WO2004000579A1

WO2004000579A1 - タイヤ情報発信体を具えたタイヤ車輪，タイヤ情報発信体の装着具及び固定具，並びにタイヤ情報発信体の装着方法

Info

Publication number: WO2004000579A1
Application number: PCT/JP2003/007442
Authority: WO
Inventors: Takashi Yokoi; Hajime Fukumori
Original assignee: Bridgestone Corporation
Priority date: 2002-06-21
Filing date: 2003-06-11
Publication date: 2003-12-31
Also published as: CA2490328A1; US20050242937A1; AU2003242291A1

Abstract

苛酷な使用環境にあってもタイヤ情報発信体の正常な動作を保証できるタイヤ車輪、作業性に優れた、タイヤ情報発信体の装着具及び固定具、並びに簡便にタイヤ情報発信体を装着する方法を提供する。　タイヤをホイールに装着したタイヤ車輪において、タイヤ情報発信体を取り付けたリング状弾性体を、該ホイールのリムのリムベース周面に沿って配置する。

Description

明細書タイヤ情報発信体を具えたタイヤ車輪、タイヤ情報発信体の装着具及び固定具、並びにタイヤ情報発信体の装着方法技術分野

この発明は、タイヤ情報発信体を有するタイヤ車輪、装着具、固定具及びタイャ情報発信体の装着方法に関するものである。

背景技術

近年、いわゆるトランスボンダを典型例とする、タイヤ情報発信体を車両に装着するタイヤに取り付け、そのタイヤに関する種々の情報や使用中のタイヤのデ一夕を提供することが行われている。こうしたタイヤ情報発信体の適用範囲は、乗用車タイヤやトラック ·バス用タイヤは勿論、最近では建設車両用タイヤにまで及んでいる。

例えば米国特許第 4， 9 1 1 , 2 1 7号明細書には、タイヤの内圧や温度を測定して、そのデータを送出する、センサとトランスボンダとを組み合わせたタイャ情報発信体を埋設したタイヤが記載されている。しかし、このようにタイヤ内にタイヤ情報発信体を埋設すると、タイヤ情報発信体は、タイヤ製造時には加硫工程による高温及び高圧を受け、負荷転動時には路面からの入力及びタイヤ自体の発する熱を直接受けるので、故障の発生率が高いという問題があった。さらに、かかる故障が発生した際には、タイヤ情報発信体がタイヤ内に埋設されているため、タイヤ情報発信体のみを交換することはできず、タイヤ全体を交換しなければならないという問題があつた。

また、特開平 9— 1 3 6 5 1 7号公報には、弹性部材を介してタイヤの内周面にタイヤ情報発信体を接着する方法、及び金属板又はベルト等を用いてホイールのリムベースにタイヤ情報発信体を固定する方法が記載されている。しかし、夕ィャ情報発信体をタイヤに接着する場合には、特に建設車両用タイヤに代表されるような、凹凸の激しい路面を走行する苛酷な使用環境下で発生するタイヤ踏面への過大な入力により、タイヤ情報発信体が接着した場所から外れて正常に機能しなくなつたり、極端な場合には外部入力の影響を直接受けて破損するおそれがある。また、リムベースにタイヤ情報発信体を固定する場合には、リムベースにタイヤ情報発信体を固定した後にタイヤをホイールに装着しなければならないが、タイヤのビード部とホイールとの間隙は僅かであるので、一定の厚さを有する夕ィャ情報発信体がリムベースに固定されていると、タイヤの装着作業の作業性が著しく損なわれるとともに、ビード部がタイヤ情報発信体に接触してこれを破損するおそれがある。

発明の開示

したがって、この発明の目的は、苛酷な使用環境にあってもタイヤ情報発信体の正常な動作を保証できるタイヤ車輪を提供することにある。

この発明の他の目的は、作業性に優れた、タイヤ情報発信体の装着具及び固定具を提供することにある。

この発明のさらに他の目的は、簡便にタイヤ情報発信体を装着する方法を提供することにある。

上記の目的を達成するため、第 1発明は、タイヤと、これを装着するホイールと、これらに囲繞されたタイヤ内空部とよりなるタイヤ車輪において、タイヤ情報発信体を、タイヤ内空部の、ホイールとタイヤのいずれからも離隔した位置に配設してなるタイヤ車輪である。

このタイヤ車輪は、前記タイヤ情報発信体を取り付けたリング状弾性体を、前記ホイールのリムのリムベース周面に沿って配置してなることが好ましい。

また、前記リング状弾性体がゴムバンドであることが好ましい。

さらに、前記リング状弾性体がゴムリングであることが好ましい。

さらにまた、前記タイヤ情報発信体を取り付けた可とう管を、前記タイヤのクラウン部内周面に沿って配置してなることが好ましい。

加えて、前記タイヤ情報発信体を取り付けた狭幅ハンガを、前記タイヤのビード部と前記ホイールのリムと間に挟持させて配置してなることが好ましい。また、前記ホイールは、ビ一ド部と当接してシート面を形成する取り外し可能なビードシ一トリングを具え、タイヤ情報発信体を取り付けた狭幅ハンガを、ビ

―ドシ一トリングに固定してなることが好ましい。

さらに、タイヤ情報発信体が、トランスボンダであることが好ましい。

さらにまた、タイヤ情報発信体に内圧センサを組み込んでなることが好ましい。加えて、タイャ情報発信体に温度センサを組み込んでなることが好ましい。第 2発明は、片側着脱フランジ式リムを持つホイールの、着脱フランジを外した状態にあるガタ一と接触するべ一ス部と、タイヤ情報発信体付きリング状弾性体を斜めに接触させた状態で強制的に移動させてホイールのリムべ一ス外周面上に落し込む案内手段を形成した外面を有するガイド部とを具え、これらのベース部及びガイド部が L字状をなし、ガターに沿って移動可能に構成する装着具である。

また、前記案内手段が、ガイド部の外面を斜めに横切って延びる段差側壁であることが好ましい。

さらに、ガイド部の、前記弾性体が接触移動する外面部分は、外面高さが前記弾性体の落し込み方向に向かって漸減するように構成することが好ましい。さらにまた、ベース部及びガイド部は、リムベースとの接触面にそれぞれ少なくとも 1個の転動体を具えることが好ましい。

加えて、ガイド部の接触面に設けた転動体が、ガタ一の全周にわたって設けられた溝に沿って移動できるように配置されることが好ましい。

また、ガイド部内面と所定間隔を置いて対向し、着脱フランジを外した状態にあるホイールのリムべ一ス内周面に、ガ夕一側から挿入可能な内面を有する揷入部をさらに具え、挿入部、ベース部及びガイド部がフック状をなすことが好ましい。

さらに、揷入部とベース部の間がヒンジ連結されてなることが好ましい。

さらにまた、挿入部は、リムベースとの接触面に少なくとも 1個の転動体を具えることが好ましい。

第 3発明は、片側着脱フランジ式リムを持つホイールの、着脱フランジを外した状態にあるガ夕一と接触するべ一ス部と、ベース部の一方の端部に連なり、ガターの内面形状に適合する形状を有する支持部と、ベース部の他方の端部に連なり、タイヤ情報発信体付きリング状弾性体に取り付けたマウントを保持するための保持部とを具え、これらのベース部、支持部及び保持部がフック状をなし、リムに着脱可能に固定できるよう構成する固定具である。

また、少なくとも支持部がパネ鋼から構成され、支持部がベース部及び Z又は保持部と共にリムを挟持可能に構成することが好ましい。

さらに、保持部が、リムベース外面に沿って延びる本体部と該本体部から分岐して延びるバネ鋼製のクリップ部を具え、本体部とクリップ部によりタイヤ情報発信体付きリング状弾性体に取り付けたマウントを挟持可能に構成することが好ましい。

さらにまた、保持部の長さが、ガタ一からリムベースの外面に沿って測定したタイヤ情報発信体の所定の固定位置までの距離と略同一であることが好ましい。第 4発明は、第 1発明の車輪にタイヤ情報発信体を装着するに際して、タイヤの一方のビ一ド部をホイールのリムべ一スの周りに揷入したのち、タイヤの他方のビード部とホイールとの間に生じる隙間を介して、予めタイヤ情報発信体を取り付けたリング状弾性体を、ホイールのリムべ一ス周りに取り付け、その後、両ビード部をホイールのリムにフィットさせるタイヤ情報発信体の装着方法である。第 5発明は、タイヤ情報発信体付きリング状弾性体をホイールの片側着脱フランジ式リムに装着するに際し、タイヤの一方のビ一ド部を、着脱フランジを取り外した状態にあるガター側からホイールのリムベースに、他方のビ一ド部とリムのガターとの間に隙間が残る位置まで仮挿入し、この隙間を介して、前記弾性体の一部を、リムベースに巻きつけ、固定具により固定し、装着具をガ夕一に取り付け、前記弾性体を装着具に取り付け、装着具をガ夕一に沿って移動させて、前記弾性体を引っ張って弹性変形させながら前記弾性体全体をリムベースに装着し、固定具及び装着具を取り外し、タイヤの他方のビード部をリムベースに挿入し、そして取り外していた着脱フランジをガターに取り付けてタイヤ車輪を形成することを特徴とする、装着具を用いてタイヤ情報発信体付きリング状弾性体をホイ —ルの片側着脱フランジ式リムに装着する方法である。

装着具は、片側着脱フランジ式リムを持つホイールの、着脱フランジを外した状態にあるガターと接触するべ一ス部と、タイヤ情報発信体付きリング状弾性体を斜めに接触させた状態で強制的に移動させてホイールのリムベース外周面上に落し込む案内手段を形成した外面を有するガイド部とを具え、これらのベース部及びガイド部が L字状をなし、ガ夕一に沿って移動可能に構成する装着具であるか、またはリムベース内周面に、ガ夕一側から挿入可能な内面を有する揷入部と、この挿入部の内面と所定間隔を置いて対向する内面、及び弾性体を斜めに接触させた状態で強制的に移動させてリムベース外周面上に落し込む案内手段を形成した外面を有するガイド部と、揷入部とガイド部を連結するベース部とを具え、これらの揷入部、ガイド部及びベース部がフック状をなし、ガターに沿って移動可能に構成する装着具であることが好ましい。

そして、リング状弾性体は固定具を取り付けるためのマウントを有し、固定具は、ガターと接触するべ一ス部と、ベース部の一方の端部に連なり、ガ夕一の内面形状に適合する形状を有する支持部と、ベース部の他方の端部に連なり、マウントを保持するための保持部とを具え、これらのベース部、支持部及び保持部がフック状をなし、リムに着脱可能に固定できるよう構成する固定具であることが好ましい。

第 6発明は、可とう管を具える第 1発明の車輪にタイヤ情報発信体を装着するに際して、タイヤの内部に、タイヤ情報発信体を予め固定した可とう管を配置し、この可とう管内に気体を充填したのち、タイヤをホイールに装着し、該タイヤ内部に気体を充填して所定内圧を付与するタイヤ情報発信体の装着方法である。第 7発明は、狭幅ハンガを具える第 1発明のタイヤ車輪にタイヤ情報発信体を装着するに際し、タイヤ情報発信体を予め取り付けた狭幅ハンガをタイヤの一方もしくは両方のビード部に仮止めしもしくはビード部から懸架しておき、両方のビード部をホイールのリムベースに嵌め合わせたあと、該夕ィャ内部に気体を充填してビ一ド部をリムにフィットさせ狭幅ハンガをビード部とリムとの間で挟持させるタイャ情報発信体の装着方法である。

第 8発明は、ビードシートリングを具える第 1発明のタイヤ車輪にタイヤ情報発信体を装着するに際し、タイヤ情報発信体を予め取り付けた狭幅ハンガをタイャの一方もしくは両方のビード部に仮止めしもしくはビード部から懸架しておき、両方のビード部をホイールのリムベースに嵌め合わせたあと、狭幅ハンガをピ一ドシ一トリングに固定し、その後ビードシートリングをリムベースに嵌め合わせるタイヤ情報発信体の装着方法である。

なお、弾性体は、装着時に弾性変形により拡径し、装着後に弾性変形により縮径してリムに固定されるものであれば特に限定されないが、第 1発明の場合にはゴムバンドであることが好ましく、第 2発明の場合には〇リング等のゴムリングであることが好ましい。

図面の簡単な説明

図 1は第 1発明に係る第一の実施形態のタイヤ車輪を示す断面図である。

図 2は第 1発明に係る第一の実施形態の他のタイヤ車輪を示す断面図である。図 3はタイヤ情報発信体の装着手順を示すタイヤの断面図である。

図 4はタイヤ情報発信体の装着手順を示すタイヤの断面図である。

図 5はタイヤ情報発信体の装着手順を示すタイヤの断面図である。

図 6はタイヤ情報発信体の装着手順を示すタイヤの断面図である。図 7は建設車両用タイヤを組み込むホイールにおけるフランジの取り付け構造を示す断面図である。

図 8は本発明に係る第二の実施形態のタイヤ車輪を示す断面図である。

図 9はタイヤ情報発信体の装着手順を示すタイヤの断面図である。

図 1 0はタイヤ情報発信体の装着手順を示すタイヤの断面図である。

図 1 1は本発明に係る第三の実施形態のタイヤ車輪を示す断面図である。図 1 2は狭幅ハンガを示す斜視図である。

図 1 3はタイヤ情報発信体の装着手順を示すタイヤの断面図である。

図 1 4は第三の実施形態の第一変形例のタイヤ車輪を示す断面図である。図 1 5はタイヤ情報発信体の装着手順を示すタイヤの断面図である。

図 1 6は第三の実施形態の第二変形例のタイヤ車輪を示す断面図である。図 1 7はタイヤ情報発信体の装着手順を示すタイヤの断面図である。

図 1 8は第三の実施形態の第三変形例のタイヤ車輪を示す断面図である。図 1 9はタイヤ情報発信体の装着手順を示すタイヤの断面図である。

図 2 0は第 1発明に係る第四の実施形態のタイヤ車輪を示す断面図である。図 2 1はタイヤ情報発信体の装着手順を示すタイヤの断面図である。

図 2 2はタイヤ情報発信体の装着手順を示すタイヤの断面図である。

図 2 3はタイヤ情報発信体の装着手順を示すタイヤの断面図である。

図 2 4は第 2発明に従う代表的な装着具の斜視図である。

図 2 5は図 2 4の装着具の面 Bにおける断面図である。

図 2 6は図 2 4の装着具の面 Cにおける断面図である。

図 2 7は図 2 4に示す装着具の他の実施態様を示す断面図である。

図 2 8はこの発明に従う他の装着具の斜視図である。

図 2 9は図 2 8の装着具の面 Bにおける断面図である。

図 3 0は図 2 8に示す装着具の他の実施態様を示す断面図である。

図 3 1は第 3発明に従う代表的な固定具の断面図であり、マウントを挟持し、ガタ一に取り付けた状態で示す。

図 3 2は一実施態様における、弾性体を片側着脱フランジ式リムに装着する手順を示す図である。

図 3 3は一実施態様における、弾性体を片側着脱フランジ式リムに装着する手順を示す図である。

図 3 4は一実施態様における、弾性体を片側着脱フランジ式リムに装着する手順を示す図である。

図 3 5は一実施態様における、弾性体を片側着脱フランジ式リムに装着する手順を示す図である。

図 3 6は一実施態様における、弾性体を片側着脱フランジ式リムに装着する手順を示す図である。

図 3 7は一実施態様における、弾性体を片側着脱フランジ式リムに装着する手順を示す図である。

図 3 8は他の実施態様における、マウントを片側着脱フランジ式リムに固定した状態を示す透視図である。

図 3 9は他の実施態様における、弾性体を片側着脱フランジ式リムに装着途中の状態を示す説明図である。

図 4 0は一実施態様における、ゴムリング、マウント及びタイヤ情報発信体を装着した状態のリムベースの要部斜視図である。

図 4 1は他の実施態様における、ゴムリング、マウント及びタイヤ情報発信体を装着した状態のリムベースの要部斜視図である。

図 4 2は他の実施態様における、ゴムリング、マウント及びタイヤ情報発信体を装着した状態のリムべ一スの要部斜視図である。

発明を実施するための最良の形態

以下に、第 1発明に従う建設車両用タイヤ車輪の第一〜第四の実施形態について、図面を参照して詳しく説明する。まず、第一の実施形態を図 1〜図 6に基づいて説明する。図 1は、この実施形態のタイヤ車輪 3 Aを示す部分断面図である。タイヤ 1をホイール 2に装着したタイヤ車輪 3 Aには、ホイ一ル 2のリム 2 0のリムベース 2 1周面に沿って配置したリング状弾性体、図 1ではゴムバンド 4に、タイヤ情報発信体 5が取り付けられている。ここで、タイヤ情報発信体 5は、これが取り付けられているタイヤに関する種々の情報、これに内蔵された温度センサゃ内圧センサの測定データをこのタイヤ車輪の外に発信するものであり、これが、タイヤ車輪 3 A外の装置からの質問信号に応答して情報を発信する、いわゆるトランスボンダである場合にはエネルギー源としてこの質問信号を用いるが、このタイヤ情報発信体 5は、エネルギー源として電池を内蔵して自律的に情報を発信するものであってもよい。

そして、ゴムバンド 4は、リムべ一ス 2 1に対して適度の締結力をもって嵌めることが可能な弾性リング体であり、リムベース 2 1に確実に固定することができる。また、このゴムバンド 4には、タイヤ情報発信体 5を、事前に、一体物として、ゴムバンド外径側に、加硫接着させて取り付け、あるいは適切な締結体を用いて取り付けてある。

また、図 2は第一の実施形態において、リング状弾性体をゴムリング 2 6とした場合のタイヤ車輪 3 Aを示す部分断面図である。ゴムリング 2 6には少なくとも 1個のマウント 2 7が取り付けられており、マウント 2 7の上にはタイヤ情報発信体 5が固定されている。ゴムリング 2 6は、リムベース 2 1に対して適度の締結力をもって嵌めることが可能であり、マウント 2 7をリムベース 2 1に確実に固定することができる。

このように、タイヤ情報発信体 5は、ゴムバンド 4又はゴムリング 2 6を介して、リム 2 0に確実に固定される結果、例えば建設車両に装着したタイヤ車輪に加わる様々な入力に対しても、これがタイヤの内面に直接接着等により取り付けられている場合に対比してタイヤを損傷する怖れは全くなく、しかも、リムべ一ス 2 1上の取り付け位置が変化することがないため、上記外力に起因してタイヤが大きく内側に撓んだ場合にもその影響を受けることがなぐ従って、タイヤ情報発信体 5の機能が損なわれることもない。また、タイヤ情報発信体 5が温度を検出する機能を有するものである場合には、これがホイール 2に直接接触することはないので、その温度検出において、ホイール 2の温度の影響を受けることなく、タイヤ 1とホイール 2との囲繞されるタイヤ内空部の温度を正確に検出することができる。

次に、図 1に示したタイヤ車輪 3 Aを得るために、ゴムバンド 4を介してタイャ情報発信体 5をタイャの内部に装着する方法について説明する。図 3〜図 6は、タイヤ情報発信体 5をタイヤの内部に装着する際の装着手順を示すタイヤ 1の断面図である。建設車両用のタイヤ 1をホイール 2に装着するに当たり、図 3に示すように、タイヤ 1の一方のビード部 1 aを、床に載置したホイール 2のリムべース 2 1に挿入した段階において、例えばタイヤ 1を台 1 0に載せて浮き上がらせた状態で保持する。この状態において、他方のピ一ド部 l bとホイール 2との間に生じる隙間 Sを介して、図 4に示すように、予めタイヤ情報発信体 5を固定したゴムバンド 4を、ホイ一ル 2のリムベース 2 1周りに取り付けたのち、他方のビード部 1 bをホイール 2のリムベース 2 1に挿入する。

その後、図 5に示すように、タイヤ 1を載せておいた台 1 0を取り除いてタイャ 1を床に置く。ここで、タイヤ情報発信体 5を固定したゴムバンド 4を適正位置、すなわちビードの間、ほぼ中央に配するために、図 6に示すように、押し込み用ジグ 1 1を用いて位置合わせを行うことが好ましい。

さらに、タイヤ 1をホイール 2に装着するには、最後に、ホイール 2のタイヤ受け入れ側の端縁にフランジを取り付ける必要がある。そのために、ホイール 2 のタイヤ受け入れ側の端縁におけるフランジの取り付け構造の詳細を図 7に示すように、ホイール 2のタイヤ受け入れ側の端縁に、まず Oリングパッキン 2 5を装着し、その後、フランジリング 2 3が折曲部 2 2 aに係合された短円筒状のビ一ドシートリング 2 2を差し込み、ホイール 2とビードシ—トリング 2 2との隙間にロックリング 2 4を嵌め込むことによって、フランジリング 2 3でタイヤ 1 を保持することができる。

次に、第二の実施形態のタイヤ車輪 3 Bを、図 8〜図 1 0に基づいて説明する。このタイヤ車輪 3 Bは、タイヤ情報発信体 5を取り付けた可とう管 6を、タイヤ 1のクラウン部内周面に沿って配置したものである。この可とう管 6は、内部に気体を充填された状態にて、タイヤ 1の内圧によってクラウン部内周面に押し付けられ、そこに固定されている。この気体を充填された可とう管 6は、タイヤのトレツド部との間に介在して、タイヤに加わる様々な入力がタイヤ情報発信体 5 に伝達されるのを阻止する役目を担うものである。かくして、タイヤ情報発信体 5は、可とう管 6を介して、タイヤ 1の内壁から隔たった位置に固定されて、夕ィャ車輪に加わる様々な入力の影響を受けないため、タイヤが損傷されることもないしタイヤ情報発信体 5の機能が損なわれることもない。

この可とう管 6には、タイヤ情報発信体 5を、事前に、一体物として、可とう管内径側に、加硫接着させ取り付け、あるいは適切な締結体を用いて取り付けてある。

次に、図 8に示したタイヤ車輪 3 Bを得るために、可とう管 6を介してタイヤ情報発信体 5をタイヤの内部に装着する方法について説明する。図 9〜図 1 0は、タイヤ情報発信体 5をタイヤの内部に装着する際の装着手順を示すタイヤの断面図である。図 9に示すように、タイヤ 1の内部に、予めタイヤ情報発信体 5が固定された可とう管 6を配置し、この可とう管 6の内部に空気や窒素などの気体を充填する。その後、図 1 0に示すように、ホイ一ル 2に対して通常のタイヤ 1の組み込みを行う。さらに、図 7に示したように、フランジを取り付けてから、夕ィャ 1に気体を充填して内圧を付与すれば、タイヤ情報発信体 5が固定された可とう管 6を、タイヤ 1のクラウン部内周面に沿って配置することができる。可とう管 6の内圧は、その形状を保持するため、タイヤ内径より若干高圧にすることが望ましい。次に、第 1発明に係る第三の実施形態のタイヤ車輪 3 Cについて、図 1 1〜図 1 9に基づいて説明する。図 1 1は、この実施形態のタイヤ車輪 3 Cを示す部分断面図であり、図 1 2は狭幅ハンガ 1 9を示す斜視図である。タイヤ 1をホイ一ル 2に装着したタイヤ車輪 3 Cには、狭幅ハンガ 1 9が、タイヤ 1のビ一ド部 1 bとホイール 2のリム 2 0との間にその基部を挟持されて固定されている。そして、狭幅ハンガ 1 9の先端には弾性べ一ス 7を介してタイヤ情報発信体 5 が取り付けられ、また、狭幅ハンガ 1 9はバネ鋼等の弾性板材よりなつていて、ビード部 1 bの内面と外面の間にコの字状に延在しビ一ド部 1 bの内面と外面との間を締め込むパネ力によりビード部に仮止めされることが可能な構成を具えている。また、狭幅ハンガ 1 9には、先端のタイヤ情報発信体 5の、タイヤ走行時に際しての振動を抑制するためにステー 8が取り付けられている。なお、狭幅ハンガ 1 9の幅、すなわち、このタイヤ車輪 3 Cへの取付姿勢におけるタイヤ周方向の延在寸法は、タイヤ情報発信体 5を確実に固定できる最小のものでよい。次に、図 1 1に示したタイヤ車輪 3 Cを得るために、狭幅ハンガ 1 9を介してタイヤ情報発信体 5をタイヤの内部に装着する方法について説明する。図 1 3は、タイヤ情報発信体 5をタイヤの内部に装着する前の段階を示すタイヤ 1の断面図である。建設車両用のタイヤ 1をホイール 2に装着するに際して、図 1 3に示すように、タイヤ 1の一方のビード部 1 aを、床に載置したホイール 2のリムべ一ス 2 1に挿入し、例えばタイヤ 1を台 1 0に載せて浮き上がらせた状態で保持するが、これより前の段階で、狭幅ハンガ 1 9を前述のパネ力を用いて他方のビード部 1 bに仮止めしておく。

図 1 3に示す状態のあと、台 1 0を外して、タイヤ 1を下降させると、狭幅ハンガ 8はリムベース 2 1の外周より半径方向外側に配置されているので、他方のビ一ド部 1 bもこれを容易にリムベース 2 1の周りに揷入することができる。その後、第一の実施形態について図 7を用いて説明したのと同様に、ホイール 2のタイヤ受け入れ側の端縁に、〇リングパッキン 2 5を装着し、その後、リング 2 3が折曲部 2 2 aに係合された短円筒状のビ一ドシ一トリング 2 2を差し込み、ホイ一ル 2とビードシートリング 2 2との隙間にロックリング 2 4を嵌め込むことによって、フランジリング 2 3でタイヤ 1を保持することができる。このとき、狭幅ハンガ 1 9は、ビード部 1 bとビ一ドシートリング 2 2との間およびビード部 1 bとフランジリング 2 3との間に挟持されて固定される。一旦、狭幅ハンガ 1 9がこれらに挟持されて固定されれば、狭幅ハンガ 1 9をそのバネ力によりビード部 1 bに固定する必要はないので、このパネ力は、ビ一ド部 1 b をリム 2 0にフイツトさせるまでの間、ビード部 1 bからの位置ずれを防止するに足る力があれば十分である。

以下に、第三の実施形態の変形例をいくつか示す。図 1 4は第一の変形例の夕ィャ車輪 3 C Aを示す断面図であり、図 1 5は、タイヤ情報発信体 5をこの第一変形例のタイヤ車輪 3 C Aに装着する方法を示すタイヤ 1の断面図である。タイャ車輪 3 C Aにおいては、前述のタイヤ車輪 3 Cにおける狭幅ハンガ 1 9の代りとなる狭幅ハンガ 9が、タイヤ 1のピ一ド部 1 bとリム 2 0の間に挟持して固定されている。そして、この狭幅ハンガ 9の先端に弾性ベース 7を介して情報発信体 5が取り付けられ、さらに、狭幅ハンガ 9の先端の情報発信体 5が取り付けられている側と反対 fiijには、ホイール 2のリムべ一ス 2 1との間隔を確保するためのスぺ一サ 1 2が設けられている。この構成により、タイヤ情報発信体 5をホイ —ル 2とタイヤ 1との両方から離隔して配置することが可能となる。

また、前述のタイヤ車輪 3 Cにおいては、第一のビード部 1 aをリムベース 2 1に揷入してから第二のビ一ド部 1 bをリムべ一ス 2 1に揷入するまでの間、バネ鋼よりなる狭幅ハンガ 1 9をそのバネカを用いてビード部 1 bの内外から挟み込ませることによりこれをビード部 1 bに仮止めするのに対して、第一変形例のこのタイヤ車輪 3 C Aにおいては、狭幅ハンガ 9の基端に設けられたフック 9 a をピ一ド部 1 bの幅方向外側の面に引っかけることにより、狭幅ハンガ 9をビード部 1 bから懸架している。また、他方のビード部 1 bをリムべ一ス 2 1に挿入する際、狭幅ハンガ 9の先端に取り付けられたスぺ一サ 1 2により狭幅ハンガ 9をリムベース 2 1との間隔を保持することができる。その後、前述のタイヤ車輪 3 Cと同様の手順にしたがつて、リム 2 0とビ一ド部 1 bとで狭幅ハンガ 9の基端を挟持し狭幅ハンガ 9をこれらの間に固定する。

図 1 6は第二の変形例のタイヤ車輪 3 C Bを示す断面図であり、図 1 7は、夕ィャ情報発信体 5をこの第二変形例のタイヤ車輪 3 C Bに装着する方法を示す夕ィャ 1の断面図である。タイヤ車輪 3 C Bにおいては、タイヤ車輪 3 C Aにおける狭幅ハンガ 9と同様な形状の狭幅ハンガ 1 3を、他方のビード部 1 bの代りに一方のビード部 1 aとリム 2 0との間に挟持して固定していて、狭幅ハンガ 1 3 の先端に弾性ベース 7を介して情報発信体 5が取り付けられている。

タイヤ情報発信体 5のタイヤ 3 C Bへの装着に際し、一方のビード部 1 aをリムベース 2 1に挿入するに先だって、狭幅ハンガ 1 3の先端の情報発信体 5を、一方のビード部 1 aの幅方向内側の表面に引っかけておく。そして、図 1 7に示すように、情報発信体 5を一方のビード部 1 aの幅方向内側に引っかけたまま、タイヤ 1の一方のビ一ド部 1 aをリムベース 2 1に挿入し、タイヤ 1を台 1 0に載置して固定する。その後、台 1 0をはずしてタイヤ 1を下降させ、ビード部 1 aをリム 2 0に当接させたとき、狭幅ハンガ 1 3の基端に設けられたフック 1 3 aがリム 2 0にすでに当接していて、情報発信体 5をビ一ド部 1 aを離隔させている。その後、他方のビード部 1 bをリムべ一ス 2 1に揷入した後、前述の手順にしたがってタイヤの両ピ一ド部 1 a、 l bをリム 2 0にフイツトさせる。図 1 8は第三の変形例のタイヤ車輪 3 C Cを示す断面図であり、図 1 9は、夕ィャ情報発信体 5をこの第三変形例のタイャ車輪 3 C Cに装着する方法を示す夕ィャ 1の断面図である。タイヤ車輪 3 C Cにおいては、狭幅ハンガ 1 4の両端がそれぞれ一方のビード部 1 aおよび他方のビード部 1 bとこれらに対応するリム 2 0との間にそれぞれ挟持されて固定される。タイヤ情報発信体 5は、狭幅ハンガ 1 4の前記両端から離れた中央部に弾性ベース 7を介して取り付けられている。タイヤ情報発信体 5の装着に際し、両方のビード部 l a、 l bをリムべ一ス 2 1に挿入するに先だって、バネ鋼よりなる狭幅ハンガ 1 4の両端部を、それぞれ対応するビ一ド部 1 a、 1 bを幅方向内側から押し広げるようにしてビ一ド部 1 a、 l bに仮止めする。

そして、図 1 9に示すように、狭幅ハンガ 1 4の両端部をビ一ド部 1 a、 1 b に仮止めしたまま、タイヤ 1の両方のビ一ド部 1 a、 l bをリムベース 2 1に挿入し、その後、前述の手順にしたがってタイヤの両ビ一ド部 1 a、 l bをリム 2 0にフィットさせることにより、狭幅ハンガ 1 4の両端をビード部 1 a、 l bと添え rぞれの対応するリム 2 0との間に挟持して固定することができる。図 1 8、図 1 9に示すように、狭幅ハンガ 1 4の両端をビード部 1 a、 1 bのビ一ドシ一ト面に対応させる部分で終端させてもよいが、これをさらにビード部の幅方向外側まで延在させてもよくこの場合より確実に狭幅ハンガ 1 4をビ一ド部 1 a、 1 bに仮止めすることができる。

この第三の変形例は、狭幅ハンガ 1 4の両端がともにそれぞれ対応するピード部 l a、 l bとリム 2 0との間に挟持されて固定されるので、情報発信体 5を夕ィャ車輪 3 C Cにしつかり固定することができる。

以上説明した、第三実施形態のタイヤ車輪においてはその変形例も含めて、夕ィャ情報発信体 5を取り付ける狭幅ハンガが、タイヤ 1のビ一ド部とリムとの間に挟持されて固定されるので、その取り付けが簡易である上に、タイヤ情報発信体 5が、タイヤからもホイ一ルからも離隔して配置されているので、タイヤ 1ならびに夕ィャ情報発信体 5自身に損傷させることがなく、タイヤ情報発信体 5が温度検出をするものである場合には、ホイールの温度の影響を受けることのないことは前述の通りである。また、タイヤ情報発信体 5は、弾性ベース 7を介して狭幅ハンガに取り付けられてるので、振動や衝撃によるタイャ情報発信体 5の破損を抑制することができる。第 1発明に係るタイヤ車輪 3 Dの第四の実施形態について、図 2 0〜図 2 3に基づいて説明する。図 2 0は、この実施形態のタイヤ車輪 3 Dを示す部分断面図である。タイヤ 1をホイ一ル 2に装着したタイヤ車輪 3 Dには、先端にタイヤ情報発信体 5を弾性べ一ス 7を介して取り付けた狭幅ハンガ 1 5が、その基端をピ一ドシ一トリング 2 2に固定されて設けられている。また、狭幅ハンガ 1 5の、情報発信体 5を取り付けた側と反対側には、ホイール 2のリムベース 2 1との間隔を確保するスぺーサ 1 2が取り付けられている。

図 2 0に示したタイヤ車輪 3 Dを得るために、狭幅ハンガ 1 5を介してタイヤ情報発信体 5をタイヤの内部に装着する方法について次に説明する。図 2 1〜図 2 3は、タイヤ情報発信体 5の装着手順を示すタイヤ 1の断面図である。まず、一方のビ一ド部 1 aをリムべ一ス 2 1に挿入するに先だつて、弾性ベース 7を介した情報発信体 5とスぺ一サ 1 2とを先端に取り付けた狭幅ハンガ 1 5の基端を他方のビード部 1 bに接着テープ 1 6で仮止めし、ビ一ド部 1 bからこれを懸架しておく。

次いで、図 2 1に示すように、狭幅ハンガ 1 5を他方のビ一ド部 1 bに仮止めしたまま、タイヤ 1の一方のビ一ド部 1 aをリムベース 2 1に挿入し、一旦台 1 0上に載置したあと、図 2 2に示すように、台を取り外し、タイヤ 1を下降させて他方のビ一ド部 1 bもリムべ一ス 2 1に挿入する。続いて、図 2 3に示すようにビ一ドシ一トリング 2 2をリムベース 2 1の上方に配置して、例えばホイスト等でこれを吊った状態で保持しておき、この状態で、接着テープ 1 6をビード部 1 bからはがして狭幅ハンガ 1 5の基端を上方に引き上げで、ビ一ドシ一トリング 2 2の所定位置に狭幅ハンガ 1 5の基端を固定する。この固定に際しては、図示しない、ビス止め等の締結手段によることができる。その後、図 7を用いて説明した前述の手順によりビードシートリング 2 2等をホイール 2組み合わせて、タイヤ 1のホイール 2への装着を完了する。

この第四の実施形態の夕ィャ車輪 3 Dにおいても、タイャ情幸艮発信体 5を取り付ける狭幅ハンガは、ビ一ドシ一トリング 2 2にビス止め等の方法により確実に固定されていて、しかも、タイヤ情報発信体 5が、タイヤからもホイールからも離隔して配置されているので、タイヤ 1ならびにタイヤ情報発信体 5自身に損傷させることがなく、また、タイヤ情報発信体 5が温度検出をするものである場合には、ホイールの温度の影響を受けることはない。'

なお、以上の説明では、建設車両用タイヤ車輪を例示したが、乗用車用タイヤ車輪やトラック、バス用タイヤ車輪についても、第 1発明を同様に適用できることは勿論である。

次に、第 2発明に従う装着具について説明する。図 2 4は、第 2発明に従う代表的な装着具の斜視図である。

図 2 4に示す装着具 3 1は、片側着脱フランジ式リムを持つホイールの、着脱フランジを外した状態にあるガ夕一 4 0と接触するベース部 3 9と、タイヤ情報発信体付きリング状弾性体、図 2 4ではリング状ゴムバンド 3 5を斜めに接触させる案内手段 3 6を形成した外面 3 7を有するガイド部 3 8とを具える。そして、装着具 3 1は、これらのベース部 3 9及びガイド部 3 8が L字状をなし、ガター 4 0に沿って移動可能となるように構成する。

装着具 3 1は L字状に構成されているので、ベース部 3 9を持ってガイド部 3 8がリムべ一スのガ夕一 4 0に適合するよう装着具 3 1を揷入することで、容易に装着具 3 1をガ夕ー 4 0に係合させることができる。また、ガイド部 3 8にゴムバンド 3 5を取り付けるので、ゴムバンド 3 5が弾性変形して、その径がリムベ一ス径よりも大きくなる。ゴムバンド 3 5が弹性により収縮しょうとしても、ガイド部の外面上にゴムバンド 3 5を載置した状態であるので、拡径変形状態が維持される。この状態で装着具 3 1を図 2 4の矢印 Aの方向に移動すると、案内手段 3 6に沿ってゴムバンド 3 5は下方に押し出され、その結果、ゴムバンド 3 5はリムべ一ス外周面上に順次落し込まれる。

このように、装着具 3 1を用いれば、ゴムバンド 3 5をリムベースに対し簡単に装着することができ、作業性が大幅に向上する。

図 2 5は、図 2 4に示した装着具 3 1を平面 Bで切断した断面図である。図 2 4に示すように、装着具 3 1は、ガイド部 3 8が、外面高さの比較的高いフラット部 4 1と、フラット部 4 1よりも外面高さの低い谷部 4 2とを具えることが好ましい。この場合、フラット部 4 1と谷部 4 2の間に形成される段差側壁 4 3が案内手段となる。この段差側壁 4 3に沿ってゴムパンド 3 5をガイドすると、ゴムバンド 3 5が弾性力により収縮しょうとした場合にも、ゴムバンド 3 5と接触するガイド部 3 8の外面によってゴムバンド 3 5が拘束されるので、装着具 3 1 からゴムバンド 3 5が外れることを防止できる。段差側壁 4 3の高さは、ゴムバンド 3 5の外れを確実に防止する観点からは、ゴムバンド 3 5の厚さ以上であることが好ましい。

図 2 6は、図 2 4に示した装着具 3 1の平面 Cで切断した断面図である。図 2 6に示すように、装着具 3 1を、谷部 4 2の外面高さがゴムバンド 3 5の落し込み方向に向かって漸減するように構成することが好ましい。このように構成することで、ゴムバンド 3 5のリムべ一スへの落し込みが一層円滑となるからである。図 2 7は、図 2 5に示した装着具の他の実施態様を示す。図 2 7に示すように、装着具 3 1は、ガイド部 3 8及びベース部 3 9の、リムベースとの接触面 4 4 a、 4 4 bにそれぞれ少なくとも 1個、図 2 7では各 1個の転動体 4 5 a、 4 5 bをさらに具えることが好ましい。上述のように、ゴムバンドの取付けの際、装着具 3 1はリムベース上を滑りながら移動する。図 2 7に示すように、リムベースとの接触面 4 4 a、 4 4 bに転動体 4 5 a、 4 5 bを具えることで、装着具 3 1の移動時の摩擦抵抗が低減され、装着具 3 1を小さな力で移動させることが可能となり、ゴムバンドの取付け作業が容易になる。

なお、図 2 7では、転動体 4 5 aを回転ローラとし、転動体 4 5 bを回転ポールとした例を示したが、この発明の装着具 3 1は、この組合せに限定されず、移動時の摩擦抵抗を低減する任意の組合せを採用することができる。さらに、リムベースへの装着の際にゴムバンドが収縮しょうとする弹性力により、装着具 3 1が浮き上がるのを防止する観点からは、図 2 7に示すように、ガィド部 3 8の接触面 4 4 aに設けた転動体 4 5 aが、ガ夕一 4 0の全周にわたつて設けられた溝 4 6に沿って移動できるように配置されることが好ましい。また、装着具 3 1の浮き上がりをさらに有効に防止する観点からは、転動体 4 5 aを細長の転動ローラとし、溝 4 6の溝底 4 7と接触するようにすることが好ましい。さらにまた、図 2 8及び図 2 9に示すように、ガイド部 3 8の内面 3 4と所定間隔を置いて対向し、着脱フランジを外した状態にあるホイールのリムベース内周面に、ガ夕ー側から挿入可能な内面 3 2を有する揷入部 3 3をさらに具え、揷入部 3 3、ベース部 3 9及びガイド部 3 8がフック状をなすことが好ましい。このように装着具 3 1をフック状に構成すると、ゴムバンド 3 5の収縮しようとする弹性力が大きい場合にも、挿入部 3 3とガ夕ー 4 0と係合するので、装着具 3 1の浮き上がりをより確実に防止できる。

加えて、装着具 3 1のガター 4 0への取付けを容易にする観点からは、図 3 0 に示すように、揷入部 3 3とべ一ス部 3 9の間が、ヒンジ機構 4 8により連結されることが好ましい。すなわち、装着具 3 1の挿入時には、ヒンジ機構 4 8を伸ばして揷入部 3 3とベース部 3 9が直線状に連続した状態とする。ガ夕一 4 0にガイド部 3 8を係合させた後、ヒンジ機構 4 8を折り曲げて揷入部 3 3をガ夕ー 4 0に接触させれば、取付けがより一層容易となる。

加えてまた、図 3 0に示すように、揷入部 3 3は、リムべ一スとの接触面 4 4 cに少なくとも 1個、図 3 0では 1個の転動体 4 5 cを具えることが好ましい。装着具 3 1の移動時の摩擦抵抗が低減され、装着具 3 1を小さな力で移動させることが可能となり、ゴムバンドの取り付け作業が容易になるからである。なお、図 3 0では、転動体 4 5 cを回転ポールとした例を示したが、転動体 4 5 cは、転動体 4 5 a、 4 5 bと同様に、回転ローラ等の、移動時の摩擦抵抗を低減する任意の手段を採用することができる。次に、第 3発明に従う固定具について説明する。図 3 1は、第 3発明に従う代表的な装着具の断面図である。

図 3 1に示す固定具は、片側着脱フランジ式リムを持つホイールの、着脱フランジを外した状態にあるガ夕ー 6 0と接触するベース部 6 2と、ベース部 6 2の一方の端部に連なり、ガター 6 0の内面形状に適合する形状を有する支持部 6 3 と、ベース 6 2部の他方の端部に連なり、タイャ情報発信体付きリング状弾性体、図 3 1ではゴムリング 6 4に取り付けたマウント 6 5を保持するための保持部 6 6とを具える。そして、これらのベース部 6 2、支持部 6 3及び保持部 6 6がフック状をなし、リムに着脱可能に固定できるよう構成する。

固定具 6 1はフック状に構成されているので、ベース部 6 2を持って支持部 6 3がガ夕一 6 0に適合するよう固定具 6 1を挿入するだけで、固定具 6 1をガタ一 6 0に係止させることができる。この際、ねじ止め等を行う必要がないため、容易にマウント 6 5をリム上の所定の位置に固定することができる。そして、任意の手段によりゴムリング 6 4をリムベース外周面上に落とし込んだ後にも、ねじ等により固定されていないので、容易に固定具 6 1を取り外すことができる。このように、固定具 6 1を用いれば、図 4 0に示すように、ゴムリング 6 4、及びタイヤ情報発信体 5 3を取り付けたマウント 6 5をリムべ一ス 6 9に対し簡単に装着することができ、作業性が大幅に向上する。

また、固定具 6 1は、少なくとも支持部 6 3がパネ鋼から構成され、支持部 6 3がベース部 6 2及び Z又は保持部 6 6と共にリムを挟持可能に構成することが好ましい。このように構成することで、ガ夕一 6 0に対する固定具 6 1の係止がより一層確実となるからである。

さらに、保持部 6 6が本体部 6 7とパネ鋼製のクリップ部 6 8を具え、本体部 6 7とクリップ部 6 8によりゴムリング 6 4に取り付けたマウント 6 5を挟持可能に構成することが好ましい。このように構成することで、マウント 6 5に対する固定具 6 1の着脱が容易かつ迅速となり、作業性がさらに向上するからである。さらにまた、保持部 6 6の長さ Lが、ガ夕ー 6 0からリムベースの外面に沿つて測定したタイヤ情報発信体の所定の固定位置までの距離と略同一であることが好ましい。このように構成することで、ゴムリング 6 4をリムベースに装着した後に、タイヤ情報発信体の位置を調整する必要がなくなり、作業性が一層向上するからである。

次に、第 5発明に従うタイヤ情報発信体付きリング状弾性体をホイールの片側着脱フランジ式リムに装着する方法について説明する。

図 3 2は、着脱フランジを取り外した状態にあるホイールのリムベース 4 9を示す。リムベース 4 9の片側着脱フランジ装着側にはガ夕ー 4 0が設けられている。床に載置したリムべ一ス 4 9に、ガ夕一 4 0側からタイヤ 5 0の一方のビ一ド部 5 1 aを挿入し、他方のビード部 5 1 bとリムのガタ一 4 0との間に隙間 S が残る位置で、例えば台 5 2にタイヤ 5 0を載せて浮き上がらせた状態で保持する。この状態において、図 3 3に示すように、他方のビ一ド部 5 1 bとガター 4 0との間に生じる隙間 Sを介して、情報発信体 5 3付きリング状弾性体、図 3 3 ではリング状ゴムバンド 3 5の一部をリムベース 4 9に巻きつけて、例えばシャコ万力等の固定具 5 4により固定する。

ここで、ゴムバンド 3 5は、リムベース 4 9への装着後に、ゴムの弾性力により密着固定されるよう、リムベース 4 9の径ょりも若干小径に構成されている。さらに、情報発信体 5 3は、あらかじめゴムバンド 3 5の外面側に加硫接着等による固定方法を用いて一体的に取り付けてある。

そして、図 3 4に示すように、例えば図 2 4又は図 2 8を参照して上述した装着具 3 1をガタ一 4 0に取り付け、ゴムバンド 3 5を装着具 3 1の案内手段に取り付ける。この状態で装着具 3 1をガ夕一 4 0上で、図 3 4の矢印 Dで示す方向に移動させると、ゴムバンド 3 5全体は、上述したような装着具 3 1の作用により引っ張られて弾性変形しながら、案内手段の作用により下向きに押し出されて、リムべ一ス 4 9に順次落し込まれる。このようにして装着具 3 1をリムベース 4 9に沿って移動させると、図 3 5に示すように、ゴムバンド 3 5がリムべ一ス 4 9に装着される。

次いで、固定具 5 4及び装着具 3 1を取り外した後、タイヤ 5 0を支持する台 5 2も取り外すと、タイヤ 5 0全体が降下して、図 3 6に示すように、タイヤ 5 0の他方のビ一ド部 5 1 bがリムベース 4 9に挿入される。ガター 4 0に、取り外していた着脱フランジ 5 5を取り付けると、図 3 7に示すようなタイヤ車輪が形成される。

次に、第 5発明の他の実施態様につき説明する。前述したと同様にして、着脱フランジを取り外した状態にあるホイールのリムベースにタイヤの一方のビード部を挿入する。この状態において、他方のビード部とガターとの間に生じる隙間 Sを介して、固定具を取り付けるためのマウントを有するリング状弾性体の一部をリムベースに巻きつけて、例えば図 3 1を参照して上述した固定具により固定する。

図 3 8は、 4個の固定具 6 1を用いてマウント 6 5をリムベース 6 9に固定した状態を破線で示すタイヤ 7 0の側面側から見た図である。この状態では、ゴムリング 6 4のマウント 6 5付近の部分のみがリムベース 6 9上に位置し、他の部分はリムベース 6 9に装着されていない。図 3 9に示すように、弾性体 6 4とリムベース 6 9との間にバール等の装着具 7 1を入れ、装着具 7 1をガ夕一に沿つて移動させると、ゴムリング 6 4は装着具 7 1により引っ張られて弹性変形しながらリムベース 6 9に順次落とし込まれる。これを各固定具 6 1間について行うとゴムリング 6 4全体がリムべ一ス 6 9に装着される。

次いで、固定具 6 1及び装着具 7 1を取り外した後、前述した同様にして、タィャ 7 0を支持する台も取り外すと、タイヤ 7 0全体が降下してタイヤ 7 0の他方のビ一ド部がリムベースに揷入される。ガタ一に、取り外していた着脱フランジを取り付けると、タイヤ車輪が形成される。

これらの方法によれば、装着具を移動させるだけで弾性体をリムベースに装着できるので、建設車両用タイヤのような大径タイヤであっても、弾性体の装着作業を一人で行うことができるようになり、作業性が大幅に向上する。

なお、上述したところは、この発明の実施形態の一部を示したにすぎず、請求の範囲において種々の変更を加えることができる。例えば、装着具 3、 6 1のガターとの接触面を樹脂等でコーティングすることによりガタ一との摩擦抵抗を低減することができる。また、図 4 1に示すように、マウント 6 5の内面にマグネット 7 2を配設すれば、マウント 6 5をより一層確実にリムべ一ス 6 9に固定することができる。さらに、図 4 2に示すように、ゴムリング 6 4に加えて、リム径と略同径のワイヤーリング 7 3を用いてマウント 6 5をリムベース 6 9に固定すれば、タイヤが高速回転しても、遠心力によりマウント 6 5が浮き上がるのを確実に防止することができる。

産業上の利用可能性

したがって、この発明により、苛酷な使用環境にあってもタイヤ情報発信体の正常な動作を保証できるタイヤ車輪、作業性に優れた、タイヤ情報発信体の装着具及び固定具、並びに簡便にタイヤ情報発信体を装着する方法を提供することが可能となった。

Claims

請求の. 範囲

1 . タイヤと、これを装着するホイールと、これらに囲繞されたタイヤ内空部とよりなるタイヤ車輪において、タイヤ情報発信体を、タイヤ内空部の、ホイ一ルとタイヤのいずれからも離隔した位置に配設してなるタイヤ車輪。

2 . 前記タイヤ情報発信体を取り付けたリング状弾性体を、前記ホイールのリムのリムベース周面に沿って配置してなる請求項 1に記載のタイヤ車輪。

3 . 前記リング状弾性体がゴムバンドである請求項 2に記載のタイヤ車輪。

4. 前記リング状弾性体がゴムリングである請求項 2に記載のタイヤ車輪。

5 . 前記タイヤ情報発信体を取り付けた可とう管を、前記タイヤのクラウン部内周面に沿って配置してなる請求項 1に記載のタイヤ車輪。

6 . 前記タイヤ情報発信体を取り付けた狭幅ハンガを、前記タイヤのビード部と前記ホイールのリムと間に挟持させて配置してなる請求項 1に記載のタイヤ車輪。

7 . 前記ホイールは、ビ一ド部と当接してシート面を形成する取り外し可能なビ一ドシートリングを具え、タイヤ情報発信体を取り付けた狭幅ハンガを、ビードシートリングに固定してなる請求項 1に記載のタイヤ車輪。

8 . タイヤ情報発信体が、トランスボンダである請求項 1〜7のいずれかに記載のタイヤ車輪。

9 . タイヤ情報発信体に内圧センサを組み込んでなる請求項 1〜 8のいずれかに記載のタイヤ車輪。

1 0 . タイヤ情報発信体に温度センサを組み込んでなる請求項 1〜 9のいずれかに記載のタイヤ車輪。

1 1 . 片側着脱フランジ式リムを持つホイールの、着脱フランジを外した状態にあるガ夕一と接触するベース部と、タイヤ情報発信体付きリング状弾性体を斜めに接触させた状態で強制的に移動させてホイールのリムベース外周面上に落し込む案内手段を形成した外面を有するガイド部とを具え、これらのベース部及びガイド部が L字状をなし、ガターに沿って移動可能に構成する装着具。

1 2. 前記案内手段が、ガイド部の外面を斜めに横切って延びる段差側壁である請求項 1 1記載の装着具。

1 3. ガイド部の、前記弾性体が接触移動する外面部分は、外面高さが前記弹性体の落し込み方向に向かって漸減するように構成する請求項 1 1又は 1 2記載

1 4. ベース部及びガイド部は、リムベースとの接触面にそれぞれ少なくとも 1個の転動体を具える請求項 1 1〜1 3のいずれか一項記載の装着具。

1 5. ガイド部の接触面に設けた転動体が、ガターの全周にわたって設けられた溝に沿って移動できるように配置される請求項 1 4記載の装着具。

1 6. ガイド部内面と所定間隔を置いて対向し、着脱フランジを外した状態にあるホイールのリムベース内周面に、ガター側から挿入可能な内面を有する挿入部をさらに具え、揷入部、ベース部及びガイド部がフック状をなす、請求項 1 1 〜 1 5のいずれか一項記載の装着具。

1 7. 揷入部とベース部の間がヒンジ連結されてなる請求項 1 6記載の装着具。

1 8. 挿入部は、リムベースとの接触面に少なくとも 1個の転動体を具える請求項 1 6又は 1 7記載の装着具。

1 9. 片側着脱フランジ式リムを持つホイールの、着脱フランジを外した状態にあるガターと接触するベース部と、ベース部の一方の端部に連なり、ガターの内面形状に適合する形状を有する支持部と、ベース部の他方の端部に連なり、夕ィャ情報発信体付きリング状弾性体に取り付けたマウントを保持するための保持部とを具え、これらのベース部、支持部及び保持部がフック状をなし、リムに着脱可能に固定できるよう構成する固定具。

2 0. 少なくとも支持部がバネ鋼から構成され、支持部がベース部及び Z又は保持部と共にリムを挟持可能に構成する請求項 1 9記載の固定具。

2 1 . 保持部が、リムベース外面に沿って延びる本体部と該本体部から分岐して延びるパネ鋼製のクリップ部を具え、本体部とクリップ部によりタイヤ情報発信体付きリング状弾性体に取り付けたマウントを挟持可能に構成する請求項 1 9 又は 2 0記載の固定具。

2 2 . 保持部の長さが、ガターからリムベースの外面に沿って測定したタイヤ情報発信体の所定の固定位置までの距離と略同一である請求項 1 9〜2 1のいずれか一項記載の固定具。

2 3 . 請求項 2〜4のいずれかに記載の車輪にタイヤ情報発信体を装着するに際して、タイヤの一方のビード部をホイールのリムベースの周りに挿入したのち、タイヤの他方のビード部とホイールとの間に生じる隙間を介して、予めタイヤ情報発信体を取り付けたリング状弾性体を、ホイールのリムベース周りに取り付け、その後、両ビ一ド部をホイールのリムにフィットさせるタイヤ情報発信体の装着方法。

2 4. タイヤ情報発信体付きリング状弾性体をホイールの片側着脱フランジ式リムに装着するに際し、

タイヤの一方のピード部を、着脱フランジを取り外した状態にあるガ夕一側からホイールのリムベースに、他方のビード部とリムのガ夕一との間に隙間が残る位置まで仮挿入し、

この隙間を介して、前記弾性体の一部を、リムベースに巻きつけ、固定具により固定し、

装着具をガ夕一に取り付け、前記弾性体を装着具に取り付け、

装着具をガ夕一に沿って移動させて、前記弾性体を引っ張って弾性変形させながら前記弾性体全体をリムベースに装着し、

固定具及び装着具を取り外し、

タイヤの他方のビード部をリムベースに揷入し、そして

取り外していた着脱フランジをガターに取り付けてタイヤ車輪を形成することを特徴とする、装着具を用いてタイヤ情報発信体付きリング状弾性体をホイールの片側着脱フランジ式リムに装着する方法。

2 5 . 請求項 5に記載の車輪にタイヤ情報発信体を装着するに際して、タイヤの内部に、タイヤ情報発信体を予め固定した可とう管を配置し、この可とう管内に気体を充填したのち、タイヤをホイールに装着し、該タイヤ内部に気体を充填して所定内圧を付与するタイヤ情報発信体の装着方法。

2 6 . 請求項 6に記載のタイヤ車輪にタイヤ情報発信体を装着するに際し、夕ィャ情報発信体を予め取り付けた狭幅ハンガをタイヤの一方もしくは両方のビード部に仮止めしもしくはビード部から懸架しておき、両方のビード部をホイールのリムベースに嵌め合わせたあと、該タイヤ内部に気体を充填してビード部をリムにフィットさせ狭幅ハンガをビ一ド部とリムとの間で挟持させるタイャ情報発信体の装着方法。

2 7 . 請求項 7に記載のタイヤ車輪にタイヤ情報発信体を装着するに際し、夕ィャ情報発信体を予め取り付けた狭幅ハンガをタイヤの一方もしくは両方のビード部に仮止めしもしくはビード部から懸架しておき、両方のビード部をホイールのリムベースに嵌め合わせたあと、狭幅ハンガをビードシ一トリングに固定し、その後ビードシ一トリングをリムベースに嵌め合わせるタイヤ情報発信体の装着方法。