WO2002032680A1 - Cassette a ruban et ensemble ruban - Google Patents

Description

明細書 テープカセット及びテープュニッ卜 技術分野

本発明は、 文字付テープを作成するテープ印字装置に使用され、 印字テー プを巻回してなるテープュニッ卜がカセットケース本体に対して交換可能な テープカセットの構成に関し、 より詳しくは、 所定のテ一プカセットには所 定の幅の印字テープをセッ卜したテープュニットしか装着できないようにす る構成に関するものである。 背景技術

従来より、 テープ印字装置により作成される文字付テープの使用目的等を 勘案した場合、 複数種類のテープ幅を有する印字テープが必要であることや、 印字テープが使い切られた場合のカセットケースの再使用を望む省資源の観 点から、 本出願人が先に提案した、 特開平 7— 2 5 1 2 3号公報では、 テー プが使い切られた場合に、 新たな印字テープを予めセッ卜したテープュニッ トを、 カセッ卜ケース本体とこれの開放面を着脱自在可能に覆うカセット蓋 とからなるテープカセットに詰め替え可能に構成すると共に、 複数種類のテ 一プ幅を有する各印字テープに対応して複数種類のテープュニッ卜を 1種類 のテープカセッ卜内に収納でき、 その場合に各テープュニッ卜にテープ幅判 別部材を備えることが提案された。 発明の開示

しかしながら、 例えば、 テープ幅の小さい印字テープをセットしたテープ ュニッ卜を収納できるテープ力セッ卜に対して、 テープ幅の大きい印字テ一 プをセッ卜したテープュニヅトを収納しょうとしてもカセッ 卜蓋が閉まらな いから、 ユーザはセット誤りに気がつく。 他方、 テープ幅の大きい印字テー プをセッ卜したテープュニッ卜を収納できるテープカセッ卜は、 当然ながら、 カセットケース本体とカセット蓋との間のテープュニッ卜収納部の空間の深 さも大きいから、 そのテープ幅大のためのテープカセットに対して、 ユーザ はセッ卜誤りに気づくことなく、 テープ幅の小さい印字テープをセッ卜した テープュニットを収納した場合には、 当該テープュニット収納部においてテ ープユニットがガタつき、 印字テープを引き出すときに、 当該印字テープが 斜行する現象が発生して、 当印字テープに印字する文字等の姿勢が歪んだり、 酷いときには、 印字テープの引き出し走行が不能になっててしまうという問 題があった。

本発明は前記従来の問題点を解消するためになされたものであり、 テープ ュニッ卜の交換に際して印字テープの幅や種類の特定を可能とし、 テープュ ニットをテープカセットに交換可能に収納できるようにすると共に、 テープ 幅の大きい印字テ一プ用のテープュニッ卜が収納可能なテープカセッ卜に対 しても、 テープ幅の小さい印字テープ用のテープユニットを誤って収納する ことができなくなる等、 所定のテープ幅用のテープカセットには、 それに対 応する幅のテープを収納したテープュニットしかセッ卜できないようにした テープカセッ卜を提供することを目的とする。

前記目的を達成するため、 本発明のテープカセットは、 印字テープが巻回 されてなるテ一プユニットを、 カセットケース本体と、 そのカセット蓋との 間に着脱可能に収納するように構成してなるテープ印字装置に使用されるテ —プカセットにおいて、 前記テープユニットには、 それに卷回されるテープ の種類等を特定するためのテープ特定部を備え、 該テープ特定部には、 テー プ幅が異なる毎にテープ幅特定部の配置位置または形状を異なるようにして 設ける一方、 前記カセットケ一ス本体及びカセット蓋のいずれか一方もしく は双方には、 前記テープ特定部をセットできるテープ被検出部を備えると共 に、 所定のテープ幅の印字テープが巻回されるテープュニットのみがセッ卜 できるように、 前記テープ幅特定部に対応するテープ幅被検出部を備えたも のである。 図面の簡単な説明

第 1図は、 テープカセット収納部のカバ一体を閉じて示すテープ印字装置 の平面図である。

第 2図は、 テープカセットの分解斜視図である。

第 3図は、 カセッ卜蓋を外した状態のテープカセッ卜の斜視図である。 第 4 A図はカセット篕の平面図、 第 4 B図はカセットケース本体の平面図 である。

第 5 A図はテープュニッ卜の平面図、 第 5 B図はテープュニッ卜の下面図 である。

第 6図は、 下スプールを外した状態のテープュニッ卜の側面図である。 第 7図は、 テープユニットにおける回転支持部とテープの卷回部と下スプ 一ルの各断面図である。

第 8図は、 テ一プユニットにカセット蓋を被せた状態の第 2図の VI I I 一 VI I I線矢視拡大断面図である。

第 9図は、 回転支持部の下面図である。

第 1 0図は、 第 7図の X— X線矢視で示す下スプールの平面図である。 発明を実施するための最良の形態

次に、 本発明を具体化した実施形態に基づいて図面を参照しつつ詳細に説 明する。 第 1図はカセット収納部 8の収納カバ一 6を閉じた状態のテープ印 字装置 1の平面図、 第 2図はテープカセットの部品の斜視図、 第 3図はカセ ットケース本体にテープュニットをセッ卜した状態の斜視図である。 第 1図において、 テープ印字装置 1の本体 1 aの上面には、 文字等のキヤ ラク夕を複数行に渡って入力し、 文書データ （コードデータ） からなるテキ ストを作成するための文字入力キ一、 テキストの印字を指令する印字キー、 液晶ディスプレイ 3上で力一ソルを上下、 左右に移動させるカーソルキー、 及び、 改行指令や各種処理の実行、 選択を指令する制御キー等が設けられた キ一ボード部 2と、 キーボード部 2にて入力された文字等を表示する液晶デ イスプレイ 3及び後述するテープカセッ卜 5を収納するカセッ 卜収納部 8が 配設され、 このカセット収納部 8を覆うための収納カバー 6が本体 1 aの後 端に開閉可能に枢支されている。 なお、 第 1図に示すように、 カセット収納 部 8の左側には、 印字済みのテープが本体 1 aの排出口 1 bから排出される 箇所で切断するためのテープ力ッター 7が配置され、 その押し操作ボタン 7 aが本体 1 aの左側面の後寄り部位に配置されている。

また、 カセット収納部 8には、 本体 1 a内に配置のテープ送りモー夕から 適宜の駆動機構 （共に図示せず） を介して回転駆動されるテープ送りローラ 軸 9とリボン巻取軸 1 0とが立設されている。 但し、 このリポン巻取軸 1 0 は、 インクリボンを内蔵し、 インクリボンを介してフィルムテープ上に文字 等の印字を行なう際に使用される従来のテープカセットにおいてインクリボ ンを卷取るためのものであるが、 本実施形態に係るテープカセット 5では、 ィンクリボン及びその卷取りスプールが内臓されておらず、 ィンクリボンを 使用することなく文字等の印字が可能な感熱発色性の印字テープ Tを使用す ることから、 リボン卷取軸 1 0は印字テープ Tの送り動作には関与しない。 インクリボン巻取軸 1 0の斜め前方 （キーボード部 2側） に位置する前記 テープ送りローラ軸 9は、 テープカセッ卜 5におけるテープ送り口一ラ 1 1 に嵌合するように立設されている。 更に、 カセット収納部 8の前方には、 印 字テープ T上に文字等の印字を行なうサーマルへッ ド 1 2が固設されている また、 前記印字テープ Tを前記サ一マルへッド 1 2及びテープ送りローラ 1 1に押しつけるためのプラテンローラ 1 3 a及びテープ送り補助ローラ 1 3 bがローラホルダ （図示せず） に装着され、 該ローラホルダは、 テープカセ ット 5に対して接離可能に配置されている。

カセット収納部 8の後部 （第 1図の右寄り後方） には、 図示しないが 7個 のマイクロスィッチ等の機械的センサを有して、 テープの種類やテープ幅を 検出するためのテープ種類検出手段 （図示せず） が設けられており、 このテ ープ種類検出手段は後述のテープカセット 5に設けられているテープ被検出 部 5 0 a、 5 0 b及びテープュニット 2 0におけるテープ特定部 3 0と協働 してテープカセット 5内に収納されている印字テープ Tのテープ幅やテープ の種類 （テープの色や透明半透明、 発色可能な文字等の色、 テープ材質等の 別） を検出するものである。

なお、 前記テープ種類検出手段が、 機械的センサの場合には、 各機械的セ ンサに対して後述の遮蔽部 5 1が当接して機械的センサを作動させたかどう かを検出して、 機械的センサがその作動 ·非作動に応じて出力するオン ·ォ フ信号の組み合せにより印字テープ Tのテープ幅等のテープ種類を検出する ものである。 前記機械的センサに代えて、 磁気センサやフォトセンサを用い ても良い。 前記各フォトセンサの場合は、 発光素子と受光素子とを対として 有する公知のフォトカブラからなる。

なお、 このように構成されるテープ印字装置 1の制御は、 C P U、 R OM、 C G R OM、 及び、 R AM、 バス等からなるマイクロコンピュー夕等の電子 式制御装置により実行される。 R OMは各種のプログラムを記憶させておく ものであり、 印字制御プログラム等のテープ印字装置 1の制御上必要な各種 のプログラムが記憶されている。 そして、 C P Uはかかる R O Mに記憶され ている各種のプログラムに基づいて各種の演算を行なうものである。 また、 R O Mには、 多数の文字等のキャラクタのそれぞれについて、 各キャラクタ の輪郭線を規定する輪郭線データ （アウトラインデ一夕） が各畲体 （ゴシッ ク系書体、 明朝体系書体等） 毎に分類されてコードデータに対応して記憶さ れている。 このアウトラインデ一夕に基づいてドットパターンデータがィメ 一ジバッファ上に展開される。

また、 C G R OMにはキ一ボード部 2から入力される各キャラクタに対応 するドッ トパターンデータが記憶されており、 ドットパターンデータが C G R OMから読み出され、 そのドットパターンデ一夕に基づいて液晶ディスプ レイ 7にドットパターンが表示される。 更に、 R AMは C P Uにより演算さ れた各種の演算結果を一時的に記憶させておくためのものであり、 R AMに はテキストメモリ、 イメージバッファ、 印字バッファ等の各種のメモリが設 けられている。

キーボード部 2及び印字テープ Tの幅を検出するための前記テープ種類検 出部が入出力イン夕一フェイスを介して、 また、 液晶ディスプレイ 3、 ディ スプレイコントローラが入出力ィンターフェイスを介してそれぞれ前記制御 装置に接続されており、 キーボード部 2の文字入力キーを介して文字等が入 力された場合、 その文書データがテキストメモリに順次記憶されていくとと もに、 ドットパターン発生制御プログラム及び表示制御プログラムに基づい て、 前記入力された文字等に対応するドッ卜パターンが液晶ディスプレイ 3 上に表示される。 また、 サーマルヘッド 1 2は図示しない駆雲回路を介して 駆動され、 ィメ一ジバッファから印字バッファに転送されたドットパターン デ一夕の印字を行い、 これと同期してテープ送りモー夕は駆動回路を介して 印字テープ Tの送り制御を行なうものである。

次に、 第 2図〜第 9図に基づいて、 前記のように構成されるテープ印字装 置 1のカセッ卜収納部 8に収納されるテープカセッ卜 5の構成について説明 する。 第 2図はテープカセッ ト 5の分解斜視図、 第 3図はカセット蓋 3 3を 外した状態でテープュニット 2 0を収納したテープカセット 5の斜視図であ る。 テープカセット 5は、 基本的に、 カセットケース本体 3 2と、 これに対 して着脱可能とされたカセッ卜蓋 3 3と、 カセットケース本体 3 2のうち力 セット蓋 3 3にて覆われなかったテープ引き出し部 3 6及びテープ送りロー ラ 1 1等が配置されたテープ送り部等の上方を覆う補助カバー体 3 1とから 構成されている。 これらは各々合成樹脂製の射出成形品である。

カセットケース本体 3 2は、 上側が開放された略矩形状のケースからなり、 かかるカセットケース本体 3 2の後壁 3 2 aの両側位置には一対の係止孔 3 4、 3 4が穿設されている。 これらの各係止孔 3 4には、 後述するカセット 蓋 3 3の後縁から下向きに突設した各係止爪 3 5が係止される。

また、 カセットケース本体 3 2における前壁 3 2 bの右側位置から左方に 向かって、 テープ引き出し部 3 6がー体的に設けられており、 該テープ引き 出し部 3 6の後方にはサーマルへッド案内部 3 7がー体的に設けられている。 サ一マルヘッド案内部 3 7は平面視 「コ」 字状に形成されており、 「コ」 字状 の凹状空間 3 8にはサーマルへッド 1 2が配設される。 凹状空間 3 8の後壁 には係止長孔 3 9が形成され、 この係止長孔 3 9には後述するカセット蓋 3 3に形成された弾性係止フック体 4 0 (第 2図、 第 4 A図参照） が係止され る。 更に、 サーマルへッド案内部 3 7とカセットケース本体 3 2の左側壁と の間には、 テープ印字装置 1におけるカセッ卜収納部 8の底壁から立設され た前記テープ送りローラ軸 9に係合可能なテープ送りローラ 1 1が配置され ている （第 1図、 第 4 B図参照）。 但し、 第 2図では、 前記係止長孔 3 9等力 セットケ一ス本体 3 2の前部の形状を明示するため、 テープ送りローラ 1 1 及び補助カバー体 3 1を外して図示している。

カセッ卜ケース本体 3 2において、 その左後方位置にはテープュニッ卜 2 0を収納するためのテープュニッ卜収納部 4 1 (第 2図、 第 4 JB図参照） が 設けられており、 カセットケース本体 3 2にカセット蓋 3 3を閉蓋した状態 で、 テープュニット 2 0の卷回部 T 0は、 テープュニット収納部 4 1内にき つちりと収納されて傾かず回転可能に収納される深さを有する。 また、 テープュニット 2 0に巻回されている印字テープ Tを前記サ一マル へッド案内部 3 7まで円滑に案内すべく、 カセットケース本体 3 2の底壁か らは平面視円弧状のテープガイド壁 4 2 、 4 3が突設されている （第 2図、 第 4 B図参照）。 また、 その両テープガイド壁 4 2 、 4 3を挟んで形成された 一対の角孔 4 4 、 4 5には、 図示しないが、 カセット収納部 8内に立設され ている発光器と受光器とからなるフォ卜センサが嵌まり、 前記テープガイ ド 壁 4 2 、 4 3の直前を通過する印字テープ Tの有無を検知するようにしてい る。

また、 前記カセットケ一ス本体 3 2及びカセット蓋 3 3の右後部には、 テ ープュニット 2 0におけるテープ特定部 3 0における遮蔽部 5 1が嵌まって セットされるテープ被検出部 5 0 a 、 5 O bが設けられている。 このテープ 被検出部 5 0 a 、 5 0 bの実施形態は、 7つの丸孔からなり、 丸棒状等の突 出状の遮蔽部 5 1が選択的に嵌まるものである。 これにより、 印字テープ T のテープ幅やテープの種類 （テープの色や透明半透明、 発色可能な文字等の 色、 テープ材質等の別） を検出することができる。

そして、 カセットケース本体 3 2にカセット蓋 3 3を閉篕した状態での、 前記テープュニット収納部 4 1の深さは、 対応させるテープュニッ卜 2 0に セットした印字テープ Tのテープ幅寸法に応じて異なるように構成する。 テ ープ幅の種類としては、 実施形態では、 6 画、 9 mm, 1 2誦、 1 8 醒、 2 4 mm及び 2 6腿の 6種類とするから、 テープカセット 5 (カセットケース本体 3 2にカセット蓋 3 3を閉蓋した状態） の高さ寸法も前記テープ幅の大小に 応じて 6種類のものを準備する。 一方、 各テープユニット 2 0におけるテー プ特定部 3 0には、 前述のテープ幅が異なる毎に、 テープ幅特定部としての 上下貫通孔 6 1が異なる位置に穿設されており、 他方、 前記各カセットケ一 ス本体 3 2側のテープ被検出部 5 0 aには、 前記所定のテープ幅のテ一プュ ニット 2 0のみがセッ卜でようにするテープ幅被検出部としての丸棒状等の 突起部 5 2が所定位置に上向きに突設されている （第 2図、 第 4 B図参照）。 従って、 例えば、 テープ幅が 1 2 mm の印字テープ Tを巻回したテ一プュニ ット 2 0を、 それに対応する高さのテープカセッ卜 5にセッ卜したときのみ、 前記突起部 5 2が上下貫通孔 6 1に嵌まることができ、 その他のテープ幅の ものを卷回したテープュニッ卜 2 0は前記テープカセット 5にセットできな いように構成するものである。 このテープ幅特定部としての上下貫通孔 6 1 と、 テープ幅被検出部としての突起部 5 2との合致 ·不一致は、 両者の位置 及びノ又は形状の組み合わせにより実現される。 例えば、 同じ直径の上下貫 通孔 6 1と突起部 5 2とでもその配置位置が合致しないと、 そのテープュニ ット 5はテープカセット 5にセットできないし、 大きい直径の突起部 5 2に 対して小さい直径の上下貫通孔 6 1は嵌まらないからセッ卜できないという ようにする。

第 2図、 第 3図、 第 5 A図及び第 5 B図等に示すように、 テープユニット 2 0は、 巻管 5 3に卷回された印字テープ Tと、 該印字テープ Tの上側を支 持する支持体 2 1と、 前記巻管 5 3の下側から嵌め入れて印字テープ Tの巻 回部 T Oを抜け不能にする下スプール 2 2とから構成されている。 合成樹脂 製の支持体 2 1には、 印字テープ Tの卷回部 T 0のうち上側側面と対峙して 支持する板状の回転支持部 2 1 a力 前記巻回部 T 0の最大半径より大きい 半径の樹脂フィルム製のスぺ一サ 5 4より若干大きく延設されている。 そし て、 回転支持部 2 1 aの先端部には、 印字テープ Tの幅方向の下縁に向かつ て屈曲した連設部 5 5と、 該連設部 5 5に続いて前記テープ特定部 3 0とが —体的に成形されている。

前記連設部 5 5では、 卷回部 T 0から卷き解いた印字テープ Tの幅方向の 下縁を、 前記一対のテープガイド壁 4 2、 4 3に向かって案内するための断 面略 U字状の案内溝 5 5 aが形成されている （第 2図、 第 3図参照）。

ところで、 カセッ卜ケース本体 3 2のテープュニット収納部 4 1の底面に は、 放射状に 7つのリブ 4 1 aが突出形成されており、 テープユニッ ト 2 0 がテープュニッ卜収納部 4 1に収納される際、 印字テープ Tの卷回部 T 0が 前記リブ 4 1 a上に載置される。 そして、 巻回部 T 0から引き出された印字 テープ Tが、 その幅方向に上下動することなく走行するために、 前記案内溝 5 5 aの底面と前記リブ 4 1 aの上面とがほぼ同じ高さとなるように、 前記 案内溝 5 5 aの底面を形成する部分が薄型化されている。 そこで、 この案内 溝 5 5 aの底面を形成する部分を補強するために、 案内溝 5 5 aの裏側には、 下方に向かって突出する突出部 5 5 bが形成され、 案内溝 5 5 aの底面を形 成する部分の厚みを増している。

そして、 テ一プュニット 2 0がテ一プュニット収納部 4 1に収納された際 に、 前記突出部 5 5 bと対向する位置には、 該突出部 5 5 bが嵌挿される逃 げ孔 4 6が穿かれている。 尚、 前記突出部 5 5 bが逃げ孔 4 6に嵌揷された 状態で、 テープュニッ卜収納部 4 1のリブ 4 1 a上面と案内溝 5 5 aの底面 とがほぼ同じ高さとなり、 卷回部 T 0から引き出された印字テープ Tが、 そ の幅方向に上下動することなく案内溝 5 5 aに向かって走行する。 また、 力 セットケース本体 3 2の下面と突出部 5 5 bの下面とは同一面を形成し、 突 出部 5 5 bがカセットケース本体 3 2の下面から突出することはない。

前記回転支持部 2 1 aの下面側には、 前記巻管 5 3の内周に嵌まる凸座部 5 6を下向き突設し、 該凸座部 5 6の外周には、 後述する下スプール 2 2に おける係止爪 2 4 aが係止する係止孔 5 7が複数 （実施形態では 4つ） 形成 されている （第 7図、 第 8図及び第 9図参照）。 他方、 第 7図、 第 8図及び第 1 0図に示すように、 前記下スプール 2 2における鍔部 2 3から上向きに突 出する筒部 2 4の内壁面には複数個 （実施形態では 4つ） の係止爪 2 4 aを 内向きに突設し、 筒部 2 4を卷回部 T Oの卷管 5 3内に挿入して、 各係止爪 2 4 aを前記各係止孔 5 7に係止することにより、 両者が離脱不能な状態と なって、 印字テープ Tの卷回部 T 0は筒部 2 4に対して回転可能で且つ離脱 不能に支持されることになる。 なお、 筒部 2 4上端には上向きに開放溝 2 5 を複数穿設することにより、 前記係止爪 2 4 aが前記各係止孔 5 7に係止す るとき、 筒部 2 4の上端が弾性的に窄まるようになる。

また、 前記テープュニット 2 0の支持体 2 1のうち、 前記板状の回転支持 部 2 1 aには、 前記印字テープ Tの巻回部 T 0の卷回半径方向に延びる観察 窓 5 9を備える。 実施形態では、 卷管 5 3に巻き付いた印字テープ Tのェン ドまで視認できるように、 観察窓 5 9の一端 （半怪内寄り端） は前記凸座部 5 6の外周縁に近い部分まで延長し、 また、 卷回部 T Oの卷回半径が最大の とき （未使用状態のとき） も観察できるにょうに連設部 5 5方向に延びてい る。

そして、 カセット蓋 3 3の上板部 3 3 aには、 前記板状の回転支持部 2 1 aが移動不能に嵌まる支持部 6 0を設け、 該支持部 6 0から前記観察窓 5 9 の全体が見えるように構成するものであり、 実施形態では、 回転支持部 2 1 aを非円形状に形成し、 この回転支持部 2 1 aの一部もしくは全部がきつち りと嵌まる孔状の支持部 6 0を穿設するものである。 支持部 6 0の他の実施 形態としては、 回転支持部 2 1 aの一部のみ上向き突設し、 この突出部が嵌 まるように、 カセット蓋 3 3の上板部 3 3 aより上側に凹んだ支持部 6 0を 形成し、 その支持部 6 0を透明材料にて 2色成形しても良い。 さらには、 回 転支持部 2 1 aに係合孔 （図示せず） を穿設し、 前記上板部 3 3 aの下面に、 前記係合孔に係合する係合突起を設けると共に前記観察窓 5 9と同じ位置に 同じ形状の透かし孔 （図示せず） を設けて良い。 いずれの場合にも、 カセッ ト蓋 3 3の外側から、 前記観察窓 5 9の全体が見えるようにすることが肝要 である。

上記の構成により、 テープ力セット 5をテープ収納部 8に収納すると、 支 持体 2 1におけるテープ特定部 3 0の下面に垂設された棒状の遮蔽部 5 1は、 テープ種類検出手段にて検知され、 前記複数の遮蔽部 5 1の数と位置との組 み合わせを検知して出力されるオン ·オフ信号に基づいて、 前記テープュニ ッ卜 2 0に装着されている印字テープ Tのテープ幅やテープの種類等を検出 できるものである。

そして、 前記テープ特定部 3 0の上面にも同じ位置と数の遮蔽部 5 1を突 設し、 この遮蔽部 5 1をカセット蓋 3 3におけるテープ被検出部 5 0 bに嵌 め合わせることにより、 テープュニット 2 0における支持体 2 1が傾いたり、 位置ずれすることを回避できる。 さらに、 前述のように、 テープ特定部 3 0 には、 テープ幅が異なる毎にテープ幅特定部としての上下貫通孔 6 1の配置 位置または形状を異なるようにして設ける一方、 前記カセットケース本体及 びカセット盖のいずれか一方もしくは双方の前記テープ被検出部 5 0 bに、 所定のテープ幅の印字テープ Tが巻回されるテープュニッ卜 2 0のみがセッ 卜できるように、 前記テープ幅特定部としての上下貫通孔 6 1に対応するテ 一プ幅被検出部としての突起部 5 2を備えるから、 大きいテープ幅用のテー プカセット 5に、 細いテープ幅用のテープュニット 2 0をセッ卜することが できないことにより、 テープカセット 5内でテープユニット 2 0が上下に踊 つたり傾斜したりして引き出される印字テープ Tが斜行したり、 支えるとい う事故を無くすることができる。

なお、 テープ幅特定部としての上下貫通孔 6 1とこれに嵌まる突起部 5 2 の断面形状は円の他、 楕円、 矩形、 多角形としても良いし、 テープ幅特定部 としての上下貫通孔 6 1に代えて、 突起部とする一方、 テープカセッ ト 5側 のテープ幅被検出部としての突起部 5 2に代えて逆に孔状または凹所に形成 しても良いのである。

前記のように構成されたテープカセット 5をテープ印字装置 1のカセット 収納部 8に収納する場合、 第 1図に示すようにカセッ卜収納部 8が上方開放 型であれば、 該カセット収納部 8の底面から上向きに固設されたサーマルへ ッド 1 2がサーマルへッド案内部 3 7の凹状案内部 3 8内に配置される。 こ れとは逆に、 図示しないが、 テープ印字装置の底面側が開放されるようした カセット収納部の場合には、 前記テープカセット 5を、 そのカセット蓋 3 3 が上方を向いた状態で収納し、 図示しないカバー体でカセットケース本体 3 2側の下面側を塞いで脱落しないように構成しても良く。 その場合、 カセッ 卜蓋 3 3側のテープ被検出部 5 0 aをテープ印字装置 1のカセット収納部 8 におけるテープ種類検出手段に臨ませると良い。

いずれの場合も、 前記サ一マルへッド 1 2はテープカセット 5の内方に配 設されることとなり、 サーマルヘッド 1 2に設けられた複数個の各発熱素子 は、 前記のように印字テープ Tが下スプール 2 2の周囲に感熱発色層を内側 に向けて卷回されていることから、 印字テープ Tの感熱発色層に対向接触さ れるものである。

そして、 テープ印字装置 1の作動時において、 プラテンローラ 1 3 aはサ —マルへッド 1 2に当接されるとともに、 テープ送り補助ローラ 1 3 bはテ —プ送りローラ 1 1と当接される。 これにより、 カセットケース本体 3 2の テープュニット収納部 4 1に収納されたテープュニット 2 0から引き出され た印字テープ Tは、 テープ送りローラ 1 1とテープ送り補助ローラ 1 3 bと の協働により、 各テープガイド壁 4 2、 4 3を介してテープ引き出し部 3 6 にスムースに案内されて引き出されるとともに、 サーマルへッド案内部 3 7 の凹状案内部 3 8においてサ一マルへッド 1 2とプラテン口一ラ 1 3 aとの 協働により、 印字テープ Tの感熱発色層上に文字等の印字が行なわれるもの である。 この後、 文字等の印字された印字テープ Tは、 テープ送りローラ 1 1とテープ送り補助ローラ 1 3 bとの協働により、 テープ排出部 1 bからテ ープ印字装置 1の外部に排出される。

前記のように印字テープ Tの感熱発色層上に文字等が印字されて文字付テ —プが作成されることにより、 巻管 5 3に巻回された印字テープ Tの残量が 少なくなつたか、 無くなつたかは、 前記力セット蓋 3 3の上側から観察窓 5 9の箇所で巻回部 T 0の半径を観察するだけで簡単に視認できる。 印字テー プ Tが無くなった場合、 未使用の新たな印字テープ Tを巻回してなるテープ ユニット 2 0に交換される。 この場合、 先ず、 テープカセット 5をカセット 収納部 8から取り出す。 次いで、 カセット蓋 3 3における弾性係止フック体 4 0の摘み部を押して、 カセットケース本体 3 2における係止長孔 3 9との 係合を外し、 カセット蓋 3 3をカセットケース本体 3 2から取り外す。 この 後、 印字テープ Tが使い切られた支持体 2 1を下スプール 2 2と共にテープ ュニット収納部 4 1から取り出し、 未使用の印字テープ Tを巻回してなる新 たな交換用テープュニット 2 0をテープュニッ卜収納部 4 1に収納する。 そして、 カセットケース本体 3 2の上面はカセット蓋 3 3が取り外されて いることから開放されているので、 使用者は印字テープ Tの幅方向における 上端を掴んで、 卷回部 T 0から印字テープ Tを引き出して、 テープユニット

2 0の案内溝5 5 &、 テープガイド壁 4 2 、 4 3を介してテープ引き出し部

3 6へと印字テープ Tを送込み、 さらに、 印字テープ Tの先端がテープ送り ローラ 1 1と対向する位置まで送り込む。

このとき、 支持体 2 1と下スプール 2 2とにより、 巻管 5 3及び印字テ一 プ Tの巻回部 T 0は外れ不能で且つ回動可能に一体に取り付けられており、 しかも、 前記支持体 2 1には、 テープ特定部 3 0がー体的に形成されている から、 テ一プユニット 2 0を交換し、 印字テープ Tの先端をテープ送りロー ラ 1 1と対向する位置へ送り込んだ後、 テープカセット 5を元の位置 （テ一 プ印字装置 1のカセット収納部 8 ) に戻せば、 テープ印字装置 1側で自動的 にテープの種類等も判別可能となる。

以上詳細に説明した通り、 本実施形態に係るテープカセット 5では、 テー プュニット 2 0の交換の際に、 カセットケース本体 3 2及びカセット盖 3 3 を再利用できて、 ランニングコストを低減することができる。

なお、 実施形態における印字テープ Tは、 ベーステープの一面に感熱発色 層を形成し、 他面には粘着剤層を介して剥離紙を貼付してなる構成を有する。 また、 印字テープ Tは、 その感熱発色層を内側にして卷管 5 3に卷回されて いる。 これにより、 感熱発色層の変色等が防止され得る。 そして、 前記粘着 剤が卷回部 T 0テープ幅方向の両端面から滲み出して支持体 2 1における回 転支持部 2 1 aの下面や下スプール 2 2における鍔部 2 3の上面に貼着して 印字テープ Tの引き出しに際して円滑な回転ができなくなるのを、 前記 P E T (ポリエチレンテレフタレ一ト樹脂フィルム） 等のスぺ一サ 5 4の配置に て防止できる。

尚、 本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、 本発明の要旨を逸 脱しない範囲内で種々の改良、 変形が可能であることは勿論である。

例えば、 本実施形態では、 カセット蓋 3 3を設けているが、 カセット蓋 3 3は必ずしも必要でなく、 カセットケ一ス本体 3 2とテープュニット 2 0の みの構成であっても良く、 また、 テープユニット 2 0の回転支持部 2 1 aと カセット蓋 3 3がー体となる構成であっても良い。

また、 本実施形態では、 カセット蓋 3 3がカセットケース本体 3 2から分 離する構成としたが、 カセット蓋 3 3を周知のヒンジ機構を用いてカセット ケース本体 3 2に連結し、 カセットケース本体 3 2に対して開閉するが、 力 セットケース本体 3 2からは分離しない構成としても良い。 産業上の利用可能性

以上説明した通り、 本発明は、 印字テープが卷回されてなるテープュニッ 卜を、 カセットケース本体と、 そのカセッ ト蓋との間に着脱可能に収納する ように構成してなるテープ印字装置に使用されるテープカセッ トにおいて、 前記テープュニッ卜には、 それに巻回されるテープの種類等を特定するため のテープ特定部を備え、 該テープ特定部には、 テープ幅が異なる毎にテープ 幅特定部の配置位置または形状を異なるようにして設ける一方、 前記カセッ

Claims

卜ケース本体及びカセット蓋のいずれか一方もしくは双方には、 前記テ一プ 特定部をセットできるテープ被検出部を備えると共に、 所定のテープ幅の印 字テープが巻回されるテープュニットのみがセットできるように、 前記テ一 プ幅特定部に対応するテープ幅被検出部を備えたものである。 したがって、 テープュニッ卜の交換に際して印字テープの幅や種類の特定 を可能とし、 テープュニットをテープカセッ卜に交換可能に収納できるよう にすると共に、 所定のテープ幅用のテープカセットには、 それに対応する幅 のテープを収納したテープュニッ卜しかセッ卜できないようにしたテープ力 セットを提供することができる。 その結果、 ユーザが誤ってテープ幅の大き い印字テープ用のテープュニッ卜が収納可能なテープカセッ卜に対しても、 テープ幅の小さい印字テ一プ用のテープュニットを誤って収納することがで きなくなるから、 印字作業の不具合が無くなるという効果を奏する。 請求の範囲

1 . 印字テープが巻回されてなるテープユニットを収納する本体を有し、 印 字部を有するテープ印字装置に装着して使用されるテープカセッ卜であって、 卷回されるテープの幅を特定するための第 1の特定部と巻回されるテープ の種類を特定するための第 2の特定部とを備えたテープュニットを着脱可能 に収納し、

所定のテープ幅の印字テ一プが卷回されたテ一プユニットのみを収納可能 となるよう第 1の特定部を検出するテープ幅検出部材を有し、

前記第 2の特定部は、 テープ印字装置に設けられたテープ種類検出部材に より検出されることにより、 テープュニッ卜に巻回されたテープの種類が検 出されることを特徴とするテープカセット。

2 . 前記第 1の特定部は、 巻回されるテープの幅に応じてその配置位置を 異なるようにして設け、 前記テープ幅検出部材は、 前記第 1の特定部の配置 位置に応じて前記テープの幅を検出することを特徴とする請求項 1に記載の テープカセット。

3 . 前記テープ幅検出部材は係合部からなり、 前記第 1の特定部は前記係 合部に係合される被係合部からなることを特徴とする請求項 1に記載のテー プカセッ卜。

4 . 前記係合部は係合突起からなり、 前記被係合部は前記係合突起に係合 される係合孔からなることを特徴とする請求項 3に記載のテ一プカセット。

5 . 前記印字テープの巻回部に嵌まるスプールを抜け不能に保持するため の回転支持部と、 該回転支持部から延長させて前記第 1の特定部及び第 2の 特定部を形成したことを特徴とする請求項 1に記載のテープカセッ卜。

6 . 前記テープカセッ トの本体は、 前記テープユニッ トを着脱可能に収納 するカセットケース本体とカセット蓋からなり、 前記テープ幅検出部材は前 記カセットケース本体に形成されたことを特徴とする請求項 1に記載のテ一 プカセット。

7 . 前記テープカセットの本体は、 前記テープユニットを着脱可能に収納 するカセットケース本体とカセット蓋からなり、 前記テープ幅検出部材は前 記カセット蓋に形成されたことを特徴とする請求項 1に記載のテープカセッ

8 . 印字部を有するテープ印字装置に装着して使用され所定高さを有する テープカセッ卜に収納される、 所定の幅を有する印字テープを卷回するテー プュニッ卜であって、

巻回されるテープの幅を特定するための第 1の特定部と巻回されるテープ の種類を特定するための第 2の特定部とを備え、

前記第 1の特定部は、 前記所定高さのテープカセッ卜に収納可能となるよ う、 前記テープカセットのテープ幅検出部材により検出され、

前記第 2の特定部は、 テープュニッ卜に巻回されたテ一プの種類が判別さ れるよう、 テープ印字装置に設けられたテープ種類検出部材により検出され ることを特徵とするテープュニッ卜。

9 . 前記第 1の特定部は、 巻回されるテープの幅に応じてその配置位置を 異なるようにして設け、 前記テープ幅検出部材は、 前記第 1の特定部の配置 位置に応じて前記テープの幅を検出することを特徴とする請求項 8に記載の テープュニット。

1 0 . 前記テープ幅検出部材は係合部からなり、 前記第 1の特定部は前記 係合部に係合される被係合部からなることを特徴とする請求項 9に記載のテ —プュニッ卜。

1 1 . 前記係合部は係合突起からなり、 前記被係合部は前記係合突起に係 合される係合孔からなることを特徴とする請求項 1 0に記載のテープュニッ

1 2 . 前記印字テープの巻回部に嵌まるスプールを抜け不能に保持するた めの回転支持部と、 該回転支持部から延長させて前記第 1の特定部及び第 2 の特定部を形成したことを特徴とする請求項 8に記載のテープュニット。

1 3 . 印字テープが卷回されてなるテープュニットを収納する本体を有し、 印字部を有するテープ印字装置に装着して使用されるテープカセッ卜であつ て、

巻回されるテープの幅を特定するための第 1の特定部と巻回されるテープ の種類を特定するための第 2の特定部とを備えたテープュニッ 卜を着脱可能 に収納し、

所定のテープ幅の印字テープが巻回されたテープュニッ卜のみを収納可能 となるよう第 1の特定部と協働するテ一プ幅検出部材を有し、

前記第 2の特定部は、 テープ印字装置に設けられたテープ種類検出部材に より検出されることにより、 テープュニッ卜に巻回されたテープの種類が検 出されることを特徴とするテープカセット。

1 4 . 前記テープ幅検出部材は係合部からなり、 前記第 1の特定部は前記 係合部に係合される被係合部からなることを特徴とする請求項 1 3に記載の テ一フカセッ卜。

1 5 . 前記係合部は係合突起からなり、 前記被係合部は前記係合突起に係 合される係合孔からなることを特徴とする請求項 1 4に記載のテープカセッ 卜₀

1 6 . 前記被係合部は、 巻回されるテープの幅に応じてその配置位置を異 なるようにして設け、 前記係合部は、 前記被係合部の配置位置に応じて異な つた協働状態を前記被係合部との間で形成することを特徴とする請求項 1 5 に記載のテープカセット。

1 7 . 印字部を有するテープ印字装置に装着して使用され所定高さを有す るテープカセッ卜に収納される、 所定の幅を有する印字テ一プを卷回するテ ープュニッ卜であって、

巻回されるテープの幅を特定するための第 1の特定部と卷回されるテープ の種類を特定するための第 2の特定部とを備え、

前記第 1の特定部は、 前記所定高さのテープカセッ卜に収納可能となるよ う、 前記テープカセットのテープ幅検出部材と協働し、、

前記第 2の特定部は、 テープュニットに卷回されたテープの種類が判別さ れるよう、 テープ印字装置に設けられたテープ種類検出部材により検出され ることを特徴とするテープュニット。

1 8 . 前記テープ幅検出部材は係合部からなり、 前記第 1の特定部は前記 係合部に係合される被係合部からなることを特徴とする請求項 1 7に記載の つ—プュニット。

1 9 . 前記係合部は係合突起からなり、 前記被係合部は前記係合突起に係 合される係合孔からなることを特徴とする請求項 1 8に記載のテープュニッ 卜。

2 0 . 前記係合孔は、 巻回されるテープの幅に応じてその配置位置を異な るようにして設け、 前記係合突起は、 前記被係合孔の配置位置に応じて異な つた協働状態を前記被係合孔との間で形成することを特徴とする請求項 1 9 に記載のテープュニット。