WO2004050517A1

WO2004050517A1 - コンテナ輸送調整管理システム及びコンテナ輸送調整管理方法

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Publication number: WO2004050517A1
Application number: PCT/JP2003/015077
Authority: WO
Inventors: Kouji Imanishi
Original assignee: Honda Motor Co.,Ltd.
Priority date: 2002-11-29
Filing date: 2003-11-26
Publication date: 2004-06-17
Also published as: BR0316634A; CN1714032A; US20040143587A1; EP1566354A1; JP2004182366A

Abstract

　コンテナの輸送効率を高め、併せて輸送コストの削減を図ることができるようにする。　同一の船会社のコンテナ輸送の調整管理を行うに際し、Ａ地用Ｄ／Ｂ３０にＡ地側の輸入書類に基づいた出バン作業の予定日、利用するコンテナ仕様、利用するコンテナ数、利用する船会社を示す各種情報を登録し、Ｂ地用Ｄ／Ｂ４０にＢ地側の輸出書類に基づいたバン詰め作業の予定日、利用するコンテナ仕様、利用するコンテナ数、利用する船会社を示す各種情報を登録し、コンテナの入港日が決定されたとき、Ａ地用Ｄ／Ｂ３０及びＢ地用Ｄ／Ｂ４０に登録されている各種情報に基づき、Ａ地側とＢ地側との間で共用できる同一船会社のコンテナを把握し、コンテナの輸送の調整管理を行い、その調整管理された結果を、港内のコンテナヤードと、Ａ地側及びＢ地側に設けらた端末５０～７０によってアクセスできるようにする。

Description

明細書コンテナ輸送調整管理システム及びコンテナ輸送調整管理方法技術分野

本発明は、同一の船会社のコンテナの輸送調整管理に適したコンテナ輸送調整管理システム及びコンテナ輸送調整管理方法に関する。背景技術

荷物の輸入にあっては、たとえば第 6図に示すように、荷積みされたコンテナ 1を A地まで輸送する場合、コンテナ 1が通関手続きのために港内のコンテナヤードに到着すると、通関手続き終了後、トラックがそのコンテナヤードにてコンテナ 1を受け取り、そのコンテナ 1を A地まで輸送する。 A地にて、コンテナ 1内の荷が出されると、その空となつたコンテナ 1 aは輸送と同じトラックにより、船会社のコンテナヤードまで輸送される。また、荷積みされたコンテナ 2を B地まで輸送する場合も、上記同様にそのコンテナ 2を B地まで輸送し、 B地にて、コンテナ 2内の荷が出されると、その空となったコンテナ 2 aは輸送と同じトラックにより、船会社のコンテナヤードまで輸送される。

一方、荷物の輸出にあっては、たとえば第 7図に示すように、 A地からの荷物を輸出する場合、船会社のコンテナヤードから空のコンテナ 1 aがトラックによって A地まで輸送され、荷積みされたコンテナ 1は輸送と同じトラックにより、港内のコンテナヤードまで輸送される。 B地からの荷物を輸送する場合も、上記同様に、船会社のコンテナヤードから空のコンテナ 2 aがトラックによって B地まで輸送され、荷積みされたコンテナ 2は輸送と同じトラックにより、港内のコンテナまで輸送される。

このように、空となったコンテナ 1 a , 2 aが荷物の輸入の際は A地、 B地から船会社のコンテナヤードまで輸送され、荷物の輸出の際は船会社のコンテナヤードから A地、 B地まで輸送される。そのため、輸送距離の長い、船会社のコンテナヤードと A地、 B地との間を空のコンテナ l a , 2 aを輸送しなければならず、コンテナ 1， 2， 1 a , 2 aの輸送効率が悪いものとなってなっているばかり力、輸送コストの削減の妨げとなっている。

ちなみに、特許公開 2 0 0 2— 2 1 1 7 6 2では、輸出入業者が、依頼貨物の容積に応じた輸出入コストの削減が可能な空コンテナを調達できるようにしたシステムを提案している。これは、輸出入業者端末機、コンテナ輸送業者端末機並びに通関業者端末機とデータの送受信が可能な混載管理者サーバを有し、この混載管理者サーバには、コンテナ船の運航予定、コンテナ容量等のコンテナ輸送業者のコンテナ輸送情報を格納したコンテナ輸送業者ファイルと、輸出入業者の依頼貨物の数量、分類品目等の貨物情報を格納した輸出入業者ファイルと、通関業者の通関手数料等の通関情報を格納した通関業者ファイルとを備え、輸出入業者端末機から混載管理者サーバにアクセスして、依頼貨物の容積に応じた輸出入コストの削減が可能なコンテナ空間情報及び通関手続き費用等の輸出入見積り情報を検索可能としたものである。

ところが、上述した特許公開 2 0 0 2— 2 1 1 7 6 2では、コンテナに占める貨物の容積に応じた負担で済むようにして、貨物 1個あたりに掛かる通関手続き費用や輸出入の手続き費用等のコストを低減することができるが、上述した空のコンテナ 1 a， 2 aの輸送効率を高めることは不可能である。

本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、同一船会社のコンテナの輸送効率を高め、併せて輸送コストの削減を図ることができるコンテナ輸送調整管理システム及びコンテナ輸送調整管理方法を提供することができるようにするものである。発明の開示

本発明のコンテナ輸送調整管理システムは、同一の船会社のコンテナ輸送の調整管理を行うに際し、荷積みされた同一の船会社のコンテナが入港し港内のコンテナヤードにて通関手続き終了後、コンテナを A地側まで輸送し、 A地側にてコンテナ内の荷物の出バン作業を行い、その空のコンテナを B地側に輸送し、 B地側にて荷物のパン詰め作業を行った後、その荷積みのコンテナを通関手続きを行う港内のコンテナヤードへ輸送するまでを管理するコンテナ輸送調整管理システムであって、 ' A地側の輸入齊類に基づいた出バン作業の予定日、利用するコンテナ仕様、利用するコンテナ数、利用する船会社を示す各種情報が登録される A地用データベースと、 B地側の輸出書類に基づいたバン詰め作業の予定日、利用するコンテナ仕様、利用するコンテナ数、利用する船会社を示す各種情報が登録される B地用データベースと、コンテナの入港日が決定されたとき、 A地用データベース及び B地用データベースに登録されている各種情報に基づき、 A地側と B地側との間で共用できる同一の船会社のコンテナを把握し、コンテナの輸送の調整管理を行うコンテナ輸送調整管理装置と、港内のコンテナヤードと、 A地側及ぴ B地側に設けられ、コンテナ輸送調整管理装置に対してアクセス可能な端末とを備えることを特徴とする。

また、コンテナ輸送調整管理装置は、 A地用データベース及び B地用データベースに登録されている各種情報に基づき、 A地側の出バン作業のスケジュールと、 B地側のバン詰め作業のスケジュールとを作成するスケジュール作成部と、スケジユール作成部によって作成された出バン作業のスケジュールとパン詰め作業のスケジユーノレとからのマッチングをとるマッチング演算部と、マッチング演算部によってマッチングされた結果に基づき、コンテナ輸送のスケジュール指示書を発行する指示書発行部とを備えるようにすることができる。

また、コンテナ輸送調整管理装置は、コンテナの入港が遅れたとき、又は入港した港内のコンテナヤードにてコンテナにダメージがあることが分かったとき、又は A地側でコンテナにダメージがあることが分かつたとき、コンテナと同一会社の別の空のコンテナが利用されるように調整を行うコンテナ輸送調整部を備えるようにすることができる。

また、マッチング演算部は、 A地側の出バン作業の予定日より B地側のバン詰め作業の予定日が遅いか、 A地側に輸送される荷積みされたコンテナの仕様の中に、 B地側で利用するコンテナ仕様に合うものがあるか、 A地側に輸送される荷積みされたコンテナの数は B地側で利用するコンテナ数に合うか、 A地側に輸送される荷積みされたコンテナの船会社と B地側で利用する船会社と同じか、の処理を実行するようにすることができる。

本発明のコンテナ輸送調整管理方法は、同一の船会社のコンテナ輸送の調整管理を行うに際し、荷積みされた同一の船会社のコンテナが入港し港内のコンテナヤードにて通関手続き終了後、コンテナを A地側まで輸送し、 A地側にてコンテナ内の荷物の出バン作業を行い、その空のコンテナを B地側に輸送し、 B地側にて荷物のバン詰め作業を行つた後、その荷積みのコンテナを通関手続きを行う港内のコンテナヤードへ輸送するまでを管理するコンテナ輸送調整管理方法であって、 A地側の輸入書類に基づいた出パン作業の予定日、利用するコンテナ仕様、利用するコンテナ数、利用する船会社を示す各種情報が A地用データベースに登録される工程と、 B地側の輸出書類に基づいたバン詰め作業の予定日、利用するコンテナ仕様、利用するコンテナ数、利用する船会社を示す各種情報が B地用データベースに登録される工程と、コンテナの入港日が決定されたとき、 A地用データベース及び B地用データベースに登録されている各種情報に基づき、 A地側と B地側との間で共用できる同一の船会社のコンテナが把握され、コンテナの輸送の調整管理が行われるェ程と、調整管理が港内のコンテナヤードと、 A地側及び B地側とから確認される工程とを有することを特徴とする。

また、 A地用データベース及び B地用データベースに登録されている各種情報に基づき、 A地側の出バン作業のスケジュールと、 B地側のバン詰め作業のスケジュールとが作成される工程と、スケジュール作成部によって作成された出パン作業のスケジュールとバン詰め作業のスケジユールとからのマッチングがとられる工程と、マッチングされた結果に基づき、コンテナ輸送のスケジュール指示書が発行される工程とを有するようにすることができる。

また、コンテナの入港が遅れたとき、又は入港した港内のコンテナヤードにてコンテナにダメージがあることが分かったとき、又は A地側でコンテナ^ダメージがあることが分かったとき、コンテナと同一会社の別の空のコンテナが利用されるように調整が行われる工程とを有するようにすることができる。

また、 A地価の出バン作業の予定日より B地側のバン詰め作業の予定日が遅いか、 A地側に輸送される荷積みされたコンテナの仕様の中に、 B地側で利用するコンテナ仕様に合うものがあるか、 A地側に輸送される荷積みされたコンテナの数は B地側で利用するコンテナ数に合う力、 A地側に輸送される荷積みされたコンテナの船会社と B地側で利用する船会社と同じか、の処理が実行される工程を有するようにすることがでさる。

本発明に係るコンテナ輸送調整管理システム及びコンテナ輸送調整管理方法においては、同一の船会社のコンテナ輸送の調整管理を行うに際し、 A地用データベースに A地側の輸入書類に基づいた出バン作業の予定日、利用するコンテナ仕様、利用するコンテナ数、利用する船会社を示す各種情報を登録し、 B地用データベースに B地側の輸出書類に基づいたバン詰め作業の予定日、利用するコンテナ仕様、利用するコンテナ数、利用する船会社を示す各種情報を登録し、コンテナの入港日が決定されたとき、 A地用データベース及び B地用データベースに登録されて V、る各種情報に基づき、 A地側と B地側との間で共用できる同一船会社のコンテナを把握し、コンテナの輸送の調整管理を行い、その調整管理された結果を、港内のコンテナヤードと、 A地側及び B地側に設けらた端末によってアクセスできるようにする。

なお、本発明においては、同一の記憶装置（ファイルサーバ等）内に、 A地用データベースと B地用データベースを設けてもよいし、別個の記憶装置内にそれらを設けても良い。

また、「コンテナ輸送調整管理装置」は、データベースがファイルサーバの場合には、クライアント（端末 P C等）で構成される。図面の簡単な説明

第 1図は本発明のコンテナ輸送調整管理システムの概念を説明するための図である。

第 2図は本発明のコンテナ輸送調整管理システムの一実施の形態を示す図である。

第 3図は第 2図のコンテナ輸送調整管理システムによるコンテナ輸送調整管理方法を説明するためのフローチヤ一トである。第 4図は第 2図のコンテナ輸送調整管理システムによるコンテナ輸送調整管理方法を説明するための図である。 ·

第 5図は第 2図のコンテナ輸送調整管理システムによるコンテナ輸送調整管理方法を説明するための図である。

第 6図は従来の荷物の輸入の際のコンテナ搬送の流れを説明するための図である。

第 7図は従来の荷物の輸出の際のコンテナ搬送の流れを説明するための図である。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の実施の形態について説明する。

第 1図は、本発明のコンテナ輸送調整管理システムの概念を説明するための図、第 2図は、本発明のコンテナ輸送調整管理システムの一実施の形態を示す図、第 3図〜第 5図は、第 2図のコンテナ輸送調整管理システムによるコンテナ輸送調整管理方法を説明するための図である。本発明のコンテナ輸送調整管理システムは、同一の船会社のコンテナ輸送の調整管理を行うものであり、第 1図に示すように、まず荷積みされたコンテナ 1 0を A地まで輸送する場合、コンテナ 1 0が通関手続きのために港内のコンテナヤードに到着すると、通関手続き終了後、トラックがそのコンテナヤードにてコンテナ 1 0を受け取り、そのコンテナ 1 0を A地まで輸送する。 A地にて、コンテナ 1 0の出バン作業が行われると、その空となったコンテナ 1 0 aは船会社のコンテナヤードまでの輸送距離に比べて遙かに近い、 B地まで輸送される。 B地にてバン詰め作業が行われたコンテナ 1 0は、 A地までの輸送と同じトラックにより、港内のコンテナヤードまで輸送される。このような、同一の船会社のコンテナ輸送の調整管理は、後述の出バン作業のスケジュールとバン詰め作業のスケジュールとのマツチングによって、 A地で空となるコンテナ 1 0 aが B地で用いられるとなったときに、 A地で空となったコンテナ 1 0 aを船会社のコンテナヤードに戻さずに、 B地まで輸送させるようにしている。これにより、通常、空となったコンテナ 1 0 aがその都度、 A地、 B地から船会社のコンテナヤードまで戻されることが大幅に少なくされるため、コンテナ 1 0 , 1 0 aの輸送効率が大幅にアップされるようになる。

次に、第 2図により、本発明のコンテナ輸送調整管理システムについて説明する。

第 2図に示すコンテナ輸送調整管理システムは、コンテナ輸送調整管理装置 2 0、 A地用 D / B (データベース） 3 0、 B地用 D Z B (データベース） 4 0、港内のコンテナヤード側の端末 5 0、 A地側の端末 6 0、 B地側の端末 7 0を備えている。

コンテナ輸送調整管理装置 2 0は、 A地用 D Z B 3 0及び B地用 D Z B 4 0に ¾録されている後述の各種情報に基づき、 A地側と B地側との間で共用できる同一船会社のコンテナを把握し、コンテナ輸送の調整管理を行うものであり、スケジュール作成部 2 1、マツチング演算部 2 2、コンテナ輸送調整部 2 3、指示書発行部 2 4を備えている。

スケジュール作成部 2 1は、 A地用 D Z B 3 0に登録されている後述の A地用の各種情報に基づき、 A地側の出バン作業（荷出し作業）のスケジュールを作成し、 B地用 D Z B 4 0に登録されている後述の B地用の各種情報に基づき、 B地側のパン詰め作業（荷積み作業）のスケジュールを作成する。

マツチング演算部 2 2は、スケジュール作成部 2 1によって作成された A地側め出パン作業のスケジュールと B地側のバン詰め作業のスケジユールとからのマッチングをとるものであるが、その詳細は、後述する。コンテナ輸送調整部 2 3は、コンテナ 1 0の入港が遅れたとき、 A地側の出パン作業のスケジュール及び B地側のパン詰め作業のスケジユールを調整する。また、コンテナ輸送調整部 2 3は、入港した港内のコンテナヤードにてコンテナ 1 0にダメージがあることが分かったとき、又は A地側でコンテナ 1 0にダメージがあることが分かったとき、コンテナ 1 0とは別の同一会社の空のコンテナ 1 0 aが利用されるように A地側の出バン作業のスケジュール及び B地側のパン詰め作業のスケジユールを調整する。

指示書発行部 2 4は、マツチング演算部 2 3によってマッチングされた結果に基づき、コンテナ輸送のスケジュール指示書を発行する。

A地用 D / B 3 0には、 A地側の出バン作業の予定日、利用するコンテナ仕様、利用するコンテナ数、利用する船会社、荷物を示す各種情報が登録される。

B地用 D / B 4 0には、 B地側のバン詰め作業の予定日、利用するコンテナ仕様、利用するコンテナ数、利用する船会社、荷物を示す各種情報が登録される。

港内のコンテナヤード側の端末 5 0は、ネットワークを介してコンテナ輸送調整管理装置 2 0に接続され、指示書発行部 2 4によって発行されたコンテナ輸送のスケジュール指示書を確認したり、入港した港内のコンテナヤードにてコンテナ 1 0にダメージがあることが分かったとき. そのことを通知したりする際に用いられる。

A地側の端末 6 0は、上記同様に、コンテナ輸送のスケジュール指示書を確認したり、 A地側にてコンテナ 1 0にダメージがあることが分かつたとき、そのことを通知したり、輸入書類に記載される上述した各種情報を送信したりする際に用いられる。

B地側の端末 7 0は、上記同様に、コンテナ輸送のスケジュール指示書を確認したり、輸出書類に記載される上述した各種情報を送信したりする際に用いられる。

次に、このような構成のコンテナ輸送調整管理システムによるコンテナ輸送調整管理方法について説明する。なお、以下の説明においては、 A地用 D Z B 3 0に、 A地側の出バン作業の予定日、利用するコンテナ仕様、利用するコンテナ数、利用する船会社、荷物を示す各種情報が既に登録され、 B地用 D Z B 4 0には、 B地側のパン詰め作業の予定日、利用するコンテナ仕様、利用するコンテナ数、利用する船会社、荷物を示す各種情報が既に登録されているものとする。

そしてまず、第 3図に示すように、コンテナ輸送調整管理装置 2 0に対し、指示書発行指示が出されると、スケジュール作成部 2 1により、 A地用 D Z B 3 0に登録されている A地側の上述した出バン作業の予定日、利用するコンテナ仕様、利用するコンテナ数、利用する船会社、荷物を示す各種情報に基づき、 A地側の出バン作業のスケジュールが作成される (ステップ 3 0 1 〜 3 0 3 )。また、スケジュール作成部 2 1により、 B地用 D / B 4 0に登録されている B地側の上述したバン詰め作業の予定日、利用するコンテナ仕様、利用するコンテナ数、利用する船会社、荷物を示す各種情報に基づき、 B地側のパン詰め作業のスケジユールが作成される (ステップ 3 0 4 , 3 0 5 )。

次いで、 A地用の荷積みされたコンテナ 1 0の入港日が決定されると (ステップ 3 0 6 )、マツチング演算部 2 2により、スケジュール作成部 2 1によって作成された A地側の出バン作業のスケジュールと B地側のバン詰め作業のスケジュールとからのマツチングがとられる (ステップ 3 0 7 )。ここでのマッチングは、 A地側の出パン作業の予定日より B地側のバン詰め作業の予定日が遅いか、 A地側に輸送される荷積みされたコンテナ 1 0の仕様の中に、 B地側で利用するコンテナ仕様に合うものがあるか、 A地側に輸送される荷積みされたコンテナ 1 0の数は B地側で利用するコンテナ数に合う力 \ A地側に輸送される荷積みされたコンテナ 1 0の船会社と B地側で利用する船会社と同じか、の処理を実行することである。

そして、このようなマッチングにより、 N Gとされた場合には、 A地側に輸送される荷積みされたコンテナ 1 0と同一会社の別の空コンテナの依頼が行われる。すなわち、たとえば A地側の出バン作業の予定日より B地側のバン詰め作業の予定日が早い場合、又は A地側に輸送される荷積みされたコンテナ 1 0の仕様の中に、 B地側で利用するコンテナ仕様に合うものがない場合、又は A地側に輸送される荷積みされたコンテナ 1 0の数が B地側で利用するコンテナ数に足りない場合、又は A地側に輸送される荷積みされたコンテナ 1 0の船会社と B地側で利用する船会社とが違う場合の何れか又は全てが N Gである場合、それぞれ B地側で要望する A地側に輸送される荷積みされたコンテナ 1 0と同一会社の別の空コンテナの依頼が行われる（ステップ 3 0 8 )。

これに対し、マッチングが O Kである場合は、コンテナ輸送調整部 2 3により、コンテナ輸送の調整が行われる（ステップ 3 0 9 )。ここでは、たとえばコンテナ 1 0の入港が遅れたとき、 A地側の出バン作業のスケジュール及び B地側のパン詰め作業のスケジュールが調整される。また、入港した港内のゴンテナヤードにて港内のコンテナヤード側の端末 5 0 からコンテナ 1 0にダメージがあることが通知されたとき、又は港内のコンテナードからの出荷後、 A地側でコンテナ 1 0にダメージがあることが A地側の端末 6 0によって通知されたとき、コンテナ 1 0とは別の同一会社の空のコンテナ 1 0 aが利用されるように A地側の出バン作業のスケジュール及び B地側のパン詰め作業のスケジュールが調整される。このようにしてコンテナ輸送調整部 2 3により輸送調整が行われると、指示書発行部 2 4により、マッチング演算部 2 2によってマッチングされたコンテナ輸送のスケジュール指示書が発行される（ステップ 3 1 0 ) _c そして、そのコンテナ輸送のスケジュール指示書を、港内のコンテナヤード側の端末 5 0によって確認することで、トラックの運転手はコンテナ輸送のスケジュールに沿ったコンテナ輸送を行うことができる。

コンテナ輸送に際しては、たとえば第 4図に示すように、 A地側及び B地側のコンテナ収'容スペースがそれぞれ 4力所であって、 A地側に輸送される荷積みされた 4つのコンテナ 1 0が全て B地側でも利用される場合を想定する。この場合、 B地側のコンテナ収容スペースの 2力所に先に到着しているこれから荷積みしようとしているコンテナ 1 0が収容されている場合、 A地側から B地側に輸送する空のコンテナ 1 0 aの数が 2つになるように調整され、さらに A地側に 2つの空のコンテナ 1 0 aを待機させておき、 B地側のコンテナ収容スペースが空く予定時刻に A地側から B地側に残りの空のコンテナ 1 0 aを輸送させるような輸送調整も可能である。

また、第 5図に示すように、 B地側のコンテナ収容スペースの全てに先に到着しているこれから荷積みしようとしていコンテナ 1 0が収容されており、 A地側から B地側に輸送する空のコンテナ 1 0 aの数が 2つである場合には、 A地側に 2つの空のコンテナ 1 0 aを待機させておき、 B地側のコンテナ収容スペースが空く予定時刻に A地側から B地側に残りの空のコンテナ 1 0 aを輸送させるような調整も可能である。この場合、 A地側の残り 2つの空のコンテナ 1 0 aは、船会社のコンテナヤードに戻すような調整が行われる。また、 A地側の端末 6 0によって空のコンテナ 1 0 aの何れかにダメージがあることが通知されると、コンテナ輸送調整部 2 3により、そのダメージのある空のコンテナ 1 0 aを船会社のコンテナヤードに戻し、その空のコンテナ 1 0 aと同一会社の別の空コンテナを B地側に輸送するような調整も可能である。

このように、本実施の形態では、同一の船会社のコンテナ輸送の調整管理を行うに際し、 A地用 D / B 3 0に A地側の輸入書類に基づいた出バン作業の予定日、利用するコンテナ仕様、利用するコンテナ数、利用する船会社を示す各種情報を登録し、 B地用 D / B 4 0に B地側の輸出書類に基づいたバン詰め作業の予定日、利用するコンテナ仕様、利用するコンテナ数、利用する船会社を示す各種情報を登録し、コンテナの入港日が決定されたとき、 A地用 D Z B 3 0及ぴ B地用 D / B 4 0に登録されている各種情報に基づき、 A地側と B地側との間で共用できる同一船会社のコンテナを把握し、コンテナの輸送の調整管理を行い、その調整管理された結果を、港内のコンテナヤードと、 A地側及ぴ B地側に設けられた端末 5 0〜 7 0によってアクセスできるようにした。

これにより、 A地側で空になったコンテナ 1 0 aが B地側で利用可能とされると、 A地側で空になったコンテナ 1 0 aを船会社のコンテナヤードまでさずに、 B地側に輸送するようにしたので、同一会社のコンテナの輸送効率を高めることができるばかり力輸送コストの削減が図れる。

なお、本実施の形態では、荷積みされたコンテナ 1 0及び空になったコンテナ 1 0 aを A地、 B地の 2力所で輸送させる場合について説明したが、荷積みされたコンテナ 1 0及び空になったコンテナ 1 0 aの輸送は 3力所以上であってもよいことは勿論である。産業上の利用可能性

本発明は上記の如く構成したので、コンテナの輸送効率を高め、併せて輸送コストの削減を図ることができる。

Claims

請求の範囲

1 . 同一の船会社のコンテナ輸送の調整管理を行うに際し、荷積みされた前記同一の船会社のコンテナが入港し港内のコンテナヤードにて通関手続き終了後、前記コンテナを A地側まで輸送し、 A地側にて前記コンテナ内の荷物の出バン作業を行い、その空のコンテナを B地側に輸送し、 B地側にて荷物のバン詰め作業を行った後、その荷積みのコンテナを通関手続きを行う港内のコンテナヤードへ輸送するまでを管理するコンテナ輸送調整管理システムであって、

前記 A地側の輸入書類に基づいた出バン作業の予定日、利用するコンテナ仕様、利用するコンテナ数、利用する船会社を示す各種情報が登録される A地用データベースと、

前記 B地側の輸出書類に基づいたバン詰め作業の予定日、利用するコンテナ仕様、利用するコンテナ数、利用する船会社を示す各種情報が登録される B地用データベースと、

前記コンテナの入港日が決定されたとき、前記 A地用データベース及ぴ B地用データベースに登録されている各種情報に基づき、 A地側と B 地側との間で共用できる前記同一の船会社のコンテナを把握し、前記コンテナの輸送の調整管理を行うコンテナ輸送調整管理装置と、

前記港内のコンテナヤードと、前記 A地側及ぴ B地側に設けられ、前記コンテナ輸送調整管理装置に対してアクセス可能な端末とを備えることを特徴とするコンテナ輸送調整管理システム。

2 . 前記コンテナ輸送調整管理装置は、

前記 A地用データベース及ぴ B地用データベースに登録されている各種情報に基づき、前記 A地側の出バン作業のスケジュールと、前記 B地側のバン詰め作業のスケジュールとを作成するスケジュール作成部と、前記スケジユール作成部によって作成された出バン作業のスケジユールとバン詰め作業のスケジュールとからのマツチングをとるマッチング演算部と、

前記マッチング演算部によってマッチングされた結果に基づき、コンテナ輸送のスケジュール指示書を発行する指示書発行部とを備えることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載のコンテナ輸送調整管理システム。

3 . 前記コンテナ輸送調整管理装置は、前記コンテナの入港が遅れたとき、又は入港した港内の前記コンテナヤードにて前記コンテナにダメ一ジがあることが分かったとき、又は前記 A地側で前記コンテナにダメージがあるとが分かったとき、前記コンテナと同一会社の別の空のコンテナが利用されるように調整を行うコンテナ輸送調整部を備えることを特徴とする請求の範囲第 1項又は第 2項に記載のコンテナ輸送調整管理システム。

4 . 前記マッチング演算部は、前記 A地側の出バン作業の予定日より前記 B地側のバン詰め作業の予定日が遅いか、前記 A地側に輸送される荷積みされたコンテナの仕様の中に、前記 B地側で利用するコンテナ仕様に合うものがあるか、前記 A地側に輸送される荷積みされたコンテナの数は前記 B地側で利用するコンテナ数に合うカ前記 A地側に輸送される荷積みされたコンテナの船会社と前記 B地側で利用する船会社と同じカの処理を実行することを特徴とする請求の範囲第 2項又は第 3項に記載のコンテナ輸送調整管理システム。

5 . 同一の船会社のコンテナ輸送の調整管理を行うに際し、荷積みされた前記同一の船会社のコンテナが入港し港内のコンテナヤードにて通関手続き終了後、前記コンテナを A地側まで輸送し、 A地側にて前記コンテナ内の荷物の出バン作業を行い、その空のコンテナを B地側に輸送し、 B地側にて荷物のパン詰め作業を行つた後、その荷積みのコンテナを通関手続きを行う港内のコンテナヤードへ輸送するまでを管理するコンテナ輸送調整管理方法であって、

前記 A地側の輸入書類に基づいた出バン作業の予定日、利用するコンテナ仕様、利用するコンテナ数、利用する船会社を示す各種情報が A地用データベースに登録される工程と、前記 B地側の輸出書類に基づいたバン詰め作業の予定日、利用するコンテナ仕様、利用するコンテナ数、利用する船会社を示す各種情報が B 地用データベースに登録される工程と、

前記コンテナの入港日が決定されたとき、前記 A地用データベース及ぴ B地用データベースに登録されている各種情報に基づき、 A地側と B 地側との間で共用できる前記同一の船会社のコンテナが把握され、前記コンテナの輸送の調整管理が行われる工程と、

前記調整管理が前記港内のコンテナヤードと、前記 A地側及び B地側とから確認される工程とを有する

ことを特徴とするコンテナ輸送調整管理方法。

6 . 前記 A地用データベース及び B地用データベースに登録されている各種情報に基づき、前記 A地側の出バン作業のスケジュールと、前記 B地側のバン詰め作業のスケジュールとが作成される工程と、前記スケジュール作成部によって作成された出パン作業のスケジユーノレとパン詰め作業のスケジュールとからのマツチングがとられる工程と、前記マッチングされた結果に基づき、コンテナ輸送のスケジュール指示書が発行される工程とを有する

ことを特徴とする請求の範囲第 5項に記載のコンテナ輸送調整管理方法。

7 . 前記コンテナの入港が遅れたとき、又は入港した港内の前記コンテナヤ一ドにて前記コンテナにダメージがあることが分かったとき、又は前記 A地側で前記コンテナにダメージがあることが分かつたとき、前記コンテナと同一会社の別の空のコンテナが利用されるように調整が行われる工程とを有する

ことを特徴とする請求の範囲第 5項又は第 6項に記載のコンテナ輸送調整管理方法。

8 . 前記 A地側の出バン作業の予定日より前記 B地側のバン詰め作業の予定日が遅いか、前記 A地側に輸送される荷積みされたコンテナの仕様の中に、前記 B地側で利用するコンテナ仕様に合うものがあるか、前記 A地側に輸送される荷積みされたコンテナの数は前記 B地側で利用するコンテナ数に合う力、前記 A地側に輸送される荷積みされたコンテナの船会社と前記 B地側で利用する船会社と同じか、の処理が実行されるェ程を有することを特徴とする請求の範囲第 6項又は第 7項に記載のコンテナ輸送調整管理方法。