明細書
データ記録装置 技術分野
本発明はデータ記録装置に関し、 特に、 記録媒体に記録されているデータの内 容を編集した場合においても、 記録媒体に記録されているデータ内容、 および、 再生情報を適切に管理することができるようにしたデータ記録装置に関する。 背景技術
近年、 記録再生装置から取り外し可能なディスク型の情報記録媒体として、 各 種の光ディスクが提案されつつある。 このような記録可能な光ディスクは、 数ギ ガバイ トの大容量メディアとして提案されており、 ビデオ信号等の AV (Audio Vi sual)信母を記録するメディアとしての期待が高い。 この記録可能な光デイス クに記録するデジタルの AV信号のソース (供給源) としては、 CSデジタル衛星 放送や BSデジタル放送があり、 また、 将来はデジタル方式の地上波テレビジョ ン放送等も提案されている。
ここで、 これらのソースから供給されるデジタルビデオ信号は、 通常 MPEG (Moving Picture Expert s Group) 2方式で画像圧縮されて ヽるの力 S—般的で ある。 また、 記録装置には、 その装置固有の記録レートが定められている。 従来 の民生用映像蓄積メディアで、 デジタル放送からのデジタルビデオ信号を記録す る場合、 アナログ記録方式であれば、 デジタルビデオ信号をデコード後、 帯域制 限をして記録が行われる。 あるいは、 MPEG 1 Vi deo , MPEG 2 Vi deo , DV (Di gi tal Vi deo) 方式をはじめとするデジタル記録方式であれば、 1度デコー ドされた後に、 その装置固有の記録レート、 かつ符号化方式で再エンコードされ て記録される。
しかしながら、 このような記録方法は、 供給されたビッ トス トリームを 1度デ コードし、 その後で帯城制限や再エンコードを行って記録するため、 画質の劣化
を伴う。 画像圧縮されたデジタル信号の記録をする場合、 入力されたデジタル信 号の伝送レートが記録再生装置の記録レートを超えない場合には、 供給されたビ ットストリームをデコードゃ再エンコードすることなく、 そのまま記録する方法 が最も画質の劣化が少ない。 ただし、 画像圧縮されたデジタル信号の伝送レート が記録媒体としてのディスクの記録レートを超える場合には、 記録再生装置でデ コード後、 伝送レートがディスクの記録レートの上限以下になるように、 再ェン コードをして記録する必要がある。
また、 入力デジタル信号のビットレートが時間により増減する可変レート方式 によって伝送されている場合には、 回転へッドが固定回転数であるために記録レ ートが固定レートになるテ プ記録方式に比べ、 1度バッファにデータを蓄積し、 バースト的に記録ができるディスク記録装置の方が、 情報記録媒体としてのディ スクの容量をより無駄なく利用できる。
以上のように、 デジタル放送が主流となる将来においては、 データス トリーマ のように放送信号をデジタル信号のまま、 デコードや再エンコードすることなく 記録し、 記録媒体としてディスクを使用した記録再生装置が求められると予測さ れる。
上述したように、 記録媒体の容量が増大することにより、 その記録媒体には、 多くのデータ (例えば、 番組に関する映像データや音声データなど) が記録でき るようになる。 従って、 1枚のディスクに多くの番組が記録されることになり、 ユーザが、 それらのディスク内に記録されている多くの番組の中から、 所望の画 像を視聴できるように編集するといったような操作が必要になる。
しかしながら、 編集操作が行われた場合、 記録されているデータの内容、 およ び、 再生情報を適切に管理することが困難になる。 発明の開示
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、 記録媒体に記録されて いるデータの内容を編集した場合においても、 記録媒体に記録されているデータ
の内容、 および、 再生情報を適切に管理することができるようにすることを目的 とする。
本発明の第 1のデータ記録装置は、 データストリームの基準時刻情報を検出す る第 1の検出手段と、 第 1の検出手段による検出結果に基づいて生成された第 1 の時刻情報の連続性を表す第 1の連続性情報と、 パケットの到着時刻を示す第 2 の時刻情報の連続性を表す第 2の連続性情報と、 第 1の時刻情報の不連続点を含 まない第 1のパケット列を識別するための識別情報と、 第 2の時刻情報の不連続 点を含まない第 2のパケット列毎に識別情報のオフセット値を生成する第 1の生 成手段と、 第 1の連続性情報、 第 2の連続性情報、 およびオフセッ ト値を情報記 録媒体に記録する記録手段とを備えることを特徴とする。
前記第 1の連続性情報は、 記録されている 1つのパケット列の中で、 第 1の時 刻情報の時間軸が開始するバケツトのァドレスを表すことができる。
前記第 2の連続性情報は、 記録されている 1つのパケット列の中で、 第2の時 刻情報の時間軸が開始するバケツトのァドレスを表すことができる。
1つの前記第 1のパケット列は、 第 2のパケット列の境界をまたがないように データを管理する管理手段をさらに備えるようにすることができる。
前記データス トリームの中に配置されているプログラム内容の変化点を検出す る第 2の検出手段と、 第 2の検出手段による検出結果に基づいて、 記録されてい る 1つのパケット列の中で、 プログラム内容の変化点に対応するバケツトのァド レスを取得する取得手段とをさらに備え、 記録手段は、 取得手段により取得され た変化点に対応するバケツトのァ ドレスを情報記録媒体にざらに記録するように することができる。
記録されている 1つのバケツト列の中において、 前記プログラム内容が一定で あるパケット列としての 1つのプログラムシーケンスは、 第 1のバケツト列およ び第 2のバケツト列の境界をまたいでも良いようにデータを管理する管理手段を さらに備えるようにすることができる。
前記第 1のバケツト列毎に、 プレゼンテーション ·スタート ·タイムとプレゼ
ンテーション'ェンド'タイムを生成する第 2の生成手段をさらに備え、 記録手 段は、 第 2の生成手段により生成されたプレゼンテーション'スタート'タイム とプレゼンテーション'ェンド 'タイムを情報記録媒体にさらに記録するように することができる。
前記記録手段は、 表示時刻情報の時間とデータァドレスを関係付けるマップを さらに記録するようにすることができる。
本発明の第 1のデータ記録方法は、 データストリームの基準時刻情報を検出す る第 1の検出ステップと、 第 1の検出ステップの処理による検出結果に基づいて 生成された、 第 1の時刻情報の連続性を表す第 1の連続性情報と、 パケットの到 着時刻を示す第 2の時刻情報の連続性を表す第 2の連続性情報と、 基準時刻情報 の不連続点を含まない第 1のバケツト列を識別するための識別情報と、 第 2の時 刻情報の不連続点を含まない第 2のバケツト列毎に識別情報のオフセット値を生 成する生成ステップと、 第 1の連続性情報、 第 2の連練性情報、 およびオフセッ ト値を情報記録媒体に記録する記録ステツプとを含むことを特徴とする。
本発明の第 1のプログラム格納媒体は、 データストリームの基準時刻情報を検 出する第 1の検出ステップと、 第 1の検出ステップの処理による検出結果に基づ いて生成された、 第 1の時刻情報の連続性を表す第 1の連続性情報と、 パケット の到着時刻を示す第 2の時刻情報の連続性を表す第 2の連続性情報と、 基準時刻 情報の不連続点を含まない第 1のバケツト列を識別するための識別情報と、 第 2 の時刻情報の不連続点を含まない第 2のバケツト列毎に識別情報のオフセット値 を生成する生成ステップと、 第 1の連続性情報、 第 2の連続性情報、 およびオフ セッ ト値を情報記録媒体に記録する記録ステップとを含むことを特徴とする。 本発明の第 1のプログラムは、 パケット列からなるデータストリームを情報記 録媒体に記録するデータ記録装置を制御するコンピュータに、 データス トリーム の基準時刻情報を検出する第 1の検出ステップと、 第 1の検出ステップの処理に よる検出結果に基づいて生成された、 第 1の時刻情報の連続性を表す第 1の連続 性情報と、 パケットの到着時刻を示す第 2の時刻情報の連続性を表す第 2の連続
性情報と、 基準時刻情報の不連続点を含まない第 1のバケツト列を識別するため の識別情報と、 第 2の時刻情報の不連続点を含まない第 2のバケツト列毎に識別 情報のオフセッ ト値を生成する生成ステップと、 第 1の連続性情報、 第 2の連続 性情報、 およびオフセット値を情報記録媒体に記録する記録ステツプとを実行さ せる。
本発明の第 1のデータ記録媒体は、 デ一タストリームの基準時刻情報に基づい て生成される第 1の時刻情報の連続性を表す第 1の連続性情報と、 パケットの到 着時刻を示す第 2の時刻情報の連続性を表す第 2の連続性情報と、 基準時刻情報 の不連続点を含まない第 1のバケツト列を識別するための識別情報であって、 第 2の時刻情報の不連続点を含まない第 2のパケット列毎に生成される識別情報の オフセット値とが記録される。
本発明の第 1のデータ再生装置は、 情報記録媒体に記録されているデータスト リームの基準時刻情報に基づいて生成された第 1の時刻情報の連続性を表す第 1 の連続性情報、 パケットの到着時刻を示す第 2の時刻情報の連続性を表す第 2の 連続性情報、 第 1の時刻情報の不連続点を含まない第 1のパケット列を識別する ための識別情報、 およぴ第 2の時刻情報の不連続点を含まない第 2のバケツト列 毎に付加された識別情報のオフセット値を再生する再生手段と、 再生された情報 に基づいて、 情報記録媒体からのデータストリームの再生を制御する制御手段と を備えることを特徴とする。
前記再生手段は、 表示時刻情報の時間とデータアドレスを関係付けるマップを さらに再生するようにすることができる。
本発明の第 1のデータ再生方法は、 情報記録媒体に記録されているデータスト リームの基準時刻情報に基づく第 1の時刻情報の連続性を表す第 1の連続性情報、 各パケットの到着時刻を示す第 2の時刻情報の連続性を表す第 2の連続性情報、 第 1の時刻情報の不連続点を含まない第 1のバケツト列を識別するための識別情 報、 およぴ第 2の時刻情報の不連続点を含まない第 2のパケット列毎に付加され た識別情報のオフセット値を再生する再生ステップと、 再生ステップの処理によ
り再生された情報に基づいて、 情報記録媒体からのデータストリームの再生を制 御する制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第 2のプログラム格納媒体は、 情報記録媒体に記録されているデータ ストリームの基準時刻情報に基づく第 1の時刻情報の連続性を表す第 1の連続性 情報、 各パケットの到着時刻を示す第 2の時刻情報の連続性を表す第 2の連続性 情報、 第 1の時刻情報の不連続点を含まない第 1のバケツト列を識別するための 識別情報、 および第 2の時刻情報の不連続点を含まない第 2のバケツト列毎に付 加された識別情報のオフセット値を再生する再生ステップと、 再生ステップの処 理により再生された情報に基づいて、 情報記録媒体からのデータストリームの再 生を制御する制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第 2のプログラムは、 バケツト列からなるデータストリームが記録さ れている情報記録媒体からデータストリームを再生するデータ再生装置を制御す るコンピュータに、 情報記録媒体に記録ざれているデ^"タストリームの基準時刻 情報に基づいて生成された第 1の時刻情報の連続性を表す第 1の連続性情報、 パ ケットの到着時刻を示す第 2の時刻情報の連続性を表す第 2の連続性情報、 第 1 の時刻情報の不連続点を含まない第 1のバケツト列を識別するための織別情報、 および第 2の時刻情報の不連続点を含まない第 2のパケット列毎に、 第 2のパケ ット列上にある最初の第 1のバケツト列に対する識別情報のオフセット値を再生 する再生ステップと、 再生ステップの処理により再生された情報に基づいて、 情 報記録媒体からのデータストリームの再生を制御する制御ステップとを実行させ る。
本発明の第 2のデータ記録装置は、 到着時刻情報の不連続点を含まないバケツ ト列毎に開始するバケツトのァドレスを取得する第 1の取得手段と、 バケツト列 のオフセット時刻情報を取得する第 2の取得手段と、 第 1の取得手段により取得 されたパケッ トのアドレスと、 第 2の取得手段により取得されたオフセッ ト時刻 情報を情報記録媒体に記録する記録手段とを備えることを特徴とする。
前記パケット列は、 ATCシーケンスであり、 パケッ トのアドレスは、
SPN— ATC一 startであり、 スタートタイムは、 of f set— arrival—t ime とすること ができる。
前記記録手段は、 到着時刻情報の時間とデ一タァドレスを関係付けるマップを さらに記録するようにすることができる。
本発明の第 2のデータ記録方法は、 到着時刻情報の不連続点を含まないパケッ ト列毎に開始するバケツトのアドレスを取得する第 1の取得ステップと、 バケツ ト列のオフセット時刻情報を取得する第 2の取得ステップと、 第 1の取得ステツ プの処理により取得されたパケッ トのアドレスと、 第 2の取得ステップの処理に より取得されたオフセッ ト時刻情報を情報記録媒体に記録する記録ステップとを 含むことを特徴とする。
本発明の第 3のプログラム格納媒体は、 到着時刻情報の不連続点を含まないパ ケット列毎に開始するパケットのアドレスを取得する第 1の取得ステツプと、 パ ケット列のオフセット時刻情報を取得する第 2の取得ステップと、 第 1の取得ス テツプの処理により取得されたバケツトのァドレスと、 第 2の取得ステップの処 理により取得されたオフセット時刻情報を情報記録媒体に記録する記録ステップ とを含むことを特徴とする。
本発明の第 3のプログラムは、 到着時刻情報の不連続点を含まないバケツト列 毎に開始するバケツトのァドレスを取得する第 1の取得ステップと、 バケツト列 のオフセッ ト時刻情報を取得する第 2の取得ステップと、 第 1の取得ステップの 処理により取得されたパケットのアドレスと、 第 2の取得ステップの処理により 取得されたオフセット時刻情報を情報記録媒体に記録する記録ステツプとをコン ピュータに実行させる。
本発明の第 2のデータ再生装置は、 到着時刻情報の不連続点を含まないバケツ ト列毎の開始バケツトのアドレスと、 バケツト列のオフセット時刻情報を再生す る再生手段と、 再生された情報に基づいて、 情報記録媒体からのデータス トリー ムの再生を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
前記再生手段は、 到着時刻情報の時間とデータァドレスを関係付けるマップを
さらに再生するようにすることができる。
再生開始点のバケツト到着時刻が、 パケット列のオフセット時刻情報以上であ るところの、 前記パケット列を見つけ、 パケット列上で、 再生開始点のパケット 到着時刻に等しいか、 または過去のェントリ一ボイントの時刻を求め、
ェントリ一ボイントの時刻に関連づけられたァドレスからデータストリームを 界生するようにすることができる。
本発明の第 2のデータ再生方法は、 到着時刻情報の不連続点を含まないパケッ ト列毎の開始バケツトのァドレスと、 バケツト列のオフセット時刻情報を再生す る再生ステップと、 再生された情報に基づいて、 情報記録媒体からのデータス ト リームの再生を制御する制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第 4のプログラム格納媒体のプログラムは、 到着時刻情報の不連続点 を含まないバケツト列毎の開始バケツトのアドレスと、 パケット列のオフセット 時刻情報を再生する再生ステップと、 再生された情報に基づいて、 情報記録媒体 からのデータス トリームの再生を制御する制御ステップとを含むことを特徴とす る。
本発明の第 4のプログラムは、 到着時刻情報の不連続点を含まないパケット列 毎の開始パケットのァドレスと、 パケット列のオフセット時刻情報を再生する再 生ステップと、 再生された情報に基づいて、 情報記録媒体からのデータストリー ムの再生を制御する制御ステップとを実行させる。
本発明の第 2のデータ記録媒体は、 到着時刻情報の不連続点を含まないバケツ ト列毎の開始バケツトのァドレスと、 パケット列毎の到着時刻情報のオフセット 時刻情報とが記録された。
本発明の第 1のデータ編集装置は、 基準時刻情報の不連続点を含まない第 1の パケット列、 および到着時刻情報の不連続点を含まない第 2のバケツト列に基づ いてデータストリームを管理するコントローラと、 デ一タス トリームの一部を削 除するよう指示するユーザインタ^"フェースとを有し、 コントローラは、 データ ストリームの 部が削除するよう指示された際には、 第 1のパケット列を識別す
る識別情報が変化しないように、 第 2のパケット列毎に、 第 1のパケッ ト列に対 する識別情報のオフセット値を付加するよう制御することを特徴とする。
表示時刻情報の時間とデータアドレスを関係付けるマップをさらに制御するこ とができる。
削除終了点の表示時刻に等しいか、 または過去の表示時刻を持つ第 1のェント リ一ボイントの第 1の表示時刻を見つけ、 第 1の表示時刻の値よりも、 少なく とも所定の時間だけ過去の表示時刻を持つ第 2のェントリ一ポイントの第 2の表 示時刻を見つけ、 第 2の表示時刻に関連づけられたデータァドレスよりも前を削 除するように制御することができる。
削除開始点の表示時刻に等しいか、 または未来の表示時刻の値を持つ第 1のェ ントリーポイントの第 1の表示時刻を見つけ、 第 1の表示時刻よりも、 未来の 表示時刻を持つ第 2のェントリーボイントの第 2の表示時刻を見つけ、
第 2の表示時刻に関連づけられたアドレスよりも後ろを削除するように制御す ることができる。
本発明の第 1のデータ編集方法はコントローラは、 データストリームの一部が 削除するよう指示された際には、 第 1のバケツト列を識別する識別情報が変化し ないように、 第 2のパケット列毎に、 第 1のパケット列に対する識別情報のオフ セット値を付加するよう制御することを特徴とする。
本発明の第 5のプログラム格納媒体のプログラムは、 データストリームの一部 が削除するよう指示された際には、 第 1のパケット列を識別する識別情報が変化 しないように、 第 2のパケット列毎に、 第 1のパケット列に対する識別情報のォ フセット値を付加するよう制御することを特徴とする。
本発明の第 5のプログラムは、 データストリームの一部が削除するよう指示さ れた際には、 第 1のパケット列を識別する識別情報が変化しないように、 第 2の バケツト列毎に、 第 1のパケット列に対する識別情報のオフセット値を付加する よう制御させることを特徴とする。
本発明の第 2のデータ編集装置は、 バケツトの到着時刻を示す到着時刻情報の
不連続点を含まないバケツト列に基づいてデータストリームを管理するコント口 ーラと、 データストリームの一部を削除するよう指示するユーザインターフエ一 スとを有し、 コントローラは、 データス トリームの一部が削除するように指示さ れた際には、 パケット列毎に、 到着時刻情報の時間軸のスタートタイムを付加す るように制御することを特徴とする。
到着時刻情報の時間とデータアドレスを関係付けるマップをさらに制御するこ とができる。
削除開始点のパケット到着時刻が、 到着時刻情報の時間軸のスタートタイム以 上であるところの、 パケット列を見つけ、 パケット列の到着時刻情報の時間軸上 で、 削除開始点のパケット到着時刻に等しいか、 または未来のエントリーポイン トの時刻を求め、 上記ェントリーポイントの時刻に関連づけられたァドレスより も後ろを削除するように制御することができる。
削除終了点のパケット到着時刻が、 到着時刻情報の時間軸のスタートタイム以 上であるところの、 パケット列を見つけ、 パケット列の到着時刻情報の時間軸上 で、 削除終了点のパケット到着時刻に等しいか、 または過去の時刻のエントリー ボイントを求め、 上記ェントリ一ボイントの時刻に関連づけられたァドレスより も前を削除するように制御することができる。
本発明の第 2のデータ編集方法は、 コントローラは、 データストリームの一部 が削除するように指示された際には、 パケット列毎に、 到着時刻情報の時間軸の スタートタイムを付加するように制御することができる。
本発明の第 6のプログラム格納媒体のプログラムは、 前記データストリームの 一部が削除するように指示された際には、 前記パケット列毎に、 前記到着時刻情 報の時間軸のスタートタイムを付加するように制御させることを特徴とする。 本発明の第 6のプログラムは、 データストリームの一部が削除するように指示 された際には、 パケット列毎に、 到着時刻情報の時間軸のスタートタイムを付加 するように制御させることを特徴とする。
本発明の第 3のデータ記録装置は、 バケツト列で構成されるデータストリーム
の時間情報とそのァドレスとを関連づけるためのマップ情報として第 1のマップ 情報を使用する場合、 第 1の時刻情報の連続性を表す第 1の連続性情報と、 第 2 の時刻情報の連続性を表す第 2の連続性情報とを作成するとともに、 マツプ情報 として第 2のマップ情報を使用する場合、 第 2の連続性情報を作成する作成手段 と、 第 1のマップ情報を使用する場合には、 作成手段で作成された第 1の連続性 情報および第 2の連続性情報を記録し、 第 2のマップ情報を使用する際には、 第 2の連続性情報を記録する記録手段とを備えることを特徴とする。
前記第 1のマップ情報は、 EP— mapであり、 第 2のマップは TU_tnapとするこ とができる。
編集処理において、 記録手段は、 第 1のマップが使用されている際には、 第 1 の連続性情報、 および第 2の連続性情報を更新するとともに、 第 2のマツプが 使用されている際には、 第 2の連続性情報を更新することができる。
本発明の第 3のデータ記録方法は、 バケツト列で構成されるデータストリーム の時間情報とそのァドレスとを関連づけるためのマップ情報として第 1のマップ 情報を使用する場合、 第 1の時刻情報の連続性を表す第 1の連続性情報と、 第 2 の時刻情報の連続性を表す第 2の連続性情報とを作成するとともに、 マップ情報 として第 2のマップ情報を使用する場合、 第 2の連続性情報を作成する作成ステ ップと、 第 1のマップ情報を使用する場合には、 '作成ステップの処理で作成され た第 1の連続性情報およぴ第 2の連続性情報を記録し、 第 2のマツプ情報を使用 する際には、 第 2の連続性情報を記録する記録ステップとを含むことを特徴とす る。
本発明の第 7のプログラム格納媒体のプログラムは、 バケツト列で構成される データストリームの時間情報とそのァドレスとを関連づけるためのマップ情報と して第 1のマップ情報を使用する場合、 第 1の時刻情報の連続性を表す第 1の連 続性情報と、 第 2の時刻情報の連続性を表す第 2の連続性情報とを作成するとと もに、 マップ情報として第 2のマップ情報を使用する場合、 第 2の連続性情報を 作成する作成ステップと、 第 1のマップ情報を使用する場合には、 作成ステップ
の処理で作成された第 1の連続性情報および第 2の連続性情報を記録し、 第 2の マップ情報を使用する際には、 第 2の連続性情報を記録する記録ステップとを含 むことを特徴とする。
本発明の第 7のプログラムは、 バケツト列で構成されるデータストリームの時 間情報とそのァドレスとを関連づけるためのマップ情報として第 1のマップ情報 を使用する場合、 第 1の時刻情報の連続性を表す第 1の連続性情報と、 第 2の時 刻情報の連続性を表す第 2の連続性情報とを作成するとともに、 マツプ情報とし て第 2のマップ情報を使用する場合、 第 2の連続性情報を作成する作成ステップ と、 第 1のマップ情報を使用する場合には、 作成ステップの処理で作成された第 1の連続性情報おょぴ第 2の連続性情報を記録し、 第 2のマップ情報を使用する 際には、 第 2の連続性情報を記録する記録ステップとをコンピュータに実行させ る。
本発明の第 4のデータ記録装置は、 バケツト列で構成されるデータストリーム の記録の種類を判定する判定手段と、 判定手段により記録の種類が第 1の種類で あると判定された場合、 第 1の時刻情報の時間軸を表す第 1の時間軸情報と、 第 2の時刻情報の時間軸を表す第 2の時間軸情報とを作成するとともに、 判定手段 により記録の種類が第 2の種類であると判定された場合、 第 2の時間軸情報を作 成する制御部と、 記録の種類が第 1の種類の場合には、 第 1の連続性情報および 第 2の連続性情報を記録するとともに、 記録の種類が第 2の種類の場合には、 第 2の連続性情報を記録する記録部とを備えることを特徴とする。
前記制御部は、 記録の種類が第 1の種類と判定された場合、 データス トリーム の時刻情報と記録ァドレスに基づく第 1のマツプ情報を生成するとともに、 記録 の種類が第 2の種類と判定された場合、 パケットの到着時刻情報と記録アドレス に基づく第 2のマップ情報を生成し、 記録部は、 第 1のマップ情報、 または第 2 のマップ情報を記録することができる。
—前記第 1の時間軸情報は、 データデータストリームの基準時刻情報に基づいて 生成された時刻情報の時間軸情報であり、 第 2の時間軸情報は、 パケットの到着
時刻に基づいて生成された時刻情報の時間軸情報とすることができる。
本発明の第 4のデータ記録方法は、 パケット列で構成されるデータストリーム の記録の種類を判定する判定ステップと、 判定ステップの処理により記録の種類 が第 1の種類であると判定された場合、 第 1の時刻情報の時間軸を表す第 1の時 間軸情報と、 第 2の時刻情報の時間軸を表す第 2の時間軸情報とを作成するとと もに、 判定ステツプの処理により記録の種類が第 2の種類であると判定された場 合、 第 2の時間軸情報を作成する制御ステップと、 記録の種類が第 1の種類の場 合には、 第 1の連続性情報および第 2の連続性情報を記録するとともに、 記録の 種類が第 2の種類の場合には、 第 2の連続性情報を記録する記録ステップとを含 むことを特徴とする。
本発明の第 8のプログラム格納媒体のプログラムは、 パケット列で構成される データストリームの記録の種類を判定する判定ステップと、 判定ステップの処理 により記録の種類が第 1の種類であると判定された場合、 第 1の時刻情報の時間 軸を表す第 1の時間軸情報と、 第 2の時刻情報の時間軸を表す第 2の時間軸情報 とを作成するとともに、 判定ステップの処理により記録の種類が第 2の種類であ ると判定された場合、 第 2の時間軸情報を作成する制御ステップと、 記録の種類 が第 1の種類の場合には、 第 1の連続性情報および第 2の連続性情報を記録する とともに、 記録の種類が第 2の種類の場合には、 第 2の連続性情報を記録する記 録ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第 8のプログラムは、 パケット列で構成されるデータストリームの記 録の種類を判定する判定ステップと、 判定ステップの処理により記録の種類が第 1の種類であると判定された場合、 第 1の時刻情報の時間軸を表す第 1の時間軸 情報と、 第 2の時刻情報の時間軸を表す第 2の時間軸情報とを作成するとともに、 判定ステップの処理により記録の種類が第 2の種類であると判定された場合、 第 2の時間軸情報を作成する制御ステップと、 記録の種類が第 1の種類の場合には、 第 1の連続性情報おょぴ第 2の連続性情報を記録するとともに、 記録の種類が第 2の種類の場合には、 第 2の連続性情報を記録する記録ステップとをコンビユー
タに実行させる。
本発明のデータ再生装置は、 情報記録媒体から、 データストリームの再生時刻 が参照するところの第 1の時刻情報の不連続点を含まない第 1のバケツト列と、 第 1のパケット列に続く第 1の時刻情報の不連続点を含まない第 2のバケツト列 の間に、 パケットの到着時刻が参照するところの第 2の時刻情報の不連続点が存 在するかどうかを示す情報を再生する再生手段と、 再生手段により再生された情 報に基づいて、 情報記録媒体からの再生を制御する制御手段とを備えることを特 徴とする。
本発明のデータ再生方法は、 情報記録媒体から、 データス トリームの再生時刻 が参照するところの第 1の時刻情報の不連続点を含まない第 1のバケツト列と、 第 1のパケット列に続く第 1の時刻情報の不連続点を含まない第 2のバケツト列 の間に、 バケツトの到着時刻が参照するところの第 2の時刻情報の不連続点が存 在するかどうかを示す情報を再生する再生ステップと、 再生ステップの処理によ り再生された情報に基づいて、 情報記録媒体からの再生を制御する制御ステップ とを含むことを特徴とする。
本発明のプログラム格納媒体は、 情報記録媒体から、 データストリームの再生 時刻が参照するところの第 1の時刻情報の不連続点を含まない第 1のバケツト列 と、 第 1のバケツト列に続く第 1の時刻情報の不連続点を含まない第 2のバケツ ト列の間に、 パケットの到着時刻が参照するところの第 2の時刻情報の不連続点 が存在するかどうかを示す情報を再生する再生ステップと、 再生ステップの処理 により再生された情報に基づいて、 情報記録媒体からの再生を制御する制御ステ ップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、 バケツト列からなるデータストリームを情報記録媒体 から再生するデータ再生装置を制御するコンピュータに、 情報記録媒体から、 デ 一タストリームの再生時刻が参照するところの第 1の時刻情報の不連続点を含ま ない第 1のパケット列と、 第 1のバケツト列に続く第 1の時刻情報の不連続点を 含まない第 2のバケツト列の間に、 パケットの到着時刻が参照するところの第 2
の時刻情報の不連続点が存在するかどうかを示す情報を再生する再生ステップと、 再生ステップの処理により再生された情報に基づいて、 情報記録媒体からの再生 を制御する制御ステップとを実行させる。
本発明の第 3のデータ記録媒体は、 第 1の時刻情報の不連続点を含まない第 1 のパケット列と、 第 1のパケット列に続く第 1の時刻情報の不連続点を含まない 第 2のパケット列の間に、 第 2の時刻情報の不連続点が存在するかどうかを示す 情報が記録されていることを特徴とする。
本発明の第 6のデータ記録装置は、 記録の途中に、 記録ポーズとポーズ解除の 動作があった場合に、 バケツトの到着時刻が参照するところの時刻情報の不連続 点が存在することを示す情報を記録する記録手段を備えることを特徴とする。 本発明の第 6のデータ記録方法は、 記録の途中に、 記録ポーズとポーズ解除の 動作があった場合に、 バケツトの到着時刻が参照するところの時刻情報の不連続 点が存在することを示す情報を記録する記録ステップを含むことを特徴とする。 本発明の第 1 0のプログラム格納媒体は、 記録の途中に、 記録ポーズとポーズ 解除の動作があった場合に、 パケットの到着時刻が参照するところの時刻情報の 不連続点が存在することを示す情報を記録する記録ステップをを含むことを特徴 とする。
本発明の第 1 0のプログラムは、 パケット列からなるデータストリームを情報 記録媒体に記録するデータ記録装置を制御するコンピュータに、 記録の途中に、 記録ポーズとポーズ解除の動作があった場合に、 パケットの到着時刻が参照する ところの時刻情報の不連続点が存在することを示す情報を記録する記録ステップ を実行させる。
本発明の第 4のデータ記録媒体は、 記録の途中に、 記録ポーズとポーズ解除の 動作があった場合に、 バケツトの到着時刻が参照するところの時刻情報の不連続 点が存在することを示す情報が記録されていることを特徴とする。
7 6 本発明の第 3のデータ再生装置は、 第 1の時刻情報の不連続点を含まな い第 1のバケツト列と、 第 1のパケット列に続く第 1の時刻情報の不連続点を含
まない第 2のバケツト列の間に、 パケッ トの到着時刻が参照するところの第 2の 時刻情報の不連続点が存在するかどうかを示す情報を再生する再生手段と、 情報 に基づいて、 情報記録媒体からのデータストリームの再生を制御する制御手段と を備えることを特徴とする。
前記第 2の時刻情報が参照する基準時刻情報を発生する発生手段をさらに備え、 再生手段は、 第 1のパケット列に続いて第 2のパケット列を再生し、 制御手段は、 第 1のバケツト列と第 2のバケツト列の間に第 2の時刻情報の不連続点が存在し ない場合、 第 1と第 2のパケット列を、 連続な基準時刻情報の値に基づいて再生 するようにすることができる。
前記第 2の時刻情報が参照する基準時刻情報を発生する発生手段をさらに備え、 再生手段は、 第 1のパケット列に続いて第 2のパケット列を再生し、 制御手段は、 第 1のバケツト列と第 2のパケット列の間に委第 2の時刻情報の不連続点が存在 する場合、 第 2のパケット列を再生する前に、 基準時刻情報のクロック値をリセ ットするようにすることができる。
本発明の第 3のデータ再生方法は、 第 1の時刻情報の不連続点を含まない第 1 のパケット列と、 第 1のバケツ小列に続く第 1の時刻情報の不連続点を含まない 第 2のパケット列の間に、 パケットの到着時刻が参照するところの第 2の時刻情 報の不連続点が存在するかどうかを示す情報を再生する再生ステツプと、 情報に 基づいて、 情報記録媒体からのデータス トリームの再生を制御する制御ステップ とを含むことを特徴とする。
本発明の第 1 1のプログラム格納媒体は、 第 1の時刻情報の不連続点を含まな い第 1のバケツ ト列と、 第 1のパケッ卜列に続く第 1の時刻情報の不連続点を含 まない第 2のバケツト列の間に、 バケツトの到着時刻が参照するところの第 2の 時刻情報の不連続点が存在するかどうかを示す情報を再生する再生ステップと、 情報に基づいて、 情報記録媒体からのデータス トリームの再生を制御する制御ス テツプとを含むことを特徴とする。
本発明の第 1 1のプログラムは、 パケット列からなるデータストリームが記録
されている情報記録媒体からデータストリームを再生するデータ再生装置を制御 するコンピュータに、 第 1の時刻情報の不連続点を含まない第 1のパケット列と、 第 1のバケツ ト列に続く第 1の時刻情報の不連続点を含まない第 2のバケツト列 の間に、 パケットの到着時刻が参照するところの第 2の時刻情報の不連続点が存 在するかどうかを示す情報を再生する再生ステップと、 情報に基づいて、 情報記 録媒体からのデータストリームの再生を制御する制御ステップとを実行させる。 本発明の第 4のデータ再生装置は、 バケツトの到着時刻を示す時刻情報が参照 する基準時刻情報を発生する発生手段と、 第 1の時刻情報の不連続点を含まない 第 1バケツト列に続いて、 第 1のパケット列に続く第 1の時刻情報の不連続点を 含まない第 2パケット列を再生する再生手段と、 第 1のパケット列と第 2のパケ ット列の間にバケツトの到着時刻を示す時刻情報の不連続点が存在する場合、 第 2のバケツト列を再生する前に、 基準時刻情報のクロック値をリセットする制御 手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第 4のデータ再生方法は、 パケットの到着時刻を示す時刻情報が参照 する基準時刻情報を発生する発生ステップと、 第 1の時刻情報の不連続点を含ま ない第 1パケット列に続いて、 第 1のパケット列に続く第 1の時刻情報の不連続 点を含まない第 2パケット列を再生する再生ステップと、 第 1のバケツト列と第 2のバケツト列の間にパケットの到着時刻を示す時刻情報の不連続点が存在する 場合、 第 2のパケット列を再生する前に、 基準時刻情報のクロック値をリセット する制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第 1 2のプログラム格納媒体は、 パケットの到着時刻を示す時刻情報 が参照する基準時刻情報を発生する発生ステップと、 第 1の時刻情報の不連続点 を含まない第 1パケット列に続いて、 第 1のバケツト列に続く第 1の時刻情報の 不連続点を含まない第 2パケット列を再生する再生ステップと、 第 1のパケット 列と第 2のパケット列の間にバケツトの到着時刻を示す時刻情報の不連続点が存 在する場合、 第 2のパケット列を再生する前に、 基準時刻情報のクロック値をリ セットする制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第 1 2のプログラムは、 パケット列からなるデータストリームが記録 されている情報記録媒体からデータストリームを再生するデータ再生装置を制御 するコンピュータに、 パケットの到着時刻を示す時刻情報が参照する基準時刻情 報を発生する発生ステップと、 第 1の時刻情報の不連続点を含まない第 1パケッ ト列に続いて、 第 1のパケット列に続く第 1の時刻情報の不連続点を含まない第 2バケツト列を再生する再生ステップと、 第 1のバケツト列と第 2のバケツト列 の間にバケツトの到着時刻を示す時刻情報の不連続点が存在する場合、 第 2のパ ケット列を再生する前に、 基準時刻情報のクロック値をリセットする制御ステツ プとを実行させる。
本発明の第 1のデータ記録装置においては、 第 1の時刻情報の連続性を表す第 1の連続性情報、 パケットの到着時刻を示す第 2の時刻情報の連続性を表す第 2 の連続性情報、 および第 2の時刻情報の不連続点を含まない第 2のバケツト列毎 の識別情報のオフセット値が情報記録媒体に記録される。
本発明の第 1のデータ再生装置においては、 情報記録媒体から再生された、 第 1の時刻情報の連続性を表す第 1の連続性情報、 パケットの到着時刻を示す第 2 の時刻情報の連続性を表す第 2の連続性情報、 前記第 1の時刻情報の不連続点を 含まない第 1のバケツト列を識別するための識別情報、 および第 2の時刻情報の 不連続点を含まない第 2のバケツト列毎に付加された識別情報のオフセット値に 基づいて、 情報記録媒体からのデータストリームの再生が制御される。
本発明の第 2のデータ記録装置においては、 パケットのアドレスと、 オフセッ ト時刻情報が情報記録媒体に記録される。
本発明の第 2のデータ再生装置においては、 到着時刻情報の不連銃点を含まな いバケツト列毎の開始パケッ トのアドレスと、 パケッ ト列毎のオフセッ ト時刻情 報が再生され、 再生された情報に基づいて、 情報記録媒体からのデータストリー ムの再生が制御される。
本発明の第 1のデータ編集装置においては、 データストリームの一部が削除す るように指示された場合、 第 1のバケツト列を識別する識別情報が変化しないよ
うに、 第 2のパケット列毎に、 第 1のパケット列に対する識別情報のオフセット 値が付加されるように制御される。
本発明の第 2のデータ編集装置においては、 データストリームの一部が削除す るように指示された場合、 パケット列毎に、 到着時刻情報の時間軸のスタートタ ィムが付加されるように制御される。
本発明の第 3のデータ記録装置においては、 関連づけ情報が第 1の関連づけ情 報であると判定された場合、 第 1の時刻情報の連続性を表す第 1の連続性情報と、 第 2の時刻情報の連続性を表す第 2の連続性情報とが作成され、 それに基づいて 第 1の関連づけ情報が生成、 記録され、 関連づけ情報が第 2の関連づけ情報であ ると判定された場合、 第 2の連続性情報が作成され、 それに基づいて、 第 2の関 連づけ情報が作成、 記録される。
本発明の第 4のデータ記録装置においては、 記録の種類が第 1の種類であると 判定された場合、 データス トリームが解析され、 第 1の時刻情報の連続性を表す 第 1の連続性情報と、 第 2の時刻情報の連続性を表す第 2の連続性情報とが作成 され、 それに基づいて、 第 1の関連づけ情報が作成、 記録され、 記録の種類が第 2の種類であると判定された場合、 第 2の連続性情報が作成され、 それに基づい て、 第 2の関連づけ情報が作成、 記録される。
本発明の第 5のデータ記録装置においては、 第 1の時刻情報の不連続点を含ま ない第 1のバケツト歹 と、 第 1のパケット列に続く第 1の時刻情報の不連続点を 含まない第 2のパケット列の間に、 第 2の時刻情報の不連続点が存在するかどう かを示す情報が記録される。
本発明の第 6のデータ記録装置においては、 記録の途中に、 記録ポーズとポー ズ解除の動作があった場合に、 パケットの到着時刻が参照するところの時刻情報 の不連続点が存在することを示す情報が記録される。
本発明の第 3のデータ再生装置においては、 第 1の時刻情報の不連続点を含ま ない第 1のパケット歹 IJと、 第 1のパケット列に続く第 1の時刻情報の不連続点を 含まない第 2のバケツト列の間に、 バケツトの到着時刻が参照するところの第 2
の時刻情報の不連続点が存在するかどうかを示す情報が再生される。
本発明の第 4のデータ再生装置においては、 第 1のパケット列と第 2のバケツ ト列の間にバケツトの到着時刻を示す時刻情報の不連続点が存在する場合、 第 2 のパケット列を再生する前に、 基準時刻情報のクロック値がリセッ 卜される。 図面の簡単な説明
図 1は、 本発明が適用される記録再生システムで用いる記録媒体上のアプリケ ーシヨンフォ一マツトの構造を説明する図である。
図 2は、 ディレク トリ構造を説明する図である。
図 3は、 DVR MPEG- 2のトランスポートストリームの構造を説明する図である c 図 4は、 source— packetのシンタクスを示す図である。
図 5は、 TP— extra— header ()のシンタクスを示す図である。
図 6は、 DVR MPEG - 2 トランスポートストリ一ムレコーダモデルの構成を示 すプロック図である。
図 7は、 DVR MPEG— 2 トランスポートス トリームプレーヤモデルの構成を示 すブロック図である。
図 8は、 Cl ip I nformat i on fi l eのシンタクスを示す図である。
図 9は、 ATC- sequenceを説明する図である。
図 1 0は、 ATCの不連続点と ATC- sequencesの関係を説明する図である。
図 1 1は、 連続な STC区間について説明する図である。
図 1 2は、 STCの不連続点と STC- sequenceの関係を説明する図である。
図 1 3は、 S equenceI nfo ()のシンタクスを示す図である。
図 1 4は、 Pro gram- s equenceを説明する図である。
図 1 5は、 Pro gramlnfo Oのシンタクスを示す図である。
図 1 6は、 S treamCodinglnfo Oのシンタクスを示す図である。
図 1 7は、 s tream_codi ng— typeを説明する図である。
図 1 8は、 video— formatを説明する図である。
図 1 9は、 frame ateを説明する図である。
図 2 0は、 display— aspect—ratioを説明する図である。
図 2 1は、 audio— presentation— typeを説明する図である。
図 2 2は、 sampling— frequencyを説明する図である。
図 2 3は、 CPI0のシンタクスを示す図である。
図 2 4は、 EP_nmpを説明する図である。
図 2 5は、 Tl napを説明する図である。
図 2 6は、 TU_mapのシンタクスを説明する図である。
図 2 7は、 PlayList fileのシンタクスを示す図である。
図 2 8は、 PlayList()のシンタクスを示す図である。
図 2 9は、 EP— map typeの PlayListを説明する図である。
図 3 0は、 TU— map typeの PlayListを説明する図である。
図 3 1は、 EP— map typeの PlayListの時間情報と AVス トリームファイルの 中のァドレス情報の関係を説明する図である。
図 3 2は、 TU— map typeの PlayListの時間情報と AVス トリームファイルの 中のァドレス情報の関係を説明する図である。
図 3 3は、 PlayltetnOのシンタクスを示す図である。
図 3 4は、 AVストリームが新しい Clipとして記録されるときの Clipと PlayListの関係を説明する図である。
図 3 5は、 Virtual PlayListの作成について説明する図である。
図 3 6は、 Real PlayListの再生区間の一部分を消去したときの Clipと PlayListの関係を説明する図である。
図 3 7は、 ミニマイズ編集を説明する図である。
図 3 8は、 Clip AVストリームのデータを部分的に消去したときに、 Clipの 中に生成される ATC-sequenceを説明する図である。
図 3 9は、 Clip AVストリームのデ タを部分的に消去したときの ATC- sequence, STし一 sequenceおよぴ program— sequenceの関係を |¾明する |¾であ '
図 4 0は、 CPIが EP_mapである Clip AVス トリームの一部分を消去したとき の Clipと PlayListの関係を説明する図である。
図 4 1は、 CPIが EP_mapである Clip AVストリームの一部分を消去したとき に、 Clipファイルが 2つに別れる場合を説明する図である。
図 4 2は、 CPIが TU— mapである Clip AVス トリームの一部分を消去したとき の Clipと PlayListの関係を説明する図である。
図 4 3は、 本発明の動画像記録再生装置の構成を示すプロック図である。 図 44は、 Clipの作成処理を説明するフローチヤ一トである。
図 4 5は、 Sequecelnfoの作成処理を説明するフローチヤ一トである。
図 4 6は、 Programlnfoの作成処理を説明するフローチャートである。
図 4 7は、 EP— mapの作成処理を説明するフローチャートである。
図 4 8は、 Clipの CPIの種類によって Clipの情報の作成方法が違うことを 説明するフローチャートである。
図 4 9は、 Real PlayListの作成処理を説明するフローチャートである。 図 5 0は、 Virtual PlayListの作成処理を説明するフローチャートである。 図 5 1は、 EP_maPタイプの PlayListの再生処理を説明するフローチヤ一ト である。
図 5 2は、 EP— mapタイプの PlayListに対するミニマイズ編集処理を説明す るフローチヤ一トである。
図 5 3は、 ミニマイズのオペレーションを説明する図である。
図 5 4は、 ミ -マイズ時の IN_timeの前の不要なストリームデータの消去を 説明する図である。
図 5 5は、 ミ二マイズ時の OUT— timeの後ろの不要なストリームデータの消去 を説明する図である。
図 5 6は、 TU— mapタイプの PlayListの再生方法を説明するフローチャート である。
図 5 7は、 図 5 6のステップ S 3 0 3の処理の詳細を説明するフローチヤ一ト
である。
図 5 8は、 TU_mapタイプの PlayList に対するミ-マイズ編集の処理を説明 するフローチヤ一トである。
図 5 9は、 図 5 8のステップ S 5 0 2の処理の詳細を説明するフ口 チヤ一ト である。
図 6 0は、 EP— mapタイプと TUjiapタイプの各 PlayListに対するミニマイズ 編集の処理での Clip Information fileの更新を説明するフローチャートであ る。 '
図 6 1は、 EP_mapタイプの PlayListの場合に、 2個の ATCシーケンスの境界 で 2個の Playltetnに分かれている場合を説明する図である。
図 6 2は、 EP_mapタイプの PlayListの場合に、 連続な ATCシーケンス上に ある 2個の STCシーケンスの境界で Playlteraが分かれている場合を説明する図 である。
図 6 3は、 AVストリ ムを記録する時に、 EP— mapタイプの PlayListを作成 する場合のフローチャートである。
図 6 4は、 TU_mapタイプの PlayListの場合に、 2個の ATCシーケンスの境界 で 2個の Playltemに分かれている場合を説明する図である。
図 6 5は、 AVストリームを記録する時に、 TU— mapタイプの PlayListを作成 する場合のフローチヤ一トである。
図 6 6は、 EP_mapタイプの PlayListを再生する時のフローチャートを説明 する図である。
図 6 7は、 TU— map タイプの PlayList を再生する時のフローチャートである ; 図 6 8は、 記録媒体の記録領域を説明する図である。 発明を実施するための最良の形態
以下に、 本発明の実施の形態について、 図面を参照して説明する。
図 1は、 記録媒体 (後述する図 4 3の記録媒体 1 0) 上のアプリケーションフ
ォーマツトの簡単化された構造を示している。 このフォーマツトは、 AVストリ ームの管理のために PlayLi st と Cl ipの 2個のレイヤをもつ。 そして、 Volume Informationは、 ディスク内のすべての Clipと PlayListの管理をする。
1個の AV ストリームと、 それの付属情報のペアを 1個のオブジェク トと考え、 それを Clip と呼ぶ。 AVス トリームファイルは Clip AVス トリームファイルと 呼ばれ、 その付属情報は、 Clip Information fi leと呼ばれる。
1個の Cl ip AVス トリームフアイノレは、 MPEG2 トランスポートス トリームを DVR (Digital Video Recording) アプリケーションフォーマットによって規定 される構造に配置したデータをストァする。
一般に、 コンピュータ等で用いるデータファイルは、 バイ ト列として扱われる 力 Cl ip AVス トリームファイルのコンテンツは、 時間軸上に展開され、
PlayLi stは、 Clipの中のアクセスポィントを主にタイムスタンプで指定する。 PlayLi st によって、 Clipの中のアクセスポイントのタイムスタンプが与えら れた時、 Clip Information fi leは、 Cl ip AVストリームフアイ/レの中でスト リームのデコードを開始すべきァドレス情報を見つけるために役立つ。
PlayLi stは、 Cl ipの中からユーザが見たい再生区間を選択し、 それを簡単に 編集することができることを目的にして導入された。 1つの PlayLi stは、 Clip の中の再生区間の集まりである。 ある Cl ipの中の 1つの再生区間は、 Playltem と呼ばれ、 それは、 時間軸上の IN点と OUT点のペアで表される。 それゆえ、 PlayListは、 Playlteraの集まりである。
PlayLi stには、 2つのタイプがある。 1つは、 Real PlayListであり、 もう 1つは、 Virtual PlayListである。
Real PlayLi stは、 それが参照している Clipのス トリーム部分を共有してい るとみなされる。 すなわち、 Real PlayListは、 それが参照している Cl ipのス トリーム部分に相当するデータ容量をディスクの中で占める。 AVス トリームが 新しい Clipとして記録される場合、 その Cl ip全体の再生可能範囲を参照する Real Pl ayLi stが自動的に作られる。 Real PlayListの再生範囲の一部分が消
去された場合、 それが参照している Cl ipのストリーム部分のデータもまた消去 される。
Virtual PlayListは、 Cl ipのデータを共有していないとみなされる。
Virtual PlayListが変更または消去されたとしても、 Clipは何も変化しない。 なお、 以下の説明においては、 Real PlayLi st と Virtual PlayLi stを総称し て単に、 PlayListと呼んでいる。
DVRディスク上に必要なディレク トリは、 次の通りである。
"DVR"ディレク トリを含む rootディレクトリ
"PLAYLIST ディレク トリノ' CLIPINF"ディレク トリ, "STREAM"ディレク トリ および DATA"ディレク トリを含む DVR"ディレク トリ
rootディレクトリの下に、 これら以外のディレクトリを作っても良いが、 そ れらは、 この DVRアプリケーションフォーマットでは、 無視される。
図 2に、 DVRディスク上のディレク トリ構造の例を示す。 同図に示されるよう に、 rootディレクトリは、 1個のディレク トリを含む。 DVR" -- DVRアプリケ —ションフォーマツ トによって規定されるすべてのファイルとディレク トリは、 このディレク トリの下にストァされなければならない。
〃DVR ディレク トリは、 以下に説明するディレク トリを含む。
"PLAYLIST" 一一 Real PlayList と Virtual PlayListのデータべ一スフアイノレ は、 このディレク トリの下に置かなければならない。 このディレク トリは、 PlayListが 1個もなくても存在しなければならない。
"CLIPINF" ― Clipのデータベースは、 このディレク トリの下に置かなければ ならない。 このディレク トリは、 Clipが 1個もなくても存在しなければならな い。
"STREAM" - - AVス トリームファイルは、 このディ レク トリの下に置かなければ ならない。 このディレク トリは、 AVストリームファイルが 1個もなくても存在 しなければならない。
"PLAYLIST"ディレク トリは、 2種類の PlayListファイルをストアするもので
あり、 それらは、 Real PlayList t Virtual PlayUstである。
" xxxx. rpls" -- このファイルは、 1個の Real PlayListに関連する情報をス トァする。 それぞれの Real PlayList毎に、 1個のファイルが作られる。 ファ ィル名は、 xxxxx.rpls"である。 ここで、 xxxxx "は、 5個の 0から 9まで数字 である。 ファイル拡張子は、 "rpls"でなければならない。
"yyyyy. vpls" ― このフアイノレ fまヽ 1個の Virtual PlayList Iこ関連する f青幸艮 をストアする。 それぞれの Virtual PlayList毎に、 1個のファイルが作られる c フアイノレ名は、 yyyyy. vpls〃である。 ここで、 〃yyyyy〃は、 5個の 0力、ら 9まで 数字である。 ファイル拡張子は、 "vpls でなければならない。
CLIPINF"ディレクトリは、 それぞれの AVストリームファイルに対応して、
1個のファイルをストァする。
"zzzzz. clpi" -- このファイルは、 1個の ス ト リームファイスレ(Clip AVス トリームフアイ/レ または Bridge- Clip AVス トリームファイル)に対応する Clip Information file である。 フ了イノレ名ま、 "zzzzz. clpi"であり、 ここで、 "zzzzz"は、 5個の 0から 9までの数字である。 ファイル拡張子は、 "clpi"でな ければならない。
"STREAM"ディレク トリは、 AVストリームのファイルをス トァする。
"zzzzz. m2ts" -- このファイルは、 DVRシステムにより扱われる AVストリーム ファイルである α これは、 Clip AVス ト リームファイルまたは Bridge-Clip AV ストリームファイルである。 ファイル名は、 "zzzzz.m2ts"であり、 ここで
"zzzzz"は、 5個の 0から 9までの数字である。 フアイノレ拡張子は、 〃m2ts"でな ければならない。
1個の AV ス トリームファイルとそれに対応する Clip information file は、 同じ 5個の数字" zzzzz"を使用しなければならない。
その他のディレク トリとファイル名は、 本発明の実施の形態を説明するために 必要ないので、 説明を省略する。 ■
次に、 AVストリームファイルの構造を説明する。 AVストリームファイルは図
3示す DVR MPEG2 トランスポートストリームの構造を持たなければならない。 DVR MPEG2 トランスポートストリームは次に示す特徴を持つ。
1 ) DVR MPEG2 トランスポートス トリームは、 整数個の Aligned unit力、ら構成 される。
2) Aligned unitの大きさは、 6144 ノ ィ ト (2048X3 バイ ト)である。
3) Aligned unitは、 ソースパケッ トの第 1バイト目から始まる。
4) ソースパケットは、 192バイト長である。 1個のソースパケットは、
TP一 extra— headerとトランスポートパケットカ ら成る。 TP— extra— headerは、 4 バイト長であり、 またトランスポートパケットは、 188バイト長である。
5) 1個の Aligned unitは、 32個のソースパケットから成る。
6) DVR MPEG2 トランスポートス トリームの中の最後の Aligned unitも、 また 32個のソースパケットカ、ら成る。
7) 最後の Aligned unitが、 入力トランスポートストリームのトランスポート バケツトで完全に満たされなかった場合、 残りのバイ ト領域をヌルパケット (PID=OxlFFFのトランスポートパケット) を持ったソースパケットで満たさね ばならない。
Source packet のシンタクスを図 4に示す。
TP— extra一 header ()は、 4バイ ト長のヘッダである。 また、
transport— packet () は、 IS0/IEC 13818-1で規定される 188バイ ト長の MPEG- 2 トランスポートパケットである。
TP一 extra— headerのシンタクスを図 5に示す。
copy一 permission— indicatorは、 対 する卜ランスポー卜ノ ケッ卜のペイ 口 一ドのコピー制限を表す整数である。
arrival— time— stampは、 AVストリームの中で、 対応するトランスポートパケ ットがデコーダ (後述する図 4 3の AVデコーダ 1 6が対応する) に到着する時 刻を示すタイムスタンプである。 これは、 後述する式(1)の中で
arrival— time— stampによって指定される値を持つ整数値である。
図 6は、 DVR MPEG- 2 トランスポートス トリームのレコーダモデル (後述する 図 4 3の動画像記録再生装置 1が対応する) を示す。 これは、 レコーディングプ 口セスを規定するための概念上のモデルである。 DVR MPEG- 2 トランスポートス トリームは、 このモデルに従っていなければならない。
MPEG- 2 トランスポートス トリームの入力タイミングについて説明する。
•入力 MPEG2 トランスポートス トリームは、 フルトランスポートス トリームま たはパーシャルトランスポートストリームである。
•入力 MPEG2 トランスポートス トリームは、 ISO/IEC13818-1または
IS0/IEC13818-9に従っていなければならない。
- MPEG2 トランスポートストリームの i番目のバイ トは、 T- STD CIS0/IEC
13818-1で規定される Transport stream system target decoder) 2 0 1 (図 4 3の AVデコーダ 1 6が対応する) とソースパケッタイザ (source
packetizer) 2 0 4 (図 4 3のソースバケツタイザ 2 9が対応する) へ、 時刻 t (i)に同時に入力される。
27MHz PLL 2 0 2 (図 4 3の動画像記録再生装置 1では、 制御部 1 7に内蔵さ れている) について説明する。
27MHzクロックの周波数は、 MPEG-2 トランスポートス トリームの PCR (Program Clock Reference)の値に口ックしなければならない。
arrival time c lockについて説明する。
'ァライノ レタイムクロックカウンタ (Arrival t ime cl ock counter) 2 0 3 (図 4 3の動画像記録再生装置 1では、 制御部 1 7に内蔵されている) は、 27MHz PLL 2 0 2が出力する 27MHzの周波数のパルスをカウントするバイナリー カウンターである。
■ Arrival— time— clock (i)は、 刻 t U)における Arrival time clock counter 2 0 3のカウント値である。
ソースパケッタイザ 2 0 4について説明する。
. ソースハ°ケッタイザ 2 0 4は、 すべてのトランスポートノ ケットに
TP— extra— headerを付力 Dし、 ソースバケツトを作る。
- Arrival_time_stam は、 トランスポートパケットの第 1バイト目力 S T— STD 2 0 1とソースパケッタイザ 2 0 4の両方へ到着する時刻を表す。
Arrival— t ime— stamp (k)は、 等式(1)で示されるように、
Arrivaし Utue_c:Lock (k)のサンプル値であり、 ここで、 kはトランスポートパケ ットの第 1バイ ト目を示す。
■t ime— stamp (k) = arrival— time— clock (k) % 230 ( 1 ) ライ トバッファ (Write Buffer) 2 0 5 (図 4 3の動画像記録再生装置 1で は、 書き込み部 3 2に内蔵されている) について説明する。
· Rmaxは、 ソースパケッタイザ 2 0 4からライトバッファ 2 0 5へのソースパ ケットストリームの入力ビットレートである。 入力トランスポートストリームの 最大ビットレートを rs— recording— rateとすると、 Rmaxは次のように計算され る。
Rmax - TS一 recordi ng一 rate X 192/188
Rudは、 ライトバッファ 2 0 5から DVR ドライブ (DVR drive) 2 0 6 (図 4 3の動画像記録再生装置 1では、 書き込み部 3 2に内蔵されている) への出力ビ ットレートである。
• ライ トバッファ 2 0 5が空でない時のバッファからのソースバケツトストリー ムの出力ビットレートは Rudである。 バッファが空である時、 バッファからの 出力ビットレートはゼロである。
DVR ドライブ 2 0 6は、 T- STD 2 0 1への各バケツトの到着時刻に対応する ATSが付加された、 ライトバッファ 2 0 5からの各パケットを、 ディスク (図 4 3の記録媒体 1 0に対応する) に記録する。
図 7は、 DVR MPEG- 2 トランスポートス ト リームのプレーヤモデノレ (図 4 3の 動画像記録再生装置 1が対応する) を示す。 これは、 再生プロセスを規定するた めの概念上のモデルである。 DVR MPEG- 2 トランスポートストリームは、 このモ デルに従っていなければならない。
リ一ドバッファ (Read buffer) 2 2 2 (図 4 3の動画像記録再生装置 1では、 読み出し部 1 1に内蔵されている) について説明する。
■ Rudは、 DVR ドライブ (DVR dri ve) 2 2 1 (図 4 3の動画像記録再生装置 1 では、 読み出し部 1 1に内蔵されている) からリードバッファ 2 2 2への入力ビ ッ トレートである。
• リードバッファ 2 2 2がフルでない時のバッファへのソースパケットストリー ムの入力ビットレートは Rudである。 バッファがフルである時、 ノ ッファへの 入力は止められる。
■ Rmaxは、 リードバッファ 2 2 2からソースデバケツタイザ (source
depacketizer) 2 2 3 (図 4 3のソースデバケツタイザ 1 4が対応する) への ソースバケツトストリームの出力ビットレートである。
ァライノくノレタイムクロックカウンタ (arrival t ime clock counter) 2 2 5 (図 4 3の動画像記録再生装置 1では、 制御部 1 7に内蔵されている) について 説明する。
■ァライバルタィムクロックカウンタ 2 2 5は、 27MHz クリスタル発振器
(27匪 zX- tal ) 2 2 4 (図 4 3の動画像記録再生装置 1では、 制御部 1 7に内 蔵されている) が発生する 27MHzの周波数のパルスをカウントするバイナリー カウンターである。
•現在のソースパケットカ ス トリームフアイノレの最初のソースパケットであ る力 \ または後述する Sequencelnfo Oの中で SPN— ATC_start が指すところの ソースパケットである場合、 そのパケットの arrival time stampの値でァライ バ_ /レタイムクロックカウンタ 2 2 5のカウント値をリセットする。
- Arri val— t ime— c lock (i )は、 時刻 t (i)におけるァライパルタイムクロックカ ゥンタ 2 2 5のカウント値である。
MPEG-2 トランスポートス トリームの出力タイミングについて説明する。
'現在のソ スノ ケットの arrival— t ime一 stamp力 S arriva丄ー time—clock (i)の LSB 30ビットの値と等しい時 そのソースパケットのトランスポートバケツト
は、 バッファから引き抜かれる。
次に、 AVストリームファイルの再生情報を管理するデータベースフォーマツ トについて説明する。
図 8は、 Cl ip Information fi leのシンタクスを示す。 Clip Information fileは、 Sequencelnfo O , Pro raralnf o () , CPI ()を持つ。
Sequence Info_start_address (ま、 zzzzz. c丄 piフアイノレの先頭の/くィ トカ ら の相対バイ ト数を単位として、 Sequencelnfo Oの先頭ア ドレスを示す。 相対バ ィト数はゼロからカウントされる。
Programlnfo— Start— address ίま、 ζζζζζ. clpi ファイスレの先頭のノ イトカ らの 相対バイ ト数を単位として、 Programlnfo Oの先頭アドレスを示す。 相対バイト 数はゼロからカウントされる。
CPI— Start—address ίま、 zzzzz. clpiフアイノレの先頭のノ ィトカ らのネ目対ノ ィ ト数を単位として、 CPI 0の先頭アドレスを示す。 相対バイト数はゼロからカウ ントされる。
その他のシンタクスフィールドは、 本発明の実施の形態を説明するために必要 ないので、 説明を省略する。
Sequencelnfo 0は、 Cl ip AV streamの中の ATC- sequenceと STC- sequence の情報を定義する。
ATC- sequenceについて説明する。 AVストリームファイルを構成する各ソース パケットの arrival time stamp (ATS) に基づいて作られる時間軸を、 ァライ バノレタイムベースと呼び、 そのクロックを、 ATC (Arrival Time Clock)と呼ぶ c そして、 ATCの不連続点 (ァライバルタイムベースの不連続点) を含まないソー スノヽ。ケッ卜列を、 ATC - s equence と呼ぶ。
図 9は、 ATC- sequenceについて説明する図である。 入力トランスポートス ト リ ムを Cl ip AVス トリームファイルとして新しく記録する時、 その Cl ipは ATCの不連続点を含んではならず、 ただ 1つの ATC- sequenceを持つ。 ATCの不 連続点は、 編集等によって Clip AVストリームファイルのストリームデータを
部分的に消去した場合にだけ作られることを想定している。 これについての詳細 は後述する。
AVス トリームファイルの中で、 新しい ATCが開始するアドレス、 すなわち、 ATC— s equenceのスタートアドレスを、 Sequence lnfo ()にストアする。 このアド レスは、 SPN_ATC— startにより示される。
AVストリームフアイノレの中にある最後の ATC-s equence以外の ATC— sequence は、 その SPN_ATC_startで指されるソースパケットから開始し、 その次の
SPN_ATC— s tart で指されるソースバケツトの直前のソースパケットで終了する c 最後の ATC- s equenceは、 その SPlATC_s tartで指されるソースパケットから 開始し、 AVス トリームファイルの最後のソースパケットで終了する。
図 1 0は、 ATCの不連続点と ATC- sequenceの関係を説明する図である。 この 例の場合、 Cl ip AVス トリームファイルは、 2個の ATC不連続点を持ち、 3個の ATC-sequenceを持つ。
STC_sequence Iこつレヽて説明する。 STC (System Time Cl ock)の定義 fま、 MPEG— 2で規定されている定義に従う。 すなわち、 これは、 トランスポートス トリーム の中の PCR (Program Clock Re ference)に基づいて作られる時間軸であるシステ ムタイムベースのクロックである。 STCの値は 90kHz精度、 33ビット長のバイ ナリーカウンタのカウント値で表される。
図 1 1は、 連続な STC区間について説明する図である。 ここで横軸は、
Arrival Time Clock (またはァライバルタイムベース) であり、 縦軸は STC (またはシステムタイムベース) である。 Cas e- 1の場合、 STCは単調増加して おり、 その区間の STCは連続である。 Cas e- 2の場合、 33ビットの STCが途中で ラップアラウンドしている。 STCのラップアラウンド点は STCの不連続ではない, ラップアラウンドしても STCは連続である。
STCの不連続は、 放送局が伝送系を切り替えた場合、 記録側が記録するチャン ネルを切り替えた場合、 ユーザが編集操作を行った場合などに発生する。
STCの不連続点 (システムタイムベースの不連続点) を含まないソースバケツ
ト列を、 STC-sequenceと呼ぶ。 なお、 同じ STC— sequenceの中で同じ STCの値 は、 決して現れない。 そのために、 Clipの最大時間長を、 33ビットの STCのラ ップアラウンド周期 (約 26時間) 以下に制限している。
AVス トリームファイルの中で、 新しい STCが開始するアドレス、 すなわち、 STC-sequenceのスタートアドレス力 S、 Sequence lnfo Oにス トアされる。 このァ ドレスは、 SPN—STC— startにより示される。
STC- sequenceは、 ATC - sequenceの境界をまたぐことはない。
AVス 卜リームフアイノレの中 ίこある最後の STC— s equence以外の STC— sequence は、 その SPN—STC_startで指されるソースパケットから開始し、 その次の
SPN—STC— s tart で指されるソースパケットの直前のソースパケットで終了する, 最後の STC-sequenceは、 その SPN_STC— s tartで指されるソースパケットから 開始し、 AVス トリームファイルの最後のソースバケツトで終了する。
図 1 2 {ま、 STCの不連続点と STC-sequenceの関係、 および STC— sequenceと ATC-sequenceの関係を説明する図である。 この例の場合、 Cl ip AVス ト リーム ファイルは、 3個の STCを持ち、 3個の STC- sequenceを持つ。 1つの STC- sequence力 ATC- s equenceの境界をまたぐことはない。
AVストリームが STCの不連続点を持つ場合、 モの ストリームファイルの中 で同じ値の PTSが現れるかもしれない。 そのため、 AVス トリーム上のある時刻 を PTSベースで指す場合、 アクセスポイントの PTSだけではそのポィントを特 定するためには不十分である。 PTSに加えて、 その PTSを含むところの STC sequenceのィンデッタスが必要である。 そのィンデッタスを STC- i dと呼ぶ。 図 1 3は、 S equencel nfo Oのシンタクスを示す。
l ength ίま、 この l engthフィ一ノレドの直後のノ ィトカ ら Sequence lnfo ()の最 後のバイ トまでのバイ ト数を示す。
num— of— ATC— s equences fま、 AVス ト リームフアイノレの中^:ある ATC— s equence の数を示す。
SPN一 ATC— start [ atc— i d]は、 AVス トリームファイル上で ate一 i dによって指さ
れる ATC- sequenceが開始するアドレスを示す。 SPN_ATC_start [atc_id]は、 ソ ースバケツト番号を単位とする大きさであり、 AVストリームフアイノレの最初の ソースバケツトからゼロを初期値としてカウントされる。
Sequencelnfo ()の中の最初の SPN— ATC— start[0]は、 ゼロである。 また、 SequencelnfoOの中でェントリ一される SPN— ATC— start [ate— id]の値は、 昇順 に並んでいる。 すなわち、 SequencelnfoOの中でエントリ一される
SPN_ATC_start[atc_id]は、 次の条件を満たす。
SPN_ATC_start[0] = 0
0 く ate— id く num一 of—AT C— sequences なる ate— id こつレヽて、
SPN—ATC— start [ate— id -1] く SPN一 ATC— start [ate— id]
num一 of一 STC—sequences [ate一 id]は、 ate— idによつて指されな ATC- sequence 上にある STC - sequenceの数を示す。
offset— STC— id[atc_id!Uま、 ate— id ίこよって指される ATC— sequence上【こ る最初の STC - sequenceに対する set一 id のオフセッ卜値を示す。 AVス 卜リーム ファイルを新たに記録する時、 offset_STC_id[atc__id]は、 ゼロである。
ate一 id こよって指される ATC— sequence上こある STC— sequence Iこ対応する stc— idの値は、 シンタクス中の stc— idの for- loopによって記述される順番に よつて定義され、 その値は off set— STC— id [atc_id]から開始する。
Sequencelnfo ()の中で定義される連続する 2個の ATC— sequence (こつ ヽて、 flH則の ATC— sequence上にある最後の STC— sequenceに対する stc— id とそれに 続く ATC— sequence上こある最初の STC— sequence 【こ対する stc— id fま、 同じ値 でも良い。 もし、 これら 2個の stc—id が同じ値の場合、 それらの値で参照さ れる 2個の STC- sequenceの中で同じ STCの値が現れることはない。
Sequencelnfo ()の中でェントリーされる stc— idの値は、 昇順に並ばなければ ならない。 offset— STC_id[atc一 id]は、 この制限を満たすように値がセットされ る。
PCR一 PID[atc— id] [stc— id] ίま、 ate— id よって指される ATC— sequence上 tこ
あるところの stc_idによって指される STC-sequence に有効な PCRを持つトラ ンスポートパケットの PIDの値である。
SPN— STC_start[a"tc— id] [stc— id]は、 ate— idによって旨される ATC— sequence上にあるところの stc— idによって指される STC_sequence 力 AVス トリームファイル上で開始するアドレスを示す。
SPN_STC_start[atc_id] [stc— id]は、 ソースパケット番号を単位とする大きさ であり、 AVストリームファイルの最初のソースバケツトからゼロを初期値とし てカウントされる。
SequeticelnfoOの中でェン卜 'J一される SPN—STC— start [ate— id] [stc— id]の 値は、 昇順に並んでいる。 atc_idによって指される ATC- sequence上にある最 初の SPN_STC_start[atc_id] [stc— id] は、 SPN— ATC_start [atc_id]以上の値で ある。 すなわち、 次の条件を満たす。
SPN_ATC_start [atc_id] <= SPN_STC_start [atc_id] [θ]
presentation— start— time [ate一 id] [stc一 id]は、 ate— idによつて指される ATC— sequence Jbtこある stc_id こよって指される STC— sequence上こ feる AV ス トリームデータのプレゼンテーション'スタート'タイムを示す。 これは、 そ の STC - sequenceの STCから導かれる 45 kHzを単位とするプレゼンテ ショ ン 'タイムの値である。
presentation_end_time[atc_id] Lstc— id]は、 atc_idによって指されな ATC— sequence上(こある stc— id (こよって指される STC— sequence上こある AV ストリームデータのプレゼンテーション 'エンド ·タイムを示す。 これは、 その STC-sequenceの STCから導かれる 45 kHzを単位とするプレゼンテーション.タ ィムの値である。
次に、 ProgramlnfoOについて説明する。 プログラムは、 エレメンタリストリ ームの集まりであり、 これらのストリームの同期再生のために、 ただ 1つのシス テムタイムベースを共有するものである。
再生装置 (後述する図 43の動画像記録再生装置 1) にとつて、 AVストリー
ムのデコードに先だち、 その AVストリームの内容がわかることは有用である。 この内容とは、 例えば、 ビデオやオーディオのエレメンタリーストリームを伝送 するトランスポートバケツトの PIDのィ直や、 ビデオやオーディオのコンポーネ ント種類 (例えば、 HDTVのビデオと MPEG- 2 AACのオーディォス ト リームな ど) などの情報である。
この情報は AVストリームを参照するところの PlayLi stの内容をユーザ一に 説明するところのメ-ユー画面を作成するのに有用であるし、 また、 AVストリ ームのデコードに先だって、 再生装置の AVデコーダ 1 6 (後述する図 4 3 ) お ょぴデマルチプレクサ 1 5 (後述する図 4 3 ) の初期状態をセットするために役 立つ。 この理由のために、 Cl ip Informat ion fi l eは、 プログラムの内容を説 明するための Programlnfoを持つ。
MPEG2 トランスポートス トリームをス トァしている AV ス トリームファイルは、 ファイルの中でプログラム内容が変化するかもしれない。 例えば、 ビデオエレメ ンタリーストリームを伝送するところのトランスポートバケツトの PIDが変化 したり、 ビデオス ト リームのコンポーネント種類が SDTVから HDTVに変化する などである。 Programlnfoは、 AVス トリームファイルの中でのプログラム内容 の変化点の情報をストァする。
AVス トリームファイルの中で本フォーマツトが規定するプログラム内容が一 定であるソースパケット列を、 rogram-sequence と呼ぶ。
AVス トリームファイルの中で、 新しい program— sequence力開始するアドレ スを Programlnfo ()にス トァする。 このァ ドレスは、
SPN—program— sequence— startにより不され o。
AVストリームフアイルの中にある最後の program-sequence以外の rogram- sequence ίま、 その SPN— program— sequence—startで指されるソースノ ケッ卜力 ら開始し、 その次の SPN— program一 sequence一 startで指されるソースノヽ0ケッ卜 の直前のソースパケットで終了する。 最後の program— sequenceは、 その
SPN一 program一 sequence— startで ί旨されるソースノヽ0ケッ卜力 ら開台し、 AVス 卜
リームファイルの最後のソースパケットで終了する。
図 1 4は、 program-sequenceを説明する図である。 この例の場合、 Cl ip AV ス 卜リームフアイノレは 3個の rogram-sequenceを持つ。
program-sequenceは、 ATC - sequenceの境界おょぴ STC - sequenceの境界をま たいでも良い。
図 1 5は、 Programlnfo Oのシンタクスを示す。
lengthは、 この l engthフィールドの直後のバイ トから Programlnf o ()の最 後のバイトまでのバイ ト数を示す。
num一 of—program— sequences【ま、 AVス トリームフアイノレの中こあ ό program— sequenceの数を示す。
SPN一 program一 sequence一 start fま、 AVス トリームフアイノレ上で rogram- sequence力 S開始するアドレスを示す。 SPN一 program一 sequence一 startは、 ソー スバケツト番号を単位とする大きさであり、 AVストリームファイルの最初のソ ースパケットから、 ゼロを初期値としてカウントされる。 Prograralnfo Oの中で エントリーされる SPN一 prograra—sequence—startの値は、 昇順に並んでいる 0
SPN— program— sequence— start fま、 その pro gram一 sequenceに対する最初の PMTを持つソースバケツトを指していることを前提とする。
SPN— program_sequence_startは、 データを記録する記録機 (図 4 3の動画像記 録再生装置 1が対応する) がトランスポートストリーム中の PSI/SIを解析する ことによって作られる。 記録機 (例えば、 図 4 3のビデオ解析部 2 4または多重 化ス トリーム解析部 2 6 ) が PSI/SIを解析し、 その変化を検出するまでの遅延 時間が必要なために、 SPN— program_sequence_startは、 実際の PSI/SIの変ィ匕 点から所定の時間以内にあるソースパケットを指しても良い。
program_raap_PIDは、 ての rogram-sequenceに適用でさる PMT (program map table)を持つトランスポートパケットの PIDの値である。
num_of_streams_in_psは、 その program-sequenceの中で定義 れるエレメ ンタリーストリ一ムの数を示す。
num— of一 groupsは、 その program-sequenceの中で定義されるエレメンタリー ストリームのグノレ一プの数を示す。 num— of— groupsは、 1以上のィ直である。 ト ランスポートス トリームの PSI/SIがエレメンタリース トリームのグノレープ情報 を持つ場合、 num_of— groupsは、 1以上の値をとることを想定している。 それ ぞれのグループは、 マルチ.ビュー'プログラム中の 1つのビュ一を構成する。 stream一 PID { 、 その program- sequenceの program一 raap—PID力、麥照するとこ ろの PMTの中で定義されているエレメンタリーストリームに対する PIDの値を 示す。
StreamCodinglnfo ()は、 前記 stream_PIDで指されるエレメンタリーストリ ームの情報を示す。 詳細は後述する。
num— of— streams— in— groupは、 エレメンタリーストリームのグループが持つ エレメンタリース ト リームの数を示す。
stream— indexは、 前記エレメンタリース トリ一ムのグ /レープが持つエレメン タリーストリームに対応するところの、 シンタクス中の for- loopで定義される stream—indexの値 示す。
図 1 6は、 StreamCodinglnfo ()のシンタクスを示す。
lengthは、 この l engthフィールドの直後のバイ トから StreamCodinglnfo () の最後のバイトまでのバイ ト数を示す。
stream— coding— typeは、 この StreamCodinglnfo ()に る stream一 PID で指されるエレメンタリーストリームの符号化タイプを示す。 値の意味を図 1 7 に示す。
video— formatは、 この Str讓 Codinglnf o ()に対応する stream一 PIDで指され るビデオス トリームのビデオフォーマツトを示す。 値の意味を図 1 8に示す。 frame— rateは、 この StreamCodinglnfo ()に対応する stream— PIDで指される ビデオス トリームのフレームレートを示す。 ィ直の意味を図 1 9に示す。
di splay一 aspect一: ratio ί¾、 この StreamCodinglnfoリ こ 、す^ stream一 PID で指されるビデオストリームのディスプレイ'ァスぺクト ·レシオを示す。 値の
意味を図 2 0に示す。
cc— flagは、 この StreamCodingl nfo Oに対応する stream— PIDで指されるビ デォストリームの中でクローズド 'キャプション(closed capt ion data)信号が 符号化されているかを示すフラグである。
original— video— format— flag fま、 この StreamCodinglnf o ()の中に
ori ginal— vi deo一 formatと ori ginal一 di splay— aspect一 ratio力 S存在する力を示 すフラグである。
original一 video— formatは、 この StreamCodi nglnfo ()に対応する
streara_PIDで指されるビデオストリームが符号化される前のオリジナルのビデ ォフォーマットである。 値の意味は、 前記の video_fo;rraatと同じである。
ori ginal— di splay一 aspect一 ratioは、 この StreamCodinglnfo ()に对応する stream— PIDで指されるビデオス トリームが符号化される前のオリジナルのディ スプレイ'アスペク ト.レシオである。 値の意味は、 前記の
disp丄 ay— aspect— ratioと | ]しである。
ビデオストリームと共にマルチメディアデータストリーム (BMLストリーム, 字幕など) が多重化されている トランスポートス トリームをトランス *コーディ ングする場合において、 ビデオストリ一ムは再ェンコ一ドされることによって、 そのビデオフォーマットが変化する (例えば、 1080i から ^Oi へ変化する) が. マルチメディアデ一タストリームはオリジナルのストリームを保つ場合を考える c この時、 新しいビデオストリームとマルチメディアデータス トリームの間に情 報のミスマッチが生じる場合がある。 例えば、 マルチメディアデータス トリーム の表示に関するパラメータは、 オリジナルのビデオストリームのビデオフォーマ ットを想定して決められているにもかかわらず、 ビデオス トリームの再ェンコ一 ドによって、 そのビデオフォーマツトが変化した場合である。
このよつな場合、 original— video— format と
original— di splay—aspect一; rat io こ、 才リジナノレのヒ'デ才ストリーム こ関する 情報を保存する。 再生機は、 前記の新しいビデオストリ
一タストリームから次のようにして、 表示画像をつくる。
ビテオストリームは、 original—video一 formatと
original—display一 aspect一 rat ioで示されるビテオフォーマットにァップ,サン プリングされる。 そのアップ'サンプリングされた画像とマルチメディァデータ ストリームが合成されて、 正しい表示画像をつくる。
audio一 presentation一 typeは、 この StreamCodinglnfo ()に^ π すな stream_PIDで指されるオーディオストリームのプレゼンテーション 'タイプを 示す。 値の意味を図 2 1に示す。
sampl ing一 frequencyは、 この StreamCodinglnfo ()に M応する stream一 PID で指されるオーディオス トリームのサンプリング周波数を示す。 値の意味を図 2 2に示す。
次 :、 CPI () 4こつ ヽて説明する。 CPI (Characteristic Po int Informat ion) は、 AVストリームの中の再生時間情報とそのファイルの中のァドレスとを関連 づけるためにある。
CPIには 2個のタイプがあり、 それらは EP_mapと TU— mapである。 CPI ()の中 の CPI— typeが EP— map typeの場合、 その CPI ()は EP— mapを含む。 また、 CPI ()の中の CPI_typeが TU_map typeの場合、 その CPI ()は TU_raapを含む。 1個の AVストリ—ムフアイノレは、 1個の EP— mapまたは 1個の TU— mapを持つ。
EP_mapは、 エントリーポイント(EP)データのリストであり、 それはエレメン タリーストリームおよびトランスポートストリームから抽出されたものである。 これは、 AVストリームの中でデコードを開始すべきェントリーポィントの場所 を見つけるためのアドレス情報を持つ。 1つの EPデータは、 プレゼンテーショ ンタイムスタンプ (PTS) と、 その PTSに対応するアクセスユニットの AVスト リームの中のデータァドレスの対で構成される。
EP_raapは、 主に 2つの目的のために使用される。 第 1に、 PlayListの中でプ レゼンテーションタイムスタンプによって参照されるアクセスュニッ トの AVス トリームの中のデータアドレスを見つけるために使用される。 第 2に、 ファース
トフォヮード再生やファーストリバース再生のために使用される。 記録装置が、 入力 AVストリームを記録する場合、 そのストリームのシンタクスを解析するこ とができるとき、 EP_mapが作成され、 ディスクに記録される。
TU_mapは、 デジタルィンタフェースを通して入力されるトランスポートパケ ットの到着時刻に基づいたタイムユニット (TU) データのリストを持つ。 これ は、 到着時刻ベースの時間と AVストリームの中のデータァドレスとの関係を与 える。 記録装置が、 入力 AVス トリームを記録する場合、 そのストリームのシン タクスを解析することができないとき、 TU— mapが作成され、 ディスクに記録さ れる。
図 2 3は CPI 0のシンタクスを示す。
lengthは、 この l engthフィールドの直後のバイ トから CPI ()の最後のバイ ト までのバイ ト数を示す。
CPI_typeは、 1 ビッ トのフラグであり、 Cl ipの CPIのタイプを表す。
EP_mapは、 AVストリームフアイノレの中にある 1つのビデオストリームに対し て、 次に示すデータを持つ。
(1) stream_PID : そのビデオストリームを伝送するトランスポートパケットの PIDを示す。
(2) nura—EP— entri es : そのビデオス トリームに対するェントリーポィントの数 c EP_mapは、 num—EP— entrie sの数の PTS— EP—startと SPN—EP一 startのペアのデ ータを持つ。
(3) PTS—EP— start : そのビデオストリームの中で、 シーケンスヘッダから始ま るアクセスュニッ トの PTSを示す。
(4) SPN_EP_s tart : 前記 PTS— EP— startにより参照されるアクセスュニットの 第 1バイ ト目を含むソースポケットの AVストリームフアイノレの中でのァドレス を示す。 SPN—EP— startはソースパケット番号を単位とする大きさであり、 AVス トリームファイルの最初のソースパケットカ ら、 ゼロを初期値としてカウントさ れる。
AVストリームファイルの中に複数のビデオストリームが存在する場合、 EP_mapは各ビデオストリームに対して、 前記のデータを持つことができる。 図 2 4は、 EP— mapの例を示す。 ここでは、 Cl ip AV streamの中に、 stream— PID=xのビデオストリ一ムがぁり、 k個のェントリポィントがある (num_EP_entri es=k) 。 SPN— EP_startで指されるソースパケットの例を図に示 す。 そのソースノ、。ケッ卜の中のトランスポートパケットの TP_headerに続くぺ ィロードは、 PESパケットヘッダから開始する。 それに続いて、 シーケンスへッ ダ (SQH) があり、 それに続いて G0Pヘッダ(G0PH)があり、 それに続いて I-ピ クチャヘッダ(I- PICH)がある。 このシーケンスへッダから始まるアクセスュ- ットの PTSは、 PESパケットヘッダの中に符号化されている。
次に、 TU_mapについて説明する。
図 2 5は、 AVストリームを新しく Cl ipとして記録する時にできる TU— mapに ついて説明する図である。 1つの ATC- sequenceの中にあるソースバケツトのァ ライバルタイムに基づいて作られる時間軸を所定の時間単位で分割する。 この時 間単位を time - uni tと呼ぶ。
各々の time— uni tの中に入るところの最初の完全な形のソースバケツトの AV ストリームファイル上でのァドレスを TU— mapにストァする。 これらのァドレス を SPN—t ime一 uni t— startと呼ぶ。 ATC - sequenc eの上の時刻は、 TU_start_time に基づいて定義される。 これについては SPN_t ime— uni t— startのセマンティク スで後述する。
図 2 6は、 TU_mapのシンタクスを説明する図である。
t ime— unit— s i zeは、 1つの t ime_unitの大きさを与えるものであり、 それは 27MHz精度のァライバルタイムクロックから導き出される 45kHzクロックを単位 とする大きさである。
シンタクス中の ate一 id の: or- loopで使われている π蘭一 of一 ATC一 s equences の値は、 Sequence lnfo Oの中で定義されている。
offset— arrival t ime [ate— id]は、 atc_idで指される ATC -s equenceの中の
最初の完全な time - unitに対するオフセッ トの時間である。 これは、 27MHz精 度のァライバルタイムク口ックから導き出される 4¾Ηζク口ックを単位とする 大きさである。
AVストリームを新しく Cl ipとして記録した時、 その AVストリームファイル は 7こ 7こ 1つの ATし一 sequenceを持ち、 offset— arrival— t ime [ate— id」はゼロであ る。
複数の off set— arrival— t ime [ate— id]力 S TU— map にエントリーされる場合は、 次の条件式が満たされる。
off set— arrival— time [0] = 0
0 く at e— id く num— of— ATC— sequences なる ate— id【こっ^ヽて、
offset— arriva丄— t ime [ate一 id]
> of f set一 arrival— time [ate一 id - 1] + tirae_uni t
*num_of_time_unit_entries [atc_id-l]
nutn_of— time— unit一 entri es [ate— i d」 は、 atc_idで指される ATC - sequence の中に含まれる time— uni tのエントリー数を示す。
SPN_tirae_unit_start [atc_id] [i] は、 atc_idで指される ATC - sequence中 の i番目の time_unitの開始するァドレスである。 これはソースパケット番号 を単位とし、 AVストリームファイルの最初のソースバケツトからゼロを初期値 としてカウントされる。
現在の time— unitに入るソースバケツトが何もない場合、 現在の time_uni t に対する SPN_ time— unit— startの値は、 その 1つ前の SPN— time一 unit— startの 値と等しい。
TU— mapの中の SPN— time— unit— startの値のェントリは、 昇順にならんでいな ければならない。
atc—idで指される ATC-sequence中の i番目の t ime— unitの開始時刻は、 次 式で定義される TU— start— t ime [ate— id] [i ]である。
TU— start—time [ate— id] [i] = of f set_arrival_time [atc_i d] + i *
time一 unit— size · · · ( 2 ) 図 2 7は、 PlayList fileのシンタクスを示す。 PlayList fileは、
Playし ist()を持つ D
PlayList— start— address ίま、 PlayListフアイノレの先頭のノ ィトカ らの相対 バイ ト数を単位として、 PlayList ()の先頭ア ドレスを示す。 相対バイ ト数はゼ 口からカウントされる。
その他のシンタクスフィールドは、 本発明の実施の形態を説明するために必要 ないので、 説明を省略する。
図 2 8は、 PlayList ()のシンタクスを示す。
lengthは、 この lengthフィールドの直後のバイ トから PlayList ()の最後の バイ トまでのバイト数を示す。
CPI— type: 1 ビットのフラグであり、 PlayltemOが使用する Clipの
CPI— typeの値を示す。 CPI_typeは、 Clip Information fileの CPI— typeで定 義される。
number— of—Play It emsは、 PlayList ()の中にある PlayltemOの数を示す。 シンタクス中の Playltem_idの for- loopの中で、 PlayltemOの現れる順番 によって、 その PlayltemOに対する Playltem— idの値が決る。 Playltem_idは、 0から開始する。
その他のシンタクスフィールドは、 本発明の実施の形態を説明するために必要 ないので、 説明を省略する。
次に、 Playltetnについて説明する。 1個の Playltemは、 基本的に次のデー タを含む。
(1) Playltetn が指す Clipのファイル名を指定するための
Clip—inf ormat ion— f ile一 name。
(2)その Clipの再生区間を特定するための IN_timeと 0UT_tiraeのペア。
(3)PlayListの中で連続する 2個の Playltemについて、 前側の Playltemと現 在の Playltemとの接続の状態を示すところの connection_condition0
図 2 9は、 CPI— typeカ EP一 mapの Pl ayLi st (これを EP— map typeの
PlayListと呼ぶ) を説明する図である。 EP— map typeの PlayListの場合、 Playltemの IN_timeと OUT— t imeは、 PTSベースの時間を示す。 その IN— time と OUT— t imeは、 同じ STC- sequence上の時刻を指す。 その STC- sequenceを示 すために、 ref_to— STC— i dを用いる。 その IN— timeと OUT— timeは、 その STC - sequenceに ¾rして定義される presentation— start— time と
presentat ion— end— time (これらの情報は Sequencelnfoの中にある) で示され る再生区間の中の時間を指す。
図 3 0は、 CPI_type力 S TU— mapの PlayLi st (これを TU— map typeの
PlayLi stと呼ぶ) を説明する図である。 TU_map typeの PlayList の場合、 Playltemの IN_tiraeと OUTjimeは、 ァライバルタイムベースの時間を指す。 その IN_ imeと OUT— timeは、 同じ ATC-sequence上の時刻を指す。
図 3 1は、 EP_map typeの PlayList の時間情報と AVストリームファイルの 中のアドレス情報との関係を説明する図である。 PlayLi st の時間情報は、 AV ストリームファイルの中のピクチャやオーディオフレームの PTS情報である。 そして、 Cl ip Information fi leの EP一 mapと Sequencelnfo力 AVス ト U—ム の中の時間情報とそのファイルの中のアドレスとを関連づける。
図 3 2は、 TU— map typeの PlayLi st の時間情報と ス トリームフアイノレの 中のアドレス情報との関係を説明する図である。 PlayLi st の時間情報は、 AV ストリームファイルの中のァライバル 'タイム情報である。 そして、 Clip
Information f ileの TU_tnapが、 AVストリームの中の時間情報とそのファイル の中のァドレスとを関連づける。
図 3 3は、 Playltem Oのシンタクスを示す。
lengthは、 この lengthフィールドの直後のパイ トから Pl ayltem Oの最後の バイ トまでのバイト数を示す。
Cl ip— Information— f ile一 nameは、 Playltem力 S参照する Cl ip Information fileのフアイノレ名を示す。
connection— conditionは、 先行する Playltemと現在の Playltemとカ シ一 ムレスに接続されているかどうかの情報を示す。
ref_to_STC_idは、 Playltem力 S参照する Clipの STC - sequenceの stc-idを 示す。 stc-idの値は、 Sequencelnfoの中で定義されている。
IN_timeは、 Playltemの再生開始時刻をストァする。
OUT— timeは、 Playltemの再生終了時刻をストァする。
Bridge一 Clip一 Information— file—nameは、 先行する Playltemと現在の
Playltemとがシームレスに接続されている場合の再生の補助情報である。
次に、 PlayListの編集動作のコンセプトについて説明する。 以下の処理は、 ユーザからの操作に基づいて、 例えば、 後述する図 4 3の制御部 1 7により実行 される。
図 3 4は、 AVス トリームが新しい Clipとして記録される時の Clipと
PlayListの関係のコンセプトを説明する図である。 AVストリームが新しい Clipとして記録される場合、 その Clip全体の再生可能範囲を参照する Real PlayListが作られる。
図 3 5は、 Virtual PlayList の作成のコンセプトについて説明する図である c ユーザが Real PlayListの再生範囲の中から、 IN- time と OUT- timeを指定する ことによって、 見たい再生区間の Playltemを作り、 Virtual PlayListをつく る。
図 3 6は、 Real PlayListの再生区間の一部分を消去したときの Clipと
PlayListの関係のコンセプトを説明する図である。 必要な Clip AVストリーム の再生部分だけを参照するように、 Real PlayListの Playltemを変更する。 そ して、 Clip AVストリームの不必要なストリーム部分を消去する。 図 3 6に示す ように、 Clip AVス トリームの中央部のデータを消去しても、 Clip AVス トリー ムフアイノレは分割されないで、 1つのファイ^^である。 1つの Clip AVストリ ームのデータを部分的に消去しても、 残ったデータ部分は 1つの Clip AVス ト リームにまとめられる。
Real PlayListが変更されて、 それが参照する Clipのストリーム部分が消去 された時、 それと同じ Clipを使用している Virtual PlayListが参照する Clip がなくなって、 問題が起きるかもしれない。 そのようなことがないように、 ユー ザインターフェースは、 次に示す対策をとるべきである。
その' '消去"の操作に対して、 ユーザに 「その Real PlayLi stが参照している Clipのス トリーム部分を参照している Virtual PlayListが存在し、 もし、 そ の Real PlayListが消去されると、 その Virtual PlayListもまた消去される ことになるが、 それで良いか?」 と確認, 警告する。 または、 前記 Virtual PlayListを消去する代わりに、 Real PlayListに対して次に示す"ミニマイズ (Minimize) "の操作をする。
図 3 7は、 ミ-マイズの編集をしたときの Clip と Real PlayList, Virtual PlayListの関係のコンセプトを説明する図である。 ミニマイズ編集は、 Real PlayListの Playltemを、 Virtual PlayListに必要な Clipのストリーム部分 だけを参照するように変更する。 そして、 Virtual PlayList にとつて不必要な Clipのス トリーム部分を消去する。
図 3 7に示すように、 Clip AVストリームの中央部のデータを消去しても、 Clip AVス トリームファイルは分割されないで、 1つのファイルである。 1つの Clip AVストリームのデータを部分的に消去しても、 残ったデータ部分は 1つの Clip AVス トリームにまとめられる。
次に、 前記のコンセプトに基づいて、 Clip AVス トリームのデータを部分的に 消去する場合の Clip Information fileの変化について説明する。
前述したように、 AVストリームを Cl ipファイルとして新たに記録する時、 そ の Cl ipは ATCの不連続点を含まず、 ただ 1つの ATC-sequenceを持つ。 そして, ATCの不連続点は、 編集等によって Clip AVス トリームファイルのストリームデ —タを部分的に消去した場合にだけ、 作られることを想定している。 すなわち、 図 3 6や図 3 7に示すように、 1つの Clip AVストリームのデータを部分的に 消去して、 残ったデータ部分が 1つの Clip AVストリームにまとめられた時、
その Cl ipは ATCの不連続点を持ち、 複数の ATC- sequenceを持つ。 例えば、 図 3 8において、 編集前の Cl ipは ATCの不連続点を含まず、 ただ 1つの ATC - sequenceを持つとする。 そして図に示すように、 Cl ip AVス トリームの中央部 のデータを消去した場合、 編集後の Clipは、 2個の ATC-sequenceを持つ。
図 3 9は、 1つの Cl ip AVス トリームのデータを部分的に消去した時の ATC- sequence, STC- sequence ぉょぴ program-sequenceの関係 ¾:§兌明する 1¾であ る。 編集前の Cl ipは、 ただ 1つの ATC-sequenceと 1つの STC - sequenceと 1 つの program - sequenceを持つとする 0 すなわちヽ この Clipの中では
program- sequenceの内容が変化しないとする。 この時、 図に影で示す部分の AV ストリームデータを消去したとする。 編集の結果、 Cl ipは 3個の ATC-sequence と 3個の STC - sequenceを持つ、 一方、 program-sequenceは 1個のままである c この program-sequenceは、 ATC-sequenceの境界と STC-sequenceの境界をま たいでいる。
次に、 前記のように Clip AV ス トリームのデータが部分的に消去される時の、 Clip PlayListの関係について説明する。
図 4 0は、 CPIが EP— mapである Clip AVストリームの一部分を消去した時の Clipと PlayListの関係を説明する図である。 編集前の Cl ipは 1個の ATC- sequenceと 3個の STC- sequenceを持つとする。 この ATC - sequenceについて の offset— STC— i d [0]はゼロである。 そして、 Cl ipの中の stc—i d=lである STC— sequence fま、 Playltem2と Playltem3 ίこ使われてレヽるとする。 今、 図こ示 すように stc— id=lである STC-sequenceの AVストリームデータについて、 Playltettt2と Playltetti3に使われていない部分の AVストリームデータを消去し たとする。
編集後の Clipは 2個の ATC- sequenceを持ち、 stc— id=lであった STC- sequenceは 2偶の STC— sequenceに分力れる。 1番目の ATC— sequenceにつ ヽ ての offset— STC一 id [0] fまゼロ こセットされ、 2番目の ATC-sequence【こつレヽて の offset— STC_id [ l]は 1にセットされる。 すなわち、 1番目の ATC- sequence
上 ίこある最後の STC— sequenceの stc_id と 2番目の ATC— sequence上こある最 初の STC- sequenceの stc— id は、 同じ値で 1になる。
これにより、 編集後の Virtual PlayListの Playltem3と Playltem4の ref_to_STC_idの値を変更する必要がない。 Clip AVストリームファイルの部分 的なデータを消去する時に、 その消去部分を使用していない Virtual PlayList については何も変更しなくても良い。
このように、 Clip AVストリームの中に ATCの不連続点を作ることができるの で、 Clip AVス トリームの中間(middle)部分のス トリームデータを消去した場 合に、 Clipファイルを 2個に分割する必要がない。 さらに、 ATCシーケンス毎 に、 その上にある最初の STCシーケンスの STC-idに対する offset— STC— idを 用いることにより、 Clip AVス トリームファイルの部分的なデータを消去する時 に、 その消去部分を使用していない Virtual PlayListについては何も変更しな くて良い。
この効果についての理解を助けるために、 図 4 1は Clipの中に ATCの不連続 を許さない場合において、 Clip AVス トリームの一部分を消去した時に、 Clip ファイルが二つに分かれる場合を説明する図であり、 また、 その時の Clipと PlayListの関係を説明する図である。
図 4 0と同様にして、 編集前の Clipは 1個の ATC - sequenceと 3個の STC- sequenceを持つとする。 この ATC - sequenceについての of f set— STC一 id[0]はゼ 口である。 そして、 Clipの中の stc=lである STC - sequenceは、 Playltem2と Playltem3に使われているとする。 今、 図に示すように stc=lである STC - sequenceの AVストリームデ一タ^:っ ヽて、 Playltera2と Playltera3【こ使われ ていない部分の AVストリームデータを消去したとする。
Clipの中に ATCの不連続を許さない場合、 編集後は Clip- Aと Clip - Bの 2個 の Clipファイルに分かれる。 そのため、 Playltem3と Playltem4が参照する Clipファイルの名前を変更する必要がある。 すなわち、 Clip AVストリームフ ァィルの部分的なデータを消去する時に、 その消去部分を使用していない
Virtual PlayList であっても、 その内容を変更しなければならない場合がある。
Clipの中に ATCの不連続を許さない場合は、 これを許す場合に比べると次の 問題がある。
(1)ディスク中の Clipファイル数が多くなる問題。 これによつて、 ディスクの 再生開始時に全ての Clipファイルを読み出し、 再生装置 (動画像記録再生装置
1) のメモリ (制御部 1 7に內蔵されているメモリ) にストアする処理にかかる 時間が増える問題がある。 また、 ディスク (記録媒体 1 0) 中に記録可能なファ ィル数の上限をある所定の値に決めた時、 編集等により Clipファイル数が多く なり、 その数が上限に達してしまい、 ディスク中にまだ空き領域があるのに記録 できなくなる問題が発生する。
(2) Clip AVストリームファイルの部分的なデータを消去した時に、 ディスク中 にある Virtual PlayListの変更にかかる時間が大きい問題。
本発明は、 これらの問題を解決する。 すなわち、 ディスクの再生開始時に全て の Clipファイルを読み出し、 再生装置のメモリにストァする処理にかかる時間 を小さくできる。 また、 ディスク中に記録可能なファイル数の上限をより小さく 設定できる。 また、 Clip ス トリームファイルの部分的なデータを消去した時 に、 ディスク中にある Virtual PlayListの変更にがかかる時間が小さくなる。 図 4 2は、 CPIが TU—mapである Clip AVス トリームの一部分を消去した時の Clipと PlayListの関係を説明する図である。 編集前の Clipは 1個の ATC - sequenceを持つ。 この ATC - sequenceについての of f set— arrival— time [0]はゼ 口である。 Virtual PlayList (D Playlteral, Playltem2, Playltem3および Playltera4は、 この ATC- sequenceを参照しているとする。 今、 図に示すように ATC-sequenceの AVストリームデータについて、 どの Playltemにも使われてい ない AVス トリームデータを消去したとする。
編集後の Clipは 2個の ATC - sequenceを持つ。 1番目の ATC- sequenceについ ての offset— arrival一 time [0] ίまゼロ【こセッ トされ、 2番目の ATC— sequence こ っ ヽての offset—arrival一 time「lj{ま値 こセッ トされる。 ィ ίίΧίま、 OUT一 time2
よりも大きく、 IN— tirae3よりも小さい。 すなわち、 編集後に Virtual
PlayListの Playltem3と Playltetn4の IN— timeと OUT— timeの値を変更する必 要がない。
Cl ip AVス トリームファイルの部分的なデータを消去する時に、 その消去部分 を使用していない Virtual PlayListについては何も変更しなくても良い。
TU_map type CO PlayListを再生する場合、 再生機は Playl tetnの IN一 time と ATC— sequenceの of f set— arrival— t imeの値を]:匕較することにより、 その
IN— t imeと OUT— timeが指すところの ATC - sequenceを見つけることができる。 例えば、 図 4 2の場合、 Playltem3の IN— time3は 2番目の ATC- sequenceの offset— arrival— time (= X )よりも大きいので、 Playltem3 < IN_t ime3 t
0UT_tirae3は、 2番目の ATC- sequenceを指すことがわかる。
次に、 DVRアプリケーション構造のデータを記録再生するシステムについて、 図 4 3の動画像記録再生装置 1のプロック図を用いて説明する。
例えば、 光ディスクにより構成される記録媒体 1 0は、 再生部 6 1の読み出し 部 1 1により、 そこに記録されている情報が読み出される。 復調部 1 2は、 読み 出し部 1 1が記録媒体 1 0から読み出したデータを復調し、 ECC復号部 1 3に供 給する。 ECC復号部 1 3は、 復調部 1 2より供給されたデータを、 AVス トリー ムとデータベースとに分離し、 AVス トリームをソースデバケツタイザ 1 4に供 給し、 データベースを制御部 1 7に出力する。
ソースデパケッタイザ 1 4は、 入力された AV ストリームをデパッケタイズし、 デマルチプレクサ 1 5に出力する。 デマルチプレクサ 1 5は、 ソースデパケッタ ィザ 1 4より供給されたデータをビデオ (V) 、 オーディオ (A) 、 およびシス テム (S ) の各データに分離し、 AVデコーダ 1 6とマルチプレクサ 2 5に出力 する。
AVデコーダ 1 6は、 入力されたビデオデータとオーディオデータを、 システ ムデータに基づいてデコードし、 ビデオ信号を端子 1 8から、 オーディオ信号を 端子 1 9から、 それぞれ出力する。
記録部 6 2の AV エンコーダ 2 3には、 端子 2 1から入力されたビデオ信号と、 端子 2 2から入力されたオーディオ信号が供給される。 ビデオ信号はまた、 ビデ ォ解析部 2 4にも供給される。 AVエンコーダ 2 3とビデオ解析部 2 4には、 端 子 2 1から入力されたビデオ信号の代わりに、 必要に応じて、 AVデコーダ 1 6 が出力したビデオ信号が供給される。
AVエンコーダ 2 3は、 入力されたビデオ信号とオーディオ信号をエンコード し、 エンコードしたビデオ信号 (V ) 、 オーディオ信号 (A) 、 およびェンコ一 ドに対応するシステムデータ (S ) を、 マルチプレクサ 2 5に出力する。
ビデオ解析部 2 4は、 入力されたビデオ信号を解析し、 解析結果を制御部 1 7 に出力する。
端子 3 3には、 デジタルインタフェースまたはデジタルテレビチューナからの トランスポートストリームが入力され、 スィッチ 2 7を介して、 デマルチプレク サ 1 5、 またはさらにスィッチ 2 8を介して、 多重化ストリーム解析部 2 6、 お ょぴソースバケツタイザ 2 9に供給される。 多重化ストリーム解析部 2 6とソー スバケツタイザ 2 9にはまた、 スィツチ 2 8を介してマルチプレクサ 2 5が出力 した信号も、 スィツチ 2 7からの信号に代えて供給可能とされている。
多重化ストリーム解析部 2 6は、 入力された信号を解析し、 解析結果を制御部 1 7に出力する。 ソースバケツタイザ 2 9は、 入力された信号をバケツタイズし、 ECC符号化部 3 0に供給する。 ECC符号化部 3 0には、 制御部 1 7が出力するデ ータベースも供給されている。
ECC符号化部 3 0は、 入力に誤り訂正符号を付加し、 符号化し、 変調部 3 1に 出力する。 変調部 3 1は、 ECC符号化部 3 0から入力されたデータを変調し、 書 き込み部 3 2に出力する。 書き込み部 3 2は、 変調部 3 1から入力されたデータ を記録媒体 1 0に書き込む処理を実行する。
制御部 1 7は、 各種のデータを記憶する記憶部 1 7 Aを有しており、 上述した フォーマツトを管理し、 データの記録媒体 1 0に対する記録または再生のために. 各部を制御する。
制御部 1 7にはまた、 ドライブ 4 1が接続されており、 磁気ディスク 5 1、 光 ディスク 5 2、 光磁気ディスク 5 3、 または半導体メモリ 5 4などがドライブさ れる。
なお、 光ディスク 5 2は、 記録媒体 1 0と兼用することも可能である。
次に記録時の基本的動作について、 動画像記録再生装置 1自身が、 入力オーデ ィォビデオ信号を符号化して記録する場合を例として説明する。
記録部 6 2の端子 2 1と端子 2 2からは、 それぞれビデオ信号とオーディオ信 号が入力される。 ビデオ信号は、 ビデオ解析部 2 4と AVエンコーダ 2 3へ入力 される。 また、 オーディオ信号もまた AVエンコーダ 2 3へ入力される。 AVェン コーダ 2 3は、 入力ビデオ信号とオーディオ信号を符号化し、 符号化ビデオスト リーム 00, 符号化オーディオス トリーム(A)、 およびシステム情報(S)をマルチ プレクサ 2 5に出力する。
符号化ビデオストリーム(V)は、 例えば MPEG2ビデオストリームであり、 符号 化オーディオストリーム(A)は、 例えば MPEG1オーディォス トリームやドルビー AC3 (商標) オーディオス トリーム等である。 システム情報(S)は、 ビデオォー ディォの符号化情報 (符号化ピクチャやオーディオフレームのバイ トサイズ, ピ クチャ符号化タイプ等) や AV同期等の時間情報である。
マルチプレクサ 2 5は、 入カス トリームを入力システム情報に基づいて多重化 して、 多重化ストリームを出力する。 多重化ス トリームは、 例えば、 MPEG2 トラ ンスポートス ト リームや MPEG2プログラムス トリームである。 多重化ス トリー ムは、 多重化ストリーム解析部 2 6およびソースパケッタイザ 2 9に入力される c ソースバケツタイザ 2 9は、 入力多重化ス トリームを、 記録媒体 1 0のアプリケ ーションフォーマツトに従って、 ソースパケットから構成される AVストリーム に符号化する。 AVス ト リームは、 ECC (誤り訂正) 符号化部 3 0で誤り訂正符号 が付加され、 変調部 3 1で変調処理されて、 書き込み部 3 2へ入力される。 書き 込み部 3 2は、 制御部 1 7から指示される制御信号に基づいて、 記録媒体 1 0へ AVス ト リ一ムファイルを記録する。
次に、 例えば、 図示せぬディジタルインタフェースまたはディジタル TVチュ ーナから入力されるディジタル TV放送等のトランスポートストリームを記録す る場合を説明する。
端子 3 3からはトランスポートストリームが入力される。 入力トランスポート ス トリームの記録方法は、 2通りあり、 それらは、 トランスペアレントに記録す る方法と記録ビットレートを下げるなどの目的のために再ェンコ一ドをして記録 する方法である。 記録方法の指示情報は、 ユーザインターフェースとしての端子 2 0から制御部 1 7へ入力され、 制御部 1 7が記録方法を制御する。
入力トランスポートストリ ^"ムをトランスペアレントに記録する場合、 トラン スポートス トリームは、 多重化ス トリーム解析部 2 6およびソースバケツタイザ 2 9に入力される。 これ以後、 記録媒体 1 0へ AVストリームが記録されるまで の処理は、 上述の入力オーディオ信号とビデオ信号を符号化して記録する場合と 同じである。
入力トランスポートス トリームを再ェンコ一ドして記録する場合、 入カトラン スポートス トリームは、 デマルチプレクサ 1 5へ入力される。 デマルチプレクサ 1 5は、 ビデオス トリーム(V)を AVデコーダ 1 6へ入力する。 AVデコーダ 1 6 は、 ビデオストリームを復号し、 再生ビデオ信号を AVエンコーダ 2 3へ入力す る。 AVエンコーダ 2 3は、 入力ビデオを符号化し、 符号化ビデオス トリーム(V) をマルチプレクサ 2 5へ入力する。
—方、 デマルチプレクサ 1 5から出力されるオーディオストリーム(A)とシス テム情報(S)は、 ダイレク トにマルチプレクサ 2 5へ入力される。 マルチプレク サ 2 5は、 入力ストリームを、 入力システム情報に基づいて多重化して、 多重化 ス トリームを出力する。 これ以後、 記録媒体 1 0へ AVス トリームが記録される までの処理は、 上述の入力オーディオビデオ信号を符号化して記録する場合と同 じである。
この動画像記録再生装置 1は、 AVストリームファイルを記録すると共に、 そ のファイルに関係するアプリケーションデータベース情報もまた記録する。 ァプ
リケーシヨンデータベース情報は、 制御部 1 7に'より作成される。 制御部 1 7へ の入力情報は、 ビデオ解析部 2 4からの動画像の特徴情報、 多重化ス トリーム解 析部 2 6からの AVス トリームの特徴情報、 およびユーザインタフェースとして の端子 2 0から入力されるユーザの指示情報である。
ビデオ解析部 2 4からの動画像の特徴情報は、 動画像記録再生装置 1自身がビ デォ信号を符号化する場合において、 動画像記録再生装置 1により生成されるも のである。 ビデオ解析部 2 4は、 入力ビデオ信号の内容を解析し、 入力動画像信 号の中の特徴的なマーク点の画像に関係する情報を生成する。 この情報は、 例え ば、 入力ビデオ信号の中のプログラムの開始点、 シーンチェンジ点、 CMのスタ ート ' エンド点などの特徴的なマーク点の画像の指示情報であり、 また、 これに は、 その画像のサムネールも含まれる。 これらの画像の指示情報は、 制御部 1 7 を介して、 マルチプレクサ 2 5へ入力される。
マルチプレクサ 2 5は、 制御部 1 7から指示されるマーク点の画像の符号化ピ クチャを多重化した時に、 その符号化ピクチャの AVス トリーム上でのァドレス 情報を制御部 1 7に返す。 制御部 1 7は、 特徴的な画像の種類と、 その符号化ピ クチャの AVス トリーム上でのァドレス情報を関連付けて記憶する。
多重化ス トリーム解析部 2 6力ゝらの AVス トリームの特徴情報は、 記録される AVストリームの符号化情報に関係する情報であり、 これらは動画像記録再生装 置 1により生成される。 例えば、 AVス トリームの中における Iピクチャのタイ ムスタンプとアドレス情報, STCの不連続情報, プログラム内容の変化情報, ァ ライバルタイムとア ドレス情報、 などが含まれる。
AVス トリーム内の I ピクチャのタイムスタンプとァドレス情報は、 上述の EP_mapにストァされるデータとなる。 AVストリーム内の STCの不連続情報は、 上述の S equencelnfoにストァされるデータとなる。 AVストリーム内のプログ ラム内容の変化情報は、 Programlnfoにス トアされるデータとなる。 また、 AV ストリーム内のァライバルタイムとァドレス情報は、 上述の TUjiapにストァさ れる。
また、 多重化ストリーム解析部 2 6は、 端子 3 3から入力される トランスポー トストリームをトランスペアレントに記録する場合、 AVス トリームの中の特徴 的なマーク点の画像を検出し、 その種類とアドレス情報を生成する。 この情報は、 Cl ipMarkにストァされるデータとなる。
多重化ス トリーム解析部 2 6力 ^らの AVストリームの特徴情報は、 AVス トリー ムのデータベース(Cl ip Information)にス トァされるものである。
端子 2 0からのユーザの指示情報には、 AVストリームの中のお好みの再生区 間の指定情報, その再生区間の内容を説明するキャラクタ一文字, ユーザがお好 みのシーンにセッ トするプックマークゃリジユーム点の AVストリームの中のタ ィムスタンプなどが含まれる。 これらのユーザの指示情報は、 PlayListのデー タベースにストァされるものである。
制御部 1 7は、 前記入力情報に基づいて、 AVストリームのデータベース
(Cl ip Information) , PlayListのデータベース, 記録媒体 1 0の記録内容の 管理情報(info. dvr)、 およびサムネール情報を作成する。 これらのデータべ一 ス情報は、 AVス ト リームと同様にして、 ECC (誤り訂正) 符号化部 3 0, 変調部 3 1で処理されて、 書き込み部 3 2へ入力される。 書き込み部 3 2は、 制御部 1 7から指示される制御信号に基づいて、 このデータベース情報を、 記録媒体 1 0 へ、 アプリケーションデータベース情報として記録する。
次に、 再生時の基本的な動作について説明する。
記録媒体 1 0には、 AVス トリームファイルとアプリケーションデータベース 情報が記録されている。
はじめに制御部 1 7は、 再生部 6 1の読み出し部 1 1に対して、 アプリケーシ ヨンデータベース情報を読み出すように指示する。 そして、 読み出し部 1 1は、 記録媒体 1 0力 らアプリケ一ションデータベース情報を読み出し、 そのデータべ ース情報は、 復調部 1 2 , ECC (誤り訂正) 復号部 1 3の処理を経て、 制御部 1 7へ入力される。
制御部 1 7は、 アプリケーションデータベースに基づいて、 記録媒体 1 0に記
録されている PlayListの一覧を、 端子 2 0のユーザィンターフェースへ出力す る。 ユーザは、 PlayListの一覧から再生したい PlayListを選択し、 再生を指 定された PlayListが制御部 1 7へ入力される。 制御部 1 7は、 その PlayList の再生に必要な AV ストリームファイルの読み出しを読み出し部 1 1に指示する。 そして、 読み出し部 1 1は、 記録媒体 1 0からその AVストリームを読み出し、 AVス トリームは復調部 1 2 , ECC復号部 1 3の処理を経て、 ソース ·デバケツ タイザ 1 4へ入力される。
ソース■デバケツタイザ 1 4は、 記録媒体のアプリケーションフォーマツトの AVストリームを、 デマルチプレクサ 1 5へ入力できるストリームに変換する。 デマルチプレクサ 1 5は、 制御部 1 7により指定された AVストリームの再生区 間(Playltem)を構成するビデオストリーム(V) , オーディ'ォストリーム(A)、 お ょぴシステム情報(S)を AVデコーダ 1 6へ入力する。 AVデコーダ 1 6は、 ビデ ォストリームとオーディオストリームを復号し、 再生ビデオ信号と再生オーディ ォ信号を、 それぞれ端子 1 8と端子 1 9から出力する。
ユーザによって選択された EP— mapタイプの PlayLi stをある時間から途中再 生する場合、 制御部 1 7は、 指定された時間にもっとも近い PTSを持つ Iピク チヤのァドレスからデータを読み出すように読み出し部 1 1へ指示する。
また、 ユーザによって選択された TU_mapタイプの PlayListをある時間から 途中再生する場合、 制御部 1 7は、 指定された時間にもっとも近いァライバルタ ィムのソースバケツ トのァドレスからデータを読み出すように読み出し部 1 1へ 指示する。
さら こ、 Cl ip Informationの中の ClipMark こス ト: Γされて Vヽる番糸且の頭出 し点やシーンチェンジ点の中から、 ユーザがあるマークを選択した時 (例えば、 この選択動作は、 Cl ipMarkにストァされている番組の頭出し点やシーンチェン ジ点のサムネーノレ画像リストをユーザインタフェースに表示して、 ユーザが、 そ の中からある画像を選択することにより行われる) 、 制御部 1 7は、 Clip Informationの内容に基づいて、 記録媒体 1 0からの AVストリームの読み出し
位置を決定し、 その AVストリームの読み出しを読み出し部 1 1へ指示する。 すなわち、 ユーザが選択した画像がストァされている AVストリーム上でのァ ドレスに最も近いァドレスにある Iピクチャからのデータを読み出すように読 み出し部 1 1へ指示が出される。 読み出し部 1 1は、 指定されたアドレスからデ ータを読み出し、 読み出されたデータは、 復調部 1 2, ECC復号部 1 3の処理を 経て、 デマルチプレクサ 1 5へ入力され、 AVデコーダ 1 6で復号されて、 マー ク点のピクチャのァドレスで示される AVデータが再生される。
次に、 ユーザが、 AVス トリームの編集をする場合を説明する。
ユーザが、 記録媒体 1 0に記録されている AVス トリームの再生区間を指定し て新しい再生経路を作成したい場合、 ユーザインタフェースの端子 2 0から、 再 生区間のィン点とアウト点の情報が制御部 1 7へ入力される。 制御部 1 7は、 . AVストリームの再生区間(Playltem)をグノレープ化したもの (PlayLi st) のデー タベースを作成する。
ユーザが、 記録媒体 1 0に記録されている AVストリームの一部を消去したい 場合、 ユーザインタフェースの端子 2 0から、 消去区間の情報が制御部 1 7へ入 力される。 制御部 1 7は、 必要な AVス トリーム部分だけを参照するように PlayListのデータベースを変更する。 また、 AVストリームの不必要なストリー ム部分を消去するように、 書き込み部 3 2に指示する。 また、 Cl ip AVス トリー ムの変化に基づいて、 その Cl ip Information fi leの内容を変更する。
ユーザが、 記録媒体 1 0に記録されている AVストリームの再生区間を指定し て新しい再生経路を作成したい場合であり、 かつそれぞれの再生区間をシームレ スに接続したい場合の動作を説明する。 この場合、 制御部 1 7は、 AVス トリー ムの再生区間(Playltem)をグループ化したもの (PlayList) のデータベースを 作成し、 さらに、 再生区間の接続点付近のビデオストリームの部分的な再ェンコ 一ドと再多重化が必要になる。
まず、 ユーザインタフェースとしての端子 2 0から、 再生区間のイン点のピク チヤとァゥト点のピクチャの情報が制御部 1 7へ入力される。 制御部 1 7は、 読
み出し部 1 1に、 イン点のピクチャとアウト点のピクチャを再生するために必要 なデータの読み出しを指示する。 そして、 読み出し部 1 1は、 記録媒体 1 0から そのデータを読み出し、 そのデータは、 復調部 1 2, ECC復号部 1 3 , ソース · デパケッタイザ 1 4を経て、 デマルチプレクサ 1 5へ入力される。
制御部 1 7は、 デマルチプレクサ 1 5へ入力されたス ト リームを解析して、 ビ デォストリ一ムの再ェンコ一ド方法 (pi cture— coding— typeの変更, 再ェンコ ードする符号化ビット量の割り当て) と再多重化方法を決定して、 その方法を AVエンコーダ 2 3とマルチプレクサ 2 5へ供給する。
次に、 デマルチプレクサ 1 5は、 入力されたス トリームをビデオス トリーム (V) , オーディオス トリーム(A)、 およびシステム情報(S)に分離する。 ビデオス トリームは、 「AVデコーダ 1 6へ入力されるデータ」 と、 「マルチプレクサ 2 5へ直接入力されるデータ」 がある。 前者のデータは、 再エンコードするために 必要なデータであり、 これは AVデコーダ 1 6で復号され、 復号されたピクチャ は、 AVエンコーダ 2 3で再エンコードされて、 ビデオス ト リームになる。 後者 のデータは、 再エンコードをしないで、 オリジナルのストリームからコピーされ るデータである。 オーディオストリームとシステム情報は、 マルチプレクサ 2 5 に直接入力される。
マルチプレクサ 2 5は、 制御部 1 7から入力された情報に基づいて、 入力ス ト リームを多重化し、 多重化ス トリームを出力する。 多重化ス トリームは、 ECC (誤り訂正) 符号化部 3 0 , 変調部 3 1で処理されて、 書き込み部 3 2へ入力さ れる。 書き込み部 3 2は、 制御部 1 7から指示される制御信号に基づいて、 記録 媒体 1 0へ AVス トリームを記録する。
次に、 図 4 4は、 AVス トリームを Cl ipをして新しく記録するときの、 Cl ip AVス ト リームフアイノレと、 それに関連する Cl ip Informationフアイノレの、 動 画像記録再生装置 1の記録動作のフローチャートを示す。
ステップ S 1 1で、 制御部 1 7は、 端子 2 1および 2 2から入力される AV入 力をエンコードして得たトランスポートストリ一ム、 または端子 3 3のディジタ
ルインタフヱースから入力される トランスポートス トリームをファイル化して、 Clip AVス トリームファイルを作成して記録する。
ステップ S 1 2で、 制御部 1 7は上記 AVストリームファイルについての Cl iplnfo (図 8 ) を作成する。
ステップ S 1 3で、 制御部 1 7は上記 AVス トリームファイルについての Sequencelnfo (図 1 3 ) を作成する。
ステップ S 1 4で、 制御部 1 7は上記 AVストリ一ムファイルについての Programlnfo (図 1 5 ) を作成する。
ステップ S 1 5で、 制御部 1 7は上記 AVストリームファイルについての CPI (EP— mapまたは TU_map) (図 2 4、 図 2 5およぴ図 2 6 ) を作成する。
ステップ S 1 6で、 制御部 1 7は上記 AVストリームファイルについての Cl ipMarkを作成する。
ステップ S 1 7で、 制御部 1 7は上記 Cliplnfo, Sequencelnfo,
Programlnfo, CPI, および Cl ipMark力 Sストアされた Cl ip Info陋 t ionフアイ ル (図 8 ) を記録する。
なお、 ここでは各処理を時系列に説明したが、 ステップ S 1 1からステップ S 1 1 6は、 実際には同時に動作するものである。
次に、 AVス トリームを Cl ipをして新しく記録するときの、 Sequencelnfo (図 1 3 ) の作成の動作例を、 図 4 5のフローチャートを用いて説明する。 この 処理は、 図 4 3の多重化ストリーム解析部 2 6で行われる。
ステップ S 3 1において、 制御部 1 7は最初のトランスポートパケットを ATC シーケンスの開始点とする。 すなわち、 SPN— ATC— startが設定される。 また、 このとき、 atc_idと stc— idも設定される。
ステップ S 3 2において、 多重化ストリーム解析部 2 6は AVストリ一ムに含 まれるアクセスユニット (例えば、 ピクチャやオーディオフレーム) の PTSを 解析する。
ステップ S 3 3において、 多重化ストリーム解析部 2 6は PCRバケツトが受
信されたかどうかを調べる。 ステップ S 3 3において、 Noの場合はステップ S 3 2へ戻り、 Yesの場合はステツプ S 3 4へ進む。
ステップ S 3 4において、 多重化ストリーム解析部 2 6は STCの不連続が検 出されたか否かを調べる。 N。 の場合は、 ステップ S 3 2へ戻る。 Yes の場合は、 ステップ S 3 5へ進む。 なお、 記録開始後、 最初に受信された PCRパケットの 場合は、 必ずステップ S 3 5へ進む。
ステップ S 3 5において、 多重化ス トリーム解析部 2 6は、 新しい STCの最 初の PCRを伝送するトランスポートバケツトの番号(ァドレス)を取得する。
ステップ S 3 6において、 制御部 1 7は上記バケツト番号を STCシーケンス の開始するソースパケット番号として取得する。 すなわち、 SPN— STC_startが 設定される。 また、 このとき、 新たな stc— idが設定される。
ステップ S 3 7において、 制御部 1 7は STCシーケンスの表示開始の PTSと 表示終了の PTSを取得し、 それぞれ、 presentation— start— tirae、 または presentation— end—time {■こ設 ΧΕ'し、 それら こ っ ヽて、 Sequencelnfo (図 1 3) を作成する。
ステップ S 3 8において、 制御部 1 7は最後のトランスポートパケットが入力 終了したかどうかを調べる。 Noの場合は、 ステップ S 3 2へ戻り、 Yesの場合 は処理を終了する。
なお、 CPIが TU— mapの Clipの場合は、 ATCシーケンスの情報だけを作成すれ ばよいので、 ステップ S 3 2乃至ステップ S 3 7の処理は必要ない。
Prograralnfo (図 1 5) の作成の動作例を図 4 6のフローチャートを用いて説 明する。 この処理は図 4 3の多重化ストリーム解析部 2 6で行われる。
なお、 CP Iが TU— mapの場合、 プログラム ·シーケンスの情報は必要なく、 この 処理は不要である。
ステップ S 5 1において、 多重化ス トリーム解析部 2 6は PSI/SIを含むトラ ンスポートパケットが受信されたかどうかを調べる。 ここで、 PSI/SIのトラン スポートパケットは、 具体的には、 PAT, PMT, SITのパケットである。 SITは、
DVB規格で規定されているパーシャルトランスポートストリームのサービス情報 が記述されているトランスポートパケットである。 ステップ S 5 1において、 Noの場合はステップ S 5 1へ戻り、 Yesの場合はステップ S 5 2へ進む。
ステップ S 5 2において、 多重化ストリーム解析部 2 6は、 PS I/SIの内容が 変わつたかを調べる。 すなわち、 ΡΑΤ, ΡΜΤ, SI Tのそれぞれの内容が、 以前に受 信したそれぞれの内容と比べて変化したかどうかが調べられる。 内容が変化して いない場合は、 ステップ S 5 1へ戻る。 内容が変化した場合は、 ステップ S 5 3 へ進む。 なお、 記録開始後、 最初に受信された PSI/SIの場合は、 必ずステップ S 5 3へ進む。
ステップ S 5 3において、 制御部 1 7は新しい PSI/S Iを伝送するトランスポ 一トバケツトの番号(ァドレス)とその内容を取得する。
ステップ S 5 4において、 制御部 1 7は Program- s equenceの情報を作成し、 Pro gramlnfo (図 1 5 ) を作成する。
ステップ S 5 5において、 制御部 1 7は最後のトランスポートバケツトが入力 終了したかどうかを調べる。 Noの場合は、 ステップ S 5 1へ戻り、 Ye sの場合 は処理を終了する。
次に EP— map (図 2 4 ) の作成の動作例を、 図 4 7のフローチャートを用いて 説明する。 この処理は図 4 3の多重化ストリーム解析部 2 6で行われる。
ステップ S 7 1で多重化スト,リーム解析部 2 6は、 記録する AVプログラムの ビデオの PIDをセットする。 トランスポートス トリームの中に複数のビデオが 含まれている場合は、 それぞれのビデオ PIDがセットされる。
ステップ S 7 2で多重化ス トリーム解析部 2 6は、 ビデオのトランスポートパ ケットを受信する。
ステップ S 7 3で多重化ス トリーム解析部 2 6は、 トランスポートパケッ トの ペイロード (パケットヘッダーに続くデータ部) が PESパケットの第 1バイ ト 目から開始しているかを調べる (PESパケットは、 MPEG2で規定されているパケ ットであり、 エレメンタリーストリームをパケット化するものである) 。 これは、
トランスポ一トノ ケットへッダにある" payload— unit一 start一 indicator"のィ直を 調べることによりわかり、 この値が 1である場合、 トランスポートパケットの ペイロードが PESパケットの第 1パイト目から開始する。 ステップ S 7 3で No の場合は、 ステップ S 7 2へ戻り、 Yesの場合は、 ステップ S 7 4へ進む。
ステップ S 7 4で多重化ス トリーム解析部 2 6は、 PESパケットのペイロード 力 MPEGビデオの sequence—header— code (32ビット長で" 0x000001B3"の符号) の第 1バイ ト目から開始しているかを調べる。 ステップ S 7 4で Noの場合は、 ステップ S 7 2へ戻り、 Yesの場合は、 ステップ S 7 5へ進む。
ステップ S 7 5へ進んだ場合、 制御部 1 7は現在のトランスポートパケットを エントリーポイントとする。
ステップ S 7 6で制御部 1 7は、 上記パケットのパケット番号と上記
seq聽 ce— header一 code 力 ら開始する Iピクチャの PTS とそのェン卜ジーポィ ントが属するビデオの PIDを取得し、 EP— mapを作成する。
ステップ S 7 7で、 多重化ストリーム解析部 2 6は、 現在のパケットが最後に 入力される トランスポートパケットであるかどうかを判定する。 最後のパケット でない場合、 ステップ S 7 2へ戻る。 最後のパケットである場合、 処理を終了す る。
なお、 Cl ipの CPIタイプによって、 Cl ip informationファイルの作成方法 が違う。 図 4 8はこの場合の処理を表している。 制御部 1 7は、 ステップ S 1 0 1で、 CPI として EP_map を作成すると判定した場合、 ステップ S 1 0 2へ進み、 AVストリームの内容について、 PTS, STC, PMTの情報を解析する。 そして、 ス テツプ S 1 0 3へ進み、 制御部 1 7は、 ATCシーケンス, STCシーケンスと Program- sequenceの情報を作成する。 そして、 ステップ S 1 0 4で、 制御部 1 7は EP— mapを作成する。
一方、 ステップ S 1 0 1で、 CPI として TU— map を作成すると判定された場合、 制御部 1 7は、 ステップ S 1 0 5で AVストリームの内容を解析せず、 STCシー ケンスと Program- sequenceの情報を作成しない。 制御部 1 7は、 ステップ S 1
0 6で、 ATCシーケンスの情報を、 トランスポートパケッ トの入力タイミングに 基づいて作成する。 ステップ S 1 0 7で、 制御部 1 7は、 TU_tnapを作成する。 このように、 CPIの種類に関係なく、 どちらの場合でも、 Clip informationフ アイルが作成される。
以上の処理はまた、 次のことを意味する。 すなわち、 AVストリームを、 その 中身を分析して記録媒体に記録する場合 (コグニザント記録する場合) や入力映 像信号を自分で符号化して記録媒体に記録する場合 (セルフェンコーディング記 録) などのように、 記録媒体に記録される AVストリームの中身を知って記録す る場合、 ATCシーケンス、 S T Cシーケンス、 および Programシーケンスが作成 され、 さらに EP— mapが作成され、 記録媒体に記録される。 これに対して、 AVス トリームを、 その中身を分析せずに、 そのまま記録媒体に記録する場合 (ノンコ グニザント記録する場合) 、 ATCシーケンスが作成され、 さらに TU—mapが作成 され、 記録媒体に記録される。
図 4 8の処理はまた、 次のように考えることもできる。 すなわち、 ステップ S 1 0 1で、 AVス トリームを、 その中身を分析して記録媒体に記録する (コグ二 ザント記録する) かまたは入力映像信号を自分で符号化して記録媒体に記録する 場合 (セルフエンコーディング記録) か否かが判定される。 コグ-ザント記録ま たはセルフェンコーディング記録で記録すると判定された場合、 ステップ S 1 0 2で AVストリームの中身が分析され、 ステップ S 1 0 3で ATCシーケンス、 STCシーケンス、 および Programシーケンスが作成され、 さらにステップ S 1 0 4で EP_tnapが作成され、 記録媒体に記録される。 これに対してステップ S 1 0 1で、 AVス トリームを、 その中身を分析せずに、 そのまま記録媒体に記録する (ノンコグニザント記録する) と判定された場合、 ステップ S 1 0 5で AVスト リームの中身が分析されず、 ステップ S 1 0 6で ATCシーケンスが作成され、 さらにステップ S 1 0 7で TU—mapが作成され、 記録媒体に記録される。
図 4 9は、 Real PlayLi stの作成方法を説明するフローチャートを示す。 図 4 3の動画像記録再生装置 1のブロック図を参照しながら説明する。
ステップ S 1 9 1で、 制御部 1 7は Clip AVス トリームを記録する。
ステップ S 1 9 2で、 制御部 1 7は上記 Clipの全ての再生可能範囲をカバー する Playltem (図 3 3) からなる PlayList () (図 2 8 ) を作成する。 ここで、 Clipが EP_mapを持つとき、 EP_mapタイプの PlayList (図 2 9参照) を作成し、 また Clipが TU— mapを持つとき、 TU— mapタイプの PlayList (図 3 0参照) を 作成する。 EP_mapタイプの PlayListの場合に、 Clipの中に STC不連続点があ り、 PlayListOが 2つ以上の Playltemからなる場合は、 制御部 1 7は
Playltem間の connection一 conditionもまた決定 -る。
ステップ S 1 9 3で、 制御部 1 7は UIAppInfoPlayListOを作成する。
UIAppInfoPlayListOは PlayList の内容をユーザへ説明するための情報を含む。 本実施の形態ではその説明を省略する。
ステップ S 1 9 4で、 制御部 1 7は PlayListMarkを作成する (本実施の形態 ではその説明を省略) 。
ステップ S 1 9 5で、 制御部 1 7は MakersPrivateDataを作成する (本実施 の形態ではその説明を省略) 。
ステップ S 1 9 6で、 制御部 1 7は Real PlayListファイルを記録する。
このようにして、 新規に Clip AVス トリームを記録する毎に、 1つの Real PlayListファイルが作られる。
図 5 0は、 Virtual PlayListの作成方法を説明するフローチャートである。 ステップ S 2 1 1で、 ユーザーインターフェースを通して、 ディスク (記録媒 体 1 0) に記録されている 1つの Real PlayList の再生が指定される。 そして、 その Real PlayList の再生範囲の中から、 ユーザーインターフェースを通して、 I 点と OUT点で示される再生区間が指定される。
ステップ S 2 1 2で、 制御部 1 7はユーザーによる再生範囲の指定操作がすべ て終了したか調べる。 ユーザーが上記指示した再生区間に続けて再生する区間を 選ぶ場合はステップ S 2 1 1へ戻る。
ステップ S 2 1 2でユーザーによる再生範囲の指定操作がすべて終了したと判
定された場合は、 ステップ S 2 1 3へ進む。
ステップ S 2 1 3で、 連続して再生される 2つの再生区間の間の接続状態 (connection一 condi tion)を、 ユーザー力 Sユーザーィンタフェースを通して決定 するか、 または制御部 1 7が決定する。
ステップ S 2 1 4で、 ユーザーインタフェースを通して、 ユーザーがサブパス (アフレコ用オーディオ)情報を指定する。 ユーザーがサブパスを作成しない場 合はこのステップの処理はスルーされる。 サブパス情報は、 PlayListの中の SubPlayltemにストァされる情報であるが、 本発明の趣旨に必要ないので説明 を省略する。
ステップ S 2 1 5で、 制御部 1 7はユーザーが指定した再生範囲情報、 および connection— condit ion こ基づ ヽて、 PlayList () (0 2 8 ) を作成する。
ステップ S 2 1 6で、 制御部 1 7は UIAppInfoPlayLi st Oを作成する。
UIAppInfoPlayLi st Oは PlayListの内容をュ ザ一^ "説明するための情報を含 む。 本実施の形態ではその説明を省略する。
ステップ S 2 1 7で、 制御部 1 7は Pl ayListMarkを作成する (本実施の形態 ではその説明を省略) 。
ステップ S 2 1 8で、 制御部 1 7は MakersPrivateDataを作成する (本実施 の形態ではその説明を省略) 。
ステップ S 2 1 9で、 制御部 1 7は Virtual PlayListファイルを記録媒体 1 0に記録する。
このようにして、 記録媒体 1 0に記録されている Real Pl ayListの再生範囲 の中から、 ユーザーが見たい再生区間を選択してその再生区間をグループ化した もの毎に、 1つの Virtual PlayListファイルが作られる。
図 5 1は EP— mapタイプの PlayListの再生方法を説明するフローチヤ一トで ある。
ステップ S 2 3 1で、 制御部 1 7は Info. dvr, Clip Informat ion file, PlayList fi leおよびサムネールファイルの情報を取得し、 ディスク (記録媒
体 1 0 ) に記録されている PlayListの一覧を示す GUI画面を作成し、 ユーザー インタフェースを通して、 GUIに表示する。
ステップ S 2 3 2で、 制御部 1 7はそれぞれの PlayLi stの
UIAppInfoPlayList Oに基づいて、 PlayListを説明する情報を GUI画面に提示 する。
ステップ S 2 3 3で、 ユーザーインタフェースを通して、 GUI画面上からユー ザ一が 1つの PlayListの再生を指示する。
ステップ S 2 3 4で、 制御部 1 7は現在の Playltemの STC - id と IN_timeの PTSから、 IN— timeより時間的に前で最も近いェントリーポィントのあるソース パケット番号を取得する。
ステップ S 2 3 5で、 制御部 1 7は上記ェントリーポイントのあるソースパケ ット番号から AVストリームのデータを読み出し、 デコーダへ供給する。
ステップ S 2 3 6で、 現在の Playltemの時間的に前の Playltemがあった場 合は、 制御部 1 7は、 前の Playltemと現在の Playltemとの表示の接続処理を connect ion—conditionに つて tTつ。
ステップ S 2 3 7で、 制御部 1 7は、 AVデコーダ 1 6に IN— timeの PTSのピ クチャから表示を開始するように指示する。
ステップ S 2 3 8で、 制御部 1 7は、 AVデコーダ 1 6に AVストリームのデコ ードを続けるように指示する。
ステップ S 2 3 9で、 制御部 1 7は、 現在表示の画像が、 0UT_t iraeの PTSの 画像か否かを調べる。 Noの場合は、 ステップ S 2 4 0へ進む。 ステップ S 2 4 0で現在の画像を表示して、 ステップ S 2 3 8へ戻る。 ステップ S 2 3 9で現在 表示の画像が 0UT_tiraeの PTSの画像であると判定された場合は、 ステップ S 2 4 1へ進 。
ステップ S 2 4 1で、 制御部 1 7は、 現在の Pl ayltemが PlayListの中で最 後の Playltemかを調べる。 Noの場合はステップ S 2 3 4へ戻る。 Yesの場合は、 PlayListの再生を終了する。
次に、 EP_mapタイプの PlayListの場合に、 ミニマイズ編集の処理をする時 の Clipと PlayLi stの更新方法の手順を図 5 2のフローチヤ一トを用いて説明 する。
ステップ S 2 6 1で、 制御部 1 7は、 Real PlayListの再生範囲の中からど の Virtual PlayListsにも使われていない 1つ以上の再生区間を調べ、 これを 消去範囲と決める。
ステップ S 2 6 2で、 制御部 1 7は、 Real PlayLi stの再生範囲の中から消 去する一区間の表示開始時刻および表示終了時刻を取得する。
ステップ S 2 6 3で、 制御部 1 7は、 上記時間区間に対応する Cl ip AVス ト リーム上の消去開始パケッ ト (アドレス) と消去終了パケット (ア ドレス) を EP_mapに基づいて決定する。
ステップ S 2 6 4で、 制御部 1 7は、 上記消去終了バケツトの直後のソースパ ケットカ ら開台する 1つの新しレヽ ATC— sequenceを Sequencelnfoに追カロする。 すなわち、 上記消去終了パケットの直後のソースパケットのバケツト番号が SPN—ATC— startにセットされる。
ステップ S 2 6 5で、 制御部 1 7は、 消去後の AVストリームにおける ATCシ 一ケンス上にある STC-sequenceの開始パケット番号 (SPN_STC_start)を更新 する。 すなわち、 消去後の Cl ip AVス トリームに対応するように、
SPN_STC_startの値を変更する。
ステップ S 2 6 6で、 制御部 1 7は、 消去後の AVストリームにおける ATCシ 一ケンス上にある STC- sequenceに対する STC-i dの値が変わらないように offset— STC— idを決定する。
ステップ S 2 6 7で、 必要に応じて、 消去後の Clip AVストリームについて の Programlnf 0を更新。 すなわち、 もし、 上記の消去区間の中で Program - sequence力 S開 台してレヽる場合 ίま、 その Program— sequenceの開 台ソース/ヽ0ケッ ト番号を上記消去終了バケツトの直後のソースパケットのバケツト番号に変更す る。
ステップ S 2 6 8で、 制御部 1 7は、 EP_mapを消去後の Clip AVストリーム に対応するように変更する。 この処理においては、 消去区間のストリームを参照 する EP_mapのエントリーを消去し、 また、 EP— mapの中のソースパケット番号 の値 (すなわち EP— mapの SPN— EP_start) を消去後の Clip AVストリ一ムに対 応するように変更する。
ステップ S 2 6 9で、 制御部 1 7は、 上記の開始と終了パケットで示される区 間の Cl ip AVス トリームのデータを消去する。
ステップ S 2 7 0で、 制御部 1 7は、 上記の処理を反映させて Clip
Information fi le を更新および記録する。 この Clip Information fi le には、 図 8に示されるように、 ClipInf O , Sequence Info () , Program Info () ,
CPI Oなどが含まれている。 従って、 上述した ATC— sequenceや STC_sequence に関する情報が記録媒体 1 0に記録されることになる。
ステップ S 2 7 1で、 制御部 1 7は、 Real PlayList fileが、 上記の消去区 間の再生範囲を除いた再生区間を力パーするように、 更新および記録する。
ステップ S 2 7 2で、 制御部 1 7は、 編集が終了したか否か、 すなわち、 ステ ップ S 2 6 1で調べた消去範囲をすベて消去したかどうかを調べる。 Noの場合 はステップ S 2 6 2へ戻る。 Yesの場合はミニマイズ処理を終了する。
上記ステップ S 2 6 3における処理内容について、 CPIが EPjiap タイプの Clipの場合を詳細に説明する。
図 5 3は、 オリジナルの AVストリームファイルと、 そのス トリームの部分的 な再生範囲のス トリームを消去する編集を行った後の AVス トリームファイルの 例を示す。 編集前に、 Virtual PlayListは、 オリジナル AVス トリーム上の IN_timeと OUT— timeを指しているとする。 この場合、 Virtual PlayListが使 用していないス トリーム部分を消去する編集 (ミニマイズ編集) をしたとき、 そ れはオリジナル AVス トリームを図 5 3に示す編集後のストリームへ変える。 ォ リジナル AVストリームの先頭から X点までのデータと、 Y点から最後までのデ ータが消去される。 以下の説明では、 この X点と Y点を決める方法の例を説明す
る。
図 5 4は、 AVス トリームの内容を解析することをしないで、 IN点の前の不要 なデータを消去する方法を説明する図である。 PlayLi stはオリジナル AVストリ ーム上の IN点を指す。 また、 その AVス トリームの EP_mapを図示する。 IN点 が指すピクチャをデコードするためには、 アドレス ISA2から開始する Iピクチ ャが必要である。 また、 X点の後で、 PAT, PMTおよび PCRパケットが必要である。 SPN_EP_start=ISAlの PTSは t s lであり、 SPN— EP— start=ISA2の PTSは pts 2 である。 pts l と pt s2のシステムタイムベースの時間差が 100 ms ec以上ならば、 ァドレス ISA1 と I SA2の間には PAT, PMTおよび PCRバケツトが存在する (少な くとも、 SESF, DVB, ATSC, ISDBの場合はそうである) 。 したがって、 X点は アドレス ISA1の前に決められる。 そして、 X点はァラインドユエッ トの境界で なければならない。
動画像記録再生装置 1は、 AVストリームの内容を解析することをしないで、 X点を EP_mapを使用して次のステップで決めることができる。
1 ) システムタイムベース上で IN t imeの PTSに最も近く、 かつそれよりも過 去の表示時刻の PTSの値を持つ SPN—EP— startを見つける。
2 ) ステップ 1で見つけた SPN—EP— s tartの PTSの値よりも少なくとも 100 msec過去の表示時刻の PTSの値を持つ SPN_EP_startを見つける。
3 ) X点は、 ステップ 2で見つけた SPN_EP_startよりも前に決められる。 そし て、 X点はァラインドユニッ トの境界でなければならない。
この方法は、 X点を決めるために AVス トリームのデータを読み出し、 その内 容を解析することを必要としないので、 簡単である。 しかし、 編集後の AVス ト リームは、 その PlayLi stの再生には不要なデータを残してしまう場合がある。 もし、 X点を決めるために AVス トリームのデータを読み出し、 その内容を解析 するならば、 その Pl ayLi st の再生には不要なデータをより効率良く消去できる。 図 5 5は、 AVス トリームの内容を解析することをしないで、 OUT点の後ろの 不要なデータを消去する方法を説明する図である。 PlayLi stはオリジナル AVス
トリーム上の OUT点を指す。 また、 その AVストリームの EP— mapを図示する。 SPN_EP_start=ISA4から開始するビデオシーケンスは次に示すものであること を前提とする。
12 BO B l P5 · ·■
ここで、 Ι , Ρ, Βはそれぞれ Iピクチャ, Ρピクチャそして Βピクチャを表す。 数字は表示順序を表す。 この処理において、 記録装置が AVス トリームの内容を 解析しない場合、 動画像記録再生装置 1は、 OUT— t imeの PTSが参照するところ のピクチャの情報 (ピクチャコーディングタイプ, テンポラル'レファレンスな ど) がわからない。 OUT— timeの PTSはピクチャ B0または B1を参照しているか もしれない (動画像記録再生装置 1が AVス トリームの内容を解析しない場合、 このことはわからない) 、 この場合、 ピクチャ ΒΟ, Β Ιをデコードするためには 12が必要である。 12の PTSは OUT timeの PTSよりも大きい (0UT_t ime < Pts4, ここで pt s4は 12の PTSである) 。 12の PTSは OUT— t imeの PTSよりも 大きいが、 BO, B 1のために 12が必要である。
したがって、 Y点は図に示すアドレス ISA5の後ろに決められる。 I SA5は、
EP— mapの中で ISA4の直後にある SPN_EP— s tartの値である。 Y点はまたァライ ンドュニッ トの境界でなければならない。
動画像記録再生装置 1は、 AVストリームの内容を解析することをしないで、 Y点を EP_mapを使用して次のステップで決めることができる。
1 ) システムタイムベース上で OUT t imeの PTSに最も近く、 かつそれよりも未 来の表示時刻の PTSの値を持つ SPN—EP_startを見つける。
2 ) ステップ 1で見つけた SPN_EP_startの直後にある SPN_EP— start を見つけ る。
3 ) Y点は、 ステップ 2で見つけた SPN_EP— startよりも後ろに決められる。 そ して、 Y点はァラインドユニッ トの境界でなければならない。
この方法は、 Y点を決めるために AVストリームのデータを読み出し、 その内 容を解析することを必要としないので、 簡単である。 しかし、 編集後の AVス ト
リームは、 その PlayListの再生には不要なデータを残してしまう場合がある。 もし、 Y点を決めるために AVス トリームのデータを読み出し、 その内容を解析 するならば、 その PlayList の再生には不要なデータをより効率良く消去できる c 図 5 6は TU— mapタイプの PlayListの再生方法を説明するフローチヤ一トで ある。
ステップ S 3 0 0乃至ステップ S 3 0 2で、 図 51のステップ S 2 3 1乃至 S 2 3 2と同様の処理が行われる。
すなわち、 ステップ S 3 0 0で、 制御部 1 7は Info. dvr, Clip Information file, PlayList fileおよびサムネールファイルの情報を取得し、 ディスク
(記録媒体 1 0) に記録されている PlayListのー覽を示す GUI画面を作成し、 ユーザーインタフェースを通して、 GUIに表示する。
ステップ S 3 0 1で、 制御部 1 7はそれぞれの PlayListの
UIAppInfoPlayListOに基づいて、 PlayListを説明する情報を GUI画面に提示 する。
ステップ S 3 0 2で、 ユーザーインタフェースを通して、 GUI画面上からユー ザ一が 1つの PlayListの再生を指示する。
ステップ S 3 0 3で、 制御部 1 7は、 TU_nmp情報を参照して、 AVストリーム のエントリーポイントのアドレスを取得する。 すなわち、 制御部 1 7は、 現在の Playlteraの IN_timeのァライバルタイムよりも時間的に前で最も近いェントリ 一ポイントのソースパケット番号を取得する。 この処理の詳細は、 後述する。 ステップ S 3 04で、 制御部 1 7は、 上記エントリーポイントのあるソースパ ケット番号からパケットを再生し、 AVデコーダ 1 6へ供給する。
ステップ S 3 0 5で、 制御部 1 7は、 現在のパケットのァライバルタイムスタ ンプが、 0UT_timeのパケットのそれ以上か否かを調べる。 判定が Noの場合は、 ステップ S 3 0 6へ進む。 制御部 1 7は、 、 ステップ S 3 0 6で、 次のパケット を再生し、 AVデコーダ 1 6へ供給し、 ステップ S 3 0 5へ戻る。 ステップ 3 0 5で判定が Yesの場合は処理はステップ 3 0 7へ進む。
ステップ S 3 0 7で、 制御部 1 7は、 現在の Playltemが PlayListの中で最 後の Playltemであるかを調べる。 判定が Noの場合、 処理はステップ S 3 0 3 へ戻る。 判定が Yesの場合は、 制御部 1 7は、 PlayListの再生を終了する。 次に、 図 5 6のステップ S 3 0 3の処理の詳細を、 図 5 7のフローチャートを 参照して説明する。
ステップ S 4 0 0で、 制御部 1 7は、 Playltemの IN— time と、 TU— raap'Oの offset— arrival— time [ate— id] とが次の関係になる最大の ate— idの値を取得 する。
off set_arrival_time Latc_id] < IN_time
(図 2 6のシンタクス参照) 。
ステップ S 4 0 1で、 制御部 1 7は、 上記 ate— idで指される ATC-sequence 中の i番目の time— unitの開始時刻 TU一 start— time [ate— id] [i]力 IN— timeよ りも時間的に前で最も近い時の iの値を取得する (上記した式 (2) 参照) 。 ステップ S 4 0 2で、 制御部 1 7は、 上記 iに対応する
SPN— time— unit— start[atc_id] [i]をエントリーポイントのア ドレスとする。 そ して、 処理を終了する。
次に、 TU— mapタイプの PlayListに対して、 ミ-マイズ編集をする時の Clip と PlayListの更新方法の手順を、 図 5 8のフローチヤ一トを用いて説明する。 ステップ S 5 00で、 制御部 1 7は、 Real PlayListの再生範囲の中からど の Virtual PlayListsにも使われていない 1つ以上の再生区間を誡ベ、 これを 消去範囲と決める。
ステップ S 5 0 1で、 制御部 1 7は、 Real PlayListの再生範囲の中から消 去する一区間の開始時刻 (ァライパルタイム) および終了時刻 (ァライバルタイ ム) を取得する。
ステップ S 5 0 2で、 制御部 1 7は、 上記時間区間に対応する Clip AVスト リーム上の消去開始パケット (アドレス) と消去終了パケット (アドレス) を TlLmapに基づいて決定する。 この処理の詳細は、 後述する。
ステップ S 5 0 3で、 制御部 1 7は、 上記消去終了パケットの直後のソースパ ケットカ ¾ら開合する 1つの新しい ATC_sequenceを Sequencelnfoに追カロする。 すなわち、 制御部 1 7は、 上記消去終了バケツトの直後のソースパケットのパケ ット番号を SPN— ATC_startにセットする。
ステップ S 5 0 4で、 制御部 1 7は、 TU_mapを消去後の Clip AVストリーム に対応するように変更する。 すなわち、
― 上記消去する AVストリーム区間に対応する SPNjitne— uni startのデータ エントリを消去する。
― 上記新しい ATC - s equence上の最初の t ime— unitの開始時刻を、 その ATC- sequenceに对す of f set_arrival_timeとして、 TU一 mapに追カロする。
― TU_mapの中のソースパケット番号の値、 すなわち、 TU— mapの
SPN_t ime_unit_startを消去後の Clip AVストリームに対応するように変更す る。
ステップ S 5 0 5で、 制御部 1 7は、 上記の開始と終了パケットで示される区 間の Cl ip AVス トリームのデータを消去する。
ステップ S 5 0 6で、 制御部 1 7は、 上記の処理を反映させて Clip
Information fi le を更新および記録する。 この Cl ip Informat ion fi le には、 図 8に示されるように、 Cliplnf (), Sequence Info () , Pro gram Info () , CPI Oなどが含まれている。 従って、 上述した ATC_sequenceに関する情報が記 録媒体 1 0に記録されることになる。
ステップ S 5 0 7で、 制御部 1 7は、 Real PlayLi st f il e力 上記の消去区 間の再生範囲を除いた再生区間をカバーするように、 更新および記録する。
ステップ S 5 0 8で、 制御部 1 7は、 編集が終了したか否か、 すなわち、 ステ ップ S 5 0 0で調べた消去範囲をすベて消去したかどうかを調べる。 判定が No の場合、 処理はステップ S 5 0 1へ戻る。 判定が Yes の場合、 制御部 1 7は、 ミュマイズ処理を終了する。
次に、 図 5 9のフローチャートを参照して、 図 5 8のステップ S 5 0 2の処理
の詳細を説明する。
ステップ S 6 0 0で、 制御部 1 Ίは、 消去する区間の開始時刻と終了時刻が含 まれる ATC一 sequenceの atc_idの値を取得する。
ステップ S 6 0 1で、 制御部 1 7は、 上記 atc_idで指される ATC- sequence 中の i番目の time一 unitの開始時刻 TU_start— time [ate— id] [ が、 消去する 区間の開始時刻よりも時間的に後ろで最も近い時の /の値を取得する (上記し た式 (2)参照) 。
ステップ S 6 0 2で、 制御部 1 7は、 上記 iに対応する
SPN_time_unit— start[atc— id] [i]を消去開始パケットのアドレスとする。
ステップ S 6 0 3で、 制御部 1 7は、 上記 atc_idで指される ATC - sequence 中の j番目の time— unitの開始時刻 TU— start— time [ate— id] [j]が、 消去する 区間の終了時刻よりも時間的に前で最も近い時の jの値を取得する (上記した 式 (2) 参照) 。
ステップ S 6 0 4で、 制御部 1 7は、 上記 jに対応する
SPN_time— unit— start[atc— id] [j]を消去終了バケツトのアドレスとする。
図 6 0は、 EP_mapタイプと TU_maPタイプの各 PlayListに対するミ -マイズ 編集での Clip Information fileの更新の違いをまとめたものである。
ステップ S 7 0 1で、 制御部 1 7は、 PlayList 、 EP_ma の PlayListであ るか否かを判定し、 EP— map の PlayList である場合、 ステップ S 7 0 2へ進む c ステップ S 7 0 2で、 EP— mapの PlayListであると判定された場合、 制御部 1 7は、 AVス トリームの部分消去に対応するように、 Clip Informationフアイ ルを更新する。 すなわち、
ATC-seqeenceの情報を更新し (図 5 2のステップ S 2 6 4 ) 、
STC-seqeenceの情報を更新し (図 5 2のステップ S 2 6 5, S 2 6 6) 、 さらに、 必要に応じて、 program-sequenceの情報を更新する (図 5 2のステツ プ S 2 6 7) 。
そして、 ステップ S 7 ◦ 3で、 制御部 1 7は、 AVストリームの部分消去に対
応するように、 EP— mapの情報を更新する (図 5 2のステップ S 2 6 8) 。 そし て、 処理を終了する。
一方、 ステップ S 7 0 1で、 PlayList が、 TU_mapの PlayListであると判定 された場合、 処理はステップ 70 4へ進む。
ステップ S 7 04で、 制御部 1 7は、 AVストリームの部分消去に対応するよ うに、 Clip Informationフアイノレの ATC— seqenceの 'If報を更新する (図 5 8の ステップ S 5 0 3) 。
そして、 制御部 1 7は、 ステップ S 7 0 5で、 AVストリームの部分消去に対 応するように、 TU_raapの情報を更新し (図 5 8のステップ 5 04) 、 処理を終 了する。
次に、 EP_mapタイプの PlayList の AVストリームを記録する時に ATC不連続 点と STC不連続点が発生する場合における、 PlayList (図 2 8 ) の Playltemデ ータ (図 2 9 ) fこつレヽて、 connection—condition (図 2 9 ) のィ直の設定方法を 説明する。
ATCシーケンスと STCシーケンスの不連続点を持つ AVストリームと Playltem の関係について説明する。
図 6 1は、 EP_mapタイプの PlayListの場合に、 2個の ATCシーケンスの境界 で 2個の Playltemに分かれている場合を説明する図である。 ATCシーケンスの 境界で、 STCシーケンスも分かれる。 そして、 Playltemは連続な STCシーケン スを参照するので、 STCシーケンスの境界で 2個の Playltemに分かれる。 この 場合、 現在の Playltem (図中の Current Playltem)がその前側の
Playltem (Previous Playltem)と、 このような状態で接続されていることを示 す†こめに、 connection—conditionの直を 1 (こ設定する。
図 6 2は、 EP一 mapタイプの PlayListの場合に、 連続な ATCシーケンス上に ある 2個の STCシーケンスの境界で 2個の Playltemが分かれている場合を説明 する図である。 連続な ATCシーケンス上の STC不連続点で、 2個の STCシーケン スに分かれている。 そして、 Playltemは連続な STC シーケンスを参照するので、
STCシーケンスの境界で 2個の Playltemに分かれる。 この場合、 現在の
Playltem (図中の Current Playltem)力 Sその前側の Playltem (Previous
Playltem)と、 このような状態で接続されていることを示すために、
connect ion— conditionの値を 2に設定する。
図 6 3は、 AVストリームの記録方法について、 その記録途中に ATC不連続点 と STC不連続点が発生する場合における、 EP_raapタイプの PlayLi stデータの 作成方法を説明するフローチヤ一トである。
ステップ S 8 0 0で、 制御部 1 7 (図 4 3 ) は、 パラメータ n=0, m=0,
にセットする。 nは、 記録途中に発生する ATCシーケンスの 番号であり、 raは、 記録途中に発生する STCシーケンスの番号であり、 i s_ATC_sequenceは、 ATCの不連続が発生したことを示すフラグである。
ステップ S 8 0 1で、 制御部 1 Ίは、 現在記録するパケットから n番目の ATC シーケンスを開始する。
ステップ S 8 0 2で、 制御部 1 7は、 前記現在記録するパケットから m番目 の STCシーケンスを開始する。 また、 m番目の Playltemを開始する。
ステップ S 8 0 3で、 制御部 1 7は、 m番目の Playltemの
connection— conditionを決める。
i s_ATC_change=lの場合、 connect ion_condit ion=l,
is_ATC_change=0の場合、 connection— condi1; ion=2。
なお、 最初の Playltem (m=0) については、 図 6 2の状態とは異なるが、 connection— conditional とする。
ステップ S 8 0 4で、 制御部 1 7は、 記録する AVストリームに含まれるビデ ォの PTSを解析する。 この PTSの情報は、 Playltemの IN_time, OUT— timeを取 得するための情報となる。
ステップ S 8 0 5で、 制御部 1 7は、 不連続点を検出したか判定する。 Noの 場合は、 ステップ S 8 0 4の処理を続ける。 Yesの場合は、 ステップ S 8 0 6へ 移る。
ステップ S 8 0 6で、 制御部 1 7は、 STC不連続が発生したかどうかを調べる。 STC不連続の検出方法については、 図 4 5における場合と同様に行う。
ステップ S 8 0 6で、 Yesの場合、 制御部 1 7は、 STCの不連続が発生した (ATCの不連続は発生しない) と判定する (図 6 2の状態) 。 そして、 次のよう に処理をする。
(1) m番目の Playltemの Iltime, OUT— timeの取得する。
(2) m++
(3) is_ATC_change=0
と処理する。
そして、 ステップ S 8 0 2へ戻り、 引き続き処理を行う。 この場合、
is— ATC一 change=0であるので、 ステップ S 8 0 3で、 Playltemの
connect ion_condition=2 セッ 卜 れる。
ステップ S 8 0 6で、 Noの場合、 ステップ S 8 0 8へ移る。
ステップ S 8 0 8は、 制御部 1 7は、 不連続点が録画ポーズとポーズ解除 (記 録が一度中断され、 その後再開した場合) によるものかを調べる。
ステップ S 8 0 8で、 Yes の場合、 記録が一度中断されたので、 制御部 1 7は、 ATCの不連続が発生した (STCの不連続もまた発生する) と判定する (図 6 1の 状態) 。 この時、 ステップ S 8 0 9で、 次の処理を行う。
(1) m番目の Playltemの IN一 time, OUT— timeの取得する。
(2) tn++,
(3) n++
(3) is_ATC_change=l
そして、 ステップ S 8 0 1へ戻り、 引き続き処理を行う。 この場合、
is— ATC—change=lであるので、 ステップ S 8 0 3で、 Playltemの
connection— conditional力 Sセットされる。
ステップ S 8 0 8で、 Noの場合、 AVストリームの記録を終了する。
次に、 TU— tnaoタイプの PlayListの AVストリームを記録する時に ATC不連続
点が発生する場合における PlayList (図 2 8 ) の Playltemデータ (図 2 9 ) について、 connection—condition (図 2 9 ) の値の設定方法を説明する。
ATCシーケンスの不連続点を持つ AVストリームと Playltemの関係について 説明する。
図 6 4は、 TU_raapタイプの PlayListの場合に、 2個の ATCシーケンスの境界 で 2個の Playltemに分かれている場合を説明する図である。 TU_mapタイプの PlayListの場合、 Playltemは連続な ATCシーケンスを参照するので、 ATCシー ケンスの境界で 2個の Playltemに分かれる。 この場合、 現在の Playltem (図中 CD Current Playltem)力 ¾その前側の Playltem (Previous Playltem)と、 このよ うな状態で接続されていることを示すために、 connection_conditionの値を 1 に設定する。
図 6 5は、 PlayListの AVストリームの記録方法について、 その記録途中に ATC不連続点が発生する場合、 TlUnapタイプの PlayListデータの作成方法を説 明するフローチャートである。
ステップ S 8 3 1で、 制御部 1 7 (図 4 3) は、 パラメータ n=0にセットす る。 nは、 記録途中に発生する ATCシ^"ケンスの番号である。
ステップ S 8 3 2で、 制御部 1 7は、 現在記録するパケットから n番目の ATC シーケンスを開始する。
ステップ S 8 3 3で、 制御部 1 7は、 n番目の Playltemを開始する。
ステップ S 8 3 4で、 制御部 1 7は、 n番目の Playltemの
connect ion_condition=lとセットする。
なお、 最初の Playltem (n=0) についても、 図 6 4の状態とは異なるが、 connection— condition=l とす。。
ステップ S 8 3 5で、 制御部 1 7は、 記録する AVス トリームのバケツ トのァ ライバルタイムスタンプを取得する。 このァライバルタイムスタンプの情報は、 Playltemの IN— time, 0UT_timeを取得するための情報となる。
ステップ S 8 3 6で、 制御部 1 7は、 不連続点を検出したか判定する。 Noの
場合は、 ステップ S 8 3 5の処理を続ける。 Yesの場合は、 ステップ S 8 3 7へ 移る。
ステップ S 8 3 7で、 制御部 1 7は、 不連続点が録画ポーズとポーズ解除 (記 録が一度中断され、 その後再開した場合) によるものかを調べる。
ステップ S 8 3 7で、 Yes の場合、 記録が一度中断されたので、 制御部 1 7は、 ATCの不連続が発生したと判定する。 この時、 ステップ S 8 3 8で、 次の処理を 行う。
(1) n番目の Playltemの IN— time, OUT— timeの取得する。
(2) n++
そして、 ステップ S 8 3 2へ戻り、 引き続き処理を行う。 この後のステップ S 8 3 4で、 Playltemの connect ion_condition=l力 Sセットされる (図 6 3の状 態) 。
ステップ S 8 3 7で、 Noの場合、 AVストリームの記録を終了する。
図 6 6 fま、 connection— conditionの値 ίこ基づ ヽて、 EP— mapタイプの
PlayListを再生する方法を説明するフローチャートである。
ステップ S 8 5 1で、 制御部 1 7 (図 4 3) は、 PlayListファイルのデータ を読み込む。
ステップ S 8 5 2で、 制御部 1 7は、 パラメータ K=0にセットする。 Κは、 PlayListの中にェントリーされている Playltemデ タの番号である。
ステップ S 8 5 3で、 制御部 1 7は、 現在、 再生する K番目の Playltemの connect ion_condit ionの取得を丁る。
ステップ S 8 5 4で、 制御部 1 7は、 connection— conditionの値が 2である かどうかを調べる。 Yesの場合、 ステップ S 8 5 5へ進む。
ステップ S 8 5 5で、 制御部 1 7は、 前回の(K-1)番目の Playltemの AVデー タに続く ATCシーケンスの AVデータを連続読み出しできることがわかる。 すな わち、 連続な ATCシーケンス上の STC不連続点にて、 Playltemが分かれている だけである (図 6 2の状態である) ので、 STC不連続点をまたいで、 AVストリ
ームデータを連続読み出しできることがわかる。 具体的には、 図 7の再生モデル において、 STC不連続点をまたいでも、 ァライバルタイムカウンタークロック 255の値を連続にできることがわかる。
ステップ S 8 5 4で、 Noの場合は、 ステップ S 8 5 6へ進む。
ステップ S 8 5 6で、 制御部 1 7は、 前回(K-1)番目の Playlteraの AVデータ 読み出し後、 現在の K番目の Playltemの AVデータ読み出し開始に先立ち、 再 生器の ATCカウンタのリセッ 卜が必要であることがわかる。 すなわち、
Playltem の境界で ATC不連続点があるので、 図 7の再生モデルにおいて、 ATC 不連続点でァライバルタイムカウンタークロック 255の値をリセットする必要 があることがわかる (例えば、 図 6 1の Current Playltemの場合、 ATC- sequence2の開 台点、 SPN_ATC_start力 S示すノ ケットの arrival— time— stampの 値でァライバルタイムカウンタ一ク口ック 255の値をリセットする) 。
ステップ S 8 5 7で、 制御部 1 7は、 最後の Playltemの処理を終了したかど うかを調べる。 Noの場合は、 ステップ S 8 5 8へ進み、 Kをインクリメントす る。
ステップ S 8 5 7で、 Yesの場合は、 PlayListの再生処理を終了する。
図 6 7は、 TU_mapタイプの PlayListを再生する方法を説明するフローチヤ ートである。
ステップ S 8 7 1で、 制御部 1 7 (図 4 3) は、 PlayListファイルのデータ を読み込む。
ステップ S 8 7 2で、 制御部 1 7は、 ノ ラメータ K=0にセットする。 Κは、 PlayListの中にェントリ^"されている Playltemデータの番号である。
ステップ S 8 7 3で、 制御部 1 7は、 現在、 再生する K番目の Playltemの connection— condition=lの取守をする。
ステップ S 8 74で、 制御部 1 7は、 前回(K-1)番目の Playlteraの AVデータ 読み出し後、 現在の K番目の Playltemの AVデータ読み出し開始に先立ち、 再 生器の ATCカウンタのリセットが必要であることがわかる。 すなわち、 -
Playltera の境界で ATC不連続点があるので、 図 7の再生モデルにおいて、 ATC 不連続点でァライバルタイムカウンターク口ック 255の値をリセットする必要 があることがわかる (例えば、 図 6 4の Current Playl temの場合、 ATC- sequence2の開台^; SPN_ATC_start力示すノヽ0ケッ トの arrival一 t ime— stampの :でァライバノレタイムカウンタークロック 255の値をリセットする) D
ステップ S 8 7 5で、 制御部 1 7は、 最後の Pl ayltemの処理を終了したかど うかを調べる。 Noの場合は、 ステップ S 8 7 6へ進み、 Kをインクリメントす る。
ステップ S 8 7 5で、 Ye sの場合は、 Pl ayLi s tの再生処理を終了する。
このようなシンタクス、 データ構造、 規則に基づく事により、 記録媒体 1 0に 記録されているデータの内容、 再生情報などを適切に管理することができ、 もつ て、 ユーザが再生時に適切に記録媒体に記録されているデータの内容を確認した り、 所望のデータを簡便に再生できるようにすることができる。
以上説明した各種の情報が記録される記録媒体 1 0は、 例えば光ディスクで構 成される。 この記録媒体 1 0には、 スパイラル状または同心円状にトラックが形 成される。 そして、 図 6 8に示されるように、 そのうちの Gathered fi l es領域 1 0 Aに、 Gathered fi l es (例えば、 図 2の PLAYLISTのファイル O. rpl sお よび *. vpl sの拡張子を有するファイル) 、 並びに CLIPINFを構成するファイル (*. clp iの拡張子を有するファイル) ) が記録され、 その他の領域 1 0 Bに、 STREAM のファイル (例えば、 *. m2t s の拡張子を有するファイル) が記録される c Gathered fi l esは、 記録媒体 1 0を動画像記録再生装置 1に装着したとき、 短 時間で読み出す必要があるファイルである。
なお、 本実施の形態は、 多重化ストリームとして MPEG2 トランスポートスト リームを例にして説明しているが、 これに限らず、 DSS トランスポートストリー ムゃ MPEG2プログラムストリームについても適用することが可能である。
以上のように、 本発明によれば、 トランスポートストリーム等の AVストリー ムのバケツトを記録媒体に記録するシステムにおいて、 各パケットのデコーダへ
の到着時刻を示すァライバル'タイム'スタンプ (arrival— time_stamp) がパケ ットに付加して記録される。 このとき、 ァライバル ·タイム'スタンプの連続性 を表す情報 (ATC- sequenceの情報) も記録される。 具体的には、 記録されてい る 1つのパケット列の中で、 ァライバル'タイム'ベースの诗間軸が開始するパ ケットのアドレス (SPN_ATC_start) が記録される。 このアドレスは、 1つのパ ケット列の中でのバケツト番号で表す。
例えば、 AVストリームを新しく記録する時、 連続して記録されたパケット列 にはァライバルタイムベースの不連続点は含まれず、 ァライバル'タイム'ベー スの時間軸は 1つである。 その時間軸はバケツト列の最初のバケツトから開始す る。
編集等によって、 前記バケツト列の中の不必要な部分のパケットが消去され、 残った全てのパケットが 1つのバケツト列にまとめられる場合を考える。 この場 合、 新しいパケット列の中には、 ァライバル 'タイムベースの時間軸が複数存在 する場合がある。 このとき、 それぞれのァライバル'タイム'ベースの時間軸が 開始するパケットのァドレスが記録媒体に記録される。
さらに、 ァライバル'タイム'スタンプの連続性を表す情報を記録するシステ ムにおいては、 AVデータの再生時刻が参照するところのシステム'タイム'ベー スの不連続点が検出され、 そのシステム'タイム'ベースの連続性を表す情報 (STC-sequenceの情報)が記録される。 具体的には、 記録されている 1つのパケ ット列の中で、 システム 'タイム 'ベースの時間軸が開始するパケットのァドレ ス (SPN—STC— start) が記録される。 このアドレスは、 1つのパケット列の中で のパケット番号で表す。
また、 システム ·タイム'ベースの不連続点を含まないパケット列である、 1 つの STC-sequenceは、 ァライバル'タイム'ベースの不連続点を含まないパケッ ト列である ATC - sequenceの境界をまたがないように前記データが管理される。 従って、 記録されている 1つのパケット列の中で、 ァライバル'タイム'ベー スの時間軸が開始するパケットのァドレスを正しく管理することが可能となる。
ATC- sequenceが増加しても、 Cl ipのファイル数が増加しないので、 ファイル管 理が容易となる。 さらに、 stc- idで各々の STC- sequenceを識別するようにし たので、 プレイリス トの編集が容易となる。
また、 AVス トリームファイルの中にァライバルタイムベースの不連続点ゃシ ステムタイムベースの不連続が含まれる場合であっても、 適切に AVデータの再 生開始時間と終了時間を管理できる。
なお、 本実施の形態は、 多重化ストリームとして MPEG2 トランスポートス ト リームを例にして説明しているが、 これに限らず、 DSS トランスポートストリー ムゃ MPEG2プログラムス トリームについても適用することが可能である。
上述した一連の処理は、 ハードウェアにより実行させることもできるが、 ソフ トウエアにより実行させることもできる。 この場合、 そのソフトウェアを構成す るプログラムが、 専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、 または、 各種のプログラムをインストールすることで、 各種の機能を実行することが可能 な、 例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、 ネットワークや記録媒体から ィンス トーゾレされる。
この記録媒体は、 図 4 3に示すように、 装置本体とは別に、 ユーザにプログラ ムを提供するために配布される、 プログラムが記録されている磁気ディスク 5 1
(フロッピディスクを含む) 、 光ディスク 5 2 (CD-ROM (Compact Disk-Read Only Memory) , DVD (Digital Versati l e Disk)を含む) 、 光磁気ディスク 5 3 (MD (Mini-Di sk) を含む) 、 もしくは半導体メモリ 5 4などよりなるパッケ ージメディアにより構成されるだけでなく、 装置本体に予め組み込まれた状態で ユーザに提供される、 プログラムが記録されている ROMやハードディスクなど で構成される。
なお、 本明細書において、 記録媒体に記録されるプログラムを記述するステツ プは、 記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、 必ずしも時 系列的に処理されなくとも、 並列的あるいは個別に実行される処理をも含むもの である。
また、 本明細書において、 システムとは、 複数の装置により構成される装置全 体を表すものである。 産業上の利用可能性
以上のように、 本発明によれば、 記録後に、 編集操作が行われた場合において も、 データの内容、 および、 再生情報を簡単に、 かつ、 適切に管理することが可 能になる。
また、 本発明によれば、 編集操作が行われた場合においても、 データの内容お よび再生を簡単に、 かつ適切に管理することが可能な情報記録媒体を実現するこ とができる。
さらに、 本発明によれば、 データス トリームを欠落させることなく、 連続的に、 かつ、 迅速に、 再生することが可能となる。
また、 本発明によれば、 データストリームの一部を削除した場合においても、 データストリームを連続的に再生することが可能となるだけでなく、 編集後のデ ータの管理も容易となる。