JP3160006U - 金型装置のダイ - Google Patents

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上野 洋
洋 上野
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有限会社エス・エヌテック
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Abstract

【課題】底面隅部分の破損時、分割ダイの一方を付け替えるだけで再使用を可能にし、新たなダイに交換する時にもコスト安価に交換でき、底面隅部へのPVDコーティング処理が確実に行えるようにした金型装置のダイを提供する。【解決手段】ダイ6を成形孔6aの奥側終端部と成形孔6aの底面隅部6bとの境界線に沿って分割して、成形孔6aを有する先側ダイ61と、成形孔6aの奥側終端に連続する底面隅部6bを有しかつ底面中心部にノックアウトピン4の挿通を許す通孔6cをもった奥側ダイ62とから構成し、奥側ダイ62の通孔6cにおける両端部に同一形状の底面隅部6b,6bを形成され、奥側ダイ62の表裏を180度返えすことにより底面隅部6b,6bを付け替え可能とした。【選択図】図1

Description

本考案は、パンチの打ち込みにより成形素材をダイの成形孔内に圧入して所定形状の成形品に圧造成形する金型装置のダイに関する。
この種の金型装置は、成形孔とその終端に連続する底面隅部と底面隅部の中心部にノックアウトピンの挿通を許す通孔とを備えたダイをダイケース内に着脱可能に保持し、パンチの打ち込みにより成形素材をダイの成形孔とノックアウトピン先端面とで形成されるキャビティー内に圧入して所定形状の成形品に圧造成形するようになされている。
実用新案登録第3128302号
ところで、上記した成形孔の奥部に底面隅部を有するダイにあっては、底面隅部分に局部的に大きな荷重がかかる構造上、この底面隅部分がカケて破損する問題があった。その場合、高価なダイ全体を交換するようにしているため、非常に不経済となる問題があった。なお、破損した底面隅部分を削り直すこともできるが、加工が面倒で高価であり、その上、使用に際してパンチの突出量等の再調整が必要で手間を要する問題があった。また、従来のダイにあっては、成形孔の奥部に底面隅部が位置する構造上、成形孔に対しPVDコーティング処理を行っても成形孔内の強化を図ろうとしても奥側の底面隅部にまで十分に施すことができないといった問題も有していた。
そこで、本考案は、ダイを分割して、底面隅部分の破損時分割ダイを付け替えるだけで再使用を可能にし、また、新たなダイに交換する時にもコスト安価に交換でき、しかも、底面隅部へのPVDコーティング処理が確実に行える金型装置のダイの提供を課題とする。
上記した問題を解決するために、本願の請求項1記載の考案は、成形孔とその奥側終端に連続する底面隅部と底面中心部にノックアウトピンの挿通を許す通孔とを備えたダイをダイケース内に着脱可能に保持し、パンチの打ち込みにより成形素材をダイの成形孔とノックアウトピン先端面とで形成されるキャビティー内に圧入して所定形状の成形品に圧造成形する金型装置のダイであって、成形孔の奥側終端部と成形孔の底面隅部との境界線に沿って分割され、成形孔を有する先側ダイと、成形孔の奥側終端に連続する底面隅部を有しかつ底面中心部にノックアウトピンの挿通を許す通孔をもった奥側ダイとを備える一方、奥側ダイの通孔における両端部に底面隅部が形成されて、奥側ダイの表裏を180度返えすことにより底面隅部が付け替え使用可能に構成されていることを特徴とする。
また、本願の請求項2記載の考案は、請求項1記載の先側ダイがその半径方向中間部において内外に分割され、成形孔を有しかつテーパ外周面を有する超硬からなる内部ダイと、テーパ外周面と嵌合するテーパ内周面を有する鋼からなる外部ダイとから構成されていることを特徴とする。
請求項1記載の考案は、成形孔を有する先側ダイと、成形孔の奥側終端に連続する底面隅部を有しかつ底面中心部にノックアウトピンの挿通を許す通孔をもった奥側ダイとに分割され、奥側ダイの通孔における両端部に例えば同一形状の底面隅部を形成して、奥側ダイの表裏を180度返えすことにより底面隅部を付け替え使用可能な構成となされているので、奥側ダイの一方の底面隅部が破損したときには、奥側ダイをダイケースから取り外し、奥側ダイの表裏を替え他方の底面隅部を先側ダイに当接するよう付け替えるだけで新たなものに交換することなく再使用することができる。また、新たなものに交換する場合にも、先側ダイをそのまま残し奥側ダイのみを交換すればよい。これにより従来のようにダイ全体を交換する場合に比べて安価に交換することができる。しかも、奥側ダイの通孔の両端部に底面隅部が露出状に形成されるので、特にダイにおいて破損が発生し易い底面隅部へのPVDコーティング処理が簡単かつ確実に行え、この正確なPVDコーティング処理より一層長期にわたる使用が可能となる。
また、請求項2記載の考案によれば、先側ダイが、その半径方向中間部において内外に分割され、成形孔を有しかつテーパ外周面を有する超硬からなる内部ダイと、テーパ外周面と嵌合するテーパ内周面を有する鋼からなる外部ダイとから構成されていることにより、先側ダイの成形孔が破損した場合には、先側ダイにおける先側外部ダイをそのまま残し先側内部ダイのみを交換すればよい。これにより、必要物だけを取り替え無駄を極力抑えて使用することができる。
図1は、本考案に係るダイを備えた金型装置1を示し、2は機台(図示せず)の前部に一体的に取り付けられるダイブロックで、ダイブロック2は水平方向に貫通するダイ嵌入孔2aが形成されている。3はダイ嵌入孔2aの奥部に内装される筒状の荷受け部材、4はノックアウトピン、5はダイ嵌入孔2aにその前端口より抜き差し可能に嵌合されるダイケースで、ダイケース5内には、成形孔6aとその奥側終端に連続する底面隅部6bを有しかつ底面中心部にノックアウトピンの挿通を許す通孔6cとを備えたダイ6がスペーサー7と締付ネジ8を介して着脱可能に保持されている。
そして、図2に示すようにダイ6は成形孔6aの奥側終端部と成形孔6aの底面隅部6bとの境界線に沿って分割され、成形孔6aを有する超硬などからなる先側ダイ61と、成形孔6aの奥側終端に連続する底面隅部6bを有しかつ底面中心部にノックアウトピン4の挿通を許す通孔6cをもった超硬などからなる奥側ダイ62とを備える。一方、奥側ダイ62の通孔6cにおける両端部に同一形状の底面隅部6b,6bが形成されて、奥側ダイ62の表裏を180度返えすことにより底面隅部6b,6bを選択的に付け替え使用可能に構成している。また、先側ダイ61の成形孔6a及び奥側ダイ62における通孔6cの両端部に露出する底面隅部6b,6bには、PVDコーティング処理が確実に施されて強化が図られている。
先側ダイ61及び奥側ダイ62は、図2に示すようにスペーサー7と共にダイケース5内に挿入され、スペーサー7後部の小径外周部に段部7aを介して支持された締付ネジ8をダイケース5の後端内周面に形成されたネジ部5aに締め付けることにより、ダイケース5内にスペーサー7を介して先側ダイ61及び奥側ダイ62は一体的に固定される。そして、このように先側ダイ61、奥側ダイ62、スペーサー6が組み込まれたダイケース5は、図1に示すようにダイ嵌入孔2aに嵌入されて、スペーサー7が荷受け部材3と当接する状態で固定ボルト9により固定される。この固定時、ノックアウトピン4は荷受け部材3、スペーサー7の中心部に設けられた通孔3a,7bを貫通して、奥側ダイ62の通孔6bの奥部終端まで挿通されており、先側ダイ61の成形孔6aと奥側ダイ62の底面隅部6bとノックアウトピン4の先端面とで所定形状の成形部が形成されるようになっている。なお、図示していないが、先側ダイ61と奥側ダイ62との当接面等にはエアー抜きの通路や、冷却用通路が適宜形成される。
次に、以上のように構成する金型装置のダイの作用について説明する。
ダイ6は成形孔6aを有する先側ダイ61と、成形孔6aの奥側終端に連続する同一形状の底面隅部6b,6bを有しかつ底面中心部にノックアウトピン4の挿通を許す通孔6cをもった奥側ダイ62とに分割されているので、奥側ダイ62の一方の底面隅部6bが破損したときには、他方の底面隅部6bに付け替えるだけで再び使用することができる。つまり、固定ネジ9を緩めてダイブロック2からダイケース5を取り出し、そのうえでダイケース5からスペーサー7と共に奥側ダイ62を取り外す。そして、奥側ダイ62の表裏を替え他方の底面隅部6bを先側ダイ61に当接するよう付け替えるだけで新たなものに交換することなく再使用することができる。また、新たなものに交換する場合にも、先側ダイ61をそのまま残し奥側ダイ62のみを交換すればよい。これにより従来のようにダイ全体を交換する場合に比べて安価に交換することができる。また、奥側ダイ62の通孔6cの両端部に底面隅部6b,6bが露出しているので、特にダイ6において破損が発生し易い底面隅部6b,6bへのPVDコーティング処理が簡単かつ確実に行え、この正確なPVDコーティング処理より一層長期にわたる使用が可能となる。
図4は上記した先側ダイ61の別の実施の形態を示すもので、先側ダイ61がその半径方向中間部において内外に分割され、成形孔6aを有しかつテーパ外周面を有する超硬からなる先側内部ダイ61aと、テーパ外周面と嵌合するテーパ内周面を有する鋼からなる先側外部ダイ61bとから構成されたものである。
この構成により、先側ダイ61の成形孔6aが破損した場合、先側ダイ61における先側内部ダイ61aのみを交換すればよい。つまり、先側ダイ61をダイケース5から取り外し、その後、先側ダイ61をその半径方向中間部におけるテーパ部分の嵌合を外して内外に分割する。そして、破損した先側内部ダイ61aは破棄する一方、残った先側外部ダイ61bに新たな先側内部ダイ61aを嵌合して一体化し、これをダイケース5に組み込むのであり、これにより、必要物だけを取り替え無駄を極力抑えて使用することができる。
また、同様に奥側ダイ62についても、奥側ダイ62をその半径方向中間部において内外に分割され、底面隅部6bと通孔6cとテーパ外周面を有する超硬からなる奥側内部ダイ62aと、テーパ外周面と嵌合するテーパ内周面を有する鋼からなる奥側外部ダイ62bとから構成されている。
この構成により、奥側ダイ62の底面隅部6b,6bが破損した場合にも、奥側ダイ62における奥側内部ダイ62aのみを交換すればよい。つまり、奥側ダイ62をダイケース5から取り外し、その後、奥側ダイ62をその半径方向中間部におけるテーパ部分の嵌合を外して内外に分割する。そして、破損した奥側内部ダイ62aは破棄する一方、残った奥側外部ダイ62bに新たな奥側内部ダイ62aを嵌合して一体化し、これをダイケース5に組み込むのであり、これにより、より一層必要物だけを取り替え無駄を極力抑えて使用することが可能となる。
以上の実施の形態では、奥側ダイ62の底面隅部6b,6bの形状を同一形状に形成したものについて説明したけれども、同一形状に限定されるものではなく、別形状であってもよいし、深さも異なるものであってもよい。
つまり、底面隅部6b,6bの形状としては円形に限らず、角形や異形であってもよい。角形や異形とする場合には、先側ダイ61と奥側ダイ62との位置を特定する必要があるので、例えば図2に示すように先側ダイ61の背面に位置決めピンaを突設し、奥側ダイの両端面に位置決めピンと係合して位置決めする係合穴b,bを設けておけば簡単位置合わせが行える。
さらに、図5は、先の図4に示す実施の形態において、ダイケース5の前端部を、先側ダイ61の先側外部ダイ61b部分まで一体に延長した別の実施の形態を示すものである。この構成によれば、先側外部ダイ61b部分をダイケース5の前端部が兼用するので省略でき、これにより部品点数を少なくできると共に、先の先側外部ダイ61aをそのままの小形の先側ダイ61として用いることができ、かつ、交換も可能となる。
本考案に係るダイを装備した金型装置の概略縦断面図である。 同ダイケースに装着されたダイの拡大断面図である。 図2の正面図である。 別の実施の形態を示す拡大断面図である。 さらに別の実施の形態を示す拡大断面図である。
1 金型装置
4 ノックアウトピン
5 ダイケース
6 ダイ
6a 成形孔
6b 底面隅部
6c 通孔
61 先側ダイ
62 奥側ダイ
61a 先側内部ダイ
61b 先側外部ダイ

Claims (2)

  1. 成形孔とその奥側終端に連続する底面隅部と底面中心部にノックアウトピンの挿通を許す通孔とを備えたダイをダイケース内に着脱可能に保持し、パンチの打ち込みにより成形素材をダイの成形孔とノックアウトピン先端面とで形成されるキャビティー内に圧入して所定形状の成形品に圧造成形する金型装置のダイであって、成形孔の奥側終端部と成形孔の底面隅部との境界線に沿って分割され、成形孔を有する先側ダイと、成形孔の奥側終端に連続する底面隅部を有しかつ底面中心部にノックアウトピンの挿通を許す通孔をもった奥側ダイとを備える一方、奥側ダイの通孔における両端部に底面隅部が形成されて、奥側ダイの表裏を180度返えすことにより底面隅部が付け替え使用可能に構成されていることを特徴とする金型装置のダイ。
  2. 先側ダイがその半径方向中間部において内外に分割され、成形孔を有しかつテーパ外周面を有する超硬からなる内部ダイと、テーパ外周面と嵌合するテーパ内周面を有する鋼からなる外部ダイとから構成されていることを特徴とする請求項1記載の金型装置のダイ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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