JP2007301872A - 分割ケース、ケース分解装置およびテープカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成の分解装置を用いて適切に分解可能な分割ケースを提供する。
【解決手段】分解可能に相互に接合される第1ケース10および第2ケース20から成る分割ケース2であって、第1ケース10および第2ケース20の接合部において、第1ケース10の接合端面に形成した第1圧入突起15、および第1圧入突起15に対応する位置に第2ケース20を貫通して形成され、第1圧入突起15が離脱可能に圧入する圧入孔26と、接合部の複数箇所において、それぞれ第1ケース10のみを貫通して形成した複数の貫通孔16とを備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、相互に接合される第1ケースおよび第2ケースから成る分割ケース、ケース分解装置およびテープカートリッジに関するものである。
従来、相互に接合される第1ケース(上ケース)および第2ケース(下ケース)から成る分割ケース(テープカートリッジ)であって、第1ケースの接合端面に形成した第1圧入突起と、第1圧入突起に対応して、第2ケースの接合端面に第2ケースを貫通して形成され、第1圧入突起が離脱可能に圧入する圧入孔(貫通孔)と、第2ケースの輪郭に対し、第1ケースの輪郭が凹となる複数の引掛り部とを備えたものが知られている。また、この分割ケースを分解する分解装置として、分割ケースの各引掛り部に臨んで第2ケースのみを保持する複数の引掛け部を有するセット部と、圧入孔から圧入突起を同時に押し出す押出しピンを有する押出しヘッドとを備えたものが提案されている。
特開2002−53249号公報
このような分割ケースを分解装置により分解する場合、押出しピンが圧入孔に適切に挿通するよう、分割ケースをセット部に位置決め状態で保持する必要がある。この点、従来の分解装置においては、分割ケースの複数の引掛り部を複数の引掛け部により保持する構成であり、これだけでは分割ケースを位置決めすることができないことから、分割ケースの外形をガイドすることで位置決めする部材(位置決めブロック)をさらに備える必要があった。このため、分解装置の部品点数が増加し、ひいてはコスト増大を招いていた。
本発明は、簡易な構成の分解装置を用いて適切に分解することができる分割ケース、ケース分解装置およびテープカートリッジを提供することを課題とする。
本発明の分割ケースは、分解可能に相互に接合される第1ケースおよび第2ケースから成る分割ケースであって、第1ケースおよび第2ケースの接合部において、第1ケースの接合端面に形成した第1圧入突起、および第1圧入突起に対応する位置に第2ケースを貫通して形成され、第1圧入突起が離脱可能に圧入される圧入孔と、接合部の複数箇所において、それぞれ第1ケースのみを貫通して形成した複数の貫通孔と、を備えたことを特徴とする。
本発明のケース分解装置は、上記した分割ケースを分解するケース分解装置であって、複数の貫通孔に対応して配設された複数の保持ピンを有し、複数の保持ピンを複数の貫通孔に挿入して第2ケースのみを保持するセット部と、圧入孔から圧入突起を押し出す押出しピンを有する押出しヘッドと、押出しピンが圧入孔に挿通するように、セット部に対し押出しヘッドを相対的に移動させる移動手段と、を備えたことを特徴とする。
これらの構成によれば、第1ケースの複数の貫通孔に複数の保持ピンを挿入することで、分割ケースが位置決めされると共に、各貫通孔に挿入された保持ピンの先端が第2ケースの接合端面に当接し、第2ケースのみが保持される。この状態で、押出しピンを用いて圧入孔から第1圧入突起を押し出すようにすれば、分割ケースが分解される。このため、複数の貫通孔を、分割ケースの分解時において保持ピンにより支持される部位とするだけでなく、分割ケースの位置決め孔としても機能させることができ、ケース分割装置に分割ケースの位置決めのための部材を特に設ける必要がない。したがって、簡易な構成の分解装置を用いて分割ケースを適切に分解することが可能となる。
上記の分割ケースにおいて、複数の貫通孔の少なくとも1つに対応して第2ケースの接合端面に形成され、当該各貫通孔に離脱可能に圧入される第2圧入突起を、さらに備えたことが好ましい。
この構成によれば、複数の第2圧入突起が複数の貫通孔に圧入した状態で、第1ケースと第2ケースとが接合される。このため、第1ケースと第2ケースとの接合力を高めることができる。すなわち、複数の貫通孔を、分割ケースを分解する際に保持ピンにより位置決め保持されるためのものとしてだけでなく、第1ケースと第2ケースとを接合するために第2圧入突起を圧入させる圧入孔としても機能させることができる。そして、この場合も、分割ケースの複数の貫通孔に複数の保持ピンを挿入することで、分割ケースが位置決めされると共に、各貫通孔に挿入された保持ピンの先端が第2圧入突起の先端に当接し、第2ケースのみが保持される。この状態で、押出しピンを用いて圧入孔から第1圧入突起を押し出すようにすれば、貫通孔に圧入した第2圧入突起に対し、これを支持する保持ピンを介して貫通孔から押し出すような反力が作用するため、分割ケースが分解される。したがって、貫通孔とは別の箇所に第2圧入突起および圧入孔を設ける必要がなく、分割ケースにおいて限られたスペースを有効に利用することができる。
さらに、複数の圧入突起を第1ケースおよび第2ケースに分散して配設したことで、第1ケースと第2ケースとの成形条件が異なる場合にも、分割ケース全体における接合力が大きく変化することがない。例えば、第1ケースが第2ケースに比べて大きく成形された場合、第1圧入突起と圧入孔との締め代が設計値よりも大きくなるため、第1圧入突起の接合力は増加するが、他方、第2圧入突起と貫通孔との締め代が設計値よりも小さくなるため、第2圧入突起の接合力は減少する。このため、分割ケース全体では、第1圧入突起の接合力の増加分と、第2圧入突起の接合力の減少分とが相殺され、適切な接合力で第1ケースと第2ケースとを接合することができる。
この場合、複数の貫通孔に対応して、第1圧入突起および圧入孔をそれぞれ複数備え、相互に対応する各貫通孔と各第1圧入突起とは、相互に近接して配設されていることが好ましい。
この構成によれば、対応する第1圧入突起と貫通孔とが相互に近接して配設されているため、分割ケースの分解時に、第1圧入突起が押し出される圧入孔と、貫通孔に挿入した保持ピンによって支持された第2ケースの接合端面とに対して、相互に反対方向の力が作用するが、この反対方向の力による第2ケースの歪みを極力小さくすることができる。したがって、分割ケースが分解時に歪んで破損することを防止することができる。
本発明のテープカートリッジは、上記した分割ケースと、分割ケース内に着脱可能に収容した印刷テープと、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、簡易な構成の分解装置を用いて適切に分解することができる分割ケースを用いたことで、印刷テープの詰替え作業を容易に行うことができる。このため、テープカートリッジの再利用(リユース)の促進を図ることができ、環境保全に役立てることができる。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明を適用したテープカートリッジおよびカートリッジ分解装置について説明する。このテープカートリッジは、カートリッジケースに印刷テープおよびインクリボンを収容しており、サーマルヘッドを備えたテーププリンタに装着して印刷に供するためのものである。そして、印刷テープおよびインクリボンを使い終わった後は、カートリッジ分解装置によりカートリッジケースを分解し、使用済みの印刷テープおよびインクリボンを詰め替えた後、カートリッジケースを接合して再利用できるようになっている。
図1に示すように、テープカートリッジ1は、外殻を構成する上下2分割構造のカートリッジケース2(分割ケース)と、カートリッジケース2内の前後に分散して、それぞれ着脱可能(詰替え可能)に収容されたインクリボン3および印刷テープ4とを備えている。印刷テープ4は、繰出し自在に巻回され、印刷後にはカートリッジケース2の左側部に形成したテープ排出口5から排出される。他方、インクリボン3は、繰出し自在に巻回されると共に、印刷後にカートリッジケース2内で巻き取られるようになっている。
カートリッジケース2は、図示しないテーププリンタに形成されたカートリッジ装着部に対して、テープカートリッジ1が上方から着脱自在に装着されるようになっている。また、カートリッジケース2には、カートリッジ装着部に装着した際に、サーマルヘッドが挿入されるヘッド挿入部6が貫通形成されている。
カートリッジケース2は、それぞれ独立の金型を用いて別個に成形した樹脂製の第1ケース10および第2ケース20から成り、第1ケース10と第2ケース20とが相互の接合端面(後述する第1接合端面17および第2接合端面27)同士を突き合わせるようにして接合されている。なお、カートリッジ装着部に対しては、第2ケース20を下側に向けた状態で装着される。
図2および図3に示すように、第1ケース10は、天壁部11とその周縁に沿って突設した第1周壁部12とで一体に形成されている。天壁部11には、ヘッド挿入部6となる第1ヘッド開口13が形成されている。他方、第2ケース20は、底壁部21とその周縁に沿って突設した第2周壁部22とで一体に形成されている。底壁部21には、ヘッド挿入部6となる第2ヘッド開口23が形成されると共に、その周縁には、ヘッド挿入部6を画成するようにして、底壁部21と一体に形成した内壁部24が突設されている。なお、内壁部24は、その端面が第1ヘッド開口13の縁部13aに接合するように、第1周壁部12の高さ分だけ、第2周壁部22よりも高く形成されている。
第1ケース10と第2ケース20とは、この第1周壁部12の端面と第2周壁部22の端面とを突き合わせるようにして接合される。このとき、第1ヘッド開口13の縁部13aおよび内壁部24の端面も相互に接する。つまり、第1ケース10における第1周壁部12の端面および第1ヘッド開口13の縁部13aが第1ケース10の接合端面(第1接合端面17)、第2ケース20における第2周壁部22の端面および内壁部24の端面が第2ケース20の接合端面(第2接合端面27)であり、第1接合端面17および第2接合端面27により、第1ケース10および第2ケース20の接合部が構成されている。
カートリッジケース2は、第1ケース10および第2ケース20の接合部において、第1接合端面17に一体に形成した6個の第1圧入突起15、および6個の第1圧入突起15に対応する位置に第2ケース20を貫通して形成した6個の圧入孔26を備えると共に、接合部の6箇所において、それぞれ第1ケース10のみを貫通して形成した6個の貫通孔16を備えている。さらに、6個の貫通孔16のうち5個に対応して第2接合端面27に一体に形成した5個の第2圧入突起25を備えている。すなわち、第1ケース10には、第1圧入突起15および貫通孔16がそれぞれ6個形成され、第2ケース20には、第2圧入突起25が5個、圧入孔26が6個形成されている。各第1圧入突起15は、圧入孔26に離脱可能に圧入し、各第2圧入突起25は、貫通孔16に離脱可能に圧入する。なお、第1ヘッド開口13の縁部13aに設けた貫通孔16に対しては、第2圧入突起25が圧入しないようになっている。
第1ケース10に形成した各第1圧入突起15および各貫通孔16は、相互に近接して配設されている。すなわち、6組の第1圧入突起15および貫通孔16が、相互に分散するようにして配設されており、5組が第1周壁部12の端面に設けられ、1組が第1ヘッド開口13の縁部13aに設けられている。より具体的には、印刷テープ4の収容部の後部左右に2組、インクリボン3の収容部の右部前後に2組、ヘッド挿入部6の右後部に1組、ヘッド挿入部6の左前部に1組配置されている。
各第1圧入突起15は、全体として略円柱形状を有し、接合時に圧入孔26に嵌入させやすいよう、その先端部がテーパー状に形成されている。6個の第1圧入突起15は、それぞれ所定の長さに形成され、接合時には6個の圧入孔26へ同時に圧入開始すると共に、分解時には6個の圧入孔26から同時に押し出されるようになっている。なお、各第1圧入突起15は、対応する圧入孔26よりも幾分短く形成されており、第1圧入突起15の先端が圧入孔26の途中で止まった状態となって圧入する。
また、各貫通孔16は、第1ケース10(第1周壁部12または第1ヘッド開口13の縁部13a)をケース厚さ方向(上下方向)に貫通しており、第1周壁部12(または第1ヘッド開口13の縁部13a)および天壁部11外面にそれぞれ円形に開口している。
第2ケース20に形成した各第2圧入突起25および各圧入孔26は、内壁部24に形成した圧入孔26を除き、相互に近接して配設されている。すなわち、5組の第2圧入突起25および圧入孔26が、第1周壁部12に設けた5組の第1圧入突起15および貫通孔16に対応して、第2周壁部22の端面に設けられている。また、内壁部24に形成した圧入孔26は、第1ヘッド開口13の縁部13aに形成した第1圧入突起15および貫通孔16に対応している。このように、6個の貫通孔16に対応して、6個の第1圧入突起15および6個の圧入孔26が配設されている。
各第2圧入突起25は、第1圧入突起15と同様に構成されている。すなわち、全体として略円柱形状を有し、先端部がテーパー状に形成されており、接合時にその先端部を貫通孔16に嵌入させやすいようになっている。6個の第2圧入突起25は、それぞれ所定の長さに形成され、接合時には6個の圧入孔26へ同時に圧入開始すると共に、分解時には6個の圧入孔26から同時に押し出されるようになっている。なお、各第2圧入突起25は、対応する貫通孔16よりも幾分短く形成されており、第2圧入突起25の先端が貫通孔16の途中で止まった状態となって圧入する。
また、各圧入孔26は、貫通孔16と同様に構成されている。すなわち、第2ケース20(第2周壁部22または内壁部24)をケース厚さ方向(上下方向)に貫通しており、第2周壁部22(または内壁部24)および底壁部21外面にそれぞれ円形に開口している。
各第1圧入突起15の軸方向と各圧入孔26の軸方向とは、一致している。また、各第1圧入突起15の径は、各圧入孔26の径よりも僅かに大きく形成されている。すなわち、各第1圧入突起15と各圧入孔26とは適度な締め代を有している。これにより、各第1圧入突起15が、対応する各圧入孔26に対して圧入されると共に、後述するカートリッジ分解装置30により離脱されるようになっている。各第2圧入突起25と各貫通孔16も、これと同様に構成されている。
6個の貫通孔16のうち5個の貫通孔16は、上述したように、第1ケース10と第2ケース20とを接合するために第2圧入突起25を圧入させる圧入孔として機能している。すなわち、5個の第2圧入突起25が5個の貫通孔16に圧入した状態で、第1ケース10と第2ケース20とが接合される。このため、第1ケース10と第2ケース20との接合力を高めることができる。また、6個の貫通孔16は、カートリッジ分解装置30によりテープカートリッジ1を分解する際に、6本の保持ピン36(後述する)によりテープカートリッジ1を位置決め保持するためのものでもある。
さらに、複数の圧入突起を第1ケース10および第2ケース20に分散して配設したことで、第1ケース10と第2ケース20との成形条件が異なる場合にも、カートリッジケース2全体における接合力が大きく変化することがない。例えば、第1ケース10が第2ケース20に比べて大きく成形された場合、第1圧入突起15と圧入孔26との締め代が設計値よりも大きくなるため、第1圧入突起15の接合力は増加するが、他方、第2圧入突起25と貫通孔16との締め代が設計値よりも小さくなるため、第2圧入突起25の接合力は減少する。このため、カートリッジケース2全体では、第1圧入突起15の接合力の増加と、第2圧入突起25の接合力の減少とが相殺され、適切な接合力で第1ケース10と第2ケース20とを接合することができる。
このように構成された第1ケース10および第2ケース20を接合する際には、まず、各第1圧入突起15の先端部を対応する圧入孔26に嵌入させると共に、各第2圧入突起25の先端部を対応する貫通孔16に嵌入させる。この状態で第1ケース10と第2ケース20とを相互にプレスすると、各第1圧入突起15が各圧入孔26に圧入すると共に、各第2圧入突起25が各貫通孔16に圧入して、第1ケース10と第2ケース20とが接合される。これにより、第1ケース10と第2ケース20とは、強固に締結され、落下衝撃程度では分離しない状態となる。
図4に示すように、カートリッジ分解装置30は、テープカートリッジ1をセットするセット部31と、セット部31に対峙する押出しヘッド32と、押出しヘッド32を昇降させる昇降機構33(移動手段)とを備えている。
セット部31は、ベースプレート35と、ベースプレート35上に立設した6本の保持ピン36とから構成されている。6本の保持ピン36は、カートリッジケース2の6個の貫通孔16に対応する位置に配設されている。また、それぞれ鉛直方向に延在すると共に所定の長さに形成されており、カートリッジケース2を水平に支持するようになっている。
各保持ピン36は、例えば金属製の材料で構成されており、第1ケース10の厚さよりも長く、且つ貫通孔16よりも僅かに小径の円柱形状に形成されている。そして、第1ケース10を下、第2ケース20を上にして、6個の貫通孔16に対し、第2圧入突起25の圧入方向の反対方向から、6個の保持ピン36を挿入することで、第2ケース20のみが保持される。すなわち、各保持ピン36の先端が、貫通孔16に圧入した第2圧入突起25の先端または内壁部24の端面に当接して、第2ケース20が支持される。さらに、これにより、テープカートリッジ1が押出しヘッド32に対して位置決めされる。
押出しヘッド32は、水平に設けられたヘッドプレート37と、ヘッドプレート37の下面に植設した6本の押出しピン38とから構成されている。6本の押出しピン38は、それぞれ鉛直方向に延在し、カートリッジケース2の6個の圧入孔26に対応する位置に配設されている。
各押出しピン38は、例えば金属製の材料で構成されており、第2ケース20の厚さよりも長く、且つ圧入孔26よりもやや小径の円柱形状に形成されている。そして、昇降機構33により6本の押出しピン38を下降させると、セットされたテープカートリッジ1の圧入孔26に対し、第1圧入突起15の圧入方向の反対方向から各押出しピン38が挿入して、6個の第1圧入突起15が押し出されるようになっている。なお、6本の押出しピン38は、ヘッドプレート37を下降させた際に、セットされたテープカートリッジ1の圧入孔26に圧入している第1圧入突起15の先端に同時に当接するように、それぞれ所定の長さに形成されている。
昇降機構33は、上下方向に回動自在に設けられた操作レバー(図示省略)と、操作レバーとヘッドプレート37とを連結する連結部39とから構成されている。操作レバーを上下方向に回動操作すると、連結部39を介して押出しヘッド32が昇降する。連結部39は、トグルリンクで構成されており、僅かな力で操作レバーを下方に回動させるだけで、セットされたテープカートリッジ1に下方向への大きな力が作用するようになっている。
このように構成されたカートリッジ分解装置30により、テープカートリッジ1が適切に分解される。すなわち、上述したように、テープカートリッジ1の6個の貫通孔16に6本の保持ピン36を挿入することで、第2ケース20のみが保持されると共に、テープカートリッジ1が押出しヘッド32に対して位置決めされる。これにより、各押出しピン38を各貫通孔16に確実に挿入させることができ、分解時に押出しピン38を損なうことがない。このように、6個の貫通孔16を、テープカートリッジ1の分解時に保持ピン36により支持される部位となるだけでなく、テープカートリッジ1の位置決め孔としても機能させることができる。
この状態で、昇降機構33により押出しヘッド32を下降させると、6本の押出しピン38が6個の第1圧入突起15を各圧入孔26から同時に押し出すと共に、5個の第2圧入突起25も各貫通孔16から同時に押し出される。すなわち、各圧入孔26から第1圧入突起15を押し出すようにすることで、貫通孔16に圧入した第2圧入突起25に対し、これを支持する保持ピン36を介して貫通孔16から押し出すような反力が作用するため、テープカートリッジ1が分解される。
また、上述したように、各組の第1圧入突起15と貫通孔16とが相互に近接して配設されると共に、各組の第2圧入突起25と圧入孔26とが相互に近接して配設されている。これにより、テープカートリッジ1の分解時に、第2ケース20おいて、第1圧入突起15が押し出される圧入孔26に対して下向きの力が作用すると共に、貫通孔16に挿入した保持ピン36によって支持された第2圧入突起25(または内壁部24端面)に対して上向きの力が作用するが、この反対方向の力による第2ケース20の歪みを極力小さくすることができる。同様に、第1ケース10において、第2圧入突起25が押し出される貫通孔16に対して上向きの力が作用すると共に、貫通孔16に挿入した押出しピン38によって押し出される第1圧入突起15に対して下向きの力が作用するが、この反対方向の力による第1ケース10の歪みを極力小さくすることができる。したがって、カートリッジケース2が分解時に歪んで破損することを防止することができる。
以上のように、本実施形態のテープカートリッジ1およびカートリッジ分解装置30によれば、複数の保持ピン36によりテープカートリッジ1を位置決め保持することができるため、カートリッジ分解装置30にテープカートリッジ1の位置決めのための部材を特に設ける必要がない。したがって、簡易な構成のカートリッジ分解装置30を用いてテープカートリッジ1を適切に分解することができ、印刷テープ4およびインクリボン3の詰替え作業を容易に行うことができる。これにより、テープカートリッジ1の再利用(リユース)の促進を図ることができ、環境保全に役立てることができる。
なお、本実施形態では、テープカートリッジ1について説明したが、種々の分割ケースに適用可能であることはいうまでもない。もっとも、テープカートリッジ1のように、内部に収容する収納物を詰替え可能に構成した格納ケースに適用することが特に有効である。例えば、内部にインク吸収材等を詰替え可能に収容し、インクジェットプリンタに装着されるインクカートリッジに適用することができる。
本発明の一実施形態に係るテープカートリッジの斜視図である。 第1ケースと第2ケースとに分解したカートリッジケースの平面図である。 第1ケースと第2ケースとに分解したカートリッジケースの正面図である。 カートリッジ分解装置およびこれにセットされるテープカートリッジについて説明する図である。
符号の説明
1…テープカートリッジ 2…カートリッジケース 4…印刷テープ 10…第1ケース 15…第1圧入突起 16…貫通孔 17…第1接合端面 20…第2ケース 25…第2圧入突起 26…圧入孔 27…第2接合端面 30…カートリッジ分解装置 31…セット部 32…押出しヘッド 33…昇降機構 36…保持ピン 38…押出しピン

Claims (5)

  1. 分解可能に相互に接合される第1ケースおよび第2ケースから成る分割ケースであって、
    前記第1ケースおよび前記第2ケースの接合部において、前記第1ケースの接合端面に形成した第1圧入突起、および前記第1圧入突起に対応する位置に前記第2ケースを貫通して形成され、前記第1圧入突起が離脱可能に圧入される圧入孔と、
    前記接合部の複数箇所において、それぞれ前記第1ケースのみを貫通して形成した複数の貫通孔と、
    を備えたことを特徴とする分割ケース。
  2. 前記複数の貫通孔の少なくとも1つに対応して前記第2ケースの接合端面に形成され、当該各貫通孔に離脱可能に圧入される第2圧入突起を、さらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の分割ケース。
  3. 前記複数の貫通孔に対応して、前記第1圧入突起および前記圧入孔をそれぞれ複数備え、
    相互に対応する前記各貫通孔と前記各第1圧入突起とは、相互に近接して配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の分割ケース。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の分割ケースを分解するケース分解装置であって、
    前記複数の貫通孔に対応して配設された複数の保持ピンを有し、前記複数の保持ピンを前記複数の貫通孔に挿入して前記第2ケースのみを保持するセット部と、
    前記圧入孔から前記圧入突起を押し出す押出しピンを有する押出しヘッドと、
    前記押出しピンが前記圧入孔に挿通するように、前記セット部に対し前記押出しヘッドを相対的に移動させる移動手段と、
    を備えたことを特徴とするケース分解装置。
  5. 請求項1ないし3のいずれかに記載の分割ケースと、
    前記分割ケース内に着脱可能に収容した印刷テープと、
    を備えたことを特徴とするテープカートリッジ。
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