数を,まず求める。なお,撮像装置101aにより撮影中である場合,上記被写体識別情報を取得した時点のシーン/カット/テイクの全フレーム数を求める。例えば,テイクの撮影開始時刻から上記被写体識別情報を取得した時点が5秒経過しており,1秒当たり16フレームで撮影していた場合,上記全フレーム数は,16フレーム×5秒=80フレーム,であると登場率計算部565により求められる。
全フレーム数が求められると,次に,登場率計算部565は,同じシーン/カット/テイク内に上記被写体識別情報を取得した回数を求める。上記取得回数が求められると,登場率計算部565は,上記被写体識別情報が示す被写体が登場したフレーム数(登場フレーム数)を求める。登場フレーム数は,例えば,撮像装置101aが無線ICタグ231から被写体識別情報を1フレーム単位(1/16秒)ごとに取得していた場合,上記求めた取得回数と一致し,16フレーム単位(1秒)ごとに取得していた場合,登場率計算部565は上記求めた取得回数に16を乗算することにより求められる。その乗算して得た値が上記登場フレーム数と一致する。
登場フレーム数が求められると,登場率計算部565は,登場フレーム数を全フレーム数で除算して得られた値を登場率として,画面上に表示する(S2212)。なお,詳細は後述するが,登場率計算部565は,上記登場率の値を直接画面上に表示してもよく,登場率をバーグラフなどに置き換えて表示しても良い。撮像装置101aにより撮影が継続している場合,登場率計算部565は,被写体識別情報を取得する度に,新たに登場率を求めて,その登場率の値やバーグラフの態様をリアルタイムに動的に変更する。
また,登場率計算部565は,上記バーグラフなど以外にも,例えば,時間の経過に伴い求められた登場率に応じて刻々とセルの色を変更したり,時間経過に伴い求められた登場率に応じてセルの色の彩度やセルの色の明度を刻々と変更したり,登場率を登場フレーム数/全フレーム数等のような形式で刻々と値を変更してもよい。
次に,図38を参照しながら,図36に示す画面上に表示されるレイアウトの変形例について説明する。図38は,図36に示す画面上に表示される表示レイアウトの変形例を示す説明図である。なお,以下の説明では,図36に示す画面上の表示処理と異なる点について詳細に説明する。
図38に示す画面上の表示レイアウトは,図36に示す画面上の表示レイアウトと比較して,図37に示すステップS2212で求めた登場率をさらに追加的に表示している点で異なる。
図38に示すように,例えば,シーン番号「1」,カット番号「1」,テイク番号「1」に該当するセグメント内では,項目名が「(出演者)俳優B」に該当するセルの場合,「★★☆☆☆☆☆☆☆☆」のように登場率が星型のバーグラフの表示形態で表示されている。なお,シーン番号「1」,カット番号「1」,テイク番号「1」の場合,全フレーム数に該当するのがセル内に表示された全ての星(☆及び★,10個)であり,その内の相対的な登場フレーム数に該当するのがセル内に表示された★である。つまり,上記の場合,星10個のうち2個分に相当する時間(又は,フレーム)だけ「(出演者)俳優B」が上記セグメント内にて出演していることになる。
なお,図37,図38に示すように,登場率計算部565は,登場率をフレーム換算で求める場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,登場率計算部565は,登場率を登場した時間換算で求める場合でも実施可能である。
また,図37,図38に示すように,登場率計算部565は,登場率を求める場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,登場率計算部565は,登場回数,登場時間などを求める場合であっても実施可能である。
以上,第2の実施の形態にかかるコンテンツ管理システム100aの説明を終了するが,かかるコンテンツ管理システム100aが提供されることによって,以下に示すような優れた効果が存在する。
(1)シーン,カット,またはテイク各々の映像に関連している出演者,物品,ロケ地,BGMなどを効率的に区別,特定し,リアルタイムに画面上に,かかる区別,特定内容を表示することができる。
(2)各シーン/カット/テイクについて,各出演者,物品,ロケ地,BGM等が登場する時間,登場する割合(登場率)を計算し求めることができる。かかる登場率などにより,改めてコンテンツを再編集し放送又は物販する際の著作権に関する権利処理(ライセンス料算出など)を効率的に公平性を保って実行することができる。
なお,上述した一連の処理は,専用のハードウェアにより行うこともできるし,ソフトウェアにより行うこともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う場合には,そのソフトウェアを構成するプログラムが,汎用のコンピュータやマイクロコンピュータ等の情報処理装置にインストールされ,上記情報処理装置を撮像装置101,撮像装置101a,管理情報生成装置102,管理情報加工装置103,管理情報加工装置103a,管理サーバ106,管理サーバ106aとして機能させる。
上記プログラムは,コンピュータに内蔵されている記録媒体としてのハードディスクやROM等の記録手段に予め記録しておくことができる。
あるいはまた,上記プログラムは,ハードディスクドライブに限らず,フレキシブルディスク,CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto Optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc),磁気ディスク,半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に,一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は,いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
なお,プログラムは,上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他,ダウンロードサイトから,ディジタル衛星放送用の人工衛星を介して,コンピュータに無線で転送したり,LAN(Local Area Network),インターネットといったネットワークを介して,コンピュータに有線で転送し,コンピュータでは,そのようにして転送されてくるプログラムを,通信部で受信し,内蔵するハードディスクにインストールすることができる。
ここで,本明細書において,コンピュータに各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは,必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく,並列的あるいは個別に実行される処理(例えば,並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
また,プログラムは,1のコンピュータにより処理されるものであっても良いし,複数のコンピュータによって分散処理されるものであっても良い。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例を想定し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施形態においては,管理情報生成装置102のストレージ装置506に記憶されたカットメタ情報生成部510,属性関連付け部511,およびシーンメタ情報生成部512は,1又は2以上のモジュールまたはコンポーネントから構成されるプログラムである場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,カットメタ情報生成部510,属性関連付け部511,またはシーンメタ情報生成部512のうち少なくとも一つは,回路素子からなるハードウェアでも実施可能である。
また,上記実施形態においては,管理情報加工装置103のストレージ装置556に記憶されたテイクメタ情報取得部560,テイク関連付け部561,加工部562,画面情報生成部563,および画面情報生成部563aは,1又は2以上のモジュールまたはコンポーネントから構成されるプログラムである場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,テイクメタ情報取得部560,テイク関連付け部561,加工部562,画面情報生成部563,または画面情報生成部563aのうち少なくとも一つは,回路素子からなるハードウェアでも実施可能である。