明 細 書 データ送信装置、 データ受信装置 技術分野
本発明は、 例えば D V I (Digi tal Video Interface) を用いて映像信号源と 映像表示装置とを接続したデジタルデータ伝送システムにおけるデータ送信装置、 及びデータ受信装置に関し、 特に映像データを伝送する既存のインタ一フェイス を用いて、 簡単かつ良好にォ一ディォデ一夕を伝送することができるデータ送信 装置、 及びデ一タ受信装置に関する。 背景技術
近年、 テレビジョンチューナ、 ビデオ再生装置、 パーソナルコンピュータ装置 本体などの映像信号源と、 モニター受信機などの映像表示装置とを接続させる場 合に、 デジタルデータで映像データを表示装置に伝送させる D V I規格と称され るものが規格化されている。
この D V I規格の詳細については、 後述する実施の形態の中で説明するが、 簡 単に述べると、 映像データを原色信号 R, G, Bのそれぞれを画素 (ピクセル) 単位でデジタル化したデータとして、 表示装置に伝送するようにしたもので、 高 品位の画像を伝送して表示させることができる。 また、 画素単位の映像データで あるため、 表示装置側では受信した映像データで直接表示ドライバを駆動させる ことができ、 比較的簡単な処理構成で表示などを行うことができる。
し力、し、 D V I規格により規定されたケーブルで伝送されるデータは、 基本的 に映像データだけであり、 オーディォデータを同時に伝送させることを考えた場 合には、 DV I規格で規定されたケーブルとは別のオーディオ用のケ一ブルで、 チューナなどのオーディオ出力装置とを接続させる必要がある。
すなわち、 映像デ一夕だけを伝送するシステム構成を考えた場合には、 例えば 第 3 0図に示すように、 映像信号源 6 0 0とディスプレイ装置 6 1 0とを、 D V I規格のケ一ブル 6 2 0で接続し、 このケーブル 6 2 0を介して D V I規格で符
号化された映像データを伝送するようにすれば、 映像信号源 6 0 0か i
レイ装置 6 1 0に映像データを伝送することができる。
これに対して、 例えば第 3 1図に示すように、 映像 ·音声信号源 7 0 0からス ピー力付きディスプレイ装置 7 1 0に映像データとオーディォデータとを伝送す る場合には、 映像 ·音声信号源 7 0 0とスピーカ付きディスプレイ装置 7 1 0と を、 D V I規格の D V I用ケーブル 6 2 0、 及び該ケーブル 6 2 0とは別のォ一 ディォ信号用ケーブル 6 3 0で接続し、 D V I用ケーブル 6 2 0で映像デ一夕を 伝送し、 オーディオ信号用ケ一ブル 6 3 0でオーディオデータを伝送するように すれば、 映像 ·音声信号源 7 0 0から出力された映像データをスピーカ付きディ スプレイ装置 7 1 0で表示させることができ、 また該ディスプレイ装置 7 1 0に 取りつけられたスピーカ 7 1 1 , 7 1 2から音声を出力させることができる。 ところが、 第 3 1図に示したように、 映像 ·音声信号源 7 0 0から該デイスプ レイ装置 7 1 0に、 映像データとオーディオデ一夕とを伝送する場合に、 映像デ —夕と音声データとで別々のケーブルを使用して接続するようにすると、 それだ け接続構成が複雑化するという問題が生じる。 よって、 できれば機器間を接続す るケーブルの数は少ないほうが好ましい。
従来において、 映像データとオーディォデータを多重化して 1本のケーブルを 使用して伝送できるようにする技術としては、例えば I E E E (The Inst i tute of Electrical and Electronics Engineers) 1 3 9 4方式として規格化されたバスラ インを使用したデータ伝送技術があり、 機器間を接続するケーブルとして、 I E E E 1 3 9 4方式で規格されたバスラインを適用すれば、 1本のケ一ブルで映像 データとオーディオデータとを同時に伝送することで可能である。 しかし、 この ような I E E E 1 3 9 4方式のバスラインなどでデータ伝送を行うためには、 非 常に複雑なデータ処理が必要であり、 送信側における伝送用のェンコ一ド処理の 構成や、 受信側におけるバスラインを介して受信したデータのデコード処理の構 成に、 非常に大規模な回路構成が必要となるため、 コストがかかるという問題が ある。
また、 I E E E 1 3 9 4方式などでは、 伝送レートなどの問題から、 映像デー 夕やオーディオデータを圧縮符号化して多重化するようにしているため、 前述し
た D V I規格のように画素単位でデジタル化した映像データのみを伝送するもの に比べて、 画質が劣るという問題も生じる。
さらに、 映像データと同時にデジタル化されたオーディォデ一夕を伝送する場 合には、 映像用のクロックと同時にォ一ディォ用クロックも伝送する必要がある ため、 そのための伝送用の信号ラインが必要になり、 また、 そのオーディオ用ク ロック伝送用の信号ラインで高速な信号を伝送することになるため、 ジッ夕の増 加が起こるという問題もある。
本発明は、 前述のような問題点を解消するためになされたもので、 映像デ一夕 を伝送する既存のイン夕一フェイスを用いて、 送信側から、 オーディオデータ、 及びオーディオ用クロックを生成するためのデ一夕を伝送し、 受信側で、 該ォ一 ディォデータ、 及びォ一ディ才用クロックを生成するためのデータを受信して、 簡単かつ良好に、 前記オーディオ用クロックを生成して、 オーディオデータを再 生することができるデ一夕送信装置、 及びデータ受信装置を提供することを目的 とする。 発明の開示
本発明の請求の範囲第 1項にかかるデータ送信装置は、 映像音声データをデジ タルディスプレイ接続用のインターフェースを介して送信するデ一夕送信装置で あって、 音声データを加工して伝送用オーディオデータを出力するデ一夕加工手 段と、 映像データを前記伝送用オーディオデータと重畳して映像音声デ一夕を出 力するデータ重畳手段とを備え、 前記デ一夕加工手段は、 前記音声デ一夕の基準 クロックであるオーディオクロックを、 所定の分周パラメ一夕 Nで分周し、 該ォ —ディォク口ックの N倍の周期を有する伝送用オーディォクロックを生成する分 周手段と、 前記分周手段により生成された前記伝送用オーディォクロックの周期 を、 映像デ一夕の基準クロックであるピクセルクロックでカウントし、 そのカウ ント値 C T Sを出力するカウント手段とを有し、 前記音声デ一夕に前記分周パラ メ一夕 N及び前記力ゥント値 C T Sを含む付加情報を付加して、 前記伝送用ォ一 ディォデータを生成するものであり、 前記伝送用オーディオクロックは、 その周 波数が 3 0 0 H z以上のクロックであるものである。
これにより、既存の映像データを伝送するための構成をそのまま生かした上で、 映像データを伝送するための伝送路を使用して、 映像データとオーディォデ一夕 を同時に伝送することができ、 また、 送信側から分周後のオーディオクロックの 周波数が 3 0 0 H z以上となる分周パラメータ N、 及びカウント値 C T Sを伝送 するので、 受信側でオーディオクロックを生成する際、 同期引き込みの時間を短 縮でき、 またデータ受信中に、 そのデ一夕のピクセルクロックあるいはォ一ディ ォデ一夕サンプル周波数が変更された場合であっても、 再度行われる同期引き込 み時間を短縮することができるオーディォクロックを生成するようにすることが できる。
また、 本発明の請求の範囲第 2項にかかるデ一夕送信装置は、 映像音声デ一夕 をデジタルディスプレイ接続用のイン夕一フェースを介して送信するデータ送信 装置であって、 音声データを加工して伝送用オーディオデータを出力するデータ 加工手段と、 映像データを前記伝送用オーディオデ一夕と重畳して映像音声デー 夕を出力するデータ重畳手段とを備え、 前記デ一夕加工手段は、 前記音声データ の基準ク口ックであるオーディォクロックを、所定の分周パラメ一夕 Nで分周し、 該ォ一ディォク口ックの N倍の周期を有する伝送用オーディォクロックを生成す る分周手段と、 前記分周手段により生成された前記伝送用オーディォクロックの 周期を、 映像データの基準クロックであるピクセルクロックでカウントし、 その カウント値 C T Sを出力するカウント手段とを有し、 前記音声デ一夕に前記分周 パラメ一夕 N及び前記力ゥント値 C T Sを含む付加情報を付加して、 前記伝送用 オーディオデータを生成するものであり、 前記伝送用オーディオクロックは、 そ の周波数が 3 0 0 0 H z以下のクロックであるものである。
これにより、既存の映像データを伝送するための構成をそのまま生かした上で、 映像データを伝送するための伝送路を使用して、 映像データとオーディオデ一夕 を同時に伝送することができ、 また、 送信側から分周後のオーディオクロックの 周波数が 3 0 0 0 H z以下となる分周パラメータ N、 及びカウント値 C T Sを伝 送するので、 受信側でオーディォクロックを生成する際、 クロックジッ夕を抑制 し高品質なオーディォデ一夕の生成を可能にするオーディォクロックを生成する ようにすることができる。
また、 本発明の請求の範囲第 3項にかかるデ一夕送信装置は、 映像音声データ をデジタルディスプレイ接続用のインターフエ一スを介して送信するデータ送信 装置であって、 音声データを加工して伝送用ォ一ディォデ一夕を出力するデータ 加工手段と、 映像データを前記伝送用オーディォデ一夕と重畳して映像音声デー 夕を出力するデ一夕重畳手段とを備え、 前記データ加工手段は、 前記音声データ の基準クロックであるオーディオクロックを、所定の分周パラメ一夕 Nで分周し、 該ォ一ディォクロックの N倍の周期を有する伝送用オーディォクロックを生成す る分周手段と、 前記分周手段により生成された前記伝送用オーディォクロックの 周期を、 映像データの基準クロックであるピクセルクロックでカウントし、 その カウント値 CTSを出力するカウント手段とを有し、 前記音声データに前記分周 パラメ一夕 N及び前記力ゥント値 C T Sを含む付加情報を付加して、 前記伝送用 オーディオデータを生成するものであり、 前記伝送用オーディオクロックは、 そ の周波数が 300 Hz以上、且つ 3000 Hz以下のクロックであるものである。 これにより、既存の映像デー夕を伝送するための構成をそのまま生かした上で、 映像データを伝送するための伝送路を使用して、 映像データとオーディオデータ を同時に伝送することができ、 また、 送信側から分周後のオーディオクロックの 周波数が 300Hz以上、 且つ 3000Hz以下となる分周パラメ一夕 N、 及び カウント値 CTSを伝送するので、 受信側でオーディォクロックを生成する際に 同期引き込み時間を短縮できる、 あるいはクロックジッ夕を抑制し高品質なォー ディォデ一夕の生成を可能にする、 オーディオクロックを生成するようにするこ とができる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 4項にかかるデ一タ送信装置は、 前記ピクセル クロックが 25. 2/1. 001MHz、 且つ、 音声データのデ一タサンプリン グ周波数が 32 kHzである場合、 前記分周パラメータ N (Nは整数) と、 カウ ント値 CTS (CTSは整数) との関係は、 第 8 (a) 図に示すものであるもの である。
これにより、 ピクセルクロックが 25. 2/1. 001MHz、 且つ、 音声デ 一夕のデ一夕サンプリング周波数が 32 kH zである、 映像デ一夕とオーディォ データを同時に伝送する際、 受信側でオーディォクロックを生成する際に同期引
き込み時間を短縮できる、 あるいはクロックジッ夕を抑制し高品質なオーディォ データの生成を可能にする、 オーディォクロックを生成するようにすることがで さる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 5項にかかるデータ送信装置は、 前記ピクセル クロックが 25. 2/1. 001MHz、 且つ、 音声データのデータサンプリン グ周波数が 44. 1 kHzである場合、 前記分周パラメ一夕 N (Nは整数) と、 カウント値 CTS (CTSは整数) との関係は、 第 8 (b) 図に示すものである ものである。
これにより、 ピクセルクロックが 25. 2/1. 001MHz、 且つ、 音声デ —夕のデータサンプリング周波数が 44. 1 kHzである、 映像デ一夕とオーデ ィォデータを同時に伝送する際、 受信側でオーディォクロックを生成する際に同 期引き込み時間を短縮できる、 あるいはクロックジッタを抑制し高品質なオーデ ィォデータの生成を可能にする、 オーディォクロックを生成するようにすること ができる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 6項にかかるデータ送信装置は、 前記ピクセル クロックが 25. 2/1. 001MHz、 且つ、 音声データのデ一タサンプリン グ周波数が 48 kHzである場合、 前記分周パラメータ N (Nは整数) と、 カウ ント値 CTS (CTSは整数) との関係は、 第 8 (c) 図に示すものであるもの である。
これにより、 ピクセルクロックが 25. 2/1. 001MHz、 且つ、 音声デ 一夕のデ一タサンプリング周波数が 48 kHzである、 映像データとオーディオ データを同時に伝送する際、 受信側でオーディォクロックを生成する際に同期引 き込み時間を短縮できる、 あるいはクロックジッタを抑制し高品質なオーディォ データの生成を可能にする、 ォ一ディォクロックを生成するようにすることがで さる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 7項にかかるデータ送信装置は、 前記ピクセル クロックが 25. 2 MHz, 且つ、 音声データのデータサンプリング周波数が 3 2 kHzである場合、 前記分周パラメ一夕 N (Nは整数) と、 カウント値 CTS (CTSは整数) との関係は、 第 9図に示すものであるものである。
これにより、 ピクセルクロックが 25. 2 MHz, 且つ、 音声データのデータ サンプリング周波数が 32kHzである、 映像データとオーディォデ一夕を同時 に伝送する際、 受信側でオーディォクロックを生成する際に同期引き込み時間を 短縮できる、 あるいはクロックジッ夕を抑制し高品質なオーディオデータの生成 を可能にする、 オーディオクロックを生成するようにすることができる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 8項にかかるデータ送信装置は、 前記ピクセル クロックが 25. 2MHz, 且つ、 音声デ一夕のデ一夕サンプリング周波数が 4 4. 1 kHzである場合、 前記分周パラメ一夕 N (Nは整数) と、 カウント値 C TS (CTSは整数) との関係は、 第 10図、 第 11図、 第 12図、 第 13図、 第 14図、 及び第 15 (a) 図に示すものであるものである。
これにより、 ピクセルクロックが 25. 2MHz, 且つ、 音声デ一夕のデータ サンプリング周波数が 44. 1 kHzである、 映像データとオーディォデ一夕を 同時に伝送する際、 受信側でオーディォクロックを生成する際に同期引き込み時 間を短縮できる、 あるいはクロックジッタを抑制し高品質なオーディォデータの 生成を可能にする、 オーディオクロックを生成するようにすることができる。 さらに、 本発明の請求の範囲第 9項にかかるデータ送信装置は、 前記ピクセル クロックが 25. 2MHz, 且つ、 音声データのデータサンプリング周波数が 4 8 kHzである場合、 前記分周パラメ一夕 N (Nは整数) と、 カウント値 CTS (CTSは整数) との関係は、 第 15 (b) 図、 及び第 16図に示すものである ものである。
これにより、 ピクセルクロックが 25. 2MHz, 且つ、 音声データのデ一夕 サンプリング周波数が 48 kHzである、 映像データとオーディオデータを同時 に伝送する際、 受信側でオーディォクロックを生成する際に同期引き込み時間を 短縮できる、 あるいはクロックジッ夕を抑制し高品質なオーディォデータの生成 を可能にする、 オーディオクロックを生成するようにすることができる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 10項にかかるデータ送信装置は、 前記ピクセ ルクロックが 27MHz、 且つ、 音声データのデータサンプリング周波数が 32 kHzである場合、前記分周パラメータ N (Nは整数) と、カウント値 CTS (C TSは整数) との関係は、 第 17 (a) 図に示すものであるものである。
これにより、 ピクセルクロックが 27MHz、 且つ、 音声データのデータサン プリング周波数が 32 k H zである、 映像デ一夕とオーディォデ一夕を同時に伝 送する際、 受信側でオーディォクロックを生成する際に同期引き込み時間を短縮 できる、 あるいはクロックジッタを抑制し高品質なオーディォデ一夕の生成を可 能にする、 オーディオクロックを生成するようにすることができる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 11項にかかるデ一夕送信装置は、 前記ピクセ ルクロックが 27MHz,且つ、音声データのデータサンプリング周波数が 44. 1 kHzである場合、 前記分周パラメータ N (Nは整数) と、 カウント値 CTS (CTSは整数) との関係は、 第 17 (b) 図に示すものであるものである。 これにより、 ピクセルクロックが 27 MHz、 且つ、 音声デ一夕のデ一タサン プリング周波数が 44. 1 k H zである、 映像データとォ一ディォデ一夕を同時 に伝送する際、 受信側でオーディォクロックを生成する際に同期引き込み時間を 短縮できる、 あるいはクロックジッタを抑制し高品質なオーディオデータの生成 を可能にする、 オーディォクロックを生成するようにすることができる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 12項にかかるデータ送信装置は、 前記ピクセ ルクロックが 27MHz、 且つ、 音声デ一夕のデータサンプリング周波数が 48 kHzである場合、前記分周パラメ一夕 N (Nは整数) と、カウント値 CTS (C TSは整数) との関係は、 第 18図に示すものであるものである。
これにより、 ピクセルクロックが 27MHz、 且つ、 音声データのデータサン プリング周波数が 48 kHzである、 映像デ一タとオーディォデ一夕を同時に伝 送する際、 受信側でオーディォクロックを生成する際に同期引き込み時間を短縮 できる、 あるいはクロックジッタを抑制し高品質なオーディオデータの生成を可 能にする、 オーディォクロックを生成するようにすることができる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 13項にかかるデータ送信装置は、 前記ピクセ ルクロックが 27 X 1. 001MHz、 且つ、 音声データのデータサンプリング 周波数が 32 kHzである場合、 前記分周パラメ一夕 N (Nは整数) と、 カウン ト値 CTS (CTSは整数) との関係は、 第 19 (a) 図に示すものである。 これにより、 ピクセルクロックが 27 X 1. 001MHz、 且つ、 音声デ一夕 のデータサンプリング周波数が 32 kHzである、 映像データとォ一ディォデー
夕を同時に伝送する際、 受信側でオーディォクロックを生成する際に同期引き込 み時間を短縮できる、 あるいはク口ックジッ夕を抑制し高品質なオーディォデ一 夕の生成を可能にする、オーディォクロックを生成するようにすることができる。 さらに、 本発明の請求の範囲第 14項にかかるデータ送信装置は、 前記ピクセ ルクロックが 27 X 1. 001MHz、 且つ、 音声データのデ一夕サンプリング 周波数が 44. 1 kHzである場合、 前記分周パラメータ N (Nは整数) と、 力 ゥント値 CTS (CTSは整数) との関係は、 第 19 (b) 図に示すものである ものである。
これにより、 ピクセルクロックが 27 X 1. 001MHz、 且つ、 音声データ のデータサンプリング周波数が 44. 1 kHzである、 映像データとオーディオ データを同時に伝送する際、 受信側でオーディォクロックを生成する際に同期引 き込み時間を短縮できる、 あるいはクロックジッタを抑制し高品質なオーディオ データの生成を可能にする、 オーディォクロックを生成するようにすることがで さる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 15項にかかるデータ送信装置は、 前記ピクセ ルクロックが 27 X 1. 001MHz、 且つ、 音声デ一夕のデ一夕サンプリング 周波数が 48 kHzである場合、 前記分周パラメータ N (Nは整数) と、 カウン ト値 CTS (CTSは整数) との関係は、 第 19 (c) 図に示すものであるもの である。
これにより、 ピクセルクロックが 27 X 1. 001MHz、 且つ、 音声デ一夕 のデータサンプリング周波数が 48 kHzである、 映像データとオーディオデ一 夕を同時に伝送する際、 受信側でオーディオクロックを生成する際に同期引き込 み時間を短縮できる、 あるいはクロックジッ夕を抑制し高品質なオーディオデー 夕の生成を可能にする、オーディォクロックを生成するようにすることができる。 さらに、 本発明の請求の範囲第 16項にかかるデータ送信装置は、 前記ピクセ ルクロックが 54. 0MHz、 且つ、 音声データのデ一夕サンプリング周波数が 32 kHzである場合、 前記分周パラメ一夕 N (Nは整数) と、 カウント値 CT S (CTSは整数) との関係は、 第 20 (a) 図に示すものであるものである。 これにより、 ピクセルクロックが 54. 0MHz、 且つ、 音声データのデータ
サンプリング周波数が 32 k H zである、 映像データとォ一ディォデ一夕を同時 に伝送する際、 受信側でオーディォクロックを生成する際に同期引き込み時間を 短縮できる、 あるいはクロックジッ夕を抑制し高品質なオーディォデータの生成 を可能にする、 オーディォクロックを生成するようにすることができる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 17項にかかるデータ送信装置は、 前記ピクセ ルクロックが 54. 0 MH z、 且つ、 音声デ一夕のデータサンプリング周波数が 44. 1 kHzである場合、 前記分周パラメ一夕 N (Nは整数) と、 カウント値 CTS (CTSは整数) との関係は、 第 20 (b) 図、 及び第 21 (a) 図に示 すものであるものである。
これにより、 ピクセルクロックが 54. 0MHz、 且つ、 音声データのデータ サンプリング周波数が 44. 1 kHzである、 映像デ一夕とオーディォデータを 同時に伝送する際、 受信側でオーディォクロックを生成する際に同期引き込み時 間を短縮できる、 あるいはクロックジッタを抑制し高品質なオーディオデータの 生成を可能にする、 オーディォクロックを生成するようにすることができる。 さらに、 本発明の請求の範囲第 18項にかかるデータ送信装置は、 前記ピクセ ルクロックが 54. 0MHz、 且つ、 音声データのデ一夕サンプリング周波数が
48 kHzである場合、 前記分周パラメ一夕 N (Nは整数) と、 カウント値 CT
5 (CTSは整数) との関係は、 第 21 (b) 図、 及び第 22図に示すものであ るものである。
これにより、 ピクセルクロックが 54. 0MHz、 且つ、 音声デ一夕のデータ サンプリング周波数が 48 kHzである、 映像デ一夕とオーディオデータを同時 に伝送する際、 受信側でオーディォクロックを生成する際に同期引き込み時間を 短縮できる、 あるいはクロックジッタを抑制し高品質なオーディオデータの生成 を可能にする、 オーディォクロックを生成するようにすることができる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 19項にかかるデータ送信装置は、 前記ピクセ ルクロックが 74. 25/1. 001MHz、 且つ、 音声データのデータサンプ リング周波数が 32kHzである場合、 前記分周パラメ一夕 N (Nは整数) と、 カウント値 CTS (CTSは整数) との関係は、 N=11648、 且つ、 210 937≤CTS≤210938であるものである。
これにより、 ピクセルクロックが 74. 25/1. 001MHz、 且つ、 音声 データのデータサンプリング周波数が 32 kHzである、 映像データとオーディ ォデータを同時に伝送する際、 受信側でオーディォクロックを生成する際に同期 引き込み時間を短縮できる、 あるいはクロックジッタを抑制し高品質なォ一ディ ォデータの生成を可能にする、 オーディオクロックを生成するようにすることが できる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 20項にかかるデータ送信装置は、 前記ピクセ ルクロックが 74. 25/1. 001MHz、 且つ、 音声データのデータサンプ リング周波数が 44. 1 kHzである場合、 前記分周パラメ一夕 N (Nは整数) と、 カウント値 CTS (CTSは整数) との関係は、 N= 17836、 且つ、 C TS = 234375であるものである。
これにより、 ピクセルクロックが 74. 25/1. 001MHz、 且つ、 音声 デ一夕のデータサンプリング周波数が 44. 1 kHzである、 映像データとォー ディォデータを同時に伝送する際、 受信側でォ一ディォクロックを生成する際に 同期引き込み時間を短縮できる、 あるいはクロックジッ夕を抑制し高品質なォー ディォデータの生成を可能にする、 オーディォクロックを生成するようにするこ とができる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 21項にかかるデ一夕送信装置は、 前記ピクセ ルクロックが 74. 25/1. 001MHz、 且つ、 音声データのデータサンプ リング周波数が 48 kHzである場合、 前記分周パラメ一夕 N (Nは整数) と、 カウント値 CTS (CTSは整数) との関係は、 N=11648、 且つ、 CTS
=140625であるものである。
これにより、 ピクセルクロックが 74. 25/1. 001MHz、 且つ、 音声 データのデータサンプリング周波数が 48 kHzである、 映像データとオーディ ォデ一夕を同時に伝送する際、 受信側でオーディオクロックを生成する際に同期 引き込み時間を短縮できる、 あるいはクロックジッタを抑制し高品質なオーディ ォデ一夕の生成を可能にする、 オーディォクロックを生成するようにすることが できる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 22項にかかるデ一夕送信装置は、 前記ピクセ
ルクロックが 74. 25 MHz, 且つ、 音声データのデータサンプリング周波数 が 32 kHzである場合、 前記分周パラメータ N (Nは整数) と、 カウント値 C TS (CTSは整数) との関係は、 第 24 (a) 図に示すものであるものである。 これにより、 ピクセルクロックが 74. 25MHz, 且つ、 音声データのデ一 夕サンプリング周波数が 32 kHzである、 映像データとオーディォデータを同 時に伝送する際、 受信側でオーディォクロックを生成する際に同期引き込み時間 を短縮できる、 あるいはクロックジッ夕を抑制し高品質なオーディオデータの生 成を可能にする、 ォ一ディォクロックを生成するようにすることができる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 23項にかかるデータ送信装置は、 前記ピクセ ルクロックが 74. 25 MHz、 且つ、 音声データのデータサンプリング周波数 が 44. 1 kHzである場合、 前記分周パラメ一夕 N (Nは整数) と、 カウント 値 CTS (CTSは整数) との関係は、 第 24 (b) 図に示すものであるもので ある。
これにより、 ピクセルクロックが 74. 25MHz, 且つ、 音声データのデ一 夕サンプリング周波数が 44. 1 kHzである、 映像データとオーディオデータ を同時に伝送する際、 受信側でオーディォクロックを生成する際に同期引き込み 時間を短縮できる、 あるいはクロックジッタを抑制し高品質なオーディォデータ の生成を可能にする、 オーディォクロックを生成するようにすることができる。 さらに、 本発明の請求の範囲第 24項にかかるデータ送信装置は、 前記ピクセ ルクロックが 74. 25 MHz、 且つ、 音声データのデータサンプリング周波数 が 48 kHzである場合、 前記分周パラメ一夕 N (Nは整数) と、 カウント値 C TS (CTSは整数) との関係は、 第 24 (c) 図に示すものであるものである。 これにより、 ピクセルクロックが 74. 25 MHz ¾ 且つ、 音声データのデー 夕サンプリング周波数が 48 kHzである、 映像データとオーディォデ一夕を同 時に伝送する際、 受信側でオーディォクロックを生成する際に同期引き込み時間 を短縮できる、 あるいはクロックジッタを抑制し高品質なオーディオデータの生 成を可能にする、 オーディォクロックを生成するようにすることができる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 25項にかかるデータ送信装置は、 前記ピクセ ルクロックが 148. 5/1. 001MHz、 且つ、 音声データのデータサンプ
リング周波数が 32 kHzである場合、 前記分周パラメータ N (Nは整数) と、 カウント値 CTS (CTSは整数) との関係は、 第 25 (a) 図に示すものであ るものである。
これにより、 ピクセルクロックが 148. 5/1. 001MHz、 且つ、 音声 デ一夕のデータサンプリング周波数が 32 kHzである、 映像データとォ一ディ ォデータを同時に伝送する際、 受信側でォ一ディォクロックを生成する際に同期 引き込み時間を短縮できる、 あるいはクロックジッ夕を抑制し高品質なォ一ディ ォデータの生成を可能にする、 オーディォクロックを生成するようにすることが できる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 26項にかかるデータ送信装置は、 前記ピクセ ルクロックが 148. 5/1. 001MHz、 且つ、 音声データのデ一夕サンプ リング周波数が 44. 1 kHzである場合、 前記分周パラメ一夕 N (Nは整数) と、 カウント値 CTS (CTSは整数) との関係は、 第 25 (b) 図に示すもの であるものである。
これにより、 ピクセルクロックが 148. 5/1. 001MHz、 且つ、 音声 データのデータサンプリング周波数が 44. 1 kHzである、 映像デ一夕とォー ディォデータを同時に伝送する際、 受信側でォ一ディォクロックを生成する際に 同期引き込み時間を短縮できる、 あるいはクロックジッタを抑制し高品質なォー ディォデータの生成を可能にする、 オーディォクロックを生成するようにするこ とができる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 27項にかかるデ一タ送信装置は、 前記ピクセ ルクロックが 148. 5/1. 001MHz、 且つ、 音声データのデータサンプ リング周波数が 48 kHzである場合、 前記分周パラメ一夕 N (Nは整数) と、 カウント値 CTS (CTSは整数) との関係は、 第 25 (c) 図に示すものであ るものである。
これにより、 ピクセルクロックが 148. 5/1. 001MHz、 且つ、 音声 データのデータサンプリング周波数が 48 kHzである、 映像データとオーディ ォデ一夕を同時に伝送する際、 受信側でオーディォクロックを生成する際に同期 引き込み時間を短縮できる、 あるいはクロックジッタを抑制し高品質なオーディ
ォデータの生成を可能にする、 オーディォクロックを生成するようにすることが できる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 28項にかかるデ一夕送信装置は、 前記ピクセ ルクロックが 148. 5 MH z、 且つ、 音声データのデータサンプリング周波数 が 32 kHzである場合、 前記分周パラメ一夕 N (Nは整数) と、 カウント値 C TS (CTSは整数) との関係は、 第 26 (a) 図に示すものであるものである。 これにより、 ピクセルクロックが 148. 5MHz, 且つ、 音声デ一夕のデー 夕サンプリング周波数が 32 kHzである、 映像デ一夕とオーディォデータを同 時に伝送する際、 受信側でオーディォクロックを生成する際に同期引き込み時間 を短縮できる、 あるいはクロックジッ夕を抑制し高品質なオーディオデータの生 成を可能にする、 ォ一ディォクロックを生成するようにすることができる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 29項にかかるデータ送信装置は、 前記ピクセ ルクロックが 148. 5MHz, 且つ、 音声デ一夕のデータサンプリング周波数 が 44. 1 kHzである場合、 前記分周パラメータ N (Nは整数) と、 カウント 値 CTS (CTSは整数) との関係は、 第 26 (b) 図に示すものであるもので ある。
これにより、 ピクセルクロックが 148. 5MHz, 且つ、 音声データのデー 夕サンプリング周波数が 44. 1 k H zである、 映像データとォ一ディォデータ を同時に伝送する際、 受信側でオーディオクロックを生成する際に同期引き込み 時間を短縮できる、 あるいはクロックジッタを抑制し高品質なオーディオデータ の生成を可能にする、 オーディォクロックを生成するようにすることができる。 さらに、 本発明の請求の範囲第 30項にかかるデータ送信装置は、 前記ピクセ ルクロックが 148. 5MHz, 且つ、 音声データのデータサンプリング周波数 が 48 kHzである場合、 前記分周パラメ一夕 N (Nは整数) と、 カウント値 C TS (CTSは整数) との関係は、 第 26 (c) 図に示すものであるものである。 これにより、 ピクセルクロックが 148. 5MHz, 且つ、 音声デ一夕のデー 夕サンプリング周波数が 48 kHzである、 映像データとオーディオデータを同 時に伝送する際、 受信側でオーディォクロックを生成する際に同期引き込み時間 を短縮できる、 あるいはクロックジッ夕を抑制し高品質なオーディォデータの生
成を可能にする、 オーディォクロックを生成するようにすることができる。
次に、 本発明の請求の範囲第 3 1項にかかるデータ受信装置は、 映像音声デー 夕をデジタルディスプレイ接続用のインタ一フェースを介して受信するデータ受 信装置であって、 前記映像音声データに含まれる映像データと伝送用オーディォ デ一夕とを分離する映像音声デ一夕分離手段と、 前記映像データの基準クロック であるピクセルクロックと、 前記伝送用オーディォデータに付加された分周パラ メ一夕 Nとに基づいて、 音声デ一夕の基準ク口ックであるォ一ディォクロックを 生成するオーディォクロック生成手段とを備え、 該ォ一ディォク口ック生成手段 は、 制御信号に基づいて前記オーディオクロックを発生する発信器と、 前記ピク セルクロックを、 前記伝送用オーディオデータに含まれているカウント値 C T S で分周し、 前記ピクセルクロックの C T S倍の周期を有する分周クロックを生成 する分周手段と、 前記分周クロックの位相と、 前記オーディオクロックを分周パ ラメ一夕 Nで分周した位相比較クロックの位相との位相差に基づいて生成される 前記制御信号により、 前記発信器を制御する位相制御手段と、 を備えるものであ る。
これにより、既存の映像デ一夕を伝送するための構成をそのまま生かした上で、 映像データを伝送するための伝送路を使用して、 映像データとオーディォデ一夕 とを同時に伝送することができ、 また、 受信側でオーディオクロックの同期を維 持したオーディォクロックを生成することができる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 3 2項にかかるデ一夕受信装置は、 前記位相制 御手段は、 前記分周手段により生成された分周クロックの位相と、 1 0 0 0 H z に最も近い周波数を有する前記位相比較クロックの位相との位相差に基づいて、 前記発信器を制御するものである。
これにより、 受信側でオーディオクロックを生成する際、 同期引き込みの時間 を短縮できると共に、 クロックジッ夕の発生を抑制することができる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 3 3項にかかるデ一夕受信装置は、 前記音声デ —夕のサンプリング周波数が 4 4. 1 k H zの場合、 前記位相制御手段は、 前記 分周手段により生成された分周クロックの位相と、 9 0 0 H zに最も近い周波数 を有する前記位相比較クロックの位相との位相差に基づいて、 前記発信器を制御
するものである。
これにより、 受信側でオーディオクロックを生成する際、 同期引き込みの時間 を短縮できると共に、 クロックジッ夕の発生を抑制することができ、 さらに、 分 周パラメータ Nの値に共通性をもたせることができ、 デ一タ受信装置の回路設計 を簡単にして、 装置作成のコストを削減することができる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 34項にかかるデータ受信装置は、 前記音声デ 一夕のデータサンプリング周波数が 32 kHz、 あるいは 48 kHzで、 且つ、 前記ピクセルクロックが、 25. 2/1. 001 MH z、 25. 022MHz、 27. 000MHz、 27. 0 X 1. 001 MH z、 54. 000MHz、 74. 25/1. 00 1 MH z、 74. 25 MHz, 148. 5/1. 001 MH z、 及び 148. 5MHz以外である場合、 前記分周パラメ一夕 N (Nは整数) は、 前記ピクセルクロックを分周パラメ一夕 Nで分周した位相比較クロックの周波数 が、 1000Hzに最も近い周波数となるように決定されるものである。 受信側にて同期性を維持したオーディォクロックを作成することができ、さらに、 データ受信装置の回路設計を簡単にして、 装置作成のコストを削減することがで さる。
さらに、 本発明の請求の範囲第 35項にかかるデータ受信装置は、 前記音声デ —夕のデータサンプリング周波数が 44. 1 kHzで、 且つ、 前記ピクセルクロ ックが、 25. 2/1. 00 1ΜΗζ、 25. 022 MH z、 27. 000 MH z、 27. 0 X 1. 001 MH z、 54. 000MHz、 74. 25/1. 00 lMHz、 74. 25 MHz, 148. 5/1. 001 MHz、 及び 148. 5 MHz以外である場合、 前記分周パラメ一夕 N (Nは整数) は、 前記ピクセルク ロックを分周パラメ一夕 Nで分周した位相比較クロックの周波数が、 900Hz に最も近い周波数となるように決定されるものである。
これにより、前述のピクセルクロック以外のピクセルクロックが入力されても、 受信側にて同期性を維持したオーディォクロックを作成することができ、さらに、 データ受信装置の回路設計を簡単にして、 装置作成のコストを削減することがで さる。
図面の簡単な説明
第 1図は、 本発明の実施の形態 1にかかる、 本発明の実施の形態によるデジ夕 ルデ一夕伝送システム全体の構成を示すプロック図である。
第 2図は、 DV Iフォーマットで伝送される映像データにオーディオデータを 重畳する動作を説明するための図である。
第 3図は、 デジタルオーディオデータの構成の一例を示す図である。
第 4図は、 本発明の実施の形態によるデ一夕送信装置の構成を示すブロック図 である。
第 5図は、 本発明の実施の形態によるデ一夕送信装置における、 オーディオデ —夕加工手段における、 分周パラメ一夕 N、 及びカウント値 C STを求める構成 部分を示すブロック図である。
第 6図は、 本発明の実施の形態によるデ一夕受信装置の構成を示すブロック図 である。
第 7図は、 本発明の実施の形態によるデータ送信装置の、 オーディオクロック 生成手段の構成を示すプロック図である。
第 8図は、 本発明の実施の形態において、 ピクセルクロックが 25. 2/1.
001MHzの場合に、分周パラメータ Nがとりうる値を示す図であり、第 8 (a) 図はオーディオサンプリング周波数が 32 kHz、 第 8 (b) 図はオーディオサ ンプリング周波数が 44. 1 kHz、 第 8 (c) 図はオーディオサンプリング周 波数が 48 kHzの場合である。
第 9図は、本発明の実施の形態において、 ピクセルクロックが 25. 2MHz, 且つオーディオサンプリング周波数が 32 kHzの場合に、 分周パラメ一夕 Nが とりうる値を示す図である。
第 10図は、 本発明の実施の形態において、 ピクセルクロックが 25. 2MH z、 且つオーディオサンプリング周波数が 44. 1 kHzの場合に、 分周パラメ 一夕 Nがとりうる値を示す図である。
第 11図は、 本発明の実施の形態において、 ピクセルクロックが 25. 2MH z、 且つオーディオサンプリング周波数が 44. 1 kHzの場合に、 分周パラメ
一夕 Nがとりうる値を示す図である。
第 12図は、 本発明の実施の形態において、 ピクセルクロックが 25. 2MH z、 且つオーディオサンプリング周波数が 44. 1 kHzの場合に、 分周パラメ 一夕 Nがとりうる値を示す図である。
第 13図は、 本発明の実施の形態において、 ピクセルクロックが 25. 2MH z、 且つオーディオサンプリング周波数が 44. 1 kHzの場合に、 分周パラメ 一夕 Nがとりうる値を示す図である。
第 14図は、 本発明の実施の形態において、 ピクセルクロックが 25. 2MH z、 且つオーディオサンプリング周波数が 44. 1 kHzの場合に、 分周パラメ 一夕 Nがとりうる値を示す図である。
第 15図は、 本発明の実施の形態において、 ピクセルクロックが 25. 2MH z、 且つオーディオサンプリング周波数が 44. 1 kHz (第 15 (a) 図)、 及 びピクセルクロックが 25. 2MHz, 且つオーディオサンプリング周波数が 4 8 kHz (第 15 (b) 図) の場合に、 分周パラメ一夕 Nがとりうる値を示す図 である。
第 16図は、 本発明の実施の形態において、 ピクセルクロックが 25. 2MH z、 且つオーディオサンプリング周波数が 48 kHzの場合に、 分周パラメ一夕 Nがとりうる値を示す図である。
第 17図は、 本発明の実施の形態において、 ピクセルクロックが 27MHz、 且つオーディオサンプリング周波数が 32 kHz (第 17 (a) 図)、 及びピクセ ルクロックが 27MHz、 且つオーディオサンプリング周波数が 44. 1 kHz
(第 17 (b) 図) の場合に、 分周パラメ一夕 Nがとりうる値を示す図である。 第 18図は、 本発明の実施の形態において、 ピクセルクロックが 27MHz、 且つオーディオサンプリング周波数が 48 kHzの場合に、 分周パラメ一夕 Nが とりうる値を示す図である。
第 19図は、 本発明の実施の形態において、 ピクセルクロックが 27. 0X 1. 001MHzの場合に、 分周パラメータ Nがとりうる値を示す図であり、 第 19 (a) 図はオーディオサンプリング周波数が 32 kHz、 第 19 (b) 図はォー ディオサンプリング周波数が 44. 1 kHz, 第 19 (c) 図はオーディオサン
プリング周波数が 48 kHzの場合である。
第 20図は、 本発明の実施の形態において、 ピクセルクロックが 54. 0MH z、 且つォ一ディオサンプリング周波数が 32 kHz (第 20 (a) 図)、 及びピ クセルクロックが 54. 0MHz、 且つオーディオサンプリング周波数が 44. 1 kHz (第 20 (b) 図) の場合に、 分周パラメ一夕 Nがとりうる値を示す図 である。
第 21図は、 本発明の実施の形態において、 ピクセルクロックが 54. 0MH z、 且つォ一ディオサンプリング周波数が 44. 1 kHz (第 21 (a) 図)、 及 びピクセルクロックが 54. 0 MH z、 且つオーディオサンプリング周波数が 4 8 kHz (第 21 (b) 図) の場合に、 分周パラメータ Nがとりうる値を示す図 である。
第 22図は、 本発明の実施の形態において、 ピクセルクロックが 54. 0MH z、 且つオーディオサンプリング周波数が 48 kHzの場合に、 分周パラメータ Nのとりうる値を示す図である。
第 23図は、 本発明の実施の形態において、 ピクセルクロックが 74. 25/ 1. 001MHzの場合に、 分周パラメ一夕 Nがとりうる値を示す図であり、 第 23 (a) 図はォ一ディオサンプリング周波数が 32 kHz、 第 23 (b) 図は オーディオサンプリング周波数が 44. 1 kHz, 第 23 (c) 図はオーディオ サンプリング周波数が 48 kHzの場合である。
第 24図は、 本発明の実施の形態において、 ピクセルクロックが 74. 25M Hzの場合に、 分周パラメ一夕 Nがとりうる値を示す図であり、 第 24 (a) 図 はオーディオサンプリング周波数が 32 kHz、 第 24 (b) 図はオーディオサ ンプリング周波数が 44. 1 kHz, 第 24 (c) 図はォ一ディオサンプリング 周波数が 48 kHzの場合である。
第 25図は、 本発明の実施の形態において、 ピクセルクロックが 148. 5/ 1. 001MHzの場合に、 分周パラメ一夕 Nがとりうる値を示す図であり、 第 25 (a) 図はオーディオサンプリング周波数が 32 kHz、 第 25 (b) 図は オーディオサンプリング周波数が 44. 1 kHz, 第 25 (c) 図はオーディオ 周波数が 48 kHzの場合である。
第 26図は、 本発明の実施の形態において、 ピクセルクロックが 148. 5M Hzの場合に、 分周パラメ一夕 Nがとりうる値を示す図であり、 第 26 (a) 図 はオーディオサンプリング周波数が 32 kHz、 第 26 (b) 図はオーディオサ ンプリング周波数が 44. 1 kHz, 第 26 (c) 図はオーディオサンプリング 周波数が 48 kHzの場合である。
第 27図は、 本発明の実施の形態において、 各ピクセルクロック、 各オーディ オサンプリング周波数における、 分周パラメータ Nの推奨パラメ一夕を示す図で ある。
第 28図は、 本発明の実施の形態において、 各ピクセルクロック、 各オーディ オサンプリング周波数における、 分周パラメ一夕 Nの推奨パラメ一夕を示す図で ある。
第 29図は、 本発明の実施の形態において、 オーディオサンプリング周波数が 44. 1 kHzの場合の、 各ピクセルクロックにおける、 位相比較クロックの周 波数が 1 kHzに最も近い分周パラメ一夕 Nの値を示す図である。
第 30図は、 従来の映像データのみを伝送するシステム全体の構成の例を示す ブロック図である。
第 31図は、 従来の問題点を説明するための図である。 発明を実施するための最良の形態
実施の形態 1
以下、 本発明の実施の形態を、 図を用いて説明する。
本実施の形態によるデジタルデータ伝送システムは、 ビデオテープ記録再生装 置、 ビデオディスク再生装置、 チューナ一などの映像 ·音声信号源から出力され る映像データ, 及びオーディオデータを、 音声出力機能を有するモニタ受像機、 テレビジョン受像機などの表示装置に対し、 1つの伝送ケーカレを使用して伝送 するようにしたものである。 この伝送ケ一ブルとしては、 DV I (Digital Visual Interface) と称される規格でデ一夕が伝送されるケーブルを使用する。
まず、 第 1図〜第 3図を用いて、 本実施の形態におけるデジタルデータ伝送シ ステムについて説明する。
第 1図は、 本実施の形態によるデジタルデ一夕伝送システムの全体構成を示す 図である。 図において、 1 0 0はビデオテ一プ記録再生装置、 ビデオディスク再 生装置、 チューナーなどの映像 ·音声信号源、 1 1 0は前記映像 ·音声信号源 1 0 0から出力される映像データとォ一ディォデ一夕とを重畳して D V I用ケープ ルに送出するデータ送信装置、 1 2 0は D V I用ケーブル、 1 3 0は前記 D V I 用ケ一ブル 1 2 0により伝送された映像 ·オーディオデ一夕重畳信号 (映像音声 信号) を受信し、 映像データとアナログオーディオ信号とを出力するデータ受信 装置、 1 4 0は前記デ一タ受信装置 1 3 0から映像データとアナログオーディォ 信号とを受け取り映像及び音声の表示を行う映像 ·音声表示装置である。そして、 D V I用ケーブル 1 2 0が接続されるデータ送信装置 1 1 0及びデータ受信装置 1 3 0のコネクタ部 (図示せず) は、 例えば 2 4本のピンコネクタで構成され、 D V I用ケ一ブル 1 2 0により、 データ送信装置 1 1 0のコネクタの 2 4本のピ ンと、 データ受信装置 1 3 0のコネクタの 2 4本のピンとが接続される。
前記構成を有するデジタルデ一夕伝送システムにおいて、 オーディォデータを 伝送するために、 本実施の形態においては、 第 2図に示すように、 D V Iフォー マツトの映像データに伝送用オーディォデ一夕を重畳し、 その映像 ·音声重畳信 号を水平ブランク同期信号や、 ピクセルクロックと共に、 D V I用ケ一ブル 1 2 0を介して、データ送信装置 1 1 0からデータ受信装置 1 3 0に伝送する。また、 データ受信装置 1 3 0において、 映像データに重畳されて伝送されたオーディオ データをアナログオーディオ信号として再生するためには、 オーディオデータの 基準クロックであるオーディオクロックが必要となるが、 D V I用ケーブル 1 2 0では直接オーディオクロックを伝送できないので、 本実施の形態では、 データ 送信装置 1 1 0から、 オーディオクロックを分周して、 ピクセルクロックとォー ディォクロックとの公倍数の伝送用オーディォクロックにする分周パラメ一夕 N、 及び該伝送用オーディォクロックの周期をピクセルクロックでカウントした際の カウン卜値 C T S等を付加情報として、 オーディオデ一夕に付加し、 その付加情 報を含む伝送用オーディオデ一夕を映像データに重畳してデータ受信装置 1 3 0 に伝送し、該デ一夕受信装置 1 3 0において、付加情報である分周パラメ一夕 N、 及びカウント値 C T Sに基づいて、 同期性を維持したオーディォクロックを生成
するようにする。
ここで、 第 2図を用いて、 D V I用ケーブル 1 2 0を介して伝送される、 D V Iフォーマツ卜の映像デ一夕の構成について説明する。 伝送される映像データと しては、 channel 0に示す Bデータ (青データ) と、 channel 1に示す Gデ一夕(緑 データ) と、 channel 2に示す Rデ一タ (赤デ一夕) とが、 それぞれ個別のチャン ネルで、 1画素が 8ビットのデ一夕、 つまり、 3チャンネルで 1画素当たり合計 2 4ビットのデータとして伝送される。 ただし、 実際に D V I用ケーブル 1 2 0 で画素デ一夕を伝送する際には、 8ビットのデ一夕を 1 0ビットのデータに変換 して伝送するようにしており、 また、 各チャンネルの画素データは、 ピクセルク ロックに同期して伝送される。
さらに、 D V Iフォ一マットでは、 各チャンネルの画素データは、 水平ブラン キング期間、 及び垂直ブランキング期間には伝送されず、 水平同期信号 H S YN Cとして規定されたデータ、 垂直同期信号 V S YN Cとして規定されたデータ、 あるいは各種の制御データが伝送されるものとなっている。 よって、 本実施の形 態によるデジタルデータ伝送システムでは、 いずれかのチャンネル (第 2図にお いては、 channel 1で示す Gデ一夕の伝送チャンネル)の水平ブランキング期間に、 オーディオデ一夕を加工して生成した伝送用オーディオデータを重畳する。
本実施の形態において入力されるオーディオデータは、 例えば、 第 3図に示す ような、 I E C (Internat ional Electrotechnical Commiss ion) 6 0 9 5 8方 式でバケツト化されたォ一ディォデ一夕であり、 I E C 6 0 9 5 8方式のバケツ トデータは、 第 3図に示すように、 1パケット (1サブフレーム) が 3 2ビット で構成され、 先頭に 4ビットのプリアンブルが配置され、 続く 2 4ビットの区間 に 1サンプルのオーディオデータ (ォ一ディオサンカレワード) が配置され、 末 尾の 4ビットにはサブコード (VU C P) が配置されるものである。 なお、 1サ ンプルが 2 4ビット未満のビット数 (たとえば 1 6ビット) のデータが配置され る場合もある。
次に前述した伝送用オーディオデータが重畳された映像データを送受信する、 本実施の形態におけるデータ送信装置 1 1 0、 及びデータ受信装置 1 3 0の構成 について、 第 4図〜第 7図を参照しながら詳細に説明する。
まず、 第 4図は、 本実施の形態のデジタルデータ伝送システムにおけるデータ 送信装置の構成を示すブロック図であり、 第 5図は、 デ一夕送信装置のオーディ ォデータ加工手段における、 分周パラメ一夕 N、 及びカウン卜値 C T Sを生成す る構成部分のブロック図である。
第 4図において、 2 0 1は映像 ·音声信号源 1 0 0から出力されるデジタルォ 一ディォデータに付加情報を付加し、 映像デ一夕に重畳してデータ受信装置 1 3 0側に伝送する伝送用オーディオデータ s 2 0 1を作成するオーディオデータ加 工手段であり、 2 0 2は前記オーディォデ一夕加工手段 2 0 1により生成された 伝送用オーディォデ一夕 s 2 0 1を一時記憶するデータ記憶手段、 2 0 3は前記 映像 ·音声信号源 1 0 0から出力される水平ブランク同期信号、 及び映像データ のピクセルクロックを用いて夕イミング信号を生成し、 この夕イミング信号を用 いて、 前記データ記憶手段 2 0 2に記憶された伝送用オーディオデータ s 2 0 1 を、 映像 ·音声信号源 1 0 0から出力される映像データの水平ブランキング期間 の所定位置に重畳して、 映像'オーディオデ一タ重畳信号 s 2 0 4を生成する映 像 ·オーディオデータ重畳手段である。 また、 2 0 4はオーディオデータの入力 端子、 2 0 5は映像デ一夕の入力端子である。
以上のような構成を有するデータ送信装置 1 1 0に、 映像 ·音声信号源 1 0 0 のオーディオ処理部 (図示せず) から、 デジタルオーディオデータが、 オーディ ォデ一夕入力端子 2 0 4に入力され、 また、 映像 ·音声信号源 1 0 0の映像処理 部 (図示せず) から、 D V I規格で符号化された映像デ一夕が、 映像データ入力 端子 2 0 5に入力される。 そして、 デジタルオーディォデ一夕は、 ォ一ディォデ 一夕加工手段 2 0 1に入力され、 映像データは、 映像 ·オーディオデ一夕重畳手 段 2 0 3に入力される。
そして、 オーディオデータ加工手段 2 0 1において、 映像 ·音声信号源 1 0 0 から出力される映像のピクセルクロックと、 オーディオデータのサンプリング周 波数とに基づいて所定の分周パラメ一夕 Nを決定し、 さらに、 該分周パラメ一夕 Nで分周された、 オーディォクロックの N倍の周期を有する伝送用オーディォク ロックの周期を、ピクセルクロックでカウントした際の力ゥント値 C T Sを求め、 前記分周パラメータ N及びカウント値 C T S等を付加情報としてォ一ディォデー
夕に付加し、 伝送用オーディオデータ s 2 0 1を生成する。
ここで、 第 5図を用いて、 前記オーディオデータ加工手段 2 0 1における、 分 周パラメータ N及びカウント値 C T Sを生成する構成部分について説明する。 な お、 第 5図では、 図を簡略化するため、 クロックの流れのみを示し、 データの流 れは図示しない。
前記オーディオデータ加工手段 2 0 1に入力されたオーディオクロック、 及び ピクセルクロックは、 分周パラメ一夕決定手段 3 0 1に入力され、 オーディオデ 一夕のサンプリング周波数とピクセルクロックとにより、 分周パラメ一夕 Nを決 定し、 出力する。 なお、 ここでは、 オーディオクロックが、 オーディオデ一夕の サンプリング周波数の 1 2 8倍のクロックであるものとする。
前記分周パラメータ Nは、 分周パラメ一夕決定手段 3 0 1内に、 予め前記ピク セルクロック、 及びオーディォデ一夕のサンプリング周波数と前記分周パラメ一 夕 Nとの関係を示すテーブルを設けておき、 分周パラメータ決定手段 3 0 1に入 力されたオーディォク口ック及びピクセルクロックに応じて、 所定の値を該分周 パラメ一夕決定手段 3 0 1内に予め設けておいたテーブルにより決定するもので あってもよいし、 また、 ここでは図示していないが、 例えば、 映像 ·音声信号源 1 0 0が C Dや D VD等であって、 前記データ送信装置 1 1 0内に本デジタルデ —夕伝送システムを制御する制御手段が設けられている場合には、 該制御手段に より、 直接 C Dや D VD等の所定の領域からオーディォデ一夕のサンプリング周 波数、 及び前記ピクセルクロックの値を取りこんで、 前記オーディオデ一夕加工 手段 2 0 1内の分周パラメ一夕決定手段 3 0 1に対して出力し、 その出力された 値に応じて、 分周パラメ一夕 Nの値を前記分周パラメ一夕決定手段 3 0 1におい て決定するものであってもよい。 なお、 この分周パラメータ Nがとりうる値、 ま た、 前記分周パラメ一夕決定手段 3 0 1内に予め設けておくテーブルについては 後述する。
そして、 前記分周パラメ一夕決定手段 3 0 1により決定された分周パラメ一夕 Nは、 分周手段 3 0 2に入力され、 分周手段 3 0 2において、 オーディオクロッ クを分周パラメ一タ Nで分周して、 該オーディォクロックの N倍の周期を有する 伝送用オーディオクロック s 3 0 2を作成する。 そして、 その作成された伝送用
オーディオクロック s 3 0 2の周期を、 カウンタ 3 0 3において、 前記ピクセル クロックでカウントし、 そのカウンタ値 C T Sを出力する。
そして、 第 5図には図示されていないが、 前述のようにして求めた分周パラメ 一夕 N、 及びカウン夕値 C T S、 あるいは加工後のデータ長等の付加情報を含む ヘッダを、 前記オーディオデータ加工手段 2 0 1において、 オーディオデ一夕に 付加し、 さらに、 デ一夕の多ビット化等、 データ伝送に適した形態への変換処理 を行って、 伝送用オーディオデータ s 2 0 1を生成する。 なお、 第 5図において は、 分周パラメ一夕 N及びカウンタ値 C T Sが、 オーディオデータ加工手段 2 0 1から出力されるよう図示されているが、 これは、 前述した伝送用オーディオデ 一夕 s 2 0 1に付加された状態で出力されることを意味する。
この後、 オーディオデータ加工手段 2 0 1で生成された伝送用ォ一ディォデ一 夕 s 2 0 1は、 データ記憶手段 2 0 2に一時記憶され、 映像 ·オーディォデ一夕 重畳手段 2 0 3で生成されるオーディオデ一タ重畳タイミング信号にあわせた読 み込み信号 s 2 0 2に従い、 映像 ·オーディオデ一夕重畳手段 2 0 3に入力され る。
そして、 映像 ·オーディォデータ重畳手段 2 0 3において、 映像 ·音声信号源 1 0 0から与えられる水平ブランク同期信号とピクセルクロックとを用いて、 ォ 一ディォデ一夕の重畳タイミング信号を生成する。
以下詳述すると、 水平ブランク同期信号を受けた時からピクセルクロックの力 ゥントを開始し、 予め定められた個数である n個 (nは任意の整数) をカウント したタイミングで、 読み込み信号 s 2 0 2をデータ記憶手段 2 0 2に対して出力 し、データ記憶手段 2 0 2に一時記憶された伝送用オーディオデータ s 2 0 1は、 映像 ·オーディオデータ重畳手段 2 0 3から出力される読み込み信号 s 2 0 2に 応じてデータ記憶手段 2 0 2から映像 ·オーディォデ一夕重畳手段 2 0 3に入力 され、 映像データの水平ブランキング期間の所定の位置に重畳される。 例えば、 映像デ一夕の水平周波数が 1 5 . 7 5 k H zであり、 オーディォデ一夕のサンプ リング周波数が 4 8 k H zであるとすると、 映像データの 1水平走査期間は約 6 3 . 5 秒(=1/15. 75kHz) であり、 オーディォデ一夕の 1サンプリング期間は約 2 0 . 8 秒 (=l/48kHz) であるので、 1水平ラインで 3フレームの音声デ一夕
を送る処理を数十回行う毎に、 1水平ラインで 4フレームの音声デ一タを送る処 理を 1回行うように、 2つの処理を組み合わせることで、 映像に対するオーディ ォの遅延を生じさせることなく伝送できる。
このように、 本実施の形態のデータ送信装置 1 1 0は、 映像データに、 分周パ ラメ一夕 Nや力ゥント値 C T S等の付加情報を付加した加工後の伝送用オーディ ォデータ s 2 0 1を重畳して、 映像 ·オーディォデ一夕重畳信号 s 2 0 4を生成 し、 該信号 s 2 0 4を D V I用ケーブル 1 2 0を介してデータ受信装置 1 3 0に 送信する。
次に、 第 6図は、 本実施の形態のデジタルデータ伝送システムにおけるデータ 受信装置の構成を示すブロック図であり、 第 7図は、 デ一タ受信装置のオーディ ォク口ック生成手段におけるオーディォクロックを生成する構成部分のプロック 図である。
第 6図において、 4 0 1はデ一夕送信装置 1 1 0から D V I用ケーブル 1 2 0 を介して伝送された水平ブランク同期信号とピクセルク口ックとを用いて、 映 像 ·オーディオデ一夕重畳信号 s 2 0 4からオーディオデータを抽出する夕イミ ング信号であるオーディォデータ抽出信号 s 4 0 1を生成するオーディォデ一夕 抽出信号生成手段、 4 0 2は前記オーディォデータ抽出信号生成手段 4 0 1が出 力するオーディオデータ抽出信号 s 4 0 1と、 前記データ送信装置 1 1 0におい て伝送用オーディオデータ s 2 0 1に付加されたオーディオデータのデ一夕長を 示す情報とに基づいて、 入力端子 4 0 6から入力される映像 ·オーディオデータ 重畳信号 s 2 0 4を、 映像データと、 伝送用オーディォデータ s 2 0 1とに分離 して出力する映像 ·オーディォデータ分離手段、 4 0 3は前記データ送信装置 1 1 0から D V I用ケーブル 1 2 0を介して伝送されたピクセルクロックを、 前記 データ送信装置 1 1 0において伝送用オーディォデ一夕 s 2 0 1に付加された力 ゥント値 C T Sに基づいて分周し、 位相制御してオーディオクロック s 4 0 3を 生成するオーディオクロック生成手段、 4 0 4は前記映像 ·オーディオデータ分 離手段 4 0 2により分離出力された伝送用オーディオデータ s 2 0 1を記憶し、 該記憶した伝送用オーディオデータ s 2 0 1を、 前記オーディオクロック生成手 段 4 0 3から出力されるオーディオクロック s 4 0 3に基づいて出力するデ一夕
記憶手段、 4 0 5は前記データ記憶手段 4 0 4から出力される伝送用オーディオ データ s 2 0 1を、 前記オーディォクロック s 4 0 3に基づいて順次アナログォ 一ディォ信号に変換して出力する DZAコンバータである。
以上のような構成を有するデ一夕受信装置 1 3 0に、 データ送信装置 1 1 0か ら D V I用ケ一ブル 1 2 0を介して、水平ブランク同期信号、 ピクセルクロック、 及び映像 ·オーディオデータ重畳信号 s 2 0 4が入力され、 まず、 水平ブランク 同期信号、 及びピクセルクロックが、 オーディオデータ抽出信号生成手段 4 0 1 に入力されると、 水平ブランク同期信号を受けた時からピクセルクロックのカウ ントを開始し、 予め定められた個数である n個をカウントしたタイミングで、 ォ 一ディォデータ抽出信号 s 4 0 1を映像 ·オーディォデ一夕分離手段 4 0 2に出 力する。
そして、 オーディオデータ抽出信号生成手段 4 0 1で生成されたオーディオデ 一夕抽出信号 s 4 0 1は、 映像 ·オーディォデ一夕分離手段 4 0 2に供給され、 映像 ·オーディォデ一夕分離手段 4 0 2では、 オーディォデ一夕抽出信号 s 4 0 1を受けたタイミングから、 伝送用ォ一ディォデ一夕 s 2 0 1のヘッダに記述さ れた伝送用オーディオデータ s 2 0 1のデータ長分のデータを、 映像 ·オーディ ォデータ重畳信号 s 2 0 4から分離して出力することにより、 映像データの水平 ブランキング期間の所定位置に配置された伝送用オーディオデータ s 2 0 1を分 離抽出する。 この分離された伝送用オーディオデータ s 2 0 1は、 一時的にデ一 夕記憶手段 4 0 4に記憶される。
さらに、 前記映像 ·オーディオデ一夕分離手段 4 0 2において分離された伝送 用オーディオデ一夕 s 2 0 1は、 オーディオクロック生成手段 4 0 3にも出力さ れ、 該オーディオクロック生成手段 4 0 3において、 前記ピクセルクロックを、 前記データ送信装置 1 1 0において伝送用オーディオデータ s 2 0 1に付加され た分周パラメ一夕 Nに基づいて分周し、オーディオクロック s 4 0 3を作成する。 ここで、 第 7図を用いて、 オーディオクロック生成手段 4 0 3内の、 オーディ ォクロックを生成する構成について説明する。 なお、 第 7図では、 図を簡略化す るため、 クロックの流れのみを示し、 データの流れは図示しない。
オーディオクロック生成手段 4 0 3に入力されたピクセルクロック、 及び伝送
用オーディオデータ s 2 0 1に含まれる付加情報であるカウン卜値 C T Sは、 第 1の分周手段 5 0 1に入力され、 該第 1の分周手段 5 0 1において、 前記ピクセ ルクロックは、 前記カウント値 C T Sで分周される。 そして、 該カウント値 C T Sで分周された、 ピクセルクロックの C T S倍の周期を有する分周クロック s 5 0 1は、 位相制御手段 5 0 6に入力され、 該位相制御手段 5 0 6内で生成された 位相比較クロック S 5 0 5により位相制御されて、 オーディォクロック s 4 0 3 が生成される。
前記位相制御手段 5 0 6は、 入力される分周クロック s 5 0 1の位相と、 第 2 の分周手段 5 0 5により生成される位相比較クロック s 5 0 5の位相との位相差 を検出して、 その位相差に基づいて制御信号を出力する位相検出器 5 0 2と、 口 一パスフィルタ 5 0 3と、 前記位相検出器 5 0 2から出力される制御信号に基づ いてオーディオクロック s 4 0 3を発振する V C〇5 0 4と、 該 V C 0 5 0 4か ら発振されるオーディオクロック s 4 0 3を分周パラメ一夕 Nで分周し、 前記伝 送用オーディオクロックに相当する位相比較クロック s 5 0 5を生成する第 2の 分周手段 5 0 5とからなり、 前記第 1の分周手段 5 0 1で生成された分周クロッ ク s 5 0 1の位相と、 前記第 2の分周手段 5 0 5から出力される位相比較クロッ ク s 5 0 5の位相との位相差に基づいて、 前記位相検出器 5 0 2で制御信号を生 成し、 該制御信号により V C O 5 0 4を制御して、 オーディォクロック s 4 0 3 を生成するものである。 なお、 第 7図においては、 分周パラメ一夕 N、 及びカウ ン夕値 C T Sが、 オーディオクロック生成手段 4 0 3に入力されるよう図示され ているが、 これは、 前述した伝送用オーディオデータ s 2 0 1に付加された状態 で入力されていることを意味する。
この後、 第 7図には図示されていないが、 前記オーディオクロック生成手段 4 0 3において生成されたオーディオクロック s 4 0 3を更に分周し、 LZRクロ ックと、 ビットクロックとを作成する。 なお、 LZRクロックとは、 オーディオ のサンプリングクロックであり、 一般には、 ハイの部分で L c hのデータを、 口 一の部分で R c hのデータが伝送されるものであり、また、ビットクロックとは、 前記 L / Rクロックに同期し、 ォ一ディォデ一夕を決定するためのクロックであ り、 シリアルにデータを伝送する場合に用いられ、 一般には、 サンプリング周波
数の 6 4倍または 3 2倍のクロックであり、 1クロックで 1ビットのデ一夕が決 定されるものである。
そして、 データ記憶手段 4 0 4は、 記憶したオーディオデータ s 2 0 1を、 ま た、 オーディオクロック生成手段 4 0 3は、 生成したオーディオクロック s 4 0 3を、 DZAコンパ一夕 4 0 5に対し出力する。 D/Aコンパ一夕 4 0 5は、 デ 一夕記憶手段 4 0 4からビットクロックに同期したデジタルオーディオデータを 受け、オーディォクロック生成手段 4 0 3で生成された 3種類のクロック信号(ォ —ディォクロック, L /Rクロック, ビットクロック) を用いて、 デジタルォ一 ディォデータをアナログオーディオ信号に変換する。
このように、 本実施の形態においては、 前記デ一夕送信装置 1 1 0から、 ピク セルクロックと、 映像 ·オーディォデータ重畳信号 s 2 0 4を、 D V I用ケープ ル 1 2 0を介して受信し、 前記信号 s 2 0 4に重畳されている伝送用オーディオ デ一タに含まれるカウント値 C T Sで、 ピクセルクロックを分周した分周ク口ッ ク s 5 0 1の位相と、 前記信号 s 2 0 4に重畳されている伝送用オーディオデ一 夕に含まれる分周パラメ一夕 Nで、 オーディオクロックを分周した位相比較クロ ック s 5 0 5の位相との位相差で位相制御し、 オーディオクロック s 4 0 3を生 成する。
以下、 分周パラメ一夕 Nのとりうる値について、 詳細に説明する。
分周パラメ一夕 Nは、 前述したデータ受信装置 1 3 0内のデータクロック生成 手段 4 0 3の構成からも明らかなようにの以下の式を満たす値であればよい。 ォ一ディォクロック X C T S =ピクセルクロック X N · · · (式 1 )
(ただし、 N, C T Sは整数)
ここで、 前述の (式 1 ) を満たす分周パラメ一夕 Nを小さく設定すればするほ ど、 前記オーディオクロック生成手段 4 0 3における第 2の分周手段 5 0 5から 出力される位相比較クロック s 5 0 5 (=オーディオクロック/ N) の周波数が 高くなり、 それに伴いオーディオクロック s 4 0 3の周波数も高くなるので、 ォ —ディォクロック生成手段 4 0 3における同期引き込み時間を短縮することがで きるという長所はあるが、 逆に、 生成されるオーディオクロック s 4 0 3はジッ 夕が多くなつてしまい、 なめらかな高品質のオーディオデータが得られない欠点
がある。 一方、 分周パラメ一夕 Nを大きく設定すればするほど、 第 2の分周手段 5 0 5から出力される位相比較クロック s 5 0 5 (=ォ一ディォクロック/ N) の周波数が低くなり、 オーディオクロック s 4 0 3の周波数も低くなるので、 ォ 一ディォクロック生成手段 4 0 3における同期引き込み時間が長くなつてしまう という欠点があるが、 逆に、 ジッ夕の少ないォ一ディクロック s 4 0 3を生成す ることができ、 なめらかな高品質のオーディォデ一夕を生成することができる長 所がある。
そこで、 本実施の形態においては、 分周パラメ一夕 Nのとりうる値として、 前 述した (式 1 ) に加え、 以下に示す (式 2 ) の制限をさらに加える。
3 0 0 H z≤オーディオクロック/ N≤ 3 0 0 0 H z · · · (式 2 ) すなわち、 (式 2 ) に示すように、 オーディオクロック ZN、 つまり、位相比較 クロック s 5 0 5の周波数を 3 0 0 H z以上にすれば、 同期引き込み時間を 1 0 O m s以下にすることができ、 オーディオクロック生成手段 4 0 3における、 同 期引き込み時間を適度な時間とすることができる。 また、 本デジタルデ一夕伝送 システムの装置間でデ一夕送受信中にデ一夕のモード、 つまり、 データ送信装置 1 1 0から送信されるデ一夕のピクセルクロックの値、 あるいはオーディオデー 夕サンプリング周波数の値が変更された場合には、 オーディォク口ック生成手段
4 0 3において、 再度同期引き込みをする必要があるが、 このような場合であつ ても、 前述のように位相比較クロック s 5 0 5の周波数を 3 0 O H z以上にすれ ば、 その同期引き込み時間を 1 0 O m s以内にすることができ、 モードの変更後 に、 オーディオクロックを再度作成し、 そのオーディオクロックを基にオーディ ォデータを再生するまでにかかる時間を適度な時間に抑えることができる。 一方、 (式 2 ) に示すように、位相比較クロック s 5 0 5 (二オーディオクロッ ク/ N) の周波数を 3 0 0 O H z以下にすれば、 クロックジッ夕の高周波成分を 抑制できる。 特に、 最近では DZAコンバータとして、 その性能のよさと、 低コ ストという理由により 1ビット DZAコンパ一夕がよく使用されるが、 その 1ビ ット DZAコンバータは、 ジッ夕による影響をうけやすく、 ォ一ディォクロック には、 低いジッ夕が要求される。 このような場合、 (式 1 ) に、 位相比較クロック s 5 0 5の周波数を 3 0 0 O H z以下にするという制限を加えて、 クロックジッ
タを抑制することは、 D/Aコンパ一夕 405でオーディオデ一夕を再生すると きに、 より大きな効果をもたらすこととなる。
ここで、 第 8図〜第 26図を用いて、 各種ピクセルクロック、 各種オーディオ データのサンプリング周波数における、 前記 2式を満たした分周パラメ一夕 Nの 値と、 その際のカウント値 CTS、 及び位相比較クロック s 505の周波数 (k Hz) を示す。
第 8図〜第 26図は、 各種ピクセルクロックが、 25. 2/1. 001 MHz, 25. 2 MHz, 27 MHz, 27. 1 X 1. 001MHz, 54MHz, 74. 25/1. 001MHz, 74. 25 MHz, 148. 5/1. 001 MH z , 148 MHzであり、各種オーディオデータのサンプリング周波数が 32 kHz, 44. 1 kHz, 48 kHzであるときに、 それぞれとりえる分周パラメータ N と、 カウント値 CTSと、 位相比較クロックの周波数 r e f (Hz) の値を示す 図である。 なお、 第 8図〜第 26図で示される分周パラメ一夕 Nは、 オーディオ クロックが、 オーディオデータのサンプリング周波数の 128倍のクロックであ る場合の値である。
例えば、 第 8図は、 ピクセルクロックが 25. 2/1. 001 MH z、 且つ、 ォ一ディォデ一夕のサンプル周波数が 32 kHz、 44. 1 kHz, 48 kHz のそれぞれである場合の、 前記 2式を満たす分周パラメータ N、 カウント値 CT S、 位相比較クロックの周波数を示している。
そして、データ送信装置 110内のオーディオデータ加工手段 201における、 分周パラメータ決定手段 301において、 例えば、 25. 2/1. 001MHz のピクセルクロックと、 オーディオデ一夕のサンプル周波数 32 kHzのオーデ ィォクロック (ここでは、 32 kHzの 128倍のクロック) とが入力されたと すると、 第 8 (a) 図に示されている分周パラメータ N (N=4576, 915 2) を取り得る。
このように、第 8図〜第 26図には、前記 2式を満たす各種ピクセルクロック、 各種オーディオデ一夕のサンプリング周波数であるときに取り得る分周パラメ一 夕 N、 カウント値 CTS、 及び位相比較クロックの周波数 (Hz) の値が全て示 されているが、 第 23 (a) 図に示される、 ピクセルクロックが 74. 25/1.
001 MH zで、 且つオーディォデータサンプリング周波数が 32kHzの場合 は、 (式 2) を満たす値がない。従って、 このピクセルクロックが 74. 25/1. 001 MH zで、 且つオーディォデ一夕サンプリング周波数が 32kHzの場合 には、 位相比較クロックの周波数を 300Hz以上にするために、 位相比較クロ ックの周波数 0. 176kHz (N=23296, CT S = 421875 ) を 2 倍し、 位相比較クロックの周波数を 0. 352 kHz (N= 11648, CTS = 21093 Ί〜210938) にして、 位相比較クロックの周波数を 300Η ζ以上とする。 なお、 位相比較クロックの周波数を 0. 352 kHz (N=l 1 648, CTS = 210937〜 210938) とした場合、 (式 1 ) によりカウ ント値 CTSを求めると、 計算上は 210937. 5となるが、 実際オーディオ データ加工手段 201におけるカウンタ 303においてカウントされるときには、 カウンタ値 CTSが、 210937と 210938の 2値に、 交互になるように する。
しかし、このようにカウンタ 303において、カウント値 CTSとして 2値(2 10937と 210938) をとるようにすると、 データ受信装置 130側で生 成されるオーディオクロックに、 ジッ夕が発生しやすくなつてしまう。 しかし、 高品質のなめらかなオーディォデータが必要とされるのは、 オーディォデータサ ンプリング周波数が、 少なくとも、 DVD等で使用される 96 kHzや、 192 kHzの場合であるため、 前述した 32kHzの場合は、 多少オーディォデータ の質が悪くなつたとしても問題はない。
以上に示すように、 本実施の形態におけるデジタルデ一タ伝送システムにおい て、 デ一夕送信装置 110からデータ受信装置 130に映像データ及びオーディ ォデータと共に送信する分周パラメータ Nは、 第 8図〜第 26図に挙げた値をと りうる。 なお、 本デジタルデ一夕伝送システムにおいて、 同期引き込み時間の短 縮の効果を重視する場合は、 位相比較クロックの周波数が 300 OHzに近くな るような分周パラメ一夕 Nを選択して、 オーディオデータ加工手段 201の分周 パラメ一夕決定手段 301に設定すればよく、 また、 クロックジッ夕を抑制し高 品質のォ一ディォデータを生成したい場合には、 位相比較クロックの周波数が 3 0 OHzに近くなるような分周パラメ一夕 Nを選択して、 分周パラメ一夕決定手
段 301に設定すればよい。
さらに、 前記説明においては、 分周パラメータ Nを決定する式として、 (式 1) を (式 2)で制限するものとしたが、 (式 1) を、 以下に示す(式 3)で制限する ようにしてもよい。
オーディオクロック ZN 1000Hz · · · (式 3)
このようにすれば、 前述した 2つの効果が同時に得られ、 引き込み時間の短縮 を図ると共に、 ジッ夕を抑制して高品質のオーディォデ一夕を生成することがで きる。 この (式 1) を (式 3) で制限した場合の、 各種ピクセルクロック、 及び 各種オーディォデ一夕のサンプリング周波数における、 具体的な分周パラメ一夕 Nの値は、 第 27図及び第 28図に示し、 これらの値を分周パラメータ Nの推奨 パラメータとする。 第 27図及び第 28図は、 分周パラメータ Nが推奨パラメ一 夕である場合の、 カウント値 CTS、 及び位相比較クロックの周波数 (kHz) を示す図である。
この第 27図及び第 28図に示される推奨パラメ一夕を、 前記分周パラメ一夕 決定手段 301内にテーブルとして設けておけば、 デ一タ送信装置 110に入力 された映像データのピクセルクロック、 及びオーディォデータのサンプリング周 波数から、 自動的に分周パラメ一夕 Nが決定でき、 本デジタルデータ伝送システ ムの回路設計を簡単にすることができる。
なお、 前述の説明においては、 オーディォクロック ZN=1000Hzとなる 分周パラメータ Nを、 推奨パラメ一夕としたが、 第 27図及び第 28図に示すよ うに、 ォ一ディォデータサンプリング周波数が、 44. 1 kHz, 88. 2 kH z、 176. 4kHzの場合は、 オーディオクロック ZN=900Hzとなる分 周パラメ一夕 Nを推奨パラメ一夕とする。
この理由は、 例えば、 ォ一ディォデータサンプリング周波数が 44. 1 kHz の場合に、 オーディオクロック/ N= 100 OHzとなる分周パラメータ Nを、 第 8図〜第 26図からピックァップした場合、 第 30図に示すように、 それぞれ のピクセルクロックで、 推奨パラメ一夕である分周パラメ一夕 Nの値が異なつて しまうが、 前述したように、 オーディオクロック ZN 900Hzとなる分周パ ラメ一夕 Nを推奨パラメ一夕とすれば、第 27図及び第 28図に示されるように、
N=6272という値をとる確率が高くなり、 分周パラメ一夕 Nに共通性がでて くる。 そして、 このように分周パラメ一夕 Nに共通性をもたせれば、 本デジタル デ一夕伝送システムにおける回路設計を簡単にすることができ、 装置コストを削 減できるというさらなる効果が得られる。
さらに、 前述の説明においては、 ピクセルクロックが、 25. 2/1. 001 MHz、 25. 2 MHz, 27 MHz, 27. 1 X 1. 001 MH z、 54MH z、 74. 25/1. 001MHz、 74. 25 MHz, 148. 5/1. 00 lMHz、 148MHzの場合について、 分周パラメ一夕 Nが取り得る具体的な 値を挙げて説明したが、 これら以外のピクセルク口ックが本デジタルデータ伝送 システムに入力される可能性もある。 その場合、 第 27図及び第 28図の "0 t he r s" の段に示す分周パラメ一夕を使用するようにする。 この "o t he r s" にかかれた分周パラメ一夕 Nの値は、 各オーディオデータサンプリング周波 数毎に示された、 推奨パラメ一夕である分周パラメ一夕 Nのうち、 共通性の高い 値 (例えば、 オーディオデータサンプリング周波数が 32 kHzの場合は、 分周 パラメ一夕 N= 4096、 オーディオデ一夕サンプリング周波数が 44. 1 kH zの場合は、 分周パラメ一夕 N=6272) である。 このようにすれば、 本デジ タルデータ伝送システムにおいて、 前記以外のピクセルクロックが入力された場 合であっても、 ジッタの発生を抑制し、 高品質なオーディオデ一夕を生成するこ とができ、 また、 回路設計が簡単になり、 装置コストを削減できる。
以上のように、 本実施の形態によれば、 データ送信装置 110側から、 水平ブ ランク同期信号とピクセルクロックを用いて生成した重畳タイミングでオーディ ォデ—タを映像デ—夕の水平ブランキング期間に重畳してなる映像 ·オーディオ データ重畳信号 s 204を、 水平ブランク同期信号及びピクセルクロックととも に DV I用ケーブル 120を介してデータ受信装置 130側に対して伝送し、 デ 一夕受信装置 130側において、 伝送された水平ブランク同期信号とピクセルク 口ックとを用いて映像 ·オーディォデータ重畳信号 s 204からオーディォデー 夕を抽出するタイミング信号を生成し、 このタイミング信号を用いて映像 ·ォ一 ディォデ一夕重畳信号 s 204を映像データとォ一ディォデータに分離するとと もに、 ピクセルクロックを分周して生成したオーディォクロックを用いてデジ夕
ルオーディォデ一夕をアナログオーディォ信号に変換するようにしたので、 映像 データを伝送する既存のィンターフェイスを用いて、 簡単かつ良好にォ一ディォ データを伝送することができる。 すなわち、 D V I規格として規格化された既存 のデジタル映像データを伝送するシステムを利用して、 同じ信号ケーブルでォー ディォデ一夕を伝送することが可能となる。 特に、 本実施の形態では、 映像デ一 夕の伝送処理自体は既存のままで、 水平ブランク同期信号とピクセルクロックを 用いてタイミング信号を生成し、 このタイミング信号を用いてオーディォデ一夕 の重畳、及び分離を行うようにしたので、映像デ一夕の伝送処理構成については、 従来の D V I規格を全く変更する必要がなく、 送信側、 受信側ともに D V I規格 用に用意された映像データの処理ブロックがそのまま使用できる。
また、 本実施の形態においては、 前記デ一夕受信装置 1 3 0側において生成す るオーディオクロックを、 データ送信装置 1 1 0側で、 入力される映像信号のピ クセルク口ック及びオーディォデータのオーディォデ一夕サンプリング周波数に 基づいて決定した分周パラメ一夕 N、 及び該分周パラメータ Nで分周後のォ一デ ィォクロックの周期をピクセルクロックでカウントしたカウント値 C T Sに基づ いて生成するようにし、 該分周パラメ一夕 Nを、 3 0 0 H z≤オーディオクロッ ク ZN≤3 0 0 0 H zの範囲としたので、 データ受信装置 1 3 0側でオーディオ クロック s 4 0 3を生成する際の同期引き込み時間を 1 0 O m s以内にすること ができ、 さらに、 クロックジッ夕の高周波成分を抑制して、 高品質のオーディオ データを生成することができる。
なお、 前述した実施の形態では、 ォ一ディォクロックが、 オーディオデータの サンプリング周波数の 1 2 8倍である場合を例に挙げて説明したが、 このオーデ ィォクロックは、 例えば、 サンプリング周波数 2 5 6倍、 あるいは 3 8 4倍であ つてもよく、 その場合、 第 8図〜第 3 0図に示した分周パラメ一夕 Nは、 サンプ リング周波数が 2 5 6倍のときは各図に示す分周パラメ一夕 Nの NZ 2の値をと るものとし、 また、 3 8 4倍のときは N/ 3の値をとるものとする。
また、 前述した実施の形態では、 水平ブランク同期信号とピクセルクロックを 用いてタイミング信号を生成し、 このタイミング信号を用いてォ一ディォデ一夕 を画像データの水平ブランキング期間の所定の位置に重畳するものについて説明
したが、 垂直ブランク同期信号とピクセルクロックを用いて夕イミング信号を生 成し、 このタイミング信号を用いてオーディオデータを画像データの垂直ブラン キング期間の所定の位置に重畳するようにしてもよい。
また、 前述した実施の形態では、 1チャンネルのデジタルオーディオデータを 伝送するものについて説明したが、 2チャンネルのデジタルオーディオデータを 伝送する場合や、 3チャンネル以上のデジタルオーディオデータを伝送する場合 にも本発明は適応可能である。
また、 前述した実施の形態では、 一定のサンプリングレートのデジタルオーデ ィォデ一夕が配置されたパケットを伝送するようにしたが、 所定の方式 (たとえ ば A C 3方式や A A C方式等) で圧縮符号化されたデジタルオーディォデータを パケット内に配置して伝送するようにしても良い。
また、 前述した実施の形態では、 D V I規格の伝送路を使用して映像データに オーディォデ一夕を多重化して伝送するようにしたが、 その他の映像データ伝送 用の規格を適用しても良い。 この場合、 伝送路は有線のケーブルで接続される伝 送路の他に、 無線伝送される伝送路を使用しても良い。 産業上の利用可能性
本発明にかかるデータ送信装置、 データ受信装置は、 ビデオテープ記録再生装 置、 ビデオディスク再生装置、 チューナ一などの映像 ·音声信号源から出力され る映像データ, 及びオーディオデータを、 音声出力機能を有するモニタ受像機、 テレビジョン受像機などの表示装置に対し、 1つの伝送ケーブルを使用して送信 し、 受信側で、 簡単且つ良好に、 映像データ、 及びオーディオデ一夕を再生する データ送信装置、 データ受信装置を実現するものとして極めて有用である。