WO2001099103A1 - Optical disk recording medium, optical disk device, and master production method - Google Patents

Description

明細 書 光ディ ス ク 記 録媒体 、 光ディ ス ク 装置 及びそ の 原盤製造 方法 技術分野

本発 明 は、 レ ーザ光 の 照射 に よ る 温度上昇 を 利用 し て 情報 の 記録及 び消去 を行 い 、 且つ 磁気光学効果 を 利 用 し て記録信号 の 読 み 出 し を 行 う 光デ ィ ス ク 記録媒体 、 そ の 記録 · 再生用 光 デ ィ ス ク 装置及びそ の 原盤製造方法 に 関 す る 。 背景技

従来 、 情報 記録媒体 に光 ビ ー ム を 照 射 し 、 そ の 反 射光 を検 出 し て 情報 の 再生が行 え る 光 メ モ リ と し て 、 位相 ピ ッ 卜 に よ っ て 情報 を 記録 し た R 〇 M 型 の メ モ リ 、 光 ビ ー ム の 照 射 に よ つ て記録膜 に 孔 を 開 け て 情報 を 記録す る ラ ィ 卜 フ ン ス 型 の 光 メ モ リ 、 光 ビー ム の 照射 に よ っ て 記録 膜の 結 晶 相 を 変化 さ せて 記録 を 行 う 相 変化型光 メ モ リ 、 光 ビー ム の 照 射 と 磁界 の 印加 に よ っ て 記録層 の磁化方 向 を 変化 さ せて 記録 を 行 う 光磁気 メ モ リ な ど 、 種 々 の 光 メ モ リ が提案 さ れて い る 。

こ れ ら の光 メ モ リ に お い て 、 信号 の 再生分解能 は ほ と ん ど再生光 の 波長 λ と 対物 レ ン ズ の 開 口 数 （ Ν Α ) で決 ま り 、 検 出 限 界 の ピ ッ ト 周期 は ほ ぼ λ ノ ( 2 · N A ) で あ っ た 。 し か し 、 再生光 の 波長 を 短 く し た り 、 対物 レ ン ズ の 開 口 数 を 大 き く す る こ と は容 易 で な い た め 、 記 録媒 体や 再 生方法 を 工夫 し て 情報 の 記録密度 を 上 げ る 試 み が な さ れ て い る 。 特 に光デ ィ ス ク 記録媒体で は情報 の 記録 密度 を 上 げ る た め の 様 々 な 試 み が提案 さ れて い る 。

例 え ば特 開 平 6 — 2 9 0 4 9 6 号公報 に は、 再 生用 光 ビ ー ム に差 し 掛か っ た磁壁 を 次 々 と 移動 さ せ 、 こ の 磁壁 の 移 動 を検 出 す る こ と に よ っ て 前記 の 波長 と 対物 レ ン ズ の 開 口 数で決 ま る 検 出 限界 を 越 え て再 生分解能 を 向 上 さ せ る 技術が 開 示 さ れて い る （ D W D D 方式） 。 こ の 技術 で は 、 再 生用 光 ビー ム に差 し 掛か る と 磁壁が移動す る 第 1 の 磁性 層 で あ る 再生層 、 記録信号 を 保持す る 記録 層 、 記 録層 と 再生 層 の磁気 的な 結合 を 制御す る ス ィ ツ チ ン グ層 の 内 の 少 な く と も 1 層 も し く はすべて の 層 が各情 報 ト ラ ッ ク 間 で磁気 的 に 分離 さ れて い る と 、 特 に 良好 な 再 生 信 号 が得 ら れ る 。

磁性 層 の 各情報 ト ラ ッ ク 間 で磁気的 な分離 を す る に は 、 情報 ト ラ ッ ク 間 を レ ー ザー ァ ニ ー ルす る 方法 が あ る 。 こ れ は記録 ト ラ ッ ク 間 に レ ー ザ照 射 し て昇温 し 、 磁 性層 の 磁気特性 を 変化 さ せ 、 ト ラ ッ ク 間 の 磁気的 な 分離 を 行 う も の で あ る 。

ま た 、 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 溝 を 記録 ト ラ ッ ク に 用 い 、 こ の 隣接す る 記録 ト ラ ッ ク 間 に 形 成 さ れ る 溝 間 部

( 溝 部 を 「 グルー プ」 溝 間 を 「 ラ ン ド 」 と も 言 う 。 ） に よ つ て磁壁移動層 を 分 断す る 方法が提案 さ れて い る （ 特 開 平 1 1 一 1 2 0 6 3 6 ) 。 溝部 の み を 情報 の デー タ 記録領 域 （記録 ト ラ ッ ク 領域） と し て 用 い る 方法 は 、 比較的 浅 い 溝で も 隣接す る 溝部相 互間 の 磁気的 な遮断 を 確実 に 行 う こ と が で き る 。 （本 出 願 の 発 明 者 と 同 一発 明 者 に よ る 特 願 2 0 0 0 — 1 6 3 7 7 5 号） 。

こ の 逆 の 、 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 溝 間部 （ ラ ン ド ） を 記録 ト ラ ッ ク に 用 い 、 こ の 隣接す る 記録 ト ラ ッ ク 間 に 形 成 さ れ る 溝部 （ グルー プ） に よ っ て磁壁移動層 を 分 断す る 方法が提案 さ れて い る 。 溝 間 部 の み を 情報 の デー タ 記 録領域 と し て用 い る 方法 に よ っ て も 、 溝部 の 深 さ を あ る 程度深 く す る こ と に よ っ て 良好 な D W D D 方式 に よ る 再 生特性が得 ら れ る （再生層 に お け る 磁壁 の移動 に よ り 拡 大 さ れ た 磁 区 が生成 さ れ る 。 ） こ と が 開 示 さ れて い る （ 2 0 0 0 年 O p t i c a l D a t a S t o r a g e T o p i c a 1 M e e t i n g 講演番号 T u C l ) 。

ラ ン ド 部 と グルー プ部 の 両方 を 記録 ト ラ ッ ク と す る 光 デ ィ ス ク 記 録媒体 に お い て は 、 ラ ン ド と ダル一 ブ の 斜面 の 段差 を 用 い て磁壁移動 層 を 分 断す る 方法が提案 さ れ て レ る （特 開 平 1 1 一 1 2 0 6 3 6 ) 。 こ の ラ ン ド と グルー ブ の 両方 を 記録 ト ラ ッ ク と し て 用 い る 方法 は、 ト ラ ッ ク 密度 を 高 め る こ と が可能 で あ る 。 、

ま た 、 光 デ ィ ス ク 記録媒体 の 記録密度 を 向 上 さ せ る た め に は 、 線 密度 ばか り で はな く ト ラ ッ ク 密度 の 向 上 も 大 き な 課題 と な る 。 ト ラ ッ ク 密度 を 向 上 さ せ る 上 で 、 狭 ト ラ ッ ク ピ ッ チ で配置 さ れ た記録 ト ラ ッ ク に ト ラ ッ キ ン グ を 正確 に 行 う 方法 も 大 き な 課題 と な る の で 、 従来 の 光デ イ ス ク 記録媒体 に 用 い ら れ る ト ラ ッ キ ン グ の 方法 に つ い て も 以下 、 簡単 に 説 明 を 行 う 。 多 く の 光デ ィ ス ク 装置 は 、 記録 ト ラ ッ ク の 溝か ら 発 生す る 1 次回折光 の ノ ラ ン ス が等 し く な る よ う に ト ラ ッ キ ン グ制御 を 行 う P u s h - P u 11ト ラ ッ キ ン グ方式が一般 的 に 用 い ら れて い る （特 開 昭 4 9 一 6 0 7 0 2 ) 。 こ の 1 次 回 折光 は、 溝深 さ が { j Z

( 8 η ) } λ ( j = 1 、 3 、 5 · · · · 、 n は基材 の 屈 折 率 、 λ は光 の 波長で あ る 。 ） の 時 に 最大 と な り 、 { k Z

( 8 η ) } λ ( k = 2 、 4 、 6 - · · · ) の 場合 に 最小 と な る 。

こ の 他 に も 、 回折格子 で光 ビ ー ム を メ イ ン ビ ー ム と 2 個 の サ ブ ビー ム の 3 本 の 光 ビー ム に 分割 し 、 こ の 分割 し た サ ブ ビ ー ム を ト ラ ッ ク ピ ッ チ の 1 Z 2 周 期 ず ら し て配 置 し 、 溝 ト ラ ッ ク か ら の 光量が等 し く な る よ う に ト ラ ッ キ ン グ を 行 う 3 ビー ム ト ラ ッ キ ン グ方式が あ る 。 こ の 方 式 も 溝 を 使 う と い う 意味 で 、 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 形体 と し て は Push -Pullト ラ ッ キ ン グ方式 と 同 様 と な る 。

サ ン プルサ ー ポ方式 は 、 デ ィ ス ク 上 に記録 ト ラ ッ ク か ら 一定 間 隔 ゥ ォ ブ リ ン グ し た 1 組 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト に よ つ て ト ラ ッ キ ン グ を 行 う 方式で あ る 。 こ の 方式 に つ い て 以下 、 図 1 7 を 用 い て簡単 に 説 明 す る 。 図 1 7 に お い て 、 1 7 0 1 は光デ ィ ス ク 記録媒体、 1 7 0 2 は デー タ 記録領域 、 1 7 0 3 はサ ー ポ 領域 （ プ リ ピ ッ ト 領 域） で あ る 。 サー ポ 領域 1 7 0 3 はデー タ 記録領域 1 7 0 2 の 延長線 の 左右 に 変移 し た （ ゥ ォ ブ リ ン グ し た ） 一対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 7 0 4 及び 1 7 0 5 を 有す る 。 デー タ 記 録領域 1 7 0 2 は 1 7 0 7 の 長 さ を 有す る 。 プ リ ピ ッ ト 領域 （例 え ば プ リ ピ ッ ト 領域 1 7 0 3 ) が、 1 ト ラ ッ ク 中 に 千 力 所程度 に 放射線状 に 設 け ら れ て い る 。

光 ビ ー ム がデ一 夕 記録領域 1 7 0 2 の 中 心 に正確 に ォ ン ト ラ ッ ク し て い れ ば （ ト ラ ッ ク の 中 心 を 照 射 し て レ れ ば） 、 サー ポ ピ ッ ト 1 7 0 4 、 1 7 0 5 か ら の 反射光量 は、 図 1 7 ( c ) の （ c _ l ) に 実線で示 し た よ う に 光 量が等 し く な る 。 も し 光 ビー ム がデー タ 記 録 領域 の 中 心 か ら サ一 ポ ピ ッ ト 1 7 0 4 に 近づ ぐ側 に オ フ ト ラ ッ ク し て （ ト ラ ッ ク の 中 心 か ら 外れて ） 通過す る と 、 図 1 7 ( c ) の （ c 一 2 ) に 点線で示 し た よ う に サ ー ボ ピ ッ ト 1 7 0 5 通過 時 の振幅 が小 さ く な り （ 反射光 量が大 き く な り ） 、 サー ポ ピ ッ ト 1 7 0 4 通過時 の 振幅 が大 き く な る ( 反射光量が小 さ く な る ） 。 こ れ と 反 対 に 、 も し 光 ビー ム がデー タ 記録領域 の 中 心 か ら サ一 ポ ピ ッ ト 1 7 0 5 に 近 づ く 側 に オ フ ト ラ ッ ク し て通過す る と 、 図 1 Ί ( c ) の ( c 一 3 ) に 一点鎖線で示 し た よ う に サー ポ ピ ッ ト 1 7 0 4 通過時 の 振幅が 小 さ く な り （反 射光量が大 き く な ' り ） 、 サー ポ ピ ッ ト 1 7 0 5 通過時 の 振幅 が大 き く な る (反 射光量が小 さ く な る ） 。

つ ま り 、 サ ー ポ ピ ッ ト 1 7 0 4 か ら の 反 射光量 と サー ポ ピ ッ ト 1 7 0 5 か ら の 反射光量が等 し く な る よ う に 制 御 を 行 え ば、 光 ビー ム はデー タ 記録領域の 中 心 を ト ラ ッ キ ン グで き る 。 こ の 方式がサ ン プルサ ー ポ方式で あ る 。 こ の サ ン プルサ — ポ方式 は 、 卜 ラ ッ キ ン グ誤差信号 を 全 光量 の 変化 か ら 生 成す る 故 に光 デ ィ ス ク 記録媒体 の 傾 き や集光 レ ン ズ の シ フ 卜 等 の 外乱 に対 し て 非常 に強 い （ ト ラ ツ キ ン グサ一ポ が乱れ に く い 。 ） 特 徴 が あ る 。 し か し 、 つ 夕 の 記録 を 行 う 領域 と サー ポ 信号 を 生成す る 領域 を 空 間 的 に 分 け る 必要が あ り 、 デ イ ス ク の 使用 効率で あ る 冗長度 の 点で 、 溝 を 用 い た ト ラ ッ キ ン グ方式 に 比 べて 不 利 で あ る 。

こ の 冗長度 の 低下 を 力 バ一す る た め に 、 P u s h — P u 1 1 方式 と サ ン プルサ ー ポ方式 の 組 み合わ せ る 方式 も 提案 さ れて い る (特 開 昭 6 2 - 1 3 4 8 3 0 ) 。

こ の 方式 に つ い て 以下 、 図 1 8 を 用 い て 説 明 を す る 。 図 1 8 ( a ) に お い て 、 1 8 0 1 は光 デ ィ ス ク 記録媒 体、 1 8 0 2 は デー タ 記録領域、 1 8 0 3 はサ一 ボ領域 ( プ リ ピ ッ ト 領域） で あ る 。 プ リ ピ ッ ト 領域 1 8 0 3 は、 卜 ラ ッ ク 誤差検 出 用 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 8 0 4 、 1 8 0 5 を 有す る 。 1 8 0 7 の 長 さ を 有 す る デー タ 記録領 域 1 8 0 2 は 、 卜 ラ ツ キ ン グガ イ ド 用 の 溝部 1 8 0 6 の 中 に 設 け ら れ て い る 。

こ の 方式 に お い て は、 通常 は溝部 1 8 0 6 か ら の 回 折 光 に よ つ て ト ラ ッ キ ン グサ一 ポ を 行 う P u s h _ P u l 1 卜 ラ ッ キ ン グ方式 を 用 い る 。 ト ラ ッ ク 1 周 中 に 数十個 程度 の 埋 め込 ま れ た サ一ポ領域 を 設 け 、 こ こ でデ ィ ス ク の 傾 き や レ ン ズ の シ フ 卜 に 起 因 し て発 生す る P u s h — P u 1 1 方式 の ト ラ ッ キ ン グ方式 の ト ラ ッ キ ン グ誤差 を 補正す る 。 こ の 方式 に よ り 、 数十個 の サ ー ポ 領域 を 設 け る こ と に よ り P u s h — P u l 1 ト ラ ッ キ ン グ方式 に よ る ト ラ ッ キ ン グ精度 を 向 上 さ せ る こ と が 出来 る 。 又 、 こ の 方式 は数十個 の サ一 ポ領域 を 設 けれ ば足 り る 故 に 、 数 多 く の サー ポ 領域 を 設 け る サ ン プルサ 一 ポ方式 に 比べ て 、 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 表面積 の う ち の サ ー ポ 領域が 占 め る 割合が 少 な く て済 む （デー タ 記録領域 が 占 め る 割 合 を 大 き く 出 来 る 。 ） と い う メ リ ッ ト が あ る 。

本発 明 の 他 の 目 的 は 、 記録 ト ラ ッ ク 間 隔 を 狭め て も 十 分 な ト ラ ッ ク 誤差信号が確保可能 で あ り 、 か つ フ ォ ー マ ッ ト 効率 の 高 い 光デ ィ ス ク 記録媒体 を 実現す る こ と で あ る 。 ま た 、 こ の 光 デ ィ ス ク 記録媒体 の 記録 · 再生用 の 光デ ィ ス ク 装 置 を 実現す る こ と で あ る'。 さ ら に 、 D W D D 方式 に よ る 再 生 が可能 に な る よ う に 記録 ト ラ ッ ク 間 の 磁気的 な遮断 を 行 っ て も 、 一定以 上 の レ ベ ル の 再 生信号 を 得 る こ と と 、 光 ビ ー ム を ト ラ ッ キ ン グ さ せ る こ と と を 両立 さ せた 、 溝部 、 溝 間部又 はそ の 両方 を デー タ 記録領 域 と し て用 い る 光デ ィ ス ク 記録媒体 、 そ の 記録 · 再生用 の 光デ ィ ス ク 装置及びそ の 原盤 の 製造方法 を 実現 す る こ と で あ る 。

D W D D 方式 に お い て 、 ト ラ ッ ク 密度 の 向 上が大 き な 課題 と な っ て い た 。 以下 、 こ の 点 に つ い て 詳 し く 説 明す る 。 D W D D 方式で は 、 再生層 に お け る 磁壁 の 移 動 に よ り 拡大 さ れ た 磁 区 を 検 出 し て再生 を 行 う 方式 で あ る 故 に 、 磁壁 の 移 動 を 促すた め の 卜 ラ ッ ク 間 の磁気的 な 遮断 が不可 欠 と な る 。 こ の方法 と し て、 Bd録 卜 ラ ッ ク 間 に レ 一ザ照 射 し て 昇温 し 、 磁性層 の磁気特性 を 変化 さ せ る 方 法が あ る 。 こ の 方法 を 用 い る 場合 、 BD ¾ ト ラ ッ ク 間 に レ 一ザ を 照射す る た め の 卜 ラ ッ キ ン グ の ガイ ド と し て、 溝 ( グルー ブ） も し く は ラ ン ド （溝 間 ） が必要 と な る 。 こ の グルー ブ も し く は ラ ン ド の ど ち ら か ー方が記録 卜 ラ ッ ク と な り 、 他 方 が隣接記録 卜 ラ ッ ク 間 の磁 な； lit 断 を 行 う た め の 領域 と な る 。 こ の よ う な レ ー ザ照射 に よ つ て 記 録 卜 ラ ッ ク の 分 断 を 行 う D W D D 方式 の 光デ イ ス ク 記録 媒体 に お い て 、 記録 卜 ラ ッ ク と 記録 卜 ラ ッ ク の 間 隔 を 狭 め 卜 ラ ッ ク 密度 を 向 上す る た め に は、 以下 の よ う な 4 つ の 大 き な課題 が あ っ た 。

第 1 の 課題 は記録 ト ラ ッ ク が、 記録 卜 ラ ッ ク 分 断用 の 溝 も し く は溝 間 で 隔て ら れて あ る 必要 が あ る と い う 構造 上 の 制 限か ら 発 生す る も の で あ る 。 従来の 光デ ィ ス ク 装 置で は 、 溝 を ·記録再生時 の 卜 ラ ッ キ ン グガ ィ ド と し て 用 い て い る 。 こ の ff を 卜 ラ ッ キ ン グガ イ ド と し て用 い る 卜 ラ ッ キ ン グ方 法 を簡単 に 説 明 す る 。

溝か ら 卜 ラ ッ キ ン グガ イ ド 用 の 信号 を 得 る た め に 、 こ の 深 さ の 他 に も 溝 と 溝 の 間 隔が あ る一定 の 範 囲 で あ る 必 要が あ る 。 卜 ラ ッ キ ン ク 誤差信号 の強度は 、 溝 と 溝 の 間 隔 に対 し て 図 2 0 に 示す よ う に溝 と 溝 の 間 隔が狭 ま る と 共 に 急速 に 減 少す る 。 溝 と 溝 の 間 隔 は、 己録再生 に 用 い ら れ る 光 ビ ー ム の 半値幅 の 1 . 2 倍程度が最低限必要 と さ れ る 。 グル ー プ を 記録 ト ラ ッ ク と し て用 い る 方式 で 高 密度 の ト ラ ッ ク ピ ッ チ を 実現 し て い る D V D — R に お い て も 、 記録 ト ラ ッ ク の 間 隔 （溝 と 溝 の 間 隔） が 、 こ の 限 界値 の 0 . 7 4 Π1 に 設定 さ れて い る （ D V D — R の 光 ビ 一 ム の 半値 幅 は約 0 . 6 2 ^ m で あ る ） 。 こ の 様 に 溝 も し く は 溝 間 の み を 記録 ト ラ ッ ク と し て 用 い る 場合 、 記録 ト ラ ッ ク 間 隔 が 、 溝か ら の ト ラ ッ キ ン グガ イ ド 信号 を 得 る た め の 間 隔 に よ っ て 制限 さ れ る た め に 、 ト ラ ッ ク ピ ッ チ を 光 ビ ー ム の 半値 幅 の 1 . 2 倍以下 と す る こ と が非 常 に 困 難 と な っ て い た 。 し か し こ の事 は 、 従来 の光デ ィ ス ク 記録 媒体 に ぉ レ て は さ ほ ど大 き な 問 題 と は な ら な か っ た 。 従 来 の 記録再生方式で は、 ト ラ ッ ク ピ ッ チ を 狭 く す る と 隣 接 ト ラ ッ ク か ら の ク ロ ス ト ー ク に よ っ て再生 が不能 と な る 。 こ の ク ロ ス ト ー ク に よ っ て 制 限 さ れ る ト ラ ッ ク ピ ッ チ と 溝 か ら の ト ラ ッ キ ン グ信号 を 得 る た め の 下 限 の ト ラ ッ ク ピ ッ チ が ほ ぼ同 等で あ っ た た め で あ る 。

特 に 、 D W D D を 用 い た 再 生方式で は、 磁壁移 動 に よ る 超解像動作 に よ っ て信 号 を 読 み 出す た め に 隣接 ト ラ ッ ク か ら の ク ロ ス ト ー ク が低減 で き る 。 こ れ は 、 D W D D デ ィ ス ク が、 従来以上 の ト ラ ッ ク 密度 の光デ ィ ス ク 記録 媒体 を 実現 で き る 潜在能 力 が あ る こ と を 示 し て い る 。 し か し な が ら 従来 の光デ ィ ス ク 記録媒体 に お い て は 、 ト ラ ッ キ ン グ用 の ガ イ ド 信号 を 得 る た め に 、 ト ラ ッ ク ピ ッ チ を 光 ビ ー ム の 半値幅 の 1 . 2 倍以下 と す る こ と が で き な か っ た 。 こ の よ う に 、 ト ラ ッ ク ピ ッ チ を光 ビ ー ム の 半値 幅 の 1 . 2 倍 以下 に す る と 、 記録 ト ラ ッ ク を ト ラ ツ キ ン グす る こ と が 非常 に 困難 に な る と い う 問題 が第 1 の 課題 で あ っ た 。 こ れ は レ ーザ光 に よ っ て記録 ト ラ ッ ク の 分 断 を 行 う 方式 の みな ら ず、 溝 も し く は溝 間 を 用 い て 隣接記 録 ト ラ ッ ク 間 の 磁気分離 を 行 う 方式 に お い て も 、 溝 も し く は溝 間 の ど ち ら か 一方 を 用 い て磁気 的な 分離 の 領域 と し て 使 う 必要 が あ る た め 同 様 の課題が発生 し て い た 。

第 2 の 課題 は 、 ト ラ ッ ク 密度 を 向上す る と 記録 ト ラ ッ ク 間 が接近す る た め に 記録 時 に 隣接 の ト ラ ッ ク を 消去 し て し ま う と い う 、 ク ロ ス 消去が発 生す る こ と で あ る 。 こ の ク ロ ス ラ イ ト を発 生 さ せ な い た め に は、 溝 中 に 記録 を 行 っ た 方が有 利 で あ る と い う 報告がな さ れて い る （ 2 0 0 0 年 O p t i c a l D a t a S t o r a g e T o p i c a 1 M e e t i n g 講演番号 T u A l ) 。 し か し な が ら 、 ク ロ ス ラ イ ト の 影響が少 な い 溝 を 記録 卜 ラ ッ ク と し て 用 い る 場合 、 溝 間 を 記録 ト ラ ッ ク と し て 使 う こ と が で き な い 。 こ の た め に 、 光 ビー ム の 半値 幅 の 1.2倍 以 下 に ト ラ ッ ク 密度 を 向 上 さ せ よ う と す る と ト ラ ツ キ ン グ誤差 信 号が確保で き な い 、 第 1 の課題 と 同 様 の 課題 に 直 面 し ト ラ ッ ク 密度 を 向 上 さ せ る こ と がで き な か っ た 。

ト ラ ッ ク 密 度 を 向 上す る た め の 第 3 の大 き な 課題 は、 記 録 ト ラ ッ ク の 分離 を 行 う 磁気 的 な遮断領域が一定以 上 の 幅 を 必要 と す る こ と で あ る 。 記録 ト ラ ッ ク の 分離 を 行 う 磁気 的 な遮 断領域 は再 生信号 と な ら な い た め に 、 ト ラ 、ソ ク ピ ッ チが一定 の 条件 で遮断領域が広 い と 再 生信号振 幅 が低下 し エ ラ ー と な る 。 ト ラ ッ ク 密 度 を 向 上す れ ばす る ほ ど 、 こ の 磁気 的 な 遮断領域 の影響 が大 き く な る 。 こ の た め に で き る だ け磁気的 な遮断領域 を 狭 く す る 必要が あ る 。 し か し な が ら 、 こ の 狭 い 磁気的 な遮 断領域 の 形成 は非 常 に 困難 と な る 。 溝や溝 間 を 用 い て磁気 的な遮断 を 行 う 方法で は 、 物理 的 に 形成 さ れ る 溝 も し く は溝 間 に は 限界が あ る 。 ま た 、 物理 的 に 形成 さ れ る 溝 も し く は溝 間 を 狭 く す る と 磁気的 な 分 断が十分 に行 え ず再 生信号 の S ノ N や f 特が低下す る と レ う 課題が あ っ た 。 ま た 、 レ 一 ザ ビ一ム の 照射 に よ っ て記録 ト ラ ッ ク 間 を 分 断す る 方法 に お い て も 、 分 断 さ れ る 幅が分断 を行 う レ ー ザ ビ ー ム の 幅 に 依存す る た め に あ ま り 狭 く で き な か っ た 。

第 4 の 課題 と し て 溝 の 深 さ が あ る 。 溝 の 深 さ に 関 し て ち 卜 ラ ッ キ ン グ ガ ィ ド 信号 を 得て ト ラ ッ キ ン グ制御 を 行 う た め に は、 あ る 程度深 さ の 制 限が生 じ る 。 '溝か ら ト ラ ッ キ ン グ信号 を 得 て ト ラ ッ キ ン グ制御 を 行 う た め に は、 溝 の 深 さ を 1 z ( 1 0 η λ ) ( η : 基板 の 屈 折率 、 λ : 光 の 波長 ) 1 ( 6 η λ ) と す る 必要 が あ る 。 し カゝ し な が ら 、 こ の ト ラ ッ キ ン グ信号 を 得 る た め の 溝 の深 さ が必 ず し も D W D D の 記録 ト ラ ッ ク 間 を 磁気遮断す る た め に 最適 な 深 さ と は な ら な レ ^ た め に 、 D W D D の 能 力 を 最大 限有効 に 使 う こ と が 困 難 と な っ て い た 。

上記 の理 由 で 、 ト ラ ッ ク 密度 を 向 上す る 場 合 ラ ン ド (溝 間 ) と グル ー ブ （溝） の 両方 を 記 録 ト ラ ッ ク と し て 用 い る ラ ン ド · グル ー プ記録方式が使 わ れ て い る 。 こ れ は溝 と 溝 間 の 両方 を 記録 卜 ラ ッ ク と し て 用 い る た め に 、 同 じ 記録 ト ラ ッ ク ピ ッ チ を 実現す る 場合 、 溝 と 溝 の 間 隔 を 2 倍 に で さ る た め 狭 卜 ラ ッ ク ピ ツ チ で i=r に 大 き な 卜 ラ ッ キ ン グ誤差信号 を 得 る こ と がで き る 。 し か し 、 ラ ン ド · グル一プ方式で は 、 ラ ン ド と グル一ブで 溝 の 物理構 造 が異な る た め に 、 ラ ン ド と グルー ブ の 己録再生特性 と の 間 に 差が生 じ る と い う 大 き な課題 が あ つ た 0

た 、 ラ ン ド · グル一プ方式で 、 隣接す る デ — 夕 記録 領 域 の 間 の 磁気的 な 遮断 を 確保す る た め に は 、 1 2 0 η m 程 度以上 の 深 さ の 溝段差 を 設 け る 必要 が あ る 。 こ の 深 さ は 、 赤 レ一ザで は λ Ζ ( 3 . 5 η ) 程度以 上 、 青 レ 一 ザ で は え / ( 2 . 2 η ) 程度以上で あ り 、 従来 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 の溝深 さ で あ る λ ノ ( 8 η λ / ( 6 n ) よ り も 大 幅 に深 い 。 理 想的 な 矩形 の 溝が形 成で き れ ば、 2 λ / ( 6 η 3 λ / ( 8 η ) 又 は 5 λ / ( 8 n ) 〜 4 λ / ( 6 η ) 等 の 深 さ の 溝部 と す る こ と に

Ό 、 従来 の λ / ( 8 η ) λ 6 η ) の 深 さ の 溝部 と 同 じ レ ベル の 溝部か ら の 反 射光量及び ト ラ ツ キ ン グ誤差 信 号 を 確保で き る はずで あ る 。

し か し 、 実際 の光デ ィ ス ク 記録媒体 に お い て は 、 2 λ

/ ( 6 η ) 〜 3 λ / ( 8 η ) 又 は 5 λ / ( 8 η ) 〜 4 λ / ( 6 η ) 等 の 深 さ の 溝部 （例 え ば 1 6 0 n m の 深 さ ） か ら 得 ら れ る 光量 は 、 従来 の λ Ζ ( 8 n ) 〜 λ Z ( 6 n ) の 深 さ の 溝部か ら 得 ら れ る 光量 に 比 べて 非 常 に 小 く な る 。 こ れ は 、 上述 の よ う に溝部 と 溝 間部 と の 接合部 の 斜面 （ 9 0 度で な い 斜面） の影響 に よ っ て 溝部か ら の 反 射光量が低下す る 故 で あ る 。 こ の た め に 、 こ の様 な 深 い 溝 （例 え ば 1 6 0 η m の 深 さ の 溝） で は光量不足 か ら 十 分 な S / Ν ( 信号対 ノ イ ズ 比） の 再生信号 は得 ら れな か つ /こ 溝 の深 さ が深 く な る と こ の現象 は非 常 に 顕著 に な り 、 λ / ( 8 η ) の 深 さ の 溝部で は 7 0 % 程度確保で き て い た溝部 の つ 夕 記録領域か ら の 反 射光量が、 3 λ /

( 8 η ) の深 さ の 溝部 で は 4 0 % 程度 に な る （溝 の な い 領域で の 反射光量 を 1 0 0 % と す る 。 ） 。 こ の 反射光量 の 減少が再生信号等 の S / N 悪化 の 大 き な 原 因 と な り D W D D の 実用 化 を 困難 な も の と し て い た 。

溝部 の 形状 を 矩形 に す れ ば、 溝部 の 斜面 で の光 ビ ー ム の 反 射 を な く す こ と が 出 来 る （理想的 な光デ ィ ス ク 記録 媒体 に 近づ く こ と が 出 来 る 。 ） 。 し か し な が ら 、 実 際上 、 光ア イ ス ク 基板 に 完全 な 矩形 の溝 を 形成す る こ と は 困難 で あ る 。 特 に 一般 的 に 用 い ら れて い る プ ラ ス ッ チ ッ ク 基 板 の 形成方法 で あ る イ ン ジ ェ ク シ ヨ ン 方式 に よ り 深 い 溝 を 形成す る 場合 に は 、 斜面 の 角 度 を 9 0 ° に 近づ け る こ と は非常 に 困 難 で あ る 。 傾斜角 度が 9 0 ° に 近 い と ス タ ン パ か ら 光デ イ ス ク 恨 を 剥 離 し に く く な る 等 の 問 題 が 発 生 し 、 生産性が悪化 す る か ら で あ る 。 発 明 の 開示

本発 明 の 請求項 1 に 記載 の 発 明 は 、 螺旋状 も し く は 同 心 円 上 に配置 さ れた 卜 ラ ッ ク を 有 し 、 前記 卜 ラ ッ ク が複 数 の 領域 に 分割 さ れた セ グ メ ン ト を 有 し 、 前記セ グ メ ン ト が前記 ト ラ ッ ク を ト ラ ッ キ ン グす る た め の ト ラ ツ キ ン グ信号 を 生 成す る た め の 領域 を 有 し た プ リ ビ ッ ト 領域 と 、 デー タ の 記録 を 行 う デー タ 記録領域 と を 有す る 光 デ イ ス ク 記録媒体 で あ っ て 、 前記デー タ 記録領域が溝 も し く は溝 間 の い ずれか で構成 さ れ る と 共 に 、 前記デー タ 記 録領域が記録情報 を磁壁 の 移動 に よ つ て 高 密度 に記録再 生 を 行 う 記録再 生膜で構成 さ れ 、 隣接す る 前記 ト ラ ッ ク の 前記デ一 夕 記録領域 に 配置 さ れた 前記記録再生膜が溝 も し く は溝 間 の 段差 、 又 は 隣接す る 前記 ト ラ ッ ク の デ一 夕 記録領域 間 に 構成 さ れた溝 も し く は溝 間 を ガ イ ド と し て ト ラ ッ キ ン グ さ れた ビー ム の 処理 に よ っ て変質 さ れ た 部分で磁気 的 に 遮 断 さ れ る と 共 に 、 前 記 ト ラ ッ キ ン グ信 号 を 生成す る た め の 域 は前記 ト ラ ッ ク の長手方向 か ら 左右 に変移 し 、 か つ 長手方 向 に 異 な る 位置 に配置 さ れ た 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト で構成 さ れ、 前 記 ト ラ ッ ク の ピ ッ チ がデー タ 記録領域 を 記録再生す る 光 ビ ー ム の 半値幅 に 対 し て 1 . 1 倍 以下で あ る こ と を 特徴 と す る 光デ ィ ス ク 記録媒体で あ る 。 な お 、 「光 ビ ー ム の 半 値幅」 と は 、 光 ピ ー ム の強度 が ピ ー ク の 半分 の値 で あ る 半値 よ り 大 き な 領 域 の 直径 の 意 味 で あ る 。

本発 明 の 請求項 1 は 、 上記従来 の 第 1 の 課題 お よ び第 3 と 第 4 の 課題 を 克服す る も の で あ る 。 ま ず第 1 の課題 に 対す る 作用 に つ い て 説 明す る 。 従来溝 を 用 い た光デ ィ ス ク 記録媒体 に お い て は 、 溝か ら ト ラ ッ キ ン グ誤差信号 を 得て い た た め に光 ビー ム の 分解能 以 上 に ト ラ ッ ク 密度 を 向上す る こ と がで き な か っ た 。 本発 明 の光デ ィ ス ク 記 録媒体 で はデ ー タ 記録領域 を そ の ピ ッ チ が光 ビー ム 半 値 幅 の 1 . 1 倍 以下 の 溝 も し く は溝 間 で構成す る こ と に よ り 、 前記デー タ 記録領域 は 、 溝部 も し く は溝 間 に よ つ て 隔て ら れ る こ と に な る 。 こ れ に よ つ て D W D D に 必要 な 磁気的 な遮断 を 溝 も し く は溝 間 の 物 理 的段差 に よ っ て確 保 出来 る 。 ト ラ ッ キ ン グ信号 を 発 生す る 領域 と し て 、 デ 一 夕 記録領域 と 空 間 的 に 分離 さ れ た プ リ ピ ッ ト 領域 を 設 け る 。 こ れ に よ つ て 、 デー タ 記録領域 の ピ ッ チが光 ビ ー ム の 半値幅 の 1 . 1 倍以下で も プ リ ピ ッ ト 領域 に配置 さ れた 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト に よ っ て ト ラ ッ キ ン グサ一 ポ を 実施 し つ つ D W D D 方式 に よ る 再生 が可能 な光デ ィ ス ク 記録媒体 を 実現す る こ と が 出来 る と い う 作用 を 有す る 。

従来 、 溝部 を 有す る 光デ ィ ス ク 記録媒体 に お い て は 、 溝部 に よ る P u s h — P u l 1 方式 に よ る ト ラ ッ キ ン グ サー ポ を 実施 し て い た 。 高 密度 の D W D D 方式 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 に お い て は 、 隣接す る デー タ 記録領域 の ト ラ ッ ク ピ ッ チ が狭 い 故 に 、 従来 の 様 に 溝部 の 回折 を 利 用 し た P u s h — P u l 1 方式 に よ る ト ラ ッ キ ン グサ一 ポ が可能 な光 デ ィ ス ク 記録媒体 を 実現 し ょ う と すれ ば、 光 ビー ム の 強度 の 半値 幅 が非常 に 狭 い 光 ビー ム を使用 し な けれ ばな ら な い 。 こ の た め に 、 光 ビ ー ム の 分解能 を 超 え て再生 を 行 え る D W D D 方式 に も カゝ か わ ら ず ト ラ ッ ク ピ ツ チ が ト ラ ッ キ ン グ検 出 能 力 で 制 限 さ れ、 D W D D 方 式 の 能 力 が十分 に 生か し き れて い な か っ た 。

第 3 の 課題 と し て 、 記録 ト ラ ッ ク の 分離 を 行 う 磁気 的 な遮断領域 の 幅 が あ る 。 記録 ト ラ ッ ク の 分離 を 行 う 磁気 的 な遮断領域 は再生信号 と な ら な い た め に 、 再 生 を 行 う 光 ビ ー ム の 中 に 遮断領域 の 占 め る 割合 が増加す る と 再 生 信号振幅 が低下 し エ ラ ー と な る 。 ト ラ ッ ク 密度 を 向 上 す れ ばす る ほ ど 、 こ の磁気 的 な遮 断領域 の影響 が大 き く な る 。 こ の 課題 の 克服 の た め に 、 本発 明 の光デ ィ ス ク 記 録 媒体 は、 デー タ 記録領域が溝 も し く は溝 間 の い ずれか で 構成 さ れ て い る 。 よ っ て こ の 溝 の 効果 に よ っ て磁気 的 な 遮断 を 実現す る こ と がで き る 。 し か し な が ら 磁気 的 な 遮 断領域 の 幅 を 狭 く す る た め に は 、 溝 の 遮断効果 だ け で は 不十分 と な る 。 ト ラ ッ ク 密度が 向 上 し て 、 デー タ 記録領 域 間 に 構 成 さ れた溝 も し く は溝 間 の 幅 は狭 く な る 。 こ の 場合 、 溝 に よ る 遮断 の効果が十分で は な く な り 線 密度 が あ る 程度以 上 向 上で きな い 課題 が あ っ た 。 本発 明 の 光 デ イ ス ク 記録媒体で は、 デー タ 記録領域 の ト ラ ッ ク 間 に 構 成 さ れ た 溝 お よ び溝 間 を ガ イ ド と し て ビ ー ム を ト ラ ツ キ ン グ さ せ る こ と に よ り 、 精度 良 く 一定 の 領域 を ビ ー ム で 処理 出 来 る （ 例 え ば ビー ム で一定幅 の 領域 を ァ ニ ー ル し て 変質 さ せ る こ と が出来 る 。 ） 。 こ れ に よ つ て磁気 的 な 遮 断効果 を 高 め る こ と がで き る 。 こ の 時 デー タ 記録領域 の ト ッ ク 間 に 構成 さ れた 溝お よ び溝 間 は、 磁気 的 な 分 断 を 行 う た め の ビ ー ム 処理 の ガ イ ド と し て の 役割 と 、 溝 の 段差 に よ っ て 磁気的 な分 断 を あ る 程度 し 、 磁気的 な分 断 を 行 う ビ ー ム の 処理 パ ワ ー を 低下 さ せ る 役割 と が あ る 。 こ れ に よ つ て 磁気 的 な 分 断 を行 う ビ ー ム の 処理パ ワ ー を 低 く す る こ と が 出来 、 よ り 狭 い 幅 の磁気的 な 分 断 が可 能 と な る 。 こ れ が、 第 3 の 課題で あ る 記録 ト ラ ッ ク の 分離 を 行 う 磁気的 な遮断領域 の 幅 を 狭 く で き る 作用 で あ る 。

さ ら に 第 4 の 課題 に対 し て も 以下 の 様な 作用 が あ る 。

P u s h - P u 1 1 方式 に よ る ト ラ ッ キ ン グサ一 ポ を 行 う 上 で は P u s h — P u l 1 方式 に よ る ト ラ ッ キ ン グサ ー ポ に 最適 の 溝 の 深 さ が あ る が （ 図 2 1 ) 、 隣接す る デ 夕 記録領域 を 相互 に 磁気 的 に遮断す る 溝 の 深 さ が P u s h - P u 1 1 方式 に よ る ト ラ ッ キ ン グサ一 ポ に 最適 の 溝 の 深 さ で あ る と は限 ら な い 。 本発 明 に お い て はデ ー タ 記 録領域 の 溝 と ト ラ ッ キ ン グ誤差信号 を 生成す る 領域 を 空 間 的 に 分離 し た た め に 、 D W D D の 動作 に 最適な 溝深 さ を か な り 広 い 範 囲 で 自 由 に 設定が可能 と な る 。

本発 明 の 請 求項 2 に 記 載 の発 明 は 、 螺旋状 も し く は 同 心 円 上 に 配置 さ れた ト ラ ッ ク を 有 し 、 前記 ト ラ ッ ク が複 数 の 領域 に 分割 さ れ た セ グ メ ン ト を 有 し 、 前記セ グ メ ン ト が前記 ト ラ ッ ク を ト ラ ッ キ ン グす る た め の ト ラ ツ キ ン グ信号 を 生成す る た め の 領域 を 有 し た プ リ ビ ッ ト 領域 と 、 デー タ の 記録 を 行 う デー タ 記録領域 と を 有す る 光 デ イ ス ク 記録媒体で あ っ て 、 前記 ト ラ ッ ク が 隣接 し た 第 1 の ト ラ ッ ク と 第 2 の ト ラ ッ ク で構成 さ れ、 前記第 1 の ト ラ ッ ク の 前記 デー タ 記録領域が溝で構成 さ れ、 前 記第 2 の ト ラ ッ ク の 前記 デー タ 記録領域が溝 間 で構成 さ れ る と 共 に 、 前記デー タ 記 録領域が記録情報 を磁壁 の移 動 に よ つ て 高 密 度 に 記録再 生 を 行 う 記録再 生膜で 構 成 さ れ 、 隣 接す る 前記 ト ラ ッ ク の 前記デー タ 記録領域 に 配置 さ れ た 前記記録再生膜が溝 の 段差 に よ っ て磁気的 に 遮断 さ れ る と 共 に 、 前記 ト ラ ッ キ ン グ信号 を 生成す る た め の 領域 は 前記 ト ラ ッ ク の 長手方 向 か ら 左右 に 変移 し 、 かつ 長手方 向 に 異な る 位置 に 配 置 さ れた 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト で構 成 さ れ、 前記記録領域 の 溝深 さ が 3 λ / ( 8 η ) ( η は光 デ ィ ス ク 基板 の 屈折率で あ り 、 λ は再 生光 の 波長で あ る 。 ） よ り も 深 く 、 且つ 前記 ゥ ォ ブル ピ ッ ト 形成面 の 斜面 の 角 度が 8 0 度以下 で あ る こ と を 特徴 と す る 光デ ィ ス ク 記録媒体で あ る 。

こ の 本発 明 の 請求項 2 は、 上記従来 の課題 の第 4 の 課 題で あ る D W D D の 磁気的 な遮断 を 行 う た め の溝 の 深 さ を ラ ン ド · グル ー プ記録方式 に お い て 深 く で き ず 、 自 由 に 設定で き な い と い う 課題 を 克服す る も の で あ る 。 本発 明 の光デ ィ ス ク 記録媒体 で は溝 と 溝 間 を 併用 す る デ一 夕 記録領域 を 持 っ た光 デ ィ ス ク 記録媒体 に お い て も 、 ト ラ ッ キ ン グ信号 を 発 生す る 領域 と し て 、 デー タ 記録領域 と 空 間 的 に 分離 さ れた プ リ ピ ッ ト 領域 を 設 け る 。 こ れ に よ つ て 、 デー タ 記録領域 に 自 由 な溝深 さ を設定 し な が ら 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト に よ っ て ト ラ ッ キ ン グサ ーポ を 実施 し つ つ D W D D 方式 に よ る 再生が可能 な光 デ ィ ス ク 記録 媒体 を 実現す る こ と が 出来 る と い う 作用 を 有す る 。 本発 明 の 請 求項 3 に 記 載 の発 明 は 、 螺旋状 も し く は 同 心 円 上 に 配置 さ れた ト ラ ッ ク を 有 し 、 前記 ト ラ ッ ク が複 数 の 領域 に 分割 さ れた セ グ メ ン ト を 有 し 、 前 記セ グ メ ン ト が前記 ト ラ ッ ク を ト ラ ッ キ ン グす る た め の ト ラ ツ キ ン グ信号 を 生成す る た め の 領域 を 有 し た プ リ ビ ッ ト 領域 と 、 デー タ の 記録 を 行 う デー タ 記録領域 と を 有す る 光 デ イ ス ク 記録媒体で あ っ て 、 前記 デー タ 記録領 域が溝 も し く は溝 間 の い ずれか で構 成 さ れ る と 共 に 、 前記 ト ラ ツ キ ン グ信号 を 生 成す る た め の 領域 は前記 ト ラ ッ ク の 長手方 向 か ら 左右 に 変移 し 、 か つ 長手方 向 に 異 な る 位置 に 配置 さ れた 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト で構成 さ れ、 前記 ト ラ ッ ク の ピ ッ チ がデ ー タ 記録領域 を 記録再生す る 光 ビ ー ム の 半 値 幅 に対 し て 1 . 1 倍以下 で あ る こ と を 特徴 と す る 光デ ィ ス ク 記録媒体で あ る 。

こ の 本発 明 の 請求項 3 は 、 上記従来 の 課題 の 第 2 の 課 題 で あ る 課題 を 克服す る も の で あ る 。 ト ラ ッ ク 密度 を 向 上 す る と 記録 ト ラ ッ ク 間 が接近す る た め に 記録時 に 隣接 の ト ラ ッ ク を 消去 し て し ま う と い う 、 ク ロ ス 消去が発 生 す る 。 こ の ク ロ ス ラ イ ト を 発生 さ せな い た め に は 、 溝 中 に 記録 を 行 っ た方 が有利 で あ る が、 溝 を 記録 卜 ラ ッ ク と し て用 い る 場 合 、 溝 間 を 記録 ト ラ ッ ク と し て 使 う こ と が で き な い 。 こ の た め に 、 ト ラ ッ ク 密度 を 向 上 さ せ よ う と す る と ト ラ ッ キ ン グ誤差 信号が確保で き な い と か っ た 。 本 発 明 の 光デ ィ ス ク 記録媒体で は ト ラ ッ キ ン グ信号 を 発 生 す る 領域 と し て プ リ ピ ッ ト 領域 を 設 け 、 デー タ の 記 録 領域 を 溝で構 成 し て 、 両者 を 空間 的 に 分離す る 。 こ れ に よ っ て 、 ト ラ ッ ク の ピ ッ チが光 ビ ー ム の 半値 幅 の 1 . 1 倍以下で も プ リ ピ ッ ト 領域 に 配置 さ れ た 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト に よ っ て ト ラ ッ キ ン グサー ポ を 実施 で き る 。 こ れ に よ っ て 、 ク ロ ス ラ イ ト に対 し て有利 な 溝記録 を 採用 し な が ら 狭 ト ラ ッ ク ピ ッ チ で記録 の 行 え る デ ィ ス ク を 実現 す る こ と が 出 来 る と い う 作用 を 有す る 。

第 2 の 従来例 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 （ 図 1 8 ) に お い て も 、 溝部 と 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト を 具備す る が 、 P u s - P u 1 1 .方式 に よ る ト ラ ッ キ ン グサ一 ポ が主た る ト ラ ッ キ ン グサー ポ で あ っ て 、 光デ ィ ス ク 記録媒体 の一 周 に ゥ ォ ブル ピ ッ ト の対が数十個程度 し か設 け ら れて い な か っ た 。 従 っ て 、 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト は P u s h — P u 1 1 方式 に よ る ト ラ ッ キ ン グサー ポ の ずれ を 補正す る 補助 的 な 役割 し か 持 っ て い な か っ た 。 第 2 の従来例 で は、 ト ラ ッ キ ン グサ ー ポ は P u s h — P u l l 方式で あ り 本発 明 の効果 を 得 る こ と はで き な い 。 本発 明 で は 、 光 デ ィ ス ク 記録媒体 は一周 に 約 1 0 0 0 個 以上 の 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト を 有 し （第 1 の 実施例 に お い て は 1 2 8 0 個） 、 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト の み で ト ラ ッ キ ン グサ 一 ボ を 実施す る こ と が 出 来 る 。

本発 明 の 請求項 4 は、 螺旋状 も し く は 同 心 円 上 に 配置 さ れた ト ラ ッ ク が相 互 に 隣接す る 第 1 の ト ラ ッ ク と 第 2 の ト ラ ッ ク で構成 さ れ、 前記第 1 の ト ラ ッ ク に 配 置 さ れ た 1 個 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト が 、 前記第 2 の ト ラ ッ ク に配置 さ れた 前記 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト の 一方 と を 兼ねて い る と 共 に 、 前記第 2 の ト ラ ッ ク に 配置 さ れた 1 個 の ゥ ォ ブ ル ピ ッ ト が前記第 1 の ト ラ ッ ク に 配置 さ れた 前記 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト の 一方 と を 兼ね て い る こ と を 特徴 と す る 光デ ィ ス ク 記録 媒体で あ る 。 ト ラ ッ ク 密度 を 向上 さ せ ト ラ ッ ク ピ ッ チ を 狭 く す る と ト ラ ッ ク 間 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト の 間 隔が狭 く な り 干渉が発 生 し て ト ラ ッ ク 誤差信号が 小 さ く な る た め に 隣接す る ト ラ ッ ク 間 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト を 空 間 的 に 分離す る 必要が発生す る 。 本発 明 の光デ ィ ス ク 記録媒体 は、 隣接す る ト ラ ッ ク 間 で ゥ ォ ブル ピ ッ ト の 1 つ を 兼ね る こ と に よ り 空 間 的 な 分離 を 行わ な く て も 光 ビ ー ム の 半 値幅 に 対 し て 1 . 1 倍 以下 に ト ラ ッ ク ピ ッ チ を 狭 く す る こ と が可能 で あ り 、 デ ィ ス ク の使用 効率 を 高 め る こ と がで き る と い う 作用 を 有す る 。

本発 明 の 請求項 5 は 、 前記 プ リ ピ ッ ト 領域が、 前記 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト と 、 前記記録 ト ラ ッ ク 上 に 配置 さ れ た 少 な く と も 1 個 の ア ド レ ス ピ ッ 卜 と を含む こ と を 特徴 と す る 光デ ィ ス ク 記録媒体で あ る 。 本発 明 の光デ ィ ス ク 記録媒体 に お い て は、 プ リ ピ ッ ト 領域 を光デ ィ ス ク 記録 媒体 の 半 径方 向 に 整列 さ せ る こ と に よ り （例 え ば請求 項 8 の 発 明 ） 、 ト ラ ッ キ ン グ制御 が容 易 に な る 。 特 に 特願平 1 1 — 0 2 1 8 8 5 に 記載 の ア ド レ ス ピ ッ ト を 設 け る こ と に よ り 、 シ ー ク 動作が極 め て 容 易 に な る 。

「光デ ィ ス ク 記録媒体」 は 、 光記録 お よ び光 と 磁気 の 併用 に よ り 情報 が記録 さ れた 媒体で あ る 。 「溝部」 と は 、 光デ ィ ス ク 記 録媒体 の光デ ィ ス ク 基板 （ 図 1 の 1 1 ) の 上 に 設 け ら れた 凹 ώ部 の 中 の光デ ィ ス ク 基板 に 近 い 部 分 を言 い 、 「溝 間部」 と は、 光 デ ィ ス ク 記録媒体 の光デ イ ス ク 基板 （ 図 1 の 1 1 ) の 上 に 設 け ら れ た 凹 凸部 の 中 の 光 デ ィ ス ク 基板か ら 遠 い 部分 を 言 う 。 「相 互 に磁気的 に 遮断 さ れ た 構造 」 と は 、 記録膜 の 再 生 層 若 し く は記録層 若 し く は 中 間 層 が相 互 に磁気 的 に 遮断 さ れ た構造 を 意 味す る 。 記録膜 の 構造 は任意で あ る 。 例 え ば実施例 の 記録膜 は記録層 、 中 間 層 及び再生層 を 有 し 、 他 の 実施例 に お い て は 、 記録膜 は記録層 、 中 間 層 、 制御 層及び再生 層 を 有 す る 。

「 セ グ メ ン ト 」 は、 1 個 の デー タ 記録領域 と 1 個 の プ リ ピ ッ ト 領域 と で構成 さ れて い る 。 「 ゥ ォ ブル ピ ッ ト 」 と は、 ト ラ ッ ク の 長手方 向 の 中 心線か ら 変移 し て配置 さ れ た ピ ッ ト の 総称 で あ る 。 「 プ リ ピ ッ ト 領域」 と は 、 少 な く と も 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト を 有す る 領域 を 意 味す る 。 好 ま し く は プ リ ピ ッ ト 領域が 1 個 の ア ド レ ス ピ ッ ト を 含 む

(全て の プ リ ピ ッ ト 領域が ア ド レ ス ピ ッ ト を含 ま な く て も 良 い 。 ） 。 「 ピ ッ ト 」 と は 、 サ ン プルサ一 ポ又 は ア ド レ ス の 特定等 の 目 的 で設 け ら れて い る 光 デ ィ ス ク 記録媒体 上 の 物理 的 な 凸 部又 は 凹部 で あ る 。 典型 的 に は、 円 、 楕 円 、 矩形等 の 断面形状 を 有 す る 穴部 で あ る 。

本発 明 の 請求項 6 に記載 の 発 明 は 、 前記 ピ ッ ト の 底 面 と 前記溝部 の 底面 と が ほ ぼ 同 一平面上 に あ り 、 前記溝部 の 底面か ら 測 定 し て 、 前記溝 間 部 の 上 面 の 高 さ が前記 プ リ ピ ッ 卜 領域 の 上面 の 高 さ よ り 低 い こ と を 特徴 と す る 光 丁 ィ ス ク 記録媒体で あ る 。 こ の 構成 に よ り 、 プ リ ピ ッ ト 領域 の 深 さ を 深 く す る こ と が可能 と な り ト ラ ッ キ ン グ誤 差信号や ア ド レ ス 信号 な ど ピ ッ ト の 信 号 を 大 き く す る こ と が可 能 と な る 。

Γ ピ ッ 卜 の 底面」 と は 、 任意 の ピ ッ ト （例 え ば ゥ ォ ブ ル ピ ッ 卜 又 は ア ド レ ス ピ ッ 卜 等 ) の一番底 の 所 の 意 味で あ る 。 例 え ば ピ ッ ト が 円 柱形状 で あ れ ば 円 柱 の 底面 で あ り 、 ピ ッ ト が 円 錐 を 逆 さ に し た 形 状で あ れ ぱ 円 錐 の 頂点 で あ る 。 従 つ て 、 底面 の 面 の 面積が非 常 に 小 さ い 場合 を 含 む 。 本実施例 に お い て 、 光丁 イ ス ク 基板 （例 え ば 図 1 の 1 1 ) に 最 も 近 い 部分 を 底面等 と 呼 び、 光デ ィ ス ク 基 板か ら 最 も 遠 い 部分 を 上面 、 頂点等 と 呼ぶ。 「 高 さ 」 と は 、 光 デ イ ス ク 基板 に 近 い 部分 で あ る 基準点 か ら 測定 し た 、 光デ イ ス ク 基板か ら 遠 い 部分 ま で の 距離 (光磁気記 録媒体 の 平面 に 垂直方 向 に 測定 し た 距離） を 言 う 。 「 深 さ 」 と は 、 光 デ ィ ス ク 基板力 ら 遠 い 部分で あ る 基準点 か ら 測定 し た 、 光デ ィ ス ク 基板 に 近 い 部 分 ま で の 距離 （光 磁気記録媒体 の 平面 に 垂直方 向 に 測定 し た 距離） を 言 つ 。 本発 明 は 、 隣接す る つ タ 記録領域が相 互 に磁気 的 に 遮断 さ れて お り 、 十分 に 大 き な 再生 レ べ レ の 再生 信 号 と サ ン プ リ ン ダサー ポ 信号 を 得 る こ と が 出来 る 光デ ィ ス ク 記録媒体 を 実現す る こ と が 出 来 る と い う 作用 を 有す る 。

原盤製造方法 の 原盤 に レ ー ザ ビー ム を 照射す る 工程 に お い て 、 ガ ラ ス の原盤 に 塗布す る レ ジ ス ト の 厚 さ を ピ ッ ト 及 び溝部 の 深 さ に 設定 し 、 レ ー ザ ビ ー ム に よ り ピ ッ ト 及び溝部 の レ ジ ス ト を 深 さ 方 向 に ガ ラ ス 原盤 の 表面 ま で カ ツ テ ィ ン グす る 。 こ の 方法 は例 え ば レ ーザ ビ ー ム の 強 度 を 加減 し て溝部 に 一定 の 厚 さ の レ ジ ス ト を 残す （ ガ ラ ス 原盤上 に 一定 の厚 さ の レ ジ ス ト を 残す 。 ） 方法 よ り も は る か に 容 易 で あ り 、 又 こ の 方法 に よ れ ば表面 の 面荒れ等 も 起 き な い 。

本発 明 の 請求項 7 に 記載 の 発 明 は 、 螺旋状 も し く は 同 心 円 上 に 配置 さ れた ト ラ ッ ク を 有 し 、 前記 ト ラ ッ ク が複 数 の 領域 に 分割 さ れた セ グ メ ン ト を 有 し 、 前記 セ グ メ ン ト が前記 ト ラ ッ ク を ト ラ ッ キ ン グす る た め の ト ラ ツ キ ン グ信号 を 生成す る た め の 領域 を 有 し た プ リ ビ ッ ト 領域 と 、 デー タ の 記録 を 行 う デ一 夕 記録領域で構成 さ れ た光 デ ィ ス ク 記録媒体で あ っ て 、 前記 デー タ 記録領域 が溝 も し く は溝 間 も し く は溝 と 溝 間 で構成 さ れ る と 共 に 、 前記 プ リ ビ ッ ト 領域 の長 さ が光 デ ィ ス ク 記録媒体 内 で 一定 で あ り 又 は半 径方 向 に 分割 し た ゾー ン 内 で 一定 で あ る こ と を 特徴 と す る 光デ ィ ス ク 記録媒体で あ る 。

従来 、 例 え ば光デ ィ ス ク 記録媒体 （ ト ラ ッ ク が 1 周 す る 間 に 設 け ら れて い る プ リ ピ ッ ト 領域 の 数 は一 定 で あ る と す る 。 ） の ゥ ォ ブル ピ ッ ト の 位置検 出 を す る に は 、 各 プ リ ピ ッ ト 領域 に 設 け ら れ た ス タ ー ト ビ ッ ト （又 は ゥ ォ ブ ル ピ ッ ト ） の 相互 の 距離 （ 又 は時 間） を測定 し て い た 。 検 出 さ れた ス タ ー ト ビ ッ ト （ 又 は ゥ ォ ブル ピ ッ ト ） の 位 置 及びス タ ー ト ビ ッ ト 間 の 距離 （又 は 時間 ） に基づ い て 、 ス タ ー ト ビ ッ ト （ 又 は ゥ ォ ブル ピ ッ ト ） の 位置 か ら ス タ ー ト ビ ッ ト 間 の 距離 （ 又 は時 間 ） に 一定 値 を 掛 け た 距離 （ 又 は時 間） だ け遅 ら せ た 点 （ 又 は窓） に ゥ ォ ブル ピ ッ ト （又 は他 の ゥ オ ル ビ ッ ト ） が あ る と 判 断 し て い た 。

具体的 に は 、 例 え ば従来 の光デ ィ ス ク 記録媒体 の 記録 再 生装置 は V C O を 有 し 、 V C O の 分 周 信号 と ス タ ー ト ビ ッ ト と を 位相 比較 し 、 誤差信号 を V c o に フ ィ ー ド バ ッ ク す る こ と に よ り 、 V C O を 制御す る 。 V C O の 出 力 信号 を カ ウ ン ト し て ス タ ー ト ビ ッ ト の 位置 カゝ ら 遅延 し た ゥ ォ ブル ピ ッ ト の ウ ィ ン ド ウ 信号 を 生 成 し て い た 。 即 ち 、 従来 の光デ ィ ス ク 記録媒体 に お い て は 、 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 内 周 か ら 外周 ま で プ リ ピ ッ ト 領域 間 の 距離 と 各 ピ ッ ト 間 の 距離 と は 比例 関係 を 維持す る 必 要が あ つ た 。 そ れ故 に プ リ ピ ッ ト 領域 の 長 さ は外周 ほ ど長 く な つ た （例 え ば プ リ ピ ッ ト 領域 を 半径方 向 に整列 さ せ る と 扇 型 に な る 。 ） 。

本発 明 は、 光デ ィ ス ク 記録媒体 内 で 若 し く はデ ィ ス ク を 半径方 向 に 分割 し た ゾー ン 内 で プ リ ピ ッ ト 領域 の 長 さ が ほ ぼ一定で あ る 。 本発 明 の光デ ィ ス ク 記録媒体 に お い て は 、 溝部又 は溝 間部 と プ リ ピ ッ ト 領域 と の 境 目 で あ る 始端及 び終端 を検 出 す る こ と が 出来 る 。 例 え ば、 光 デ ィ ス ク 記録媒体 で プ リ ピ ッ ト 領域 の長 さ が一定 で あ れ ば、 プ リ ピ ッ ト 領域が存在す る 場所が 内 周 か ら 外 周 に 移動す る と 隣接す る 始端 と 始端 と の 間 の 距離 （ 又 は時間 ） は変 化す る が、 プ リ ピ ッ ト 領域 の 前記始端 と 前記終端 と の 距 離 は一定で あ る 。 従 っ て 、 プ リ ピ ッ ト 領域 の 始端 と 終端 と の 距離 に 基づ い て 、 プ リ ピ ッ ト 領域 の 始端 か ら 前記始 端 と 終端 と の 距離 に 一定値 を 掛 け た 距 離 だ け遅 ら せ た 点 (又 は窓） を 生成す る こ と に よ り 、 当 該点 （ 又 は窓） に よ っ て 正確 な ゥ ォ ブル ピ ッ ト の レ ベル を 測定す る こ と が 出来 る 。

以上 の 方法 に よ り 、 異 な る 半径 の 場 所 に 位置す る プ リ ピ ッ ト 領域 の 長 さ が ほ ぼ一定で あ る 本 発 明 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 の ア ド レ ス 検知 、 ト ラ ッ キ ン グ制御等 を す る こ と が 出来 る 。 例 え ば、 内 周 か ら 外周 ま で プ リ ピ ッ ト 領域 の 長 さ を 一定 に す る と （例 え ばプ リ ピ ッ ト 領域 を 半径方 向 に 整列 さ せ る と 長方形 に な る 。 ） 、 従来 の 放射線状 に プ リ ピ ッ ト が配置 さ れた光デ ィ ス ク 記録 媒体 に 比べて 、 直 径約 5 0 m m の 光デ ィ ス ク 記録媒体で デー タ 記録領域 の 長 さ が 3 % 長 い 光デ ィ ス ク 記録媒体 を 実現す る こ と が 出 来 た 。 本発 明 は 、 よ り 高 密度 な 情報記 録 が可能 な 光デ ィ ス ク 記録媒体 を 実現す る こ と が 出来 る と い う 作用 を 有す る 。

「 プ リ ピ ッ ト 領域 の 長 さ 」 と は 、 ト ラ ッ ク の 長 手方 向 に測定 し た 距離 で あ る 。 即 ち 、 螺旋状 （ 又 は 同 心 円 状） の ト ラ ッ ク に 沿 っ て測 定 し た距離で あ る 。 「半径方 向 に 分 割 し た ゾー ン 」 と は 、 半径 の 値 に 基づ い て分割 し た ゾ一 ン を 意 味す る 。 例 え ば半径 r 1 以下 の ゾー ン 、 半径 r 1 か ら 半径 r 2 の ゾー ン 、 及び半径 r 2 以 上 の ゾー ン の 3 個 の ゾー ン に 分割す る 。

本発 明 の 請 求項 8 に 記載 の 発 明 は、 デー タ 記録領域 を 構 成す る 溝部 の ど ち ら か 片方 の 一端が放射線状 に 半径方 向 に 整列 し て い る こ と を 特徴 と す る 光 デ ィ ス ク 記録媒体 で あ る 。 こ の 構成 に よ っ て溝部、 前記溝 間 部 の 一端 を検 出 す る こ と に よ っ て 光デ ィ ス ク 記録媒体 に デー タ の 記録 を 行 う た め の ク ロ ッ ク を 正確 に 生成す る こ と が可 能 と な る 。 シ ー ク 時 に も 、 ク ロ ッ ク の P L L が大 き く 外れ る こ と がな く 、 ア ド レ ス ピ ッ ト 等 を 検出 し や す い 。

本発 明 の 請求項 9 に 記載 の発 明 は、 プ リ ピ ッ ト 領域 を 構成す る 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト の ど ち ら か 片方 の ゥ ォ ブ ル ピ ッ ト が放 射線状 に 半径方 向 に整列 し て い る こ と を 特 徴 と す る 光デ ィ ス ク 記録媒体で あ る 。 こ の 構成 に よ っ て 片方 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト を 検 出す る こ と に よ っ て光 デ イ ス ク 記録媒体 に デー タ の記録 を 行 う た め の ク ロ ッ ク を 正確 に 生成す る こ と が可能 と な る 。

本発 明 の 請求項 1 0 に 記載 の 発 明 は 、 螺旋状 も し く は 同 心 円 上 に配 置 さ れ た ト ラ ッ ク が相 互 に 隣接す る 第 1 の ト ラ ッ ク と 第 2 の ト ラ ッ ク で構成 さ れ 、 前記第 1 の ト ラ ッ ク に配置 さ れた 1 個 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト が 、 前記第 2 の ト ラ ッ ク に 配置 さ れ た 前記 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト の 一方 と を 兼ねて い る と 共 に 、 前記第 2 の ト ラ ッ ク に配置 さ れ た 1 個 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト が前記第 1 の ト ラ ッ ク に 配置 さ れた 前記 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ 卜 の 一方 と を 兼ねて い る こ と を 特徴 と す る 光デ ィ ス ク 記録媒体 で あ る 。 ト ラ ッ ク 密 度 を 向 上 さ せ ト ラ ッ ク ピ ッ チ を 狭 く す る と ト ラ ッ ク 間 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト の 間 隔が狭 く な り 干渉 が発 生 し て ト ラ ッ ク 誤差信 号 が 小 さ く な る た め に 隣接す る ト ラ ッ ク 間 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト を 空 間 的 に 分離す る 必要 が発 生す る 。 本発 明 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 は 、 隣接す る ト ラ ッ ク 間 で ゥ ォ ブル ピ ッ ト の 1 つ を 兼ね る こ と に よ り 空 間 的な 分離 を 行 わ な く て も 光 ビ ー ム の 半値幅 に 対 し て 1 . 1 倍以下 に ト ラ ッ ク ピ ッ チ を 狭 く す る こ と が可能 で あ り 、 デ ィ ス ク の 使用 効率 を 高 め る こ と がで き る と い う 作用 を 有す る 。

本発 明 の 請求項 1 5 に 記載 の 発 明 は 、 前記 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト を 元 に 得 ら れ る ト ラ ッ ク 中 心 と 、 前記デー タ 記録領域 を 形 成す る 溝部又 は前記溝 間 部 の 中 心線 が外 れ た位置 に あ る こ と を 特徴 と す る 光デ ィ ス ク 記録媒体で あ る 。 こ の 構 成 に よ っ て磁気的 な 遮断 か ら 見 た ト ラ ッ ク の 中 心 と 光学 的 に 見 た ト ラ ッ ク の 中 心 を 揃 え る こ と が可能 と な り マ ー ジ ン の広 い デ ィ ス ク を 実現 で き る 。

本発 明 の 請求項 1 6 記載 の発 明 は 、 螺旋状 も し く は 同 心 円 上 に 配 置 さ れた ト ラ ッ ク を 有 し 、 前記 ト ラ ッ ク が複 数 の 領域 に 分割 さ れた セ グ メ ン ト を 有 し 、 前記セ グ メ ン ト が前記 ト ラ ッ ク を ト ラ ッ キ ン グす る た め の ト ラ ツ キ ン グ信号 を 生 成 す る た め の 領域 を 有 し た プ リ ビ ッ ト 領域 と デー タ の 記 録 を 行 う デー タ 記録領域 と を 有 し 、 前記 デー タ 記録領域 が溝 も し く は溝 間 も し く は溝 と 溝 間 で構成 さ れた 領域 を 有 す る 光デ ィ ス ク 記録媒体 を 再生す る 光デ ィ ス ク 装置 で あ っ て 、 前記デー タ 記録領域 を 構成す る 溝 部、 溝 間 部 、 又 は溝部及び溝 間部 の 両方 の 始端又 は終端 の 少 な く と も い ずれか一方 を 検 出 し 、 検 出 し た位置情報 に基づ い て 前 記 プ リ ピ ッ ト 領域内 の ピ ッ ト の 有無 又 は ピ ッ 卜 の 再 生 レ ベ ル を検 出す る こ と を 特徴 と す る 光 デ イ ス ク 装置 で あ る 。

本発 明 は 、 溝部 （ 又 は溝 間部、 又 は溝部及 び溝 間部） と ピ ッ ト 領域 と を 有す る 光デ ィ ス ク 記録媒体 にお い て 、 溝部 （ 又 は溝 間部 、 又 は溝部及び溝 間 部） と ピ ッ ト 領域 と の 境 目 で 照 射 し た レ ーザ光 の 反 射量が変化す る こ と を 利用 し て 、 溝部 （ 又 は溝間 部 、 又 は溝部及び溝 間部） と ピ ッ ト 領域 と の 境 目 を ま ず検 出す る 。 次 に 、 境 目 の タ イ ミ ン グ に 基 づ い て ピ ッ ト 領域 内 の ピ ッ 卜 の 出 力 タ イ ミ ン グ を検 出 し 、 ピ ッ ト の 有無又 は ピ ッ ト の 再生 レ ベ ル を検 出す る 。 本発 明 は 、 ピ ッ ト の 出 力 レ ベ ル の検 出 が容 易 な 光デ ィ ス ク 装置 を 実現す る こ と が 出 来 る と い う 作用 を 有 す る 。 本発 明 に よ り 、 ス タ ー ト ピ ッ ト が不要 に な る 。

又 、 プ リ ピ ッ ト 領域 の始端 と 終端 の 両方 を検 出す る こ と に よ り 、 プ リ ピ ッ ト 領域が位置す る 光 デ ィ ス ク 記録媒体 の 中 心 か ら の 距離 （半径） に拘 わ ら ず 、 プ リ ピ ッ ト 領域 の 長 さ を 一定 に す る こ と が 出来 る 。 本発 明 は 、 記録密度 の 高 い 光デ ィ ス ク 記録媒体 を 実現 出来 る と い う 作用 を 有 す る 。 「光 デ ィ ス ク 装置」 と は 、 光デ ィ ス ク に デー タ を 記 録又 は再 生す る 装置 （記録 時 に も ピ ッ ト の 再 生 レ ベ ル を 検 出す る 。 ） を 言 う 。 典型 的 に は 、 溝部 （又 は溝 間 部 、 又 は溝部及び溝 間 部） の 始端 又 は終端 の 少 な く と も い ずれか 一方 を 検 出 し 、 始端 又 は終端 の検 出 タ イ ミ ン グか ら 一定量遅延 さ せ た 点 を 特 定す る 検 出 パル ス 又 は始端又 は終端 の検 出 タ イ ミ ン グか ら 一定量遅延 さ せ た 点 を 起点 と し 更 に 一定量遅 延 さ せ た 点 を 終点 と す る （ 前記起 点 か ら 一定長 の 期 間 を 特定す る ） ウ ィ ン ド ウ パ ルス を 生 成す る 。 次 に 、 前記検 出 パ ルス が特定す る 点 に お け る レ ーザ ビ ー ム の 反 射光 の 光量 、 又 は前記 ウ ィ ン ド ウ パ ル ス が特定す る 期 間 に お け る .レ ー ザ ビ ー ム の 反射光 の光量 （ 前記期 間 内 に お け る 任 意 の 値 。 例 え ば最低値、 最高 値 、 平均 値 、 積分値等で あ る 。 ） を 検 出 す る 。 プ リ ピ ッ ト 領域 の 始端 の み を検 出 す る 方法 に つ い て は、 上述 の 従来例 の ス タ ー ト ピ ッ ト を プ リ ピ ッ ト 領域 の 始端 に置 き 換 え る こ と に よ り 実現 出 来 る 。 プ リ ピ ッ ト 領域 の始端 と 終端 の 両方 を 検 出す る 方 法 に つ い て は 、 実 施例 に お い て 詳述す る 。

検 出 し た 反 射光 の光量 に基づ い て 、 ピ ッ ト の 有無又 は ピ ッ ト の 再 生 レ ベル を検 出 す る 。 一定量 の 遅延 の 測定 は 、 時 間 （ 例 え ばア ナ ロ グ 回路 の 充放電時 間等） の 計 測 、 基準 ク ロ ッ ク の ク ロ ッ ク 数 の カ ウ ン ト （基準 ク ロ ッ ク は 、 一定 の 周 波数 の ク ロ ッ ク 又 は可変周 波数 の ク ロ ッ ク で あ る 。 ） 等 に よ り 実行 さ れ る 。 典型 的 に は、 プ リ ピ ッ ト 領域 内 に 存在す る 可能性 の あ る （例 え ばア ド レ ス ピ ッ ト の 数 は プ リ ピ ッ 卜 領域 に よ っ て 異な る 可能性が あ る 。 ） ピ ッ ト の 数 と 同 数 の検 出 パ ルス 又 は ウ イ ン ド ウ パ ルス が 生成 さ れ る 。

始端 及 び終端 の検 出 方法 は任意で あ る が 、 例 え ば一定 の 時 間 間 隔 （溝部又 は溝 間部又 は プ リ ピ ッ ト 領域 の 長 さ ） 又 は一定以上 の 時 間 間 隔 を 有す る 2 個 の パ ル ス エ ツ ジ を 始端及び終端 と 判 断す る 。 デー タ 記録領域が溝部 に あ る か 溝 間 部 （両側 に 溝部 が存在す る 。 ） に あ る か に か か わ ら ず、 溝部又 は溝 間部 の 始端及び終端で光 の 回 折現 象 が変化す る 故 に 、 そ の 始端及び終端 を 検 出 す る こ と が 出 来 る 。

本発 明 の 請求項 1 7 載 の 発 明 は、 螺旋状 も し く は 同 心 円 上 に 配置 さ れた ト ラ ッ ク を 有 し 、 前記 卜 ラ ッ ク が複数 の 領域 に 分割 さ れた セ グ メ ン ト を 有 し 、 前記セ グ メ ン ト が前 記 ト ラ ッ ク を ト ラ ッ キ ン グす る た め の ト ラ ッ キ ン グ 信号 を 生成す る た め の 領域 を 有 し た プ リ ビ ッ ト 領 域 と デ 一 夕 の 記録 を 行 う デー タ 記 録領域 と を 有 し 、 前記 デー タ 記録 領域が溝 も し く は溝 間 も し く は溝 と 溝 間 で構 成 さ れ る と 共 に 、 前記 プ リ ビ ッ ト 領域 の長 さ が光デ ィ ス ク 記録 媒体 内 で一定 で あ り 又 は 半 径方 向 に 分割 し た ゾー ン 内 で 一定 で あ る 領域 を 有す る 光 デ ィ ス ク 記録媒体 を 再 生す る 光デ ィ ス ク 装置で あ っ て 、 前記デー タ 記録領域 を 構成す る 溝 も し く は溝 間 も し く は溝 と 溝 間 の 始端 と 終端 の 両方 を 検 出 し 、 検 出 し た位置情報 に基づ い て 前記 プ リ ピ ッ ト 領域 内 の ピ ッ ト の有無又 は ピ ッ ト の 再生 レ ベ ル を 検 出 す る こ と を 特徴 と す る 光デ ィ ス ク 装置 で あ る 。

本発 明 の 光デ ィ ス ク 装置 に お い て は 、 光デ ィ ス ク 記録 媒体 の 溝部又 は溝 間部 と プ リ ピ ッ ト 領域 と の 境 目 で あ る 始 端及び終端 を検 出す る こ と が 出来 る 。 例 え ば、 光 デ ィ ス ク 記録媒体 内 で プ リ ピ ッ ト 領域 の 長 さ が ほ ぼ一定 で あ れ ば、 プ リ ピ ッ ト 領域 の 始端 と 終端 と の 距離 に 基 づ い て 、 プ リ ピ ッ ト 領域 の始 端か ら 前記始 端 と 終端 と の 距離 に 一定値 を 掛 け た 距離 だ け遅 ら せた 点 （又 は窓） を 生 成 す る こ と に よ り 、 当 該点 （ 又 は窓） に よ っ て 正確 な ゥ ォ ブル ピ ッ 卜 の レ ベ ル を 測 定す る こ と が 出来 る 。 本発 明 は 、 プ リ ピ ッ ト 領域 の 長 さ が光デ ィ ス ク 記録媒体 内 若 し く は光磁気録媒体 を 半径方 向 に 分割 し た ゾー ン 内 で一定 で あ る 高 記録密度 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 再 生が可能 な 光 デ ィ ス ク 装置 を 実現 出 来 る と い う 作用 を 有 す る 。

本発 明 の 請求項 1 8 に 記載 の 発 明 は 、 原盤 上 の レ ジ ス ト に レ ー ザ ビ ー ム を 照 射す る ス テ ッ プ に お い て 、 隣接す る 溝部 を 形成す る レ ー ザ ビ ー ム を 相 互 に干渉 さ せ る こ と に よ り 、 原盤表面 か ら 測 定 し た 溝 間部 を 形成す る レ ジ ス 卜 の 高 さ を 、 レ ー ザ ビ ー ム を 照射す る 前 の レ ジ ス ト の 高 さ よ り 低 く す る ス テ ッ プ を含む こ と を 特徴 と す る 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 原盤製造方法。

本発 明 に お い て は 、 隣接す る 溝部 を 形成す る レ ー ザ ビ — ム を 相 互 に干渉 さ せ る こ と に よ り 、 高 さ の 低 い 溝 間 部 を 生成す る 。 こ れ に よ り 溝 間部 の 幅 を 狭 く す る こ と が 出 来 る 。 又 、 相対的 に 深 レ ピ ッ ト （ ピ ッ ト 領域 の 上面か ら 測 定す る と ピ ッ ト の 底 は深 い 。 ） と 相 対的 に 浅 い溝部 の 底 面 （低 い 溝間 部 の 頂点 か ら 測定す る と 溝部 の 底 は浅 い 。 ） を 精度 良 く 設 け る こ と が 出来 る （面荒 れ等 が な い 。 ） 。 本発 明 は、 本発 明 の 原盤製造方法 に よ り 製造 さ れ た 原 盤か ら 特 に溝部 を デー タ 記録領域 と し て 使用 す る 光 デ ィ ス ク 記録媒体 を 製造す る こ と に よ り 、 一定 の ト ラ ッ ク ピ ツ チ に お い て 記録 ト ラ ッ ク 幅 （溝部 の 幅 ） を 広 く 出 来 、 且つ 溝部 の深 さ が浅 い 故 に 、 一定 の ト ラ ッ ク ピ ッ チ で大 き な再 生出 力 レ ベ ル が得 ら れ る 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 原 盤製造方法 を 実現 出 来 る と い う 作用 を 有す る 。 又 、 こ の よ う に し て設 け ら れ た 小 さ な溝 間部 は 隣接す る デー タ 記 録領域 （溝部） を 相 互 に磁気的 に遮断す る こ と を 、 本発 明 の 発 明者 は発見 し た 。 従 っ て 、 本発 明 は 、 本発 明 の 原 盤製造方法 に よ り 製造 さ れた原盤か ら 特 に 溝部 を デー タ 記録領域 と し て 使用 す る 光デ ィ ス ク 記録媒体 を 製造す る こ と に よ り 、 D W D D 方式 の 再生 に 適 し た 光 デ ィ ス ク 記 録媒体 の原盤製造方法 を 実現 出来 る と い う 作用 を 有す る 。 更 に 、 溝部 の 相 対的 な深 さ を 浅 く し な が ら 、 深 い ピ ッ 卜 を 有す る （好 ま し く は 3 λ ノ ( 8 η ) 以 上 の 深 さ ） 。 こ れ に よ り 、 安定 し た サ ン プルサー ポ の た め の 出 力 信号 を 得 る こ と が 出 来 る 。

「干渉 さ せ る 」 と は 、 下記 の こ と を 意 味す る 。 第 1 の 溝部 を カ ツ テ ィ ン グす る レ ーザ ビ一 ム の 通過す る 空 間 と レ ジ ス ト の 占 め る 空 間 と の 重 な り 合 っ た 部分 を第 1 の 空 間 と 言 う （第 1 の 空 間 の レ ジ ス ト がカ ッ テ ィ ン グ さ れ る 。 ） 。 第 1 の 溝部 に 隣接す る 溝部 を カ ッ テ ィ ン グす る レ 一ザ ビー ム の 通過す る 空 間 と レ ジ ス ト の 占 め る 空 間 と の 重 な り 合 っ た 部 分 を 第 2 の 空 間 と 言 う （第 2 の 空 間 の レ ジ ス ト が カ ッ テ ィ ン グ さ れ る 。 ） 。 第 1 の 空 間 と 第 2 の 空 間 と の 間 に 重 な り 合 う 部分が あ る こ と を 「干渉 し て い る 」 と 言 う 。 従 っ て 、 「干渉 さ せ る 」 と は、 第 1 の 空 間 と 第 2 の 空 間 と を 部分的 に 重な り 合 わ せ る こ と を 言 う 。

発 明 の 新規 な 特徴 は添付 の 請求 の 範 囲 に特 に 記載 し た も の に他な ら な い が、 構成及び内容 の 双方 に 関 し て本発 明 は、 他 の 目 的 や 特徴 と 共 に 、 図 面 と 共 同 し て 理解 さ れ る と こ ろ の 以 下 の 詳細 な説 明 か ら 、 よ り 良 く 理解 さ れ評 価 さ れ る で あ ろ う 。 図面 の簡単 な 説 明

図 1 は 、 実施例 に お け る 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 構成 を 示す 断面 図 で あ る 。

図 2 は 、 実施例 に お け る 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 断面斜 図 で あ る 。

図 3 は 、 実 施例 に お け る 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 再生動 作 の 説 明 の た め の 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 断面 図 で あ る 。 図 3 の （ a ) は光 デ ィ ス ク 記録媒体 の 記録膜 の 構成 （ 特 に磁化 の 方 向 ） を 示す 断面 図で あ り 、 （ b ) は再生動作 中 の光デ ィ ス ク 記録媒体 の 位置 に 対す る 媒体 内部 で の 温度 分布 を 示す特 性 図 で あ り 、 （ c ) は再 生 層 の磁壁エ ネ ル ギ 一密度 を 示す特性 図で あ り 、 （ d ) 再 生 層 の磁壁 を 移動 さ せ よ う と す る 力 を 示す特性 図 で あ る 。

図 4 の （ a ) は第 1 の 実施例 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 全体構成 図 で あ り 、 （ b ) はそ の プ リ ピ ッ ト 領域等 の 拡大 図 で あ り 、 （ c ) はそ の ト ラ ッ ク の 繋 ぎ 目 の プ リ ピ ッ ト 領 域 の拡大 図 で あ る 。

図 5 は 、 他 の 実施例 の 光デ ィ ス ク 記 録媒体 の プ リ ピ ッ ト 領域等 の拡大 図 で あ る 。

図 6 は 、 実施例 の ピ ッ ト 領域 の フ ォ ー マ ッ ト 構 成 の 概 略 を 図示す る 図 で あ る 。

図 7 は 、 第 1 の 実施例 の プ リ ピ ッ ト 領域等 の 断 面斜視 図 で あ る 。

図 8 は、 第 1 の 実施例 の 光デ ィ ス ク 装置 に お け る ト ラ ッ キ ン グ誤差 信号検出部 の 概略構 成 図 で あ る 。

図 9 の （ a ) は第 1 の 実施例 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 の プ リ ピ ッ ト 領域等 の拡大 図 で あ り 、 （ b ) はそ の 各部分 の 出 力 信号 を 示す 図 で あ る 。

図 1 0 の （ a ) は第 2 の 実施例 の光デ ィ ス ク 記録媒体 の 全体構成 図 で あ り 、 （ b ) はそ の プ リ ピ ッ ト 領域等 の 拡 大 図 で あ り 、 （ c ) はそ の 各部分 の 出 力 信号 を 示す 図 で あ る 。

図 1 1 の （ a ) は実施例 の 光 デ ィ ス ク 記録媒体 の 原 盤 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト の 製造方法で あ り 、 （ b ) はそ の 溝部 の 製造方法 を 示す 図 。

図 1 2 の （ a ) は第 3 の 実施例 の光 デ ィ ス ク 記 録媒体 の 全体構成 図 で あ り 、 （ b ) はそ の プ リ ピ ッ ト 領域等 の 拡 大 図 で あ る 。

図 1 3 の （ a ) は第 4 の 実施例 の光 デ ィ ス ク 記 録媒体 の 全体構 成 図 で あ り 、 （ b ) はそ の プ リ ピ ッ ト 領域等 の 拡 大 図 で あ り 、 ( c ) はそ の 各部波形 を 示す 図 で あ る 。

図 1 4 は 、 第 4 の 実施例 の光デ ィ ス ク 記録媒体 の伺一 ゾー ン 内 で の 外周 及 び内 周 で の プ リ ピ ッ ト 領域等 の 拡大 図 で あ る 。

図 1 5 は 、 第 4 の 実施例 の 光 デ ィ ス ク 装置 の ト ラ ツ キ ン グ誤差 信号検 出 部 の概 略構成 図 で あ る 。

図 1 6 の ( a ) は第 5 の 実施例 の光 デ ィ ス ク 記録媒体 の 全体構成 図 で あ り 、 （ b ) はそ の プ リ ピ ッ ト 領域等 の 拡 大 図 で あ る

図 1 7 は 、 サ ン プルサー ポ方式 を 用 い た従来 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 の構成 を 示す 図 で あ る 。

図 1 8 は 、 P u s h - P u 1 1 方式 と サ ン プルサー ポ 方式 を 組 み合わせ た 従来 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 構成 を 示す 図 で あ る 。

図 1 9 は 、 他 の 実施例 の 光デ ィ ス ク 装置 の ト ラ ツ キ ン グ誤差信 号検 出部 の 概略構成 図 で あ る 。

図 2 0 は 、 ト ラ ッ キ ン グ誤差 信号 の 強度 と 卜 ラ ッ ク ピ ツ チ と の 関 係 を 示す 図 で あ る 。

図 2 1 の ( a ) は溝部 の 深 さ と 反射光量 と の 関 係 を 示 す 図 で あ り 、 ( b ) は溝部 の 深 さ と P u s h _ P u l 1 方 式 の 誤差 信 号及 び ゥ ォ ブル ピ ッ 卜 か ら の 誤差信号 と の 関 係 を 示す 図 で あ る 。

図 面 の一部又 は全部 は 、 . 図示 を 目 的 と し た概要 的表 現 に よ り 描 か れ て お り 、 必ず し も そ こ に 示 さ れた 要素 の 実 際 の 相 対 的 大 き さ や位置 を 忠実 に描写 し て い る と は 限 ら な レ ^ こ と は考慮願 い た い 。 発 明 を 実施す る た め の 最 良 の 形 態

以下本発 明 の 実施 を す る た め の 最 良 の 形態 を 具体 的 に 示 し た 実施例 に つ い て 図 面 と と も に 記載す る 。 も っ と も 、 本発 明 はそ の 趣 旨 を 越 え な い 限 り 以下 の 実施例 に 限 定 さ れ る も の で はな い 。

《実施例 1 》

以下 、 本発 明 を そ の 実施 の 形態 に つ い て 図面 を 参 照 に し て 詳細 に 説 明 す る 。 ま ず 、 図 1 は本発 明 の 第 1 の 実施 例 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 構造 を 示す 断面 図 で あ り 、 図

2 は本発 明 の 第 1 の 実施例 の 光 デ ィ ス ク 記録媒体 の 構造 を 示す斜視 図 で あ る 。

図 1 は 、 円 盤状 の 形状 を 有す る 光デ ィ ス ク 記録媒体 の デー タ 記録領域 を 半径方 向 に 切 断 し た 断面 図 を 示す 。 デ 一 夕 記録領域 は 、 溝部 2 a 、 2 b か ら な る デー タ 記 録領 域が 図 1 の 紙面 に垂直方 向 に 相 互 に 隣接 し て延びて お り 、 前記 デー タ 記録領域 は光 デ ィ ス ク 記録媒体 の 内 周 か ら 外周 に 向 か っ て螺旋状 に延 びて い る 。 図 1 は 図 2 の I _ 1 断面 か ら 見 た 断面 図 を 示 し て い る 。 図 2 に 示す よ う に 、 本 明 細書及 び特許請求 の 範 囲 の 記載 に お い て は 、 光 デ ィ ス ク 基板 1 1 に 近 い 方 向 を 下 と 考 え る 。 そ こ で 、 グ ル 一 ブ部 2 a 、 2 b は、 光デ ィ ス ク 基板 1 1 に 近 い 故 に 溝部 と 呼 ん で い る 。

図 1 に お い て 、 1 1 は ポ リ 力 一 ポ ネ ー ト か ら な る 透 明 な 光 デ ィ ス ク 基板、 1 2 は記録膜の 保護 と 媒体 の 光学的 特性 を 調 整す る た め の 誘 電体層 で あ る 。 磁壁 の 移 斷 を 利 用 し て 情報 を 検 出 す る た め の 再生層 1 3 、 再 生 層 と 記録 層 の 間 の 交換結合 を 制御 す る た め の 中 間層 1 4 、 及び情 報 を 保持 し て お く 記録層 1 5 は、 積層 し た 記録膜 を 構成 す る 。 さ ら に 、 1 6 は記録膜の 保護 の た め の 誘電体層 、 1 7 は オー バ ー コ ー ト 層 で あ る 。

図 1 に お い て 、 「 ト ラ ッ ク ピ ッ チ」 と は 、 相 互 に 隣接す る デー タ 記録領域 の 中 心 間 の距離 を 言 う 。 図 1 に お い て 、 （長 さ 7 + 長 さ 8 ) は ト ラ ッ ク ピ ッ チ の 長 さ に 等 し い 。 図 1 に お い て 、 （ 高 さ 5 + 高 さ 6 ) は ラ ン ド 部 3 a 、 3 b の 頂上 （ 図 1 の 逆台 形 の底部） と 溝部 ( グル ー ブ 部 ） 2 a 、 2 b の 底面 と の 高 さ の 差 を 示 し 、 且つ 高 さ 5 と 高 さ 6 は等 し い 。 高 さ 5 と 高 さ 6 の 接す る 点 を 半値 の 点 と 言 う 。 半 値 の 点 を 基準 に測定 し た 長 さ 7 が ラ ン ド 部 3 a 、 3 b の 幅で あ り 、 同 様 に 半値 の 点 を 基準 に 測定 し た 長 さ 8 が溝部 （ グルー プ部） 2 a 、 2 b の 幅 で あ る 。 本 明 細 書及び特許請求 の 範 囲 に お い て 、 「 ラ ン ド 部 の 幅」 及 び 「 溝部 （ ダル一 ブ部） の 幅」 は上記 の 測 定法 に よ り 測 定 さ れ る 。

次 に 、 第 1 の 実施例 の 光 デ ィ ス ク 記録媒体 の 構 成 を 説 明 す る 。 図 1 に 示す よ う に 、 第 1 の 実施例 の 光デ ィ ス ク 記 録媒体 は 、 光デ ィ ス ク 基板 1 1 上 に 、 上述 し た 磁性膜 を 含む多層 し た 記録再生膜 を有 す る 。 光デ ィ ス ク 基板 1 1 は グルー ブ部 2 a の 両側 に は ラ ン ド 部 3 a 、

3 b が形成 さ れて お り 、 グルー プ部 2 a 、 2 b の 深 さ h は 、 ラ ン ド 部 3 a 、 3 b の 上面か ら 6 0 n m を 有 す る 。 こ の ラ ン ド 部 に よ り グル ー プ部 2 a 、 2 b は互 い に 磁気 的 に 独立 し て い る 。 ま た 、 第 1 の 実施例 の 光 デ ィ ス ク 記 録媒体 1 の 卜 ラ ッ ク ピ ッ チ は 0 . 5 4 m で あ り 、 グル 一ブ部幅 は 0 . 4 mで あ る 。

1 及び 2 を 参照 し な が ら 、 第 1 の 実施例 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 製造方 法 を 説 明す る 。 最初 に 、 グルー ブ 部 、 ラ ン ド 部及びア ド レ ス ピ ッ ト 等 の プ リ ピ ッ ト を 有す る ポ リ カ ー ポ ネ一 ト か ら な る 透 明 な光 デ ィ ス ク 基板 1 1 を ィ ン ジ ェ ク シ ョ ン方 で成形す る 。 次 に 、 直 流マ グネ ト 口 ン ス パ ッ 夕 U ン グ装置 に 、 B ド ー プ し た S i 夕 ー ゲ ッ 卜 を 設置 し Ηϋ en光デ ィ ス ク 基板 1 1 を基板 ホ ル ダ一 に 固 定 し た後 1 X 1 0 — ⁵ P a 以下 の 高 真空 に な る ま で チ ャ ンバ一内 ク ラ ィ ォ ポ ン プで真空排気す る 。 真 空排気 を し た ま ま A r ガ ス と N ₂ガ ス を 0 . 3 P a と な る ま で チ ャ ン バ一内 に 導入 し 、 基板 を 回転 さ せ な が ら 、 誘 電体層 1 2 と し て S i N 層 を 反応性ス パ ッ 夕 リ ン グ に よ り 8 0 n m製膜す る

引 き 続 き 電体層 1 2 上 に は 、 同 様 に 真 空 排気 を し た ま ま 、 A r ガ ス を 0 . 4 P a と な る ま でチ ャ ン ノ ー 内 に 導入 し、 基板 を 回転 さ せ な が ら 、 G d 、 F e 、 C o 、 C r そ れぞれ の タ 一 ゲ ッ ト を 用 レ て G d F e C o C r 力 ら な る 再生層 1 3 を 3 0 n m 、 T b 、 D y 、 F e そ れぞれ の タ ー ゲ ッ ト を 用 い て T b D y F e の 中 間 層 1 4 を 1 0 n m、 及び T b 、 F e 、 C o そ れぞれ の タ ー ゲ ッ ト を 用 い て T b F e C o の 記録層 1 5 を 5 0 n m、 順次 D C マ グ ネ ト ロ ン ス パ ッ タ リ ン グ法 に よ り 膜形成す る 。 こ こ で 、 各層 の 膜組成 は 、 それそれ の タ ー ゲ ッ ト の 投入パ ヮ 一 比 を 調整す る こ と に よ り 、 所望 の膜組成 に 合せ る こ と がで き る 。

次 に 、 B ド ー プ し た S i タ ー ゲ ッ ト を 設置 し 、 A r ガ ス と N ₂ガ ス を 0 . 3 P a と な る ま で チ ャ ン ノ 一 内 に 導入 し 、 基板 を 回転 さ せ な が ら 、 S i N カゝ ら な る 第 2 の 誘電 体層 1 6 を 8 0 n m 、 反応性ス パ ッ タ リ ン グ法 に よ り 膜 形 成す る 。 次 に 、 誘電体層 1 6 の 上 に 、 エ ポ キ シ ァ ク リ レ ー ト 系樹脂 カゝ ら な る オ ー バー コ ー ト 層 1 7 を 滴下 さ せ た 後、 ス ピ ン コ ー ト に よ り 6 x m の 膜厚 に 塗布 し 、 紫外 線 ラ ン プ を 照 射 し て 前記 ォ 一 バー コ 一 ト 層 1 7 を 硬化 さ せ る 。 こ こ で 、 G d F e C o C r の 再 生 層 1 3 は補償組 成温度が 1 5 0 °C で キ ュ リ ー温度が 2 7 0 °C で あ り 、 T b D y F e の 中 間 層 1 4 はキ ュ リ ー 温度が 1 5 0 °C で 、 キ ュ リ ー 温度以 下で は常 に 希土類金属組成が優勢 で あ る 。 ま た 、 T b F e C o の 記録 層 1 5 は補償組成温度 が 8 0 で で あ り 、 キ ュ リ ー温度 は 2 9 0 °C に な る よ う に 各 夕 一ゲ ッ 卜 の 投入パ ワ ー を 設定 し て 組成 を 調整 し た 。

上述 し た 膜構成 が、 D W D D 方式（Domain Wall Disp lacement Detection)の 記録再生膜の 基本的 な 構造 と な る 。 こ の 方式 は 、 再 生用 光 ビー ム に 差 し 掛か っ た磁壁 を 次 々 と 移 動 さ せ こ の磁壁 の 移動 に よ り 拡大 さ れた再 生 層 の磁 区 の 情報 を 検 出す る も の で あ る 。 こ れ に よ つ て 、 再 生光 の 波長 と 対物 レ ン ズ の 開 口 数で決 ま る 検 出 限界 を 越 え る 高 密度記録再生 が可能 と な る 。 な お D W D D 方式 の 再生 を 実現す る た め に は 、 隣接記録 ト ラ ッ ク 間 を磁気的 に 分 断す る 必 要が あ る 。 こ の 分 断 の 方法 に つ い て は、 後 述 の ト ラ ッ ク 構造 の 説 明 の 部分で詳 し く 説 明 す る 。

D W D D 方式 に 必要な 記録 ト ラ ッ ク 間 の磁気的な分 断 の 必要性 を 説 明 す る た め に 、 以下 も う 少 し 詳 し く 上記 D W D D 方式 の 再生原理 に つ い て 、 図 3 を参照 し な が ら 説 明 す る 。 図 3 ( a ) は、 回転 し て い る デ ィ ス ク の 記録膜 の 断面 を 示す 図 で あ る 。 基板 （ 図示 し て い な い 。 ） 及 び誘 電体層 1 2 の 上 に 、 再生層 1 3 、 中 間 層 1 4 、 記録層 1 5 の 3 層 で構 成 さ れ る 記録膜が形成 さ れ、 さ ら にそ の 上 に誘電体層 1 6 が形成 さ れ、 さ ら に そ の 上 に 紫外線硬化 樹脂 の 保護 コ ー ト 層 （ 図 示 し て い な い 。 ） が形成 さ れて い る 。 再生 層 は磁壁抗磁力 の 小 さ い磁性膜材料で 、 中 間 層 は キ ュ リ ー温度 の 低 い 磁性膜で あ る 。 ま た 、 記録層 は 小 さ な ド メ イ ン 径 で も 記録磁 区 を 保持で き る 磁性膜でそ れ ぞれ生成 さ れて い る 。

図 に 示す よ う に 、 情報信号 は 、 記録 層 に 熱磁気記録 さ れ た 記録磁 区 と.し て 形成 さ れて い る 。 レ ーザ光ス ポ ッ ト (光 ピ ー ム ス ポ ッ ト 5 ) の 照射 さ れて い な い 室温で の 記 録膜 は記録 層 、 中 間 層 、 再生層 がそれぞれ強 く 交換結 合 し て い る た め 、 記録層 の 記録磁 区 はそ の ま ま 再生 層 に 転 写 さ れ、 再 生 層 に 転写磁 区が形 成 さ れ る 。 図 3 ( b ) は、 （ a ) の 断面 図 に 対応 し た 位置 X と 記録膜の 温度 T と の 関 係 を 表す 。 図示 さ れて い る よ う に 、 記録信号 の 再 生 時 に は 、 光 デ ィ ス ク 記録媒体が 回転 し 、 ト ラ ッ ク に 沿 つ て レ 一 ザ光 に よ る 再生 ビ 一 ム ス ポ ッ ト が照射 さ れ る 。

X は光 デ ィ ス ク 記録媒体上 の 位置 を 示 し 、 X 軸 は光 デ イ ス ク 記録媒体 の ト ラ ッ ク に 沿 っ て い る 。 光 ビー ム ス ポ ッ ト 5 を 固 定 し て考 え た 場合 、 光デ ィ ス ク 記録媒体 は 、 図 3 で右 か ら 左 に 向 か う 方 向 （ X 軸 上で正か ら 負 に 向 か う 方 向） に 相 対移動す る 。 典型 的 に は 、 光デ ィ ス ク 記 録 媒体 は 回転す る こ と に よ り 、 移動す る'。 光デ ィ ス ク 記録 媒体 を 固 定 し て考 え た 場合 は、 光 ビ ー ム ス ポ ッ ト 5 は 図 3 で 左か ら 右 に 向 か う 方 向 （ X 軸 上で 負 か ら 正 に 向 か う 方 向 ） に 相 対移動す る 。 こ の 時 、 記録膜は 、 図 3 ( b ) に示す よ う な 温度分布 を 示 し 、 中 間 層 がキ ュ リ ー温度 T c 以 上 と な る 温度領域が存在 し 、 こ の 温度領域 に お い て 、 中 間 層 は再生層 と 記録層 と の 交換結合 を 遮断す る 。

ま た 、 再 生 ビ ー ム が照射 さ れ る と 、 温度 に 依存す る 磁 壁エ ネ ル ギ ー 密度 σ が 図 3 ( c ) に 示す磁気エネ ルギ ー 分布 を 示す 。 即 ち 、 X 軸上 で 図 3 ( c ) に 示す よ う な 磁 壁エ ネ ル ギ ー 密度 σ の 勾配が存在す る た め に 、 図 3 ( d ) に示す よ う に 、 位置 X で の 各層 の磁壁 に対 し て磁壁 を 駆 動 さ せ る 力 F が作用 す る 。 こ の 記録膜 に 作用 す る 力 F は 磁壁エ ネ ル ギ ー 密度 の微分 に 比例 し 、 図 3 ( d ) に 示す よ う に 磁壁エ ネ ルギー密 度 σ の 高 い方 か ら 低 い方 に 磁壁 を 移動 さ せ る よ う に作用 す る 。 図 3 ( d ) に お い て 、 F ( ) > 0 に お い て 力 F は X 軸 上で負 カゝ ら 正 の 方 向 に 働 き 、 F ( X ) ぐ 0 に お い て 力 F は X 軸 上 で正か ら 負 の 方 向 に 働 く 。

再生層 1 3 は、 磁壁抗磁力 が小 さ く 磁壁 の 移動度 が大 き い の で 、 閉 じ て い な い 磁壁 を 有す る 場合 の 再生層 1 3 単独 で は （ 中 間層 1 4 が キ ュ リ ー温度 T c を 超 え る 領 域 で は） 、 こ の 力 F に よ っ て 容易 に 磁壁 が移動す る 。 従 つ て 、 中 間 層 1 4 がキ ュ リ ー温度 T c を 超 え る 領域 に 接 す る 再生 層 1 3 の 領域は ほ ぼ単一 の広 い 磁 区 に な る 。 前 記 ほ ぼ単一 の 広 い磁 区 に は 、 中 間 層 1 4 がキ ュ リ ー温度 T c を 超 え る 領域 の す ぐ前方 に 接す る 磁 区 の 情報が転 写 さ れ る 。 図 3 ( b ) に示す よ う に 記録膜 の 温度分布 は 非 対 称 で あ る 。 位置 X の温度 は 、 温度 の ピ 一 ク 位置か ら 光 ビ — ム ス ポ ッ ト 5 の後方 に ゆ る や か な勾配で下 が り 、 温度 の ピ ー ク 位置 か ら 前方 に 急 な勾配で下が る （光 ビ ー ム ス ポ ッ ト 5 の 進行方 向 を 「 前方」 、 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 進 行方 向 を 「後方」 と 呼ぶ 。 ） 。 磁 区 を 押 し 広 げ る 力 F は勾 配 の急 な 前方で大 き く 、 前記 キ ュ リ ー 温度 T c を 超 え る 領域 の 前方 に 接す る 磁 区 の 磁壁 が 当 該領域 の 後方へ 瞬 間 的 に 移 動 し て 、 単一 の広 い 磁 区 を 生成す る （ 力 F が 、 記 録 層 1 5 、 中 間 層 1 4 及 び再生 層 1 3 の 各磁 区 の 結 合 力 に 打 ち 勝 つ か ら で あ る 。 ） 。 従 っ て 、 光デ ィ ス ク 記 録媒体が相対移動 し て 、 キ ユ リ — 温度 T c を 超 え る 中 間 層 1 4 の 領域 の す ぐ前方 に 接す る 磁 区が新 し い 磁区 に 入 れ替わ る と 、 図 3 ( a ) の 矢 印 で 示す よ う に 、 再生層 1 3 の 磁壁 は 中 間層 がキ ュ リ ー 温 度 T c を 超 え る 領域 の後方 に 瞬 間 的 に 移動 す る 。 そ し て 、 再生 ビ ー ム ス ポ ッ ト 内 の 再 生層 1 3 の 磁化方 向 は広 い 領域で 同 じ 方 向 に揃 う 。 こ の 結果 、 記録 層 1 5 の 記録 磁 区 が非常 に 小 さ く て も 、 キ ュ リ ー 温度 T c を 超 え る 中 間 層 1 4 の 領域 と 同 じ 大 き さ の 広 い 磁 区が再生層 1 3 に 生 成 さ れ る 故 に 、 記録密 度が向 上 し て も 拡大 し て 再生 を 行 う こ と が可能 と な り 一 定以上 の 振幅 の再 生信号 を 得 る こ と が 出来 る 。 D W D D 方式で は、 磁壁 の 移動 を 起 こ す た め に 、 必ず 閉 じ て い な い 磁壁 を含む磁 区構造 を 形成 し 形成す る 必要が あ る 。 隣 接 ト ラ ッ ク 間 で磁気的 な 結合 は、 磁壁の 移動 の 阻害要 因 と な る 。 こ の た め 、 記録 ト ラ ッ ク 間 を レ ーザ光 に よ っ て 記録 ト ラ ッ ク の 分 断 を 行 う 力、 ( ァ ニ ー ル処理） 、 溝 も し く は溝 間 を 使 っ て磁気的 な 遮 断 を 行 う か 、 も し く は こ の 2 つ の 方式 を 併用 す る 必 要が あ つ た 。 記録 ト ラ ッ ク 間 の 磁気的 な 分離 を行 う た め に 、 記 録 ト ラ ッ ク 間 に は溝 間 も し く は溝が不可欠 と な る 。 し か し な が ら 上述 し た よ う に 、 従来 の 光デ ィ ス ク で は 、 溝 か ら ト ラ ッ キ ン グ用 の ガ イ ド 信号 を 得 る 必要 が あ る た め に ト ラ ッ ク ピ ッ チ を光 ビ ー ム の 半値幅 の 1 . 2倍以下 と す る こ と がで き な か っ た 。 本発 明 は、 記録 ト ラ ッ ク 間 の磁気 的 な 分離 を 行 う た め に 、 記録 ト ラ ッ ク 間 に は溝 間 も し く は溝 を 設 け な が ら も.、 光 ビー ム の 半値 幅 の 1.2倍以下 の ト ラ ッ ク 密度 を 実現す る も の で あ る 。 本発 明 の 第 1 の 実 施例 に 置 け る ト ラ ッ ク 密度 の 実現方法 に つ い て 、 以下 に 説 明 を 行 う 。

図 4 は本発 明 の 第 1 の 実施例 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 (光 デ ィ ス ク 記録媒体） の フ ォ ー マ ッ ト 構成 を 図示す る 。 図 4 ( a ) は 、 本発 明 の光デ ィ ス ク 記録媒体 の 全体 構成 を 模式 的 に 図示す る 。 図 4 ( a ) に お い て 、 1 0 1 は光デ ィ ス ク 基板、 1 0 2 は記録膜 （ 図 1 の 再生層 1 3 、 中 間 層 1 4 及び記録層 1 5 ) 、 1 0 3 は第 1 の ト ラ ッ ク 、 1 0 4 は第 1 の ト ラ ッ ク に 隣接す る 第 2 の ト ラ ッ ク 、 1 0 5 は第 1 の ト ラ ッ ク 及 び第 2 の ト ラ ッ ク 1 0 4 を 1 2 8 0 個 に 分割 し た セ グメ ン ト 、 1 0 6 は ト ラ ツ キ ン グ用 のサー ポ ピ ッ 卜 と デ ィ ス ク の位置情報 を 表す ア ド レ ス ピ ッ ト を含 ん だ プ リ ピ ッ ト 領域 （ プ リ フ ォ ー マ ツ ト 領域） で あ る 。 誘電体層 1 2 、 1 6 ( 図 1 ) 等 は 、 図 4 に お い て は記載 を 省 略 し て い る 。

こ れ ら の ピ ッ ト 1 0 8 , 1 0 9 ， 1 1 0 お よ び溝 1 1 1 は 、 イ ン ジ ェ ク シ ョ ン 時 に ス タ ン パ 一か ら 転写す る こ と に よ っ て 、 光 デ ィ ス ク 基板 1 0 1 上 に 形成 さ れ る 。 さ ら に 、 こ の イ ン ジ ェ ク シ ョ ン法 に よ っ て成形 さ れた ポ リ カ ー ボ ネ ー ト 基板 1 0 1 上 に D W D D 方式 の 記録膜 1 0 2 が ス ノ° ッ タ リ ン グ法 に よ り 形成 さ れ て い る 。 こ の よ う に し て 作成 さ れ た 本発 明 の光デ ィ ス ク 記録媒体 は、 螺旋 状 に 形 成 さ れた ト ラ ッ ク 1 0 3 、 1 0 4 等 を 有 し 、 さ ら に 各 ト ラ ッ ク 1 0 3 、 1 0 4 等 は放射線状 に （光デ イ ス ク 記録媒体 の 半径方 向 に ） 設 け ら れた プ リ ピ ッ ト 領域 1 0 6 に よ り 、 そ れぞれ 1 2 8 0 個 の セ グ メ ン ト 1 0 5 に 分割 さ れて い る 。 各セ グ メ ン ト の プ リ ピ ッ ト 領域 1 0 6 は 、 そ れぞれ光 デ ィ ス ク 記録媒体 の 半 径方 向 に 整列 し て い る 。 従 っ て 、 光 デ ィ ス ク 記録媒体 の 中 心 を 原点 と す る 角 座標で表 し た 場合 に 、 ト ラ ッ ク が位 置す る 原点か ら の 距離 に か か わ ら ず 、 プ リ ピ ッ ト 領域 は光デ ィ ス ク 記録媒 体上 に 3 6 0 度 / 1 2 8 0 個 = 0 . 2 8 1 2 5 度毎 に 放 射線状 に設 け ら れ て い る 。 1 個 の セ グ メ ン ト 1 0 5 は 1 個 の プ リ ピ ッ ト 領域 1 0 6 と 1 個 の デー タ 記録領域で あ る 溝部 1 1 1 と を 有す る 。

こ の 時、 溝部 1 1 1 の 深 さ は、 隣接 す る 溝部が相互 に 磁気 的 に遮 断 さ れ D W D D 方式 に よ る 信号 の 再生が可 能 な 深 さ で あ り 、 且 つ 溝部 に 設 け た デー タ 記録領域か ら の 反 射光が 7 0 % 程度 （ 凹 凸 の な い 平坦面力ゝ ら の 反 射光 を . 1 0 0 % と す る 。 ） 確保で き る 深 さ で あ る 5 2 n m (約 λ / ( 8 η ) ) に し て あ る 。 ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 0 8 、 1 0 9 及 びア ド レ ス ピ ッ ト 1 1 0 も 溝部 1 1 1 と 同 じ 深 さ に 形 成 し て い る 。 図 7 は 、 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 記録膜等 及 び プ リ ピ ッ ト 領域 の 模式 的 な立体構造 を 示す。 記録膜等 に つ い て は 、 図 1 及 ぴ図 2 に お い て既 に 説 明 し て レ¾ る 。 第 1 の 実施例 に お い て は 、 ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 0 8 、 1 0 9 及びア ド レ ス ピ ッ ト 1 1 0 の 底面 の 深 さ （ 図 7 に お い て は各 ピ ッ ト の 上 面） は溝部 1 1 1 の 底面 の 深 さ と 同 じ で あ り 、 各 ピ ッ ト 以外 の プ リ ピ ッ ト 領域 （ 図 7 の 各 ピ ッ ト の 間 の 平面 ） の 高 さ は溝間部 1 1 4 の 高 さ と 同 じ で あ る 。

図 4 に 示す よ う に 、 第 1 の ト ラ ッ ク 1 0 3 及 び第 2 の 卜 ラ ッ ク 1 0 4 は 、 内 周 か ら 外周 に 向 か っ て 螺旋状 に デ イ ス ク 1 周 ご と に 交互 に 連続 し て お り 、 デ ィ ス ク 1 週 内 の 特定 の セ グ メ ン ト 1 1 2 に お い て 、 第 1 の ト ラ ッ ク 1 0 3 及び第 2 の ト ラ ッ ク 1 0 4 に 切 り 替わ る 。 図 4 ( a ) に お い て 、 光デ ィ ス ク 記録媒体 は直径約 5 0 m m の 円 盤で あ る が 、 第 1 の ト ラ ッ ク 1 0 3 及び第 2 の ト ラ ッ ク 1 0 4 の ト ラ ッ ク ピ ッ チ は約 0 . 5 4 mで あ る 。 光デ ィ ス ク 記録媒体 の フ ォ ー マ ツ ト 構成 の 説 明 を 目 的 と す る 図 4 ( a ) に お い て は、 光デ ィ ス ク 記録媒体全体 の 大 き さ に 較べ て 、 相互 に 隣接す る 第 1 の ト ラ ッ ク 1 0 3 及び第 2 の ト ラ ッ ク 1 0 4 を著 し く 拡大 し て 表示 し て い る 。

図 4 ( b ) に 任意 の セ グ メ ン ト 1 0 5 近傍 の拡大 図 を 示す （光デ ィ ス ク 記録媒体 の 平面 図 の 拡大 図 ） 。 図 4

( b ) に お い て 、 1 0 5 はセ グ メ ン ト （ 1 個 の デー タ 記 録領域 と 1 個 の プ リ ピ ッ ト 領域 に よ り 構成 さ れて い る 。 ） 、 1 0 6 は プ リ ピ ッ ト 領域 、 1 0 7 の 長 さ を有す る 溝部 （ グルー プ部 ） 1 1 1 ( 図 1 の 2 a 、 2 b ) はデー 夕 の記録 を 行 う デ ー タ 記録領域で あ る 。 プ リ ピ ッ ト 領域 1 0 6 は 、 ト ラ ッ キ ン グ信号 を検 出 す る た め の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 0 8 、 1 0 9 、 光デ ィ ス ク 記録媒体上 の位置情 報 を 表す ァ ド レ ス 情報 を 1 ビ ッ ト づっ セ グ メ ン ト の 最初 に分散的 に 配置 し た ア ド レ ス ピ ッ ト 1 1 0 を 有す る 。 1 0 7 の 長 さ を 有す る 溝 間部 （ ラ ン ド 部） 1 1 4 ( 図 1 の 3 a 、 3 b ) は 、 隣接す る 溝部 を 相 互 に磁気的 に遮断 し て い る 。

光 ビ ー ム の 半 値幅 同 等以下 の ト ラ ッ ク ピ ッ チ を 有す る 光デ ィ ス ク 記録媒体 に お い て ト ラ ッ キ ン グサ一 ポ を 実現 す る 目 的 で 、 本発 明 の光デ ィ ス ク 記 録媒体 は プ リ ピ ッ ト 領域 1 0 6 に ト ラ ッ キ ン グ用 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 0 8 、 1 0 9 を 有 し 、 隣接す る デ一 夕 記録領域 の 間 で ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 0 8 又 は 1 0 9 の ど ち ら か を 共用 し て い る 。 こ の よ う な構成 に 基づ い て 、 ト ラ ッ キ ン グ極性 の 異 な っ た ( ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 0 8 及 び 1 0 9 がデー タ 記録領域 の 延長線 の 左右 に 位置す る も の と 、 反対 に右左 に位置す る も の と が あ る 。 ） 第 1 の ト ラ ッ ク 1 0 3 と 第 2 の ト ラ ッ ク 1 0 4 と が 1 周 ご と に交互 に 形 成 さ れ る 。 光 ビー ム が 、 切 り 替わ り セ グ メ ン ト は 、 図 6 ( c ) に 示す よ う な構造 と な っ て い る 。 図示 し た よ う に 、 こ の 切 り 替わ り 点 の セ グ メ ン ト 1 1 2 の デー タ 記録領域 の 左右 の プ リ ピ ッ ト 領 域 1 0 6 で ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 0 8 と 1 0 9 と の 前後 関 係 が反転す る 。 こ れ に よ つ て第 2 の ト ラ ッ ク 1 0 4 か ら 第 1 の ト ラ ッ ク 1 0 3 に切 り 替わ る 。 こ れが交互 に 繰 り 返 さ れて第 1 の ト ラ ッ ク 1 0 3 と 第 2 の ト ラ ッ ク 1 0 4 が 連続 的 に配置 さ れ る 。

本発 明 の 光 デ ィ ス ク 記録媒体 は 、 ト ラ ッ ク ピ ッ チ が 0 . 7 m以下 （第 1 の 実施例 に お い て は 0 . 5 4 ΠΙ で あ る 。 ） の D W D D 方式 に よ る 信号 の 記録再 生 を 行 う 光 デ ィ ス ク 記録媒体で あ っ て 、 デー タ 記録領域 を 溝部 1 1 1 に 有 し な が ら 、 な お か つ サ ン プルサ ー ポ方式 に よ る ト ラ ッ キ ン グサ ー ポ用 の 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 0 8 及 び 1 0 9 を プ リ ピ ッ ト 領域 に 持つ こ と に 大 き な 特徴が あ る 。 こ れ に よ つ て 、 ト ラ ッ キ ン グ誤差信号 を 検 出す る 領 域 と デー タ 記 録領域で あ る 溝部 1 1 1 と を 空 間 的 に 分 離 す る こ と が で き る 。 こ れ に よ つ て 、 デー タ 記録領域 で あ る 溝部 1 1 1 の 溝 ピ ッ チ が、 溝部か ら ト ラ ッ キ ン グ誤 差 信号 を 光学 的 に検 出 し な けれ ばな ら な い 制 限か ら 解放 さ れ 自 由 に 設定 が可能 と な る 。 こ れ に よ つ てデー タ 記録 領 域 1 0 7 に 溝 1 1 1 を 持 ち な が ら 、 ト ラ ッ ク の ピ ッ チ が 従来 の 光 デ ィ ス ク よ り も 大幅 に 狭 い 0 . 5 4 m と い う 非常 に ト ラ ッ ク 密度 の 高 い 光デ ィ ス ク 記録媒体 を 実現 で き た 。 こ の 時 、 ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 0 8 、 1 0 9 か ら 検 出 さ れた ト ラ ッ キ ン グ誤差信号 は 、 光デ ィ ス ク 記録媒体 か ら の 反射光量 に 対 し て 0 . 4 倍 と い う 非常 に 大 き な 量 を 確保す る こ と がで き た 。 こ れ に よ つ て 狭 ト ラ ッ ク ピ ッ チ な が ら 安 定 な ト ラ ッ キ ン グ を 実現す る こ と が可能 と な つ た 。 ま た ト ラ ッ キ ン グ さ ら に ト ラ ッ キ ン グサー ポ用 の 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 0 8 及び 1 0 9 の 少な く と も ど ち ら か 一方 を 隣接 の 第 1 の ト ラ ッ ク 1 0 3 と 第 2 の ト ラ ッ ク 1 0 4 で 兼 ね る こ と に よ っ て 、 プ リ ピ ッ ト 領域 1 0 6 の 表面積利 用 効率 を 向 上 さ せて い る と こ ろ に も 大 き な 特 徴 が あ る 。

従来 の 技術 の 第 2 の 課題 で記載 し た ト ラ ッ ク 密 度'を 向 上す る と 記録 ト ラ ッ ク 間 が接近す る た め に 記録 時 に 隣接 の ト ラ ッ ク を 消去 し て し ま う と い う 、 ク ロ ス 消去 に 対 し て も 効果が あ る 。 溝 中 に 記録 を 行 っ た 方が ク ロ ス ラ イ ト の 点 で 、 溝 に よ る 光 の集 中 効果 が発生 し て有利 で あ る と い う 報告 がな さ れて い る （ 2 0 0 0 年 〇 p t i c a 1 a t a S t o r a g e T o p i c a l M e e t 1 8 講演番号 丁 11 八 1 ) 。 従来 の 光デ ィ ス ク に お い て は 、 ク ロ ス ラ イ ト の影響 が 少な い 溝 を 記録 ト ラ ッ ク と し て 用 い る 場合 、 溝間 を 記録 ト ラ ッ ク と し て使 う こ と がで き な い 。 こ の た め に 、 ト ラ ッ ク 密度 を 向 上 さ せ よ う と す る と ト ラ ッ キ ン グ誤差信号 が確保で き な か っ た 。 本発 明 の 光デ ィ ス ク は、 ト ラ ッ キ ン グ誤差信号 を検 出 す る 領域 1 0 6 と デー タ 記録領域 で あ る 溝部 1 1 1 と を 空 間 的 に 分離 さ れ て お り 、 狭 い ト ラ ッ ク ピ ッ チ に も か か わ ら ず溝 中 の 記録 を 実現で き る 。 ク ロ ス ラ イ ト は高 い 記録 ノ ヮ ー で発 生す る の で 、 ク ロ ス ラ イ ト 特性が悪化す る と 記録パ ヮ ー マ 一 ジ ン が低下す る 。 表 1 に サ ン プルサ一 ポ を 用 い 、. 記録 ト ラ ッ ク が平板 で構成 さ れた 従来 の光 デ ィ ス ク と 記録 ト ラ ッ ク を 溝 と し た 本発 明 の 光デ ィ ス ク に お い て 、 異な っ た ト ラ ッ ク ピ ッ チ に お け る パ ワ ー マ ー ジ ン の 結果 を 示す 。 パ ワ ー マ ー ジ ン と は 、 最適な 記録パ ヮ 一 か ら 記 録パ ワ ー が変動 し て も エ ラ ー を 発 生 さ せず に 記録 で き る パ ワ ー 範 囲 の 比 率で あ る 。 デ ィ ス ク を 交換す る 必要 の あ る 書 き 換 え 型光デ ィ ス ク で は、 装置間 の 互換性 を 実 現す る た め に 、 こ の パ ワ ー マ 一 ジ ン の 広 さ が大変重要 と な る 。 通常 、 光デ ィ ス ク と し て 実用 ィ匕 す る た め に は ± 1 2 〜 土 1 5 % 程度 の パ ヮ 一 マ ー ジ ン が必要 と な る 。

<表 1 >

の 結果 か ら 分カゝ る よ う に 、 本発 明 の 光 デ ィ ス ク 記 録媒体 はデ一夕 記録領域 と し て溝 と す る こ と に よ っ て 同 一の パ ヮ ー マ — ジ ン を 実現 で き る ト ラ ッ ク ピ ッ チ が従来 の 光デ イ ス ク に と 比 ベて 、 1 0 % 程度狭 ト ラ ッ ク ピ ッ チ と な つ て い る 。 本発 明 の 光デ ィ ス ク 記 録媒体 の構成 に よ つ て ク ロ ス ラ イ ト 特性 も 向 上 し 、 従来 よ り 1 0 % 程度 の 卜 ラ ッ ク 密度 の 向 上 が可能 と な っ て い る。 こ の効果 は溝 中 に 記録 を 行 つ た こ と に よ る 溝形状か ら 派 生 す る 光 の 閉 じ こ め 効果 に 起 因 す る 現 象 な の で 、 第 1 の 実施例 で用 い た超解 1冢方式で あ る D W D D の みな ら ずす ベ て の 記録型 光デ ィ ス ク ぉ い て も 効果が あ る も の で あ る 。 本発 明 の 光 デ ィ ス ク は 、 卜 ラ ッ 千 ン グ誤差信号 を検 出 す る 領域 1 0

6 と デー タ ø己録領域 で あ る 溝部 1 1 1 と を 空 間 的 に 分離 す る こ と に よ っ て 、 狭 ぃ 卜 ラ ッ ク ピ ッ チ に も カゝ か わ ら ず ク ロ ス ラ イ 卜 特性 に 優 れ た 溝 中 の 記録 を 実現 で き る 。

本発 明 の 光 デ ィ ス ク は 、 上述 し た構 成 に よ っ て 卜 ラ ッ ク ピ ッ チ を 光 ビ ー ム の 半値 幅 の 1 . 1 倍以下 を 実現可能 し て い る 。 こ の よ う に 記録再生 に 用 い る 光 ビ ー ム の 半 値 幅 に対 し て 1 . 1 倍以下 の ト ラ ッ ク ピ ッ チ で配置 さ れ た 溝 1 1 1 か ら は、 溝部 1 1 1 を 半径方 向 に 記録再生用 の 光 ビー ム が横 断 し た 場合 に 従来 の 溝 を 持 つ こ光デ イ ス ク で発生 し て い た 回 折 に よ っ て発 生す る 1 次 回 折光 ( P u s h - P u l l信号 ) や溝 1 1 1 と 溝 1 1 1 の 間 の 溝 間 で 0 次光 の 反射光量が変動す る 溝横 断信号 も 発生 し な い 。 つ ま り 、 デ一 夕 記録領域 1 0 7 に 物理 的 な 溝 1 1 1 を 有 し な が ら 、 光学的 に は平 ら な 領域 と 同 等 の 反 射光変動 (反射 光 の 変動が な い ) と な る 。 こ れ は 、 従来 の 光デ ィ ス ク が シー ク の 際 に 大 き な 問題 と な つ て い た フ オ ー カ ス 信号 の 溝横断信号 に よ る 乱れ 、 こ れ に 伴 つ て発 生 す る シ — ク 時 の ァ ク チ ュ ェ 一 夕 の 騒音 が発生 し な い こ と を 意 味 し て お り 、 特 に音 の 記録 を 行 っ 光ァ ィ ス ク 装置 に と つ て 大 き な メ リ ツ 卜 と な る 。 ま た B己特徴 は プ リ ピ ッ ト 領域 1 0 6 を 容 易 に検 出 に で き る と い う 大 き な メ リ ツ 卜 ち 生 む 。 以下 こ の特徵 を 説 明 す る た め こ の プ リ ピ ッ 卜 領域 1 0 6 か ら ァ ド レ ス ピ ッ h 1 1 0 の 復調方法 、 並 び に 卜 ラ ッ キ ン グ誤差 信号 の検 出方法 に つ い て簡単 に 説 明 を 行 つ 。

ま ず ア ド レ ス の検 出方法 に つ い て 簡 単 に 説 明 す る 。 本 発 明 の光 デ ィ ス ク は 、 デ ィ ス ク 1 周 あ た り 交互 に 切 り 替 わ る ト ラ ッ キ ン グサー ポ 極性 の 異な っ た第 1 の ト ラ ッ ク 1 0 3 と 第 2 の ト ラ ッ ク 1 0 4 を有 し て お り 、 こ の ア ド レ ス の 復調 に よ っ て極性 の 切 り 替わ り タ イ ミ ン グ を 生成 し て レ る 。 図 4 ( b ) に 示 し た ア ド レ ス ピ ッ ト 1 1 0 は、 そ の 有無 で ア ド レ ス デー タ の 1 ビ ッ ト を 表す。 こ れ は、 本 出 願 の 発 明者 の 発 明 に よ る 分散 ア ド レ ス フ ォ ー マ ッ ト （特願平 1 1 — 0 2 1 8 8 5 、 特 願平 1 1 — 3 2 9 2 6 5 ) に 対応 し て い る 。 こ の 分散 ア ド レ ス フ ォ ー マ ツ ト に つ い て 図 6 を 用 い て簡単 に 説 明 す る 。 光 デ ィ ス ク 記 録媒体 を 1 周 す る ト ラ ッ ク は 1 2 8 0 セ グ メ ン ト に 分割 さ れて お り 、 1 2 8 0 セ グ メ ン ト の 各 プ リ ピ ッ ト 領域 に は、 それぞれ 1 ビ ッ ト の ア ド レ ス ビ ッ ト が割 り 当 て ら れ て レゝ る （ ア ド レ ス ピ ッ ト が有 る か 又 は 無 い 。 ） 。

デ ィ ス ク 1 周 中 の 1 2 8 0 の セ グ メ ン ト 1 0 5 を 1 6 個 に 分割 し 、 1 2 8 0 / 1 6 = 8 0 b i t の ア ド レ ス を 単位 と す る ア ド レ ス 情報 （ ア ド レ ス ピ ッ ト の 有無 に よ る 情報） を 生成 す る 。 8 0 b i t の ア ド レ ス 情報 は 、 7 b i t の セ グ メ ン ト 番号情報 （ 回転方 向 の位置情報） 6 0 1 、 1 1 b i t のセ グ メ ン ト 番号情報 の エ ラ 一検 出 コ ー ド 6 0 2 、 1 6 b i t の 奇数 ト ラ ッ ク 1 0 3 の ト ラ ッ ク 番号情報 （ ト ラ ッ ク の ト ラ ッ ク 番号） 6 0 3 、 1 5 b i t の 奇数 ト ラ ッ ク の ト ラ ッ ク 番号情報 の B C H 符号化 さ れた エ ラ ー 訂正情報 6 0 4 、 1 6 b i t の 偶数 ト ラ ッ ク 1 0 4 の ト ラ ッ ク 番号情報 6 0 5 、 1 5 b i t の 偶数 ト ラ ッ ク の ト ラ ッ ク 番号情報 の B C H 符号化 さ れた エ ラ ー 訂正情報 6 0 6 を含む 。

セ グ メ ン ト 情報 に よ り 、 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 角 度情 報 を 得 る こ と が 出来 る 。

セ グ メ ン ト 番号情報 6 0 1 及 びセ グ メ ン ト 番号情報 の エ ラ 一検 出 コ ー ド 6 0 2 は 、 そ れぞれ半径方 向 に 整 列 し て い る 。 1 周 ご と に 1 6 個配置 さ れ た セ グ メ ン ト 番号情 報 は 1 6 個 の セ グ メ ン ト 番号 を 表示す る 。 1 6 個 の セ グ メ ン ト を 起 点 と し てセ グ メ ン ト の 数 を 勘定す る こ と に よ り 、 他 の セ グ メ ン ト の セ グ メ ン ト 番号 を 特定す る こ と が 出来 る 。 ） 。 又 、 最 内周 ト ラ ッ ク カゝ ら 最外周 ト ラ ッ ク ま で 半径方 向 に 整 列 し た 隣接 し て並 ん で い る セ グ メ ン ト は 同 じ セ グ メ ン ト 番号情報 6 0 1 及 びセ グ メ ン ト 番号情報 の エ ラ ー検 出 コ ー ド 6 0 2 を 有す る 故 に 、 ト ラ ッ キ ン グ制 御 を か け て い な く て も （例 え ば シ ー ク 中 で あ っ て も ） 、 セ グ メ ン ト 番号 情報 を検 出す る こ と が 出 来 る 。 従 っ て 、 ト ラ ッ キ ン グ制 御 を か けて い な い 状態 で も 、 切 り 替 わ り 点 の プ リ ピ ッ ト 領域 1 1 3 を 検 出 す る こ と が 出 来 る 。

ト ラ ッ キ ン グ制御 を行 い ト ラ ッ ク 番号 6 0 3 、 6 0 5 を 読 み 出 す こ と に よ り 半径方 向 の 位置情報 を 得 る 。 こ の ト ラ ッ ク 番号 6 0 3 、 6 0 5 は デ ィ ス ク の シ ー ク 等 の検 索情報 と し て 用 い ら れ る 。 奇数 ト ラ ッ ク 1 0 3 の ト ラ ッ ク 番号 情報 6 0 3 及び奇数 ト ラ ッ ク の ト ラ ッ ク 番号情報 の エ ラ 一 訂正 情報 6 0 4 が存在す る プ リ ピ ッ ト 領域 に お い て は 、 隣接 す る プ リ ピ ッ ト 領域 に偶数 ト ラ ッ ク 1 0 4 の ト ラ ッ ク 番号情報 6 0 5 及び偶数 ト ラ ッ ク の ト ラ ッ ク 番号情報 の エ ラ ー訂正情報 6 0 6 がな い 。 同 様 に 、 偶 数 ト ラ ッ ク 1 0 4 の ト ラ ッ ク 番号情報 6 0 5 及 び偶 数 ト ラ ッ ク の ト ラ ッ ク 番号情報 の エ ラ 一訂正情報 6 0 6 が存 在 す る プ リ ピ ッ ト 領域 に お い て は 、 隣接す る プ リ ピ ッ ト 領 域 に 奇数 ト ラ ッ ク 1 0 3 の ト ラ ッ ク 番号情報 6 0 3 及 び 奇数 ト ラ ッ ク の ト ラ ッ ク 番号情報 の エ ラ ー訂正情報 6 0 4 が存在 し な い 。

1 周 1 6 個 の ア ド レ ス 情報 に お い て 、 上記 の奇 数 ト ラ ッ ク 1 0 3 の ト ラ ッ ク 番号情報 6 0 3 等 を 有 す る ァ ド レ ス 情報 と 偶数 ト ラ ッ ク 1 0 4 の ト ラ ッ ク 番号情報 6 0 5 等 を 有す る ア ド レ ス 情報 と が 、 交互 に 8 個ずつ 配 置 さ れ て レ る 。 こ れ に よ り 、 隣接す る ト ラ ッ ク 間 の ク ロ ス ト 一 ク に よ り ト ラ ッ ク 番号 を 誤 っ て 読 み取 る こ と を 防止 す る こ と が 出 来 る 。 又、 完全 に オ ン ト ラ ッ ク 出来 な い 状態 に お い て も 、 正確 に ト ラ ッ ク 番号 を 読 む こ と が 出来 る 。 本 発 明 の 光 デ ィ ス ク 記録媒体 は 、 1 周 ご と に ト ラ ッ キ ン グ 制御 の 極性が変化す る 故 に光 デ ィ ス ク 記録媒体上 の 光 ピ ッ ク ア ッ プ の 位置 を検 出 し て ト ラ ッ キ ン グ極性 を 適 切 に 反転 さ せ る 制御 が必要 と な る が 、 こ の た め の タ イ ミ ン グ 制御 は ア ド レ ス デー タ （ セ グ メ ン ト 番号情報 6 0 1 と セ グ メ ン ト 番号情報 の エ ラ ー検 出 コ ー ド 6 0 2 ) を 検 出 し て行 わ れ る 。 図 8 は、 本発 明 の 光デ ィ ス ク 装置 に お け る ト ラ ツ キ ン グ誤差信号検 出部 の 概 略 構成 を 図示す る 。 8 0 1 は 2 値 化器 、 8 0 2 は溝部検 出 器 、 8 0 3 は エ ッ ジ ウ ィ ン ド ウ 生 成器 、 8 0 4 はエ ッ ジ ウ ィ ン ド ウ 生 成器 8 0 3 が 出 力 す る エ ッ ジ ウ ィ ン ド ウ に お い て 動作す る 位相 比較器 、 8 0 5 は電圧制御発振器 （ V C 〇 ） 、 8 0 6 は分周 比 3 2 5 の 分 周器 、 8 0 7 は第 1 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の ウ ィ ン ド ウ 生成器、 8 0 8 は第 2 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の ウ イ ン ド ウ 生成器 、 8 0 9 及 び 8 1 0 は最 小値 レ ベル検 出 器 、 8 1 1 は 引 き 算器で あ る 。

本発 明 の光ディ ス ク 装 置 は、 こ の ト ラ ッ キ ン グ誤差検 出 方法 に 大 き な特徴 を 有 す る 。 従来 の サ ン プルサ ー ポ方 式 で は、 例 え ば下記 の 方 法 に よ り ト ラ ッ キ ン グ誤差検 出 を 行 っ て い た 。 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 各 プ リ ピ ッ ト 領域 の 一定 の 位置 に ク ロ ッ ク ピ ッ ト を 設 け る 。 再 生 時 に光 ビ — ム が ク ロ ッ ク ピ ッ ト か ら 次 の ク ロ ッ ク ピ ッ ト ま で通過 す る 時 間 を 一定 に す る こ と に よ り 、 ク ロ ッ ク ピ ッ ト を 検 出 し 、 且つ 内 部 P L L の 分周 信号 を 前記 ク ロ ッ ク ピ ッ ト の 出 力 信 号 に ロ ッ ク さ せ る 。 内 部 P L L の 出 力 信 号 （ ク ロ ッ ク 信号） を基準 ク ロ ッ ク と し て ゥ ォ ブル ピ ッ ト の 最 大 点 を サ ン プ リ ン グす る こ と に よ っ て ト ラ ッ キ ン グ誤差 信 号 を検 出す る 。 他 の従来例 に お い て は、 ク ロ ッ ク ピ ッ ト を 具備 し な い 。 こ れ に 代 え て 、 1 個 の ゥ ォ プル ピ ッ ト の 出 力 信号 を ク ロ ッ ク ピ ッ ト の 出 力 信号 の 代 替信 号 と し て も 使用 す る こ と に よ り （ 内部 P L L の 分周 信号 を 前記 ゥ ォ ブル ピ ッ ト の 出 力 信 号 に ロ ッ ク さ せ る 。 ） 、 ト ラ ツ キ ン グ誤差信号 を検 出 す る 。 従 っ て 、 タ イ ミ ン グ を 決め る 基 準力 s、各 ク ロ ッ ク ピ ッ ト （又 は ゥ ォ ブル ピ ッ ト ） 間 の 距 離 （又 は通過時 間） で あ っ た 。

本発 明 の 光デ ィ ス ク 記 録媒体 は 、 光 ビ ー ム の 強度 の 半 値 幅 と 同 程度 の ト ラ ッ ク ピ ッ チ を 有す る 故 に 、 従来 と 同 様 の P u s h — P u l 1 方式 に よ る ト ラ ッ キ ン グ誤差 信 号 は検 出 で き な い 。 本発 明 の光デ ィ ス ク 記録媒体 は ゥ ォ ブル ピ ッ ト を 使用 し た サ ン プルサー ポ に よ り 制御 さ れ る 。 図 9 に セ グ メ ン ト 1 0 5 を 再生 し た 場合 の 再 生信号 と 、 本発 明 の 光デ ィ ス ク 装置 に お け る ト ラ ッ キ ン グ誤差 検 出部 の 信号 の 一部 を 示す。 9 0 1 は セ グ メ ン ト 1 0 5 を 再生 し た と き の 再生信号、 9 0 2 は再 生信号 9 0 1 を 2 値化 す る ス ラ イ ス レ ベ ル 、 9 0 3 は再生信号 を 2 値ィ匕 し た 信号 、 9 0 7 はエ ッ ジ ウ ィ ン ド ウ 信号で あ る 。

本発 明 の 光デ ィ ス ク 記 録媒体で は、 セ グ メ ン ト 1 0 5 中 に溝部 1 1 1 が形 成 さ れて い る 故 に 、 溝部 1 1 1 か ら の 出 力 信号 に 基づ い て 溝 エ ッ ジ信号 9 0 5 及 ぴ 9 0 6 が 検 出 さ れ る 。 本発 明 の 光 デ ィ ス ク 記録媒体 に お い て は 、 こ の 溝部 1 1 1 の 長 さ 1 0 7 に 基づ く 溝 エ ッ ジ信号 9 0 5 と 9 0 6 と の期 間 9 0 4 は、 こ の溝部 1 1 1 の 出 力 信 号 を検 出 し た 場合 に の み検 出 さ れ る ユ ニ ー ク な 時 間長 を 有 す る 。 「 ユ ニー ク な 時 間 長」 と は、 そ の 時 間長 に 基 づ い て 他 の 信号 と 明 確 に 区別 出来 る こ と を 意 味す る 。

例 え ば、 光デ ィ ス ク 記 録媒体 を 回転数一定 モ ー ド （ 以 下 、 「 C A V モ ー ド 」 と 言 う 。 コ ン ス タ ン ト ア ン ギ ユ ラ 一 ベ ロ シ テ ィ モ ー ド ） で制御す る 場合 に は 、 期 間 9 0 4 は一定 の 期 間 で あ り 且つ 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 再生 信号 の 中 で検 出 さ れ う る 中 で最 も 長 い 期 間 で あ る 。 又 、 光デ ィ ス ク 記録媒体 を 線速度一定 モ ー ド （ 以下 、 「 C L V モ ー ド 」 と 言 う 。 コ ン ス タ ン ト リ ニ ア ベ ロ シ テ ィ モ ー ド ） で制御す る 場合 に は 、 期 間 9 0 4 は通過 中 の デ 一 夕 記録領域 の 半 径 に 比例 し た期 間 で あ り 且つ 当 該半径 に お い て光デ ィ ス ク 記録媒体 の 再生信号 の 中 で検 出 さ れ う る 中 で最 も 長 い 期 間 で あ る 。 本発 明 の 光 デ ィ ス ク 装置 は 、 こ の 溝エ ッ ジ 信 号 9 0 5 及び 9 0 6 を 禾 IJ用 し て い る 点 に 特徴が あ る 。

2 値化器 8 0 1 は 、 光デ ィ ス ク 記録媒体か ら の 再生信 号 9 0 1 を 入 力 し 、 ス ラ イ ス レ ベ ル 9 0 2 で ス ラ イ ス し て 2 値化信号 9 0 3 を 出 力 す る 。 溝部検 出 器 8 0 2 は 、 2 値化信号 9 0 3 を 入 力 し て こ の ユニ ー ク な 期 間 9 0 4 を 検 出 す る 。 本実施例 の 場合 、 こ の ユ ニ ー ク な期 間が光 デ ィ ス ク 記録媒体 か ら の 再生信号 中 で 最 も 長 い 期 間 で あ る の で 、 一定 時 間 以 上 の 信号 を検 出 す る と い う 単純 な 回 路 で構成 し て い る 。 溝部検 出器 8 0 2 は 、 溝 エ ッ ジ信号 9 0 5 と 同 一 の エ ッ ジ を 有す る パ ルス を 出 力 す る 。

エ ッ ジ ウ ィ ン ド ウ 生成器 8 0 3 は 、 溝部検 出器 8 0 2 が 出 力 す る パ ルス を 入 力 し 、 当 該パ ル ス を 遅延 さ せた ゥ イ ン ド ウ 信号 9 0 7 を 生成 し 出 力 す る 。 V C O 8 0 5 は 基準 ク ロ ッ ク を 出 力 す る 。 分周 比 3 2 5 の 分周器 8 0 6 は基準 ク ロ ッ ク を入 力 し 、 1 Z 3 2 5 に 分周 し 、 分周 信 号 を 出 力 す る 。 分周 信号 は 、 位相 比較器 8 0 4 、 第 1 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の ウ ィ ン ド ウ 生成器 8 0 7 及 び第 2 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の ウ ィ ン ド ウ 生成器 8 0 8 に 伝送 さ れ る 。 位相 比較器 8 0 4 は 、 2 値化 信号 9 0 3 と 、 分 周 信号 と 、 ウ ィ ン ド ウ 信号 9 0 7 と を 入 力 し 、 ウ ィ ン ド ゥ 信号 9 0 7 の H i g h 期 間 に 2 値ィ匕信号 9 0 3 と 分周 信号 と の 位相 比較 を 行 い 、 両者 の 位相 差信号 9 0 8 を 出 力 す る 。 位相 差信号 9 0 8 は V C 0 8 0 5 に 入力 さ れ る 。 以 上 の 制御 回路 に よ り 、 V C O 8 0 5 が 出 力 す る 基 準 ク ロ ッ ク は溝 エ ッ ジ信号 9 0 5 に ロ ッ ク す る （ 同 期 す る ） 。 上記 の 回 路 は 、 V C 0 8 0 5 が 出 力 す る 基準 ク ロ ッ ク を 溝 エ ッ ジ 信号 9 0 5 に 同 期 さ せ る が、 他 の実施例 に お い て は溝 エ ッ ジ信号 9 0 6 に 同 期 さ せ る 。

分周 信号 を 入 力 し た 第 1 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の ウ イ ン ド ウ 生成器 8 0 7 は 、 第 1 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の検 出用 ウ ィ ン ド ウ 信号 9 0 9 を 生成 し 出 力 す る 。 第 1 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の検 出用 ウ ィ ン ド ウ 信号 9 0 9 は 、 溝 エ ッ ジ 信号 9 0 5 を 起点 と し て第 1 の 数 の V C 〇 の 出 力 信号 を カ ウ ン 卜 し た 第 1 の 点 を検 出 用 ウ イ ン ド ウ 信号 9 0 9 の 前縁 と し 、 溝 エ ッ ジ 信号 9 0 5 を起点 と し て第 2 の 数 の V C O の 出 力 信号 を カ ウ ン ト し た第 2 の 点 を 検 出 用 ウ ィ ン ド ウ 信号 9 0 9 の 後縁 と す る 信号 で あ る 。

分周 信号 を 入 力 し た第 2 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の ウ イ ン ド ウ 生成器 8 0 8 は、 第 2 の ゥ ォ プル ピ ッ ト 出 力 の検 出 用 ウ イ ン ド ウ 信号 9 1 0 を 生成 し 出 力 す る 。 同 様 に 、 第 2 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の 検 出用 ウ ィ ン ド ウ 信 号 9 0 9 は 、 溝 エ ッ ジ 信号 9 0 5 を 起点 と し て 第 3 の 数 の V C 〇 の 出 力 信号 を カ ウ ン ト し た 第 3 の 点 を 検 出 用 ウ ィ ン ド ゥ.信号 9 1 0 の 前縁 と し 、 溝エ ッ ジ信 号 9 0 5 を 起点 と し て第 4 の 数 の V C 〇 の 出 力 信号 を カ ウ ン ト し た 第 4 の 点 を 検 出 用 ウ ィ ン ド ウ 信 号 9 1 0 の後縁 と す る 信号で あ る 。

最 小値 レ ベ ル検 U4 ¾fe 8 0 9 は 、 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 再 生信号 9 0 1 と 第 1 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の検 出 用 ゥ イ ン ド ウ 信号 9 0 9 を 入 力 し て 、 こ の ウ ィ ン ド ウ 信 号 9 0 9 の 区 間 の 中 で の 再 生信号 9 0 1 の 最 小値 を ホ ー ル ド し 出 力 す る 。 同 様 に 、 最 小値 レ ベル検 出器 8 1 0 は 、 光 デ ィ ス ク 記録媒体 の 再生 信号 9 0 1 と 第 2 の ゥ ォ ブル ピ ッ 卜 出 力 の検 出 用 ウ ィ ン ド ウ 信号 9 1 0 を 入 力 し て 、 こ の ウ ィ ン ド ウ 信号 9 1 0 の 区 間 の 中 で の 再生信号 9 0 1 の 最小値 を ホ ー ル ド し 出 力 す る 。 引 き 算器 8 1 1 は 、 2 つ の 最 小 値 の 差信号 を 生 成 し 出 力 す る 。 こ の 出 力 信号 が 、 卜 ラ ッ キ ン グエ ラ ー 信号 （ 誤差信号） で あ る 。

本発 明 の 光 デ ィ ス ク 記録媒体 は、 溝 1 1 1 カゝ ら は 、 溝 部 1 を 半 径方 向 に 記録再生用 の光 ビ ー ム が横 断 し た 場合 に 従来 の 溝 を 持 っ た 光デ ィ ス ク で発 生 し て い た 回 折 に よ っ て発 生す る 1 次 回 折光 （ P u s h - P u l l信号） や 溝 1 1 1 と 溝 1 1 1 の 間 の 溝 間 で 0 次光 の 反射光量が変動 す る 溝横断信号 も 発生 し な い 。 上 記検 出方法で記述 し た よ う に 1 1 1 で 反 射光量 に 変動 がで な い た め に 容 易 に プ リ ヒ ッ ト 領域 の 分別 が可 能 で あ り 、 ア ド レ ス ピ ッ 卜 1

1 0 や ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 0 8 お よ び 1 0 9 の 抽 出 が可能 と な る と い Ό 大 き な特徴が あ る 。 こ の 特徴 に よ っ て 、 装 成 を 簡単 に す る と 共 に ト ラ ツ キ ン グ の 生成 の 高速化 が可能 と な る

上記 の よ う に 構成 さ れ た 本発 明 の光 デ ィ ス ク 記録媒体 に 記録 マ一ク 長 0 . 1 3 3 m の 録 マ ー ク を 記録 し た と さ の ジ ッ タ は、 記録デー タ ウ ィ ン ド ゥ の 8 % と な り 、 十分 な S / N が確保で き た 。 ま た 、 1 _ 7 変調符号で ラ ン ダム パ 々 ~ ン を 0 . 1 m / b i t の 記録 密度 で記録 し 、 P R ( 1 ，一 1 ) 伝送路 に： 等化 し 、 復調 を 行 っ た 時 の ェ ラ 一 レ一 卜 は 5 . 2 E - 5 ( 5 . 2 X 1 0 — ⁵ ) と 光 丁 ィ ス ク を 構成す る の に 十分な ェ ラ ー レ ー ト が確保 で き た 。 こ の よ に 本発 明 の 光 デ イ ス ク 記録媒体 は 、 上 述 し た 構成 に よ っ て従来不可能 で あ つ た 高 密度 ト ラ ッ ク ピ ッ チ で 高 性能 の D W D D 動作 を 可能 と す る も の で あ る 。 光 ビ一ム の 強度 の 半値 幅 ( 0 . 6 m程度） X I .

2 倍以 下 の 卜 ラ ッ ク ピ ッ チ に お い て は 、 従来 の 方式 に よ つ て は ト ラ ッ キ ン グ制御 を 行 う こ と が 出来な か っ た 。 本 実施 は 、 光 ビ一 ム の 強度 の 半値 幅 X 1 . 2 倍以下で あ る 0 . 5 4 m の ト ラ ッ ク ピ ツ チ に お い て 高 い 精度 の ト ラ ッ キ ン グ制御 を 実現 し た 。

な お 、 第 1 の 実施例 で は 、 プ リ ピ ッ ト 領域 に お い て ト ラ ッ キ ン グサー ポ 用 の 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 0 8 及 び 1 0 9 の 少 な く と も ど ち ら か 一方 を 隣接 の 第 1 の ト ラ ッ ク 1 0 3 と 第 2 の ト ラ ッ ク 1 0 4 で兼ね る こ と に よ つ て 、 プ リ ピ ッ ト 領域 1 0 6 の 表面積利 用 効率 を 向 上 さ せ て い る 。 し か し な が ら 、 必ず し も こ の 方法 に 限 っ た も の で は な い 。 図 5 は他 の 実施例 の 光デ ィ ス ク 記 録媒体 の プ リ ピ ッ ト 領域等 の拡大 図 で あ る 。 図 5 に示す よ う に 、 奇 数 ト ラ ッ ク 1 0 3 と 偶数 ト ラ ッ ク 1 0 4 と で ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 0 8 、 1 0 9 を プ リ ピ ッ ト 領域 1 0 6 で ト ラ ッ ク 方 向 に 異 な る 位置 に そ れぞれ独立 に配置 し て も 良 い 。 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 0 8 及 び 1 0 9 の ど ち ら か 一方 を 隣接 の 第 1 の ト ラ ッ ク 1 0 3 と 第 2 の ト ラ ッ ク 1 0 4 で 兼ね な く て も 、 ト ラ ッ ク 方 向 に 位置 を ず ら す こ と に よ つ て 、 第 1 の 実施例 と 同 様 の 機能 を 有す る 光デ ィ ス ク 記録 媒体 は実現可能で あ る 。

次 に 、 レ ー ザ ビ ー ム の 照射 に よ っ て 記録 ト ラ ッ ク 間 を 分 断す る 方法 を 第 1 の 実施例 に 適応 し た 結果 を示 す 。 記 録 ト ラ ッ ク の 分離 を 行 う 磁気 的 な 遮断領域 は再生 信号 と な ら な い た め に 、 遮断領域が広 い と 再 生信号振幅 が低下 し エ ラ 一 と な る 。 ト ラ ッ ク 密度 を 向 上すれ ばす る ほ ど 、 こ の 磁気 的 な 遮断領域 の 影響が大 き く な る 。 磁気 的 な遮 断領域 の 幅 を 狭 く す る た め に は 、 溝 の 遮断効果だ け で は 不十分 と な る 。 ト ラ ッ ク 密度 が向 上 し て 、 デー タ 記録領 域 間 に 構成 さ れた溝 も し く は溝 間 の 幅 は狭 く な る 。 本発 明 の 第 1 の 実施例 に お い て は 、 デー タ 記録領域 の 卜 ラ ッ ク 間 に 構成 さ れた溝 間 を ガイ ド と し て ビー ム を ト ラ ツ キ ン グ さ せ る こ と に よ り 、 精度 良 く 一定 の 領域 を ビー ム で 処 理 す る こ と が 出 来 た （ 実施例 に お い て は ビ ー ム で一定 幅 の 領域 を ァ ニ ー ル し て 変質 さ せ た 。 ） 。 こ れ に よ つ て磁 気 的 な遮断効果 を 高 め る こ と がで き た 。

波長 4 0 5 n m の レ 一 ザ を 用 い て N A 0 . 6 の レ ン ズ で 集光 し た光 ビ ー ム を デ ー タ 記録領域 1 0 7 の 溝 1 1 1 の 溝 間 に Push-Pull方式で ト ラ ッ キ ン グ し て溝 1 1 1 の 溝 間 を 熱処理 し 磁気 的 な 分離効果 を 高 め た 。 照 射 し た レ — ザパ ワ ー は特性が も っ と も 良 く な る 4 . 8 m W と し た 。 こ の 光デ ィ ス ク 記録媒体 に 記録 マ ー ク 長 0 . 1 0 m の 記録マ ー ク を 記録 し た と き の ジ ッ タ は 、 記録デー タ ウ ィ ン ド ウ の 8 % と な り 、 十分 な S Z N が確保で き た 。 ま た 、 1 — 7 変調 符号で ラ ン ダム ノ\° 夕 一 ン を 0 . 0 8 m Z b i t の 記録密度で 記録 し 、 P R ( 1 ,— 1 ) 伝送 に 等化 し 、 復 調 を 行 っ た 時 の エ ラ 一 レ ー ト は 7 . 2 E - 5 ( 7 . 2 X 1 0 — 5 ) と 光ディ ス ク 装 置 を 構成す る の に 十分 な エ ラ ー レ ー ト が確 保で き た 。 こ の よ う に 本発 明 の 光 デ ィ ス ク 記録媒体 は 、 デー タ 記録領域 の ト ラ ッ ク 間 に 構 成 さ れ た溝 間 を ガ イ ド と し て ト ラ ッ キ ン グ さ れ た ビ ー ム の 処理 に よ っ て 線記録 密度 を 約 2 0 % 向 上 で き さ ら な る 高 密度 を 実現で き た 。 こ れ は 、 こ れ に よ つ て磁気 的 な 分 断 を 行 う ビー ム の 処理 パ ワ ー が低 く な り よ り 狭 い 幅 の 磁気 的 な 分 断が可 能 と な る た め で あ る 。 こ の 時デー タ 記 録 領域 の ト ラ ッ ク 間 に 構 成 さ れた 溝お よ び溝 間 は 、 磁気 的 な 分 断 を 行 う た め の ガ イ ド と し て の 役割 と 溝 の 段差 に よ っ て磁気 的 な 分 断 を あ る 程度 し 、 磁気的 な 分断 を 行 う ビ ー ム の処 理 パ ワ ー を 低下 さ せ る 役割 と を 果 たす 。

な お 、 第 1 の 実施例 で は 1 個 の ト ラ ッ ク （光デ ィ ス ク 記録媒体 1 周 の 長 さ を 有す る 。 ） 当 た り の セ グ メ ン ト 数 を 1 2 8 0 、 セ グ メ ン ト あ た り の サ一 ポ チ ヤ ン ネ ル ビ ッ ト 数 を 3 2 5 と し （ 1 2 8 0 X 3 2 5 = 4 1 6 k b i t = 5 2 k B ) 、 1 周 の ア ド レ ス を 1 6 ( 8 0 セ グ メ ン ト ご と に 1 個 の ア ド レ ス を 付与） と し た が、 こ れ ら は一 つ の 実 施例 で あ り ト ラ ッ キ ン グ制御 が安定 に 行 え る 範 囲 で あ れ ば光デ ィ ス ク 記録媒体 の フ ォ ー マ ッ ト は任意 で あ る 。 ま た 、 溝 の深 さ を 5 2 n m と 赤 レ ー ザ （ 波長 6 6 0 n m ) の 波長域で λ Ζ ·( 8 η ) 程度 と し た が 、 隣接す る デー タ 記録領域が相 互 に 磁気的 に 切 断 さ れて D W D D 方式 に よ る 再生 が可 能 な深 さ の 溝部 を 有 し 、 ゥ ォ ブル ピ ッ ト に よ り ト ラ ッ キ ン グ誤差 信号 を検 出 で き る 範 囲 で あ れ ば光デ イ ス ク 記録媒体 の フ ォ ー マ ツ ト は任意 で あ る 。

第 1 の実施例 に お い て 、 光デ ィ ス ク 基板 はポ リ 力 一 ポ ネ ー ト で あ る が 、 他 の 材料か ら な る 光 デ ィ ス ク 基板 を 使 用 し て も 良 い （第 1 の 実施例 以外 の 実施例 に つ い て も 同 様 で あ る 。 ） 。 例 え ば、 ポ リ オ レ フ イ ン 、 ガ ラ ス 又 は Ρ Μ Μ Α 等で あ る 。 こ れ ら の材料 の 屈 折率 は 、 ポ リ オ レ フ ィ ン が η = 1 . 5 2 〜 ： L . 5 3 、 ガ ラ ス が η = 1 . 5 2 、 Ρ Μ Μ Α が η = 1 . 4 9 で あ る 。 従 っ て 、 ポ リ 力 一 ポ ネ ー ト 以外 の 材 料 か ら な る 光デ ィ ス ク 基板 を 使用 し た 場合 に も 、 溝部 の 最適 な 深 さ は大 き く は異 な ら な い 。 本実施例 に お い て は 、 波長 λ が 6 6 0 n m の レ ー ザ光 を 使用 し て お り 、 開 口 数 N A は 0 . 6 0 で あ る 。 従 つ て 、 従来 の 再 生方法で あ れ ば （ D W D D 方式で な い 再 生 方法） 、 検知 限界 は λ / ( 2 · Ν Α ) = 0 . 5 5 - 0 . 6 0 mで あ っ た 。 本発 明 の光デ ィ ス ク 記録媒体 は D W D D 方式 に よ る 再 生 が可能で あ っ て 、 実 験 に よ れ ば 0 . 1 m の マ ー ク 長 の 信号 を 再生す る こ と が 出来た 。 従 つ て 、 本実施例 に よ り 従来 よ り 長 さ 方 向 で約 6 倍 の 記録 密 度 を達成す る こ と が 出来た 。 な お 、 本発 明 の光デ ィ ス ク 記録媒体 は 、 例 え ば上記 の 第 1 の 実施 例 の光デ ィ ス ク 記 録媒体の よ う に D W D D 方式の 再生 に 適 し た 記録膜等 を 有す る 。 し か し 、 第 1 の 実施例 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 記録膜の構成 は一例 で あ り 、 こ れ に 限 定 さ れ る も の で は な い 。

《実施例 2 》

以下、 本発 明 の 第 2 の 実施例 に つ い て 図面 を 参照 に し て詳細 に 説 明 す る 。 図 1 0 は本発 明 の 第 2 の 実施例 に お け る 光デ ィ ス ク 記録媒体 を 示す 。 図 1 0 ( a ) は 、 本 発 明 の光デ ィ ス ク 記録媒体 の 全体構成 を 概略 的 に 図示す る 。 図 1 0 ( a ) に お い て 、 1 0 0 1 は光デ ィ ス ク 基 板 、 1 0 0 2 は記録膜 （ 図 1 の 再 生層 1 3 、 中 間 層 1 4 及び記録層 1 5 ) 、 1 0 0 3 は第 1 の ト ラ ッ ク 、 1 0 0 4 は第 1 の ト ラ ッ ク に 隣接す る 第 2 の ト ラ ッ ク 、 1 0 0 5 は第 1 の ト ラ ッ ク 1 0 0 3 及び第 2 の ト ラ ッ ク 1 0 0 4 を 1 2 8 0 個 に 分割 し た セ グ メ ン ト 、 1 0 0 6 は ト ラ ッ キ ン グ用 の サー ポ ピ ッ ト と デ ィ ス ク の 位置情報 を 表す ァ ド レ ス ピ ッ ト を含 ん だ プ リ ピ ッ ト 領域 （ プ リ フ ォ ー マ ツ ト 領域） で あ る 。

図 1 0 ( a ) の 構成 は 、 第 1 の 実施例 の 図 4 ( a ) の 構成 と 同 じ で あ る 。

図 1 0 ( b ) に プ リ ピ ッ ト 領域 1 0 0 6 等 の拡大 図 を 示す。 図 1 0 ( b ) に お い て 、 1 0 0 5 はセ グ メ ン ト

( 1 個 の デー タ 記録領域 と 1 個 の プ リ ピ ッ ト 領域 に よ り 構成 さ れて い る 。 ） 、 1 0 0 6 は プ リ ピ ッ ト 領域、 1 0 0 7 の 長 さ を 有す る 溝部 （ グルー プ部） 1 0 1 1 ( 図 1 の 2 a 、 2 b ) はデー タ の 記録 を 行 う デー タ 記録領域で あ る 。 プ リ ピ ッ ト 領域 1 0 0 6 は、 ト ラ ッ キ ン グ信 号 を 検 出す る た め の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 0 0 8 、 1 0 0 9 、 光デ イ ス ク 記録媒体上 の 位置情報 を 表す ァ ド レ ス 情報 を 1 ビ ッ ト づっ セ グ メ ン ト の最初 に 分散 的 に 配置 し た ァ ド レ ス ピ ッ ト 1 0 1 0 を 有す る 。 1 0 0 7 の 長 さ を 有す る 溝 間 部 （ ラ ン ド 部） 1 0 1 4 ( 図 1 の 3 a 、 3 b ) は 、 隣接 す る 溝部 を 相 互 に磁気的 に 遮断す る 。

本発 明 の 光 デ ィ ス ク 記録媒体 は D W D D 方式 に よ る 再 生が可 能 な 溝 を 持 ち な が ら 1 ^ m以下 （第 2 の実 施例 に お い て は 0 . 6 m で あ る 。 ） の ト ラ ッ ク ピ ッ チ を 実現 す る た め に 、 ト ラ ッ キ ン グ を 1 0 0 8 、 1 0 0 9 の ゥ ォ ブ ル ピ ッ ト に よ る サ ン プルサ 一 ポ 方式 で行 い 、 D W D D 方 式で再生 を 行 う 1 0 0 7 の デ一 夕 記録領域 に は 1 0 1 0 の 溝 を 設 け 、 し か も サー ポ ピ ッ 卜 を 隣接 の ト ラ ッ ク で 共 用 し た と こ ろ に は第 1 の 実施例 と 同 様 で あ る 。

第 2 の 実施 例 で は、 溝部 1 0 1 1 の 底面か ら 測 定 し た 溝間 部 1 0 1 4 の 高 さ が プ リ ピ ッ ト 領域 の ピ ッ 卜 間 の 平 面 の 高 さ よ り も 浅 く し て い る こ と を 大 き な特徴 と し て い る 。 溝部 1 0 1 1 の 底面 と ゥ ォ ブル ピ ッ 卜 1 0 0 8 、 1 0 0 9 及び ァ ド レ ス ピ ッ 卜 1 0 1 0 の 底面 と は 、 ほ ぼ 同 一平面 上 に め る 。 第 1 の 実施例 で は 、 溝部 1 1 1 の 底面 と ゥ ォ ブル ピ ッ 卜 1 0 8 , 1 0 9 及びア ド レ ス ピ ッ 卜 1 1 0 の 底面 と が ほ ぼ 同一平面 上 に あ り 、 溝 間部 1 1 4 の 上面 と プ リ ピ ッ ト 領域 1 0 6 の ピ ッ 卜 間 の 平面 と が ほ ぼ 同 一平面 上 に あ っ た 。 溝部及 び ピ ッ 卜 の深 さ を 深 く す る と 溝部 に 配置 さ れた つ タ 目己録領域 の 再生信号 の 再 生 レ ベ ルが小 さ く な る 故 に 溝 部及 び ピ ッ 卜 の 深 さ を 余 り 深 く で き な か つ た 。 そ の た め 、 ピ ッ 卜 カゝ ら 得 ら れ る ト ラ ツ キ ン グ誤差信号 の 振幅 が大 き く 確保で き な い と い う 問 題 が あ っ た 。

D W D D 方 式 に よ る 再 生信 号 の S / N を 一定以 上 に す る た め に 溝部 で の 反射光量 を あ る 程度以上確保す る 必 要 が あ る 故 に 、 溝深 さ を λ / ( 8 η ) 〜 λ / ( 6 η ) 程度 に す る 必要 が あ る 。 し か し 溝部 で の 反 射光量 を確保す る と 、 プ リ ピ ッ ト 領域で は変調度 が低下 し て信号振幅 が低 下す る と い う 問題 が あ っ た 。 第 2 の 実施例 の 光デ ィ ス ク 記 録媒体 は 、 十分大 き な 溝部 で の 反射光量 と プ リ ピ ッ ト 領域で の 変調 度 を 有す る 。 第 2 の 実施例 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 製造方法 は 、 原 盤 の 作成方法 を 除 い て第 1 の 実施例 の 光デ ィ ス ク 記 録媒 体 の 製造方法 と 同 様で あ る 。 第 2 の 実施例 の 原盤作 成方 法 を 詳 し く 説 明 す る 。 光 デ イ ス ク 記録媒体 の マ ス タ リ ン グ装置 (原盤 の 作成装置） は 、 公知 の フ ォ ト エ レ ク 卜 Π フ ォ ー ミ ン グ法 に よ り 作 ら れ る 。 ガ ラ ス の 円 板 を ク リ ー ニ ン グ し 、 ク り — ニ ン グ し た 円 板 に フ ォ ト レ ジ ス 卜 を コ 一テ ィ ン グす る 。 フ ォ 卜 レ ジ ス 卜 コ ー テ ィ ン グ し た 円 板 を べ 一 キ ン グ し て 、 フ ォ ト レ ジ ス 卜 の 溶剤 を 除去 し 、 フ ォ 卜 レ ジ ス 卜 を 硬化 さ せ る 。 ベ 一 キ ン グ し た 円 板 に レ ー ザ ビ一ム を 用 い て 信号 を 記録す る 。

id録 し た 円 板 を 現像す る 。 現像 に よ り 、 レ ーザ ビ ー ム を 照 射 さ れ た 部分 の フ ォ ト レ ジ ス ト が 除去 さ れ る 。 ガ ラ ス の 円 板 は非導電性で あ り 次 の 電気铸造 を行 う た め に は 導電性 の膜 を 生成す る 必要が あ る 故 に 、 現像 し た 円 板 に N i を ス ッ 夕 リ ン グす る 。 ス パ ッ 夕 リ ン グ さ れ た 円 板 に . 铸造 （ ェ レ ク 卜 ロ フ ォ ー ミ ン グ ) を 行 レ 、 円 板上 に 原盤 を 生成す る 。 電気铸造 さ れた 原盤 の 背面 を 研磨 し 、 ガ ラ ス の 円 板か ら 剥 離す る 。 剥 離 さ れた 原盤 の 中 心 軸 の 穴 を 抜 く 。 穴 を 抜 い た 原盤 を ク リ 一 二 ン グ し 、 表面 に 残留 す る フ ォ 卜 レ ジ ス 卜 等 を 除去す る 。 以上 の ェ程 に よ り 、 原盤が完成す る 。 そ の 後 は 、 原盤か ら ス 夕 ン パ ― を 生成 し 、 ス タ ン パ 一 に よ り .ス タ ン ピ ン グす る こ と に よ り 、 光 デ ィ ス ク 記録媒体 を 複製す る 。

従来 、 プ リ ピ ッ ト 領域 を 深 く 溝部 を 浅 く さ せ る 原盤 の 作 成方法 と し て 、 レ ー ザ ビ ー ム の 照射時 （ 力 ッ テ ィ ン グ 時） の レ一ザパ ヮ 一 を 溝部 で は 弱 く す る 方法 が用 い ら れ て い る 。 し カゝ し な が ら 溝部 を 力 ッ テ ィ ン グす る 時 の レ ー ザパ ヮ一 を 弱 く す る と 、 浅 い 溝 は形成 で き る が溝 の 形 成 が安定せず溝 の壁面が荒 れて し ま う と い う 問 題 が あ つ た 。 磁壁 の 移動 を 利 用 し て 再生 を 行 う 本発 明 の 光デ ィ ス ク 記録媒体で は、 時壁 の 移動 を 溝 の壁面 の 荒 れが妨 げ る と い う 致命的 な 問 題が あ つ た。

本発 明 の 第 2 の 実施例 で あ る 光デ ィ ス ク 記録媒体で は 、 原盤 の カ ツ テ ィ ン グ 時 に溝部 で の レ ーザパ ワ ー を 増 加す る こ と 又 は隣接す る 溝部 の カ ッ テ イ ン グ 時 に レ ー ザ 光が 2 重 に 露光 さ れ る 領域 を設 け る こ と に よ り 浅 い ラ ン ド 部 を 生成す る こ と に よ つ て こ の 問題 を 解消 し た 。 図 1 1 を 用 い て原盤 の カ ッ テ イ ン グ の 方法 を 説 明 す る 。 ま ず 、 原盤上 に 深 い ピ ッ 卜 に 合わ せて レ ジ ス 卜 を 塗布す る 。 図 1 1 ( a ) は、 図 1 0 ( b ) の A - B 面 に対応す る 原盤 の 部分 の 断面 図 で あ る 。 図 1 0 ( b ) の A — B 面 に 示す プ リ ピ ッ ト 領域 を カ ッ テ イ ン グす る 場合 は 、 カ ツ テ ィ ン グ ピ ッ チ ( 隣接す る ゥ ォ ブル ピ ッ 卜 の ピ ッ チ） が 1 . 2 m と 広 い た め に レ ーザ に よ り 形成 さ れた ピ ッ ト 間 の 干渉 がな く 、 図 1 1 ( a ) に 示す よ に レ ジ ス 卜 面 で規定 さ れた ピ ッ ト が形 成 さ れ る 。 図 1 1 ( a ) の レ ジ ス 卜 の 上 面が光デ ィ ス ク 基板 の プ リ ピ ッ ト 領域 の ピ ッ ト 間 の 平面 を 規 定 し 、 ゥ ォ ブル ピ ッ ト 等用 の 穴 の 底面で あ る ガ ラ ス 原盤 の 上面が ゥ ォ ブル ピ ッ 卜 等 の 底面 を 規定す る 。

1 ( b ) は 、 図 1 0 ( b ) の C 一 D 面 に対応す る 原盤 の 部分 の 断面 図 で あ る 。 図 1 0 ( b ) の C — D 面 に 示す溝部 1 0 1 1 及 び溝 間 部 1 0 1 4 を カ ツ テ ィ ン グす る 場合 は 、 卜 ラ ッ ク ピ ッ チ が 0 . 6 m と 狭 い故 に 、 溝 部 を 力 ッ テ ィ ン グす る レ ー ザパ ワ ー を 適切 に 設定す る と レ " ~~ザ に よ り 形成 さ れた 隣接す る 溝部が相 互 に干渉 し て ラ ン ド 面 の 高 さ を レ ジ ス ト 塗布面 よ り も 低 く す る こ と が 出 来 る 。 図 1 1 ( b ) に お い て 、 溝 間部 1 0 1 4 は 隣接 す る 両側 の 溝 部 1 0 1 1 を 形成す る レ ーザ一 ビー ム に よ り 上面 を 削 ら れ、 逆 V 字型 に 形成 さ れ る （ 頂上部 の 平面 部がな く な つ て い る 。 ） 。 逆 V 字型 の 頂点 は 、 レ ジ ス 卜 の 上面 よ り 低 い 。 図 1 1 ( b ) の 逆 V 字型 の レ ジ ス 卜 が光 デ イ ス ク 基板 の 溝 間 部 を 規定 し 、 溝部用 の 溝 の 底面 で あ る ガ ラ ス 原盤 の 上面 が溝部 の 底面 を 規定す る 。 本発 明 の 第 2 の 実施例 で あ る 光デ ィ ス ク 記録媒体 に 用 い る 原盤 は、 こ の よ う に し て 溝部 1 0 1 1 の 底面 か ら 測定 し た 溝 間部 1 0 1 4 の 高 さ を プ リ ピ ッ ト 領域 の ピ ッ ト 間 の 平面 の 高 さ よ り も 浅 く 製造 さ れ る 。 即 ち 、 ゥ ォ ブル ピ ッ 卜 等 の 底面 に 比べ て溝部 の 底面 が相対的 に 浅 く 製造 さ れ る 。

上記方法で 、 溝部 の 深 さ （ ラ ン ド 部 の 上 面 と 溝部 の 底 面 と の 高 さ の 差 ) を λ / ( 8 η ) ~ λ / ( 6 η ) で あ る 5 5 η m に プ リ ピ ッ ト 領域 1 0 0 6 で の ゥ ォ プル ピ ッ 卜 の 深 さ ( プ リ ピ ッ ト 領域 の ピ ッ ト 間 の 上面 と ゥ ォ ブル ピ ッ 卜 の 底面 と の 高 さ の差） を λ Ζ ( 5 η ) 〜 λ / ( 4 n ) で あ る 8 2 n m と し た原盤 を 作成 し た 。 原盤 か ら 第 1 の 実施例 と 同 様 の方法 に よ り 光デ ィ ス ク 記録媒体 を 作 成 し た 0 ( c ) に 第 2 の 実施例 の光デ ィ ス ク 記録 媒体か ら の 再 生 信号 1 0 1 2 を 示す 。 第 1 の 実施例 に 対 し て ゥ ォ ブル ピ ッ ト 信号 1 0 0 8 、 1 0 0 9 等 の 振幅が 2 倍程度 に な り 高精度 の ト ラ ッ ク 誤差 信号が得 る こ と が で き た 。 ま た 、 ァ ド レ ス ピ ッ ト 1 0 1 0 の再 生信号 の 振 幅 も 2 倍程度 に な る た め に ア ド レ ス 信 号 の エ ラ ー レ ー ト も 低減す る こ と がで き た 。

の 実施 例 同様 に 、 第 2 の 実施例 の光デ ィ ス ク 記録 媒体 に 記録マ ー ク 長 0 . 1 m の 記録 マ ー ク を 記録 し た と さ の ジ ッ タ は 、 記録デー タ ウ イ ン ド ウ の 8 . 5 % と な り 、 十分 な S Z N が確保で き た 。 ま た 、 1 一 7 変調 符号 で ラ ン ダム パ タ ー ン を 0 . 1 m / b i t の 記録 密度 で 録 し 、 P R ( 1 ， _ 〕 . ) 伝送路 に： 等化 し 、 ¼調 を 仃 っ た 時 の エ ラ ー レ ー ト は 8 . 2 E - 5 と 光デ イ ス ク 装置 を 構成す る の に 十分な ェ フ ¹ '

" ト が確保で き た 。 こ の よ う に 本発 明 の 光 テ イ ス ク 記録媒体 は、 上述 し た構成 に よ つ て従来不可 能 で あ つ た 高 密度 ト ラ ッ ク ピ ツ チ で 高性 能 の D W D D 動 作 を 可能 と す る も の で あ る 。 光 ビ ー ム の 強 度 の 半値幅 （ 0 . 6 n m程度） X 1 . 2 倍以下 の ト ラ ッ ク ピ ッ チ に お い て は 、 従来 の方式 に よ っ て は 卜 ラ ッ キ ン グ制御 を 行 う こ と が 出 来 な か っ た 。 本 実施例 は 、 光 ビ ー ム の強度 の 半 値 幅 X 1 . 2 倍以下で あ る 0 . 6 m の 卜 ラ ッ ク ピ ッ チ に お い て 高 い 精度 の ト ラ ツ キ ン グ制御 を 実 現 し た 。

《実 施例 3 》

以 下 、 図 1 2 を 参照 し て 本発 明 の 第 3 の 実施例 を 詳細 に 説 明 す る 。 図 1 2 ( a ) は 、 本発 明 の光デ イ ス ク 記 録 媒体 の 全体構成 を 模式的 に 図示す る 。 図 1 2 ( a ) に お い て 、 1 2 0 1 は光デ ィ ス ク 基板、 1 2 0 2 は記録膜 ( 図 1 の 再 生層 1 3 、 中 間 層 1 4 及び記録層 1 5 ) 、 1 2 0 3 は第 1 の ト ラ ッ ク 、 1 2 0 4 は第 1 の ト ラ ッ ク に 隣 接す る 第 2 の ト ラ ッ ク 、 1 2 0 5 は第 1 の ト ラ ッ ク 1 2 0 3 及 び第 2 の ト ラ ッ ク 1 2 0 4 を 1 2 8 0 個 に 分割 し た セ グ メ ン ト 、 1 2 0 6 は ト ラ ッ キ ン グ用 の サー ポ ピ ッ ト と デ ィ ス ク の 位置情報 を 表す ァ ド レ ス ピ ッ ト を 含 ん だ プ リ ピ ッ ト 領域 （ プ リ フ ォ 一 マ ッ ト 領域） で あ る 。 図 1 2 ( a ) に 示す構成 は、 第 1 の 実施例 の 光デ イ ス ク 記 録 媒体 の 図 4 ( a ) に 示す構成 と 同 じ で あ る 。

図 1 2 ( b ) に プ リ ピ ッ ト 領域 1 2 0 6 の 拡大 図 を 示 す。 図 1 2 ( b ) に お い て 、 1 2 0 5 はセ グ メ ン 卜 （ 1 個 の デー タ 記録領域 と 1 個 の プ リ ピ ッ ト 領域 に よ り 構 成 さ れ て レ る 。 ） 、 1 2 0 6 は プ リ ピ ッ ト 領域、 1 2 0 7 の 長 さ を 有す る 溝 間部 （ ラ ン ド 部） 1 2 1 4 はデー タ の 記 録 を 行 う デー タ 記録領域 で あ る 。 プ リ ピ ッ ト 領域 1 2 0 6 は 、 ト ラ ッ キ ン グ信号 を検 出 す る た め の ゥ 才 づ レ ピ ッ ト 1 2 0 8 、 1 2 0 9 、 光デ ィ ス ク 記録媒体上 の 位置情 報 を 表す ァ ド レ ス 情報 を 1 ビ ッ ト づっ セ グ メ ン ト の 最初 に 分散 的 に 配置 し た ア ド レ ス ピ ッ ト を 有す る 。 1 2 0 7 の 長 さ を 有す る 溝部 （ グル ー プ部） 1 2 1 1 は、 隣接す る 溝 間 部 を 相 互 に磁気 的 に 遮断す る 。

本発 明 の光 デ ィ ス ク 記録媒体 は、 ト ラ ッ ク ピ ッ チ が 0 . 6 m の D W D D 方式 に よ る 信号 の記録再生 を 行 う 光デ ィ ス ク 記録媒体で あ っ て 、 デー タ 記録領域で あ る 溝 間部 （ ラ ン ド 部） を 有 し 、 且つ サ ン プルサー ポ方式 に よ る ト ラ ッ キ ン グサ一 ポ 用 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 2 0 8 及び 1 2 0 9 を 隣接 の ト ラ ッ ク で共用 し て い る 。

第 1 の 実施例 で は D W D D 方式 に よ り 信号再生 を 行 う た め に 溝部 に デー タ 記録領域 を 設 け た が、 第 3 の 実施例 で は溝 間 部 （ ラ ン ド 部） に デー タ 記録領域 を 設 け 溝部 で 隣接す る デー タ 記録領域 を 磁気的 に遮断 し て い る （ 隣接 す る デ一 夕 記録領域 の 記録膜 を磁気的 に遮 断 し て い る 。 ） 。 こ の よ う に デー タ 記録領域 に 溝 間部 を 用 い る 場 合 、 記録 時 の 記録マ ー ク が安定 し 、 よ り 短 い 記録 マ ー ク の 形 成 が可能 で あ る 。 こ の 様 な 溝 間部 を デー タ 記録領域 と し て 用 い る D W D D 方式 の 光デ ィ ス ク 記 録媒体 に お い て は 、 溝部で 記録膜 を 磁気 的 に 遮断す る た め に 、 溝部 の 底面 は 、 溝 間部 の 上面 か ら 測 定 し て 1 2 0 n m程度以 上 の 深 さ を 有す る 必要が あ る 。 こ の 場合 も 第 1 の 実施例 と 同 様 に 光 ビ ー ム の 半値 幅 X 1 . 2 倍程度以下 の ト ラ ッ ク ピ ッ チ に お い て溝 を 用 い て ト ラ ッ キ ン グ制御 を 行 う こ と は不可 能 で あ る 。

第 3 の 実施例 に お い て は 、 溝部 1 2 1 1 及 び ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 2 0 8 、 1 2 0 9 と ア ド レ ス ピ ッ ト 1 2 1 0 の 深 さ が 1 4 0 n m 、 1 6 0 n m 、 1 8 0 n m 、 2 0 0 η m で あ る 光 デ ィ ス ク 記 録 媒体 を 試 作 し 、 検 討 を 行 っ た 。 な お 、 光 デ ィ ス ク 記録媒体 の 作 成方 法 は 、 第 1 の 実 施 例 と 同 様 な の で 省 略 す る 。 表 2 に 各 深 さ に お け る ト ラ ツ キ ン グ誤 差 振 幅 ノ 平板部 の 反 射 光 量 、 （ デ ー タ 記 録 領 域 か ら の 反 射 光 量 Z平 板 部 か ら の 反 射光 量 ） の パ 一 セ ン ト 比 ( 表 2 に お け る 表示 は 、 ト ラ ッ ク 光 量 比 Z平 板 部 の 光 量） 、 ジ ッ 夕 及 び エ ラ ー レ ー ト の 結果 を 示 す 。 ぐ 表 2 >

溝 部 の 深 さ を 深 く す れ ばす る ほ ど ト ラ ッ キ ン グ 誤 差 振 幅 は 小 さ く な る が 、 2 0 0 n m の 深 さ を 有 す る ゥ ォ ブ ル ピ ッ ト で も 平 板 部 の 反 射 光 量 の 0 . 6 倍 （ 6 0 % ) の 反 射光 量 を 得 る こ と が 出 来 る 。 一 方 、 デ 一 夕 記 録領 域 か ら の 反 射 光 量 は 、 深 さ 1 4 0 n m の 溝 部 を 有 す る 光 デ イ ス ク 記 録 媒体 （ デ ー タ 記 録 領 域 は 溝 間 部 に 設 け て い る 。 ） お い て は 平 板 部 の 反 射光 量 の 3 0 % 程 度 し か な い が 、 深 さ 2 0 0 n mの溝部 を 有 す る 光デ ィ ス ク 記録媒体 に お い て は平板部 の 反射光量 の 7 0 % 程度 に ま で増 加 す る 。 ト ラ ッ キ ン グ誤差振幅 の 観 点 か ら は溝部 の 深 さ は 1 4 0 n m程 度 が 良 く （ （ 3 λ ) , ^/ ( 8 n ) ) 、 再生信号 の S / N の 観 点 か ら は溝部 の 深 さ が深 い 方が良 い （ 2 0 0 n m ) 。

し か し 、 ゥ ォ ブル ピ ッ 卜 か ら 平板部 の 反射光量 の 0 . 6 倍程度 の 反 射光量 を 得 れ ば十分 ト ラ ッ キ ン グ制御 が可 能 で あ る の に 対 し て 、 平 板部 の 反射光量 の 3 0 % 程度 の 光量 で は再生信号 の s ζ N 比が不十分で あ る 。 溝 間部 の み に デ一 夕 記録領域 を 設 け た 第 3 の 実施例 の 光 デ ィ ス ク 記録媒体か ら 読み 出 し た 再 生信号 の エ ラ ー レ ー 卜 を 見 る と 、 お お む ね溝深 さ 1 6 0 n m ( 3 λ / ( 8 η ) ) 以上で 実用 に 耐え う る エ ラ ー レ — ト を 確保す る こ と が 出来 る 。 好 ま し く は、 溝部 は約 λ Z ( 2 n ) ( 2 0 9 n m ) の深 さ を 有す る 。 溝部が約 λ / ( 2 n ) の深 さ を 有す る 光デ ィ ス ク 記録媒体 は、 デー タ 記録領域か ら の 反射光量が増加 し て 、 浅 い 溝 の光デ イ ス ク 記録媒体 と 比べて ジ ッ タ エ ラ — レ ー ト も 改善 し て い る

こ の よ う に 本発 明 の光 デ ィ ス ク 記録媒体 は 、 約 λ / ( 2 η ) の 深 さ を 有す る 溝部及び ゥ ォ ブル ピ ッ ト を 有す る 構 成 に よ っ て 、 従来不 可 能で あ っ た 高 密度 の ト ラ ッ ク ピ ッ チ で 高性能 の D W D D 方式 に よ る 信号 の 再 生 を 可能 と す る も の で あ る 。 光 ビ — ム の 強度 の 半値幅 （ 0 . & β m程度） X I . 2 倍以下 の ト ラ ッ ク ピ ッ チ に お い て は 、 従来 の 方式 に よ っ て は ト ラ ッ キ ン グ制御 を 行 う こ と が 出 来 な か っ た 。 本実施例 は 、 光 ビ ー ム の 強度 の 半値幅 X 1 . 2 倍以下で あ る 0. · 6 m の ト ラ ッ ク ピ ッ チ に ぉ レ て 高 い 精度 の ト ラ ッ キ ン グ制御 を 実現 し た 。

《実施例 4 》

以下 、 図 1 3 を 参照 し て 本発 明 の 第 4 の 実 施例 の 光デ イ ス ク 記録媒体 を 詳細 に 説 明 す る 。 図 1 3 ( a ) は 、 本 発 明 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 全体構成 の概略 を 図示す る 。 図 1 3 ( a ) に お レ て 、 1 3 0 1 は光デ ィ ス ク 基 . 板、 1 3 0 2 は記録膜 （ 図 1 の 再生層 1 3 、 中 間層 1 4 及 び記録層 1 5 ) 、 1 3 0 3 は第 1 の 卜 ラ ッ ク 、 1 3 0 4 は第 1 の ト ラ ッ ク に 隣接す る 第 2 の ト ラ ッ ク 、 1 3 0 5 は第 1 の ト ラ ッ ク 1 3 0 3 及び第 2 の ト ラ ッ ク 1 3 0 4 を 1 2 8 0 個 に 分割 し た セ グ メ ン ト 、 1 3 0 6 は 卜 ラ ッ キ ン グ用 の サー ポ ピ ッ ト と デ ィ ス ク の 位置情報 を 表す ァ ド レ ス ピ ッ ト を 含 ん だ プ リ ピ ッ ト 領域 （ プ リ フ ォ ー マ ツ ト 領域） で あ る 。

図 1 3 ( b ) に プ リ ピ ッ ト 領域 1 3 0 6 の 拡大 図 を 示 す 。 図 1 3 ( b ) に お い て 、 1 3 0 5 はセ グ メ ン ト （ 1 個 の デー タ 記録領域 1 3 1 1 と 1 個 の プ リ ピ ッ ト 領域 1 3 0 6 に よ り 構成 さ れて い る 。 ） 、 1 3 0 6 は プ リ ピ ッ ト 領域、 1 3 0 7 の 長 さ を 有す る 溝部 （ グル ー プ部） 1 3 1 1 ( 図 1 の 2 a 、 2 b ) はデ一 夕 の 記録 を 行 う デー タ 記録領域で あ る 。 プ リ ピ ッ ト 領域 1 3 0 6 は 、 ト ラ ツ キ ン グ信号 を検 出 す る た め の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 3 0 8 、 1 3 0 9 、 光デ ィ ス ク 記録媒体上 の 位置 情報 を 表す ア ド レ ス 情報 を 1 ピ ッ ト づっ セ グ メ ン ト の 最 初 に 分散的 に配置 し た ア ド レ ス ピ ッ ト 1 3 1 0 を 有す る 。 1 3 0 7 の 長 さ を 有す る 溝 間部 （ ラ ン ド 部） 1 3 1 4 ( 図 1 の 3 a 、 3 b ) は、 隣接す る 溝部 を 相 互 に磁気的 に 遮 断す る 。 以 上 の 構成 は、 第 1 の 実施例 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 と 同 じ で あ る （ 図 4 ( a ) ) 。

本発 明 の 光 デ ィ ス ク 記録媒体 は 、 ト ラ ッ ク ピ ッ チが 0 . 7 4 z m以下 （第 4 の 実施例 に お い て は 0 . 5 4 mで あ る 。 ） の D W D D 方式 に よ る 信 号 の 記録再生 を 行 う 光デ ィ ス ク 記録媒体で あ っ て 、 デー タ 記録領域で あ る 溝 部 1 3 1 1 を 有 し 、 且つ サ ン プルサ一 ポ 方式 に よ る ト ラ ッ キ ン グサー ポ用 の ゥ ォ プル ピ ッ ト 1 3 0 8 及 ぴ 1 3 0 9 を 隣接 の ト ラ ッ ク で共用 し て有 し て い る 光デ ィ ス ク 記 録媒体で あ る 。 第 4 の 実施例 と 第 1 の 実施例 と の 相違点 は、 第 1 の 実施例 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 に お い て は プ リ ピ ッ ト 領域 1 0 6 が全体で放射線状 の 形状 を 有 し て い た の に対 し て （光 デ ィ ス ク 記録媒体 の 内 周 に あ る プ リ ピ ッ ト 領域 の 長 さ よ り も 、 外周 に あ る プ リ ピ ッ ト 領域 の 長 さ の 方が長 い 。 ） 、 第 4 の 実施例 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 に お い て は プ リ ピ ッ ト 領域 1 3 0 6 が全体 で ほ ぼ長方 形 の 形 状 を 有 し て い る （光デ ィ ス ク 記録媒体 の 内 周 に あ る プ リ ピ ッ ト 領域 の 長 さ と 、 外周 に あ る プ リ ピ ッ ト 領域 の 長 さ が等 し い 。 ） 。 図 1 4 に プ リ ピ ッ ト 領域 1 3 0 6 と デー タ 記録領域 1 3 0 7 の 一部 を デ ィ ス ク の 内 外周 で拡大 し た 図 を 示す。 従来 の 光デ ィ ス ク で はサ 一 ポ 領域 （ プ リ ピ ッ ト 領域） 1 3 0 6 が 、 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 内 周 か ら 外 周 に 向 け て 扇 状 に 広 が っ て い た が、 本発 明 の 光デ ィ ス ク で はサー ポ領域 1 3 0 6 の 長 さ が一定 で あ る 。 サ一 ボ領 域 1 3 0 6 中 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 3 0 9 がデ ィ ス ク 上 で 放射線状 に 配 置 さ れて い る （ ゥ ォ ブル プ ッ ト 1 3 0 9 を 結ぶ線 1 4 0 1 が光 デ ィ ス ク 記録媒体 の 中 心 を 通 る 。 ） 。 それ以外 の ア ド レ ス ピ ッ ト 1 3 1 0 ゃ ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 3 0 8 な ら び に 溝 1 3 1 1 の 終端 と 始 端 も ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 3 0 9 に 平行 に 配置 さ れて い る （ ア ド レ ス ピ ッ ト 1 3 1 0 を 結 ぶ線 1 4 0 2 、 ゥ ォ ブル プ ッ ト 1 3 0 8 を 結 ぶ線 1 4 0 3 、 並 び に 溝 1 3 1 1 の 終端 を 結 ぶ線 1 4 0 4 及 び先端 を 結ぶ線 1 4 0 5 が、 ゥ ォ ブル プ ッ ト 1 3 0 9 を 結ぶ線 1 4 0 1 と 平行で あ る 。 ） 。 デー タ 記録用 の ク ロ ッ ク の 生成 に 対 し て は、 こ の 放射線状 に配置 さ れ た ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 3 0 9 が本実施例 で は用 い ら れて い る 。 記録再生用 の ク ロ ッ ク 生成す る 基準 と し て は 、 ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 3 0 9 の ピ ー ク 位置以外 に も 、 ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 3 0 8 や溝 1 3 1 1 の 終端 と 始端 な ど も 用 い る こ と が で き る が 、 記録再 生用 の ク ロ ッ ク 生成す る 基準 と し て い る ピ ッ ト も し く はエ ッ ジ はデ ィ ス ク 状 で放射線状 に 配置 さ れ 、 こ れ以外 が平行 と な っ た 構造 と な る 。

第 4 の 実施例 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 は 、 光 デ ィ ス ク 記 録媒体全体が 1 個 の ゾー ン で あ る （ ゾ ー ン 分割 し て い な い 。 ） 。 こ れ に 代 え て 、 光デ ィ ス ク 記録媒体が半径方 向 に 分割 し た 複数 の ゾー ン を 有 し 、 当 該 ゾ ー ン 内 で 1 つ の ゥ ォ ブル プ ッ ト を 結 ぶ線が光デ ィ ス ク 記録媒体 の 中 心 を 通 る よ う に構成 し て も 良 い 。

第 1 の 実施 例 の よ う に プ リ ピ ッ ト 領域 を 全体で放射線 状 の 形状 に す る と 、 外周部で プ リ ピ ッ ト 領域 の 面積が多 く な り 、 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 全表面積 の 中 でデー タ 記 録領域 に 使用 す る 面積 の割合が低下す る （ フ ォ ー マ ッ ト 効率が低下す る 。 ） 。 第 4 の 実施例 で は プ リ ピ ッ ト 領域 1

3 0 6 の 長 さ を 内 外周 で一定 と し て い る 故 に 、 第 1 の 実 施例 に 比べて 光デ ィ ス ク 記録媒体 の フ ォ 一 マ ツ ト 効率が 向上 し て い る 。 具体的 に は、 直径 5 0 m m程度 の デ イ ス ク で 3 % 程度 の 容量 U P を 実現 で き る 。

例 え ばサ ン プルサー ポ方式 に お い て は、 ゥ ォ ブル ピ ッ ト が放射線状 に配置 さ れな けれ ば （ プ リ ピ ッ ト 領域が放 射線状 の 形 状 を 有す る 。 ） ト ラ ッ キ ン グ誤差信号 の 検 出 が 困難 で あ っ た 。 本発明 の 第 4 の 実施例 で は プ リ ピ ッ ト 領 域 1 3 0 6 を 全体で長方形 の 形 状 と し て い る 。 図 1 5 に 第 4 の 実施例 の 光デ ィ ス ク 装置 の ト ラ ッ キ ン グ誤差信号 検 出 部 の 概 略構成 を 図示す る 。 1 5 0 1 は 2 値化器 、 1

5 0 2 は溝部検 出器 、 1 5 0 3 は エ ッ ジ ウ ィ ン ド ウ 生 成 器、 1 5 0 4 は エ ッ ジ ウ ィ ン ド ウ 生成器 1 5 0 3 が 出 力 す る エ ッ ジ ウ ィ ン ド ウ に お い て 動作す る 位相 比較器 、 1

5 0 5 は電圧 制御発振器 （ （3 0 ) 、 1 5 0 6 は分周器 、

1 5 1 5 は カ ウ ン 夕 、 1 5 0 7 は第 1 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の ウ ィ ン ド ウ 生成器 （第 1 ゥ ォ ブル ピ ッ ト の ウ ィ ン ド ウ 生 成器） 、 1 5 0 8 は第 2 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の ゥ イ ン ド ウ 生成器 （第 2 ゥ ォ ブル ピ ッ ト の ウ ィ ン ド ウ 生 成 器） 、 1 5 0 9 及び 1 5 1 0 は最小値 レ ベル検出器 、 1 5 1 1 は 引 き 算器で あ る 。

図 1 3 ( c ) に セ グ メ ン ト 1 3 0 5 ( 図 1 3 ( b ) ) を 再 生 し た 場合 の 再生信号 と 、 本発 明 の 光デ ィ ス ク 装置 に お け る ト ラ ッ キ ン グ誤差検 出 部 の 信号 の 一部 を示す 。 1 3 2 2 はセ グ メ ン ト 1 3 0 5 を 再生 し た と き の再 生 信 号 、 1 3 3 2 は再生信号 1 3 2 2 を 2 値化す る ス ラ イ ス レ ベ ル 、 1 3 2 3 は再生信号 を 2 値化 し た 信号、 1 3 2 5 は エ ッ ジ ウ ィ ン ド ウ 信号で あ る 。 '

本発 明 の光 デ ィ ス ク 記録媒体で は 、 セ グ メ ン ト 1 3 0 5 中 に 溝部 1 3 1 1 が形成 さ れて い る 故 に 、 溝部 1 3 1 1 か ら の 出 力 信号 に基づ い て溝エ ッ ジ 信号 1 3 2 9 及 び 1 3 3 0 が検 出 さ れ る 。 本発 明 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 に お い て は 、 こ の 溝部 1 3 1 1 の 長 さ 1 3 0 7 に基 づ く 溝 エ ッ ジ信号 1 3 2 9 と 1 3 3 0 と の期 間 1 3 3 1 は 、 こ の 溝部 1 3 1 1 の 出 力 信号 を 検 出 し た 場合 に の み検 出 さ れ る ユ ニ ー ク な 時 間 長 を 有す る 。

2 値化器 1 5 0 1 は 、 光デ ィ ス ク 記 録媒体 か ら の 再 生 信 号 1 3 2 2 を 入 力 し 、 ス ラ イ ス レ ベ ル 1 3 3 2 で ス ラ イ ス し て 2 値化信号 1 3 2 3 を 出 力 す る 。

溝部検 出器 1 5 0 2 は 、 2 値化信号 1 3 2 3 を 入 力 し て こ の ユ ニ ー ク な期 間 1 3 3 1 を検 出 す る 。 本実施例 の 場 合 、 こ のユ ニ ー ク な期 間 が光ディ ス ク 記録媒体 か ら の 再 生 信号 中 で最 も 長 い 期 間 で あ る の で 、 一定時 間 以上 の 信 号 を 検 出 す る と い う 単純 な 回路で構成 し て い る 。 溝部 検 出 器 1 5 0 2 は、 溝エ ッ ジ信号 1 3 2 9 でセ ッ ト さ れ 溝 エ ッ ジ 信号 1 3 3 0 で リ セ ッ ト さ れ る パ ル ス 1 3 2 4 を 出 力 す る （ プ リ ピ ッ ト 領域 1 3 0 6 の 通過期 間 に 等 し い 幅 を 有す る 。 ） 。 当 該パ ル ス 1 3 2 4 は、 エ ッ ジ ウ ィ ン ド ウ 生成器 1 5 0 3 、 カ ウ ン 夕 1 5 1 5 、 位相 比 較器 1 5 0 4 、 第 1 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の ウ ィ ン ド ウ 生成器 1 5 0 7 及び第 2 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の ウ ィ ン ド ウ 生 成器 1 5 0 8 に伝送 さ れ る 。

エ ッ ジ ウ ィ ン ド ウ 生成器 1 5 0 3 は 、 溝部検 出 器 1 5 0 2 が 出 力 す る パ ル ス 1 3 2 4 を 入 力 し 、 当 該パ ルス の 立 上 り エ ッ ジ 1 3 2 9 を 基準 に 生成 し た ウ ィ ン ド ウ 信号 1 3 2 5 を 生成 し 出 力 す る 。 V C 〇 1 5 0 5 は基準 ク ロ ッ ク を 出 力 す る 。 分周器 1 5 0 6 は、 基準 ク ロ ッ ク を 入 力 し 1 / 3 2 5 の 分周 信号 を 出 力 す る 。

又 、 基準 ク ロ ッ ク は、 分周器 1 5 0 6 の 他 、 カ ウ ン タ 1 5 1 5 、 第 1 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の ウ ィ ン ド ウ 生成 器 1 5 0 7 及び第 2 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の ウ ィ ン ド ウ 生 成器 1 5 0 8 に伝送 さ れ る 。

位相 比較器 1 5 0 4 は 、 パルス 1 3 2 4 と 分周 信号 ( 分 周器 1 5 0 6 の 出 力 信号） と ウ ィ ン ド ウ 信号 1 3 2 5 と を 入 力 し 、 ウ ィ ン ド ウ 信号 1 3 2 5 の H i g h 期 間 に パ ルス 1 3 2 4 と 分周 信号 （分周器 1 5 0 6 の 出 力 信 号） と の 位相 比較 を 行 い 、 両者 の 位相 差信号 1 3 2 6 を 出 力 す る 。 位相差信号 1 3 2 6 は V C 〇 1 5 0 5 に 入 力 さ れ る 。 以 上 の 制御 回 路 に よ り 、 V C 〇 1 5 0 5 が 出 力 す る 基準 ク ロ ッ ク は溝 エ ッ ジ 信号 1 3 2 9 に ロ ッ ク す る ( 同 期 す る ） 。

カ ウ ン タ 1 5 1 5 は 、 パルス 1 3 2 4 と 基準 ク ロ ッ ク を 入 力 す る 。 カ ウ ン タ 1 5 1 5 はパ ル ス 1 3 2 4 の 立上 り エ ッ ジ （溝 エ ッ ジ信号 1 3 2 9 と 同 タ イ ミ ン グ） で リ セ ッ ト さ れ、 ク ロ ッ ク 端子 に 入 力 さ れ た基準 ク ロ ッ ク に よ り カ ウ ン ト ア ッ プ し 、 パ ルス 1 3 2 4 の 立下 り エ ッ ジ ( 溝エ ッ ジ信号 1 3 3 0 と 同 タ イ ミ ン グ） で カ ウ ン 夕 の 値 g l を ラ ッ チす る 。 カ ウ ン タ 1 5 1 5 は 、 ラ ッ チ し た カ ウ ン タ の 値 g l を 出 力 し 、 第 1 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の ウ ィ ン ド ウ 生成器 1 5 0 7 及 び第 2 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の ウ ィ ン ド ウ 生成器 1 5 0 8 に伝 送す る 。

第 1 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の ウ ィ ン ド ウ 生成器 1 5 0 7 は 、 パ ルス 1 3 2 4 、 基準 ク ロ ッ ク 、 カ ウ ン 夕 の 値 g 1 を 入 力 す る 。 第 1 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の ウ ィ ン ド ウ 生成器 1 5 0 7 は 、 カ ウ ン 夕 の 値 g 0 、 第 1 の 数 h 0 、 第 2 の 数 i 0 を 内 蔵す る 。 ノ、 ° ル ス 1 3 2 4 の 幅が基準パ ル ス g O 個分 に 相 当 す る 時 に 、 パ ルス 1 3 2 4 の 立上 り エ ッ ジ を 起点 と し て第 1 の 数 h 0 の 基 準 ク ロ ッ ク を カ ウ ン ト し た 第 1 の 点 を検 出 用 ウ ィ ン ド ウ 信号 1 3 2 7 の 前 縁 と し 、 パ ル ス 1 3 2 4 の 立上 り エ ッ ジ を 起点 と し て 第 2 の 数 i 0 の 基準 ク ロ ッ ク を カ ウ ン ト し た 第 2 の 点 を 検 出 用 ウ ィ ン ド ウ 信号 1 3 2 7 の 後縁 と す る 検 出用 ウ ィ ン ド ゥ 信号 1 3 2 7 を 生成す る と 、 当 該検 出 用 ウ ィ ン ド ウ 信 号 1 3 2 7 は 、 そ の 中 に第 1 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト の 再生 信号 を含む。

第 1 の ゥ ォ ブル ヒ ッ 卜 出 力 の ウ イ ン ド ウ 生 成器 1 5 0 7 は 、 h 1 = 0 X g 1 ノ g 0 に よ り h 1 を 、 i

0 X g 1 / g 0 に よ り i 1 を算 出 す る 。 第 1 の ゥ ォ ブル ピ ッ 卜 出 力 の ゥ ィ ン ド ク 生成器 1 5 0 7 は 、 パ ル ス 1 3 2 4 の 立上 り ェ ッ ジ を 起点 と し て第 1 の 数 h 1 の 基準 ク Π ッ ク を カ ク ン 卜 し た 第 1 の 点 を 検 出 用 ゥ イ ン ド ゥ 信号 1 3 2 7 の 前縁 と し 、 パル ス 1 3 2 4 の 立上 り ェ ッ シ を 起 点 と し て第 2 の 数 i 1 の 基準 ク ロ ッ ク を カ ウ ン 卜 し た 第 2 の 点 を検 出 用 ウ ィ ン ド ウ 信号 1 3 2 7 の 後縁 と す る 検 出用 ウ ィ ン ド ゥ 信号 1 3 2 7 を 生成す る

同 様 に 、 パ ル ス 1 3 2 4 、 基準 ク ロ ッ ク 及 び力 ク ン 夕 の 値 g 1 を入 力 し た 第 2 の ゥ ォ プル ピ ッ 卜 出 力 の ク イ ン ド ウ 生成器 1 5 0 8 は 、 第 2 の ゥ ォ ブル ピ ッ 卜 出 力 の検 出 用 ゥ イ ン ド ゥ 信 号 1 3 2 8 を 生成 し 出 力 す る 。 第 2 の ゥ ォ ブル ピ ッ 卜 出 力 の検 出 用 ウ ィ ン ド ゥ 信号 1 3 2 8 は 、 パ ルス 1 3 2 4 の 立上 り エ ッ ジ を 起点 と し て 第 3 の 数 j 1 の 基準 ク 口 ッ ク を カ ウ ン 卜 し た 第 3 の 点 を 検 出 用 ウ ィ ン ド ゥ 信 3 2 8 の 前縁 と し 、 パ ル ス 1 3 2 4 の 立 上 り ェ ッ ジ を 起点 と し て 第 4 の 数 k 1 の 基準 ク ロ ッ ク を カ ウ ン 卜 し た 第 4 の 点 を 検 出用 ゥ イ ン ド ゥ 信号 1 3 2 8 の 後縁 と す る 信号で あ る 。 第 3 の 数 j 1 は h 1 に 相 当 し 、 第 4 の 数 k 1 は i 1 に 相 当 す る 最小値 レ ベ ル検 出器 1 5 0 9 は 、 光 デ ィ ス ク 記録媒体 の 再生信号 1 3 2 2 と 第 1 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の 検 出 用 ウ ィ ン ド ウ 信 号 1 3 2 7 を 入 力 し て 、 こ の ウ ィ ン ド ウ 信号 1 3 2 7 の 区 間 の 中 で の 再生信号 1 3 2 2 の 最小 値 を ホ ール ド し 出 力 す る 。

同様 に 、 最 小 値 レ ベ ル検出器 1 5 1 0 は 、 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 再 生信号 1 3 2 2 と 第 2 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の検出用 ウ ィ ン ド ウ 信号 1 3 2 8 を 入力 し て 、 こ の ゥ イ ン ド ウ 信号 1 3 2 8 の 区 間 の 中 で の 再生信 号 1 3 2 2 の 最小値 を ホ ー ル ド し 出 力 す る 。 引 き 算器 1 5 1 1 は 、 2 つ の最 小 値 の 差信号 を 生成 し 出 力 す る 。 こ の 出 力 信 号 が、 ト ラ ッ キ ン グ エ ラ 一 信号 （誤差信 号） で あ る 。 以 上 の よ う に し て 、 第 4 の 実施例 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 の サ ン プルサ一 ポ を 実施す る こ と が 出来 る 。

図 1 9 に 第 4 の 実施例 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 記録 再 生 を 行 う 他 の 光 デ ィ ス ク 装置 の ト ラ ッ キ ン グ誤差信号検 出部 の概 略構 成 を 図示す る 。 光 デ ィ ス ク 記録媒体 は ゥ ォ ブル ピ ッ ト を 使用 し た サ ン プルサー ポ に よ り 制御 さ れ る 。 図 1 9 の ト ラ ッ キ ン グ誤差信号検 出部 は 、 例 え ば 回 転数一定 モ ー ド 及 び線速度一定 モ ー ド の い ずれ に も 適用 可能で あ る 。 1 9 0 1 は 2 値化器、 1 9 0 2 は溝部検 出 器、 1 9 0 3 はエ ッ ジ ウ ィ ン ド ウ 生 成器 、 1 9 0 4 は ェ ッ ジ ウ ィ ン ド ウ 生成器 1 9 0 3 が 出 力 す る エ ッ ジ ウ ィ ン ド ウ に お い て 動作す る 位相 比較器、 1 9 0 5 は電圧制 御 発振器 （ V C 〇 ） 、 1 9 0 6 は分周 比 3 2 5 の 分周 器 、 1 9 0 7 は第 1 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の ウ ィ ン ド ウ 信号 を 出 力 す る 比 較器 、 1 9 0 8 は第 2 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の ウ ィ ン ド ゥ 信号 を 出 力 す る 比較器 、 1 9 0 9 及び 1 9 1 0 は最小 値 レ ベ ル検 出器 、 1 9 1 1 は 引 き 算器 、 1 9 1 2 、 1 9 1 3 、 1 9 1 5 は カ ウ ン タ 、 1 9 1 4 はマ イ ク ロ コ ン ピ ユ ー 夕 で あ る 。

各部 の 波 形 は 図 9 と 同 じ で あ る の で ， 図 9 に基づ い て 説明 す る 。

図 9 に セ グ メ ン 卜 1 3 0 5 を 再生 し た 場合 の 再生信号 と 、 本発 明 の 光デ ィ ス ク 装置 に お け る ト ラ ッ キ ン グ誤差 検出部 の 信 号 の 一部 を 示す。 9 0 1 はセ グ メ ン ト 1 3 0 5 を 再 生 し た と き の 再生信号 、 9 0 2 は再生信号 9 0 1 を 2 値化す る ス ラ イ ス レ ベル 、 9 0 3 は再生信号 を 2 値 化 し た 信号 、 9 0 7 はエ ッ ジ ウ ィ ン ド ウ 信号 で あ る 。 本 発明 の V C O の位相 ロ ッ ク ルー プ は 図 8 の ト ラ ッ キ ン グ 誤差信号検 出 部 と 同 じ 構成 を 有す る 。 溝エ ッ ジ信号 9 0 5 及び 9 0 6 の検 出 の 方法 は 、 図 8 の ト ラ ッ キ ン グ誤差 信号検 出部 と 同 じ で あ る 。

2 値化器 1 9 0 1 は 、 光デ ィ ス ク 記録媒体か ら の 再 生 信号 9 0 1 を 入 力 し 、 ス ラ イ ス レ ベ ル 9 0 2 で ス ラ イ ス し て 2 値化 信号 9 0 3 を 出 力 す る 。 溝部検 出 器 1 9 0 2 は、 2 値化 信 号 9 0 3 を 入 力 し て 溝 エ ッ ジ信号 9 0 5 と 9 0 6 と の 間 の ュニー ク な期 間 9 0 4 を 検 出 す る 。 溝部 検出器 1 9 0 2 は、 溝 エ ッ ジ 信号 9 0 5 と 同 一 の エ ッ ジ を有す る パ ル ス を 出 力 す る 。 エ ッ ジ ウ ィ ン ド ウ 生成器 1 9 0 3 は 、 溝部検 出 器 1 9 0 2 が 出 力 す る パ ルス を 入 力 し 、 当 該パ ルス を 遅延 さ せ た ウ ィ ン ド ゥ 信号 9 0 7 を 生成 し 出 力 す る 。 V C 0 1 9 0 5 は基準 ク ロ ッ ク を 出 力 す る 。 分周 比 3 2 5 の 分 周 器 1 9 0 6 は基準 ク ロ ッ ク を 入 力 し 3 2 5 に 分周 し 、 分周 信号 を 出 力 す る 。 分周 信 号 は 、 位相 比較器 1 9 0 4 に伝 送 さ れ る 。 位相 比較器 1 9 0 4 は、 2 値化 信 号 9 0 3 と 、 分周 信号 と 、 ウ ィ ン ド ゥ 信号 9 0 7 と を 入 力 し 、 ウ イ ン ド ウ 信号 9 0 7 の H i g h 期 間 に 2 値化 信号 9 0 3 と 分周 信号 と の位相 比較 を 行 い 、 両者 の位相 差信 号 9 0 8 を 出 力 す る 。 位相差信 号 9 0 8 は V C 0 1 9 0 5 に 入 力 さ れ る 。 以上 の 制御 回 路 に よ り 、 V C O 1 9 0 5 が 出 力 す る 基準 ク ロ ッ ク は溝 ェ ッ ジ 号 9 0 5 に ロ ッ ク す る （ 同 期 す る ） 。

従 っ て 、 例 え ば光デイ ス ク 記録媒体 の 1 周 当 た り の プ リ ピ ッ 卜 領域 の 数が一定 で あ っ て 回転数一定 モ ー ド で あ れ ば、 基準 ク ロ ッ ク は一定 の 周 波数 の ク ロ ッ ク に な る 。 プ リ ピ ッ ト 領 域 の 長 さ は光デ ィ ス ク 記録媒体 の 内 周 か ら 外周 ま で 一定 で あ る か ら 、 光 ピ ッ ク ア ッ プが プ リ ピ ッ 卜 領域 を 通 過す る 期 間 は 内 周 で遅 く 、 外 周 で は速 い 。 V C 0 1 9 0 5 が 出 力 す る 基準 ク ロ ッ ク は 、 分周器 1 9 0 6 の 他 、 力 ゥ ン 夕 1 9 1 2 , 1 9 1 3 、 1 9 1 5 に伝 送 さ れ る 。 力 ゥ ン タ 1 9 1 5 は 、 V C 0 1 9 0 5 が 出 力 す る 基準 ク ロ ッ ク と 、 溝部検 出器 1 9 0 2 が 出 力 す る 溝 エ ツ ジ信号 9 0 5 、 9 0 6 を 入力 す る 。 カ ウ ン 夕 1 9 1 5 は 溝 ェ ッ ジ 信号 9 0 5 で リ セ ッ ト さ れ、 基準 ク D ッ ク を ク 口 ッ ク 端子 に 入 力 し て カ ウ ン 卜 ア ツ プす る 。 溝 ェ ッ ジ 号 9 0 6 で 力 ゥ ン 夕 の 値 を ラ ツ チ し 、 力 ゥ ン 夕 1 9 1 5 は 当 ラ ッ チ し た 力 ゥ ン タ 値 を 出 力 す る 。

カ ウ ン 夕 値 は 、 光 ピ ッ ク ア ツ プが プ リ ピ ッ 卜 領域

•ar 通過す る 期 間 に発 生す る 基準 ク ロ ッ ク の 数で あ る 。

ィ ク ロ 3 ン ピ ュ 一 夕 1 9 1 4 は 、 刖 カ ウ ン タ 値

( 力 ゥ ン タ 1 9 1 5 の 出 力 信号） を 入力 し 、 当 該 カ ウ ン 夕 値 に基づ い て ゥ ォ ブル ピ ッ b 1 3 0 8 、 1 3 0 9 の ゥ ィ ン ゥ 信号 の エ ツ ジ を 決 め る カ ウ ン 夕 値 を 判 断す る 。 例 え ば、 刖 Bd カ ウ ン 夕 値 （ 力 ゥ ン タ 1 9 1 5 の 出 力 信 号） が a 0 の と さ 、 溝エ ッ ジ信号 9 0 5 か ら 基準 ク Π ッ ク b 0 個分 の 時 間 だ け遅 れ た 点 を 第 1 の ゥ ォ ブル 信号 9

0 9 の 立 ち 上 が り ェ ッ ジ と し 、 溝ェ ッ ジ信号 9 0 5 か ら 基準 ク ロ ッ ク c 0 個分 の 時 間 だ け遅れた 点 を 第 1 の ゥ ォ ブル 号 9 0 9 の 立 ち 下 が り ェ ッ ジ と す る な ら ば、 当 該 第 1 の ゥ ォ ブル信号 9 0 9 がそ の ゥ イ ン ド ク の 中 に 第 1 の ゥ 才 ブ レ ピ ッ 卜 1 0 8 の 再生信号 を含む と す る 。 マ ィ ク D ン ピ ュ 一 夕 は 、 a 0 、 b 0 、 c 0 の 値 を メ モ リ に し て い る

、

刖 記 力 ク ン 夕 値 （ カ ウ ン 夕 1 9 1 5 の 出 力 信号 ) が a

1 の と き 、 第 1 の ゥ ォ ブル信号 9 0 9 の 立 ち 上が り エ ツ ジ は 溝 エ ツ ジ信号 9 0 5 か ら 基準 ク ロ ッ ク b 1 個分 の 時 間 だ け遅れた 点 （ b 1 = b 0 X a 1 / a 0 ) で あ り 、 の ゥ ォ ブル信号 9 0 9 の 立 ち 下 が り エ ツ ジ は 、 溝 ェ ッ ジ信号 9 0 5 か ら 基準 ク ロ ッ ク c 1 個分 の 時 間 だ け遅 れ た 点 （ c l = c O X a l Z a O ) で あ る 。 マ イ ク ロ コ ン ピ ュ ー 夕 は 、 上記 の 計算 を 実行 し て b l 及 び c l を 出 力 す る 。 同 様 に 第 2 の ゥ ォ ブル信号 9 1 0 の 立上 り エ ツ ジ と 立下 り エ ッ ジ を 定 め る た め の 値 d 1 及 び e 1 を 出 力 す る （ d 1 が b 1 に 相 当 し 、 e 1 が c 1 に 該 当 す る 。 マ イ ク 口 コ ン ピ ュ ー タ 1 9 1 4 は 、 b 0 に相 当 す る d 0 及 び じ 0 に 相 当 す る e 0 を 記憶 し て い る 。 ） 。

カ ウ ン タ 1 9 1 2 及 び比較器 1 9 0 7 は 、 第 1 の ゥ ォ プル ビ ッ ト の 検 出用 窓信号で あ る 第 1 の ゥ ォ ブル信号 9 0 9 を 生成す る 。 カ ウ ン タ 1 9 1 3 及 び比 較器 1 9 0 8 は 、 第 2 の ゥ ォ ブル ビ ッ ト の 検 出用 窓 信号 で あ る 第 2 の ゥ ォ ブル信号 9 1 0 を 生成す る 。 第 1 の ゥ ォ ブル信号 9 0 9 を 生成す る 回路 の 構成 と 、 第 2 の ゥ ォ ブ ル信 号 9 1 0 を 生成す る 回路 の 構成 と は 同 じ で あ る 。 第 1 の ゥ ォ ブ ル信号 9 0 9 を 生成す る 回路 の 構成 を 説明 す る 。

カ ウ ン タ 1 9 1 2 は 、 V C O 1 9 0 5 が 出 力 す る 基準 ク ロ ッ ク と 、 溝部検 出器 1 9 0 2 が 出 力 す る 溝エ ッ ジ 信 号 9 0 5 を 入 力 す る 。 カ ウ ン 夕 1 9 1 2 は溝 エ ッ ジ信号 9 0 5 で リ セ ッ ト さ れ 、 基準 ク ロ ッ ク を ク ロ ッ ク 端子 に 入 力 し て カ ウ ン ト ア ッ プす る 。 比較器 1 9 0 7 は 、 マ イ ク ロ コ ン ピ ュ ー 夕 1 9 1 4 が 出 力 す る 第 1 の 比較値 b 1 及び第 2 の 比 較値 c 1 と カ ウ ン タ 1 9 1 2 が 出 力 す る 力 ゥ ン タ 値 と を 入 力 し 、 第 1 の 比較値 b l と 前 記カ ウ ン タ 値 と を 比較 し 、 第 2 の 比較値 c l と 前記カ ウ ン タ 値 と を 比較す る 。

比較器 1 9 0 7 は、 第 1 の 比較値 b 1 と 前記 カ ウ ン 夕 値 と の 一致点 で セ ッ ト さ れ （立 ち 上が り ） 、 第 2 の 比較値 c 1 と 前記 カ ウ ン 夕 値 と の 一致点で リ セ ッ ト さ れ る （ 立 ち 下が る ） パ ルス を 出 力 す る 。 こ のパ レス は 、 .溝 エ ッ ジ 信号 9 0 5 か ら 基準 ク ロ ッ ク b 1 個分 の 時 間 だ け遅れ た 点 を 立 ち 上 が り エ ッ ジ と し 、 溝 エ ッ ジ 信号 9 0 5 か ら 基 準 ク ロ ッ ク c 1 個 分 の 時 間 だ け遅れた 点 を 立 ち 下が り ェ ッ ジ と す る 第 1 の ゥ ォ ブル信号 9 0 9 で あ る 。 第 2 の ゥ ォ ブル信号 9 0 9 は 、 カ ウ ン タ 1 9 1 3 及び比 較器 1 9 0 8 に よ り 同 様 に 生成 さ れ る 。

最小値 レ ベ ル検 出器 1 9 0 9 は、 光 デ ィ ス ク 記録媒体 の再生信号 9 0 1 と 第 1 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の 検 出 用 ウ ィ ン ド ウ 信号 9 0 9 を 入 力 し て 、 こ の ウ ィ ン ド ウ 信号 9 0 9 の 区 間 の 中 で の 再生信号 9 0 1 の 最 小値 を ホ ー ル ド し 出 力 す る 。 同 様 に 、 最 小値 レ ベル検 出器 1 9 1 0 は、 光デ ィ ス ク 記録媒体 の 再生信号 9 0 1 と 第 2 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の 検 出用 ウ ィ ン ド ウ 信 号 9 1 0 を 入 力 し て 、 こ の ウ ィ ン ド ウ 信号 9 1 0 の 区 間 の 中 で の 再 生信号 9 ひ 1 の 最 小値 を ホ ー ル ド し 出 力 す る 。 引 き 算器 1 9 1 1 は 、 2 つ の 最 小 値 の 差信号 を 生成 し 出 力 す る 。 こ の 出 力 信号が 、 ト ラ ッ キ ン グエ ラ ー 信号 （ 誤差信号） で あ る 。

ゥ ォ ブル ピ ッ 卜 の 再生信号の ボ ト ム 部分が第 1 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト 出 力 の 検 出 用 ウ ィ ン ド ウ 信 号及び第 2 の ゥ ォ ブル ピ ッ 卜 出 力 の検 出 用 ゥ イ ン ド ゥ 信号 の 中 に それぞれ 存在すれ ば良 い 。 即 ち 、 ゥ ォ ブル ピ ッ ト の 再 生信号 の ポ ト ム 部分 が検 出 用 ゥ イ ン ド ゥ 信号 内 に 存在 し ボ ト ム 部分 の レ べル を検 出 出来 る 程度 に ピ ッ ト 位置 、 ピ ッ ト の 間 隔 、 プ U ピ ッ 卜 領域 の 位置 、 プ リ ピ ッ ト 領域 の 長 さ 等が ほ ぼ一疋 （？ め れ ば、 ピ ッ 卜 位置等 に 多 少 の 誤差が あ っ て ¾ 卜 ラ ッ キ ン グ動作 に は全 く 影響がな い 。

光デ イ ス ク 記録媒体 の 内 周 に め る プ リ ピ ッ ト 領域 の 長 さ と 外周 に あ る プ リ ピ ッ 卜 領域 の 長 さ を 等 し く す る と い う 本発 明 は、 溝部 の み に デ一 夕 記録領域 を 設 け た 光デ ィ ス ク 記録媒体 (第 4 の 実施例） の みな ら ず 、 溝間 部 の み に デ一夕 記録 領域 を 設 け た光デ ィ ス ク 記録媒体又 は ラ ン ド · グル一ブ方式 の 光 デ ィ ス ク 記録媒体 に も 適用 可 能で あ る 。

《実施例 5 》

以下 、 図 1 6 を 参照 し て本発 明 の第 5 の 実施例 を 詳細 に 説 明 す る 。 図 1 6 ( a ) は 、 本発 明 の 光 デ ィ ス ク 記録 媒体 の 全体構 成 の 概略 を 図示す る 。 図 1 6 ( a ) に お い て 、 1 6 0 1 は光デ ィ ス ク 基板、 1 6 0 2 は記録膜 （ 図 1 の 再生層 1 3 、 中 間 層 1 4 及び記録 層 1 5 ) 、 1 6 0 3 は第 1 の ト ラ ッ ク 、 1 6 0 4 は第 1 の ト ラ ッ ク に 隣接す る 第 2 の ト ラ ッ ク 、 1 6 0 5 は第 1 の ト ラ ッ ク 1 6 0 3 及 び第 2 の ト ラ ッ ク 1 6 0 4 を それぞれ 1 2 8 0 個 に 分 割 し た セ グ メ ン ト 、 1 6 0 6 は ト ラ ッ キ ン グ用 の サ ー ポ ピ ッ 卜 と 光デ ィ ス ク 記録媒体上 の 位置 情報 を 表す ァ ド レ ス ピ ッ 卜 を 含 ん だ プ リ ピ ッ ト 領域 （ プ リ フ ォ ー マ ッ ト 領 域） で あ る

6 ( b ) に プ リ ピ ッ ト 領域 1 6 0 6 の拡大 図 を 示 す。 図 1 6 ( b ) に お い て 、 1 6 0 5 はセ グ メ ン 卜 （ 1 個 の デ . - 記 録領域 と 1 個 の プ リ ピ ッ ト 領域 に よ り 構成 さ れて い る 。 ） 、 1 6 0 6 は プ リ ピ ッ ト 領域、 それぞれ 1 6 0 7 の 長 さ を 有す る 溝部 （ グルー プ部） 1 6 1 1 及 び 溝 間部 ( ラ ン ド 部） 1 6 1 4 は デー タ の 記録 を 行 う "5 夕 記録領域で あ る 。 本発 明 の光 デ ィ ス ク 記録媒体 は 、 溝 部及ぴ溝 間部 を デー タ 記録領域 と す る ラ ン ド グルー プ方 式 を 採用 し て レ、 る 。 プ リ ピ ッ ト 領域 1 6 0 6 は、 卜 ラ ッ キ ン グ信号 を検 出 す る た め の ゥ ォ プリレ ピ ッ ト 1 6 0 8 、 1 6 0 9 、 光デ ィ ス ク 記録媒体上 の 位 置情報 を 表 す ァ ド レ ス 情報 を 1 ビ ッ ト づっ セ グ メ ン ト の 最初 に 分散的 に 配 置 し た ァ ド レ ス ピ ッ ト 1 6 1 0 を 有す る 。 隣接す る 溝部 と 溝 間部 の 境界部分 は 、 相 互 に 磁気 的 に 分断 さ れて い る 。

ラ ン ド · グル ー プ方式で D W D D に 必要な 溝遮断効 果 を 得 る た め に は 1 2 0 n m程度以上 の 溝部 の 深 さ が必 要 で あ る 。 1 2 0 n m は赤 レ ーザで は （ 1 / 3 . 5 ) λ 程 度以上 、 青 レ ー ザで は λ / 2 . 2 程 度以上 に 相 当 し 、 従 来 の光デ ィ ス ク 記録媒体 の 溝深 さ で あ る λ / 8 〜 λ Ζ 6 よ り も か な り 深 い 。 上述 の よ う に 、 1 2 0 n m以 上 の 深 さ の溝 を 生成す る 場合 、 ト ラ ッ キ ン グ誤差信号 と 溝 か ら の 反 射光量 を 共 に 確保す る た め に は、 2 λ Ζ ( 6 r！ ) 〜 3 λ / ( 8 η ) 又 は 5 λ / ( 8 η ) 〜 4 λ / ( 6 n ) 等 の深 さ の 溝 が最適で あ る と 従来 は考 え ら れて い た 。

し か し な が ら 、 上述 の よ う に 、 完全 に 矩形 の 溝 を 形 成 す る こ と は 困 難で あ る 。 特 に 一般 的 に 用 い ら れて い る プ ラ ス ツ チ ッ ク 基板 の 形成方法で あ る ィ ン ジ ェ ク シ ヨ ン 方 式で深 い 溝 を 形成す る 場合 に は 、 斜面 の 角 度 を 9 0 ° に 近づ け る こ と は非常 に 困難 と な る 。 溝 の斜面 が傾斜 を 持 つ と （ 9 0 度 で な い と ） 斜面 の 影 響 に よ っ て 溝か ら の 反 射光量が低下 し て十分な S / Ν が確保で き な く な る 。 特 に溝 の 深 さ が深 く な る と こ の現 象 は非 常 に 顕著 に な り 、 λ / ( 8 η ) の深 さ の溝部 を 有す る 光デ ィ ス ク 記 録媒体 に お い て は 7 0 % 程度 の 反 射光量 （平板部か ら の 反射光 量 を 1 0 0 % と す る 。 ） を 確保で き て い た の ！こ対 し て 、 3 λ / ( 8 η ) の 深 さ の 溝部 を 有す る 光デ イ ス ク 記 録媒体 に お い て は で は 3 0 % 程度 の 反 射光量 し か得 ら れ な い 。

こ れが S / Ν 悪化 の大 き な原 因 と な り D W D D 方式 の 光デ イ ス ク 記 録媒体 の 実用 化 を 困 難な も の と し て い た 。 本発 明 の 光 デ ィ ス ク 記録媒体 は λ Ζ ( 2 η ) に 近 い 深 さ の溝部 を 設 け 、 且 つ サ ン プル'サー ボ用 の ゥ ォ ブル ピ ッ 卜 を 設 け る こ と に よ り 、 D W D D 方式 の 光デ ィ ス ク 記録媒 体 を 実現 す る こ と が 出来 た 。 即 ち 、 本発 明 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 は 卜-ラ ッ キ ン グサー ポ 用 等 に 用 い る プ リ ピ ッ 卜 領域 と デ一 夕 記録領域 と を 分離 し て別個 に有す る 。

第 3 の 実施例 と 同様 に 、 第 5 の 実施例 に お い て は 、 溝 部 1 6 1 1 及 び ゥ ォ ブル ピ ッ ト 1 6 0 8 , 1 6 0 9 と ァ ド レ ス ピ ッ ト 1 6 1 0 の 深 さ を 1 4 0 n m、 1 6 0 η m、 1 8 0 n m、 2 O O n m の 光 デ ィ ス ク 記録媒体 を 試 作 し た 。 そ の 検討結果 を 表 3 に 示す。

表 3 に 各深 さ に お け る （ ゥ ォ ブ ル ピ ッ ト に よ る ト ラ ッ キ ン グ誤差振 幅 Z平板部 の 反 射光量） の 比 、 （ P u s h — P u 1 1 方式 で の 誤差信 号ノ平 板部か ら の 反射光量） の 比 、 （ デー タ 記 録領域か ら の 反 射光量ノ平板部 か ら の 反 射 光量） の ゾ°一セ ン ト 比 （表 3 に お け る 表示 は 、 ト ラ ッ ク 光量 比ノ 平板 部 の光量） 、 ジ ッ 夕 及 びエ ラ ー レ ー ト の 結果 を 示す。

<表 3 >

溝部 の 深 さ を 深 く すれ ばす る ほ ど （ ト ラ ッ キ ン グ誤差 振幅 /平板部 の 反 射光量） の 比 は 小 さ く な る が 、 2 0 0 n m の 深 さ を 有 す る ゥ ォ ブル ピ ッ ト で も 平板部 の 反 射光 量 の 0 . 6 倍 （ 6 0 % ) の 反 射光量 を 得 る こ と が 出 来 る 。 従 つ て 、 第 3 の 実施 例 と 同 様 に 、 1 2 0 n m 以 上 の 深 さ の ゥ ォ ブル ピ ッ ト を 有す る 光デ ィ ス ク 記録媒体か ら の ゥ ォ ブゾレ ピ ッ ト に よ る 誤差信号 は、 図 2 1 ( b ) の 実 線で 示す原理 上 の レ ベ ル で はな く 、 実 際 に は 図 2 1

( b ) の 破線で示す実測 の レ ベルで あ る こ と が分 か つ た 。 即 ち 、 理 論上で は、 λ / ( 2 η ) の深 さ を 有 す る ゥ ォ ブル ピ ッ 卜 か ら は誤差信 号が全 く 出 て こ な い が 、 実 際 に は 、 λ / ( 2 η ) の深 さ を 有す る ゥ ォ ブル ピ ッ ト か ら 十分 な 大 き さ の誤差信号 （平板部 の 反 射光量 の 0 . 6 倍 の 振 幅 ) を 得 る こ と が 出 来 る 。

図 2 1 ( b ) の実線で 示す誤差信号 レ ベ ル は 、 溝部お よ び ピ ッ ト の 側壁が 9 0 度 で あ る と 仮定 し て レ る 。 し か し 、 実 際 の光 デ イ ス ク 記 録媒体 の ピ ッ ト の 側壁 は 、 イ ン ジ ェ ク シ ョ ン 法 に よ る 成 形 の た め 7 0 度程度 の 傾 き を 有 す る 。 こ の斜面か ら の 反 射光 に よ り 、 λ / ( 2 η ) の 深 s 有す る ゥ ォ ブル ピ ッ ト か ら 十分な 大 き さ の 誤差信号 が得 ら れ る と 考 え ら れ る 。

一方 、 ( P u s h - P u 1 1 方式で の 誤差信号ノ平板部 力、 ら の 反 射光量） の 比 を 見 る と 、 溝部 の深 さ が 1 8 O n m ·¾τ 超 え る 場合 は、 P u s h - P u 1 1 方式 の 誤差信号 を ほ と ん ど取 り 出す こ と が 出来な い 。 ト ラ ッ キ ン グ の 誤 差信 号 の 理論値 を 実線で 示す 図 2 1 ( b ) に お い て 、 P u s h - P u 1 1 方式 の 誤差信号 は、 1ι = λ / ( 8 η ) 、 h = ( 3 λ ) / ( 8 η ) で 最大 に な り 、 h = 0 、 h = λ / ( 4 n ) 、 h = λ / ( 2 η ) で最小 に な る サ イ ン カ ー ブ ( 整流波形） に な る

従 つ て 、 P u s h - P u 1 1 方式 の 誤差信 号 は、 実測 値 と 理 論値 の 定性 的 な 傾 向 が一致 し て い る こ と が分力 る 。

又 、 ァ 一 タ 記録領域か ら の 反射光量 は、 深 さ 1 4 0 η m の 溝部 を 有す る 光デ ィ ス ク 記録媒体 （デー タ 記録領域 は溝 間部及び溝部 に 設 け て い る 。 ） に お い て は平板部 の 反 射光量 の 3 0 % 程度 し か な い が 、 深 さ 2 0 0 n m の 溝部 を 有す る 光デ イ ス ク 記録媒体 に お い て は平板部 の 反射光 量 の 6 5 % 程度 に ま で増加す る 。 従 っ て 、 第 3 の 実施例 と 同 様 に 、 1 2 0 η m以 上 の 深 さ の 溝部 を 有す る 光デ ィ ス ク 記録媒体 か ら の 再生 信号 の 出 力 レ ベル は 、 図 2 1

( a ) の 実線で示す原理上 の レ ベルで はな く 、 実 際 に は 図 2 1 ( a ) ·の 破線 で示す実測 の レ ベ ルで あ る こ と が分 力、 つ た

卜 ラ ッ 干 ン グ誤差振幅 の観点か ら は溝部 の 深 さ は 1 4 0 n m程度が 良 く 、 再 生信号 の S / N の観 点 か ら は溝部 の 深 さ が深 い 方 が良 い ( 2 0 0 n m ) 。 し カゝ し 、 ゥ ォ ブル ピ ッ 卜 か ら 平板部 の 反 射光量 の 0 . 6 倍程 度 の 反 射光量 を 得れ ば十分 卜 ラ ッ キ ン グ制御 が可能 で あ る の に 対 し て、 平板部 の 反射光 量 の 3 0 % 程度 の 光量で は再 生信号 の S / N 比が不十分 で あ る 。 ラ ン ド · グル ー プ方式 の 第 5 の 実施例 の光 デ ィ ス ク 記録媒体か ら 読 み 出 し た 再生 信 号 の ェ ラ ー レ — 卜 見 る と 、 お お む ね 溝深 さ 1 8 0 n m

( 6 6 0 n m の 赤 レ一ザで 7 λ Ζ ( 1 6 η ) ) 以上 で 実用 に 耐 え う る ェ ラ ー レ一 卜 を 確保す る こ と が 出 来 る 。

ラ ン ド · グル一ブ方式 に お い て は 、 従来 は Ρ u s h — P u 1 1 方式 に よ る ト ラ ッ キ ン グサー ポ を 行 う こ と が一 般的 で あ つ /こ が 、 2 0 0 n m の 溝部 の 深 さ を 有す る 光デ イ ス ク 記録媒体 に お い て は 、 表 3 に 示す P u s h - P u 1 1 方式 の ト ラ ツ キ ン グ誤差信号 は非 常 に 小 さ く な り 、 P u s h - P u 1 1 方式 に よ り ト ラ ッ キ ン グサ一ポ を行 ラ こ と が 困 難 で あ る

こ れ に 対 し て、 ゥ ォ ブル ピ ッ ト を 用 い た 場合 は 、 表 3 に 示 し た よ う に ； Ζ ( 2 n ) 近傍 で も 十分大 き な 卜 ラ ッ キ ン グ誤差信号 （平板部 の 反射光量 の 0 . 6 倍程度 の 反 射光量 ) が得 ら れ る 。 こ れ は ピ ッ ト 側 壁がィ ン ジ ェ ク シ ヨ ン 法 に よ る 成形 の た め 6 5 度程度 と な っ て い る こ と に 起 因 す る 。 そ こ で 、 P u s h — P u l 1 方式 に よ る 卜 ラ ッ キ ン ダサ一ポ 方式 に 代 え て 、 ゥ ォ ブル ピ ッ ト を 利用 し た サ ン プルサー ポ方式 を 採用 し て い る 。 同 様 に 、 溝深 さ が深 く な っ て λ Ζ ( 2 n ) (深 さ 2 0 9 n m ) に 近づ く ほ と ァ ー タ 記録領域か ら の 反 射光量が増 加 し て 、 浅 い 溝部 ( 1 4 0 n m ) の 光デ ィ ス ク 記録媒体 と 比べ て ジ ッ 夕 及 びエ ラ ■ ~ レ一 ト も 改善 し て い る 。

1 2 0 n m以 上 の 深 さ で の最適 な 溝 部 の 深 さ は 、 従来 は （ 3 λ ) / ( 8 η ) ( n = 1 . 5 8 ( ポ リ 力 ー ポ ネ ー 卜 ） で赤 レ ー ザ （波長 6 6 0 n m ) を 使用 し た 場合 3 λ / ( 8 η ) = 1 5 6 n m ) で あ る と 考 え ら れ て い た 。 し か し 、 本発 明 の 発 明者が上記 の 実験 を 行 つ た 結果 、 1 2 0 n m以上 の 深 さ で の 最適 の 溝部 の 深 さ は 、 従来最適 と 考 え ら れて き た （ 3 λ ) / ( 8 n ) で は な く 、 λ / ( 2 n ) = 約 2 0 0 η m で あ る こ と を 発見 し た 。 理論上で は 、 λ / ( 2 η ) の 深 さ を 有す る ゥ ォ ブル ピ ッ ト か ら は 誤差信号が全 く 出 て こ な い が、 実 際 に は 、 入 / ( 2 η ) の 深 さ を 有す る ゥ ォ ブル ピ ッ ト か ら 十分な 大 さ さ の誤差 信号 （平板部 の 反 射光量 の 0 . 6 倍 の 振幅） を得 る こ と が出来 る 。 又 、 λ / ( 2 n ) の 深 さ を 有す る 溝部 1 6 1 1 か ら 得 ら れ る 反 射光 十分 に 大 き い 。 な お 、 溝 間 部 1 6 1 4 の デ一 夕 記録領域か ら 得 ら れ る 反射光量 ち 、 溝部 1 6 1 1 の デ 、 ~~ - タ 記録領域か ら 得 ら れ る 反射光 ほ ぼ等 し い

こ の よ う に 本発 明 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 は 、 デー タ 記 録領域 を ラ ン ド Ζ グルー プ方式 で形成 し てお り 、 λ /

( 2 η ) の 深 さ の 溝部 と ピ ッ ト と を 有 す る 構成 に よ っ て 従来不可能で あ つ た 高 密度 の ト ラ ッ ク ピ ッ チ で高 性能 の D W D D 力 ； に よ る 信号 の 再生 を 可能 と す る も の で あ る 。

上述 の 実施 例 に お い て は 、 記録膜 は 図 1 に 示す構成 を 有 し て い た 。 他 の 実施例 に お い て は 、 記録膜 は、 磁壁 の 移動 に よ つ て 拡大 さ れ た 磁 区カゝ ら 情報 を検 出す る た め の 再生層 、 ゴー ス ト を 低減す る た め の 制御 層 、 再生 層 と 記 録層 の 間 の 交 換結合 を 制御す る た め の 中 間 層 、 情報 を 保 持 し てお く 記 録層 の 4 層 で構成 さ れて い る 。 即 ち 、 第 1 の 実施例 の 光 デ ィ ス ク 記録媒体 の 記録膜 と 比 べて 、 再 生 層 と 中 間 層 と の 間 に 制御 層 を有す る 。 記録膜 の構成 は 上 述 の 構成 に 限 ら れず 、 D W D D 方式で の再生が可 能な 記 録膜で あ れ ば、 ど の よ う な 構成 で あ っ て も よ い 。

上述 の 実施例 の光デ ィ ス ク 記録媒体 に お い て は 、 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト を 結ぶ線 の 中 心 点が物理的 な溝部 又 は 溝間 部 の 中 心線 の 長手方 向 の延長線上 に位置す る （ 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト が 、 溝部 又 は溝 間部 の 中 心線の 長手方 向 の 延長線 の 異 な る 位置か ら 前記延長線 の 左右 に 同 一 の 距離 を 変移 し て配置 さ れて い る 。 ） 。 し か し 、 実際 の 光デ イ ス ク 記録媒体 に お い て は 、 デー タ 記 録領域 の 中 心 （光 学的 な 中 心） と 、 溝部又 は溝間部 の 中 心 （物 理的 な 中 心） と が一致す る と は限 ら な い 。 こ の よ う に 、 光 ビ ー ム の 中 心が磁気 的 な分 断 の 中 心 と 異 な っ て い る 場合 、 光磁 気 の 記録 マ ー ク は 、 磁気 的 な分 断 を さ れて い る 部分 を マ 一ク の 側端 と す る 方 が磁気 エ ネ ル ギ ー 的 に 低 い た め に 、 磁気 的 な 分 断 の 中 心 を セ ン タ ー と し て 記録 さ れ る 。 こ れ は、 左側 の 隣接デー タ 記録領域 と の磁気的 な 遮断 と 右側 の 隣接デー タ 記録領域 と の 磁気 的 な 遮 断 と がー致 し な い こ と 、 又 は溝 形状 の 左お非対称性 に よ り 光学的 な バ ラ ン ス がずれ る こ と 等 の 理 由 で発 生す る 。 特 に 溝か ら の ト ラ ッ ク 誤差信号 を 用 い た ト ラ ッ キ ン グ方式で は こ れ が顕著 に な る 。

こ の よ う な 理 由 に よ り 、 実質 的 な デ一 夕 記録領域 の 中 心が溝部 又 は溝 間部 の 中 心 か ら 一方 に 変位す る こ と が あ る 。 本発 明 の 発 明者 は、 例 え ば D W D D 方式 の再 生 を 行 ぅ 光デ イ ス ク 記録媒体 に お い て こ の よ う な 変位が発生す る こ と 、 及 び例 え ば ト ラ ッ ク ピ ッ チ が 1 m以下 の 光 デ イ ス ク 記録媒体 に お い て は こ の よ う な 変位 を 無視 で き な い こ と を 発見 し た 。 こ の よ う な磁気 的 に 分 断 さ れ た ト ラ ッ ク で発 生す る 特有 の 変移 （ オ フ ト ラ ッ ク ） は、 再生 時 の オ フ 卜 ラ ッ ク に対す る 余裕度 を 大 き く 減 少 さ せ る 。 従 来 の光デ イ ス ク 記録媒体で は、 磁壁 の 移動 を 用 い て い な い た め に 大 き な 問題 に はな ら な か っ た 。 し か し な が ら D W D D 方式 の よ う な磁壁 の 移動 を 用 い て再生す る 方式で は、 熱分布 で 磁壁 の移動量が変 わ る た め に 、 ト ラ ッ ク の 左右で 熱分布 が 異な る と 大 き な ジ ッ 夕 要 因 と な る 。 こ の た め に 、 D W D D 方式 に お い て こ の よ う な オ フ ト ラ ッ ク は再生 に 大 き な 影響 を 与 え 、 従来 問 題 に な ら なか っ た ォ フ 卜 ラ ッ ク 量 で も 大 き な 問 題 と な る 。

し か し な が ら 、 実効 的 な デー タ 記録領域 の 中 心が溝部 又 は溝 間部 の 中 心か ら 変位 し た 変位量 は、 光ディ ス ク 記 録媒体 の 製造 方法 に 応 じ て 定 ま る ほ ぼ一定 の 値 に な る 。 そ こ で 、 他 の 実施例 の 光磁気録媒体 に お い て は、 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト を 結ぶ線 の 中 心点 が前記溝部又 は溝 間部 の 中 心線 の 長 手方 向 の延長線上 か ら 外 れた位置 に あ る よ う に 、 ゥ ォ ブ ル ピ ッ ト が配置 さ れ る ( 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト が 、 溝部 又 は溝 間部 の 中 心線 の 長手方 向 の延長線 の 異な る 位置 か ら 前記延長線 の 左右 に 異 な る 距離 を 変移 し て配置 さ れ る 。 ） 。 即 ち 、 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト を 結ぶ線 の 中 心点 が実効 的 な デー タ 記録領域 の 中 心線 の長手方 向 の 延長線上 に 位置す る よ に 形 成す る 。

こ の よ う に 、 1 対 の ゥ ォ ブ レ ピ ッ 卜 を 結ぶ線 の 中 心点 を 物 理 的 な溝 も し く は 、 溝 間 も し く は 、 そ の 両方 の 中 心 と を ず ら す こ と に よ り 磁気 的 な 分 断 の 中 心 と 光 ビ ー ム の ト ラ ツ キ ン グ の 中 心 を そ ろ え る こ と が可能 と な る 。 こ の よ う な構成 に よ り 従来、 土 0 . 0 5 m程度 し か 確保で き な か つ た再 生時 の オ フ ト ラ ッ ク マ — ジ ン を ± 0 . 1 β m程度 ま で拡大 で き 非常 に 効果が あ つ た

ま た 、 溝部及び溝 間部 を 記録 ト ラ ッ ク に使 つ ラ ン ド · グル一ブ方式 に お い て は再生 時 の ォ フ 卜 ラ ッ ク マ ー ジ ン の み な ら ず、 さ ら に 大 き な効果 が あ る 。

通常 の 記録型 の 光デ イ ス ク 記録媒体 で は 、 高 い 記録パ ヮ 一 で記録 を 行 う と 隣接 の 卜 ラ ッ ク を 消去 し て し ま う と い う 課題 が あ り 、 隣接 の 卜 ラ ッ ク 消去 し な い 記録 パ ヮ 一 で記録 を す る 制御 を 仃 っ て い る 。 卜 ラ ッ ク ピ ッ チ が狭 く な る と 記録 時 に 隣接 の ト ラ ッ ク を 消去 し な い許容；^大 パ ワ ー も 低下 し て 、 記録パ ヮ 一 に 関 す る 余裕度が 小 さ く な る 。 D W D D 方式 は 、 磁壁 の 移動 を 用 い て 再生 を 行 う た め に 少 し の 消去で大 き な影 響が あ る 。 特 に ラ ン ド · グ ルー プ方式 の D W D D で の 上： lil し 7こ磁気的 な 分断 の 中 心 と 記録 ト ラ ッ ク の ォ フ セ ッ 卜 は 、 記録 時 に 隣接 卜 ラ ッ ク 間 が近づ く 結果 と な る 。 こ の た め に ラ ン ド と グル ー ブで 隣接 ト ラ ッ ク へ の 消去特性が大 き く 異 な り 、 ラ ン ド と グ ル一ブでパ ワ ー マ ー ジ ン が非対称 に な る と い う 結果 と な る 。 こ の た め に 、 ラ ン ド · グル一ブ方式 の D W D D に 於 い て は記録パ ワ ー マ ー ジ ン を 確保で き な い と い う 大 き な 問 題 が あ っ た 。

し か し な が ら 上述 の 構成 に よ り 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト を 結 ぶ線 の 中 心点 と 物理 的 な溝 間部及 び溝部 の 中 心 と を ず ら す こ と に よ り 、 磁気 的 な 分断 の 中 心 と 光 ビ ー ム の ト ラ ッ キ ン グ の 中 心 を そ ろ え る こ と が可能 と な る 。 こ れ に よ っ て 、 従来パ ワ ー マ ー ジ ン が 土 8 % だ つ た も の が 、 土

2 7 % に 大 き く 改善 で き た 。

1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト か ら 生成 さ れ る 出 力 信号 の 誤差 信 号 が 0 に な る よ う に ト ラ ッ キ ン グサ 一 ポ を 行 う こ と に よ り 、 光 ピ ッ ク ア ッ プ はデ一 夕 記録領域上 に 正確 に オ ン ト ラ ッ ク し 、 光 ピ ッ ク ア ツ フ か ら 最大 の 再生信号 を 得 る こ と が 出来 る 。 又 、 重ね書 き 時 の 消 し 残 り （既 に 記録 さ れ て い る 信号 の デー タ 記録領域 と 、 新 た に 重ね書 き を す る 信号 の デー タ 記録領域 と の 間 の ずれ等 に よ り 発 生す る 。 ） 等 の 問 題が発 生 し な い , 上記 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 は 、 デー タ 記録領域が溝部 の み に あ っ て も 良 く 、 デー タ 記 録領域が溝 間部 の み に あ つ て も 良 く 、 ラ ン ド · グル ー ブ方式で あ っ て も 良 い 。

ラ ン ド · ダル一 ブ方式 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 に お い て は 、 溝部 に 設 け ら れた デー タ 記録領域 の 中 心が溝部 の 中 心 か ら 変位す る 量 と 、 溝 間 部 に 設 け ら れた デー タ 記録領 域 の 中 心 が溝 間部 の 中 心か ら 変位す る 量 と は 、 ほ ぼ一致 す る 。

従 っ て 、 相 互 に 隣接す る 第 の ト ラ ッ ク と 第 2 の ト ラ ッ ク と の 間 に配置 さ れ た 1 個 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト が 、 前記 第 1 の ト ラ ッ ク の 前記 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト の 一方 と 前 記第 2 の ト ラ ッ ク の 前記 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト の 一方 と を 兼ねて い る 光 デ ィ ス ク 記録媒体 に お い て も 、 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト を 結ぶ線 の 中 心点が前記溝部 又 は溝 間 部 の 中 心線 の 長手方 向 の 延長線上か ら 外れ た位置 に あ る よ う に ゥ ォ ブル ピ ッ ト を 配置す る こ と に よ り 、 溝部 に お い て も 溝 間部 に お い て も 正確 な ト ラ ッ キ ン グサ一 ポ を 実現す る こ と が 出来 る 。

本発 明 に よ れ ば、 溝部 と 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト を 有 し ト ラ ッ キ ン グサ ー ポ を 実施 し つ つ D W D D 方式 に よ る 再 生が可能な光デ ィ ス ク 記録媒体 を 実現す る こ と が 出 来 る と い う 有利 な 効果が得 ら れ る 。 即 ち 本発 明 の 高密度 の D W D D 方式 の 光 デ ィ ス ク 記録媒体 の 記録又 は再生動作時 に 1 対 の ゥ ォ プル ピ ッ ト を 使用 す る サ ン プルサー ポ 方式 の ト ラ ッ キ ン グサー ポ を 実施す る こ と が 出 来 る 。

本発 明 の 光 デ ィ ス ク 記録媒体 に お い て は 、 プ リ ピ ッ ト 領域が光デ ィ ス ク 記録媒体 の 半径方 向 に 整列 し て い る 故 に 、 ト ラ ッ キ ン グ制御 が容 易 で あ る 。 特 に 特願平 1 1 一 0 2 1 8 8 5 に 記載 の ア ド レ ス ピ ッ ト を 設 け る こ と に よ り 、 シー ク 動作 が極 め て 容 易 に な る 。 又 、 相 互 に 隣接す る 第 1 の ト ラ ッ ク と 第 2 の ト ラ ッ ク と の 間 に 配置 さ れた 1 個 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト がそれぞれ の ト ラ ッ ク の 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト の 一方 を 兼ね る こ と に よ り 、 更 に ト ラ ッ ク ピ ッ チ を 縮 め る こ と が 出来、 高 密度記録 の 光ディ ス ク 記 録媒体 を 実現 す る こ と が 出来 る 。

本発 明 に よ れ ば、 隣接す る デ一 夕 記録領域が相 互 に磁 気的 に 遮断 さ れ て お り 、 十分 に 大 き な 再 生 レ ベ ル の 再生 信号 と サ ン プ リ ン グサー ポ 信号 を 得 る こ と が 出来 る 光デ イ ス ク 記録媒体 を 実現す る こ と が 出来 る と い 有利 な効果 が得 ら れ る 。 特 に ピ ッ ト 及び溝部 の 深 さ を 同 じ に す る こ と に よ り 上記 の効果 が得 ら れ、 更 に 表面 の 面荒れがな く 製造が容易 な磁気記録媒体 を 実現す る こ と が 出来 る と い う 有利 な効果が得 ら れ る 。 本発 明 に よ れ ば、 よ り 高 密度 な 情報記録が可能 な 光 デ ィ ス ク 記録媒体 を 実現す る こ と が出来 る と い 有利 な効果 が得 ら れ る 。 本発 明 に よ れ ば、 実効 的 な デー タ 記録領域 の 中 心 に正確 に オ ン ト ラ ッ ク で き る サ ン プ リ ン グサー ボ信号 を 得 る こ と が 出 来 る 光 デ ィ ス ク 記録媒体 を 実現す る こ と が 出 来 る と い 有利 な 効果が 得 ら れ る 。

本発 明 に よ れ ば、 ピ ッ ト の 出 力 レ ベ ル の 検 出 が容 易 な 光デ ィ ス ク 装置 を 実現す る こ と が 出 来 る と い う 有利 な 効 果が得 ら れ る 。 本発 明 に よ れ ば、 プ リ ピ ッ ト 領域 の 長 さ が光デ ィ ス ク 記録媒体 内若 し く は光磁気録媒体 を 半径方 向 に 分割 し た ゾー ン 内 で ほ ぼ一定で あ る 高 記録密度 の 光 デ ィ ス ク 記録媒体 の 再 生 が可能 な光 デ ィ ス ク 装置 を 実現 出来 る と い 有禾【J な 効 果 が得 ら れ る 。

本発 明 に よ れ ば、 本発 明 の 原盤製造方法 に よ り 製造 さ れた 原盤か ら 特 に 溝部 を デー タ 記録領域 と し て使用 す る 光デ ィ ス ク 記録媒体 を 製造す る こ と に よ り 、 一定 の ト ラ ッ ク ピ ッ チ に お い て 記録 ト ラ ッ ク 幅 （ 溝部 の 幅） を 広 く 出来 、 且つ 溝部 の 深 さ が浅 い 故 に 、 一 定 の ト ラ ッ ク ピ ッ チ で大き な 再 生 出 力 レ ベルが得 ら れ る 光デ ィ ス ク 記録媒 体 の 原製造方法 を 実現 出来 る と い う 有 利 な効果が得 ら れ る 。 本発 明 に よ れ ば、 本発 明 の 原盤製造方法 に よ り 製造 さ れた原盤 か ら 特 に 溝部 を デー タ 記録領域 と し て使用 す る 光ディ ス ク 記 録媒体 を 製造す る こ と に よ り 、 D W D D 方式 の 再 生 に 適 し た光デ ィ ス ク 記録媒体 の 原盤製造方法 を 実現 出来 る と い う 有利 な効果 が得 ら れ る 。

発 明 を あ る 程度 の 詳細 さ を も っ て 好適な 形態 に つ い て 説 明 し た が、 こ の 好適形態 の現 開 示 内 容 は構成 の 細 部 に お い て変ィ匕 し て し か る べ き も の で あ り 、 各要 素 の 組合せ や 順序の 変化 は請求 さ れた発 明 の 範 囲 及び思想 を 逸脱す る こ と な く 実現 し 得 る も の で あ る 。 産業上 の 利 用 可 能性

本発 明 は 、 例 え ば映像信号、 音声信 号、 そ の他種 々 の 情報 を 記録す る た め の 記録媒体 、 光デ ィ ス ク 装置 及びそ の原盤製造方法 と し て有用 で あ る 。

Claims

請求 の 範 囲

1 . 螺旋状 も し く は 同 心 円 上 に 配置 さ れ た ト ラ ッ ク を 有 し 、

前記 ト ラ ッ ク が複数 の 領域 に 分割 さ れた セ グ メ ン ト を 有 し 、

前記セ グ メ ン ト が前記 ト ラ ッ ク を ト ラ ッ キ ン グす る た め の ト ラ ッ キ ン グ信号 を 生成す る た め の 領域 を有 し た プ リ ピ ッ ト 領域 と 、 デー タ の 記録 を 行 う デ一 夕 記録領域 と を 有す る 光デ ィ ス ク 記録媒体で あ っ て 、

前記 デー タ 記録領域が溝 も し く は溝 間 の い ずれか で構 成 さ れ る と 共 に 、 前記 デー タ 記録領域が記録情報 を 磁壁' の移動 に よ っ て 高 密度 に 記録再生 を 行 う 記録再生膜で構 成 さ れ 、

隣接す る 前 記 ト ラ ッ ク の 前記 デー タ 記録領域 に配置 さ れた 前記記録再生膜が溝 も し く は溝 間 の 段差 、 又 は 隣接 す る 前記 ト ラ ッ ク の デー タ 記録領域 間 に構成 さ れた 溝 も し く は溝 間 を ガイ ド と し て ト ラ ッ キ ン グ さ れた ビー ム の 処理 に よ っ て 変質 さ れた部分で磁気 的 に遮断 さ れ る と 共 前記 ト ラ ッ キ ン グ信号 を 生成す る た め の 領域 は前記 ト ラ ッ ク の 長手方 向 か ら 左右 に 変移 し 、 か つ 長手方 向 に 異 な る 位置 に 配 置 さ れた 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト で構成 さ れ、

前記 ト ラ ッ ク の ピ ッ チがデー タ 記録領域 を 記録再生す る 光 ビ ー ム の 半値 幅 に対 し て 1 . 1 倍以下で あ る こ と を 特徴 と す る 光 デ ィ ス ク 記録媒体。

2 . 螺旋状 も し く は 同 心 円 上 に配置 さ れた ト ラ ッ ク を 有 し 、

前記 ト ラ ッ ク が複数 の 領域 に 分割 さ れた セ グ メ ン ト を 有 し 、

前記セ グ メ ン ト が前記 ト ラ ッ ク を ト ラ ッ キ ン グす る た め の ト ラ ッ キ ン グ信号 を 生成す る た め の 領域 を 有 し た プ リ ピ ッ ト 領域 と 、 デー タ の 記録 を 行 う デー タ 記録領域 と を 有す る 光デ ィ ス ク 記録媒体で あ っ て 、

前記 ト ラ ッ ク が隣接 し た第 1 の ト ラ ッ ク と 第 2 の ト ラ ッ ク で構成 さ れ 、 前記第 1 の ト ラ ッ ク の 前記デー タ 記録 領域が溝 で構 成 さ れ、 前記第 2 の ト ラ ッ ク の 前記 デー タ 記録領域が溝 間 で構成 さ れ る と 共 に 、 前記デー タ 記録領 域 が記録情報 を 磁壁 の移 動 に よ っ て 高 密度 に 記録再 生 を 行 う 記録再生膜で構成 さ れ、

隣接す る 前記 ト ラ ッ ク の 前記 デ一 夕 記録領域 に 配置 さ れ た 前記記録 再生膜が溝 の 段差 に よ っ て磁気 的 に 遮断 さ れ る と 共 に 、

前記 ト ラ ッ キ ン グ信号 を 生成す る た め の 領域 は 前記 ト ラ ッ ク の 長手方向か ら 左右 に 変移 し 、 か つ 長手方 向 に 異 な る 位置 に 配 置 さ れた 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト で構成 さ れ 、

前記記録領域 の溝深 さ が 3 λ ノ ( 8 η ) ( η は光 デ イ ス ク 基板 の 屈 折率で あ り 、 λ は再 生光 の 波長で あ る 。 ） よ り も 深 く 、 且つ 前記 ゥ ォ プル ピ ッ ト 形 成面 の 斜面 の 角 度が 8 0 度以下で あ る こ と を 特徴 と す る 光 デ ィ ス ク 記録媒 体 。

3 . 螺旋状 も し く は 同 心 円 上 に 配置 さ れ た ト ラ ッ ク を 有 し 、

前記 ト ラ ッ ク が複数 の 領域 に 分割 さ れた セ グ メ ン ト を 有 し 、

前記セ グ メ ン ト が前記 ト ラ ッ ク を ト ラ ッ キ ン グす る た め の ト ラ ッ キ ン グ信号 を 生 成す る た め の 領域 を 有 し た プ リ ピ ッ ト 領域 と 、 デー タ の 記録 を 行 う デー タ 記録領域 と を 有す る 光デ ィ ス ク 記録媒体で あ っ て 、

前記デ一 夕 記録領域が溝 も し く は溝 間 の い ずれか で構 成 さ れ る と 共 に 、 前記 ト ラ ッ キ ン グ信号 を 生成す る た め の 領域 は前記 ト ラ ッ ク の 長手方 向 か ら 左右 に 変移 し 、 か つ 長手方 向 に 異 な る 位置 に 配置 さ れた 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ 卜 で構成 さ れ、 前記 卜 ラ ッ ク の ピ ッ チがデー タ 記録領 域 を 記録再生す る 光 ビー ム の 半値幅 に 対 し て 1 . 1 倍以 下 で あ る こ と を 特徴 と す る 光デ ィ ス ク 記録媒体。

4 . 螺旋状 も し く は 同 心 円 上 に配置 さ れた 卜 ラ ッ ク が 相 互 に 隣接す る 第 1 の ト ラ ッ ク と 第 2 の ト ラ ッ ク で構成 さ れ 、 前記第 1 の ト ラ ッ ク に配置 さ れた 1 個 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト が 、 前記第 2 の ト ラ ッ ク に 配置 さ れ た 前記 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト の 一方 と を 兼ねて い る と 共 に 、 前記第 2 の 卜 ラ ッ ク に 配置 さ れ た 1 個 の ゥ ォ ブル ピ ッ 卜 が前記 第 1 の 卜 ラ ッ ク に 配置 さ れた 前記 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト の 一方 と を 兼ねて い る こ と を 特徴 と す る 請求項 1 か ら 請求 項 3 の い ずれか の 請求項 に記載 の 光デ ィ ス ク 記録媒体。

5 . 前記 プ リ ピ ッ ト 領域が、 前記 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト と 、 前記記録 ト ラ ッ ク 上 に配置 さ れ た 少 な く と も 1 個 の ア ド レ ス ピ ッ ト と を 含む こ と を 特徴 と す る 請求項 1 か ら 請求項 3 に 記載 の 光デ ィ ス ク 記録媒体。

6 . 前記 ピ ッ ト の 底 面 と 前記溝部 の 底面 と が ほ ぼ 同 一 平面 上 に あ り 、

前記溝部 の 底面 か ら 測定 し て 、 前記溝間 部 の 上 面 の 高 さ が前記 プ リ ピ ッ ト 領域 の 上面 の 高 さ よ り 低 い こ と を 特 徴 と す る 請求項 1 か ら 請求項 3 の 光 デ ィ ス ク 記録媒体。

7 . 螺旋状 も し く は 同 心 円 上 に配置 さ れ た ト ラ ッ ク を 有 し 、

前記 ト ラ ッ ク が複数 の 領域 に 分割 さ れた セ グ メ ン ト を 有 し 、

前記セ グ メ ン ト が前記 ト ラ ッ ク を ト ラ ッ キ ン グす る た め の ト ラ ッ キ ン グ信号 を 生成す る た め の 領域 を 有 し た プ リ ピ ッ ト 領域 と 、 デー タ の 記録 を 行 う デ一 夕 記録領域で 構成 さ れた光デ ィ ス ク 記録媒体で あ っ て 、 前記デー タ 記録領域が溝 も し く は溝 間 も し く は溝 と 溝 間 で構成 さ れ る と 共 に 、 前記 プ リ ビ ッ ト 領域 の 長 さ が光 デ ィ ス ク 記録媒体 内 で一定で あ り 又 は半 径方 向 に 分割 し た ゾー ン 内 で 一定 で あ る こ と を特徴 と す る 光デ ィ ス ク 記 録媒体。

8 . デー タ 記録領域 を 構成す る 溝部 の ど ち ら か 片方 の 一端が放射線状 に 半径方 向 に 整列 し て い る こ と を 特徴 と す る 請求項 7 に 記載 の光 デ ィ ス ク 記録媒体 。

9 . プ リ ピ ッ ト 領域 を 構成す る 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト の ど ち ら か 片方 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト が放射線状 に 半 径方 向 に 整列 し て い る こ と を特徴 と す る 請求項 7 に 記載 の光デ イ ス ク 記録媒体 。

1 0 . 螺旋状 も し く は 同 心 円 上 に 配置 さ れ た ト ラ ッ ク が相 互 に 隣接す る 第 1 の ト ラ ッ ク と 第 2 の ト ラ ッ ク で 構 成 さ れ、 前記第 1 の ト ラ ッ ク に配置 さ れ た 1 個 の ゥ ォ ブ ル ピ ッ ト が 、 前記第 2 の ト ラ ッ ク に 配置 さ れ た 前記 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト の 一方 と を 兼ねて い る と 共 に 、 前記第

2 の ト ラ ッ ク に 配置 さ れ た 1 個 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト が前記 第 1 の ト ラ ッ ク に 配 置 さ れた 前記 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト の 一方 と を 兼ねて い る こ と を 特徴 と す る 請求項 7 か ら 請 求項 9 の い ずれか の 請求項 に 記載 の 光 デ ィ ス ク 記録媒 体。

1 1 . 前記 プ リ ピ ッ ト 領域が 、 前記 記録 ト ラ ッ ク 上 に 配置 さ れ た 少 な く と も 1 個 の ア ド レ ス ピ ッ ト を更 に 含 む こ と を 特徴 と す る 請求項 7 に記載 の 光 デ ィ ス ク 記録媒体

1 2 . ト ラ ッ ク の ピ ッ チがデー タ 記 録領域 を 記録再 生 す る 光 ビ ー ム の 半値幅 に対 し て 1 . 1 倍以下で あ る こ と を特徴 と す る 請求項 7 に 記載 の 光デ ィ ス ク 記録媒体。

1 3 . 前記 ピ ッ ト の 底面 と 前記溝部 の底面 と が ほ ぼ 同 一平面上 に あ り 、

前記溝部 の 底面 か ら 測定 し て 、 前記 溝間部 の 上面 の 高 さ が前記 プ リ ピ ッ ト 領域 の 上面 の 高 さ よ り 低 い こ と を 特 徴 と す る 請求 項 7 に 記載 の光デ ィ ス ク 記録媒体。

1 4 . 前記 溝 間 部 の上面か ら 測定 し た 前記溝部 の 深 さ が 3 λ Ζ ( 8 η ) ( η は光デ ィ ス ク 基板 の 屈 折率で あ り 、 λ は再生光 の 波長で あ る 。 ） よ り も 深 く 、 且つ 前記溝部 と 前記溝 間 部 の 間 の 斜面 の 角 度が 8 0 度以下で あ る と と も に 、

隣接す る 前 記 デー タ 記録領域が相 互 に磁気的 に 遮断 さ れて い る 、

こ と を特徴 と す る 請求項 7 記載 の光 デ ィ ス ク 記録媒体 。

1 5 . 前記 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト を 元 に 得 ら れ る ト ラ ッ ク 中 心 と 、 前記デー タ 記録領域 を 形 成す る 溝部又 は前 記溝 間 部 の 中 心線が外れた位置 に あ る こ と を 特徴 と す る 請求項 1 も し く は請求項 7 の い ずれか の 請求項 に 記載 の 光デ ィ ス ク 記録媒体 。

1 6 . 螺旋 状 も し く は 同 心 円 上 に 配置 さ れた ト ラ ッ ク を 有 し 、 前記 ト ラ ッ ク が複数 の 領域 に 分割 さ れた セ グ メ ン ト を 有 し 、 前記セ グ メ ン ト が前記 ト ラ ッ ク を ト ラ ツ キ ン グす る た め の ト ラ ッ キ ン グ信 号 を 生 成す る た め の 領域 を 有 し た プ リ ビ ッ ト 領域 と デー タ の 記録 を 行 う デ ー タ 記 録領域 と を 有 し 、 前記デー タ 記 録領域が溝 も し く は溝 間 も し く は溝 と 溝 間 で構成 さ れた 領域 を 有す る 光デ ィ ス ク 記録媒体 を 再 生す る 光デ ィ ス ク 装置で あ っ て 、

前記デー タ 記録領域 を 構成す る 溝部 、 溝 間部 、 又 は溝 部及 び溝 間部 の 両方 の始端 又 は終端 の 少 な く と も い ずれ か 一方 を 検 出 し 、 検 出 し た 位置 情報 に 基づ い て 前 記 プ リ ピ ッ ト 領域 内 の ピ ッ 卜 の 有無又 は ピ ッ ト の 再 生 レ ベ ル を 検出 す る こ と を 特徴 と す る 光デ ィ ス ク 装置。

1 7 . 螺旋 状 も し く は 同 心 円 上 に 配 置 さ れ た ト ラ ッ ク を 有 し 、 前記 ト ラ ッ ク が複数 の 領域 に 分割 さ れた セ グ メ ン ト を 有 し 、 前記セ グ メ ン ト が 前記 ト ラ ッ ク を ト ラ ツ キ ン グす る た め の ト ラ ッ キ ン グ信号 を 生成す る た め の 領 域 を 有 し た プ リ ビ ッ. ト 領域 と デー タ の 記録 を 行 う デー タ 記 録領域 と を 有 し 、 前記デー タ 記録領域 が溝 も し く は溝 間 も し く は溝 と 溝 間 で構成 さ れ る と 共 に 、 前記 プ リ ビ ッ ト 領域 の 長 さ が光デ ィ ス ク 記録媒体 内 で 一定で あ り 又 は半 径方 向 に 分割 し た ゾー ン 内 で 一定で あ る 領域 を 有 す る 光 デ ィ ス ク 記録媒体 を 再生す る 光デ ィ ス ク 装置で あ つ て 、 前記 デー タ 記録領域 を 構成す る 溝 も し く は溝 間 も し く は溝 と 溝 間 の 始端 と 終端 の 両方 を検 出 し 、 検 出 し た 位置 情報 に 基づい て 前記 プ リ ピ ッ ト 領域 内 の ピ ッ ト の 有 無又 は ピ ッ ト の再 生 レベ ル を検 出 す る こ と を特徴 と す る 光デ イ ス ク 装置。

1 8 . 原盤 上 の レ ジ ス ト に レ ーザ ビ ー ム を 照射 す る ス テ ツ プ に お い て 、 隣接す る 溝部 を 形成す る レ ーザ ビ ー ム を 相互 に 干渉 さ せ る こ と に よ り 、 原盤表面か ら 測 定 し た 溝 間部 を 形成す る レ ジ ス ト の 高 さ を 、 レーザ ビー ム を 照 射す る 前 の レ ジ ス ト の 高 さ よ り 低 く す る ス テ ッ プ を 含 む こ と を 特徴 と す る 光デ ィ ス ク 記録媒体 の原盤 製造 方法。

補正書の請求の範囲

[ 2 0 0 1年 1 1 月 2 2日 （2 2 . 1 1 . 0 1 ) 国際事務局受理：出願当初の請求の

範囲 1一 3， 6及び 1 3は補正された；出願当初の請求の範囲 4及び 1 4は取リ下げられた；他の請求の範囲は変更なし。 （ 5頁） ]

1 . (補正後） 螺 旋 状 も し く は 同 心 円 上 に 配 置 さ れた ト ラ ッ ク を 有 し 、

前記 ト ラ ッ ク が複数 の 領域 に 分割 さ れ た セ グ メ ン ト を 有 し 、 ' .

前記セ グ メ ン ト が前記 ト ラ ッ ク を ト ラ ッ キ ン グす る た め の ト ラ ッ キ ン グ信号 を 生成す る た め の 領域 を 有 し た プ リ ピ ッ ト 領域 と 、 デー タ の 記録 を 行 う デー タ 記録領域 と を 有す る 光デ ィ ス ク 記録媒体で あ っ て 、

前記 デ一夕 記録領域が溝 も し く は溝 間 の い ずれか 一方 で 構成 さ れ る と 共 に 、 前記 デー タ 記録領域 が記録情報 を 磁壁 の移 動 に よ っ て 高 密度 に 記録再 生 を 行 う 記録再生膜 で構成 さ れ 、 ' .

隣接す る 前 記 ト ラ ッ ク の 前記デー 夕 記録領域 に 配置 さ れ た 前記記録 再 生膜が磁気 的 に 遮断 さ れ る と 共 に 、

前記 ト ラ ッ キ ン グ信号 を 生成す る た め の 領域 は前記 卜 ラ ッ ク の 長手方 向 か ら 左右 に 変移 し 、 か つ 長手方 向 に 異 な る 位置 に配置 さ れ る と 共 に 隣接 ト ラ ッ ク で共有 さ れた

1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト で 構成 さ れ 、

前記 ト ラ ッ ク の ピ ッ チ がデー タ 記 録領域 を 記録再生 す る 光 ビ ー ム の 半 値 幅 に 対 し て 1 . 1 倍以下 で あ る こ と を 特徴 と す る 光 デ ィ ス ク 記録媒体。

2 . (補正後） 螺 旋状 も し く は 同 心 円 上 に配置 さ れた ト 補正された用紙 （条約第 19条） ラ ッ ク を 有 し 、

前記 ト ラ ッ ク が複 数 の 領域 に 分割 さ れた セ グ メ ン ト を 有 し 、

前記セ グ メ ン ト が前記 ト ラ ッ ク を ト ラ ッ キ ン グす る た め の ト ラ ッ キ ン グ信号 を 生成す る た め の 領域 を 有 し た プ リ ピ ッ ト 領域 と 、 デー タ の 記録 を 行 う デー タ 記録領域 と を 有す る 光デ ィ ス ク 記録媒体で あ っ て 、

前記 ト ラ ッ ク が隣接 し た 第 1 の ト ラ ッ ク と 第 2 の ト ラ ッ ク で 構成 さ れ 、 前記第 1 の ト ラ ッ ク の 前記 デ一 夕 記録 領域が溝 で構 成 さ れ 、 前記第 2 の ト .ラ ッ ク の 前記 デー タ 記録領域が溝 間 で構 成 さ れ る と 共 に 、 前記 デー タ 記録領 域が記録情報 を 磁壁 の 移動 に よ っ て 高 密度 に 記録再 生 を 行 う 記 録再生 膜で構成 さ れ、

瞵接す る 前 記 ト ラ ッ ク の 前記 デー タ 記 録領域 に 配 置 さ れた 前記記録 再生膜が溝 の 段差 に よ っ て磁気 的 に 遮断 さ れ る と 共 に 、

前記 ト ラ ッ キ ン グ信号 を 生成す る た め の 領域 は 前記 ト ラ ッ ク の 長手 方 向か ら 左右 に 変移 し 、 か つ 長 手方 向 に 異 な る 位 置 に 配 置 さ れ る と 共 に 隣接 ト ラ ッ ク で 共有 さ れ た 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト で構成 さ れ 、

前記記録領 域 の 溝深 さ が 3 え / ( 8 n ) ( n は光 デ イ ス ク 基板 の 屈 折 率で あ り 、 λ は再 生光 の 波長で あ る 。 ） よ り も 深 く 、 且つ 前記 ゥ ォ ブル ピ ッ ト 形 成面 の 斜面 の 角 度 が 8 0 度以下 で あ る こ と を 特徴 と す る 光デ ィ ス ク 記録媒 体。 捕正された用紙 （条約第 条）

3 . (補正 後 ） 螺旋状 も し く は 同心 円 上 に 配 置 さ れ た ト ラ ッ ク を 有 し 、

前記 ト ラ ッ ク が複数 の 領域 に 分割 さ れた セ グ メ ン ト を 有 し 、 '

前記 セ グ メ ン ト が前記 ト ラ ッ ク を ト ラ ッ キ ン グす る た め の ト ラ ッ キ ン グ信号 を 生成す る た め の 領域 を 有 し た プ リ ピ ッ ト 領域 と 、 デー タ の 記 録 を 行 う デー タ 記録領域 と を 有す る 光 デ ィ ス ク 記録媒体 で あ っ て 、

前記 デ ー タ 記録領域が溝 も し く は溝 間 の い ずれ か で構 成 さ れ る と 共 に 、 前記 ト ラ ッ キ ン グ信 号 を 生 成す る た め の 領域 は 前記 ト ラ ッ ク の 長手方 向 か ら 左右 に 変移 し 、 か つ 長 手方 向 に異な る 位置 に配置 さ れ る と 共 に 隣接 ト ラ ッ ク で共 有 さ れた 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト で構成 さ れ 、 前記 ト ラ ッ ク の ピ ッ チがデー タ 記録領域 を 記録再 生す る 光 ビ ー ム の 半値幅 に 対 し て 1 . 1 倍 以下 で あ る こ と を 特徴 と す る 光 デ ィ ス ク 記録媒体 。

4 . ( 削 除）

楠正された用紙 （条約第 W条 J

5 . 前記 プ リ ピ ッ ト 領域 が 、 前記 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ 卜 と 、 前記 記録 ト ラ ッ ク 上 に配置 さ れ た 少 な く と も 1 個 の ア ド レ ス ピ ッ ト と を 含 む こ と を 特徴 と す る 請求項 1 力、 ら 請 求項 3 に 記載 の 光 デ ィ ス ク 記録媒体 。 '

6 . ( 補正後） 前記 デー タ 記録領域が溝部 で構成 'さ れ て お り 、

前 記 ピ ッ ト の 底面 と 前記 溝部 の 底面 と が ほ ぼ 同 一平面 上 に あ り 、

前 記溝部 の 底面 か ら 測 定 し て 、 前記溝 間部 の 上面 の 高 さ が 前記 プ リ ピ ッ ト 領域 の 上面 の 高 さ よ り 低 い こ と を 特 徵 と す る 請求項 1 又 は請 求項 3 の 光デ ィ ス ク 記録媒体。

7 . 螺旋状 も し く は 同 心 円 上 に 配置 さ れ た ト ラ ッ ク を 有 し 、

前 記 ト ラ ッ ク が複数 の 領域 に 分割 さ れ た セ グ メ ン ト を 有 し 、

前 記セ グ メ ン ト が前記 ト ラ ッ ク を ト ラ ッ キ ン グす る た め の ト ラ ッ キ ン グ信号 を 生 成す る た め の 領域 を 有 し た プ リ ピ ッ ト 領域 と 、 デー タ の 記録 を 行 う デー タ 記録領域で 構 成 .さ れ た 光 デ ィ ス ク 記 録媒体で あ っ て 、 楠正された用紙 （条約第 条)'

1 1 . 前記 プ リ ピ ッ ト 領域が 、 前記記録 ト ラ ッ ク 上 に 配 置 さ れた 少 な く と も 1 個 の ア ド レ ス ピ ッ ト を 更 に含 む こ と を 特徴 と す る 請求項 7 に 記載 の 光 デ ィ ス ク 記録媒体

1 2 . ト ラ ッ ク の ピ ッ チ がデータ 記録領域 を 記録再 生 す る 光 ビ ー ム の 半 値 幅 に 対 し て 1 . 1 倍以下 で あ る こ と を 特徴 と す る 請求項 7 に 記載 の 光ディ ス ク 記録媒体。

1 3 . (補正 後） 前記 デ一 夕 記録領域が溝部 で構成 さ れ て お り 、

前記 ピ ッ 卜 の底 面 と 前 記溝部 の 底 面 と が ほ ぼ 同 一平 面 上 に あ り 、

前記溝部 の 底 面 か ら 測 定 し て 、 前記 溝 間部 の 上 面 の 高 ' さ が前記 プ リ ピ ッ ト 領域 の 上面 の 高 さ よ り 低 レ こ と を 特 徵 と す る 請求項 7 に 記載 の光デ ィ ス ク 記 録媒体。

1 4 . ( 削 除）

5 . 前記 1 対 の ゥ ォ ブル ピ ッ ト を 元 に'得 ら れ る ト ラ 捕正された用紙 （条約第 条） 条約 1 9 条 （ 1 ) に 基づ く 説 明 書 請求項 1 、 2 、 3 、 6 、 1 3 を 補 正 し 、 請求項 4 、 1 4 を 削 除 し ま し た 。

J P 11 - 195255 Aに は溝部及 び ゥ ォ ブル ピ ッ ト を 有す る 光デ ィ ス ク が記 載 さ れ て い ま す が 、 こ の光 デ ィ ス ク は 隣 接 ト ラ ッ ク 間 で ゥ ォ ブル ピ ッ ト を 共有 し て お ら ず、 ト ラ ッ ク ピ ッ チ が光 ビ ー ム の 1 . 1 倍 以下 で あ る と の 記載 も' あ り ま せ ん 。 他 の 引 用 例 も 同 様で す 。 図 2 0 は 、 プ ッ シ ュ プル ト ラ ッ キ ン グ の 限界が 1 . 2 倍 程度で あ り 、 1 . 1 倍以下 で は溝 か ら の ト ラ ッ キ ン グが行 え な い こ と を 示 し て い ま す 。 「 3 λ Ζ ( 8 η ) 」 に つ て は 、 実施例 3 ( 7 5 頁 1 2 行 目 ） に 記載 さ れて い ま す。 請求項 1 、 2 、 3 に つ い て 、 従来例 と の差異 を 明 確 に し ま し た 。

JP10-91967Aに は 、 セ ク タ の 長 さ 及 び溝部 の ゥ ォ ブル を ほ ぼ一定 に し た 光デ ィ ス ク が記載 さ れて い ま す 。 請求 項 7 の 発 明 は 、 プ リ ピ ッ ト 領域 の 長 さ が光デ ィ ス ク 全体 で 又 は ゾー ン 内 で一定 の 光デ ィ ス ク で す。 両者 は異な り ま す 。 JP10-91967A、 JP8-221821A, JP9-147365Aに は 、 請求項 7 ( 及 びそ の 従属項 で あ る 請求項 8 〜 1. 3 ) の 発 明 は記載 さ れて い ま せ ん 。

請求項 6 、 1 3 を デー タ 記録領域 が 溝部で あ る 光 デ ィ ス ク に 限定 し ま し た 。